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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 2701-2750
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HUMAN TEMPLE-Murder of Crows-Emily
HUMAN TEMPLE-Murder of Crows-Lie
HUMAN TEMPLE-Murder of Crows-Yours Cold Blooded
HUNTRESS
HUNTRESS-Spell Eater
HUNTRESS-Spell Eater-Eight of Swords
HUNTRESS-Spell Eater-Snow Witch
HUNTRESS-Spell Eater-Spell Eater
HUNTRESS-Starbound Beast
HURRICANE-Liquifury
HURRICANE-Liquifury-Happy to Be Your Fool
HURRICANE-Over the Edge
HURRICANE-Over the Edge-Over the Edge
HURRICANE-Over the Edge-Spark in My Heart
HURRICANE-Slave to the Thrill
HURRICANE-Take What You Want
HURRICANE-Take What You Want-Hurricane
HURRY SCUARY-Break It up
HURRY SCUARY-Break It up-Nothin' New
HURRY SCUARY-Break It up-Reaching for the Sun
HUSTLER-High Street
HUSTLER-High Street-Miranda
HUSTLER-High Street-Piranahas
HUSTLER-High Street-The Hustler
HYBRID ICE-Hybrid Ice
HYBRID ICE-Hybrid Ice-Magdelene
HYDRA(SWEDEN)-Point Break
HYDRA(SWEDEN)-Point Break-Never Be the Same
Hanging in the Balance
Harlequin
Harlequin-Love Crimes
Harlequin-Love Crimes-It's All Over Now
Harlequin-Love Crimes-Love on the Rocks
Harlequin-One False Move
Harlequin-One False Move-I Did It for Love
Harlequin-One False Move-It's a Woman You Need
Heathen's Rage
Heathen's Rage-Heathen's Rage
Heathen's Rage-Heathen's Rage-City of Hell
Heathen's Rage-Heathen's Rage-Knights of Steel
I AM GHOST-Those We Leave Behind
I-TEN
I-TEN-Taking a Cold Look
I-TEN-Taking a Cold Look-Alone
I-TEN-Taking a Cold Look-I Don't Want to Lose You
I-TEN-Taking a Cold Look-Taking a Closer Look
I.N.C.-RAZORBACK
I.N.C.-RAZORBACK-RAZORBACK
IAN GILLAN-Toolbox
IAN GILLAN-Toolbox-Candy Horizon

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発言している24曲を連続再生 - Youtube



HUMAN TEMPLE-Murder of Crows-Emily ★★★ (2011-07-18 21:05:26)

聴いてるだけで体が動き出す
ハードでノリノリなヘヴィ・メタル・ソングだが
メロディのフックの効かせ方は
間違いなくHUMAN TEMPLE印。
劇的に動き回るGのカッコ良さは
ガッツポーズ物ですよ。

HUMAN TEMPLE-Murder of Crows-Lie ★★★ (2011-07-18 21:01:10)

ジョーイ・テンペスト風のVoの歌唱と、
高揚感に満ち溢れた曲調が、
『THE FINAL COUNTDOWN』の頃の
EUROPEを彷彿とさせる逸品。

HUMAN TEMPLE-Murder of Crows-Yours Cold Blooded ★★ (2011-07-18 21:03:22)

淡々と刻まれるダンサブルなビートの上を
冷やかな哀メロが舞うハードポップ・チューン。
シンプルだが、それゆめ胸に沁みるメロディを
奏でるKeyが良い仕事してますね。

HUNTRESS (2012-07-26 06:57:22)

女性シンガーをフロントに据える優れたバンドが次々にデビューを飾る今日この頃ですが、このHUNTRESSもその1つに数えられて然るべき存在で、結成の音頭を取ったのはオペラ歌手としての実績も持つジル・ジェイナス嬢(Vo)。彼女が自身の理想とするHMサウンド――スラッシュ、デス/ブラック・メタルの要素を取り入れたオカルティックな正統派HM――を追及すべくロサンゼルスにおいてメンバー集めに奔走。体制が整うと数枚のシングルを自主制作でリリースした後、オーストリアのインディーズNAPALM RECORDSとディールを締結。
デビューに先駆けて撮影された“EIGHT OF SWORDS”のプロモ・ビデオが評判となる中、'12年に1stフル・アルバム『SPELL EATER』を発表。バンドは同作で日本デビューも飾っている。

HUNTRESS-Spell Eater ★★★ (2012-07-25 21:49:42)

