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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 5051-5100
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SABER TIGER-The History of the New World ~凶獣伝説~-Dead Roll ★★★ (2008-02-11 21:13:40)
初期SABER TIGER屈指の名曲でしょう。
疾走する、強力なフックを備えた
悲しくも雄々しい歌メロが最高に素晴しい。
線の細いハイトーン・シンガーが、息も絶え絶え
といった感じで歌うオリジナル・バージョンも嫌いではないが、
やはり最初に聴くなら下山武徳バージョンの方がいいか。
SABER TIGER-Timystery ★★★ (2011-08-18 23:50:02)
久保田陽子(Vo)を擁する5人編成SABER TIGERの最高傑作にして最終作となった、'95年発表の3rdアルバム。
緊迫感を孕んで刻まれるテクニカルなリフ&リズム、複雑且つドラマティックな曲展開、徹底的に練り上げられた精緻なアレンジの数々といったプログレ・メタリックな要素を備えながらも、パワーと表現力に富む久保田のVoや、エモーションとテクニックに裏打ちされた木下昭仁のGプレイから豊かに導き出されるメロディが、常に楽曲に強力なフックを与え続けるため理屈っぽさ皆無・・・というSABER TIGER流HMサウンドを継承しつつ、更に今回は、前作『AGITATION』の取っ付き難さの要因とも言えたダークなヘヴィネスやサウンド・プロダクションのチープさが減退&改善。
また大作志向に一定の歯止めが掛かり、曲間を切り詰めて配置された収録曲がテンポ良く切り込んで来る構成ゆえ、ミステリアス
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SABER TIGER-Timystery-Bad Devotion ★★★ (2011-08-19 00:02:44)
プログレ・メタルばりに凝りまくったリフ&リズムと
精緻なアレンジがスリリングに絡み合い、その間隙を縫うように、
久保田陽子のハスキーな歌声と、木下&田中のツインGが紡ぐ
憂いに満ちたドラマティックなメロディが溢れ出す。
各楽器の見せ場が設けられた曲展開など、まさしく失恋船長さんが
仰られている通り、5人編成時代のSABER TIGERの魅力が
凝縮されたような名曲。
SABU-Sabu ★★★ (2018-02-28 23:29:03)
SABU。…と言っても北島三郎のことではなく、ましてやゲイ雑誌のことでもなく。80年代からシンガー/ソングライター/ギタリスト/プロデューサーとしてマルチな活動を行ってきたアメリカ人ミュージシャン、ポール・サブーが、BONFIREを脱退したエンジェル・シェライファー(G)&ヨルグ・ダイジンガー(B)と知己を得たこと切っ掛けに立ち上げたプロジェクトのこと。(ドラマーは助っ人としてデレク・スミスを起用)
本作は彼らが'96年に発表した唯一のアルバム。雑誌で高評価を受けていたのに釣られて購入したのですが(日本盤はテイチクからリリース)、シンガーの名前を冠した作品ということで、てっきり「歌」が主役のハードポップ路線のサウンドを志向しているかと思いきや、実際はGも自己主張しまくる、予想外にハードにロックしている内容だったという。「90年代の作品で、ハードにロックしている内容」とか聞くと、嫌な
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SACRED REICH ★★ (2007-07-05 22:03:00)
どうやら、1st『IGNORANCE』、2nd『AMERICAN WAY』、EP『SURF NICARAGUA』に、
ライブ音源やJUDAS PRIESTの“RAPID FIRE"のカヴァーなんかをプラスした
BOXセットが発売になったようです。
(修正。1stとEP『SURF~』、そしてライブDVDというセットのようです)
リマスターされているのかどうかは不明ですが、
この3枚の名盤をまとめて\4000で聴けるのは間違いなくお買い得。
未聴の方は、この機会に是非。
SACRED REICH-Ignorance ★★ (2006-04-30 00:36:00)
表現したい事は痛いほど伝わってくるが、その志しにクオリティが全く追い付いていないアルバム・カバー(中学漫研部員の落書き風裏ジャケは更に凄い)はともかく、
内容の方は充分にハイクオリティ。
硬派かつアグレッシブな正統派スラッシュ・サウンドを基本にしながら、そこに叙情的なインスト曲やらダイナミックな曲展開やら、やたら滅多らテンションの高い
Gソロなんかがブチ込まれているため、アルバム全体が一本調子になることも、個々の楽曲が没個性的になることもない。
鋭く現代社会の病巣を抉る歌詞(ゆえに出来れば対訳の付いた国内盤入手が望ましい)も含めて、これぞ注釈無用の「スラッシュ・メタル」アルバム!
