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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 5051-5100
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SANTERS-Shot Down in Flames
SANTERS-Top Secrecy
SANTERS-Top Secrecy-Tearing Us Apart
SANTERS-Top Secrecy-Top Secrecy
SANVOISEN-Exotic Ways
SANVOISEN-Exotic Ways-Time Is Not
SANVOISEN-Exotic Ways-Under Permission
SARACEN-Heroes, Saints & Fools
SARACEN-Heroes, Saints & Fools-Ready to Fly
SARACEN-Marilyn
SARACEN-Marilyn-Marilyn
SARACEN-Red Sky
SARACEN-Red Sky-Heroes, Saints & Fools
SARACEN-Red Sky-Horsemen of the Apocalypse
SARAYA-Saraya
SARAYA-Saraya-Gypsy Child
SARAYA-Saraya-Healing Touch
SARAYA-When the Blackbird Sings...
SARAYA-When the Blackbird Sings...-Into the Shade of the Sun
SARGANT FURY-Still Want More
SARGANT FURY-Still Want More-Don't You Know
SARGANT FURY-Still Want More-Loosing Control
SATAN JOKERS-Les Fils du Métal
SATAN JOKERS-Les Fils du Métal-Tokyo Geïsha
SATAN'S HOST-Metal From Hell
SATAN'S HOST-Metal From Hell-Black Stelé
SATAN'S HOST-Metal From Hell-Hell Fire
SATAN'S HOST-Metal From Hell-King of Terror
SATAN'S HOST-Metal From Hell-Metal From Hell
SATAN-Atom by Atom
SATAN-Atom by Atom-Farewell Evolution
SATAN-Atom by Atom-The Fall of Persephone
SATAN-Court in the Act
SATAN-Court in the Act-Break Free
SATAN-Court in the Act-Trial by Fire
SATAN-Cruel Magic
SATAN-Cruel Magic-The Doomsday Clock
SATAN-Earth Infernal
SATAN-Earth Infernal-Luciferic
SATAN-Life Sentence
SATAN-Life Sentence-Life Sentence
SATAN-Life Sentence-Siege Mentality
SATAN-Life Sentence-Testimony
SATAN-Life Sentence-Time to Die
SATANICA-WE ARE SATANS PREACHER
SATANICA-WE ARE SATANS PREACHER-EVIL METAL
SATANICA-WE ARE SATANS PREACHER-KILL OR LOSE
SATIN-It's About Time
SATIN-It's About Time-I'll Never Let You Down
SATIN-Satin

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SANTERS-Shot Down in Flames ★★ (2008-01-15 21:58:00)

トロントにて'79年に結成された、リック(G、Vo)とマーク(Ds)のサンターズ兄弟と、リック・ラザロフ(B)の
トリオからなる、カナディアン・ハード・ロック・バンドSANTERSが、'81年に発表した1stアルバム。
同郷の先輩バンド(同じくトリオ編成の)TRIUMPHにも通じる、哀愁とフック満載のメロディアスなロック・サウンドで
人気を博したバンドだったが、僅か1週間で突貫レコーディングされたというこのデビュー作の時点では、彼らの
代表曲の1つ④を聴けば分かる通り、未だシンプルでオーソドックスなノリのハードロック色が支配的。ぶっちゃけ荒削り?
楽曲の「練り」や「哀愁」と言う点では物足りなさが残るが、とは言え、既にキャッチーなメロディは
そここで聴く事ができるし、②のソロや、⑦のエンディング・パートにおける盛り上げっぷり等、リック・サンターズの
…続き

SANTERS-Top Secrecy ★★ (2008-01-18 22:31:00)

'86年に制作されながらも、日の目を見ることなくお蔵入りしてしまった、SANTERS幻の4thアルバム。
しかし、その理由が「出来の悪さ」故でない事は一聴瞭然で、今ひとつ求心力に乏しい①こそ掴みとしては弱いものの、
②以降は、如何にもSANTERSらしい、フック満載のメロディアス・ロック・チューンが数多く並ぶので安心されたし。
80年代的なモダンさが強調されたサウンド・プロダクションといい、ブルージーな泣きや劇的さを控えめに、あっさりスッキリ
お洒落にまとめられた楽曲といい、Keyを前面に押し出したアレンジといい、かなり産業ロック的なポップ化が進行した作風ながらも、
相変わらずキャッチーで、哀愁を帯びたメロディの魅力には全く鈍りがないため、それも大きな弱点にはなっていない。
特に、本編のハイライトと言うべき、シャープな哀メロ・チューン②、ポップ且つ爽や
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SANTERS-Top Secrecy-Tearing Us Apart ★★★ (2008-01-18 23:07:30)

