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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 1001-1050
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Blood of the Nations-No Shelter
Blue Stealer-Take the Dream
Blue Stealer-Take the Dream-Joker ~聖地へ~
Blue Stealer-Take the Dream-Take the Dream
C.I.A-Attitude
C.I.A-Attitude-C.i.a.
C.I.A-Attitude-Insecurity
C.I.A-In the Red
C.I.A-In the Red-N.A.S.A.
CACOPHONY-Go Off!
CACOPHONY-Speed Metal Symphony
CACOPHONY-Speed Metal Symphony-Speed Metal Symphony
CACOPHONY-Speed Metal Symphony-The Ninja
CAMEL-Nude
CAMEL-Nude-Beached
CAMEL-Nude-Captured
CANCER
CANCER-Death Shall Rise
CANCER-To the Gory End
CANCER-To the Gory End-To the Gory End
CANDLEMASS-Ancient Dreams
CANDLEMASS-Tales of Creation
CANDLEMASS-Tales of Creation-Into the Unfathomed Tower
CANNATA-Watching the World
CAPRICORN-Capricorn
CAPRICORN-Capricorn-Bomb Eden
CAPRICORN-Capricorn-Mr. Vorhees
CAPRICORN-Inferno
CAPRICORN-Inferno-Camp Blood
CARE OF NIGHT-Connected
CARE OF NIGHT-Love Equals War
CARE OF NIGHT-Love Equals War-Love Equals War
CARNIVORE-Retaliation
CARNIVORE-Retaliation-Race War
CASANOVA-Casanova
CASANOVA-Casanova-Hollywood Angels
CASANOVA-One Night Stand
CASANOVA-One Night Stand-Dead Man's Hand
CASANOVA-One Night Stand-Seal It With a Kiss
CASANOVA-One Night Stand-Ticket to the Moon
CASBAH-BAREFOOTED ON EARTH ♯1
CASBAH-BAREFOOTED ON EARTH ♯2
CASBAH-BELIEVE OR BLEED-WORLD KNOW AS HISTORY
CASBAH-BOLD STATEMENT
CASBAH-DINOSAURS
CASBAH-RUSSIAN ROULETTE ~NO POSERS ALLOWED 1985-1994
CASBAH-Reach out
CASBAH-Reach out-Five Thousand Feet
CASBAH-Reach out-Inside Me
CASBAH-Reach out-Unsung Heroes

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Blood of the Nations-No Shelter ★★★ (2010-10-10 01:19:37)

マーク・ト二ーロの熱いVo、立ち塞がるもの全てを薙ぎ倒す勢いで疾駆する
リフ&リズム、そして力強いコーラスと、いずれの要素も
「これぞメタル、これぞACCEPT!」と主張しまくっているが
何より心奪われるのはウルフ・ホフマンのGソロ。
『BLOOD OF THE NATIONS』では構築美を備えたGソロを連発してくれている
彼氏なれど、特にこの曲におけるGソロは強力無比。
初めて聴いた時は余りの素晴しさに膝から崩れ落ちそうになりましたよ。

Blue Stealer-Take the Dream ★★ (2017-11-28 23:17:20)

VOLFEEDの山本朋子(Vo)や、CONCERT MOONの尾崎隆雄が在籍していたZENITHのメンバーらによって結成された様式美HMバンドが、'96年に発表したデビューEP。
個人的にこの組み合わせにはかなり期待していたので、リリースされてすぐにショップへ買いに行ったのですが、邦楽の「は」行や、念のためにと洋楽の「B」コーナーを探しても見当たらない。マイナーだから入荷してないのか?と思い店員さんに尋ねてみたら、何とプロレス・コーナーに陳列されていたというオチ。そりゃ見つからんわ。
佐々木健介と馳浩の“試合後インタビュー”まで収録された本作は、《新人HMバンド、BLUE STEALERのデビュー作!(タイアップ:プロレスラーのテーマ曲)》というよりも、《佐々木健介ら新日レスラーのテーマ曲集(歌と演奏:BLUE STEALER)》ってなパッケージが前面に押し出されている作品で
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Blue Stealer-Take the Dream-Joker ~聖地へ~ ★★★ (2017-12-02 00:09:46)

アグレッシブなGリフと、それに対抗する
山本朋子の力強い歌唱を両軸に突き進む
様式美メタル・チューン。
新日本のプロレスラー、佐々木健介のテーマ曲…
って、売りになるのそれ?とか思ってしまい
正直、スマンカッタ。

Blue Stealer-Take the Dream-Take the Dream ★★★ (2017-12-02 00:22:20)

力強くキャッチーなサビのリフレインが秀逸なEP表題曲。
佐々木健介の入場テーマ曲として作曲されていて、
EPには歌入りバージョンとインスト・バージョンの2種類が収録。
前者が「ウィナー・バージョン」で後者が「入場バージョン」とのこと。

冒頭の「TAKE THE DREAM, LIKE THE STORM」のコーラス部分だけ使って
あとはBLOOD STAIN CHILDの“THE WORLD”に繋がって行くバージョンもある。
というかそっちの方が有名か?

