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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 5801-5850
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STäLKER-Shadow of the Sword ★★★ (2020-03-04 00:37:47)
直前のタイミングになって、ヘッドライナー・バンドから「アホか、君ら」な理由で出演キャンセルを食らい、しかもこのままだとこれが最後の開催になりかねない等、踏んだり蹴ったりだった今年のTRUE THRASH FEST。主催者側に落ち度は全然ないのだから最後なんて言わんと今後も何とか続けて欲しいのですが…。
とまれ、ベテラン勢の抜けた穴を埋めるべく、こんなご時世にも関わらず来日してくれた若手バンド――とMATYR――の奮闘は賞賛されて然るべきであり、折角の機会なので手元にあったニュージーランド出身のスピード・メタル・トリオ、STALKER(TTF初日に3番手として出演)が'17年に発表した1stアルバムをご紹介。
彼らが聴かせてくれるのは、ラフな音質に乗せて、アッパーテンションなハイトーンVoとささくれたリフ&リズムが疾走疾走また疾走という、EXCITERや初期SLAYER等からの
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STäLKER-Shadow of the Sword-Evil Dead ★★★ (2020-03-05 00:51:40)
DRAGONFORCEやF.K.U.等、様々なバンドによってカヴァーされている
DEATHの初期の名曲ですが、STALKERバージョンもなかなかのハマり具合。
(来日公演でも披露されていました)
余りに出来が良いので、本編後半の他の楽曲の存在を
霞ませてしまっているという痛し痒しな部分もなくはないのですが…。
STäLKER-Shadow of the Sword-Path of Destruction ★★★ (2020-03-05 00:42:56)
「勢いだけのバンドと侮ってもらっちゃ困るぜ」
とのバンドの主張が聞こえてきそうな、
嵐のSEに導かれる重厚なイントロから、
起承転結を効かせてドラマティックな盛り上がりを
呈するアルバム前半のハイライト・ナンバー。
やはりこの手のバンドにとってIRON MAIDENの存在は
重要なのだなぁと改めて実感させられます。
STäLKER-Shadow of the Sword-Total Annihilation ★★★ (2020-03-05 00:34:46)
ハイピッチVoにささくれ立ったリフ&リズムが
やけくそ気味に突っ走るOPナンバー。
ほんのり漂うサタニック・テイストと、
クイック且つ鋭角的な刻みっぷりが80年代の
SLAYERやDESTRUCTIONを思わすGリフがクール。
SUGARCREEK-FORTUNE ★★★ (2013-02-02 00:02:46)
元THE RIVERASのリック・リー(Vo)率いるカリフォルニア出身のメロディアスHRバンドが、'82年にリック自身が興したBEAVER RECORDSから発表した2ndアルバム。
張りのあるハイトーンVoが歌い上げる親しみ易いメロディ、ポップな躍動感に満ちたリズム、それらを包み込む瑞々しいKey、そしてメンバー全員が歌える強みを活かした華美なボーカル・ハーモニーに彩られた楽曲の数々は、溌剌としたアメリカンなノリの中にも、プログレ風味のアレンジを施されたドラマティックなナンバーがあったりと、その作風は明らかにSTYXからの多大なる影響を感じさせます。
にも拘らず、通して聴くと然程STYXっぽく響かないのは、叩き上げのライブ・バンドゆえ(何せデビュー作がライブ・アルバムだったぐらいのもので)、サウンドがハードにロックしているからかでしょうかね。特に、各楽器が攻めの姿勢を持って
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SUGARCREEK-LIVE AT THE ROXY ★★ (2013-02-04 22:16:34)
幻の名盤扱いされていたSUGARCREEKのアルバム3枚が、ESCAPE RECORDSの尽力もあって遂に復刻。更に'02年には国内盤のリリースも実現したのだから、ありがてぇありがてぇ。
本作は'81年発表の1st兼実況録音盤で、ライブ・アルバムがデビュー作と言うとまるでNWOBHMバンドのようですが、ここからは「原盤費用の節約」という現実的な理由以上に、彼らのライブ・バンドとしての自信や自負のようなものが強く感じられます。スポットライトに背を向けて(?)地道に各地をサーキットして腕を磨いたSUGARCREEKが「ローカル・ヒーロー」の地位を確立していたこと想像に難くなく、ライブ・レコーディング当日のキャパ900人の会場に、1200人以上の観客が詰め掛けたと言う逸話もその証左ではないでしょうか(多分)。
ライブならではの熱気と勢いを孕んだ本編は、このバンドらしい優れたメロディ
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SUGARCREEK-ROCK THE NIGHT AWAY ★★★ (2013-02-03 01:01:30)
新たにサイド・ギタリストを迎え入れて、ツインGを擁する6人編成の大所帯となったSUGARCREEKが、'84年に発表した3rdアルバムにしてラスト作。
