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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 1551-1600
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DESTRUCTOR-Sonic Bullet
DGM-Different Shapes
DGM-Dreamland
DGM-Dreamland-Eternity
DGM-Frame
DGM-Hidden Place
DGM-Hidden Place-Save Me
DGM-Misplaced
DGM-Misplaced-Still Believe
DGM-Momentum
DGM-Momentum-Reason
DGM-Momentum-Repay
DGM-Momentum-Universe
DGM-The Passage
DGM-The Passage-Animal
DGM-Wings of Time
DGM-Wings of Time-Guiding Light
DGM-Wings of Time-Mirrors of the Night
DIAMOND HEAD-Borrowed Time
DIAMOND HEAD-Borrowed Time-Am I Evil?
DIAMOND HEAD-Canterbury
DIAMOND HEAD-Canterbury-Knight of the Swords
DIAMOND HEAD-Lightning to the Nations
DIAMOND HEAD-Lightning to the Nations-The Prince
DIO-Dream Evil
DIO-Holy Diver
DIO-Lock Up the Wolves
DIO-Master of the Moon
DIO-Master of the Moon-I Am
DIO-Sacred Heart
DIO-The Last in Line
DISTURBED-Asylum
DISTURBED-Indestructible
DISTURBED-Live At Red Rocks
DIXON HOUSE BAND-Fighting Alone
DIXON HOUSE BAND-Fighting Alone-Crusader
DIXON HOUSE BAND-Fighting Alone-The Promise
DOKKEN-Back for the Attack
DOKKEN-Back for the Attack-Kiss of Death
DOKKEN-Back for the Attack-Mr. Scary
DOKKEN-Back for the Attack-So Many Tears
DOKKEN-Beast From the East
DOKKEN-Breaking the Chains
DOKKEN-Breaking the Chains-Breaking the Chains
DOKKEN-Breaking the Chains-Paris Is Burning (live)
DOKKEN-From Conception: Live 1981
DOKKEN-Tooth and Nail
DOKKEN-Tooth and Nail-Alone Again
DOKKEN-Tooth and Nail-Into the Fire
DOKKEN-Tooth and Nail-Tooth and Nail

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DESTRUCTOR-Sonic Bullet ★★ (2010-03-21 23:26:00)

以前にフラッとCD屋に立ち寄ったら、輸入盤コーナーにこの作品が置かれていて「DESTRUCTORって再結成してたんかい」
と驚かされた、'02年発表の2ndフル・アルバム。(実は既に3rdアルバムもあると知って更に吃驚)
で、早速購入して聴いてみたら、これがマシンガンの如く刻まれるGリフといい、力任せにタイコぶっ叩いてます
ってな趣きのリズムといい、青筋立てて喚き倒すVoといい、20年近く前のデビュー作『MAXIMUM DESTRUCTION』の作風を
頑固に受け継いだ、武骨な男気メタル・サウンドが全編に渡って貫かれており、その不変っぷりに笑うやら感心するやら。
勿論何も変わってないわけではなく、流石にテクノロジーの進歩もあって音質は向上しているし、デイヴ・オーバーキルの
Voが、以前よか幾らかメロディをなぞって歌っているので、スラッシュ色より正統派の
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DGM-Different Shapes ★★ (2009-04-26 01:54:00)

精度の高いGプレイでもって楽曲の劇的な盛り上げに大きく貢献してきた、オリジナル・メンバーのディアゴ・レアリが脱退。
とうとう、「DGM」というバンドの名の由来にもなっていた3人の結成メンバーが一人もいなくなるという
事態に追い込まれてしまった彼らが、'07年に発表した6thアルバム。
頻繁に繰り返されるメンバー・チェンジは最早このバンドの名物だが、その都度、前任者に勝るとも劣らぬ実力派プレイヤーを
後任に迎え入れ、クオリティを下げることなくアルバムを作り続けてきたのがDGMの凄いところで、それは本作も同様。
メロディック・パワー・メタル寄りのサウンドだった前作『MISPLACED』に比べると、今回はやや肩の力の抜けた
メロディ重視の「聴かせる」姿勢が強調された作風で、その効果は、これまでよりも更にキャッチーさを高めた
各収録曲のサビメロのフックラ
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DGM-Dreamland ★★ (2009-04-18 20:53:00)

SYMPHONY Xやイングヴェイ・マルムスティーンといったアーティストからの影響をしっかりと咀嚼吸収して、
DGM独自のテクニカルでドラマティックな音楽性へと昇華した'03年発表の3rdアルバム。
本作最大のトピックは、何といってもルチアーノ・レゴリの後任としてバンドに加入した新Vo、ティッタ・タニの存在で、
そのパワフルな歌声は前任者の線の細い歌唱を遥か彼方に吹き飛ばし、バンドの「格」向上に大きく貢献する素晴しさ。
その彼が歌う収録曲の方も、パワー・メタリックな疾走感やネオクラシカル風味が薄れた代わりに、
アレンジはより綿密に、メロディは更にキャッチーに、曲展開は一層ドラマティックに磨き上げられ、
プログレHM的側面が強調されたサウンドは、一回りも二回りもスケールアップを遂げている。
何より、プロデューサーに元GOBLINのクラウディオ・シモ
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DGM-Dreamland-Eternity ★★★ (2009-04-18 21:00:14)

