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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) 201-250
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CRADLE OF FILTH-Midian-Death Magick for Adepts
CRADLE OF FILTH-Midian-Her Ghost in the Fog
CRADLE OF FILTH-Midian-Lord Abortion
CRADLE OF FILTH-Midian-Tortured Soul Asylum
CRADLE OF FILTH-Nymphetamine
CRADLE OF FILTH-Nymphetamine-Gilded Cunt
CRADLE OF FILTH-Nymphetamine-Nemesis
CRADLE OF FILTH-Nymphetamine-Nymphetamine (Overdose)
CRADLE OF FILTH-Pandaemonnaeon
CRADLE OF FILTH-Peace Through Superior Firepower
CRADLE OF FILTH-The Principle of Evil Made Flesh
CRADLE OF FILTH-Thornography
CRADLE OF FILTH-Thornography-Libertina Grimm
CRADLE OF FILTH-Thornography-Stay
CRADLE OF FILTH-Thornography-The Byronic Man
CRADLE OF FILTH-Thornography-Under Huntress Moon
CRADLE OF FILTH-V Empire or Dark Faerytales in Phallustein
CRADLE OF FILTH-V Empire or Dark Faerytales in Phallustein-Nocturnal Supremacy
CRADLE OF FILTH-V Empire or Dark Faerytales in Phallustein-Queen of Winter,throned
CRADLE OF FILTH-V Empire or Dark Faerytales in Phallustein-The Forest Whispers My Name
CRADLE OF FILTH-V Empire or Dark Faerytales in Phallustein-The Rape and Ruin of Angels(hosannas in Extremis)
Children of the Grave
Cruelty and the Beast
Cruelty and the Beast-Bathory Aria: Benighted Like Usher / A Murder of Ravens in Fugue / Eyes That Witnessed Madness
Cruelty and the Beast-Cruelty Brought Thee Orchids
Cruelty and the Beast-Lustmord and Wargasm (The Lick of Carnivorous Winds)
Cruelty and the Beast-Thirteen Autumns and a Widow
Cruelty and the Beast-Venus in Fear
DARKTHRONE-Transilvanian Hunger
DARKTHRONE-Transilvanian Hunger-Transilvanian Hunger
DEATHSTARS
DEATHSTARS
DEATHSTARS-Night Electric Night
DEATHSTARS-Night Electric Night-Arclight
DEATHSTARS-Night Electric Night-Blood Stains Blondes
DEATHSTARS-Night Electric Night-Chertograd
DEATHSTARS-Night Electric Night-Death Dies Hard
DEATHSTARS-Night Electric Night-Night Electric Night
DEATHSTARS-Night Electric Night-Opium
DEATHSTARS-Night Electric Night-The Mark of the Gun
DEATHSTARS-Night Electric Night-Via the End
DEATHSTARS-Synthetic Generation
DEATHSTARS-Synthetic Generation-Syndrome
DEATHSTARS-Synthetic Generation-Synthetic Generation
DEATHSTARS-Termination Bliss
DEATHSTARS-Termination Bliss-Blitzkrieg
DEATHSTARS-Termination Bliss-Cyanide
DEATHSTARS-Termination Bliss-The Greatest Fight on Earth
DEATHSTARS-Termination Bliss-Virtue to Vice
DIMMU BORGIR

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CRADLE OF FILTH-Midian-Death Magick for Adepts ★★ (2009-02-16 00:05:31)

キーボードラインの妖しさが素晴らしい……という意見は既出ですね。ラスト直前のオラクル(ダグ・ブラッドリー)の語りとドラムも、ダニの狂ったような笑いと締めくくりの轟音の狭間で重厚な存在感を放っています。

CRADLE OF FILTH-Midian-Her Ghost in the Fog ★★★ (2009-01-19 17:52:49)

クレイドル聴いた当初は、まさかダニのボーカルで泣けるとは思いませんでした。それを覆したのがこの曲です。特に「Dawn discovered Her there……」のところから。あの“Come back to Me"の叫びは本当に悲痛で、思い出しただけでも泣けてきます。
尚、PVはティム・バートンの影響が濃いように思えたので、バートンファンとしては嬉しいところです。