威勢の良い「カモン!」の掛け声と共にスタートするエネルギッシュなOPナンバー①を手始めに、プログレ・ハード色を薄れさせたサウンドは、その代わりに2本のGの存在を前面に押し出して、ザックリ感をいや増したGリフや、よりダイナミックに駆け抜ける曲調等、時節柄、LAメタルへの接近を感じさせる内容に仕上がっています。
とはいえ、このバンド独特のフッキーなメロディ・ラインはその威力を全く鈍らせることなく健在。前作の作風を受け継いだポップ&キャッチーに弾む②⑥⑦があったかと思えば、甘く切ないバラード③⑧あり、そしてメロディの魅力はそのままにシャープさの磨かれたハード・ロッキンな名曲⑤⑪あり・・・といった具合に、本編は非常にバラエティ豊か。
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SUICIDAL ANGELS (2012-04-01 21:11:47)
'01年にギリシャはアテネにおいて結成。
矢継ぎ早にに制作した2本のデモテープとEP『BLOODTHIRSTY HUMANITY』『ARMIES OF HELL』がヨーロッパ中のメタル雑誌で評判を呼び、これが切っ掛けとなってアメリカのOSM RECORDSとディールを締結。1stフル『ETERNAL DOMINATION』をもって'07年にアルバム・デビューを飾る。
オールドスクールなスラッシュ・メタル・サウンドが詰め込まれた作品自体のクオリティと精力的なライブ活動が実を結び、'09年にはオーストラリアで開催されたコンテスト「ROCK THE NATION AWARD 2009」にてSTEELWINGと共に優勝。
その後は、同年にNUCLEAR BLASTから2nd『SANCTIFY THE DARKNESS』、'10年にNOISE ART RECORDSから3rd『D
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SUICIDAL ANGELS-Bloodbath ★★★ (2012-04-03 07:11:32)
今やギリシャを代表するスラッシュ・メタル・バンドの1つにまでのし上がったSUICIDAL ANGELSが、ジャケット・イラストレーターに再びエド・レプカを起用して'12年に発表した4thアルバム。
尖がったVoに尖がったリフ&リズムが息次ぐ暇を与えずに畳み掛ける尖がりまくったスラッシュ・メタルという、日本デビュー作ともなった前作『DEAD AGAIN』で披露した音楽性は今作でも勿論不変。
但し、例えば「スピードだけが頼りじゃねえぜ」とばかりに、終始ミドル・テンポで押してくる③のような楽曲を収録したり(実際良い曲です)、オランダのデスラッシャー、HAIL OF BULLETSのマーティン・ヴァン・ドラネンやFIREWINDのボブ・カティオニスらがゲストに迎えられた本編からは、バンドの余裕というか貫禄のようなものが漂って来るようになった。
それでいて瞬発力が鈍ったなんてこと
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SUICIDAL ANGELS-Bloodbath-Bloodbath ★★ (2012-04-03 22:09:23)
今更前置きなんかいらんだろ?とばかりに
いきなり機関銃の如きGリフのシュレッドから
幕を開けるアルバム表題曲にしてOPナンバー。
かと思えば、インスト・パートでは
禍々しくもムーディな雰囲気を発散する
緩急の付け方も上手い。
SUICIDAL ANGELS-Bloodbath-Morbid Intention to Kill ★★★ (2012-04-03 22:15:37)
攻撃的なVoに殺傷力を宿した鋭利なGリフ、
猛然と荒れ狂うリズム、
イントロの一捻りを手始めに
アップダウンの激しい曲展開など、
前のめりな姿勢を貫きつつも
楽曲自体はすこぶるキャッチーという
SUICIDAL ANGELSの魅力が凝縮されたかの如き名曲。
SUICIDAL ANGELS-Bloodbath-Torment Payback ★★★ (2012-04-03 22:19:45)
マシンガン・リフからスタートする
(良い意味で)典型的なSUICIDAL ANGELS節が
展開されるスラッシュ・ナンバー。
FIREWINDのボブ・カティオニスがゲスト参加して
正統派ヘヴィ・メタリックなツインGを
劇的に炸裂させてくれています。
SUICIDAL ANGELS-Dead Again ★★ (2012-04-02 07:06:26)
日本未発売の2nd『SANCTIFY THE DARKNESS』がMETALLION誌の「スラッシュ必聴盤200選」に選出されていたギリシャ出身の4人組スラッシャーが'09年に発表した3rdアルバム。
高い殺傷力を宿した鋭利なリフを徹底的に刻み倒す2本のGと、不穏さを孕んだミドル・パートと激烈な疾走パートの組み合わせでダイナミズムを演出するリズム・セクション、それに憎しみに満ちたシャウトで畳み掛けて来るVoとが一気呵成に突っ走るサウンドは、まさしくSLAYER直系のスラッシュ・メタルといった趣きで、ジャケット・アートワークをエド・レプカ画伯が手掛けるのに相応しいクオリティを有する。
尖がった疾走感がもたらすカタルシスのみならず、楽曲が小気味良いキャッチーさを有している点も本作の美点で、特に切迫感に溢れた④、Gリフがドリル状に切り込んでくる⑤、ヨーロッパ的なダークネスを発散する
