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STARLESS-Silver Wings
STARLESS-Silver Wings-ブレス
STARLESS-Silver Wings-銀の翼
STARLESS-Silver Wings-章末
STARLESS-Song of Silence
STARLESS-Song of Silence-Aim Your Heart
STARLESS-Song of Silence-Song of Silence
STARSHIP-Freedom at Point Zero(Jefferson Starship)
STARSHIP-Freedom at Point Zero(Jefferson Starship)-Awakening
STARSHIP-Freedom at Point Zero(Jefferson Starship)-Jane
STATETROOPER-Statetrooper
STATETROOPER-The Calling
STEELER(GERMAN)
STEELER(GERMAN)-Strike Back
STEELER(GERMAN)-Strike Back-Danger Come Back
STEELER(GERMAN)-Undercover Animal
STEELER(GERMAN)-Undercover Animal-Shadow in the Redlight
STEELER-Steeler
STEELER-Steeler-Hot on Your Heels
STEELER-Steeler-Serenade
STEELHEART-Steelheart
STEELHEART-Steelheart-Rock 'n' Roll (I Just Wanna)
STEELHEART-Steelheart-She's Gone (Lady)
STEELHOUSE LANE-...Slaves of the New World
STEELHOUSE LANE-Metallic Blue
STEELHOUSE LANE-Metallic Blue-Fire With Fire
STEELHOUSE LANE-Metallic Blue-Metallic Blue
STEFFANIE-Hideway
STEFFANIE-Hideway-Survival In The Streets
STEFFANIE-Pink Noise
STEFFANIE-Pink Noise-Burnin' Up The Night
STEVE STEVENS-Atomic Playboys
STEVE STEVENS-Atomic Playboys-Crackdown
STEVE STEVENS-Atomic Playboys-Desperate Heart
STONE EDGE
STONE EDGE-Gypsy of the Night
STONE EDGE-Gypsy of the Night-Gypsy of the Night
STONE EDGE-Gypsy of the Night-Show It All
STONE FURY-Burns Like A Star
STONE-Colours
STONE-Emotional Playground
STONE-Emotional Playground-Small Tales
STONE-Free
STONE-No Anaesthesia!
STONE-Stone
STONE-Stone-Overtake
STORMBRINGER-Stormbringer
STORMBRINGER-Stormbringer-Fight With Me
STORMBRINGER-Stormbringer-Susi
STORMBRINGER-Stormbringer-Tearin’ Your Eyes

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STARLESS-Silver Wings ★★ (2007-12-08 01:07:00)

元SCHEHERAZADEの大久保寿太郎(B)が中心となって大阪にて結成された、女性Voを擁する
5人組プログレシッブ・ハードロック・バンドが、NOVELAの平山照継のバックアップを受け、'85年に発表した1stアルバム。
天野喜孝の幻想的なジャケット・アートワークが秀逸な本作だが、内容の方も負けじとファンタジック&ドラマティック。
Keyが楽曲の基盤を作り、そこにメロディアスなGやVoが乗っかるサウンド・スタイルは、やはりNOVELAを想起させるが、
あちらよりグッとプログレ色は控えめで、楽曲も5分前後とコンパクトにまとめられている。
例えば、アコギに導かれてスタートする⑧なんかは、実にストレートに疾走するハードロック・チューンだし、ぶっきらぼうな
歌い回しを披露する、Voの歌声と声質がアイドル歌手っぽいせいか、歌詞が日本語詞なのと併せて、歌謡曲テイ
…続き

STARLESS-Silver Wings-ブレス ★★★ (2007-12-08 01:29:45)

ポップさとメタリックなエッジ、静と動、
激しさと美しさといった要素が渾然一体となって、
ダイナミック且つドラマティックに展開していく、
1stアルバムのハイライト・チューンにして、STARLESS屈指の名曲。
起承転結の完璧な決まりっぷりには、言葉もない。

STARLESS-Silver Wings-銀の翼 ★★★ (2007-12-08 01:12:32)

美しいプロローグに導かれてスタートする、
1stアルバムのOPチューンにしてタイトル・トラック。
流麗且つドラマティックなサビメロがとにかく秀逸で、
立体的なボーカル・ハーモニーにもゾクゾクさせられます。

STARLESS-Silver Wings-章末 ★★★ (2007-12-08 01:24:19)

キビキビとしたリズム、ポップでキャッチーなメロディ、
スリリングで緊迫感も漂わすインスト・パートと、
TOUCHとか、あの辺のアメリカン・プログレ・ハードを
彷彿とさせる、コンパクトなランニング・タイムの中で、
様々な表情を見せてくれる名曲。

STARLESS-Song of Silence ★★ (2017-09-19 23:51:48)

