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29さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 201-250
ANGRA-Angels Cry
REPTILIAN-Castle of Yesterday
MAJESTIC-Trinity Overture
MAJESTIC-Abstract Symphony
IMPELLITTERI-Stand in Line
BETO VAZQUEZ INFINITY-Beto Vazquez Infinity
LILLIAN AXE-Poetic Justice-The Promised Land
BLIND GUARDIAN-Follow the Blind
BLIND GUARDIAN-A Night at the Opera
RING OF FIRE
SINERGY-Suicide by My Side-I Spit on Your Grave
QUEENSRYCHE-Empire
BLACK SABBATH-Cross Purposes-Cross of Thorns
BLACK SABBATH-Cross Purposes-Cardinal Sin
BLACK SABBATH-Cross Purposes
MANTICORA-Darkness With Tales to Tell
ICED EARTH-Horror Show
QUEEN-Innuendo-Innuendo
DEATH-Individual Thought Patterns
FORTUNE-Making Gold
SANCTUARY-Into the Mirror Black
MILLENIUM-Hourglass
ARCH ENEMY-Burning Bridges
DRAGONLORD-Rapture
DREAM THEATER-Six Degrees of Inner Turbulence
DREAM THEATER-Awake
陰陽座-煌神羅刹-おらびなはい
陰陽座-百鬼繚乱-式を駆る者
CANDLEMASS-Nightfall-At the Gallows End
CANDLEMASS-Chapter VI
DANTE FOX-Under Suspicion
VICIOUS RUMORS-Welcome to the Ball
AFTER FOREVER-Prison of Desire
SINERGY-Suicide by My Side
ANOREXIA NERVOSA-New Obscurantis Order
FORGOTTEN TALES-The Promise-Gates Beyond Reality
STORMWIND
FORGOTTEN TALES-The Promise
BORKNAGAR-Empiricism
筋肉少女帯-断罪!断罪!また断罪!!-パブロフの犬
陰陽座-煌神羅刹-朧車
NATION-Without Remorse
BOB CATLEY-The Tower
SILVER SERAPH-Silver Seraph
DREAM THEATER-Images and Words
LABYRINTH-Sons of Thunder
LABYRINTH-No Limits
陰陽座-煌神羅刹
EVERGREY-In Search of Truth
ETERNAL TEARS OF SORROW-A Virgin and a Whore
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ANGRA-Angels Cry ★★ (2002-03-16 03:30:00)

アンドレ・マトスがVIPER時代から暖めていたクラシック音楽とHMの融合を恐るべき完成度で具現化した奇跡的な1枚。イントロに続く悶絶モノのキラーチューン“Carry On"に誰もがノックアウトされたでしょう。
ネオクラシカルではなく、あくまでも古典的クラシック音楽と現代的HMを結びつけた点が画期的でした。モチーフとしてかなり有名な曲(パガニーニの「「24のカプリース」だったり、ヴィバルディの四季「冬」だったり)の有名なフレーズを大胆にアレンジして取り込んでいるあたり、確信犯的ではあるけど、それがHM的なカタルシスに昇華出来ている点が賞賛に値すると思います。t
祖国ブラジルの民族的なリズムを取り入れたり、ケイト・ブッシュのカバーをしたりと楽曲のバラエティも豊富ですが、不思議と散漫な印象は無く、アルバム1枚しっかりと芯が通っているように感じますね。
アンドレの裏返る歌唱法が
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REPTILIAN-Castle of Yesterday ★★ (2002-03-15 04:25:00)

基本はMAJESTIC脱退組によるバンド。ある意味RISING FORCEの脱退組が結成したTALISMAN的な存在かも(笑)
Voがヨナス・ブルームとあって、MAJESTICの1stに近い印象かな。音楽性はほぼ同路線ながら、ネオクラ観の微妙な違いからかややマイルドな印象。攻撃的なHMというよりは、ややレイドバックした印象はあるかも。本来あまりイメージ的に結びつかないはずのネオクラシカルとハスキー声の絶妙な絡みつきがなんとも心地よい。
なんか「これだ!」っていうインパクトには若干欠けるかも。突き抜けた感は無いけど、ネオクラ優等生なイメージ。個人的には④“Skeleton Scales"的な儚く美しいインストは◎。押し付けがましくなくてやや控えめな和服美人な感じがして。

MAJESTIC-Trinity Overture ★★ (2002-03-15 04:11:00)

ほ~ら、やっちゃった。イングウェイばりにメンバーを一新してのセカンド。イングウェイさえいれば基本的な路線は変化しないのと同じく、このバンドはリチャード・アンダーソンさえいれば普遍なのだ!逆に考えるとハイレベルなネオクラ曲を様々なVoやGで楽しめるプロジェクト(失笑)ってことで…。事実、楽曲の質はまるで落ちてないし、そのパクリ具合もまるで後退する気配無し!けなしてるんではなくて、個人的にはフレーズの拝借等には寛大なので、良いものは良いとして非常に楽しめます。さすがに①“Entering The Arena"のあまりに露骨な“Rising Force"ぶりはちょっと閉口しますが。
新Voも上手いけど、前任のヨナス・ブルームのハスキー声は好きだったので(というかこのバンドの個性の一つだったのに…)、ちょっと残念。まあ脱退組みのREPTILIANがいるからいいか。