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SUICIDAL ANGELS-Dead Again-Suicide Solution ★★★ (2012-04-02 22:51:10)
ドリルの如きGリフと音数の多いリズムが
噛み付くようなシャウトVoを伴って
畳み掛けるアルバム屈指の名曲。
尖がりつつもGのリード・プレイやソロからは
ヨーロッパ的なダークネスが滲み、
何より一緒に叫びたくなるキャッチーさを
有している点が最大の魅力。
SUICIDAL ANGELS-Dead Again-The Trial ★★★ (2012-04-02 22:47:45)
居ても立ってもいられない気分にさせてくれる
切迫感に溢れたGリフがクール且つキャッチーな
高速スラッシュ・ナンバー。
SUICIDAL ANGELS-Divide and Conquer ★★★ (2014-02-25 22:45:56)
トップ・ランナーとしてギリシャのスラッシュ・シーンを牽引するSUICIDAL ANGELSが、ギタリストの片割れをパノス・スパノスから元EXARSISのクリス・Tにチェンジして'14年に発表した5thアルバム。
これまで一貫してSLAYERやKREATORの流れを汲む激発型スラッシュ・サウンドを追及してきた彼らですが、5枚目にして変化球を投げ込んで来ました。
密度の濃いモダンな音作りの下、従来作に比べてアグレッションの「発散」と「溜め」がかなり意識的にコントロールされている本作は、軟弱にならない程度に増量されたメロディとの組み合わせで、カミソリの如き切れ味の鋭さ以上に、重厚にしてキャッチーな打撃力が印象に残る作風に。
さり気なくヴァイオリンまで使用されている④⑩は、バンドの試行錯誤の結晶というべき大作ナンバー(前者は6分、後者は8分)で、中でもスラッシーな攻撃力とダイナ
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SUICIDAL ANGELS-Divide and Conquer-Control the Twisted Mind ★★★ (2014-02-26 23:17:45)
意表を突いてバイオリンをフィーチュアした
メランコリックなイントロからスタート。
その後は当然のようにシャープなGリフ主導の
スピード・パートへと転じるわけですが、
前のめりな「爆走」というよりは、
地面をしっかりと踏みしめてタイトに疾走する様相が
これまでの彼らとは少々異なる印象。
緩急を効かせた7分に及ばんとする曲展開や
練られたGソロを聴いていると「ドラマティック」
という表現が思い浮かびます。
SUICIDAL ANGELS-Division of Blood ★★★ (2016-06-25 23:47:16)
昨年、待望の初来日公演を行ったグリーク・スラッシャー筆頭、SUICIDAL ANGELSが’16年に発表した6thアルバム。
変化球で攻めてきた前作に比べると、今回はのっけからストレートな疾走感が復活。と言っても、ただ単純に従来のスラッシュ・メタル路線へと回帰したわけじゃなく、曲作りにおいてメロディを印象的なアクセントとして用いる術を、前作の寄り道から「お土産」としてしっかり持ち帰っている辺り、実に抜け目がなく感心させられます。
この新たな方向性確立に大きく貢献しているのが、新加入のガス・ドラックス(G)。通称ガス・D…って、ガス・Gのパチモンみたいですが(ロッテに対するロッチ的な)、ガリガリ鼓膜を削るGリフのシュレッディングのみならず、華麗にして構築美溢れるGソロを随所で披露する等、ギタリストとしての実力は本家にも匹敵。楽曲は彼が加入する以前に既に書かれていたそうですが、例
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SUICIDAL ANGELS-Division of Blood-Bullet in the Chamber ★★★ (2016-06-29 23:46:26)
Gリフ自体がメロディアスなので、メロディック・デス/ブラック・メタルにも
通じる味わいが、なきにしもあらずなスピード・ナンバー。
ドロドロ感がなく、カリッと乾いた疾走感はやはりスラッシュ・メタルしていますが。
攻撃的な曲調に華を添えるガス・ドラックスのメロディックなGソロも印象的です。
SUICIDAL ANGELS-Division of Blood-Capital of War ★★★ (2016-06-29 23:52:56)
ガリガリ刻まれる凶暴なGリフ、性急に突っ走るリズム、
煽るように畳み込むVo…と、SUICIDAL ANGELS以外の何者でもない
攻撃的曲調に、メロディックなGソロが鮮烈に切り込んで来るという
ガス・ドラックス(G)擁する現編成の強みを如何なく盛り込んだ逸品。
SUICIDAL ANGELS-Years of Aggression ★★★ (2020-04-03 00:01:00)
デビュー以来順調に作品リリースを重ね、’15年には来日公演も行う等、ギリシャのHR/HMシーンを牽引し続けるスラッシュ・メタル・バンドSUICIDAL ANGELSが、前作から3年ぶりとなる'19年に発表した7thアルバム。
