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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 2951-3000
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JOHNNY LIMA-Shine On-My Country 'Tis of Thee ★★★ (2018-03-11 23:59:45)
キラキラなシンセと乾いた哀愁、それに分厚いハーモニーに
くるまれたサビメロのフックの効き具合が全く以てお見事な、
2ndアルバムのハイライト・ナンバー候補でもある
メロディアスHRなんばー。
JOHNNY LIMA-Shine On-Star ★★★ (2018-03-12 00:03:38)
イントロだけで出来栄えの良さが確信できる、
ドラマティックな盛り上がりっぷりに
胸打たれるロッカ・バラードの名曲。
一緒に歌わずにはいられないキャッチーなコーラスは、
80年代だったら会場中でライターの火が一斉に揺れていたはず。
JON LORD (2013-01-19 00:53:31)
いつの間にか『BEFORE I FORGET』の
国内盤が再発されていて驚いた。
しかも最新リマスター、ボーナストラック、歌詞、対訳、
ニール・マーレイによる解説付きで、
値段はたった¥1500ぽっきりですよ、お客さん。
JON LORD-Before I Forget ★★★ (2012-07-17 22:01:47)
WHITESNAKE在籍時代のジョン・ロードが多数のゲストを迎えて制作、'82年に発表した・・・確か3枚目ぐらい?のソロ・アルバム。(邦題は『時の過ぎゆくままに』)
嘗て、コージー・パウエル関連作品を片っ端から買い集めてた時に行き当たったアルバムなのですが、コージー参加曲は②のみに留まり、作品自体、HMはおろかHRとすらかなりの距離を感じさせる内容。
にも関わらず、これまで「買って損した」等とは一度として思った事がないのは、そのコージー参加の②が、余りに特徴的で破壊力抜群な彼のドラミングと、ジョン・ロードの華麗なKeyが激しく火花を散らすハード・ロッキンな名曲であること、それに何より、全編を豊潤に彩る叙情メロディの抗い難い魅力ゆえでしょうか。
特に、美しい女性コーラスが楽曲の持つ幻想性を一層増幅するアルバム表題曲⑤、泣きのG(ミック・ラルフスの名演!)と、ヴィッキー・ブ
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JON LORD-Before I Forget-Bach Onto This ★★★ (2009-08-29 21:13:26)
バッハの“トッカータとフーガ"の旋律で幕を開ける、
8分に及ぶクラシカル&プログレッシブなインストの大作ナンバー。
全編を華麗に彩る、攻めの姿勢を持ったジョン・ロードの
Keyプレイがたまらなくカッコイイ。
JON LORD-Before I Forget-Before I Forget ★★★ (2009-08-29 21:01:00)
リッチー・ブラックモアがRAINBOWで演りそうな
美しく幻想的な雰囲気を漂わせたハーフ・インスト・ナンバー。
サビ部分を彩る、PINK FLOYD等との仕事で知られる
サム&ヴィッキー母娘の可憐なコーラス・ハーモニーが印象的。
JON LORD-Before I Forget-Say It's All Right ★★★ (2009-08-29 21:03:53)
ヴィッキー・ブラウンのエモーショナルな歌声に
どっぷりと酔いしれる、ソウルフルなバラード。
BAD COMPANYから客演している、ミック・ラルフス入魂の
泣きのGソロも涙腺を刺激してくれます。
JON LORD-Before I Forget-Tender Babes ★★★ (2009-08-29 21:17:54)
静謐なイントロを豪快にブチ破る、コージー・パウエルの
破壊的なドラミングに総毛立つ。(あと余りに特徴的過ぎてちょっと笑う)
イントロに限らず、終始ジョン・ロードのKeyとコージーのDsが
火花を散らしまくるスリリングなインストの名曲。
JON LORD-Before I Forget-Where Are You ★★★ (2009-08-29 21:10:52)
個人的にはアルバムで最も好きなナンバー。
アルコール焼けしたちょいしゃがれ気味の
エルマー・ガントリーの渋い歌声に絡む、
ジョン・ロードの流麗で包み込むような優しさに満ちた
Keyの調べを聴いてるだけでもう泣けてくる絶品のバラード。
星三つじゃ足りません。
JONO (2018-03-07 00:38:47)
