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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) 251-300
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DIMMU BORGIR-Abrahadabra
DIMMU BORGIR-Abrahadabra-Born Treacherous
DIMMU BORGIR-Abrahadabra-Endings and Continuations
DIMMU BORGIR-Abrahadabra-Gateways
DIMMU BORGIR-Death Cult Armageddon
DIMMU BORGIR-Death Cult Armageddon-Progenies of the Great Apocalypse
DIMMU BORGIR-Enthrone Darkness Triumphant
DIMMU BORGIR-Godless Savage Garden
DIMMU BORGIR-Puritanical Euphoric Misanthropia
DIMMU BORGIR-Stormblåst Mmv
DIMMU BORGIR-World Misanthropy
DIR EN GREY-GAUZE
DIR EN GREY-GAUZE-残-ZAN-
DIR EN GREY-GAUZE-蜜と唾
DIR EN GREY-Withering to death.
DRAGONFORCE-Ultra Beatdown
Dalai Lama
Darkly, Darkly, Venus Aversa
Darkly, Darkly, Venus Aversa-Forgive Me Father (I Have Sinned)
Darkly, Darkly, Venus Aversa-Lilith Immaculate
Darkly, Darkly, Venus Aversa-The Cult of Venus Aversa
De Mysteriis Dom Sathanas
De Mysteriis Dom Sathanas-Freezing Moon
Diabolus in Musica
EIBON-MOONFOG 2000 - A DIFFERENT PERSPECTIVE-MIRROR SOUL JESUS
EMPEROR-Emperial Live Ceremony
EMPEROR-Emperor/wrath of the Tyrant
EMPEROR-IX Equilibrium
EMPEROR-IX Equilibrium-An Elegy of Icaros
EMPEROR-IX Equilibrium-Curse You All Men!
EMPEROR-In the Nightside Eclipse
EMPEROR-In the Nightside Eclipse-Inno a Satana
EMPEROR-Thorns vs. Emperor-Thus March the Nightspirit
ENTER SHIKARI-Take to the Skies
EVANESCENCE-Anywhere but Home
EVANESCENCE-Fallen
EVANESCENCE-Fallen-My Immortal
EVANESCENCE-The Open Door
EVANESCENCE-The Open Door-Call Me When You're Sober
EVANESCENCE-The Open Door-Lacrymosa
Enemy Within
FRANZ FERDINAND-Franz Ferdinand
FRANZ FERDINAND-Tonight: Franz Ferdinand
FRANZ FERDINAND-You Could Have It So Much Better
Feuer frei!
Funeral Song
GUNS N' ROSES-Appetite for Destruction
GUNS N' ROSES-Appetite for Destruction-Nightrain
GUNS N' ROSES-Appetite for Destruction-Sweet Child o' Mine
GUNS N' ROSES-Appetite for Destruction-Welcome to the Jungle

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DIMMU BORGIR-Abrahadabra ★★★ (2011-01-23 16:24:47)

前作まで音の重要な鍵を握っていたVortexとMustisが脱退し、3人体制となったDimmu Borgir。
大々的なオーケストラとクワイアの起用はもちろんのこと、多くのアーティストがゲスト参加と聞いて(誰が参加しているかは極力秘密にされているものの)、人数の少なさを音の多さでゴリ押しカバーしてたらまずいんじゃないかと思ってました。
が、当然音は重厚ながら、計算されたラインを描いてリスナーの耳を包み込むような音のつくりこみ方がありました。耳に残る旋律にも大いに恵まれているし、クワイアもここぞというところで盛り上げてくれます。「音の重厚さだけで進めるなんて安直なんだよ」という自信と知力に溢れているようでした。
『Puritanical…』と『Death…』あたりで「1つの高みに達しているけど、まだこれから最高傑作と呼べるものは作れそう」との感想を述べましたが、この作品は
…続き

DIMMU BORGIR-Abrahadabra-Born Treacherous ★★ (2011-01-23 16:50:17)

荘厳なオーケストラのイントロから一転、ヘヴィ・ロックを思わせるギターで本編が幕を開けるというDimmuにしては異例のオープニング。でもこれが功を奏した。
タイトルを歌うクワイアも良い感じに冷たくて不吉です。

DIMMU BORGIR-Abrahadabra-Endings and Continuations ★★★ (2011-01-23 16:45:43)

