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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) 401-450
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LADY GAGA-The Fame-Poker Face ★★★ (2010-02-05 18:04:42)
ラブソング多数とはいえ、彼女の書く歌詞はほとんどが挑発的です。
曲は相変わらずダンサブルでカッコいいですが。
LEAVES' EYES-Vinland Saga ★★ (2010-02-07 16:52:00)
ゴシックというより、フォーク/ヴァイキング色が強いですね。もっとも、リヴの声からいって勇壮さよりも美しさが目立ちます。
透き通るような女性ボーカルというとWithin TemptationやNightwishが引き合いに出されますが、リヴの少女のような声が一際可憐で無垢な印象です。
尚、賛否両論のデスボイスですが、私にはちょっとミスマッチだったように思えました。
Lateralus ★★ (2009-06-05 03:42:00)
1枚ページをめくるごとに人体が剥き出しになっていくアートワークのように、聴くごとに体内にじわじわと切り込んでくる音。
この点は『Aenima』で言ったこととほぼ同じだし、実際本作も同様に複雑怪奇な世界ですが、それに輪をかけて奇々怪々であるように思えます。何せM1「The Grudge」から、渦巻く音の中に不穏な空気までもが潜んでいる。いや、音の洪水の中だけでなく、静かな中に響くごく僅かなギター/ベースの音にも潜んでます。
「Parabol/Parabola」のPVはこの世界/神という概念を語ろうとしている……とは曲のレビューに書いた意見ですが、だとしたらアルバムに漂う得体のしれない不安感は、この世界の混沌そのものなのかもしれないと感じました。
Lateralus-Parabol/Parabola ★★★ (2009-02-10 04:49:01)
静のParabolと動のParabola。両者の対比と移行の展開が劇的です。そしてこの2つを繋ぐメイナードの中性的な美声に酔いしれます。
彼らのPVの素晴らしさには定評がありますが、これは群を抜いています。DVDのジャケといい、ここで描かれた人体図はあまりにも美しい。あの奇怪な生物や映像を通して、人間、この世界、果ては神(という概念)をも語ろうとしていると私は思います。
Lateralus-Schism ★★★ (2009-05-14 00:26:05)
Toolを知ったきっかけはこのPVでした。
静かに切り込んでくるギター、艶やかなボーカル、そして映像の中の血管が透けて見えるクリーチャー……全てが衝撃的でした。
ラストのドラムは圧巻の一言です。
Lateralus-The Grudge ★★★ (2009-05-31 22:32:50)
な、何だこいつは。
『Aenima』でも冒頭から一撃でやられたけど、その時以上に音がうねりまくってます。特にベースが妖しくていい。こいつは音楽というかもはや生き物です。
最後はメイナードさんの長いシャウトに敬服。
Lateralus-Ticks & Leeches ★★ (2009-05-31 22:43:41)
『Opiate』を彷彿させる、珍しく衝動にかられたようなボーカルと音の激しさ。でも洗練度は当然高まっています。
淡々とした長く静かな間奏を経て、また爆発する瞬間が何とも幸せ(って表現も曲のダークさ加減からいえばおかしいかもしれませんが……)。
MANOWAR-Hell on Wheels: Live ★★ (2010-01-21 01:25:00)
このアルバムは購入までかなり躊躇してました。音源が一曲ごとに違う会場のものなので、Emperorの『Emperial Live Celemony』みたいに一曲ぶつ切れ状態になってないかというのが不安要素だったからです。
結論から言うと、心配無用です。一会場で録音したかのようにきちんと繋がってます。
そして映像がなくとも伝わってくる、ただならぬ熱気とパワーがあります。ボーカルは言わずもがなですが、ベースの出しゃばり度合いは流石ディマイオ閣下と言うべきか。