産業ロック度をグッと高めた4thアルバムの中でも、
その成果が強く表れた都会的なバラード。
ブルージーな泣きよりも、洗練された哀メロが印象に残る。

SANTERS-Top Secrecy-Top Secrecy ★★★ (2008-01-18 23:02:55)

4thアルバムのタイトル・トラックにして、
アルバムのハイライト・ナンバー。
シャープに駆け抜ける哀メロ・チューンで、
1曲目を飛ばして、2曲目のこの曲から聴き始めると
アルバムの印象がグッと向上する。

SANVOISEN-Exotic Ways ★★ (2011-01-29 00:22:49)

90年代前半、独産メロパワ・メタル人気に目を付けた日本のレコード会社が、その手のバンドのカタログを大量にリリースしまくってた時期がありました。隠れた名盤からカスみたいな駄盤まで玉石混合だった、それら無名バンドの作品群の中にあって、良作の一つとして比較的印象に残っているのが、ツインGを擁するシュツットガルト出身の5人組が、NOISE RECORDSから'94年に発表したこのデビュー・アルバム。
プロデュースはジャーマン・メタル・ファンにはお馴染みのトミー・ニュートンで、重厚な音作りにザクザクと刻まれるGリフは確かにパワー・メタル風なれど、スピードよりも、卓越した歌唱力を誇るVoや楽器陣の達者な演奏を活かして、細かく作り込まれたアレンジとミドル・テンポの楽曲主体で本編をじっくりと盛り上げていく作風は、メロパワというよりもQUEENSRYCHEの流れを汲むプログレ・メタルといった趣き。(
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SANVOISEN-Exotic Ways-Time Is Not ★★★ (2015-01-31 10:52:03)

RAINBOWの名曲“RAINBOW EYES”を思い出すバラード。
哀愁に満ちたメロディの素晴らしさも胸を打ちますが
何よりヴァゲリス・マラニスの歌唱が白眉。
濃厚な泣きを発散するハイトーンVoにゃ涙目にならざるを得ませんて。

SANVOISEN-Exotic Ways-Under Permission ★★ (2015-01-31 11:01:35)

摩訶不思議な動きのするエキゾチックなメロディを
余裕を持って朗々歌い上げるシンガーの歌唱に
耳を奪われてしまう疾走系ナンバー。
ヴァゲリス・マラニスは、近年はスタジオでの裏方仕事が
メインのようですが、もう歌は唄ってないんでしょうかね。

SARACEN-Heroes, Saints & Fools ★★ (2010-09-12 00:54:00)

幼馴染のロブ・ベンデロウ(Key)とリチャード・ロウ(G)、フォーク畑出身のビル・イェーツ(B)らによって、
70年代半ばに結成されたLAMMERGIERを母体に誕生した、英国はマトロック出身の5人組が、SARACENと改名後の
'81年に発表し、当時『シンフォニック・ヒーローズ』なる邦題で国内盤もリリースされた1stアルバム。
どこか神々しく響くハイトーンが『運命の翼』を発表した頃のロブ・ハルフォードを思わせるVo、スペーシーな
音色で楽曲にスケール感と奥行きを演出するKey、そして豊かな情感とドラマ性を湛えたメロディアスなGを
三本柱として、NWOBHM由来のハードネスを効かせつつ、壮大且つ劇的に構築されたサウンドは
これがデビュー作の新人バンドの手によるものとは思えぬ、圧巻の奥深さ&クオリティの高さを誇る。
特に、トリプルVoをフィーチュア
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SARACEN-Heroes, Saints & Fools-Ready to Fly ★★★ (2010-09-12 17:52:38)

1stアルバムのラスト・ナンバー。
プログレ・テイストも色濃く薫る同作において、この曲は
シャウト一発でスタートする景気の良いOPからして
ストレートにNWOBHMからの影響が打ち出されている。
荒々しい曲調が印象的ながらも、メロディの煽情度に
鈍りは全く見られず、取り分け、クライマックスで炸裂する
ロブ・ベンデンロウの壮絶なGソロは言葉を失うほどに
エモーショナルでドラマティック。
熱いシャウトと入魂のGソロが煽り合う
エンディング・パートなんて、涙なしには聴けませんぜ。

SARACEN-Marilyn ★★ (2012-01-02 23:18:45)