ミレ・ペトロッツァの覚え目出度いことでも知られる彼らですが、本作では益々「ギリシャのKREATOR」化が進行。ヤスリ声のシャウトVoや、刺々しく刻まれるGリフでサウンドのアグレッションを維持しつつ、スピードは若干抑え気味に、その分ツインGが奏でる欧州風味のダークネスを孕んだ抒情旋律とドラマティックな曲展開をマシマシにしていくスタイルも、近作のKREATORの流儀に通じます。そりゃ気に入られるよねと。象徴的なのがアルバムを締め括る7分オーバーのイーヴルなヘヴィ・チューン⑩の存在で、最初はてっきり中盤でスピードアップするだろうと思っていましたが、最後まで重厚なテン
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SUICIDAL TENDENCIES-Controlled by Hatred / Feel Like Shit...deja-vu ★★★ (2022-08-02 00:20:28)
80年代、スラッシュ・メタルとハードコア/パンクのクロスオーバー現象の旗振り役を担ったマイク・ミューア率いるSUICIDAL TENDENCIESが、3rd『HOW WILL LAUGH TOMORROW WHEN I CAN’T EVEN SMILE TODAY』から僅か半年のインターバルを経て'89年に発表した8曲入りEP。これまたタイトルがやたらに長いですが、邦題はシンプルに『檄』と冠されています。
その邦題通り、ここに託されているサウンドはスピーディかつアグレッシブ。スラッシュ由来の疾走感は若干抑え気味にして、その分、重厚さや整合性といったヘヴィ・メタリックなエッセンスの拡充が図られていた『HOW WILL~』に対し、ほぼ一週間でレコーディングを終了させたという突貫作業ぶりが物語る通り、ラフなプロダクションから勢い重視の楽曲まで、本作は生々しいエネルギーの迸りが封入された仕
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SUICIDAL TENDENCIES-Controlled by Hatred / Feel Like Shit...deja-vu-Just Another Love Song ★★★ (2022-08-04 08:12:58)
切れ味鋭い(と同時にリズミカルでもある)リフの刻みっぷり、
鬼のように弾き倒すGソロと、畳み掛ける疾走感にアガりまくる
本編屈指のスラッシュ・ナンバー。
線の細いマイク・ミューアのVoが完全にバックの演奏に
埋もれてしまっている点は評価が分かれるかもしれませんが。
SUICIDAL TENDENCIES-Join the Army ★★★ (2017-05-19 00:17:25)
スラッシュ・シーンとハードコア/パンク・シーンのクロスオーバー推進に一役買ったパイオニア・バンドの一つ、マイク・ミューア(Vo)率いるカリフォルニア出身の5人組が’87年に発表した、アメリカ軍の徴兵ポスターのデザインをパロった表題とアートワークが目印の2ndアルバム。(邦題は『軍団宣言』)
スケーターズ・ロックならではの疾走感は既に十分なれど、いかせんメタル側からすると音の軽さが気になったセルフ・タイトルのデビュー作。正統派HM色を強め(泣きのGソロまで聴ける)BUURN!!誌レビューじゃゴッドが高得点を献上したものの、疾走感の低下には物足りなさを覚えざるを得なかった3rd『HOW WILL I LAUGH TOMMORW WHEN I CAN’T EVEN SMILE TODAY』。この2枚の間に挟まれた本作は、ハードコア/パンク由来の爆発的スピード感と、へヴィ・メタリックなエッ
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SUICIDAL TENDENCIES-Join the Army-I Feel Your Pain... And I Survive ★★★ (2017-05-21 01:30:43)
高速で刻み倒される冒頭のGリフにテンションの上がらぬ
スラッシャーはおらんでしょう、と。
尤も、スラッシュ・メタルとして聴いた場合
Vo含めて「音の軽さ」には如何ともし難いものはありますけども
逆にだからこそこの俊敏なフットワークの疾走感を
生み出せているとも言えるわけで。
SUICIDAL TENDENCIES-Join the Army-Join the Army ★★★ (2017-05-21 01:26:52)
上擦り気味のVoが醸し出す切迫感、
ロッキー・ジョージの弾きまくりのGとを伴って
アップダウンを効かせながらテンション高く突っ走る様は
「カッコイイ」の一言に尽きますよ。
SUNBURST-Fragments of Creation ★★★ (2016-07-02 02:56:46)
SUICIDAL ANGELSでのガス・ドラックスの働きに感銘を受け、彼が関わるSUNBURSTのデビュー作('16年発表)も衝動買い。いやぁ、良い買い物でしたよ。
本作に託されているのは、テクニカルな演奏が緊張感と神秘的な雰囲気を醸成するプログレ掛かったパワー・メタル。但し、これみよがしの複雑さは控えめ。何より、強靭なリフの刻み、精緻な速弾き、泣きが迸るエモーショナルなフレージングまで華麗にこなしてみせるガス・DのGプレイと、絶品の歌唱力を誇るヴァシリス・ジョージオウ(Vo)が、サウンドに親しみやすい大衆性&劇的なフックを構築。お陰で、プログレ物にさほど入れ込んでいない身でも、胃もたれを起こさずにスルスルと聴き通すことが出来ますよ。
殊に、愁いに満ちたメロディをしなやかに歌い上げるヴァシリスの歌声は特筆モノ。ガス・DのGプレイは一足先にSUISIDAL ANGELSで体験し