C.I.A-Attitude ★★ (2007-09-30 12:54:00)

先日、NUCLEAR ASSAULTの一員として久し振りの来日を果たし、変わらぬ豪快なドラミングを披露した
グレン・エヴァンスのサイド・プロジェクトC.I.A.が、'92年に発表した2ndアルバム。
1st『IN THE RED』は国内盤も出てたけど、インディーズ・リリースの今回は残念ながら日本未発売。
とは言え、出来の方は1stに勝るとも劣らぬクオリティで、グレンはこれまで同様、作詞・作曲、
プロデュースから、全楽器パートまでこなす八面六臂の活躍っぷり。
内容に関しては、基本的には1stの路線を踏襲した、NA的な緊迫感よりも「勢い」や「ノリの良さ」が前面に押し出された
スラッシュ・メタル・アルバムに仕上がっているものの、正統派へヴィ・メタリックな楽曲や、
バラードを演ってみたりと、曲調がかなりバラエティに富んでいた前作に比べると、今回は小細工抜
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C.I.A-Attitude-C.i.a. ★★ (2007-09-30 13:12:36)

アルバムのOPを飾る、バンドのテーマ・ソング。
スピーディに疾走するリズムに乗って、「C.I.A.!C.I.A.!」と
グレンがハイテンションでシャウトしまくる、
キャッチーというよりも分かり易く単純なサビがカッコイイ。

C.I.A-Attitude-Insecurity ★★ (2007-09-30 13:08:50)

地響きを立てて疾走する、2ndアルバムのハイライト・チューン。
全編疾走しまくりの2ndの中でも、そのカッコ良さは
頭1つ抜きん出ている印象を受けます。

C.I.A-In the Red ★★ (2006-12-08 23:31:00)

NUCLEAR ASSAULT(以下NA)のドラマー、グレン・エヴァンスのサイド・プロジェクトが、'90年に発表したデビュー作。
最近はソロ・アルバム(プロジェクト)でも「自分1人が目立つような作品は作りたくないんだ」と
大人な発言をするミュージシャンが増えたが、本作でのグレンは思いっきり目立ちまくり。
持ち前のドカドカと豪快なドラミングを駆使して楽曲を牽引し、アグレッシブにシャウトをキメ、
トドメにドラム・ソロ曲まで披露したり(あんまり大した曲じゃないけど/爆)と、ムチャクチャ楽しそう。
やっぱりソロ活動するなら、これぐらい自己主張しないとね。
で、作品の内容はといえば、これが音質にしろ楽曲にしろかなりラフ。NAからメタリックな整合感を差っ引いて、
代わりにパンクやロックンロールのノリをぶち込んだ感じ?正直、NAの音を期待するとスカされるが、
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C.I.A-In the Red-N.A.S.A. ★★ (2006-04-30 00:21:06)

いきなり意表を突いて、深みのあるピアノの調べから曲がスタート。
如何にも「この後スピードUPしますよ~」と言わんばかりの重々しいイントロで焦らしまくるも、
実際に始まる本編はヘヴィ・リフがザクザク刻まれるミッドテンポ。
「でもこれはこれでカッコイイから良いか」と思いきや、何の前触れも無く、
勇ましくもキャッチーなサビをフルスピードで突撃開始・・・と、意外な展開の連続が楽しい。

CACOPHONY-Go Off! ★★ (2017-05-13 23:47:30)

デビュー作『SPEED METAL SYMPHONY』との間に、マーティ・フリードマンの『DRAGON’S KISS』、ジェイソン・ベッカーの『PERPETUAL BURN』というそれぞれのソロ・アルバム発表を挟んで、’88年にリリースされた2ndアルバム。
テンション高く展開されていくテクニカルなパワー・メタル・サウンドは基本的に前作と同路線。但し、マーティとジェイソンのコンビネーションはこれまで以上に円滑なものとなり、演奏の方もとにかく弾きまくっていた前作に比べ、猛烈に弾き倒す場面と抑えて聴かせる場面を弾き分ける等、よりメリハリの効いた内容に仕上がっています。
ダイナミズムが増したことで楽曲のプログレ・メタリックな印象にも拍車が掛かり、更に名手ディーン・カストロノヴォ(Ds)の助っ人参加がそれをブースト。SHRAPNELメタルらしい大味なアグレッションを剥き出しにしたかと
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CACOPHONY-Speed Metal Symphony ★★ (2017-05-09 23:16:09)