SACRED REICH-Independent ★★ (2007-02-22 22:18:00)
スピードよりもヘヴィネス、メロディよりもグルーヴ、鋭さよりも柔軟性重視と、PANTERAからの
大きな影響を感じさせるようになった、'93年発表の3rdアルバム。
正統派スラッシュ・メタルの1st『IGNORANCE』、パワー・メタリックな2nd『THE AMERICAN WAY』という
前2作の音楽性が大変魅力的だっただけに、この路線変更には正直かなりガックリで、
特に、正統派HMに由来する流麗なメロディが、殆ど姿を消してしまったのは悲し過ぎる。
(アコギによる叙情インスト・ナンバー⑤に、その面影を留める程度)
とは言え、2線級のPANTERAフォロワー群と違って、元々曲作りの巧さには定評があったバンドだけに、
曲作りの方向性が多少変わろうとも、リフは非常にキャッチー。また、これまで以上に「歌」を意識した
Voの歌唱もなかなか聴かせてくれ
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SACRED REICH-Surf Nicaragua ★★ (2007-01-06 01:26:00)
2ndアルバムまでの繋ぎとして(?)'89年に発表された6曲入りEP。新録4曲にライブ・テイク2曲という構成で、
疾走感とヘヴィさのバランス的にも、丁度1stと2ndの中間点に位置する感じ。
新曲はいずれも強力な仕上がりで、特にイラン・コントラ事件を題材に取ったと思しき表題曲①は、
シリアスに疾走しつつ、インスト・パートでは陽気なサーフ・ミュージックの有名曲を引用するなど、
このバンドならではの捩れたユーモア・センスが堪能できる、「らしさ」炸裂の名曲。
また、BLACK SABBATHのカヴァー③における、ドゥーミーな原曲を躍動感溢れるエネルギッシュな曲調に
作り変えてしまう(しかも原曲の良さを損なっていない)アクロバティックなアレンジ・センスには脱帽モノ。
ライブ・テイクの方も、手数の多いDsを中心にガッチリとまとまった楽器陣が、アルバム・バー
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SACRED REICH-Surf Nicaragua-Surf Nicaragua ★★ (2007-01-27 22:52:22)
'89年発表のEPのタイトル・トラック。
高速スラッシュ・チューンとしても一級品だが、
インスト・パートでVENTURESの名曲“WIPE OUT"を引用したりと、
このバンドならではの黒いユーモア・センスも光る逸品。
SACRED REICH-The American Way ★★ (2006-09-21 21:26:00)
アメリカ/アリゾナ州フェニックス出身の4人組スラッシャー、'90年発表の2ndアルバム。
リフ/リズム・チェンジをしっかり組み込みつつ、前のめりで突っ走る実にスラッシュ・メタルらしい
スラッシュ・サウンドを聴かせたデビュー作『IGNORANCE』に比べ、今回はグッとスピードを抑え目にした、
重量感溢れる作風が特徴。勿論、スピード・チューンがなくなってしまったわけではなく、
アルバムは後半に向けて尻上がりに速度を増していく構成なのだが、やたら重々しいバスドラの鳴りといい、
重心低く、分厚く、力強く刻まれるリフといい、やはり印象に残るのは疾走感よりも、そのヘヴィさ。
とは言え、3rd『INDEPENDENT』以降のPANTERA型へヴィネス路線とは違って、このバンド独特の
緊張感を孕んだ流麗なメロディは健在だし、何より楽曲が⑥を筆頭に、これまで以上に
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SACRED RITE-Is Nothing Sacred? ★★★ (2017-03-28 23:06:55)
SACRED RITEが'86年に発表し、残念ながら最終作となってしまった3rdアルバム。(御多聞に漏れず後に再結成しますけどね)
マイケル・ウィーラン画伯の『DESTROYING ANGEL』を採用したアートワークの美麗さは、デビュー作『SACRED RITE』のクサレたイラストとは天と地ほどのレベル差で、音質の方も随分と向上しています。しかしその反面、クリーンに整頓された音作りのもと繰り出される1曲目は、大仰な雰囲気の薄れた平凡なアメリカンHMナンバー…。前2作のセールス的不振を受けて彼らもとうとう路線変更か?と、初めて聴いた時は立ち上がり早々にガックリ来た記憶あり。
でもそれはこっちの早合点だったという。2曲目の途中辺りから徐々にメロディの湿度と曲展開のドラマ性が高まり始め、シームレスに繋がる⑦⑧で本編がクライマックスを迎える頃には、その哀愁に満ちたドラマティックなHM
