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MAGNUM-Kingdom of Madness
MAGNUM-Kingdom of Madness-All That Is Real
MAGNUM-Kingdom of Madness-In the Beginning
MAGNUM-Kingdom of Madness-Invasion
MAGNUM-Kingdom of Madness-Kingdom of Madness
MAGNUM-Lost on the Road to Eternity
MAGNUM-Lost on the Road to Eternity-Lost on the Road to Eternity
MAGNUM-Magnum II
MAGNUM-Magnum II-All of My Life
MAGNUM-Magnum II-Great Adventure
MAGNUM-Magnum II-If I Could Live Forever
MAGNUM-Magnum II-Reborn
MAGNUM-Magnum II-So Cold the Night
MAGNUM-On a Storyteller's Night
MAGNUM-On a Storyteller's Night-How Far Jerusalem
MAGNUM-On a Storyteller's Night-Just Like an Arrow
MAGNUM-On a Storyteller's Night-Les Morts Dansants
MAGNUM-On a Storyteller's Night-On a Storyteller's Night
MAGNUM-On a Storyteller's Night-The Last Dance
MAGNUM-On the Thirteenth Day
MAGNUM-On the Thirteenth Day-All the Dreamers
MAGNUM-On the Thirteenth Day-Blood Red Laughter
MAGNUM-On the Thirteenth Day-Shadow Town
MAGNUM-On the Thirteenth Day-So Let It Rain
MAGNUM-Princess Alice and the Broken Arrow
MAGNUM-Princess Alice and the Broken Arrow-When We Were Younger
MAGNUM-Princess Alice and the Broken Arrow-You'll Never Sleep
MAGNUM-Rock Art
MAGNUM-Sacred Blood “Divine” Lies
MAGNUM-The Eleventh Hour
MAGNUM-The Eleventh Hour-Breakdown
MAGNUM-The Eleventh Hour-The Great Disaster
MAGNUM-The Eleventh Hour-The Prize
MAGNUM-The Visitation
MAGNUM-The Visitation-Black Skies
MAGNUM-The Visitation-Spin Like a Wheel
MAGNUM-The Visitation-The Last Frontier
MAGNUM-The Visitation-The Visitation
MAGNUM-Vigilante
MAGNUM-Vigilante-Back Street Kid
MAGNUM-Vigilante-Midnight (You Won't Be Sleeping)
MAGNUM-Vigilante-Vigilante
MAGNUM-Wings of Heaven
MAGNUM-Wings of Heaven-Don't Wake the Lion (Too Old to Die Young)
MAGNUM-Wings of Heaven-Wild Swan
MAKE UP-Howling Will
MAKE UP-The Voice from Yesterday
MAKE UP-The Voice from Yesterday-Runaway from Yesterday
MALICE-Crazy in the Night
MALICE-In the Beginning...

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MAGNUM-Kingdom of Madness ★★ (2008-03-15 02:15:00)

'72年の結成以来、紆余曲折を経ながら現在も活動を続けるベテランHRバンド、大英帝国の至宝ことMAGNUMが、E.L.O.との仕事で知られる
ジェイク・コマンダーをプロデューサーに迎えて制作、'78年にJET RECORDSからリリースした1stアルバム。(邦題は『狂気同盟』)
起伏に富み、場面転換の激しい曲展開、美しく華麗なコーラス・ハーモニーやテープの逆回転など、初期QUEENを
彷彿とさせる凝ったアレンジの数々、曲間を排し、アルバム本編をまるで1つのストーリーのように流麗に物語っていく
構成etc・・・と、MAGNUMのカタログ史上、最もプログレッシブ・ロック・テイストが色濃く感じられる本作。
優雅にしてファンタジック、それでいてハード・ロック的なエッジもピリリと効いた、彼らならではのドラマティックな
HRサウンドは既に完璧に確立済みで、その筆頭
…続き

MAGNUM-Kingdom of Madness-All That Is Real ★★ (2008-03-15 02:27:30)

穏やかな叙情味に包まれた前半から、
スリリング且つハードなインスト・パートへと雪崩れ込んでいく、
ダイナミックな曲展開が魅力の名曲。

MAGNUM-Kingdom of Madness-In the Beginning ★★ (2008-03-15 02:20:52)