80年代の速弾きギタリスト・ブーム最中に頭角を現しつつあったマーティ・フリードマンと、ジェイソン・ベッカー(当時若干17歳!)が、SHRAPNEL RECORDS首領マイク・ヴァーニーの仲介を得てCACOPHONYを結成、'87年に発表したデビュー作がこちら。
正確無比な運指でクラシカルなフレーズを流麗に紡ぐジェイソンと、隙あらば演歌チックな泣きメロをブッ込んで来るマーティによる、テクニック全開の高性能ツインGが縦横無尽に駆け巡るアグレッシブなパワー・メタル・サウンドは、ファンがこの組み合わせに寄せる期待にバッチリと応えてくれる方向性です。
但し、抜けの悪いプロダクションの下、無理くりヘヴィに歌おうとしているせいで精彩を欠くピーター・マリノ(元LE MANS)のVoといい、技巧の盛り込み過ぎで難解な印象すら漂う楽曲といい、キャッチーさは皆無。万人にお薦め出来る作品かっつーと「
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CACOPHONY-Speed Metal Symphony-Speed Metal Symphony ★★★ (2017-05-09 23:36:49)

10分近くに及ぶ複雑且つ劇的な曲展開の中を、
ジェイソンが奏でるクラシカルなメロディと
マーティが紡ぐ東洋風メロディがテクニカルに乱舞する
アルバムのラストとハイライトを飾るインストの名曲。
表題に偽りなし。

CACOPHONY-Speed Metal Symphony-The Ninja ★★★ (2017-05-09 23:28:58)

ニンジャー!
日清どん兵衛のかき揚げばりに
後乗せサクサク感(取って付けた感)満載の
Voはフックに欠けること夥しいですが、
その分マーティとジェイソンの高性能ツインGが
主題に相応しく東洋風メロディの大盤振る舞いで
歌いまくっていますので、帳尻は合っています。

CAMEL-Nude ★★★ (2021-12-28 00:35:59)

フランス映画『ONODA』を見たことでふと聴き直したくなって引っ張り出してきた、CAMELが'81年に発表した9thアルバム。邦題は『ヌード~Mr. Oの帰還』。
太平洋戦争終結後も29年間にわたりフィリピン・ルバング島に潜伏し続けた日本兵、小野田寛郎(タイトルの「ヌード」は「オノダ」のもじりなのだとか)の実話に着想を得たコンセプト・アルバムであり、フジヤマの描かれた日本画調のジャケットこそジャパネスク風味全開ですが、音楽性に奇をてらった「和」のテイストは殆ど感じられないのでご安心を。いやちょっぴり残念なような?
徴兵から南方戦線での長く孤独な戦いを経て日本へ帰還…という波乱万丈のストーリーに対し、サウンドの方はほぼアンディ・ラティマー(G)のソロ・プロジェクトと化していたこの時期のCAMELの作風を継承する、淡くポップな抒情メロディに彩られた(例えばASIA辺りにも通じる)
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CAMEL-Nude-Beached ★★★ (2021-12-29 01:36:05)

メロディアスに歌うアンディ・ラティマーのギターを
伴って軽快に疾走するハード・ナンバー。
タメを効かせながらドラマティックに盛り上がり、
ブランクなしで繋がってくる前曲〝DOCKS”とセットで
アルバムのハイライトを形成しています。

CAMEL-Nude-Captured ★★★ (2021-12-29 01:50:15)

前田日明のテーマ曲としても知られる勇壮かつファンタジックなインスト・ナンバー。
なんでCAMEL?と思いましたが、新日は結構プログレッシブ・ロック・ナンバーを
レスラーの入場テーマとして採用していたので、その流れなのでしょうか。

CANCER (2014-12-03 22:39:59)

JUDAS PRIESTやBLACK SABBATHから受けた影響を、VENOM、BATHORY、CELTIC FROSTといったブラック・メタル・フィルター越しに料理した感じのエクストリームなメタルを演るべく、イギリスはテルフォードにて'87年頃に結成。パブで駄弁ってた際の友人の発言が切っ掛けとなり、CANCERを名乗る。
ここ日本では、BURRN!!誌から4点を献上されたことで話題となった(?)1st『TO THE GLORY END』を手始めに、5枚のアルバムを発表した後(大きく音楽性を拡散させた4th『BLACK FAITH』は日本盤もリリース)、活動停止。
いつしかデス・メタル・レジェンド化していた彼らだが、近年、再結成を果たして活動中。長らく入手困難だった旧譜も復刻された。

CANCER-Death Shall Rise ★★ (2014-12-07 09:03:11)

ギターを抱いた渡り鳥、ジェイムズ・マーフィ(G)が加わり4人組となったCANCERが、'91年に発表した2ndアルバム。
スラッシュ・メタル成分を多量に含んでいたデビュー作に比べ、わざわざフロリダのMORIサウンド・スタジオまで出向いて、スコット・バーンズと共にレコーディング作業が行われている本作は、デス・メタル成分が大幅増。
ブラストするリズム・セクションを活かした疾走感が全編を貫きつつも、今回それ以上に強く印象に残るのは、ツインG編成へと移行したことで一層重厚且つ禍々しくトグロを巻くようになったヘヴィネスと、アルバム全体を息苦しく覆う閉塞感。湿気ったGリフと乾いたスネアの取り合わせという、いかにもMORIサウンド・スタジオ謹製な音作りや、OPナンバー①に参加してオドロオドロしい咆哮を轟かせるグレン・ベントン(DEICIDE)の存在も、そうした印象を加速させます。