ハリウッド女優の代名詞ことマリリン・モンローの波乱に満ちた生涯と、その死を巡るミステリーを取り上げたコンセプト作でもあるSARACENの新作アルバム。
自分が購入したお店では《US産メロハーの良作》との宣伝文句が付けられていて、それを読んだ時は「プププー、SARACENはメロハー・バンドじゃねぇだろ」と失笑を漏らしてしまいましたが、実際に聴いてみたら、これが本当にメロハー風の内容に仕上がっていて驚いた。暫く聴かぬ間に一体彼らに何が・・・。
まぁでも、マリリン・モンローを主人公に据えたストーリーを、ダーク且つプログレッシブに物語るも相当無理があるんで、このスタイルで正解なのかな?
程好く取り入れられた、サックスの落ち着いた音色がモダンな雰囲気を演出する本編に併せてロブ・ベンデロウのGプレイも大人しめで、ドラマ性控えめの楽曲と共に全体的にコンパクトにまとめられた作風ではある
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SARACEN-Marilyn-Marilyn ★★★ (2012-01-02 23:24:46)

アルバムのOPを飾るインスト曲のテーマ・メロディが
再び用いられている、コンセプト・アルバムの幕引き役に
相応しいドラマティックな表題曲。
全体的にコンパクトにまとめられている本編中にあって
この曲におけるロブ・ベンデロウの猛烈な泣きを発散する
Gプレイはデビュー作での名演を思い起こさせてくれます。
ロビン・ベックのエモーショナル極まりない歌声も圧巻。
 
ちなみにこの後にシークレット・トラックも収録。

SARACEN-Red Sky ★★ (2010-09-20 18:05:00)

80年代に数枚の作品を残して解散した英国のSARACENが復活を遂げ、'03年にリリースした3rdアルバム。
収録楽曲の半数近くが、過去の名曲や、LAMMERGIER時代のマテリアルのリメイクで占められた構成は、
正式な3rdアルバムと呼ぶにはちょいと変則的だが、美麗なハーモニー、ベテラン・バンドらしい重厚感、
それに壮大なスケール感がそれぞれ増量されて蘇った往年の名曲群は、これはこれで十分カッコイイ。
(若々しい躍動感は薄まってしまったが)
相変わらずロブ・ハルフォード風味が漂うVoと、スペーシーなKeyによるイントロが付け加えられ、
一層コスミック且つドラマティックに蘇った①なんか元バージョン以上に魅力的なぐらいのものだし、
力強く展開していくヘヴィ・ナンバー②、2本のサックスと泣きのGが哀愁の競演を果たしたインスト曲⑨、
女性Voとの
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SARACEN-Red Sky-Heroes, Saints & Fools ★★★ (2010-09-12 17:46:33)

叙情的な前半を経て、曲調がテンポアップする後半は
プログレ調の浮遊感溢れるKey、3人(2人?)のリードVo、
そして猛烈に泣きまくる辛抱堪らんGとが、濃密に絡み合いつつ
クライマックスへ向けて盛り上がっていく、
1stアルバムのタイトル・トラックにして、
アルバムのハイライトを飾るSARACEN屈指の超名曲。
これまた復活作でリメイクされとります。

SARACEN-Red Sky-Horsemen of the Apocalypse ★★★ (2010-09-12 17:38:28)

黙示録の四騎士を歌詞の題材に取り上げ、
IRON MAIDENやディオ期のBLACK SABBATHを彷彿とさせる曲調に、
このバンドの個性たるロブ・ハルフォード風Vo、
楽曲をコスミックに味付けるKey、
そして猛烈な泣きを発散しつつメロディックに歌うGを
フィーチュアしたSARACEN印の名曲。
後に復活作でリメイク。

SARAYA-Saraya ★★★ (2020-01-07 00:50:26)

VIXENの成功が契機だったのか、80年代後半から女性ミュージシャンをフィーチュアしたバンド――ゴリゴリのHM路線ではなく洗練されたメロハー系――がポツポツと日本デビューを飾るようになり、個人的にその中でも印象残っているバンドの一つが、サンディ・サルヴァドールをフロント・パーソンに戴き、彼女のセカンド・ネームからバンド名を取ってSARAYA(サライヤ)を名乗ったニュージャージー出身の5人組。
2枚のアルバムを残して解散してしまったこの短命なバンド、本作は彼女らが'89年に発表した1stアルバムで、プロデュースはKANSASやゲイリー・ムーア等との仕事で知られるジェフ・グリックスマンが担当。開幕役を担う①がブルージーな味わいの、どちらかと言えば地味めな楽曲ゆえ「またぞろブルーズ・ブームにいっちょ噛みするべく現れた連中か」と警戒してしまいましたが、続く②は初期BON JOVIを思わせる
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SARAYA-Saraya-Gypsy Child ★★★ (2020-01-08 00:23:03)

