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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 1051-1100
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CASANOVA-One Night Stand-Dead Man's Hand ★★★ (2018-07-23 23:47:46)
イントロからして欧州風味の哀愁が漂う疾走ナンバーで、
こういう曲を演ってもハマるのがCASANOVAの強み。
シャープなスピード感、その上に乗るマイケル・ヴォスの
胸焦がすシャウトにメタル魂がメラメラと燃え上がる
アルバムでも1、2を争うお気に入りの楽曲ですよ。
CASANOVA-One Night Stand-Seal It With a Kiss ★★★ (2018-07-23 23:53:16)
アルバムを締め括る、これまた欧州風味の哀愁が匂い立つメロディックHRチューン。
但し、ベタつかずサラッと爽やかな辺りがこのバンドならでは。
その優れたメロディ・センスを的確に的確に引き立てる
マイケル・ヴォスのハスキーなシャウトと
ステファン・ノーマイアのセンスの良さを感じさせるGソロも美味なり。
CASANOVA-One Night Stand-Ticket to the Moon ★★★ (2018-07-23 23:59:06)
思いっきりアメリカンに振り抜いたグルーヴィーなロック・ナンバー。
しかしながら高いヒット・ポテンシャルを感じさせるサビメロは、
一緒に歌わずにはいられないキャッチネスが充満していて、
バンドの非凡な曲作りのセンスに感服させられる次第。
CASBAH-BAREFOOTED ON EARTH ♯1 ★★ (2007-03-05 22:00:00)
「人間のネガティブ面とポジティブ面を炙り出す」コンセプト作品として、'99年に連続リリースされた
2枚の4曲入りマキシ・シングルのうち、「ネガティブ面」にスポットを当てた本作は、その第1弾。
と言っても、別に歌詞にストーリー性があるわけではないようで、楽曲的にも「ネガティブ」という
言葉から連想されるような、内に篭ったダークな雰囲気は皆無。
アグレッシブでグルーヴィな①、地響き立てて突進してくる様がド迫力な②、前半で溜めて後半で炸裂する
緩急の効いた③、このバンドには珍しい(?)勇壮なツインGのハーモニー・プレイをフィーチュアした④と、
1stフル・アルバム『BOLD STATEMENT』の作風の延長線上にある、外へ向かってエネルギーを
撒き散らす、パワフルなスラッシュ・チューンの数々が揃えられている。
個人的には、よりバラエティに富んだ楽
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CASBAH-BAREFOOTED ON EARTH ♯2 ★★ (2007-03-05 22:27:00)
『BAREFOOTED ON EARTH ♯1』の続編として'99年に連続リリースされた、コンセプト作品の第2弾。
今度は「人間のポジティブ面にスポットを当てた作品」なんだとか。
コンセプトはあってもストーリー性はないという点は第1弾シングル同様。また「ポジティブ」といっても、
別にポップになったり、メジャー・キーで曲作りが為されているわけでもないので誤解なきよう。
グルーヴィなナンバーで幕を開けた前作に対して、今回は「これぞCASBAH!」たる強力な高速スラッシュ・チューンの
①で掴みはOK状態。続くシリーズ随一のメロディアスさを誇る②で意表を突き、強烈にうねりまくる
③で圧倒し、激しくアップダウンを繰り返す④で一気に寄り切るという構成になっている。
第1弾シングルに比べると、より曲調に広がりが見られる分、即効性のインパクトはやや後退してしまっ
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CASBAH-BELIEVE OR BLEED-WORLD KNOW AS HISTORY ★★★ (2007-01-27 21:21:47)
戦車の突進の如き迫力を感じさせるミドル・チューン。
男の哀愁を発散させながら、しっかり「歌う」Voが素晴しい。
Gが奏でる“移民の歌"チックなフレーズも印象的。