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SUNBURST-Fragments of Creation-Out of the World ★★★ (2016-07-03 22:43:47)
へヴィでアグレッシブなリフ&リズムが押し寄せる
曲調はNEVERMORE辺りを引き合いに出して語りたくなりますが
このバンドの真価は、確かな歌唱力を誇るシンガーが
憂いをたっぷり含んだメロディをしなやかに歌い上げる
サビメロの猛烈なフックにこそあるのではないかと。
テクニカルなだけでなく、猛烈な泣きをも発散する
ガス・ドラックスのGソロも鮮烈極まりなし。
SUNBURST-Fragments of Creation-Symbol of Life ★★★ (2016-07-03 22:51:51)
ガス・ドラックスの華麗なるピロピロっぷりが炸裂する
劇的なイントロだけで掴みはOK。
どこか神秘的な響きも湛えた抒情的なメロディを
情感豊かに歌い上げるヴァシリス・ジョージオウの熱唱にも
ハート鷲掴みで、個人的にはアルバムのハイライト・ナンバーの一つに
推したいぐらいの名曲ですよ。
SUPERIOR-Behind ★★ (2008-06-22 17:56:00)
SILVER MOUNTAINの名曲“VIKINGS"における、イェンス・ヨハンソンの鮮烈なピアノ・ソロに心奪われて以来、
ピアノをフィーチュアしたHR/HMサウンドを聴かせてくれるバンドを、日夜探し回っているのだが、その過程でアンテナに
引っ掛かってきたのが、このドイツはカイゼルスラウンテルン出身の6人組プログレシッヴHMバンド、
SUPERIORが'96年にリリースした1stアルバム。
どうやら本作は、レコード契約を得るためにアマチュア時代('95年)に自主制作した作品らしいが、そのクオリティは
かなりしっかりとしたもので、ミドル・テンポを中心に、複雑且つドラマティックな曲展開を飲み込んだ楽曲は、
制作された時期が時期なだけに、DREAM THEATERからの影響が強く感じられるものの、ガツガツと刻まれる肉厚なGリフといい、
重量感溢れるリズ
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SUPERIOR-Behind-Until the End ★★★ (2008-06-22 18:03:39)
アルバムのラストをメランコリックに締め括るヘヴィ・バラード。
冷ややかに泣きまくる、GとKey(ピアノ)の調べが胸に突き刺さる、
アルバムのハイライト・ナンバー。
SUPERIOR-Behind-Why ★★ (2008-06-22 18:02:12)
よりプログレ風味を強めたSAVATAGEといった趣きの
10分近くに及ぶドラマティックな大作ナンバー。
楽曲の持つ叙情性とドラマ性を増幅する、
流麗なピアノの調べがこの曲の肝。
SURVIVOR-Caught in the Game ★★ (2010-02-25 22:03:00)
前作『EYE OF THE TIGER』の大ヒットを受け、アルバム制作費が大幅増。エンジニアにマイク・クリンクを
起用し、一説には2億円以上の巨費を注ぎ込んでレコーディングされたという、'83年発表の4thアルバム。
『制覇への誓い』という邦題に反して、本作は米ビルボード最高82位と全くの期待ハズレの成績に終わって
しまったため、商業的には失敗作と見なされる事が多いが(実際その通りだから仕方ない)、内容自体は
↑上の方々が仰られている通り、『EYE~』と比較しても決して聴き劣りするものではない。
シングル・カットされたアルバム表題曲①(最高77位)がイマイチ弾けない地味めな楽曲ゆえ、「掴み」に
失敗してる印象は否めないものの、それを乗り越えれば、ポジティブなフィール漂うバラード③、
爽快にロックしまくるアップテンポの④・・・と「これぞSURVIV
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SURVIVOR-Extended Versions ★★★ (2016-03-22 22:55:37)
SURVIVORが'85年に行った、新宿厚生年金会館での初来日公演の模様を捉えた実況録音盤。VHS版だけでなく、CD化までされてたとは知りませなんだ。(自分が購入したのは『LIVE IN JAPAN 1985』と改題された日本盤)
名作『VITAL SIGNS』を発表し、意気上がるSURVIVORの最も脂の乗り切った時期のライブゆえ、メンバーのパフォーマンスにしろ、『VITAL~』収録曲中心のセットリストにしろ、そしてそれを受け止める観衆の盛り上がり具合にしろ、とにかく全編に亘って勢いが感じられます。各楽器陣のソロ・タイムまでしっかりと設けられた本編構成は、「売れ線狙いのポップ・バンドと侮らないで頂きたい!」との、SURVIVOR側のロックな主張が迸るかのようで、特にスタジオ盤ではその存在をさして気にしてなかった(酷)、リズム・セクションのタイトな仕事ぶりには感銘を受けましたね。
…続き
SURVIVOR-Eye of the Tiger ★★ (2010-02-24 21:39:00)
映画『ロッキー3』のテーマ曲として知られ、ヒット・チャートにおいて6週連続で1位の座をキープした結果、
SURVIVORに'82年度グラミー賞「最優秀ロック・バンド」の栄冠をもたらした超有名曲“EYE OF THE TIGER"を
収録する、'82年発表の3rdアルバム。一般的に、SURVIVORの代表作と言えば本作と言う事になるのだろうか?
