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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 6951-7000
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WRATHCHILD AMERICA-3-D-Desert Grins ★★ (2006-03-28 22:04:56)
ベースがブンブン唸るヘヴィなイントロから一転、
パワー・メタル風(VICIOUS RUMORSを彷彿とさせてカッコイイ)のリフに乗って曲が疾走を開始。
中間部にはアコースティック・パートや、トーキング・モジュレーターを使用したミドル・パートまであって、
なかなかに起伏に富んだ展開を見せる。
でもドラマチックと言うより「ハチャメチャ」「何でもあり」と言った表現の方がしっくり来る辺りがこの曲の(バンドの)魅力。
エンディングから間髪入れずに繋がる次曲“WHAT'S YOUR PLEASURE?"も、
真っ当な(当バンド比)スラッシュ・チューンでグーです。
WRATHCHILD AMERICA-3-D-Spy ★★ (2007-02-04 21:27:11)
60年代スパイ映画のスコアっぽいノリを持った異色曲ながら
非常にカッコ良く仕上げられている。
聴いてると、指を鳴らしながら勝手に身体が動き出します。
WRATHCHILD AMERICA-Climbin' the Walls ★★ (2007-09-29 11:16:00)
イギリスの同名バンドとの混同を避けるため、そこにAMERICAを付け加えてWRATHCHILD AMERICAと改名した
NY出身の4人組スラッシュ・メタル・バンドが、米メジャーのATLANTICから'89年に発表した1stアルバム。
音楽性を拡散させた2nd『3-D』は、スラッシュ・メタルのみならず、クラシック、ジャズ、ブルーズと、様々な要素を
取り込んだ個性的なサウンドが、非常に印象に残る作品だったが、このデビュー作もユニークさでは負けていない。
歌えるVoを生かした、KIX辺りを思わせる(実際、交流があったらしい)ロックンロール・テイストあり(①③)、
ツインGが大活躍する欧州風味満点のへヴィ・メタリックな楽曲あり(④⑥⑦⑨)、WRATHCHILD AMERICA流バラードと
言うべきメロウなナンバー(⑧)あり・・・と、サウンドのバラエティ豊かさ
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Whispered (2014-07-31 23:58:20)
フィンランドはタンペレにおいて、ヨウニ・ヴァルヤッカ(G)を中心の結成。当初はZEALOTと名乗ったが、'04年にWHISPEREDと改名。この頃には既に侍や武士道といったヨウニの日本趣味を反映させた楽曲作りを行っていたとのこと。
ラインナップは不安定ながらも、キャラ立ちの良さとデモテープの完成度が評価され、晴れてレコード会社と契約を交わしたバンドは'10年に1st『THOUSAND SWORDS』(元ネタは牛若丸と弁慶)を発表してデビュー。
所属レコード会社とのトラブルや度重なるメンバー・チェンジを乗り越えて、'13年には日本公演も成功裡の内に終わらせている。
そして'14年。懐かしのジャンプ・アニメ『銀牙 -流れ星 銀-』やゲーム『ファイナル・ファンタジーⅦ』の戦闘用BGMのカヴァーが収録されていることもからも明らかに、迷わずジャパネスク・メタル路線を迷わず突き進ん
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Whispered-Metsutan - Songs of the Void ★★★ (2018-05-28 22:22:30)
歌舞伎メイクのメンバーが奏でる、思わず「デス声の陰陽座」と呼びたくなる(全然違うか)、オリエンタルな和風メロディック・デス・メタル・サウンドが好事家の間で話題を呼んだフィンランドの5人組、'16年発表の3rdアルバム。
漢字で “舞”と書いて「おどり」と読ませる(輸入盤なのに)序曲①の命名センスからして早くも明らかなように、和音階やお囃子、もしくは三味線、尺八、笛といった和楽器を、単なるアクセントの領域を超えて、完全に主役として用いてしまうWHISPERED独自の音楽性は今回も寸分の迷いもなく健在。というか寧ろ、三味線がリズム楽器の役割も果たすアグレッシブな②を皮切りに、苛烈なブラスト・ビートに乗って悲壮なメロディが激走する④、宮本武蔵と『ロックマン』へのリスペクト・ソングでもあるという⑤、勇壮なコーラスが独産メロパワ・メタルに通じる⑨に至るまで、その作風には益々磨きが掛かって意気
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Whispered-Shogunate Macabre ★★★ (2014-08-01 00:08:04)