『THE CALLING』と『BELIEVE OR BLEED』の2本のデモ・テープに収録されたが、
個人的には『BELIEVE~』バージョンの方がお気に入り。
ちなみに初期音源集『RUSSIAN ROULETTE』で両方を聴く事が可能。
CASBAH-BOLD STATEMENT ★★ (2006-04-12 20:10:00)
発表された時期を考えると、この混じりっ気なさは奇跡的とも言える
爆走型ピュア・スラッシュ・メタル・アルバム。
クオリティは高いもののキメ曲に乏しいとか、低域を膨らませ過ぎて鋭さに欠ける
サウンド・プロダクションがイマイチといった細部への不満も、
前のめりの全8曲、トータル・タイム僅か31分、曲間も殆ど無しという
怒涛の攻めの姿勢の前には吹き飛ぶと言うもの。
取り敢えず、聴き終えた後の爽快感はかなり大きい。
CASBAH-DINOSAURS ★★ (2015-12-07 23:42:52)
CASBAHが'98年に残した再録ベスト盤。それまで入手困難な状態にあった彼らの初期の名曲/代表曲の数々が、テープの伸びとかを気にせずに気軽に!まとめて聴くことが出来る!と発表当時かなり重宝致しました。
音質的には厳しいものがあったオリジナル版に比べ、向上著しいプロダクションは人によっては大歓迎でしょうし、スピーカーを食い破らんばかりの野太さで襲い来る羽鳥恭充のVoも、完全に嘗ての己を凌駕するド迫力。まさしくCASBAH入門編に打って付けの1枚です。
・・・と、良いこと尽くめのようでいて、個人的に本作に今ひとつ乗り切れぬまま今日へと至ったのは、締まりに乏しい音作りがあまり好きになれなかったせいなんですよね。後に発売された2枚組の初期音源集『RUSSIAN ROULETTE~NO POSERS ALLWED 1985-1994』』と聴き比べると、ラフでチープだが(であるがゆえに
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CASBAH-RUSSIAN ROULETTE ~NO POSERS ALLOWED 1985-1994 ★★★ (2006-11-12 12:10:00)
メジャー・デビュー以前に発表された、デモ・テープやLPの音源をまとめて収録した、2枚組ベスト(?)アルバム。
今となっては殆どが入手困難な作品ばかり、しかも、そのいずれもが1曲入魂の名曲揃いなので、
『BOLD STATEMENT』でCASBAHというバンドに興味を持った人間(俺だ)なら、非常に重宝する筈。
比較的最近の曲から始まり、どんどん過去へと遡っていくアルバム構成になっていて、楽曲に試行錯誤の跡が見受けられる
DISK-1も興味深いが、やはり迷いなくスラッシュ・メタル道を邁進しているDISK-2が、個人的にはツボ。
兎に角、楽曲に漲るエネルギーが半端じゃなく、音質的には今ひとつなれど(一応、リマスターはされてのかな)、
尋常ならざる前のめりな勢いの前には、そんなものは全く気にならない。
何しろ、過去の名曲群をリ・レコーディングしたベスト・
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CASBAH-Reach out ★★★ (2015-12-02 23:26:14)
結成30周年を祝う記念ライブが呼び水となってリリースが実現したという、CASBAHの2ndフル・アルバム。
十数年のブランクが開いたのに、いきなり叩き付けられるOPナンバー①が、破壊的に刻まれるGリフといい、グワシと鼻面掴まれて強引に引き回されるようなグルーヴといい、そして音楽から離れた生活を送っていたとは思えぬ、シャウト一発でどんな楽曲も自分色に塗り潰してしまう羽鳥恭充のドスの効いた歌唱といい、実に剣呑極まりない出来栄えで、「スゲェ、この人ら全然丸くなってないよ!」と。
並みの若造バンドなぞ歯牙にもかけない、百戦錬磨の凄みを放つ突撃ナンバー②⑦⑧で要所を締めつつも、アルバム全体としては、'99年発表のEP『BAREFOOTED ON EARTH』二部作の方向性を更に突き詰めた、一口に「スラッシュ・メタル」では括りきれない奥深さを有したサウンドを実践。中でも、徐々に内圧を高め
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CASBAH-Reach out-Five Thousand Feet ★★★ (2015-12-06 01:21:00)