ロックに興味がなくとも1度は耳にした事があるであろう、無性にシャドー・ボクシング始めたくなる
その勇壮な名曲①以外にも、本作には、爽快なポップ・チューン②あり、泣きのバラード⑤あり、ハードロッキンな
⑥あり、本編後半のハイライトを飾る感動的な⑦(映画『ロックアップのED曲としても知られる)あり、
スマッシュ・ヒットを飛ばした(16位)リズミックでキャッチーな⑧あり・・・といった具合に、ハイクオリティ且つ
バ
…続き
SURVIVOR-Eye of the Tiger-Eye of the Tiger ★★★ (2016-03-26 10:02:46)
自宅の蛍光灯の紐相手にシャドー・ボクシングを
したことがある者、必聴の名曲。
「無性にランニングをしたくなる」と多くの方が語られていますが
実際走る時に流してみると、遅過ぎず早過ぎずで
丁度いいテンポなんですよね。(お前も走ったんかい!と)
SURVIVOR-Premonition ★★ (2010-02-23 21:48:00)
元CHASEのリズム隊が脱退、曲作りがジム・ピートリック(G)とフランキー・サリヴァン(G)の2本柱に委ねられた事で、
いよいよSURVIVORと聞いて想起する音楽性が形成され始めたとの印象を受ける、'81年発表の2ndアルバム。
(言葉の意味はよう分からんが、なにやら期待感を煽る『予戒』という邦題も秀逸だ)
この頃はまだ、曲によってはプログレ・ハード風味も感じられるアメリカンHRサウンドが持ち味ながら、
メロディのフック/叙情性がいや増し、一層キャッチーに磨き上げられた楽曲は前作を大きく上回る輝きを放っている。
それは、軽快に駆け抜けていく爽やかなOPナンバー①、一夏の恋の終わりを感傷的に歌い上げる②、
力強いレッドネック賛歌(?)③、ボーカル・ハーモニーの組み立てや濃い口の哀愁漂うメロディからプログレ・ハード
っぽさも感じられる劇的な④、それ
…続き
SURVIVOR-Reach ★★ (2012-11-12 22:38:41)
泥沼の裁判劇を経て、正式にバンド名を背負ったフランキー・サリヴァン(G)がSUVIVORを再建。恩讐を越えてフロントマンにジミ・ジェイミソン(Vo)を迎え入れると(再結成当初はデイヴィッド・ビックラーも在籍)、スタジオ盤としては『TOO HOT TOO SLEEP』以来、実に18年ぶりに発表した8thアルバム。
ジム・ピートリック不在で制作された初めてのSURVIVORのアルバムとは言え、フランキー・サリヴァンとて、ギタリストとして、ソングライターとして長きに渡ってバンドを支え続けてきたオリジナル・メンバーの1人。名シンガー、ジミ・ジェイミソンの伸びやかな歌声を活かした、アルバム・カバーの世界をそのまま音に移し変えたようなOPナンバー①や、暖かみに溢れたバラード④、小粋でメロディアスな⑥(フランキーがリードVoを担当)は、そうした彼の矜持が強く感じられるナイスな逸品。
そんな
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SURVIVOR-Survivor ★★ (2010-02-22 22:54:00)
イリノイ州はシカゴにて元THE IDES OF MARCHのジム・ピートリック(G)を中心に、フランキー・サリヴァン(G)、
デイヴ・ビックラー(Vo)、それにブラス・ロック・バンドCHASEのリズム隊ら、名うてのミュージシャン達に
よって結成されたSURVIVORが、'79年にSCOTTI BROTHERS RECORDSから発表した1stアルバム。
この頃はまだメンバー全員が曲作りに参加しているせいか、次作以降とはやや趣きを異にする作風で、
先にジミ・ジェイミソン時代を体験して、それから遡って本作へと辿り着いた後追いファンとしては、
美しい叙情メロディや心浮き立つポップ・センスといった産業ロック的要素よりも、シンプルでオーソドックスな
(有体に言ってやや地味な)アメリカンHR色が濃厚なサウンドに若干の物足りなさを覚えなくもないが、尤も、
デビ
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SURVIVOR-The Finest Selection~the Serach is Not over Yet~ ★★ (2009-01-25 17:58:00)
'99年にSURVIVERの旧譜が一斉再発された際、新たに編纂され、日本のみでリリースされたベスト盤。
名盤を数多く残しているSURVIVORゆえ、その中から1枚選ぶとなると、大ヒット曲“EYE OF THE TIGER"を収録した
同タイトルの3rdアルバムか、アメリカン・メロディアスHR史に残る傑作と名高い5th『VITAL SIGNS』か、はたまた
円熟味を増した6th『WHEN SECONDS COUNT』か・・・と、非常に悩ましいところなのだが、個人的に、