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CANCER-To the Gory End ★★★ (2014-12-03 22:43:24)

イギリス出身のデス・メタル・トリオがプロデューサーにスコット・バーンズを招いてレコーディング、'90年に発表した1stアルバム。最終ミックスはフロリダのMORI SOUNDスタジオで行われており、そこで縁を結んだOBITUARYのジョン・ターディもゲストVoとして参戦しています。
轢死体の咆哮のような押し潰れたVoのグロウルや、粘性の高い耳障りな音色で刻まれるGリフ等が、禍々しくゴアリーなデス・メタル感を醸し出す一方で、軽快且つ俊敏に炸裂するリズム・ワークはスラッシュ・メタル調。なので、デス・メタルそのものを期待すると「あら?」となるかもしれませんが、個人的にはこのスラッシュがデス・メタルへと凶悪化していく過渡期的スタイルこそがツボ。(DEATHやDEICIDEも通った道でした)
BURRN!!誌レビューでは「(作った人は)死んで欲しい」となじられた上で堂々の4点を獲得。ジャ
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CANCER-To the Gory End-To the Gory End ★★★ (2014-12-05 23:23:42)

ホラー映画のOPテーマばりに不気味で大仰なKeyのイントロを経て、
殺気だったGリフとリズムの連打、それに呪詛のごときVoが
解き放たれるように爆走を開始するアルバム表題曲。
勢いだけでなく、ちゃんと緩急の演出や禍々しいドラマの醸成にも
気の払われている名曲です。

CANDLEMASS-Ancient Dreams ★★★ (2017-08-01 00:12:03)

オジー期のBLACK SABBATHに、北欧然とした神秘性やドラマ性、更にはメタリックなエッジの鋭さを加味することで、「エピック・ドゥーム・メタル」なる音楽性に先鞭をつけたCANDLEMASS。本作は、その彼らが英国輸入盤チャートで№1の座をゲットする成功を収めた『NIGHTFALL』(’87年)の勢いを駆り、’88年に発表した2ndフル・アルバム。
前作のジャケットにはトマス・コール画伯の代表作の一つ『人生の航路』より『老年期』が用いられていましたが、今回は同シリーズより『青年期』を採用。連続性を感じさせるこのアートワークが物語る通り、サバシーなリフ・ワークから漆黒のメロディを奏でるGソロまで、高い「トニー・アイオミ度数」を誇るレイフ・エドリングのGプレイ、タメの効きまくったリズム、その上で歌唱力も体型も横綱級のフロントマン、メサイア・マコーリンが朗々響き渡らせる(歌唱というより
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CANDLEMASS-Tales of Creation ★★★ (2016-10-02 08:38:16)

CANDLEMASS来日の報に触れ、自宅の棚を漁って引っ張り出した'90年発表の3rd。
本名エディ・マコーリン、しこ名…じゃなくてステージネームはメサイア・マコーリン(Vo)を擁するラインナップの最終作となった本作は、『創生神話』なる仰々しい邦題を手始めに、まるで宗教画の如き威容を誇るアートワーク、ストーリー・アルバムさながらに曲間の切り詰められたドラマティックな構成等、まさしくメサイア在籍時代のCANDLEMASSを総括するに相応しい、集大成的内容に仕上がっています。
陽の当たらぬ地下世界へと、ズブズブ沈み込んでいくような錯覚に陥るBLACK SABBATH直系の楽曲群は、徹底してダークな色合いで塗り潰されているにも関わらず、邪教の神官の説法を思わすメサイアの朗々とした歌唱に、荘厳なドラマ性漂わす曲展開、北欧のバンドならではの荒涼たる泣きと憂いを孕んだメロディとが重厚に組
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CANDLEMASS-Tales of Creation-Into the Unfathomed Tower ★★★ (2016-10-03 09:13:52)

CANDLEMASSといえば、超重くてスローで…と言ったら
「ああ、メサイアの体型のことね」
…って違います。音楽性の話です。
ともかくドゥームメタルの権化的な先入観があったので、
このインスト曲を初めて聴いた時は大層驚きましたね。
スピード・メタルばりの疾走感に、
テクニカルなGが華を添える曲調がインパクト十分。

CANNATA-Watching the World ★★★ (2016-01-04 22:26:58)