CRADLE OF FILTH-Midian-Lord Abortion ★★★ (2009-01-07 02:39:24)

まず冒頭のストリングスとピアノに惹きこまれ、次いでダニの金切り声とグロウル混じりの絶叫にしてやられ、中盤の重々しいストリングスで更にハマり、トドメが「Aah,aah,aah」でした。
ライヴ盤だと、この時の声が声帯ブチ切れ寸前ってぐらい甲高くて、そちらもかなり好きです。あと冒頭のゴボゴボ声(表現悪くてすみません)も。聴き比べると楽しいです。

CRADLE OF FILTH-Midian-Tortured Soul Asylum ★★ (2009-01-25 23:34:15)

No! No! No! は既に皆さん挙げられてるので、その後の「Midiaaaaaaan!!」の絶叫も昇天するポイントに挙げておきます。あと、キーボードの不吉な旋律が妖しくていいです。
ただ、私のは国内盤なんですが、ボーナストラック入れるならせめてもうちょっと間を入れてほしいですね。この曲の不穏な終わりに浸る時間が欲しい。

CRADLE OF FILTH-Nymphetamine ★★ (2009-07-15 17:55:00)

シンフォニック要素後退、とはいえ荘厳な雰囲気は損なわれていません。確かにヘヴィネスの方が前に出てきてますが、静かな、またはスローなパートに彼らならではの暗黒美があります(特にタイトル・トラックのM6)。
エログロ度合いNo.1と言ってもいいアートワークも、そんな作風に合っていると思います。
ボーカルですが、ダニはこの頃から金切り声をだいぶ控えるようになってるみたいですね。ここも賛否分かれるポイントかもしれません。それでもインパクトの大きさと声色のヴァリエーションからしてみると、お前の喉はどうなってんだと言いたくなりますが。
尚、2枚組スペシャル・エディションはカヴァー曲3曲、未収録曲2曲、そして「Nymphetamine」の女性ボーカルパートをサラが歌ったバージョンが収録されてます。中でも一番ポイント高いのは、オジーの「Mr.Crowley」カヴァーでしょう。

CRADLE OF FILTH-Nymphetamine-Gilded Cunt ★★★ (2009-03-31 03:39:03)

ベースが何気にかっこよく響いてます。疾走する中にも荘厳さが覗えます。そしてヘッドバンギング必至。
ライヴDVD『Peace Through…』の冒頭を飾るのもこの曲。ライヴで初っ端から「Cunt!!」ってシャウト連発やられたらもうぶっ壊れるしかないですね。

CRADLE OF FILTH-Nymphetamine-Nemesis ★★★ (2009-07-30 20:51:52)

所々に疾走するパートはありますが、どちらかというとイントロの荘厳さやミドルテンポのところが魅力です。リフも良いのがあるし、ギターがかなり前面に出ていていい働きをしています。
ちなみにラストはフェードアウトですが、DVD『Peace Through…』で聴けるライヴバージョンの方が終わり方がかっちりしているし(そりゃライヴでフェードアウトはまず出来ませんからね)、より疾走感もあってカッコいいです。

CRADLE OF FILTH-Nymphetamine-Nymphetamine (Overdose) ★★★ (2009-07-30 20:42:46)

天使と悪魔、光と闇、イノセンスと堕落。あらゆる対極要素が見事なまでに融合したスローテンポパート。これを疾走パートで挟むのは無理があるかと考えましたが、いざ聴いてみると、それがあるからこそ中盤の美しさがより際立っているように思えました。
イメージとしては、森の奥地を行くうちに美しいニンフを見つけたのも束の間、瞬く間に再び森の闇に取り込まれてしまった……といったところです。

CRADLE OF FILTH-Pandaemonnaeon ★★ (2009-04-21 23:22:00)