MAJESTIC-Abstract Symphony ★★ (2002-03-15 04:04:00)

脅威のネオクラ鍵盤奏者リチャード・アンダーソンの(と言い切ってしまおう!)バンドのデビュー作。何が凄いって徹底したネオクラシカルな楽曲群と、それを高度なレベルで再現してくれるプレーヤー達の凄さ。特にこれが初お目見えだったリチャード・アンダーソンは「世界にはまだこんな人が隠れてたのね…」と思わせてくれた逸材。
音楽性、楽曲のタイプは確かにイングウェイによって確立されたいわゆる「ネオクラシカル様式メロディックメタル」です。旋律、ソロのあちこちに先人の影響が見え隠れするのも事実。でもその楽曲・メロディの質が高いのもこれまた事実。これを「パクリだ!」と切り捨ててしまうのは簡単だけど、それでは高品質な音楽の1つを聴き逃してしまうことになります。正直、最近の弾き癖まみれの本家よりも新鮮で楽しめましたしね。
だからってバンド内でのワンマン振りや言動の過激さ(ビッグマウス?)までパクる必要は
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IMPELLITTERI-Stand in Line ★★ (2002-03-10 05:33:00)

なんだかんだ言って結局聴いてるIMPELLITTERI(いまだにスペルがわからん!!)ですが、高校生の頃最初に聴いたこのアルバムが最もインパクトがあってそして最もお気に入りです。何しろこのアルバムがグラハムのVoを聴いた最初のアルバムですからね。
クリスのGは確かに速いんだけど、リフのよさにこそ魅力があると思います。タイトル曲はかなりな名曲ですよ。
今改めて聴き直すと、確かにALCATRAZZっぽい感じもしますね。メロディの骨の部分がしっかりしてるからじゃないかと思いますが。

BETO VAZQUEZ INFINITY-Beto Vazquez Infinity ★★ (2002-03-10 05:25:00)

こりゃスゴい!何がスゴいってゲストがスゴい!!!
ゲストVoにNIGHTWISHのターヤ、EDENBRIDGEのサビーネ、NLACKMORE'S NIGHTのキャンディス・ナイト、そしてRHAPSODYのファビオ・リオーネ!!さらにゲストDrにSTRATOVARIUSのヨルグ・マイケル!!ここに並んだ名前をみただけで失禁モノ!!
それぞれのゲストが、自らの所属するバンドのテイストを持ち寄ってアルバム作ったらこうなりました、的な作風ではあります。HMとしてのアグレッションにはやや欠けるきらいがあるけど、適度なシンフォアレンジと、個性豊かなゲストがそれぞれに持ち込んだ要素が見事に溶け合って、朴訥とした印象はあるものの全体としては統一感のある作りです。中盤のいかにもBLACKMORE'S NIGHT的なキャンディスの歌唱が実はこの世界観に一番あっている気もする…。ファビオはここでは
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LILLIAN AXE-Poetic Justice-The Promised Land ★★★ (2002-03-06 22:51:53)

彼らのアルバムは本作しか持っていないのですが、とにかくこのバラードの美しさには感動しました。いわゆるマイナーキーで切々と歌われるもの悲しい曲なんですが、サビでの転調とそこに続く泣きのGソロ…。個人的には“She's Gone"“Long Gone"と並ぶバラードBest3に入る曲なのです…。

BLIND GUARDIAN-Follow the Blind ★★ (2002-03-06 22:43:00)

最近の非常によく作りこまれたアルバム\の後に聴くと、音質もアレンジもチープです。
でも当時の彼らには若さがあった!!現在の彼らのトレードとも言えるコーラスワークも随所で聴くことが出来ます。若さにまかせた疾走感とメロディがいい具合に結びついて、当時は掃いて捨てるほどいたHELLOWEENのコピーとは明らかに異なる彼らならではの個性が光っていました。
個人的にはこの頃の方がハンズィのVoは歯切れが良くて良かったと思います。歌は…今よりヘタだけど。

BLIND GUARDIAN-A Night at the Opera ★★ (2002-03-06 22:36:00)

第一印象では結構好印象でした。個人的には4th「SOMEWHERE FAR BEYOND」に近い印象でした。でも聴き込んでいくにつれ、なんかやはりここ数作に通ずるもどかしさが気になり出しました。そしてやっとそれが何だかわかりました。
ハンズィのVoパートのほとんどがクワイヤになってるから、聴いてて暑苦しい!!!!
ってことなんですよ。本来BGの魅力の一つであったはずの勇壮なクワイヤは各所で効果的に使われてきました。ハンズィのVoは決して上手くはないけど、この音楽性には味として非常に合っていると思います。そこにゲストVoでカイ・ハンセンが絡んできたり、クワイヤを導入して効果的な演出をしてきていたのに、その演出効果に本家のVoが乗っ取られたイメージです。いや、決して悪くはないんですよ。ただメリハリがなくなってクワイヤ・コーラスの垂れ流しに聴こえてしまうんです。それがこれまた過剰な
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RING OF FIRE ★★ (2002-02-21 23:12:00)