スタジオ・ワークを中心にアレンジャー/マルチ・プレイヤーとして活動していた、スウェーデン人ミュージシャンのヨハン・ノービー(Vo)により立ち上げられたバンド。当初は自身の演りたい音楽を追求するソロ・アルバム制作(’06年にリリース)のためにメンバーを集めただけだったが、確かな手応えを得たことから正式にバンド化。'13年に1st『REQUIEM』を、'15年に2nd『SILENCE』を地元のインディー・レーベルから発表。
その2作が好評を博したことからイタリアのFRONTIER RECORDSと契約を交わし、’17年発表の3rd『LIFE』で晴れて日本デビューを飾った。
JONO-Life ★★★ (2018-03-07 00:41:03)
ヨハン・ノービー(Vo)率いるスウェーデンの6人組が、'17年に発表した3rdアルバムにして日本デビュー作。邦題は『ライフ~華麗なる生涯』(別にコンセプト作ではない模様)。
雑誌等での高評価に興味を引かれて「どれほどのもんか」と購入してみれば、なるほど、こいつは確かにエクセレントな出来栄えですよ。ツインGにKey奏者を擁する大所帯編成を活かして奏でられるのは、重厚にしてスケールの大きなメロディアスHRサウンド。初期QUEENからの多大なる影響を伺わせるオペラティックな曲展開に、芝居掛かった熱唱を披露するヨハンのVo、気品漂わすピアノの美旋律、そして北欧メタルならではの…もっと言うとミカエル・アーランドソンに通じる悲哀に満ちたメロディが冷ややかな彩りを添える楽曲は、こっちの泣きのツボを知り尽くし的確に押してくるかのような、《押せば命の泉湧く》浪越徳治郎ばりのゴッドハンドぶり。
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JONO-Life-Crown ★★★ (2018-03-07 23:43:52)
モダンなアレンジを取り入れつつ、導入部からサビへ向かって
徐々に視界が開けていくような絶妙なメロディ展開に胸がザワつきます。
その盛り上がりが頂点に達するブリッジ・パートなんて
「たまんねぇな、オイ!」と膝を打ってしまいましたよ。
JONO-Life-No Return ★★★ (2018-03-07 23:38:21)
ポロポロと奏でられるピアノが効果的に
フィーチュアされているのと、タメを効かせて
ドラマティックに盛り上がっていく曲展開せいか、
この曲に関しては「北欧メタル風味の泣きと哀愁が大増量されたSAVATAGE」
との趣きを感じたり。つまり最高ってことですかね。
JONO-Life-The March ★★★ (2018-03-07 23:32:55)
アルバムのラストを哀しく、儚い余韻を残して締め括る
泣きの名バラード。囁くように、感情を振り絞るように
歌うヨハン・ノービーの絶品のVoが楽曲が持つ悲哀を
より一層引き立ててくれています。ピアノの美旋律が
VIPERの名曲“MOONLIGHT”のことを思い出させたりも。
JORN-Starfire ★★★ (2021-12-09 01:07:57)
THE SNAKESに関わった90年代末ぐらいからか。日本のHR/HMファンの間でも「どうもノルウェー出身の凄いシンガーがいるらしい」と徐々に噂になりつつあったタイミングで、ヨルン・ランデ(Vo)がリリースした初めてのソロ・アルバム(’00年)。その門出を祝うべく、ロニー・ル・テクロ、トゥーレ・オストビー、ラルフ・サントーラ&シェーン・フレンチ等々、ヨルンがフロントマンを務めたVAGABOND、THE ARK、MILLENIUMといったバンドの面々がゲスト参戦して華を添えてくれています。
ソロ・アルバムといっても、書下ろしの新曲5曲、カヴァー5曲の全10曲からなる内容は若干変則的。ソロ・シンガーとしての表現欲求に突き動かされて作り上げたというよりは、「自分、こんな色々なタイプの楽曲が歌いこなせます!今後ともヨロシク!」ってな、HR/HMシーンに向けたプレゼン的な性格が強めに感じられ
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JORN-Starfire-Starfire ★★★ (2021-12-10 00:53:49)
ミドル・テンポで、OPナンバーらしい派手さには欠けるのですが
だからこそ「ハイトーン出せます」程度では絶対に歌いこなせない、
シンガーに高い技量が求められる楽曲であり、これを冒頭に持ってくる辺り、
ヨルンの自らの歌声に対する自信の程が伺えますよ。
JOSHUA-Intense Defense ★★★ (2023-10-06 00:02:20)
名バラード“NOVEMBER IS GOING AWAY”でメロディ愛好家達から涙をカツアゲしたジョシュア・ペラヒア(G)率いるJOSHUAが、80年代半ばに知己を得たドン・ドッケン&ディーター・ダークスの勧めを受け、LAからドイツへと渡ってレコーディングを行い89年に発表した3rdアルバム。(本作のみ国内盤が「ヨシュア」表記に)