「From the Cradle to Enslave」のPV、メイキング映像、ライヴ4曲が収録されたDVD。
メイキングを見ると分かりますが、「From…」のPVは低予算、手造り、短期間で作られています。実際、監督アレックス・シャンドンは低予算ホラーで知られる人みたいですし。(後にダニ主演でスプラッター・ホラーのネット映画『Cradle Of Fear』を撮影)
しかし低予算でもPVの出来が素晴らしいことに変わりはなし。むしろ「あの映像はこんなにシンプルに作られていたのか!」と監督の発想に感心します。マリリン・マンソンが「予算が少ないほどクリエイティヴになれるもの」と言っていたのを思い出しました。
ライヴは『鬼女』発表時のものです。そのため、ダニ以外のメンバー全員今いなくなっているというのが何とも寂しい。
当時からクオリティは高いです。超絶金切りボーカルや技術は
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CRADLE OF FILTH-Peace Through Superior Firepower ★★ (2009-01-11 23:18:00)

'05年発売(国内盤は'06年)のパリでのライヴを収録したDVDです。
「ダニの声が劣った」「ダニが太った」等のネガティヴな意見を事前によく聞いていたのですが、蓋を開けてみればとんでもなく質の高いライヴでした。幕開けに「Gilded Cunt」持ってきて、高音ダニシャウトで「Cunt!!!」連発ってあたりでもう最高です。ガーゴイルに扮したダンサーが出てきたり、妙に手作り感溢れる巨人が出てきたりと視覚的にも楽しく、その場でステージを観ている気になりました。もちろん実力の高いクレイドルのこと、それらがただの演出で終わらないばかりか、それぐらい派手にやってこそ彼らと思わせてくれます。
ただ一言言わせてもらうと、「Nymphetamine」でサラがリヴのパートを歌うのはちと無理があったかなと。もちろんクレイドルにおけるサラの貢献度はとても高いんですが、原曲にあったイノセンスは残念なが
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CRADLE OF FILTH-The Principle of Evil Made Flesh ★★ (2009-10-26 14:30:00)

前評判通り音質はひどく、ダニのボーカルも金切り声はなく無理にブラックメタルっぽくがなってる感じです。このデビュー作がブラックメタルに部類されることに異論が少ないのは、その点から来ているのかもしれませんが。ただ音が悪いからといってピュア・ブラックに部類するにはメロディがきれいすぎるし、シンフォニックというには大仰さが足りてない。
自身のスタイルとなる耽美性を追求するにはプロダクションと予算の力がまだまだ足りなかったようですが、雛型は出来ていたと言っていいでしょう。また、彼らは最初から邪悪性よりも文学性、ロマンスを重んじていたことが伺えます。

CRADLE OF FILTH-Thornography ★★ (2009-03-19 04:36:00)

本作の不評は多くのファンの知るところです。高音シャウトが少ない、シンフォニックじゃない、ホラー要素が少ない等々。実際、聴いてて「ここでもっと大仰にストリングス入ればいいのに……」「クワイア入れればいいのに……」と何度思ったことか。メタルとしては上質だけど、クレイドルの作品としては物足りないですね。
……と、文句のつけどころを列挙しても、どうしても否定できない点が。
それは彼等が本当にすんごくいいメロディ書くってことです。
「シンフォニック要素欲しいな……」と思いながら聴いてても、メロディが耳に残るし、無意識で首動いちゃうし、実は「Foetus…」なんか無意識で歌っちゃうぐらいだし。本当かっこいいんです。
あと、高音域減ってもやっぱりダニ声はダニ声です。もうやめられません。しかし、M11で「And here we go again!!」ってフレーズ挿まれた時には似合
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CRADLE OF FILTH-Thornography-Libertina Grimm ★★ (2009-05-20 03:28:35)

ストレートなヘヴィメタル路線でありながら、実は真っ先に耳に残った曲となりました。特に「Fantasy and candy stores…」の中音デス声早口パートと、度々繰り返される「Libertina Grimm」の低音ボイスが。
タイトルで大体察しが付きますが、世界観はダークな童話です。

CRADLE OF FILTH-Thornography-Stay (2009-03-19 05:34:14)

