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Spleenさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 151-200
THE WHITE STRIPES-Elephant
VELVET REVOLVER-Contraband-Dirty Little Thing
VELVET REVOLVER-Contraband-Sucker Train Blues
VELVET REVOLVER-Contraband-Slither
VELVET REVOLVER-Libertad
VELVET REVOLVER-Contraband
TYPE O NEGATIVE
NIRVANA-From the Muddy Banks of the Wishkah
NIRVANA-In Utero
THE RASMUS-Black Roses
MOONSPELL-Lusitanian Metal
STRATOVARIUS-Stratovarius
MOONSPELL-The Antidote-Everything Invaded
OPETH-The Roundhouse Tapes (DVD)
PAIN-Dancing With the Dead-Not Afraid to Die
STRATOVARIUS-Elements, Part 2
MINISTRY-The Land of Rape and Honey-Stigmata
STRATOVARIUS-Polaris-Winter Skies
STRATOVARIUS-Polaris-Deep Unknown
STRATOVARIUS-Polaris
STRATOVARIUS-Stratovarius-Maniac Dance
TRIPTYKON
CARCASS-Reek of Putrefaction-Carbonized Eye Sockets
CARCASS-Reek of Putrefaction-Regurgitation of Giblets
CARCASS-Reek of Putrefaction-Genital Grinder
CARCASS-Heartwork
DIMMU BORGIR-Stormblåst Mmv
DIMMU BORGIR-World Misanthropy
HIM-Screamworks: Love in Theory and Practice
HIM-Love Metal Archives Vol.1
TRIPTYKON-Shutter-Crucifixus
TRIPTYKON-Eparistera Daimones-A Thousand Lies
TRIPTYKON-Eparistera Daimones-Abyss Within My Soul
ROB ZOMBIE-Educated Horses
THE RASMUS-Hide From the Sun-Dead Promises
THE RASMUS-Hide From the Sun
IHSAHN-After-Heaven's Black Sea
IHSAHN-After-On the Shores
IHSAHN-After
LEAVES' EYES-Vinland Saga
BLACK SABBATH-Reunion
MOONSPELL-Irreligious-Opium
MOONSPELL-Irreligious
MOONSPELL-The Antidote
MOONSPELL-Irreligious-Raven Claws
MOONSPELL
THORNS-Thorns
Björk-Post
Björk-Selmasongs
OASIS
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発言している20曲を連続再生 - Youtube



THE WHITE STRIPES-Elephant ★★ (2010-04-18 13:35:00)

メタルもアーティスト自らに色々制約を課した音楽ではあると思いますが、彼らは使用する楽器、バンドカラーにまで制約を設けています。あらゆる物事を限定していった結果、残った根幹で鳴らした音こそ彼らのロックになったのではと思います。その根幹を支えるのは、ジャック・ホワイトのブルース愛かもしれません。
ベースレスだからといって聴かず嫌いは禁物です。ジャックのギターはロックのサウンドの全てを司ります。M1「Seven Nation Army」からM2「Black Math」への流れはロック史に残ります。特に前者は後世に残るロック・アンセムです。
メタルファンである以前にロックファンを自認するなら、避けては通れない一枚です。

VELVET REVOLVER-Contraband-Dirty Little Thing ★★ (2010-04-18 13:30:18)

イントロが「Sucker…」に似てしまっているのが引っ掛かりますが、疾走感は気持ちいいロックンロール。ほとんどマンガ(アニメ入っていることだけでなく、目茶苦茶な展開も含め)なPVも面白い。皆さんデフォルメが良い。

VELVET REVOLVER-Contraband-Sucker Train Blues ★★★ (2010-04-18 13:22:26)

ダフのベースが聞こえてきただけで幸せな、文句なしのオープニング曲。
スコットのボーカルが、気だるさを残しながらも軽快です。拡声器パートがツボ。

VELVET REVOLVER-Contraband-Slither ★★★ (2010-04-18 13:19:59)

