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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 51-100
DIMMU BORGIR-Puritanical Euphoric Misanthropia
EMPEROR-Emperor/wrath of the Tyrant
THEM CROOKED VULTURES-Them Crooked Vultures
MOONSPELL-Wolfheart
MOONSPELL-Sin/pecado
THE ABYSS-THE OTHER SIDE AND SUMMON THE BEAST
THE ABYSS
MAYHEM-Ordo Ad Chao-Key to the Storms
MAYHEM-Ordo Ad Chao-Anti
MAYHEM-Ordo Ad Chao
VENOM-Welcome to Hell
KOTIPELTO-Waiting for the Dawn
MANOWAR-Sign of the Hammer
De Mysteriis Dom Sathanas-Freezing Moon
MAYHEM-A Tribute to Mayhem Originators of the Northern Darkness
CELTIC FROST-Vanity/Nemesis-This Island Earth
CELTIC FROST-To Mega Therion-Jewel Throne
TYPE O NEGATIVE-Bloody Kisses
TYPE O NEGATIVE-Bloody Kisses-We Hate Everyone
CELTIC FROST-Vanity/Nemesis-Wine in My Hand (Third From the Sun)
CELTIC FROST-Emperor's Return-Procreation(of the Wicked)
CELTIC FROST-Monotheist-Ain Elohim
CELTIC FROST-Monotheist-Triptych: II. Synagoga Satanae
CELTIC FROST-Into the Pandemonium-Rex Irae (Requiem)
SLIPKNOT
BEATALLICA-Sgt. Hetfield's Motorbreath Pub Band
HYPOCRISY-Abducted
HYPOCRISY-Abducted-Drained
HYPOCRISY-Abducted-Buried
HYPOCRISY-Abducted-Killing Art
HYPOCRISY-Abducted-Roswell 47
THE WHITE STRIPES-Get Behind Me Satan
MOONSPELL-The Antidote-The Southern Deathstyle
MOONSPELL-The Antidote-In and Above Men
MOONSPELL-Wolfheart-Vampiria
MOONSPELL-Irreligious-Ruin & Misery
MOONSPELL-Irreligious-Full Moon Madness
MOONSPELL-The Butterfly Effect-Tired
MOONSPELL-The Butterfly Effect-Can't Bee
MOONSPELL-The Butterfly Effect-Lustmord
MOONSPELL-The Butterfly Effect
CELTIC FROST-Monotheist-Triptych: III. Winter (Requiem, Chapter Three: Finale)
HIM-Greatest Lovesongs Vol. 666-When Love and Death Embrace
HIM-Screamworks: Love in Theory and Practice-Like St. Valentine
HIM-Screamworks: Love in Theory and Practice-Heartkiller
HIM-Screamworks: Love in Theory and Practice-Scared to Death
HIM-Screamworks: Love in Theory and Practice-In venere veritas
THE RASMUS-Dead Letters-In the Shadows (radio edit)
THE RASMUS-Live Letters
HEAVEN & HELL
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DIMMU BORGIR-Puritanical Euphoric Misanthropia ★★ (2010-08-16 00:28:00)

正直、大仰なオーケストラとの整合性や聴きやすさで言ったら、次の『Death Cult Armageddon』より良いのではと思いました。ついでに言えば、ヴォーテックスのクリーンボイス活用もこっちの方が上手いかもしれない。ここぞという時に宇宙的な世界観をもたらしてくれますから。
この作品の「暗黒」はブラック特有のそれというより、宇宙空間の暗黒のようにおもえます。
次回作では「Progenies…」が突出し過ぎていると言われるDimmuですが、今回は逆にバランスがいい分「これ!」というキラーチューンがないのが難点。大仰シンフォニックという点では今作と次作とで一つの高みに達しているDimmu Borgirですが、まだまだ「最高傑作」を生み出せる底力はあるはず……と期待したいです。

EMPEROR-Emperor/wrath of the Tyrant ★★ (2010-08-10 00:14:00)