ドイツに拠点を移したからといって今更パワーメタル化する筈もなく。本作で披露されているのは前2作の流れを汲む、煌びやかなKeyと分厚いハーモニーに彩られたメロディアスHR。ジョシュアも得意のアーミングを有用した、キラキラと鱗粉をまき散らすようなGプレイをもってアルバム全編を生き生きと躍動。ロブ・ロック(Vo)という強力な相棒を得たことで、そのサウンドはより一層ブラッシュアップされた印象で、特に爽やか&キャッチーな②、歯切れ良く弾む曲調と哀愁のメロディのコン
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JOSHUA-Intense Defense-I've Been Waiting ★★★ (2023-10-09 01:09:02)
ロブ・ロックの伸びやかな歌唱と、ジョシュア・ペラヒアの
テクニカルに煌めくGプレイを生かしたハードポップ・チューン。
特にキャッチーでありつつ、ふとした拍子に哀愁も薫る
メロディ展開の妙にジョシュアの非凡な才能が伺えます。
JOSHUA-Surrender ★★★ (2012-09-19 22:32:35)
ソロ・パートにおいて垣間見えるどこかエキゾチックなメロディ・センスと、強引な速弾きとを武器にするジョシュア・ペラヒアのGプレイ、そして泣きの名曲“NOVEMBER IS GOING AWAY”の存在で日本のHR/HMファンのハートを鷲掴みにしたJOSHUAが、メンバーを総とっかえして'85年に発表した2ndアルバム。
日本での高評価が耳に入ったのかどうか、よりギター・オリエンテッドで日本人好みの叙情HRサウンドへと軌道修正が図られている本作。それでも「速弾きギタリストを擁するバンドの作品」と聞いて想像される音楽性とは、かなり隔たりのある作風であることに変わりはないのですが、前作において目立ちまくっていたKey奏者やベーシストが脱退、新たに加わったメンバーが脇役に徹してジョシュア・ペラヒアの存在を盛り立てる演奏に終始しているため、内容(とバンドとして)のまとまりの良さに関しては前作を
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JOSHUA-The Hand Is Quicker Than the Eye ★★ (2008-07-27 18:14:00)
LA出身の速弾きギタリスト、ジョシュア・ペラヒア率いるJOSHUAが、'82年に発表した1stアルバム(邦題は『旋風』)。
速弾きギタリストの作品と言っても、イングヴェイのようなネオ・クラシカル路線とも、シュプネラル系のHM路線とも
異なり、その作風は、甘く爽やかなメロディを大々的にフィーチュアした、キャッチーなハード・ポップ路線。
切ないメロディを歌うVoと、心の琴線を揺さぶる繊細なGプレイが、猛烈な哀愁を発散する泣きの名バラード
“NOVEMBER IS GOING AWAY"を収録し、メロディ愛好派のリスナーを虜にした事で知られる本作なれど、
実は、そうしたノリの楽曲はどちらかと言えば少数派ゆえ、メロメロに泣きまくる作風を期待すると、肩透かしを
食う事になりかねないので注意が必要かも。“SHE'S GONE"という珠玉の名バラードを収録しつつも、
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JOSHUA-The Hand Is Quicker Than the Eye-November Is Going Away ★★★ (2008-07-27 18:23:52)
少々頼りないが、甘い声質で感傷的なメロディを歌うVo、
繊細且つ表情豊かな演奏で聴く者の胸を締め付けるG、
楽曲の華やかさ/可憐さを増幅するKeyの素晴しい仕事っぷりが
キラリと輝く、JOSHUAが誇る泣きの名バラード。
JOURNEY-Arrival ★★★ (2010-12-12 02:32:42)
バンドを去ったペリー&スミスのWスティーヴの後任として、TYKETTO~TALL STORIESのスティーヴ・オウジェリーと、名手ディーン・カストロノヴォを加入させ体勢を立て直したJOURNEYが、'00年に発表した11thアルバム。
レコード会社が11曲収録を提案したのに対し、メンバーは13曲収録を主張。結局バンド側の意見が通り、日本盤はボーナストラックを含めて全14曲を収録、ランニング・タイムは70分弱とボリューミーな内容と相成った本作だが、実際に聴いてみるとこれが不思議と中弛みを余り感じない。ゆったりとしたテンポの楽曲を中心に固められた作風は前作同様ながら、にも関わらずダレた印象がそれほどでもないのは、若々しいオウジェリーの歌声が、本編に溌剌とした空気を運んでくれているからか?