DGMの数ある名曲の中でも、個人的に最も愛して止まない楽曲の一つ。
ティッタ・タニの張りのあるVo、ディアゴ・レアリの
エキサイティングなGプレイの素晴しさも然る事ながら
この曲の肝は、やはり鮮烈且つ格調高い仕事っぷりを
披露する気品漂うKeyでしょう。
効果的に取り入れられている“TUBULARBELLS"のメロディも◎。

DGM-Frame ★★ (2009-04-29 21:49:00)

リリースする作品のクオリティの高さに反して、頻繁に繰り返されるメンバー・チェンジのせいでバンドの実体が
ハッキリしない事が足を引っ張り、日本では今ひとつマイナーな地位に甘んじているDGMが'09年に発表した7thアルバム。
今回は遂にティッタ・タニ(Vo)が脱退。オリジナル・メンバーではないものの、3rd『DREAMLAND』加入以降、
その見事な歌唱をもってバンドの「格」向上に大きく貢献してきた存在だっただけにショックも一入だったのだが、
このバンドの凄いところは、こうしたドラスティックなメンバー・チェンジが作品の質に何ら影を落さない点だ。
ネオクラシカルなテイストや、クサメロの類がほぼ姿を消し、ファンキーに跳ねるリズムやトランス調のKey等、
モダンなアレンジの数々が積極的に取り入れられている本作だが、ヘヴィ・メタリックな疾走感、流麗なKeyとGの
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DGM-Hidden Place ★★ (2009-04-19 21:31:00)

かねてより貧弱なサポート体制に不満を感じていたELEVATE RECORDSからSCARRET RECODSへと移籍、'03年に発表した4thアルバム。
オリジナル・メンバーの一人だったマウリッツォ・パリオッティ(Key)が脱退し、とうとう結成当初から
残るメンバーはディアゴ・レアリ(G)唯一人となってしまったわけだが、作品のクオリティには全く影響なし。
相変わらずドラマティックでテクニカルな、DGM流HMが全編に渡って貫かれている。
但し、大作主義はそのままに、今回は疾走感やメタリックなアグレッションがやや減退。ジャジーなパートを
随所に入れ込む等、音楽性がやや拡散の傾向を見せているのがその特徴で、スリルやダイナミズムといった要素まで
薄れてしまったため、正直、中盤辺りの展開には若干の「ダレ」を感じなくもないのだが、とは言え、緊迫感を
伴って疾
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DGM-Hidden Place-Save Me ★★★ (2009-04-19 21:35:52)

ティッタ・タニの熱唱が映えまくる、
ヴァースからサビにかけて炸裂する劇的な泣きメロに、
「これよ、これ!」と思わずガッツポーズ取りたくなる
DGMならではの優れた哀メロ・センスが堪能できる名曲。
中盤に挿入されたジャジーなパートもユニーク。

DGM-Misplaced ★★ (2009-04-25 01:05:00)

メンバー・チェンジが頻繁なDGMには珍しく、前作『HIDDEN PLACE』と同じ面子で制作、'04年に発表された5thアルバム
その『HIDDEN~』では、やや音楽性に拡散の傾向が見受けられたが、今回は活きの良いOPナンバー①、本編随一の
荒々しさを誇る②といった、冒頭2連発のアグレッシブな畳み掛けが端的に物語る通り、疾走感を取り戻した曲調といい、
ランニング・タイムが5分台以下に絞られ、スリム化が計られた曲展開といい、2nd『WINGS OF TIME』以来、
久々にメロディック・パワー・メタル路線へと回帰を果たした作風に仕上がっている。
とは言え、プログレッシブHMのエレメントが失われてしまったわけではなく、相変わらず緻密に組み立てられた曲展開や
凝ったアレンジの数々は健在で、特に、美しくも悲壮な叙情メロディに胸打たれるヘヴィ・バラード風の④や、
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DGM-Misplaced-Still Believe ★★★ (2009-04-25 01:21:24)

悲壮感を漂わせたメロディを歌う
ティッタ・タニの色気のある歌い回しが映える
ドラマティックなパワー・バラードの名曲。
聴く者の胸を締め上げるディアゴ・レアリの
表現力豊かなGソロも絶品。

DGM-Momentum ★★★ (2013-05-08 22:42:54)