2/21渋谷ON AIR EASTのライブに行ってきました。このライブ、DVD用にビデオ収録していたので、いずれ商品化するのかも。
Gがトニー・マカパインと知らずに行ったので思いがけない収穫でした。あの滑らかな運指を目前で見れたのは良かった!ヴィタリのKeyというかピアノもやはり素晴らしかった。でもちょっと太り過ぎじゃないか!?思いっきり二重アゴになってたゾ。あとBのフィル・バイノがめちゃカッコ良かった!躍動的であり、音のボトムもすごいしっかりしてたし。Drのバージル・ドナティも堅実でトリッキーなプレイを披露してくれたけど、ドラムソロはちょっと冗長だったかも。そしてマーク・ボールズのVo!!凄過ぎ!!1曲目からあの超絶ハイトーンが炸裂で、最後まで衰えないのが凄かった!フェイクするどころかアルバムより高い声で歌ってるトコもあったし…。生で聴くとやっぱり違うなぁ。
曲は近2作から
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SINERGY-Suicide by My Side-I Spit on Your Grave (2002-02-21 22:30:46)

冒頭のカ~~~、ぺッッッ!!!は、
アレキシ・ライホです。
全員で試してみたら、彼のがダントツで良かったらしいですよ。

QUEENSRYCHE-Empire ★★ (2002-02-19 00:44:00)

こ~いちさんと同じく個人的には思い入れの少ないQUEENSRYCHE。なぜかジェフ・テイトのVoは苦手だし。でもこのアルバムはリアルタイムで学生時代聴きまくってました。“Silent Lucidity"が売れ線狙いとか言われてたけど、よいものはよい!彼らならではの近未来的な(ってゆうか今聴くと普通のデジタルエフェクトだったりするけど)音はそれまでは無機的なイメージだったけど、このアルバムで大分有機的になって感情を感じられるようになった気がします。
十分に実験的でありつつ、実は非常にオーソドックスな音楽性に回帰しての好盤です。

BLACK SABBATH-Cross Purposes-Cross of Thorns ★★ (2002-02-18 01:03:12)

静かなイントロでのトニーの囁くような歌唱から始まり、徐々に盛り上がっていって後半にはこれでもかというくらいの慟哭にも似たカタルシスを与えてくれます。こういう曲を名曲と言わずになんと呼ぶ!?

BLACK SABBATH-Cross Purposes-Cardinal Sin ★★ (2002-02-18 00:58:48)

このアルバムでは一番のお気に入り。もの悲しいメロディを重厚なアレンジの中情感たっぷりに歌い上げるトニー・マーティンのVoが光ってます。まあ確かにこれがSABBATHっぽいか?と聞かれると…(笑)

BLACK SABBATH-Cross Purposes ★★ (2002-02-18 00:54:00)

個人的にSABBATHはオジーもロニーもイアン・ギラン(笑)も後追いで、リアルタイムで聴いたのはトニー・マーティンだったので彼の違和感全くありません。ま、確かにロニーのコピーと言われるのもわかるけど、ロニーほどのクセはなくて逆に聴きやすいんじゃないかな?トニーの方が器用で色々な歌い方が出来るタイプのシンガーだと思います。
特にこのアルバムはロニー復帰しての「DEHUMANIZER」の直後だったため、SABBATHらしいヘヴィネスと様式の融合が復活喜んだことを記憶してます。オジーやロニーのSABBATHにこだわりが無ければかなり楽しめる1枚です。うん、名盤!

MANTICORA-Darkness With Tales to Tell ★★ (2002-02-17 23:43:00)

某専門店の“BLIND GUARDIANやGAMMA RAYを聴いてる場合じゃない!"との謳い文句につられて購入しました。
タイプ的には2nd~3rdの頃のBLIND GUARDIANに近いのかな?Voがちょっと苦手なタイプ。上手い・ヘタじゃなくて声質的な問題ですが。疾走のスタイルがメロディを伴ったものでなくちょっと強引な気もしますが、そのパワーで押し切る姿勢は男臭くてヨイ。そしてさりげなく配されるピアノの調べが堪らなくヨイ!特に④“Dragon's Mist"の間奏部分での疾走しながらのピアノ・ソロはかなり悶絶。
個人的にはメロディが若干弱いのとVoが苦手なので絶賛には至らずも、疾走の仕方がかっこいいのでまあよしとしよう。次で化けそうな気もします。

ICED EARTH-Horror Show ★★ (2002-02-17 23:39:00)

ICED EARTHの魅力はやはり重厚なリフだな!と再確認。彼らもすでに音楽的な方向性は固まってきているので、特に新しい要素は見当たらなかったけど、決してマンネリとは感じさせないところがスゴイですね。音楽スタイルは一貫しながらもその根幹にある骨太なリフのアイデアが豊富なため、それぞれのアルバムに様々な彩りが加えられているからだと思います。
大元にあるスラッシュメタルの面影を残しながら、あくまでアグレッシブなパワーメタルである姿勢がいいですね。マシュー・バーロウの男クサイ咆哮もたまらなくカッコイイ!!このアルバムはタイトル通り、彼らのホラー的な側面が最も表されたアルバムです。1曲ごとに異なった主役がいて、それぞれの暗黒サイドを見事に表現してると思います。ライブが見てみたい!!

