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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 5351-5400
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SLAYER-Seasons in the Abyss
SLAYER-Show No Mercy
SLAYER-World Painted Blood
SLEAZY WIZARD
SLEAZY WIZARD-STONE DEAD
SLEAZY WIZARD-STONE DEAD-ANOTHER PHASE OF TRUTH
SLEAZY WIZARD-STONE DEAD-NAMELESS RIOT
SLEAZY WIZARD-STONE DEAD-YOU MUST BE THE STAR
SLEAZY WIZARD-UNDER MY SPELL
SLEEZE BEEZ-Screwed Blued & Tattooed
SLEEZE BEEZ-Screwed Blued & Tattooed-Stranger Than Paradise
SNAKE CHARMER-SMOKE AND MIRRORS
SNAKES IN PARADISE-Snakes in Paradise
SNAKES IN PARADISE-Snakes in Paradise-Deep in Your Heart
SNAKES IN PARADISE-Snakes in Paradise-Love Got Wings
SNOWBLIND
SNOWBLIND-Snowblind
SNOWBLIND-Snowblind-Now is the Hour
SNOWBLIND-Snowblind-Possession
SNOWBLIND-Snowblind-Walk the Line
SODOM-Agent Orange
SODOM-Better Off Dead
SODOM-Decision Day
SODOM-Decision Day-Caligula
SODOM-Decision Day-Decision Day
SODOM-Decision Day-In Retribution
SODOM-Epitome of Torture
SODOM-Epitome of Torture-Into the Skies of War
SODOM-Epitome of Torture-Invocating the Demons
SODOM-Epitome of Torture-Katjuscha
SODOM-Epitome of Torture-My Final Bullet
SODOM-Genesis XIX
SODOM-Genesis XIX-Genesis XIX
SODOM-In War and Pieces
SODOM-In War and Pieces-God Bless You
SODOM-In War and Pieces-In War and Pieces
SODOM-In War and Pieces-Knarrenheinz
SODOM-M-16
SODOM-Sodom
SOLITUDE-Brave The Storm
SOLITUDE-Brave The Storm-YOU WERE ALL OF MY LIFE
SOLITUDE-Reach for the Sky
SOLITUDE-Virtual Image
SOLSTICE
SOLSTICE-Solstice
SOLSTICE-Solstice-Catalysmic Outburst
SORTED OUT
SORTILEGE-Larmes de héros
SORTILEGE-Larmes de héros-Quand un aveugle rêve
SORTILEGE-Métamorphose

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発言している23曲を連続再生 - Youtube



SLAYER-Seasons in the Abyss ★★ (2009-02-12 19:15:00)

『REIGN IN BLOOD』のアグレッションと、『SOUTH OF HEAVEN』の重厚感を併せ持った作品として
高い評価を獲得し、'90年にリリースされるや過去最高の売り上げを記録、SLAYERのオーバーグラウンド浮上を
後押しした傑作5thアルバム・・・なんてこたぁ今更説明するまでもないですね。
触れれば切れそうな鋭利なGリフが、デイヴ・ロンバートの凄まじいドラミングに乗って激走する、SLAYER屈指の名曲①に
代表されるよう、アルバム全編に亘って殺傷力満点のGリフ、怒涛の如きリズム、ヒステリックなGソロ、そして、
比較的「歌っていた」前作から一転、激情を吐き出しまくるトム・アラヤのVoが荒れ狂い、曲間を開けずに殺気立った
楽曲群が波状攻撃を仕掛けて来る様は、まさにデイヴ在籍時代を総括するかの如きハイテンションなカッコ良さ。
スラッシュ・
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SLAYER-Show No Mercy ★★ (2006-09-09 00:03:00)

メタルを聴き始めて間もない頃、友人が「コアなJUDAS PRIESTみたいでカッコイイぞ」と貸してくれたのが、
この'83年発表の1stアルバムであった。その時は一聴して「こんな雑音とJPを一緒にするんじゃないよ」と
突っ返した記憶があるのだが、今、改めて聴き直してみると、友人の言葉に嘘が無かった事がよく分かる。
確かに①⑥⑩辺りを筆頭に、前のめりに突っ走る楽曲は(当時の)常識外れなまでの疾走感を誇るが、
リフには欧州へヴィ・メタルからの大きな影響が感じられ、Gソロも、狂ってはいるが意外なほどメロディアス。
特に⑨のIRON MAIDEN風のインスト・パートなんぞ「ドラマチック」と表現しても差し支えないカッコ良さ。
トム・アラヤのVoも、尋常ならざるテンションの高さは今と変わらないが、曲によっては「歌ってる」場面が多々あり、
正統派へヴィ・メタリ
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SLAYER-World Painted Blood ★★ (2009-11-15 22:15:00)

