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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 2551-2600
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HEAVENS EDGE-Some Other Place - Some Other Time-Rock Steady
HEAVENS GATE-In Control
HEAVENS GATE-Live for Sale!
HEAVENS GATE-Livin' in Hysteria
HEAVY METAL ARMY-Heavy Metal Army
HEAVY METAL ARMY-Heavy Metal Army-Bird of Destiny
HEAVY METAL ARMY-Heavy Metal Army-Heavy Metal Army
HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose
HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose-Roll the Dice
HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose-Victims of the Night
HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead
HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead-Heart Attack
HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead-Sole Survivor
HELIX-Back for Another Taste
HELIX-Back for Another Taste-Running Wild in the 21st Century
HELIX-Back for Another Taste-Wheels of Thunder
HELIX-Walkin' the Razor's Edge
HELIX-Walkin' the Razor's Edge-Young & Wreckless
HELL 'N' BACK-Demon Supremacy
HELL FREEZES OVER-Hellraiser
HELL FREEZES OVER-Hellraiser-The Last Frontier
HELL FREEZES OVER-Speed Metal Assault
HELL FREEZES OVER-Speed Metal Assault-Overwhelm
HELL-Human Remains
HELLEN-Talon of King
HELLEN-Talon of King-Liar
HELLEN-Talon of King-Lonely Heart
HELLEN-Talon of King-Talon of King
HELLION-Screams in the Night
HELLION-The Black Book
HELLION-Up from the Depths
HELLION-Up from the Depths-Exciter
HELLOISE-A Time & A Place for Everything
HELLOISE-A Time & A Place for Everything-Blame It on the Night
HELLOISE-A Time & A Place for Everything-Fallen Angel (Where Are You Now?)
HELLOISE-Cosmogony
HELLOISE-Cosmogony-Cosmogony
HELLOISE-Cosmogony-Ready for the Night
HELLOISE-Fata Morgana
HELLOISE-Fata Morgana-Eloise
HELLOISE-Polarity
HELLOISE-Polarity-Helloise
HELLOISE-Polarity-Polarity
HELLOWEEN-Keepers Live
HELLOWEEN-Keepers Live-How Many Tears
HELLOWEEN-Unarmed - Best of 25th Anniversary
HELSTAR-A Distant Thunder
HELSTAR-A Distant Thunder-Winds of War
HELSTAR-Nosferatu
HELSTAR-Nosferatu-Baptized in Black

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HEAVENS EDGE-Some Other Place - Some Other Time-Rock Steady ★★★ (2023-04-11 00:06:51)

溌剌とした曲調に、マーク・エヴァンスがパワフルに歌う
憂いを帯びたメロディ、一度聴けば覚えてしまうキャッチーなコーラス、
それにレジー・ウーのフラッシーなGソロに至るまで
「何でこれ1stアルバムに入れなかったの?」というレベルの名曲です。

HEAVENS GATE-In Control ★★★ (2016-08-31 21:07:59)

今では売れっ子プロデューサーとして腕を振るうサシャ・ピート(G)が在籍し、90年代には、HELLOWEEN、GAMMA RAY、BLIND GUARDIANらと共に、ここ日本でジャーマン・メタル人気を牽引したHEAVENS GATEの記念すべきデビュー作(’89年)。
JUDAS PRIEST型正統派HMに、ジャーマン・メタルならではのメロディとパワーがトッピングされた名盤『LIVIN’ IN HYSTERIA』(’91年)の出来栄えに衝撃を受けた当時、慌てて遡って本作も買いに走ったのですが、勿体ぶったインスト序曲①による導入を経て、うじうじと蠢くGリフが印象的なアルバム表題曲“IN CONTROL”のカッコ良さだけで速攻ノックアウトされてしまいましたよ。流石、来日公演のトリを飾っただけあって、“GATE OF HEAVEN”や“LIVIN’ IN HYSTERIA”にも負けない名
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HEAVENS GATE-Live for Sale! ★★ (2012-02-19 15:55:06)

HEAVENS GATEの日本での人気が頂点に達した瞬間の記録であると同時に、その凋落の始まりの証ともなってしまった、何とも皮肉なライブ・アルバム。
当サイトにおける獲得ポイント数の少なさからも察しが付く通り、バンドの経験不足をもろに露呈してしまった垢抜けないパフォーマンスに対し、手厳しい意見が続出した初来日公演の模様が克明に捉えられていることから余り評判の芳しくない本作ですが、どっこい個人的には「仰る通り。ご尤も」とそれらの意見に全面同意しつつも、どうしても嫌いになれず、今でも機会があれば聴き返している作品であります。
まず第一に楽曲が良い。“LIVIN' IN HYSTERIA”“GATE OF HEAVEN”“IN CONTROL”といった代表曲を筆頭に、ベスト盤状態で次々に繰り出される楽曲はいずれもジャーマン・メタル好きなら一聴の価値がある名曲ばかり。そして第二に挙げ
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HEAVENS GATE-Livin' in Hysteria ★★★ (2014-06-10 00:04:05)

