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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 7101-7150
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ZONATA-Buried Alive ★★★ (2010-12-15 23:28:42)
「00年代の埋もれてしまった名盤コンテスト」でも開催した日にゃ、かなり上位に食い込むと思われる(俺の中で)、'02年発表のZONATAの3rdアルバム。
ユニークなスラッシュ・メタルを聴かせてくれる存在として重宝していた、ROSICRUCIANのメンバーが制作に関わってる点に興味を惹かれて購入した作品だったが、実際に聴いてみれば、本作にROSICRUCIAN的なアバンギャルドなノリや実験色は皆無(中盤に並ぶプログレ・メタル・タッチな楽曲群がややそれっぽい程度)で、このバンドが軸足を置くのは飽くまで王道HM。特に、劇的極まりないGリフがドカンと炸裂するOPナンバー①のカッコ良さは筆舌尽くし難し!
流麗なネオクラGに、男臭い声質のVoと美しくも寒々しいハーモニー、そしてテクニカルなKeyを乗せて、ソリッドなリフ&リズムが疾走する骨太なパワー・メタル・サウンドは、独産メロパワ・メタ
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Zaneta-Tales from the Sun ★★★ (2022-04-26 00:11:37)
FRONTIERS RECRODSの隆盛により、00年代に入ってからはメロハー・バンドの一大産地に成長を遂げたイタリア(それとも元々メロハーが盛り上がっていたタイミングでFRONTIERS RECRODSが設立されたのか?どっちだろ)から新たに登場した4人組、ZANETAが'16年に発表した1stアルバム。
SHRAPNEL RECORDSからソロ・デビューも飾っているというテクニカル・ギタリスト、ファブリツィオ・レオをメンバーに擁していることでもマニアから注目を集めた彼らですが、本作で実践しているのはSHRAPNELメタル路線ではなく、あくまでメロディを最優先するAOR/産業ロック・サウンド。ファブリツィオも随所でセンスの良さを感じさせるフレーズを閃かせつつ、決して目立ち過ぎることなく「歌」を引き立てる立場に自らを置き続けています。(そこに物足りなさを感じる向きもありましょうが)
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かくれんぼか 鬼ごっこよ ★★ (2009-01-10 12:36:00)
筋肉少女帯は好きだが、それは橘高文彦や本城聡章が作る楽曲の魅力に依るところが大な為、当初、本作に興味は
なかったのだが、漏れ聞こえて来る評判の高さと、「三柴聡(Key)ゲスト参加」との情報に後押しされて
とうとうアルバムを購入。で、実際に聴いてみたら・・・これがかなり良い出来でした。
「ダメ人間賛歌」とでも言うべき、シニカルでリリカルな歌詞世界は大槻ケンヂ節が全開だし、意外な程のHM度の
高さを誇る収録曲は劇的なメロディに彩られており(本城聡章辺りが書きそう)、アニソン的な匂いは殆ど感じられないしで、
筋肉少女帯ファンが本作を聴いても、まず失望する事はないように思われる。敢えて筋少との相違点を探すならば、
随分とVoが前に出た音作りと、女性声優さんが多数参加しているが故に漂う「華やかな雰囲気」ぐらいのものか?
