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TROJAN-Chasing the Storm-Aggressor
TROJAN-Chasing the Storm-Chasing the Storm
TROJAN-Chasing the Storm-Icehouse
TRUST-Live! Paris by Night
TRW-Rivers of Paradise
TRW-Rivers of Paradise-Love Comes Calling
TRW-Rivers of Paradise-Only a Letter
TULIP-日本
TULIP-日本-甲子園
TURBO-Dorosłe dzieci
TURBO-Dorosłe dzieci-Szalony Ikar
TURBO-Kawaleria Szatana
TURBO-Kawaleria Szatana-ZOLNIERZ FORTUNY
TURBO-Last Warrrior
TURBO-Last Warrrior-Last Warrior
TWISTED SISTER-Stay Hungry
TWISTED SISTER-Stay Hungry-Don't Let Me Down
TWISTED SISTER-Stay Hungry-Stay Hungry
TYGERS OF PAN TANG-The Cage
TYGERS OF PAN TANG-The Cage-Danger in Paradise
TYGERS OF PAN TANG-The Cage-Paris by Air
TYGERS OF PAN TANG-The Cage-The Actor
TYGERS OF PAN TANG-Tygers of Pan Tang
TYGERS OF PAN TANG-Tygers of Pan Tang-Never Give In
TYGERS OF PAN TANG-Wild Cat
TYKETTO-Live From Milan 2017
TYKETTO-Live From Milan 2017-Wings
TYRANEX
TYRANEX-Death Roll
TYRANEX-Death Roll-Fight Them Back
TYRANEX-Unable to Tame
TYRANEX-Unable to Tame-Into Darkness
TYRANEX-Unable to Tame-Invasion of Evil
TYRAN′PACE-Long Live Metal
TYSONDOG-Beware of the Dog
TYSONDOG-Beware of the Dog-Hammerhead
TYSONDOG-Beware of the Dog-In the End
TYSONDOG-Crimes of Insanity
TYSONDOG-Crimes of Insanity-Taste the Hate
TYTAN-Justice: Served!
TYTAN-Justice: Served!-Reap the Whirlwind
TYTAN-Justice: Served!-The Cradle
TYTAN-Rough Justice
Tachyon
Tachyon-Tachyon
Terminal Redux
Terminal Redux-Charging the Void
Terminal Redux-Collapse
The Heat
The Heat-Goldfinger

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TROJAN-Chasing the Storm-Aggressor ★★★ (2007-11-18 19:31:26)

叙情的なイントロを経て、けたたましいリフ&リズム&Voが
ハイテンションで疾走を開始する
まさに「タイトルに偽りなし」のカミソリ・チューン。
これを聴くと、彼らがよくEXCITERと比較されていた
という話も大いに納得がいきます。

TROJAN-Chasing the Storm-Chasing the Storm ★★★ (2007-11-18 19:22:32)

1stの幕開けを飾る、アルバム・タイトル・トラック。
RIOTの“THUNDERSTEEL"を彷彿とさせるリフが
炸裂した瞬間、全身の血中メタル成分が燃焼を開始する超名曲。
メロディアス且つドラマティックなGソロも最高です。

TROJAN-Chasing the Storm-Icehouse ★★★ (2007-11-18 19:27:33)

ファンの間でも特に高い人気を誇ると言う、ドラマティックな名曲。
アップテンポの前半を経て、後半は疾走パートへと移行するのだが、
ここでピート・ウェイドソンが披露するGプレイは、
本編のハイライトと言うべき凄まじいクオリティ。
丁寧にフレーズを積み重ねて、劇的なドラマを演出するGソロには、
「んかーっ!これよ、これ!」と思わず悶絶&涙。

TRUST-Live! Paris by Night ★★★ (2016-02-07 22:19:04)

白熱のパリ公演の模様を収めた、'89年発表の実況録音盤。
それまでTRUSTについては「ニコ・マクブレインが在籍したバンド」「ANTHRAXが“ANTI-SOCIAL”をカヴァーした」程度の認識しかなかったのですが、アリーナ級の会場を埋め尽くす観衆の姿が捉えられたジャケットや、彼らがあげる大歓声を見聞きすれば、TRUSTがフランスの国民的人気バンドであった事実がすんなりと納得できました。
初っ端からメーター振り切った盛り上がりっぷりで「おフランス=メタル後進国」との偏見を根底から覆すパリっ子達の存在はまさしく本作の白眉。お陰で仏語の歌詞もMCも全く気になりませんし、何よりこういうステージの上と下で大々的にエネルギーの交歓が行われるライブ盤って大好物なんですよね、個人的に。脂の乗り切ったメンバーのパフォーマンスが、詰め掛けたファンの熱狂に煽られて更にドライヴしまくり、シンプルな
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TRW-Rivers of Paradise ★★★ (2021-12-02 00:29:19)