ただ、上でも仰っているように「Hail and Kill」にはオーディエンスの叫びが欲しかったですね。エリックもそのパートは囁いているだけだったし。
ともあれ、Manowarはライヴに強い、いやむしろライヴの熱さを体現するに相応しいと感じさせる一枚です。
MANOWAR-Kings of Metal ★★ (2010-01-23 19:48:00)
タイトルそのまま。鋼鉄の精神と肉体、メタルへの忠誠心、ついでに暑っっ苦しさをも掲げるメタルの王者。「真のヘヴィ・メタル」自称は伊達じゃない。
M7はネタ扱い感が拭えませんが、他のナンバーは疾走からバラードまで、大仰にしてキャッチーでしかもパワフル。あまりにも密度の濃いManowarワールドです。
真のメタルにして、メタル賛歌の集大成になってます。
MANOWAR-Kings of Metal-Hail and Kill ★★★ (2010-01-23 19:52:24)
カッコ悪くてカッコいい。
暑苦しくて清々しい。
Manowarに対してのみならず、メタルというメタル全てに忠誠を誓うための曲です。
MANOWAR-Kings of Metal-Kings of Metal ★★★ (2010-01-23 20:11:58)
笑える大袈裟な一言のようで、その実笑えないほど本気で、でもやっぱり本気過ぎて笑えてしまう。
だって、名ばかりメタルとかリスナーの聴かず嫌いとか本気で殺す気でプレイしてますから、この人達。
MANOWAR-Kings of Metal-Sting of the Bumblebee ★★ (2010-01-23 20:03:13)
ディマイオ閣下のベース魂ここにあり。
音はゴリゴリでもクラシック魂あり。
クラシックも彼らのルーツの1つなんですよね。
MANOWAR-Kings of Metal-The Warrior's Prayer ★ (2010-01-23 20:06:33)
また随分と過激なベッドタイム・ストーリーもあったものだ(笑)。
フィクションではありますが、Manowarに限ってはある意味ノンフィクションです。
MANOWAR-Kings of Metal-Wheels of Fire ★★★ (2010-01-23 19:57:40)
「Wheels Of Fire」でイントロがハーレーのエンジン音ってど直球すぎるだろ!
でもこのストレートさ加減に燃える人が続出したんだから(もちろん自分も含まれる)、結果的に彼らの勝ちですね。
MANOWAR-Sign of the Hammer ★★ (2010-07-01 00:18:00)
これが大仰な装備を削ぎ落としたManowarの姿なのかもしれませんが、装備省いたってマッスル野郎はマッスル野郎です。
後の作品に比べれば曲数もアレンジもコンパクトな方ですが、いくらシンプルにしてもウォリアー精神は後の作品に一つも引けを取らないほど濃ゆい。
もちろん無駄な熱さ(褒めてます)もこの時点から健在です。
彼らが「真のメタル」を名乗る通り、音はメタルに違いないのですが、ロックンロール的なノリの良さも感じられます。
MARILYN MANSON ★★ (2009-03-14 02:07:00)
新譜は今年5月13日に発売される予定だそうですね。初回限定盤SHM-CDで。
「'09年春にも新作発表か?」のニュース聞いた時には全く当てにしてませんでしたが、何か見込みありそうな気がしてきました。タイトルといくつかの曲名も出てるみたいだし。もしこの日付が正確なら、ちょっと誕生日に近いので嬉しい。でもそこは発売延期常習犯(笑)のマンソンのこと、何があるか分かりません。
まぁいずれにしても、トゥイギーが戻って創作意欲に火がついたんだったら大歓迎です。
MARILYN MANSON ★★ (2009-03-29 18:14:00)
現在マンソンのオフィシャルから新譜のシングル「We're From America」がMP3で無料ダウンロード出来ます!!!! 4月6日までです!!! ファンの方は是非お早めに!!!!!
すみません、調子にのって「!」マーク付け過ぎました。
ちなみに、アルバムタイトルは『The High End Of Low』です。
MARILYN MANSON ★★ (2009-04-30 02:10:00)
最近のマンソンは眉を描いているようで……眉毛ありのマンソンはデビューアルバム以来です。(映画出演時も眉描いてましたけどね)
それは「初心に帰る」の意なのか?
