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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 2601-2650
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HELSTAR-Nosferatu-Perseverence and Desperation ★★★ (2009-08-06 23:28:22)
ジェイムズ・リヴェラの代わりに、2本のギターが
これでもか!と歌いまくるドラマティックでクラシカルな
インスト・ナンバーの名曲。
テクニカルなだけでなく、胸にグッとくる哀愁を帯びた
メロディを紡ぎ出すツインGの名演に酔える1曲。
そのまま名バラード“THE CURSE HAS PASSED AWAY"に
繋がっていく展開も上手い。
HELSTAR-Nosferatu-The Curse Has Passed Away ★★★ (2009-08-06 23:23:24)
アコギを効果的に取り入れた
HELSTAR流パワー・バラードの名曲。
パワフルな楽曲のみならず、こうした
スロー・ナンバーも説得力十分に
歌いこなせるジェイムズ・リヴェラは
やはり素晴しいシンガーだ。
HERETIC ★★ (2008-01-12 02:05:00)
ブライアン・コーバン(G)、デニス・オハラ(B)らがLAにて結成。
'86年に、EP『TORTURE KNOWS NO BOUNDARY』でデビューを飾る。
(この時のVoは後にABATTOIRに参加するマイク・トレスだった)
その後、Voをマイク・ハウに代え、プロデューサーにMETAL CHURCHのカート・ヴァンダフーフを迎えて
名盤と名高い1stフル『BREAKING POINT』を発表するも、
ハウをMETAL CHURCHに引き抜かれてしまい、バンド活動は停滞。
残されたメンバーは、METAL CHURCHの初代Voデヴィッド・ウェインと、
よりスラッシュ・メタル色を強めたバンドREVERENDを結成。
2枚のEP(うち1枚はライブ)と2枚のアルバムを発表する。
HERETIC ★★ (2013-02-17 01:59:09)
cri0841様のご指摘の通り、
デビューEPで歌っているのはジュリアン・メンデスですね。
マイク・トレスは『METAL MASSACRE Ⅶ』に楽曲提供した後、
『TORTURE KNOWS NO BOUNDARY』リリース前に脱退していたことを
実は結構最近まで知りませんでした。(あー、恥ずかしい)
この機会に謹んで訂正させて頂きます。
HERETIC-Breaking Point ★★ (2008-01-12 01:54:00)
METAL CHURCHの二代目フロントマンとして知られるマイク・ハウが、それ以前に在籍していた
LA出身の5人組パワー・メタル・バンドHERETIC、'88年発表の1stフル・アルバム。
METAL CHURCHの司令塔カート・ヴァンダフーフがプロデュースを手掛けた本作は、どうにも垢抜けない印象の漂っていた
デビューEP『TORTURE KNOWS NO BOUNDARY』から一足飛びの成長を感じさせる内容で、前任Voとの格の違いを見せ付ける
マイクの光沢を帯びた歌唱と、叙情的なインスト曲を要所に配した劇的な本編の構成に加えて、アコギ/Keyを巧みに
織り込んだアレンジや、2本のGから紡ぎ出される、ヨーロピアンな湿り気をタップリと含んだメロディにグッと深みが
増したことで、楽曲に宿るドラマ性が急上昇を遂げていて、本格派パワー・メタル・バンドとしての
…続き
HERETIC-Breaking Point-And Kingdoms Fall ★★ (2008-01-12 02:09:38)
デビューEPから、バンドが格段を成長を遂げた事を物語る、
勇壮且つドラマティックなナンバー。
エレアコを巧みに取り入れたアレンジ・センスが光っています。
HERETIC-Breaking Point-Heretic ★★★ (2008-01-12 02:07:31)
叙情的なイントロをソリッドなリフが切り裂き、
疾走を開始するバンドのテーマ・ソングにして
アルバムのOPチューン。
パワー・メタル好きならガッツポーズものの
カッコ良さを誇る名曲。
HERETIC-Breaking Point-The Search ★★★ (2008-01-12 02:12:25)
本編のラストをドラマティックに締め括るパワー・バラード。
アメリカのバンドとは思えぬ、ヨーロピアンな湿り気を帯びた
ダークなメロディの素晴しさも然ることながら、
やはりこの曲の肝はマイク・ハウの歌声。