個人的には、三柴聡による美麗なピアノ
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カルメン・マキ-Night Stalker ★★ (2013-02-14 22:22:38)
VANILLA FUDGEやBB&A、CACTUS、KING KOBRA、BLUE MURDER等、多彩な活動で知られるドラマー、カーマイン・アピス(当時はロッド・スチュワート・バンドの一員だった)の全面協力を仰いで制作、'79年に「カルメン・マキ」名義で発表されたソロ・アルバム。
タイトルからして『NIGHT STALKER』と何やらシャープな感じだし、きっとカーマインのド派手なドラミングを活かしたHRアルバムに違いない・・・と期待に胸膨らませて本作に挑んだ人(俺)は、いきなりポウンポウンと気の抜けたドラムが弾むOPナンバー①、レゲエ・カフェのラウンジ・ミュージックみたいな②、そしてディスコ・ビートを取り入れた③という冒頭の三連打に打ちのめされること請け合い。
聴き進めれば、ある程度ロックしてる楽曲も見受けられるようにはなるのですが、それでもHR/HMとはかなりの距離を感じ
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カルメン・マキ-Night Stalker-Easy Come, Easy Go ★★ (2013-02-15 23:59:51)
スケールの大きな曲調に、カーマイン・アピスの
ドラミングが映える、個人的にはアルバム中最も愛聴している楽曲。
さして力んで叩いている風ではないのに
やたら重々しいカーマインのドラミングは
やはり強力な存在感を放っています。
カルメン・マキ-Night Stalker-Hey Babe ★★ (2013-02-15 23:56:34)
Key一本をバックにマキの姐御が伸びやかに
歌い上げるバラード。
全くロックではないが、単純に良い曲ですし、
彼女の歌声を堪能するには十分な出来栄えです。
カルメン・マキ&LAFF (2013-02-12 22:44:12)
カーマイン・アピスの助力を得て制作したソロ作『NIGHT STALKLER』('79年)発表後、カルメン・マキがジョージ吾妻(G)、盛山キンタ(B)、嶋田ヨシタカ(Ds)らと共に結成。
レコード会社からはかなりの期待をかけられていたもののヒットには繋がらずアルバム1枚で活動停止。バンドはその後、よりHM色を強めたCARMEN MAKI'S 5Xへと発展解消。
カルメン・マキ&LAFF-カルメン・マキ&laff ★★★ (2013-02-12 22:44:50)
カルメン・マキがジョージ吾妻(G)らと結成、'80年にカルメン・マキ&LAFF名義で発表した作品。
5Xの前身バンドとしても知られていますが、適度にKeyも取り入れたルーズでオーガニックなロックンロール・サウンドにHM成分は薄く、またカルメン・マキが前年に発表したソロ作『NIGHT STALKER』がそうであったように、ここからはOZ時代を想起させる歌謡曲テイストや、大仰なドラマ性も取り除かれていています。
とは言え、本編が発するハード・ロッキンな熱量は『NIGHT~』とは比較にならないぐらい高い上に、ノリ重視の楽曲にしても能天気さは控えめ。いずれもしっかりとしたフックを備えており、それを支えるメンバーも、リラックスした伸びやかな歌声からコブシを効かせたシャウトまで変幻自在にこなすマキ姐さんを筆頭に、ワイルド且つメロディアスなジョージ吾妻のGプレイ、骨太なリズムのみならず、優
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カルメン・マキ&LAFF-カルメン・マキ&laff-Everybody Needs the Music ★★ (2013-02-13 23:01:29)
「どんだけロックンロールを欲してるんだ」と思うぐらい
ひたすら“EVERYBODY NEEDS THE MUSIC, ROCK'N ROLL MUSIC♪”
を繰り返すHRソング。
豪快に暴れ回る、ファズの効いたジョージ吾妻のGが主役ですかね。
カルメン・マキ&LAFF-カルメン・マキ&laff-Fly Hi Fly ★★★ (2013-02-13 23:06:27)
インスト“WIND SONG”から繋がっていく
アルバム後半の山となる劇的な名バラード。
懐の深さを感じさせるカルメン・マキの
歌声が絶品で、やはりこの人は日本語詞の
歌を唄うと段違いのエモーションを発揮します。