元SCHEHELAZADE(祝・復活)の大久保寿太郎(B)率いる大阪の6人組。1st『銀の翼』で日本のプログレ・シーンにその名を刻んだSTARLESS、’91年発表の2ndアルバム。
弦楽器隊以外のメンバーが交代していますが(③⑩にはGERALDの永川敏郎がKey奏者として参加)、新たに加わった女性Voが前任者とよく似た声質の持ち主で、その他の面子もプログレ畑のミュージシャンらしく腕利き揃い。ゆえに不安定さは微塵も感じさせない上、何より冒頭から組曲形式で優美に展開していく①②③の流れや、序曲①で用いられたメロディが本編最後の⑩でアウトロの役割も果たす円環構造等からも明らかな通り、リリカルでファンタジックなプログレ・サウンドは、前作の延長戦上にきっちり位置付けられています。
バンド名から想起されるようなKING CRIMSON的前衛性/実験精神よりも、楽曲をキャッチーにまとめ上
…続き

STARLESS-Song of Silence-Aim Your Heart ★★★ (2017-09-20 23:39:22)

女性シンガーの張りのある歌いっぷり、
ハードな疾走感や、GとKeyのスリリングな掛け合い等
プログレというよりはHR的な感触が備わっている
アルバム前半のハイライト・ナンバー。
序曲“SONG OF SILENCE(BEGINING)
ブリッジの役割を果たすバラードの小曲“OBJET DE GLACE”と
併せてお楽しみ下さいませ。

STARLESS-Song of Silence-Song of Silence ★★★ (2017-09-20 23:50:09)

アルバムの冒頭でも引用されていたテーマ・メロディ、
女性Vo、G、Key、更には「STARLESS」のバンド名にちなんだのか(?)
サックスまで導入という総力戦でもって
8分以上に及ぶ長尺とアルバムのエンディングを
ドラマティックに彩る表題曲。

STARSHIP-Freedom at Point Zero(Jefferson Starship) ★★★ (2021-09-09 00:46:23)

幾多のメンバー・チェンジと、それに伴うバンド名の変更、そして音楽性の変化を経て、現在も活動を継続しているアメリカのベテラン・バンドが、’80年に発表したJEFFERSON STARSHIP名義では5枚目となるアルバム。
グレース・スリック、マーティ・バリンという主力メンバーの相次ぐ脱退で当時バンドは危機的状況下に追い詰められていましたが、そのことが逆に残された面子の奮起を促したのか、ロン・ネヴィソンをプロデューサーに迎えて新体制でレコーディングが行われた本作は、溜まっていた鬱憤を晴らすかの如く、エッジの効いたGを前面に押し出したHR寄りの音楽性が託されており、アメリカではアルバム・チャートTOP10に飛び込む好成績を残す快作に仕上がりました。
新シンガー、ミッキー・トーマスの張りのあるハイトーンVoと、元JOURNEYの名手エインズレー・ダンバーの重たいドラミングは、こうした
…続き

STARSHIP-Freedom at Point Zero(Jefferson Starship)-Awakening ★★★ (2021-09-10 00:34:30)

軽快なノリの前曲から雨音のSEを介して繋がっていく曲展開、
シンセと泣きのGによるイントロの焦らしから、物悲しいメロディに彩られた
8分越えの大作志向、アメリカン・プログレ・ハード風味の重厚なドラマ性、
そして哀愁を増幅するVoの熱唱とKeyの仕事ぶりに実にグッとくる名曲です。

STARSHIP-Freedom at Point Zero(Jefferson Starship)-Jane ★★★ (2021-09-10 00:27:41)

JOURNEY、BOSTON、STYXといったバンドの台頭に歩調を合わせるように、
哀愁のメロディに磨きが掛かったアルバムのOPナンバー。
ストレートに伸びるハイトーンVo、エッジの効いたG、楽曲を小粋に彩るKey、
安定感溢れるリズム・ワークが曲調をよりキャッチーに仕上げてくれています。

STATETROOPER-Statetrooper ★★ (2010-02-17 21:36:00)

MSGを追い出されたゲイリー・バーデン(Vo)が'85年に結成。翌年、NEAT RECORDSから3曲入りEPを発表した後、
WILDFIREのメンバー(Dsは、後にゲイリーと共にPRAYING MANTIS入りするブルース・ビスランド)と合流して
レコーディング、'87年にFM RECORDSからリリースした1stフル・アルバムがこれ。
デモテープをそのまま商品化してしまったような音質や、弾不足が原因で、全9曲中ライブ音源2曲収録(うち1曲はMSGの
“ARMED AND READY"のカヴァー)という中途半端な構成は頂けないが、英国らしい湿り気を帯びたメロディ・ラインと、
元WILDFIREのGコンビの優れたポップ・センスが活かされた楽曲のクオリティは、そうした欠点を補って大いに
余りある素晴しさ。伸び伸びと動き回るツイン・リードGを聴いているとP
…続き

STATETROOPER-The Calling ★★ (2010-04-09 23:38:00)