QUEEN-Innuendo-Innuendo ★★★ (2002-02-16 01:38:44)

この曲がQUEENの最高傑作だと思います。ほとんど後追いだった他の名曲と比べて、唯一オンタイムで体験できたからというのもありますが、フレディの死とイメージ的に重なるので思い入れも深いです。
そんな感傷を抜きにしても、このオペラティックで複雑な曲展開はQUEENならではでしょう。ブライアン・メイのお得意のギターオーケストレーションも炸裂してるし、途中のフラメンコ調スパニッシュギターも最高です。
本当の名曲とはこーゆー曲を指すんだろうなーと思います。

DEATH-Individual Thought Patterns ★★ (2002-02-16 01:29:00)

チャック・シュルディナー(Vo、G)、アンディ・ラ・ロック(G)、スティーブ・ディジョルジオ(B)、そしてジーン・ホグラン(Dr)というかなりスーパーなメンツで作られたアルバム。内容もそのメンツの凄さがさらに相乗効果をもたらしたみたいで、とにかく素晴らしいの一言。アグレッシブでありつつ劇的で美しい展開の曲を、一分の隙も無く緊張感を持続させながらすごいテクニックで演奏していく様は、ジャンルは違えどDREAM THEATERに通じるものがあります。デス/スラッシュというジャンルにおける、完成形の一つがこのアルバムではないでしょうか。壮絶なテクニックに裏づけされた高度な展開美を持つ楽曲は、この頃は唯一無二の存在でした。聴き返して思ったけど、チャックのデスラッシュVoはかなりかっこいい部類に入りますね。惜しい人を亡くしました…。DEATHのアルバムではこれが一番オススメなんだけどこれって反則でし
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FORTUNE-Making Gold ★★ (2002-02-16 01:15:00)

透明感にあふれた美しいメロディ、官能的なKey、Gのフレーズ/音色、そして煮え切らない北欧Vo(笑)と北欧HMの魅力のほとんどを濃縮した1枚。メインソングライターであるKey兼Voのベニー・ズドベルグのいかにも北欧なセンスが見事に結実したアルバムで、エッジのきいたハードな部分は少ないけど、その分切なげである意味女性的な美旋律の宝庫です。個人的には⑤“Life Goes On"なんて美しいメロディとむせび泣くようなVoで悶絶です。彼はCLOCKWISE以降は何してるんですかね…。

SANCTUARY-Into the Mirror Black ★★ (2002-02-16 01:06:00)

久しぶりにCD引っ張り出して聴きました。発表当時かなり気に入って聴き込んだのをふと思い出したので。
不思議な音楽性ですね、リフはスラッシュにも通ずるかなりアグレッシブなものなのに、アルバム全体のイメージはもっと淡白な感じなんですよ。普通のHMバンドがその感情(怒りだったり悲しみだったり)を外に向けて発散しているのに、このバンドはそれらの激情を全て自らの内側に封じ込めるかのように表現しています。個人的にはこの感覚は初期のU2に通ずるものがあるんですが、多分誰も感じないと思う(笑)
ワレル・デインの呪文のようなVoは上手いんだか下手なんだか判断に苦しみますが、音楽性に合っていることだけは確か。音楽的にはダークで深みのある正統HMって感じですが、結構クセが強いです。聴いた後味はスッキリしないけど、たまにはこういうのもいかがでしょうか?

MILLENIUM-Hourglass ★★ (2002-02-10 03:01:00)

元々美しいメロディを絶妙のアレンジとトッド・プラントの上手いVo、テクニカルでメロディックなラルフ・サントーラのGで彩った極上のHRだったのに、Voがヨルン・ランデに変わってさらにバンドのメジャー感が増した気がします。前任のトッドも相当歌が上手い人だったのでどちらが気に入るかは好みの問題ですね。キレイよく伸びるにハイトーンが武器だったトッドと、どんな音域でも力強く歌い上げることの出来るヨルン…甲乙つけがたし。
①“The Power To Love"は爽快でパワフルなドライブ感に溢れた名曲。④“No More Miracles"は物悲しいメロディをポジティブに歌った名バラード。その他の曲も捨て曲は無しってところですかね。
ヨルン・ランデのVoに触れるなら本作からっていうのがヘンな先入観を持たずにいいんじゃないでしょうか。

ARCH ENEMY-Burning Bridges ★★ (2002-02-10 02:50:00)

このアルバムはメロデスの必聴アルバムですね!
泣きのギターは本当に最高!ここまで泣くのはアモット兄弟かマイケル・シェンカーかヘルゲ・エンゲルゲぐらいじゃないでしょうか。この泣きの美しいメロディと激烈アグレッションの融合はホント見事の一言に尽きる!
それにしてもヨハン・リーヴァ…いいVoだったなぁ。彼のデスVoは個人的には大好きだったので、またデス・ブラックシーンに返り咲いて欲しいです。ETERNAL TEARS OF SORROWに入るなんてどう?

DRAGONLORD-Rapture ★★ (2002-02-10 02:32:00)

TESTAMENTのエリック・ピーターソンが中心となったプロジェクトです。メンバーはほぼ現TESTAMENTのメンツと一緒ですが、Keyがいるのでかなりシンフォニックです。
ただし、北欧のシンフォ・ブラックと比較すると、メロディの質がちょっと違うように思いました。あくまでも“アグレッシブなスラッシュ"にシンフォ的な味付けをした感じで、完成度はかなり高いです。
あと、ロゴとかジャケットがかなりかっこいいです。どうやら1枚だけのプロジェクトで終わらずにまたアルバム制作するようなので、次も期待です。過去にスラッシュに心惹かれた経験がある人ならばかなりオススメ!

