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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 5701-5750
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SURVIVOR-Vital Signs
SURVIVOR-When Seconds Count
SWEDISH EROTICA-Swedish Erotica
SWEDISH EROTICA-Swedish Erotica-We're Wild, Young and Free
SWEET-A
SWEET-Cut Above the Rest
SWEET-Cut Above the Rest-Discophony (Dis-Kof-O-Ne)
SWEET-Cut Above the Rest-Mother Earth
SWEET-Desolation Boulevard
SWEET-Level Headed
SWEET-Level Headed-Fountain
SWEET-Level Headed-Love Is Like Oxygen (extended version)
SWEET-Off the Record
SWEET-Off the Record-She Gimme Lovin'
SWEET-Sweet Fanny Adams-Set Me Free
SWORD-Metalized
SWORD-Metalized-F.T.W.
SYLOSIS-Conclusion of an Age
SYLOSIS-Conclusion of an Age-After Lifeless Years
SYLOSIS-Conclusion of an Age-Last Remaining Light
SYLOSIS-Conclusion of an Age-Swallow the World
SYLOSIS-Dormant Heart
SYLOSIS-Monolith
SYLOSIS-Monolith-Out From Below
SYLOSIS-Monolith-The River
Santa-No hay piedad para los condenados
Santa-Reencarnación
Santa-Reencarnación-Al lado del diablo
Santa-Reencarnación-Sobrevivir
Santa-Templario
Santa-Templario-Dama de noche
Santa-Templario-Fuego en el alma
Scheherazade-Scheherazade
Seasons in the Abyss
Sheriff-Sheriff
Sheriff-Sheriff-Elisa
Sheriff-Sheriff-Kept Me Coming
Sheriff-Sheriff-When I'm With You
Shotgun Symphony
Shotgun Symphony-Sea of Desire
Shotgun Symphony-Sea of Desire-Between the Eyes (Eyes of Anger Part II)
Shotgun Symphony-Sea of Desire-What I Wouldn't Give
Shotgun Symphony-Shotgun Symphony
Shotgun Symphony-Shotgun Symphony-Highway To Tomorrow
Steel Crown
Steel Crown-Sunset Warriors
Steel Crown-Sunset Warriors-Drifting in My Mind
Steel Crown-Sunset Warriors-Sunset Warriors
Stephen Crane-Kicks
Stephen Crane-Kicks-Headed for a Heartbreak

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発言している25曲を連続再生 - Youtube



SURVIVOR-Vital Signs ★★ (2010-02-26 23:54:00)

巨費を投じて作り上げた4th『CAUGHT IN THE GAME』がまさかの大コケ、しかもデイヴ・ビックラー(Vo)まで健康上の
問題を理由に脱退・・・と、天国から地獄へ一気に転げ落ちたSURVIVORが、新Voとしてジミ・ジェイミソンを、
プロデューサーとして売れっ子ロン・ネヴィソンを迎え入れ、再浮上を賭けて作り上げた'85年発表の5thアルバム。
結果的に本作は4曲ものヒット・シングルを生み出し、アルバム自体もビルボード最高14位にランクイン、バンドに
プラチナ・ディスクをもたらす成功を収めたわけだが、正直、これ程の名盤ならもっと売れたって罰は当たらんぞ、と。
これまで以上にKeyサウンドを前面に押し出し、メロディのフックから、劇的な曲展開、サビのキャッチーさ、
華やかなコーラス・ワークの組み立てに至るまで、その構成要素一つ一つを丁寧に磨き上げ、
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SURVIVOR-When Seconds Count ★★ (2010-02-27 20:51:00)

5th『VITAL SIGNS』が一定の成功を収め、映画『ロッキー4』に主題歌として提供した“BURNING HEART"も
(ディオンヌ・ワーウィックの有名曲“愛のハーモニー"に№1の座こそ阻まれたものの)シングル・チャート
最高第2位にランクインする大ヒットを飛ばした事で、ヘッドライナー・バンドへと昇格を果たしたSURVIVORが、
その結果持ち得た精神的余裕と勝ち組の貫禄を持って制作、'86年に発表した6thアルバム。
プロデューサーには再度ロン・ネヴィソンを起用し、前作の必勝パターンを手堅く再現してみせた本作は、
やや歌モノ志向が強まり躍動感が薄まった点を除けば、ヒット曲“HIGH ON YOU"を彷彿とさせるOPナンバー①といい、
前作のハイライトだった“FIRST NIGHT"から“THE SARCH IS OVER"への流れをそのまま裏返
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SWEDISH EROTICA-Swedish Erotica ★★ (2017-05-14 23:26:18)