既にこの時点で、彼の歌唱スタイルは確立されています。
HERETIC-Torture Knows No Boundary ★★ (2008-01-13 22:11:00)
LAにて結成された正統派パワー・メタル・バンドHERETICが、'86年に発表した5曲入りデビューEP。
METAL CHURCHで強力な歌唱を披露していたマイク・ハウが、嘗て在籍していた事でも知られるバンドだが、このEPで歌っているのは、後にABATTOIRに参加するマイク・トレス(※訂正:本作で歌っているのは2代目フロントマンのジュリアン・メンデス)。音程無視の喚き型Voと、ヒステリックなシャウトは好き嫌いが分かれるところだし、ハウと比べると聴き劣り感は否めないものの、如何にもメタル・シンガー然とした歌唱は、これはこれで十分魅力的だし、何より、楽曲のカッコ良さはこの頃から既に半端ない。
サウンド・プロダクションがイマイチなため、どうにも垢抜けないB級チックな雰囲気が漂うが、アメリカ(それもLA)出身のバンドとは思えぬ、ヨーロッパ的のダークネスと叙情性を備えたメロディを奏で
…続き
HERETIC-Torture Knows No Boundary-Portrait of Faith ★★ (2008-01-13 22:17:41)
うーん、へヴィ・メタル!と思わず握り拳を作ってしまう
荒々しく勇壮なミドル・チューン。ヨーロッパ的なダークネスを
たっぷりと含んだメロディを紡ぎ出すツインGが良い味。
HERICANE ALICE-Tear the House Down ★★★ (2018-08-09 00:39:18)
台風襲来の時期になると思い出す(雑な嘘)LAから現れた4人組、その名もHERICANE ALICE(ハリケーン・アリス)が'90年にATLANTIC RECORDSから発表した最初で最後のフル・アルバムをご紹介。
景気の良いバンド名に相応しく、彼らが聴かせてくれるのは正にアメリカンな、溌剌とハジけるポップ・メタル。嵐のSEに続いてシャウト一発、少々クセの強い声質で歌いまくるVoと、冴えたソロを連発するテクニカルなG、そして厚めに敷かれたハーモニーをフィーチュアして躍動するサウンドは、遅れてきたLAメタル・バンド的な雰囲気が濃厚に漂います。
PVも制作されたパワフルにぶちかまされるOPナンバー①、ライブ映え間違いなしのキャッチーさを宿して駆け抜けるアルバム表題曲④、タイトルを地で行く屈託のなさで跳ねる⑧等、収録曲の多くはバンドが自認する「ヘヴィ・メタル・パーティ・バンド」らしい
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HERICANE ALICE-Tear the House Down-Dream Girl ★★★ (2018-08-10 01:04:26)
みてくれで侮ることなかれ。
情熱的に歌い込むVoとエモーション迸るGの共演が
息苦しいほどの盛り上がりを演出する名バラード。
こいつらの才能は本物ですよ。
HERITAGE-Remorse Code ★★★ (2015-09-12 23:58:34)
後にSTATETROOPER立ち上げに関わるスティーヴと、SAXONに籍を置いたポール“FASKER”のジョンソン兄弟を中心に、NWOBHM期に活動していたバンドが'82年に発表した1stフル・アルバム。
NWOBHMのメロウ・サイドに属する、メロディとハーモニー重視の叙情HRサウンドがマニア筋でそこそこ評価された本作。個人的にも(かつて入手に苦労させられた思い入れ込みで)三ツ星評価を付けることに躊躇いはないのですが、ただ、じゃあこれがナウなヤングにウケる音かと言えば、正直かなり微妙なとこかと。
プロダクションのしょぼさはこの手のバンドの常と諦めるにしても、前へ出てくる割に終始不安定感が付き纏うVo(専任シンガーが見つけられなかったため弦楽器隊がシェアしている)や、センスは十分なのに主張の弱いツインG、そしてキメ曲不在によるフラットな本編構成etc・・・と、全体的に押し出しの
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HERITAGE-Remorse Code-Attack - Attack ★★★ (2015-09-13 23:32:08)
NWOBHM史に残る名曲!と持ち上げるつもりはありませんが
アルバムのハイライト・ナンバーであることは間違いないのではないかと。
曲名に相応しく攻撃的に牙を剥くアップテンポの曲調ゆえ、
ミドル~スロー・ナンバーだと音程の甘さが気になるVoの粗も
(さほど)目立ちませんし、ツインGも劇的にハモってくれて
楽曲の印象向上に大きく貢献してくれています。