これまで以上にしっかりと「歌う」羽鳥恭充のVoと、
トライバルなグルーヴ渦巻くリズムとが、クライマックス目掛けて
緊迫感をぐいぐい高めていく様に圧倒されていまいます。
CASBAHが一回りも二周りもスケールアップして帰って来たことを
物語る名曲ではないでしょうか。
CASBAH-Reach out-Inside Me ★★★ (2015-12-06 01:10:33)
「シンガー」としての実力を存分に発揮する羽鳥に、
叙情的な導入部に始まって、山あり谷あり、激しくドラマティックに
盛り上がっていく7分以上に及ぶ曲展開など、CASBAHの新生面を表すと共に、
アルバムのハイライト役も担う頼もしき大作曲です。
CASBAH-Reach out-Unsung Heroes ★★★ (2015-12-06 01:04:53)
実にCASBAHらしい直線的な突撃スラッシュ・ナンバーでありつつ
パワー・メタリックなコーラスには、聴く者の士気を鼓舞するかのような
力強さが宿っています。
CAUGHT IN THE ACT-Heat of Emotion ★★ (2010-02-03 22:48:00)
AXEのリーダー、ボビー・バースのバックアップを受けて'95年にデビューを飾ったコロラド州はデンヴァー出身の
5人組メロディアスHRバンドが、翌'96年に発表するや、1st『RELAPSE REASON』を更に上回る快作として
雑誌等で高く評価され、(特に日本に於いて)好セールスを記録した2ndアルバム。
聴き手の期待感を煽る重厚なイントロに始まり、同じフレーズを用いたアウトロで本編の幕が閉じるという
ドラマティックな循環構造が取られた本作は、アレンジのメリハリに関してはGUILD OF AGES時代に一歩及ばないまでも、
ポジティブなフィーリングと哀愁を兼ね備えた叙情メロディの威力に関しては、彼らの全作品の中でもトップクラス。
中でも、華には乏しいが情感豊かな節回しで聴かせるVo、美旋律を1音1音丁寧に紡ぎ出すG、そして
メンバー全員が「歌える
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CAVALERA CONSPIRACY-Blunt Force Trauma ★★★ (2011-05-07 23:09:02)
SEPULTURAやSOULFLYの新作以上に期待していた、マックス(Vo)&イゴール(Ds)のカヴァレラ・ブラザーズ・バンドの2ndアルバム。
スラッシュ・メタル・リバイバルが盛り上がる昨今、彼らもまた、その波に乗った内容の作品を提示してくるかと思いきや、既に確固たる個性を確立済みの人達の集まりゆえ、安易に時流におもねるような真似はせず、マックスの強靭で剣呑な咆哮と、イゴールが叩き出す重く骨太なリズムを中心に据えて激しく脈動する、デビュー作で披露した苛烈極まりないエクストリーム・メタル・スタイルには微塵の揺るぎもなし。
ただ一聴してハッキリと分かるように、前作以上にオールド・スクールな要素は増強されており、特に、硬質且つ破壊的なリフを刻む一方、リードからソロ・パートに至るまで、鮮烈にしてドラマティックなGプレイを狂い咲かせるマーク・リゾ(G)の存在は本編の肝。
前作を
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CAVALERA CONSPIRACY-Blunt Force Trauma-Lynch Mob ★★★ (2011-05-07 23:25:24)
緊迫感を伴ったリフ/リズム・ワークからは
オールドスクールなスラッシュ・メタル風味が
強く感じられ、個人的には2ndアルバム収録曲の中で
最もお気に入りの名曲。
AGNOSTIC FRONTのロジャー・ミレットが
ゲストVoとして参加。
CAVALERA CONSPIRACY-Blunt Force Trauma-Thrasher ★★ (2011-05-07 23:26:31)
名は体を表す。
要するにそういう楽曲ですね。
CAVALERA CONSPIRACY-Blunt Force Trauma-Torture ★★★ (2011-05-07 23:22:26)
猛烈な勢いでガリガリと刻まれる
殺傷力満点のGリフと、マックスの野太い怒号、
それにマーク・リゾの流麗なGプレイとが
イゴールの怒涛ドラミングに乗って突進する