洗練されたアダルトな雰囲気も漂うロック・チューン。
ハードポップ・ナンバーのみならず、勢いだけでは誤魔化せない
この手のムーディな楽曲を書き上げ、かつ説得力十分にパフォームする
バンドの実力の程が伺える名曲。終盤のサライヤ嬢の熱唱に◎を進呈したい。

SARAYA-Saraya-Healing Touch ★★★ (2020-01-08 00:17:51)

適度にKeyの効いた初期BON JOVI風味のメロディアスHRナンバー。
サライヤ嬢のほんのりハスキーな歌声が、楽曲が纏った哀愁味を
より一層引き立たせてくれています。

SARAYA-When the Blackbird Sings... ★★ (2022-12-08 00:53:25)

TESLAのギタリスト、ブライアン・ホイートの嫁さんでもあるという(国内盤CDの解説書情報)サンディ・サライヤ率いるSARAYAが、新メンバーとして日本ではイングヴェイとの仕事で知られるバリー・ダナウェイ(B)を加入させる等して態勢を整えた上でレコーディングを行い、'91年にPOLYGRAM RECORDSから発表した2ndアルバム。先頃、長らく入手困難な状態が続いていた1st『SARAYA』(’89年)の国内盤がようやく再発されたので、当然一緒にラインナップされるものかと思いきや、本作の方はスルーされてしまっていて「なにゆえ?」と首を捻った次第。
いやまぁ前作に比べると、Keyのフィーチュア度を下げた代わりにギターの存在を前面に押し出しヘヴィさを強調、更にブルーズ色の増強も図るという、90年代にリリースされたロック・バンドの2ndアルバムとしては(良くも悪くも)非常にありがちなス
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SARAYA-When the Blackbird Sings...-Into the Shade of the Sun ★★★ (2022-12-08 23:35:18)

じっくりと盛り上がっていく憂いを帯びた曲調に、
ハスキーボイスを振り絞るように歌うサライヤ嬢のVoがマッチした
アルバムのハイライト・ナンバー。

SARGANT FURY-Still Want More ★★★ (2023-05-06 02:16:54)

イギリス人のシンガー、ドイツ人のギタリストとドラマー、それにオランダ人のサイド・ギタリストとベーシストという多国籍な顔触れにより結成され、90年代に3枚のアルバムを残したドイツはハノーファー出身の5人組SARGANT FURY。本作は彼らが共同プロデューサーにトミー・ニュートンを起用してレコーディングを行い、'91年にメジャーのWEA RECORDSから発表した1stアルバム。
一昔前は中古CD屋のワゴンセール・コーナーの常連として、一山いくらで投げ売りされているのをよく見かけた作品でしたが(流石にリリースから30年以上が経過して最近はあまり見かけなくなったかな)、裏を返せば、それだけよく売れた=高く評価されたことの証でもあるわけで、実際本作の内容は中古盤価格に反比例する高いレベルをキープしています。
後に英国のプログ・メタル・バンドTHRESHOLDにも参加することとなる、
…続き

SARGANT FURY-Still Want More-Don't You Know ★★★ (2023-05-09 23:45:09)

哀愁たっぷりにアルバムの幕を引く名バラード。
アグレッシブな疾走ナンバー“LOOSING CONTROL”から
この曲へと
繋げていく流れもドラマティックで良し。

SARGANT FURY-Still Want More-Loosing Control ★★★ (2023-05-09 23:41:34)

ジャケットだけ見るとメロハー・バンドっぽいですが、
この曲はヘヴィ・メタリックな疾走ナンバー。
なかなかのカミソリっぷりを発揮するGが
楽曲をタイトに引き締めてくれています。

SATAN JOKERS-Les Fils du Métal ★★ (2016-03-24 22:30:20)