歌舞伎メイクを施したメンバーの出で立ちや、日本の歴史/伝承を取り扱った歌詞を見ていると、一足先に日本デビューを飾ったイタリアのHOLY MATYRのことを思い出しますが、あちらが飽くまでベーシックなパワー・メタル・サウンドの上に立脚し、和風メロディはアクセント的な扱いだったのに比べ、こっちは琴や三味線、和音階をガンガン取り入れて、日本語の台詞でスタートするOPナンバーから、バンドのルーツを物語るアニメ『銀牙 -流れ星 銀-』の主題歌のカヴァーまで、もう全編和風メロディの雨アラレ。⑥なんてタイトルが“KAPPA”ですよ。これに失笑を漏らす人もいるでしょうが、(ホラー映画ばりの歌詞に反して)ジャジーなパートも組み込んだ曲調はどこかコミカルで、日本人が持つ河童のイメージとピタリ一致。こうした「色物」と受け止められかねないジャパネスクな題材とも真摯に向き合うバンドの姿勢には好感を持たずにはいられ
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Whispered-Shogunate Macabre-Lady of the Wind ★★★ (2014-08-02 21:11:48)
激しくも悲哀に満ちた北欧のバンドらしさと
「雪女」を題材に取り上げ、琴の音色なんかも取り入れた
日本趣味とが、理想的な融合をみた入魂の名曲。
これ聴いて気に入らなかったら、アルバム自体
聴く必要はないんじゃなかろうか?ってね。
Winds of War ★★★ (2009-08-14 23:07:37)
叙情バラード風のイントロに始まり、
スピーディ且つアグレッシブに盛り上がりつつ
最後はまたバラード調に締め括られるという
起承転結がバッチリ決まった
様式美パワー・メタル・チューンの名曲。
リリカルなピアノ・サウンドの導入も効果的。
X JAPAN-BLUE BLOOD ★★ (2008-06-21 02:31:00)
46人編成からなるオーケストラを起用した、壮大な序曲①(FRANK MARINO & MAHOGANY RUSHのカヴァー)から繋がっていく、
パワー/スピード/メロディと、三拍子揃ったパーフェクトな名曲②でアルバムの幕が開き、物悲しくもキャッチーな③、
聴いてるとテンションが上がって仕方がないバンドのテーマ・ソング⑤、メジャー・キーを用いた感動的なバラード⑥、
アルバム第1弾シングルとして、大ヒットを記録した劇的なスピード・ナンバー⑧、スラッシーなエネルギーが炸裂する⑨、
本編のクライマックスを飾るに相応しい、クラシカル且つドラマティックな⑪(中間部のピアノ・ソロ・パートは
鳥肌モノのカッコ良さを誇る)、ラストを叙情的に締め括る⑫・・・と、YOSHIKIの曲作りの才がますます冴え渡る、
Xのメジャー・デビュー作にして出世作、そして最高傑作でもある、'
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X JAPAN-BLUE BLOOD-BLUE BLOOD ★★★ (2008-06-22 18:14:35)
今更何も言う事なし。
X史上最高なだけでなく、HR/HM史にも燦然と輝く名曲中の名曲。
X JAPAN-BLUE BLOOD-ROSE OF PAIN ★★★ (2008-06-22 18:11:57)
起承転結が完璧に決まった、10分以上に及ぶ大作。
中間部で炸裂する、壮麗にして流麗、且つドラマティックな
ピアノ・ソロが、何と言っても堪らない。
X JAPAN-Jealousy ★★ (2008-06-22 00:39:00)
MANOWARのジョーイ・ディマイオ閣下をして「彼らは素晴しいバンドだよね」と言わしめた
(まぁ、リップサービスもあろうが)日本HR/HMシーンの至宝Xが、'91年に発表した3rdアルバム。
お耽美な雰囲気を漂わせたジャケット・アートワークといい、HM的なアグレッションよりも、中性的な繊細さや華麗さが
強調された印象の楽曲といい、いよいよ、Xというバンド名を聞いて連想されるイメージが、音楽的にもルックス的にも
完成された、彼らの代表作と呼ぶに相応しい本作。その象徴が、マッドな美しさに満ちたピアノ・インスト曲①を
イントロ代わりにスタートする、アルバムのリーダー・トラックにして、バンドの代表曲②(海外のバンドが
カヴァーしたりして話題にもなりましたっけ)。ダイナミックに疾走するリズム、その上を華麗に舞うツインGと、
劇的且つ流麗なピアノの音色、線は
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X JAPAN-Jealousy-Silent Jealousy ★★★ (2008-06-22 18:20:42)
華麗にしてドラマティック、スピーディ且つシンフォニック。