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SACRED RITE-Is Nothing Sacred?-As It Was Told ★★★ (2017-03-28 23:14:35)
前曲“THE LAST RITES”から組曲形式で繋がる
アルバムのラスト・ナンバー。
全編に物悲しいメロディが溢れ、
それを力むことなく、エモーションを伝えることを優先して
切々と歌い上げるシンガーの歌唱力に聞き惚れてしまいます。
勿論、ドラマティックな楽曲自体も文句なしの出来栄え。
SACRED RITE-Is Nothing Sacred?-I Will Survive ★★★ (2017-03-28 23:18:02)
アルバム前半のハイライトを飾るドラマティックなバラード。
この曲といい、本編ラストにおかれた“AS IT WAS TOLD…”といい
この3rdはハードな楽曲よりも、泣きのメロディとシンガーの
確かな歌唱力を活かしたメロディアスな楽曲の方が
その完成度の高さが光っている印象です。
SACRED RITE-Sacred Rite ★★★ (2017-03-27 23:12:35)
ハワイのHR/HMシーンを語る上で、マーティ・フリードマンやゲイリー・セント・ピアーが在籍していたHAWAIIと共に欠かすことの出来ない存在だったのが、ホノルル出身のこのSACRED RITE。本作は彼らが’85年に自主製作した1stアルバム。後にAXE KILLER RECORDSとのディストリビュートを得て出し直されるのですが、その際にはジャケット・デザインが変更されていて、これが鼻水吹くぐらい酷い代物。名曲“WINGS OF PEGAZUS”をイメージしたイラストを胸ワクで期待していたメンバーが、レーベルが用意したアレを見てしまった時の絶望感と来たら想像するだけで落涙を禁じ得ませんて。
しかし内容の素晴らしさは、ジャケットの酷さとは天と地ほどの開きが有りますよ。ドライヴしまくるピーター・クレーンの音数多めのBプレイを中心に、テクニカルに羽ばたくツインG、伸びやかな歌声で憂いを
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SACRED RITE-Sacred Rite-Wings Of Pegasus ★★★ (2017-03-27 23:27:13)
疾走するGとBがスリリングにシンクロしながら
上へ上へと駆け上がっていく様が、
まさしく天翔けるペガサスの如し。
この曲でイメージ膨らませてからジャケット見ると
膝の力が抜けること請け合いですが。
朗々と歌うVoも楽曲の飛翔感に拍車を掛けてくれています。
SACRED WARRIOR-Master's Command ★★★ (2017-03-30 22:47:27)
シカゴ出身の5人組クリスチャン・メタル・バンド(何せ本作のエグゼクティブ・プロデューサーとしてクレジットされているのは、ジーザス・クライスト様ですから)、HM聖戦士ことSACRED WARRIORが’89年に発表した2ndアルバム。
鋭くエッジの切り立ったGリフと、天を突くハイトーンVoをフィーチュアし、JUDAS PRIEST、初期QUEENSRYCHE直系の光沢を帯びた正統派HM路線を突き進む足取りには今回も迷いなし。不穏な雰囲気醸し出すアートワークが前作から大幅グレードアップを遂げたことと併せて、音楽性の方もより一層ヘヴィ・メタリックに研ぎ澄まされています。
重々しく走り出すOPナンバー①を手始めに、確かな歌唱力を有するVoと劇的且つメロディックに絡むツインGを活かした③、アグレッシブな疾走ナンバー④⑦といった要所に配された楽曲が表す通り、サウンドの基軸は正統派HMにド
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SACRED WARRIOR-Master's Command-Holy, Holy, Holy ★★★ (2017-04-04 23:03:37)
エピック・メタルをクリスチャン・メタル流に、
というかSTRYPERっぽくアレンジしたような
アルバムのラスト・ナンバー。
凱歌の如く響き渡るコーラスが、雄大にして荘厳なだけでなく
思わず一緒に歌いたくなってしまうキャッチーさを
備えていて印象に残ります。
SACRED WARRIOR-Rebellion ★★★ (2017-03-29 23:05:35)