【ジャンル:帝王】と表記されたアルバムの帯に、凄い自信やなーと思わず笑ってしまったが、
相変わらず「尖がってるのに聴き易い」という高難易度の曲作りを、易々とこなすメンバーの
ソング・ライティング能力の高さに瞠目せざるを得ないSLAYERの新作。
本編のリーダー・トラックたる①がイマイチ地味な仕上がりゆえ、掴みに失敗してる印象は拭えないものの、
ガリガリと高速回転するGリフに、デイヴ・ロンバートの鬼のようなドラミング、トム・アラヤの切っ先鋭いシャウトが
一丸となって突っ走る②、初期の頃を思わせるヒステリックなGソロからスタートする③といった、
SLAYER印の高速スラッシュ・ナンバーの連発ですぐさまテンションは急上昇。聴き終えてみれば、
前作『CHRIST ILLUSION』に勝るとも劣らぬ優れた作品である、との評価に行き着く。
ただ、「攻め
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SLEAZY WIZARD (2011-07-26 21:34:22)

80年代中期に、兵庫県は神戸市に置いて喜田“CHAPPY”康宏(Vo)らによって結成され、関西圏を中心に強力なライブ・アクトとして鳴らしたパワー・メタル・バンド。
'92年に、関西出身HR/HMバンドを集めたオムニバス盤『I CEASE RESISTANCE』に参加して知名度を高めると、'97年、4曲入りシングル『BLIND AND DEAF』と共に、1stフル・アルバム『STONE DEAD』をMANDRAKE ROOTからリリースして単独デビューを飾り、そのガッツ溢れる骨太なパワー・サウンドがマニアの間で好評を博した。(BURRN!!誌でも広瀬編集長がプッシュしてましたっけ)
メンバーの出入りが激しくラインナップが安定しない事がネックとなって'99年に一度解散するも、後に元TERRA ROSAの岡垣正志(Key)をメンバーに加えて復活。
音的には全く接点が見当たらな
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SLEAZY WIZARD-STONE DEAD ★★ (2011-07-25 21:47:11)

MOTORHEAD、TANK、RAVEN、ACCEPTといったうるさ型HMバンドからの影響を糧に製錬された、叩けば埃が立ちそうな漢ムサいパワー・メタル・サウンドを身上とする関西出身の5人組が、'97年にMANDRAKE ROOTから発表した1stフル・アルバム。
この時点で既に結成から10年を数えるキャリア組だが、さりとて本作にベテランらしい落ち着きやマッタリ感は皆無。ワンパターン気味な構成とインディーズ制作ゆえの音の悪ささえも「勢い」へと転化して、のっけからハイテンションで暴走しまくる本編には、まるでデビューしたての若造バンドの如き威勢の良さが横溢している。
ビルの解体工事現場よろしく豪快に鳴り響くリフ&リズムと、噛み付くように歌う野太いVoとが一塊に炸裂する楽曲の数々は、スラッシュ・メタルばりのアグレッションと、躍動するノリの良さを併せ持ち、取り分け、スピード・ナンバー①
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SLEAZY WIZARD-STONE DEAD-ANOTHER PHASE OF TRUTH ★★ (2011-07-27 22:07:08)

本編においては異色曲と言えそうな
重厚でドラマティックなミドル・チューン。
Gも威勢良く刻み倒すだけでなく、
しっかりと聴かせるフレーズを奏でて
その腕前をアピール。

SLEAZY WIZARD-STONE DEAD-NAMELESS RIOT ★★ (2011-07-27 22:05:52)

開巻と同時に拳の連打を浴びせかけてくる
破壊的且つアグレッシブな疾走ナンバー。
と同時にノリの良さを含んでいる辺りも
このバンドならでは。

SLEAZY WIZARD-STONE DEAD-YOU MUST BE THE STAR ★★ (2011-07-28 22:05:47)

1stアルバムの実質的な幕引きの役割を担う、
畳み掛けるようなスピード・ナンバー。
随所で印象的なオブリを閃かせる
Bの仕事っぷりがかっこいい。

SLEAZY WIZARD-UNDER MY SPELL ★★ (2011-08-02 22:54:35)

ラインナップの不安定さが災いして'99年に解散したSLEAZY WIZARDが、新たにTERRA ROSAの岡垣正志(Key)やHURRY SCUARYの出原卓(Ds)らをメンバーに加えて復活。'01年にライブ会場限定で販売されたシングルに、新たにボーナス・トラックを1曲追加してMANDRAKE ROOTからリリースした3曲入りCD-Rがこれ。
収録曲は全てリーダー兼フロントマンの喜田“CHAPPY”康之(とGの東城成陽)によって書かれているのだが、和製様式美HMの切り札たる岡垣の加入に伴い、今回は彼のKeyワークを大々的にフューチュア。結果、GとKeyが激しいバトルを繰り広げる楽曲からはスラッシーな攻撃性や疾走感が後退し、デビュー作『STONE DEAD』とは赴きを異する作風と相成った。
但し、かと言ってコテコテの様式美HM路線へと転向したわけではなく、SLEAZY WIZ
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SLEEZE BEEZ-Screwed Blued & Tattooed ★★ (2023-04-04 01:28:45)