『Harder, Darker, Faster』盤のボーナストラックです。Shakespeare's Sisterというバンドのカヴァーらしい。
珍しいことにメインボーカルがサラです。原曲は知らないんですが、メロディアスでシンフォニックで(本編もこれぐらいストリングス入れろや!! と思うのは私だけではないはず)、メタルどころかほぼバラードです。歌い出しなぞ「どこのラブバラードだ!?」って思ったぐらい。
で、それをダニの凶悪ボーカルが徐々に邪魔していくと(笑)。

CRADLE OF FILTH-Thornography-The Byronic Man (2009-04-28 05:13:31)

HIMのヴィレ・ヴァロがゲスト参加した曲。ダニいわく「彼の声こそバイロン卿に相応しい」そうです。
貴公子と駄々っ子(笑)というミスマッチな組み合わせながら、そのミスマッチさ加減が不思議と聴き心地いいです。特に「The patron saint of heartache…」からのヴィレの美声と、ダニの奇声の掛け合いでゴシックの雰囲気が増してます。
欲を言えば、ダニの高音が苦しそうなのがちょっと残念。あと、シンフォニックパートも味付け程度じゃなくてもっと入れた方が(既にアルバム全体に対して言ってますが、ここではその方がヴィレの声にも合うと思えただけに尚更)。
一説によると、この共演ついでにダニとヴィレはキスしたとか(笑)。本当ならヴィレも意外とバカなチャレンジ精神の持ち主だったようで、その点クレイドルと似た者同士? 一部のファンは泣くかもしれませんが、私はむしろ褒めたいです

CRADLE OF FILTH-Thornography-Under Huntress Moon ★★ (2009-05-02 09:24:04)

本作で色濃く出している正統ヘヴィ・メタル要素にシンフォニックが絡むという点で、実は次回作への布石だったのではないかとも思えます。劇的ではないもののアルバム内では曲展開がある方だし、サラのコーラスが一番活きているし(というか、他の曲であまり使われていない)、ボーカルは中音域の駄々っ子声(失礼)が効いている。
『Thornography』収録曲の評価を辛くしがちですが、この曲は盲点でした。
ただ、アルバムレビューにも書きましたがダニの「And here we go again!」だけはどうも似合わない気がして笑ってしまうのですが。

CRADLE OF FILTH-V Empire or Dark Faerytales in Phallustein ★★ (2009-04-17 22:42:00)

『Dusk…』のゴシック・ロマンス溢れる世界観確立への布石のように思えます。とはいえ、ストリングスやクワイアを活用した大仰さ、曲のドラマティック性といった特色は既に自分達のものにしています。
あと、『Dusk…』と同様に発狂レベルで「今どこ歌ってる!?」なダニの超高音絶叫も確立(笑)……。
EPでこのクオリティは極めてお得です。

CRADLE OF FILTH-V Empire or Dark Faerytales in Phallustein-Nocturnal Supremacy ★★ (2009-05-07 23:37:40)

妖しいギターパートが耳に残ります。
ここで描かれているゴシック、ヴァンパイア、ロマンスの世界観は次作『Dusk…』に受け継がれていますね。

CRADLE OF FILTH-V Empire or Dark Faerytales in Phallustein-Queen of Winter,throned ★★★ (2009-05-09 04:22:16)

EPでは一番の、ひいてはクレイドルの曲の中でもトップレベルの大曲。曲の長さや展開の激しさ、シンフォパートの入れ方もさることながら、歌詞の世界観も壮大。これがラストでもいいかなという気もしました(ライヴ盤じゃラストですが)。
「Exalt!」からのダニの高音シャウトとサラのコーラスとの絡みが印象的です。彼女のコーラスはクライマックスでも効いていて、最後はダニのブチ切れシャウトで幕を閉じる……最高の10分間です。

CRADLE OF FILTH-V Empire or Dark Faerytales in Phallustein-The Forest Whispers My Name ★★ (2009-05-09 04:09:47)

M1「Ebony Dressed for Sunset」から静かに始まるキーボードとベースが美しい。テンポ落ちするところ、サラのコーラスと語りには特に息を呑みました。
ゴシック・ファンタジー溢れる歌詞も良いです。

CRADLE OF FILTH-V Empire or Dark Faerytales in Phallustein-The Rape and Ruin of Angels(hosannas in Extremis) ★★ (2009-05-07 23:45:43)

EP内では「Queen…」に次ぐ大曲です。いきなりの疾走で幕を開けますが、何度となくドラマティックな瞬間が待ち受けてます。
ちなみに、↑で仰られていた男性のクリーンボイスは多分ダニです。(ドキュメンタリーでの地声を聞いた限りではあんな声でした。)
あと、確かに最後の悲鳴は微妙でした。あの絶叫は……ジェットコースター乗ってる人の絶叫じゃないか?