現在は売れっ子プロデューサーとして辣腕を振るうサシャ・ピート(G)も在籍していたドイツの5人組が、'91年に発表した2ndアルバム。
HELLOWEENの『守護神伝』シリーズと並んで、日本におけるジャーマン・メロパワ・メタル人気定着に一役買った記念碑的名盤として知られる本作ですが、一方で、そのサウンドにHELLOWEEN的な大仰な曲展開や、コミカルなノリは控えめ。
せっかくの緊張感をおちゃらけたサビメロで台無しにしてしまうフォロワー・バンド群とは一線を画す、JUDAS PRIESTを筆頭とするブリティッシュHM寄りのソリッドな疾走感と、ドイツのバンドらしい雄々しいメロディとがバランス良くブレンドされた必殺の名曲“LIVIN' IN HYSTERIA”と“GATE OF HEAVEN”の2曲は、HEAVENS GATEというバンドの魅力の結晶にして、ジャーマン・メタル史に燦然と
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HEAVY METAL ARMY-Heavy Metal Army ★★★ (2014-01-07 00:04:57)

中島優貴(Key)を中心に結成されたバンドが、'81年に残した唯一作が待望の再発。しかもEARSTEN ORBITの『FUTURE FORCE』も同時再発ってんだから嬉しいったらないですよ。
歴戦の兵(解説の言葉を拝借するなら「一国一城の主たち」)が集ったスーパーバンドでしたが、ここで実践されているのは、インプロヴィゼーション重視の70年代型HRではなく――勿論そうした要素も本編には色濃く影を落としていますが――、疾走感溢れるリフ&リズムが楽曲を牽引する、ソリッド且つタイトに締まった80年代型HMサウンド。
特に、中島が刻む悲鳴のようなKeyリフ、荒ぶるシンキのGソロ、オカズ山盛りの宮永英一&チェピート竹内のリズム・ワーク、そしてJ.J.の男性ホルモンむんむんな歌唱が一体となって疾走するOPナンバー“HEAVY METAL ARMY”は、バンドのテーマ・ソングの名に恥じぬ名曲
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HEAVY METAL ARMY-Heavy Metal Army-Bird of Destiny ★★★ (2014-01-07 22:30:43)

何も知らずに「これ、角川映画のエンディング曲だよ」と
言われたら間違いなく信じたであろう、大野雄二テイスト
入ったスケールの大きな哀愁のバラード。
J.J.の熱唱、胸掻き毟りたくなる切ないソロを聴かせる
中島のシンセ、タメの効いたリズム、あと山本恭・・・
もといMr.XのGソロも大いに泣かせてくれます。

HEAVY METAL ARMY-Heavy Metal Army-Heavy Metal Army ★★★ (2014-01-07 22:20:11)

聴いてるだけで胸毛がもさもさになりそうなJ.J.の歌声、
攻撃的に切り込んでくるKeyとG、このテンポの楽曲にしては
異様に音数の多いドラムと、仰々しいタイトルに
決して負けていないパワフルさで迫り来るOPナンバー。
実は歌詞は結構軟弱なんですが(笑)、
思わず心にLOVE SUPER WEAPONを設置したくなる名曲に
間違いありません。

HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose ★★★ (2016-05-27 23:16:22)

NWOBHMの波には少々乗り遅れても、名曲“ROLL THE DICE”のスマッシュ・ヒットと華のあるルックスの威力で(?)、堂々メジャー・レーベルとの契約を勝ち取ったスコットランド・グラスゴー出身の5人組が、’83年に発表した1stアルバム。
「DEF LEPPARDフォロワー」という評判、それにプロデュースをQUEENのブライアン・メイが手掛けていることが先入観となり、「どうせ好みの音じゃねぇだろう」と入手を後回しにしていた作品なのですが、実際に聴いてみたら、そのカッコ良さに膝ガクガク。
いや、確かにDEF LEPPARDっぽさは本編の端々から感じられます。OPナンバー“IN AND OUT OF LOVE”の爽快なコーラス・ワークとか、哀メロが胸打つ“BROKEN HEART”の洗練具合とか、“ROCK ME”が醸し出すアリーナ・ロック的スケール感とか、高いヒット・ポテ
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HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose-Roll the Dice ★★★ (2018-05-08 00:12:51)

'81年にNEAT RECORDSからリリースした7インチ・シングルの
タイトル・トラックで、この曲の評判がHEAVY PETTINに
POLYDOR RECORDSとの契約をもたらしたという。
DEF LEPPARDとの類似点を指摘されがちな彼らですが、
この名曲で炸裂するシャープなGリフ、疾走感に満ちたリズム、
Voが歌う憂いを帯びたメロディがスピーディに畳み掛ける様は、
まさに「ザ・NWOBHM!」なカッコ良さ。
現在では1stの再発盤にボーナストラックとして収録されています。

HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose-Victims of the Night ★★★ (2016-05-29 22:29:11)

「DEF LEPPARDのクローン」との先入観を粉砕する、
シャウト一発、切れ味鋭く走り出す必殺の疾走ナンバー。
スピーディでありつつも、コーラスにしろツインGにしろ、
ハーモニーの魅力が損なわれておらず、アグレッシブというより
「華麗」な印象を受けるのがこのバンドならでは。

HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead ★★★ (2016-05-29 08:53:25)

デビュー作『LETTIN LOOSE』(’83年)が、NWOBHMの勢いに陰りの見え始めた英国で苦戦を強いられたことを受け、ソフト・フォーカス使いまくりのアートワークから音楽性に至るまで、一層「アメリカ志向」を鮮明に打ち出した'85年発表の2ndアルバム。
前作収録の“VICTIM OF THE NIGHT”や“HELL IS BEAUTIFUL”のようなへヴィ・メタリックな疾走ナンバーが姿を消し、よりポップに、よりコマーシャルに、テンポを抑え気味にした分、メロディのフックライン強化に全精力を注ぎ込んだかのような楽曲は、アンセミックな“ROCK AIN’T DEAD”、アルバムのハイライトの一つと言うべき乾いた哀愁漂わす“SOLE SURVIVOR”、「暗」なヴァースから「明」のサビメロへと曲調が鮮やかに変化する“CHINA BOY”…といった具合に、ますますDEF LEPPARD
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HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead-Heart Attack ★★★ (2016-05-30 23:25:50)

歯切れ良く跳ねるキャッチーな曲調に
爽やかなボーカル・ハーモニーと
アルペジオを織り交ぜた哀愁のメロディが映える
2ndアルバムのハイライト。
夏休みの小学生顔負けのハシャギっぷりで歌いまくる
ハミーのVoは確かに評価の分かれ目かもしれんですが、
このバンドの重要な個性であることは間違いありません。

HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead-Sole Survivor ★★★ (2016-05-30 23:34:35)

へヴィ・メタリックな疾走感は後退したものの、
その分、メロディのフック強化に全力を傾けた
2ndアルバムの方向性を物語るかのような哀愁のミッド・チューン。
分厚いハーモニーに包まれた、高いヒット・ポテンシャルを感じさせる
サビメロのコーラス・ワークがとにかく素晴らしい。
DEF LEPPARDにだって負けてませんよ。

HELIX-Back for Another Taste ★★★ (2019-06-03 00:03:14)

オーセンティックなHR/HMへの逆風が一気に強まった’91年。アルバム・セールスの勢いが衰えメジャーのCAPITAL RECORDSとの契約を失ったカナダのHELIXが、オリジナル・メンバーの一人だったブレント・ドエナーの脱退に伴い、シングルG編成の4人組となって発表した7thアルバム。プロデュースはトニー・ボンジオヴィがバンドと共同で担当しています。(曲によってはニール・カーノンの名前もプロデューサーとしてクレジット)
HELIXについてよう知らんかった当時、「カナダのAC/DC」と呼ばれていたらしいとの薄らボンヤリとした情報と、日本盤のリリースがスラッシュ/パワー・メタル系のカタログを多数抱えるテイチクのMETAL MANIAだったことから、きっと刺々しくアグレッシブなサウンドが詰まってるに違いないと勝手に期待して聴き始めてみたらば、音作りはマイルドだしパフォーマンスも洗練され
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HELIX-Back for Another Taste-Running Wild in the 21st Century ★★★ (2019-06-03 23:47:08)

あえて打ち込み感を強調したリズムや、煌びやかなコーラス・ワーク等、
HELIX流に料理されたモダンなハードポップ・チューン。
しかしこれが大変素晴らしい出来栄えでして、特にVoの歌う
都会的というか、どこか冷ややかな哀感を湛えたメロディにグッときますね。

HELIX-Back for Another Taste-Wheels of Thunder ★★★ (2019-06-03 23:52:05)

音作りは洗練されていてメタルっぽくはないのですが、
SAXONばりの曲名が物語る通りのハード・ドライヴィンな曲調と、
ベテラン・バンドらしい木目細かい曲作りの技とが同居した、
HELIXのHRバンドとしての牙が折れていないことを誇示する名曲です。

HELIX-Walkin' the Razor's Edge ★★ (2018-04-01 23:51:14)