場面展開の激しいオペラティックな曲展開といい、
叙情的で、どこか郷愁を誘うメロディといい、
テープの逆回転を用いたアレンジといい、
初期QUEENを思わせるプログレッシブ・ロック・マインド溢れる名曲。

MAGNUM-Kingdom of Madness-Invasion ★★★ (2008-03-15 02:31:19)

邦題は“侵略"で、個人的には“KINGDOM OF MADNESS"と並ぶ
1stアルバムのハイライト・チューン。
劇的なGリフと、ビシバシと打ち込まれる「キメ」が
最高にカッコイイ疾走曲。

MAGNUM-Kingdom of Madness-Kingdom of Madness ★★★ (2008-03-15 02:24:33)

MAGNUMが屈指の代表曲にして、永遠の名曲。
繊細なアコギと、幻想的なフルートの音色を経て、
劇的なGリフが勇ましく刻まれ始めた瞬間にノックアウト。
中間部のメロウ・パートから、再度、激しく曲が
盛り上がっていく場面は、何度聴いても鳥肌モノのカッコ良さ。

MAGNUM-Lost on the Road to Eternity ★★★ (2018-03-13 23:23:43)

'18年発表の最新スタジオ・アルバム。前作『SACRED BLOOD“DIVINE”LINE』から2年足らず、リ・レコーディング曲を含むバラード集『THE VALLEY OF TEARS』からは僅か1年のブランクでリリースという、他のベテラン・バンドにも見習わせたいフットワークで活動を続けるMAGNUM。長らく三本柱の一柱だったマーク・スタンウェイ(Key)と、再結成以降のバンドの土台を支え続けたハリー・ジェイムズ(Ds)を失いながらも、本作の完成度の高さには全く揺るぎがないのですから、トニー・クラーキン(G)とボブ・カトレイ(Vo)の看板コンビの旺盛な創作意欲には脱帽ですよ。
音楽性に大きな変化は見受けられず、大英帝国産の貫禄と威厳をその身に纏わせつつも、周囲を睥睨するよりも聴き手に寄り添い、そのハートを芯からポカポカと温めるかのような「遠赤外線メタル」ぶりも健在。マンネリ?とん
…続き

MAGNUM-Lost on the Road to Eternity-Lost on the Road to Eternity ★★★ (2018-03-13 23:37:15)

Keyによる壮大且つシンフォニックなイントロを経て、
ボブ・カトレイとトビアス・サメットのツインVo体制のもと、
ブリティッシュHMならではの憂いとドラマ性を帯びた
サウンド絵巻が、力強く、ドラマティックに展開。
合唱を誘うコーラス等、ライブ映えするパートが
しっかりと組み込まれている曲作りの巧みさも
心ニクいアルバム表題曲。

MAGNUM-Magnum II ★★★ (2008-03-18 23:08:00)

素っ気無いアルバム・タイトルとジャケット・デザインが災いしたのか、MAGNUMのカタログの中では、イマイチ地味な扱いを
受けがちの'79年発表の2ndアルバム。(プロデュースはTEN YEARS AFTERのレオ・ライオンズが担当)
確かにここには、聴き手を一発で虜にする“KINGDOM OF MADNESS"級の強力な名曲は収められていないものの、
どっこい、1st『KINGDOM OF MADNESS』の音楽性を受け継いだ、優雅で劇的、且つファンタジックな
叙情派HRサウンドには一片の曇りもなく、収録曲のクオリティも押し並べて高め。
前作に比べると、大作主義やプログレ色がやや後退し、楽曲がコンパクトに練り込まれているのが特徴で、
リチャード・ベイリー(Key)を中心にまとまったインスト・パートよりも、本作発表前にボーカル・トレーニングを
受け
…続き

MAGNUM-Magnum II-All of My Life ★★★ (2008-03-18 23:29:05)

ジャジーな雰囲気も漂うクールな前半から、
テンポアップして盛り上がっていく、
アルバムのラストを締めるに相応しいドラマティカルなナンバー。

MAGNUM-Magnum II-Great Adventure ★★★ (2008-03-18 23:14:03)