多彩なアーティストとのセッションで鳴らすマイケル・トンプソン(G)、クリスチャン・ミュージック・シーンを中心にソロ/バンドで活躍するマーク・ウィリアムソン(Vo)、齢10歳でプロの道に足を踏み入れ「世界で最も録音されたドラマー」とも評されるジョン・ロビンソン(Ds)という、LA最高峰のスタジオ・ミュージシャン達により結成。3人の名前の頭文字を取ってTRWを名乗ったプロジェクトが、'07年に発表したデビュー作。
顔触れ的にもAOR/産業ロックを演っているのかな?と思いながら購入してみたところ、寧ろ本作から聴こえてくるのは御三方のルーツに遡ったブルーズやクラシック・ロック的な歯応えを感じさせるサウンド。正直なところ一聴で掴まれるような華やかさやインパクトには乏しいものの、とはいえそこは実力者揃いのプロジェクト。随所にフックとキャッチーなメロディを織り込んだ曲作りの巧みさ、そして何よりキ
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TRW-Rivers of Paradise-Love Comes Calling ★★★ (2021-12-02 23:52:35)

仄かな哀愁を湛えたメロディの清涼感を、
シャラシャラと奏でられるギターと、雑味のないハイトーンVoが
より一層際立たせるアルバムでも1、2を争う名曲。

TRW-Rivers of Paradise-Only a Letter ★★★ (2021-12-02 23:45:41)

マーク・ウィルソンの情感豊かな歌声が映える
暖かみに溢れたバラード。フックの効きまくったコーラスといい
それを彩るうっとり聴き惚れるハーモニーといい、
一昔前なら日本でもCMソングに起用されていてもおかしくない名曲です。

TULIP-日本 ★★★ (2022-08-22 21:52:50)

その昔、学校のキャンプファイヤーで歌った“心の旅”の印象から、長らくフォーク・グループと認識していたチューリップに対する印象を改める切っ掛けとなった、’75年リリースの6thアルバム。
日の丸を想起させる示唆に富むアートワークが象徴する通り、当時の日本の様々な情景や日本人の国民性をテーマに据えたコンセプト・アルバムの体裁が取られている本作は、THE BEATLESからの影響を基調に、70年代ロックの歯応えや実験性、それにメンバー全員が歌える強みを生かした美しいボーカル・ハーモニーとに彩られ、単純にフォークというジャンルでは括りきれない多様性に溢れたサウンドが展開されています。メロディはフォーク由来の暖かみや親しみ易さを感じさせるのに、綴られている歌詞は敗者たちの物語で、案外皮肉げだったり辛辣だったりするコントラストはいかにも70年代の作品だなぁと。
重たげなリズム・セクション
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TULIP-日本-甲子園 ★★★ (2022-08-24 02:06:09)

メンバー全員が作曲に関与、更に(コーラスも含めれば)全メンバーがVoも担当して、
組曲形式で次々に移り変わっていく曲展開を盛り立てる10分越えのラスト・ナンバー。
甲子園初出場を決めた高校球児の心情に寄り添った希望と高揚感に満ちた曲調が、
やがて重々しい“君が代”のメロディと共に苦い後味を残して締め括られるという
甲子園の光と陰であえて「陰」の部分にスポットを当てた名曲です。

TURBO-Dorosłe dzieci ★★★ (2015-04-06 22:40:30)

ポーリッシュ・メタルの雄、TURBOの記念すべきデビュー作。
'82年発表作品で、東欧出身で、歌詞は全編ポーランド語で、ヒゲ面のメンバーが大ハシャギしてるジャケットも垢抜けない感じで。「どらどら、田舎メタルを楽しませて貰おうかい」等と物凄い上から目線をキープしながら聴き始めたら・・・。OPナンバー①の疾走感溢れるイントロのカッコ良さだけで、さながら、舐めきってたシャーク堀口の猛攻に震え上がる関拳児のような心境に陥ってしまいましたよ。(分かり難い例え)
長い活動期間を通じて音楽性を徐々に変化させて行ったTURBOですが、ここではNWOBHMの流れを汲むJUDAS PRIEST型正統派HMをプレイしており、最初は奇異に響くポーランド語の歌詞も、聴き進む内に堅い語感がこの勇ましげな音楽性にジャストフィット。何よりも東欧調の心寂しいメロディを奏でながら、ビシバシとユニゾンを決めまくる
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TURBO-Dorosłe dzieci-Szalony Ikar ★★★ (2015-04-07 22:43:57)

畳み掛けるようなイントロだけで
鼓動が早まるのを感じます。
あとBが結構派手に動き回ってるのもナイス。
語感の堅いポーランド語が勇壮な曲調に
マッチしていますし、そのVoとツインGとが
ユニゾンしながら疾走する様の何とカッコイイことよ。
でまたそこで紡がれるメロディが
東欧的哀愁を背負っているのがたまらんわけで。