90年代半ばにRAVENとのカップリングで来日公演も行っていて(どうにも脈絡の感じられない組み合わせで首を捻った記憶あり)、その時の模様はライブ・アルバムとしてリリースもされているオランダ出身の5人組SLEEZE BEEZ。本作は彼らがプロデューサーにジョン・ソンネヴェルドを起用してメジャーのATLANTIC RECORDSから'90年に発表した1stアルバム…であると長らく信じていたのですが(解説文にもそう記載されていましたし)、実はそれ以前に母国限定で『LOOKS LIKE HELL』なるアルバムを発表しており、正式にはそちらが1st、こっちはワールド・ワイド・デビューの2ndということになる模様。
エッジの立ったG、シンプルに躍動するリズム、勢い重視で歌いまくるVoという元気一杯なメンバーのパフォーマンスに支えられたサウンドは、DEF LEPPARDやAC/DCからの影響を伺
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SLEEZE BEEZ-Screwed Blued & Tattooed-Stranger Than Paradise ★★★ (2023-04-06 01:09:05)

MTVでも好評を博したというアルバムのリーダー・トラック。
仄かに哀愁漂わすメロディにキャッチーなコーラス、
インスト・パートを印象的に彩るスパニッシュ・ギター等々
欧州風味とアメリカンなノリの良さを併せ持つSLEEZE BEEZという
バンドの魅力を分かり易く伝えてくれる名曲です。

SNAKE CHARMER-SMOKE AND MIRRORS ★★ (2012-10-03 22:44:55)

SILVER MOUNTAINで長らくヨナス・ハンソンの相方を務めたペア・スタディン(B)が結成したバンドのデビュー作('93年発表)。
バンド名は勿論RAINBOWの名曲から拝借、アルバムのアートワークもファンタジックな感じで、オマケにイェンス・ヨハンソン(Key)が数曲にゲスト参加しているとの事前情報に「SILVER MOUNTAINみたいな様式美掛かった北欧メタルに違いない」と(勝手に)期待値がグングンと急上昇。それだけに、購入後、実際にアルバムを聴き終えた時は「何じゃそりゃあ!」と、思わずCDをフリスビーの如く全力投擲しそうになってしまいましたよ。
深呼吸して冷静に聴き直してみれば(冷静になるのに数年かかりましたが)、そよ風のように清涼なこのハードポップ・サウンドも案外悪くない・・・いや、かなり良い。ピート・サンドベリの甘い歌声、新人のクセにツボを心得たスヴェン・シィ
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SNAKES IN PARADISE-Snakes in Paradise ★★★ (2020-07-30 01:03:29)

日本ではゼロ・コーポレーションに所属し、JACKAL、MASQUERADE、TALISMAN等と共に第二次北欧メタル・ブームを盛り上げたバンドの一つであるスウェーデンのSNAKES IN PARADISE。本作は彼らがプロデューサーに(北欧ツアーを一緒にした間柄である)アメリカ人シンガー/ソングライターのブレット・ウォーカーを迎えてレコーディングを行い、自主制作の4曲入りシングルに続いて'94年にリリースした1stアルバム。
美麗なアートワークのテイストが、次作以降とは別バンドかと思ってしまうぐらい異なっているのですが、後にミッキー・ムーディとバーニー・マースデンが立ち上げたCOMPANY OF SNAKESでも歌うこととなるステファン・ベルグレンの実力派シンガーっぷりは既に堂に入ったものですし、音楽性に関しても、この時点で(白蛇系のバンド名に相応しい)「仄かにブルージーな薫りも漂
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SNAKES IN PARADISE-Snakes in Paradise-Deep in Your Heart ★★★ (2020-07-31 00:35:09)

WHITESNAKEに同名の楽曲がありましたが、こちらも負けず劣らず
素晴らしい仕上がり。仄かにブルージーなエッセンスを注入しつつ、
北欧のバンドらしい憂いを帯びた曲調とフックの効いたメロディで
ヒンヤリと仕上げられています。上手いシンガーがいないと締まらない
タイプの楽曲ですが、その点ステファン・ベルグレンの歌唱は文句なし。

SNAKES IN PARADISE-Snakes in Paradise-Love Got Wings ★★★ (2020-07-31 00:47:07)

日本盤のボーナス・トラックで、元々は’93年発表の4曲入りデビューEPのOPナンバー。
アルバムの他の収録曲に比べると曲調もコーラスも溌剌としたポップ・メタル色が強めで
耳にきんきんくるステファン・ベルグレンのVoも元気一杯(まだまだ青いとも言えますが)。
マニアの間で評判を呼んだというのも納得のキャッチーな名曲ですよ。

SNOWBLIND (2011-09-13 22:45:51)