SACRED RITEとかSACRED RICHとか、頭にSACREDと付くバンドが世界中にゴマンといる中、このSACRED WARRIORはシカゴ出身の5人組。本作は彼らが’88年にINTENSE RECORDSからリリースしたデビュー作に当たる作品です。
OPナンバー①のタイトルがいきなり“BLACK METAL”で仰け反らしてくれますが、JUDAS PRIEST譲りの光沢を放つツインGと、ジェフ・テイトからの影響を伺わせるハイトーンVoをフィーチュアした楽曲に暗黒色はゼロ。というか寧ろ「ヘイル・ジーザス」でまとめられた歌詞や、ハードネス/メロウネス/キャッチネスが手堅く編み込まれた高純度の正統派HMサウンドは妙に神々しい輝きを放っていて、これはやはり彼らがクリスチャン・メタル・バンドである所以でしょうかね。(ケン・タンプリン等が在籍していたINTENSE RECORDS所属と
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SACRED WARRIOR-Rebellion-Black Metal ★★ (2017-03-29 23:14:38)
タイトルこそ“BLACK METAL”ですが
ハイトーンを駆使して歌いまくるシンガーといい、
緩急の飲み込むドラマティックな曲展開といい、
中身はピッカピカの聖なるオーラを漂わせた
正統派クリスチャン・メタル・ナンバーという。
SACRED WARRIOR-Rebellion-Children of the Light ★★★ (2017-03-29 23:09:19)
いま聴くと、不思議と同時代のジャパメタっぽさも感じられる
(ような気がする)スピード・ナンバー。
ハイトーン・シンガーが拾う歌メロの感じとかね。
とはいえカッコイイことに変わりなく、
スリリングに疾走するGソロもイカしてますよ。
SACRED WARRIOR-Wicked Generation ★★ (2017-04-04 22:58:16)
シカゴのHMの聖戦士(SACRED WARRIOR)、’90年発表の3rdアルバム。
せっかく前作『MASTER’S COMMAND』でアートワークがHM然としたものにグレードアップしたのに、またしょっぱいデザインのジャケットに逆戻り。しかし内容の方は今回も全くブレることなくQUEENSRYCHE影響下の正統派HM街道を邁進しています。…というかあまりに変化がなさ過ぎて、ぼちぼち「またこれか!」とマンネリを指摘する声もチラホラと聞こえてきそうな感じというか。
通常3作目ともなれば、レコード会社からの「売れる作品を作らんかい」とのプレッシャーや、音楽市場の潮流の変化、もしくはバンド自身の嗜好の変化等から、進むべき方向性について試行錯誤が生じて来そうなものですが、彼らの場合、その信念が揺らいだ形跡はビタいち見当たりません(何せ次作『OBSESSIONS』も同一路線ですから)。よっ
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SACRIFICE (CANADA)-Apocalypse Inside ★★ (2007-01-06 23:55:00)
嘗て、BURRN!!の輸入盤レビューで本作が取り上げられていて、興味をそそられ買いに走った記憶がある'93年発表の4thアルバム。
初期の頃はSLAYER型のストレートなスラッシュ・メタルを演っていたらしいが(恥ずかしながら聴いたことがない)、
流石に4枚目のアルバムともなると、そのサウンドにも色々と変化が生じていて、特に顕著なのが、聴かせる姿勢の重視っぷり。
リフにしろメロディにしろ、ヨーロッパ的なダークな湿り気が多分に含まれ、アコギの効果的な導入などと相俟って、
「キャッチー」なんて単語もチラホラと脳裏に浮かぶ。それでいてスラッシーな疾走感が損なわれていなければ、
本作発表当時、メタル界で猛威を振るっていたモダン・へヴィネス勢からの影響も皆無と、
かなり理想的なスラッシュ・メタル・アルバムに仕上がっている。
バックの演奏に負けてしまっている力
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SACRIFICE (CANADA)-Forward to Termination ★★ (2007-05-09 22:17:00)
カナダはトロント出身の4人組スラッシャー、'87年発表の2ndアルバム。
3rd『SOLDIERS OF MISFORTUNE』や、4th『APOCALYPSE INSIDE』では、スラッシーな疾走感はそのままに、
ドラマチックだったりメロディアスだったりキャッチーだったりと、意欲的に作風を広げに
掛かっていた彼らだが、ここで聴く事が出来るのは実にオーソドックスなスラッシュ・メタル。