HEXENHAUS-Awakening ★★ (2007-07-26 22:26:00)
スラッシーな疾走感が後退した代わりに、プログレッシブ・メタル分が増強された、'91年発表の3rdアルバム。
テクニカルでメロディアスなツインG、構築美に溢れた曲展開、如何にも北欧のバンドらしい寒々としたメロディ等、
前作『THE EDGE OF ETERNITY』で感じられた美点は、本作にもきっちりと受け継がれているが、
今回から新たに加わったVoが、よりメロディアスに歌えるタイプのせいか、はたまた、楽曲の複雑化に
一層の拍車が掛かっているせいか、最早ここまで来ると、プログレ風味の漂うスラッシュ・メタルと言うよりも、
スラッシーな要素もあるプログレ・メタルだよなーと、思わせられる作風に仕上がっている。
正直、ダーティながらもカッコイイ歌メロを披露してくれていた前任Voに比べると、新Voは歌唱力は十分なんだけど
歌メロに今ひとつフックが欠ける印象で
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HEXENHAUS-Awakening-Awakening ★★ (2007-11-25 13:17:07)
歌えるVoの加入で、よりメロディを重視した仕上がりとなった
3rdアルバムだけど、ちゃんとこうした疾走感タップリの楽曲も
収録されているので侮れない。
とは言え、やはり以前よりはずっとメロディアスで聴き易い印象。
HEXENHAUS-Awakening-Necronomicon Ex Mortis ★★ (2007-11-25 13:27:37)
3rdアルバムのハイライト・チューン。
歌えるVoの存在と、隠し味として使用されているKey、
そしてインスト・パートにおけるアコギ・ソロが
非常に効果を上げているドラマティカルな名曲。
こういう曲は、このアルバムじゃないと出来ないわな。
HEXENHAUS-Awakening-The Eternal Nightmare-act Ⅱ ★★ (2007-11-25 13:33:06)
前作に収められた“THE ETERNAL NIGHTMARE-ACT ONE"の続編に当たる楽曲。
アコギやKeyを積極的に導入し、プログレッシブ・ロック的な味わいを醸し出す。
歌メロがイマイチな点のみ惜しまれる。
HEXENHAUS-The Edge of Eternity ★★ (2007-06-02 01:17:00)
KING DIAMONDやMERCYFUL FATEでの活動で知られるマイク・ウェッド(G)がリーダーを務めていた
スウェーデン出身の5人組技巧派スラッシャーが、'90年に発表した2ndアルバム。
技巧派といっても、スリリングな楽器同士のバトルや、そこから生まれるテンションの高さを売りにしたタイプではなく、
その確かな演奏技術でもって楽曲をカッチリとまとめ上げ、より「聴かせる」ことを重視するタイプ。
まぁ、Voはメロディ無視の吐き捨て型なんだけど、現在ではどうって事ないレベルのダーティさなので無問題。
何より、このバンドはメロディが非常に良い。技巧派バンドにありがちな独り善がりな難解さは皆無で、
2人のGが紡ぎ出す、北欧の凍てついた大地を想起させる寒々としたメロディや、無愛想で硬質なリフ・ワークを聴いていると、
何となくフィンランドのスラッシュ・
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HEXENHAUS-The Edge of Eternity-The Eternal Nightmare - Act One ★★ (2007-11-25 13:12:13)
エキゾチックなインスト曲“A TEMPLE FOR THE SOUL"を経て、
爆発的に疾走を開始するスラッシュ・チューン。
寒々とした疾走感を基本としつつも、異国情緒を漂わせた
サビメロとGソロの組み込まれたドラマティックな曲展開が
非常に印象に残る名曲。ちなみ“ACT TWO"は次作に収録。
HEXENHAUS-The Edge of Eternity-Toxic Threat ★★ (2007-11-25 13:00:42)
ベートーベンの“月光"をモチーフにしたプレリュードから、
タイトに疾走を開始するOPナンバー。
インスト・パートで、如何にも北欧のバンド的な
寒々としたメロディを紡ぎ出すツインGが
良い仕事をしています。
HEXX-Morbid Reality ★★ (2016-07-15 23:54:17)
’91年発表の3rdアルバム。既に朧げな記憶を辿ると、確かBURRN!!誌の輸入盤レビューで意外にも酒井編集長が好意的なレビューを寄せていて、この手の音は絶対酷評しそうな人なのに珍しいこともあるもんだと興味をそそられ購入した…んだっけかなぁ?
