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失恋船長さんのページ
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 451-500
Burning Desire-Break Free
WIZARD MASTER-Phasmatis
D.R.I.-Thrash Zone
NAZARETH-Surviving the Law
人間椅子-苦楽-肉体の亡霊
人間椅子-苦楽-疾れGT
人間椅子-現世は夢-宇宙からの色
人間椅子-此岸礼賛-今昔聖
PRIMAL FEAR-Rulebreaker
MUNICIPAL WASTE-The Fatal Feast
MAZERAN-Moving Lips-Let Me Fly
MAZERAN-Outsider
ANTHEM-Explosive - studio jam-Night Games
Le Griffe-The EPs
MASTEDON-Lofcaudio
KANSAS-Drastic Measures
KANSAS-Power
KANSAS-Power-Silhouettes in Disguise
SCANDAL-Warrior-Only the Young
SCANDAL-Warrior
NESTOR-Kids in a Ghost Town
MICHAEL SCHENKER GROUP-Universal
犬神サーカス団-怪談!首つりの森-怪談!首つりの森
犬神サーカス団-赤猫-血の贖い
犬神サーカス団-赤猫-鬱病の道化師
犬神サーカス団-蛇神姫-父親憎悪
犬神サーカス団-蛇神姫-鬼畜
犬神サーカス団-地獄の子守唄-地獄の子守唄
犬神サーカス団-地獄の子守唄-路上
犬神サーカス団-地獄の子守唄-白痴
ZEBRA-3.V
SARACEN-Marilyn
The Marcy Band-The New Old World
GIANT-Shifting Time
Chris Ousey-Rhyme & Reason
SKULL FIST-Way of the Road
ALLTHENIKO-Devasterpiece
FIREWOLFE-Firewolfe
Weird Tales-... Under the Moon
SKID ROW-Matt Fallon Demos
Fallon-Fallon
METALITE-A Virtual World
FM-Thirteen
OUT OF THIS WORLD-Out Of This World
Phantom Excaliver-幻の聖剣
SEPULTURA-Morbid Visions
SEPULTURA-The Mediator Between Head and Hands Must Be the Heart
BURNING RAIN-Face The Music
PRAYING MANTIS-Katharsis
BLACK EYE-Black Eye
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発言している14曲を連続再生 - Youtube



Burning Desire-Break Free ★★★ (2022-07-29 15:04:15)

まったくバイオの分からないバンド。アメリカのバンド言うことらしいのだが、そこにも確証が持てません。ある日、Spotifyから類似するバンドとしてすすめられるのだが全然しらん。でもお金も掛からんし容易に試聴が出来るわけですよ。ハイトーン系の男性シンガーと、メインを飾るのは女性ギタリストという構図。これには興味もそそられますよね。
いかにも自主制作盤のらしい輪郭の甘い音質と怪し演奏の数々、ギターソロもウーン…怪しいさが満載である。しかし、メロディを大切にする曲作りと今のご時世、そうそうお目にかかれないオーソドックスな作りに、何故か耳を奪われ最後まで完走。ベタではあるが工夫を凝らしドラマ性を演出している点は見逃せません。
あくまでもマニア向けですし雑誌で紹介されるようなメジャー流通の作品に慣れ親しんでいる人に勧められませんが、レア盤に目のないマニアには、たまらんでしょうね。

WIZARD MASTER-Phasmatis ★★ (2022-07-24 12:12:29)

アルバムジャケットを見ているだけで音が聞こえてきそうです。イタリア産のスラッジ/ドゥームロックバンドによる1st。ファズの掛かった汚らしいギター、地ベタを這いずり回る酔いどれヘヴィグルーブ、その筋のマニアならばクラクラと目眩を起こしそうになる、陶酔感の強い音楽性を踏襲しております。ある意味、定番であり個性は見出せないのだが、70年代イタリアンホラー言いたくなるような、血糊べっとりのジャーロ映画路線を展開、胡散臭さがスタイリッシュに錯覚させる、狂気と何者も寄せ付けない疎外感、心理に侵食する偏執病的な音色に定番を見つける事が出来ます。
闇にうごめくカルトヘヴィロック、その押しの強いリフワークに似て非なるセンスを垣間見ます。まぁ、個性は薄めなのがドゥームあるあるなんですけどね。

D.R.I.-Thrash Zone ★★★ (2022-07-23 17:43:50)

アルバムタイトルが示すとおりスラッシュメタルへと接近、そのドライで明快なサウンドメイクは正にアメリカンスラッシュ、その小気味の良い切れ味は実に爽快である。その反面、少々味付けがスッキリとしてしまい、このバンドが持つ灰汁が薄まったという面はあるかも知れないが1989年という時代背景を考えると、むしろこの方向性の方が無難であり、多くのファンを取り込む魅力に溢れている。
かつて多くのフォロワーを持つ日本の著名な批評家からウンコバンドの称号を頂いた彼ら、伊藤政則はアメリカでメタリカが売れているという情報をいち早くキャッチ、その後、手のひらを返したようにスラッシュメタルにも好意的な顔をしましたが、こちらは忘れていません。ライナーノーツ読んでCD聴いて、洗脳されるって統一教会の話かと思いますが、日本のメタルシーンというのは、特定の年齢層には、確実にこの手合いがいますので要注意ですよね。