シンガーは後にイングヴェイとの活動で名を上げるマッツ・レヴィンで、⑩で歌っているのは現在NIVAを率いているトニー・ニヴァ。他にもヨラン・エドマンやジェイミー・ボーガー、ALIENのケン・サンディンらが在籍していたことがあったり、またTNTの初代Vo、ダグ・インゲブリットセンとの関りもあったりと、ファミリーツリーでも作った日にゃ相当複雑に入り組みそうなスウェーデン出身の5人組が、’89年発表した1stアルバム。
EUROPEに代表される従来の北欧メタルを「退屈なバンドばかり」とバッサリ切ってみせる彼らが本作で聴かせるのは、人を食ったバンド名(母国のポルノビデオシリーズがその由来だとか)や、華やかなルックス、レッツ・パーティ・ターイム!な歌詞等が物語る通り、シンプルでスリージーでワイルドなロックンロール・サウンド。
但しアメリカへの憧れをダダ漏れにしてはいても、メロディ・ライン
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SWEDISH EROTICA-Swedish Erotica-We're Wild, Young and Free ★★★ (2017-05-15 22:56:02)

事前情報なしに聴いたらまず北欧のバンドの手による
楽曲とは思えないであろう、しゃがれ声で歌われる
メロディにしろ、キャッチーなコーラスを分厚く覆う
ハーモニーにしろ、アリーナ・ロックの風情が濃厚に
匂い立つ名曲。それでいて、そこはかとなく涼し気な
空気も運んでくる辺りは北欧風味でもあるという。

SWEET-A ★★★ (2022-04-21 00:50:23)

80年代半ばに盛り上がった再評価の機運に乗じ復活を果たしたSWEETでしたが、その後まもなく四分五裂。一時はメンバー各自がリーダーを務める4つのSWEETが乱立するというカオスな状況を招くも(それぞれの活動時期には多少のズレあり)、アルバム・リリースまで漕ぎ着けたのは、このアンディ・スコット(G)が率いたSWEETのみでした。
本作はANDY SCOTT’S SWEET名義で’93年に発表された1stアルバムで、レコーディング・メンバーには元LIONHEART~MSGのスティーヴ・マン(B)らが名を連ねています。分裂劇の悪印象が相俟って「コレジャナイ感」を背負わされたのか、発売当時、雑誌レビューでは30点台を食らうなど評価はケチョンケチョン。でも時間を置いて冷静になってから聴き直せば、親しみ易いポップなメロディといい、ライブ映えする躍動感に満ちた曲調やコーラス・ワークといい、いやこ
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SWEET-Cut Above the Rest ★★★ (2021-01-18 22:57:29)

ツアー生活の疲弊からアルコールに走るようになり、バンド内で軋轢を生じ始めたブライアン・コノリーが脱退。後に残されたメンバーはトリオで活動を継続することを決断し、所属レーベルをPOLYDOR RECORDSに替えて心機一転を図ると、セルフ・プロデュースでレコーディング作業を行って’79年に本7thアルバム(邦題『標的』)を発表しました。
看板メンバーだったコノリーの脱退に加えて、発売されたアルバムは全米チャートで100位内に入ることも叶わない寂しい成績…ってな事前情報に惑わされ、紙ジャケ再発されるまで聴いたことがなかった本作ですが、実際にトライしてみれば、SWEETの他のカタログにも決して聴き劣りしない素晴らしい内容で「こりゃ結構なお点前ですよ!」と思わず居住まいを正してしまった次第。
ここで披露されているのは、前作のアメリカン・メロハー路線を更に洗練させ、キャッチーなメロディ
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SWEET-Cut Above the Rest-Discophony (Dis-Kof-O-Ne) ★★★ (2021-01-20 00:20:14)

英国におけるニューウェイヴブームを皮肉った歌詞、
ディスコミュージックのパロディ的フレーズを要所に散りばめつつも
飽くまで曲展開を主導するのはハードなGという
SWEETのロック・バンドとしての矜持が刻まれた逸品。

SWEET-Cut Above the Rest-Mother Earth ★★★ (2021-01-20 00:24:20)

6分越えの長尺をスペーシー且つドラマティックに語りきる、
プログレッシブ・ロック・テイストも漂う名曲。
特にピアノが華麗に閃く中間部のアレンジが辛抱堪りません。
敢えてこの一筋縄ではいかない楽曲を先行シングルに選ぶ辺りからも
バンド側の「甘くみんなよ」(SWEETだけに)という
攻めの姿勢が感じられるのではないでしょうか。

SWEET-Desolation Boulevard ★★★ (2020-09-16 23:49:14)

グラム・ロックの源流の一つとして、後続勢に多大な影響を与えたSWEETが'72年に発表した3rd。
英盤と米盤で内容が若干異なっており、自分が所有しているのは米盤ベースの国内盤(邦題は『荒廃の街角』)。リリース当時は英米のチャートを席巻し、近年でも映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:REMIX』の予告編にフィーチュアされたことで再びリバイバル・ヒットを飛ばした代表曲“FOX ON THE RUN”を収録、SWEETが「ヒットメーカーにお膳立てされたアイドル・バンド」から「よりヘヴィなサウンドを追求するHRバンド」へと歩みを進める分岐点となった名盤です。
初期から培ってきた甘くポップなメロディ・センスや、親しみ易いキャッチーなコーラス・ワーク、QUEEN等に通じる高音ハーモニーといった従来の魅力に、タイトで歯切れの良いハードネスが加わった本編は、前述の“FOX~”を筆頭に
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SWEET-Level Headed ★★★ (2020-11-05 00:24:18)