オリジナル・メンバーが1人も残っていないほど(何せ現在バンドを仕切ってるのは前作から加入したギタリストなんだから)頻繁にメンバー・チェンジを繰り返しているにも関わらず、デビュー当時より全く音楽性をブレさせることなく、一貫してテクニカルでドラマティックなプログレHMサウンドを追及し続ける稀有なバンド、イタリアのDGMが'13年に発表した8thアルバム。
その姿勢は、前作で垣間見せたモダンな要素が一掃され、代わって嘗てないレベルでピュアなパワー・メタル・テイストが大増量された本作においても勿論健在。4年のブランクの間、メンバー・チェンジもなしに(!)ツアーやフェス出演を重ねることで積み上げられた経験値は、「強靭さ」となって確実にサウンドに反映されています。
凄まじい音数を詰め込んで荒れ狂うGとKey、独産メロパワ・メタルばりに駆け抜けるリズム隊、それに楽器陣に負けぬパワフルな歌い
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DGM-Momentum-Reason ★★★ (2013-05-09 21:28:21)

テクニカル&スピーディ、
それでいてランニング・タイムはタイトと、
2ndの頃のSYMPHONY Xを思わすOPナンバー。
だからなのか、ゲストVoとして
ラッセル・アレンが参加しています。

DGM-Momentum-Repay ★★★ (2013-05-09 21:38:00)

DGMのメロディ・センスの良さが発揮された
物悲しい叙情ナンバー。この手の歌を唄わせると
Voの実力の高さがハッキリと伝わりますね。
憂いを帯びたメロディを流麗に奏でる
Keyも楽曲の要です。

DGM-Momentum-Universe ★★★ (2013-05-09 21:33:26)

テクニカルなプログレ・メタル風味と
明快且つドラマティックな
シンフォニック・パワー・メタル風味とが
バランス良く組み合わされた、
アルバムのハイライト・ナンバーの一つ。

DGM-The Passage ★★★ (2016-10-17 23:11:18)

ギタリストとしての実力&プロデューサーとしてのモダンな感性を併せ持つシモーネ・ムラローニと、抒情バラードから緊迫感に満ちた大作ナンバーまで柔軟に歌いこなすシンガー、マーク・バジルという逸材二人を得たことで、ラインナップが一気に安定したDGM。バンド名の元となったオリジナル・メンバーが既に誰もいないぐらいメンバー・チェンジを繰り返したのに、その都度、活動規模にしろ作品のクオリティにしろ、スケールUPを果たして来た彼らの稀有な実力が、この’16年発表の新作にも明確に刻まれています。
いきなりプログレ・メタル組曲①②で幕が上がる本作は、劇的なメロディ展開に胸打たれる④、スピーディに疾走する⑤⑩(後者にはSYMPONY Xのマイケル・ロメオがゲスト参加)といった、シンフォニック・パワー・メタル・テイストが増強されていた前作『MOMENTUM』の作風を受け継ぐ楽曲を収録。その一方で、今回は時
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DGM-The Passage-Animal ★★★ (2016-11-07 00:01:11)

プログレ・メタルならではの緊迫感は保ちつつ
これまでになくポップ…というか
キャッチーでメロディアスな方向へと踏み込んだ意欲作。
歌メロからはメロハー的な爽やかささえ感じられます。
でもちゃんと魅力的な楽曲に仕上げているのだから大したもの。
アルバムのリーダートラックとしてPVを作る辺り、
バンドのこの曲に対する自信の程が伺えます。

DGM-Wings of Time ★★ (2009-04-17 23:56:00)

90年代半ばにイタリアはオスティアにて結成され、オリジナル・メンバーの頭文字を取ってDGMを名乗った
5人組HMバンドが'99年にELEVATE RECORDSより発表した、日本デビュー作ともなった2ndアルバム。
国内盤未発売に終わったデビュー作『CHANGE DIRECTION』は恥ずかしながらまだ聴いた事がないのだけれど、
SYMPHONY Xを思わせる技巧を凝らした曲展開に、メロディック・パワー・メタルばりの疾走感を併せ持ち、
イングヴェイ・マルムスティーンからの強い影響を感じさせるネオクラシカル風味のGが全編を華麗に彩る
テクニカルでドラマティックなDGMならではのサウンドは、既にこの時点で立派に確立済み。
イントロ一発で「掴みはOK」となるOPナンバー①を筆頭に、技巧に溺れないキャッチーな哀メロ作りに
冴えを見せる彼らだが、何より素晴
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DGM-Wings of Time-Guiding Light ★★ (2009-04-17 23:59:41)

キャッチーなイントロ部分だけでガッチリと掴まれる
ドラマティックな疾走ナンバー。
楽曲のハイライトを飾る、ディアゴ・レアリのGソロが
エキサイティング極まりない。

DGM-Wings of Time-Mirrors of the Night ★★★ (2009-04-18 00:07:41)

哀愁を帯びたメロディが胸に沁みるセミ・バラード。
疾走系の楽曲ではパワー不足が気になるルチアーノ・レゴリだが、
こうしたメロディアスな楽曲における歌唱を聴くと、
基本、歌の上手いシンガーであることが良く分かる。
それにしても、テクニカルなだけでなく繊細な感情表現にも
長けたディアゴ・レアリのGプレイは素晴しい。
泣きのGソロに思わず悶絶。

DIAMOND HEAD-Borrowed Time ★★★ (2017-04-11 22:31:43)