ハイピッチのスクリームからデス声まで自在に操る妖艶なフロント・ウーマン、ジル・ジェイナス率いる5人組HMバンドが、'12年に発表した1stアルバム。
低音域と高音域をシアトリカルに行き来するキング・ダイアモンド唱法を駆使するジル嬢のVo、禍々しいリフを刻んだかと思えば、煽情的なフレーズ・センスに満ちたソロを紡ぐツインG、スラッシュ/ブラスト・ビートを織り交ぜてスピーディに疾走するリズム等々・・・を武器にこのバンドがクリエイトするのは、オカルティックな雰囲気が充満するダークでドラマティックな正統派HM。
体の芯から震えが来るような、KING DIAMONDの如き本格派オカルト・メタルの装いには今一歩届かず、映画に例えるなら「デカイ音と血糊の量とボディ・カウントで勝負!」なB級ホラー的いかがわしさ/コケ脅し感が漂う作品ではありますが、ブラック・メタリックなリフ&リズムの上に朗々た
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HUNTRESS-Spell Eater-Eight of Swords ★★★ (2012-07-26 22:30:55)

デビューに先駆けてPVも作られたリーダー・トラック。
「HUNTRESSってどんなバンド?」という方には
この曲のPVを見てもらうのが一番手っ取り早い。
端麗な容姿に、胸元パックリ/股間ザックリな
エロティックな衣装に身を包んだジル・ジェイナスの
艶姿に「おおっ」と身を乗り出した諸兄が、
彼女の発するヒステリックなスクリームに「おおっ?」と
思わず身を引く姿が目に浮かぶようです。
あ、楽曲そのものもオカルティックな風情漂う
スピーディな正統派HMナンバーで非常にカッコイイですよ。

HUNTRESS-Spell Eater-Snow Witch ★★★ (2012-07-26 22:25:14)

タメと疾走を繰り返す緩急の効いた曲展開に、
大仰なメロディを歌い上げるジル・ジェイナスのVoと、
煽情的なフレーズ・センスに冴えを感じさせる
2本のGが華を添えた名曲。
個人的にはアルバムで一番お気に入り。

HUNTRESS-Spell Eater-Spell Eater ★★★ (2012-07-26 22:20:56)

イントロからブラック・メタル風のGリフが刻まれ
ジル・ジェイナスのドスの効いたパワフルな歌唱が
炸裂するブルータルなOPナンバー。
楽曲自体のカッコ良さは勿論のこと、
多彩な表現力を駆使して曲調をドラマティック且つ
シアトリカルに彩るジル嬢のVoは本曲の白眉。

HUNTRESS-Starbound Beast ★★ (2014-02-22 00:34:11)

美貌のフロント・ウーマン、ジル・ジェイナス率いるオカルティックHMバンドが'13年に発表した2ndアルバム。
ツアーやメタル・フェス参戦で積み上げた経験値が、如実にクオリティに反映された本作は、迫力と説得力を増したメンバーのパフォーマンスにも支えられ、シアトリカルに練られた曲展開から、2本のGが奏でる煽情的なメロディ、それに逞しさを増したリズムに漲るへヴィネスまで、他の誰でもない、HUNTRESS流HMサウンド確立へと大きく前進。
・・・のわりにイマイチ筆が進まず、感想を書いては消して、消しては書いてを繰り返していたのは、スラッシュ/デス/ブラック・メタルばりの厄いリフ/リズム・ワークや、低音域と高音域を忙しなく行き来するジル嬢の「キング・ダイアモンド唱法」によって醸し出されていた「禍々しさ」や「オカルティックな雰囲気」が大幅減少した楽曲が妙に淡白に響くせいかな?と。

…続き

HURRICANE-Liquifury ★★ (2019-09-06 00:36:19)

ルディ・サーゾの弟ロバート・サーゾ(G)、カルロス・カヴァーゾの弟トニー・カヴァーゾ(B)、後にASIA等に加入するジェイ・シェレン(Ds)、そして現FOREIGNERのケリー・ハンセン(Vo)という面子により結成され、文字通り台風の如く大暴れすることが期待されましたが、いつの間にか温帯低気圧化して解散してしまったLAのHURRICANEが復活。'01年にFRONTIERS RECORDSからこの3rdフル・アルバムを発表しました。
尤も、正式メンバーはケリーとジェイの2人のみ。残りのパートはセッション・ミュージシャンで賄うという、バンドっちゅうよりはプロジェクトというべき体制でレコーディングは行われています。ただダグ・アルドリッジが参加するも大味なアメリカンHM化が進行しやや拍子抜けだった2nd『SLAVE TO THE THRILL』(’90年)に比べると、本作はメロディのフッ
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HURRICANE-Liquifury-Happy to Be Your Fool ★★★ (2019-09-08 00:48:40)