所属レーベルをRCAからポリドールへと替えたSWEETが'78年に発表した、多分6、7枚目ぐらい?のフル・アルバム。英米のチャートにおいてトップ10に食い込む好成績を残したヒット・シングル“愛が命”を収録し、これを最後に中心メンバーのブライアン・コノリーが脱退して不動の4人組の一角が崩れてしまい、以降は大きなヒットに恵まれぬまま解散へと至ったことから、一般的にSWEET全盛期最後の作品とされる1枚です。
彼らのアルバムは飛び飛びでしか所持していないのですが、本作では『荒廃の街角』(’74年)で開眼したHR路線から趣きを変えて、シャラシャラと乾いた音色で奏でられるアコギの使用比率を上げ、アメリカでの更なる成功を見据えたコマーシャル路線へと方向を軌道修正。そのことはカリフォルニアへの憧れが爽やかに歌い上げられるウェスト/コースト風味のOPナンバー“CALOFORNIA NIGHTS”が
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SWEET-Level Headed-Fountain ★★★ (2020-11-05 23:09:25)

邦題は“ふたりの誓い”
哀切を湛えて歌われるメロディと、それを引き立てる美麗な
ハーモニー&アコースティック・ギター、そしてエンディングを
盛り上げるハープシコードのクラシカルな響きが辛抱堪らない名曲です。

SWEET-Level Headed-Love Is Like Oxygen (extended version) ★★★ (2020-11-05 23:17:17)

邦題は“愛が命”。
7分に及ぶ長尺の中で、次々に表情を変えていく
プログレッシブかつドラマティックな曲展開を有しつつも、
一貫して甘くポップなメロディが楽曲をリードするため
小難しい印象は一切なし。英米チャートでTOP10に食い込む
ヒット・シングルとなったのも納得の名曲です。

SWEET-Off the Record ★★★ (2022-04-19 01:22:28)

キャッチーなメロディ・ライン、ブライアン・コノリーの個性的なハスキー・ボイス、それらを重厚かつ立体的に包み込む高音ボーカル・ハーモニーといった、SWEETをSWEETたらしめる要素はそのままに、お仕着せのアイドル・ロック・グループというイメージを払拭するべく、アルバム・リリースを重ねる毎に自作曲の増強とハードネスの底上げに努めてきた彼らが行き着いた、SWEETのカタログの中で最もHRテイストが色濃く打ち出されていると言われる’75年発表の5thアルバム。邦題は『明日なき青春』。
メンバー自らの手によるプロデュースという点からも、バンドが演りたいことを全て本作に詰め込んだことが伝わってきます。シングル・カットされ欧州圏でスマッシュ・ヒットを飛ばしたOPナンバー①、後にGAMMA RAYがカヴァーしたことで知られる②のような、QUEENの「天使のハーモニー」に対して当時「悪魔のハーモニ
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SWEET-Off the Record-She Gimme Lovin' ★★★ (2022-05-11 00:41:27)

コーラス・ワークの華麗さはそのままに、
“SET ME FREE”を上回るアグレッションで畳み掛ける
「プレHMナンバー」といった趣きの疾走ナンバー。
'77年でこの勢いには目を瞠るものがありますよ。

SWEET-Sweet Fanny Adams-Set Me Free ★★★ (2020-09-18 01:15:42)

仄かな憂いを帯びたメロディ、一度聴けば耳にこびりつくコーラス、
そして快活な疾走感と、元祖HMナンバーの一つに数えられる名曲。
HEATHENのカヴァーを聴いてそのカッコ良さに痺れた時は、てっきり彼らが
メタリックにアレンジしているからだと思ったのですが、
後追いでSWEETのオリジナルを聴いて、ほぼほぼ完コピだった分かった際は吃驚でしたよ。

SWORD-Metalized ★★★ (2015-05-07 23:49:34)

リック(Vo)とダン(Ds)のヒューズ兄弟により結成された(元々はKISSのトリビュート・バンドだったとか)カナダはケベック州出身の4人組が、地元インディーズのAQUARIUS RECORDSから'86年に発表したデビュー作。
明らかにJUDAS PRIEST影響下の正統派HMを志向しながらも、そのサウンドにドラマ性や構築感の類は希薄。むしろ「やんのかコラ」と派手に土煙蹴立てて暴れ回る無頼漢っぷりこそが本作の魅力かと。
その真髄たるのがOPナンバー①で、飼い慣らされない野生動物の如きワイルドさ漂わすVoに(「メタリックなレット・フォリスター」的趣きあり)、鈍い光沢を放つササクレ・リフを刻みつつソロは華やかにキメてみせるGとが、バキバキにブッ叩かれる全力投球リズムに乗ってパワフルに迫り出してくる、メタル魂滾るこの名曲を聴くためだけにでも本作は購入するべきである!と(極論)。
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SWORD-Metalized-F.T.W. ★★★ (2015-05-08 23:58:33)