カルメン・マキ&LAFF-カルメン・マキ&laff-Rock'n Roll Star ★★★ (2013-02-13 22:57:33)
ジャニス・ジョプリンばりのカルメン・マキの熱唱といい、
タメを効かせて楽曲を盛り上げる楽器陣のパフォーマンスといい、
もろ70年代型HRの名曲。
単に譜面通りに歌ったり演奏が出来たりというだけじゃ、
このエモーションは表現できませんよ。
カルメンマキ&OZ ★★ (2007-11-25 01:55:00)
自分もカルメン・マキ&5Xの音源が一度で良いから聴いてみたい。
出来れば、5Xの旧譜と併せて再発して貰えないものかなぁ。
カルメンマキ&OZ-Ⅲ ★★★ (2007-11-24 21:03:00)
落ち着いた感じのジャケット・アートワークが、バンドの音楽性の変化を物語る、'76年発表の3rdアルバムにしてラスト作。・・・というか、本作がリリースされた時点で、既にバンドは解散していたらしい。
アコースティック・ギターを活用した、爽やかに駆け抜けていく①に代表されるように、今回は全体的にポップというかアコースティカルな作風で、大作主義が影を潜めた楽曲は、いずれもコンパクト且つシンプルにまとめられている。
とは言え、抜群の表現力を誇るマキ姐さんの歌唱と、春日博文(G)が作り出す、キャッチーでフックに富んだ叙情メロディの数々、そして6人目のメンバーと言うべき、ダディ竹千代こと加治木剛が手掛けた、70年代の情景がリアルに蘇ってくるかのような、詩情豊かに心象風景を綴った絶品の歌詞とが揃えば、それだけでアルバムの完成度の高さは約束されたようなもの。
また、後半に用意された、ポジ
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カルメンマキ&OZ-Ⅲ-空へ ★★★ (2007-11-24 21:26:14)
3rdアルバム『Ⅲ』収録で、同作の(個人的に)ハイライト・チューン。
タメを効かせて、ドラマティックに盛り上がっていく曲展開と、
全編を貫くポジティブな力強さが感動を呼ぶ名曲。
カルメンマキ&OZ-Ⅲ-昔 ★★★ (2007-11-24 21:22:08)
全体的にアコースティカルでコンパクトにまとめられた
3rd『Ⅲ』の中でも、前2作の路線を踏襲した10分を超える
大作の本曲は、一際強いインパクトを放つ。
様々な表情を見せる曲調と、郷愁を誘うメロトロンの音色が
プログレッシブ・ロック的な雰囲気を演出していて素敵。
カルメンマキ&OZ-カルメンマキ&OZ ★★★ (2007-11-21 22:10:00)
アングラ劇団「天井桟敷」出身で、ヒット曲“時には母のない子のように"(作詞は寺山修司が担当)で知られたフォーク・シンガー カルメン・マキが、自身の理想とする音楽を追求するために、春日博文(G)らと結成したハード・ロック・バンド、カルメン・マキ&OZの'75年発表のデビュー作。
和製ジャニス・ジョプリンと評された、圧倒的声量と表現力を備えたVo、豪快さと繊細さを併せ持つG、強烈なウネリを生み出すリズム・セクション、ハモンド・オルガンの音色で、叙情性とスケール感を演出するプログレ感覚溢れるKeyとが一体となって奏でるサウンドは、非常にパワフル且つダイナミック。
ブリティッシュ・ハード・ロックからの影響を消化吸収して血肉へと変え、更にそこに、日本人の琴線に訴えかける歌謡曲的なメロディと、ドロッとした暗いヘヴィネス(別の方の発言を借りるなら「情念」という表現がピッタリ)を加えた感じの
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カルメンマキ&OZ-カルメンマキ&OZ-午前1時のスケッチ ★★ (2007-11-23 00:58:37)
曲自体の素晴しさも然ることながら、個人的には、
70年代の歌舞伎町ゴールデン街やションベン横丁の、
アルコールやゲロのすえた匂いが漂ってきそうな
加治木剛の手掛けた歌詞が最高にお気に入り。
カルメンマキ&OZ-カルメンマキ&OZ-私は風 ★★★ (2007-11-23 00:45:38)
カルメン・マキ&OZを代表する、名曲中の名曲。
12分近くに及ぶ長尺を、全くダレることなく聴かせきる、
起伏の激しいドラマティックな曲展開、
緩急自在のテクニックを備えたメンバーの力量、
分けても、圧倒的声量と表現力で聴く者を打ちのめす
マキ姐さんの歌唱は感動的ですらある。
いかにも70年代的な「チュッチュッチュチュー」コーラスも含めて
愛して止まない1曲。
カルメンマキ&OZ-閉ざされた街 ★★★ (2007-11-23 00:32:00)