真に荒削りなのはこちらの作品でした。
『In The Nightside Eclipse』のレビューには「サウンド・プロダクションはまだ良くないにも関わらず洗練されている」と書きましたが、こっちのサウンドは良くないどころか全体的にジャリジャリ。さすがはデモ作……と思ったものです。
……が! 本作を単なる初期音源集以上のものにしているのが、イーサーンの声です。
威厳も表現幅もまだ無いですが、とにかく邪悪性だけはひたすらに図抜けてます。この人こんなに人間失格だったっけ……? と訝ってしまうほど。
そして、曲から滲み出る雰囲気もまた、ボーカルに負けず劣らず邪悪です。この邪悪さは音質に左右される以前の問題ですね。
才能、雰囲気共に、もはや人外魔境の作品です。

THEM CROOKED VULTURES-Them Crooked Vultures ★★ (2010-07-29 00:57:00)

'10年のデビュー(?)盤。
Nirvana/Foo Fighters、Led Zeppelin、Queens Of The Stone Ageのツワモノが揃い、それぞれの特色がものの見事に浮き出た作品となりました。デイヴのパワフルなドラム、ジョン・ポール・ジョーンズのベースがグルーヴを生み出し、ジョシュの気だるいボーカルがQOTSAのトリップ感を醸し出しているといったところで。
しかし、これが「それぞれの才能/カラーのぶつかり合い」とも、ましてや「互いに譲り合い」とも思えません。むしろ、3つのバンドの音楽性が重なり合う部分を上手いことぐっと掴み取ってみせたような。しかもその掴み取って見せた部分が、ストレートにカッコいいロックンロール。
ロックンロール(HRであれそんなにハードでない曲であれ)のノリが好きな人は、それぞれのバンドを詳しく知らなくても楽しめると思います。

MOONSPELL-Wolfheart ★★ (2010-07-21 00:15:00)

'95年発表のデビュー作。ライヴCDと2枚組になった再発盤があります。
この頃は民族音楽色が濃厚で、母国語で歌っている曲も他の作品より多く見受けられます。それでも「フォーク」より「ゴシック」面が強まるのは、歌詞の上でヴァンパイアや舞踏会などホラー、ロマンス小説の世界観が強く、音の不吉な響きが薄闇を思わせるからかもしれません。
この民族音楽の要素が、Moonspellの音楽特有の妖しさの根幹といえそうです。
ちなみにデビュー作ともなるとデス声が拙いのはもうご愛敬ですが、今となっては強力武器たるディープボイスまでも拙いってのは惜しいなぁ。なまじ「Vampiria」とか「Alma Mater」とか、今でもライヴの定番の名曲に恵まれてるだけに。ライヴ映像/音源の方が、深みを増した今のフェルナンドの声を堪能出来ます(但しこのアルバムのDisc2は'95年のライヴだから、まだ拙い頃
…続き

MOONSPELL-Sin/pecado ★★ (2010-07-20 23:41:00)

デジタル色が濃くなってくるのはこの辺からですが、この頃は4thほどではありません。デジタルも取り入れられてるけど、神経症っぽい響きになっている4thに対し、今作はそれがサウンドの艶めかしさを強める方向に作用しているような。
デス声が極力抑えられているのがちょっと残念ですが、この後凄味も深みも大躍進を遂げて復帰したので良しとした方がいいのか……?
ちなみに歌詞ですが、狼やヴァンパイアや烏や月といったゴシック・ロマンスの要素に加え、「官能」という要素が目立ち始めるのもこのあたりからです。

THE ABYSS-THE OTHER SIDE AND SUMMON THE BEAST ★★ (2010-07-13 01:13:00)

'94年と'96年にピーターがThe Abyssとして出した『The Other Side』と『Summon The Beast』の2枚を1枚にまとめたアルバムです。
M1~M8が『The Other Side』、M9~M16が『Summon The Beast』みたいです。
メンバーは全員ピーターをはじめHypocrisyのメンバー(当時)なのですが、音はほとんどHypocrisyとは別物。粗い音質で、高速ブラストのドラムにシャリシャリしたギターサウンドが乗る、割とスタンダードなブラックです。ジャケット内部に書いてありますが、HellhammerやBathoryといったブラックの始祖にあたるバンド、あるいはImmortalやGorgorothといったブラック始祖の生々しいサウンドを受け継ぐバンドの影響が濃いようです。実際、『The …』の方でHellhammerのカヴァーを
…続き

THE ABYSS ★★ (2010-07-13 00:26:00)