「Abrahadabra」を囁く冒頭のシャグラットの掠れ声、その後に同じく「Abrahadabra」を繰り返すクワイアが、下手すると冗談のような響きになりそうなアルバム・タイトルににわかに呪術的な響きを持たせます。
クリーンボイスのパートも、大仰でパワフルなVortexとはまた違った、抑えた魅力があります。

DIMMU BORGIR-Abrahadabra-Gateways ★★★ (2011-01-23 16:54:30)

疾走したりリズミカルになったりスローになったりと、曲展開の変化は今に始まったことじゃないけど、今回はそれが大分ひねくれてきてるように思えて、そこが面白い。
珍しい女性ボーカルの導入も、世界観に見事調和してます。

DIMMU BORGIR-Death Cult Armageddon ★★ (2010-02-07 01:29:00)

枚数を追うごとにシンフォニックサウンドのボリュームが増していて、本作に至ってはもはや映画サントラの域に達してます。さすがオーケストラを起用しただけあります。もっとも、サントラにしておくにはキャラの立ち過ぎた曲ですが(笑)。
前作に引き続き、ヴォーテックスのクリーンボイスが良い役割果たしてます。それだけに脱退が残念です。
また、このアルバムで一つの高みに達した感があるだけに、今後自分で築いた壁をどう乗り越えていくかが見所であり、心配ごとでもあります。『In Sorte Diaboli』を聴く限り難しそうですが(もちろん『In…』の完成度も高いんですけどね)。

DIMMU BORGIR-Death Cult Armageddon-Progenies of the Great Apocalypse ★★★ (2010-02-07 02:33:40)

確かにあんたらはシンフォニック路線だがそこまでやるか!? ってぐらいド派手にやっちゃった名曲。不穏にしてメロディアスなオーケストラパートが、最終戦争のテーマに相応しいです。
そして、確かに曲からしてもPVからしても『スター・ウォーズ』を彷彿させますが、これじゃシスが全面勝利しちゃうだろ……ってぐらい邪悪でもあります。

DIMMU BORGIR-Enthrone Darkness Triumphant ★★ (2010-02-07 02:22:00)

この時にも荘厳さはありますが、『Puritanical…』以降のオーケストラサウンドで膨らませた感の仰々しさほどではありません。あの音の洪水を求めると物足りないと思います。
ただ、大がかりな装飾を外した分、勝負どころであるメロディの美しさと作りこみ具合が際立っています。この辺りがサウンドの魅力の本質なのかもしれません。
大仰さばかりがDimmu Borgirではないのです。

DIMMU BORGIR-Godless Savage Garden ★★ (2009-10-26 15:08:00)

Acceptのカヴァーは原曲よりちょっと荘厳で邪悪になったかな程度ですが、アルバム未収録曲とライブ音源の為には聴く価値ありです。(リレコーディング曲に関しては良いとは思いますが、原曲を聴いていないのではっきりしたことは言えません)
特にライブ版は音質が良いし臨場感があります。

DIMMU BORGIR-Puritanical Euphoric Misanthropia ★★ (2010-08-16 00:28:00)

正直、大仰なオーケストラとの整合性や聴きやすさで言ったら、次の『Death Cult Armageddon』より良いのではと思いました。ついでに言えば、ヴォーテックスのクリーンボイス活用もこっちの方が上手いかもしれない。ここぞという時に宇宙的な世界観をもたらしてくれますから。
この作品の「暗黒」はブラック特有のそれというより、宇宙空間の暗黒のようにおもえます。
次回作では「Progenies…」が突出し過ぎていると言われるDimmuですが、今回は逆にバランスがいい分「これ!」というキラーチューンがないのが難点。大仰シンフォニックという点では今作と次作とで一つの高みに達しているDimmu Borgirですが、まだまだ「最高傑作」を生み出せる底力はあるはず……と期待したいです。

DIMMU BORGIR-Stormblåst Mmv ★★ (2010-03-22 03:30:00)