よもやの再結成を果たしたSTATETROOPERが、'02年に発表した2ndフル・アルバム。
流石に「オリジナル・メンバー全員集合」というわけには行かなかったようだが、ぶっちゃけこのバンドは
ゲイリー・バーデン(Vo)とジェフ・サマーズ(G)さえ居ればそれでOKなわけで、セルフ・タイトルの1stフル同様、
本作もまたゲイリーの歌メロ作りの上手さと、ジェフの曲作りの上手さが巧みに組み合わさった、メロディアスHRの
好盤に仕上がっている。(プロデューサーを務めたマイケル・ヴォスの貢献も大きいのかな)
Keyのフィーチュア度が下がったぶんGサウンドが強調された作風は、前作に比べ随分とヘヴィさを増した印象で、
個人的にはポップな躍動感やキャッチーさが薄れてしまった点は残念でならないが、とは言え、如何にも英国の
バンドらしい翳りと、大仰にならない程度のドラ
…続き

STEELER(GERMAN) ★★ (2008-12-02 21:34:00)

ドイツはドルトムント近郊の街ボッヘムにおいて、アクセル・ルディ・ペル(G)とフォルカー・クラウツァック(B)が
中心となって'80年に結成。デモテープ収録の名曲(後にアクセルのソロ作でもリメイクされた)“CALL HER PRINCESS"が
評判を呼び、'84年に1st『STEELER』でデビュー。'85年に2nd『RULIN' THE EARTH』を、'87年には独インディーズの大手
SPV/STEAMHAMMERへと移籍して3rd『STRIKE BACK』を発表と、順調に活動を続けていくが、徐々にアクセルと彼以外の
メンバーが目指す音楽的方向性がズレはじめ、所属レーベルとのトラブルもあって4th『UNDERCOVER ANIMAL』('89年)を最後に解散。
アクセルがその後、ソロ・アーティストとしての道を歩み始めた事は皆様ご存知の通り。
(フォ
…続き

STEELER(GERMAN)-Strike Back ★★ (2008-12-02 21:14:00)

STEELERといっても、イングヴェイ・マルムスティーンやロン・キールが在籍していたLAのバンドではなく、こちらはドイツはボッヘム出身の5人組HMバンド。
マニアからは、現在はソロ・アーティストとして活躍するギタリスト、アクセル・ルディ・ペルが嘗て在籍していたバンドとしても知られ、本作は、その彼らが'87年に発表した3rdアルバムに当たる。
中音域をメインにダミ声で歌うVo、ソリッドなGリフ、重厚なリズムをフィーチュアしたACCEPT影響下にある剛直なサウンドは、まさに絵に描いたような「ジャーマン・へヴィ・メタル」然とした作風。
近年は、背伸びし過ぎなGプレイが批判対象になったりするアクセルも、ここでは(ツインG編成ということもあってか)アンサンブル重視のGプレイに終始していて好感触。その彼のソロ作に比べると、正直、全体的にモッサイというか垢抜けない印象は拭えないものの
…続き

STEELER(GERMAN)-Strike Back-Danger Come Back ★★★ (2008-12-02 21:40:56)

「アクセルが昔いたバンドらしいからチェックしとくか」ぐらいの気持ちで購入した作品だったが、
まさかこれほどの名曲が収録されていようとは。
ソリッドなGリフ、スピーディに疾走するリズム、ダミ声で雄々しいメロディを歌うVo、
そしてドラマティック極まりないソロを紡ぎ出すツインG!(アコギの使い方が効果的)
B級メタル・ファンには、是非一度聴いて頂きたい名曲です。

STEELER(GERMAN)-Undercover Animal ★★ (2008-12-02 21:17:00)

STEELERの日本デビュー作にして、ラスト作となってしまった'89年発表の4thアルバム。
黒を基調としたレザー&スタッドから、カラフルでヒラヒラな衣装へと、メンバーのアメリカナイズされたルックスの変化が端的に物語る通り、音の方も、エコーを効かせてゴージャス感がいや増したサウンド・プロダクションといい、以前より「歌」を意識した歌唱を聴かせるようになったダミ声Voといい、ミドル・テンポを中心にまとめらた収録楽曲といい、王道ジャーマンHMから、より明快でメロディ重視のスタイルへと、その作風が変化を遂げている本作。
これまで、メイン・ソングライターを務めてきたアクセル・ルディ・ペル(G)の影が薄まった事が、今回の変化の大きな要因と考えれるが、とは言え、バンドのメロディ・センスは相変わらず冴えており、従来の持ち味と新味が上手く溶け合った②のような佳曲を収録するなど、作品自体のクオリ
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STEELER(GERMAN)-Undercover Animal-Shadow in the Redlight ★★ (2008-12-02 21:44:48)

アメリカンHMテイストが増量された4thアルバムだが、
アクセルが手掛けた楽曲は従来のジャーマンHMならではの
魅力を保持。中でもこの曲は、本編のハイライトといっても
過言ではないカッコ良さを誇る。