全くヒネリのない直球勝負のサウンドだが、しかし本作はそこが何よりも素晴しい。ひたすら2ビートがスタスタと疾走し、
鋭利なリフがマシンガンの如く刻まれ、その上でメロディを一切無視したVoがシャウトしまくるという、
スラッシュ・メタルを構成する基本要素一つ一つを丁寧に磨き上げたかのような楽曲の数々は、問答無用のカッコ良さ。
中でも、楽曲のスピード感を倍増させるタイト極ま
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SACRIFICE (CANADA)-Soldiers of Misfortune ★★ (2007-01-24 21:22:00)
1度聴いてみたいと思っていたSACRIFICE'90年発表の3rdアルバムが、デジタル・リマスターを施されて、
2枚組、ボーナス・トラック27曲(!)追加という、ムチャクチャ気合の入った仕様で待望の再発。
早速購入して聴いてみたのだけれど・・・おぉ、こりゃ本当に素晴しい。
バンドの最高傑作と言われるだけあって、フックに富んだリフ、緩急を巧みに織り込んだダイナミックな曲展開、
劇的なフレーズを紡ぎ出すメロディックなツインGと、何れの要素も抜群のクオリティ。
とにかく突っ走った時の爽快感が半端なく、よりメロディ重視のスラッシュ・サウンドを聴かせる
5th『APOCALYPSE INSIDE』(これも力作)では不満が残った大人し過ぎるサウンド・プロダクションも、
ここでは痛快なDsを筆頭に迫力に満ち溢れ、気持ち良い事この上なし。特に、強力なリフと疾走感
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SACRIFICE (CANADA)-Soldiers of Misfortune-In Defiance ★★ (2007-02-04 21:18:42)
強烈なリフと疾走感を併せ持つ、
3rd『SOLDIERS OF MISFORTUNE』のハイライト・チューン。
特に、突っ走るDsが気持ち良い事この上なし。
SACRIFICE (CANADA)-The Ones I Condemn ★★ (2009-11-24 22:29:00)
スラッシュ・メタル再評価機運の高まりに乗じて、ANVIL CHORUSとかAT WARとかBULLDOZERとか、思わぬバンドの
リユニオンが相次ぐ昨今、とうとうカナダのSACRIFICEまで再結成を果たして復活アルバム(5th)をリリース。
しかもこれが、全盛期を彷彿とさせる勢いが全編に渡って横溢した内容に仕上がっているんだから嬉しいじゃありませんか。
活動後期には、スラッシーな疾走感はそのままに、ある程度正統派HM寄りのドラマ性やキャッチーな要素も
打ち出していた彼らだが、この復活作では、ダーティなシャウト型Voに、ドリルの如く高速回転するGリフと、
忙しなく疾走するリズムが組み合わさった②を手始めに、「カナダのSLAYER」と評された1st~2ndの頃を思い出させる
バイオレントなスラッシュ・メタル・サウンドを志向。何せ初期作からのリメイク曲⑬⑭
…続き
SACRIFICE (CANADA)-The Ones I Condemn-Hiroshima ★★ (2009-11-24 22:37:05)
日本人なら興味を引かれずにはいられないタイトルだが、
実際、優れた内容に仕上がっている高速スラッシュ・ナンバー。
SACRIFICE (CANADA)-The Ones I Condemn-The Ones I Condemn ★★ (2009-11-24 22:35:29)
鋭利に回転するGリフ、ヒステリックなシャウトを繰り出すVo、
忙しなく疾走するタイトなリズム、耳に突き刺さってくるかのような
テンションの高いGソロ・・・と、カナダのSLAYERと呼ばれた
往年のサウンドを彷彿とさせる高速スラッシュ・ナンバー。
SACRIFICE復活!を強く印象付ける。
SACRIFICE (CANADA)-Torment in Fire ★★ (2008-05-06 20:03:00)
ロブ・ウルビネッティ(Vo、G)と、ジョー・リコ(G)が中心となって、カナダはトロントにおいて'83年に結成。
活動初期はDsの座が流動的だったが、敏腕ドラマーのガス・ピン加入以降はラインナップも安定し、VOIVOD、RAZORといった
同郷の先輩バンド群と共演しながら腕を磨き、'85年に制作した8曲入りデモテープ『THE EXORCISM』が認められ、
地元のインディ・レーベルDIABOLIC FORCEと契約。同レーベルの社長ブライアン・タイラーをプロデューサに迎えて制作し、
翌'86年にリリースされた1stアルバム。(アメリカはMETAL BLADEが、ヨーロッパはROADRUNNERが配給を担当)
