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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2851-2900
ANVIL-Pounding the Pavement-Rock That Shit
ANVIL-Pounding the Pavement
RIOT V-Armor of Light-Heart of a Lion
RIOT V-Armor of Light-Angel's Thunder, Devil's Reign
RIOT V-Armor of Light-Victory
EXCITER-Exciter
Valkyrie-Valkyrie Rising
URIAH HEEP-Different World
URIAH HEEP-Raging Silence
GLENN HUGHES-L.A. Blues Authority, Volume II: Glenn Hughes: Blues
THE KLF-America: What Time Is Love?
Highlander 2-Haunted
LEROUX-Up
LEROUX-So Fired Up
URIAH HEEP-Conquest
Evil Invaders-Feed Me Violence
URIAH HEEP-Live in Moscow
The Fast Forward Music Project-Excalibur-Set the Wold on Fire
The Fast Forward Music Project-Excalibur-Back to the Highlands
URIAH HEEP-Live in Europe 1979
WRABIT-West Side Kid
SHIRAZ LANE-For Crying out Loud
USER OF A COMMON NAME-Wishes
VICE-Na Na Naughty
Dfk Band-Dfk
JEFF PARIS-Lucky This Time
JEFF PARIS-Race to Paradise
JEFF PARIS-Wired Up
IMPELLITTERI-Answer to the Master-The Future Is Black
IMPELLITTERI-Crunch
IMPELLITTERI-Eye of the Hurricane
IMPELLITTERI-Wicked Maiden
IMPELLITTERI-Pedal to the Metal
IMPELLITTERI-Answer to the Master
WHITESNAKE-Restless Heart
DEMON-Night of the Demon
DEMON-Cemetery Junction
BOW WOW-BOWWOW ♯ 2 LED BY THE SUN
BOW WOW-#0
BOW WOW-Bow Wow #1
BOW WOW-組曲xボンバー
BOW WOW-Glorious Road
BOW WOW-Charge
BOW WOW-Guarantee
BOW WOW-Signal Fire
BOW WOW-Bow Wow
WILD FLAG-WILD LAND
Jenner-To Live is to Suffer
BURNING WITCHES-Burning Witches
ALDIOUS-We Are-愛しい男
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ANVIL-Pounding the Pavement-Rock That Shit ★★★ (2018-05-21 13:43:27)

こういうキャッチーなロックナンバーも昔から得意としてやってましたね
アルバムの中盤に置く事で良いアクセントになっています
ニヤリとさせられる一曲だ

ANVIL-Pounding the Pavement ★★★ (2018-05-21 13:39:41)

ドキュメンタリー映画の成功により、すっかり神格化してしまい伝説のバンドへと崇められている感もあるカナダの英雄による2018年リリースの最新作。
あたまから気合いの入ったへヴィロックで幕開け、続く②はお約束とも言えるスピードナンバーを披露と、寸分違わぬアンヴィルサウンドを披露。リップスの鋭いギターリフとロブ・ライナーの手数の多いドラミングが楽曲をグイグイと引っ張る、あのスタイルである。勿論、単純に走るだけではない仕掛けも健在、コミカルなキャラを打ち出すバンドとは思えない、シリアスな演奏は初期の頃から一貫したものであり、一朝一夕では辿りつけない境地であろう。
かつてのような破天荒さはなりをひそめているが、それでも、このけたたましい重金属サウンドはアンヴィル以外の何物でもない気迫に満ち溢れている。
もうバイトせずに音楽だけで飯が食えているのだろうか?そんな事を気にかけてしまう
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RIOT V-Armor of Light-Heart of a Lion ★★ (2018-05-21 13:21:53)

ライオット節炸裂(Flight of the Warrior)
トッドは何を歌っても上手い
この曲に限らず過去の流用はハンパない
これが気になったらアルバム全体が苦しいだろう
詮索するこなく頭を空っぽにですよ

RIOT V-Armor of Light-Angel's Thunder, Devil's Reign ★★ (2018-05-21 13:13:34)

パワフルですね
オリジナルティは希薄ですが
とにかくトッドの歌声がパワフルさに拍車を掛けています
素晴らしいシンガーだ

RIOT V-Armor of Light-Victory ★★ (2018-05-21 13:12:00)

アルバムのオープニングナンバー
トッド・マイケル・ホールの強烈なハイトーンヴォイスがカッコいい
正直こんなもんメイデンのThe trooperをライオット風味にしたてたんでしょ(Thundersteel風)
と言われたら児玉清のモノマネで『その通り!』と答えますが
トッドのパフォーマンスに免じて許して欲しいです
余計に事を考えずに楽しんだもの勝ちですよ
でも一たび気になったら厳しいかも…ね

EXCITER-Exciter ★★★ (2018-05-20 13:25:43)

トリオ編成だったバンドも今作から新たに専任シンガーを迎え心機一転を図った1988年リリースのアルバム。オープニングからJP風味のイントロから走り出す、あの曲的なパターンを踏襲。そしてシンガーもハルフォードを意識したハイトーン系で、ある意味ダン・ピーラー風でもある。専任シンガーの加入はライブなどでは間違いなくアンサンブルの向上に一役も二役も役に立つだろうし、レコーディングにおいても今まで以上にドラムに専念出来る利点もあり、バンドの可能性は広げたであろう。

今作最大の問題点は音質の悪さ、キレの悪いミックスが曲本来の魅力を完全に殺している。彼らお得意の破天荒なスピードナンバーもこれでは迫力が伝わってこない。ライブ映えするような良い曲もあるのに、のめり込ませない音質の悪さが問題、このバンド最大の魅力は四の五の言わせないメタルな衝動に尽きるからだ。
このあたりの詰めの甘さという
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Valkyrie-Valkyrie Rising ★★★ (2018-05-19 16:59:15)