スラッシュ/パワー・メタリックなササクレ感を
撒き散らすGリフのカッコ良さ、喧嘩上等なリズムの迫力、
いかにも80年代らしいフラッシーなGソロ、
そして男臭いシンガーの噛み付くような歌いっぷりと、
(音程を伴わないシャウトがレット・フォリスター似なとこも良い)
いずれの要素にも花丸を差し上げたくなる名曲も名曲。超名曲。
バイクのエンジン音に併せてメイン・リフが刻まれる箇所なんて
何度聴いてもゾクゾクさせられますよ。

SYLOSIS-Conclusion of an Age ★★★ (2013-04-09 23:23:23)

自らの音楽性を「エピック・スラッシュ」と呼称するイギリスはレディング出身の5人組が、'08年に発表した1stフル・アルバム。
喉から出血しそうな勢いでシャウトをひり出すVo、高い演奏力を活かし猛射されるGリフと息つく間もなく畳み掛けるリズムは、正しくオールドスクールなスラッシュ・メタルの作法に則っている一方、曲によってはクリーンVoやKeyの使用にも躊躇がない(そしてまたそれを上手くこなしている)辺りは、やっぱり現代っ子バンドですな。
特にクリーンVoの導入は効果的。メンバーが「1曲でバンドの全てを物語っている」と語るドラマティックなOPナンバー②(①は序曲)を皮切りに、メロデス風味も取り入れられたモダンな④、叙情イントロから疾走へと転じる⑦から、本編のクライマックスを飾る壮大な⑩まで、クリーンVoがボンヤリと浮遊するのではなく、聴き手の血を沸き立たせるスケール感を伴ったメロ
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SYLOSIS-Conclusion of an Age-After Lifeless Years ★★★ (2013-04-11 22:15:15)

期待感を煽る劇的な序曲“DESOLATE SEAS”から
繋がっていくアルバムのOPナンバー。
スラッシーな疾走感、テクニカルなインスト・パートと
緩急を飲み込んだドラマティックな曲展開、
それに壮大さを演出するクリーンVoパートなど、
バンドが標榜する「エピック・スラッシュ」の何たるかが
凝縮された、アルバム購入の試金石代わりにもってこいの名曲。

SYLOSIS-Conclusion of an Age-Last Remaining Light ★★★ (2013-04-11 22:18:41)

アルバムのクライマックス役を担う、7分以上に及ぶ大作曲。
これまた「エピック・スラッシュ」の何たるかを
体現したかのような起承転結の決まったドラマティックな
楽曲ですが、ゴテゴテと飾り付けられた大仰さはなく、
研ぎ澄まされたソリッドさを強く感じさせてくれるのが
このバンドならでは。

SYLOSIS-Conclusion of an Age-Swallow the World ★★ (2013-04-11 22:21:29)

今風のへヴィネスを湛えてスタートし、
サビへ向けてスピードアップ。
「オ~オ~」というクリーン・コーラスと共に
曲が疾走を開始する場面のカッコ良さは
かなりのものですよ。

SYLOSIS-Dormant Heart ★★ (2015-06-29 23:20:20)

3rd『MONOLITH』で完全に自己のスタイルを確立。次なる一手に注目の集まっていたSYLOSISが、期待高まる中、'15年に発表した4thアルバム。
OPナンバー①の重苦しいイントロが始まった時は「ふむふむ。で、こっから一気に疾走へ転じるわけでがすね?」とほくそ笑んだのですが、最後まで重苦しいまま終わってしまって、あれ?と。
そんな感じに開巻早々、これまでとの作風の違いを明白に宣言してみせる本編は、他にも思わず「ヘヴィ・バラード」と表現したくなる悲壮な⑥や、クリーン・パートをメインに10分近い長尺をプログレッシブに物語る⑪といったメロディアスな楽曲を収録。勿論②③⑨等のスピード・ナンバーは健在なれど、全体的に焦燥感というか前のめり感は抑制気味で、今回は「走る」ことは主目的に非ず、楽曲のスケール感や、緩急の効いた精緻な曲展開のダイナミズムを際立たせるための手段の1つと位置付
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SYLOSIS-Monolith ★★★ (2013-04-10 22:45:27)