開巻早々に勝負あった!となる①②③の強力な畳み掛け、アダルトでメランコリーなバラード⑤や、二
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JOURNEY-Departure ★★ (2010-11-28 18:26:52)
爽快/ポップ/キャッチーと三拍子揃った「これぞJOURNEY!」な超名曲①“お気に召すまま”で幕が開く、俗に言う「JOURNEY出世三部作」の最終章にして、その集大成的内容を誇る'80年発表の6thアルバム。
スティーヴ・スミスがノリ良く叩き出す軽快なリズムに、ヨーロピアンHR調の暗さや重さが払拭され一気に垢抜けたメロディ、そしてケヴィン・エルソンが手掛けた乾いた質感のサウンド・プロダクション等、ポップさ、キャッチーさ、それに都会的な洗練の度合いを大幅に増した本作は、例えば、本編後半に配置された3部構成からなる組曲⑨~⑪の流れにしても、大仰さやプログレ色は皆無で、さらりと聴き通すことが出来るというコマーシャル仕様。よく言われるように「大多数のHR/HMファンが、JOURNEYと聞いて想起する音楽スタイルは本作をもって確立された」・・・というのは正にその通りだと思う。
正直なと
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JOURNEY-Eclipse ★★★ (2011-07-02 10:38:30)
アーネル・ピネダ(Vo)参加2作目となる'11年発表の14thアルバム。
日本盤にはボーナス・トラックとして名曲“DON'T STOP BELIEVIN'”のライブ・バージョンが収められているのだが、これ聴いて観衆のあまりの熱狂っぶりビックリ。どうやら同曲がドラマ主題歌に採用されリバイバル・ヒットとなった事に起因しているらしいのですが、改めてJOURNEYがそこらの懐メロ・バンドとは一線を画す存在であることを実感した次第。
また、こうしたファン層の若返りはバンド側にも相当の自信をもたらしたようで、それがアルバムのクオリティにもしっかりと反映されるという好循環。ニール・ショーン(G)がインタビューで「前作よりハードな作品にしたかった」とか答えてるのを読んだ時は嫌な予感もしましたが、実際に聴いてみれば、清涼で爽快で壮大な哀メロの海に頭から爪先までどっぷりと浸れる、どこ切っても10
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JOURNEY-Eclipse-Chain Of Love ★★★ (2011-07-03 00:55:40)
零れ落ちるように奏でられるジョナサン・ケインの
Keyの上に、アーネル・ピネダの明度の高い歌唱が乗る、
澄んだ哀愁を湛えたイントロだけで掴みはOK。
重厚なディーン・カストロノヴォのドラミングをフィーチュアして
力強く、壮大に盛り上がっていく以降の展開も素晴しい。
JOURNEY-Eclipse-Edge Of The Moment ★★★ (2011-07-03 01:04:30)
ある意味、バンドの2ndボーカリストと言っても
過言ではない、印象的且つエモーショナルに歌う
ニール・ショーンのGが存在感を発揮した名曲。
JOURNEY-Eclipse-Resonate ★★★ (2011-07-03 01:01:21)
個人的にはアルバム『ECLIPSE』のハイライトを飾る
悲哀のドラマに満ちたHRナンバー。
アーネル・ピネダが情感豊かに歌い上げる、
あまりに物悲しいサビメロが涙腺に沁みて困ります。
JOURNEY-Escape ★★★ (2010-12-02 21:42:56)
'81年にリリースされ、JOURNEYに初めて全米チャート№1の栄冠をもたらした、ファンからも次作『FRONTIERS』と並び「バンドの最高傑作」と評価の高い7thアルバム。個人的に、AOR/産業ロックと聴くと本作のサウンドのことが真っ先に頭に思い浮かびますね。
Key奏者としてのみならず、ソングライターとしても類稀なる才能を誇るジョナサン・ケインが新メンバーとして加わった事で、前作『DEPATURE』にて確立されたJOURNEYならではの音楽性に一層の磨きが掛かり、よりポップに、よりキャッチーに、よりメロディアスに聴き易さを増した本作は、例えば軽快なロックンロール路線の楽曲にしても泥臭さは皆無で、徹底してお洒落で洗練された都会的な雰囲気が漂う。これはやはり、脇に回ってアレンジの一部としての機能を優先する(前任のグレッグ・ローリーとは資質の異なる)ジョナサンのKeyワークと、その彼
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JOURNEY-Freedom ★★★ (2023-01-13 01:08:33)
