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失恋船長さんのページ
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 3751-3800
VANADIUM-SeventHeaven-Seventh Heaven
VANADIUM-SeventHeaven-Take My Blues Away
CYNTIA-Woman
GRINDER-Dead End
JEFF SCOTT SOTO-Damage Control
HOUSE OF LORDS-Big Money
OSSIAN-Fényárban és Félhomályban
早瀬ルミナ-甘い暴力-Like The Fallin’ Rain
早瀬ルミナ-甘い暴力-You・惑・Tonight
早瀬ルミナ-甘い暴力-射手座のFreaky
DIVLJE JAGODE-Vatra
Tsunami-Tsunami
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Death Metal
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-From the Megavault
THEM-Sweet Hollow
Круиз-Kruiz
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-North West Metal Fest
HELSTAR-Nosferatu
HELSTAR-Burning Star
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Make It Shine Vol.2
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal Explosion From The Friday Rock Show
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Hell Comes to Your House
Dragon-Untouchable Lovers
XEQUE MATE-Em Nome Do Pai, Do Filho E Do Rock 'n' Roll
GRAHAM BONNET BAND-The Book-Everybody Has To Go There
GRAHAM BONNET BAND-The Book
GRAHAM BONNET BAND-The Book-Here Comes The Night (Down Without A Fight)
SOUND BARRIER-Born to Rock
SOUND BARRIER-Speed of Light
H-BOMB-Coup De Metal
KIM KYUNG HO-00:00:1998-Exodus
KIM KYUNG HO-00:00:1998-나의 사랑 천상(天上)에서도
KIM KYUNG HO-00:00:1998-베수 비우스
KIM KYUNG HO-00:00:1998-영원의 성(城) (슬픈 영혼의 아리아2)
KIM KYUNG HO-00:00:1998-양심선언
KIM KYUNG HO-00:00:1998-마지막 부를 이름
KIM KYUNG HO-00:00:1998-이수(離愁)
KIM KYUNG HO-00:00:1998-꿈을 찾아 떠나
KIM KYUNG HO-00:00:1998-Shout
Voodoo-Heavy Metal
TSA-Heavy Metal World
POWERMAD-The Madness Begins...
BAEKDOOSAN-King Of Rock 'n' Roll
ALQUIMIA-Espiritual
PARANOIA-COME FROM BEHIND
MACBETH-Wiedergänger-Kamikaze
MACBETH-Wiedergänger
STEELER-Metal Generation - The Anthology
GRAHAM BONNET BAND-The Book-Rider
GRAHAM BONNET BAND-The Book-California Air
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発言している19曲を連続再生 - Youtube



VANADIUM-SeventHeaven-Seventh Heaven ★★★ (2016-12-19 14:53:56)

ハードでガッツィな疾走ナンバーな
レフティなギターから繰り出されるスリリングなプレイに魅了

VANADIUM-SeventHeaven-Take My Blues Away ★★★ (2016-12-19 14:51:24)

嫌みのない素直なメロディが映えるロッカバラード
今アルバムを象徴するような一曲ですね

CYNTIA-Woman ★★ (2016-12-19 14:43:22)

昨今のブームの後押しもあり国産ガールズHM/HRバンドとしてシーンを牽引してきた彼女達ですが、1stは白、2ndは赤、3rdは黒と衣装を統一してきましたが、今作はピンクに白シャツ、アルバムタイトルにクレジットされる楽曲タイトル、路線変更を示唆しているようで、聴く前は相当不安はありましたが、その不安は①②で顕著に表れており、シーケンスを多用したダンスミュージックなノリを大導入、個人的にあのリズムが大の苦手で完全に許容範囲を超えた音楽性にふり幅を切っており2、3回通して聴いて終了。とにかくダンスミュージックがもつリズムが肌にとんと合わない。とオジサンには厳しい音楽性なのですが、複数のタイアップを受けレコード会社の意向もあり導かれた、新たなるフィールドに突き進むのは想像しがたい事ではないので十分理解出来ますよね。
そう開き直って聴くと聞こえてくる音も違い、エレクトロニクスダンスポップな曲
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GRINDER-Dead End ★★★ (2016-12-19 14:19:04)

ドイツはフランクフルト出身の4人組が1989年にリリースした2nd。タイトで鋭いリズム、ツインギターが繰り出すキレのあるリフとメロディックなソロ、喚き散らす事無くキッチリと歌い込めるシンガーの力量、どれもとっても及第点を超えており、パワー/スラッシュHM/HR系のバンドとしての質の高い演奏と楽曲を披露。ややこじんまりと纏まったサウンドプロダクションのせいで少々薄味に感じる面もあるが、攻撃性の高いリフとリズムのもつ躍動感の心地よさ、暴れ倒すツインリードの緊張感漲るスリリングなプレイの応酬に飲み込まれ、歌い込めるシンガーが破綻をきたす事無く楽曲を牽引と、バランス感覚に優れており、アッパーな①に始まり、アイデアを凝らした④、バンドサウンドの真骨頂を味わえる⑦、パンキッシュなノリを堪能できる⑧の面白さと、ありがちな○○のフォロワーで終わらない高いスキルを存分に生かし、豊富なアイデアを武器に最後ま
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JEFF SCOTT SOTO-Damage Control ★★★ (2016-12-12 17:40:34)