昨年リリースしたCD-Rに続き、遂にフルアルバムをリリースした関西の女性4人組によるオールドスラッシャーの記念すべきフルアルバム。
スラッシュ由来の楽曲構成、スリルを演出するリフの応酬とリズムチェンジ、二本のギターが織りなすギターバトル、そしてキャッチーさのある歌メロと、実直なるピュアスラッシュに香ばしい懐かしさがこみ上げます。
いろいろと気になる面もないと言えば嘘になりますが、こういったメタル愛に溢れた音楽性は大好物で、性格的に欠点よりも良い部分を愛でるタイプなので喜んで聴いてしまいます。
メタル愛溢れるピュアサウンドの尊さ、女にモテたいという邪さや、商業ベースに乗った流行りものとは違う一本筋の通ったサウンドは、聴いていて楽しい気分にさせてくれます。これが大好きでやっているだという思いがコチラにもビンビンに伝わるのでね。

かつてグランジと言う名のウィルス
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URIAH HEEP-Different World ★★★ (2018-05-19 16:25:44)

バーニー・ショウ時代のGRAND PRIXは一番アメリカンな音に聴こえるが本質は一番ブリティシュな作りこみと言えるサウンドだった。感触はアメリカンでも味付けは完全に英国そのもの、そんな雰囲気をフィル・ランゾンとバーニーはHEEPに持ち込み、そのあり方を前作で提示していました。産業ロックと揶揄されるスタイルに接近、ピーター・ゴルビー時代とも違うソフトなサウンドへとシフトチェンジしたものだった。
そんな前作の軽めに作りを反省したのか、それとも90年代に突入した影響も出たのか、ミック・ボックスのいぶし銀のワウギターを聴かせてくれる①から、前作との違いを感じる事が出来た。ある意味、オーセンティックなスタイルになっただけとも言える地味目のサウンドは前作の方が、感触は良かったかも知れない。それでも、メンバー間の結束も強まったようなまとまりが音に表れており、ベテランならではの味がある。

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URIAH HEEP-Raging Silence ★★★ (2018-05-19 16:08:10)

本格的に動き出したバーニー・ショウとフィル・ランゾンを加えたラインナップによるスタジオアルバム第一弾。日本一権威ある商業誌にて、すでに死んだバンドと評された事が決定打となり、日本での求心力の低下に歯止めはかけられなかった。今もって解散することなく歩み続けるレジャンダリーなモンスターバンドの偉業に見合うほど、知名度もないのが現状ですね。

いきなりカヴァーソングで始まりアレっと肩透かしを食らわされますが、前任者のピーター・ゴルビー作の②から新生サウンドが全開、バーニーも力強い歌声で期待に応えています、この時点でキーボードも持って生き方など80年代的で、HEEPらしくないよ。と言えばそれまでですが、このアルバムは89年のアルバムなので、逆に渋いハモンドなんて持ってきたらプロデューサーにボリュームオフされるでしょうね。求められたモノが違うし、だからのメンバーチェンジですから、これが
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GLENN HUGHES-L.A. Blues Authority, Volume II: Glenn Hughes: Blues ★★★ (2018-05-17 13:41:18)

L.A. BLUES AUTHORITYシリーズ第2弾は、当時燻っていたグレン・ヒューズのヴォーカルをメインとしたアルバムへと変貌。
いくつものパーソナルな問題を抱え体重は増加。ドラッグ&アルコール漬けの怠惰な生活を送り、もう歌えないよと囁かれるグレンでしたが、ジョン・ノーラムと活動したり、カヴァーディルの声かけに応え、彼のアルバムに参加したり(本編で昔みたいに歌い分ける予定であったが、全く衰えていないグレンのパフォーマンスに嫉妬したカヴァーデイルは、マネージメントが提示したプランを握りつぶした話は有名である。またグレン参加はアルバムの話題作りでもあったが主役がわき役に喰われたんではシャレにならん。まるで映画ロッキーみたいなもんだもんね)

けして世捨て人になった分けではなかった。特に当時のエピソードとしては、DOKKEN解散後のドン・ドッケンの新バンドでは、ヴォーカル
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THE KLF-America: What Time Is Love? ★★★ (2018-05-17 13:17:28)

このグループの事はサッパリわからないのですが
我らがグレン・ヒューズがThe Voice of Rockとして参加
気持ち良さそうに高らかと歌っています
PVにも出演してますよ

Highlander 2-Haunted ★★★ (2018-05-17 13:05:08)

いくつものパーソナルな問題を抱え低迷していたグレン・ヒューズ
80年代後半から90年代にかけて復活の足がかりに
顔を出していたお仕事の一つ
映画『ハイランダー』の続編のサントラで一曲歌っています
スペースファンタジーなポップサウンドにグレンの歌声も違和感はないです
ただ本領発揮ともいかず窮屈な歌い方をしているとは思いますね
でもグレンはグレンだな

LEROUX-Up ★★★ (2018-05-15 14:04:55)

ファーギー・フレデリクソン在籍のアルバム『So Fired Up』を聴き、すかっかりお気に入りのバンドへとなるのですが、それ以前の音源にも触れたくトライ。人伝えにかつてはLouisiana's Le Rouxと名乗ってたんだから、南部の泥臭いサザンロックやってんじゃないのと教えられる。確かにそういうイメージはバンド名から想起されるのですが、ここは百聞は一見にしかずです。
ド頭からポップで軽やかなクオリティの高いロックサウンドで魅了、多彩な鍵盤プレイも隠し味に、本格的なロックサウンドで勝負。黒っぽいフィーリングは土地柄もあるだろうが、粘りのあるグルーブやギターも曲調に合わせ調整出来る卓越さもあり、単なる商業目的のロックバンドとは一線を画す実力派のバンドサウンドで勝負出来るグループだ。
どの曲もコーラスハーモニーを生かし、耳馴染みの良い大衆性を持たせているが、根幹にあるのはダイナ
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LEROUX-So Fired Up ★★★ (2018-05-15 13:34:17)