歌詞から歌唱法から、スコットの妖しさ全開なミドルテンポ曲。「Eh!」のコーラス(シャウト?)は聴きながら一緒にやるなって方が無理。
ちなみに、カタコンベ(地下墓地)入った時はどうしてもこのPVを思い出してしまいます。

VELVET REVOLVER-Libertad ★★ (2010-04-18 13:16:00)

2ndで急に失速するというジンクスに、はまったようなぎりぎりはまらなかったような、微妙なラインになってしまいました。決して失敗とは言えないんですが、小奇麗にまとまって大人しくなってしまったのかもしれません。
M1「Let It Roll」は勢いあるし、他に良曲もありますが、後半が弱かった。
結果的に、このアルバムを最後にバンドはまとまらず、スコットはSTPへ出戻りしてしまう訳ですが……両者とも今後どうなることか。

VELVET REVOLVER-Contraband ★★ (2010-04-18 13:12:00)

元メンバーが3人もいると、サウンドは殆どガンズでは……? と思いましたが、ちゃんと'00年代に通用するロックンロールでした。PVあたりでそこらじゅうに露出度高いグルーピーがいるのは、今だにそんなノリかという気もしますが、彼らぐらいになるともはやご愛敬。
スコットのボーカルも、元々彼が持っていた妖しさと危うさに加え、ロックンロールのけばけばしさとダーティーさが織り交って、STP時代からまた進化/深化してます。
ボートラの「Bodies」カヴァーのメタメタ具合が、メンバー各々ベテランなのに成熟してない感があって個人的に良し。

TYPE O NEGATIVE ★★ (2010-04-17 18:25:00)

A7Xのレヴに続き、またしても好きなアーティストがお亡くなりに……。
ラウドパークに来てくれたら嬉しいなぁと思ってたのに。それ以前に一度ライヴ観てみたかったのに。
R.I.P.

NIRVANA-From the Muddy Banks of the Wishkah ★★ (2010-04-11 12:12:00)

確かにライヴならではの生々しさはあるし、オーディエンスの歓声も伝わってきますが、何故かリスナーの高揚感をあまり煽らないライヴ盤です。
イントロのもうよく分からないカートの絶叫からすると、歓喜溢れるライヴ会場に入ったというより、ギリギリの精神状態に飛び込んだという感じが強いです。(後にリリースされたMTV Unplugged盤の方がもっとギリギリだった訳ですが)
この時、カートはどの程度ライヴを楽しめていたんだろうか。
カートのことばかり注目しがちですが、改めてクリスとデイヴの技量の凄さにも気付かされます。特にデイヴのドラムはやっぱり良い。

NIRVANA-In Utero ★★ (2010-04-11 12:02:00)

カート・コバーン最後の叫び。
これだけの作品が出来るのなら最後にならなくとも良かったのに、と思いますが、同時にこれだけの絶望と暗黒(それも所謂ブラックメタルのそれと違い、美学にもイデオロギーにもならず昇華されていないドロドロの感情)を抱えてどこまで生きられるもんなんだろうとも思えます。
『Nevermind』ほどのとっつきやすさはありませんが(あれも「Smells…」あってのとっつきやすさですが)、未経験者だろうと他のアルバムから入った経験者だろうと、よりNirvanaを知りたいという人には聴いてみて欲しいです。

THE RASMUS-Black Roses ★★ (2010-04-10 02:21:00)

決して曲のクオリティが落ちてる訳ではないのに、どこか物足りない印象が残ります。
デジタルサウンドやオーケストラアレンジで今までと違った方向性を、と行きたいところですが、それらが味付け程度なのであまり大胆さが感じられないからかもしれません。大胆な方向転換があったらそれはそれで賛否を巻き起こしたでしょうが、こういうエフェクトは取り入れるなら豪快に使っちまえというのが私の意見です。
M1「Living In The World Without You」とM2「Ten Black Roses」が極私的聴きどころ。