ハイトーン・シンガー、テクニカルなギター、パワー・メタリックな楽曲etc…と、もろSHRAPNELメタル路線を志向していた前2作のフル・アルバムから一転、レコード会社からのサポートのなさ、一向に軌道に乗らないバンド活動に対するフラストレーションを大爆発させた本作は、「だったらもう好き勝手やってやらぁ!」とファスト&ブルータルな方向に全力スイング。その結果、デス声に片足突っ込んだVo(またしてもシンガーに逃げられたので開き直ってギターのクリント・バウワーが兼任)、猛烈なシュレッド・リフ、ヤケクソ気味に荒れ狂うリズムとが雪崩を打って押し寄せるサウ
…続き
HEXX-Morbid Reality-Morbid Reality ★★★ (2016-07-17 01:26:23)
物憂げなピアノのイントロをぶち破って
機銃弾よろしく連射されるリフ&リズム、
その上でデス声に片足突っ込んだ咆哮をあげるVoとが
嵐の如く吹き荒れるファスト&ブルータルなOPナンバー。
開き直ったバンドの新たな音楽性を「食らえや!」と
ばかりに突きつけて来きますが、一方でツインGは
相変わらずメロディアス。立派な個性として存在感を主張しています。
HEXX-Morbid Reality-Spider Jam ★★★ (2016-07-17 01:34:00)
「スパイダーマン、スパイダーマン🎵」
「ルックアウト!ヒア・カムズ・ザ・スパイダーマ~ン🎵」
と今でも鼻歌で歌ってしまうアニメ版「スパイダーマン」の
テーマ曲のスラッシュ・メタル・カヴァー。
子供の頃、早朝に放送していたのを楽しみに見ていたことを
思い出してしまいましたよ。
思い出込みで星3つを進呈致します。
HEXX-No Escape ★★ (2016-07-10 22:46:22)
活動開始当初はPARADOXと名乗るも、レコード契約ゲットを期にバンド名をHEXXと改めたカリフォルニア州出身の4人組が、'84年に発表したデビュー作。
個人的にHEXXの音に触れたのは3rd『MORBID REALITY』(’91年)が最初だったので、彼らのことは結構長く「スラッシュ・メタル・バンド」と認識していたのですが、後追いで本作や2nd『UNDER THE SPELL』(’86年)を聴いてビックリ。クドさ全開のハイトーンVoといい、金属質に打ち鳴らされるリフ&リズムから力ずくな曲展開まで、JUDAS PRIESTやIRON MAIDENを肉食系にビルドアップした感じのサウンドといい、スティーヴ・フォンタノ謹製の迫力はあるけど分離の悪いプロダクションといい、まるでSHRAPNELメタル路線じゃありませんか。というか、そもそも彼らはSHRAPNEL RECORDS所属アーティ
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HEXX-No Escape-Night Of Pain ★★ (2016-07-12 00:22:25)
アクの強いハイトーンをフィーチュアして
3分ちょいのランニング・タイムを
ストレートに押して押して押しまくる曲調は、
SHRAPNELメタルとNWOBHMの中間に位置する感じ
・・・といったところでしょうか。
HEXX-No Escape-The Other Side ★★ (2016-07-12 00:17:11)
朗々歌い上げるハイトーン・シンガーを活かした
勇壮なるHMナンバー。といってもその歌唱は絶賛できるほど
上手かないのですが、とにかく歌いっぷりが自信満々で
妙にクセになる魅力が備わっていることは間違いありません。
HEXX-Under the Spell ★★★ (2016-07-12 22:52:26)
デビュー作『NO ESCAPE』発表から暫くの後、ボスのマイク・ヴァーニーに呼び出されたので「印税の小切手でも貰えるのかな?」と胸ワクで訪ねてみれば、待っていたのは箱一杯に詰められた返品レコードの山。「あんなに頑張って作ったのに…」と激しくショックを受けたバンドは、仕方なくその売れ残りを自分達で買い取ることにしたという。…ってなエピソードに落涙を禁じえなかったHEXX。意気消沈したメンバーの離脱が相次ぐも、何とか踏ん張って新VoとDs、更にはサイドGを加えた5人編成で体制を整えると、再びSHRAPNEL RECORDSから'86年に発表した2ndアルバムがこれ。
前任者以上の暑苦しさで迫り来るハイトーンVo、IRON MAIDEN、JUDAS PRIST由来の劇的且つテクニカルに炸裂するツインGをフィーチュアして、王道SHRAPNELメタル路線を今回も突っ走っていますが、本作制作当