元の『Stormblast』を聴いていないことを最初に言っておきます。
おそらくオリジナルより重厚でシンフォニックになっているのでしょう。
しかし、時にオーケストラまで入って大仰と言っても差し支えない5thと6thの後ではあるものの、シンセ/キーボードのメロディを重視した3rd、4thの音作りに近いのではと思います。
音の冷たさや雰囲気の寒々しさを残すには、シンフォニックの度が過ぎない手法が正解だったのかもしれません。
DVDは……Ozzfestのステージだから収録したのでしょうか。それにしたってわざわざオーディエンスの反応が冷たいライヴを選ばんでも。後ろの人なんか雑談したり帰ったりしてるし。
せっかく良いライヴなのに、バンドの姿が「ステージに君臨する」ではなく、「俺達一生懸命やってますアピール」みたいに思えてしまいます。

DIMMU BORGIR-World Misanthropy ★★ (2010-03-10 18:07:00)

Disc1のライヴ映像はクオリティ良です。音も良いしアングルもカッコいい。どうせなら各ライヴから数曲ずつではなく、ヴァッケンあたりからでもフルライヴ収録してほしいものです。
ちなみに、インタビューでは真面目でもバックステージでは飲んで壊してと悪ふざけしまくってるというのは、どこのバンドでもよくあることのようで(笑)。
ホテルの清掃担当さん、お気の毒です。あのトイレ確実に詰まったな。
Disc2のライヴ映像はちょっとDisc1に劣る感があります。特にドラムの音がちょっと遠くて曇っている。短いツアー・ドキュメントには、客席からステージを撮影した、オフィシャルなのにブートっぽいライヴ映像もあり。
PVは今ほど凝った演出がなく、こちらもほぼライヴ映像です。
色々突っ込みどころや要望が入ってしまうDVDですが、本編のライヴ映像は本当にお勧めです。

DIR EN GREY-GAUZE ★★ (2009-07-02 13:58:00)

昔聴いた時は、ヴィジュアル系のステレオタイプ(当時の自分の偏見です)のような外見と音楽性からあまり好かず、しばらく放置していました。
で、デス・ブラック系好きになった今なら気に入るんじゃないかと思って改めて聴いてみたら、これが大当たり。確かに曲にポップさはあるんだけど、歌詞は半端じゃなく過激。時に絶叫も狂気じみてて過激。これで実力が伴ってなかったらただの話題作りかと勘繰られるところですが、彼らの場合ちゃんと「カッコよくてアブナイ」ロックになってます。

DIR EN GREY-GAUZE-残-ZAN- ★★★ (2009-07-02 22:10:55)

外見はヴィジュアル系ですが、PVはヴィジュアル的にショッキング。いや、歌詞も叫びも笑い声もかなりいっちゃってますが。
最後の「き…み…が…い…な…い…」のリピートが一番耳に残って不気味でした。
でもギターのキレ具合はカッコいい。

DIR EN GREY-GAUZE-蜜と唾 ★★ (2009-08-03 01:50:30)

「加害者の僕から被害者の君へ」という冒頭の一言からカッコいい。しかし歌詞はカッコいいなどと言ってる場合じゃないぐらい猟奇的……。
余談ですが、夢枕獏の短編『びくいしとい』とこの曲とはほぼ同じ光景を描いてます。タイトルを逆に読むところも同じ。

DIR EN GREY-Withering to death. ★★ (2009-08-03 02:00:00)

バックの音がちょっと籠っているところはありますが、静と動の入り乱れ方が段々良くなってきていると思います。
ボーカルに至っては、露骨にアブナイ歌詞でなくともアブナイ空気を醸し出しまくってます。

DRAGONFORCE-Ultra Beatdown ★★ (2009-07-07 12:25:00)

初Dragonforceがライヴで、後にこのスタジオアルバムに辿りついて聴いてみました。
「まず第一に自分達が楽しむためのアルバム」というのが印象です。
ブラストビートはさすがに無理があったかなとか、ソロが無駄に長いなとかツッコミどころは多いのですが、ふと思い浮かぶのはデイヴ以外のメンバー全員が飛びまわり走りまわるステージ風景。その様子を考えると、このアルバムは「リスナーに如何に聴かせるか」よりも「自分達が如何に楽しく走り回れるか」が先行しているように思えました。
良く言えば無邪気、悪く言えば自己満足でしょうか。見たところどの作品も賛否が激しく、彼らのスピード(ペース)について来られないリスナーはどんどん振り落とされていくようです(一旦落ちてまた這い上って来るパターンもありますが)。ここはひとつ自分も落下するまでついていってみようかな(笑)。
尚メロディですが、ほ
…続き

Dalai Lama ★★ (2009-01-26 05:12:02)