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NAZARETH-Surviving the Law ★★★ (2022-07-22 20:58:57)

カール・センタンスで二枚目のアルバムを作ることになるとは思っていなかったのですが、オープニングナンバーを聴けば納得ですね。50年以上のキャリアを誇る老舗中の老舗バンド。多くのバンドが直面する老との向き合いを見事に昇華、古さに埋没しない現役感バリバリの古典サウンドに唸ります。
現代的な音作りとテクノロジー恩恵を享受した最新作は、実に鮮度の高いサウンドへと展開しています。
グランジ、オルタナ勢にも間違いなく影響を与えた彼ら、その先祖帰りとも言うべき自らのスタイルの再構築は、ここで見事に花開きシーンの先頭を切っていると言っても大げさではないほど、今っぽさもあり老舗の看板に偽り無しの快作となっていますね。
シンガーの交代劇もチャンスに変えたバンドの気概、あれほどの声を失ったんですけどね。日本では全く人気の出ない彼らですが、アメリカのメジャーロックが好きな人には、是非とも聴いて欲
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人間椅子-苦楽-肉体の亡霊 ★★★ (2022-07-22 20:44:41)

パワフルかつヘヴィな人間椅子ワールド
鈴木の歌声もパンチ効いています
そして和島との絡みもあり人間椅子ワールドが全開ですよ
お得意の童謡を取り込んだのも正解
ジャパネスクドゥームロックが全開です
海外のファンを虜にした国産古典ロックバンドの底力ですね

人間椅子-苦楽-疾れGT ★★★ (2022-07-22 20:40:06)

ゴリゴリの疾走リフが耳を惹きます
ありがちなパターンではあるが新機軸もしっかりと盛り込み
今作の充実度をサラリと表現している
遊び心満載なのも聴いていて好奇心をくすぐられる
人間椅子風の撃剣霊化ってところかな

人間椅子-現世は夢-宇宙からの色 ★★★ (2022-07-22 20:34:03)

ストレートに打ち出される古典ロック
かつてのような陰気な空気はなくなったが
スペイシーなロックサウンドはお得意の奴です
イントロにニヤリとした古参ファンも多いでしょう

人間椅子-此岸礼賛-今昔聖 ★★★ (2022-07-22 20:28:18)

アルバムのラストにねじ込まれたヘヴィなプログレナンバー
お得意の奴だが昔と違うパワフルです
こういう曲をやらせたら右に出る者がいないよねと言わせる説得力がある
希有なバンドだよなぁ

PRIMAL FEAR-Rulebreaker ★★★ (2022-07-18 19:54:19)

ある意味、現代の鋼鉄神と呼ぶべきバンドと言える、マット・シナーとラルフ・シーパースの二人がメインを張るバンド。今作ではトム・ナウマンが復帰を果たし、昨今、流行のトリプルギター体制へと移行している。正直、誰がどのパートを担当しているかは分からないが、現代的な生々しいヘヴィな音像、その欧州テイスト溢れる硬派な質感を損なわないメロディとタイトにまとめ上げたリズム、実にメジャーな感覚を持つ正統派メタルは、キメるところを見事にキメまくり耳馴染みの良いドラマを展開している。
その試聴感の良さは、この手のスタイルに対する造詣で決まりそうだが、ど真ん中を闊歩する王道スタイルに熱いモノがこみ上げてきます。正統派メタルの源流とも言えるJPがロブを復帰して活動しているが、どうも昔のアイデアを擦るだけで、イマイチ鮮度が低い。その代用品と言われそうなバンドだった、こちらはお手本とバンドからの影響を包み隠さず
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MUNICIPAL WASTE-The Fatal Feast ★★★ (2022-07-18 19:39:46)

収録曲の多さの割にランニングタイムが短いというド直球なスタイルが魅力の彼ら、そのどこかネタ感が漂うプロジェクトチーム的な匂いもあり、個人的にはどこか斜めから見てしまうのだが、今回はNuclear Blastからのリリースと言うこともあり俄然興味も沸きました。
その爽快感MAXのキレっぷり、切り刻まれるギターリフの心地よさにウネリます。締め上げたタイトなリズムもクールにキマり、小細工無用なスピード感を倍増、往年のスケーターロックなる言葉が頭をよぎるキャッチーさと親しみやすい暴虐性、良い感じでクロスオーバーされており、ギターソロなんてしらねぇ、スカッとさせてくれよというスピード狂にはもってこいの音楽性でしょう。
このバンド、けして新しい事をやっているわけではないのに常に鮮度が高い。古いアイデアをフレッシュに聴かせる技、ある意味サイドプロジェクトな立ち位置だからこそ、好きな事を思い
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MAZERAN-Moving Lips-Let Me Fly ★★★ (2022-07-13 09:20:01)

繊細なタッチのギターサウンドが懐かしい
メロディを大切にするソロも好きですね
らしさ前開のオープニングナンバー
耳馴染みよく駆けて行きます

MAZERAN-Outsider ★★★ (2022-07-13 09:12:16)

ダークでミステリアス
グラム系の要素も練り込み妖しく光ります
日本的な面が強いのが全てを結審するだろう
音質は良くないがタイトでリズミカルなリズムプレイも耳を惹きます