MOONSPELL-Lusitanian Metal ★★ (2010-04-09 01:51:00)

'08年発売の2枚組DVD。ちなみにリージョンフリーです。
開けてみて「あれ?ディスク1枚しかない?」と思ったら、2枚重なって収納されていたという罠あり(笑)。
Disc1はポーランドでのライヴ映像、『The Antidote』までのPV集、インタビュー、ディスコグラフィー収録。
ライヴは概ね良し。一部でギターの音がハウリング未遂してたように聞こえてたのが残念です。
フェルナンドのボーカルは出だしで軽ーく不発だったりしますが、それ以外ではデスボイスもウィスパーボイスも、深いクリーンボイスも文句なしです。オーディエンスのノリも良かった。
よくある話ですが、PVは初期のものほどコケる傾向にあります。しかし彼らの場合、キャリアを重ねた現在でもよくイタい演出を見かけるってのが……。
Disc2は結成初期から『The Antidote』のツアーに至るまでのライヴ
…続き

STRATOVARIUS-Stratovarius ★★ (2010-04-07 02:00:00)

異色のロックチューン「Maniac Dance」に始まり、ミドルテンポ中心に攻めていきつつ徐々に従来のストラトらしさを高め、祝福に満ちた「United」に終わる。
その試みは面白いんですが、どこか中途半端になってしまった感が残ります。コーラスが浮いてしまっていたり、オーケストラ/ホーンセクションのアレンジが今一つ活きていなかったり。せっかく実験的と言える作品なので勿体ないと感じます。
ちなみに、前半部のトルキ作詞曲には、彼の精神状態がモロに反映されてます。この辺がアップテンポになりきれなかった所以なのか。

MOONSPELL-The Antidote-Everything Invaded ★★★ (2010-03-30 02:25:01)

PVがB級ホラー映画を意識しつつもコケた演出ですが、曲自体は良。歌詞も妖しい。
ボーカルはデスボイスよりもディープボイスよりも、「How did you get inside me?」のウィスパーボイスが一番色気がありました。

OPETH-The Roundhouse Tapes (DVD) ★★ (2010-03-30 02:16:00)

ライヴ盤『The Roundhouse Tapes』のDVD版。収録曲はCDと同じで、バンド・インタビューとファン・インタビューとフォトギャラリーが特典で付いてきます。
ライヴのレベルの高さはCD版でとっくに証明されているので、こちらでは演奏テクやオーディエンスの盛り上がり等視覚面も堪能といったところですね。とはいえ、「Ghost Of Perdition」や「Blackwater Park」の魅せ方には本当に聴き惚れる/見惚れるしかない。ミカエルいわく「女の子をうっとりさせる曲」の「Windowpane」も完全静パートとしていい味出してました。
ミカエルは決してオーディエンスを大きく煽ったりはしません。しかもステージに向かって叫ぶファンと、対照的にまったり会話したりしてます。バンドメンバー紹介する前の「ロックスターっぽいことをするよ」という一言が面白かった(笑)。

…続き

PAIN-Dancing With the Dead-Not Afraid to Die ★★ (2010-03-30 01:51:24)

Pet Shop Boysのヘヴィ版かってぐらいのダンサブル路線&シンセ多用。
でもボーカルはクールなPSBに対し生命力に溢れてます。

STRATOVARIUS-Elements, Part 2 ★★ (2010-03-30 01:39:00)

曲は概ね佳作なのに、Pt.1にインパクトも大作も置きすぎたために地味な印象になってしまった残念な1枚。そうでなくとも、Pt.1冒頭の「Eagleheart」がElements二部作のほとんどを持って行ってしまったように思えるのですが。
せめて大作系はPt.1、Pt.2に上手く割り振れば良かったのかもしれません。
繰り返しますが一曲一曲取ってみれば佳作です。
ちなみに、不評なM1ですが、オープニングは疾走曲というのがお約束と化しつつあった中だったので新鮮に響きました。曲も悪くないですし。