デビュー作『カルメン・マキ&OZ』が、当時のハードロック・バンドとしては異例の10万枚以上を売り上げる好セールスを記録した勢いに乗り、ロサンゼルスで4ヶ月かけてレコーディングされた、'76年発表の2ndアルバム。
わざわざ海外まで出掛けて行った成果は、確実に作品のクオリティに反映されていて、サウンド・プロダクションの向上はもとより、プロローグに始まりエピローグに終わる、起承転結を意識したドラマティックな全体の構成、そして何より、楽曲から歌謡曲的な「臭み」が抜け、メロディがスッキリと洗練された事で、メジャー・アクトとしての凄みすら感じさせる作風に仕上がっている。(あの歌謡曲テイストを愛していた身には、ドロッとした暗い雰囲気が薄まってしまった点は残念だけど・・・)
今回は前作に比べると、ゆったりとしたテンポの楽曲が多く並び、Voの圧倒的歌唱能力を前面に押し出したメロディ重視の作り
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カルメンマキ&OZ-閉ざされた街-閉ざされた町 ★★★ (2007-11-23 00:52:05)
重々しく刻まれる破壊力抜群のリフ&リズム、
よく歌うG、ヴィヴラートかけまくりで雄々しい歌声を響かせるVo、
曇天を突いて差し込む日の光を思わせる中盤の美しい叙情パート・・・と、
2ndアルバムのタイトル・トラックにして、ハイライト・チューン的存在の名曲。
1stにあった歌謡曲テイストが薄まり、洋楽リスナーにもアピールする仕上がりだ。
カルメンマキ&OZ-閉ざされた街-崩壊の前日 ★★★ (2007-11-23 18:51:20)
2nd『閉ざされた町』のOPナンバー。
全体的に、ゆったりとしたメロディ重視の楽曲が
多く並んでいた2ndの中にあって、
この曲のパワフルさは際立っています。
イントロダクションで雰囲気を盛り上げ、
最高潮に達したところで曲がスタートする
ドラマティックな展開もたまらない。
クリスタルキング-City Adventure ★★★ (2024-04-25 00:23:33)
“大都会”のミリオン・ヒットで知られ、HR/HMリスナー的豆知識としては、爆風スランプ~XYZ→Aのファンキー末吉も在籍していたというロック・バンド、CRYSTAL KINGが’84年に発表した4thアルバム。
自分が彼らのことを認知したのは、昭和の小学生の御多分に漏れず、アニメ『北斗の拳』主題歌“愛をとりもどせ‼”が切っ掛け。その“愛を~”にしろ、“大都会”の「嗚呼~果てしない~♪」にしろ、田中昌之の凄まじいハイトーンVoが強烈に耳に焼き付いていたのですが、実際に本作を聴いてみると、もう一人のシンガーであるムッシュ吉﨑とのツインVo体制及び両者が織りなす美しいハーモニーを生かした曲作りがなされており、収録曲もギンギンにGを効かせたHRナンバーあり、都会派AORチューンあり、哀愁の歌謡バラードあり…とバラエティ豊か。歌詞に関しては歌謡曲的クサさが気になるという向きもありましょうが、
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クリスタルキング-City Adventure-FM Station ★★★ (2024-04-26 00:53:59)
ギター主導で突き進むタイトなHRナンバー。
歌詞は多少赤面を誘う部分が無きにしも非ずかもしれませんが
マーク・ボールズもかくやな、田中昌之のねっとり絡みつくような
納豆ハイトーンVoは圧巻ですよ。
クリスタルキング-Moon ★★★ (2024-05-02 00:44:52)
歌い出しは超有名だが後の歌詞が続かない「あ~果てしない~フフフ~フ~フフフ~」「いや知らないのかよ」ってなオードリー風漫才でお馴染み(?)、“大都会”を大ヒットさせたCRYSTAL KINGが’85年に発表した5thアルバム。ちなみに個人的に初めて購入したクリキン作品がこれでした。
『北斗の拳』主題歌を歌っていたので以前から名前だけは認知していましたし、その昔たまたま耳にした本作OPナンバー“WOMAN”なんて、オルガンのイントロに続いてスタートする曲調が完全に正統派HMのノリじゃないですか。まぁ実際に聴いてみると、ホンキートンク風のピアノが躍るロックンロールから、徳永英明が歌いそうなAORバラード、爽やかなシティPOPチューンまで、本編にはバラエティ豊かな楽曲が並んでおり(この辺は前作『CITY ADVENTURE』と同様)、全体的にバラード成分も強め。単純にHR/HMジャンルで