Xと聞いて想像する音楽的要素が全て詰め込まれた、完全無欠の名曲。
X JAPAN-Jealousy-Stab Me In The Back ★★★ (2008-06-22 18:18:03)
余りに劇的なイントロに、一発でK.O.。
『JEALOUSY』バージョンよりも、
初期やライブ・バージョンの方が数倍劇的でお薦め。
ドスの効いた荒っぽいコーラスが◎
X JAPAN-Vanishing Vision ★★ (2008-06-18 22:42:00)
自主レーベルEXTASY RECORDSから'88年にリリースするや、初動だけで1万枚以上を売り上げ、インディーズ作品ながらも
メジャー・チャートに食い込む大ヒット作となった、Xのデビュー・アルバム。
本作は、オムニバス盤『SKULL THRASH ZONE VOL.1』に、DOOM、JURASSIC JADE、SHELL SHOCK、GROUND ZEROといった、
スラッシュ系の強豪と共に参加する等、「歌えるVoを擁したアグレッシブなパワー・メタル・バンド」という、
当時のXの立ち位置を端的に表す内容に仕上がっていて、(良好とは言えないながらも)荒々しく尖がった
サウンド・プロダクションといい、触れれば切れそうなパワーとエネルギーに満ちた楽曲といい、
バンドの全カタログ中、最も、初期衝動に忠実な、攻撃性が前面に押し出された作風を誇る。
華麗さ
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X JAPAN-Vanishing Vision-I’LL KILL YOU ★★★ (2008-06-22 18:23:08)
切り裂くようなリフ・ワークと疾走感が
ラフな音質と相俟ってスラッシーな迫力を演出する
スピード・ナンバー。
この頃のXは尖がってました。
X JAPAN-Vanishing Vision-Vanishing Love ★★★ (2008-06-22 18:25:13)
1stアルバムのOPナンバー(正確には2曲目だけど)にして、
アルバムのハイライト・ナンバー。
スラッシュ・メタルばりの怒涛の疾走感と、
ドラマティックな曲展開に、終始、痺れっ放し。
X-MAS PROJECT ★★ (2009-12-23 22:20:00)
MEKONG DELTAのラルフ・ヒューベルトが、超有名なクリスマス・ソングの数々をスラッシーにカヴァーする目的で、
ジャーマン・パワー/スラッシュ・シーンのミュージシャン達の協力を得て立ち上げたX'MAS PROJECT。参加バンドは、
RAGE、LIVING DEATH、HOLY MOSES、STEELER時代のアクセル・ルディ・ペル、SCANNERの前身バンドとして知られる
LIONS BLEEDなど結構豪華。(サンクス・リストにはKREATORやVIOLENT FORCEといったバンドの名前も見られる)
'85年に発表した4曲入りEP『BANGIN' ROUND THE X'MAS TREE』が好評を博した事から、翌年、更に5曲を追加収録し、
フル・アルバムの体裁で『X-MAS PROJECT』を発表。
邦盤は『メタル・クリスマス』のタイトルで
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X-MAS PROJECT-X-Mas Project ★★ (2009-12-23 22:24:00)
MEKONG DELTAのラルフ・ヒューベルトが音頭を取って立ち上げたX'MAS PROJECTが、STEELER時代のアクセル・ルディ・ペル、
RAGE、HOLY MOSES、LIVING DEATH、LIONS BLEEDといった、ジャーマン・パワー/スラッシュ・バンドの
協力を得て制作、'86年に発表した作品。(日本では'91年にテイチクから国内盤がリリースされた)
クリスマス・シーズンに必ず耳にするポピュラー・ソングの数々に、スラッシーなアレンジを施してスピーディ且つ
アグレッシブにカヴァーするという、ANIMETAL的な方法論で作られた本作(発表はこっちの方が先だが)。
音質はかなりラフだし、一発録りでレコーディングされた演奏はかなりグダグダ、シンガーなんて歌ってる最中に
堪えきれずに吹き出す始末(笑)。お祭り感覚全開で制作されたノリ重視の作
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X-MAS PROJECT-X-Mas Project-Jingle Bells ★★ (2009-12-23 22:31:11)
シングルベ~ル、ジングル・ベ~ル、鈴が鳴る~♪
という有名なメロディを、金切り声で絶叫する
トト(LIVING DEATH)のVoを聴いてるだけで笑えてくる1曲。
X-MAS PROJECT-X-Mas Project-Leise rieselt der Schnee ★ (2009-12-23 22:37:52)