じっくりコトコト煮込むような感じで盛り上がっていくスロー・ナンバー。
仄かにブルージーな薫りも漂いますが、埃っぽさは全くない辺りがこのバンドらしい。
こういうノリの楽曲を歌わせたらケリー・ハンセンは絶品です。

HURRICANE-Over the Edge ★★★ (2016-07-28 23:28:42)

ルディ・サーゾの実弟ロバート・サーゾ(G)、カルロス・カヴァーゾの実兄トニー・カヴァーゾ(B)により結成され、後にダグ・アルドリッチ(G)がラインナップに加わったことでも知られるバンドが、デビューEP『TAKE WHAT YOU WANT』(’86年)に続いて'88年にENIGMA RECORDSから発表した1stフル・アルバム。
HURRICANEについては、「LIONのマーク・エドワーズ(Ds)ベネフィット・コンサートに絡むゴタゴタに巻き込まれてしまった不運なバンド」程度の認識で、結構最近まで作品自体はまともに聴いたことがありませんでした(申し訳ない)。「まぁLA出身だし、売れ線のロックンロールでも演ってんのかな~」とか思いつつ、暢気にCDを再生してみたらビックリですよ。120人を超えるオーディション参加者の中から選抜されたというケリー・ハンセン(Vo)の抜群にエモーショナルな
…続き

HURRICANE-Over the Edge-Over the Edge ★★★ (2016-07-30 00:32:26)

一聴して度肝を抜かれるのが、ケリー・ハンセンのVoの素晴らしさ。
そりゃこんだけズバ抜けた歌唱力を持っていたら、
120人のオーディションを勝ち抜けますわなと。
そして勿論、LAのバンドらしからぬ(?)
力強くも愁いを帯びたドラマティックな曲展開も胸を打ちます。

HURRICANE-Over the Edge-Spark in My Heart ★★★ (2016-07-30 00:36:13)

アメリカのバンドというよりもヨーロピアンな湿った風情と
キメがビシバシ入る曲調がプログレ・ハード的な味わいも醸し出す
アルバム後半のハイライト・ナンバー。
劇的な雰囲気を盛り上げる、鐘の音(?)のアレンジが秀逸。

HURRICANE-Slave to the Thrill ★★ (2016-08-28 22:56:32)

初めて目にした時は「ギーガー謹製か?」と思ってしまった強烈なアートワーク(機械に犯されそうになっている全裸の女性)が物議を醸した'90年発表の2ndアルバム。シーンの潮目の変化を察知し、よりアグレッシブな方向へ進むために、ポップ志向の持ち主だったロバート・サーゾと袂を分かち――実際はマネージメント主導の解雇劇だったとのキャプテン和田情報あり――その後任ギタリストに、元LIONのダグ・アルドリッチを加えたラインナップでレコーディングされています。
いかにもアメリカンなノリの良さで攻めて来る豪快なロックンロールと、ドラマティック且つメロディアスなプログレ・ハードというの二路線構成が取られた好盤に仕上がっていた前作『OVER THE EDGE』(’88年)に比べると、吹けよ風、呼べよ嵐状態(まさしくハリケーン)なSEから幕が上がる今回は、明らかに前者に比重が偏っていて「あいやー、そっちへ
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HURRICANE-Take What You Want ★★★ (2021-10-21 07:50:23)

FOREIGNERでルー・グラムの後任という大役を担うケリー・ハンセン(Vo)、カルロス・カヴァーゾ&ルディ・サーゾの実弟であるトニー・カヴァーゾ(Ds)&ロバート・サーゾ(G)、後にASIAに参加するジェイ・シェレン(B)らが在籍していたLAのプチ・スーパー・バンドHURRICANEが’85年に発表したデビュー・ミニ。ちなみにレコードは6曲入りで、CD化に際して更にもう1曲(アコギ独演のインスト・ナンバーで秀逸な出来栄え)が追加収録されています。また輸入盤と国内盤でジャケット・デザインが異なっていて、平凡なグループ・ショットが採用されている国内盤よりも、思わず目を凝らさずにはいられない輸入盤のアートワークの方がぐっとくる仕上がりなのは言うまでもありません。
ノリ良く重量感溢れるアメリカンなHRナンバーと、美麗なハーモニーとウェットなメロディに彩られた欧州風味の抒情性薫る楽曲の二本
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HURRICANE-Take What You Want-Hurricane ★★★ (2021-10-21 23:23:02)