英国においてNWOBHM期に活動するも、デモテープとシングルのみを残して解散したHRバンド、SABREを母体に誕生。
Keyを含む5人編成によって生み出されるサウンドは、如何にも英国的な湿り気を帯びたメロハー路線で、ポップなノリとナイーブな泣きが絶妙に溶け合わされたメロディ・センスにはキラリと光るものがあったにも関わらず、然したる結果を残せないまま解散へと至ったのは、美しい音楽性とは100万光年以上かけ離れた「仏頂面のヒゲ親父」が描かれた汚いジャケット・アートワークのせい、とする説が未だに根強く支持されている。
バンド解散後、本作において素晴しいGプレイを披露していたアンディ・シモンズはUFOに参加。Bのジェフ・ギレスピーはMAJESTIC ROCK LEBEL JAPANのA&Rとして活動、現在は日本に住んでいるのだとか。
そのMAJESTIC ROCK LEBELか
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SNOWBLIND-Snowblind ★★★ (2011-09-14 07:23:01)

「寒さに凍える小汚いヒゲ面のオッサン」という、バンドが標榜する音楽性との乖離も甚だしいダメジャケがある意味インパクトを放つ、英国出身の5人組HRバンドが'85年にMAUSOLEUMから発表した1stアルバム。
KeyをたっぷりとフィーチュアしたJOURNEYばりに華やかなメロディアスHR路線を志向するも、生来の英国人気質が邪魔するのか、ポップな楽曲を演ってもどこか明るくハジけ切れず、曇天模様を呈するサウンドが彼らの個性。
煮え切らないメロディを歌ういなたいVoと、薄っぺらな音質が「四畳半ハードポップ」とでも評したくなるうらぶれた空気を運んでくるものの、イントロだけで「合格!」となる①や、③のような教科書通りのキャッチーなポップ・チューン、儚げな哀メロを纏って心地良く躍動する②⑦、後にUFOに参加するアンディ・シモンズの、マイケル・シェンカー直系のナイーブな泣きを湛えたGプレイ
…続き

SNOWBLIND-Snowblind-Now is the Hour ★★★ (2011-09-15 22:39:09)

高らかに鳴り響くKeyサウンドがえもいわれぬ高揚感を演出する、
アルバム中最も大陸的なハードポップ風味を感じさせてくれる名曲。
それでも微妙にフラット気味のメロディを歌うVoの存在には
やはりヨーロッパ的な湿り気が漂うが、それも立派な個性だ。

SNOWBLIND-Snowblind-Possession ★★★ (2011-09-15 22:34:11)

お洒落な産業ロックを目指すには、
イントロから濃厚に泣きまくるGが
存在感を主張し過ぎている印象ですが、
それがどうした!と思わず開き直りたくなるほど
アンディ・シモンズのGプレイが素晴しい。
か細く震えるVoも楽曲の哀愁を高めていますね。

SNOWBLIND-Snowblind-Walk the Line ★★★ (2011-09-14 21:42:15)

教科書通りのイントロで掴みはOKなハードポップ・チューン。
明るくなりきれないVoと、濃いめの泣きを湛えたGの存在が
大陸産のこの手のバンドとは異なる個性を演出している。

SODOM-Agent Orange ★★ (2007-09-04 21:33:00)

雑誌で読んだ「暗くて速い」という評価から、(勝手に)北欧ネオクラシカルっぽい音を想像して、
ついウッカリ1st『OBSESSED BY CRUELTY』を聴いて打ちのめされて以来、名前を見聞きするのも嫌だった
SODOMを見直す切っ掛けとなった、彼らが'89年に発表した3rdアルバム。
デビュー当時の、劣悪な音質/極悪な演奏/凶悪なルックスと三拍子揃ったVENOM直系のブラック・メタル路線から
着実に進歩を重ね、本作では完全に本格派スラッシュ・メタル路線へとシフト。整然としたクリアなサウンド・プロダクション、
メリハリの効いた構成、メンバーの演奏能力の向上と、それによるインスト・パートの充実といった要素を得て、
タイト且つシャープに突っ走る引き締まった楽曲のカッコ良さ/気持ち良さは、これまでの彼らの作品のそれを大きく上回っている。
特に、SODO
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SODOM-Better Off Dead ★★ (2006-05-29 21:54:00)

基本はこれまでと変わらぬピュア・スラッシュ・メタルながら、本作は、楽曲から そこはかとなく匂い立つ「硬派な哀愁」が隠し味となって
(だからこそTANKのカヴァー曲や、MOTORHEAD風の爆走R&R“STALINOGEL"がピタリとハマった)、
いちげんさんにも取っ付き易い仕上がりになっているのが嬉しい。
整然としたサウンド・プロダクションも聴き易さの一因で、確かにがむしゃらな迫力は減じたが、その分、リフの斬れ味の鋭さはこれまで以上。
名曲“SHELLFIRE DEFENSE"を筆頭に、タイトに引き締まったスラッシュ・チューンが次々に繰り出される様は、問答無用のカッコ良さ。

SODOM-Decision Day ★★★ (2017-01-08 11:02:25)