MINISTRY-The Land of Rape and Honey-Stigmata ★★★ (2010-03-30 01:11:12)

「おかしい! 何かがおかしい!!」と思わせるぐらい無慈悲で凶暴。
アルバム一曲目からぶっちぎって壊れてます。

STRATOVARIUS-Polaris-Winter Skies ★★ (2010-03-30 00:25:47)

個人的な話、この曲の初聴きはフェスの場でしたが、「Hunting~」等のキラーチューンに並ぶほど記憶に残ってました。
キーボードリフといい、ミドルテンポといい、哀愁といい、曲のテーマ「冬」といい、「Before The Winter」を思わせます。でもメロディはあれほど大仰ではなく、静かに聴かせるタイプのようです。

STRATOVARIUS-Polaris-Deep Unknown ★★★ (2010-03-30 00:14:42)

Stratovariusらしいようで、らしくない変化球で決めたオープニング。
バンドもファンも「メンバー交代(しかもメインソングライター)」という未知の領域に飛び込んでいく期待と不安はあったはずですが、このサウンドは希望に満ちています。この一曲だけでもマティアスへの評価は急激に上がりました。

STRATOVARIUS-Polaris ★★ (2010-03-30 00:06:00)

ギタリスト/メインソングライターの脱退を経て制作され、ファンの間で賛否が激しいという意味では問題作。
でも曲は問題ないどころか秀作です。トルキ作に匹敵するほどのキラーチューンには欠けますが、今のバンドにはまだまだそれを期待できる「今後」があると言えます。
音は「いかにもストラト」な涼やかさと輝きを持ちつつ、曲中に「ストラトらしからぬ」リズムや勢いの変化を交えた構成。この辺は特にM1「Deep Unknown」に顕著なので、作曲者のマティアスは良い具合にバンドに新しい空気をもたらしてくれそうです。演奏知識ありませんが、ギターソロもカッコ良かったし。
変化についてはマティアスもさることながら、同じく新加入のラウリ・ポラーも大きく貢献しているようです。ラウリの曲は今のところミドルテンポものが多く、即効性には欠けるけど名曲揃い。「Emancipation Suite」みたいな二
…続き

STRATOVARIUS-Stratovarius-Maniac Dance (2010-03-29 23:19:03)

ノリはロックのはずなのに、何故かリフは民謡か舞踊曲か盆踊り調。
ハイトーンを封印してどこかねちっこくしたコティペルトのボーカルスタイルは、今までと違った妙な艶があります。

TRIPTYKON ★★ (2010-03-29 21:01:00)

6月のExtreme the Dojoで来日が決定したそうです。
行けるかどうかは微妙ですが、出来ることなら生で「うっ!!」が聴きたい……(笑)。
あと、「この曲を聴け!」で発言した「Crucifixus」はマイスペのみで、アルバムに収録されないみたいです。
先走って早とちりしてました。すみません。

CARCASS-Reek of Putrefaction-Carbonized Eye Sockets ★★★ (2010-03-23 01:20:37)

ジェフとビル二人してゲロ吐いてます。ホントは吐いてないけど吐いてるようにしか思えない。
途中ボーカルが「がうばうわう」としか聞こえないところまであります。犬じゃないんだから。……いや、犬でもこんなに凶悪じゃないか。

CARCASS-Reek of Putrefaction-Regurgitation of Giblets ★★★ (2010-03-23 01:14:38)

腸(はらわた)に来ます。
このモコモコのブラストがドラムじゃなくて人体ぶっ叩いてるみたいです。
そこへ「おぇっ」「ぐぇっ」「げぼっ」だもんなぁ(笑)。

CARCASS-Reek of Putrefaction-Genital Grinder ★★ (2010-03-23 01:10:42)

残虐王登場のテーマ。
いっそリスナーの脳味噌もミンチにしてしまえ(笑)。

CARCASS-Heartwork ★★ (2010-03-23 01:02:00)