結局、国内盤はリリースされず終いだった2nd『EDGE OF THE EARTH』('11年)を間に挟んで、'12年に発表された3rdアルバム。
知らぬ間にシンガーが今風の怒号を響かせる新Vo(Gが兼任)にチェンジしていて、それに併せてってわけではないのでしょうが、サウンドからも直線的な攻撃性は減退傾向が見受けられます。
本編を重厚に覆うKey、そして一層エモーショナル&メロディアスに花開くツインGの絡みが増量されたことに加えて、クリーンVoをヴァースやブリッジに組み込み、従来の「サビメロのみをメロディアスに歌い上げる」というお約束パターンを廃した楽曲は、スラッシュ・メタル・サウンドを基調としつつも、これまで以上に緩急の落差が強調された、ある意味プログレ/テクニカル・メタル方面への踏み込みを感じさせる仕上がりに。
特に、シュレッド・リフが鬼のように吹き荒れる①、静動/美
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SYLOSIS-Monolith-Out From Below ★★★ (2013-04-13 00:45:07)

鬼のように刻まれるGリフにスラッシーな疾走感、
ダイナミックな曲展開、劇的なメロディと、
OPから早くも勝負を着けにくるキラー・チューン。
単なる技巧のひけらかしとは異なり、
楽器陣が「ここぞ!」という場面で炸裂させる
ハイテクニックが、カタルシスを生み出すことに
大きく貢献しています。

SYLOSIS-Monolith-The River ★★★ (2013-04-14 00:06:42)

中間部のGソロはメロディアスというより
もはや「エモーショナル」と表現したくなる領域。
そこから雄々しいメロディと共に疾走へと
移行していく堪らなくドラマティックな曲展開からは
SYLOSIS流の美学が感じられます。

Santa-No hay piedad para los condenados ★★★ (2017-02-21 23:50:40)

長らくCDで探していたスパニッシュ・メタル・アイテム2点を、何の気なしに立ち寄った中古盤屋にてゲット。思わず小躍りしてしまいましたね。1枚はスペインのクサメタル機甲師団PANZERが’87年に残したライブ盤で、もう1枚が「スペインの女ロニー」ことアズセナ・マルティン(Vo)を擁し、DEEP PURPLE~RAINBOW直系の様式美HMを聴かせてくれたSANTAが、’86年に発表していた本2ndアルバムです。
バンドには今回から専任Key奏者が加入。様式美HMバンドとして一層盤石の布陣となっており、本編では早速その強みを活かした曲作りが行われています。Gリフ主体で荒々しく突っ走っていたデビュー作に比べると、曲構成がよりメロディアス&キャッチーに作り込まれ、柔和に弾む②があったかと思えば、メロドラマのテーマ曲みたいに甘く切ない⑤があり、明るく快活な⑨もある…といった具合に、収録曲のバラ
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Santa-Reencarnación ★★★ (2016-02-09 23:15:20)

メタル者にとってサンタと言えば、北欧に生息するヒゲ面の老人ではなく、「スペインの女ロニー」ことアズセナ・マルティン-ドラド・ガルボ(Vo)を擁するマドリッド出身の4人組のことに決まってますが(嘘)、本作はそのSANTAが'84年に発表したデビュー作。
母国では初回生産分だけで1万7000枚を売り上げたヒット作というだけあって、シンガーのパワフルな歌声、楽器陣のタイトな演奏力、それにガッチリ組み上げられた収録楽曲etc・・・と、彼らの提示するコテコテな様式美HMサウンドは実に堂々たる完成度。切れ味鋭く突進するスピード・ナンバー⑥の只事じゃないカッコ良さなんて、「どうせ辺境メタルでしょ(笑)」と舐めて掛かる輩を「逆にブッ飛ばしてやらぁ!」ってな気迫が憑依しているかのよう。
歌詞はもちろん巻き舌バリバリのスペイン語なれど、アズセナ姐さんの情熱的な歌い回しにマッチしており全く違和感は
…続き

Santa-Reencarnación-Al lado del diablo ★★★ (2016-02-10 22:45:50)

目の覚めるような屈強さで疾走するスピード・ナンバー。
楽曲が放出するパワーに一歩も引かずに、むしろ打ち勝つ勢いの
アズセナ・マルティンのド迫力の歌いっぷりが圧巻ですよ。
まさにディアブロ・・・。

Santa-Reencarnación-Sobrevivir ★★★ (2016-02-10 23:00:34)

「大阪で生まれた女?(by BORO)」と思わず尋ねたくなる
コブシの効きまくったアズセナ・マルティン入魂のシャウトに
胸揺さぶられる、TERRA ROSA辺りにも通じる
泣きと哀愁に満ちたドラマティックな名曲。
よく女性シンガーをして「ルックスに似合わぬ力強い歌唱」とか評したりしますが
この人の場合はまさしく「ルックスに違わぬド迫力の歌唱」なのが凄いなぁと。

Santa-Templario ★★★ (2016-02-13 00:14:13)