RUSHやTRIUMPHほどじゃないにしろ、「本国やアメリカではそれなりの知名度を誇っているのに、ここ日本では全く認知されていないバンド」のカナダ代表としてその名が度々挙げられるHELIX。斯くいう自分も(名前の語感と音楽性が似ているせいか)スイスのKROKUSと時々ごっちゃになる程度の認識でして。本作はそんな彼らが米メジャーのCAPITAL RECORDSから'84年に発表するや、世界的なHMブームを追い風に、米・加ビルボード・チャートの上位にランクイン。最終的にはプラチナム認定を受けるぐらい売れまくった4thアルバムにして代表作たる1枚であります。
「R!O!C!K!ROCK YOU!」というHM版“ヤングマン”みたいなコーラスが、本編開巻を威勢よく宣言するスマッシュ・ヒット曲①(最高第27位)が体現するように、HELIXが聴かせてくれるのは、カミソリ声のシンガーのシャウトも映
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HELIX-Walkin' the Razor's Edge-Young & Wreckless ★★★ (2018-04-02 23:04:17)

タテノリのロックンロールを得意とするHELIXですが
Gリフの鋭さ、その上に乗るシンガーのカミソリ声、
ノリ良く合唱を誘発するメロディと、
この曲は完全にメタル。いやカッコイイ。

HELL 'N' BACK-Demon Supremacy ★★ (2014-05-08 22:58:30)

ANTHEM脱退以降は表舞台から姿を消していた中間英明(G)が、渡米時代に作り溜めていたマテリアルが正式音源化。
インストゥルメンタル作品ではなく、全曲英詞による歌入り。但し、元がデモテープなので音質はお世辞にも良好とは言えず。またシンガーの歌唱も、力みまくりのハイトーンが引っ繰り返りそうになる危なっかしさ。加えて、HURRY SCUARYの『BREAK IT UP』や名盤『POINT OF NO RETURN』と比べてしまうと収録曲は今ひとつ面白みに欠ける・・・と、あまり「アメリカ・レコーディング作品」というありがたみを感じさせてくれません。
しかし、そうしたモノトーンな本編中にあっても総天然色の華を終始撒き散らすのが、技術的にも感性的にも冴え渡る中間のGプレイ。例え地味な楽曲であろうとも、ひとたび彼の演奏が走り始めれば、一気に曲調が輝き出すのですから、御見事!としか言いよ
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HELL FREEZES OVER-Hellraiser ★★★ (2020-10-01 01:32:09)

看板シンガーの離脱でデビューEPのレコーディング作業やり直しを余儀なくされたかと思えば、記念すべきこの1stフル・アルバム(’20年)のリリース時期もコロナ禍の真っ只中と重なってしまったりと、タイミングに恵まれない印象がつきまとうHELL FREEZES OVER。しかし本作の内容はそうしたモヤモヤを吹っ飛ばすに十分な覇気が満ちています。
RAVENの名物ドラマー、ワッコ兄さんライクなキャラクターが描かれたヘタウマ・ジャケットやラフなエッジを残したプロダクションに加えて、耳をつんざくハイピッチVo、乾いた音色で荒々しく刻まれるGリフ、押せ押せで突き進む直線的なリズムが物語る通り、ここに託されているのは初期METALLICA、RAVEN、EXCITER等々、NWOBHMをやがてスラッシュ・メタルの領域へと押し進めた80年代初頭のスピード・メタル勢を彷彿とさせるサウンド。それでいて懐古
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HELL FREEZES OVER-Hellraiser-The Last Frontier ★★★ (2020-10-01 23:42:44)

忙しなく刻まれるGリフがRIOTの名曲“WARRIOR”を思わせる疾走ナンバー。
アルバムにおいて印象に残る“HELLRASIER”“BURN YOUR LIFE”“OVERWHELM”
といった楽曲がEPやデモCDで既出だったのに対し、この曲はまっさらな新曲。
それでこのレベルのカッコ良さなのですから、バンドの地力の高さが伺えるってもんです。

HELL FREEZES OVER-Speed Metal Assault ★★★ (2018-09-14 00:07:33)

EVIL INVADERSの初来日公演で前座を務めていたHELL FREEZES OVERのライブを見て、楽曲とパフォーマンスのカッコ良さに感心し、会場で売られていたデモCDを速攻購入。正式デビューを心待ちにしていたのですが、その後音沙汰がなくなってしまい「もしかして解散した?」と訝しんでいたところ、’18年に漸くこの4曲入りEPが発表されたという。
驚いたのは、シンガーが交代しているじゃないですか。解説によればそのせいでリリースが遅れたのだとか(レコーディング作業をやり直した模様)。そりゃ、押し出しの強いルックスと歌唱力を併せ持っていた前任者に匹敵する逸材探しは難航して当然だわなと。ただ、苦労の甲斐あって新Voも全く遜色ない実力の持ち主。アクの強さは前任者ほどじゃない代わりに、よりストレートな声質は柔軟性に富む印象です。
そして何より楽曲が良い。作曲能力の高さはデモCDの時
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HELL FREEZES OVER-Speed Metal Assault-Overwhelm ★★★ (2018-09-19 00:19:45)