2分弱のハードコア・チューン。
いやぁ、カッコイイ。
CAVALERA CONSPIRACY-Inflikted ★★ (2010-03-16 21:06:00)
マックスとイゴールのカヴァレラ兄弟が恩讐を乗り越え再タッグを組み、'08年に発表した作品。
『ROOTS』以降のSEPULTURAのアルバムは今ひとつ好きになれなかったし、SOULFRYに至ってはまともに聴いた事すらない
という酷い有様ゆえ、このプロジェクトにもさして期待していなかったのだが、実際に聴いてみたら、これが
人間離れしたマックスの怒号Voと、圧倒的音数の多さで畳み掛けて来るイゴールのドラミング、それにテクニカルな
Gが終始高いテンションを保って怒涛の如く突っ走る、曲によっては『ARISE』の頃のSEPULTURAを
思わせたりもする、無茶苦茶カッコイイ作品に仕上がっていて驚いたの何のって。何せ、かのPOSSESSEDの名曲
“THE EXORCIST"のカヴァー⑫(例のイントロもちゃんとアコギで再現)と他の楽曲を並べて聴いても
全然違
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CAVALERA CONSPIRACY-Inflikted-The Exorcist ★★★ (2010-03-16 21:25:13)
POSSESSEDの名曲のカヴァー。
イントロの“TUBULAR BELLS"のメロディも
ちゃんとアコギで再現されており、
オリジナル・バージョンの唯一にして最大の弱点だったDsも、
イゴールが叩く事によって改善されているのだから、
これはもう文句なしの名カヴァー認定。
CC-ROCK-Cc-rock ★★★ (2024-09-03 01:05:32)
ピーター・ルンディン(G)とアンシ・アラタロ(G)を中心に結成されたスウェーデンのメロディアスHRプロジェクト、CC-ROCKが自主制作でレコーディングを行い、'07年に発表した6曲入りデビューEP。
個人的には、名盤『REPLAY』(’04年)1枚のみを残して消息を絶ったT’BELLのコンビ、パトリック・ティベル(Vo、Key)とロジャー・リュングレン(G)がプロデュースのみならず、曲作りに歌に演奏にと全面バックアップしている点に興味を惹かれて購入した作品であり、キャッチーなコーラス・ワークをフィーチュアして爽快に幕が上がるOPナンバー①を皮切りに、聴こえてくる音が完全にT’BELLと同一のメロハー路線だった時にゃ「期待通り!」と思わずニッコリでしたよ。
勿論完全にそのまんまなんてことはなく、例えばKeyの運用法等のアレンジ面において若干プログレ・ハード風味も感じられたT’
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CC-ROCK-Cc-rock-Angel ★★★ (2024-09-03 23:41:36)
酷暑の蒸し暑さを吹き飛ばしてくれるような爽やかな
エネルギーに満ちたハードポップ・チューン。
テンポを落としてキャッチーに展開するサビメロ作りの
巧さにも唸らされますよ。
CENTAUR-Power World ★★★ (2011-02-23 22:21:06)
ギリシャ神話に登場する半人半馬の怪物「ケンタウルス」(の英語発音)をバンド名に戴く、ドイツはノルトライン・ヴェストファーレン州デュイスブルク出身の6人組が、デビュー当時の所属レーベルNO REMORSEの倒産にもめげず、'94年に発表した2ndアルバム。
泣きの入ったクサメロを次々に紡ぐ2本のGと、クラシカルな旋律で楽曲を荘厳に肉付けするKeyを核に、北欧的な冷やかさと、ドイツのバンドならではの骨太な重厚感を併せ持った様式美HMを聴かせてくれるそのサウンドの醍醐味は、バッハの“TOCCATA”を引用したドラマティックなOPナンバー①から早くも全開。(プロデュースをラルフ・ヒューベルトが手掛けているのも然もありなんといった感じ)
これ以降も、PVが作られた④、CENTOUR版“HEAVEN AND HELL”といった趣きの⑤、鋭角的且つリズミックなGリフが印象的な⑦、美しいコー
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CENTAUR-Power World-Part of Me (J.S.B.) ★★★ (2011-02-23 22:29:03)