MARILYN MANSON ★★ (2009-05-16 01:19:00)
オフィシャルでシングルカット曲「Arma-Goddamn-Motherfucking-Geddon」のPVが公開されてます。
過去の作品のセルフパロディっぽいです。
これは自分への誕生日プレゼントと勝手に思い込もう(笑)。
MARILYN MANSON ★★ (2009-06-23 05:09:00)
>さとすいさん
恐縮です(笑)。ただ、悪く言えばどうでもいいネタまで知っている人間ですので、そこのとこは見習わない方がいいかも。
先日、Hellfestでマンソンのステージを観てきました。
ついでに言えば、ライヴでトゥイギーを観たのはこれが初。
2人とも仲良しの悪ガキといった感じで、実に楽しそうでした。1度はマンソンがトゥイギーのギターを奪い(?)、トゥイギーが歌う場面もありました。その勢いで「Rock'n'roll Nigger」演ってくれた時には首のリミッターが取れちゃいました(笑)。
『Antichrist…』期の破壊衝動を期待すると肩透かし食うかもしれません。現在マンソンは破壊神や救世主ではなく、『Portrait…』期のような性質悪い悪戯やらかすクソガキという姿勢のようだからです。
MARILYN MANSON ★★ (2009-06-26 21:33:00)
>さとすいさん
『Dead To The World』ご覧になりましたか……あれはマンソン史上最もヤバい映像作品ですね。初心者はもとよりファンに観せるのもためらうこともある(って言っておいて『このCDを買え!』で発言してるんですが)。
「Lunchbox」のライヴ版は私も好きです。せっかくトゥイギー戻ってきたんだから、この曲もライヴでやってほしかった……というのは贅沢な要求ですね。
「Arma-Goddamn…」も「Disposable Teens」「The Beautiful People」のノリでライヴ映えする曲でした。
ちなみに、ライヴの「Disposable…」でマンソンは張り切り過ぎたのか、サビを歌うタイミングを間違えてしまいました。ミスに気づいて後ろ向いちゃたマンソンは、正直ちょっと可愛かったです(すみません)。
MARILYN MANSON ★★ (2009-07-02 20:56:00)
>さとすいさん
記憶とヒアリングが定かではありませんが、確かに「The Dope Show」の前に「お前らドラッグには気をつけろよー」というようなことを言ってました。
自伝によればマンソン自身オーバードーズの経験があるので、その点は説得力あるように思えるのですが……現在に至るまで「ドラッグ使ってるよ」と豪語していることを踏まえると「お前が言うのかよ!!」とレスポンスしたくなります(笑)。
MARILYN MANSON ★★ (2009-07-07 11:50:00)
>さとすいさん
上記の動画を観たんですが、これは確かマイケルが亡くなる前のものだったと思います。
マンソンは「俺マイケル・ジャクソンに間違えられたことあるんだよ」と言ってます。多分「色白&黒フードをすっぽり被っている」繋がりのジョークでしょう。
かつてはマイケルについて「エイリアン扱いされてる者同士気が合うかも」と冗談とも本気ともとれる発言をしていたマンソン。今回の彼の急死については何を思っているのか。
MARILYN MANSON ★★ (2009-07-10 09:43:00)
マンソンと化粧繋がりの話題で……。
10月に日本で開催されるV-Rock Festivalに出演するそうです。文字通りヴィジュアル系アーティストが勢ぞろいするそうで。Negativeの名前もありますね。
オフィシャルはこちら。
http://www.v-rockfes.com/利点 : 邦楽ヴィジュアル・洋楽HM/HR両者の新規ファン開拓、また互いの食わず嫌いを克服できる可能性あり
難点 : ヴィジュアル系に耽美性を求める人々に、マンソンの客にケツ突き出しorパンツの中に手突っ込みパフォーマンス(相変わらずそういうことやってるんですよ)はどう映るのか……
MARILYN MANSON ★★ (2009-08-07 22:31:00)
MARILYN MANSON ★★ (2009-10-23 01:19:00)
22日のZepp Tokyo公演に行ってきました!!!