Children of the Grave ★★★ (2009-03-05 07:10:26)

まだサバスの曲を聴いていなかった頃、書籍等の媒体ではサバスの悪魔主義的側面、ドラッグ問題の側面、狂気的側面の情報しか入手していなかったので、この曲には驚きました。
ヘヴィネスやダークさという要因はもちろんですが、この曲においてサバスは彼らを悪魔主義者と非難していた人々以上に、真剣に未来への警鐘を鳴らしていたからです。

Cruelty and the Beast ★★ (2009-01-22 07:57:00)

上記の差はリイシューものの違いなんでしょうか。私が買ったのはボーナストラックなしだったし。後に2枚組のもあると知った時にはちょっとがっかりしましたね。メイデンやヴェノムのカヴァーが入ってるなら早く言ってくれよ!! と誰にともなく文句を言いたくなってしまいました。
とはいえ、ボーナストラックなしでも、このアルバムの素晴らしさには文句つけられません。……あ、1つだけつけられますね。ドラムの軽さ。でもそれを補って余りある出来です。
1曲が長い上にコンセプト・アルバムなので、当初は聴くのにエネルギーが要るなと思ってました。しかし、いざ聴いてみたらとてもキャッチーなことに驚きました。確かに曲展開はドラマティックだし、キーボードとストリングスの使い方は大仰と言ってもいいぐらいですが、メロディが耳に残って仕方ない。しかもエリザベスの残虐性と犯罪の禍々しさのみならず、彼女が抱えていた(であろ
…続き

Cruelty and the Beast-Bathory Aria: Benighted Like Usher / A Murder of Ravens in Fugue / Eyes That Witnessed Madness ★★★ (2009-04-02 03:56:25)

残虐行為が発覚した後、エリザベスは臣下と違って火刑を免れたのですが、代わりに窓という窓を塗り固められた城の一室に死ぬまで幽閉されたという、彼女にとっては死刑より惨い最期を遂げたそうです。そのためか、物語が進むにつれて音はよりダークになっていき、聴いている側にも闇が広がらんばかり。最後の暗闇の中で老いて死んでいくエリザベスの語りはぞっとすると同時に、この上なく悲痛です。
また、ストーリーテラーに徹していたダニですが、第一章「Benighted Like Usher」において初めて「I」という概念を用いています。唐突に感じられるかもしれませんが、ストーリーテラーが物語の中に登場しエリザベスに寄り添うことで、彼女の孤独と後の破滅を一層強く覗わせるかのように思えます。

Cruelty and the Beast-Cruelty Brought Thee Orchids ★★★ (2008-12-12 02:13:36)

ダークなテーマかつ凄まじいブラストビート、加えてあの狂気のダニシャウト、それなのにかつてない感動を覚えるのはドラマティックな曲展開のせいでしょうか。この一曲だけでもクレイドルに出会えたことが嬉しくて仕方ありません。

Cruelty and the Beast-Lustmord and Wargasm (The Lick of Carnivorous Winds) ★★★ (2009-04-02 04:06:53)

「Bathory Aria」最後の重々しさ、「Portrait…」~イントロの静けさを経て突然の疾走。そして若き日のエリザベスの声。死してなお鎮まることのない狂気の表れのようで、荘厳な「Bathory Aria」よりもこちらの方に恐ろしさを感じます。

Cruelty and the Beast-Thirteen Autumns and a Widow ★★★ (2009-02-01 18:52:30)

残酷な物語の語り出しとして見事です。初心者だとストーリーよりもダニ声に気をとられるかもしれませんが、これぞ血の伯爵夫人の凶行と哀しみの語り部に相応しい金切り声/断末魔です。