バッハに捧げられたクラシカルなイントロを経て、
パワー・メタリックなGリフが走り出す
劇的極まりないOPナンバー。
ピッチの甘いVoとキレに欠けるDsが大きな弱点のバンドなれど
そのVoが歌う憂いを帯びたメロディは非常に魅力的だし、
泣きの入ったG、リリカルなKey、そして美しいコーラスの魅力は
それらの弱点を補って余りある素晴しさ。
CERBERUS ★★ (2008-02-17 09:05:00)
YOUNG GUITER誌が主宰する新人開発オーディションで、高い評価を得た高田明(G)と、
名古屋出身で、スラッシュがかったパワー・メタルを聴かせるHELLGENOMの松田大二郎(Vo、B)が
イベント「HARD ROCK SUMMIT」を切っ掛けに知り合い意気投合、結成へと至ったパワー/スラッシュ・メタル・バンド。
最後にドラマーとして、OUTRAGEの丹下真也が合流してラインナップが完成。韓国で行われた日韓交流ライブに
参加する傍ら、ソウルでレコーディングした5曲入りEP『CERBERUS』を'05年に発表。
当初は助っ人としてドラムを叩いていた筈の丹下も(居心地が良かったのか)正式メンバーとして参加を表明、
'07年には、オーストラリアでレコーディングされた1stフル・アルバム『FEAR NO DECAY』もリリースされている。
サウンド
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CERBERUS-CERBERUS ★★ (2008-02-15 23:51:00)
どういう経緯を辿ったのかはよう分からんが、ともかく、ギター講師も務める実力派ギタリスト高田明と、
名古屋出身のスラッシュ・メタル・バンドHELLGENOMの松田大二郎(Vo、B)、そしてご存知、OUTRAGEの丹下真也(Ds)という
面子で結成されたトリオ・スラッシャーが、'05年に発表したセルフ・タイトルのデビューEP。
店頭に並んでいたところを、何の予備知識もなしに「スラッシュ・メタル」「丹下真也」というキーワードに釣られて
購入した作品だったが、これが大当たり。まさにバンド名に相応しい迫力で、噛み付くように突っ走る①に始まり、
猛々しく重量感に溢れた②、畳み掛ける高速スラッシュ・チューン③、激烈な疾走感と、メロディックなインスト・パートの
組み合わせが絶妙な④、本編中、最も正統派HM色が濃い劇的なラスト・ナンバー⑤まで、全5曲、最初から最後まで
…続き
CERBERUS-CERBERUS-P.A.S.&C. ★★ (2008-02-15 23:57:57)
濁声シャウトと、メロディアスな歌い上げを使い分けるVoを
活かして、スピーディに畳み掛ける高速スラッシュ・チューン。
激烈な曲調と対照的な、メロディアスなGソロが印象的。
CERBERUS-CERBERUS-THE COUNTDOWN TO DEATH ★★ (2008-02-15 23:55:25)
まさにバンド名に相応しい、
獣の如き突進力を誇るEPのOPナンバー。
CERBERUS-CERBERUS-ULTIMATE WEAPON OF YOU ★★★ (2008-02-16 00:11:39)
タメの効いたGによるメロディアスなイントロから
怒涛の疾走を開始する、雄々しくドラマティックな
EPのラスト・ナンバー。
起承転結を備えた曲展開は、スラッシュ・メタルというよりも
正統派へヴィ・メタルのノリに近い。
CERBERUS-FEAR NO DECAY ★★ (2008-02-16 23:21:00)
5曲入りEP『CERBERUS』で'05年にデビューを飾った、松田大二郎(Vo、B)、高田明(G)、丹下真也(Ds)ら、名うての
ミュージシャン達によって結成されたスラッシュ・メタル・バンドが、更なる結束を得て'07年に発表した、待望の1stフル・アルバム。
初期OUTRAGEを思わせる破壊力抜群のリフ、疾走感と重量感を兼ね備えたリズム、そして、正統派HM然とした構築美溢れる
インスト・パートをフィーチュアした、猛々しくもメロディックなパワー/スラッシュ・サウンドは、基本的にはデビューEPの
延長線上にある作風ながらも、スラッシュ色が強かった前作に比べると、今回は4人編成時代のTANKを彷彿とさせる、「戦う男の哀愁」が
漂ってくるかのような、よりメロディ重視の姿勢が打ち出されているのが特徴か。(丹下の趣味が大きく反映された結果なのかな?)