これはラムシュタイン版シューベルトの「魔王」ですね。コーラスがドラマティックな中にひんやりとした空気をもたらしていて、それがまた聴き心地良いです。

Darkly, Darkly, Venus Aversa ★★ (2010-12-08 00:51:03)

「夜の魔女」「アダムの最初の妻」として語られるリリスをテーマとしたコンセプト・アルバム。とはいえバソリー夫人やジル・ド・レイのように元ネタとなる歴史記録はないので、リリスの神話をもとにした暗黒物語となっています。
音楽の方向性はUsherさんも仰っている通り、前作『Godspeed…』路線の正統メタル&シンフォの融合です。それ自体に文句はないし、これまでと違う試みも見受けられたりするのに、どこか「物足りなさ」があるのがもったいない。
例えば、クレイドルのコンセプトものにつきもののイントロ、インタールード、アウトロなし。物語の主役(ここではリリス)の語り部分が少ない。最初のPVになった「Forgive Me Father(I Have Sinned)」のキーボードよりギター主体のメロディ。このあたりの変化球をもっと上手く活用してたら、それはそれで賛否両論あったかもしれないけど、
…続き

Darkly, Darkly, Venus Aversa-Forgive Me Father (I Have Sinned) ★★★ (2010-12-25 22:04:24)

ギターメロディ主体で、ロックに近いリズム感。テンポが落ちるところのカッコ良さもあり。さりげなくバックのキーボードのフレーズが良かったりもする。『Thornography』の異質感がより良い方向に活きているように思えます。
これぐらい冒険する曲がもう少しアルバムにあっても良かったんじゃなかろうか。

Darkly, Darkly, Venus Aversa-Lilith Immaculate ★★ (2010-12-25 22:11:32)

疾走とキーボードの荘厳さとリリスを演じる女性ボーカル……という要素で、一番「クレイドルらしい」曲。改めて、ダニの禍々しい駄々っ子声は、意外と女性ボーカルとの相性が良いです。
ここでも、テンポがゆるやかになるところではギターのほうがいい仕事してると思います。

Darkly, Darkly, Venus Aversa-The Cult of Venus Aversa ★★ (2010-12-25 22:22:14)

1曲目がイントロと本編を兼ねているという、クレイドルにしては変則的オープニング。
冒頭のチェンバロの音にはじまり、不吉で不気味にして美しく聴き心地のいいキーボードが、まさしくリリスの物語です。

De Mysteriis Dom Sathanas ★★ (2010-02-02 01:02:00)

それまで存在は知っていたものの、Mayhemを聴いたのは大学に入った時。
確かに衝撃的ではありましたが、その理由は音楽よりも音質にありました。Voがギャアギャア、ギターがジャリジャリ、後ろでドラムがパタパタパタ。それまで聴いてきたCDからは想像し難い音の悪さに、CD聴かせてくれた先輩に「これオフィシャル音源ですか? ブートではなく?」と訊いてしまうほどでした。
で、当時よりは幅広いジャンルのメタル聴くようになり、ブラックにも大分はまり込んだ今、改めて聴いてみました。
これよりサウンドプロダクション悪いアルバムもあるし、邪悪なリフを生み出してるバンドもいますが、その点を考慮してもやっぱり衝撃的でした。
内包している闇が尋常じゃないからです。多くのブラックメタルのサウンドには混じり気なしの闇を生み出す力がありますが、このアルバムの闇が一番深い。その一番の立役者は、ユー
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De Mysteriis Dom Sathanas-Freezing Moon ★★★ (2010-06-20 14:19:33)

イントロのリフが、暗黒・邪悪・荒涼・冷徹とブラックメタル主要素の全てを物語ってます。このリフだけでもユーロニモスの才能を窺い知ることが出来ます。
スローパートも多いですが、ヘルハマーのドラムはテンポが遅くても重厚な存在感を放ってます。
アッティラのボーカルは……本当に誰か呪い殺せる。

Diabolus in Musica ★★ (2009-07-13 23:05:00)

実は一番最初に聴いたSlayer作品がこれ。そして衝撃のあまりしばらくスラッシュメタルから遠ざかってしまった原因もこれ……。
とはいえ、今聴くとほとんど疾走してません。それでも当時の自分がビビったのは、音が発する邪悪なオーラのためでした。
『Reign In Blood』が疾走、暴虐、鋭利なサウンドを極める作品だとしたら、本作は邪悪性を突き詰めたものかもしれません。
ただ、最近改めて「Love To Hate」を聴いてみたら「……え!? このリズム感は……Korn??」と思ってしまいました。リズム変わってもSlayerはSlayerでしたけどね。