メロデスとしては傑作です。マイケルはもとより、ビルのメロディックなギターソロも前作より進化/深化。『屍体愛好癖』から始まったゲログロ死体解剖と美メロの融合が、更に昇華され洗練され、パーフェクトになった形です。
……が、その完璧さ故に物足りなさを覚えてしまう贅沢な悩みもあり。
初期と後期で音楽性が違うのはあまりにも有名な話だし百も承知なのですが、個人的には『屍体愛好癖』ほど好きにはなれず。
というのも、ここではメインボーカルはほぼ完全にジェフであり、ビルのがうがうゲボゲボ声は聞けないからです。初期ファンにはウケが悪い本作ですが、ビルのボーカルが好きという人にとっても、ここは痛いポイントかもしれません。
私にとっては「Carcass=ビルのゲボ声」なのか?

DIMMU BORGIR-Stormblåst Mmv ★★ (2010-03-22 03:30:00)

元の『Stormblast』を聴いていないことを最初に言っておきます。
おそらくオリジナルより重厚でシンフォニックになっているのでしょう。
しかし、時にオーケストラまで入って大仰と言っても差し支えない5thと6thの後ではあるものの、シンセ/キーボードのメロディを重視した3rd、4thの音作りに近いのではと思います。
音の冷たさや雰囲気の寒々しさを残すには、シンフォニックの度が過ぎない手法が正解だったのかもしれません。
DVDは……Ozzfestのステージだから収録したのでしょうか。それにしたってわざわざオーディエンスの反応が冷たいライヴを選ばんでも。後ろの人なんか雑談したり帰ったりしてるし。
せっかく良いライヴなのに、バンドの姿が「ステージに君臨する」ではなく、「俺達一生懸命やってますアピール」みたいに思えてしまいます。

DIMMU BORGIR-World Misanthropy ★★ (2010-03-10 18:07:00)

Disc1のライヴ映像はクオリティ良です。音も良いしアングルもカッコいい。どうせなら各ライヴから数曲ずつではなく、ヴァッケンあたりからでもフルライヴ収録してほしいものです。
ちなみに、インタビューでは真面目でもバックステージでは飲んで壊してと悪ふざけしまくってるというのは、どこのバンドでもよくあることのようで(笑)。
ホテルの清掃担当さん、お気の毒です。あのトイレ確実に詰まったな。
Disc2のライヴ映像はちょっとDisc1に劣る感があります。特にドラムの音がちょっと遠くて曇っている。短いツアー・ドキュメントには、客席からステージを撮影した、オフィシャルなのにブートっぽいライヴ映像もあり。
PVは今ほど凝った演出がなく、こちらもほぼライヴ映像です。
色々突っ込みどころや要望が入ってしまうDVDですが、本編のライヴ映像は本当にお勧めです。

HIM-Screamworks: Love in Theory and Practice ★★ (2010-03-10 17:43:00)

'10年2月発表の7th。
重くて鬱々だった前作から、再び『Dark Light』系統の明るさとポップさを取り戻した感があります。これまでの音楽誌レビューを読んだところ、5th発表時はめでたく婚約、前作発表時は婚約破棄の憂き目に遭い、本作までにまた彼女が出来たとか。幸と不幸がそれぞれに分かりやすく出たものです。
しかし、さすがHIMというべきかヴィレがまた成長したというべきか、幸せ一辺倒とはいきません。ゴシック・ロマンスな曲であろうとラヴ・ソングであろうと、どこか死や血を匂わせています。ジャケット・アートワークの目と口がぶれたシスターの絵よろしく、優しげでありながらも一抹の不穏さは残されているようです。
『Venus Doom』ほどの超低音ボイスは聴けませんが、吹っ切れたようなシャウトが多くそれはそれで聴いてて気分がいいです。また、リード・シングル「Heartkille
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HIM-Love Metal Archives Vol.1 ★★ (2010-03-10 17:06:00)