ANTHEM-Explosive - studio jam-Night Games ★★★ (2022-07-13 09:06:21)

ラストに極上のオマケが出てきました
シンセのパートなんとかして欲しかった
お世辞にも声は出ているとは言えないが
スタジオライブをいう生感を楽しもう

Le Griffe-The EPs ★★★ (2022-07-10 20:44:44)

NWOBHMマニアにとっては幻のバンドと言えるマニア泣かせのEP2枚をひとまとめにしてボートラ一曲を追加した全9曲入のコンピ作。この幻の一品をリリースしたのが、相変わらず発掘に余念の無いNo Remorse Recordsからというのが激アツです。
いなたさのある垢抜けない英国ロック、そのねじ込まれた叙情性、洗練性とは無縁のハードサウンドは正にNWOBHMと叫ばずにはいられない煮え切らないハードサウンドを聴かせてくれます。
この作風で85年までバンドは活動するのだが、遅れてきたサウンドに需要もなく、アメリカン市場に売って出る予算もなかったろう、あえなくバンドは解散となるのですが、こうして2022年に日の目を浴びることになるとは、何が起きるか分かりません。こういう作品を復活させたレーベルの企業努力には頭が下がりますね。日本じゃイチオシはオジサンうけしそうな女性グループだもんなぁ

MASTEDON-Lofcaudio ★★★ (2022-07-07 19:09:52)

オープニングナンバーを聴きながら、思わずカンサスでこれやりなさいよと言いたくなりましたね。メロディアスかつハードな極上のサウンドを展開、拘りのアレンジを盛り込み最後まで飽きる事無く聴き手の好奇心を刺激し続けます。
とにかく腕が鳴る演者のプレイ、それでありながらも味付けがクドくないので、リスナーオンリーの人が聴いても全然邪魔にならない。頭がいいですねぇ。JOURNEYやTOTOの美味しいところを放り込み、プログレハードとメインストリーム寄りのスタイルへ行ったり来たりを繰り返す、絶妙なさじ加減が最大の聴き所、苦手な人には居心地の悪さを感じるだろうが、メロディアスなロックを探し求めている方にとっては夢のようなハードサウンドへと仕上がっている。
時代は1990年、国内盤のリリースもなくクリスチャンロック系のレーベルというのもあり認知されなかったのが痛かった。一番の要因はKANSASを
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KANSAS-Drastic Measures ★★★ (2022-07-07 18:49:05)

スティーヴ・ウォルシュが去り、今度はヴァイオリンのロビー・スタインハートもバンドを離れることとなる。前作から参加するジョン・エレファンテの存在感がグッと表に出てきています。完全にメロディアスな唄モノロックに変貌を遂げました。
時系列で追っかけたファンは度肝を抜かれたでしょうね。
これがロマン溢れるアメリカンプログレバンドの最終形態と言われたら下を向くしかないでしょう。

これはリッチー・ブラックモア率いるRAINBOWの変遷をどう捉えるかです。日本でのRAINBOW初CD化は、たしか酒井康氏監修の2枚組のベストだったと記憶している。その選曲はかなり偏ったモノであり、特にジョー・リン・ターナー時代のチョイスには、かなり疑問があった。推察するにジョー=ラジオ向けのポップバンドという図式なのだろう、だからラス・バラードの曲になる。
あのおかげで随分と後期RAINB
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KANSAS-Power ★★★ (2022-07-06 15:28:59)

今聴いても、これがあのカンサスなのかという印象は拭えません。商業的な成功を念頭に置いて制作されたのは間違いない。その割にヒットとは言えない状況だったのは残念だが、それでは駄作と切り捨てるのはチョイと違うのです。
スティーヴ・ウォルシュが戻り、さぁあのカンサスが聴けるのかなぁと期待すると駄作ですが、時代性を真っ向から受け止めハツラツとした、ストレートなハードさとポップフィーリング、そして熱の籠もった哀愁を散りばめ、嫌みの無い一線級のサウンドとして仕上げています。
とにかく時代と真っ向から向き合っています。ある意味、側は軽めの売れ線志向ですが、その芯にあるサウンドはアホでは出来ない知性を秘めており、今となっては逆に聴けないスタイルとして重宝できるサウンドかと思います。やっぱり④ドラマあるもんねぇ。
ギターチームもさることながら一線級の腕利きミュージシャンが揃っているだけに、
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KANSAS-Power-Silhouettes in Disguise ★★★ (2022-07-06 15:05:05)

我らがブリザードもカヴァーした新生カンサスを印象づけるオープニングナンバー
違和感はもの凄くあるがバンド名など気にさせない勢いがある
こういうインパクトのある曲が続けば良かったが②のまったり感は良くなかったよなぁ

SCANDAL-Warrior-Only the Young ★★★ (2022-07-06 14:57:05)

1985年にジャーニーの曲としてシングルカットされた一曲。映画『ヴィジョン・クエスト』にも提供しました。
このバンド以外にも国産美形メタルバンド、ブリザードも1984年リリースの1stで取り上げており、その際にはジャーニーの未発表曲という触れ込みで紹介されており、どういう経緯でそうなったのか、またどちらが先に取り上げたのかも気になりますね。