看板シンガーだったアズセナ・マルティン脱退後、'86年に発表された3rdアルバム。
前作レコーディング前にKey奏者がラインナップに加わったこともあり、「今回もKeyがGとバトル繰り広げる本格派様式美HMが詰まってるに違いないですぞ」とかニヤつきながら再生したのですが、OPナンバー①は明るく弾むLAメタル風。続く②もメロディアスなポップ・チューンで、「確かにKeyサウンドは大々的に使われてるけどさぁ…」と、少なからず落胆したような覚えが。
但し決して完成度は低くない。いや、むしろ立派。新加入エレノール・マルケージ(Vo)の実力は前任者と比べても遜色はなく、彼女の器用で耳当たりの良い歌唱が活かされた楽曲は、従来のコテコテ感を薄れさせて、よりキャッチーで聴き易い仕上がりに。リバーブを深めに掛けたドラム・プロダクションとか、作品全体がグッと洗練されてメジャー感が漂うようになりました
…続き

Santa-Templario-Dama de noche ★★★ (2016-02-15 22:40:39)

ファンファーレ調のKeyリフが何となくEUROPEの
“THE FINAL COUNTDOWN”を思い出させるのですが
同年作品なので単なる偶然か。
様式美HM色はあまり感じられないものの、
バンドの新境地を開拓したメロディックHRの逸品で
これはこれでイケてますよ。

Santa-Templario-Fuego en el alma ★★★ (2016-02-13 23:37:18)

ポップ・テイストも強めた3rdアルバムの中にあって
最も様式美HM色を色濃く留めている疾走ナンバー。
音作りは随分と洗練されましたが、ちゃんとGとKeyの
リレーも聴けますし、何より新加入の女性Voの
堂々たる歌唱力が素晴らしい。声質的には彼女の方が、
前任のアズセナ・マルティンよりロニーに近いかも。

Scheherazade-Scheherazade ★★★ (2018-11-23 08:58:51)

日本プログレッシブ・ロック界のレジェンドとして語り継がれるSCHEHERAZADEが復活。デビューから15年目にしてようやく発表に漕ぎ着けた’92年リリースの1stアルバムがこちら。(3曲入りCDシングルもボーナストラックとして封入)
本作で繰り広げられるのは、基本的にはNOVELAに通じるシンフォニックでドラマティックなお城系プログレ・サウンド。実にクセが強い五十嵐久勝のヴィブラートびんびん物語なハイトーンVoも、勿論変わることなく健在。和製デヴィッド・サーカンプ(PAVLOV’S DOG)的というか、この五十嵐の独特な唱法をどう表現したもんか長年思い悩んでいたのですが、失恋船長さんの「ロックを歌う美輪明宏」という表現に「それだ!」と喉の支えがストンと落ちた気分ですよ。本作で言えば特に②はまさにそんな感じで、確かに好悪が分かれるVoとはいえ、ここまで個性的ならば立派な武器として昇
…続き

Seasons in the Abyss ★★ (2009-02-12 19:15:00)

『REIGN IN BLOOD』のアグレッションと、『SOUTH OF HEAVEN』の重厚感を併せ持った作品として
高い評価を獲得し、'90年にリリースされるや過去最高の売り上げを記録、SLAYERのオーバーグラウンド浮上を
後押しした傑作5thアルバム・・・なんてこたぁ今更説明するまでもないですね。
触れれば切れそうな鋭利なGリフが、デイヴ・ロンバートの凄まじいドラミングに乗って激走する、SLAYER屈指の名曲①に
代表されるよう、アルバム全編に亘って殺傷力満点のGリフ、怒涛の如きリズム、ヒステリックなGソロ、そして、
比較的「歌っていた」前作から一転、激情を吐き出しまくるトム・アラヤのVoが荒れ狂い、曲間を開けずに殺気立った
楽曲群が波状攻撃を仕掛けて来る様は、まさにデイヴ在籍時代を総括するかの如きハイテンションなカッコ良さ。
スラッシュ・
…続き

Sheriff-Sheriff ★★★ (2018-07-26 22:45:03)

バンド解散後の‘89年にラジオを起点に火が点き、最終的には(国内盤CDの帯に誇らしげに表記されている通り)全米チャート№1の座を獲得するリバイバル・ヒットとなった名バラード“WHEN I’M WITH YOU”を収録する、カナダの5人組SHERIFFが’82年に残した最初で最後のフル・アルバム。
自分はフレディ・カーシ(Vo)とスティーヴ・デマーチ(G)が結成したSHERIFFの後継バンドというべきALIASを先に聴き、そこから遡って本作を入手したのですが、基本的に両者の音楽性は同一。どちらも大陸的ポップ・センスと、欧州風味の仄かな哀愁がない交ぜのキャッチーなメロディに彩られたカナディアン・メロディアスHRを持ち味としていて、幾分AOR/産業ロック色が強まっていたALIASに比べると、こちらの方はフレディが微笑ましいぐらい元気一杯にハイトーンVoを決めまくり、スティーヴのGが溌剌と
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Sheriff-Sheriff-Elisa ★★★ (2018-07-29 01:19:19)