TURBO-Kawaleria Szatana ★★★ (2016-02-15 22:30:49)

TURBOの最高傑作として、方々でその名を挙げられている'86年発表の3rdアルバム。
ジャケットに描かれたロン毛ガイコツはアンニュイな表情浮かべてますが、内容の方は超やる気満々。鋭角さイヤ増しのリフを刻むGから、時にメロディ無視で攻撃的なシャウト繰り出すVo、唸りを上げて暴れ回るエンジンが如きBに、畳み掛けるように疾駆するDsまで、少々のパワー・ダウンが感じられた2ndから一転、今回は後のスラッシュ・メタル路線の前哨戦とでも言うべき尖がりっぷり&荒れ狂いっぷり。
1stの頃に比べると、共産圏バンドならではのうら寂しい叙情性が薄れている点は残念ですが、ポーランド語の堅い発音が補強するサウンドの勇壮さ、いかにも東側的な厳粛な雰囲気で楽曲を彩る男性コーラス、そしてここぞ!という所で劇的にハモってみせるツインG等、TURBOらしさは揺るぎなく健在。殊に、OPナンバー兼ハイライト・ナ
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TURBO-Kawaleria Szatana-ZOLNIERZ FORTUNY ★★★ (2016-02-16 21:52:54)

忙しなく動き回るGリフと、畳み掛けるリズムのコンビネーションが
スラッシュ・メタル路線の試し打ち的攻撃性も放つスピード・ナンバー。
荘厳な「オ~オ~オオ~🎵」コーラスが、いかにも共産圏の
バンドらしいチャームポイント。聴いていると思わずソ連(当時)の
「赤の広場」を幻視してしまいますよ。
劇的にハモるツインGも美味しい。

TURBO-Last Warrrior ★★ (2007-05-02 23:35:00)

ポーランドを代表する(今ではその座はVADERに取って代わられた感があるけど)ポズナニ出身の5人組HMバンド、
'88年発表の6thアルバム・・・というか、5thアルバム「OSTATNI WOJOWNIK」の英語リメイク版。
デビュー当時は、NWOBHMからの影響を感じさせる硬派なヘヴィ・メタルをプレイしていた彼らだが、作品を重ねる毎に
攻撃性を増大させるという通常とは逆のパターンを辿って、プロデューサーに名手ハリス・ジョーンズを
起用した本作では、遂に本格的にスラッシュ・メタルの領域へと足を踏み入れている。
ヒステリックなシャウトを多用するVoの歌唱は好き嫌いが分かれるところだが、チリチリと歪んだ音色で刻まれる
重厚なリフと、メロディックなツインGをフィーチュアして疾走する男臭くストロングな楽曲群は、
まさに「戦士の歌」といった趣きのアルバム表
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TURBO-Last Warrrior-Last Warrior ★★ (2010-01-09 16:35:32)

重厚な序曲から繋がっていく、ジャケットに描かれた
むくつけきオッサンのテーマ曲の如き
勇壮且つ荒っぽいスラッシュ・ソング。
久々に聴き直しましたが、調子っ外れのVoやキレに欠ける
Dsも含めて、やっぱり好きな曲だなぁと再認識。
如何にも東欧のバンド的な無愛想な哀愁もいい感じですよね。

TWISTED SISTER-Stay Hungry ★★★ (2020-06-17 00:33:17)

ディー・スナイダー(Vo)率いるTWISTED SISTERが'84年に発表した3rdアルバム。
本作を初めて目にしたのはいたいけな中学生の時分だったので、新宿2丁目の老舗オカマバーの店長みたいな大男が、謎肉を握りしめてこっちを威嚇しているジャケットのインパクトに、楳図かずお先生ばりのガビガビの吹き出しで「く、狂ってる…!」とドン引き。この男は本物のキチGUYに違いないと恐れおののいていたのですが、その後、PMRC絡みで米国上院の公聴会に呼び出された際のディーの理路整然とした受け答えの様子や、未だに語り草の1982レディング・フェスティバル参戦時の男気溢れるライブ・パフォーマンス(ボトル投げ込まれまくっていた会場を熱演で掌握し、遂には大合唱を巻き起こす)の評判を知って印象が大きく改善。モノは試しと本作を購入してみて、そのカッコ良さに「もっと早く聴いときゃ良かった」と、手のひら返しで
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TWISTED SISTER-Stay Hungry-Don't Let Me Down ★★★ (2020-06-18 00:09:17)

欧州HMからの影響を感じさせる硬質感と哀愁のメロディに
LAメタル的なキャッチネスや軽快なノリの良さが
ガッチリとスクラム組んで躍動する隠れた名曲。

TWISTED SISTER-Stay Hungry-Stay Hungry ★★★ (2020-06-18 00:03:33)