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クリスタルキング-Moon-Woman ★★★ (2024-05-03 00:10:39)
オルガンのイントロに続いてヘヴィなGリフが刻まれ
田中昌之のパワフルなシャウトが響き渡るという
完全にヘヴィ・メタリックな仕上がりのOPナンバー。
ジョー山中-Joe ★★★ (2024-08-20 00:14:37)
波乱万丈の生涯を送り、'11年に鬼籍に入られたジョー山中。出演も兼ねて歌った映画『人間の証明』のテーマ曲を大ヒットさせたシンガーでもある彼が、FLOWER TRAVELLIN’ BAND解散後、’74年にATLANTIC RECORDSから発表した最初のソロ・アルバムが本作となります。
ジョー山中というと、ボブ・マーリーばりのドレッドヘアと、80年代以降のレゲエ・ミュージックへの傾倒の印象が強いのですが、本作に託されているのはFLOWER TRAVELLIN’ BANDの流れを汲むソリッドなHRサウンドであり、レゲエのエッセンスはほぼゼロ。それもその筈、バックを固めるのは、石間秀樹(G)、和田ジョージ(Ds)、篠原信彦(Key)というFLOWER TRAVELLIN’ BAND時代のバンドメイト達。あくまで「歌」を主役として立てつつ要所を引き締める楽器陣の達者な援護射撃を受けて、山
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ジョー山中-Joe-BLUE MORNING ★★★ (2024-08-21 01:05:28)
哀愁に満ちた曲調を、切々と歌い上げるジョー山中のVoと
石間秀樹の泣きのGが盛り上げる名曲。
3分半で終わってしまうのが残念なぐらいです。
ダミアン浜田-照魔鏡 ★★ (2008-06-25 21:55:00)
聖飢魔Ⅱの創始者ながら、レコード・デビュー前には既にバンドから脱退済みで、現在は、高校の数学教師という
世を忍ぶ仮の職業に就く、地獄の皇太子ことダミアン浜田殿下が、'96年にひょっこりとリリースしたソロ・アルバム。
デーモン小暮、エース清水、ゾッド星島、ライデン湯沢、ゼノン石川ら、歴代の聖飢魔Ⅱメンバーがゲスト参加している
ことでも話題になった本作(人間椅子の鈴木研一も客演)。自主制作盤ゆえ、サウンド・プロダクションは貧弱だが、
初期聖飢魔Ⅱのメイン・ソングライターとして、“THE END OF CENTURY"“蝋人形の館"“悪魔組曲 作品666番ニ短調"等、
数多くの名曲を生み出してきた彼だけに、本作に収められた、サタニックな雰囲気漂う様式美HMナンバーの数々は、非常にハイクオリティ。
特に、劇的な疾走チューン③や、Keyが良い仕事をしている、怪し
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ダミアン浜田-照魔鏡-月光 ★★★ (2008-06-25 22:33:56)
怪しくも気品漂う、ドラマティックな様式美HMナンバー。
テンポアップして突入するサビメロの展開が絶品で、
殿下の拙いVoパフォーマンスを差し引いても、
これは三ツ星級の名曲かと。
華麗に楽曲を彩る、Keyの良い仕事っぷりにも注目。
ダミアン浜田-照魔鏡-灼熱の蜃気楼 ★★ (2008-06-25 22:29:29)
劇的に疾走する様式美HMナンバー。
歌メロが非常に秀逸で、これをデーモン小暮が歌っていたなら、
文句なしで三ツ星級の名曲だったのだが・・・。
ともあれ、優れた曲には違いない。
Александр Ситковецкий(Alexander Sitkovetsky) (2017-09-23 00:18:20)
アレクサンドル・シトコヴェツキーは、'85年に開催されたLIVE AIDにソビエト連邦代表として参加したことで知られるプログレッシブ・ロック・バンド、AUTOGRAPHのギタリスト。当時のVoは後にARIAに加入するアルトゥル・ベルクトで、ポップ色を強めた3rd『TEAR DOWN THE BORDER』('91年)は日本盤も発売された筈。また世界デビューに併せてバンド表記がロシアっぽくAVTOGRAF(アフトーグラフ)に改められたのは、アメリカの同名バンドとの混同を避けるためか。
‘90年にはオール・インストのソロ・アルバム『ZELLO』を発表している。
ちなみに「アレクサンドル・シトコヴェツキー」で検索を掛けると、最初に引っ掛かるのがロシア人の天才バイオリニストの名前なのだが、どうやらご子息の模様。シトコヴェツキー家はロシアじゃ有名な音楽一家らしい。