DREAM THEATER-Six Degrees of Inner Turbulence ★★ (2002-02-06 22:58:00)

第1印象は「最高峰の技術至上主義者たちによる史上最高のインプロビゼーション」でした。プログレ・メタルというと、丁寧に構築されたメロディを複雑な展開美の中に織り込んだ、ある意味「計算され尽くした」ものだと思いますが、このアルバムはそれとは対極の位置にある1枚だと思います。計算された構成というよりは、5人の天才たちのその場その場での攻めぎ合いの結果、という印象でした。
とにかくボーナストラックを含めても全7曲、110分の2枚組という圧倒的なボリューム、そしてその長さを感じさせない緊張感の持続が驚異的です。disc1とdisc2で方向性が違うようにとらわれがちですが、このアルバムの中で唯一にして最も叙情的なタイトルトラックが40分を超える大作であり、単純にそれが既成のCDという枠組みの中に納まりきらなかったというだけのことと認識しています。このハイライトとも言える部分が独立したことにより
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DREAM THEATER-Awake ★★ (2002-02-06 02:14:00)

正直を言えばこのアルバム発表時、「IMAGES AND WORDS」の続編を期待していたので肩透かし気味に感じたのは事実です。どんなに曲が複雑でもダークでヘビーでも、“明快な歌メロ"があってそれをジェイムズ・ラブリエが絶唱してくれればそれで満足してたかもしれない。でもこのアルバムでは、そのラブリエのVoまでもがダークで起伏に乏しく感じてしまったため、緊張感に欠ける印象がありました。でもボクもそれなりに年を重ね、今作の魅力が前よりは理解できるようになったみたいです。(笑)
以前のようなスリリングな展開は影を潜め、プレイ自体もテクニカルというよりは深遠な世界を構築するための役割に徹しているといった趣です。単に即効性が無かったみたいで、後になって効いてきました。アップテンポで疾走感のある曲が無いのも影響したかも。⑤“Voices"、⑪“Space Dye Vest"などは前作が“動"を主
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陰陽座-煌神羅刹-おらびなはい ★★ (2002-02-04 23:19:21)

歌いだしが大槻ケンヂかと思いました(笑)
明らかにアルバムの他の収録曲とは一線を画した曲。
なんか前半の民謡チックな部分と黒猫さんが歌ってる部分のアニソンっぽいところが不思議とうまく融合してます。
おぉらびぃなはぁぁいやぁぁぁぁぁぁ!!!!!

陰陽座-百鬼繚乱-式を駆る者 ★★ (2002-02-04 23:15:21)

アルバムの冒頭を飾る曲。
ヘビーなリフが一転してクサいメロディを伴って疾走を始め、そこに切り込んでくる黒猫さんのよく通る澄んだスクリーム!
そしてサビのメロディがまたかっこいい!
この曲に関して言えば“和"がどうこう言う以前に女声メロスピとしてかっこいい!

CANDLEMASS-Nightfall-At the Gallows End (2002-02-03 01:18:38)

ひたすらダークだけど美しいメロディと素晴らしいボーカルが聴ける曲。トニー・マーティン在籍時のBLACK SABBATHが1stの頃の音楽性に戻ってそこに大仰さを足したような曲…というと誉めすぎかもしれませんが、そんなイメージです。

CANDLEMASS-Chapter VI ★★ (2002-02-03 01:09:00)

Voがメサイア・マーコリンからトマス・ヴィクストロムに交替した最初で、彼らのラストアルバムにあたる1枚。このバンドの看板はドラマティックで雄雄しくそして非常に美しい歌唱を聴かせたメサイアのVoだったと思いますが、その前任者を凌駕するようなトマスの凄まじい歌唱が聴けます。
なんと言っても①“The Dying Illusion"につきます!はっきり言ってこの1曲を聴くためだけにこのアルバムを購入しても損はしないでしょう。とてもCANDLEMASSとは思えないほどドラマティックに疾走していくこの名曲は、超無名だがHM史に輝く超名曲だと思います。
その他はひたすらダークでスローな曲が続きます。それにしてもやはりトマス・ヴィクストロムの歌唱は素晴らしい…。

DANTE FOX-Under Suspicion ★★ (2002-01-28 01:32:00)

たしか96年頃の作品。ボクが持っているのは輸入盤なので、あまり詳しいプロフィールは良くわかりません。ただ、バックVoで(元?)SHYのトニー・ミルズが参加してます。
少しハスキーで高音の良く伸びる女性Voをメインにしたさわやかなハードロック/ポップ。真っ先に連想するのはやはりHEARTやLANA LANEのような、G等にHM的なエッジを残しつつ、歌メロや楽曲が非常にわかりやすい、ある意味聴きやすい音楽です。といってもBGMで聞き流してしまうようなものではなく、美しく絡み付いてくるように粘着質な歌唱です。
個人的には同時期にSCARLET ROSEというツイン女性Voのハモリがめちゃ気持ちいいバンドを買っていて、よく聴き比べていました。そのときはSCARLET ROSEばかり聴いていましたが、改めて聴き直して、このアルバムも良いメロディがいっぱいあったと再確認。

VICIOUS RUMORS-Welcome to the Ball ★★ (2002-01-28 01:21:00)