そして本家が1985年にシングルとして世に出します。
ちなみにこの曲のエピソードとしては、不治の病で余命幾ばくもない男の子をお見舞いにした、メンバーが仕上がったばかりで世に出ていない、この曲をカセットに入れて渡したというエピソードがあります。
時系列で言ってもジャーニーの曲ではあるが、スキャンダルやブリザードヴァージョンの方が先です。しかし、エピソード的にはジャーニーのモノでしょう。なんたって病床で命を引き取った際に、
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SCANDAL-Warrior ★★★ (2022-07-06 14:42:33)

こちらのスキャンダルはパティ・スミスをフィーチャーしたアメリカのバンドです。活動時期は短く今作をリリース後、メンバー感のいざこざが絶えず解散したと言われているバンド。詳細はサッパリなのですが、後にパティ・スマイスは、この路線を引き継ぎソロアルバムをリリース。キュートなルックスに負けないインパクトを残す歌声で人気を博しました。アメリカって実力が無いとステージには立てない、日本とは大違いですよね。その根本の強さを完膚なきまでに味わうのですが、チャートの上位にも食い込むヒットを出しているだけに短命に終わったのは残念ですね。
ハードでポップ、大衆性を完備したサウンドは、どれもがヒット性を秘めており、そりゃ売れるわぁと関心しきりです。豪快さの中に押し込めた計算尽くの売れ線方程式、アーティストとしての気概もあるが、それらが反発することなく昇華されています。青春映画のサントラなどに放り込まれても
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NESTOR-Kids in a Ghost Town ★★★ (2022-07-01 18:27:29)

彗星の如くシーンに現れたベテラン新人バンド、垢抜けないオッサン集団な見た目とは違いカラフルな80年代型HM/HRサウンドを奏でている。栄光の日々を再びと言いたげなラジオオリエンテッドな作風、それでありながらも芯にあるハードな質感、軽やかで耳馴染みの良いメロディを軸に、実に地に足の付いたパフォーマンスとアレンジで楽しませてくれます。
余りにも素直なスタイル故に、新しい発見はないのだが、古典に根ざしたAOR風味満点のメロディアスロックは、ここ日本においては大きな市場があると思えるだけに、このバンドの認知度も上がりそうである。メディアがどう批評したのか気になるところだが、メロディ派にとっては、また一つ優れたバンドに出会ったと歓喜するでしょうね。
主役は楽曲という事なのだろうが、もう少しロックな部分が欲しいと思うのだが、このクオリティがあれば十分でしょう。熱波を吹き飛ばす爽快感のある
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MICHAEL SCHENKER GROUP-Universal ★★★ (2022-06-30 12:29:11)

精力的な活動を続けるマイケル・シェンカー、色んな名義があるので、イマイチのめり込めないのだが、おそらくMSG名義で活動をメインに行い、続けてアルバムをリリースしてきたと思う。名義問題もあるが、前作同様というのか最近のマイケルのアルバムは複数シンガーが参加するという形態をとっており、そのあたりに混乱をしているワタクシですが、そういう面倒を拭い去り向き合えば今作も神の名に恥じない作風に仕上がっている。
攻撃性を緩めいないギター、往年のテイストも残しつつ現代的な要素を盛り込み主役である自分自身を奮い立たせている。ロニー・ロメロが中心となるヴォーカル体制もゲストとなるラインナップを巧みに混ぜ込み、高めの幕の内弁当感を誘発、個人的にはオカズが多いだけで味は無難感は強いのだが、個性的である事に間違いはなく、マイケルらしいテンションの高いギタープレイと、叙情的なフレーズの散りばめ方に耳を持ってい
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犬神サーカス団-怪談!首つりの森-怪談!首つりの森 ★★ (2022-06-28 20:08:11)

メジャー仕様でしょうね
オカルトタッチの歌詞も面白いです
でももっと猟奇的でエグいのを期待するのですが
いつまでもアングラロックじゃ飯が食えないよね
売れなきゃやってられないよなぁ

犬神サーカス団-赤猫-血の贖い ★★★ (2022-06-28 19:56:45)

猟奇的で屈折した世界観と素朴な曲調
それだけに歌詞がグサリと突き刺さります
個人的には食傷気味なのですが
ファンにはたまらんのでしょうね
巻き舌も好きですよ

犬神サーカス団-赤猫-鬱病の道化師 ★★★ (2022-06-28 19:54:51)

有名な曲を上手くモチーフとして取り上げますね
このバンドのファンにロックの神髄を教えたいと言うことでしょうか?
相変わらず身の毛のよだつ歌詞です
でも似たようなタッチなんですよね

犬神サーカス団-蛇神姫-父親憎悪 ★★★ (2022-06-28 19:52:58)

また分かりやすい曲を下地にしています
このバンドのファンは知らないのかな?
そういう意味では賢い選択ですね
ストレートな曲調と相反する欲深い人間を糾弾する歌詞
虐待親父の唄でしょうかね?
ストレートに吐き出されています
サビメロと歌詞が上手く合致しています

犬神サーカス団-蛇神姫-鬼畜 ★★★ (2022-06-28 19:50:40)

退廃的なムードと昭和歌謡風味がいいですねぇ
怖いなぁ
夜うなされそうです

犬神サーカス団-地獄の子守唄-地獄の子守唄 ★★★ (2022-06-28 19:45:15)