かつてはLouisiana's Le Rouxと名乗っていたバンドがLeRoux(ル・ルー)と改めリ・スタート、それに合わせ音楽性も洗練されたもに変わったと言われるが、1982年に中心人物と言われたジェフ・ポラードとボビー・カンポが抜け、バンドは存続の危機となるのだが、新たにシンガーとしてファーギー・フレデリクソンとギターのジム・オドムを加え難局を乗り越え1983年に今作をリリース。前作にあった洗練度の高いメロディックサウンドを主軸にフレデリクソンのエモーショナルなパワーヴォイスを生かしたハードサウンドを披露。
ドラマ性とシリアスな面を強めつつもキャッチーさを散りばめており、練り上げられた楽曲群の充実度には目を細めてしまいます。所謂、JOURNEY辺りを想起させるサウンドなれど、時流に合わせた付け焼刃ではない、優れた演奏力と大衆性を持った楽曲で勝負が出来る実力派のバンドサウンドは、
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URIAH HEEP-Conquest ★★★ (2018-05-14 14:40:27)

稀代の名シンガー、ジョン・ロートンをアルバムを作り上げるもロートンがバンドに嫌気をさしたのか脱退。そのせいでアルバムはお蔵入りの憂き目にある事に、そんな内部分裂はドラムのリー・カースレイクにも伝染、存在感のあるドラムプレイでバンドを支えていたが、楽曲制作にも影を落とす重大な脱退劇だった。
二人の主要メンバーを失う中で新たに手にした仲間は、ルックスのよいジョン・スローマンと(ロートンはクラウス・マイネみたいにハゲあがってたもんぁ。今は金髪のヅラかぶってるけどね)クリス・スレイドが加入。
新たなるロックの幕開けを迎える80年代に向け、バンドが勝負を掛けたのが、スローマンのエモーショナルヴォイスを生かした前作の流れを組むスタイルで勝負。

良くスローマンのせいで台無しになったと言われる今作なのだが、やはり商業性も高めたいミック・ボックスと、自身のプレイを前に出したい、ヘ
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Evil Invaders-Feed Me Violence ★★★ (2018-05-14 14:04:45)

ベルギーが誇るヤング、スピード/スラッシュHM/HRバンドの2nd。国内盤がまさかのワードレコーズとは、随分と期待のニューカマーへと上り詰めたんですねぇ。

ハイピッチに喚くシンガーのキレっぷりもクールだが、殺傷力のあるリフワークと、一見は破天荒で若さに任せたサウンドに聞こえるかもしれないが、実は物凄く綿密に作りこんでおり、完全に仕上げています。その外連味のない実直なスタンスは、この手の音楽性を極めようとするからこそ生まれてくるもので、①②③と立て続けにタイプの違う楽曲で聴き手の好奇心をくすぐり、次はどうなるのかとワクワクとさせます。アッパーな①、スリリングな展開がカッコいい(ギターソロもグッド)②、ドラマ性たっぷりの③と懐の深いバンドサウンドで魅了。バンド名から想起されるカナダのRAZOR風の、重いがキレる中華包丁リフもありと新旧メタルサウンドを両立させたアイデアには知性す
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URIAH HEEP-Live in Moscow ★★★ (2018-05-12 13:36:53)

ペレストロイカ万歳、西側のアーティストがソ連でライブを敢行。90年代を目前に大々的な宣伝を行い、地元ミュージシャンまで担ぎ出しBON JOVIが中心となりステージを行った。その時のライブ盤もあるし、その前後はロシアンメタルの雑誌などで紹介されたりと、ちょっとしたブームがあったのだが、西側のアーティストで初ライブを行ったのはインギーでもなければ、ボンちゃんでもない、なんとURIAH HEEPだったんだからね。
当時、全然話題になっていなかった記憶があるなぁ、不勉強ですね。
そんなメモリアルなステージに立ったのは新生URIAH HEEP。シンガーはバーニー・ショウ、キーボードはフィル・ランゾン。
オープニングを飾る『Bird Of Prey』は長らく演奏してこなかったクラシックナンバー、バーニーの繊細な節回しは新たなる息吹を与え、新生HEEPここにありと矜持を感じさせるパフ
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The Fast Forward Music Project-Excalibur-Set the Wold on Fire ★★★ (2018-05-11 18:27:56)

こちらはドヴォルザークの『新世界』
歌うは我らがジョン・ロートン
彼の歌が始まってから一気にヴォルテージも上がりますよ
もうチョイロック色が強い方が好みですが
ロートンは何を歌っても上手い

The Fast Forward Music Project-Excalibur-Back to the Highlands ★★★ (2018-05-11 18:21:01)

映画『地獄の黙示録』やM.S.GのライブSEとして有名なワーグナーの『ワルキューレの騎行』
それをロック風にアレンジした一曲
歌うはジョン・ロートンですよ
悪いわけがないでしょう
澄み切った力強く伸びやかな歌声で魅了
流石です

URIAH HEEP-Live in Europe 1979 ★★★ (2018-05-11 18:10:10)

個人的にURIAH HEEP歴代No.1のシンガーは誰だと聴かれたら迷うことなくジョン・ロートンと答えます。そんなジョン時代のライブ盤が1986年にひょっこりとリリース。既にジョンはバンドを抜けていてタイムリーともいかず、また作品も手直しなしの純粋な実況盤という側面もあり、メンバーの許可取ってんのかいなと訝しむ、色んな意味でライブな音源になっています。

ジョンはライブでも驚異的な歌声を聴かせてくれた。その一言に尽きます。ライブと言ってもラフにならずに丁寧に歌いつつも、ライブならではのアグレッションもあり、デビット・バイロン時代の楽曲も難なく歌いこなしている。またファンなら両者の違いを楽しめる一枚として重宝するであろう。とにかく音質は粗い、正規のライブ盤として録音されたとは言い難い商品だ。
でもそこが逆に生々しさを誘発しており、このラインナップによる真の姿を垣間見る事が
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WRABIT-West Side Kid ★★★ (2018-05-10 14:01:02)