VICIOUS RUMORSは1st~5thまで聴きましたが、4thにあたるこのアルバムが一番好きです。彼らがまさに一番脂の乗っていた頃、というイメージがあります。
特筆するのはやはりカール・アルバートのVoの素晴らしさ。正にHMを歌うためのような声です。あの力強いスクリームが今はもう聴けないと思うと、惜しい人を亡くしたと思います。
そして楽曲的にも非常に幅広いタイプの曲をどれも高い完成度で揃えてきたと思います。個人的には①“Abandoned"、②“You Only Live Twice"、⑪“End Of The Earth"が気に入っています。

AFTER FOREVER-Prison of Desire ★★ (2002-01-28 01:13:00)

順番は逆になりましたが、彼らの1stを聴きました。
全体的な雰囲気は2nd「DECIPHER」と似ていますが、比べるとこちらの方が正統HM的な要素は少ないです。が、男声の引きずるようなデスVoの比率も高く、逆にデスメタル的な疾走パートもところどころあるため、オペラティックなゴシックメタルとデスメタルの中間といった趣です。ただし、その魅力の核であるはずのオペラティックな部分とHM的な部分が分離してしまっているというか、別々のモノを無理やり一緒にしてしまっている印象があります。展開や装飾がやや強引というか…。
とは言ってもNIGHTWISHタイプのクラシカルなゴシックなので、聴き所は多いです。とにかくこの雰囲気に弱いんだなー。このスタイルの音楽をやってくれているってだけで許せてしまう…。

SINERGY-Suicide by My Side ★★ (2002-01-28 01:10:00)

現在のSINERGYは1stの頃とはかなり別のバンドになってきている。
当初は、IN FLAMESのイエスパー・ストロムブラードとCHILDREN OF BODOMのアレキシ・ライホのツインGで正統派のHMバンドを組んで、そこにTHERIONのバックVoをやってた無名(に近い)女性Voが参加したという触れ込みだった。しかもBはシャーリー・ダンジェロ…。ある意味キンバリー以外はスーパーな面子(地域限定ですが…)が組んだプロジェクト的なバンドだった。そこからまずイエスパーが抜け、他のメンバーも入れ替わり、今ではキンバリーとアレキシのラブラブバンド(笑)と化しているが、その音楽性の根本的なところは変化していない。
変わったところはどこかといえば、キンバリーのVoである。1stでは今をときめくメロデスバンドのスーパーG2人の作るメロディ・楽曲の素晴らしさに助けられ(というより曲があま
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ANOREXIA NERVOSA-New Obscurantis Order ★★ (2002-01-24 02:16:00)

最近購入して、実はすごいヘビーローテしている一枚。フランスのブラックメタルバンドの3rdです。
これまでにもデスメタルなのに非常にシンフォニックで美しいアレンジをしているバンドはいくつかありました。効果的なシンセサイザーでドラマティックさを演出したEMPEROR、生の弦楽カルテットを上手く活用して独自の空気を作り上げたDARK LUNACY、シンフォアレンジがとにかく大仰に展開を煽るDIMMU BORGURなど…。しかしこの“神経性拒食症"という意味の変わった名前のバンドはそのどの方法論にも当てはまらない画期的な方向性を提示してきました。
大仰で超派手派手なKey/シンセが導入されてますが、驚いたのはこれらのKeyが味付けに終わらずに、凄まじい速さで突っ走る他の楽器と一緒にユニゾンで凄まじい勢いでドラマティックに疾走していくスタイルです。これはかなり衝撃的!
とは言って
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FORGOTTEN TALES-The Promise-Gates Beyond Reality ★★ (2002-01-22 09:08:47)

イントロのチェンバロが予感させる通りのバロック風味に溢れた曲。中間部のG、Keyのソロの応酬はモロにイングウェイの“Rising Force"を彷彿させます(笑)パクリでもなんでも、この手の曲は好きなのでオッケーです。曲が短いので一気に聴かせるところも良いのでは?

STORMWIND ★★ (2002-01-21 01:16:00)

このバンドを初めて聴いたのは2nd「STARGATE」でした。特に前知識も無く、CDショップの売り文句とジャケットの“それ"っぽさに惹かれて購入しましたが、そのドラマティックな楽曲と技量のある女性Voはかなり掘り出し物でした。
そんな彼らに、Myフェイバリット・ボーカリストであるトマス・ヴィクストロムが加入するということで大喜びしましたが、彼を迎えての3rd「HEAVEN CAN WAIT」は楽曲が起伏の無いイマイチなものばかりで、せっかくのVoがまるで活かされてない!と憤慨したもんです。そして4th「RESSURECTION」でようやく彼の絶品の歌唱を活かせる楽曲を揃えてきましたが、ここでも手放しで絶賛するには至らないもどかしさを感じました。曲の雰囲気もプロダクションも徐々に良くなっているのに、これだ!っていうキラーチューンが無いんですよね。メロディは十分に魅力的なのに、楽曲単位
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FORGOTTEN TALES-The Promise ★★ (2002-01-20 22:54:00)