デモCD『HELL’S GARAGE』にも収録されていることからも
バンドがこの曲に自信を持っていることが伺えます。
実際、オラオラ歌いまくるVo、鋭角的に刻まれるGリフ、
速過ぎず頭を振るのに持ってこいのテンポで疾走するリズム、
それにライブで演れば観客とのコール&レスポンスが盛り上がりそうなコーラスから、
各楽器の聴かせ所まで盛り込まれているという、まさに隙のない逸品です。

HELL-Human Remains ★★★ (2011-07-11 22:42:45)

数々の不運を被ってNWOBHM史の陰へと埋もれてしまったバンドが四半世紀の時を経て復活。かつてのデモ用マテリアルを現代技術を駆使して再構築し、'11年に発表するや関係各所で絶賛を浴びた初のフルレンス・アルバムがこれ。
MERCYFUL FATEやKING DIAMONDに通じる、ダークで大仰でオカルティックなHMサウンドは、在りし日のNWOBHMの密教的な空気が、さながらタイム・カプセルの如く濃密に封入されているが、それでいて貧乏臭さや時代錯誤感がないのは、元々の楽曲の完成度の高さに加えて、プロデューサー兼ギタリストとして全面参加している、名手アンディ・ス二ープの仕事の枠を越えた献身に依るところ大か。
全面に押し出された大作主義に、曲間をSEとインスト曲で繋ぎ合わせ、映画のサントラばりに綴られる本編の壮大な構成等、プログレッシブ・ロックからの影響も露わな作り込みが為されている
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HELLEN-Talon of King ★★ (2008-05-08 23:38:00)

今越能人(Vo)、鈴木順一(Ds)、高梨康治(Key)らが中心となって、埼玉県で結成された5人組様式美HMバンドHELLEN。
MANDRAKE ROOT RECORDS所属の第1弾アーティストとして、彼らが'86年に発表したデビュー・ミニ・アルバムが、
ボーナス・トラックに、当時のソノシート音源⑦を追加収録して、待望の復刻。
バンド名と、「日本におけるネオ・クラシカル系様式美バンドの先駆け」との評判は知っていても、
今まで音の方を聴いた事はなかったのだが、実際に聴いてみると、これが思っていた以上に良い。
暗く湿った、歌謡曲テイストも感じさせるメロディ・ライン、ドラマティックな曲展開、そして、ハイテク・ギタリスト
清水保光のネオクラシカルな速弾きと、(現在では作曲家として大忙しの)高梨康司のKeyが、ガップリと四つに組んで
火花を散らす楽曲の数々
…続き

HELLEN-Talon of King-Liar ★★ (2008-05-10 01:05:16)

クサいぐらいに泣きまくるメロディといい、
コブシの効いたVoといい、
まさにジャパニーズ様式美HMのバラード、斯くあるべし!
な1曲。歌謡曲的なノリがダメな人は全くダメだろうが、
個人的にはまさにツボ。
流麗且つドラマティックなGソロも○。

HELLEN-Talon of King-Lonely Heart ★★ (2008-05-10 01:09:17)

ポップな曲調と、爽やかなサビメロが印象的な、
哀愁のハード・ポップ・ナンバー。
肩の力が良い感じに抜けていて、実はアルバムで
一番好きな曲だったりする。

HELLEN-Talon of King-Talon of King ★★ (2008-05-10 01:01:18)

GとKeyがそれぞれ見せ場を作り、
ドラマティックに疾走する、これぞ様式美HM!との
魅力に溢れた、アルバムのOPナンバー。

HELLION-Screams in the Night ★★ (2009-12-20 12:36:00)

ランディ・ローズに師事し、必殺のUPSIDE DOWN奏法(ギターを逆さに構えてタッピングするという死ぬほど無意味な奏法)が
一部で話題を呼んだ(?)ギタリスト、チェット・トンプソンを擁するLA出身の4人組が'87年に発表した1stフル・アルバム。
「女ロニー・ディオ」ことアン・ボレインの男勝りでパワフルなVoと、アメリカのバンドらしからぬ
硬派でダークなHMサウンドが、明るく華やかなLAメタル・シーンの中にあって一際異彩を放っていた彼らだが、
この頃はまだまだ、アンの歌唱といい楽曲といい、お世辞にも垢抜けてるとは言えず、全体的に荒削りな印象は否めない。
尤も、この時点で「正統派HM」という方向性は明確に定まっており、既にアンの歌声からは強力なサムシングが
感じられるし、チェット・トンプソンのGプレイも、エレクトリック・シタールを用いたインスト曲④を筆
…続き

HELLION-The Black Book ★★ (2008-08-31 22:37:00)