‘16年発表の新作アルバム。前作『EPITOME OF TOTURE』が強力な内容だったにも関わらず、まさかの国内盤スルーに終わってしまったSODOMですが(帯を付けたタイプの輸入盤は出回りましたけど)、今回はちゃんと国内盤がリリースされていますのでご安心あれ。
内容についても、流石、独産スラッシュ・メタル信頼のブランドだけあって相変わらずの充実っぷりです。ヘイトフルな激情迸るトム・エンジェルリッパーのVo、削岩機よろしくガリガリとGリフを刻み込む一方、欧州HM然とした湿り気とドラマ性を盛り込んだメロディも奏でるバーネマン、既に何の違和感もなくバンドに溶け込むマーカス“マッカ”フライヴァルドが叩き出すタイトなリズムと、高性能スラッシュ・マシーン・トリオによる鉄壁のアンサンブルに付け入る隙は全く見当たりません。
本編の8割方を疾走ナンバーが占めるという、SODOM近作の中ではス
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SODOM-Decision Day-Caligula ★★★ (2017-01-10 23:58:28)

カ~リギュラ~!
思わず一緒に歌いたくなるキャッチーなコーラスを有する一方、
ローマ帝国の暴君について歌った楽曲だけあって
さりげなく混ぜ込まれた欧州風味の暗黒色なドラマが
効果的なアクセントとなっています。

SODOM-Decision Day-Decision Day ★★★ (2017-01-10 23:54:43)

SODOMらしい刺々しいアグレッションと、
戦争をテーマに据えた楽曲に相応しく、
バーネマンが好戦的に奏でるメロディとが
劇的な融合を果たしたアルバム表題曲。

SODOM-Decision Day-In Retribution ★★★ (2017-01-10 23:48:22)

ライブの開幕SEさながらに、徐々にテンションを高めていって
その緊張が頂点に達した瞬間、解き放たれたかのように
怒涛の疾走へと転じる冒頭の展開だけで完璧に掴まれてしまいましたね。
現在のSODOMの魅力が凝縮された名曲です。

SODOM-Epitome of Torture ★★★ (2013-10-05 01:03:32)

前作『IN WAR AND PEACES』に引き続き、プロデューサーにヴァルデマー・ゾリヒタを起用してレコーディング、'13年に発表されたニュー・アルバム。
21世紀のSODOMの土台を支え続けたドラマー、ボビーが脱退し、その後任として元DESPAIRのマッカことマーカス・フライヴァルドが加入。この編成替えは確実に本編に影響を与えていますが、だからといって微塵もクオリティ低下を許さないのがSODOMたる所以です。
心持ちメロディをなぞる場面の増えたトム・エンジェルリッパーの激情シャウト、ヨーロッパ的ダークネスとドラマ性を湛えたバーネマンのGプレイ、そして前任者ほどの破壊力は持ち合わせていない代わりに、タイト且つ疾走感溢れる演奏で楽曲の「キャッチーさ」増強に貢献するマッカのDsと、今回の作風は(良い意味で)メロディアスな方向へと振られており、例えるなら、ここ数作のKREATOR
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SODOM-Epitome of Torture-Into the Skies of War ★★★ (2013-10-07 23:12:05)

アグレッシブであると同時に、
一緒に歌いたくなるキャッチーさと
ノリの良さも兼ね備えているのが魅力。
ライブで演ったら盛り上がること間違いなし。
個人的にはアルバム中でも1、2を
争うお気に入りの楽曲ですね。

SODOM-Epitome of Torture-Invocating the Demons ★★★ (2013-10-07 23:01:31)

SODOMらしからぬメロディアスな曲調と
SODOMらしい激烈な疾走パートとが
入れ替わり立ち代り襲い来る、これまた名曲。

SODOM-Epitome of Torture-Katjuscha ★★★ (2013-10-07 23:09:32)

ヘアバンドの歌・・・では勿論ないですね。
イントロにくっ付けられたロシア民謡“カチューシャ”の
メロディから一転、獰猛に畳み掛ける高速スラッシュ・ナンバー。
名曲。

SODOM-Epitome of Torture-My Final Bullet ★★★ (2013-10-07 22:55:04)

OPトラックにして、アルバムのハイライト。
猛々しくもサビでは(微妙に)「歌って」いるトムのVo、
イントロからソロ・パートまでドラマティックな
Gワークを披露するバーネマン、それに気持ち良く
タイトに突っ走るマッカのDsと、本作全ての魅力が
凝縮されているといっても過言ではない名曲。

SODOM-Genesis XIX ★★★ (2022-06-29 23:36:19)