その最たる例
…続き
CERBERUS-FEAR NO DECAY-FORCES ★★ (2008-02-17 09:46:09)
本編を締め括る、問答無用の高速スラッシュ・ナンバー。
直線的な疾走感と、サビメロの雄々しい展開の落差も印象的。
元CASBAHの羽鳥恭充がゲストVoとして参加。
CERBERUS-FEAR NO DECAY-MY LIFE IS RUNNING OUT ★★ (2008-02-17 09:42:46)
ドラマティックなインスト曲“DAWN OF NEW OYNASTY"から繋がる
怒涛の如きスラッシュ・メタル・チューン。
元DUNGEONのスチュワート・マーシャルがGとしてゲスト参加、
インスト・パートにおいて、JUDAS PRIESTばりの
劇的なツイン・リードを炸裂させている。
CERBERUS-FEAR NO DECAY-NO EFFECT ★★★ (2008-02-17 09:35:47)
効果的にアルペジオを用いて、
TANKばりの「戦う男の哀愁」を撒き散らしながら
ザクザクと切り刻むように疾走するパワー・チューン。
CEREBRAL FIX-Tower of Spite ★★ (2009-06-20 23:19:00)
JUDAS PRIESTやBLACK SABBATH等、数々の名バンドを輩出してきたイギリスはバーミンガム出身の5人組が、
デビュー作の好評を受けROADRUNNER RECORDSと契約後、'91年に発表した2ndアルバム。
巨漢ドラマー、アンディ・ベイカーの叩き出す緩急に富んだ極太のリズムに乗って、濁声Voが吼える
オカルトを題材にした歌詞の数々・・・といった要素から、デス・メタルの枠内で語られる機会の多かったバンドなれど
(実際、それも道理のアグレッションを備えているのだが)、ヘヴィ・リフが引き摺るように刻まれる
もろBLACK SABBATH風味の③を筆頭に、如何にも英国然とした暗さと湿り気、そして、そこはかとないドラマ性が
薫る楽曲の数々からは、70年代HRからの影響も強く匂い立つ。(とか偉そうに言っても、彼らの作品はコレしか持っていない)
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CEREBUS-Too Late to Pray ★★★ (2017-02-27 22:50:04)
ノースカロライナ州出身の5人組が、NEW RENAISSANCE RECORDSのオムニバス盤『SATAN’S REVENGE』に楽曲提供を行った翌年、’86年に発表したデビュー作がこれ。
OPナンバー①においてBと2本のGが忙しなくハモる様や、クイック且つスリリングに走り抜けるインスト曲⑦が発する構築感、または収録曲の随所に用意された落差の大きな曲展開等、IRON MAIDENからの多大なる影響を感じずにはいられない正統派HMサウンドには、アメリカのバンドらしからぬダークな湿り気が渦を巻いています。(単に垢抜けないだけとも言えますが)
レーベルがレーベルゆえ音質は相当に薄っぺらいものの(ジャケットはNRRのものとしてはかなりマシな方)、しかしレット・フォリスター似の声質のVoをフィーチュアして勇壮に飛ばしまくる①、メロウなイントロからパワフルに展開していく③やアルバム表題曲
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CEREBUS-Too Late to Pray-Catch Me If You Can ★★★ (2017-02-28 22:44:16)
Voと楽器隊が押しまくって直線的に突っ走る
パワー・メタル・ナンバー…と思わせて
中間部とスッと引いてドラマティックに
聴かせてみせる曲展開が技あり。
思わず「おっ」と声が出てしまいました。
泣きのGソロと、直後に続くメイデン風味の
ツインリードGの疾走感も良い。
CEREBUS-Too Late to Pray-Too Late to Pray ★★★ (2017-02-28 22:52:39)
音質のせいもあってちょいキレ不足に響きますが
重厚な導入部からどんどんパワーと速度を高めていく
曲展開には文句なしでアガります。
CHANNEL ZERO (2011-03-09 22:07:18)
FEAR FACTORYのクリスチャン・オールド・ウォルバースなんかも在籍し、2枚のスタジオ・アルバムを残して解散したベルギーの名門スラッシュ・メタル・バンド、CYCLONEのメンバーだったエグゼヴィア・カリオン(G)が、ブリュッセルにて'90年に結成したパワー/スラッシュ・メタル・バンド。
といっても、LAAZ ROCKIT+FORBIDDENライクなパワー/スラッシュ・メタルを演っていたのはセルフ・タイトルのデビュー作('92年)ぐらいのもので、PANTERAのヴィ二ー・ポールがエンジニアリングを手掛けた2nd『STIGMATIZED』('93年)以降は、「PATERAに対するベルギーからの返答」なんてありがちなキャッチコピー付けられるぐらい、モダンなヘヴィ・ロック路線を迷いなく邁進。