STEELER-Steeler ★★★ (2017-03-06 22:52:53)

マイク・ヴァーニーのプロデュースを受けて、SHRAPNEL RECORDSから’83年に発表されたSTEELERの唯一作。Voはロン・キール(KEEL)、Dsはマーク・エドワーズ(LION)、Bは名曲“ON THE RUN”で知られるSINのリック・フォックス、そしてGは当時スウェーデンから上京したてでスリム&ハンサムだった頃の貴族様と、知名度の高い面子が揃っているのに、不思議なことにこれまで一度も正式に日本盤が発売されたことがないという。
音楽性は、アグレッシブなGリフ主体に攻めて来るLAメタル・スタイル。圧の強いロンのハイトーン・シャウトの印象もあって、やはり初期KEELを思わせます。イングヴェイ加入前に収録曲の大半は完成済みだったそうで、ネオ・クラシカル路線を期待するとスカされますが、しかし我らがマエストロの「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」な唯一無二のGプレイは既に自己主張しまく
…続き

STEELER-Steeler-Hot on Your Heels ★★★ (2017-03-06 23:10:25)

イングヴェイの手によるGインストと
ロン・キール作曲のLAメタル・ナンバーが
全く溶け合うことなく強引に同居しているという
「浅草花やしきで聴くクラシックの夕べ」的
ミスマッチ感?が楽しい1曲。

STEELER-Steeler-Serenade ★★★ (2017-03-06 23:17:06)

他の楽曲とは明らかに毛色が異なる、
恐らくイングヴェイ作曲の泣きのバラード。
ロン・キールの熱いシャウトと、そこにイングヴェイの
「エモーショナルな速弾き」が絡む終盤の展開は
問答無用で盛り上がります。

STEELHEART-Steelheart ★★ (2017-11-21 23:22:00)

嘗て『ロック・スター』なる映画が公開されまして。無名の新人リッパーがJUDAS PRIESTのフロントマンに大抜擢されたサクセス・ストーリーを元にしておきながら、当のメタルゴッドから無関係を宣言されるぐらい、まぁメタル愛が感じられないこと夥しい作品でした。内容に文句タレ始めると際限がないのでさておき、その劇中「物凄いハイトーンが出せる」という設定の主人公の歌の吹替を担当していたマイク・マティアヴィッチ。その彼がフロントマンを務める米コネチカット出身の5人組で、ここ日本ではデビュー早々に中野サンプラザで初来日公演を成功させるぐらいの人気者だったSTEELHEARTが'90年に発表し、ゴールド・ディスクを獲得するヒットとなったデビュー作がコレであります。
特に9曲目に収められている“SHE’S GONE”の名曲っぷりはつとに有名で、この泣きとドラマに満ちた欧州風味薫るバラードを聴かせて
…続き

STEELHEART-Steelheart-Rock 'n' Roll (I Just Wanna) ★★★ (2017-11-21 23:26:34)

メタリックなGリフに超絶ハイトーンVoが被さって
リズムが疾走を開始した瞬間に「よし、星三つ!」となる名曲。
このハード・ナンバーからドラマティックな名バラード
“SHE'S GONE”へと繋がって行く流れだけでも
アルバム『STEELHEART』を購入する価値があるのではないかと。
Voにメラメラとライバル心を燃やすかの如く弾き倒すGも痛快です。

STEELHEART-Steelheart-She's Gone (Lady) ★★★ (2017-11-21 23:37:56)

歌詞だけ取り出せば、ポップ・メタルにありがちな
失恋ソングなのですが、ピアノ、ギター、ハイトーンVoが
泣いて泣いて泣きまくる壮絶なまでの涙腺への食い込みっぷりは
「ありがち」どころじゃ済みません。どんだけ手酷く振られたんだよと。
振られた上に借金背負わされ、同棲してたアパートの家財道具を
全部持ち逃げされて置手紙で「新天地で新しい彼氏と幸せになります」
と書き残されたぐらいの壮絶な絶望感が伝わって来るかのようですよ。

STEELHOUSE LANE-...Slaves of the New World ★★★ (2015-06-07 00:00:45)

マイク・スラマー(G)の立ち上げたメロハー・プロジェクト、STEELHOUSE LANEがデビュー作『METALIC BLUE』の高評価を受けて正式バンド化。『METALIC~』ではバックアップ役に留まっていたマイクもメンバーとしてラインナップにその名前を連ね、これが真のデビュー作とも言われる2nd『SLAVES OF THE NEW WORLD』は'99年に発表されました。(つってもこれが最終作?)
サウンドの方は、重厚なプロダクションの下、カラッとポップに弾けるメロディック・ロック路線を継承しつつも、「バンドらしさ」を強調するためか、前作よりもグッとハードネスを前面展開。確かにバンドとしてのまとまりの良さはガッツリ伝わって来ますが、反面、メロディのフックはやや弱まったかな?とも。 
マイク・スラマーというミュージシャンの「音楽半生ベスト盤」的様相を呈していた前作に比べてし
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STEELHOUSE LANE-Metallic Blue ★★★ (2015-05-19 22:29:28)