シンセによる劇的なイントロで一発K.O.となる、
スケールの大きなOPナンバー。
5分に満たないランニング・タイムの中に、
多彩且つドラマティックな曲展開が詰め込まれた名曲。

MAGNUM-Magnum II-If I Could Live Forever ★★★ (2008-03-18 23:18:51)

荘厳なイントロ部分だけで掴みはOK。
憂いを帯びたメロディを、エモーショナルに歌いこなすボブ・カトレイのVoと、
気品漂う叙情性を演出するリチャード・ベイリーのKeyが
胸を締め付ける名曲。

MAGNUM-Magnum II-Reborn ★★ (2008-03-18 23:24:00)

プログレ色が濃厚なダイナミックな曲展開を備えた、
レコードでいうところのA面ラスト・ナンバー。
格調高いピアノ・サウンドにシンセ、フルートをもって、
楽曲のドラマ性を高めるリチャード・ベイリー(Key)の
八面六臂の活躍っぷりが最大の聴きどころ。

MAGNUM-Magnum II-So Cold the Night ★★★ (2008-03-18 23:26:55)

ホルストの組曲「惑星」の“火星"を思わせる
重厚な導入部を経て、雄々しく、ドラマティックに展開していく
プログレ・テイストが色濃い名曲。

MAGNUM-On a Storyteller's Night ★★★ (2008-03-29 10:14:00)

所属レーベルの倒産等、数々の不運が重なり、活動休止(というか事実上の解散)へと追い込まれたMAGNUMが、'84年の
レディング・フェスティバルへの参加を機に復活を果たし、新たにFM RECORDSと契約を結び、'85年に発表した5thアルバム。
全英チャート24位にランクインしたのを筆頭に、欧州全土で好セールスを記録し、MAGNUM起死回生の一撃となった本作は、
ロドニー・マシューズの手による、幻想的なジャケット・アートワークが端的に物語る通り、如何にも英国然とした
湿り気をタップリと含んだ、ファンタジックでドラマティックなHRサウンドが、最初から最後までギッシリと詰め込まれ、
多くのファンが、このアルバムをMAGNUMの最高傑作に推すのも納得のハイクオリティを誇る。
ハード且つソリッドな作風が印象的だった前作から一転、暖かく包み込むようなサウンド・
…続き

MAGNUM-On a Storyteller's Night-How Far Jerusalem ★★★ (2008-03-29 14:22:33)

静かな冒頭から、ボブ・カトレイの熱唱に引っ張られる形で
力強く盛り上がっていく、5thアルバムのOPナンバー。
絶妙な節回し、抜群のリズム感など、
単に音程が正確というだけでは歌いこなすことの出来ない、
この手の楽曲を説得力十分に歌いきる彼のVoを聴いていると、
やはり凄いシンガーだなぁ、と、しみじみと感心。

MAGNUM-On a Storyteller's Night-Just Like an Arrow ★★★ (2008-03-29 14:24:35)

シングル・カットもされた、MAGNUMの代表曲の1つ。
憂いを帯びた、キャッチーなメロディが印象的な
洗練されたポップ・ナンバーで、
後の音楽性を変化を予感させる名曲。

MAGNUM-On a Storyteller's Night-Les Morts Dansants ★★★ (2008-03-29 14:34:40)

憂いに満ちた静かな導入部から、
タメを効かせながら、じっくりと盛り上がっていく
スロー・ナンバー。ある種、神々しさすら備えた曲自体の
完成度の高さも然る事ながら、この曲を更に一段上のレベルへと
高めているのは、間違いなくボブ・カトレイのVoパフォーマンス。
エモーショナルとはこういう事だ!という彼の歌唱は
涙がチョチョ切れそうになるほど感動的。

MAGNUM-On a Storyteller's Night-On a Storyteller's Night ★★★ (2008-03-29 14:28:44)

5thアルバムのタイトル・トラックにして、
アルバムのハイライト・ナンバー。
初期のプログレッシブ・ロック・テイストをホンノリと残した、
雄大且つドラマティックな曲展開と、
胸に染み入る、温かみを帯びた叙情メロディが絶品。
この手の曲を歌わせると、希代のストーリーテラー、
ボブ・カトレイの右に出る者なし!