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HEXX-Under the Spell-Edge of Death ★★★ (2016-07-14 00:58:29)
スラッシーなGリフ、アップダウンの激しい曲展開、
パワフル且つテクニカルな楽器陣のパフォーマンスと、
それに負けないクドさで歌いまくるハイトーンVo…
2ndアルバムの旨みが凝縮された楽曲と言えるのではないでしょうか。
HEXX-Under the Spell-Hell Riders ★★★ (2016-07-14 00:54:17)
重心低く押し出して来るドスの効いた曲調が
VICIOUS RUMORSを彷彿とさせるOPナンバー。
前任者を遥かに上回るアクの強いハイトーンVoが
楽曲のパワフルさに拍車を掛けてくれています。
後にこのシンガーが中間英明と仕事していたなんて
全く気が付きもしませんでしたよ。
HIBRIA-Hibria ★★ (2015-09-03 00:05:49)
セルフ・タイトルを冠した'15年発表の5thアルバム。最初に書いておくと、今回も初期路線ではありませんので。曲によっては管楽器が吹き鳴らされたり、スティーヴィー・ワンダーの“愛するデューク”のカヴァーに挑戦してみたりと、それはもう拡散の方向へ意気揚々と突き進んでいて、山本リンダばりに「もうどうにも止まらない」と。
しかしながら、それでも本作がストロングなHMアルバムであることに違いはありません。ユーリ・サンソン(Vo)のメタル魂を燃焼させるかの如き熱唱も、テクニカルな楽器陣が火花散らすインスト・パートのテンションの高さも健在。中でもパワフルにして劇的な⑧は、本作購入を悩む人に「この曲目当てで買いなよ」と声掛けて回りたくなるカッコ良さですよ。
先に触れたホーン・セクションについても、別に鳴り物が導入されたからといって能天気になってしまったわけはなく、その使用法は主にサウンドの「
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HIBRIA-Hibria-Church ★★★ (2015-09-03 23:57:47)
ユーリ・サンソンが灼熱声を活かして
歌い上げるサビメロにメタル魂が熱くなる名曲。
初期の正統派HM路線と、現在追及している
モダンなテクニカル・メタル路線が
上手いこと1曲の中で組み合わされています。
HIBRIA-Silent Revenge ★★★ (2013-08-08 22:04:44)
ライブでの盛り上がりを念頭に置いて作った筈が、肝心のライブでも(ライブ盤を聴く限りにおいて)1st、2nd収録曲ほどの人気は得られなかった模様の3rd『BLIND RIDE』。この皮肉な結果を踏まえ、HIBRIAが4thアルバムではどういったサウンドを提示してくるかに注目していたのですが(Gの交代劇もありましたし)、結論から言えば、メロディとグルーヴを重視した『BLIND~』の作風を踏襲していて、フックに乏しい①②が始まった時には「こりゃアカン」と思わず頭を抱えてしまいましたね。
ところが、劇的な③を境に楽曲のクオリティが一変。図太いGリフの刻み具合やリズム・ワークにPANTERA辺りからの影響を滲ませつつも、火を噴くような楽器陣のぶつかり合いから生じるスリリングな疾走感は回復基調にあり、加えて、よりメロディアスに練り込まれたユーリ・サンソン(Vo)の情熱的な歌唱にはメタル魂にガソ
…続き
HIDDEN (2019-02-03 00:56:12)
名古屋を拠点に活動していたテクニカル・パワー/スラッシュ・メタル・バンド。数本のデモテープ制作後、’95年にオムニバス盤『MELODICAL RENAISSANCE』に参加。自分が彼らのことを知ったのも『MELODICAL~』が切っ掛けでした。
その後テイチクからアルバム・デビューが噂されたものの、次に入ってきたニュースは「看板シンガー丹羽英章がHIDDENを脱退、VIGILANTEに加入」というもの。それに伴いアルバムはお蔵入りとなってしまい、このダブル・パンチで完全に心が折れたバンドは解散…。
しかしアルバム制作から20年の時を経て、お蔵入りを惜しんだメンバー達の手により新曲の書下ろしや最新機器を用いての編集作業が行われ、同作は『EMBALM ~Enbalm After 20 Years~』のタイトルの下、ようやく陽の目を見ることとなったという。めでたい!