ロック以外にも多岐にわたって、そのソウルフルな歌声を響かせているジェフ・スコット・ソートのソロアルバム。客演したギタリスト達の熱演も聴かせるが、ブルージーで野太いが繊細さも併せ持った、情感溢れる歌声は衰える事無く今なお健在という事で安心して聴けますね。かつては速弾きギタリストご用達として、その後はメロディックロック系のバンドを掛け持ちしたりと、食いつなぐ事が大変な時期もありましたが、その幅広い音楽性がロック以外でも成功する要因となり安定した生活を手に入れた事が、このような良質なロックアルバムを作りだすきっかけとなったなら大歓迎ですね。
久しぶりのメロディックHM/HRを気持ち良さそうにイキイキと歌うその姿は円熟味すら感じさせ、シーン屈指の実力派シンガーとして呼び声が高いジェフの存在感を改めて堪能しました。この手の音楽に新しい発見などありませんが、メロディックロックの総本山としてマニ
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HOUSE OF LORDS-Big Money ★★★ (2016-12-12 17:16:41)

ブルージーでソウルフルなハスキーヴォイスが魅力のシンガーでもあり稀代のメロディメイカーでもある、ジェイムズ・クリスチャン率いるバンドが2011年にリリースした一枚。所謂洋楽を聴かない人でもX-JAPANのギタリストのソロで歌っている事で知っている人もいるでしょうね。弾力のあるリズムが生みだす官能的で生々しいグルーブ、その頂点に君臨するはジェイズム・クリスチャンなのですが、衰え知らずの歌声を存分に披露。普遍性の高い楽曲と歌を中心とした作りは少々地味に映るでしょうが、職人肌の堅実なリードギターも要所要所でポイントを突き楽曲に華を添えているのも見逃せませんね。ブレる事無きアメリカンロックの響き、③みたいな曲は、どんなに時代が移り変わろうともアメリカの良心として後世に伝えて欲しいですね。

OSSIAN-Fényárban és Félhomályban ★★★ (2016-12-12 17:02:02)

ハンガリーを代表するレジェンダリーなHM/HRが結成30周年を祝うべく2016年にリリースした最新作。シングルギター編成になって2枚目となりますが、キーボードも多用しないシンプルは楽曲は近年統一された音楽性を踏襲、マイナー調のメロディはあれど、癖の強さよりもメジャー級の親しみやすさも増量中と本国のみならず、欧州では人気がある彼らの脂が乗ったパフォーマンスを存分に堪能できる仕上がりとなっております。歯切れのいいリズムとキレのあるリフワークに揺るぎないメタルへの精神性を強く滲ませ、プリースト、メイデンといった王道スタイルを後世に伝え継続する姿勢に共感を覚えずにはいられません。
器用さはないが、前へ前へと突き進む頼もしい楽曲の持つ突破力の高さ、近年は薄まっては来ているが、独自性の高いメロディもハマれば猛烈な構成となり聴き手の興味をくすぐり続けるでしょう。ハンガリーを主軸とするHammer
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早瀬ルミナ-甘い暴力-Like The Fallin’ Rain ★★ (2016-12-11 19:24:07)

日本人ミュージシャンによる芸の細かいサウンドが聴きどころ
調子が悪いと最後まで聴き通させないルミナ嬢の歌声がエグい

早瀬ルミナ-甘い暴力-You・惑・Tonight ★★ (2016-12-11 19:21:53)

ドラムを叩いているのは樋口宗孝ですかね
スケールの大きなヘヴィロック
でも大胆すぎる歌唱力に唖然とさせられますね

早瀬ルミナ-甘い暴力-射手座のFreaky ★★ (2016-12-11 19:18:36)

ファイアーボールな疾走ナンバー
ザ昭和な歌詞の香ばしさに咽びます
破壊力のありすぎるルミナ嬢の歌声にふっ飛ばされますよ

DIVLJE JAGODE-Vatra ★★★ (2016-12-11 19:13:22)

古くは1977年からバンド活動を続ける旧ユーゴスラビア、現ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のバンドが1985年にリリースしたアルバム。東欧圏にありがちなマイナーメタルバンドとは違い、洗練された軽やかなメロディが癖の強い東欧風にまとめられており、そのバランス感覚が絶妙な個性を生みだし、追いつかない録音技術の不備を燃え滾るメタルスピリットで埋め尽くしています。とにかく演奏が熱い、そしてメジャー級のキャッチネスさも併せ持つ東欧産の翳りあるメロディが聴き手を魅了するでしょうね。勢いよく駆け抜ける①②の流れも聴きやすさを誘発、その即効性の高さは彼らの魅力を雄弁に物語り、英語詩で歌われる⑧などで聴けるポピュリズム溢れる音楽性を披露するなど間口の広さも手伝ってメジャー級のバンドと比肩出来るクオリティを保持しております。
共産圏の弱小流通のバンドに故に情報も得られないのですが、こういったキャリアがある
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Tsunami-Tsunami ★★★ (2016-12-11 18:51:42)