デビューからコンスタントにアルバムをリリースしてきたカナディアンメロディックHM/HRバンドWRABITによるラスト作にて勝負の3枚目。一年毎に作品を出しているのですが、どれも良質な作品ばかり、その尽きる事のないセンスと創作意欲に頭が下がるのですが、結局商業ベースで成功することなく解散へと向かう事に。
彼らのカタログは1stが正規品として1993年にCD化されたのみ、その流通の脆弱さが知名度の低さに繋がっているのだが、メロディ派を自負する方なら間違いなくチェックして欲しいバンドです。
特に今作では今までの集大成とも言える幅広い音楽性を披露、躍動感の溢れるロックなリズムをキープしつつ、軽やかなポップセンスを際立させる事に成功。そんな甘口な楽曲群の中にもパープル風味のあるSing Boyのような、このバンドらしいハードサウンドを用意したりと、一切の手抜かりなどない楽曲が目白押し、
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SHIRAZ LANE-For Crying out Loud ★★ (2018-05-08 17:02:36)

フィンランドの若手5人組による記念すべき1st。ワイルドかつキャッチーなサウンドはノリの良さは誘発、一聴してイメージが湧くバンドがSKID ROWあたりです。その分かりやすい作りと快活なハードサウンドは、ありがちなモノなのだが、余計な色気を出さずに作りこんでいるのでダイレクトに耳に飛び込んできます。本当にSKID ROWの1stと2ndを足して2で割ったようなサウンドで、字余り気味に早口で歌えば、シンガーの声質は違えどほぼほぼSKID ROWになりますね。

80年代テイストを主軸にオリジナルティを追求する姿勢は薄いので、アルバムの後半に向かうほど飽きてくるのだが、華やかなハードさとライトなポップセンス、コマーシャル性を重視しつつもロックなダイナミズムを持ち込んだアイデアは大いに買いですね。
こういう音の割に、二本のギターがもう少し暴れてくれたら、ワイルドさに拍車も掛か
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USER OF A COMMON NAME-Wishes ★★★ (2018-05-08 16:47:48)

活動期間が短命な為に、イマイチ知名度がない女性シンガーとドラマーを擁する4人組が国内向けに制作されたライブDVDとライブ音源を収録した2枚組アルバム。ライブではまだまだ青い面が浮き彫りとなったが、扇情的な泣きメロとキュートに弾けるポップセンス溢れる名曲を映像こみで楽しめるんだから、ありがたいすよね。
写真ではショートカットが似合う若いイメージだったシンガーも、意外と年齢がいっている感じで驚いた。女性メンバーあるあるの奇跡の一枚か、修正にせいであろう。余計な事でハードルを上げるのは止めてもらいたいのだが、映像を見てちょっと驚いた。

個人的には一枚目のライブ音源にプラスされた4曲の新曲を楽しめるのがファンにとっては最大の目玉でしょう。特に2曲目に収録された I Wish I Couldは、チョイチョイ日本語っぽい言葉が飛び出し、随分な空耳アワーだなぁと思ったら、英詩の合間
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VICE-Na Na Naughty ★★★ (2018-05-07 12:43:24)

バンドの初期メンバーに、あのクリス・インぺリテリとロブ・ロックが同時期に在籍していた事で知られる幻のUS産HM/HRバンドの2ndが突如リリース。しかも元は80年代にメジャーリリース予定のお蔵商品の復刻と言う事でマニアも歓喜。なんといっても自主製作盤の1stの出来も良く、今作と併せて復刻したのは喜ばしい限りです。
躍動するダイナミックなグルーブ、フックに富んだ爽快感たっぷりのメロディ、分厚いコーラスハーモニーを設えた王道サウンドは、青空の下、大音量で聴きたくなる、あの豪快かつメジャーなアリーナ風サウンドに仕上がっており、順当に成長の跡を伺わせる仕上がりになっております。80年後期、確かにこの音はもう古いと言われるだろうが、しっかりとしたサポートの元、リリースされたら一定の評価を受けたであろう高品質なアメリカンロックでした。
プロデューサーはあのポール・サブー、出している音はメ
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Dfk Band-Dfk ★★★ (2018-05-06 13:51:56)

70年代にAORの神様と呼ばれるボズ・スキャッグスのバックにいたLes Dudek、デイヴ・メイスンバンドなどで活動していたMike Finnigan、Jim Kruegerの三人が中心となり結成されたバンドのデビュー作。バンド名も彼らの頭文字をとったものです。
叩き上げのミュージシャン集団が作り上げたのは洗練された爽快なメロディと、土着的ともいえる砂埃舞うサザンテイストを巧みに散りばめた意欲作。そのバランス感覚と聴かせ方の上手さ、そして何を聴かせたいかを明確なした曲作りは、まさに職人技が光る一枚。ウエストコースト風のオシャレ感もそこそこに、普遍的ロックのグルーブを持ち込んだサウンドはバラードを収録しない気概もあるように、そんな甘ったるいモノではない。その辺りが最大の聴きどころだろう。
正直、参加メンバーも知らないし、このジャンルに対する造詣が全くないのですが、コメントは控え
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JEFF PARIS-Lucky This Time ★★★ (2018-05-06 13:21:41)

アーティストとして80年代にデビューするも成功を掴む事が出来なかったマルチプレイヤー、ジェフ・パリス。前作から6年ぶりの1993年にリリースの3rd。
オープニングからMR.BIGに提供した①で幕開けと、潜伏期間も無駄に過ごすことなくアーティストとして力を蓄えていたジェフ。今作は今まで以上にエネルギッシュな演奏をバックに、彼の逞しいエモーショナルヴォイスを全開に燃やしています。正直、声自体は個性的ではないし、○○に似ているのだが、その高いスキルは経験と修練によって磨き上げられた賜物、作風全体の熱量が上がった為、暑苦しさは増したが、フックに富んだメロディは健在、また楽曲も彼の人脈からなる共作も増え話題性も倍増と、そういったアイデアの多くが今作の熱量を上げた要因なのかもしれませんが、ソングライティング力の旨味は存分に堪能出来るでしょうね。
古き良きアメリカンロックの王道。有名な諸
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JEFF PARIS-Race to Paradise ★★★ (2018-05-05 13:52:32)