SURVIVOR未体験者に入門編として1枚お薦めするなら、この便利なベスト盤を推したい。
マニアックなファンが編集した「お好みテープ」を聴いてるかの如き錯覚に陥ってしまう、ツボを突いた選曲センスが
とにかく秀逸な1枚で、“EYE OF THE TIGER"や“BURNIG HEART"等の
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SURVIVOR-Too Hot to Sleep ★★ (2010-02-28 22:32:00)
リズム隊が去り、正式メンバーはジム・ピートリック、フランキー・サリヴァン、ジミ・ジェイミソンの
3人のみという、殆ど末期JOURNEY状態でレコーディングが行われ、'88年に発表された7thアルバム。
前作『WHEN SECONDS COUNT』が優れた内容にも関わらず、それに見合うだけの成功を収められなかった事から、
本作では音楽シーンの潮流の変化も踏まえて、よりハードな方向へと軌道修正。Gサウンドがこれまで以上に
強調され骨太感を増した本編は、その分メロディの叙情性(フック)がやや割を食ってしまった印象が
無きにしも非ずで、収録曲のクオリティにバラつきが見られるという点では、4th『CAUGHT IN THE GAME』を
思い起こさせたりも。(あのアルバムも、従来より心持ちハードな方向へ振られた作風だったし)
とは言え、力強くドラマティック
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SURVIVOR-Vital Signs ★★ (2010-02-26 23:54:00)
巨費を投じて作り上げた4th『CAUGHT IN THE GAME』がまさかの大コケ、しかもデイヴ・ビックラー(Vo)まで健康上の
問題を理由に脱退・・・と、天国から地獄へ一気に転げ落ちたSURVIVORが、新Voとしてジミ・ジェイミソンを、
プロデューサーとして売れっ子ロン・ネヴィソンを迎え入れ、再浮上を賭けて作り上げた'85年発表の5thアルバム。
結果的に本作は4曲ものヒット・シングルを生み出し、アルバム自体もビルボード最高14位にランクイン、バンドに
プラチナ・ディスクをもたらす成功を収めたわけだが、正直、これ程の名盤ならもっと売れたって罰は当たらんぞ、と。
これまで以上にKeyサウンドを前面に押し出し、メロディのフックから、劇的な曲展開、サビのキャッチーさ、
華やかなコーラス・ワークの組み立てに至るまで、その構成要素一つ一つを丁寧に磨き上げ、
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SURVIVOR-When Seconds Count ★★ (2010-02-27 20:51:00)
5th『VITAL SIGNS』が一定の成功を収め、映画『ロッキー4』に主題歌として提供した“BURNING HEART"も
(ディオンヌ・ワーウィックの有名曲“愛のハーモニー"に№1の座こそ阻まれたものの)シングル・チャート
最高第2位にランクインする大ヒットを飛ばした事で、ヘッドライナー・バンドへと昇格を果たしたSURVIVORが、
その結果持ち得た精神的余裕と勝ち組の貫禄を持って制作、'86年に発表した6thアルバム。
プロデューサーには再度ロン・ネヴィソンを起用し、前作の必勝パターンを手堅く再現してみせた本作は、
やや歌モノ志向が強まり躍動感が薄まった点を除けば、ヒット曲“HIGH ON YOU"を彷彿とさせるOPナンバー①といい、
前作のハイライトだった“FIRST NIGHT"から“THE SARCH IS OVER"への流れをそのまま裏返
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SUSIE HATTON-Body and Soul ★★ (2024-07-23 01:22:57)
80年代前半にデビューし、大なり小なりの成功を手中に収めたバンドのメンバーが自身のキャリアが一段落したことを契機に、今度は新人の育成業に乗り出す事例が目立った90年代初頭。オハイオ州シンシナティ出身の女性シンガー、スージー・ハットンはPOISONのブレット・マイケルズの全面バックアップを受けて'91年にこの1stソロ・アルバムを米メジャーのWEA RECORDSから発表しています。
才能に目を留めたというよりは、当時付き合ってたにあった恋人のデビューに手を貸したというのがぶっちゃけたところのようで(POISONの“FALLEN ANGEL”のPVにも出演している)、正直シンガーとしては声質にパンチが欠け、表現力もまだまだ発展途上。ただ貫禄に乏しくとも「一生懸命歌ってます」感はひしひしと伝わってくるので、ブレットならずとも応援したくなる気持ちは分からなくもないという。
また収録