Hypocrisyでデスメタル、Painでキャッチーなインダストリアル・ロックを手掛け、Lock UpやBloodbathのボーカルも一時務め、Mardukのライヴギタリストも務め、果てはプロデューサーとしても活躍するピーター・テグレン。
これだけでも十分多才なピーターですが、まさかブラックメタルまでも自身で手掛けているとは……。
しかもギター以外のパートとミキシングまで担当……。
バケモノか、あんたの才能は。

MAYHEM-Ordo Ad Chao-Key to the Storms ★★ (2010-07-09 01:32:30)

例のアッティラの高音泣き笑いボーカルを聴いた時「……何かが憑いた!!」と思ってしまいました(笑)。
本当に何があったんですかアッティラさん。
……なんて言ってても、この意表を突きすぎた進化は大歓迎なんですけど。

MAYHEM-Ordo Ad Chao-Anti ★★★ (2010-07-09 01:26:34)

最後の最後でとっておきの呪殺曲投下。
ブラストは人間業じゃないわ、ギターリフが最骨頂に暗黒かつ邪悪になってるわ、ブレイク後のベースは不気味に響くわ、ボーカルは別の意味で人間業じゃないわ……。
「俺達こそ最強のブラックメタルだ!!」というステイトメントに相応しい一曲です。

MAYHEM-Ordo Ad Chao ★★ (2010-07-09 01:18:00)

アッティラのボーカル復帰がトップニュースに来る本作ですが、いざ聴いてみたらそれだけの話じゃなかったです。
まずヘルハマー。もともと超人だけど、ツーバス&タム回し聴いてて「……今のは普通ありえねぇ!!」と驚かされる個所が格段に増えてます。
ネクロブッチャーのベースの存在感も今までで一番強い。ベースの響きが一番邪悪に思えるのは本作と言ってもいいかもしれない。
ブラスフェマーのギターもそれに負けちゃいない。それどころか、彼がソングライティングに携わってから一番リフやハーモニーが邪悪になってると思います(それだけに脱退が残念だ)。
そしてアッティラ……進化を遂げたと言えば聞こえはいいけど、随分と怖い方向に進化/深化しましたね。『Mediolanum…』でマニアックと共演した時のような、イっちゃってる高音絶叫を何度となく拝聴出来ます。もちろん低ーい呪い声も一段とオカルト性を
…続き

VENOM-Welcome to Hell ★★ (2010-07-04 01:28:00)

2ndもめちゃくちゃでしたが、デビュー作たる本作はそれに輪をかけてめちゃくちゃでした。何かもう「バカか!?」ってぐらい。
特にドラムのバッタバタ加減は、「とりあえず速くて荒々しけりゃいいんじゃぁぁ!!」とでも言わんばかりのやけっぱちぶりで、リマスター技術も太刀打ちできません。曲によっては何かリズム合ってないし。
まぁ、リマスター盤とはいえ粗さと汚さが残っているから、あのバッタバタドラムも良い味になってるのかもしれませんが。
しかし、ただただ粗く汚くひたすら速くってばかりでもなく、ついニヤリとしてしまうほどカッコいいリフを持ってたりする。
Venomは色んな意味でバカ(もちろん褒めてます)ですが、こんなカッコいいリフを隠し武器にするあたり、愛すべきロックンロールバカです。

KOTIPELTO-Waiting for the Dawn ★★ (2010-07-03 22:49:00)

『Stratovarius』収録「Maniac Dance」あたりのロックンロールなノリが嫌いじゃないなら、このアルバムもいけるかもしれません。
とはいえ、本作収録曲はあれほど異色でもなく、割とストレートなハードロック風です。個人的には、せっかくソロでやってるんだから本家ストラトばりのメロスピである必然性もないだろうと思っているので、この路線も大いに歓迎でした。
あとは、さすがに自分で曲書いてるだけありますね。ハイトーンに無理が無い(笑)。
それにしても、『ハムナプトラ』以上にB級なエジプト風アートワークは何とかならんものか。特にディスクを取った時が笑い(あるいは脱力)の瞬間でした。
そして小ティモの写真……申し訳ないけど、私には眠そうに見えました(笑)。

MANOWAR-Sign of the Hammer ★★ (2010-07-01 00:18:00)