'06年に発売されたDVD。ベスト盤『And Love Said No』までのPV集とライヴ映像集です。他にもインタビュー、バイオグラフィ、写真あり。ライヴ映像にしても、灼熱の屋外で「Rebel Yell」のカヴァー演ってるもの、「Join Me」のアコースティック・ライヴバージョン等貴重な瞬間が沢山収まっています。DVD一枚にこれだけ詰めてしまっていいのかというほど内容が濃い。
ただ、PVの演出が今一つなものもあるし、ライヴも初期はいまいち、ものによっては撮影があまり良くないものもあるので、玉石混交といったところでしょうか。
尚、3rd発表期はバンド内の人間関係が悪化していたとのことで、その頃のRock Am Ringでのライヴ映像ではどこか空気が刺々しいのは、ある意味見物かもしれません。
それからこのDVD、A-Zの項目を見ないと出てこない映像(パッケージにも表記な
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TRIPTYKON-Shutter-Crucifixus ★★ (2010-03-08 02:46:31)

マイスペでいち早くアップされたインスト曲。
うねるような重いプログラミング・サウンドの中、何かを打ち付けるような音や不穏なシンセの音が響き、純度100%の闇の中に何か蠢いている感が満載。微かに聞こえてくる人の声(?)が儀式めいていて一際不気味です。
修正:
この曲はマイスペ公開のみで、アルバム本編には収録されてませんでした。
間違えててすみません。

TRIPTYKON-Eparistera Daimones-A Thousand Lies ★★ (2010-03-08 02:38:25)

Celtic Frostを思わせつつも、遥かに洗練されたスラッシュナンバー(もちろん初期Celtic Frostもあの粗さが好きなんですが)。
短いギターソロとトムの絶叫から漂ってくる邪気が半端ではありません。

TRIPTYKON-Eparistera Daimones-Abyss Within My Soul ★★★ (2010-03-08 02:30:30)

『Monotheist』路線の激重/ドゥームサウンドが支配する9分26秒。
相変わらずダミ声で吐き捨てで無愛想ながら渋みを増したせいか、トムのボーカルは今まで以上に呪いの言葉と化しています。尚且つ知的だから余計この声にハマるのかもしれません。

ROB ZOMBIE-Educated Horses ★★ (2010-03-07 01:42:00)

'06年の3rd。
前作からインダストリアル風味が薄れていましたが、今回はもっと薄れてほぼハードロック。ロブの風体も、ジャケ写の通りモンスターではなくなっています。
歌詞はおなじみのホラー風だし、M3「Foxy Foxy」に代表されるいかがわしさも健在ですが、けばけばしいチープさと鮮やかな血糊はなりを潜めた感があります。そちらの方は自身が監督した映画『マーダー・ライド・ショー』に費やしたのでしょうか。
ところで、本作からex-Marilyn Mansonのジョン5が参加してます。マンソン同様キャラクター濃いフロントマンだけど、ロブのもとの方が自由が効くせいか、ギタープレイが伸び伸びしてます。

THE RASMUS-Hide From the Sun-Dead Promises ★★ (2010-03-07 01:13:17)

オルゴールを思わせるキーボード&重いギターメロディの元ネタは、『くるみ割り人形』の「金平糖の精の踊り」でしょうか。
クラシック的な背景(『くるみ割り人形』はバレエですが)が感じられる曲に、Apocalypticaのゲスト起用は正解みたいです。

THE RASMUS-Hide From the Sun ★★ (2010-03-07 01:03:00)

ラウリの髪型は疑問ながら(笑)、アルバム自体は疑問の余地なく傑作。
前作ほどポップではありませんが、哀メロを好むメタラーには前作よりとっつきやすいと思います。哀愁とキャッチーさの度合いが程良いので、むしろメタルとポップのファンの橋渡しになるかもしれません。

IHSAHN-After-Heaven's Black Sea ★★ (2010-03-07 00:41:15)