MAGNUM-On a Storyteller's Night-The Last Dance ★★★ (2008-03-29 14:37:56)

ラストを感動的に締め括る名バラード。
5thアルバムでは、シンセをメインにしたモダンなKeyプレイに
終始するマーク・スタンウェイが、
ここで遂に炸裂させるピアノ・サウンドが
楽曲の一層の盛り上がりを演出しています。

MAGNUM-On the Thirteenth Day ★★★ (2013-05-18 00:38:28)

久し振りに国内盤のリリースが実現した'13年発表の16thアルバム。アートワークは勿論ロドニー・マシューズが手掛けていますが、何かちょこっとテイストが異なるような?
ここ数作の流儀に則り、初期作の如きファンタジックな色合いを抑えた作風は派手さも控えめですが、トニー・クラーキン(G)が匠の業でクリエイトする楽曲の数々は、さり気ない所作から大英帝国の威厳や格式が匂い立ち、例えアレンジや曲展開を大袈裟に盛らずとも既に十二分にドラマティック。
MAGNUM印の荘厳さとスケール感を併せ持つ①②、王宮でダンスのステップを踏むが如き③、アタッキーなリズムが映える④、聴き手を勇気付けるような高揚感に満ちた⑤⑦、重厚なバラード⑧、雄々しくエピカルな⑪等、ボブ・カトレイの深い包容力を湛えた歌声によって綴られる本編は、(彼の歌声同様に)火傷しそうな熱さではなく、体を芯からじんわりと活性化させてくれ
…続き

MAGNUM-On the Thirteenth Day-All the Dreamers ★★★ (2013-05-19 21:39:15)

7分のランニング・タイムの中に
威厳、スケール感、人間的暖かみ等
「大英帝国の至宝」たるMAGNUMの魅力が
ぎゅっと凝縮されたOPナンバー。

MAGNUM-On the Thirteenth Day-Blood Red Laughter ★★★ (2013-05-19 21:44:09)

まさしくブリティッシュな湿り気と重厚感が漂って来る楽曲。
国内盤にはボートラとして本曲のアコースティック・バージョンも
収録されていますが、メロディの質が高いので
どっちのバージョンでも魅力が削がれていることがありません。

MAGNUM-On the Thirteenth Day-Shadow Town ★★★ (2013-05-19 21:52:03)

気分が高揚させてくれるポジティブな
エネルギーに満ちた、MAGNUM印の名曲。
トニー・クラーキンの印象的なGソロと共に、
聴いているとアガってくるハリー・ジェイムズの
ドラミングが地味に良い仕事しています。

MAGNUM-On the Thirteenth Day-So Let It Rain ★★★ (2013-05-19 21:46:42)

親しみ易いポップな曲調であっても
聴いていると思わず背筋を正したくなる
凛とした気品が漂ってくるのは
MAGNUM第三の男たるマーク・スタンウェイの
Keyの貢献が大。

MAGNUM-Princess Alice and the Broken Arrow ★★★ (2008-04-06 16:53:00)

再結成後のMAGNUMが生み出した最高傑作と言うべき、必殺の名曲“WHEN WE WERE YOUNGER"で幕を開ける、'07年発表の13thアルバム。
5th『ON A STORYTERRER'S NIGHT』以来、実に久し振りに名匠ロドニー・マシューズの手による、ファンタジック且つ美しい
「本当は残酷なお伽話」風味のイラストを、ジャケット・アートワークに採用した事でも話題となった本作だが、
実際、その内容の方も、決してジャケット負けしていないクオリティの高さを誇る。
前作『BRAND NEW MORNIG』の路線を更に磨き上げ、HR的なエッジと重厚感、そしてブリティッシュ然とした、
憂いを帯びた叙情メロディが見事に同居する楽曲の数々は、ロドニー先生の絵の魅力に引っ張られたのか、
再結成後の作品としては最高値と言えそうな、高いドラマ指数を叩き出す仕
…続き

MAGNUM-Princess Alice and the Broken Arrow-When We Were Younger ★★★ (2008-04-06 16:59:51)