渡米したのか日系人なのかTatsuya MiyazakiとTomotaka Yamamotoの二人とアメリカ人3人の5人編成によるカルフォルニア出身のバンドが1983年にリリースした1st。エニグマに見出されたバンドだけに土着的なアメリカンロックが奏でるシンプルかつソリッドなバンドサウンドは豪快に鳴り響き、大げさなではないが緻密な構成力は楽曲にメリハリをもたらせ、静と動のコントラストを明確に描きだす事に成功。
Y&TのようなブルージーはハードサウンドにT.T Quickなどのパワーメタル系のバンドにも通ずる剛毅なスタイルを併せ持っており軽やかな印象が薄い分、売れる音楽ではないかも知れないが、堅実で渋みのあるロックサウンドが持つ普遍の魅力は、まさに古き良きアメリカンロックの威光を存分にはなっており、ズッシリと重く歯切れのよいリズムと、地に足のついたパフォーマンスが堂に入ったツインギタ
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Death Metal ★★ (2016-12-06 14:45:19)

Death Metalという仰々しいタイトルがついたNoise Recordsから1984年にリリースしたコンピ作。
参加メンバーをみてロックンロルフ船長率いるランニングワイルドに、あのハロウィーンが名を連ねているのリラックスして楽しめるでょう。でもセルティックフロストの前身バンドのヘルハマーは期待に応えたダークでノイジーなスラッシュサウンドを聴かせてているので資料的か価値も十分にあるでしょう。日の目を浴びる事の無かったダークアヴェンジャーもクオリティを下げていないし、ハロウィーンの提供した⑦なんて『Walls of Jericho』の2006年にリリースされたリマスター2枚組にデモヴァージョンが収録されるまで知る人ぞ知る曲だったし、2016年リリースのThe Very Best of the Noiseでようやく世に出るという隠れた一品だったのでマニア筋には大いに興味の惹かれる一
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-From the Megavault ★★ (2016-12-06 14:12:59)

スラッシュメタル系のアーティストに強い老舗レーベル『Megaforce Records』から1985年にリリースされたコンピ作。
参加メンバーは下記の通りスラッシュメタル系が多いのですが、伝説のBLUE CHEER。ペンシルヴァニア出身のMEDIEVAL STEEL、TT QUICKは欧州型パワーメタルだしIMPERIOUS REXは全く知らないバンドと言う事でコンピ作の楽しみである新たなる発見も期待できるのでマニア筋には楽しめる内容を誇っているでしょう。
例えば
②はオリジナルの1stには未収録ヴァージョンで1987年に再リリースされたときに収録された曲。③④はオリジナルアルバム未収録。⑦はRoadrunner Recordsからリリースされる2nd収録とは別ヴァージョン。⑨もオリジナルを歌うはニール・タービンだが、こちらはジョーイ・ベラドンナが歌うLIVEヴァージョ
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THEM-Sweet Hollow ★★★ (2016-12-05 12:32:50)

バンド名にアルバムジャケット、そしてアルバムタイトルと悪魔的なあのバンド、キングダイヤモンドやマーシルフェイトの影響を感じずにはいられませんが、出している音も完全に同系統に位置するプログレッシブかつ様式美然としたメロディックメタルを披露。そのオカルトテイストを下敷きに構築された楽曲の完成度の高さに驚きますが、シンガーもキングダイアモンドが憑依したかの如く、高低を使い分ける独特のファルセット唱法を巧みに使い分け、ストーリーテラーたる魅力を遺憾なく発揮、もはやフォロワーと通り越したなりきりぶりに感服しましたね。
一本筋を通しつつも豊富なアイデアを纏め上げたヴァリエーション豊かな楽曲は、緻密なアレンジセンスがギラリと光り、その鋭い演奏力が司る印象的なフレーズの数々には、まさに悪魔的な響きもあり、禍々しくも美しく纏い聴き手をグイグイと惹きこんでいくでしょう。米独混合バンドと言う事で欧州テイ
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Круиз-Kruiz ★★★ (2016-12-04 18:44:18)

ロシアのメタルと言えば真っ先に思い出されるのが皇帝アーリア、ペレストロイカ万歳でワールドワイドなデビューを果たすゴーリキパーク、ロシアンスラッシュのマスター辺りを思い出しますが、クルーズも活動歴は1970年代からの老舗バンド。そんな彼らもNWOBHMの勢いは東欧圏にも及び、1985年リリースの『Kruiz 1』でメタルバンドとして新たなる門出をスタート。今作は3年後の1988年に天下のWarner Musicからリリースされた一品。歌詞も⑤のロシア語ヴァージョンを収録以外は、英詩で勝負と本国以外を視野にいれた作風で勝負。ギターがボーカルも兼任する3人編成とは思いえない迫力のある演奏が実に頼もしく、ロシアンな癖の強さも出ておりますがパワフルでアグレッシブなパワー/スピードメタル系の音楽性は、全編に漲るメタル愛が貫かれており愛着を覚えずには入られませんね。また荒削りな演奏が逆にパンキッシュな
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-North West Metal Fest ★★ (2016-12-04 18:27:15)