Александр Ситковецкий(Alexander Sitkovetsky)-Zello ★★ (2017-09-23 00:19:45)
ソビエト連邦の国営レーベル「メロディア」とライセンス契約を交わし、主に共産圏のクラシック、ポップス、ロック、民謡等の輸入盤を日本に紹介してきた「新世界レコード社」をご記憶でしょうか?メタル・マニア的にはソ連のメロハー・バンド、GALAXY(ガラクチカ)のアルバム――帯付中古盤は今じゃ5桁の値が付く超レア盤――リリースを手掛けたことで知られる同レーベルから発売され、我が家のCD棚に鎮座まします作品の一つが、アレクサンドル・シトコヴェツキー、’91年発表のこのソロ作。パッと見はほぼクラシック作品(実際古本屋のクラシックコーナーにて500円で売られていた)。というか「そもそも誰だよ?」ってな話でしょうが、帯に書かれた《アフトーグラフのリーダー》表記に「それって日本盤も出てたソ連のプログレ・バンドか」と興味を引かれて、購入に至った次第。
’91年頃といえば、欧米じゃ速弾きブームはすっかり下
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Ария(ARIA)-Игра с огнём ★★★ (2011-12-26 22:21:17)
'89年にモスクワでミュージック・フェスティバルが開催されたのを契機に、ロシアン・メタルが瞬間風速的に盛り上がった時期がありましたが、GORKY PARKやSHAH、TOVARISCHYといった国内盤がリリースされたバンド以上に深い感銘を受けたのが、このARIAが'89年に発表した4thアルバム。(尤も、ARIAの作品はこれしか聴いた事がないのですが)
舌とコブシ回しまくりの勇壮な歌メロを、後ノリでリズムに追っ付ける歌唱スタイルが独特の味わいのVo、隙あらば聴き手の涙を搾り取ろうと咽び泣く2本のGを中心に展開されるサウンドは、JUDAS PRIESTの“THE HELLION”を思わすイントロに導かれスタートする①と、IRON MAIDENばりのクールなリズム・チェンジ・パートを備えた②という開巻早々の2連発が物語る通り、ド直球の正統派HM路線を邁進。
そこに北欧ヴァイキング
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Мастер(Master) (2011-12-26 22:24:55)
ARIAのオリジナル・メンバー、アレクサンダー“エリク”グラノフスキー(B)や、ロシアではソロ・アルバムをリリースする等ギター・ヒーローとしての地位を確立しているというアンドリュー・ボルシャコフら、ARIAの1stや2ndアルバムに参加していたメンバー達によって'87年にモスクワにて結成された、ツインG、Key奏者を含む6人編成のパワー/スラッシュ・メタル・バンド。
シカゴのトリオ・デスラッシャーと混同しそうなバンド名ですが、こちらは正確にはMACTEPと綴り(読みは「マスチュール」)、ロシア語では「皇帝」を意味する言葉なのだとか。
無数のメンバー・チェンジを繰り返しながらも、'08年には結成20周年を祝う2枚組ライブ・アルバムを発表する等、ロシア国内では確固たる人気を誇るバンドで90年代に発表された4th『MANIAC PARTY』がPANTERAからの影響を伺わせる内容だ
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Мастер(Master)-Talk of the Devil ★★★ (2011-12-30 00:46:11)
ベルギーのスタジオで初の国外レコーディングを行い、英詞での曲作りにもチャレンジ、BLACK SABBATHのカヴァー曲を収録するなど欧米市場を意識して制作され、ソ連邦崩壊目前の'91年にリリースされた3rdアルバム。
ローパジェットのプロダクションに、巻き舌で歌うVoが漂わせる独特の哀愁etc・・・といった共産圏特有のクセやクサみが薄まった本作は、不吉な雰囲気漂うイントロ①を引き裂いてスタートする②から早くも、バキバキにビルドアップされた音像のもとリフ&リズムがマッシヴに刻まれる。これまでメロディアスに歌っていたミカエル・サリチェフもシャウト主体のVoスタイルに変貌を遂げ(てっきりフロントマンが交代したのかと思いましたよ)、より普遍的なスラッシュ・スタイルへの方向転換が図られているのが最大の特徴。
勇壮さと哀愁が同居したロシア語の歌唱と、硬質なスラッシュ・サウンドのミスマッチ