13thアルバムのOPナンバーにして、
再結成MAGNUMが生み出した最高傑作と言うべき、必殺の名曲。
リリカルなピアノの調べに始まり、
力強く勇壮な曲調、ドラマティックな曲展開、
堂々たるVo、華麗さと叙情性を強化するKey、
絶品のアコギ・ソロを披露するGと、
MAGNUMの三本柱が揃って高いレベルで機能している、
初期MAGNUMっぽさも漂う名曲中の名曲。

MAGNUM-Princess Alice and the Broken Arrow-You'll Never Sleep ★★★ (2008-04-06 17:04:52)

SLADEのジム・リーがゲスト参加して、気品漂う
ヴァイオリン・プレイを聴かせてくれる、
13thアルバムのラスト・ナンバー。
同作のOPナンバー“WHEN WE WERE YOUNGER"にも匹敵する、
華麗にして劇的な哀メロが炸裂する名曲。

MAGNUM-Rock Art ★★ (2011-05-23 22:49:41)

'94年発表の10thアルバム。
同時代性を意識してか、全体的にハードさが増量されているが、かつてのようなブリティッシュ然としたドラマ性や幻想性は引き続き減少傾向にあり、またリズム面が強調された分メロディのフックが割を食った印象で、MAGNUMのカタログの中において本作の存在は正直かなり地味。
従来の「らしさ」が希釈され、ますます普通のHRバンド化が進んだハード系の楽曲は少々退屈だが、一方で、凛とした気品と懐の深い包容力を備えた③⑤⑦⑧⑪等のミドル~バラード系の楽曲は相変わらず絶品。この手の楽曲ではト二ー・クラーキンのメロディ・センス(それにGプレイ)と、そしてMAGNUMの看板シンガーたるボブ・カトレイの歌声が映えまくる。特に、以前にはなかったタイプのブルージー&ソウルフルな⑧や、逆に本編収録曲中、最もかつてのMAGNUM風味を色濃く残したラスト・ナンバー⑪は、ボブ・カトレ
…続き

MAGNUM-Sacred Blood “Divine” Lies ★★★ (2016-05-05 08:26:57)

前作『ESCAPE FROM THE SHADOW GARDEN』が欧州各国のアルバム・チャートで軒並み好リアクションを獲得し、更にそれに伴うツアーもライブ盤をリリースする程の評判を呼ぶなど、目下、80年代以来で訪れた2度目の全盛期を謳歌中のMAGNUMが、その余勢を駆って'16年に発表した最新スタジオ作。
相変わらず目のご馳走と言うべきロドニー・マシューズ謹製アートワークが内容の素晴らしさにお墨付きを与えてくれる本作ですが、ここ数作に比べるとシンフォニックな味付けは控えめ。その分、トニー・クラーキン(G)がクリエイトするサウンドはハード&へヴィな方向に振れていて、いつになく青筋立て気味のボブ・カトレイ(Vo)の歌唱と、リズム隊が叩き出すタメの効いたビートに思わず背筋がシャンと伸びてしまうOPナンバー①は、本作のそうした特色を印象付けてくれる逸曲ではないかと。
さりとて、今更
…続き

MAGNUM-The Eleventh Hour ★★★ (2008-03-26 23:47:00)

MAGNUM屈指の名盤と誉れの高い、3rd『CHASE THE DRAGON』と5th『ON A STORYTELLER'S NIGHT』の間に挟まれて、
イマイチ影の薄い'83年発表の4thアルバム。前作に引き続いてロドニー・マシューズがデザインを手掛けながらも、
ファンタジックと言うより、不気味さの勝るジャケット・アートワークや、トニー・クラーキン自身が担当した、
シンプルで飾り気に乏しいサウンド・プロダクションも、そうした印象を強めるのに一役買っているのかな?
確かに、全体的に華やかさに欠ける作風だし、本作には、バンドを代表するような名曲も収録されてはいない。
だが、プログレ色を排し、コンパクト且つストレートにまとめらた収録曲は、ソリッドなGといい、これまでになく
ヘヴィなリズムを叩き出すDs&Bといい、MAGNUMの全カタログの中でも随一と言う
…続き