ジャケットだけ見た時は「能天気なパーティ・ロックンロール演ってそう」とか
思ったものですが、実際はディーが力強く歌うメロディには憂いが宿っており、
タイトに疾走する曲調と併せてどこか硬派な印象すら感じられる。
それでいてキャッチーなノリの良さも損なわれておらず、
美味しいトコ取りな楽曲は「そりゃ人気でるわな」と。

TYGERS OF PAN TANG-The Cage ★★★ (2014-01-08 23:00:34)

本作('81年、4th)が我が家に残る唯一のTYGERS OF PAN TANGのアルバムってのは我ながらどうかと思いますが、でもこれ大好きなアルバムなんすよ。(それこそ名盤『SPELLBOUND』よりも)
ニュー・ウェーブ畑出身ギタリストの加入、外部ライターの積極的登用と、RPMの名曲のカヴァー①で本編の幕が上がることからも明らかなように、ポップさをいや増したサウンドからは「売れてぇんだよ、俺達は!」というバンド側の切実なシャウトが聴こえてきそうな勢い。
ですが例え売れ線に走ろうとも、それもここまで徹底されていればいっそ潔し。なればこそシングル曲⑥がヒットを飛ばし、アルバム自体も英国プレスから好評をもって受け入れられたのではないでしょうか?荒ぶる虎が檻に入れられているジャケットにも、バンドが本作における路線変更にかなり自覚的なことが表れていますよね。
ハード・ロッキン
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TYGERS OF PAN TANG-The Cage-Danger in Paradise ★★★ (2014-01-09 22:27:16)

邦題は“危険なパラダイス”
Keyの使い方や、ハーモニーと哀愁に彩られた曲調は
完全にAOR/産業ロック・ワールド。
でもこれが素晴らしい曲なんですよ。
ジョン・デヴァリルの憂いを発散する
いかにもブリティッシュな歌声にも聴き惚れますね。

TYGERS OF PAN TANG-The Cage-Paris by Air ★★★ (2014-01-09 22:23:39)

『SPELLBOUND』や“GANGLAND”の世界を
求める向きにはお薦め出来ませんが、
アコギとKeyを効果的に用いた
このメロディアスな哀愁のハードポップ・ナンバーには
TYGERS OF PAN TANGの新たな魅力が表出。
名曲ですよ。

TYGERS OF PAN TANG-The Cage-The Actor ★★★ (2014-01-09 22:32:43)

新Gのフレッド・パーサーが単独で書き上げた
アルバムの締めに相応しいドラマティックなバラード。
こんな名曲、そしてテンポ・アップするソロ・パートにおける
名演を聴かされた日にゃ、「どうせニューウェーブ畑出身ギタリストだろ」
なんて舐めてかかれませんよ。(Keyでも良い仕事を披露)

TYGERS OF PAN TANG-Tygers of Pan Tang ★★★ (2018-05-13 22:36:50)

看板メンバーだったジョン・サイクスとジョナサン・デヴァリルのWジョンは既にバンドを去って久しく、現在は唯一残ったオリジナル・メンバーのロブ・ウィアー(G)が司令塔役を担っているTIGERS OF PAN TANG、'16年発表の新作アルバム。
「虎だ!虎になるのだ!」ってな気迫に満ちたジャケット・イラストのカッコ良さに釣られて購入してみれば、これがアートワーク負けしない、聴き応え満点の充実作で思わず笑みがこぼれます。面子は地味でも、名盤『GANGLAND』(’81年)に収録されてたって違和感のないGリフ主導で畳み込む疾走ナンバーの名曲④を始め、本作はファンが期待する「らしさ」をしっかりと保持。のみならず、美しい泣きのバラード③や、哀愁に満ちたメロハー・ソング⑧等ではエモーショナルな表現力とメロディ・センスを、アグレッションと憂いに満ちたメロディが同居するOPナンバー①、TOPT流“
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TYGERS OF PAN TANG-Tygers of Pan Tang-Never Give In ★★★ (2018-05-15 00:15:48)

駆け抜けるリズムと、攻撃的なGリフの刻みっぷりが
名曲“GANGLAND”を彷彿とさせる疾走ナンバー。
サイクスもデヴァリルもいないTYGERS OF PAN TANGなんて
聴く気が起きないという方も、取り敢えずその判断は
この曲を聴いてからでも遅くはないですよ。

TYGERS OF PAN TANG-Wild Cat ★★ (2020-02-27 23:50:21)