セルフ・タイトルのデビュー作がメロディ愛好家の間で絶賛されたARC ANGEL。その中心人物だったカナダ人ミュージシャンのジェフ・カンナタが、自主制作でレコーディングしたソロ・アルバムがコレ。'93年にはゼロ・コーポレーションを通じて日本盤もリリースされました。
90年代再発ブーム華やかなりし頃にARC ANGELの存在を知り、遡って本作も購入したのですが、これがプログレと呼ぶにはキャッチーで、AOR/産業ロックで括るにはインスト・パートや凝ったアレンジメントからアーティスティックな主張が迸るサウンドが、まさしくARC ANGEL時代そのまんまな音楽性で嬉しくなりましたね。
ジェフ・カンナタが甘く儚げに歌い上げるメロディが、ヴァースからサビに向かって聴き進めるに従い哀愁を深めていく①、躍動感溢れる②、サックスも取り入れたアーバン且つメロウな③という冒頭三連発で聴き手をぐっと作
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CAPRICORN-Capricorn ★★★ (2011-04-20 08:49:45)

大成こそ出来なかったが、コアなスラッシュ・メタル・ファンからは未だ高い評価を受けるフランクフルト出身の4人組スラッシャーGRINDERが、CAPRICORNと改名してトリオ編成で再スタートを切った後、'94年に発表したセルフ・タイトルのデビュー作。
ロックロール系の括りに入れられる事の多い彼らだが、実際に演ってるのはMETAL CHURCHやVICIOUS RUMORSといったバンドの名前が思い浮かぶパワフルなパワー・メタルで、基本的にはGRINDER時代と大差ないサウンド。
但しそれをスラッシュ・スピードではなく、グッと腰を落として、よりメロディアスに、より重厚に演っているのが本作(と言うかこのバンド)の特徴で、中でも、ステファン・アーノルドのタイトで切れのあるドラミングを推進力に、エイドリアン・ハーンの男気背負ったヤサグレVoと、猛々しいリフの刻みからドラマティックなソロ
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CAPRICORN-Capricorn-Bomb Eden ★★★ (2011-04-24 19:03:35)

1stアルバム中、最もスピーディでアグレッシブな
GRINDER時代(スラッシュ・メタル時代)の面影を
色濃く残した名曲。
アルバムのハイライト・ナンバーですかね。

CAPRICORN-Capricorn-Mr. Vorhees ★★★ (2011-04-24 19:01:47)

邦題は“ミスター・ヴァーアヒース”とよく分からないものに
なっているが、歌詞を読めば分かる通り『13日の金曜日』への
トリビュート・ソング。だから邦題も正しくは
“ミスター・ボーヒーズ”ですかね。
殺気立って刻まれるGリフが、ジェイソンが振り回す
鉈の如き迫力を醸し出す名曲です。

CAPRICORN-Inferno ★★ (2011-04-27 23:31:26)

デビュー作のジャケットと連続性を感じさせるアートワークのみならず、「当初、アルバム・タイトルはシンプルに『CAPRICORN Ⅱ』にしようと思ってた」とメンバー自身が語っている事からも分かる通り、媚びのない濁声Vo、荒々しさとヨーロピアンな美意識を兼ね備えたG、キレ良くパワフルに突貫するリズムetc・・・と、デビュー作で披露したタフ&ソリッドなパワー・メタル・サウンドを忠実に継承した'95年発表の2ndアルバム。
TWISTED SISTERのカヴァー⑨の半端ないハマリっぷりや、ボーナス・トラック⑫の存在もあってロックンロール・テイストが増量されたような気がしなくもないが、まぁ飽くまで「気がする」レベルの話であり、各楽器が弾き出す音の逞しさ、収録楽曲に漲るパワー/ヘヴィネスは前作と同等かそれ以上。
相変わらず、CAPRICORN印のスピード・ナンバー②⑥、捻りを加えつつ盛り上
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CAPRICORN-Inferno-Camp Blood ★★★ (2011-04-27 23:37:07)

このタイトル、そして「キ、キ、キ・・・マ、マ、マ・・・」
(KILL MAMA)のSEからも察しのつく通り、
前作“MR.VOORHEES”に続いて再び収録された
『13日の金曜日』へのトリビュート・ソング。
(本当に好きなのな)
まるでジェイソンに追いかけられているかのような
スリルとサスペンスが味わえる(?)スピード・ナンバーの名曲。

CARE OF NIGHT-Connected ★★★ (2019-02-14 23:52:58)

プログレ・メタル・バンドSEVEN TEARSを前身として’09年に結成され、同郷の詩人ブルーノ・K. ウィエルの作品からバンド名を頂きCARE OF NIGHTを名乗ったスウェーデンの5人組が、'16年にRUBICON MUSICから発表した1stアルバム。
OPナンバーは“カサンドラ”。このマッチョな獄長が支配する世紀末世界の大監獄みたいな曲名に反して、神秘的なイントロからフレッシュなコーラス・ワークが響き渡る健康美に満ちた①がアルバム全体の方向性を物語る通り、本作において追求されているのは、甘美でキャッチーなメロディ、クリアなハイトーンで溌剌と歌うVoと美麗なハーモニー、多彩な音色で楽曲をドラマティックに修飾するKey、コンパクトにまとまった魅力的なソロを奏でるGが織りなす、北欧メロディック・ロックの美点を集約したようなサウンド。
特に強力なメロハー・チューンが連続する
…続き