文学的な歌詞が耳を惹きますね
こういう世界観を描くのが上手いバンドでした
凶子さんの歌声も絶望的な悲哀を表現しています
切ないが許されない間柄の二人
そのいく果てを描いています
昭和ですねぇ

犬神サーカス団-地獄の子守唄-路上 ★★★ (2022-06-28 19:41:56)

和風なヘヴィブルース
ひねくれた世界観です
情景が浮かぶ唄い回しも良いです
アンサンブルもイイですね

犬神サーカス団-地獄の子守唄-白痴 ★★★ (2022-06-28 19:39:28)

彼らは日本のバンドだからアンセムのWARNING ACTIONをモチーフといこう
多くのバンドが取り上げるモチーフなのですが
このバンドらしい歌詞が耳を楽しませます

ZEBRA-3.V ★★★ (2022-06-26 16:39:56)

商業的な失敗を受けて、よりメロディアスなスタイルへ舵を切った勝負を賭けた3枚目のアルバム。頭からメロウなメロディが耳を惹くメロディアスロックで幕開け、その流れを崩さぬように②へと流れます。シンセを全開に前に出した口当たりの良いサウンドは、少々やり過ぎなれど、商業的な成功に軸足を置いた今作の道筋を考えると不満はありません。
ハードな面にフォーカスを当てるファンにとっては頭も痛いだろうが、ランディの癖が強いハイトーンも、この透明感溢れるサウンドにフィットしていますね。
結局、このアルバムもロクなプロモーションも無く売れませんでしたが、質の高さは折り紙付き、品のあるメロディアスロックをお探しのマニアならば大いに楽しめるでしょう。

SARACEN-Marilyn ★★★ (2022-06-25 18:22:58)

NWOBHM期に泣かせのチョイプログレタッチの叙情派サウンドでデビューを果たした彼ら。予定通り2枚目のアルバムでアメリカン志向を打ち出しバンドは、これまた予定通り解散という憂き目に遭います。ある意味NWOBHMあるあるなので驚かないが、今作の方向性には三度驚いた(2度目は復活作リメイクアルバムです)前作を聴いていないので、あれなのですがEscape Musicからのリリースと考えると合点がいきます。ロビン・ベックやイッサ、そしてスティーヴ・オーヴァーランドまで顔を出し見事な歌声を披露、デュエットにもウットリですよ。

枯れた味わいのブルージーテイストは控えめ、サックスまで大胆に取り込み、実に豊かな音楽性を披露。それを聴かせるメロディアスロックとして統一感を持たせたのだから文句を言うのは野暮でしょう。
おもてたんと違うは拭い去れませんが、それはワタクシが何の予備知識も持た
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The Marcy Band-The New Old World ★★★ (2022-06-25 18:03:38)

EARTHSHAKERの西田昌史がバンドの顔となるロックグループ。マーシーとは縁のある若いミュージシャンを従え実にフレッシュな感性を落とし込んだ普遍的なハードサウンドと展開している。正に『THE NEW OLD WORLD』という事だろう。
昨今流行の男女ツインヴォーカルの相方を務めるのは奈良井恭子ことgi-na。ギターはマーシーと縁の深い、峰正典。ベースは天才少年としてメディアにも取り上げられたKenTも18才に成長、ベースはFIREさん、このリズムセクションがタイトでクール。熱き感情を込めつつもビシッと決めてくれます。なんと言っても生身の人間から叩き出されるグルーブが心地よい。

若々しい感性を秘めたのはギターワークによる貢献も大きい、峰のプレイは基本を押さえつつも大胆に多様な音楽性を取り込んできた。マーシーのオールドスクールなメロディと、若いミュージシャンを繋ぐ峰
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GIANT-Shifting Time ★★★ (2022-06-24 19:13:49)

知らない内に再結成を果たしアルバムもリリースしていた彼ら、しかし、ここにはダン・ハフはいない。そしてかつてはテリー・ブロックがリードシンガーを務めていたというのだから、商業誌を読まないとこういう時代を招きますが、浦島太郎おじさんにとっては、いらぬ先入観は必要ないので困りません。
ギターはジョン・ロス、ヴォーカルはケント・ヒッリが担当、リズムセクションは往年の二人が引き継ぎ、バンドの体をなしているという事でしょう。多くのファンにとっては主役はダン・ハフだと思うでしょうが(時代遅れのワシだけか?)脇を固めるアレッサンドロ・デル・ヴェッキオを先頭に外部ソングライターの助力を得て多くのファンが待ち望むメロディアスロック路線に進んでいます。
正直、アメリカンな色は抜けレーベル印のワールドワイドなスタイルへと移行、無駄のないサウンドメイクと聞き心地のよいプロダクションのおかげでアイデアの
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Chris Ousey-Rhyme & Reason ★★★ (2022-06-20 19:27:01)

ハートランドのシンガーとして知られるクリス・オウズィー。長いキャリアを誇るが成功したとは言えない実力者。その深みのある歌声は英国人ならではの味わい。説得力溢れるエモーショナルな歌声を武器に、待望のソロアルバムをリリースしてくれた。