天才マルチ・プレイヤー、ジェフ・パリスの記念すべきデビューアルバム。シンデレラのアルバムレコーディングに参加したりと下積みを経て、1986年にランス・クイン等の協力を得てデビュー。今作は日本フォノグラムのMercuryからもリリースされている通り、期待をされたアーティストでした。適度にハードなバッキングと軽やかさを演出するキーボード、そこにジェフのパンチの効いたハスキーヴォイスがスパイスとなり、甘美な哀メロナンバーにロック然とした力強さを与えています。
全編に渡りフックに富んだメロディと、本格派志向の歌モノロックサウンドはデビュー作とは思えないほど、充実しており、正にBON JOVIバブルに沸くアメリカから、苛烈なポジション争いに終止符を打つようなアーティスト登場と言える程の質の高さを保持しています。ヴォーカルオリエンテッドな作風だし、大衆性の満載のポップロックなんですが、根幹にあ
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JEFF PARIS-Wired Up ★★★ (2018-05-05 13:26:47)

高いソングライティング力を誇るマルチプレイヤー、ジェフ・パリスが1987年にリリースした2nd。所謂、産業ロックと揶揄される音楽性なのですが、これがクオリティの高い楽曲が目白押し、適度にハードなバッキングの上をフックに富んだメロディが軽やかに舞い踊ります。アメリカンなんでじっとりと湿ってはいませんが、甘く切ない哀愁のメロディでギュッと抱きしめてくれますよ。
個人的には90年代に中期から2000年にかけてアホほど聴いたジャンルであり、この手の音楽性に触れてなければHM/HRに興味を失っていたかも知れません。この時期くらいから新譜に興味も薄れ、権威ある商業誌にも興味が薄れた時期だった。
そんなワタクシ自身の沈んだ時期に光を与えてくれたAOR系のハードサウンド。全編に渡り張り巡らされたメロディアスという仕掛けと、それらのアイデアを回収する手腕の鋭さ。主役たるジェフ・パリスのチョイハ
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IMPELLITTERI-Answer to the Master-The Future Is Black ★★★ (2018-05-03 15:38:11)

帰ってきたクリス・インぺリテリを想起させる一曲
ロブ・ロックな歌唱スタイルも確立していますよね

IMPELLITTERI-Crunch ★★★ (2018-05-03 15:32:40)

もはや時代遅れと揶揄されるギターヒーロー然としたクリスの高速ギター、そしてメロディックかつアグレッシブなスピードメタル。そんな北米マーケットと逆行するようにクリス・インぺリテリが叩きつけてきたのは自身のスタイルを踏襲する正統派サウンドを披露。頭3曲のスピードナンバーで掴みはOK、特にキャッチーなメロディとスピード感、クリスのスリリングなギターが惜しげもなく披露された③でアルバムのクライマックスを迎えたといっても良いだろう。その余韻を殺さない④のイントロとクラシカルかつへヴィな④の流れは、何度聴いてもゾクゾクさせられますね、ロブもハイトーンだけじゃないパワフルな歌声で楽曲を完全に支配しています。この妖しげなミドルナンバーはアルバム構成上、非常に効いていますね。今作の流れを見事に作っていますよ。

どうしてもスタイルが限定される音楽性だけに、似たり寄ったりの作風が多いクリスだが、
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IMPELLITTERI-Eye of the Hurricane ★★ (2018-05-03 15:08:07)

Answer to the Masterを完全に下地にしたアルバムScreaming Symphonyは、ファンが求める、彼の理想的なスタイルを具現化したような分かりやすいアルバムで聴き応えもあったが、同時にかなりのデジャブ感も誘発するものだった。それでもコンパクトな作風は視聴感の良さも手伝い、また時代性の後押しもあり好意的なモノとして多くのファンに受け入れられた。
そういう正統派メタルの救世主的な立ち位置でもあったインぺリテリの最新作。今回も完全に自身のスタイルを踏襲するものであり、パワフルな高速リフとシュレッドギター、スピード感を損なわないメロディックなフレーズの構築には一日の長を感じずにはいられません。楽曲の幅を持たせる為に用いられたアイデアなのか、アコギやスパニッシュ風味のフレーズなども持ち込み、類似性の緩和に一役買っています。
この手のスピードメタルを求めるファンに
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IMPELLITTERI-Wicked Maiden ★★ (2018-05-02 12:50:17)

紆余曲折を経てロブ・ロックが復帰を果たす事に、時代の流れに乗せイメージとは不釣り合いの音楽性とも言われる作品をリリースしてしまい、すっかり求心力を失った高速の貴公子。その悪いイメージを払しょくするが如くロブの復帰は大きなニュースとなり、また5年ぶりの最新作と言うのも大きな期待となりました。
全編に渡りスピード感を伴ったメロディが楽曲を支配する、インぺリテリ節を炸裂させており、多くのファンが待ち望んだ音楽性で帰還。それでありながらも多様な楽曲を収録する事に成功。今までのアルバムを一まとめにしたような柔軟な楽曲を用意してきたのも見逃せません。またソリッドな質感のリフワークは近年のモダン化の影響も残しているし、安直なる原点回帰風の作品で纏めなかったのも好印象でしたね。

しかし顔ぶれがお馴染みになり、その分、マンネリ感を誘発。総じてクオリティは高いのに、どこか決定打に欠けると
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IMPELLITTERI-Pedal to the Metal ★★ (2018-05-02 12:28:55)