メタルチャーチを世に送り出した事で知られるGround Zero Recordsからリリースされたコンピ作。参加バンドの大半がマイナー過ぎてメイスとメタルチャーチ以外は初見というラインナップに不安もありましたが、聴くに堪えないというバンドはなく流石はアメリカのバンドはレベルが高いなぁと感じましたね。リリース時が1984年と言う事もあり、L.Aの風はまだ吹いておらず、多くのバンドがオーソドックスな正攻法で勝負、NWOBHMの影響も多大にあるが大陸的なグルーブ、清々しい気配もあるが濁りのあるブルージーさなどアメリカンな響きが何とも懐かしく、まだ何者にも毒されない純粋培養されたソリッドなあの音が聞こえてきます。
統一感はあれど派手さに欠け、これと言った決定打がないまま進行するコンピ作にありがちな展開故に初心者には進める事は憚れますが、メイスの『Marching Saprophytes』な
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HELSTAR-Nosferatu ★★★ (2016-12-03 14:55:31)

我らがMetal Blade Recordsより1989年にリリースした4th。吸血鬼を取り扱ったコンセプトアルバムに挑戦と言う事で、ホラータッチのUS産マイナーメタルだが、今まで以上にクラシカルでダークな色合いが増量、その世界観を演出する手法を司るのは二本のギターなのですが、クラシカルなフレーズを難なくハモリまくり、そのスリル溢れる緩急をつけたプレイの数々で聴き手を最後まで飽きさせる事無く惹きつけ、音は軽めではあるが、ユニゾンで決めまくるリズムセクションのしたたかさに舌を巻き、その細部まで拘ったアレンジと演奏力の高さは聴きこむほどに魅了していきますね。
前作を推し進めた更なる野心への追及、冷やかで美しいメロディは極寒の夜空を駆け抜ける流星のような煌めきを放ち、薄気味悪いホラータッチの音楽性の中で、見事な色彩美を描いております。
深みのある音楽性だし表現力も増した彼ら、その聴
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HELSTAR-Burning Star ★★★ (2016-12-03 14:23:44)

数多くのスピード/スラッシュHM/HR系のアーティストを輩出してきたCombat Recordsから1984年にリリースしたテキサス出身の5人組による1st。けたたましいドタバタとしたリズムはまさに正調US産マイナーメタルの証、剛毅に打ち鳴らされるパワーグルーブとメタリックなツインギター、そしてスクリームするハイトーンと当時としても古いスタイルの音楽性を踏襲。その垢抜けなさ故に聴き手を選びそうですが、ホラータッチのシリアスな正統派サウンドは聴き応え十分、派手な仕掛けはないがテクニックに裏打ちされたアレンジは、背伸びしていない分、楽曲に破綻をきたす事無く全てをソツなくヤリきり、ある種の”闇”を演出。ヘヴィなミドルナンバーの中にテンポアップするパートを用いたりと、攻撃性を煽る事で精神的な高揚もあり、ドタバタなリズムとの噛み合わせが生みだす独特の”間”が巧みに練り込まれています。このリズムが苦
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Make It Shine Vol.2 ★★★ (2016-12-03 13:49:02)

今は亡き国産メロディックHM/HRの総本山マンドレイク・ルート・コーポレーションからリリースされたオムニバスCDの第二弾。
参加メンバーはWOLFのベーシスト西川が中心となり結成されたリップ・ヴァン・ウィンクル。関東の雄ガーディアンズ・ネイル。老舗大阪ならではの様式美バンド、ムーン・ストラック。パワフルなジャーマン系正統派バンド、ストーン・エッジ。第一弾で競演した縁で結ばれたゼニス+クリスタルクリアーのコンチェルト・ムーンが参加。各バンド自らのカラーを出しつつ、老舗の看板に偽りなしなマンドレイク・ルート・コーポレーション印満載の音楽性が貫かれており、クオリティのバラつきは少ない。

とは言え当時も今も国産メタル最大の問題はボーカルのポテンシャルが、ヘヴィな楽曲とどう対峙できるかがポイントで、見た目はキャデラックだがエンジンは軽4並みという排気量不足が軒並みで、歌が始まっ
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal Explosion From The Friday Rock Show ★★★ (2016-12-02 18:27:26)

A1 Samson / Take It Like A Man
A2 Praying Mantis / Johnny Cool
A3 Trespass / Visionary
A4 Taurus / Paper Chaser