プロデュースはトミー・デナンダーとマイク・スラマーという布陣。二人はギタリストしても参加と完全バックアップ、クリスに取ってはEscape Musicとの関係性も深く、このラインナップに問題は生じないでしょう。豪華制作陣を迎え入れた今作は、クリスの歌声を中心に聴かせるハードロックを展開、安直なAOR志向ではないグルーブ感のある唄モノサウンドは躍動感に溢れており、憂いのあるパワーヴォイスを存分に披露、その良質なパフォーマンスに魅了されっぱなしです。ファンにとっては待ち望んだスタイルの音楽性と言えるでしょう。

ちなみにリズムセクションはニ
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SKULL FIST-Way of the Road ★★ (2022-06-19 19:06:47)

カナダ産の正統派HM/HRバンドの3rd.勝負となる3枚目なのだが、ある意味、置きに行った印象を受ける。音楽性に問題は無い。所謂NWOTHMと呼ばれるバンドになるのだが、本家本元となるベテラン組がかつてのマテリアルを引っ提げて復活を果たしている、その中で、この手の若手はどのような差別化を図るかが最大のポイントとなるのだが、今作は所謂、中庸をいく路線を真っ向からやり切っている。
キャッチーでノリの良い楽曲は元気いっぱいである。嫌みの無いサウンドメイクは先輩達に最大限の敬意を払い、この路線を踏襲している。それだけに、このクオリティで文句を言われたらたまらんだろうが、個人的には、人生で脇見をせずにズッと聞き続けていたジャンル故に、少々ハードルが高くなっています。そういう目からすると、置きに行っている作風ではありますが、うつろいでいる時代の中を一陣の風のように通り抜けてく王道スタイルにブレ
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ALLTHENIKO-Devasterpiece ★★★ (2022-06-17 12:54:04)

イタリア産のパワー/スピードメタルバンドが2008年にリリースした3枚目のアルバム。欧州由来の湿り気のあるメロディとダークなテイスト、そして目の覚めるようなスピード感とメロディ、一癖ある展開も工夫を凝らし耳を惹きますね。方向性としてはトリオという点もあり、RAGEとの類似性も高い。シンガーの唄い回しなどピーヴィーを思い出す場面を多々ある。
そういう純潔なるフォロワーバンドとも言えるのだが、クラシックメタルと呼ばれるスタイルのエッセンスを巧みに取り込み現代的なフィルターを通して再構築、技巧的なギタープレイは切れ味鋭いプレイで魅了、癖の強い音楽性と対峙しています。またトリオとは思えない迫力のある演奏はRAGEにも負けない勢いを感じますね、その一糸乱れぬ熱き弾丸サウンドはテンションも高いです。
良くも悪くも中庸な路線と言えるのだが、キャッチーさもねじ込んだ欧州型パワー/スピードメタ
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FIREWOLFE-Firewolfe ★★★ (2022-06-15 01:14:23)

ベテランアメリカ人ミュージシャンが揃った正統派HM/HRバンドの1st。ドラマーはHurricaneやAsiaで叩いていたジェイ・シェレン、ヴォーカルはHawkやValhallaで唄っていた‎デヴィッド・フェフォルト‎の名前があるように通好みの実力派が揃う、その二人に負けない実力者が二人のギタリスト、彼らしっかりとしたテクニックを駆使して重厚なサウンドと統率、ガッツリとした古典ロックの凄みを見事に体感させてくれる。ベースのデビッド・トーリー‎もHawkに居ましたね。
皆で曲を聴かせるという仕様は、実に堂に入ったもの、その堅実な作り込みは、この重厚なサウンドを作り上げるのに必要不可欠、売れなかったがキャリアのあるメンツが揃っているので、ヘタを売ってはいません。
その反面、即効性は鈍いのでライトリスナーや、速いのキャッチーのと言う分かりやすさを求める人にはチト敷居は高いでしょう。
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Weird Tales-... Under the Moon ★★★ (2022-06-13 17:46:45)

各方面で絶賛されている国産様式美系バンドのフルアルバム。とは言っても制作途中でギタリストでありメインソングライターの藤田哲也氏は帰らぬ人となる。そういう不幸に見舞われつつも、残りのメンバーが楽曲を完成させることに尽力、こうして出来上がったのが今作となるのだが、これが激アツの古典HM/HRが展開。完全にリッチー・ブラックモアタイプのギターだが、その完成度言うのかフォロワー具合が素晴らしいモノであり、そのギターをサポートするようにキーボードの田口雅敏の才気溢れるプレイで魅了。
また唄入れを行った、岡崎勝利も楽曲を壊すことなくキレのある歌声を披露。皆で藤田氏のギターを盛り上げています。
こういう素晴らしい作品を作りながらも、藤田氏がこの世にいないという現実に、こちらとしては放心状態となりますが、惜しい人物だったなぁと悔やまれますねぇ。
パープル/レインボー路線が大好きな紫虹の
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SKID ROW-Matt Fallon Demos ★★★ (2022-06-11 17:52:24)

ニール・タービンが解雇された時期にAnthraxのステージに立っていたマット・ファロンがリードシンガーを務めていた時代のデモ音源。オフィシャルな形で世には出ていないが、色んな形でブート盤として出回っている。