EIBON-MOONFOG 2000 - A DIFFERENT PERSPECTIVE-MIRROR SOUL JESUS ★★ (2010-01-23 20:52:40)

Satyriconの『Rebel Extravaganza』に近い変則的曲展開。音もタイトだし率直にカッコいい。
でも、ボーカルとしてクレジットされているにも関わらず、マニアックが歌ってないのが残念ですね。彼も加わったらカッコ良さに加えて、図抜けた危険性も入っただろうに。

EMPEROR-Emperial Live Ceremony ★★ (2009-08-01 12:29:00)

イーサーンの美声、サモスのリフ、タリムの人間業とは思えないブラスト……全部が全部神懸かり……いや悪魔懸かり的整合度です。土下座もののクオリティの高さです。しかも、M1「Curse You All Men!」から伝わってくる鬼気にぶっ飛ばされます。
さすが皇帝。演奏面全てにおいては隙がありません。
しかし、編集がな……ほぼ1,2曲おきに途切れてしまうのには違和感を覚えます。
ちなみに、エンハンスドで「I Am The Black Wizards」の映像が観られます。
やっぱりイーサーンのスキンヘッド、デスからクリーンまでの美声、そして「白EmperorTシャツズボンにin」スタイルにのけぞりました。シャツをズボンに入れた姿が怖いのなんてイーサーン様ぐらいですよ……。

EMPEROR-Emperor/wrath of the Tyrant ★★ (2010-08-10 00:14:00)

真に荒削りなのはこちらの作品でした。
『In The Nightside Eclipse』のレビューには「サウンド・プロダクションはまだ良くないにも関わらず洗練されている」と書きましたが、こっちのサウンドは良くないどころか全体的にジャリジャリ。さすがはデモ作……と思ったものです。
……が! 本作を単なる初期音源集以上のものにしているのが、イーサーンの声です。
威厳も表現幅もまだ無いですが、とにかく邪悪性だけはひたすらに図抜けてます。この人こんなに人間失格だったっけ……? と訝ってしまうほど。
そして、曲から滲み出る雰囲気もまた、ボーカルに負けず劣らず邪悪です。この邪悪さは音質に左右される以前の問題ですね。
才能、雰囲気共に、もはや人外魔境の作品です。

EMPEROR-IX Equilibrium ★★ (2009-09-23 02:29:00)

神々しいブラックメタル……って言葉は何か矛盾してるかもしれませんが、本当に「神々しい」という表現が似合います。
大々的にオーケストラが入っていなくとも、シンセとギターの時点で美しさと威厳が溢れ出す。イーサーンの朗唱と高音デス声ともなるともっと威厳あり。ドラムの超人度は言わずもがな。
ブラック特有の闇と邪悪性を秘めつつ、ブラックという枠を超えた普遍的な名盤です。

EMPEROR-IX Equilibrium-An Elegy of Icaros ★★★ (2009-09-22 13:05:19)

キーボードの美しさ、及びイーサーン様のクリーンボイスの威厳に脱帽です。イカロスという題材も相まって、もとよりバンドが持っている神々しさが増します。

EMPEROR-IX Equilibrium-Curse You All Men! ★★★ (2009-09-22 13:09:20)

Emperor屈指の名曲と言って間違いないでしょう。
アルバムの一曲目を飾るに相応しい暴虐性と荘厳さです。やっぱり彼らは「皇帝」なのだと思い知ります。

EMPEROR-In the Nightside Eclipse ★★ (2010-04-23 13:15:00)

デビュー間もない時の作品に「荒削り」「まだ洗練されていない」という言葉がつくのはよくある話。Emperorも確かに後々サウンドがクリアかつ壮大になっていきます。
しかし、本作に「洗練されていない」という言葉は似合いません。もうほとんどパーフェクトなまでに暗黒で不気味で冷たい。後の作品に比べたらサウンド・プロダクションは劣るはずなのに、既に荘厳な空気を身につけています。
現在のような高音デス声とクリーンボイスとを操るまでに至らず、高音で喚きっぱなしのイーサーンのボーカルすら、もう禍々しい。
MayhemやDarkthroneのようなプリミティヴブラックとは異なる音作りながら、どこをどう切ってもブラックメタルとしか形容しようのないアルバムです。