Cruelty and the Beast-Venus in Fear (2009-01-28 18:32:18)

タイトルと曲の短さからして何となく予想はついていたのですが……殺される処女達の悲鳴って予想そのままじゃねぇかっ!! と、おそらくバンドの意図していない笑いをとってしまいました。
いや、でもコンセプトの主題が主題だけに、こういうの入れても間違いではないですよ。

DARKTHRONE-Transilvanian Hunger ★★ (2009-09-14 11:53:00)

ピュア・ブラックの特徴たるざらついた音質が、最高の形で活かされています。「音質の悪さから邪悪性が漂う」という表現は、この頃のDarkthroneの音楽性に相応しい。ここまでざらついているとむしろ美しさすら覚えます。
とはいえ、私が持ってるのは再発盤なので、多少は音質改善されているんでしょうが。
リズムにもトレモロリフにもこれといって起伏はないけど、それが「ワンパターンでつまらない」というマイナス評価よりも「この単調さ故に惹きこまれる」というプラス評価に繋がるのが凄いところ。サウンドに織り込まれた美しさと冷やかさ故でしょうか。裏ジャケの「Ture Norwegian Black Metal」の文句はこれ以上ないくらいの真実です。
聴き手を選ぶ音には違いない。しかも選ばれたら選ばれたで底なし沼式にハマる。

DARKTHRONE-Transilvanian Hunger-Transilvanian Hunger ★★★ (2009-09-15 21:15:32)

単純でありながら鮮烈なインパクトを残すリフが名曲を作る。
しかもここでは、そのリフが信じられないくらい荒涼とした空気を生み出しています。
デス声ボーカルはジャケットの絵よろしくの渇望すら感じさせますね。その点今までにないタイプであるように思えました。

DEATHSTARS ★★ (2009-10-17 23:01:00)

スウェーデンのゴシック・メタルバンド。インダストリアルも関連キーワードに入れておきたい。
リズムがどちらかというとロックに近く、意外と哀愁あるメロディなので、結構キャッチーな部類だと思います。
最大の特徴はヴォーカル。ヴィジュアル系な見た目によらず(偏見かも)、実に響きのいい低音ボイスです。深みと艶があって、強いて言うならType O Negativeのピーター・スティールに近い?
ちなみに、メンバーのメイクがマンソン、ダニ・フィルス、あるいは日本のヴィジュアル系入ってたりします。しかもWhiplasher Bernadotte(vo)、Cat Casino(g)、Nightmare Industries(g/key)、Skinny Disco(b)、Bone W. Machine(ds)…… と凝ったステージネーム。
でも、これぐらいやりすぎ感があった方が面白い
…続き

DEATHSTARS ★★ (2009-10-25 14:33:00)

私にこのバンドを紹介して下さった先輩及びインターネットより補足知識を頂きました。
・前身はSwordmasterというバンドで、メロデスをやっていた(ブラックメタルとも言われてますが違うんじゃないかと)。
・ドラマーは元Dissectionである。
・ギター/キーボードのナイトメアはジョン・ノトヴェイトの実弟エミールである。
Dissectionのファンが興味持つかは正直疑問ですが、インダストリアルっぽさがあって低音ボーカルってところから、Rammsteinファンはとっつきやすいんじゃないかと思ってます。お勧めは今のところ「Blitzkrieg」と「Synthetic Generation」です。

DEATHSTARS-Night Electric Night ★★ (2009-10-26 13:02:00)

'09年発売の3rdアルバム。DVD付ゴールド・エディションもありますが、PAL方式という難点が(PCで再生は出来るし、両方のリージョン対応のプレイヤーあれば問題ないですが)。
ゴシックメタルというよりはゴシックロックで、重厚で安定感のあるリズム・セクション(ギターもそちらに含まれる)の上でキーボードが妖しく美しい旋律を奏でる。ギターはソロがなく、むしろキーボードメロディーの方が前面で活躍しています。
そして何より目立つ(ついでに極私的好みの)低音ボーカル。Rammsteinほど凄味やドスの効いた感じはないんですが、その分艶やかで色気がある。たまにデス声入ってたりもしますが、線が細いので低音ボイスと混合してるぐらいがちょうどいいんだろうか。ただ見た目よりゴツめな声なのは確かですね。
女性のコーラスが大分多く入っているのも、キャッチーさを助長するのに役立っています。