1.Midnight/Tornado
2.Forever
3.18 and Life
4.Youth Gone Wild
5.Rattlesnake Shake
6.Rescue You
7.Walk with a Stranger

リリースは1986年、上記楽曲が収録と大半が1stアルバムに採用されているように1986年の時代で音楽性もある程度固まっており、彼らがポッと出の新人でないのを確認出来るでしょう。名曲③の歌メロもセバスチャン・バックが考えた分けではないことに驚かされます。また濁りのあるハスキーヴ
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Fallon-Fallon ★★★ (2022-06-11 17:36:38)

知る人ぞ知る初代SKID ROWのシンガー、マット・ファロンのバンドによる音源。リリースは2015年との事だが現物を見たことがないので詳細は不明。そもそも、実態のあるバンドだったかも不明。さらには、何時の音源なのかと分からない事だらけのフルアルバム形式。12曲入りで最後の2曲がデモと言われても?である。
そんな詳細の分からない音源がストリーミングサービスだから楽しめるのですが、興味のある方は是非とも視聴して欲しいですね。2015年リリースとは思えないバットボーイズロックを展開、完全にSKID ROWの1stを踏襲するスタイルは懐かしさが満載、恥ずかしげも無くど真ん中で鳴らしているので、こちらも余計な詮索などせずに楽しめます。それなりの音質は当然ですが、そういうマイナス点を割り引いても、懐かしい時代を想起させます。アコギの映えるバラードなど、セバスチャン・バック風味も醸し出し、なるほ
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METALITE-A Virtual World ★★★ (2022-06-10 13:40:18)

勝負となった3枚目のアルバム。今回はシンガーも変わらず本格派の歌姫、エリカ・オールソンが引き続き唄っています。とにかくド派手に軽やかに踊りまくっています。やり過ぎだと感じるくらいダンサンブルなリズムを大導入するナンバーもあったりするのですが、ここでは音楽性も熟れてきた印象が強く、なんと例えれば良いのかいい例えが見つからないのだが、バンドとしての一体感というのか、このEDM+メタルという究極のミスマッチを演出する黄金比を見つけたような印象を抱かせる。
北欧というバックボーンもあるのかABBAのメタルヴァージョンと言えば良いのかなぁと思わせる軽快なビートと大衆性、個人的には④位で脱落するのだが、ギターソロになると急にメタル度を増したりと、脱落しかけるワタクシに手を差し伸べてきます。
この手のスタイルは、初心者にとっては馴染みやすく敷居を下げている。ヘヴィなグルーブやメタリックな質
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FM-Thirteen ★★★ (2022-06-09 14:03:07)

ブリティッシュロック界の大物と言っても過言ではない大ベテランバンドによる通算13枚目のスタジオアルバム。オープニングから、その威厳に満ちあふれたメロディアスロックを展開、AOR調の②への流れも素晴らしく、今作に対する期待値も爆上がりです。
スティーブ・オヴァーランドの歌声も円熟味を増しつつも輝きを失わないパフォーマンスを披露、多彩な楽曲を用意したアルバムの中で、全てをFM印に変えてしまう存在感に唸ります。またバンドの唄を軸とした作り込みを行っているので、そのあたりのバランス感覚にも一日の長を感じずにはいられませんね。
総じてベタな世界観です、大衆性のある良識的な音楽性、人を不快にさせないハードでメロディアスなロックサウンドは英国流儀に彩られています。この手のスタイルならではの親しみやすさ、その中でも適度な緊張感は、聴き手の好奇心を刺激し飽きさせることなく最後まで聴かせてくれま
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OUT OF THIS WORLD-Out Of This World ★★★ (2022-06-06 13:33:42)

おいおいおい、キー・マルセロとトミー・ハートの二人でKEE OF HEARTSやっていたじゃん。ややここしい二人が中心となるメロディアスロックバンドのデビュー作。なんか混同しますよね。そういう外見的な問題を感じましたが、サウンドの方も同系統なれど、こちらはキー・マルセロがイニシアチブを握り、懐かしのロン・ネヴィソンをミキシングに迎え、80年代テイストを全開で披露。
ヴァン・ヘイレンみたいな楽曲まで放り込み、とにかくMTV全盛期を思わせる煌びやかな路線を展開、嫌みの無い大衆性と健全はハードサウンドの持つパワーは光り輝いており、硬軟交えた楽曲に潤いと彩りを与えています。
やや、声に艶がなくなったなぁと思わせるトミー・ハートだが、この手のサウンドに対する適正は既に実証済み、今更、注文をつけられるようなアーティストでもありませんよね。
総じて懐かしいです、キーのギターワークは余
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Phantom Excaliver-幻の聖剣 ★★ (2022-06-03 17:48:41)

自らの事をメロディックスピードデスメタルと呼ぶ、やり過ぎ感MAXの国産バンド。我らがサーベルタイガーと同じステージに立つと言うことでチェックなのですが、全力で悪ふざけを行っています。それがイケるかで評価が大きく分かれるでしょう。劇クサのメロディアスなフレーズを奏でるギターワークは、メロディックスピードデスメタルに偽りなし、日本人による日本人好みのメロディックなフレーズも連発、サビではキャッチーに歌い上げ、親しみやすさもアピール。雑食感のあるごった煮サウンドを、メロディックという言葉の元にまとめ上げた手腕は見事でしょう。こっち方面に造詣の深くないワタクシは、彼らがもの凄いパクりをやっても気がつかないので許して欲しいのだが、とにかく親しみやすいサウンドで勝負している。ド派手に打ち鳴らされるドラムもカッコいいしバンドサウンドの底上げにも貢献、今の若い人ならば存分に楽しめるような、お楽しみ感も強
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SEPULTURA-Morbid Visions ★★★ (2022-06-03 12:51:13)