PVも作られたバンドのテーマ曲。
重量感溢れる曲調に、分厚いハーモニーに彩られた
ライブ映えするキャッチーなコーラス、そして仄かに
哀愁を帯びたメロディと、HURRICANEの魅力全部入りな名曲です。

HURRY SCUARY-Break It up ★★★ (2011-10-20 22:01:35)

TERRA ROSAと並んで、関西圏を代表する様式美HMバンドとして勇名を馳せたHURRY SCUARYが'88年に発表した唯一のフル・アルバム。
映画のサントラとしての役割も背負わされた作品ゆえ、元MAKE UPの天才メロディ・メイカー、故松澤浩明&河野陽吾ら外部から招聘されたライター陣も楽曲を提供しているため本編にコテコテの様式美HM色は薄く(音楽的には間違いなくそっち路線なのだが)、Keyの使い方からコーラスの重ね具合に至るまで、スマートな洗練が施された作風はどちらかと言えば関東出身バンドに近しいノリ。
そういう意味ではバンドの真価が発揮されたアルバムとは言い難いのかもしれないが、とは言え、本作が美旋律と哀メロに満ち溢れた捨て曲皆無の名盤である事は疑う余地のない事実。取り分け、中間英明の華やかにしてドラマティックのGプレイは、劇的なリフ・ワークからフラッシーなGソロまで
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HURRY SCUARY-Break It up-Nothin' New ★★★ (2011-10-20 22:13:01)

バラードの小曲だけど、実はアルバムの中でも
1、2を争うぐらいお気に入りのナンバー。
この曲における南 安秀のマイルドな歌声は素晴しい!
英詞の発音に難があるようですが、
こちとら英語が大の苦手なので無問題。

HURRY SCUARY-Break It up-Reaching for the Sun ★★★ (2011-10-20 22:09:28)

松澤浩明流の“EYE OF THE TIGER”って感じでしょうか。
北欧的な透明感を湛えた哀メロが胸を打ちます。

HUSTLER-High Street ★★★ (2017-12-12 23:28:28)

その昔、行きつけの中古CDショップが閉店セールをやった際、遅ればせながら駆け付けてみれば既にめぼしい品は粗方買われてしまっていて、唯一目を引いたのが、イギリス出身のHUSTLERが'74年に発表した、この1stアルバムだったという。
今でこそ「Voは38 SPECIALに参加」とか「Dsは後にSFXを結成」とか、ネット上で彼らに関する情報を集めることが出来ますが、当時は手に取った中古盤に帯がついてなかった為どういった出自の連中なのか分からず、バンド名は輸入エロ雑誌みたいだし、ヒゲ面のメンバーがおどけるジャケットはイケてないし、解説担当のゴッドも初渡英時の思い出話に終始しているだけだしで(でもこれが読み応えあり)、事前のアルバムに対する期待値は高性能レーダーだって探知不可能なぐらいの低空飛行っぷり。
しかし家に持ち帰って聴いてみると、これが実に良かった!軽快に弾むメロディとリズ
…続き

HUSTLER-High Street-Miranda ★★★ (2017-12-13 23:54:30)

とっぷりと哀愁を湛えたバラード調の前半からテンポ・アップ。
緩急を効かせた曲展開を引っ張る泣きのGと、
オッサン声でうら悲しいメロディを歌い上げるVoの熱演に
グイグイと引き込まれていってしまう名曲です。

HUSTLER-High Street-Piranahas ★★★ (2017-12-12 23:43:07)

「エロ本みてえなバンド名だなぁ」とか舐めてかかったら
攻撃的なGとKeyが緊張感を保って並走するこのハードな楽曲で
バシッと姿勢を正されてしまいましたよ。
DEEP PURPLEやURIAH HEEPにも通じるものを感じる名曲です。

HUSTLER-High Street-The Hustler ★★★ (2017-12-14 00:01:53)

身体を揺するグルーヴや、女性コーラス、熱を帯びたVoの熱唱といった、
70年代HR然としたダイナミズムと、プログレッシブ・ロック的な
スリリングな楽器陣の掛け合いを伴ってアルバムを締め括る
バンドのテーマ曲(なのか?)に相応しい劇的な逸品。

HYBRID ICE-Hybrid Ice ★★★ (2020-11-03 00:28:23)