HOLY MOSESのザビーネ・クラッセンがリードVoを担当する
ドイツのトラディショナルなクリスマス・ソング。
Voのグダグダっぷりが楽しい1曲で、歌ってる最中に
我慢できずに吹き出してしまうザビーネ姐さんに
思わず頬が緩みます。
X-MAS PROJECT-X-Mas Project-Mary's Little Boy Child ★★ (2009-12-23 22:28:31)
邦題は“マリアの御子の生まれ給いし日"
ジャーマン・スラッシュ然とした刻みの細かいGリフに、
ヨルグ・マイケルが叩き出すタイトなリズム、
ピーヴィー・ワグナー&トーステン“トト"ベルグマンの
カミソリ・ツインVoが意外なくらい上手くハマッて
OPにぴったりなキャッチーなスラッシュ・ソングと化している。
X-MAS PROJECT-X-Mas Project-Silent Night, Holy Night ★★ (2009-12-23 22:33:58)
“きよしこの夜"のタイトルでお馴染みの有名曲。
前半は比較的オリジナルに忠実な展開ながら、
アクセル・ルディ・ペルのGに牽引される形で後半は爆走開始。
LIVING DEATHのトトのカミソリVoがその勢いに
拍車を掛けてくれます。
X-MAS PROJECT-X-Mas Project-Winter Wonderland ★★ (2011-12-23 02:10:55)
STRYPERもデビュー作でカヴァーしていた大ヒット曲にして
クリスマスのスタンダード・ナンバーの一つ。
ホーリーな雰囲気漂うSTRYPERバージョンに対し、
こっちのスラッシュ・バージョンは、ロマンチックな気分に浸る
カップルでごった返すクリスマス・イヴの街中に
泥酔した酔っ払い集団が突入してゲロ撒き散らした挙句、
もみの木を圧し折って「メリ~クリスマ~ス!」とピースサインを
掲げているような阿呆な雰囲気が濃厚に漂う。
X-RAY-SHOUT! ★★ (2011-11-03 01:04:23)
専任Key奏者として藤山高浩をメンバーに加え5人編成となったX-RAYが(前作『TRADITION BREAKER』との間にEP『OUTSIDER』のリリースを挟んで)、'84年に発表した3rdフル・アルバム。
華やか且つキャッチーなKeyサウンドが加わった結果、X-RAYのカタログ史上、最もライトな内容に仕上がった本作は、殆ど「ハードポップ・ソング」と表現しても差し支えない“ANYDAY!ANYTIME!”のような元気溌剌なノリの楽曲も収録。流石にやり過ぎたと思ったのか、次作『STRIKE BACK』(名盤)では若干の軌道修正が図られHRテイストが再増量されていたが、個人的には“ANYDAY!~”は大好きな曲だし、本作も優れたアルバムとして愛聴させて頂いている次第。
少なからず1stや2ndを覆っていた垢抜けない雰囲気が完全に払拭され、万人にアピールし得るメジャー感を獲得し
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X-RAY-STRIKE BACK ★★★ (2008-06-29 15:19:00)
若さに似合わぬ(本城未沙子のバック・バンドを務めていた頃は若干17歳)卓越したGテクニックと、確かな曲作りの
才能を併せ持った天才ギタリスト湯浅晋と、4オクターブの声域を自在に操る、実力派ボーカリスト藤本朗という2枚看板を擁し、
高い人気を誇った関西出身のHMバンドX-RAYが、'84年に発表した4thアルバムにしてラスト・アルバム。
ファンから「バンドの最高傑作」と高く評価される本作は、初期の頃のような荒々しさ(それこそTWISTED SISTERの名曲
“WE'RE NOT GONNA TAKE IT"のカヴァーがハマるノリ)が薄れた代わりに、1曲1曲が丁寧に練り込まれ、
じっくりとメロディを聴かせる内容に仕上がっている。エネルギッシュに疾走する③、スリリング且つ劇的なGソロに
痺れる⑤、アルバム本編を爽快に締め括る⑩といった、スピード・チューンも
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X-RAY-STRIKE BACK-DON'T LIE DON'T TOUCH ★★★ (2008-06-29 15:34:22)
どっしりとした重量感溢れる。4thアルバムのOPナンバー。
猛烈な「泣き」を発散するVoとGには、思わず顔が歪みます。
X-RAY-TRADITION BREAKER ★★ (2011-11-01 22:30:50)
デビュー作から僅か半年足らずという短いタイムスパンで制作、発表された2ndフル・アルバム。それにしても、この頃のバンドのアルバム・リリース間隔の短さには驚かされますね。凄まじいまでの生き急ぎっぷりですよ。
PLAYBOY風(?)のモロ出しジャケット・アートワークが物語る通り、当時盛り上がりを見せ始めていたLAメタルからの影響が大胆に取り入れられた本編は、ワイルドでアメリカンなノリの良さが大幅増量。