これが大仰な装備を削ぎ落としたManowarの姿なのかもしれませんが、装備省いたってマッスル野郎はマッスル野郎です。
後の作品に比べれば曲数もアレンジもコンパクトな方ですが、いくらシンプルにしてもウォリアー精神は後の作品に一つも引けを取らないほど濃ゆい。
もちろん無駄な熱さ(褒めてます)もこの時点から健在です。
彼らが「真のメタル」を名乗る通り、音はメタルに違いないのですが、ロックンロール的なノリの良さも感じられます。

De Mysteriis Dom Sathanas-Freezing Moon ★★★ (2010-06-20 14:19:33)

イントロのリフが、暗黒・邪悪・荒涼・冷徹とブラックメタル主要素の全てを物語ってます。このリフだけでもユーロニモスの才能を窺い知ることが出来ます。
スローパートも多いですが、ヘルハマーのドラムはテンポが遅くても重厚な存在感を放ってます。
アッティラのボーカルは……本当に誰か呪い殺せる。

MAYHEM-A Tribute to Mayhem Originators of the Northern Darkness ★★ (2010-06-20 14:05:00)

上質のトリビュートアルバムにして、ブラックメタルシーンの重鎮クラスを一気に知ることができるお役立ち盤。
もちろん技術も醸し出す暗黒の空気も、全曲ハイレベルです。ただ、Sethがこの面子の中だと没個性になってしまうのが残念。頑張れフレンチブラック。
あとは、Usherさんも仰ってますが、皆さんアッティラのボーカルスタイルを意識しすぎじゃないかなと思う面も。原曲に忠実ってのもリスペクトの一つかもしれませんが、せっかく実力もあって個性の強い面子をそろえたんだから、もっと冒険しちゃっても良かったんじゃないでしょうか。
ここはBehemothよろしく普段通りに吠えまくった挙句ギターソロ&リフメドレーやっちゃうとか、Emperorよろしくアッティラ本人呼んじゃった挙句曲のラストに次の曲のイントロリフ(しかも荘厳な鐘の音付き)入れちゃうとか、Gorgorothよろしく曲カットしちゃう
…続き

CELTIC FROST-Vanity/Nemesis-This Island Earth ★★ (2010-06-16 02:12:43)

この曲のギターソロ、個人的には「泣き」の部類です。トムがこんな哀愁漂うメロディを弾くとは。
曲全体にも、冷やかな中に哀しさが感じられます。

CELTIC FROST-To Mega Therion-Jewel Throne ★★ (2010-06-16 02:03:47)

初期作の中では、比較的リフがロックンロールのノリ。
でも、走るパートではスラッシュの鋭利さが窺えます。

TYPE O NEGATIVE-Bloody Kisses ★★ (2010-06-09 02:03:00)

'93年発表の3rd。
良い意味で何とも気持ち悪い作品です。
スローな曲はピーターのディープでねっとりした低音ボイスと調和しますが、何故か合間合間にM5,M9などの疾走ナンバーやら、M13のロックンロールなノリやらが入っています。
しかも何をやっても、ピーターの粘着質なボーカルのせいか、霧がまとわりつくようなじっとり感がキレの良さを上回ります。
そして最後は嫌がらせのように中途半端なところで曲ぶち切れ。
どうにも落ち着きがないのに、妙に聴き心地が良い1枚です。

TYPE O NEGATIVE-Bloody Kisses-We Hate Everyone (2010-06-08 22:38:19)

疾走感あり、変にアホなメロディの挿入あり、「Wow,wow……」の軽快コーラスあり。
でも良い具合にじっとりしていて爽快感がありません。

CELTIC FROST-Vanity/Nemesis-Wine in My Hand (Third From the Sun) ★★★ (2010-06-04 00:57:50)

ロックンロールのノリの良さ+スラッシュの爽快感。
暗黒度は薄れてますが、それでも尖りまくってるトムはカッコいい。

CELTIC FROST-Emperor's Return-Procreation(of the Wicked) ★★ (2010-06-04 00:51:01)

邪悪な響きのリフでスローに進んでいく曲。
「邪悪の始まり」なんてタイトルは彼らに相応しいですね。

CELTIC FROST-Monotheist-Ain Elohim ★★★ (2010-06-04 00:45:45)