JOURNEYが11年ぶりに発表した待望のニュー・アルバム。…なんですけども、全16曲収録(日本盤のみのボートラ含む)、ランニング・タイム70分オーバーという、ウチの近所の国道を行きかってる土建屋トラックも顔負けの過積載っぷりにいきなりテンション・ダウン。こっちとしては8曲入り程度のボリュームで構わないので、5年に1枚ぐらいのペースでアルバムをリリースしてくれた方が嬉しいんだけどなぁと。
尤も、今回はコロナ禍に加えて、ロス・ヴァロリー&スティーヴ・スミスの解雇というバンド内部のゴタゴタが重なってしまった止む得ない事情があったことは重々承知しておりますし、何より、ニールの伸びやかなG、叙情性と透明感を増幅するジョナサン・ケインのKey、それに上手いVoとに彩られた優れた楽曲を揃えて、聴き手に「待った甲斐はあった」と思わせるクオリティの作品をちゃんと提供してくれる辺りは流石JOURNE
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JOURNEY-Frontiers ★★★ (2010-12-03 22:59:06)
HR/HMに興味がなくとも一度は耳にした事があるであろう、印象的なイントロで幕が開く“SEPARATE WAYS”と、美しく温もりに満ちたバラード“FAITHFULLY”というJOURNEY史上屈指の名曲2篇を収録。マイケル・ジャクソンの『THRILLER』に阻まれ全米チャート№1の座こそ獲得ならなかったものの、全世界で1000万枚以上の高セールスを記録し、多くのファンから「バンドの代表作」と太鼓判を押される'83年発表の8thアルバム。
雄弁且つメロディアスに歌う表情豊かなG、ノーブルな美声を活かしてソウルフルに歌い上げるVo、透明感溢れる音色で楽曲をスペーシーに彩るKey、センスの良さを感じさせるフレーズを随所で閃かせるB、そしてタイト&キャッチーなDsとが一体となって生み出される、JOURNEYならではの都会的な洗練を施されたメロハー・サウンドは益々円熟味を増し、既に王者とし
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JOURNEY-Generations ★★ (2010-12-18 00:17:53)
バラードばかり要求される状況にうんざりしたJOURNEY――というか二ール・ショーン(G)――が、敢えてHRテイストを強調して作り上げたという(飽くまで「彼らにしては」だけど)、'05年発表の12thアルバム。
但し、些か力み過ぎたのかその手の楽曲はややメロディが弱く、また、力んで歌っても常に透明感を失わない非常にAOR/産業ロック向きの声質を備えている反面、ハードな楽曲を歌うには馬力不足なスティーヴ・オウジェリーというシンガーの資質もあり、本作に対するファースト・インプレッションは余り芳しいものではなかった。
バンド側もそれは承知で、アップテンポの楽曲は二ールやロス・ヴァロリー(B)、ディーン・カストロノヴォ(Ds)にリードVoパートを割り振っているのだが、今度はそれが本編の統一感を欠き、やや散漫さを感じさせる要因に繋がってしまっているのだから、ままならぬというか何と言うか
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JOURNEY-Infinity ★★★ (2010-11-26 23:20:40)
アメリカン・ロック・シーン指折りの実力派シンガー、スティーヴ・ペリーが遂に加入。これまでのインスト・パート重視のプログレ路線から、ペリーの類稀なる歌声をサウンドの中心に据えた、ポップでコマーシャルなメロディアスHR路線へと方向転換が図られた、'78年発表の4thアルバム。
所謂「JOURNEYサウンド」の基礎が形作られ、全米だけで300万枚以上の売り上げを記録、その後の大躍進の先駆けともなった本作は、実際、儚くも美しい感動的な名バラード⑤を筆頭に、「これぞJOURNEY!」と唸らされる楽曲の数々を収録しているわけだが、その一方で、ヨーロピアン風味の暗さと叙情性を湛えたメロディに、名手エインズレー・ダンバーの重厚なドラミングの存在もあって、作品全体としては、未だ産業ロック的な色合いはさほど感じられなかったりもする。
但し、重たいショットで楽曲の輪郭線を太く縁取るDsに乗って、フ
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JOURNEY-Raised on Radio ★★ (2010-12-08 23:23:10)