DEATHSTARS-Night Electric Night-Arclight (2009-11-25 00:25:10)

アルバム内では地味目な曲ですが、サイバー色と荘厳な空気両方を出すキーボードが良いです。特に終盤が荘厳で美しい光を思わせます。

DEATHSTARS-Night Electric Night-Blood Stains Blondes ★★ (2009-10-29 21:51:56)

ウィップラッシャーのボーカルにメロディーラインがないのがちょっと単調さを感じてしまうところですが、女性コーラスが効果的に用いられているのが何とかそこを補ってます。
いや、案外これでメロディアスに歌ってたら歌謡曲のノリになってたかもしれないな。曲構成の分かりやすさからして……。
あとはこの一声に尽きます。
「Halo!」

DEATHSTARS-Night Electric Night-Chertograd ★★ (2009-11-25 00:31:30)

オープニングを飾る曲。キャッチーなリフと美しいキーボード、耳に残るフレーズと、アルバム全体の特色を集約した曲とも言えます。言いかえると、同じようなノリの曲が多いってことでもあるのですが……。
ちなみに今回の決めフレーズは「God, God, oh God……of Chertograd」でした。

DEATHSTARS-Night Electric Night-Death Dies Hard ★★ (2009-10-17 23:29:23)

シンセのメロディーがキャッチーで耳に残ります。
ノリはロック、歌詞はゴシックな世界観です。

DEATHSTARS-Night Electric Night-Night Electric Night ★★ (2009-10-26 13:24:08)

クワイアとシンセで荘厳な幕開けですが、本編は疾走ロックンロール。サビと終盤に多いデス声シャウトにあまり迫力がないのが残念ですが、キーボードの旋律と低音ボーカルは相変わらず妖艶で良いです。
ex-Cradle Of Filthのエイドリアン・アーランドソンが参加したバージョンもボーナス・トラックに収録されてます。

DEATHSTARS-Night Electric Night-Opium ★★ (2009-11-25 00:20:56)

本編を締めくくるナンバー。アルバムオープニングの「Chertograd」とノリが被ってますが。
キーボードがサイバー色出してるあたりが前作『Termination Bliss』の名残かもしれない。
あとはやっぱりこれでしょうか。「Zeit!-geist! Wow wow darkness kingsized!」
彼らの曲はインパクトあるサビのフレーズに恵まれてると思います。

DEATHSTARS-Night Electric Night-The Mark of the Gun ★★★ (2009-10-26 13:12:44)

美メロの中で自殺を匂わせる歌詞ながら、ブラックな笑いがあります。
破壊(Destroy)のD,
強要(Enforce)のE,
絶対(Absolute)のA,
暗闇(Darkness)のD……
……カッコいいなぁこのフレーズ。

DEATHSTARS-Night Electric Night-Via the End ★★★ (2009-10-26 13:33:34)

迫力には欠けるウィップラッシャーのデスボイスとノーマルボイスですが、こういうスローなバラードだと掠れ具合が曲の切なさと相まって活きます。
もともとキーボード中心のナンバーですが、ボートラ収録のピアノバージョンになると哀愁が増します。
追記:この曲は兄ジョン・ノトヴェイトの自殺を端に弟ナイトメア(エミール・ノトヴェイト)が書いたそうです。アルバム内で死を匂わせる曲の中、この曲が一際生々しく痛々しいのはそのせいなのでしょうか。

DEATHSTARS-Synthetic Generation ★★ (2009-12-31 00:07:00)