冒頭からの妖しく不穏なリフが、最もEmperorの名残強い曲。
しかし、イーサーンのクリーンボイスとサックスの音色には、Emperorにはない優しさと安らぎがあります。

IHSAHN-After-On the Shores ★★★ (2010-03-07 00:34:29)

アルバムのラストを飾るスローナンバー。
序盤と終盤を中心に執拗に繰り返される渋いサックスのリフが、押し寄せては戻っていく波を思わせます。
リフは穏やかですが、浮かんでくるのは鉛色の空で生き物の気配がない光景なので、うら寂しさも残ります。

IHSAHN-After ★★ (2010-03-07 00:04:00)

いつもならアルバムや曲のコメントが一番乗りだと「やった!」と思うところですが、今回に関しては「私ごときの新参ファンが最初でいいのか……?」とかなり躊躇しました。
結局コメントしたい欲の方が勝った訳ですが。
ともあれ、2010年発表のソロ3rd。
Emperorの功績からいって、イーサーンは「ブラックメタルの皇帝」と言っても差し支えない(むしろ『当然だ!!』という意見もありそうだ)と思いますが、本作を聴いていると、同時にブラックメタルという枠だけに収められない才能を感じます。
本作にはEmperorのようなシンフォニックさも、シンセのメロディックさもありません。
その代わり、ギターリフが美しいメロディを紡ぎ出しています。また、イーサーンのボーカルも朗唱ではないクリーンボイス&デスボイス(その点Opethっぽいように思えます)。
言うなれば、シンフォニック
…続き

LEAVES' EYES-Vinland Saga ★★ (2010-02-07 16:52:00)

ゴシックというより、フォーク/ヴァイキング色が強いですね。もっとも、リヴの声からいって勇壮さよりも美しさが目立ちます。
透き通るような女性ボーカルというとWithin TemptationやNightwishが引き合いに出されますが、リヴの少女のような声が一際可憐で無垢な印象です。
尚、賛否両論のデスボイスですが、私にはちょっとミスマッチだったように思えました。

BLACK SABBATH-Reunion ★★ (2010-02-07 15:54:00)

どの時期もBlack Sabbathは違った魅力があり、違った偉大さで語られますが、メタル(と、それに付き物の邪悪さや暗黒性や悪魔崇拝のイメージ)の創始者という点では、このオリジナル・ラインナップの存在はでかいです。従ってこのラインナップでのリユニオンの感動もでかいです。
オジーのボーカルは相変わらず邪悪だし、アイオミのギターとギーザーのベースは相変わらず無敵のリフメイカーだし、ビルのドラムは相変わらずキレがいいし、演奏力申し分なし。それでいて単なる懐古的な雰囲気になっていないことは、若いリスナーをも魅了している点からも明らか。更にオーディエンスのシンガロングもしっかり聞こえてる。ライヴ盤としても名盤です。
強いて言うなら、オジーの声が昔ほど出なくなったため「Sabbath Bloody Sabbath」のキーが低くなってたり一部端折られてたりしたのが残念か。

MOONSPELL-Irreligious-Opium ★★ (2010-02-07 15:33:45)

低くて艶があるのに、キャッチーで明るさすらあるボーカルラインが聴きやすいやら面白いやら。
デス声ではないにしろディープすぎる声は敬遠される傾向にあるけど、これは入りやすいんじゃないでしょうか。

MOONSPELL-Irreligious ★★ (2010-02-07 15:24:00)

'96年発売の2nd。私が買ったのはライヴ音源も入った2枚組でした。
「骨太なゴシック」という表現は普通「何だそれ?」ですが、彼らの場合それが似合ってしまいます。ゴシック特有の暗さや美意識を持ちつつ、サウンドとボーカルは他にない程図太い。
ノリのいいロックナンバーと言える曲もあったりして、ゴシックという範疇だけで語るには無理があるのかもしれません。

MOONSPELL-The Antidote ★★ (2010-02-07 15:11:00)