EMPEROR-In the Nightside Eclipse-Inno a Satana ★★★ (2010-04-23 13:21:33)

冷やかで陰鬱でそれでいてどこか美しい。完全に黒ミサのテーマです。アルバム最後の曲だからさしずめ閉会の儀式か?
「Inno a satana…」が繰り返されるコーラスは、まさしく呪いの歌です。
ライヴ盤では、イーサーンの威厳あるクリーンボイスでこのコーラスを聴けます。

EMPEROR-Thorns vs. Emperor-Thus March the Nightspirit ★★ (2010-04-23 13:26:41)

Marchの名の通り、クラシックの行進曲みたいになってます。
そこにEmperorの持つ暗さが加わってゴシック風味にもなり、まるでダニー・エルフマンが手掛けたティム・バートン映画のサントラのような曲に。
事前知識が無かったら、原曲がEmperorとは気付かないかもしれません。

ENTER SHIKARI-Take to the Skies ★★ (2009-12-01 00:39:00)

メタルとトランスの融合、というか足しっぱなし。
ライヴで暴れるためにあるようなエネルギーが、良い意味で新人らしい衝動です。ラウのデス声がちょっと幼いのも、良い意味で荒削り感が出てます。
この後どう洗練されていくのか、あるいはもっとカオティックな方向に行くのか、今後が楽しみです。

EVANESCENCE-Anywhere but Home ★★ (2009-11-02 23:16:00)

同じくDVD付き2枚組をお勧めしたいです。ライヴはCD音声もDVD映像もレベル・クオリティ共に高いし、PVやバックステージ映像まであります。
でもやはり特筆すべきはライヴ。「My Immortal」でのシンガロングと終盤にギター&ドラムが入ってアグレッシヴになる展開はもちろん、「Bring Me To Life」~「Tourniquet」~「Imaginary」の繋がりも素晴らしい。Kornの「Thoughtless」も完全にEvanescence色に染まっていたし、アルバム未収録曲「Missing」「Breathe No More」もオーディエンスを十分に沸かせていました。
それにしても、この頃のPVに映るエイミーは、どこか脆くて哀しい存在であったように思えます。それが2ndのPVじゃ自信と強さに溢れて女王のような風格すら身につけている。やっぱりバンドの危機やこのツアーを経
…続き

EVANESCENCE-Fallen ★★ (2009-05-20 04:17:00)

メタルというよりはHR寄りのように思えます。ゴシック……と言えるかどうかは微妙。
でも音楽自体は良いです。メランコリックだし、「My Immortal」「Hello」のピアノ主体バラードも入りつつ、基本はアメリカン・ヘヴィ・ロック。正統派のカッコよさの中で、しっかり哀愁のポイントも押さえています。
ただ、女性ボーカルということからNightwishやWithin Temptationを想起して聴くと、ちょっと違うんじゃないかと思わされるかもしれません。自分はエイミーの声でも十分聴き心地いいですが。

EVANESCENCE-Fallen-My Immortal ★★★ (2009-05-06 00:59:26)

音と旋律とボーカルが美しいのはもちろんですが、同時に触れるのが恐ろしい程の脆さも感じられます。痛々しさを覚えつつも、引き込まれずにはいられません。

EVANESCENCE-The Open Door ★★ (2009-05-06 01:16:00)

後半の曲がちょっとインパクトに欠ける感はあるものの、ベンの不在から「良い曲が書けるのか?」とプレッシャーをかけられていた背景を思えば、よくぞやってくれたと嬉しくなる出来です。
前作との違いは、クラシックの雰囲気が濃くなったこと(その素養があるエイミーがほぼ全面的に作曲を手がけたためでしょうか)。
そしてもう1つには、エイミーの存在に強さが感じられるようになったことです。バンドの危機的状況を乗り越えてタフになったのだろうか。PVでの自信に溢れた表情を観る限り、「姫」とか「女王」の称号が似合うようになってきた気がします。

EVANESCENCE-The Open Door-Call Me When You're Sober ★★★ (2009-11-02 23:27:15)