スティーヴ・ウォルシュ(KANSAS)が結成したSTREETSをキャリアの出発点に、その後もメロディック・ロック街道一筋に歩んで来た職人、マイク・スラマーが新たに立ち上げたバンドの'98年発表のデビュー作。
尤も、マイク自身は正式メンバーとして名は連ねておらず、彼が担当しているのは、バンド・メンバーの選抜からアルバムのプロデュース、そして楽曲提供といった、つんくとか秋元康的な裏で全てを牛耳るビッグボスの役回り(違うか)。
ちなみに、その収録楽曲は半分が新曲、もう半分が、これまでマイクがHOUSE OF LORDS、HARDLINE、TOWERCITY、WALL OF SILENCE・・・等々の他アーティストに提供して来た楽曲のリメイクで構成されていて、いずれもアメリカン・メロディアスHRの模範的なシルエットを描き出す秀曲揃い。特にスカッとハジけるOPナンバー①は、雲一つない抜
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STEELHOUSE LANE-Metallic Blue-Fire With Fire ★★★ (2015-05-20 23:35:05)

アルバム後半のハイライト・ナンバー。
哀愁を帯びつつ、覚え易いキャッチーな
サビメロが印象に残りますね。

STEELHOUSE LANE-Metallic Blue-Metallic Blue ★★★ (2015-05-19 22:34:49)

HOUSE OF LORDSの『DEMON DOWN』に提供していた
名曲のセルフカヴァー。
タイトルに相応しく、ノリノリにかっ飛ばす
爽快なロック・ナンバーで、運転中に聴いたら
アクセル踏み込みたくなること間違いなし。

STEFFANIE-Hideway ★★ (2012-11-10 09:47:36)

70年代から歌手として活動していたステファニー・レイコ・ボージェスが、HM路線に転身を図って'85年に発表した1stアルバム(?)が遂にリマスター再発。'92年にCD化された際に買い逃してしまっていたので、今回の再発は嬉しい限りですよ。
時代を感じさせるジャケット・アートワークを見ただけで「勘弁して」となる方もいるかもしれませんが、その判断は一度中身を聴いてからでも遅くはありません。プリプリのメタル・アイドル路線ではなく、ロッカー然としたワイルドなルックスのステファニー嬢の歌声は、アメリカのライブハウスで鍛えていたというだけあって、しなやかな中にも一本芯の通ったパワフルさを誇っています。その彼女の歌声をフィーチュアした正統派HMサウンドは、優れた楽器陣やソングライター勢のバックアップもあって、確かな手応えの感じられるクオリティ。
特にシャープなOPナンバー①や、デビュー・シン
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STEFFANIE-Hideway-Survival In The Streets ★★★ (2012-11-10 10:08:06)

これが聴けただけでもアルバムを購入して良かった!
と思わせてくれる類の名曲。
(勿論、他にも優れた楽曲は収録されていますが)
ハードに弾きまくるGが生み出す疾走感と
痒い所に手の届く哀愁のメロディとが
ベストマッチしています。

STEFFANIE-Pink Noise ★★ (2012-11-11 22:15:02)

タイトルはアレですが、ワイルドでセクシーなビジュアルは結構良い感じの'87年発表の2ndアルバム。
大映ドラマの主題歌として麻倉未稀あたりが歌いそうな(?)ハード&キャッチーな名曲①(実際、ドラマとのタイアップ・ソングだったそうな)で幕が上がる本編は、ステファニー嬢のパンチの効いた歌声と、バックの達者な演奏を活かしたハードロックという前作のノリを継承する一方、表現力を増した彼女の歌声をこれまで以上に前面に押し出し、またALICE COOPERの代表曲“SCHOOL'S OUT”のカヴァーを収録する等、サウンドのバリエーションが一層の広がりを見せているのもその特徴と言えるかも。
前作に比べると収録楽曲のクオリティにバラつきが感じられなくもないのですが、元FASTWAYのリー・ハートが提供した②④は哀愁味とキャッチネス、適度なハードさが調和を見た名曲ですし(リー自身も気に入ってい
…続き

STEFFANIE-Pink Noise-Burnin' Up The Night ★★★ (2012-11-11 22:22:48)

何となく「スクールウォーズ」の主題歌を
彷彿とさせるものがある、
ハードでキャッチーな名曲。
1作目に比べて硬さが取れて
ぐっと魅力を増したステファニー嬢の
エネルギッシュな歌唱も良いですね。

STEVE STEVENS-Atomic Playboys ★★ (2017-08-28 00:15:04)