SATAN SLAVESとGIPSY JOKERSなる地元暴走族2組からバンド名のアイデアを頂戴し、SATAN JOKERSを名乗ったフランス出身の4人組が、’83年にPHONOGRAM RECORDSから発表したデビュー作。
最初、メンバーが豪快に立小便してんのかと目を疑ったジャケット・デザインはしょうもなさ過ぎますが(つか、この時期のフレンチ・メタル・バンドのアートワークはどれも微妙な気が…)、そんな本作がフランス国内において瞬く間に1万枚以上を売り上げる大ヒット作となり得たのは、何もメンバーがイケメン揃いだったからだけではなく(それもかなり大きかったらしいけど)、アルバム自体が確かな品質を備えていたからこそ。
一応は正統派HMの範疇に入る音を出しつつも、タイトな演奏力を誇る楽器陣(特にリズム隊)と、ツインVoによる華やかなハーモニー、そして人を食ったようなアレンジ・セン
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SATAN JOKERS-Les Fils du Métal-Tokyo Geïsha ★★★ (2016-03-24 22:39:24)

タイトル聞いただけで真面目に聴く気になれない方も
いらっしゃるかもしれませんが、いやこれがなかなかの名曲。
リズムの跳ね具合から、Gが奏でるメロディ、
何より「トーキョー・ゲイシャー!」「ゲイシャー!」「ゲイシャー!」
と連呼するVoの血の涙を流すかの如きシャウトっぷりに、
そんなに芸者さんと遊びたかったのか…と心揺さぶられる(?)
エモーショナルな名曲。

SATAN'S HOST-Metal From Hell ★★★ (2015-02-25 23:05:40)

コロラド州ボウルダー出身のサタニック・メタル・バンド、'86年発表のデビュー作。
初聴時は、オーディエンス録音の海賊盤と聴き紛う低劣な音質と、全メンバーが「他パートのことなんざ知らねぇよ」とばかりに、好き勝手荒れ狂うOPナンバーのアバンギャルドっぷりに「何じゃこりゃ?」とドン引きしてしまいましたよ。
しかしこうして改めて対峙すると、それ以上に耳奪われるのは、禍々しさと荘厳なドラマ性を併せ持ち、最もエピカルだった2nd~3rd期のMANOWARに、イタリアン・オカルト/ホラー映画のサントラを強引にトッピングしてしまったかの如き楽曲の劇的さ。特に、高圧的歌唱で大仰な雰囲気を盛り上げるハリー・コンクリン(Vo)が良い仕事しまくりで、流石JAG PANZERにTITAN FORCEにこのバンドと、カルト・メタル街道一筋に歩んで来られた御仁だけのことはあると。
そもそも、エリック
…続き

SATAN'S HOST-Metal From Hell-Black Stelé ★★★ (2015-02-26 23:14:00)

ひたすら青筋立てて歌いまくるVo、
テレコで録ったような劣悪な音質のせいで
何弾いてんだか判然としないG、
モタってんだか走ってんだかさっぱりなマイペースDsとが
アンサンブルを彼方に置き去りにして好き勝手暴れ回り、
そこにオカルト/ホラー映画風の大仰なコーラスが
ぶち込まれているという、コクに満ちた(というかコクしかない)名曲。
チープっちゃチープですが、聴き終えた後、
「なんか凄いもん聴いたなぁ」という気分にさせられます。

SATAN'S HOST-Metal From Hell-Hell Fire ★★★ (2015-02-26 23:29:41)

「色物バンドと思って舐めんなよ?」
というバンドの主張が込められた
アルバムのクライマックスを飾るエピック・ソング。
緩急を取り入れたドラマティックな曲展開や
派手に動き回るBはIRON MAIDENからの影響大。
そしてここでもシンガーの全力投球な熱唱が耳を惹きますね。

SATAN'S HOST-Metal From Hell-King of Terror ★★★ (2015-02-26 23:21:12)

哄笑したかと思えば、朗々歌い上げたりと
ハリー・コンクリン・・・もといLEVIATHAN THISIREN(笑)の
ハイテンションなパフォーマンスが圧巻。
相変わらず、アンサンブルをガン無視で好き勝手やりまくりな
バックの演奏にもまったく力負けていませんよ。
野蛮且つ大仰な曲展開に時折挿入される“オ~オ~オ~”
という勇壮なコーラスは『INTO GLORY RIDE』や
『HAIL TO ENGLAND』の頃のMANOWARを彷彿とさせたりも。

SATAN'S HOST-Metal From Hell-Metal From Hell ★★★ (2015-02-26 23:25:25)

クセの強い楽曲が並ぶ本編にあって
このストレートな疾走ナンバーのキャッチーな
カッコ良さは逆に目立っています。
メタル!メタル!フロム・ヘル!