かつてはWARLOCKのドロ・ペッシュ、CHASTAINのレザー・レオーネ、TERRA ROSAの赤尾和重らと共に、女ロニー・ディオ四天王と畏れられ(?)、
また、スラッシュ/パワー・メタル・ファンには、ポンコツZ級レーベルNEW RENAISSANCE RECORDSのオーナーとして
お馴染みのアン・ボレイン(Vo)率いるHMバンドHELLIONが'91年に発表した、彼らの最高傑作と名高い2ndアルバム。(邦題は『暗黒の書』)
近頃、再結成を果たしたと噂のLAのスラッシュ・メタル・バンドDETENTEに、アン・ボレインが加入したというニュースに
驚かされて以来、また頻繁に聴くようになった本作だが、これがアン姐さんの男勝りのパワフルVoと、
ランディ・ローズ門下生として知られるチェット・トンプソンを筆頭とした、4人のギタリスト達の構築美溢れるメロディアスなG
…続き

HELLION-Up from the Depths ★★ (2011-12-23 10:27:03)

THE RUNAWAYSのセッションKey奏者としてキャリアをスタートさせたアン・ボレイン(Vo)によりLAで結成されたHELLIONが、80年代にシングルやミニ・アルバムとして発表した音源を1枚に取りまとめた便利なコンピ盤。
①はパンク系レーベルMYSTC RECORDSから、かのBITCHとのスプリット仕様で'82年にリリースされたシングル曲で、②~④は過ぐる年に英国の輸入盤チャートを賑わせたという'83年リリースのセルフ・タイトルのデビューEP収録曲。そしてJUDAS PRIESTの名曲“EXCITER”のカヴァーを含む⑥~⑨は'89年発表のEP『POSTCARDS FROM THE ASYLUM』収録曲・・・ってな構成。
大仰さやドラマ性が然程でもない初期の楽曲は、チープな音質と相俟って荒削りなマイナー・メタル臭が濃厚に漂ってくるものの、今ほどコブシの回っていない蓮っ
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HELLION-Up from the Depths-Exciter ★★ (2011-12-25 12:01:03)

言わず知れたJUDAS PRIESTの名曲のカヴァー。
アン・ボレインのロブ・ハルフォードに
迫らんとするパワフルな歌いっぷりは痛快だが、
グレン&KKの名演を台無しにする、
速弾ギタリストの自己満足Gソロが減点材料かな。

HELLOISE-A Time & A Place for Everything ★★ (2008-02-22 21:18:00)

『COSMOGONY』と『POLARITY』という、2枚の名盤を残して解散した、オランダはロッテルダム出身の5人組正統派HMバンドが、
バック・カタログのCD化を記念して行ったコンサートの、予想以上の好評に自信を持ち、オリジナル・メンバーでの
再結成を決意。解散から実に12年ぶりとなる'98年にリリースした3rdアルバムがこれ。
叙情的なイントロに期待が高まり、PRAYING MANTISばりの哀メロが炸裂する名曲①に代表されるように、そのサウンド・スタイルは
忠実に解散以前の作風を継承していて、明る過ぎず暗過ぎない、独特の透明感を湛えたメロディ・センスも健在。
ルックスはともかく(笑)、メンバーの技量にも衰えはなく、劇的なメロディを紡ぎ出すツインG、そしてスタン・フェルブラークの
ロビン・マッコーリーを彷彿とさせるメロウな歌声は、相変わらず心地良いっ
…続き

HELLOISE-A Time & A Place for Everything-Blame It on the Night ★★ (2008-02-22 21:28:38)

イントロの美しいGメロディにグングン期待が高まり、
PRAYING MANTISばりの哀メロ・ナンバーが始まった瞬間、
思わずガッツポーズ。往年のファンの期待に見事に応えた、
全盛期を彷彿とさせる名曲。

HELLOISE-A Time & A Place for Everything-Fallen Angel (Where Are You Now?) ★★ (2008-02-22 21:31:16)

スタン・フェルブラークの浮気体験アンビリーバボーに
ついて歌ったナンバー(?)。
切なく駆け抜けていく曲調に絡む、
効果的に用いられたアコギが非常に印象的。

HELLOISE-Cosmogony ★★ (2008-02-18 21:40:00)

元HIGHWAY CHILEのメンバー、エルンスト・ファン・イー(Ds)とベン・ブラアフ(G)が中心となって結成した、
オランダ出身のHRバンドで、スタン・フェルブラーク(Vo)とサイドG、Bが合流して最終的なラインナップ完成後、
デモテープを制作する傍ら、オランダ国内の有望な新人バンドを発掘するコンテストに参加して、準決勝まで進出。
そこでのパフォーマンスが認められ、WEA HOLLANDと契約し、'86年にリリースしたデビュー作がこれ。
「ウィ~ア~ウィ~ア~、セイラ~ズ・オブ・ザ・ユニバ~ス~♪」というコーラスが、1度聴いたら耳から離れない
名曲“COSMOGONY"で幕が開く本作は、スリリング且つドラマティックなツインGと、透明感溢れるハイトーンが魅力的なVoを
フィーチュアして繰り広げられる、正統派のHMサウンドがその最大の売り。NWOBHM
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HELLOISE-Cosmogony-Cosmogony ★★★ (2008-02-18 21:44:34)