未だ荒削りな部分を残しつつも、冴え渡る湯浅晋のG、ハイトーンに安定感が出てきた藤本朗のVo、Gばりにメロディアスに歌う臼井孝文のBに、パワフルに暴れ回る高橋和久のDs・・・と、着実な向上を刻むメンバーのパフォーマンスに支えられた楽曲は、一層豪快且つダイナミックな仕上がり具合を聴かせてくれるが、その一方で、湿り気が薄れてしまったサウンドからは少なからず大味感も漂って来ていて、この辺り
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X-RAY-魔天 HARD SECTION ★★ (2011-10-31 22:43:51)
若干17歳の天才ギター・プレイヤー、湯浅晋とハイトーン・シンガー、藤本朗の二枚看板を擁する関西出身のHMバンドが'83年に発表した1stアルバム。(ちなみに本城美沙子がバックVoとしてゲスト参加してます)
次作ではアメリカンな色合いを増量し、3rd以降は専任Key奏者を加えて作風が一気に垢抜けて行った彼らだが、このデビュー作で聴くことが出来るのは、いかにも新人らしい荒々しさと関西のバンドならではのコテコテ感を伴った、まさしくこの時代(80年代前半)の王道を行くジャパメタ・サウンド。思わずコブシが回るアルバム表題曲“HARD SECTION”なんて、このアルバムでしか聴くことが出来ないタイプの楽曲じゃないでしょうか。
エネルギッシュな疾走ナンバーと、どっぷりと哀愁を湛えたミドル・ナンバーの二本立てからなる本編を個性的に彩るのは勿論湯浅のGプレイ。緩急自在のメロディの組み立てが冴
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XENTRIX ★★ (2007-04-17 21:50:00)
↑ご指摘を受けた部分を訂正しておきました。
自分でも全然気付いてなかった上に、何で間違えたのかも不明なんですが(笑)
別にワム!のファンってわけでもないのに。
XENTRIX-Bury the Pain ★★★ (2019-08-18 01:31:16)
風の便りに再結成したらしいとの噂は耳にしていたけど、新作を発表する気配はなかったので「じゃあこっちには関係ねえや」と油断していたXENTRIXから突然届いた再結成第1弾アルバム(’19年発表)。しかも、どうやら初来日公演まで決まっているようで、何?この盆と正月が一緒に来たような目出度さは。
しかも音楽性の方もこれが嬉しくなるぐらい変わっていません。ゴリゴリのBランを始め、アンディ・スニープがミックスを担当した音作りで現代的アグレッションを加味しつつも、ザクザク刻まれるGリフ、重々しさも纏った疾走感、構築美に気の払われた曲展開、湿気った旋律を滾々と紡ぐ2本のG、野太い声(チャック・ビリー似)でメロディをなぞって吼えるVo…と、まさに英国産スラッシュの王道を行くサウンドを実践してくれており思わず頬が緩みます。再結成から作品発表までかなり時間が空いたのも、結果的には流行に左右されず自分達
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XENTRIX-Dilute to Taste ★★★ (2017-10-01 00:19:48)
イギリス・ランカシャー出身の5人組が'91年に発表した6曲入りEP。音源としては2nd『FOR WHOSE ADVANTAGE?』の再発盤でボーナス・トラックとして丸ごと聴くことが出来てしまうのですが、先日、出掛けた先で立ち寄った古本屋で本作の単品CDを発見。まさか(専門店ではなく)こんな所で出会おうとは…と、つい感激して衝動買いしてしまったという。
内容の方は、野太い声質ながらもしっかりと歌えるVo、じっとりと湿気ったメロディを流麗に紡ぐ2本のG、スラッシーな疾走感は抑え気味に、緩急を効かせることを重視した曲展開etc.…といった新曲2曲の方向性が表す通り、よりパワー・メタル色を強めることとなる同年発表の3rd『KIN』の予告編的役割を果たす出来栄え。特にアコギも交えて劇的に盛り上がっていく②は名曲ですよ。
4曲のライブ音源に関しては、METALLICA型の構築感を宿した楽
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XENTRIX-Dilute to Taste-Shadows of Doubt ★★★ (2017-10-01 00:54:29)
アコギのイントロに始まり、重々しいリズム、
しっかりと歌うVo、流麗なツインGの絡みをフィーチュアして
聴き進むに従って盛り上がっていく名曲。
中盤以降には疾走パートも組み込まれていますが
スラッシーというよりは「パワー・メタリック」な感触。
でもこのバンドの資質的に違和感なくフィットしていますよ。
XENTRIX-For Whose Advantage? ★★ (2007-03-19 20:20:00)