マンソンの御機嫌は大変に麗しく、オーディエンスのボルテージも後方まで歓声に包まれるほど高く、今まで観てきた中では最高レベルのライヴだったと思います。これにはやはりトゥイギーの存在があったのがでかいんでしょうね。(開演直前から『ラミーーー!!』の絶叫がありましたよ)
「スポットライトは俺一人には大きすぎることもある。だから2人でシェアするんだ」とトゥイギーを抱き寄せたり、互いに「Fuck you!」の応戦をしたりと、Hellfestの時以上に仲良しぶりを発揮してました。もう見てて微笑ましいぐらいです(笑)。
「The Dope Show」の前「絶対ドラッグには手出すなよ!!」と言いつつ錠剤を口に含んでオーディエンスにぶはーっと吐き散らすし、MCは下ネタの嵐だし、あんなに楽しそうなマンソン見たのは初めてです……。
…続き
MARILYN MANSON ★★ (2009-11-07 09:55:00)
オフィシャルで「Running To The Edge Of The World」のPVが公開されました。
欲を言えばこの曲もライヴで聴きたかったんですが、そうすると会場がまったりし過ぎるか……。
マンソン(眉毛あり)が歌う表情だけが延々映し出されるだけかと思いきや、最後にこの光景の全貌が伺えます。
……そこまでグロではありませんが若干スナッフ・フィルム入ってました。「死を探し求めてるんじゃない」と歌いつつ死人が出てます。
MARILYN MANSON ★★ (2011-02-27 00:46:42)
かなり長くに渡ってドラマーを務めてきたジンジャーですが、とうとう脱退してしまったようです。
この人のドラムと、何回骨折しても辞めなかった忍耐強さが大好きなだけに残念です。
正直トゥイギー脱退時よりも残念です。
ちなみに、当面はロブ・ゾンビのツアードラマーだそうです。
…ってどっちにしろホラー寄りでキャラのどぎついフロントマンのところで仕事かい。
MARILYN MANSON-Antichrist Superstar ★★ (2009-02-09 06:31:00)
帯に「90年代のKISS」と書かれてますが、KISSとの共通点は衝撃的な見た目ぐらいですね。しかもマンソンの方がよりおどろおどろしい出で立ちだし。KISSの影響下にいることは間違いないんですが。
それはともかく、ロック史的にマンソンの名盤といえばこのアルバムです。デビュー作から引き続き衝動に溢れていますが、本作ではその衝動の矛先を明確にしています。アメリカにおいてアンチクライストを名乗り、聖書を破り捨てるなど宗教面で挑発的なパフォーマンスが増え、社会/いわゆる良識派の敵であることを宣言した訳ですから。
「全てを否定し尽くしたあとに自分自身すら否定する」という最も攻撃的な姿勢であっただけに、後の作品が物足りないと感じる方も多いようです。しかしマンソンの作品を辿ると、ほぼ常に「アンチ俺」(前作からの雰囲気が一転する)であるため、この最高傑作と言われる作風でも一蹴される運命にあった
…続き
MARILYN MANSON-Antichrist Superstar-1996 ★★★ (2009-03-14 02:26:05)
敵対するもの全てを否定し尽くし、最後には自分そのものも否定する——というアルバムのコンセプトが、この曲に凝縮されています。
コンセプトの集大成というより、マンソン自身のスタンスの集大成かもしれません。
MARILYN MANSON-Antichrist Superstar-Cryptorchid ★ (2009-03-19 05:46:36)
確かにこれはマンソンの持ち味というよりはポゴの持ち味ですね。勝手にBGMとしてアルバムかけてると、この曲の終盤のオルガンパートとコーラスにビビる人続出。悪趣味だけど何となく嬉しい。
MARILYN MANSON-Antichrist Superstar-Irresponsible Hate Anthem ★★★ (2009-03-14 02:34:51)
「アメリカの良心」に対して向けられた最高の中指。
全ての反逆精神に贈られた最高の破壊衝動。
ここまでされて、ライヴで爆発するなって方が無理です。
MARILYN MANSON-Antichrist Superstar-Minute of Decay ★★ (2009-03-19 05:53:43)
ミドルテンポ、不穏なプログラミング・サウンド、割れて歪みまくったギター……ズタズタになって腐っていくしかないような恐ろしさと共に、「I'm on my way down now/I'd like to take you with me」のフレーズで更に切り裂かれそうな哀しみに覆われます。
MARILYN MANSON-Antichrist Superstar-The Beautiful People ★★★ (2009-03-18 23:16:56)
「Antichrist…」同様、ファシズムを否定しつつ自らファシズムを体現するというアイロニー。自己を大義に捧げることには否でも、これ聴くとマンソン総統(笑)に拳を突き上げることには大賛成できます。ライヴなら尚更!