B1 More / Soldier
B2 Money / Leo The Jester
B3 Gillan / If You Believe Me
B4 Angel Witch / Extermination Day

BBCセッションの1980年リリースのコンピ作。NWOBHMの勢いをそのままにパッケージされていますが、今作最大の聴きどころは、叙情派HM/HRバンド、プレイングマンティスの『Johnny Cool』に尽きるでしょう。個人的には聴いた事がないこの曲の為に価値のあ
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Hell Comes to Your House ★★★ (2016-12-02 18:11:36)

A1 Manowar / Blood Of My Enemies
A2 Exciter / Violence And Force
A3 Anthrax / Deathrider
A4 Earthshaker / Wall
A5 Hellion / Break The Spell
A6 Loudness / Esper

B1 Metallica / Creeping Death
B2 Helstar / Burning Star
B3 The Rods / Hurricane
B4 Tsunami / Fire Water
B5 Earthshaker / Young Girls
B6 Alaska / The Sorcerer
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Dragon-Untouchable Lovers ★★ (2016-11-29 16:29:51)

国産バットボーイズ系のHM/HRバンドが今は亡きBRONZE AGEから1989年にリリースされた1st。スリージーでラフなロックサウンドは日本人的な生真面目さと本場のノリが漂い、何とも言えない胡散臭さがロックなムードを絶妙に引き出していますね。国産インディーズ作と言う事で平坦な音の作りはまだしも、微妙なズレを解消していないレコーディングに不満がないと言えば嘘にありますが、この手の音楽性は細かい事を突くよりも、雰囲気を楽しむのが一番。荒々しい演奏とダイナミックなアメリカンロックとの相性は悪いはずもなく、そこに日本的な丁寧さも加わるのだから、西海岸風の音楽性に興味がある方なら大いに楽しめるでょう。それにしても昔からギターはエエんだよね日本のバンドはさぁ。

XEQUE MATE-Em Nome Do Pai, Do Filho E Do Rock 'n' Roll ★★ (2016-11-29 16:04:47)

ポルトガルが生んだ正統派HM/HRバンドが1985年にリリースした1st。ポルトガルの風土に根差した感情表現を表す言葉『サウダーデ』まさにその望郷心とも言える、懐かしくもあり切なくもある心情がメロディに反映されており、ポルトガル版のスコーピオンズとも言える音楽性を披露。ラフなパワーを内包しつつ、アグレッシブなリフワークに疾走するビートとNWOBHMなキレもあれば、オーセンティックなスタイルありと大味ではあるが、ハード過ぎずポップ過ぎない絶妙なバランス感覚があり、上手く言えないがキュンとさせるメロディが根底に流れているのが妙に気に掛り興味が惹かれますね。
伝統的なスタイルを引き継ぐポルトガル産の正統派サウンドは雰囲気モノで地味目ですが、叙情味あふれるサウダーデなメロディが何とも言えず琴線に触れていくのがたまりません。テクニック云々もさることながらフィーリングとフレーズを大切にする姿勢
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GRAHAM BONNET BAND-The Book-Everybody Has To Go There ★★★ (2016-11-28 14:14:20)

グラハムが魅力的な声で気持ち良く歌っています
パワー一辺倒でガナリのないパフォーマンスは本当に心地よいです
ソロの入り方も好きですね

GRAHAM BONNET BAND-The Book ★★★ (2016-11-28 14:06:00)

自動登録がようやっと確認できたので本編の書き込みをやりたいなぁと思います(20曲以上、しかの2枚組の手動登録はやりたくない、自動登録が確認できたのは国内盤リリースの一ヶ月後でしたね)。紆余曲折を経て辿りついた今作は、ようやくHM/HRサイトのファンにとって待ち望んだ方向性に絞り込んだ意欲作。その寸分の狂いなく繰り広げられるメロディックなクラシックロックナンバーの数々は安易な手法かも知れないし、真新しいアイデアは希薄かも知れませんが、定番に敵う者なしな往年のテイストを散りばめ再構築した音楽性に裏切りは一切なしとグラハムファンの涙腺を刺激しまくる王道路線で魅了。70歳を前にようやくやってくれたという感じでしたね。限られた時間を考えると、あと10年早く気が付いてくれたならなぁと無粋な事を言いたくなりますが、グラハムカムバック賞獲得にケチをつけるのは野暮なのでこれ以上の戯言は止めておきます(公使
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GRAHAM BONNET BAND-The Book-Here Comes The Night (Down Without A Fight) ★★★ (2016-11-28 13:41:37)

往年のカヴァー集となるDISC2のトリを務めるメロディックロック
タイトルからテッキリ1991年リリースのソロからのリメイクと思ったら
全然違う曲でした
確かに(DOWN WITHOUT A FIGHT)ってあるからね
でもリメイクが続いたので驚きです
最後に知らない曲が出てきましたからね
曲調云々ではなく詩が全然違うからソロのリメイクではないはず
未発表曲なのかな?作曲者クリス・インペリテリのクレジットも
興味の惹かれる曲でしたね
本編にも通ずる魅力がありますよ