『トップ・ガン』サントラへの参加や、ビリー・アイドル、氷室京介との活動等でも知られるスティーヴ・スティーヴンス(G)が、’89年に発表した初めてのソロ・アルバム。
個人的にこの人の名前を初めて意識したのは、例のJERUSALEM SLIM騒動がきっかけでして、マイケル・モンロー人気の高い日本ゆえ、「バンドを空中分解させた上に、よりにもよって因縁の相手ヴィンス・ニールの下に走った不逞ぇ野郎」「ハートではなく金のためにプレイする男」とか散々な悪印象を被っていた彼氏のソロ・アルバムと聞いても、「PLAYBOYだぁ?タイトルからしてチャラチャラしてやがんなぁ」と、全く興味が持てなかったというのが実際のところ。
しかし、こうしてちゃんと向き合ってみると、スティーヴの華やかなGプレイと、元WARRIORのペリー・マッカーティのパワフルな熱唱に盛り立てられたアメリカンHMサウンドは、チャラ
…続き

STEVE STEVENS-Atomic Playboys-Crackdown ★★ (2017-08-28 23:10:49)

『トップ・ガン』のサントラ繋がりで
なんとなーく、ケニー・ロギンスの“DANGER ZONE”を
意識して書いたんじゃないかなー?と
聴く度に思わせられるロック・チューン。

STEVE STEVENS-Atomic Playboys-Desperate Heart ★★★ (2017-08-28 23:16:07)

アメリカンなノリに貫かれたアルバム本編中にあって
良いアクセントとなっているドラマティックなバラード。
スティーヴの泣きのGソロ(時折爪弾かれるアコギも◎)のみならず、
ペリー・マッカーティの情熱的な歌いっぷりがまた
楽曲の哀愁を効果的に引き立ててくれていますね。

STONE EDGE (2012-07-01 23:55:07)

'91年、JAKEY(Vo)、YOSHIO(B)、JIRO(G)が中心となって東京にて結成、'92年にシングル『IN DISGUISE』を自主製作してデビューを飾る。
流動的なラインナップが足枷となって活動がなかなか安定しなかったものの、2ndギタリストを加えた5人編成となった時点でフル・アルバムのレコーディング作業を開始。『GYPSY OF THE NIGHT』と名付けられた1stフル・アルバムは'95年に発表された。
同作は海外のレーベルを通じて欧州でもリリースされるなど好評を博し、翌年にはMANDRAKE ROOT RECORDSが編纂するオムニバス盤『MAKE IT SHINE VOL.2』に参加(この時には4人編成に逆戻りしてた)、その後の躍進が期待されたが、どうも不安定なラインナップが最後まで足を引っ張ったようで、間もなく活動停止状態に陥っている。
'00年
…続き

STONE EDGE-Gypsy of the Night ★★ (2012-07-01 23:57:47)

数年前の引越しに際して、ROARの『WARNING』やら、AIMING HIGHの『METAL FIGHTER SQUADRON』やら、BRJの『BURNY, RYO & JUN』やら、好きで結構聴いていた国産バンドのアルバムの殆どを泣く泣く手放してしまったのですが、先日、なぜだか本作('95年リリース、1st)が棚に残っているのを発見。すっかり手放したものと思い込んでいたので「懐かしいなぁ」と久し振りに聴き直してみたのですが、やはり良く出来てますよ、これ。
このバンドの持ち味は、スラッシーなアグレッションと90年代的グルーヴを併せ持って刻まれるリフ&リズムや、QUEENSRYCHE辺りからの影響が垣間見える場面転換の多い曲展開とが組み合わされたパワー・メタル・サウンドで、インディーズ制作ゆえのプロダクションのチープさと、女性Voのパワー感不足は否めませんが、それを差し引いても、メ
…続き

STONE EDGE-Gypsy of the Night-Gypsy of the Night ★★★ (2012-07-02 22:34:32)

勇壮にギャロップするOPナンバー。
派手に動き回り時に楽曲を牽引するBや
隠し味的に用いられたKeyが○。
ブリッジ部分ではメジャー・キーのメロディが
導入されて良いアクセントとなっていますし、
Voのパワー不足(歌メロはカッコイイんだけど)を
補って余りあるドラマティックな名曲です。

STONE EDGE-Gypsy of the Night-Show It All ★★★ (2012-07-02 22:29:30)

EXPLOSION WORKSからリリースされ、
ライブ会場で無料配布されたオムニバスCDに
収録されていたバンドの代表的名曲の1つ。
Keyによる叙情的なイントロとアウトロが設けられ、
雄々しくドラマティックに疾走する曲調は
独産メロパワ・メタルを思わせるカッコ良さ。
後に1stフル・アルバムにも再録されました。

STONE FURY-Burns Like A Star ★★★ (2010-02-03 22:12:00)