Keyを効果的に運用して抒情的且つドラマティックな雰囲気を盛り上げる
アメリカン(カナダのバンドだけど)プログレ・ハード的な魅力も湛えた逸品。
しっとりと聴かせるスティーヴ・デマーチのGも美味。
アルバム後半のハイライト・ナンバーですよ。

Sheriff-Sheriff-Kept Me Coming ★★★ (2018-07-29 01:07:04)

SHERIFFを“WHEN I'M WITH YOU”一発だけのバラード・バンドだと思ってる連中に
「舐めないで頂きたい!」とブチかまされるハードな疾走ナンバー。
リフがシャープ、Gは弾きまくり、Voも耳をつんざくハイトーンを決めてくれますが、
それでいてメロディはキャッチーですんなり耳に入ってくる辺りがこのバンドらしい。

Sheriff-Sheriff-When I'm With You ★★★ (2018-07-29 01:11:26)

Key奏者のアーノルド・デヴィッド・ラニが恋人に捧げるために書き上げた
歌詞からメロディまで虫歯になりそうなぐらい甘いバラード。
結婚式で流すのに打ってつけの1曲と言えましょうや。
フレディ・カーシのVoがデニス・デ・ヤング風なこともあり、
後期STYX的な味わいが感じられたりも。

Shotgun Symphony (2014-01-16 23:03:48)

'91年、ニュージャージーにおいて結成。音頭を取ったのはトレイシー・ホワイト(Vo)とチャーリー・カルヴ(B)の2人で、その後ARTIST WORLDWIDE MANAGEMENTと契約を交わすと、'93年にセルフ・タイトルの1stアルバムでデビュー。同作はゼロ・コーポレーションを通じて日本でもリリースされ、彼らの出す90年代のアメリカのバンドらしからぬ、メロディアスでドラマティック、且つ親しみやすいキャッチーさを備えたHMサウンドが高く評価された。
その後、2nd『FORGET THE RAIN』で流行に感化されたり、3rd『ON THE LINE OF FIRE』で初心を取り戻したりと、紆余曲折を経ながら活動を続け、'02年に解散。
しかし'10年にはライブ盤『LIVE AT FIREFEST 2010』を引っ提げて再結成を果たしている。

Shotgun Symphony-Sea of Desire ★★★ (2019-05-15 00:19:35)

ニュージャージー出身のKey奏者を含む5人組で、初期BON JOVIを更に欧州寄りにしたようなメロディアスHRサウンドと、ドラマティックな名曲“HIGHWAY TO TOMORROW”のインパクトでメロハー愛好家のハートを掴んだSHOTGUN SYMPHONYが、'99年に発表した4thアルバム。そして残念ながらこれが彼らのラスト作になってしまったという。(現在は再結成済み)
セルフ・タイトルのデビュー作が日本とヨーロッパで評判を呼ぶも、2nd『FORGET THE RAIN』(’95年)で当時流行のダーク&ヘヴィ路線への接近を試みて急失速。以降彼らのカタログ・チェックは怠っていたのですが、'10年頃に再結成を遂げたとのニュースを耳にして久々にSHOTGUN SYMPHONYのバンド名を思い出し、遅ればせながら本作を購入。したらばウェットなメロディといい、メジャー感溢れるアレンジに
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Shotgun Symphony-Sea of Desire-Between the Eyes (Eyes of Anger Part II) ★★★ (2019-05-16 00:01:57)

2nd『FORGET THE RAIN』収録のバラード“EYS OF ANGER”の
続編に当たる(?)アルバムのラスト・ナンバー。
トレイシー・ホワイトの濡れ濡れな美声が堪能できるメロウな前半だけで
十分素晴らしいのですが、4分過ぎてからのもう一山の盛り上がりが
この曲をドラマティックな名曲たらしめています。

Shotgun Symphony-Sea of Desire-What I Wouldn't Give ★★★ (2019-05-15 23:52:47)

抒情的なピアノ、泣きのG、エモーショナルなVoに
壮麗なハーモニーと、聴く者を励まし勇気づけるような
ポジティブなエネルギーを感じさせる感動的なバラード。

Shotgun Symphony-Shotgun Symphony ★★★ (2014-01-16 23:14:00)

「90年代《やみ》を切り裂くメロディの銃弾《きらめき》。ニュージャージーから放たれたSHOTGUN SYMPHONY、ここに推参・・・」と、思わずこっちの書く文章までゼロ・コーポレーション調になってしまう、Key奏者を含む5人組が'93年に発表した1stアルバム。
哀愁を帯びたメロディと、ドラマティックな曲展開を組み立てるヨーロピアンなセンス、それらをキャッチーにまとめ上げるアメリカンなアレンジ・センスとを併せ持ったバンドで、彼らの才能が集約されたOPナンバー①をラジオで初めて聴いた時は、速攻で本作の購入を決意させられた程でした。
シンセサイザーによる荘厳な味付け、ハードロッキンなエッジと重量感を失わないリフ&リズム、その上で憂いを帯びたメロディを熱唱するトレイシー・ホワイトのハイトーンVo・・・正直な話、この名曲のインパクトがデカ過ぎて本編自体の存在感が掻き消されてしまって
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Shotgun Symphony-Shotgun Symphony-Highway To Tomorrow ★★★ (2014-01-17 23:10:55)