若きギター・ヒーロー、ジョン・サイクスと、実力派シンガー、ジョナサン・デヴァリルの2本柱を擁して発表された名盤『SPELLBOUND』(’81年)の陰に隠れてしまいイマイチ存在感が薄い、’80年リリースのTYGERS OF PAN TANGの記念すべき1stアルバム。え?TYGERSの作品は2nd『SPELLBOUND』以外は全部影が薄いだろうって?…それを言っちゃあお終いよ(渥美清風に)。
Wジョンの鮮烈なパフォーマンスにボトムアップされて、時にNWOBHMというジャンル枠内からはみ出すインパクトを放っていた『SPELLBOUND』に比べると、ジャンル内にすっぽりと収まり、寸分たりともはみ出さない本作は「NWOBHM充填120%」といった趣き。ガシガシと刻まれ楽曲を荒々しく牽引するGリフ、シンプルにして攻撃的な曲調(当然バラードなし)、もっさり歌うヘタウマVo等々、まるでNWOB
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TYKETTO-Live From Milan 2017 ★★★ (2021-07-28 23:59:23)

所属レーベルのFRONTIERS RECORDSがイタリアのミラノで主催したイベント、FRONTIERS ROCK FESTIVAL ⅣにTYKETTOが参戦した際のパフォーマンスを収録したライブ盤。’17年発表
1st『DON’T COME EASY』(’91年)は名盤で“FOREVER YOUNG”も名曲だけど、ヒット・チャート上位を賑わす程の成功を収めたわけじゃなし、ヨーロッパにおける彼らの人気の程がイマイチよく分からず、しかもこの時のライブは2番手出演だったというじゃありませんか。結構な金額払ってショボい内容だったら敵わんなぁ…とかグチグチ思いながら再生した本作でしたが、結論から言えば心配は完全な杞憂に終わりました。
スペシャル・セットリストとして『DON’T~』から全曲披露(曲順はアルバムの最後から最初へ遡っていく構成)されているライブは、1曲目から観客が大歓声で盛
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TYKETTO-Live From Milan 2017-Wings ★★★ (2021-07-29 23:25:42)

“FOREVER YOUNG”と並ぶ1stアルバムのハイライト・ナンバーで
観客も「待ってました!」とばかりにサビメロを大合唱。
本ライブ盤のハイライトを盛り上げてくれています。

TYRANEX (2015-01-20 21:46:46)

女性メンバーを擁するスラッシュ・メタル・バンドも然程珍しくなくなった昨今、スウェーデンはストックホルムから日本デビューを飾ったリネア・ランドステッド率いるTYRANEXも、そうした有望株の一つ。
結成は'05年。流動的なメンバー・チェンジに、デモ音源の制作からライブ活動まで、新人バンドのお約束メニューを一通りこなした後、'11年にフランスのINFERNO RECORDSから1st『EXTERMINATION HAS BEGUN』でデビューを飾る。
本邦見参作ともなった『UNABLE TO TAME』は通産2枚目のフル・アルバムで、こちらはスウェーデンのBLACK LODGE RECORDSからリリースされている。(国内盤はスピリチュアル・ビーストから発売)

TYRANEX-Death Roll ★★★ (2019-07-31 00:17:07)

近年は、復活を果たした同郷のフィメール・スラッシュ・メタル・バンド、ICE AGEにも参加している女傑リネア・ランドステッド(Vo、G)率いるスウェーデンのTYRANEXが、'17年に発表した3rdアルバム。
前作『UNABLE TO TAME』(’14年)は日本盤がスピリチュアル・ビーストから出ていたのですが、今回は国内発売はなし。ちぇっ。お陰で新作がリリースされていることに気付くまでに随分と時間がかかってしまいましたよ。
しかし、だからといって内容が劣るなんてことはなく。アクセルベタ踏みの爆走パートと厄いヘヴィ・パートが共存し緩急の効いたOPナンバー①から猛々しくラスト・スパートを仕掛ける⑧まで、(前作同様)30分台と無駄なくタイトに絞られたランニング・タイムの下、爆発的に畳み掛けるリズムに乗せて一気呵成に攻め寄せるスラッシュ・メタル・サウンドの意気軒高ぶりには一点の曇り
…続き

TYRANEX-Death Roll-Fight Them Back ★★★ (2019-08-01 00:45:41)

小気味良く動き回るGリフ、身体を揺するリズム、
シャウトしつつメロディもなぞって歌うリネア嬢の猛るVo
(威勢よく炸裂するコーラスも〇)、そしてメイデン調の
劇的なインスト・パートと、スラッシュと正統派HMの中間に身を置く
TYRANEXというバンドの魅力がタイトに凝縮された逸品。

TYRANEX-Unable to Tame ★★★ (2015-01-20 21:48:21)