メジャーのMCAから発表され、NWOBHMの波に乗って全英チャート第24位に飛び込むヒット作となった2nd(邦題は『偽りの時』)。DIAMOND HEADといえば、ロドニー・マシューズが手掛けた本作の美麗なアートワークが思い浮かぶ人も多いのではないかと。
特異なGリフの数々と攻撃性/疾走感を以て、スラッシュ・メタル誕生に大きく寄与した名盤『LIGHTING TO THE NATION』をこのバンドの最高傑作に推す気満々の我が身ですが、実は初めて彼らの音に触れた時は本作の方がビビッと来ました。というのも、こっちの方が単純にメロディアスで分かり易い内容だったから。あと邦題もカッコ良かったですし。
心底楽しむためにはMETALLICAによる手引きと、NWOBHMやスラッシュ・メタルに対するある程度のリテラシーを要した『LIGHTING~』に比べ、衝動性より完成度の高さが追求された本
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DIAMOND HEAD-Borrowed Time-Am I Evil? ★★★ (2017-04-11 22:36:55)

METALLICAがカヴァーしていたことと、
ホルストの“惑星”と水戸黄門主題歌を足して2で割ったような
劇的なイントロで知られるDIAMOND HEADの代表曲。
これ聴くと、1stの頃のMETALLICAがいかにこの曲から
多くのインスピレーションを得ていたかがよく分かりますね。

DIAMOND HEAD-Canterbury ★★ (2017-04-17 00:15:46)

ブライアン・タトラー(G)とショーン・ハリス(Vo)しか映っていない裏ジャケが物語る通り、レコーディング作業中に脱退したリズム隊の代わりはセッション・ミュージシャンで賄い、ほぼプロジェクトの体で’83年に発表された3rdアルバム。
そうした制作経緯や音楽性の変化、それにこれを最後にDIAMOND HEADが自然消滅的に解散していることとが相俟って、彼らの初期3作の中では最も影が薄い1枚であり、個人的にも初めて聴いた時は、冒頭から和やかなポップ・チューンが連続する構成に「うーん、ダメそう」と肩を落としました。…と、ここで心が折れてしまうと本作に対する印象は冴えないもののまま終わってしまいますので、いっそ頭2曲は飛ばしてしまい、エピカルな雰囲気漂わす③辺りから聴き始めることを提案させて頂く次第。すると後に続くのは、ダークなバラード⑤、“剣の騎士”なる邦題を冠された本編のハイライト⑥、エ
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DIAMOND HEAD-Canterbury-Knight of the Swords ★★★ (2017-04-17 23:00:33)

本編中唯一のアップテンポの楽曲ではあるものの
目立つのはリフよりもメロディであり、
それを歌い上げるショーン・ハリスの歌の上手さであるという。
マイケル・ムアコックの小説「エルリック・サーガ」に
登場するアリオッチ神にちなむ歌詞と、
邦題“剣の騎士”に相応しい曲調は勇壮で大変素晴らしい。

DIAMOND HEAD-Lightning to the Nations ★★★ (2008-03-09 01:15:00)

'76年、英国はウェスト・ミッドランド地区ストーブリッジにて結成。同じ学校に通っていたシーン・ハリス(Vo)、ブライアン・タトラー(G)、ダンカン・スコット(Ds)、コリン・キンバリー(B)というラインナップで活動を開始したDIAMOND HEADが、『SHOT OUT THE LIGHTS』と『SWEET & INNOCENCE』の2枚のシングル発表後、'79年に自主制作した1stフル・アルバム。
METALLICAが、本作収録の“HELPLESS"“AM I EVIL?"“THE PRINCE"“IT'S ELECTRIC"をカヴァーしたことで、一躍メタル・ファンの間で知名度を高め、他にもMEGADETHやSLAYERを筆頭とする、スラッシュ・メタル群に大きな影響を与えたことでも知られる彼らだが、同様に「元祖スラッシュ・メタル」と呼ばれるVENOM、MOTORHEAD、TANK
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DIAMOND HEAD-Lightning to the Nations-The Prince ★★★ (2008-03-09 20:37:06)

派手に動き回りつつ鋭角的に刻まれるGリフ、
ヘヴィ・メタリックなパワー、スピード、
そして劇的な曲展開とが揃った、DIAMOND HEAD屈指の名曲。
インスト・パートのツインG風のアレンジが堪らなくドラマティック。
この曲に関しては、METALLICAバージョンよりも
『LIGHTNING TO THE NATIONS』バージョンの方が良いかな。
エンジニアのポール・ロビンスが担当したKeyも、地味に良い仕事をしている。

DIO-Dream Evil ★★★ (2013-11-03 00:59:01)