なのでどんどん彼らに対する興味はフェードアウトしていったのだが、バンド史的にはこの時期
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CHANNEL ZERO-Channel Zero ★★★ (2011-03-10 22:39:52)
ベルギーのスラッシュ・レジェンド、CYCLONEのメンバーだったエグゼヴィア・カリオン(G)らによって結成されたパワー/スラッシュ・メタル・バンドが、'92年にドイツのSHARK RECORDSから発表したセルフ・タイトルのデビュー作。
メロディをしっかりと追いつつ、語尾をシャープ気味に吐き捨てる歌唱法がマイケル・クーンズを思わすVoと、堅牢に編まれたリズムと重厚な音作りがLAAZ ROCKIT風で、摩擦係数高めのGリフに、疾走感と構築感を併せ持った楽曲は初期FORBIDDEN風・・・と、まぁ要するにもろベイエリア・スラッシュ風味のサウンドを、アルバム全編に渡ってパワフルに展開(②のイントロなんてLAAZ ROCKITの“PRELUDE”まんま)。音だけ聴いたら絶対にベルギーのバンドだとは思わんですよ、これ。
流石に前記2バンドほど演奏にキレはないが、収録各曲のカッコ良さの平
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CHANNEL ZERO-Channel Zero-Painful Jokes ★★★ (2011-03-10 22:44:28)
横ノリの前半から、ザクザクと切れ味鋭く疾走する
後半へと移行するスラッシュ・ナンバー。
メロディックに絡み合う2本のGが素ン晴しいったら。
CHARIOT-Burning Ambition ★★ (2014-09-17 22:28:25)
音質の大幅な向上に加えて、収録楽曲に更なるキャッチーさが加わったことで、デビュー作以上の高評価を獲得することに成功した'86年発表の2ndアルバム。BURRN!!誌のレビューでも、1stが創刊号で50点食らってたのに比べ、こっちは80点台まで点数がUPしてましたっけね。
軽快に駆け抜ける⑨のような、いっそ「ポップ」とさえ言えそうなタイプの楽曲も収められている本作ですが、それでも彼らの出す音が、相変わらずどうしようもないぐらい初期NWOBHMスタイルを踏襲していることは、シンプルにサウンドを牽引するリフ&リズム、くぐもり声の熱唱型Vo、ウェットなメロディを奏でるツインGを一聴しただけで明らか。
特にOPを飾る①なんて、凝ったアレンジも曲展開もお呼びじゃない、ザク切りキャベツと白飯だけで頂く男料理の如きソリッドな名曲ですよ。泣きのバラード⑧や、ハードな⑥なんかも個人的にはお気に入
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CHARIOT-Burning Ambition-Screams The Night ★★★ (2014-09-17 22:34:06)
実にNWOBHMらしい、ソリッドで男気溢れる名曲。
「TANKがカヴァーした“NEON KNIGHTS”」という
例えがドンピシャ過ぎて、他に言うべきことが思い浮かびませんね。
CHARIOT-The Warrior ★★★ (2014-09-15 21:25:28)
スティーヴ・ハリスの庇護を受け、DIRTY DEEDS~DEEDSと改名した後、メイデンの前座で来日公演も行っているピート・フランクリン(Vo、G)率いる4人組が、ロンドンの名物レコード店が興したSHADE RECORDSを通じて、'84年に発表した1stアルバム。
エッジーなGリフとシンプルに刻まれるリズムを主体に、虚飾もヒネリもなくストレートに突き進む曲調といい、くぐもった声質で生煮えなメロディを熱唱するVoといい、ツインGが紡ぐ英国の曇り空を思わす湿った旋律といい(ついでにロー・パジェットな音質といい)、「NWOBHM」と聞いて想起する要素をまとめて全部ブチ込んでみました的な作風に思わず頬が緩みます。
ここにはNWOBHM史に残るような名曲は収められていませんが、名を成したバンドのように個性的には突き抜けていない分、NWOBHMの旨み成分が雑味なく高純度で凝縮。「NWO
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CHARIOT-The Warrior-Horizons ★★★ (2014-09-16 22:45:17)
叙情的に始まり、ツインGに先導される形で
テンポアップして盛り上がり、最後は再びメロウに
締め括られると言う、NWOBHMの様式美を体現するかの
如き曲展開にメタル魂が燃え上がる逸品。
アルバムのハイライトではないでしょうか?