'03年のデビュー盤。
後の作品で見られるキーボードの美しさより、プログラミング・サウンドの無機質さと冷たさが目立っています。『Sehnsucht』の頃のRammsteinに近いかもしれません。ボーカルも低音だし。
タイトル曲はキラーチューンと言えるかもしれませんが、アルバムトータルで見るとまだ個性に乏しい頃です。今でも曲が似た感じになってしまうという課題背負ってますが。
最後に、「Synthetic Generation」のコメントにも同じようなこと書きましたけど、ジャケのウィップラッシャーのツインテールヘアにはどうしても笑ってしまいます。あれはあれで妙に可愛いのと、バンドの方向性に迷っている感が窺えてしまうのとで。

DEATHSTARS-Synthetic Generation-Syndrome (2009-10-29 21:59:45)

バンド屈指のインダストリアルに近いナンバー。最もRammsteinを彷彿させるナンバーでもあるかもしれない。
ただ、テクノにアプローチし過ぎた結果、曲の個性が乏しくなってしまった感も否めません。

DEATHSTARS-Synthetic Generation-Synthetic Generation ★★★ (2009-10-25 14:19:02)

迫りくるようなドラムと低音ボーカルからやって来るヘヴィネス。デス声の使い方は前身バンドのSwordmaster(メロデス系でした)に近いものがあります。
PVは……脈絡ないアジア人女性と、ウィップラッシャーのツインテールヘア&スカートっぽい衣装に唖然でした。

DEATHSTARS-Termination Bliss ★★ (2009-11-03 00:00:00)

'06年発表の2nd。
3rdより若干サイバー/インダストリアル色が強いように思えます。しかしキャッチーなゴシック・ロックという方向性は確立。女性バックボーカルの使い方も上手いです(次の作品より透明感がある感じの声でした)。
ただ、曲のパターンがアルバム通して似通っているのが課題点でしょう。今でもクリアしきれてるとは言えませんが。
ちなみに、ブックレット真ん中ページの皆さんの死体顔がそこそこ不気味だ(笑)。

DEATHSTARS-Termination Bliss-Blitzkrieg ★★ (2009-10-17 23:09:52)

「Blitzkrieg, Blitzkrieg」のフレーズがキャッチーです。重低音が強いですが、しっかり哀メロも織り込まれてます。
インダストリアル色の強さ及び低音ボーカルから『Sehnsucht』時のRammsteinを彷彿させるので、Rammsteinファンの方は一度試してみてはいかがでしょうか(笑)。
あと曲タイトル、正確には「Blitzkrieg Boom」でした。すみません。

DEATHSTARS-Termination Bliss-Cyanide ★★★ (2009-10-17 23:17:52)

深くて艶のあるボーカルで歌われる、哀愁漂うメロディが癖になる。
頭を振るよりも足がリズムを刻むロックです。

DEATHSTARS-Termination Bliss-The Greatest Fight on Earth ★★ (2009-11-25 00:11:58)

曲自体はスローでリズム変化もないのですが、「The disease, the love, the claws…」からの透明感ある女性コーラスがドラマ性を盛り上げています。
「Come here, now come here…」と囁くウィップラッシャーの掠れデス声もここでは良い働きしてます。

DEATHSTARS-Termination Bliss-Virtue to Vice ★★ (2009-10-25 14:12:40)

ピアノがフィーチャーされたスローナンバー。
ボーカルは囁くようなデス声中心ですが、低音ボイスで呟かれる七つの大罪の名が一番鳥肌立つポイントのようです。

DIMMU BORGIR ★★★ (2011-02-21 23:16:11)

滑り込みでライヴ駆けつけました……。

密かにぷよってきてるシャグラットですが、やっぱりステージに君臨するお姿はカッコいい。
シレノスとガルダーが並んでギター弾く姿もカッコいい。
何だかんだ言っても彼らはカッコいいリフやメロディーを持ってるので、CDよりシンフォニックパートが薄くても(そりゃサンプリングですから)、まるで関係なかったです。
尚、ガルダーは隙あらばオーディエンスとアイコンタクトとってくれます(笑)。

ちなみにクリーンボイスパートの不在は、シャグラットとオーディエンスのシンガロングで乗り切ってました。
でもブラックメタルって「シンガロング」っていうキーワードが似合いませんね(笑)。
(一応、私自身はディムがブラックメタルっていうことに異論ありません)

最後に、「またすぐに戻って来る」って言いましたよね、シャ
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