予てより「殆どの楽曲を手掛けて来たのに、ローディより給料が低いのは納得できない」との不満を燻らせていたヴィヴィアン・キャンベルが脱退(というか解雇)。後任ギタリストにROUGH CUTのクレイグ・ゴールディを迎えて'87年に発表された4thアルバム。
クオリティは高かったがセールス的には不発に終わった前作『SACRED HEART』の結果を鑑みてか、本作では再びソリッド且つスピーディなサウンドへと軌道修正。但し初期作のようなドラマ性やスケール感は控えめ。正統派ギター・ヒーロー然としたヴィヴィアンに対し、より現代的で堅実(ぶっちゃけ地味・・・)なクレイグのGプレイを生かして、ジョー・リン・ターナー時代のRAINBOWを思わす“OVERLOVE”みたいな楽曲もあったりと、これまで以上にモダンなアプローチが試みられています。
全体的に小粒な印象は拭えないものの、代わりにロニーの歌声
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DIO-Holy Diver ★★★ (2013-10-28 22:57:34)

BLACK SABBATHを去ったロニー・J・ディオが、誰憚ることなく自身の演りたい音楽を追及すべく、RAINBOW時代に同じ釜の飯を食ったジミー・ベイン(B)、盟友ヴィニー・アピス(Ds)、そして気鋭の新人ヴィヴィアン・キャンベル(G)らと共に結成したバンドのデビュー作。('82年発表)
RAIBOW時代から一貫してロニーが拘り続ける「虹」「魔法」といったファンタジック/ドラマティックなモチーフを取り扱いつつも、よりソリッドに、よりスピーディに研ぎ澄まされたサウンドからは、世のHMムーブメントの盛り上がりに呼応したかのようなアグレッシブなエネルギーが迸り出ています。
特に、いつ如何なる時に聴いても全身の血液が沸騰する鋭角的なGリフ、畳み掛けるリズムの上にロニーの鬼気迫るシャウトが乗っかった“STAND UP AND SHOUT”は、DIO屈指の・・・いやさHR/HM史に残る
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DIO-Lock Up the Wolves ★★ (2013-11-04 00:37:21)

「だっせぇジャケットこそがDIOの証」と信じる身としては、イカしたアートワークに思わず我が目を疑った'90年発表の5thアルバム。これこそ間違いなくDIOの最高傑作ですよ。(ジャケットの)
ロニー以外のメンバー総取っ替えでレコーディングされた本作発表当時、注目を集めたのは若干17歳にして新Gの座を射止めたローワン・ロバートソンでしたが、いやいや。個人的にこのアルバム最大のトピックは天才Key奏者イェンス・ヨハンソンの存在ですよ。コージー・パウエルと並んで「様式美HM界最高のパワーアップ・アイテム」と目される(俺の中で)彼がDIOと合体!こりゃあ凄まじいことになるぜぇ・・・と、胸ときめかせながらCDを再生してみたら・・・Keyの音なんて殆ど聴こえやしねぇ!(CDをフリスビーの如く投擲しながら)
そんな「宝の持ち腐れ」という言葉の意味を嫌と言うほど学ばせてくれた本作ですが、今聴く
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DIO-Master of the Moon ★★ (2021-11-16 00:39:56)

ロニーの自伝が発売されたとのニュースを見かけ、今更ながら引っ張り出して聴き直している’04年発表の12thアルバム。彼の死去により最早更新されることがなくなった、厳然たるDIOの最終作でもあります。
『STRANGE HIGHWAYS』(’93年)以降、ヘヴィ・ミュージックと泥沼の格闘を続けるDIOに対する興味は下降線を描く一方でしたが、HEAVEN & HELLの登場で潮目が変わったことを切っ掛けに改めて本作と対峙してみたところ、これが試行錯誤を脱したDIOが復調の兆しを掴みかけていたことがハッキリと伝わってくる仕上がりじゃありませんか。
勇ましくドライヴする曲調が“STAND UP AND SHOUT”を彷彿とさせるOPナンバー①で掴みはOKとなる本編はダークで神秘的なHMサウンドが渦を巻き、BLACK SABBATHで培ったどす黒いヘヴィネスが横溢する②、冷ややかなKe
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DIO-Master of the Moon-I Am ★★★ (2021-11-16 23:20:47)

重厚かつキャッチーなサビメロにおける
しつこく絡みついてくるような(誉め言葉)
歌い回しが「それでこそロニー」と拍手喝采を
送りたくなるほどロニーしてくれていて最高ですね。

DIO-Sacred Heart ★★★ (2013-10-30 23:52:25)

ヴィヴィアン・キャンベル(G)在籍時代最後の作品となった'84年発表の3rdアルバム。
アップテンポでアンセミックなOPナンバーから、重厚且つドラマティックなアルバム表題曲へと繋がる構成には、1stから2nd、そして本作を経て4thへと受け継がれていくDIO不変の様式美が宿っていますが、アルバム全体を見渡してみると、コブシ控えめのロニーの歌唱や、姿を消したスピード・ナンバー等、従来の「濃さ」は抑制気味。この辺はやっぱり、当時爆発的な盛り上がりを見せていたLAメタルからの影響でしょうかね。
それでも「DIOらしさ」は十分保たれていて、特筆すべきは、日清どん兵衛の天ぷらばりに後乗せ感バリバリだったKeyが、今回はアレンジの一部としてごく自然に組み込まれ機能している点。Keyが曲調をメロディアスに、ドラマティックに盛り上げる“SACRED HEART”や“ROCK'N'ROLL C
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DIO-The Last in Line ★★★ (2013-10-29 22:30:27)