1stアルバムのタイトル・トラックにして、
ドラマティックに疾走するアルバムのハイライト・チューン。
キャッチー且つ壮大な「ウィ~ア~、ウィ~ア~、セイラ~ズ・オブ・ザ・ユニバ~ス」
のコーラスは、1度聴いたら確かに癖になります。

HELLOISE-Cosmogony-Ready for the Night ★★★ (2008-02-18 21:50:36)

ズッズッズッと刻まれる重厚なイントロで何かを期待させ、
軽快に疾走する曲調の上を、憂いを帯びた歌メロが
乗っかった瞬間、期待が確信へと変わる名曲。
特に、ブリッジ部分の劇的なツインGのアレンジと
哀メロのフックには強烈なものがある。

HELLOISE-Fata Morgana ★★ (2008-02-26 21:15:00)

サイドGとBが脱退し、その穴をスタン・フェルブラーク(Vo)、ベン・ブラアフ(G)、エルンスト・ファン・イー(Ds)ら
残ったメンバーで埋めつつレコーディング、'01年に発表された再結成第2弾(通算では4枚目の作品となる)アルバム。
北欧のバンドにも通じる透明感を湛えた、メロディックな正統派HRサウンドという基本路線に大きな変化はないものの、
今回はプロデューサーにサシャ・ピートを迎えたせいか、ミドル・チューンを主体に、じっくりとメロディを聴かせる
作風だった前作から一転、スピーディに疾走する②を筆頭に、劇的且つスリリングなツインGの絡みを前面に押し出した、
前3作を大きく上回るアップテンポなパワーが漲った、重厚でヘヴィ・メタリックな内容に仕上がっている。
また、収録曲の殆どが5~7分台と、大作主義が打ち出されているのも本作の特徴の1つで、特に、ラナ・
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HELLOISE-Fata Morgana-Eloise ★★★ (2008-02-26 21:29:43)

イギリスのポップ・シンガー、バリー・ライアンのソロ転向後、最初のヒット曲となったナンバーのカヴァー。
キュートでポップなメロディ、オーケストレーションを
取り入れたドラマティックな曲展開が、QUEENの
“BOHEMIAN RHAPSODY"に影響を与えた事でも知られる名曲。
ロビー・ヴァレンタインが参加したアルバムで
この曲をカヴァーしたのは意図的なこと?

HELLOISE-Polarity ★★ (2008-02-19 22:32:00)

VANDENBERG等と共に、80年代のダッチ・メタル・シーンを彩ったロッテルダム出身の5人組HRバンドが、
'86年に発表した2ndアルバムにして(とりあえずの)ラスト作。
若干、オーバー・プロデュース気味という点を除けば、前作『COSMOGONY』の作風を忠実に受け継いだ内容で、
スリリング且つ劇的に絡み合うツインG、ロビン・マッコーリー似のメロウな声質が魅力のVo、華麗なコーラス・ワークetc・・・
といった要素の素晴しさは相変わらずだし、NWOBHMからの影響が色濃く薫る楽曲を、垢抜けたアレンジで聴かせるセンスも、
暗くなり過ぎず、かと言って明るく弾ける事もない、このバンド独特の透明感を漂わせたメロディも健在。
↑の方々のレビューを読むと、結構厳しい評価を頂戴しているようですが、後追いファンの我が身には、
名曲“COSMOGONY"の印象
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HELLOISE-Polarity-Helloise ★★★ (2008-02-19 22:45:05)

劇的に疾走する、まさにバンド名を冠するに相応しい、
2ndアルバムのハイライト・チューン。
ドラマティックな序盤を経て、曲が走り出すその裏メロで
アコギを鳴らすアレンジは、何度聴いても脱帽モノ。

HELLOISE-Polarity-Polarity ★★ (2008-02-19 22:36:03)

アルバムの出来の良さを確信させるに足る、
劇的且つ、スケールの大きさを感じさせる疾走チューン。

HELLOWEEN-Keepers Live ★★★ (2018-03-26 00:42:54)

恩讐を乗り越えて、現在は夢の《PUMPKINS UNITED》ツアーを敢行中のHELLOWEENが、マイケル・キスク(Vo)とカイ・ハンセン(G)在籍時代に唯一残した公式実況録音盤。
'88年~'89年にかけて行われた《PUMPKINS FLY FREE TOUR》より、エジンバラ/マンチェスター公演の模様を収録する本作は、まず何と言っても会場に詰め掛けた英国ファンの盛り上がりっぷりが凄いのなんの。のっけの「HAPPY HAPPY HELLOWEEN~♪」コールに始まり、キスクに代わってサビで大合唱を轟かす“Dr. STEIN”から、バンドと白熱したコール&レスポンスを繰り広げる“FUTURE WORLD”に至るまで、各曲において客席が放つ圧倒的熱量の高さからは、当時のHELLOWEENがいかにイギリスで強固なファン・ベースを築いていたかを伺い知ることができます。
そして、全
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HELLOWEEN-Keepers Live-How Many Tears ★★★ (2018-03-29 00:09:36)