HIDDEN-Embalm ~Enbalm After 20 Years~ ★★★ (2019-02-03 00:59:01)
名古屋の和製サタニック・メタル・バンドCROWLEYの1st『WHISPER OF THE EVIL』の再発が昨年最後の驚きだったとするなら、今年最初の驚きは、これまた名古屋出身の5人組HIDDENがメジャー・レーベルから発表する筈が、看板シンガーの脱退(解雇?)を切っ掛けにバンド自体が崩壊してしまい、リリースされぬまま封印の憂き目に遭っていた幻のデビュー作『EMBALM』の「まさか!」の再発で間違いありません。
サウンドの方は、ドンシャリなプロダクション、ザクザク刻まれる奇抜なGリフ、畳み掛けるリズムといったスラッシーな土台の上に、変拍子を織り交ぜた起伏の激しい曲展開、立体的に編まれたハーモニー、インストの小曲を曲間に配した構成や大作主義等、プログレッシブ・ロックからの影響を塗した技巧派パワー・メタル。特にバンドの「核」となる、伸びやかなハイトーンからドスの効いたロウトーンまでパ
…続き
HIGH POWER-High Power ★★★ (2016-01-28 22:12:57)
昔、アルバムのOPを飾る名曲①を聴かせて貰う機会があって、その「メタル、斯くあるべし!」なGリフのカッコ良さに痺れまくった覚えがある、ワインの名産地として有名なフランス・ボルドー出身の5人組、'83年発表の1stアルバム。
最近まで彼らのことはすっかり忘れていたのですが、こちらのサイトに登録して頂いたのを切っ掛けに久々に聴き直してみたら…やっぱり良いですよ、コレ!と。珍妙なアートワークやスカスカな音質は褒められたもんじゃありませんが、それを差し引いても名曲①を皮切りに、印象的なツイン・リードGを伴って疾走する②、アクの強いVoの妙に自信満々な歌いっぷりに気圧されてしまう③、重厚長大な④etc…と、優れた楽曲が次々繰り出される本編のカッコ良さには目を瞠るモノがありますよ。
中でも特筆すべきが、前述の①と、それに比肩するインパクトを放つ8分以上に及ぶ大作曲の⑦。ことに後者において
…続き
HIGH POWER-High Power-Casse-toi ★★★ (2016-01-31 09:38:26)
クラシック曲を逆回転させたようなイントロに続き
チープな音質のもと素っ頓狂なVoが入って来た時には
面食らうかもしれませんが、その辺のマイナス点は
メタルの魅力を集約したかのようなGリフのカッコ良さでカバー。
慣れてしまえば、やる気(だけ)は溢れんばかりの
Voの歌唱もクセになってきますよ。
HIGH POWER-High Power-Comme un damné ★★★ (2016-01-31 09:46:29)
Keyが抒情性とスケール感を増幅し、
アルバムの山場を飾る8分以上に及ぶ大作ナンバー。
徹底して泣きに拘るVoとG、ピアノ、そしてタメの効いたリズム隊の
エモーショナルな仕事ぶりが最高潮に達するクライマックスは
涙ちょちょ切れる素晴らしさ。もし「フレンチ・メタル」に対する
偏見をお持ちの方がいたら、間違いなく覆されることになる熱い名曲。
HIROSHIMA-Hiroshima ★★ (2011-12-25 12:04:57)
スパニッシュ・ロックと言うと、未だにMEDINA AZAHARAやBARON ROJOに代表される、巻き舌バリバリのスペイン語によって歌われる情熱的なHR/HMサウンドが真っ先に思い浮かぶのですが、このバンドが聴かせてくれるのはそうした先入観とは一線を画す、透明感溢れるKeyとボーカル・ハーモニー主体の哀愁に満ちたメロハー・サウンド。歌詞は全曲が英詞で統一されており、アルバムを豊かに彩るキャッチーなメロディにもドメスティック(エスニック)な色合いはほぼ皆無だ。