結成は60年代まで遡るという「超」の付くベテラン・バンドが、苦節十数年、ようやく'82年に自主制作でリリースした1stアルバム。
長らくHR/HMシーンの片隅に埋もれてしまっていたところ、トム・ショルツのお眼鏡に適いBOSTONが4th『WALK ON』において、本作収録曲“MAGDELENE”をカヴァーした辺りからマニアの間で注目度が高まり、’00年に入ってESCAPE MUSIC(日本盤はプログレ系レーベルとして知られるマーキー/ベル・アンティーク)からCDとしてリイシューされる運びとなりました。
“移民の歌”っぽいGリフと緊張感を湛えたKeyリフが交錯するOPナンバー①こそプログレ・メタル的な感触ですが、CD化に際して追加収録されたこの曲は本編においてはどちらかと言えば例外的存在。次曲以降は、デニス・デ・ヤング似の張りのあるハイトーンVoや、メンバー全員が歌える強みを生
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HYBRID ICE-Hybrid Ice-Magdelene ★★★ (2020-11-04 00:47:42)

BOSTONがカヴァーしたことで、HYBRID ICEの再評価の機運を高める
きっかけともなったSTYX+BOSTONといった趣きも感じられるバラード。
かなり異なるアレンジが施されたBOSTONバージョンと聴き比べてみるのも一興かと。

HYDRA(SWEDEN)-Point Break ★★★ (2022-09-27 00:28:02)

FRONTIERS RECORDS関連で名前を見聞きしない日はないんじゃなかろうか?なダニエル・フローレス(Key)と、その15年来の友人で、主にポップ・ミュージック・シーンを主戦場にソングライターとして活動していたというヘンリック・ヘッドストロム(G)、それにSEVENTH WONDERの1st『BECOME』で歌っていた初代フロントマンのアンディ・クラヴルヤカ(Vo)らによって立ち上げられたプロジェクトHYDRAが’22年にリリースした1stアルバム。
仕事帰りに立ち寄ったCDショップでディスプレイされている本作を一目見て、アートワークのイラストのタッチといい、バンドロゴの色味(テカり具合)といい、「これは拾い物の予感」とメタル・レーダーに感あり。久々に予備知識もなんもなしにジャケ買いを敢行した作品でしたが、透明感を湛えた哀愁のメロディがキャッチーな曲調に載るOPナンバー①が流
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HYDRA(SWEDEN)-Point Break-Never Be the Same ★★★ (2022-09-27 23:35:04)

アップテンポの曲調の上でヒンヤリとした哀感を
湛えたメロディと美しいハーモニーが舞う
このバンドとこのアルバムの魅力を
端的に伝えてくれる本編のハイライト・ナンバー。
こういうキメ曲があるとアルバムが引き締まりますね。

Hanging in the Balance ★★ (2007-02-13 19:58:00)

メジャー・レーベルからドロップアウトし、まさにタイトル通り崖っぷちの状況下で'93年に発表された5thアルバム。
バンドの置かれたシリアスな状況が全く伝わって来ないジャケは酷いが、前作『THE HUMAN FACTOR』の作風を
順当に受け継いだ内容の方は相変わらず素晴しい。本作は『THE HUMAN~』よりも更にメロディ重視路線へと踏み込んだ感じで、
前作同様、リスナーを一発で虜にするようなキラー・チューンこそ収録されていないものの、
キャッチーなメロディに彩られた楽曲の数々は、聴き込んだ分だけ味の出てくるスルメ・チューン(?)ばかりなり。
個人的には、哀愁を帯びたメロディが心地良く疾走する②、中期METAL CHURCHの得意パターンとでも言うべき
ドラマチックな⑤、広島への原爆投下について歌った起伏に富んだ大作⑦、「爽やか」とさえ
表現でき
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Harlequin (2013-11-26 07:30:15)

'75年、カナダはマニトバ州ウィニペグにて、ラルフ・ジェイムス(B)とジョージ・ベランガー(Vo)らによって結成。
デモテープを制作した後、ツアーで訪れたトロントのバーで演奏している姿が、偶然その店に来ていた売れっ子プロデューサーのジャック・ダグラスの目に留まり、彼の助力もあってCBS/EPIC RECORDSとのディールが成立。'79年に1st『VICTIM OF A SONG』でデビューを飾る。
同作はカナダ国内でゴールド・ディスクを獲得するヒット作となり、以降バンドは、最高傑作と名高い2nd『LOVE CRIMES』('80年)、日本デビュー作となった3rd『ONE FALSE MOVE』('82年)、最終作の4th『HARLEQUIN』('84年)を発表。
'86年にリリースされたベスト盤を最後に解散の道を選択しているが、多くのベテラン・バンド同様、00年代に入
…続き

Harlequin-Love Crimes ★★★ (2013-11-26 22:19:39)