スラッシャーの間では、映画『ゴーストバスターズ』のテーマソング(レイ・パーカーJrが歌っていた有名なアレ)を
カヴァーした事で知られる、イギリスはランカシャー州出身の5人組スラッシュ・メタル・バンド、
'90年発表の2ndアルバムにして、スピード/へヴィネス/メロディの三拍子が見事に揃った、このバンドの最高傑作。
ザクザクと刻まれる硬質なリフ、如何にも英国的な湿り気を帯びたメロディ、起承転結のハッキリとした
ドラマチックな曲展開・・・と、METALLICAから多大な影響を受けたと思しきスラッシュ・サウンドは、
1st『SHATTERED EXISTENCE』の時点で既に高い完成度を誇っていたが、本作では基本路線はそのままに、
更に洗練された楽曲のクオリティが大幅アップ。加えて、サウンドにズッシリとした重量感が付与された事で、
アルバム全体に宿るダ
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XENTRIX-Kin ★★★ (2007-03-20 23:11:00)
スラッシュ・メタル冬の時代へと突入し、ONSLUGHT、SLAMMER、SABBAT、ACID REIGNといった
英国スラッシュ勢が次々に失速していく様を横目で見ながら、'93年に発表された3rdアルバム。
スラッシーな疾走感が大きく後退し、重量級のリズムがズンズンと下っ腹に響くミドル・チューンが
本編の大半を占める内容は、発表当時、「地味」「速い曲がもっと欲しい」との評価を頂戴したが、なんのなんの。
スピードが落ちた分、(元々強い拘りを持っていた)メロディの魅力が浮かび上がり、まるで英国の曇天を
思わせるダークで憂いを帯びた楽曲の数々は、過去最高のクオリティを誇る(・・・と思う)。
繊細な泣きを炸裂させるGソロが、心筋が痙攣するぐらい素晴しい①、Voがクリーン・ボイスで歌い上げる叙情的な④、
起承転結の完璧な決まり具合が殆ど様式美HMなノリの
…続き
XENTRIX-Scourge ★★ (2007-08-27 21:20:00)
3rd『KIN』を最後にROAD RUNNNER RECORDSからドロップ・アウト。新たに英インディーズの
HEAVY METAL RECORDSとディールを結び、'96年に発表した4thアルバム。
スピード・チューンが殆どなく、ミッド・テンポの楽曲中心の構成は前作同様ながら、決定的に違うのは
(素っ気無いジャケット・デザインからも大体察しの付く通り)本作が明らかにPANTERAと、
所謂「90年代型モダン・へヴィネス」の影響下にあるという点。叙情性が大幅に後退し、
リフの重々しさや、Bの存在が強調されたマッチョな音作りも、そうした印象に拍車を掛けている。
但し、影響を随所に取り入れつつも、楽曲そのものまではPANTERA化していないのがこのアルバムの救いで、徐々に速度を上げていく②や、
ツインGが活躍する④⑥、アップテンポの⑦といった曲は単純
…続き
XENTRIX-Shattered Existence ★★ (2007-03-18 22:34:00)
イギリス出身の5人組スラッシュ・メタル・バンド、'89年発表の1stアルバム。
緩急を巧みに織り交ぜた曲展開はMETALLICAからの強い影響を感じさせるが、じっとりと湿り気を帯びたリフといい、
野卑だが、煮え切らないメロディを歌うVoといい、如何にもイギリスのバンド的な叙情性が強く漂い、非常に良い感じ。
また、デビュー作ということで、若さに任せた荒々しさが全編に横溢しているのも本作の特徴の1つで、
ことスラッシーな疾走感にかけては、彼らの全作品中、最大と言えるのではなかろうか。それでいてアグレッシブな曲調に
突然アコギ・ソロを取り入れた⑦のような楽曲で、アルバムの流れに変化を付けてみたりと、小技の効かせ方もニクイ。
後の作品に比べると今ひとつ垢抜けないし、B級チックな雰囲気が無きにしも有らずだが、
それでも、劇的なリフとメロディを紡ぎ出すツイン
…続き
XORIGIN-STATE OF THE ART ★★★ (2019-02-19 00:25:09)
ダニエル・フローレス関連作品を集めていく中で行き当たった1枚。オリジン弁当の常連限定シークレット・メニューみたいなバンド名ですが、実際はノルウェー人シンガーのヨハネス・ストールと、スウェーデン人ギタリストのダニエル・パルムクヴィストという、かつてはハリウッドでORANGE CRUSHなるバンドで活動を共にしていた二人のミュージシャンが新たに立ち上げたメロディックHRユニットであり、本作はダニエル・フローレスがプロデュースを務めた’11年発表のデビュー作にあたるアルバムです。
音楽性は、ヨハネスの伸びやかなVoとダニエルのメロディアスなGを両軸に、キラキラなKeyと美麗なハーモニーを随所に散りばめた、JOURNEYやTOTOに通じる(いかにもFRONTIERS RECORDS作品らしい)適度なハードネスとポップネス、涼しげな哀愁とキャッチーさとが同居するメロディアスHRサウンドを実践