CARE OF NIGHT-Love Equals War ★★★ (2019-02-17 10:28:56)

1st『CONNECTED』(’15年)が雑誌やネット上において高評価を獲得し、非常に幸先の良い日本デビューを飾ることに成功するも、好事魔多し。その後はメンバーの脱退が相次ぎ、4年間もの沈黙を余儀なくされてしまったわけですが、長いブランクをものともせず、この2ndアルバム(’19年)でもポップ&キャッチーに煌めく王道北欧産メロハー・サウンドを追求する一念に揺るぎなし。寧ろ新加入のギタリストが楽器の腕前だけでなく曲作りに関しても豊富なアイデアを持った逸材だったこともあり、収録曲のクオリティから、Keyを活かした技ありのアレンジ、それにパフォーマンスに至るまで、自分たちの長所を素直に伸ばした充実の内容に仕上がっていてホクホク顔ですよ。
神秘的なイントロから高揚感を伴いスタートする①、爽快な躍動感に満ちたアップテンポの②、ピアノの美旋律と、聴かせるGソロにグッとくる③、Voの伸びやかな歌
…続き

CARE OF NIGHT-Love Equals War-Love Equals War ★★★ (2019-02-18 00:07:38)

神秘的なイントロから、煌びやかに
メロディアスに展開していくアルバム表題曲。
高揚感を伴うポップな曲調がまさにOPナンバーに打ってつけです。

CARNIVORE-Retaliation ★★ (2006-11-03 01:02:00)

TYPE O NEGATIVEのカリスマ・フロントマン、ピーター・スティールが在籍していた事で知られる
ニューヨークはブルックリンのスラッシュ・メタル・トリオ、'87年発表の2ndアルバム。
強烈なSE(笑)で幕を開ける本作のサウンドは、ピーターの変幻自在のBプレイにリードされる形で、
無軌道且つバイオレントに暴走しまくるハードコア罹ったスラッシュ・メタル・・・といった趣き。
マッチョで硬派な作風は時に息苦しさを覚える程だが、デタラメなまでにダイナミックな演奏と、
男の哀愁を漂わせたメロディアスな⑤、クラシック風のインスト・パートが印象的な⑧のような楽曲が
良いアクセントとなって、ダレや単調さを感じる場面は少ない。(ジミ・ヘンドリックスのカヴァー⑨も収録)
野太い声でアジりまくるピーターのVoも個性的で、その「ブルータルになった筋肉少女帯の大槻ケ
…続き

CARNIVORE-Retaliation-Race War ★★ (2006-06-17 21:27:57)

本作に於いては「歌う」と言うより、ハイテンションに「アジる」Voスタイルで
攻めまくるピーター・スティールが、この曲のサビではしっかりと歌っている。
哀愁背負ったリフと男臭い歌声が相俟って何となくTANKを彷彿とさせる
この叙情パートが印象的だからこそ、後半の激烈な疾走感がより一層引き立つというもの。

CASANOVA-Casanova ★★★ (2018-08-06 23:03:20)

MAD MAXの一員としてデビューを飾るも、ビジネス上のトラブルに巻き込まれバンドの先行きに不安を感じたマイケル・ヴォス(Vo)が、WARLOCK解散後、新しい就職先を探していたマイケル・ユーリッヒ(Ds)を誘って結成したCASANOVAが、WARLOCK時代の伝手で(推測)ヘンリー・スタロステをプロデューサーに迎えてレコーディングを行い、'91年に発表した1stアルバムがこちら。
ポップでキャッチーなメロディと、カラッと垢抜けたアメリカンな雰囲気を身に纏った、ドイツのバンドらしからぬメロディックHRという、CASANOVAのトレードマークたるサウンドは既に寸分の迷いもなく定まっており、特にまだまだ生硬かったMAD MAX時代とは打って変わって、熱くハスキーな声質を生かしてパワフル且つ伸び伸びと歌いまくるマイケルの歌声は、「この人の声ってこんな魅力的だったっけ」と認識を上書きされる
…続き

CASANOVA-Casanova-Hollywood Angels ★★★ (2018-08-07 23:27:49)

エネルギッシュに弾むヴァースから、
爽やかでキャッチーなサビメロへと
繋がっていく曲展開に心躍ります。
(テクニカル且つコンパクトにまとめられたGソロも良し)
CASANOVAの作曲センスの冴えを物語る
アルバムのハイライト・ナンバーの一つ。

CASANOVA-One Night Stand ★★★ (2018-07-22 23:51:58)