ギター、ベース、ドラム、ボーカルと、全ての音が威厳を持って迫って来ます。
「Tetragrammaton」なんて単純に旧約聖書で神を示す4文字のことなのに、トムの声だと何であんなに邪教めいた響きになるんだろう。

CELTIC FROST-Monotheist-Triptych: II. Synagoga Satanae ★★★ (2010-06-04 00:40:54)

暗黒・ドゥーム路線の『Monotheist』集大成のような大曲。
そこにSatyriconのサティアーやプロデューサーのピーター・テグレンまで加わっての一大邪悪祭り。
底なしの暗さの中に沈められるような音なのに、それが心地良く思えてしまうあたり性質が悪いです。

CELTIC FROST-Into the Pandemonium-Rex Irae (Requiem) ★★ (2010-05-26 23:43:24)

やや芝居がかった女性ボーカルと、泣きそうなトムのボーカルとの重なりが気持ち悪くて気持ちいい。
ストリングスの響きが居心地悪いようでいて落ち着く。
一応レクイエムだけど……これで魂鎮まるかなぁ(笑)。

SLIPKNOT ★★ (2010-05-26 10:30:00)

ベースのポールが遺体で発見されたとのことです。
http://www.barks.jp/news/?id=1000061346
まだ若いし、今後いくらでも活躍出来るのに。
彼らはあの9人で1つのモンスターなのに。
次回作にも意欲的だったのに。
ピーター・スティール、ロニー・ジェイムズ・ディオに続いて、今年で3回目です。昨年のザ・レヴを含めると断続的に4回。もうこれ以上お悔み書きたくないところです。
R.I.P, Paul Gray

BEATALLICA-Sgt. Hetfield's Motorbreath Pub Band ★★ (2010-05-24 23:24:00)

'07年発表。
もちろんあの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』のパロディ。ちゃんとオープニングはタイトルトラックで始まり、最後から2番目にタイトルトラックのリプライズがあります。
Beatles×Metallica÷全力バカの路線はいつも通りパーフェクトで笑えます。
ただその分アルバムごとの変化も少ないので、いっそ全曲『Sgt. Pepper's…』を徹底パロディしてしまえばより面白かったかも……。

HYPOCRISY-Abducted ★★ (2010-05-24 23:01:00)

'96年の4th。
暴虐よりも、ブラスト&ツーバスの疾走よりも、速弾きよりも、メロディのカッコ良さが要です。
「Roswell 47」を筆頭に印象に残るメロディがそこかしこにあるのですが、疾走・暴虐路線の曲にもそういったメロディが持ち込まれています。でもそれがギターソロみたいな目立つ形ではなく、概ね全体を構成するリフだったり、ボーカルの背景だったりと、さりげない形で紛れ込んでいる。リスナーを「凄ぇ!」とあからさまに湧き立たせるというより、「やるな……」とニヤリととさせる演出です。
ちなみにこのメロディ、いわゆるメロデスの「泣きのフレーズ」ではなく、どちらかというとキャッチーと言える部類。このキャッチーな部分を引き延ばすと、Painの音楽性になるのでしょうか。
あと、掠れ高音&迫力の低音を駆使するピーターのデスボイスは個人的に好みのうちです。特に低音の叫びが良い。

HYPOCRISY-Abducted-Drained ★★ (2010-05-23 15:39:57)

ラストを飾る約4分半の静かなメロディ。
掠れたようなクリーンボイスで淡々と哀メロを歌いあげてます。
Hypocrisy流バラ—ドと言えるかもしれません。

HYPOCRISY-Abducted-Buried ★★ (2010-05-23 15:29:22)

メロディよりヘヴィネス重視の一曲。
そんな中でも隠し味のように憂いあるメロディが織り込んであるのが、良いアクセントになってます。

HYPOCRISY-Abducted-Killing Art ★★★ (2010-05-23 15:21:57)

ピーターの低音デスボイスが効いてます。
疾走パートが中心ながら、シンセの音が入って束の間スペーシーな空気になるところ、1分半ぐらいのところでテンポ落ちするところ等、聴いてて面白い展開満載。
あっと言う間に終わる……と思ったら2:56でした。そりゃ短いよ。
むしろこの短時間によくドラマを盛り込んだよ。

HYPOCRISY-Abducted-Roswell 47 ★★★ (2010-05-23 15:14:42)