女スラッシャー、リネア・ランドステッド(Vo、G)率いるスウェーデンのバンドが'14年に発表した2ndアルバム。
そのリネア嬢。「有無を言わせぬ迫力で聴き手を捻じ伏せる」っつーよりは「一生懸命頑張ってんなぁ」と微笑ましさが先立つVoはまだまだ発展途上な印象ですが(伸びしろは十分)、クリエイトする楽曲に関しては、既に並の野郎じゃ太刀打ち出来ない才能が迸りまくってます。
めまぐるしく回転して、行く手を遮るあらゆるモノに風穴を開けんとするドリルの如きGリフと、スウェディッシュ・デス色皆無で突っ走るドライで高機動のリズム・ワーク。これらを組み合わせ、そこに初期IRON MAIDENからの影響を振りかけた感じの好戦的でササクレたサウンドは、アメリカのSENTINEL BEAST辺りを思い出す、スピード・メタルとスラッシュ・メタルの中間を行くスタイル。
切り裂くように吹き荒れるリフ
…続き

TYRANEX-Unable to Tame-Into Darkness ★★★ (2015-01-21 22:52:49)

アルバムのラストに、高速回転するドリルの如きGリフを
フィーチュアして、本編屈指のアグレッションを
撒き散らすファスト・チューンを持ってくる
攻めの姿勢に好印象。

TYRANEX-Unable to Tame-Invasion of Evil ★★★ (2015-01-21 22:44:26)

大仰なイントロだけで期待が高まりますが、
目まぐるしく回転するGリフと、せかせか疾走するリズム、
そして思わず一緒に叫びたくなるキャッチーなコーラスと
このバンドの旨みが凝縮されている逸曲。
ツインGのキメのフレーズ等はIRON MAIDENからの
影響も垣間見えます。

TYRAN′PACE-Long Live Metal ★★ (2014-10-30 23:13:19)

TYRAN' PACEの名を一躍マニアの間に知らしめた出世作ながら、ラルフ・シーパース(Vo)は後に振り返って「あらゆる点で未熟な作品」と辛口ジャッジを下している'85年発表の2ndアルバム。
まぁ確かにトミー・ニュートンと組んだことでグッと洗練された3rd『WATCHING YOU』に比べたら多少イモ臭い感は否めません。しかしその分、JUDAS PRIEST直系の正統派HMをドイツ人らしい質実剛健さでもって調理したサウンドは、HELLOWEENブレイク前の独産パワー・メタルの無骨で実直な魅力が成分無調整状態でパッケージング。
既に実力の片鱗を伺わせるラルフのロブ・ハルフォード型ハイトーンVoを乗せ、シャープに刻まれるGリフとスピーディなリズム、それに勇壮なドラマとフックを構築するツインGとがパワフルに駆け抜けて行く①②⑤⑧⑨や、ミドル・テンポの“STAND UP AND S
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TYSONDOG-Beware of the Dog ★★★ (2020-02-21 00:13:21)

SATAN人脈はNWOBHMというジャンル内に複雑に根を張っており、1st『COAT IN THE ACT』にバックVoとして参加、また後年PARIAHにもフロントマンとして在籍することとなるアラン・ハンターがVoとGを兼任していた、ニューカッスル出身のこのTYSONDOGも、そうしたSATAN人脈に連なるバンドの一つとして知られています。
本作は彼らが’84年にNEAT RECORDSから発表した1stアルバム。風呂場で録音したん?ってな如何にもNEATな安普請プロダクションといい、終始歌唱が上擦り気味なヘタウマVoといい、陽光を浴びて華やかにハジけるLAメタルとはまるっと正反対な、陽の届かぬ地下室で醸成されたようなシケシケなメロディ等々、一般的な尺度だとマイナスにしかならないでしょうが、NWOBHMという沼にハマったマニア諸氏は「よっ、たっぷり!」「英国屋!」と大向こうから掛け
…続き

TYSONDOG-Beware of the Dog-Hammerhead ★★★ (2020-02-26 00:13:10)

1stアルバムのOPナンバーにしてTYSONDOG屈指の名曲。
イントロのGによる鋭利な切り込みだけで掴みはOK。
このアグレッシブな飛ばしっぷりは、後のスラッシュ・メタル勢にも
少なからず影響を与えたのではないかと推察したくなる
音の悪さをものともしないカッコ良さですよ。

TYSONDOG-Beware of the Dog-In the End ★★★ (2020-02-26 00:41:40)

タイトル通り、ルバムの幕引き役を担うナンバー。
アコギのイントロに始まり、徐々に速度を上げながら
ドラマティックに盛り上がる曲展開は、勢いだけが武器ではない
いぶし銀のNWOBHMバンドならではの魅力が光ります。

TYSONDOG-Crimes of Insanity ★★★ (2020-02-25 00:00:41)