'03年の6th。以前に比べデジタル色がまた薄まりました。
一応ゴシックには部類されていますが、見た目はもろ濃いラテン野郎だし、フェルナンドのボーカルはごついし、サウンドは骨太だし、この手のジャンルによくある「耽美」「憂鬱」というキーワードでは語りづらいものがあります。
しかしその分、「ラテンのステレオタイプである陽性」の陰を思わせる、他にはない独特の妖しさがあります。ボーカルもデス声交じりで逞しいけど艶がある。

MOONSPELL-Irreligious-Raven Claws (2010-02-07 14:54:35)

この頃には大分ゴシック寄りの筈なのに、女性コーラスの入れ方がどこかポップ。
しかも妙なノリの良さがあって、良い意味で笑いを誘ってしまいますね。

MOONSPELL ★★ (2010-02-07 14:50:00)

このバンドを知ったのは、Cradle Of Filthのツアー(『Nymphetamine』期)でサポートを務めていたことからでした。DVDのライヴでダニが「友人でもあるMoonspellに!!」とオーディエンスの喝采を求める場面があったし、ドキュメントにも映ってました。
ただしクローズアップされたところは、彼らがクレイドルの悪戯でステージ中に小麦粉をぶっかけられてるシーンでした。それ故、Hellfestに出るからとYouTubeでMoonspellのPVを見ていた時、「あ、小麦粉の人か!」なんて失礼な気付き方をしてしまったり。
でも、いざステージ観てみたら「何だ、カッコいいじゃないか!!」とようやくこのバンドの魅力を認識しました。バックスクリーンの美しい映像も効果的に使われていたし。

THORNS-Thorns ★★ (2010-02-07 14:20:00)

ブラックメタルの冷たさというと、多くは「寒々しい無人の荒地」、もしくは「冷徹な人間性」を想起させるものでした。
しかし、このアルバムの音からは景色も人間も浮かびません。冷たい金属、機械ばかり。
Satyriconの「Filthgrinder」も機械を連想する音で、レビューに「『人間圧搾機』を思わせる」と書きましたが、こちらの機械には血すらついていません。
無機質なサウンドはインダストリアルとの融合と言えますね。MinistryにしろSkinny Puppyにしろ、ノイジーで無機質ながら「歪んだ性格」を感じさせましたし。ただし、性格云々についてはスノーレ・ルーシュの作品として捉えた場合に考えられることであって、サウンドには人間性ゼロ。ブラックに取り入れると、インダストリアルがこれほどまでに冷たくなるものとは。
Zyklon-Bでは狂ったようにがなっている感の強かった
…続き

Björk-Post ★★ (2010-02-07 13:46:00)

ポップ性とキャッチーさから、初心者に聴かせるならこの一枚を選びたいところです。
でもそればかりでなく、テクノやミュージカルも自分の色に染め上げてしまい、それでいて他にはない音を鳴らす彼女は音楽の申し子だと思わせる一枚です。

Björk-Selmasongs ★★ (2010-02-07 13:35:00)

映画自体は、ビョークの存在と歌そのもののおかげで出来すぎの不幸でも泣けてしまうという反則技っぽいものでした。
しかしそこから音楽だけを抽出したこのサントラは、映画の悲劇性ばかりではなく、セルマという一人の人間からミュージカルのスターへ、スターから天使へと変わっていく、美しく優しい側面をも浮き彫りにしているように思えます。
ただ、やっぱりトム・ヨークとのデュエット曲はそれだけで泣けるから反則だと思います。

OASIS ★★ (2010-02-07 13:22:00)

昨年末から話題のノエル脱退劇。
「メインソングライター脱退」に留まるのかバンド自体終わるのか、よく分からないままファンを放置していきましたね。ノエルは終了させたつもりらしいですが、残ったリアム達が「Oasis2.0」を始動させるとか言ってますし。
しばらく後にノエルが何食わぬ顔して戻って来ても、ほとんどのファンは驚かないだろうな。


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