BOSTONの成功に端を発するアメリカン・プログレ・ハードのムーブメントの盛り上がりに、カナダより参入したHARLEQUINの最高傑作との評価を戴く、'80年発表の2ndアルバム。
AEROSMITHやCHEAP TRICKの成功にも貢献したジャック・ダグラスがプロデュースを担当してるだけあって、少々オヤジ臭い声質ながらも確かな歌唱力を備えたVo、ハードなGとポップなKeyが適切にバランスを取って展開するカラッと快活なメロハー・サウンドのクオリティは相当なもの。
甘さだけでなくHR的な骨太さをアピールする②、産業ロックの様式美というべき軽やかなKeyワークに胸躍らされる④、青空の下、オープンカー運転してる時にこんな曲がラジオから流れてきたらさぞかし気持ち良いだろうな~と思わせてくれる⑦⑨⑩等、ほんのり欧州風味の湿り気を帯びたメロディと、大陸的な爽やかさ/ノリの良さを併せ持つ楽
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Harlequin-Love Crimes-It's All Over Now ★★★ (2013-11-27 21:59:26)

カナディアン・メロディアス・ハードらしい
哀愁と躍動感が滲み出す、アルバムでも1、2を争う名曲。
バックに埋没せず、かといって出しゃばり過ぎもしない
ツボを心得たKeyの活躍ぶりが素晴らしい。

Harlequin-Love Crimes-Love on the Rocks ★★★ (2013-11-27 21:56:45)

「ポップ・バンドと舐めるなよ」との
バンドの気概が具現化したドライヴするロック・ナンバー。
それでいてメロディのフックや細かいアレンジにも
気配りが行き届いている辺り、感心させられます。

Harlequin-One False Move ★★★ (2013-11-28 23:37:31)

1st『VICTIM OF A SONG』がゴールドを、続く2nd『LOVE CRIMES』がプラチナムをそれぞれ獲得・・・と、本国カナダにおいては確固たる地位を確立するに至ったHARLEQUINが'82年に発表し、日本デビュー作ともなった3rdアルバム。
『愛は危険な夢遊歩行』なる、言葉の意味はよう分からんがインパクトは十分な邦題を付けられた本作は、再びタッグを組んだ売れっ子プロデューサー、ジャック・ダグラスとの共同作業も一層磐石なものとなり、もはや勝ち組バンドとしての風格さえ漂ってくるようです。キャッチーなメロディと心地良い疾走感とがブレンドされたOPナンバー①の素晴らしさなんて、余裕はあっても慢心のないバンドの充実っぷりを伝えてくれる名曲。
サビのリフレインが印象的な躍動感溢れる④⑦や、ハスキーなVoと哀愁振り撒くG、Keyが叙情性を増幅する⑩等、ハーモニーとメロディを
…続き

Harlequin-One False Move-I Did It for Love ★★★ (2013-11-30 00:31:44)

アルバムの幕開けに相応しいアップテンポのナンバーですが、
HR的な感触よりも、お洒落でキャッチーなノリの良さが強調されていて、
アメリカでの成功を狙うバンドの野心が透けて見える仕上がり。
いやでも、これがメロディアスで実に良い曲。
この時期のバンドの「ノリにノってる感じ」が伝わってきますね。

Harlequin-One False Move-It's a Woman You Need ★★★ (2013-11-30 00:33:40)

アルバム収録曲中、最も濃厚な哀愁を背負って
本編を締め括る名曲。透明感を湛えたKeyが
アメリカン・プログレ・ハード的な雰囲気も演出します。

Heathen's Rage (2016-06-04 08:37:25)

'83年に、ニュージャージー州はヤードビルにおいて結成。NYまで遠征してANTHRAXやOVERKILL、S.O.D.といったバンドの前座をこなす傍ら、デモテープ制作にも邁進。この時期、『METAL MASSACRE』シリーズに収録して貰おうとMETAL BLADE RECORDSに音源を送ったりしたようだが残念ながら不採用に終わっている。
マネージャーの伝手で’86年に地元のインディ・レーベルROCK DREAM(実態は町のレコード屋さん)からセルフ・タイトルの3曲入りEPを発表。これをテコに本格的なレコード契約を得ようと画策するも(既に10曲入りデモ・アルバムも用意済みだったという)、ことはそう上手く運ばず、その後メンバー・チェンジも相次いだため、80年代末期に活動停止。
彼らが残した音源は、後にマニアの間でお宝化。現在ではEPやデモテープ収録楽曲をまとめたコンピレーショ
…続き

Heathen's Rage-Heathen's Rage ★★★ (2016-06-04 08:38:11)