劣悪なサウンド・プロダクションに、刻み目の粗いヤスリ状のささくれ立ったGリフ、しっかりリズム・チェンジを
組み込んでダイナミズムを演出しつつも、基本
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SACRIFICE (CANADA)-Torment in Fire-Beyond Death ★★ (2008-05-06 20:13:05)
本編を激烈に締め括るラスト・ナンバーで、
初期SACRIFICEには珍しく、5分を越えるエピック・ソング。
メロディの「メ」の字も見当たらない仕上がりなれど、
中間部で炸裂する、ジョー・リコのタイト且つダイナミックな
ドラミングが、しっかりと劇的さを演出している。
SACRIFICE (CANADA)-Torment in Fire-Infernal Visions ★★ (2008-05-06 20:08:25)
メンバーが影響を告白するとおり、
SALYERの名曲“RAINING BLOOD"を彷彿とさせる
クールで殺傷力抜群のGリフをフィーチュアした、
ダーティでスピーディな高速スラッシュ・ナンバー。
SACRIFICE(日本) ★★ (2008-01-30 22:03:00)
'87年に、EXPLOSION RECORDSから1stアルバム『CREST OF BLACK』を発表してデビュー。
HOWLING BULL RECORDS移籍後、'90年に2nd『TOTAL STEEL』、
'92年に3rd『TEARS』をリリースしている、東京出身の4人組スラッシュ・メタル・バンド。
未CD化の1stは、SABBRABELLSの1st『SABBRABELLS』や、DOOMの1st『NO MORE PAIN・・・』、
AIONの『DEATHRASH BOUND』なんかと共に、「一度でいいから聴いてみたい作品」
としてマイリスト入りを果たしております。
SACRIFICE(日本) ★★ (2008-02-09 00:42:00)
HOWLING BULL RECORDS所属のバンドだと、
個人的にはSHELL SHOCKが大好きでした。(特に1stと2ndが)
ただ、このSACRIFICEにしろ、その他のバンドにしろ、
殆どは後追いで聴いているので、UNITED以外はライブを見た事が
ないのが残念で仕方ないんですよね。
SACRIFICE(日本) ★★ (2010-06-18 22:43:00)
こりゃ嬉しい!
この調子でDOOMの1stや、HEAVY METAL FORCEシリーズの再発も
是非実現して欲しいところです。
SACRIFICE(日本)-CREST OF BLACK ★★ (2010-07-11 23:00:00)
一度でいいから聴いてみたいと願っていたSACRIFICEの幻の1st『CREST OF BLACK』('87年)がまさかの再発。
失恋船長さんに教えて頂いて発売スケジュールを確認した時は、思わず我が目を疑ってしまいましたよ。
「和製VENOM」の異名を取った彼らだけに、デビュー作たる本作では、てっきり後の作品以上に初期衝動に
忠実なスラッシュ・メタルを演っているものとばかり思っていたのだが、あにはからんや。ここで聴く事が
出来るのは、埃っぽく破天荒、それでいて日本のバンドらしい整合性も兼ね備えたハードコアなヘヴィ・メタル。
子守唄に導かれて幕開ける本編の半数を占めるのは、イーヴルな雰囲気漂わすミドル・チューンの数々で、
疾走曲にしても、その走り方は雪崩を打って畳み掛けるスラッシュ・メタルのそれではなく、飽くまで正統派HMに
由来する走りっぷり。杉
…続き
SACRIFICE(日本)-TEARS ★★ (2008-01-30 21:37:00)
旧川崎クラブチッタの動員新記録を作った事で知られる、SODOMの初来日公演のオープニング・アクトを務め、
洋楽志向のメタル・ファンの間でも、知名度を高める事に成功したSACRIFICEが、その勢いに乗って'92年に発表した3rdアルバム。
MORTORHEADやTANKを彷彿とさせる、荒々しく埃っぽい疾走感と、ズッシリ手応えの感じられるヘヴィネス、
そして正統派へヴィ・メタリックで劇的なインスト・パートを組み合わせた、バイオレントなスラッシュ・メタル・・・という
基本路線に変わりはないものの、サウンド・プロダクションが大幅に向上した事により、楽曲の迫力が倍増。速い曲はより速く、
へヴィな曲はよりへヴィにと、全体の構成にも前作『TOTAL STEEL』以上のメリハリが生まれ、聴いていてもダレるという事が全くない。
特に、重心低く刻まれる力強いリフ・ワーク
…続き