…続き
XORIGIN-STATE OF THE ART-CAN'T KEEP RUNNING ★★★ (2019-02-19 23:23:21)
ハードにしてメロディック、スペーシーなスケール感も宿した
XORIGINというプロジェクトが秘めるポテンシャルの大きさを
如実に伝えてくれるドラマティックな逸品。
OPナンバーに打ってつけの名曲ですよ。
XORIGIN-STATE OF THE ART-THE ONE FOR ME ★★★ (2019-02-19 23:29:03)
ハリウッドで活動していたメイン・メンバーの経験が活かされた
湿度低めで爽やかにそよぐハードポップ・チューン。
キラキラと奏でられるKeyが実に心地良いったら
XT-XT ★★★ (2014-01-21 22:06:44)
スウェーデンのハードポップ・デュオが'92年に発表した1stアルバム。輸入盤市場で好評を呼んだ本作は、日本ではゼロ・コーポレーションを通じて、'93年に2nd『TAXF REE』と同時に国内盤がリリースされました。
いきなりバッハの“TOCCATA”でドラマティックに本編の幕が上がり「おぉ」と思わせてくれますが、後に続くのはネオクラシカルな様式美HM・・・ではなく、瑞々しくキャッチーなメロディを、北欧ならではの透明感で包み込んで聴かせるハードポップ・サウンド。
若き日のアンドレ・マトスを思わせるナヨッとしたシンガーの歌い回しと、打ち込みのドラム、それにSTRYPERばりに「ジ~ザァ~ス♪」と連呼する、クリスチャン・バンドらしいキリスト賛歌に引っ掛かりを覚える向きもあるかもしれませんが、「いやいや、曲の良さが全てに優先する」というメロディ至上主義者には自信を持ってお薦めできる1
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XT-XT-The Rock In My Life ★★★ (2014-01-22 21:18:26)
GソロとKeyソロも盛り込まれたハードな疾走ナンバー。
(音作りがポップなので、とてもそうは聴こえませんが)
「ジ~ザァ~ス!」「ジ~ザァ~ス!」と連呼しているので、
STRYPERがカヴァーしたら案外ハマりそうな名曲。
XYZ-Hungry ★★ (2016-07-26 22:42:01)
XYZと言えば、シティハンターを呼び出すために新宿駅の伝言板に書き残すメッセージ…ではなくて、ドン・ドッケンの庇護を受けデビューを飾ったLA出身の4人組のこと。
テリー・ルイス(Vo)の歌唱から楽曲のスタイルまで、その抜きん出たDOKKENソックリさんぶりに毀誉褒貶喧しかった1st『XYZ』の批評に嫌気が差したのか、’91年発表の本2ndアルバムでは、FREEの名曲“FIRE AND WATER”のカヴァーに挑戦してみたり、ツー・バスをフィーチュアしたメタリックな疾走ナンバー⑩を演ってみたりと、よりタフでワイルドなサウンド・スタイルへの方向転換が試みられています。そのせいか、後年ドン先生は「散々面倒みてやったのに恩知らずな連中」とおかんむりでしたが…。
装飾を排した音作りの下、灼熱のシャウトを聴かせてくれるVoに、粘っこく骨太なGプレイ、コシの強いビートを刻むリズム隊と、一層
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XYZ-Hungry-The Sun Also Rises in Hell ★★★ (2016-07-27 22:40:13)
攻撃的な曲調のみならず、
“暗黒の太陽”なる邦題までへヴィ・メタリックな
疾走ナンバー。
もう「ニセDOKKEN」とは言わせねぇぜ!という
バンドの気合が感じられますね。
Y & T-Black Tiger ★★ (2010-07-19 21:26:00)
Y & Tというバンドの美点を余すところなく捉えた名曲中の名曲“FOREVER"を収録し、
多くのファンから彼らの最高傑作として高く評価される、'82年発表の2ndアルバム。
デビュー作らしい、若さに任せた勢いが全編に横溢していた1st『EARTHSHAKER』に対し、
本作はそうした荒々しさが抑制された分、サウンド・プロダクションの充実、ポップ&キャッチーさを
増したメロディに、強化されたコーラス・ハーモニー、それに整合性とドラマ性の向上が図られた曲展開など、
収録楽曲はより洗練され、完成度を高めたとの印象を受ける。
その最大の成果と言うべきなのが、組曲形式でアルバムの幕開けを飾る①②の劇的極まりない流れであり、
そして、聴く度に眉毛が八の字になってしまうイントロからエンディングに至るまで、猛烈な「泣き」を発散する
Y & T屈指の名曲⑤
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Y & T-Contagious ★★ (2015-03-02 23:06:13)