ドラマティックな曲展開は欧州へヴィ・メタリックですが
ノリ易い曲調と、一緒に歌えるキャッチーなサビメロの構築術は
アメリカのバンドならではという、美味しいとこ取りな名曲。
SHOTOGUN SYMPHONY=この曲、と言っても過言ではありません。
多分。

Steel Crown (2020-01-21 00:08:16)

イタリアのフリウリ・ベネチア・ジュリア自治州の州都トリエステにて'80年に結成。
デモテープやライブ音源の発表、あるいはコンピレーション・アルバムへの楽曲提供で実績を積み上げて、80年代半ばにダンス・ミュージック・レーベルとして知られるDISCOMAGICと契約を交わし、'86年に1st『SUNSET WARRIORS』でデビュー。NWOBHM直系の正統派HMサウンドのカッコ良さと、漫画研究会所属の中学生が描いたようなジャケットがマニアのハートを震わせたという。
'89年に4曲入りEP『NIGHT WALK』をリリースした後解散したが、00年代に入って復活を果たした模様。

Steel Crown-Sunset Warriors ★★★ (2020-01-21 00:16:22)

HR/HMが音楽シーンのメインストリームへと浮上した’86年。多くのバンドが「洗練」目指して舵を切る最中にあって、メタルバブルとは100パー無縁なのが一目瞭然の貧相…もとい、手作り感溢れるアートワークのインパクトでマニアのハートをカツアゲした、イタリア出身の5人組のデビュー作。ちなみにこのジャケ絵、最初は脱力を誘われますが、ずっと見てると段々愛しさを覚えて来るから不思議ですよ。(え?覚えない?)
本作で聴かれるのは、Gリフでグイグイと押して来るNWOBHMからの濃厚な影響を伺わせる正統派HM。音質はチープで、Voも音痴。世紀末チックなアートワークと併せて、垢抜けなさのオーラがヒューマンガス様も怯むレベルでモワモワ立ち昇ってきます。しかし楽器陣の演奏はタイトでキレがあり、Voだって歌唱能力不足は擁護し難いものがありつつ、彼が歌う哀愁を孕んだメロディは結構魅力的なんですよ、これが。そし
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Steel Crown-Sunset Warriors-Drifting in My Mind ★★★ (2020-01-21 23:10:55)

Gリフで押しまくるNWOBHMの洗礼を受けた疾走ナンバー。
音程の怪しいVoに、イマサンな音質がアングラ臭をプンプンに漂わせつつも
ドラマティックに組み上げられたGソロが鮮烈に走り始めると
全てを許せる気になるというもの。
1stの頃のSILVER MOUNTAINに通じる魅力あり。

Steel Crown-Sunset Warriors-Sunset Warriors ★★★ (2020-01-21 23:16:38)

穏やかなバラード風の導入を経て、
突如アグレッシブにテンポアップするアルバム表題曲。
キレキレに動き回るGのカッコ良さは勿論のこと、
地味にBが印象的な仕事をしてくれているのもポイントです。

Stephen Crane-Kicks ★★★ (2023-09-21 23:45:46)

サザン・ロック・バンドBABYの一員としてデビューを飾り、同バンド解散後はロスを拠点にセッション・ミュージシャンとしてキャリアを築いてきたスティーヴン・クレイン(Vo)。本作は彼が米メジャーのMCA RECORDSとの契約を得て’85年にリリースした1stソロ・アルバムで、いつの間にかCD化されていたことに吃驚ですよ。贅沢いえば国内盤を再発して欲しかったところなんですけども(当時レコードは国内盤も発売された)、日本がCD化大国としてブイブイ言わせてたのはもう20年も昔の話ですからね…。
ともあれ、こうしてこの名盤をCDで聴くことが出来るのは有難い限り。プロデュースはスティーヴ・ルカサーが担当。バックもTOTOのメンバーを始めとする腕利きセッション・ミュージシャンが固めていることからAORのジャンルで語られることの多い本作ですが、各楽器の存在感を強調したエッジの効いた音作り(ゲストに
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Stephen Crane-Kicks-Headed for a Heartbreak ★★★ (2023-09-25 23:44:00)

小気味良く切り込んでくるGに、リズムの力強さといい
HR/HMで括っても問題ないように思えるカッコ良さ。
(Keyもさりげなく良い仕事してますね)
クールな哀愁を帯びたメロディを歌い上げる
スティーヴン・クレインのVoも勿論◎


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