SATAN-Atom by Atom ★★★ (2015-11-22 09:39:52)

復活作『LIFE SENTENCE』の好評を駆って世界中をツアーして回り、ファンの反応をつぶさに体感出来たことが刺激となったのか、こうして届けられた新作もまた、アートワークから楽曲に至るまで、「よ!たっぷり!」と大向こうから声が掛かる勢いでSATAN流HMサウンド大盤振る舞い。シャウトの一閃と共に、キレキレのGリフが乱舞する名曲①で幕が開くOPにアガらないメタル者がいるでしょうか?!と。
この曲に限らず、スティーヴ・ラムゼイ&ラス・ティッピンズの抜群のチームワークによるツイン・リードGは、相変わらずフル回転で本編のハイライトを創出。手数多めで木目細かいGリフを鋭角的に刻み、湿ったメロディを懇々と湧き出させる、緩急/変幻/自由自在のコンビネーションはいくら褒めても褒めたりない素晴らしさですよ。
そして勿論、英国人シンガーらしく(白でも黒でもない)灰色の歌メロを拾っていくブライア
…続き

SATAN-Atom by Atom-Farewell Evolution ★★★ (2015-11-23 09:46:17)

ブライアン・ロスのシャウト一発に続いて
全楽器がユニゾン気味に切り込んでくる
イントロのカッコ良さだけで、楽曲の出来栄え、
そしてアルバムのカラーを決定付けてくれる、
まさに名刺代わりのOPナンバー。

SATAN-Atom by Atom-The Fall of Persephone ★★★ (2015-11-23 09:39:23)

ケヴィン・ヘイボーンとの共作曲ということで、
ミステリアスなメロディに被さる胡散臭げなコーラスが
オカルティックで荘厳な雰囲気を醸し出す、本編のラスボス曲。
ANGELとSATANが合体してもSATANらしさを失っていないという
何だかとってもデビルマン魂を感じる名曲です。
なんだそりゃ

SATAN-Court in the Act ★★★ (2019-08-20 00:04:30)

NWOBHMを語る上で欠かすことの出来ない名作の一つと誉れ高い、SATANが'83年に発表した1stアルバム。一度は聴いてみたいと思っていたもののCD化されたのは結構遅く、BLIND GUARDIANが“TRYAL BY FIRE”をカヴァーしたりして再評価の機運が高まった90年代に入ってから漸く実現。当初の感想は「音、悪っ」と(苦笑)。数年前に紙ジャケ/SHM-CD仕様で再発された際にも買い直してみたのですが、元が由緒正しきNEAT RECORDS謹製だけに、リマスターによる恩恵はあんまり感じられなかったり…。
とはいえ、収録楽曲の数々はやはり極上。特にミステリアスなイントロ①を導入部に劇的に炸裂する②は名曲中の名曲で、後のスラッシュ・メタル誕生にも大きなインスピレーションを授けたとされる、「NWOBHM界隈の翼君と岬君」ことスティーヴ・ラムゼイ&ラス・ティッピンズのゴールデン・
…続き

SATAN-Court in the Act-Break Free ★★★ (2019-08-20 23:37:44)

“TRYAL BY FIRE”と並ぶアルバムのハイライト・ナンバー。
俊敏に舞うツインGの妙技に悶絶&ガッツポーズ。
ドカスカと突進するリズムや合唱を誘う掛け声コーラスを聴くと
彼らが後続のスラッシュ・メタル勢を触発したのも良く分かります。

SATAN-Court in the Act-Trial by Fire ★★★ (2019-08-20 23:26:11)

BLIND GUARDIANがカヴァーしたことでも知られるSTANの代表曲。
どこかエキゾチックな風情漂うダークな緊迫感を纏って刻まれる
Gリフがとにかくクール。GチームがブライアンのヘタウマVoに負けじと
全編に亘ってスリリングに歌いまくり、楽曲をドラマティックに盛り上げてくれています。

SATAN-Cruel Magic ★★★ (2018-10-17 06:56:16)

'18年発表のニュー・アルバム。これで復活後3作目を数え、その間には北米ツアー中に録音されたライブ盤のリリースや来日公演を挟む等、間違いなく80年代よりもアクティブな活動を行っている現在のSATAN。その充実っぷりは本作の内容の素晴らしさにもてきめんに反映されています。
イントロの焦らしに続き、緩急自在のリズムに乗ってシャープ且つファストなGリフ(まさしくスティーヴ・ラムゼイ印)がぐりぐり回転するOPナンバー①からして、早くもSATAN度数は特濃レベルをマーク。リフまたリフ、ユニゾンに次ぐユニゾンで、一瞬たりともテンションを緩めることなく本編内を駆け巡り、楽曲を牽引するスティーヴとその相方ラス・ティッピンズによる、阿吽の呼吸から繰り出されるコンビネーションの盤石ぶり、尽きることのないメロディとアイデアの豊かさは、スリリング且つドラマティックにアルバムのハイライトを飾る名曲③や、スピ
…続き