MANOWARの名曲“BLOOD OF MY ENEMIES”の歌詞の一節からバンド名を頂戴し、HEATHEN’S RAGEを名乗ったニュージャージー州ヤードビル出身の5人組が、'86年に発表した3曲入りEP。
「疾走感とメロディはACCEPT、ヘヴィネスはBLACK SABBATH、ドラマティックな曲展開はIRON MAIDEN、大仰さはMANOWARがお手本」とのメンバーの自己分析が正鵠を射るパワー・メタル・サウンドが非常にイカす1枚。パクリ?いやいや。これは「美味しいトコ取り」と評したい。付け加えるなら、遊びを排して直線的に畳み込むリズム・ワークはスピード/スラッシュ・メタル譲りで、全体を覆う硬質な雰囲気も、彼らが前座を務めたNYの先輩バンド達(ANTHRAX、OVERKILL他)からの影響が伺えたり。
緩急を活かして勇壮に迫り出す①、スラッシーな突破力を有する②、DI
…続き

Heathen's Rage-Heathen's Rage-City of Hell ★★★ (2016-06-06 23:06:42)

3分弱のランニングタイム(実測は4分だけど1分以上がイントロ)を
脇目も降らず突っ走るリフとリズムの猪突猛進ぶり、
シンプルにシャウトが繰り返されるサビに、やたらハイテンションなGソロ等
ノリは完全にスラッシュ・メタル。
でも豊かにメロディを歌うVoの存在がきっちり個性を主張しています。

Heathen's Rage-Heathen's Rage-Knights of Steel ★★★ (2016-06-06 22:57:06)

抑えたイントロから挑みかかるようにテンポアップする
曲展開のカッコ良さは、これぞメタルの醍醐味!
高音域の大仰な歌い回しがエリック・アダムスを思わすVoに
ドラマティックにハモるツインG等、楽曲は十分メロディックですが、
直線的に畳み込むリズム・セクションは
スラッシュ/スピード・メタルからの影響もチラ見え。
両者の組み合わせが個性にもなっています。

I AM GHOST-Those We Leave Behind (2010-10-11 01:07:07)

X-JAPANやMALICE MIZERといった日本のビジュアル系メタル・バンドからの影響も公言する、スティーヴ・ジュリアーノ(Vo)率いるアメリカはカリフォルニア州出身の5人組が、'08年に発表した2ndアルバム。
前作『LOVERS REQUIEM』は、MY CHEMICAL ROMANCE辺りに通じるスクリーモ・サウンドに乗せて、日本人好みの憂いを帯びたメロディが駆け抜けていく好盤だったが、今作では鍵盤奏者と、サイドVo兼ヴァイオリニストの女性メンバーの脱退に伴い、シアトリカルな雰囲気やゴス色が大きく後退。代わって、喉から血が出るようなスクリームや、ヘヴィ・メタリックなリフ&リズムの存在が強調され、前作に比べストレートさを増した作風は、随分とアグレッシブ。
尤も、全編を彩るお耽美なメロディの魅力に鈍りは全くないし、何より、スティーヴが作り出す哀しくもキャッチーな歌メロの
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I-TEN (2013-02-07 22:28:02)

'81年、パット・べネターのアルバム『PRECIOUS TIME』制作に関わり知己を得たことを切っ掛けにコンビを結成。マドンナの“LIKE A VIRGIN”、シンディ・ローパーの“TRUE COLORS”、BANGLESの“ETERNAL FLAME”、ホイットニー・ヒューストンの“SO EMOTIONAL”etc・・・と、枚挙に暇がない程の大ヒット曲を次々に生み出していった80年代を代表するヒット・メイカー、トム・ケリーとビリー・スタインバーグが立ち上げたAOR/産業ロック・プロジェクト。
HR/HMファン的には、本作収録の“ALONE”を後にHEARTがカヴァーして、全米№1ヒットさせたことがトピックでしょうか?