絶望的に評判の悪いアルバム。ファンにとっては正に黒歴史的な一枚となっています。余りの評判の悪さに聴く前は、相当身構えていましたが、始まった途端になんてこたぁない、いつものクリス節の連発にまずは安堵。それに歌メロも恐ろしいほど、ロブ・ロック的で、いつロブお得意のトリプルレコーディングで声を重ねてくるのかと思うほど、充実したオープニングで始まり驚いた。また随所にねじ込まれるコンパクトだが、高速シュレッドギターを主軸とする、お得意のレガートに悶絶ですね。

総じていつものインぺリテリサウンドでしたが、時代性を加味した音楽性は、彼のストレートな作風を好む潔癖なファンにとっては許せない事なのか、日本での人気はサッパリでした。
どんなにバラエティに富んだ作風でも、クリスのギターは強靭なへヴィグルーブを従え、ノリの良いリフと縦横無人に駆け巡るクラシカルギターを聴かせ魅了。日本人だけの
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IMPELLITTERI-Answer to the Master ★★★ (2018-05-02 12:06:01)

90年代に入りグランジ・オルナタブームが席巻。その勢いは留まる事を知らずアメリカのロックシーンの勢力図を塗り替えていきました。メロディアスでスピーディーなメタルソングを渇望していたファンにとってクリス・インぺリテリが前作『Victim of the System』で鮮烈なる衝撃と共にシーンにカムバック。盟友ロブ・ロックを従え見事に帰還です。

今作はグラハムと作った1stのような情緒はありませんが、それでも空間を切り裂く高速ギターをぶちかまし主役たる存在感を猛烈にアピール。相変わらずのデジャブ感は満載だが、それでも普遍的にメタルを求めていたファンにとっては、ありがたい作風であり、日本のレコード会社主導とも言える作風は、多くのマニアの心に寄り添う形となった。
全9曲35分を切るランニングタイムと言うコンパクトさも手伝い、その視聴感は実に爽快なモノでしたね。
この作品
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WHITESNAKE-Restless Heart ★★ (2018-04-25 13:53:48)

湾岸戦争以降、アメリカ自体が暗く陰鬱としたムードに包まれたと言われる。そんな世相は芸術の分野にも暗い影を落とし底抜けに楽しいエンタメを味わえる状況下になかったと言われる。時期としてグランジブームもあり、その生々しいサウンドは時代背景とマッチ、浮かれまくったパーティーソングや女々しい男の心情の吐露など、だれも興味がなかった。

そんな暗い時代は長らく続くのですが、多くのアーティストも路線変更や、アンプラグドライブなんかが流行り皆がこぞってアコギヴァージョンで往年の楽曲を披露してましたね。なんたって愛しのレイラですらアンプラグドヴァージョンあるんだからねぇ。
そんな手を変え品を変え皆が苦戦する中で、カヴァーデイルがとった新たなる音楽性は原点回帰とも言えるブルースロック。勿論、渡米し大金をせしめたカヴァーデイルが男の悲哀を歌い上げても、心に迫るものはないのですが、それでも情念
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DEMON-Night of the Demon ★★ (2018-04-24 13:04:25)

あんりまぁ…ずっとコメントしていると思っていましたよ。と言うか…記憶あるんだけどなぁ、コメントした記憶がねぇ。歳かねぇ?

オドロオドロしいジャケットとバンド名、完全にサタニカルなHM/HRバンドだと思っていました。その実、オープニングのSE聴いたら尚更そう思うんですが、実はサタニカルなバンドではなかったんですよね。なんてこたぁない哀愁たっぷりのメロディが耳を惹く普遍的英国HM/HRサウンドを聴かせています。
NWOBHM出身という事でスピーディーなサウンドを期待していたので随分と肩透かしを食らった気分です。初めて聴いたときは一旦sトップボタンを押し、再生ミスをしていないか確認したくらいですからね。
その後も心の整理がつかず暫く見向きもしなかった少年時代、もっと即効性の高いものを好んでいたので完全にスルーでした。時を経て、向き合えばデビュー作とは思えない、いぶし銀
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DEMON-Cemetery Junction ★★★ (2018-04-24 12:29:07)

デビュー作がオカルトテイストのNWOBHMバンドとして認識された彼ら、でもこのバンドの本質はもっと普遍的なもので英国的な湿り気とポップフィーリングを生かしたハードサウンドを売りで正直、デイブ・ヒルのオッサン声との相性は微妙だったりするのだが、この声が聞こえないとDEMONを聴いた気がしないという個性の確立に一役も二役も買っているの印象的ですよね。

前作から4年、出している音もクラシックな英国スタイルそのもの、昔から変わらないDEMON節とも言える憂いのあるメロディと重厚な世界観、そこにねじ込まれるポップセンスが最大の聴きどころ、派手に仕掛けないがキーボードの使い方も上手く作用させ、音楽性に奥行きを持たせているのも好印象。このバンドならではの威厳と言うものが音に表れていますよ。
ロックな厳つさよりもメロディ重視の作風なのに、けして軟弱な印象を持たせないのも彼らの流儀、地
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BOW WOW-BOWWOW ♯ 2 LED BY THE SUN ★★★ (2018-04-22 13:13:10)

新生BOWWOWによる第2弾のフルアルバム。ドラムが新美俊宏にチェンジとオリジナル度も高まった中でのリリースですが、サウンドは前作の流れを引き継ぐラフで骨太なロックサウンドを披露。どうしてもV時代の幻影や、初期の哀愁のあるギターメロディを期待するファンにとっては、今一つのめりこめないドライさがあるのだが、音楽的な質の高さやメンバーシップは前作よりも明らかに向上、クオリティは低くないが即効性の高いナンバーがない分、瞬発力に欠けるサウンドなんだろう。
そのせいか、売り上げも前作を超える事が出来ず活動は停滞。1996年リリースのアルバムなのに1年後にはバンドは活動停止。山本恭司の歌声をタフにしたような堀江哲也という逸材を見つけただけに新生BOWWOWの歴史が終わったのは残念でしたね。