このリフとドラムはロック史に残っていただかねば。
MARILYN MANSON-Antichrist Superstar-The Reflecting God ★★★ (2009-02-02 00:58:09)
「This is beyond your experience」……まさしくその通り。この曲は私の経験を越えてました。ライヴ(CDでも映像でも実際のライヴでも)だともっと自分の経験を超えた体験が出来ます。
MARILYN MANSON-Antichrist Superstar-Tourniquet ★★★ (2009-01-20 02:42:30)
おぞましくも物悲しい。というか、おぞましさの中に見つけられた儚さと美しさがあります。このPVは「虫嫌いにはキツい」との話を事前に聞いて恐る恐る観たのですが、たちまち屈指の好きな作品になりました。
MARILYN MANSON-Dead to the World ★★ (2009-03-30 18:40:00)
『Antichrist…』のライヴ収録のVHS。これを書いている現時点ではDVD化されていません。
やっぱり、本作がマンソン史上最も危険な映像作品だからでしょうか。ライヴだけでなく、バックステージの様子やマンソンの語り、かなりぶっ飛んだ行動に出ているファン達(特にグルーピー)、会場前で抗議するクリスチャン達が収録されているのですが……いや、どれもこれもおぞましいというか汚いというか。バックステージなんか汚物全開です。ただ、女の子を痛めつける映像&音声の一部は、当時のガールフレンドと共謀したヤラセらしいとの話も。(とはいえ、そんなことに堂々と加担する彼女というのも凄い話です)
と、ドキュメンタリーはどこか「作られた感のあるヤバさ」ですが、ライヴのヤバさは本物です。ガラス瓶ブチ割って自らの体に傷をつけ、血がどくどく出たままライヴ続行するマンソン……クレイジー度は群を抜いてます。前
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MARILYN MANSON-Eat Me, Drink Me ★★ (2009-01-29 00:45:00)
「鬱のブラックホール」「今までで最も内省的で重い」とのコメントを聞いていたので、覚悟して耳を傾けました。まさしく前評判の通りで、しかも内省は内省でも『Holy Wood』の時のような怒りすらなく、ひたすらに陰鬱。「……どんだけブラックホールにはまってたんだ!?」と不安すら感じました。
ただ、これがなければマンソンは次のプロセスには進めなかったかもしれない。このアルバムを作ることを勧め、マンソンを支えたティムには感謝ですね(トゥイギーと入れ違いに脱退してしまいましたが)。
尚、このアルバムを買いに行った時、私の前でCDを見ていた男2人が「マンソンももういい加減続けてくの苦しいよな」と言ってるのを聞きました。「一旦世界に宣戦布告したからには苦しかろうと続けていくのがマンソンだ!!」と自論をぶちまけたくなりましたが、小市民(笑)なので内心で荒れ狂うに留まります。
しかしそのす
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MARILYN MANSON-Eat Me, Drink Me-Putting Holes in Happiness ★★★ (2009-03-14 02:18:30)
「Heart-Shaped…」に並ぶ、エヴァンに捧げたラブソング。といっても描かれているロマンスは限りなくダークで破滅的。でもその中にはどこまでも美しいピュアネスが込められている。
ティム・スコルドのギターソロが哀愁を掻き立てています。
MARILYN MANSON-God is in the Tv ★★ (2009-03-30 19:05:00)
『Mechanical…』までのPV集とツアーの模様を収録したVHS。こちらもDVD化されていないのが惜しい。
PV集はベスト盤(初回限定DVD付きの方)が出てしまった分価値が薄れた感がありますが、ツアー及びライヴの映像は価値大ありです。グラムロックを意識したきらびやかなステージや、紙吹雪が舞う中「The Speed Of Pain」を歌うマンソンなんて、この時のツアーでしか観れない光景です。