その昔、海外通販で注文をして待つこと数週間。ようやく実物が届いたのでワクワクしながら歌詞カードを開いてみたらゴキブリの卵が挟まっていた。…ってな、慌てて殺虫剤を噴霧した思い出が未だに忘れ難い、TYSONDOGが’85年に発表した2ndアルバム。ちなみにそのCDはその後どうしたかというと…実はまだ我が家にあるのです。(つげ義春風に)
最高とまでは行かなくとも、それでも音の輪郭すら不明瞭だった1st『BEWARE OF THE DOG』(’84年)に比べるとプロダクションの質は格段に向上。また前任のアラン・ハンターより安定した歌唱力を誇る新Vo(復活作でも歌っていたクラッチ・カラザース)や、力強くビートを刻むドラマーの加入に伴い、肉厚感を増したサウンドは全体的に逞しくビルドアップされています。
前作がNWOBHMというジャンル内で括れる作品だったとするならば、今回はパワー・メタル
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TYSONDOG-Crimes of Insanity-Taste the Hate ★★★ (2020-02-26 23:27:46)

音質の向上、シンガーの交代やリズム・セクションの強化を得て
NWOBHMというよりは、むしろACCEPT辺りに近しいパワーと
アグレッションを漲らせてドコドコと突進するOPナンバー。

TYTAN-Justice: Served! ★★★ (2021-05-10 23:22:13)

カル・スワン(Vo)を擁し、幻のNWOBHMバンドとして高い人気を誇るTYTANが、元ANGEL WITCHのケヴィン・リドルス(G)を中心にまさかの復活を遂げ、プロデューサーにクリス・タンガリーディスを起用して30数年ぶりに発表した2ndアルバム。
とはいえ、ミュージシャン稼業から足を洗ったカルは当然不参加。今回の再結成の成否は彼を再び引っ張り出せるかどうかにかかっていたわけで、それが果たせなかった時点で大きなハンデを背負ってしまった感は否めず、しかも代わりにリードVoを分け合っている弦楽器隊の3人は、揃いも揃って(カルの美声とはかなり距離がある)オッサン声の持ち主ばかり。B級感漂うアートワークももうちょっと何とかならんかったもんかなぁ。
…と、「TYTAN復活作」に寄せる期待感を踏まえると厳しい評価が口をつく本作ではありますが、1st『ROUGH JUSTISE』と切り離
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TYTAN-Justice: Served!-Reap the Whirlwind ★★★ (2021-05-11 23:18:40)

ツインVoとハモンド・オルガンを用いて
重厚に押し寄せるドラマティックなエピック・チューン。
ヘタウマVoが垢抜けない雰囲気を漂わせますが
それが逆に「NWOBHMの隠れた名曲」感を醸し出していなくもないという。

TYTAN-Justice: Served!-The Cradle ★★★ (2021-05-11 23:38:08)

アルバムをバイキング・メタルばりの劇的で
締め括ってくれるエピック・チューン。
垢抜けないジャケットもヘタウマVoも、
このダークで荒くれた曲調には非常に
マッチしているように感じられますよ。

TYTAN-Rough Justice ★★ (2009-11-18 23:12:00)

LOIN~BAD MOON RISINGのカル・スワンがフロントマンを務めていた事で知られる、元ANGEL WITCHのリズム隊によって
結成されたバンドが唯一残したフル・アルバム。レコーディング自体は'82年に完了していたのだが、所属レーベルの
崩壊に巻き込まれてお蔵入りの憂き目に会い、漸くリリースが叶ったのはバンド解散後の'85年。権利関係の複雑さから
長らくCD化が見送られ続けマニアをヤキモキさせた、所謂「幻の名盤」として有名な1枚でもある。('04年に初CD化)
いかにもNWOBHM出身バンドらしいドライブ感を十二分に保ちつつ、英国HR/HMシーン指折りの実力派シンガー、カル・スワンの
熱唱が活かされた、欧州仕立ての哀愁とドラマ性を兼備した収録楽曲群は、「幻の名盤」の評価に違わぬ素晴しさ。
特に、TYTANを語る上で欠かせない劇的な①は本編のハ
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Tachyon (2015-04-21 22:12:03)

厚見麗(玲衣)を中心に、MOON DANCERが発展する形で結成された《かっこいいルックスと研ぎ澄まされたスピード感・・・人種・国籍を超えてスーパー・アイドル・ロック・バンド登場!》(帯より抜粋)な日米混合4人組プログレッシヴ・ロック・バンド。
MOON DANCERの方は、リイシューされたCDや中古のアナログ盤を見かける機会もあったりしたのですが、TACHYONの存在はネット環境が身近になるまで知らなかったので(勉強不足でお恥ずかしい限り)、'81年発表の唯一のフル・アルバムが紙ジャケ再発された時には驚かされましたし、この快挙を成し遂げてくれたレコード会社には深々と頭を垂れたくなりましたよ。

Tachyon-Tachyon ★★★ (2015-04-21 22:13:49)