首魁トム・エンジェルリッパー(Vo、B)以外のメンバーが脱退し、約30年ぶりに旧友フランク・ブラックファイア(G)がバンドに復帰。更に新メンバー2名も補充して、SODOM史上初めて4人編成でレコーディングされたスタジオ・アルバム。('20年発表、16作目)
プロデューサーのヴァルデマー・ゾリヒタと共に制作されたここ数作では、アグレッションは十分に担保しつつも、エピカルなメロディを増量する方向性を打ち出していましたので、今回のメンバー・チェンジはそのスタイルの一層の拡充を図るためのものと思っていましたが、実際のところはそうした意図でなかったことは、ツインG体制の初お披露目となったEP『OUT OF THE FLONTLINE TRENCH』(’19年)を聴けば明らかな通り。2本のGはメロディの充実よりもむしろサウンドの「圧」「突破力」の強化に用いられており、鬼軍曹たるトムの怒号Voに
…続き

SODOM-Genesis XIX-Genesis XIX ★★★ (2022-07-01 00:21:02)

ガリガリと刻まれるリフ、ゴリゴリと押し出して来るリズムとが
殺気を撒き散らしながら突っ走るスラッシュ・ナンバー。
不穏且つ大仰なイントロを経てスタートする前半は若干抑え気味で
中盤のひと展開を経てからのエンジン全開ぶりがまたカッコ良い。

SODOM-In War and Pieces ★★★ (2011-04-16 18:19:44)

間に企画盤のリリースを挟んだとは言え、まさか5年も待たされる事になるとは思わなんだ、SODOM待望の新作アルバム。
指揮官たるトム・エンジェルリパーの舌鋒鋭い怒号の下、激情を撒き散らかしながら荒れ狂うオールドスクールな楽曲の数々を、モダンでクールなサウンド・プロダクションが包み込み(ヴァルデマー・ゾリヒタ謹製)、北欧メロデスにも通じる、ヨーロピアンHMならではのヘヴィネスとダークネスで味付けされた本作は、基本的には前作『SODOM』の作風を継承。
但し、アコギに始まる重厚な前半から一転、後半は苛烈な疾走パートへと転じる①、SLAYERばりの刺々しさを誇る②、メランコリックなメロディを有用した③、ダイナミックに畳み掛けて来る④・・・といった具合に、収録楽曲の疾走感は大幅な回復傾向にあり、中でも、SODOMの看板キャラである「クナレンハインツ」について歌った⑩は、機銃弾の如く降り
…続き

SODOM-In War and Pieces-God Bless You ★★ (2011-04-16 19:56:39)

歌詞の内容は例に漏れず物騒なのだが、
メランコリックなメロディが物悲しげな雰囲気を演出。
トムの凶悪な濁声もどこか感傷的に響く
思わず「バラード」と表現したくなる
ヘヴィなスロー・ナンバー。

SODOM-In War and Pieces-In War and Pieces ★★★ (2011-04-16 18:25:18)

前作『SODOM』と同じくアコギによる幕開け。
どっこい、「あー、はいはい。あんな感じなわけね」という
こっちの予想は裏切り、期待は裏切らない
後半の疾走パートにテンション急上昇。
アルバムの完成度の高さを確信させるに十分な
名曲なんじゃないでしょうか。

SODOM-In War and Pieces-Knarrenheinz ★★★ (2011-04-16 18:23:24)

SODOMにしか作り出せない実にSODOMらしい名曲。
彼らがここまでストレートなスラッシュ・ソングを
書いたのは結構久し振りのような。
何遍聴いても、イントロだけで血沸き肉踊りますね。

SODOM-M-16 ★★ (2010-04-06 22:26:00)

アルバム・タイトルから曲名、ジャケット・デザイン、THE TRASHMENの代表曲(映画『フルメタル・ジャケット』で
お馴染みの)“SURFIN' BIRD"のカヴァー、それに「戦争」をテーマに据えた歌詞の数々に至るまで、
トム・エンジェルリッパーのミリオタ魂が全編に渡って炸裂しまくった、'01年発表の11thアルバム。
SLAYERばりにファスト&ブルータルなスラッシュ路線への帰還がファンから歓迎された前作『CODE RED』に比べ、
重厚感と緩急の演出に重きの置かれた本作はかなり評価が分かれる様子なれど、とは言え、殺伐としたGリフが
刻まれる④を筆頭に、高い殺傷力を誇る高速スラッシュ・ナンバーはしっかりと健在だし、ミドル/スロー・テンポの
楽曲にしても、ちゃんと疾走パートが組み込まれているので、全編を貫く突撃感覚に鈍りは全く見られない。
とい
…続き

SODOM-Sodom ★★ (2006-05-31 22:15:00)