インナーのマネージャーのコメントを読むと、カナダのHELLOWEEN、STRATOVARIUSタイプのバンドの1st。
Voが女性なんですが、上手いですよ、この人。パワフルでありつつ、抑揚を上手くつけていて、一本調子になっていません。
Keyを含む全ての楽器パートがクサイメロディを撒き散らしながら疾走する楽曲スタイルは、Voが女性ということもあって、DARK MOORを彷彿とさせます。あそこまで匂ってきそうなクサさはないですけどね。そして暗くならずにあくまでも明快な歌メロはHEAVENLYをも彷彿させます。この2バンドの良いところを抽出して2で割って音質を若干チープにした感じです。カナダというとHAREM SCAREMやGIANT、EMERALD RAINのような美しいメロディを持つバンドが多いですが、そこに欧州的なHMの要素を持ち込んだらこうなるんでしょう。
ちょっと
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BORKNAGAR-Empiricism ★★ (2002-01-15 23:41:00)

おっ、これは掘り出しモノ!
B!誌の小澤氏が82点付けてましたが、個人的にはもう少しあげてもいいかも。
ゴシックメタルでは男性のデスorアグレッシブVo+女性のクリーンなソプラノVoっていう手法は珍しくないですが、このバンドは男性アグレッシブVo+男性クリーンVoという組み合わせで、しかもクレジットを見る限りではそれをVo一人でこなしているらしいです。このヴィンターソーグって人、かなりスゴイかも。その一人二役ぶりはキング・ダイヤモンドも真っ青って感じです。
曲調はひたすらダークですが、あくまでもその根底には悲しげで冷たいけどどこか透き通った感じのメロディがあります。そしてそのメロディにさりげなく華を添える美しいシンセ/ピアノのサウンドの絶妙さがたまんないです。ブラックメタル然としたアグレッシブな側面と、シンフォ・プログレともいうべく複雑にして美しい側面の両方が高い次元で
…続き

筋肉少女帯-断罪!断罪!また断罪!!-パブロフの犬 (2002-01-15 23:07:38)

確かにY氏の影響がモロに出てますが(パクリ?)、橘高さんってこういうネオクラG弾くとめちゃ上手いですよね~。アルバムの中では異色の曲だが、このネオクラ曲調と、それに全く合ってない歌詞とのアンバランスが微妙で気持ちいい。

陰陽座-煌神羅刹-朧車 ★★ (2002-01-15 22:56:51)

“♪たゆたいながら~"のフレーズだけで悶絶。ほんとたまりませーん。
黒猫さん恐るべし。

NATION-Without Remorse ★★ (2002-01-14 23:46:00)

もうこれってば6年も前の作品なんですね。これがたとえ今リリースされたとしても全く古さは感じないハズ。2枚しかアルバム出していませんが、その2枚ともすばらしいアルバムです。
1stはどちらかというと北欧ならではの透明感・憂いのメロディに溢れた1枚でしたが、この2ndは透明感・哀愁の度合いはそのままに、HM的な要素を強めてきました。特に冒頭の超名曲①“See Them Fall"でいきなりKO!このメロディの洪水がそのまま疾走していくような曲は、そのインパクトたるや凄まじいものがありました。
そしてGのジョニー・ウリーンが奏でるフレーズの美しいこと!これはテクニックもそうですが、メロディセンスが良くないとここまで心を惹きつけるソロは弾けないでしょう。近年のイングウェイのGソロよりも感動できます。
近く、このジョニー・ウリーンが参加しているバンド、DIONYSUSがアルバムを
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BOB CATLEY-The Tower ★★ (2002-01-14 14:43:00)

このCDは後回しにしてたら、ゴッズフェスティバルのライブと2枚組になって出たのでそっちを購入しました。ブリティッシュの湿り気のある渋いVoでTENの楽曲が楽しめます。全曲作曲がゲイリー・ヒューズでGもヴィニー・バーンズですからね。まあTENほどのHM的ダイナミズムはありませんが、逆に心にしっとりと染み入る優しいメロディと歌が聴けるアルバムです。
ブリティッシュロックのファンと、TENのようなメロディックなHRのファンの両方が楽しめる1枚。

SILVER SERAPH-Silver Seraph ★★ (2002-01-13 09:42:00)

元MIDNIGHT SUNのVo、ピート・サンドベリが、MEJESTICのKey、リチャード・アンダーソンと組んだバンドのデビュー作。Drはピーター・・ウィルドアーっていうのも嬉しいですね。
とにかく1曲目“Aetermath"で悶絶!同名の曲がSILVER MOUNTAINにもありますが、こっちの方が遥かにレベル高いです!(時代的に当たり前)ただしMIDNIGHT SUNやMEJESTICを想像して聴くとちょっと拍子抜けするかもしれませんね。上記2バンドよりは少し時代的に古いタイプのHR/HM曲が多くを占めます。というか、モロにDEEP PURPLR的です。Keyの音色もネオクラシカルではなく、70年代っぽいオルガンサウンドがメインです。やはり個々の演奏技術が高いので、すごく余裕のようなものが感じられますね。
そしてピートのVoですが、この人はどんな曲を歌っても合いますね。
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DREAM THEATER-Images and Words ★★ (2002-01-13 00:17:00)