サクセスの代償としてメンバー間のパワー・バランスが崩れ自壊への道を転げ落ちていくのは、古今東西、有名バンドが一度は通る道なわけだが、無論JOURNEYもその例外ではなく、『ESCAPE』『FRONTIERS』のメガヒットと引き替えにラインナップが崩壊。ロス・ヴァロリー(B)とスティーヴ・スミス(Ds)が去り、あとに残った二ール・ショーン(G)、スティーヴ・ペリー(Vo)、ジョナサン・ケイン(Key)がセッション・ミュージシャンを雇って制作、'86年にリリースされた9thアルバム。(一部楽曲にはスティーヴ・スミスも参加しているのだとか)
JOURNEYの殆どの楽曲は、元々ショーン/ペリー/ケインの3人によって書かれているので、理屈からすればリズム隊が脱退したからと言って音楽性に大きな変化はない筈なのだが、いやにファンキーに跳ねるBといい、淡々とリズムをキープするこじんまりとしたDsと
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JOURNEY-Revelation ★★★ (2010-12-19 01:12:51)
STYX、KANSAS、BOSTON・・・と、嘗ての同期バンドが軒並みセミ・リタイア状態に甘んじている中、唯一、定期的に新作をリリースし、尚且つそれらの作品が確かなクオリティと一定以上の商業的成功を収めているという、現役感バリバリの活動を続け気を吐くJOURNEY、'08年発表の13thアルバム。(本作も全米チャート初登場第5位にランクイン)
今回より、四代目フロントマンとしてフィリピン出身の新人アーネル・ピネダが加入。しかもこれが頭に「超」を付けたくなる程の逸材で、若き日のスティーヴ・ペリーを思わせる伸びやかなハイトーンと、スティーヴ・オウジェリーばりの張りと艶を併せ持った歌唱がメチャ強力。のみならず、その歌声は歴代シンガーの誰よりもHR向きの「熱さ」を宿しているという隙のなさ。
この若き逸材獲得に触発されたのか、アルバム自体もメロウな味わいの『TRYAL BY FIRE』
…続き
JOURNEY-Revelation-After All These Years ★★★ (2008-11-08 17:25:53)
個人的にも、この曲は今年のベスト・チューン候補。
どこまでも真っ直ぐに伸びていくVo、透明感と叙情性に満ち溢れたKey、
そしてエモーショナル極まりないGが紡ぎ出す哀メロの洪水に、
通勤中に初めて聴いた時は「ぎょえ~、これは堪らん!」と、
身悶えを抑えるのに一苦労でした。やはりJOURNEYは凄い。
JOURNEY-Trial by Fire ★★★ (2010-12-07 23:16:05)
『RAISED ON RADIO』('86年)を最後に活動休止状態にあったJOURNEYが全盛期のメンバーで再結集。'96年にリリースされるや、HR/HM冬の時代真っ只中にも関わらず全米チャート初登場第3位という好成績をマークし、世間に「JOURNEY健在!」を印象付けた復活アルバム。
一音入魂でGをエモーショナルに歌わせる二ール・ショーン、加齢により艶は薄れても、ソウルフルな表現力と節回しは健在のスティーヴ・ペリー、透明感と叙情性を湛えた音色で楽曲に絶品の彩りを加えるジョナサン・ケインのKey等、メンバーのすこぶる強力なパフォーマンスをフィーチュアした都会派メロハー・サウンドは、10年に及ぶブランクの長さを全く感じさせることなく、むしろ前作『RAISED~』以上に全盛期のJOURNEY節の美点を余すところなく継承。何より、ポップでロマンティック、アダルト且つ瀟洒な雰囲気漂わす楽曲
…続き
JUGGERNAUT ★★ (2009-09-08 21:50:00)
'80年代初頭、テキサス州はサンアントニオにてハーラン・グレン(Vo)が中心となって結成される。
元々はKAMIKAZEというバンド名だったらしいが、ハーランのオカンのアイデアを採用してJUGGERNAUTと改名。
『METAL MASACRE Ⅶ』に楽曲を提供する等して知名度を高め、'86年にMETAL BLADE RECORDSより
1st『BAPTISM UNDER FIRE』を発表、レコード・デビューを飾っている。
現在では、凄腕ドラマーとして勇名を馳せるボビー・ジャーゾンベクが世に出る
切っ掛けになったバンドとして知られるが、ボビー以外にも、RIOT休止中のマーク・リアリと一緒に
NARITAをやっていたメンバーが在籍していたりと、何かとRIOTとは縁の深いバンドである。
活動後期にはSACRED REICH~MACHINE HEADの
…続き
JUGGERNAUT-Baptism Under Fire ★★ (2009-09-08 21:51:00)