'83年にリリースされるや、全米アルバム・チャート最高23位にランクインしてプラチナムを獲得。自他/名実共に認めるDIOの代表作たる2ndアルバム。
スピーディな“WE ROCK”で幕が上がり、続くのは重厚なアルバム表題曲“THE LAST IN LINE、後半にはポップ風味を効かせたメロディアスな“MYSTERY”を配して、最後はドラマティックなへヴィ・ナンバー“EGYPT”で締め括る・・・という構成は、まるでデビュー作の曲順と鏡写しのよう。
強力無比なロニーのVo、ヴィヴィアンのフラッシーなGワーク、ヴィニーのソリッドで疾走感溢れるドラミングから生み出されるハードネスやドラマ性を損なうことなく、正式メンバーに昇格したクロード・シュネルが奏でるKeyのフィーチュア度も高められた楽曲は、それと共に一層キャッチネスが強化。雄々しくノリ良く勇ましく、全世界津々浦々のHR/HMファ
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DISTURBED-Asylum ★★ (2010-11-02 00:10:33)

リリースするアルバムが悉く全米チャート№1に輝き、とうとう「4作連続で全米チャート№1獲得」という、前人未到の大記録を打ち立てしまったDISTURBEDの5th。
・・・と言われても、アメリカ音楽シーンの趨勢にも、ラウド・ロックにもメタルコアにも興味の薄い我が身には遠い世界のお話でしかないわけですが、どっこい、このアルバムの素晴しさは本物だ。
前作『INDESTRUCTIBLE』も聴き応え十分の作品だったが、今回はそれを更に上回るクオリティを提示。JUDAS PRIEST、IRON MAIDEN、METALLICAといったバンドからの影響も露わに、一層正統派HM色を強め、よりマッチョに、よりメロディックに、よりドラマティックに磨き上げられたサウンドの魅力は、Gが泣きまくるインスト序曲を経てスタートする、在りし日のMETALLICAを彷彿とさせるパワフルなOPナンバー②から早く
…続き

DISTURBED-Indestructible ★★ (2010-10-28 19:44:11)

デビュー作『THE SICKNESS』('00年)をちょろっと聴いて「俺には無縁のへヴィ・ロック・バンドだな」と判断して以来、華麗にスルーし続けて来たDISTURBEDだったが、本作('07年、4th)を聴いてビックリ。ゴツゴツと角張った武骨なGリフのカッコ良さといい、ソリッドなリズムといい、そして派手に弾きまくるだけでなく、ちゃんと曲調に合ったソロを紡ぎ出すGといい、いつの間にやらACCEPTやJUDAS PRIEST辺りにも通じる魅力を備えた、剛直にして男気漲るHMサウンドを聴かせてくれるバンドに化けていて驚いたのなんのって。(無論、プロダクションやアレンジはかなり今風だけど)
取り分け、物憂げでメランコリックなメロディを、独特のリズム感を駆使して歌い上げるデイヴィット・ドレイマンのVoが、力強く突き進む楽器隊と一丸となり畳み掛けて来る①、その勇猛さにグッと力瘤る④、それに劇的
…続き

DISTURBED-Live At Red Rocks ★★★ (2017-02-26 21:31:04)

コロラド州デンバーのレッドロックス野外円形劇場に、1万人以上の観客を集めて行われたDISTURBEDのライブの模様を収録した実況録音盤。
これまでの彼らのアルバムは、通して1枚聴くと、時に後半で少々ダレを感じてしまうこともあったのですが、ヒット曲・代表曲を織り交ぜ、バンドの20年に及ぶ活動歴を総括するかのようなセットリストが組まれた本作では、流石にそんな感覚を覚える暇はありません。しかもそこに過去6作を連続して全米アルバム・チャート№1の座に輝かす偉業を成し遂げたメンバーの、自信と勢いがオーラの如く立ち昇るパフォーマンスと、バンドに負けじとのっけからメーターが振り切れているファンの熱狂が加わるわけですから、何をか況や。
特に重厚な演奏に乗って歯切れ良く躍動するデイヴィッド・ドレイマンの歌声は本作最大の聴き所。聴く者を猛烈に煽動するリズミックな炸裂感のみならず、サイモン&ガーフ
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DIXON HOUSE BAND-Fighting Alone ★★★ (2021-11-04 00:08:24)

リーダーの名前を取ってDIXION HOUSE BANDと名乗ったアメリカ出身の5人組が、’79年に残した唯一の作品。ド渋なサザン・ロックでも演っていそうなバンド名ゆえ、90年代にCD化された当初はスルー決め込んでいたのですが、後にリズム隊がカナダのBIGHORN(唯一作『BIGHORN』は超名盤)のメンバーとの情報をゲットし、「もー、それを早く行ってよぉ」といそいそアルバムを購入してみれば、これが期待を裏切らぬ傑作だったという。
所属レーベルがINFINITY RECORDSで、WRABBITやNEW ENGLAND、ALEXIS等のカタログと同一シリーズ(キャプテン和田監修)で再発されていること、そしてKey奏者が曲作りのイニシアチブを握っている事実からもお察しの通り、本作で繰り広げられるのは華やかな鍵盤プレイと分厚く舞うボーカル・ハーモニーとがたっぷりとフィーチュアされた、S
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DIXON HOUSE BAND-Fighting Alone-Crusader ★★★ (2021-11-04 23:35:19)