本作の特徴を一言で表現するなら「ドラマチック」が適当だろうか。
何しろ、北欧のメロデス勢にも通じる、荒涼たる叙情性とアグレッションを宿したリフ・ワークが滅茶苦茶クール。
11thアルバムにして、SODOMの楽曲に新たな魅力を付与してみせたトム・エンジェルリッパーというミュージシャンの
底知れぬ才能には、今更ながら感嘆を禁じ得ない。
今回、その高いドラマ性を援護射撃するのがバーネマンのGで、“BLOOD ON YOUR LIPS"のイントロに憂いを帯びたアコギ・プレイ、
“CITY OF GOD"“NO CAPTURES"で炸裂させるメロディックなGソロは、そこいらの正統派メタル・ギタリストが
裸足で逃げ出す劇的さを誇り、各曲のハイライトとなっている。
とは言え、新機軸ばかりに気を配って足元がお留守になってるなんて事は全くなく、そこはSODOM。
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SOLITUDE-Brave The Storm ★★ (2010-03-02 21:21:00)

デビューEP『VIRTUAL IMAGE』を発表したきり音沙汰がなく、てっきり解散したものと思っていた元SACRIFICEの
杉内哲(Vo)と西田亨(B)が結成した4人組HMバンドSOLITUDEから、今年ひょっこり届けられた1stフル・アルバム。
劇的なGリフの数々に、屈強なリズム、そして唯一無二の個性を備えた杉内のダーティなVoとが一丸となって
怒涛の如く進撃する、NWOBHM由来の男気溢れるパワー・メタル・サウンドはデビューEPから不変。
但し今回は、よりオーセンティックなメタル色が強まっており、曲展開がドラマティック且つキャッチーに
練り上げられた分、全体的に取っ付き易さが増した印象で、一層の歌心と表現力を獲得した、
杉内のアルジー・ワードばりのシャウトがその印象に拍車を掛ける。
海外スタジオにて最終的なマスタリングが施されただけあって、
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SOLITUDE-Brave The Storm-YOU WERE ALL OF MY LIFE ★★ (2010-03-02 22:09:19)

美しく叙情的なアコギのイントロを経て、
パワフルに突き進むOPナンバー。
ドラマティックな曲展開といい、
メロディアスに泣き/歌うGソロといい、
デビューEPからバンドが確かな成長を遂げた事を
端的に物語る名曲。

SOLITUDE-Reach for the Sky ★★★ (2015-07-28 21:41:49)

デビューEPが'01年で1stアルバムが'09年と、作品のリリース・ペースがBOSTON級の気の長さを誇るSOLITUDE、'15年発表の2ndアルバム(と思ったら3rd扱いなの?)。しかし、これが長らく待った甲斐のある充実作に仕上がっているのですから、迂闊に文句は言えませんて。
前作完成後に加入し、今回がレコーディング作業初見参となる元ANTHEMの大内“MAD”貴雅(Ds)の存在がターボ燃料となったのか、本作はこれまで以上にスピーディ且つパワフルな方向へアクセルをベタ踏み。
拘りの詰まった強靭なサウンド・プロダクションを得て突っ走る、MOTORHEAD思わす好戦的な②、パワー・メタリックな肉厚さで迫り来る④、SOLITUDE版“WARNING ACTION!”とでも表したくなる⑥といったスピード・ナンバーの数々なぞ、スラッシュ・メタルを演っていたSACRIFICE時代も斯
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SOLITUDE-Virtual Image ★★ (2006-05-03 09:11:00)

スラッシュ・スタイルだったSACRIFISEに比べると、こちらは若干、正統派寄りで聴き易いへヴィ・メタル・アルバムに仕上がっている。
(SACRIFISE自体、スピードで押し切るバンドではなかったけど)
とは言え、強烈な個性を主張する杉内明のダーティなVoは健在。どころか、ドスの効かせ方などかなりパワーUPした印象で、
これはかなり好き嫌いが分かれるかもしれないが、表現したい事があるからこそのこの歌唱法なわけで、別に文句を言う筋合いはない。
ウド・ダークシュナイダーやマーティン・ウォルキーア辺りがイケル口ならトライしてみる価値は十分にあり。
曲作りの巧さは相変わらずで文句なし。特に痒い所に手の届くGソロと、頭3曲のリフのカッコ良さには痺れた!
ただ、全6曲のミニ・アルバムで、インストを2曲続ける構成には疑問を感じなくも無いけど。

SOLSTICE (2011-06-29 22:21:02)

アレックス・マキーズ(Ds)とロブ・バーレット(Vo、G)が音頭を取って'90年に結成したスラッシュ・メタル・バンド。(人脈的には完全にフロリダ・デス・メタルの一派に組み込まれるが)
かのMORI SOUNDスタジオにて、トム・モリスの助力を得て制作したデモテープが評判を呼び、ドイツのSPV/STEAMHAMMER RECORDSとの契約を獲得。'91年、再びMORI SOUNDスタジオ入りすると、エンジニアにスコット・バーンズを招いて(実質プロデューサー的存在だったとか)デビュー作のレコーディングを開始。
セルフ・タイトルの付けられたこのアルバムは'92年秋にリリースされ、またバンドは同作をもって日本デビューも飾っている。(国内盤の邦題はシンプルに『ファースト』)

その後の活動については全くフォローしていなかったのだが、調べてみると'03年に2ndアルバムを発
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SOLSTICE-Solstice ★★ (2011-06-30 06:49:32)