しかし斉藤光浩と山本恭司が再開する事でオリジナル編成による真の再結成に動き出すとは思わなん
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BOW WOW-#0 ★★★ (2018-04-22 12:51:43)

新生BOWWOWのお披露目となる3曲入りのシングル盤。堀江のワイルドな歌声もバッチリとハマるROCK'EM DEADで掴みはOK。男臭さの充満したラフなロックサウンドだがキャッチーな歌メロもあり、いかにもBOWWOWらしい仕上がりになっており、このバンドが昔の名前で出ていますじゃない現役感をアピール。メンバーも山本恭司以外は刷新されているので、その勢いを封じ込めようとする姿勢も感じられます。アルバム未収録の渋めのハードナンバーHEY YOU!、往年の名インストナンバーのリメイクSIGNAL FIRE KICK ASS '95と、このバンドが表現したい音が確立されている印象をもたらしているのも好印象。
正直メンツをみると新生WILD FLAGとも言えるのだが、次にリリースされるフルアルバムに対する期待値とBを安易に復活させたのではないという現役感が最大の聴きどころだろう。

BOW WOW-Bow Wow #1 ★★ (2018-04-22 12:40:08)

WILD FLAGの活動に早々と見切りをつけ次に山本恭司さんが選んだのはB時代のBOWWOWの復活。
メンバーは昔のメンツではなく専任ヴォーカルを入れる形になった事は大きい。やはりWILD FLAGも歌が弱かったという点は否めなかったので喜ばしいニュースでした。
しかし蓋を開けた音楽性&メンバーはWILD FLAGのリズム隊に、ギターは十二単の八重樫浩士と新人ヴォーカル堀江哲也以外は驚くような人選ではなくフレッシュ感も皆無と言える内容で、個人的にはWILD FLAGがツインギターになり専任ヴォーカル加入程度のプチリニューアル感が漂いまくっていた。
そういう流れを引き継いでいるので音楽的な問題点など見当たらず、むしろ順当なスタイルを継承するという形での新生BOWWOWの船出となった。元々WILD FLAGがBOWWOW的なニュアンスだったので(V解散後の新バンドがBっての
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BOW WOW-組曲xボンバー ★★ (2018-04-21 13:34:06)

お茶の間の人気者になろうと路線変更を図った事務所始動の戦略は上手くいったとは言えずに中途半端な結果のまま終わった。そのBOWWOWが次に進んだのは、人形劇『Xボンバー』のタイアップアルバム。
作品の性質上、歌よりもインスト中心の作風なのだが、キャッチーなハードサウンドを主軸としたものにチェンジ。とはいえドラムもベースも引っ込みすぎなのは、子供の耳に配慮したからだろう。ハードさは戻っているがサウンドメイクはショボイという帯に短し状態てのは気にはなるが、哀愁のメロディや、好戦的なサウンドなど聴かせるパートもあり、これがどうしてハードなものを好む方なら好意的に受け止める作りになっているのが憎い。

BOW WOW-Glorious Road ★★ (2018-04-21 13:13:01)

本格派のロックバンドとしてデビューを果たしたBOWWOW。その人気を不動のものにするべく海外アーティストのオープニングも務めマニアの間ではかなり知られる存在となりました。また当時としては、彼らの音楽をどう受け止めプロデュースすれば良いのかと受け止める土壌もなかったと思える。

そういう背景は少なからずあり、バンドが次の一手として選んだのがお茶の間のスターになるべく動き出したアイドル路線の歌謡ロック。前作の売り上げが成功とは言えず、今作は大胆なシティポップス風の楽曲を用意したりと、斉藤光浩がリードシンガーを務める楽曲を中心に攻めているのですが、前作よりは初期の姿に戻っており、山本恭司の色気のあるギターも増えています。
はっきり言えば中途半端な路線であり、個人的には一番嫌いなタイプの音楽なのだが、このバンドがいかに歌謡アイドルになろうとも、根幹にあるロックなリズムがそれを拒
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BOW WOW-Charge ★★★ (2018-04-20 14:33:46)

デビューしてから快進撃を続ける彼ら、今作は1977年にリリースのアルバムなのですが、アイドル並の短いスパンで作品を世に送り出す事に、僅か1年余りで3枚のフルアルバムとは今では考えられない事ですよね。
そういう事情もあるのか、今作では山本恭司以外のメンバーもアイデアを持ち込み楽曲を手掛ける事に、特に2曲目に収録されている『MUST SAY ‘ADIEU’』はベースの佐野賢二が提供、しかもリードボーカルまで勤めています。ドラムの新美俊宏と山本の共作『THE CLOWN』はライブでも重要なナンバーとして知られた一曲です。
メンバー間の結束も強まったのか、ライブで鍛えられたのか、音楽性も演奏力も向上。初期2枚の頃の迷いや青臭さは薄まり本気度は益々アップ。それでありながらも広いターゲット層を狙ったような多様性もあり、単純明快な攻撃性は損なわれたかも知れないが、明確な意思表示がなされた今
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BOW WOW-Guarantee ★★ (2018-04-20 14:19:18)

KISSのオープニングアクトも務め、さらにはLIVEアルバムもリリースと勢いに乗るBOWWOW。次の一手はどうなるのかと思ったら、バンド発のL.Aレコーディングを敢行と期待値も高まる中での歌謡ロック路線に転向となるとは驚きだ。
まぁある意味、本来進むべき道に歩き出したと言えるのだが、3枚のスタジオアルバムをリリースしハード路線を極めんばかりに驀進していたので、この路線変更は残念でしたね。
歌詞も全編日本語、山本恭司がリードボーカルを務めるのは1曲のみ、外部ソングライターの楽曲もありと、完全に違うバンドと思って聴くしか、心と折り合いをつけれそうにないですね。しかし哀愁のメロディや時折切れ込んでくるギターなどに、旨味もありけして駄作と切り捨てる事を許してくれないクオリティの高さを保持しているのが憎らしい。
これ以降暫くは歌謡ロック路線を突き進むのだが、のちにレディングフェス
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BOW WOW-Signal Fire ★★★ (2018-04-20 14:04:27)