SOUND BARRIER-Born to Rock ★★ (2016-11-28 13:34:09)

1983年に大手MCAからデビューするも満足なサポートを受けれず一年もたたずにドロップアウト。Pit Bull Recordsという自主レーベルから1984年にリリースしたEP。のちに1stがOld Metal Recordsから2001年に商品化された際のボートラとして今作が丸々収録されていますね。1年で音楽性のメタル度が増し次作への布石となるパワー漲る正統派サウンドを披露。全員黒人というラインナップという珍しさもありますが、全然独特の黒っぽいノリが出ていないのが面白く、荒削りな面はあれど先入観や偏見などを木っ端微塵に吹き飛ばすような欧州型US産パワーメタルを披露。クラシカルテイストのギターはマカパインだけじゃないんだぞと言わんばかりにスペイシーTはメロディックな速弾きで魅了、目指すべき方向性を明確に示唆していますね
でも安っぽいミキシングが迫力を半減させているので、マニア専用の
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SOUND BARRIER-Speed of Light ★★★ (2016-11-28 13:09:15)

メンバー全員黒人ミュージシャンで結成されたロス出身の4人組がベースをルーマニア出身の白人に変え1986年にMetal Blade Recordsからリリースした2nd。⑤曲目にシンリジィのカヴァーを収録しているように、音だけ聴けば所謂、ファンクやR&B的な黒っぽさは皆無、音速の壁と訳せばよいのかなバンド名にアルバムタイトルが表すようなスピーディーな楽曲を中心に熱く燃えたぎる欧州型パワーメタルサウンドを披露。少々アイデアの渋滞を引き起こしぎこちないなぁと感じる面もありますが、ギターは巧者だしベースもパワフルなフレーズでグイグイと楽曲を牽引、両者の火花散るバトルも聴き応えがあるし、バランスの悪さで埋没気味だがドラムのグルーブもチョイと黒っぽさがあり魅力的だ。
結局今作リリース後、時代の流れに乗る事無くギタリストのスペイシーKは脱退、後任にアレックス・マシを迎えるも解散。シンガーのバーニ
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H-BOMB-Coup De Metal ★★★ (2016-11-26 22:36:06)

元は1983年リリースの6曲入りEPにしシングル2枚分のボートラ4曲+の10曲入りでAxe Killer Recordsから1998年にめでたくCD化を果たした、元祖フレンチメタルを語る上で外すことができない彼らの記念すべき一枚。
時代はNWOBHMと言う事で、その勢いは世界中を席巻、彼らもその流れに呼応するように荒削りではあるが、スピード感に溢れた楽曲と活きのいいリフワークが小気味よく駆け抜ける正統派HM/HRサウンドを披露。若さ溢れるスピードメタルはアクセプトや初期サクソンにも通ずる魅力があり、ランニングタイムの短さも手伝い6曲一気に聴かせてくれます。ドタバタとしたリズム、勢いのあるノリの良さ、ギターも前に出ているし小細工無用な直球勝負の楽曲はスカッと楽しめますよ。

KIM KYUNG HO-00:00:1998-Exodus ★★★ (2016-11-26 22:08:13)

バラードが多いのでこういうノリの良いロックナンバーがあるとインパクトも強いです
アルバムの流れも損なわないし絶妙なタイミングで飛び込んできましたね
シンプルな曲だが印象に強く残ります

KIM KYUNG HO-00:00:1998-나의 사랑 천상(天上)에서도 ★★★ (2016-11-26 22:01:38)

韓流ドラマの主題歌になりそうな曲ですね
ポピュリズムに富んだロッカバラード
情念たっぷりなギョンホ節に酔いしれます
NEO演歌だなぁ

KIM KYUNG HO-00:00:1998-베수 비우스 ★★★ (2016-11-26 21:59:39)

北欧風の様式美ナンバー
堂に入った歌声は本当に素晴らしい
コンパクトだが聴くべき要素が詰まっていますね
もう少しギターソロが聴きたいと思わせる作りも◎

KIM KYUNG HO-00:00:1998-영원의 성(城) (슬픈 영혼의 아리아2) ★★★ (2016-11-26 21:54:45)

しっとりと歌い上げサビで爆発
エモーショナルなギョンホのパフォーマンスに酔いしれます

KIM KYUNG HO-00:00:1998-양심선언 ★★★ (2016-11-24 20:43:00)

ここで一転してクラシカルなテイストの疾走ナンバーが登場
メタルからバラードまで歌いこなすギョンホのパフォーマンスが素晴らしい
キーボードとギターの絡みも良かったな

KIM KYUNG HO-00:00:1998-마지막 부를 이름 ★★★ (2016-11-24 20:40:34)

連続でバラードが続きます
儚さ命な韓流バラード
ギョンホの魂を震わす絶唱にむせび泣きますね

KIM KYUNG HO-00:00:1998-이수(離愁) ★★★ (2016-11-24 20:37:55)