冴えない音質/ピッチの甘いVo/躍動感に欠ける演奏etc・・・と'89年リリース作品としては致命的なまでに時代遅れなプロダクションは如何ともし難いものがありますが、メロディ・センスは非常に優れた閃きを持っているバンドであることは間違いなく、特に初期BON JOVIの哀愁分をもっと強化したような“BROKEN HEART”や、
…続き
HIROSHIMA-Hiroshima-Loneliness ★★★ (2011-12-26 22:19:40)
全体的にはお洒落にまとめられている
ハードポップ・ソングですが、
泣き濡れるGに、ついついコブシを効かせてしまうVo等、
前半の叙情パートには抑えきれないスパニッシュ魂の
迸りが見て取れて好感度アップ。
HIRSH GARDNER-WASTELAND FOR BROKEN HEARTS ★★ (2008-05-14 22:37:00)
叙情派ロックの帝王、NEW ENGLANDの中心メンバーの一人だったハーシュ・ガードナーが、'02年に発表した1stソロ・アルバム。
憂いをたっぷりと帯びた美しい①に、分厚いボーカル・ハーモニーを纏って、アップテンポに展開する爽快な②という
強力なメロディアスHRチューン2連発を聴いた瞬間、「おお、NEW ENGLANDサウンドだ」と、思わず頬が緩んでしまう、
ウェット且つセンチメンタルな美旋律に、全編が彩られた本作。
ハーシュ・ガードナーは、Dsと共にリードVoも担当していて、張りのあるハイトーンを駆使した歌の上手さは、
既にNEW ENGLAND時代からお馴染みだったが、個人的に、この人がここまで優れた楽曲を書ける
ミュージシャンだったとは、正直、全く思っておらなんだ。(失礼極まりない話ですが)
とにかく本作は、収録曲が素晴しく良い。流石に「
…続き
HIRSH GARDNER-WASTELAND FOR BROKEN HEARTS-DON'T YOU STEAL ★★ (2008-05-20 00:11:30)
開放感と爽快感に満ち溢れた、溌剌とした疾走チューン。
分厚く、美しいボーカル・ハーモニーが
もろNEW ENGLAND風味で思わず頬が緩みます。
HIRSH GARDNER-WASTELAND FOR BROKEN HEARTS-MORE THAN YOU'LL EVER KNOW ★★★ (2008-05-20 00:16:28)
ラストを締め括る三部構成の組曲にして、
アルバムのハイライト・ナンバー。
ジョン・ファノン、ジミー・ウォルドー、ゲイリー・シェアら、
NEW ENGLANのメンバーがゲスト参加していて、
美しく、切なく、そしてドラマティックな曲展開は、
まさにNEW ENGLANDの味わい。どころか、同バンドの名曲と
比較したって決して引けは取らないクオリティを誇る名曲。
HIRSH GARDNER-WASTELAND FOR BROKEN HEARTS-WASTELAND FOR BROKEN HEARTS ★★ (2008-05-20 00:08:12)
張りのあるハイトーンVoで歌われる泣きメロが心地良い、
アルバムの幕開けを飾る劇的なミドル・ナンバー。
HITTEN-State of Shock ★★★ (2016-11-01 23:20:04)
バンド名として「HIT TEN TIMES」(10回打つ)を縮めた造語「HITTEN」を名乗り、輸入盤市場で話題を攫っていたスペイン・ムルシア自治州出身の5人組が、'16年発表の2ndアルバムで日本デビューを飾りました。
ブルーノ・サンマルチノばりの「人間発電所」ジャケットと、雑誌レビューで「スラッシーな要素も感じられるNWOTHMバンド」と評されていたことから、もっと破れかぶれで前のめりな音を出してる連中だとばかり思っていましたが、確かにGリフが初期スピード・メタル風の⑥みたいな楽曲もあるにせよ――実際はキャッチーなメロディを歌うVoと、メタル愛ダダ漏れでメロディックにハモリまくるツインGを核に据えた、優等生的とも言える聴き易い正統派HMサウンドが本作の魅力であったという。