ドイツから遠路遥々LAへとやってきたレニー・ウルフ(Vo)が、UNLURY CHILDのブルース・ゴウディ(G)らと結成した4人組HRバンド(但しリズム隊は即席メンバー)による'83年発表のデビュー作・・・だったかな。
レニーと言えば“LED CLONES”として、ゲイリー・ムーアやオジー・オズボーン、酒井康からクソミソに貶された事で良くも悪くも有名だが、当時、さしてLED ZEPPELINやKINGDOM COMEに興味のなかった身には対岸の火事でしかなく、「災難やな~」ぐらいにしか思っていなかったのだが(申し訳ない)、そんな不届き者が本作を購入した理由は、ひとえに「LAメタル屈指の名曲の一つ」と謳われる、STONE FURYの代表曲“BREAK DOWN THE WALLS”を聴いてみたかったがゆえ。
如何にもLAメタルらしい、即効性の高いキャッチーなGリフの上に、欧州風
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STONE-Colours ★★ (2007-09-24 22:11:00)

バイオリンやチェロを導入して、じっくりと聴かせるミドル・チューン③を収録するなど、
ますますメロディに北欧的な叙情性が感じられるようになってきた、'90年発表の3rdアルバム。
ツインGの片翼にメンバー・チェンジが起きているが、基本的にSTONEは、メイン・ソングライターのヤンネ(Vo、B)と
ローペ(G)が健在ならばそれでOKなので、大勢には全く影響なし。今回もまた前3作同様、ヒンヤリとした冷気を纏って、
ザクザクと刻まれるエッジーなGリフと、硬質且つタイトな疾走感が小気味良いスラッシュ・メタル・アルバムに仕上がっている。
少々地味めな内容だった2nd『NO ANAESTHESIA!』に比べ、本作はタイトに疾走するOPナンバー①から、
ラストを締めるLED ZEPPELINのカヴァー⑨まで、収録曲は何れも粒揃い。前作のような10分を越える大作は姿を消
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STONE-Emotional Playground ★★ (2006-07-06 20:39:00)

現CHILDREN OF BODOMのローぺ・ラトヴァラが在籍していた事でも知られる、フィンランド産スラッシャーの'91年発表の4th。
OPチューン①“SMALL TALES"や、叙情的なインスト曲から雪崩れ込む⑧“HEAVEN"といった楽曲に代表されるような、
タイトな疾走感が痛快なスラッシュ・サウンドに、北欧の荒涼たる大地を想起させるヒンヤリと冷気を帯びたインスト・パートを
ブチ込んだ唯一無二の「STONE流スラッシュ・メタル」は、本作で遂に完成を見た。特に、キンと硬く冷え澄んだ特徴的な音色で、
流麗にソロを披露するGは本作のハイライト。相変わらず表情に乏しいVoも(好き嫌いは兎も角)その寒々とした歌唱が
楽曲の雰囲気作りに一役買ってるは事実。まぁ、この歌い方も4作貫き通せば立派な個性だろう(?)
と、ここまでハイクオリティな作品を発表しておきな
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STONE-Emotional Playground-Small Tales ★★★ (2006-05-12 22:06:44)

ヒンヤリとした冷気を撒き散らしながら、硬質なリフが疾走するスラッシュ・チューン。
特に、北欧の荒涼とした大地を想起させる、中間部のドラマチックなインスト・パートは絶品!
ぶっきらぼうな歌い回しが特徴のVoは好き嫌いが分かれるかもしれないが、
この歌唱が、STONE独特の「寒々とした空気感」の演出に一役買ってるのも、また事実。
残暑厳しい季節にでも聴けば、体感温度がスッと下がって快適に過ごせること請け合い。

STONE-Free ★★ (2012-04-20 07:08:42)

深雪を踏み締めるかのようにザクザクと刻まれるGリフ、緩急を飲み込んでタイト且つソリッドに疾走するリズム、そして寒々しいメロディをぶっきらぼうに歌うVoとが一体となった、独特の荒涼感漂うスラッシュ・メタル・サウンドを武器に、メタル不毛の地であった前世紀のフィンランドにおいて唯一(?)気を吐いた4人組パワー/スラッシュ・メタル・バンドの最終作となった、'93年リリースのライブ・アルバム。
解散記念盤という作品の性質上、感傷的な空気が充満していてもおかしくないわけですが、どっこい、その手の湿った空気は皆無・・・どころか、MCや観客との掛け合いすら大胆にオミットして、どこか淡々と進行していくライブ運びがこのバンドの作風に合致していて、ちょっと笑ってしまいましたね。(ライブならではの「お遊び」が感じられるのはDOORSの“THE END”が混ぜられた⑫ぐらいか?)
演奏はタイトでパワフ
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STONE-No Anaesthesia! ★★ (2007-09-16 12:21:00)