I-TEN-Taking a Cold Look ★★★ (2013-02-07 22:16:25)

マドンナの“LIKE A VIRGIN”を筆頭に、数々の全米№1ヒット・ソングを手掛けた作曲家コンビ、トム・ケリー(Vo、G、Key)とビリー・スタインバーグ(Vo、G)の立ち上げたメロハー・プロジェクトが、'81年に発表した最初で最後のアルバム。
キース・オルセン、スティーヴ・ルカサー、ジェフ・ポーカロ、アラン・パスカetc・・・と、それまで彼らが培って来た人脈をフル活用して召集した一流どころのプロデューサー/ミュージシャンの力を借りて制作されているだけあって、質の高さは折紙付きの本作ですが、やはり何よりも注視すべきは、トム&ビリーが作り出すメロディの魅力。
OPナンバー①の憂いを帯びたサビメロの絶妙さを聴いただけでも本編にグッと惹き込まれてしまいますが、以降も、後にHEARTがカヴァーして大ヒットさせた③、REO SPEEDWAGONEが取り上げた⑥等、「流石、売れっ子ラ
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I-TEN-Taking a Cold Look-Alone ★★★ (2013-02-09 22:10:00)

素晴しい曲なのは間違いないですが、
HEARTバージョンと比べると、
やや地味な印象は否めないかな?
このアルバムでは隠れた佳曲といった趣きですが
聞き比べてみるのも一興かと。

I-TEN-Taking a Cold Look-I Don't Want to Lose You ★★★ (2013-02-09 22:06:53)

REO SPEEDWAGONEが『THE HITS 1973-1988』で
この曲をカヴァーしていますが、さすが良い所に目をつける。
コーラス部分のツインVoアレンジと、メインのサビメロを歌う
ハイトーンVoが醸し出す哀愁に聴き惚れてしまいます。

I-TEN-Taking a Cold Look-Taking a Closer Look ★★★ (2013-02-09 22:00:54)

OPナンバーにしてアルバムのハイライト。
ポップでキャッチーでノリが良く、
且つ心を捉える憂いを帯びた歌メロからは
「大ヒット曲」並の貫禄と聴き応えが
感じられる名曲です。

I.N.C.-RAZORBACK ★★ (2007-11-08 21:35:00)

アメリカはコネチカット州出身で、BがVoも兼任するツインG編成の4人組スラッシュ・メタル・バンド、
I.N.C.ことINDESTRUCTION NOISE COMMANDが、'88年に発表した1stアルバム。
いきなり8分以上もある①(バンド名を冠したテーマ曲でもある)で幕を開けるという、デビュー作にしては
かなり大胆な構成を取ってる本作。①以降も5~8分台の楽曲が並び、全8曲でトータル・ランニング・タイムが50分を
超える大作主義に、このバンドの旺盛なチャレンジ精神が伺える・・・というよりも、単にMETALLICAの名作
『MASTER OF PUPPETS』に影響を受けただけなんだろうなぁ、多分。
とは言え、『MASTER~』に比べると、欧州風味の流麗なメロディや、様式的な構築美といった要素はそれ程でもなく、
むしろ、暗さや湿り気を排した音作
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I.N.C.-RAZORBACK-RAZORBACK ★★★ (2007-11-08 21:52:55)

1stのアルバム・タイトル・トラック。
劇的なイントロで掴みはOK。乾いた音像のもと、
歯切れ良く刻まれるカリカリのGリフ、派手に動き回って曲に
アクセントを加えるB、ダイナミックな曲展開を支えるDs、
メロディアス且つスリリングなソロを聴かせるG、
ややフラット気味だがキャッチーなメロディを歌うVo・・・と、
バンドの持ち味が上手く活かされた、
7分以上の長尺を飽きさせる事なく聴かせきる名曲。

IAN GILLAN-Toolbox ★★★ (2019-04-10 00:14:08)

イアン・ギラン再評価の機運が高まっていた時期でさえ、DEEP PURPLEの迷作『紫の聖戦』の直前に発表されている本作にはなかなか手が伸びなかったというのが正直なところ。しかしギラン本人の自信に満ちたご尊顔が鎮座ましますジャケットには久々に「GILLAN」のロゴマークが復活していますし、参加メンバーは、日本では後にHEARTLANDでの活動で人気を博すスティーヴ・モリス(G)、元STARSHIPのブレット・ブルームフィールド(B)、そしてドラマーは何とY&Tのレオナード・ヘイズとな。これが決め手となり購入を決意してみれば、期待通り(参加面子の顔触れに見合った)大変素晴らしい内容だったという。
貢献度の高さでは群を抜くスティーヴがセンスフルなGプレイを滑らかに閃かせ、リズム隊がエッジと疾走感を注入する楽曲を得て、主役たるギランが気合の入ったシャウトを随所で炸裂させまくっているのですか
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IAN GILLAN-Toolbox-Candy Horizon ★★★ (2019-04-10 23:51:03)

スティーヴ・モリスの奏でるイカしたGリフと、疾走するリズムの上に、
ギランが目の覚めるようなシャウトを織り交ぜつつ、哀愁の絡みつく
歌メロの乗っけていく、新生GILLANの魅力の粋を結集したかの如き名曲。


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