音像に比してハイトーン・シンガーの歌声は少々線が細め。ふわふわとしてやや不安定ながら、JUDAS P
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HITTEN-State of Shock-State of Shock ★★★ (2016-11-04 22:32:57)
オフィシャル・ビデオも制作された2ndアルバム表題曲。
1stアルバムの頃のMETALLICAを思い出せる
スピード・メタリックなGリフと疾走感に、
ガンベルトや日章旗Tシャツで身を固めたメンバーの眩い出で立ちまで
80年代メタル度満点の逸品。
HITTMAN-Hittman ★★★ (2019-01-24 23:52:42)
Voは元ANTHRAX、Bは元ATTILA、Dsは元TAKASHIという、凄いんだか凄くないんだか…な面子でレコーディングされた傑作デモ『METAL SPORT』(’85年)がドイツで評判を呼んだことから、同国のSPV/STEAMHAMMER RECORDSとの契約を得て、NY出身の5人組が'88年に発表した1stアルバム。
国内盤は、当時ジャーマン・スラッシャーの作品を次々リリースしていたテイチクのMETAL MANIAからの発売で、その印象もあって結構長いこと彼らはドイツのバンドだと思い込んでいました。哀愁に満ちたメロディを泣きの入ったハイトーンで歌い上げるVoといい、湿った旋律を紡ぎ劇的にハモる2本のGといい、それらを乗せてスピーディに駆け抜けるリズムといい、出している音も欧州風味満点の正統派HMサウンドでしたし。ただNY出身であることを踏まえて聴き直してみると、泣きまくって
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HITTMAN-Hittman-Caught in the Crossfire ★★★ (2019-01-27 00:59:31)
メタリックなGリフの刻みと
タイトな疾走感の心地良さに思わず頭が前後に動く
アルバム中盤のハイライト・ナンバー。
劇的に絡むツイン・リードGにもハッとさせられますね。
HITTMAN-Hittman-Metal Sport ★★★ (2019-01-27 00:48:28)
KEEP IT TRUEフェスでも大合唱を巻き起こしていたアルバムOPナンバー。
泣きの入った声質のハイトーンVoと、劇的なハーモニーを奏でる
ツインGがやはり聴きモノですが、何気にBも良い仕事をしてくれていますね。
HITTMAN-Vivas Machina ★★★ (2020-11-19 00:11:04)
復活作が評判を呼んでいるニューヨーク出身の5人組が、デビュー作から4年のブランクを経て、’92年にSPV/STEAMHAMMER RECORDSより発表した2ndアルバム。
前作はアメリカのバンドとは思えぬヨーロピアンな風情漂う正統派HMの名作でしたが、プロデューサーにEXTREMEとの仕事で知られるボブ・セント・ジョンを起用した今作では、曲によってはファンキーに跳ねるリズムや、明るくハジけるコーラス・ワークといった、まさしくEXTREMEっぽい要素を導入する等、音楽性が若干拡散。これを「意欲的」と評価するか、「散漫になってしまった」とガッカリするかは聴き手次第といったところでしょうか。
初めて聴いた当時は、印象に残る曲とそうでない曲がハッキリと分かれてしまっている点にテンションが上がりきらず、後者寄りの感想を抱いたりもしましたが、ただ、これまで以上に幅広い表現力を駆使して見
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