SACRIFICE(日本)-TEARS-BREAKING THE SILENCE OF THE NIGHT ★★ (2008-01-31 19:38:26)
爆走するリズムの上を、メロディアスで劇的なGソロが
舞う様が、なんとなく4人編成時代のVENOMを思い起こさせる
高速スラッシュ・チューン。個人的には2ndアルバムで一番好きな曲だ。
SACRIFICE(日本)-TEARS-NEVER LAND NEVER AGAIN ★★ (2008-01-31 19:36:26)
重苦しいイントロを経て、へヴィなリフが走り出す
2ndアルバムのOPナンバー。
ダークな雰囲気は如何にも90年代的だが、
正統派パワー・メタリックなリフのカッコ良さと、
劇的なインスト・パートの存在が、凡百のへヴィネス系バンドとの
格の違いを見せ付ける。
SACRIFICE(日本)-TOTAL STEEL ★★ (2008-01-30 21:33:00)
SACRIFICEの名を持つメタル・バンドはやたら多いが、こちらは、日本は東京出身の4人組スラッシュ・メタル・バンドが、
'90年にHOWLING BULL RECORDSからリリースした2ndアルバム。
メンバーが着ているバンドTシャツのロゴや、THANKS LISTにA.C.WILDの名前が挙げられている事、
そしてバイクのエンジン音から本編の幕が開く構成が物語る通り、本作で聴く事ができるのは、
MORTORHEADやTANK、BULLDOZERといったバンドから影響を受けつつ、そこにドッシリとした重量感を加えた感じの、
埃っぽくもバイオレントなスラッシュ・メタル・サウンド。
メロディを一切無視して、吠えまくる濁声Voは好き嫌いが分かれるところなれど、VENOMやSABBAT辺りがイケル口の人なら
全然問題ないレベルだし、何より、日本人らしい
…続き
SACRIFICE(日本)-TOTAL STEEL-CLUMSY LIFE ★★ (2008-01-31 19:30:14)
エンジン音と共に爆走を開始する高速スラッシュ・チューン。
埃っぽい疾走感と、メロディックで劇的なインスト・パートの
組み合わせには、NWOBHMからの影響も伺えます。
SACRIFICE(日本)-TOTAL STEEL-TOTAL STEEL ★★ (2008-01-31 19:33:05)
パワフルで勇壮な、1stアルバムのタイトル・トラック。
重々しく刻まれるリフ・ワークと、ライブでの盛り上がりが
容易に想像できるコーラス・パートのカッコ良さが際立っています。
SACRILEGE(UK) (2020-03-20 09:49:02)
WARWOUNDやVARUKERS等、英国のハードコア/パンク畑で活動していたメンバーらにより結成。「かつてリー・ドリアンにTROUBLEを推薦した」なんて目利きぶりが伝わるエピソードも残す女性シンガー、リンダ“タム”トンプソンを擁して、ハードコア/パンク発、スラッシュ・メタル経由、ドゥーム・メタル着という歴史を突っ走った英国はミッドランド出身の4人組。
80年代に個性的な3枚のアルバムを残して活動を休止。結成から30周年、アルバム・デビューから25周年を記念して2014年に復活を遂げている。
SACRILEGE(UK)-Within the Prophecy ★★★ (2020-03-20 09:53:25)
似たような名前のバンドがチラホラいますが、こちらは英国ブリストル出身の4人組。UKシーンにおけるクラスト/パンクからスラッシュ・メタル方面へのクロスオーバー現象を語る上で欠かすことの出来ない重要バンドであり、NAPALM DEATH、BOLT THROWER、CEREBRAL FIXといったバンドに影響を与えたことでも知られるSACRILEGEが、'87年に発表した2ndアルバム。
MUSIC FOR NATIONS傘下のスラッシュ・メタル専門レーベルUNDER ONE FLAGと契約を交わしたことが関係あるのかどうか、ともかくDISCHARGE辺りからの影響を伺わせるリフ&リズムのササクレ感はそのままに、よりメロディックに歌うようになった金髪女性シンガー、リンダ“タム”トンプソンのVoといい、一層の拡充が図られたインスト・セクションといい、10分越えの大作ナンバーも収録する等ブリ
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SACRILEGE(UK)-Within the Prophecy-Search Eternal ★★★ (2020-03-23 22:37:50)
ハードコア的やさぐれ感と、スラッシーなアグレッション、
英国正統派HMか、はたまたエピック・ドゥームかという
漆黒のドラマ性を宿した10分以上に及ぶ曲展開等、
このバンドの個性を全部乗せしたような大作ナンバー。