SATAN-Cruel Magic-The Doomsday Clock ★★★ (2018-10-18 23:21:25)

アコギのしじまを切り裂いて刻まれるシャープなGリフを皮切りに
攻撃的なリズムに乗って目まぐるしく且つドラマティックに
駆け巡るツインG、そして憂いに満ちたメロディを拾っていくVoと
あらゆる要素が「これぞSATAN!」と主張しながら突っ走る
アルバムのハイライト・ナンバー。
バンドがこの曲をリーダートラックに選んだのも納得です。

SATAN-Earth Infernal ★★★ (2022-06-13 23:40:29)

イギリス全土のロックダウン、新型コロナウィルスに感染したサウンド・エンジニアが危篤状態に陥ったり(後に無事回復)、メンバーの負傷やレコーディング・システムのクラッシュ等々、山盛りに重なった災難を乗り越えてSATANが'22年に発表した8thアルバム。
結果的に前作から4年のブランクが空いてしまったものの、不動のラインナップは健在。お馴染みエリラン・カールトンの手による死神ジャケットをフィーチュアし、ブライアン・ロスのニヒルなVoと、切れ味鋭く斬り込むスティーヴ・ラムゼイ&ラス・ティッピンズ鉄壁のツイン・リードを乗せて、グレアム・イングリッシュ、ショーン・テイラーのリズム隊が突っ込み気味に駆け巡るSATAN流HMサウンドには今回も微塵の変化も見受けられません。
「変化なし」というとネガティブなイメージを抱く場合もありますが、SATANに関しては完全なる誉め言葉。ミュージシャンた
…続き

SATAN-Earth Infernal-Luciferic ★★★ (2022-06-14 23:21:25)

スピード・ナンバーだって当然素晴らしいのですが、
煮え切らない憂いがモヤ~っと霧のようにまとわりつく
このメロディアスなミドル・チューンが醸し出す
SATANらしさにも大いにグッとくるものあり。

SATAN-Life Sentence ★★★ (2013-06-22 01:40:48)

SAXONを筆頭にANGEL WITCH、DEMON、MPIRE OF EVIL、TANK、THE RODS、TOKYO BLADE等など、NWOBHMのベテラン組が全盛期ばりの力作を次々に発表して気を吐く昨今ですが、SATANの復活作も「連中に追い付け追い越せ!」という気概が充満した、実に見事な出来栄え。
BIG 4にもインスピレーションを与えた、鋭角的に組み上げられた俊敏なGリフに乗って、くぐもった声質で煮え切らないメロディを歌い上げる「ザ・ブリティッシュ!」なブライアン・ロスの歌唱が疾走する①が始まった途端、「おぉ、SATANが帰ってきた」と実感させられる本編は、メンバーが語る通り、アートワークも含めて確信的にSATANをSATANたらしめる要素が盛り盛り。
特に白眉はスティーヴ・ラムゼイ&ラス・ティッピンズによるドラマティックなツイン・リードGで、SATAN~BLIN
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SATAN-Life Sentence-Life Sentence ★★★ (2013-06-25 07:31:55)

合唱を誘うシンプルな掛け声コーラスと
殆どオカズなしで駆け抜けるリズムの
疾走感とが、スピード・メタリックな
魅力を振りまくアルバム表題曲。

SATAN-Life Sentence-Siege Mentality ★★★ (2013-06-25 07:22:13)

手数の多く回転の速いGリフや、ブライアン・ロスの歌う
暗過ぎず、明るくもない歌メロなど
これまた往年のSATANを強く意識させられる逸品。

SATAN-Life Sentence-Testimony ★★★ (2013-06-25 07:33:48)

スピーディな楽曲自体、非常にカッコイイ
出来栄えなのですが、その中を自由自在に
泳ぎ回るスティーヴ・ラムゼイとラス・ティッピンズの
阿吽の呼吸から繰り出されるツイン・リードGを
聴いているだけで顔がニヤニヤしてしまいますよ。

SATAN-Life Sentence-Time to Die ★★★ (2013-06-25 07:11:41)

動→静→動とドラマティックな曲展開の中を
スティーヴ・ラムゼイとラス・ティッピンズによる
ツイン・リードGが目まぐるしく動き回るという
変わらぬSATAN節にテンション上がりまくりのOPナンバー。