メロディック・パワー・メタル勢が一大勢力を形成していた90年代のドイツHR/HMシーンにおいて、アメリカナイズされたHRサウンドを武器にするバンドとして、FAIR WARNING、PINK CREAM 69と並んで気を吐いたCASANOVA、’92年発表の2ndアルバム。確か自分が初めて買った彼らの作品はコレでしたよ。
パワフルな疾走ナンバー①、高いヒット・ポテンシャルを感じさせるキャッチーな②、思わず一緒に歌いたくなるライブ映えしそうな③という、CASANOVAというバンドの持ち味が凝縮された開巻早々の流れが物語る通り、アコースティック・ギターと開放的なコーラス・ワークを有用して、ドライでブライトな雰囲気を醸成するサウンドは、メンバーの垢抜けたルックス同様にアメリカンな雰囲気が色濃く漂ってきます。
但し、マイケル・ヴォス(元MADMAX)の灼熱Voはメタリックなエッジを宿し
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CASANOVA-One Night Stand-Dead Man's Hand ★★★ (2018-07-23 23:47:46)

イントロからして欧州風味の哀愁が漂う疾走ナンバーで、
こういう曲を演ってもハマるのがCASANOVAの強み。
シャープなスピード感、その上に乗るマイケル・ヴォスの
胸焦がすシャウトにメタル魂がメラメラと燃え上がる
アルバムでも1、2を争うお気に入りの楽曲ですよ。

CASANOVA-One Night Stand-Seal It With a Kiss ★★★ (2018-07-23 23:53:16)

アルバムを締め括る、これまた欧州風味の哀愁が匂い立つメロディックHRチューン。
但し、ベタつかずサラッと爽やかな辺りがこのバンドならでは。
その優れたメロディ・センスを的確に的確に引き立てる
マイケル・ヴォスのハスキーなシャウトと
ステファン・ノーマイアのセンスの良さを感じさせるGソロも美味なり。

CASANOVA-One Night Stand-Ticket to the Moon ★★★ (2018-07-23 23:59:06)

思いっきりアメリカンに振り抜いたグルーヴィーなロック・ナンバー。
しかしながら高いヒット・ポテンシャルを感じさせるサビメロは、
一緒に歌わずにはいられないキャッチネスが充満していて、
バンドの非凡な曲作りのセンスに感服させられる次第。

CASBAH-BAREFOOTED ON EARTH ♯1 ★★ (2007-03-05 22:00:00)

「人間のネガティブ面とポジティブ面を炙り出す」コンセプト作品として、'99年に連続リリースされた
2枚の4曲入りマキシ・シングルのうち、「ネガティブ面」にスポットを当てた本作は、その第1弾。
と言っても、別に歌詞にストーリー性があるわけではないようで、楽曲的にも「ネガティブ」という
言葉から連想されるような、内に篭ったダークな雰囲気は皆無。
アグレッシブでグルーヴィな①、地響き立てて突進してくる様がド迫力な②、前半で溜めて後半で炸裂する
緩急の効いた③、このバンドには珍しい(?)勇壮なツインGのハーモニー・プレイをフィーチュアした④と、
1stフル・アルバム『BOLD STATEMENT』の作風の延長線上にある、外へ向かってエネルギーを
撒き散らす、パワフルなスラッシュ・チューンの数々が揃えられている。
個人的には、よりバラエティに富んだ楽
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CASBAH-BAREFOOTED ON EARTH ♯2 ★★ (2007-03-05 22:27:00)

『BAREFOOTED ON EARTH ♯1』の続編として'99年に連続リリースされた、コンセプト作品の第2弾。
今度は「人間のポジティブ面にスポットを当てた作品」なんだとか。
コンセプトはあってもストーリー性はないという点は第1弾シングル同様。また「ポジティブ」といっても、
別にポップになったり、メジャー・キーで曲作りが為されているわけでもないので誤解なきよう。
グルーヴィなナンバーで幕を開けた前作に対して、今回は「これぞCASBAH!」たる強力な高速スラッシュ・チューンの
①で掴みはOK状態。続くシリーズ随一のメロディアスさを誇る②で意表を突き、強烈にうねりまくる
③で圧倒し、激しくアップダウンを繰り返す④で一気に寄り切るという構成になっている。
第1弾シングルに比べると、より曲調に広がりが見られる分、即効性のインパクトはやや後退してしまっ
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CASBAH-BELIEVE OR BLEED-WORLD KNOW AS HISTORY ★★★ (2007-01-27 21:21:47)

戦車の突進の如き迫力を感じさせるミドル・チューン。
男の哀愁を発散させながら、しっかり「歌う」Voが素晴しい。
Gが奏でる“移民の歌"チックなフレーズも印象的。
『THE CALLING』と『BELIEVE OR BLEED』の2本のデモ・テープに収録されたが、
個人的には『BELIEVE~』バージョンの方がお気に入り。
ちなみに初期音源集『RUSSIAN ROULETTE』で両方を聴く事が可能。

CASBAH-BOLD STATEMENT ★★ (2006-04-12 20:10:00)