情念たっぷり
哀愁の韓流バラード
泣かされますね
泣かせるわ
号泣でしょう
ベタだけど好きですね

KIM KYUNG HO-00:00:1998-꿈을 찾아 떠나 ★★★ (2016-11-24 20:36:48)

爽快なサビメロを用意したキャッチーな一曲
哀愁のあるメロディとの対比がキュンとさせますね
練り上げられたアレンジとギョンホの火のつくような熱い歌声がカッコいい

KIM KYUNG HO-00:00:1998-Shout ★★★ (2016-11-24 20:33:17)

キム・ギョンホのハイトーンが突き刺さります
ハイテンションなノリの良さが心地よいですね
拳を突き上げたくなりますよ
コンパクトだがソロもカッコ良いですね

Voodoo-Heavy Metal ★★★ (2016-11-24 20:27:09)

ポーランドの正統派パワーメタルバンドが1987年にリリースした1st。まずはアグレッシブかつパワフルに疾走する『Metalmania』で暑苦しさを撒き散らし登場。その熱気ムンムンの勢いに押され掴みはOKだが、早くも2曲目でクールダウン、マイナー調のメロディが胸打つヘヴィバラードに汗がひきますね。全10曲入りのランニングタイム41分とコンパクトにまとめられた楽曲はアルバムタイトル『Heavy Metal』に相応しい尖りつつメロディを蔑にしない疾走ナンバーを中心に組み立てられており、グイグイと勢いよく迫ってきます。NWOBHMからの影響下に、よりビルドアップした疾走感はキレ味も鋭く、ツインギターから繰り出されるリフ中心の楽曲は、どれも水準が高く実にダイナミックで小気味が良い。
哀愁のメロディが冴えるバラードやミドルナンバーも合間に配しアルバムの流れを単調なモノにしないアイデアも悪くない
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TSA-Heavy Metal World ★★ (2016-11-24 19:57:40)

古くは1979年から活動を始めるポーランドの老舗HM/HRバンドが1984年にリリースした2枚目のオリジナルスタジオアルバム。ちなみにこちらの自動登録は1985年のMausoleum Recordsからリリースされた英語ヴァージョンで、未聴なので聴き比べ出来ませんが収録曲やアレンジ違いなどがあるらしいです。
ワタクシが所持するのはオリジナルのポーランド語ヴァージョン、2004年にMetal Mindからリリースされたエンハンストありのボートラ入り11曲収録の商品になります。下記に収録曲も載せておきます。

1. Kocica
2. Ty on ja
3. Biała śmierć
4. Alien
5. Maratończyk
6. Koszmarny sen
7. Piosełka
8.
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POWERMAD-The Madness Begins... ★★ (2016-11-21 15:06:34)

当時プロモ用にCD化されただけで正規品はアナログかカセットテープしかなく、アナログ盤が中古市場で云万円で取引されたなんだとか、隠れた名盤と誉れ高い1989年リリースの1stは2014年にめでたく国内盤オンリーでCD化され脚光を浴びて欲しいと思うのですが、今作の音源がオフィシャルからのリリースがなく、『Absolute Power + The Madness Begins...』というタイトルのリプロ盤が有名ですね。ちなみにこちらのサイトにて自動登録されている『Absolute Power』は多分リプロ盤です。
ラモーンズのカヴァーも収録したりと遊び心もありますが、緩急を生かした性急なビートとパワー漲るアグレッション、鋭いギターリフから繰り出される楽曲は、荒削りだが軽めの音質をモノともしない迫力がありエネルギッシュな演奏とスリルも楽しめる。ツメは甘いがツインギターのアイデアも豊富だし
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BAEKDOOSAN-King Of Rock 'n' Roll ★★★ (2016-11-21 14:35:05)

お隣は韓国を代表するHM/HRバンドの一つで、かつてLOUDNESSに挑戦状を叩きつけたとの噂がマニアの間で話題になった事でも知られる彼らが1987年にリリースした2nd。確かに歌い手も初期の頃の二井原実先輩をヒステリックにしたような声だし、ギターオリエンテッドな作風でアジアンテイストもあるが、ワールドワイドに羽ばたこうと苦心しており歌詞も英詩に変更。オープニングの『The Moon on the Baekdoo Mountain 』なんてANGEL WITCHがやりそうな曲だったリとブリティッシュテイストも満載と、音質は良くないがパワフルな演奏と借り物のアイデアが上手く組み合わさりエッジの立ったエネルギッシュなサウンドを披露。屋台骨のしっかりとした音楽性は聴き手の高揚感を煽り、ガッツ溢れる熱演に拳も振り上げたくなりますね。
垢抜けないC級メタルのどこが良いんだと言われると返す言葉
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ALQUIMIA-Espiritual ★★★ (2016-11-21 14:07:59)