機械的なインストのM1を経てのミドルテンポ曲。疾走せずともリスナーを惹きつけます。
ポイントは、どこか哀愁を帯びていながら、メロデスと呼べるほどの美麗さには至らないギターのメロディーライン。個人的にはこのさじ加減が絶妙です。

THE WHITE STRIPES-Get Behind Me Satan ★★ (2010-05-19 01:27:00)

'05年発表の5th。
ギターとドラムだけという制約を大幅に取り払い、マリンバやピアノを導入しています。
これが大々的に賛否を醸すような実験作ととられるのではなく、自然なことであるように映るのが彼らの凄いところ。何をやっても、ジャックのブルース愛が裏打ちとなり、The White Stripesの音になってます。

MOONSPELL-The Antidote-The Southern Deathstyle ★★ (2010-05-19 00:32:40)

アグレッシヴなんだけど、ノリはロックンロールに近いものがあります。
南部流の死がどんなものかは知らないし、銀の弾やマンドレイクがどう関係あるのかも分かりませんが、ラテン/南ヨーロッパ=陽気のイメージと対照的という点は面白いように思えます。

MOONSPELL-The Antidote-In and Above Men ★★ (2010-05-19 00:24:04)

アルバムの幕開けでリスナーの心を掴むには丁度良い攻撃性。ボーカルもデスボイス全開。
このノリから、リズミカルでクリーンボイス中心のM2に繋げる演出も面白いです。
しかし、一番印象に残った「I'm inside man/I'm above man」の歌詞が載ってないのは何故だ?

MOONSPELL-Wolfheart-Vampiria ★★★ (2010-05-19 00:15:08)

ゴシックといえばヴァンパイアは欠かせない。
Moonspellのステージにもこの曲は欠かせない。
闇と血に彩られた暗黒芸術です。
中でもキーボードが大活躍してますね。イントロからの荘厳な雰囲気はもちろん、終盤の雪が舞い落ちるような優しいサウンドまで、暗黒美の構成の中核を担ってます。

MOONSPELL-Irreligious-Ruin & Misery ★★ (2010-05-19 00:06:33)

デスボイス部分が迫力不足なのは残念ですが、クリーンボイスの超低音は聴き心地が良い。
「Ruin & misery」の部分のメロディと、2:28ぐらいから入るコーラスが印象的です。

MOONSPELL-Irreligious-Full Moon Madness ★★★ (2010-05-19 00:02:02)

大抵ライヴの最後を締めくくる曲。
やや軽快とも言えるイントロを経て、荘厳な空気を醸し出す暗黒美の世界へ誘われます。シンセのメロディには冷たさが宿っています。
この頃はまだフェルナンドのデスボイスが拙いのですが、ディープボイスの語りは威厳があります。

MOONSPELL-The Butterfly Effect-Tired ★★ (2010-05-18 23:53:32)

彼方から聞こえてくるような、モーツァルトのレクイエムのサンプリングが効果的。
スローで重々しい中に、ふっと冷たい空気が過ります。

MOONSPELL-The Butterfly Effect-Can't Bee ★★ (2010-05-18 23:42:07)

タイトル……駄洒落!?
というツッコミはさておき、この曲ではフェルナンドはデスボイス封印、艶やかなディープボイスで語りかけるように歌ってます。YouTubeのコメント欄で「ヴェルヴェット・ボイス」と言われてたのは伊達じゃない。
メロディーラインの美しさも印象に残ります。歌謡曲か演歌っぽい気もしますが(笑)。

MOONSPELL-The Butterfly Effect-Lustmord ★★★ (2010-05-18 23:36:47)

デジタル色の強いアルバムの中、生音とアグレッションが際立っている一曲。
音もバイオレントですが、歌詞もサディストめいてます。

MOONSPELL-The Butterfly Effect ★★ (2010-05-18 23:28:00)

本当はエレクトロ方面に行ったのは本作ぐらいみたいなのですが、これで一気に「デジタル・ゴシック」の印象が強まったようです。
フェルナンドいわく「パラノイアと、何かが起こることへの恐怖についてのアルバム」。確かに、どこか神経症めいたプログラミング・サウンドの使い方と、冒頭を飾る「Soulsick」やM2「The Butterfly FX」の歌詞にはそのコンセプトが表れてると思います。
ゴシックものに顕著なロマンスの要素が薄れているのはちょっと残念ですが、ボーカルの妖しさがその辺をカバーしてくれています。