発表された時期を考えると、この混じりっ気なさは奇跡的とも言える
爆走型ピュア・スラッシュ・メタル・アルバム。
クオリティは高いもののキメ曲に乏しいとか、低域を膨らませ過ぎて鋭さに欠ける
サウンド・プロダクションがイマイチといった細部への不満も、
前のめりの全8曲、トータル・タイム僅か31分、曲間も殆ど無しという
怒涛の攻めの姿勢の前には吹き飛ぶと言うもの。
取り敢えず、聴き終えた後の爽快感はかなり大きい。

CASBAH-DINOSAURS ★★ (2015-12-07 23:42:52)

CASBAHが'98年に残した再録ベスト盤。それまで入手困難な状態にあった彼らの初期の名曲/代表曲の数々が、テープの伸びとかを気にせずに気軽に!まとめて聴くことが出来る!と発表当時かなり重宝致しました。
音質的には厳しいものがあったオリジナル版に比べ、向上著しいプロダクションは人によっては大歓迎でしょうし、スピーカーを食い破らんばかりの野太さで襲い来る羽鳥恭充のVoも、完全に嘗ての己を凌駕するド迫力。まさしくCASBAH入門編に打って付けの1枚です。
・・・と、良いこと尽くめのようでいて、個人的に本作に今ひとつ乗り切れぬまま今日へと至ったのは、締まりに乏しい音作りがあまり好きになれなかったせいなんですよね。後に発売された2枚組の初期音源集『RUSSIAN ROULETTE~NO POSERS ALLWED 1985-1994』』と聴き比べると、ラフでチープだが(であるがゆえに
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CASBAH-RUSSIAN ROULETTE ~NO POSERS ALLOWED 1985-1994 ★★★ (2006-11-12 12:10:00)

メジャー・デビュー以前に発表された、デモ・テープやLPの音源をまとめて収録した、2枚組ベスト(?)アルバム。
今となっては殆どが入手困難な作品ばかり、しかも、そのいずれもが1曲入魂の名曲揃いなので、
『BOLD STATEMENT』でCASBAHというバンドに興味を持った人間(俺だ)なら、非常に重宝する筈。
比較的最近の曲から始まり、どんどん過去へと遡っていくアルバム構成になっていて、楽曲に試行錯誤の跡が見受けられる
DISK-1も興味深いが、やはり迷いなくスラッシュ・メタル道を邁進しているDISK-2が、個人的にはツボ。
兎に角、楽曲に漲るエネルギーが半端じゃなく、音質的には今ひとつなれど(一応、リマスターはされてのかな)、
尋常ならざる前のめりな勢いの前には、そんなものは全く気にならない。
何しろ、過去の名曲群をリ・レコーディングしたベスト・
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CASBAH-Reach out ★★★ (2015-12-02 23:26:14)

結成30周年を祝う記念ライブが呼び水となってリリースが実現したという、CASBAHの2ndフル・アルバム。
十数年のブランクが開いたのに、いきなり叩き付けられるOPナンバー①が、破壊的に刻まれるGリフといい、グワシと鼻面掴まれて強引に引き回されるようなグルーヴといい、そして音楽から離れた生活を送っていたとは思えぬ、シャウト一発でどんな楽曲も自分色に塗り潰してしまう羽鳥恭充のドスの効いた歌唱といい、実に剣呑極まりない出来栄えで、「スゲェ、この人ら全然丸くなってないよ!」と。
並みの若造バンドなぞ歯牙にもかけない、百戦錬磨の凄みを放つ突撃ナンバー②⑦⑧で要所を締めつつも、アルバム全体としては、'99年発表のEP『BAREFOOTED ON EARTH』二部作の方向性を更に突き詰めた、一口に「スラッシュ・メタル」では括りきれない奥深さを有したサウンドを実践。中でも、徐々に内圧を高め
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CASBAH-Reach out-Five Thousand Feet ★★★ (2015-12-06 01:21:00)

これまで以上にしっかりと「歌う」羽鳥恭充のVoと、
トライバルなグルーヴ渦巻くリズムとが、クライマックス目掛けて
緊迫感をぐいぐい高めていく様に圧倒されていまいます。
CASBAHが一回りも二周りもスケールアップして帰って来たことを
物語る名曲ではないでしょうか。

CASBAH-Reach out-Inside Me ★★★ (2015-12-06 01:10:33)

「シンガー」としての実力を存分に発揮する羽鳥に、
叙情的な導入部に始まって、山あり谷あり、激しくドラマティックに
盛り上がっていく7分以上に及ぶ曲展開など、CASBAHの新生面を表すと共に、
アルバムのハイライト役も担う頼もしき大作曲です。

CASBAH-Reach out-Unsung Heroes ★★★ (2015-12-06 01:04:53)

実にCASBAHらしい直線的な突撃スラッシュ・ナンバーでありつつ
パワー・メタリックなコーラスには、聴く者の士気を鼓舞するかのような
力強さが宿っています。


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