日本のHR/HMファンからはRIOTのメンバーとして親しまれ、現在ではロブ・ハルフォードも一目置く凄腕として
世界的な知名度を誇る名ドラマー、ボビー・ジャーゾンベクのキャリアの出発点となった、テキサス州は
サンアントニオ出身の4人組スラッシュ・メタル・バンドが'86年に発表した最初で最後のフル・アルバム。
プログレッシブ・ロックからの影響を垣間見せる、複雑且つ緊張感に満ちた曲展開を備えたテクニカルな
スラッシュ・メタルを演っており、派手に動き回るB(かなり良い仕事してます)と共にボトムを支えるボビーのDsは、
この時点で既に一級品。力強さと手数の多さを併せ持った彼のドラミングが、その完成度を数段引き上げている
②のような楽曲を聴くと、「やはり巧い人は昔から巧いんだなぁ~」と、感心させられること請け合い。
尤も、いくらリズム隊がサウンドを引き締めよ
…続き
JUGGERNAUT-Baptism Under Fire-Cut Throat ★★ (2009-09-12 18:05:26)
複雑な事をやろうとすると、
冗長さが気になってしまうこのバンドだが、
こういう小細工なしの突撃スラッシュ・チューンは、
ボビーのDsの威力もあって単純にカッコイイ。
JUGGERNAUT-Baptism Under Fire-Impaler ★ (2009-09-08 21:55:18)
エリザベート・バソリー伯爵夫人を題材に採ったナンバーらしいが、
何度聴いても「ピンクパンサー」のテーマ曲の
スラッシュ・メタル・バージョンにしか聴こえないんだよなぁ。
カッコイイし、好きな曲だけどね。
JUNKO-So Deep ★★★ (2024-03-27 22:58:33)
「人に歴史あり」ということで、個人的に杉田かおるとごっちゃになって時々混乱する三原順子が、《SINGER JUNKO DEBUT!》なる帯惹句を引っ提げてJUNKO名義で’85年に発表した10枚目のソロ・アルバム。
「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディ」の名台詞で知られる『3年B組金八先生』のスケバン役で注目を集めた不良性感度ゆえか、はたまた歌謡アイドル路線に行き詰まりを感じたからか、ここではイメチェンを図って本格HR/HMサウンドに挑戦。リリース当時BURRN!!誌でもレビューされていて「曲は〇、歌が×」と40点食らっていましたが、この時既に2桁に達する作品を世に送り出して来た実績の持ち主だけあって歌唱力は安定。多少の生硬さはあれど、甘いアイドル声とは異なるドスの効いたハスキーVoもこのスタイルに合っています。
それに何より楽曲が良い!Gを弾いているのが無名時代の松本孝弘で
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JUNKO-So Deep-Hurry Over ★★★ (2024-03-28 23:41:09)
44 MAGNUMの広瀬さとし提供曲。
オラオラと肩で風切るような曲調に、
JUNKOのハスっぱなスケバンVoがマッチしています。
JUNKO-So Deep-I believe So ★★★ (2024-03-28 23:53:42)
作曲はハワード・キリー…って誰?(シンガー/ソングライター河井拓実の変名らしい)
ドラマティックなイントロだけで期待感を煽ってくれますが
実際、堂々たるJUNKOの歌唱、松本孝弘の泣きのGをフィーチュアして
パワフルに盛り上がっていく名曲に仕上がっています。
JUNKO-The Splendor ★★★ (2024-04-03 23:37:51)
JUNKO名義2作目であり、三原じゅん子の歌手活動の取りあえずの一区切りとなった’86年発表の11thアルバム。
《ぶっ飛んで下さい。ロック遊女。》という帯惹句と、ジャケットを飾る和服を着崩したJUNKOの艶姿を見ると早くも迷走の気配がビンビンですが、10th『SO DEEP』に引き続いてB’z結成前の松本孝弘(G)が全面参加。鳴瀬喜博(B)、そうる透(Ds)、大平勉(Key)らがバックを固め、作曲陣にもハワード・キリー(河井拓実の変名)やAROUGEの福田純&橘高文彦(マネージメントが同じだった関係でツアーにも帯同していた模様)が名を連ねる等、基本的には前作で披露されたHR/HM路線を踏襲した仕上がりとなっています。
但し“WIRE ROCK”のようなゴリゴリのHMナンバーが姿を消し、煌びやかなシンセのフィーチュア度が格段に高まったサウンドは、80年代らしくよりゴージャスな
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JUNKO-The Splendor-Dead Or Alive ★★★ (2024-04-05 00:20:37)