CHARIOT-The Warrior-Love Or Leave Me ★★ (2014-09-16 22:35:23)
シンプルでエッジーなGリフに、
頭振るのに丁度良いテンポで刻まれるリズム、
湿ったメロディを熱唱するシンガー・・・と、
1㍉たりともNWOBHM道からはみ出すことなく
実直に突き進むOPナンバー。
ブーム末期の活動で知られるバンドですが
出してる音は何から何まで初期NWOBHMしてて
思わず笑みがこぼれます。
CHARIOT-The Warrior-Warriors ★★ (2014-09-16 23:00:23)
シンプルにして煽情力の高いGリフに
アガリまくるアルバム表題曲。
同一フレーズの繰り返しながら
ぐんぐんテンションを高めていく
インスト・パートは、HMのプリミティブな
カッコ良さに満ち溢れていて最高ですよ。
CHASTAIN-Mystery of Illusion ★★ (2009-01-28 22:52:00)
デヴィッド・T・チャステイン(G)が、それまで作り溜めてきたマテリアルの数々をレコーディングするため、マイク・ヴァーニーから紹介された元RUDE GIRLSのレザー・レオーネ(Vo)、SPIKEやCJSSの僚友マイク・スキマーホーン(B)、後にCINDRELLAに参加するフレッド・コウリー(Ds)という面子を集めて結成したCHASTAIN。本作は、その彼らが'84年に発表した1stアルバムに当たる。
デビュー作という事で、全体的に未洗練で荒削りな雰囲気が濃厚に漂うものの、ダークでミステリアス、且つドラマティックな様式美パワー・メタル路線という、このバンドの基本的音楽スタイルは既に確立済み。
中でも構築美に溢れたスリリングなGプレイと、赤尾和重(TERRA ROSA)、ドロ・ペッシュ(WARLOCK)、アン・ボレイン(HELLION)と並んで「女ロニー・J・ディオ四天王」と崇め
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CHASTAIN-Ruler of the Wasteland ★★ (2009-01-31 21:42:00)
デビュー作の好評を受け、単なるレコーディング・プロジェクトに過ぎなかったCHASTAINの活動継続を決めたデヴィッド・T・チャステイン(G)は、レザー・レオーネ(Vo)、マイク・スキマーホーン(B)、そしてCINDRELLAへと去ったフレッド・コウリーの後任に、元FIFTH ANGELのケン・メリー(Ds)を加入させバンドを再建。'86年にSHRAPNEL RECORDSより本2ndアルバムを発表する。
「気品を減らした分、アグレッションを増量したJUDAS PRIEST」といった趣きの作風は前作の路線を踏襲しつつも、今回はLAの仕事人ことケン・メリーを得た事でサウンドがグッと引き締まり、楽曲の重厚感、ドラマ性といった要素が大幅向上。デヴィッドのGプレイも前作以上に印象的なフレーズを連発しており、相変わらず力強いレザーのVoと共に、楽曲のハイライトを形成している。
イントロか
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CHASTAIN-The 7th of Never ★★★ (2012-11-26 22:40:21)
BURRN!!誌のレビューで90点台の高得点を獲得したことで知られる'87年発表の3rdアルバム。
ドスを効かせたレザー・レオーネの男前な歌いっぷり、益々精度を高めたデヴィッド・T・チャステインのテクニカルなGワーク、ダイナミックに暴れ回る手練のリズム隊をフィーチュアした本作は、ダークでアグレッシブ・・・まぁ要するにド直球の「SHRAPNELメタル」としか表現のしようのないパワー・サウンドを、相変わらず迷いなく突き進んでいて頼もしい限り。
ただ、前2作と比較した時(特にアップテンポの楽曲において)平板な歌メロのフックの弱さが気にならなくもないかな?
それでも、そうした弱点は聴き進めるに従って徐々に改善されていき、ミスティックなヘヴィネスが渦を巻く⑤、音数多めのケン・メリーのドラミングが冴える⑥、レザー姐さんのパワフルな歌唱が聴きモノの⑦、各楽器の見せ場が盛り込まれた⑧、
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CHASTAIN-Voice of the Cult ★★★ (2009-01-26 22:14:00)
ポール・ギルバート、トニー・マカパイン、ヴィニー・ムーアらと共に、「ネオ・クラシカル四天王」として80年代の速弾きブームを彩ったギタリストの一人、デヴィット・T・チャステイン率いるパワー・メタル・バンドCHASTAINが、'88年にチャステイン自身が運営するLEVIATHAN RECORDSから発表した4thアルバム。
ギタリストとしても、コンポーザーとしても確かな実力を備えながら、レーペル運営にプロデューサー業、ソロ・アーティストとしてのインスト・アルバム作り、そして無数の名義でのセッション活動・・・と、軸足のハッキリしない(節操のない)音楽活動が災いしてか、イマイチ日本では評価されなかった彼氏。だが、だからと言ってこのCHASTAINが残した数々の名盤の価値が損なわれる事はない。中でも本作は、ダークでドラマティックな収録曲のクオリティといい、ギタリストとしてのエゴを殆ど感じさせ
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