CELTIC FROST-Monotheist-Triptych: III. Winter (Requiem, Chapter Three: Finale) ★★★ (2010-05-18 23:03:10)

ほぼストリングスのみで構成された、静かなクラシカルインスト。
冬の到来……というより生物が死に絶えた世界の静けさのような。皆「Synagoga Satanae」の毒にやられてしまったとか。
あるいは毒にあてられた魂への、サブタイトル通り「レクイエム」ってことになるのでしょうか。

HIM-Greatest Lovesongs Vol. 666-When Love and Death Embrace (2010-05-18 22:53:50)

歌詞はほとんどひねりが無いし、リズムも単調ですが、SCARECROWさんが仰っている通りキーボードのメロディーラインが良いアクセントになってます。
あとはやっぱりヴィレの低音のおかげ。

HIM-Screamworks: Love in Theory and Practice-Like St. Valentine ★★★ (2010-05-18 22:48:28)

決して歌詞は不気味じゃないのですが、イントロの暗さとギターパートの荒々しさにより不吉さが残っています。
個人的には何故か映画『ブラッディ・バレンタイン』を想起しました。映画ほど血の臭いのする雰囲気じゃないはずなのに。

HIM-Screamworks: Love in Theory and Practice-Heartkiller ★★★ (2010-05-18 22:38:06)

先行シングル曲。
『Dark Light』を彷彿させるキャッチーさですが、死を匂わせる歌詞のためか、『Dark…』に溢れていた明るさの中に不吉な影が差しています。

HIM-Screamworks: Love in Theory and Practice-Scared to Death ★★ (2010-05-18 22:32:36)

サビのメロディーのポップさはアルバム内でも際立ってます。
ついでに、暗さはあるとはいえ、これが一番正統ラブソングに近くなっているような。

HIM-Screamworks: Love in Theory and Practice-In venere veritas ★★ (2010-05-18 22:30:11)

「Let's fall apart together now」というイントロの歌詞だけで、破滅的でさえあるゴシック・ロマンスの幕が上がります。
ゴシック・ストーリーの語り部たるヴィレのボーカルは、甘い裏声からシャウトから吐息モードまで駆使していて、優しさだけでなくバイオレンスも内包。

THE RASMUS-Dead Letters-In the Shadows (radio edit) ★★★ (2010-05-18 22:03:15)

アルバム1、あるいはThe Rasmus屈指の明るいトーンの曲。「影の中」にいるとは思えません。
自分の趣味からすると明るすぎるかな、と思って聴いてたら、気付いた頃には癖になってました。それぐらい病みつきになるメロディーです。

THE RASMUS-Live Letters ★★ (2010-05-18 21:55:00)

『Dead Letters』発表に伴ったDVD。内容はスイスでのライヴ映像、PV7本(内3本は『In The Shadows』のバージョン違い)、PVのメイキング、インタビュー、フォトギャラリーです。
哀愁だけでなくポップな明るさも活きるのがThe Rasmusの音楽。
そう認識しながらも、彼らのライヴ・パフォーマンスのアグレッシヴ度には驚きました。特にラウリは飛び回ってはしゃいでる子供みたいで、実年齢よりずっと幼くさえ見えます。
思えば彼らはPVにも歌詞にもゴシックの雰囲気……というより仄暗さがあるバンド。実際にはポジティヴなことを歌っていても、切なさ漂うメロディのせいか、陰の方が目立つ性質のようです。
ライヴは彼らの陽の部分がフィーチャーされる場所なのかもしれません。インタビューでラウリはThe Rasmusの音を「ポジティヴな悲しみ」と語ってましたが、このラ
…続き

HEAVEN & HELL ★★ (2010-05-18 01:13:00)

ディオ参加バンドの中では一番思い入れが深いのでここに書きます。
昨年Hellfestで勇姿を拝んだばかりなので、にわかには訃報を信じられませんでした。
あれがディオを観た最初で最後になってしまうなんて思いもしなかった。
またメタル界から偉大なボーカリストが一人ステージを去ってしまいました。
R.I.P


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