スラッシュ・メタルの名盤の多くは80年代に発表されているわけだが、個人的には、ジャンルの勢いに翳りが見え始めた90年代に、それでも流行に左右されることなく(もしくは流行と折り合いをつけつつ)生み出されたスラッシュ・アルバムの数々にも非常に愛着を感じており、アメリカ出身のSOLTICEが'92年に発表したこのセルフ・タイトルのデビュー作(エド・レプカが手掛けたジャケット・アートワークが○)も、そうした中の一つ。
デス・メタルの聖地、フロリダはMORI SOUNDスタジオにおいてレコーディングされているだけあって(エンジニアにはスコット・バーンズ)、音作りに関しては同スタジオの流儀に忠実に則っている本作だが、ハードコア方面からの影響も垣間見える野太い濁声Voや、ジャーマン・スラッシュ・メタルばりの音数の多さで刻まれるリフ&リズム、それに時折ハッと耳を捉える流麗なフレーズを奏でるGソロ(
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SOLSTICE-Solstice-Catalysmic Outburst ★★★ (2011-06-30 23:27:51)

音数の多いリズムに乗って、
噛み付くように咆哮するVoと
これまた手数多めのGリフが疾駆する、
ジャーマン・スラッシュ勢からの
影響が伺える高速スラッシュ・ナンバー。
耳惹かれるメロディアスなGソロも
良いアクセントとなっています。

SORTED OUT ★★ (2011-06-26 22:34:26)

Voをジョン・ロートンからトミー・ブロックにチェンジして'91年に発表された2ndアルバム。
稀代の名シンガーたるロートンの脱退は残念だが、「ZARのフロントマンと言えばやはりトミー」ってのが多くのファンの共通認識だろうし(だよね?)、何よりこの人は歌唱力的に――やや線は細いが――ロートンに勝るとも劣らぬ高い実力を備えた逸材ですしね。
また今回は、繊細なアコギからネオクラ調の速弾きまでこなす、トミー・クラウスの溌剌としたGプレイをサウンドの中心に据えることで、本編のHMテイストの底上げが図られており、ロシア民謡をイントロ代わりにスタートする②、RISING FORCE時代のイングヴェイを思わす④⑪、歌詞とリンクするファンタジックで劇的な⑤といった、ハードにしてこのアルバムならではの味わいを備えた名曲も収録。(ドラムの鳴りの弱さがちと気になるが)
勢い重視の作風の弊害なの
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SORTILEGE-Larmes de héros ★★ (2013-04-22 22:52:42)

バンド名は“ソルティラージュ”と読むんでしたっけ。パリジャン5人組がプロデューサーにヴィック・ヴァーガットを迎えて'86年に発表した2ndアルバム。
嘗ては「ざーますメタル」「メタルに合わない言語」なんて言われてたフランス語。本当にメタルに合わないかどうかは、古今、フレンチ・メタル作品に余り触れて来なかった身としては判りかねるのですが、少なくとも本作がフランス語歌詞であることのハンデやマイナス要素は殆ど感じさせない力作であることは確か。
これまでにも増してメロディとハーモニーを重視し、「聴かせる」ことに焦点が絞られた本編は、NWOBHM然としたGリフ主体で疾走するアップテンポの楽曲以上に、そこはかとなく優雅ささえ感じさせるメロディを暑苦しく歌い上げるハイトーンVoと、フラッシーな速弾きからマイケル・シェンカーばりの泣きのソロまで多彩にこなすGの存在が生きるスロー/ミディアム・
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SORTILEGE-Larmes de héros-Quand un aveugle rêve ★★★ (2013-04-23 21:46:33)

イントロからして湿度が高い泣き虫メタルで、
エンディングのGソロの泣きっぷりが白眉。
フランス語の語感の柔らかさが、
良い意味で軟弱さを補強してくれていますね。

SORTILEGE-Métamorphose ★★★ (2017-04-01 09:31:37)

時は80年代。雑誌等では「フランス語はメタルに合わない」と叩かれる一方、マニア筋からは優れたバンドを数多く輩出する有望なHM鉱脈として信頼を勝ち得ていたフレンチ・メタル・シーン。その中でも1、2を争う人気者だったSORTILEGEが’84年に発表した1stフル・アルバム。ついでにジャケットに描かれた謎のモンスターが浮かべる、こっちを小馬鹿にしたような顔つきに絶品にイラっとさせられる1枚であります。
これまで本作については日本盤も出た英語バージョンにしか触れる機会がなく、先日のリマスター再発を期に漸く原語バージョンを聴くことが出来て、ああ、うん。フランス語版の方が断然良いよ!と。元々シンガーは熱々のシャウトから朗々とした歌い上げまで余裕でこなす実力派でしたけど、聴き比べると、微妙に「置きに行ってる」感無きにしも非ずな英語版に対し、母国語の方は遠慮会釈なしに歌唱がダイナミック。何より、
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