MAGNUM-The Eleventh Hour-Breakdown ★★★ (2008-03-26 23:59:16)

ボブ・カトレイの歌唱が前面に押し出された、
ダークでドラマティックなナンバー。
メインのメロディを、ワンテンポ遅れで追いかける
細川たかし唱法とでも言うべき、
ボブ・カトレイのタメとコブシの効いた歌声が
感動を呼びます。

MAGNUM-The Eleventh Hour-The Great Disaster ★★★ (2008-03-27 00:07:56)

ダークでドラマティックな“BREAKDOWN"から
間髪入れずに繋がる、ハード・ロッキンなエッジの効いた疾走チューン。
それでいて、ブリティッシュ然とした湿り気を
タップリと含んだメロディと、マーク・スタンウェイによる
潤いに満ちたKeyプレイの威力により、
楽曲が無味乾燥になることもない。

MAGNUM-The Eleventh Hour-The Prize ★★★ (2008-03-27 00:01:25)

ミステリアスなアコギのイントロに導かれてスタートする、
OPナンバーに相応しい劇的さを備えた名曲。

MAGNUM-The Visitation ★★★ (2011-03-20 00:45:52)

突如として東日本一帯を襲った地震と津波によりもたらされた未曾有の惨禍、一向に収束する気配のない福島原発事故、計画停電の影響で会社への出勤すらままならず、新たな引越し先探しに追われる毎日・・・といった具合に、実際に被害に遭われた方々に比べれば耳糞レベルの苦労にも関わらず、正直なところ、最近は文章を書くことはおろか、まともに音楽を聴く気すら起きないぐらいヘタレていたのですが、そうしたストレスフルな状況を大幅に緩和してくれたのが、英国のMAGNUMがいつの間にか発表していた(去年?)、この最新15thアルバム。
稀代のストーリー・テラーたるボブ・カトレイの情感豊かなVo、ト二ー・クラーキンの歌心溢れるGプレイ、気品を湛えた演奏でサウンドの格調を高めるマーク・スタンウェイのKeyを三本柱とした、「大英帝国の至宝」の名に相応しい、優雅さ、スケール感、それにドラマ性とを併せ持った楽曲の数々は、
…続き

MAGNUM-The Visitation-Black Skies ★★★ (2011-03-20 16:56:57)

力強く重厚にアルバムのOPを飾る名曲。
切々と、胸に響くメロディを熱唱する
ボブ・カトレイのパフォーマンスが
とにかく素晴しいったら。
あと何気にBも良い仕事してますね。

MAGNUM-The Visitation-Spin Like a Wheel ★★★ (2011-03-20 17:11:49)

暖かみに溢れたドラマティックなバラード。
この手の楽曲を歌わせたら
ボブ・カトレイの独壇場ですね。
ストリングスをフィーチュアした
リッチなアレンジが時折X-JAPAN風(?)に
聴こえたり聴こえなかったり。

MAGNUM-The Visitation-The Last Frontier ★★★ (2011-03-20 17:20:15)

アルバムのハイライトを飾る超名曲。
官能的なトニー・クラーキンのGに
マーク・スタンウェイの気品溢れるKeyが絡み、
グッとエモーションの込められたボブ・カトレイの
歌が入ってくるイントロで掴みはOK。
そこに力強いリズムを刻むハリー・ジェイムズと
アル・バロウも加わり、気高く壮大に盛り上がっていく
曲展開は総毛立つほどにドラマティック。
聴いてるだけで、みるみるうちに気力が充填されていきますよ。

MAGNUM-The Visitation-The Visitation ★★★ (2011-03-20 17:09:25)

力強く、ポジティブな曲調が心地良い
アルバムのタイトル・トラック。
Vo、G、Keyというこのバンドの三本柱は勿論の事、
高揚感を誘うビートを叩き出す
ハリー・ジェイムズとアル・バロウの
リズム隊も存在感を発揮しています。

MAGNUM-Vigilante ★★ (2008-03-30 21:31:00)