橘高文彦提供の秀逸な疾走ナンバー。
とはいえゴリゴリにヘヴィ・メタリックということはなく
適度にKeyも効かせたゴージャスな仕上がりなのが時代を感じさせますね。
松本孝弘もフラッシーなGプレイで華を添えてくれています。
JUNKO-The Splendor-Lay Me Down ★★★ (2024-04-05 00:27:11)
胸を打つ哀愁のメロディとJUNKOのエモーショナルな歌唱が映えるバラード。
怖いもの見たさで聴き始めたら、普通に実力派シンガー然とした歌いっぷりで吃驚でしたよ。
松本孝弘の泣きのGも楽曲をドラマティックに盛り上げてくれています。
JURASSIC JADE-Gore ★★ (2007-06-30 01:46:00)
特異な個性を誇る日本のベテラン・スラッシャー、JURASSIC JADEが'89年に発表した1stフル・アルバム。
現在では幅広いラウド・ミュージックからの影響を取り入れた、深遠なサウンドを披露している彼らだが、
この頃はバリバリにファストでピュアなスラッシュ・メタル・バンド。
ガリガリと刻まれる殺傷力満点のリフの数々や、緩急をしっかりと織り込んで畳み掛けてくる曲展開なんかは
SLAYERからの影響を伺わせるものの、とても女性・・・いや、人類のモノとは思えぬHIZUMIの壮絶なVoや、
勢いだけでなくカッチリと構築されたNOBのGソロ、そして日本語詞による唯一無二の歌詞世界といった要素を聴けば、
JURASSIC JADEが単なるSLAYERのフォロワーなどではなく、独自のサウンド・スタイルを確立した
スラッシュ・メタル・バンドであることが良く判
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JURASSIC JADE-黒い果実 the Early Years 1985-1988 ★★ (2009-02-08 18:59:00)
『LIVE AT EXPLOSION』('85年)、『A CRADLE SONG』('86年)、『WAR OF PROXY』('87年)という3枚のEPに、
蔵出しのライブ映像を加えてリイシューした、JURASSIC JADEのスラッシュ・メタル時代を総括する2枚組初期音源集。
EXPLOSION LABELから発売された作品は、現在ではその殆どが入手困難なモノばかりゆえ(3月には、SABBLABELLSやDOOMが
残した名盤の数々が一斉再発されるそうですが)、こうした企画盤は自分のような後追いファンには非常に有り難い。
で、肝心のサウンドの方は、一筋縄では行かないエクストリーム・ミュージックを演っている現在に比べると、
音質面等は多少(というか、かなり)チープな印象が否めないものの、ガリガリとシュレッドされる鋭利なGリフと、
ひたすら直線的に刻まれ
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JUST*IF*I-ALL ONE PEOPLE ★★★ (2017-10-18 22:57:47)
LOVERBOYのシンガーで、HEARTのアン・ウィルソンとデュエットした名曲“パラダイス~愛のテーマ”が日本でも大ヒットしたマイク・レノ。その彼が結成したバンド(プロジェクト?)の’94年発表の唯一作。我らがゼロ・コーポレーションから日本盤もリリースされましたが、世はグランジ/オルタナ旋風吹き荒れる90年代真っ只中。歌心に溢れたG(JOURNEYのニール・ショーンも参加)や瀟洒なKeyをフィーチュアする、しっとり胸に沁み入るメロディック・ロック作品なんてのは全然お呼びじゃなく、ほぼ話題に上ることもないままフェードアウト。斯くいう自分も当時は発売されていたことにすら気付かず、後年、ROCK CANDYからのCD再発を機に漸く興味を持ったという後追いっぷりですよ。
1曲目からいきなりバラードがカマされる構成が物語る通り、スロー~ミディアム・テンポの楽曲を中心に取り揃えられたポップな本
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JUST*IF*I-ALL ONE PEOPLE-Carpe Diem ★★★ (2017-10-18 23:13:40)
亡き友人に捧げられた歌詞に相応しく、
ポロポロと物悲し気に零れ落ちるピアノの旋律、
悲哀を湛えて重厚に盛り上がっていく曲展開、
そして楽曲に込められたエモーションを余すところなく
表現しきるマイク・レノの歌唱が感動を呼ぶ名曲。
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