恐らくこれまでの人生の中で最も多く聴いたであろうアルバム。
正直言って1stを聴いた時の自分はまだ音楽的に耳が未熟だったため、良さがあまりわからなかった。雑誌等の評価は高かったものの、周囲の友人達と「どこがスゴいのかな?」などと言っていました。
そしてこの2nd。聴いた瞬間に衝撃が走りました。なんというバランス!メロディ・HM的な攻撃性・演奏技術の高さ・わかりやすいキャッチーな歌メロがこれ以上ないくらい絶妙なところで融合していて、アルバム最初から最後まで一瞬たりとも緊張感が途切れることがない!
①“Pull Me Under"⑥“Under A Glass Moon"では、HMとしての攻撃性・ヘビーさ。②“Another Day"⑧“Learning To Live"では、切なく叙情的な歌唱とさらにそれを煽る美しいメロディ。そして超名曲⑤“Metropolis-Part
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LABYRINTH-Sons of Thunder ★★ (2002-01-12 09:38:00)

3rdともなると、音質の方はだいぶ気にならないようになってきました。
曲の作りにも以前より余裕のようなものを感じます。個々の楽曲もかなり練られていて、ロブ・タイラントの歌唱も前作より自然に溶け込んでいる気がします。
と、確実にレベルアップしてるに関わらず、個人的名盤の2ndに及んでいない気がするのは、必要以上に高い敷居を用意して待っていたからかな?予想範囲内での向上だったから、前作のような衝撃が得られなかったのかも。しかし絶対に損はしないヨーロピアン・シンフォニック・スピードメタルの好盤。
疾走感抜群の“Save Me"を1曲目に持ってきたほうがアルバムの構成上よかったのでは?(それにしても邦題「救出」って…)

LABYRINTH-No Limits ★★ (2002-01-12 09:12:00)

記念すべきLABYRINTHの1stアルバム。Voは現RHAPSODYのファビオ・リオーネがジョー・テリーという名前で参加しています。
基本的な路線は現在と変わらないのですが、個人的にファビオ・リオーネの歌(というよりは声)が苦手なので絶賛は出来ないですね。楽曲の組み立て方もまだ若干の甘さを感じます。1曲1曲にドラマ性を持ち込もうとするあまり、ほとんどの曲が、静かな始まり→徐々に盛り上がっていく、という展開をしていくため、アルバム通しての印象が散漫になりがちです。まあそれが後々のこのバンドの展開の持っていき方の上手さにつながっているけど。
とは言ってもこれが良質なメロディ、疾走感をもった1枚であることは間違いないです。

陰陽座-煌神羅刹 ★★ (2002-01-12 00:44:00)

“妖怪HM"を標榜する日本のバンドのメジャーデビュー作にあたる3rd。
実はツインVoの片割れ、黒猫さん(女性)を広告で見て買ってしまいました(笑)。しかし、そんなことがどうでもよく思えるほど内容がかっこいい!っていうか、黒猫さん歌上手すぎ!!Voのバリエーションが豊富です。基本はパワフルで若干歌謡メタルっぽい歌唱なんですが、時にゴシックメタルのようなソプラノ(⑦)やアニメソングのような明快な歌唱(⑩)、かと思えば役になり切ったおどろおどろしい語り(⑧)まで、高い次元の見事な歌唱力を披露してくれます。
音楽性は“和"のテイストにこだわっているものの、“ワビ・サビ"ではなく、民俗学や昔話のようなテイストが表現されてるって感じです。そしてあくまでもメロディアスなHMであるという点に好感が持てます。個人的には②朧車、⑦月に叢雲花に風 の2曲がかなり気に入ってます。
ちなみに外
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EVERGREY-In Search of Truth ★★ (2002-01-09 01:43:00)

ゴシカルでありつつも正統派なHMを聴かせてくれる1枚。イメージとしてはトニー・マーティン在籍時のBLACK SABBATHに近いかな?個人的にはかなり好きなタイプです。
曲調は徹底的にダークで耽美的でありつつ、メロディは美しいというアンバランスさが絶妙です。Voは絶賛するほど上手くはないんだけど、この力強く太い声質はダークな曲調にぴったりでいいですね。そしてこのサウンドの要になっているのが時に荘厳に、時にメランコリックに楽曲に彩りを加えているKey。なんとこのスヴェン・カールソン、EMBRACEDのKeyだったらしい!解散してしまったらしいが(残念!)、今はSOILWORK(!)にも籍をおいているそうな。この名前は覚えておいた方がいいかも。
あと個人的にはジャケットが好きです。TO/DIE/FORもそうだったけど、このモノトーンに若干ブルーとかパープルが混ざったような色合いに
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ETERNAL TEARS OF SORROW-A Virgin and a Whore ★★ (2002-01-09 01:22:00)

それにしてもすごいバンド名ですよね。“悲しみの永遠の涙"ですよ!デスメタルなのに…。
2001年度に聴いたメロデスの中では群を抜いて素晴らしい出来でした。よくもまあこんなにメランコリックなフレーズ思いつくなあという感じで、次から次へと心を揺さぶる煽情的なメロディが洪水のようにあふれ出てきます。
これまではIN FLAMESの“Stand Abraze"とDARK TRANQUILLITYの“Punish My Heaven"の2曲がメロデス名曲の双璧だったんですが、ここに収録されてる③“Prophetian"もそれに匹敵する名曲に認定!このGフレーズ聴いて何も感じなかったら日本人じゃない!ってくらい狂おしいほどに日本人好みの旋律をつむぎ出してます。
惜しいのは個人的にイマイチなデスVo。「これでクリーンVoだったら…」なんて野暮は言いませんが、かっこいいデスVoってある
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