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Мастер(Master)-Talk of the Devil-Fallen Angel ★★★ (2012-01-02 23:04:03)
ロシア正教の大聖堂を想起させる
クラシカル且つ荘厳なイントロから
激走へと転じるスピード・ナンバー。
体育会系の掛け声コーラスに
テンションが上がりますね。
プロダクションの向上に伴い
ブンブン唸るBがクリアに聴こえるように
なった点も○。
Мастер(Master)-Talk of the Devil-Heroes ★★★ (2012-01-02 23:06:49)
イントロの刻みを聴いただけで
「あ、こりゃ名曲だ」と思わせてくれる1曲。
吐き捨て型にタイプ・チェンジしたVoが
この曲ではメロディアスに歌っているので
パワー・メタル・テイストが強く感じられます。
劇的に絡み合う2本のGもカッコイイ。
Мастер(Master)-Talk of the Devil-Paranoid ★★★ (2012-01-02 23:09:02)
BLACK SABBATHの代表曲のカヴァー。
多分、欧米市場を意識して収録したと思われるが、
これが非常にハマッていてナイスな出来栄え。
原曲をテンポアップして正統派HM色を
増強したナイス・アレンジが堪能できます。
Мастер(Master)-Talk of the Devil-Talk of the Devil ★★★ (2012-01-02 22:58:55)
シンフォニックな序曲“INTRO GOLGOTHA”と
セットで楽しみたい高速スラッシュ・ナンバー。
ブルーワーカーでも使ったんかい?というぐらい
前2作にくらべると楽曲がビルドアップされていて、
吐き捨て型Voとリフ&リズムのコンビネーションは
『ARISE』を発表した頃のSEPULTURAを思わせます。
Мастер(Master)-Мастер ★★ (2011-12-27 07:22:05)
初期ARIAのメンバーが「もっとスピーディでアグレッシブなサウンドを追求したい」という欲求のもと結成したバンドの'88年発表のデビュー作。
IRON MAIDENやJUDAS PRIESTら西側バンドからの影響を衒いなくモロ出しにしつつ、刻み目の粗いGリフと畳み掛けるリズムが猛ラッシュを仕掛けてくる疾走曲に関しては、実際「スラッシュ版ARIA」といった趣きが強く感じられるのだが、Voはしっかりとメロディを歌っており、またARIA同様2本のGが豊かに紡ぐメロディが全編を劇的に彩っているため、例えば同郷のスラッシャーSHAH辺りと比べると、もっとずっとメロディアスでパワーメタル寄りの(聴き易い)サウンドがその持ち味。
と言うか本作に関しては「あれもこれも演りたい」という衝動が先走り過ぎて、メロパワ風味のエピック・ソングから、果てはアリーナ・ロック調のアンセムまであったりと(⑥はA
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Мастер(Master)-Мастер-Мастер ★★★ (2011-12-27 22:35:50)
「俺達はこんなサウンドが演りてぇンだ!」
というメンバーの宣言でもある、
デビュー作のOPナンバーにしてバンドのテーマ・ソング。
チリチリのGリフにテンション高めのGソロが、
「スタスタ」という2ビートに乗って軽快に突っ走る、
ストレートなスラッシュ・ソングながら
どこか寒々しい雰囲気が伝わってくるのがこのバンドならでは。
Мастер(Master)-Мастер-Руки прочь ★★★ (2011-12-27 22:43:51)
曲名の読み方すら分かりませんが(3曲目です)、
これがどうして、アルバムのハイライト・ナンバーと言っても
過言ではない名曲なのです。
スラッシュと言うよりはパワー・メタル寄りの疾走ナンバーで、
朗々と歌うVo、シベリアの地に降り積もった雪を
踏み締めるようなザクザクとした質感のGリフ、
印象的なラインを刻むBの活躍っぷりがカッコイイっす。
Мастер(Master)-С петлёй на шее ★★★ (2011-12-29 00:37:36)
JUDAS PRIESTやIRON MAIDENといった先達からの影響を咀嚼し、タイト且つソリッドに引き締まった楽曲の数々が小気味良く疾走するサウンドは、正統派HMテイストも色濃かったデビュー作から格段にスラッシュ・メタル色が増強されている'89年発表の2ndアルバム。