前作『ON A STORYTELLER'S NIGHT』の成功を受け、メジャー・レーベルのPOLYDORとの契約を手に入れたMAGNUMが、
QUEENのロジャー・テイラー(数曲でバッキングVoも担当)をプロデューサーに迎えて制作、'86年に発表した6thアルバム。
ほんのりと漂うプログレ・テイストと、如何にもブリティッシュHR然とした陰影やドラマ性が大幅に後退した代わりに、
洗練の度合いをググッと上げて、ポップでキャッチーな産業ロック路線へと足を踏み入れたサウンドが、初期MAGNUMの
音楽スタイルを愛するファンの間で賛否両論を巻き起こした本作。だがしかし。高い大衆性と、強力なフック、
そして、哀愁のメロディに彩られた楽曲の数々は相変わらず強力極まりなく、コクが薄れアッサリ風味になったとは言え、
これはこれで非常に魅力的。このアルバムに伴うツアーがソ
…続き

MAGNUM-Vigilante-Back Street Kid ★★★ (2008-03-30 21:47:21)

アルバムのラストをダイナミックに締め括る、
壮大なハード・ロック・チューン。
ライブ映えしそうなノリの良さと、
湿り気を帯びたメロディの相性が抜群で、
インスト・パートの華麗さも印象に残る。

MAGNUM-Vigilante-Midnight (You Won't Be Sleeping) ★★ (2008-03-30 21:50:13)

初期の面影は殆ど感じられない
洗練されたハード・ポップ・ナンバーなれど、
相変わらず、哀愁を帯びたメロディのフックは強力。
効果的にフィーチュアされたサックスも○。

MAGNUM-Vigilante-Vigilante ★★ (2008-03-30 21:41:46)

比較的ポップな曲が揃った6thアルバムの中では、
異彩を放つ(というと大袈裟か)
力強く劇的なアルバムのタイトル・トラック。

MAGNUM-Wings of Heaven ★★★ (2008-04-01 22:54:00)

6th『VIGILANTE』に伴うツアーが、全公演ソールドアウトという大成功を収め、アンコール・ツアーまで実現させて
勢いに乗るMAGNUMが、プロデュースにアルベルト・ブックフルトを迎えて制作、'88年に発表すると、
全英チャート4位に輝く等、MAGNUM史上最大のヒット作となった7thアルバム。
いきなり、爽やかなメロディアスHRチューン①で本編の幕が開く事からも察しの付く通り、本作は『VIGILANTE』の作風を
順当に継承した産業ロック路線を取りつつも、(QUEENやBON JOVIのライブでお馴染みの)ウェンブリー・アリーナで
ライブを行える程の国民的人気を得たバンドの自信が、覿面に作品のクオリティに反映されていて、メンバーのパフォーマンスと
楽曲の説得力は、前作から桁違いにUP。初期の音楽性に拘るファンの不満をも粉砕するその貫禄は、まさに横
…続き

MAGNUM-Wings of Heaven-Don't Wake the Lion (Too Old to Die Young) ★★★ (2008-04-01 23:04:57)

英国の曇天を思わせる、湿度高めのメロディと重厚感が
全編を彩る、7thアルバムのラスト・チューンにしてハイライト・チューン。
初期のようなプログレ色は然程強いわけではないが、
起伏に富んだ曲展開と、凝ったアレンジ、そして哀メロの魅力で、
10分以上に及ぶ長尺を、ダレることなく一気に聴かせきる名曲。

MAGNUM-Wings of Heaven-Wild Swan ★★★ (2008-04-01 23:08:31)

後期MAGNUMは産業ロック色を一気に強めたが、
この曲は『ON A STORYTELLER'S NIGHT』の頃を思わせる、
陰影に富んだ劇的な曲展開を聴かせてくれる名曲。
まさに「熱唱」と表現するに相応しい歌声を響かせる
ボブ・カトレイのVoが胸を締め付けます。

MAKE UP-Howling Will ★★★ (2013-12-05 23:22:24)