イントロだけで名曲の風格は十分。
ドラマティックなオーケストレーションに
軽快に弾むKey、泣きのGと哀愁のVo等々
DIXON HOUSE BANDの魅力全部入りで贈る
アルバムのハイライト・ナンバー

DIXON HOUSE BAND-Fighting Alone-The Promise ★★★ (2021-11-04 23:40:59)

美しいインスト・ナンバー“SARACEN RIDE”から
間髪入れずに繋がっていく、起伏に富み華麗にしてドラマティック、
アルバム中最もプログレ風味が色濃く溢れ出す名曲です。

DOKKEN-Back for the Attack ★★★ (2016-09-27 23:37:57)

日本での確固たる人気とは裏腹に、本国アメリカではオープニング・アクトの地位から脱却すべく苦労を重ねていたというDOKKENにとって、チャート・アクション的には過去最高(第13位)を記録した4thアルバム。(既にバンド内の士気がガタガタだった為、メンバー的には余り良い思い出がない作品のようですが)
「成功の壁」を突き破るため試行錯誤の跡が刻まれた本作は、ソフト路線に振った前作の反動か、はたまたHR/HMシーンの変化に敏感に反応したのか、鬼気迫る迫力で弾きまくるハードなGを前面に押し立てた、ドライでアグレッシブなHMサウンドを追求。正直、疾走ナンバーの不在や、美麗さよりもラフネスが強調気味のコーラス・ワーク、収録曲数の多さ等に初聴時はあまりピンと来なかったことを告白しておきます。
んが。よくよく聴き込めば、抒情的な“SO MANY TEARS”から、映画『エルム街の悪夢』主題歌“
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DOKKEN-Back for the Attack-Kiss of Death ★★★ (2016-09-27 23:54:03)

イントロのGリフだけでやられてしまいますよね。
疾走曲ではないものの、鋭利なGリフに攻撃的なGソロ、
へヴィなリズムに威勢の良いコーラスと
全体的にドライな荒々しさが満ちていて、
「これまでのDOKKENと一味違うぜ」と感じたものでした。

DOKKEN-Back for the Attack-Mr. Scary ★★★ (2016-09-27 23:47:21)

鼓膜を切り裂くように襲い来るジョージ・リンチの
カミソリギターが全編に亘って荒れ狂うインストの名曲。
へヴィ・メタル版“移民の歌”?
弾きまくってはいても、それは無意味な自己主張などではなく、
Voの不在を全く意識させない「歌う」Gプレイが素晴らしい。

DOKKEN-Back for the Attack-So Many Tears ★★★ (2016-09-28 00:03:52)

昔はちょっとGが弾き過ぎに感じられ、もう少しVoの切ないフィールを
引き立ててくれよ、そりゃドンも気ぃ悪くするわとか思ったりしたのですが、
改めて聴き直してみたら、これが涙腺にクイクイくる実に良い泣きのソロを
弾いてくれていて、「正直すまんかった」と。

DOKKEN-Beast From the East ★★★ (2016-09-28 23:47:42)

ロック・バンドたるもの、メンバー全員が固い友情で結ばれ、同じゴール目指して手に手を取って突き進んで行くものと信じて疑わなかった純真な身に、「いやいや、もっと複雑なのよ」と現実を突き付けてくれたDOKKEN。その解散記念盤でもあった(?)ライブ・アルバム。
発売当時の評判があまり芳しくなかったのと、「ライブ中は互いに近寄らないどころか目すら合わせようとしない」「ドンのMC中に大音量でGを弾き出すジョージ」とか、真偽の程はともかく、聞いているだけで肝が冷える逸話に事欠かなかったDOKKENの実況録音盤だけに、購入して初めてオーディオプレーヤーにセットする際には「一体どんな修羅場が繰り広げられるんだ…」と手が震えたものです。(嘘)
だがしかし。実際に聴いてみれば、当のメンバー達は実に生き生きとパフォーマンスに興じており、これが本当に楽しそう。映像がないからそう感じるだけかもしれませ
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DOKKEN-Breaking the Chains ★★ (2016-09-24 08:46:02)

DOKKENがクラシック・ラインナップで復活して来日公演を行うという。喜びと共に、これが最後かもしれないな…との寂寥感が湧き上がりましたが、そういや90年代に再結成した時も、数年前にLOUD PARKでドンとジョージの共演が実現した時も「これで見納めかも」としんみりしてたことを思い出して、出掛かっていた涙がヒュッと引っ込みました(大袈裟)。
ともあれ、目出度いことに変わりはないので久々に彼らの作品聴き直したりしているのですが、やはりこの1stは後のアルバム群と比較するとやや趣きが異なりますね。地味なアートワークとか、ベース弾いてるのがピーター・バルテス(ACCEPT)だったりホアン・クルーシェ(RATT)だったりする基礎的な部分に加えて、そもそもドンのソロ・アルバムとして制作された経緯があるだけに、疾走曲とかも収録はされていても、飽くまで主役は「歌」。引き立て役に徹している風情のギ
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DOKKEN-Breaking the Chains-Breaking the Chains ★★★ (2016-09-24 09:03:08)