数々の逸話を残す初期音源、技術的なことはさておいて、南米特有の血なまぐさいスプラッター感は満載、真っ赤な血糊べったりのブラッケンドな爆走スタイルを轟かしている。多くの方が上で語り尽くされているのでワタクシ如きが語る事も無いのだが、カヴァレラ兄弟のカリスマ性は既にあったんだという事に驚く。同郷のSarcófago同様、初期ブラックメタル系に通ずる禍々しい地下室サウンドは放つ胡散臭さに唸ります。ここからモダンなヘヴィグルーブミュージックに進化するとは夢にもおもわなんだ。

SEPULTURA-The Mediator Between Head and Hands Must Be the Heart (2022-06-03 12:35:33)

知らない内にメンバーも大幅に変わり全く違うバンドのような構成になっている事に驚いた。豪放磊落、過激なサウンドは時代性のど真ん中を走っており、モダンなヘヴィグルーブミュージックが好きな人にはたまらない内容だろう。とくに最先端を追いかけるマニアならば、大好物なアリーナサウンドである。
この手のスタイルは2000年以降ドンドンと生まれアメリカのハードシーンの主流となりつつあるわけだが、カヴァレラ兄弟がいないのだから、こういうスタイルになることに驚きはない。当方は古い人間なので最先端サウンドを聴かされると場違い感を味わい木っ端ずかしい思いしかしないのだが、それにしてもモダンである。これは売れたのだろうか?
旧来のファンには、おもてたんと違うとなるだろうが、バンドの顔が変わり、それなりにプレッシャーもあったろうが、そういう気負いも味方につけ、モダンヘヴィグルーブコンセプトアルバムなるも
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BURNING RAIN-Face The Music ★★★ (2022-06-02 12:06:41)

ダグ・アルドリッチと言えば苦労人というイメージが圧倒的に強い。世良公則とアコギによるデュオでツアーしたりと、ダグ・アルドリッチの行く末を案じていましたが、DIOに見切りと付けギャラの良いWHITESNAKEに加入したあたりから好転したようで、色んなバンドに顔を出し精力的な活動をしているように感じる。ドサ回りをせずに飯が食えているのなら幸いですね。
今作を聴き真っ先に感じたのはホワイトブルースを基調としたダイナミックなハードサウンドを展開、豪快なヘヴィグルーブと渋めの楽曲はモロにWHITESNAKEを想起させるモノであり、いい意味でのインプロヴィゼーションを感じさせるライブ的ノリが楽曲から醸し出されており、腕のあるベテラン組から生み出される生身のロックに唸ります。
ゆるくやっているようで緊張感が漂い、その静かなバトルは熟練されたモノ達が習得した技巧をたっぷりと贅沢に味わえます。
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PRAYING MANTIS-Katharsis ★★ (2022-06-02 11:42:03)

日本では根強いファンを獲得している叙情派HM/HRバンドのフルアルバム。メンバーチェンジが多く腰の座りのわるいイメージもあるのだが、今回は前作のラインナップを引き継いでいるようで、このあたりも安心材料ですよね。レーベルはメロディアスロックの総本山、我らがFrontiersですから、再生前から音が聞こえてきます。
そんな盤石の体制から生み出された今作は、彼らの専売特許と言える憂いのある叙情派サウンドを真っ向から展開、その嫌みの無い温かみのあるメロディにホッコリとさせられます。初期の頃のような荒さや、ロック然として攻撃性は弱いかも知れませんが、多くのファンが待ち望んでいるスタイルを踏襲、スリルと引き換えに安らぎをもたらす、癒やし系ハードサウンドは、常に自らに求められているクオリティを超えてきています。
新しさを拒むのではなく、やんわりと拒絶している古典ロックの輝き、それは現代人が
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BLACK EYE-Black Eye ★★★ (2022-06-01 13:37:16)

最近ではTANKでも唄入れを行っている実力派シンガーのデビッド・リードマンが中心となり結成されたプロジェクト。彼の才気溢れる歌声を中心にハードでメタリックながらもメロディアスなサウンドを展開、バリバリキーボードを前に出した作風もあったりと現代的な音楽性で勝負、どんなタイプの曲でも押しの強さを見せつける歌声はバンドサウンドの肝、パワフルかつエモーショナルなリードマンの存在感を強める楽曲構成に唸ります。
その見せ方の上手さのおかげで、聴いているこちらは飽きませんが、いかにもFrontiers Recordsな音楽性に少々胃もたれも起こしそうですが、そこは趣味嗜好の問題でしょう。盤石の体制から生まれたクオリティの高さ、硬軟交えつつも攻撃性を緩めない音楽性、華やかな80年代テイストを現代にアップデートした音楽性に古さなど皆無。まさに真性メジャーメタルとして受け入れられるべき力作でしょう素直
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