MOON DANCER活動停止後、厚見麗(Vo、Key)と沢村拓(G)が、新たにグレッグ・リー(B)、ガイ・シフマン(Ds)のアメリカ人リズム隊と共に結成したTACHYONが、プロデューサーにミッキー・カーチス(!)を迎えて'81年に発表したデビュー作。
ニュー・バンドと言っても、サウンドの基軸となるのはMOON DANCER時代と同じく万華鏡の如く煌く厚見のKeyプレイなので、プログレッシブ・ロックという大枠に変化はなし。ただメンバー全員が平等に曲作りに参画し、よりモダンなアプローチが試みられている収録楽曲からは、初期QUEENばりのドラマ性は大きく後退(ついでに少女漫画的なビジュアルからも卒業)。代わって増強されているのが、トロピカルな②で聴かれる沖縄音階、④に取り入れられたレゲエのグルーヴ、更に⑤を妖しく包み込む中近東テイスト・・・といったワールド・ミュージックな要素。
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Terminal Redux ★★★ (2016-06-17 00:14:51)

最新作発表が5年ぶりとか、作品のリリース間隔も既に大物の風格十分な(?)VEKTORの3rdアルバム。
しかも今回は「宇宙」がテーマの壮大なSFコンセプト作とのこと。宇宙と言われても「超広い」「超寒い」「超無重力」程度の知識しか持ち合わせない(バカ)身には、正直ついていけるかどうか不安だったのですが、喉から血を吐く勢いのシャウト、神経症気味に刻まれるGリフとブラストするリズム、脳細胞を引っ掻き回すようなメロディ、プログレばりのアレンジ・センスとが、スペーシーなスケール感を伴って縦横無尽に駆け巡るOPナンバー①だけで、「ああ、良かった。いつものVEKTORだ」と不安は完全に雲散霧消致しました。
曲作りに方程式を用いてそうな理数系楽曲構築術の綿密さ、豪快で前のめりな体育会系突進力に加えて、今回は抒情メロディも大胆に投入することで、これまで以上に収録各曲のドラマ性とダイナミズム演出
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Terminal Redux-Charging the Void ★★★ (2016-06-19 01:20:02)

数学的アレンジ能力と、体育会系の突進力が、
時に美しい女性コーラスが木霊してくる壮大な宇宙空間で、
四次元殺法コンビよろしく熾烈な空中戦を繰り広げる
(なんじゃそりゃ)、アルバムのOPナンバーにして
VEKTORというバンドの何たるかを端的に物語る名曲。

Terminal Redux-Collapse ★★★ (2016-06-19 01:29:09)

もともとメロディ・センスに冴えを感じさせるバンドでしたが
ここではその魅力が全開。Voもキチガイシャウトではなく
訥々とクリーンに歌い上げています。
美しくもどこか不安げな捩れを感じさせる抒情メロディと、
後半に聴き進むに従ってハードネスを増していく劇的な曲展開が、
ちゃんとこのバンドらしさを刻印していて、日和った印象は皆無。
個人的にはアルバムでも1、2を争うぐらい
お気に入りの楽曲になりましたよ。

The Heat (2018-01-21 01:47:23)

80年代にSINNERやVICTORYのメンバーだったバーニー・ファン・ダー・グラフ(Ds)が、友人のシンガー、アルゲ・アルゲーミッセン(Vo)と結成したバンド、Mr. PERFECTを前身に誕生。彼らのデモをプロデュースしたマット・シナーもメンバーに加わり、THE HEATと名を変えた後、LONG ILAND RECORDSと契約を交わして'93年にセルフ・タイトルの6曲入りEPタイトルでデビュー(SINNERの活動で忙しくなったマットは裏方へ転向)。ちなみに同作は、ここ日本では更に4曲を追加したフル・アルバム仕様で、'95年にゼロ・コーポレーションから発売されている。
'96年に2nd『GOLDFINGER』をリリースした後(ゼロが店仕舞いをしてしまったこともあって)バンドに関する情報は途絶えるも、確か00年代に入って未発表音源集を出していたような覚えが…。

The Heat-Goldfinger ★★ (2018-01-21 01:49:08)

「ヒート」を名乗るHR/HMバンドと言えば、今だったら真っ先にスウェーデンの若き5人組の名が挙がるでしょうが、個人的にはSINNERの弟分として日本デビューを飾ったドイツのTHE HEATも、結構な衝撃を受けた存在として記憶に刻まれています。尤もその理由の大半は、’95年発表の本2ndアルバムの「中指オッ立てたゴールドフィンガー」という、ドイヒーなジャケット・デザインのインパクトによるものなのですが(笑)。
でも内容の方は(ジャケとは裏腹に)かなり健闘しているんですよ、これが。アグレッシブな疾走ナンバーから、緊迫感を湛えたミッド・チューン、更にはバラードまでバランス良く収録し、そのいずれもが欧州のバンドらしい哀愁を湛えている楽曲は、元々マット・シナーのサイド・プロジェクトとしてスタートした出自を持っているだけあって、サウンドに関してもSINNERに大いに通じるモノあり。つか曲作りや
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