ジョージ・リンチのGにカミソリ感はなく
主役はあくまでドン・ドッケンの透明感を湛えたVo。
でもこれが素晴らしい!
甘く歌い上げられる哀愁に満ちたサビメロは
聴く度にとろけそうになりますね。

DOKKEN-Breaking the Chains-Paris Is Burning (live) ★★★ (2016-09-24 09:13:30)

アルバム中にあって飛び抜けてメタル度の高い疾走ナンバー。
攻撃的なジョージ・リンチのギターとソフトなドン・ドッケンのVoの
組み合わせという、DOKKENならではの旨みを堪能できる名曲です。
フランスのCARRIE盤と、“DREAM WARRIORS”のシングルで
スタジオバージョンを聴くことが出来ますが、
このライブ・バージョンの方がずっと熱い。

DOKKEN-From Conception: Live 1981 ★★★ (2019-04-30 09:14:45)

'07年に突如リリースされたDOKKENの蔵出しライブ。1st『BREAKING THE CHAINS』(’81年)発表後、ドイツからアメリカへと戻ったDOKKENが、メジャー・レーベルとの契約を得るべくカリフォルニアでクラブ・ツアーを行っていた時期のライブが収められており(どこで録られたものかは不明らしい)、Gソロ・タイムを含む全10曲中、3曲が未発表曲という構成に食指をそそられ思わず購入してしまいました
レコーディング時のラインナップは、ドン・ドッケン(Vo)、ジョージ・リンチ(G)、ミック・ブラウン(Ds)、RATTへと去ったフォアン・クルーシェの後任として新たにバンドへ参加したばかりのジェフ・ピルソン(B)という黄金メンバー。後の洗練されたサウンドに比べると、本作で炸裂するバンドの若さ迸るパフォーマンスは、まるで観客の熱気溢れる声援と、海の向こうで盛り上がるNWOBHMに触
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DOKKEN-Tooth and Nail ★★★ (2016-09-25 21:49:07)

インスト序曲“WITHOUT WARNING”を経て、鋭利に疾走するキメの名曲“TOOTH AND NAIL”のカッコ良さだけで本編の出来の良さを確信させられてしまう(そしてそれは間違っていない)、’84年発表の2ndアルバムにして本邦初登場作。
このOPのドラマティックな流れからも明らかなように、独特のトーンで鋭く切り込んで来るジョージ・リンチのフラッシーなG、よりワイルドでメタリックなビートを刻むようになったジェフ・ピルソン&ミック・ブラウンのリズム隊…といった具合に、前作では「歌」の引き立て役に徹していた楽器陣が、今回は生き生きとその存在感を主張。勿論、益々表現力に磨きを掛けたドン・ドッケンのVoも冴え渡り、4つの個性が対等に(ポジティブな意味で)ぶつかり合って火花を散らすことで、緊張感だけでなくバンドとしての一体感、それにいかにもLAメタル的な華やかな雰囲気がアルバム全体か
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DOKKEN-Tooth and Nail-Alone Again ★★★ (2016-09-25 21:59:26)

“TOOTH AND NAIL”がDOKKENのハードサイドを象徴する
名曲なら、こちらはソフトサイドを代表する名バラード。
この手の楽曲を歌わせたら、ドンの透明感を湛えたVoは無敵ですね。
エンディングに向けて抒情性をどんどん増幅させていく
ジョージの泣きに満ちたGプレイにも辛抱堪らんものがありますよ。

DOKKEN-Tooth and Nail-Into the Fire ★★★ (2016-09-25 22:05:44)

中庸なHRバンドとしてのDOKKENの魅力が横溢する逸品。
中間部のドン・ドッケン、ミック・ブラウン、ジェフ・ピルソンに
よる三声ハーモニーの美しさは、STRYPERやPRAYING MANTISに匹敵します。
(ライブでもちゃんと再現できる点もポイント高し)
随所で印象的なフレーズを差し込んで来るジョージ・リンチが
ここでも良い仕事しています。

DOKKEN-Tooth and Nail-Tooth and Nail ★★★ (2016-09-25 21:54:17)

個人的にも、DOKKENの名を聞いて真っ先に思い浮かぶのがこの疾走曲。
前作とは比べ物にならないぐらい主張しまくるリズム隊、
負けじと声を振り絞るドン・ドッケンと、
一気にへヴィ・メタリックな光沢が増しています。
何より間奏部分におけるジョージ・リンチのGソロは
これだけで彼のギターヒーローとしての地位を確定させた
名演と言っても過言ではありませんよ。


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