大ヒット・アニメ『聖闘士星矢』の主題歌を手掛けたことで知られるMAKE UPが'84年に発表した1stアルバム。
LOUDNESSの弟分的存在として、樋口宗孝のプロデュースを受けてデビューを飾った彼らですが、国内HR/HMシーンでも指折りのメロディ・メイカー、松澤浩明(G)がここで目指しているのは、(LOUDNESSとは趣きを大きく異する)エッジを残しつつも「聴かせる」ことを最重要視した、ポップでメロディアスなHRサウンド。
ガナったりシャウトに逃げたりしない、山田信夫の丁寧且つパワフルに歌い上げるVoを中核として、それを(作曲スタイル同様に)歌心溢れる松澤のGプレイと、リード楽器としての存在感も放つ河野陽悟のKeyとが華やかに盛り立てる本編は、突出したキメ曲は見当たらない代わりに、Keyによるドラマティックな幕開けからラストに至るまで、歌謡曲風味の哀愁とキャッチーさを宿した
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MAKE UP-The Voice from Yesterday ★★ (2010-09-23 21:50:00)

山田信夫(Vo)、松澤浩明(G)、河野陽吾(B)らを中心に正式に再結成されたMAKE UPが、
帰還の挨拶代わりに(?)'09年に発表した6曲入りEP。
往年(特に1st『HOWLING WILL』の頃)のメロディアスHRサウンドを継承し、更にスケールアップさせたかの
ような新曲③⑤と、バンドの代表曲として知られるアニメ『聖闘士星矢』のOPテーマ曲
“ペガサス幻想"や、EDテーマ曲“永遠ブルー"のリメイク②⑥、それにLOUDNESSのドラマー、故樋口宗孝のソロ作
『DESTRUCTION~破壊凱旋録~』収録の名バラード“RUNAWAY FROM YESTERDAY"のカヴァー④から構成された本編は、
収録時間の短さに反してかなりの充実っぷり。これ聴いて失望するMAKE UPファンはまず居ないんじゃなかろうか?
ストリングスをフィーチュアして、より
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MAKE UP-The Voice from Yesterday-Runaway from Yesterday ★★★ (2010-09-23 21:58:50)

オリジナル版に比べ、Keyの存在を活かした
スペーシーなアレンジが施され、よりドラマティックに、
より大スケールに蘇った名バラード。
解散から20年以上を経て、益々表現力を増した
山田信夫のエモーショナルなVoと松澤浩明の泣きのGは
涙なしには聴けません。

MALICE-Crazy in the Night ★★ (2013-08-12 23:46:12)

2枚のアルバムを残して米メジャーのATLANTICからドロップしたMALICEが、新たにMETAL BLADE RECORDSと契約を結んで'89年に発表した4曲入りミニ・アルバム。
どうもこの時期の彼らはメンバーの出入りが激しくて、一応クレジット上のシンガーはジェイムズ・ニール1人ですが、実際にはマーク・ウェイツと、(現在ではソロ・アーティストとして活動している)ポール・サブーも参加しているらしく、国内盤の解説ではこの辺のことには触れられていないのでこっちでテキトーに推測すると、①④がジェイムズ、映画『VICE VERSA』に提供した②がポール、アルバム表題曲③がマーク担当って感じかな?と。(全然違う可能性も有り)
本編については、従来のMALICE節を継承する「アメリカンな解釈を施した正統派HM」路線で、シンガーはパワフルに歌い、ジェイ・レイノルズ(G)もテクニカルに弾き
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MALICE-In the Beginning... ★★ (2011-03-02 22:32:07)

山ほど居た「LAメタル最後の切り札」バンドの一つで、現在はVICIOUS RUMORSのフロントマンを務めているブライアン・アレンや、後にMETAL CHURCH等にも参加する(あとMEGADETHに入り損ねた)ジェイ・レイノルズらが在籍していた5人組のデビュー作。('85年)
雑誌なんかでLAメタル特集が組まれると、代表的名盤の1つとして取り上げられる機会の多い本作は、光沢を帯びた音色で刻まれるGリフといい、高音域がロブ・ハルフォードそっくりなジェイムズ・ニールの歌声といい、LAメタルらしからぬJUDAS PRIEST直系の正統派HMサウンドを聴く事が出来る優れもの。
但し、飽くまで「アメリカ人のフィルターを通したJPサウンド」が展開されているのがミソで、ここだけの話、“THE HELLION”や“死の番人”のノリを求めて本作を初めて聴いた時は、劇的さよりも“YOU'VE
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