一応英語タイトルも付けられてはいるものの、歌詞は相変わらず全編がロシア語で、歌詞カードを埋めるキリル文字はビタ一文読むことが出来ませんが、威勢の良いアグレッシブな音楽性と、巻き舌バリバリの勇壮なロシア語のマッチングは非常に良好で違和感は皆無・・・というか、この取り合わせの妙こそ彼らの重要な個性である!と断言しておきたい。
軽薄なドラム音(イヤフォンを通すと《ぽよ~ん》《ぽよ~ん》というマヌケな残響音が聴こえる)を筆頭に、貧相なサウンド・プロダクションは「嗚呼、ソ連製・・・」ってなもんですが、そうした弱点を差し
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Мастер(Master)-С петлёй на шее ★★★ (2012-01-02 23:15:41)
東欧系のバンドを探す場合、
YAHOOオークションが便利かもしれないですよ。
そっち系に強いお店が商品を大量出品していて
安価での購入が可能です。
かくいう自分も、MASTERの4th以降のアルバムを
購入しようかどうか思案中なんですよね。
Мастер(Master)-С петлёй на шее-Hе хотим ★★★ (2011-12-30 00:45:33)
チリチリとした音色で刻まれるGリフに
畳み掛けるような疾走感と、
本編が格段にスラッシュ色を増したことを
告げるOPナンバー。
でもVoはちゃんと歌っているし、
ツインGの絡みもメロディックでドラマティック。
Мастер(Master)-С петлёй на шее-Боже, храни нашу злость ★★★ (2011-12-30 00:43:25)
インスト曲“WHEN I'LL DIE・・・”と、
ファンファーレ調のイントロを前置きに
疾走を開始するスピード・ナンバー。
勇ましくもどこか物悲しさが漂う
MASTER独特のパワー/スラッシュ・サウンドの
完成形を提示した名曲。
但しこの曲は特に音が悪い。(特にドラム)
下山 武徳-The Power of Redemption ★★★ (2020-07-13 23:53:49)
'19年にアコースティック・ソロ『WAY OF LIFE』をリリースしたばかりのSABER TIGERの下山武徳が、今度はストレートなHMサウンドを追求した新作ソロ・アルバムを矢継ぎ早にリリース。但し、作曲までがっつり関わっていた『WAY~』に対し、本作では山本恭司(G)、山下正良(B)、横関敦(G)、本間大嗣(Ds)、島紀史(G)、SYU(G)ら、手練れのミュージシャン達をバックに起用し、シンガーとして楽曲を「歌う」ことに専念。例えるならばFRONITERS RECORDS方式(?)のソロ・アルバムに仕上がっています。
そうした作りに文句があるかと言えば、滅相もございません。尋常ならざる熱量迸る下山のパワフルな歌声の素晴らしさは言うに及ばず、収録曲はいずれも流石の完成度の高さ。中でもYUHKIが作曲しSYUがGを弾く「GALNERYUS with 下山武徳」の趣き漂う華麗なる疾走
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下山 武徳-The Power of Redemption-Whisper in the Dark ★★★ (2020-07-14 23:45:07)
山本恭司作曲。イントロからGが咽び泣き、下山も情感たっぷりに歌い上げて
アルバムのフィナーレを劇的に飾るバラードの逸品。
バックを支える山本、山下昌良、本間大嗣という、ある意味ドリームチーム的
顔触れの演奏も文句なし。だんだん下山のVoが人見元基っぽく聴こえてきますよ。
加瀬竜哉 (2012-03-04 20:27:00)
加瀬さん、お亡くなりになられたようですね・・・。
『SISTER LEESA』は大好きな作品だったので、
もっとソロ・アルバムが聴いてみたかったなぁ。
加瀬竜哉-Make It Shine Vol.1-Cecilia ★★ (2008-05-20 00:27:43)
『SISTER LEEASA』の初回盤についてきた
カセット・テープに収録されている、哀愁のHRナンバー。
猛烈な「男泣き」を発散する坂本英三の歌唱が映える名曲で、
オムニバス・アルバム『MAKE IT SHINE VOL.1』でも
聴く事が出来るが、そちらはリミックス音源となっている。
これを書くに当たって、両者の違いを聴き比べてみようと
思ったんだけど、カセット・デッキがとうとう
ぶっ壊れてしまって、それも叶わず・・・。
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