アイドルバンド構想の元でデビューを果たしたとは思えない本格派のロックサウンドがカッコよかった1st。統一感に欠けた面はあるが、それでもハードサウンドを好む方の耳を刺激するだけの技術と楽曲を用いて楽しませてくれましたが、その流れを今作はより強固なものに、前作に収められたお気楽歌謡曲は、ほぼ皆無、よりソリッドでハードなロックサウンドを主軸に、熱の籠ったパフォーマンスで魅了。
特にスリリングな演奏を堪能できるインストナンバー⑨など顕著に表れているでしょうね。また山本と斉藤のツインギターコンビもパワーアップ。随所で印象的なプレイを持ち込み強固なスタイルを築いています。
音楽性の焦点を絞り込みつつも、前作よりも幅の広い楽曲を収録した意欲作。ある意味、彼らの歴史は今作から始まったと言えるでしょう。海外でも高い注目を集めた国産バンドの先駆者。日本国内でも海外アーティストを迎え撃つ先鋒として
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BOW WOW-Bow Wow ★★★ (2018-04-20 13:56:24)

元々はアイドルグループとしてデビューの構想だったバンド。そこに山本恭司が加わる事で音楽性が本格的なロックサウンドへと変貌。思ってもみなかった事件なのかも知れないが、山本の加入にと長期に渡る合宿生活を経てレコーディングされた今作は、荒々しいロックサウンドとアイドル路線の名残のような楽曲が混在する中ではあるが、既にライブでも重要なナンバーと言える①⑥⑧が収録と、根幹となる音楽性を披露しており、デビュー作としては十分すぎる程の出来栄えだ。
個人的には斉藤光浩の歌うお気楽なナンバーは苦手なのだが、その合間を縫うハードサウンドには興奮を覚えます。特に①の勢いたるやね、しかも1976年にでしょう、初めて聴いた人は度肝抜かれたでしょうね。ブルージーなギターサウンドを堪能できる⑥の凄みと構成力、すでに一級品のアイデアとカリスマ性を宿していた山本恭司の存在感が凄い。
日本のロック史を語る上では
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WILD FLAG-WILD LAND ★★ (2018-04-18 17:45:03)

日本を代表するギタリスト山本恭司さん。ミュージシャン人生の長さと今だ変わらないルックスに驚かされるのだが、紆余曲折を経て惜しまれつつ解散の道を辿るしかなかったVOWWOW。その後、山本恭司さんが動き出したバンドは、V時代ではなくB時代の音楽性を復活させたワイルドでストレートなロックサウンドがウリだった。
怪獣兄弟と呼び、プレイスタイルもインパクトのあったイケメンベーシスト満園庄太郎とド派手なアクションがパワフルさに拍車を掛けていた満園英二による、パワープレイの上を縦横無尽にギターが駆け巡るのだが、3ピースならではのタイト感と熱気、特にライブにおける凄みと言うのが経験した者にしか伝わらないものだっただろう。
もしあの熱気をスタジオ作にもパッケージ出来たら良かったのだが、妙にこじんまりとしたサウンドプロダクションが、あの魅力をそぎ落としているのが残念。
全編に渡り本能を揺さ
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Jenner-To Live is to Suffer ★★★ (2018-04-17 14:24:34)

セルビアの女性4人組が2017年にリリースした1st。出している音は完全に80年型のオールドスクールメタル。小細工無用のスピードメタルのオンパレードに懐かしい空気を味わいます。クランチーなリフワークからはスラッシュ系の影響もあるが、JPスタイルの王道メタルも下地に、実にうまく構築している。
けして真新しい音楽性ではないのだが、やっぱこのブラストではないパワフルなドラミングと、なんでもかんでも直ぐに泣くだけのあれではない、アグレッションなリードギターには引き寄せられますね。勿論、歌い手もしっかりと歌いこんでいますので、往年のメタルを今のテクノロジーで新譜として聴きたいなぁという古参マニアには安心して進める事が出来る一品ですね。

女性バンドにありがちな壮麗さやシンフォニックな味付け、格式高いオーケストレーションもキャピキャピ感も一切皆無です。その純度の濃さが最大の聴きどこ
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BURNING WITCHES-Burning Witches ★★★ (2018-04-17 14:06:21)

スイスのガールズメタルバンド待望の1st。シングル盤で聴けたアグレッションを有するガチンコメタル路線をそのままに、よりソリッドでパワフルな正統派HM/HRサウンドを披露。前作同様、プロデューサーにPoltergeistのP.OプルヴァーとDestructionのシュミーアの二人が名を連ねているというのもマニアにとってはたまらんものがありませんかね。
メイデンよろしくなツインリードに牽引され、力強く歌い込めるシンガー、セレイナ・テッリのパフォーマンスも益々磨きがかなりバンドサウンドを一段上に引き上げています。
正直、まだ粗削りな面はあるのですが、二人のプロデューサーが持ち込んだアグレッションを飲み込める力量というのはバンド最大の魅力。パワフルな楽曲の合間を縫いこんでくる扇情的なツインリードも、またバンドの魅力として光輝いています。

日本の嬢メタルとは一線を画す海外
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ALDIOUS-We Are-愛しい男 ★★ (2018-04-17 13:39:28)

かなしいおとこって読むらしい
チョコレートプラネットのカラオケコントみたいになっているぞ(笑)
もう少し突き抜ける歌唱スタイルで聴きたい
声も裏返るしね
喉を鍛えましょうよ
甘いメロディが映えるソフトサイドを代表する曲
軟弱なのではなくメロディアスなのですよ


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