キッチュなイラストからシンプルなデザインへと、アートワークが随分と落ち着いた'87年発表の6thアルバム。前2作のジャケットをボロカスに罵って来た身には歓迎すべきこと・・・と思いきや、これはこれで何だか大人し過ぎて物足りなく感じてしまうんだから、我ながら度し難い。
で、アートワークの変化と共に音楽性の方にも変化が。メタル・バンドとしてのY&Tの屋台骨を支え続けて来た名ドラマー、レオナード・ヘイズが去ったことで、サウンドは一気にポップ路線へと傾斜。OPナンバー①なんてHEY!HEY!HEY!なイントロからOH~OH~OH~なサビに至るまで、あからさまに当時のメインストリーム・ロックからの影響が打ち出されています。
ケヴィン・ビーミッシュの手掛けた洗練された音作りや、全編に亘って厚く敷き詰められたハーモニー、あとジミー・デグラッソの脇に徹したドラミングの印象もあり、楽曲はこれまで
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Y & T-Contagious-I'll Cry for You ★★★ (2015-03-02 23:13:27)
アルバム『CONTAGIOUS』を聴いて
「まぁ、ポップなY&Tも悪くないと思うな、ぼかぁ」
と言いつつも、あのアルバムで一番聴き返す頻度が高いのは
デイヴ・メニケッティの面目躍如たる骨太で濃厚な
泣きが溢れ出すこのインストの名曲なのですから
「口では何のかんの言っても、体は正直やのぉ」と。
Y & T-Down for the Count ★★ (2014-11-06 00:09:37)
前作『IN ROCK WE TRUST』のジャケットの酷さは相当なもんでしたが、'85年発表のこの5thアルバムのジャケットも脱力さ加減じゃ負けてませんよ! そこは素直に負けとけよって話ですが。
加えて、我が世の春を絶賛謳歌中のLAメタル勢に感化されたカラフル&ヒラヒラ衣装を身に纏い(ことにレオナード・ヘイズの「着せられてる感」が半端ない)、外部ライターのペンによるポップな②を“オール・アメリカン・ボ~イ♪”と楽しげにパフォームするメンバーのお姿にハラハラと落涙を禁じえなかった初期Y&Tファンも多いことかと存じます。
しかしながら気楽な後追いファンとしては、本作も十分「有り」ですよ。前述の②は――Y&Tがこれを演らんでも・・・との思いを別とすれば――単純に優れた楽曲ですし、また、華やかに躍動する③、濃い口のブルーズ風味とは異なるアッサリめの哀愁漂わす⑤等は、前作で端緒を開いた
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Y & T-Earthshaker ★★ (2010-07-14 21:36:00)
YESTERDAY & TODAY改めY & Tの仕切り直しデビュー作となった、'81年発表の1stアルバム。
ブルーズ・ベースのシンプルでノリの良いアメリカン・ロックに、欧州HRばりの叙情性とドラマ性を混ぜ合わせた
サウンドは、既にこのバンドならではの個性をドーンと確立しているだけでなく、デイヴ“人間国宝"メニケッティの
GとVoが濃厚に咽び泣く⑤⑩といった、Y & Tを語る上で欠かす事の出来ないバラードの名曲も収録。
一方で、他のどこよりも先ずNWOBHMが盛り上がりを見せていた英国で評価を得た事実が物語る通り、
本作は彼らのカタログの中でも一際ハード&へヴィな作風を誇っており、その要となっているのが
「イアン・ペイスの腕とジョン・ボーナムの足を持つ男」と言われた(?)レナード・ヘイズ(Ds)の存在。
一撃一撃がズンズンと下っ腹に響く彼のパワ
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Y & T-Facemelter ★★ (2010-07-08 23:19:00)
ソロ・アルバムもあったし、来日公演もあったしで、それほど間が開いた印象はなかったのだが、実際は13年ぶりの
リリースだというY&Tの新作アルバム。再結成後の前2作が余りパッとした出来栄えではなかったので、今回も然したる
期待は抱かずに購入、漫然とCDデッキにセットして聴き始めたのだが・・・これが良い、非常に良いのだ。
往年の必殺メドレー“FROM THE MOON"~“OPEN FIRE"の流れを思い起こさせる①②の
ドラマティックな展開を聴いただけ、完璧にハートを鷲掴みにされてしまいましたよ。
FRONTIER RECORDSと契約を交わしたことが奏功したのか、本作は良い意味で「開き直り」が感じられるというか、
原点回帰の姿勢が終始徹底されており、前述の①②以外にも、名曲“FOREVER"+“MIDNIGHT IN TOKYO"
といった趣きの
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