購買意欲を著しく減退させるジャケット・アートワークが目印な(苦笑)、'88年発表の2ndアルバム。
基本的には1st『STONE』の路線を踏襲した、オーソドックスなパワー/スラッシュ・メタル・サウンドを
聴かせてくれるアルバムだが、メロディにそこはかとなく哀感が漂い始め、Gソロにもフックが出て来いて、何より
7分以上に及ぶ⑤や、10分を越える大作のアルバム・タイトル・トラック⑦を演るようになったのが、本作最大のトピックか。
ただ、大作といっても劇的な印象は然程なく、どこか淡々と進んで行くのがこのバンドらしいところ。
これは作品全体の流れにも言える事で、悪く言えば淡白で起伏に乏しいという事になるが、
それこそが、このバンド独特の味わいである「寒々しい雰囲気」を演出していると言えなくもない・・・か?
ただ、今回は強力なキメ曲に欠けることもあり、やや地
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STONE-Stone ★★ (2007-09-15 01:11:00)

ヘルシンキにて結成され、世界に通用するフィンランド初の本格派パワー/スラッシュ・メタル・バンドとして
同国内では英雄的存在であり、日本では現CHILDREN OF BODOMのローペ・ラトヴァラが嘗て
在籍していたバンドとして知られる4人組が、'88年に発表した1stアルバム。
まるで深雪を踏み締めるかのように、ザクザクと刻まれるGリフ、小気味良く疾走するタイト且つ硬質なリズム隊、
ぶっきら棒な声質のVoが歌う寒々としたメロディ、そして2本のGが奏でる流麗なGソロから生み出され、
アルバムを包み込むヒンヤリと冷たい感触というSTONE独特の味わいは、既にこのデビュー作の時点で確認できる。
ただ、クリスタルな叙情性とか、ネオクラシカルなメロディといった、如何にも北欧的な要素は薄めで、
作品全体としては、パワフルで荒々しい、オーソドックスなパワー/ス
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STONE-Stone-Overtake ★★ (2006-05-20 23:47:21)

1stアルバム「STONE」のラストを、猛スピードで駆け抜けるスラッシュ・チューン。
デビュー作ゆえ、荒削りな楽曲からはまだ「冷気」が殆ど漂ってこないものの、
流麗なGはこの時点で既に十分個性的。
荒々しい曲展開の中に、ハッとさせる繊細なアコギ・プレイを忍ばせる等の小技も効いてます。
イントロ代わりに用いられる、EUROPEファン激怒必至の“THE FINAL COUNTDOWN"の
ミニ・カヴァー(チューニング狂いまくり)と併せて、星2つ進呈。

STORMBRINGER-Stormbringer ★★★ (2020-05-09 03:11:28)

DEEP PURPLEの名盤『嵐の使者』から拝借したバンド名、ハモンド・オルガンをフィーチュアした正統派HRサウンド、それにリーダーのアンジー・スキリロ(G)が奏でるクラシカルな風情を湛えたインスト曲に至るまで、スイスにおいて虹紫魂を継承して活動するSTORMBRINGERが、'85年にMAUSOLEUM RECORDSに残した唯一のフル・アルバム(リリース当時の邦題は『メタル・ハリケーン』)。
「哀愁強めの“I SURRENDER”」といった趣きのOPナンバー①がアルバムの幕開け役を担うことからも分かる通り、ガチガチの様式美路線ではなく、適度にポップな要素も取り込んだサウンドはどちらかと言えばジョー・リン・ターナー時代のRAINBOWタイプ。スキリロのGプレイもリッチーのみならずゲイリー・ムーアからの影響が色濃く伺え、本編最後には“パリの散歩道”のカヴァー⑩が収録されていることも
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STORMBRINGER-Stormbringer-Fight With Me ★★★ (2020-05-10 10:16:33)

SFタッチのアートワークの世界が脳裏に広がるようなHRナンバー。
Vo、G、Keyが互いに高め合いながら昇り詰めていく、
楽曲後半クライマックス・パートは膝を叩かずにはいられない劇的さですよ。

STORMBRINGER-Stormbringer-Susi ★★★ (2020-05-10 09:52:52)

長らく「寿司」呼ばわりしていましたが、正しくは「スージィ」だった抒情インスト曲。
“スイスの散歩道”と勝手に邦題を付けたくなるぐらい、
メロディや曲構成はほぼほぼゲイリー・ムーアの“パリの散歩道”からの頂きで、
それだけなら決して褒められたものではないのですが、
オリジナルにだって決して聴き劣りしないアンジー・スキリロ入魂の
Gプレイが、この曲に安易なパクリを超えた輝きを焼き付けています。

STORMBRINGER-Stormbringer-Tearin’ Your Eyes ★★★ (2020-05-10 10:03:00)

“CATCH THE RAINBOW”を始め、RAIBOWの名曲のエッセンスを抽出して
STORMBRINGER風に味付けした感じの泣きのバラード。
アンジー・スキリロのGプレイの素晴らしさは言わずもがな、
個人的にはGに負けないぐらい泣きまくって楽曲の哀愁濃度を更に上昇させる
声質自体に憂いが立ち込めるVoの熱唱にも激しく心打たれます。


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