高音域でも全くパワーが落ちないハイトーンVoや、
リフにソロに切れ味抜群のツイン・リードGの素晴らしさは
当然のこととして、改めてこのライブ・バージョンを
聴き直すと、マーカス・グロスコフのメロディアスなBプレイと、
何より楽曲の強力な推進剤役を担うインゴのドラミングの
ガムシャラな飛ばしっぷりに圧倒されてしまいますね。
一旦スローダウンして、パイロの爆発音を伴いながらドラムが再び
全力疾走を開始するパートは何度聴いてもゾクッとさせられます。

HELLOWEEN-Unarmed - Best of 25th Anniversary ★★★ (2011-10-11 22:03:12)

今更購入して聴いてみたのですが、こりゃ素晴しい作品ですね。
70人編成のオーケストラとオペラティックな男女混成コーラスを加えて、元々ドラマティックだった楽曲が一層壮麗且つシンフォニックに蘇った“ THE KEEPER'S TRILOGY(守護神伝3章を一つに編曲したアルバムのリーダー・トラック)や、バラード“FOREVER & ONE”“A TALE THAT WASN'T RIGHT”といった名曲のリアレンジ・バージョンを聴くためだけにでも購入する価値が大いにある本作だが、そうした大仰な仕上がりの楽曲はどちらかと言えば少数派で、本編の大半はアコースティカルだったりバラード調だったりと、肩の力を抜いた軽快なアレンジが施されたナンバーが占めている。
HELLOWEENのコミカルな側面が打ち出された作風には賛否が分かれるやもしれませんが、別にメロディまで能天気になってしまったわけ
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HELSTAR-A Distant Thunder ★★ (2009-08-14 23:03:00)

'81年にテキサス州はヒューストンにて結成され、紆余曲折を経た現在もしぶとく活動を続ける
5人組の正統派HMバンドが、METAL BLADE RECORDS移籍第1弾として'88年に発表した3rdアルバム。
スラッシュ/パワー・メタル風味の攻撃性を備えつつ、スピードよりも構築感を重視した曲展開で畳み掛けるスタイルや、
全盛期のロブ・ハルフォードを彷彿とさせるジェイムズ・リヴェラの突き抜けるようなハイトーンVoと、光沢を帯びた音色で
劇的なメロディを豊かに紡ぎ出すJUDAS PRIESTばりのツインGを前面に押し出した作風は、2nd『DIGITAL DICTATOR』を
発表した頃のVICIOUS RUMORSを彷彿とさせる。(後にジェイムズ・リヴェラは本当にVRに加入する事になるのだが)
歌唱能力の高さに比べ、歌メロにキャッチーさが欠ける(フックが弱い
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HELSTAR-A Distant Thunder-Winds of War ★★★ (2009-08-14 23:07:37)

叙情バラード風のイントロに始まり、
スピーディ且つアグレッシブに盛り上がりつつ
最後はまたバラード調に締め括られるという
起承転結がバッチリ決まった
様式美パワー・メタル・チューンの名曲。
リリカルなピアノ・サウンドの導入も効果的。

HELSTAR-Nosferatu ★★ (2009-08-06 21:02:00)

吸血鬼のイラストが描かれたジャケット・アートワーク、インスト曲やKeyの導入、曲間にSEやダイアログを配置して
本編に芝居懸った流れを演出するなど、「ドラキュラ(ヴラド・ツェペシュ)伯爵をテーマに取り上げた
半コンセプト・アルバム」という内容に相応しい盛り上げが為された、'89年発表の4thアルバム。
音楽性の方は、ジェイムズ・リヴェラの強力なハイトーンVoと、テクニカル且つメロディックに弾きまくるツインGを
活かした、アメリカのバンドらしからぬダークでドラマティカルなパワー・メタル。荒々しいリフの刻みっぷりからは
スラッシュ・メタル的な勢いも感じられるが(プロデューサーはビル・メトイヤーだし)、起伏に富んだ
曲展開重視で畳み掛けてくるスタイルゆえ、疾走感はそれほどでもない。個人的には初期QUEENSRYCHEを
思い出したりしたが、調べてみると
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HELSTAR-Nosferatu-Baptized in Black ★★★ (2009-08-06 23:11:11)

美しく爪弾かれるアコギをフィーチュアした序曲を、
スラッシーに刻まれるGリフが打ち破ってスタートする
スリリングでドラマティックな4thアルバムOPチューン。
ダークで怪しげな雰囲気漂うメロディを朗々と歌い上げ
楽曲に説得力とドラマ性を付与するジェイムズ・リヴェラのVoと、
テクニカル且つ劇的に弾きまくるツインGが素晴しいったら。


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