前作の「Bring Me To Life」に通ずるトラックですが、エイミーがメインソングライターとしての手腕を発揮し始めたこと、一層タフになったこと、そして救いを求めるのではなく相手を突き放していることが大きな違いです。

EVANESCENCE-The Open Door-Lacrymosa ★★★ (2009-11-02 23:31:12)

エイミーのクラシック素養が活きた一曲。
アメリカン・ヘヴィ・ロックを基盤とするEvanescenceですが、これぐらい仰々しいのが入ってても断然良いです。

Enemy Within ★★★ (2009-03-30 16:38:49)

不吉にして美しいイントロから暴虐のドラムへ。これがメロデス初体験だった当時はこれだけでも感動ものでしたが、トドメはアルバムを聴かせてくれた知り合いの解説でした。
「このボーカル女の人だよ」
即日購入しましたとも!!

FRANZ FERDINAND-Franz Ferdinand ★★ (2010-02-07 03:58:00)

多くの音楽誌では「ポスト・パンク・リヴァイヴァル」という括りで語られていたりしますが、パンクもポスト・パンクもリアルタイムで体験した訳でもないしよく知らない世代の人間にとっては、「踊れるロックンロール」という音楽性の方が重要。
確かに彼らの起源はポスト・パンクだったかもしれませんが、踊りたくなるほどの怪しいグルーヴとキャッチーなメロディを生み出した才能は、単なる過去の焼き直しや懐古趣味の産物とは程遠いです。

FRANZ FERDINAND-Tonight: Franz Ferdinand ★★ (2009-09-07 02:35:00)

前二作ほど分かりやすいポップネスはなく、代わりにどこか妖しいというか、退廃的なムードが加わったように思えます。プログラミング・サウンドを大幅に取り入れた、実験的な曲もありますし。
それでも相変わらず踊れるリズムです。

FRANZ FERDINAND-You Could Have It So Much Better ★★ (2010-02-07 04:09:00)

2ndのプレッシャー云々を言われていながら、余裕で本作を送り出してきた良い意味での図太さ、逞しさが感じられます。
前作同様「踊れるロック」を前面に出していますが、「Walk Away」「Let's Fade Together」などスローダウンナンバーも多く設け、アルバム通して前作よりもメリハリが付いてきています。
今考えると、「Elenor…」「Outsiders」のライヴアレンジに、3rd『Tonight』の実験的精神が表れていたようにも思えます。

Feuer frei! ★★★ (2009-05-30 02:22:13)

Rammsteinの中ではかなりの疾走曲の部類ですね。バックに流れる冷やかなキーボードもいい。
'05年のクラブチッタでこの火吹きを再現してくれた時は感動しました。オーディエンスも「Bang! Bang!」大絶叫だったし。実にライヴ映えする曲です。

Funeral Song ★★★ (2009-09-27 01:56:00)

アルバムきっての哀愁と切なさを誇る一曲。ストリングスの音色で感涙度が上がります。
北欧メロディック系が好きな人に聴いてみて欲しいですね。

GUNS N' ROSES-Appetite for Destruction ★★ (2009-03-24 22:37:00)

もはやガンズといえばこのアルバム。
デビュー作にして最高傑作、そしてあまりの完成度の高さゆえ、バンド自身にすら超えるのが難しい壁になってしまいました。
全てのロックファン必聴です。

GUNS N' ROSES-Appetite for Destruction-Nightrain ★★★ (2009-03-24 22:24:04)

個人的にガンズの中で一番好きです。スタジオ版とライヴ版両方とも好きです。実は初めてエアギターやってしまったのがこれ聴いてた時。
ナイトレインは飲んだことないけど、この曲だけでも十分トべます。

GUNS N' ROSES-Appetite for Destruction-Sweet Child o' Mine ★★★ (2009-03-24 22:59:51)

スラッシュのギターはソロもさることながら、シンプルな間奏までかっこよく響かせるとはどういうことでしょうか。
「Welcome…」「Nightrain」から悪ガキのイメージの濃い彼らにバラード歌われると、不覚にも感動してしまいます。

GUNS N' ROSES-Appetite for Destruction-Welcome to the Jungle ★★★ (2009-03-24 22:48:17)

これを聴かずしてガンズを語るなかれってぐらいの超名曲です。
喘ぎ声から「Ha!!」という掛声まで、アクセルのボーカルがどこをとってもかっこいいの一言に尽きます。
ダフのベースラインも大好きですね。


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