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SUSIE HATTON-Body and Soul-Blue Monday ★★★ (2024-07-24 23:55:56)
王道ガールズ・ロック!といった趣きでポップに跳ねるアルバムのOPナンバー。
甘くキャッチーなメロディ作りの巧さは流石ブレット・マイケルズといったところでしょうか。
星3つはPVバージョンに対してということで。
SWEDISH EROTICA-Swedish Erotica ★★ (2017-05-14 23:26:18)
シンガーは後にイングヴェイとの活動で名を上げるマッツ・レヴィンで、⑩で歌っているのは現在NIVAを率いているトニー・ニヴァ。他にもヨラン・エドマンやジェイミー・ボーガー、ALIENのケン・サンディンらが在籍していたことがあったり、またTNTの初代Vo、ダグ・インゲブリットセンとの関りもあったりと、ファミリーツリーでも作った日にゃ相当複雑に入り組みそうなスウェーデン出身の5人組が、’89年発表した1stアルバム。
EUROPEに代表される従来の北欧メタルを「退屈なバンドばかり」とバッサリ切ってみせる彼らが本作で聴かせるのは、人を食ったバンド名(母国のポルノビデオシリーズがその由来だとか)や、華やかなルックス、レッツ・パーティ・ターイム!な歌詞等が物語る通り、シンプルでスリージーでワイルドなロックンロール・サウンド。
但しアメリカへの憧れをダダ漏れにしてはいても、メロディ・ライン
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SWEDISH EROTICA-Swedish Erotica-We're Wild, Young and Free ★★★ (2017-05-15 22:56:02)
事前情報なしに聴いたらまず北欧のバンドの手による
楽曲とは思えないであろう、しゃがれ声で歌われる
メロディにしろ、キャッチーなコーラスを分厚く覆う
ハーモニーにしろ、アリーナ・ロックの風情が濃厚に
匂い立つ名曲。それでいて、そこはかとなく涼し気な
空気も運んでくる辺りは北欧風味でもあるという。
SWEET-A ★★★ (2022-04-21 00:50:23)
80年代半ばに盛り上がった再評価の機運に乗じ復活を果たしたSWEETでしたが、その後まもなく四分五裂。一時はメンバー各自がリーダーを務める4つのSWEETが乱立するというカオスな状況を招くも(それぞれの活動時期には多少のズレあり)、アルバム・リリースまで漕ぎ着けたのは、このアンディ・スコット(G)が率いたSWEETのみでした。
本作はANDY SCOTT’S SWEET名義で’93年に発表された1stアルバムで、レコーディング・メンバーには元LIONHEART~MSGのスティーヴ・マン(B)らが名を連ねています。分裂劇の悪印象が相俟って「コレジャナイ感」を背負わされたのか、発売当時、雑誌レビューでは30点台を食らうなど評価はケチョンケチョン。でも時間を置いて冷静になってから聴き直せば、親しみ易いポップなメロディといい、ライブ映えする躍動感に満ちた曲調やコーラス・ワークといい、いやこ
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SWEET-Cut Above the Rest ★★★ (2021-01-18 22:57:29)
ツアー生活の疲弊からアルコールに走るようになり、バンド内で軋轢を生じ始めたブライアン・コノリーが脱退。後に残されたメンバーはトリオで活動を継続することを決断し、所属レーベルをPOLYDOR RECORDSに替えて心機一転を図ると、セルフ・プロデュースでレコーディング作業を行って’79年に本7thアルバム(邦題『標的』)を発表しました。
看板メンバーだったコノリーの脱退に加えて、発売されたアルバムは全米チャートで100位内に入ることも叶わない寂しい成績…ってな事前情報に惑わされ、紙ジャケ再発されるまで聴いたことがなかった本作ですが、実際にトライしてみれば、SWEETの他のカタログにも決して聴き劣りしない素晴らしい内容で「こりゃ結構なお点前ですよ!」と思わず居住まいを正してしまった次第。
ここで披露されているのは、前作のアメリカン・メロハー路線を更に洗練させ、キャッチーなメロディ
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SWEET-Cut Above the Rest-Discophony (Dis-Kof-O-Ne) ★★★ (2021-01-20 00:20:14)
英国におけるニューウェイヴブームを皮肉った歌詞、
ディスコミュージックのパロディ的フレーズを要所に散りばめつつも
飽くまで曲展開を主導するのはハードなGという
SWEETのロック・バンドとしての矜持が刻まれた逸品。
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