以前の『Dead To The World』ではおぞましさ、エグさ、汚さを強調していましたが、今回映し出されているバックステージの彼らはむしろ悪ガキです。おもちゃのピストル持って乱入したり手持ちカメラで遊んでたり。新入りのジョン5に対するイジメも、ステージでミスしたジンジャーに下される制裁も、どこの小中学生じゃ! ってレベルです。でも放火はさすがにマズイぞ。
あと、来日した際に富
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MARILYN MANSON-Guns, God and Government World Tour ★★ (2009-03-30 18:13:00)
『Holy Wood』発表時のライヴを収録したDVDです。
複数の公演の映像(日本のもあり)を編集したものなので、カット毎に衣装、メイク、オーディエンスがまるで違っているのが観ていてどうも気になるところ。映像の切り替えもスタイリッシュすぎるように思えました。後に加入したティム・スコルドがマンソンと共同監督していたとのことなので、あのスタイリッシュ加減は彼の影響なんだろうか?と勘ぐってしまいます。あと、何となくカメラがジョン5びいきのような気も……。
でもライヴのクオリティはやっぱり高いです。観てるとすぐにオーディエンスの一員と化して、TVの前で合唱あるいはコール&レスポンス参戦。
マンソンのステージコスチューム&演出も見ごたえあり。巨大竹馬出てくるし、木(Holy Woodか?)よろしくニョキニョキ伸びたりするし、「The Love Song」では法王(枢機卿?)コスプ
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MARILYN MANSON-Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death) ★★ (2009-01-26 05:33:00)
ロック史上で評価されるもの、また傑作と呼べるものだとしたら『Antichrist…』だと思いますが、マンソンの知性と思想をより堪能出来るのはこちらだと思います。
例のコロンバイン事件によるバッシングの後とあって、重苦しさは半端ではなく、発売当時は視聴機でちょっと聴いてほどなくして逃げてしまったぐらいです。(自分が初心者だったってのもありますが)しかし、それを単なる内面ドラマで終わらせず、最後まで聴かせる力があります。更には怒りをバネに闘争心を奮い立たせるような疾走曲まで。長いですが、聴いてダレたことがありません。
個人的にはこれが最高傑作です。
MARILYN MANSON-Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)-Disposable Teens ★★★ (2009-03-08 07:28:44)
コロンバイン事件の影響で収録アルバムは最もダークな作品となりましたが、その中でこの曲は「The Fight Song」と並ぶ対アメリカ社会宣戦布告ソングとなりました。
「本当の神を憎んだことはないが人々の崇める神は嫌いだ」
「俺達が全てを破壊しても驚くなよ」
……等、逐一列挙したらこのコメントが引用文だらけになってしまう勢いで、リリックに怒りと戦意に満ちています。
ここで歌われている「使い捨ての10代」の魂は、おそらく多くのHR/HM愛好者が抱える衝動の根拠の1つだと思います。だから、10代が過ぎた後も決して失いたくはありません。
MARILYN MANSON-Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)-The Death Song ★★ (2009-01-26 06:51:45)
「死の歌を歌おう 俺達に未来なんてないんだから」
こんなに暗い歌詞がポップに、そしてエネルギーをもって響くあたり、さすがマンソンです。
MARILYN MANSON-Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)-The Fight Song ★★★ (2009-01-26 05:39:31)