SATANICA-WE ARE SATANS PREACHER ★★ (2011-08-21 01:16:58)

失恋船長さんのレビューを読んで興味を持ち購入した、栃木出身のサタニック・メタル・バンドの3rdアルバム。(邦題は『悪魔の司祭』)
パケ裏のメンバーの白塗り顔は恐ろしげですが、ジャケットを開いてみると、そこにはANVIL(リップス&ロブ・ライナー)との記念写真が嬉しそうに散りばめられており一気に親近感アップ(笑)
実際、ロブ・ライナーばりの手数の多さと豪快さで打ち鳴らされるDsを軸に展開されるサウンドの方も「スラッシュ/パワー/ブラック・メタル誕生前夜のハードコアな正統派HM」と表現したくなるタイプで、陽の当たらぬ地下室の饐えた匂いをプンプンと漂わせたその作風は、MERCYFUL FATEやANGEL WITCHといったNWOBHMのダークサイドに属していたバンド群を彷彿。
特に、パワー全開のDsのみならず、濁声とハイトーンを忙しなく使い分け大仰なメロディを歌い上げるVo
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SATANICA-WE ARE SATANS PREACHER-EVIL METAL ★★★ (2011-08-21 01:23:01)

禍々しく大仰でありながら、思わずコブシ振り上げながら
一緒に歌いたくなってしまう、ライブ映えしそうな
キャッチーさも兼ね備えたOPナンバー。
サ~タ~ニ~カ~

SATANICA-WE ARE SATANS PREACHER-KILL OR LOSE ★★★ (2011-08-21 21:21:48)

アルバム後半のハイライト・ナンバーでしょうか。
豪快なドラムに牽引され、ささくれたGリフと
メロディアスなツインGを効果的に用いた
ドラマティックな曲展開とが駆け抜けていく名曲。

SATIN-It's About Time ★★★ (2022-05-17 00:05:28)

本名トミー・ニルセン名義で、兄弟のロニー・ニルセンと組んだポップ・ロック・デュオPEGASUSとしても活動しているというノルウェー出身のシンガー/ソングライター、トム・サティン。本作は彼が自らの名を冠して立ち上げたソロ・プロジェクトSATINの2ndアルバムにあたる作品。
プロデュース、作詞作曲から、Vo含む全ての楽器パートも自らこなすマルチ・アーティストの面目躍如なレコーディング・スタイルがメロディ愛好家の間で評判を呼んだ1st『SATIN』(’14年)同様なら、暖かみを感じさせるVoによって歌われる、ポップかつ抒情味に溢れたメロハー・サウンドに関しても前作のスタイルを基本的には踏襲。無論何から何まで全く同じってことはなく、OPナンバー①のイントロで歯切れ良く刻まれるリフ&リズムが主張する通り、「ギターとドラムの存在を強調した(本人談)」音作りの下、本編はよりハードにロックしてい
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SATIN-It's About Time-I'll Never Let You Down ★★★ (2022-05-18 01:30:54)

トム・サティン本人も認める通り、スタジアムで大合唱が
巻き起こる様が目に浮かぶようなコーラス・ワークが
デズモンド・チャイルドを彷彿とさせるハードポップ・チューン。
モノマネ云々以前に、似たタッチを狙ってこれだけフックの効いた
楽曲を書けてしまう手腕に感心させられます。

SATIN-Satin ★★★ (2022-05-09 23:03:28)

ノルウェー出身のマルチ・アーティスト、トム・サティンが作詞/作曲/プロデュースのみならず、Voを含む全てのパートを自らこなす形でレコーディングを行い'14年に発表した、自身の名を冠する――文字通りの――ソロ・プロジェクトのデビュー作。
アルコ&ピースの平子祐希似のヒゲ面のあんちゃん(トム・サティンご本人)のご尊顔をデカデカと戴くアートワークは、こちらの購買意欲を刺激する仕上がりとは言い難いものがありますが、そこを乗り越えて再生ボタンを押しさえすれば、1曲目のイントロからフック効きまくりの美メロ/哀メロとキャッチーなハーモニーが溢れ出し、時に爽やかに、時に憂いを湛えて紡がれるハイクオリティなハードポップ・サウンドによって忘我の境地へと誘われること請け合い。何せ、ほぼ趣味に近い形で制作されたため当初は配信限定だったところ、評判が評判を呼び正式にCDでのリリースが実現、更には日本盤の発売
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