SACROSANCT ★★ (2009-12-31 00:48:00)
テクニカル・デス・メタルの最重要バンド、PESTILENCEの結成メンバーの1人だった
ランディ・メインハード(G)がオランダにて結成したテクニカル・スラッシュ・メタル・バンド。
(国内盤のライナーに「西ドイツ出身」と書かれていた為、長らくドイツのバンドだと思い込んでました)
デモ『THE DIE IS CAST』を制作の後、NO REMORSE RECORDSと契約を交わし、
'90年に1st『TRUTH IS - WHAT IS』を発表。(これは国内盤も出た)
アルバムを全くサポートしてくれないレーベルの姿勢に不満を感じたバンドはそこを離れ、
新たに1 MF RECORDSと契約。'91年に2nd『RECESSES FOR THE DEPRAVED』を、
'93年には3rd『TRAGIC INTENSE』を発表。ただ、結局レコード会社からのサ
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SACROSANCT-Tragic Intense ★★ (2009-12-31 11:04:00)
前任Voがレコーディング直前に首を切られ、よりメロディアスに歌えるタイプのVoを加入させて'93年に発表した3rdアルバム。
バンドの中核を成すドイツ人ギタリストが、元々はPESTILENCEの結成メンバーの1人だったこともあり、
プログレッシブ・ロック方面への傾倒はデビュー作の時点で既に強く感じられたが、本作ではそれがとうとう
全面に押し出され、初期の頃のスラッシュ・メタル色は消失。全編が重苦しく陰鬱な空気に包まれている。
時節柄、PANTERA辺りからの影響の跡も伺えるサウンドにキャッチーな部分はほぼ皆無。どう聴いても取っ付き易い
タイプの音楽ではなく、正直言って地味だ。個人的には正統派HMに通じる明快さを備えていたデビュー作の
作風の方が遥かに好みなのだが(2ndアルバムは未聴)、その一方で、本編の随所でハッと耳を捉える欧州風味の
ダークネ
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SACROSANCT-Truth Is - What Is ★★ (2009-12-31 00:54:00)
ドイツ出身かと思いきや、実はオランダ出身だったと最近知らされた5人組のスラッシュ・メタル・バンドが、
当時、BLIND GUARADIANやHEVENS GATEといったバンドを抱えていた新興のインディペンデント・レーベルNO REMORSEから
'90年に発表したデビュー作。(SACROSANCTの作品で国内盤がリリースされたのはコレだけだったんじゃないかな)
90年代初頭というスラッシュ・メタルが一気に拡散を始めた時期の作品ゆえ、ストレートな疾走感よりも
シャウトと歌い上げを使い分けるVoや、リフ/リズム・チェンジを多用した複雑な曲展開といったテクニカル・スラッシュ的な
側面が強調された内容に仕上がっており、SF調のアルバム・ジャケットに釣られて購入したものの、切れに欠けるDsと、
カタルシスに乏しい地味めな作風に「頭でっかちなスラッシュ演っとるな
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SACROSANCT-Truth Is - What Is-Dimension Of Violence ★ (2010-04-24 09:58:00)
上擦り気味のVoと線の細いDsがやや不安定ながら
(このバンドにしては)ストレートに疾走する楽曲は
単純にカッコイイ。
SACROSANCT-Truth Is - What Is-Truth Is What Is ★★ (2010-04-24 10:12:47)
スラッシュ・メタルならではの疾走感と、
このバンドらしい捻くれた曲展開、
それに凝ったアレンジが堪能できる
アルバムのハイライトを飾る7分以上に及ぶ大作曲。
縦横無尽に動き回るツインGも○。
SADIST-Above the Light ★★ (2006-03-22 20:01:00)
メロデスが話題になり始めていた90年代半ば、
CARCASSの「HEARTWORK」に今ひとつピンと来なかった私に、
メロデスの魅力を叩き込んでくれた1枚。
「クラシカルとはこういう事だ!」とばかりに炸裂する
ドラマチックなキーボード・ワークと、北欧のメロデスとは一味違う、
OH!イタリア~ンな「濃いめの叙情性」がたまりません!
大仰でありながらも、疾走感を減じていない辺りも素晴しい。
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