MTVでこの曲のライヴ映像が流れた時、条件反射で拳振り上げてました。でも心の中ではいつだって拳振り上げます。
これは応援歌なんてレベルじゃありません。自分の前に立ちはだかる全てのものとの戦い、あるいは自分自身との戦いの意識を掻き立てる歌です。
MARILYN MANSON-Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)-The Love Song ★★★ (2009-03-18 23:34:57)
「Heart-Shaped…」「Coma White」然り、マンソンの書くラブソング(一般的にはそう解釈されないでしょうが)は泣けるものが多いですが、その「ラブソング」をタイトルに冠した本作は極めて攻撃的です。
内容は銃と銃弾の愛という、暴力的でいて切ないテーマです。もちろん皮肉たっぷりですけど。
MARILYN MANSON-Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)-The Nobodies ★★★ (2009-01-15 05:24:14)
最もマンソンに傾倒していた高校時代(今も傾倒してますが)にこの曲を聴いて、自分は本当に何にもなれない人間(=Nobodies)なのだと思い知りました。
しかし、その思いが不思議と絶望ばかりに繋がらず、むしろゴミのまま生き残ってやりたいという不思議な闘争心が湧きます。「大丈夫だよ」という応援歌よりも、「大丈夫な訳がねぇ!!」という叫びの方がよりリアルに響き(とりわけ自分みたいなネガティヴな人間の場合)、鬱屈を得体のしれない力に昇華できるのかもしれません。マンソンが語るところの「自己パワーの行使」というやつでしょうか。
救いようがないはずなのに、聴くたびに救われる思いです。
MARILYN MANSON-Lest We Forget-the Best of ★★ (2009-02-13 07:31:00)
今更かもしれませんが、ファンは初回盤が必携アイテムです。
初期から最新(2004年時)まで曲がバラバラに収録されているのですが、音質や表現方法に多少の違いはあれど、社会の悪役を買って出るというマンソンの主張は不変なのだなと分かります。各作品にコンセプトがあるだけに、それを良いとこ取りで聴くのは邪道じゃないかという見方もありますが、前述の発見はバラバラの良いとこ取りにしたからより気付きやすくなったので、このベスト盤にも意義はあります。
もちろん、布教用バイブル(むしろ禁断の書?)としても使用可ですね。でも個人的には、これを一人のクラスメイトに貸した後、彼女とは連絡とらなくなったという悲しい思い出もあるのですが……DVDの一部映像がネックだったのでしょうか。
MARILYN MANSON-Mechanical Animals ★★ (2009-02-09 05:58:00)
今となっては「比較的聴きやすい」「前作ほどの激しさはない」とのコメントも納得できるのですが、マンソンに(ひいてはロックに)出会った10年前はこの作品でも十分衝撃的でした。それがまさか聴く度に(あるいはPV観る度に)感動するものだとは。
おそらく聴き始めは「Rock Is Dead」や「I Don't Like The Drugs」のキャッチーさに惹かれるでしょうが、次第にバラード曲の美しさと哀愁にハマると思います。
これは空虚な哀しみと孤独感に溢れた泣きの1枚ですね。
MARILYN MANSON-Mechanical Animals-Coma White ★★★ (2009-03-08 07:10:06)
当時の彼女ローズに捧げられた曲。とうに破局した今となっては黒歴史の1つなんでしょうが、パーソナルな背景がありながら普遍の美しさ/哀しさを誇る曲です。
ファンには知られているところですが、PVはケネディ暗殺を模したとのことで物議を醸したいわくつきの作品です。でもスキャンダラス云々以前に泣けてきてしまいます。
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