AVALANCHのギタリストとしてスパニッシュメタル界を牽引していた一人、アルベルト・リオンダ率いるバンドの2nd。1年遅れで国内盤が2016年にRUBICON MUSICからリリースされたのですが、元々輸入盤市場で人気のバンドだったし今作も売れただけに、CD不況の昨今で今さら国内盤大丈夫かと余計な心配をしているのですが、手に入りやすくはなったんでしょうね。
情熱が迸る哀愁を帯びたスパニッシュサウンド、そこに絡むシンフォニックな響き、聴いてイメージするのがANGRAあたりなんですが、あそこまでリズミカルでプログレッシブではない。しかし即効性の高いなめらかな美旋律が華麗に疾走する様のキレ、クラシカルな要素を随所に盛り込み壮麗に飾るアレンジセンスと、クラシカルなスピードメタルが好きな人には聴いていて力が入るでしょうね。時代の潮流と一切関わらない純然たる正統性、その奥底に流れる普遍の響き
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PARANOIA-COME FROM BEHIND ★★ (2016-11-19 14:44:05)

今は亡き関西のレーベルNight Galleryから1987年にリリースされた1st。ボーカルがAION、地獄カルテット、VOLCANOなどで知られるNOVが務めており、1993年にCD化された際の帯タタキにも『俺の原点はこれだ-NOV』とかいてありますが、ベースX-JAPANの正式メンバーとなるHeathがいたんだから、そっちを押した方が金になるんじゃないかと思ったのですが、NOV押しするNight Galleryの姿勢は純然たるメタルファンとしては嬉しい限りですね。
日本人ならではのキメの細かいパワーメタルサウンドは、アイデアはあるのだが、やや四角四面の型にハマった印象が強く、これと言った突き抜けたモノがなくイマイチ弾けないのだが、喉を擦るように歌うNOVの歌唱スタイルは既に確立されており、二井原実先輩や山田雅樹などにも通ずる個性もあり、唯一無比の魅力を発揮しています。

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MACBETH-Wiedergänger-Kamikaze ★★★ (2016-11-19 14:07:17)

和太鼓のリズム
楽曲のコンセプト
起承転結のある展開
日本人の琴線に触れるものが強くありますね
アグレッシブかつ重厚なサウンドを軸に悲哀を見事に演出してますね
映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』を挿入しているのかな?
窪塚洋介、徳重聡、松尾諭出てるもんね

MACBETH-Wiedergänger ★★★ (2016-11-19 13:55:55)

バンド結成は1985年、東ドイツのテューリンゲン州エアフルト出身のバンドです。1987年頃にバンド名を『CAIMAN』に改名して活動するもメンバーの自殺などにより活動を停止。2000年代に入り本格的に復活を遂げ2012年リリースの今作が2ndとなるワケありバンド。アグレッションなパワーメタルサウンドを中軸にデスメタルにも通ずる荒涼としたメロディと苛烈な暴虐性を加味したサウンドは一本筋が通っており、アコギなどを盛り込みドラマ性にも富んだ曲作りの巧さは、最大のアクセントとなり楽曲にメリハリとつけています
ブラストビートも持ち入ったリズム隊の突破力、キレ味鋭いリフワーク、そして悲しみを増幅する扇情的なフレージング、咆哮するタイプのシンガーだが濁声で武骨なれど、歯切れよく歌い込めるのも好印象と、ダークでブルタリティのあるスラッシュ/パワーメタルサウンドとの相性も良く、昔流儀のデス、ブラック
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STEELER-Metal Generation - The Anthology ★★ (2016-11-18 16:05:18)

ロックの世界から離れカントリーシンガーとして第二のミュージシャン人生を歩んだロン・キール。1997年に久しぶりに北海道を代表する叙情派バカテクバンドSaber Tigerの『Project One』に参加でシーンにカムバック。ゲスト参加やバンドを立ち上げ、2009年にはKEELを復活させるのですが、今作は2005年にリリースされたSTEELERの未発表曲を中心としたレアアイテム集、とそう言えば聞こえはいいが、明らかにブートレベルの胡散臭い代物、とくにインギー時代のLIVE音源など商品化に耐えれるレベルかは相当微妙な空気が流れている。とは言えSTEELERの音源はインギー時代にリリースした作品のみと言われていたが、実は1982年に別メンバーによりシングルがリリースされていたりと、その音源やヴァージョン違いに未発表曲もあったりと興味がそそられるのも事実、インギーの後任にあのカート・ジェイムス
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GRAHAM BONNET BAND-The Book-Rider ★★★ (2016-11-16 16:04:20)

ポジティブな空気に包まれていますね
メロウなヴァースから爽快なサビへとつながる展開はグラハムの味でしょう
押し引きを心得た歌い回しも耳に残りますね
この辺りが今アルバムの流れを雄弁に物語っているでしょう
ガナリ立てないグラハムは素敵だ

GRAHAM BONNET BAND-The Book-California Air ★★★ (2016-11-16 16:00:50)

ジミー・ウォルドーが何気にいい仕事をしてますね
グラハムのリラックスした歌いましがエエです
張りも艶もあるね


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