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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 3951-4000
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MYSTIK-The Plot Sickens
MYSTIK-The Plot Sickens-Commandment
MYSTO DYSTO-The Rules Have Been Disturbed
MYSTO DYSTO-The Rules Have Been Disturbed-Full Speed to Hell
Mandrake Root
Mandrake Root-TALES OF THE SACRED
Mandrake Root-TALES OF THE SACRED-Fire Walks with Me
Mandrake Root-TALES OF THE SACRED-Lonely Man's Day
Mandrake Root-TALES OF THE SACRED-The Holy Gate
Manzano
Manzano-Red Hot
Manzano-Red Hot-Body and Soul
Marcello-vestry-Marcello-vestry
Marcello-vestry-Marcello-vestry-One More Night
Marta Gabriel-Metal Queens
Marta Gabriel-Metal Queens-Call of the Wild
Masaki-Feed the Flame
Masaki-Feed the Flame-Chizuko
Masaki-Feed the Flame-Stone Cold
Millennium-Awakening
Millennium-Awakening-False Reality
Millennium-Caught in a Warzone
Millennium-Caught in a Warzone-Princess of the Light
Millennium-Caught in a Warzone-Run to the West
Millennium-Millennium
Millennium-Millennium-The Devil Rides out
Millennium-Millennium-The Traveller
Minaton
Minaton-One Day in Paradise
Minaton-One Day in Paradise-Down by the Quay
Minaton-One Day in Paradise-Highlife in the Night
Minaton-One Day in Paradise-One Day in Paradise
Monarch
Monarch-Monarch
Monarch-Monarch-Sunday Morning
Moon Dancer
Moon Dancer-Moon Dancer
Moon Dancer-Moon Dancer-ARABESQUE
Moon Dancer-Moon Dancer-Ba-ra-sin-ju
Moon Dancer-Moon Dancer-CRIME OF DADDY MICHAEL
Moon Dancer-Moon Dancer-SKIN TIGHT SNAKE SKIN GIRL
Mystic Healer
Mystic Healer-Mystic Healer
Mystic Healer-Mystic Healer-Crossed My Heart
Mystic Healer-Mystic Healer-I Am the One
Mystic Healer-Mystic Healer-If You Ever Fall
Mystic Healer-Mystic Healer-It Must Be Love
Mystic Healer-Mystic Healer-Tonight
Mythology
N.O.W.-Bohemian Kingdom

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MYSTIK-The Plot Sickens ★★ (2009-03-18 22:08:00)

元PURGATORYのドラマー、ケニー・イーストリーが在籍していた事でも知られる、オハイオ州はクリーブランド出身の
5人組パワー/スラッシュ・メタル・バンドが、'91年にMASSACRE RECORDSより発表した1stアルバム。
'90年に制作された2本のデモテープが元になっているという本作、音質こそイマイチなものの、シャウトに逃げず
しっかりと歌い上げるハイトーンVoと、メロディックなツインG、そして、歯切れ良く縦ノリのビートを叩き出す
リズム隊をフィーチュアした、初期ANTHRAXやFLOTSAM AND JETSAMを彷彿とさせる、テクニカルでドラマティックな
パワー・メタル・サウンドは、非常に高品質。アクティブに動き回り、楽曲に活を入れるBプレイを聴いていると、
同時期にMASSACRE RECORDSよりデビューを飾ったオクラホマ出身のパワ
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MYSTIK-The Plot Sickens-Commandment ★★★ (2009-03-18 22:14:03)

メロウなイントロを経て、勇壮にギャロップする曲調が
IRON MAIDENの“THE TROOPER"を彷彿とさせる名曲。
押しと引きを心得た、ドラマティックな泣きメロを
紡ぎ出すGソロに、思わず心の中でガッツポーズ。

MYSTO DYSTO-The Rules Have Been Disturbed ★★★ (2018-02-17 23:15:27)

80年代に残した2枚のアルバムが、マニアの間で高評価を得たオランダのMANDATOR。その前身として知られるMYSTO DYSTOが’86年に自主制作した唯一のフル・アルバムが、MANDATOR共々ようやく正式CD化。オリジナルLPは5桁のプレミア価格で取引されており、とても手を出す気にならなかったので嬉しい限りですよ。
音楽性は、この時点で既にMANDATOR時代に通じるパワー/スピード・メタル寄りのスラッシュ・メタルをプレイ。MANDATOR自体、スラッシュ系にしてはメロディアスなサウンドが持ち味のバンドでしたが、本作はそれを更に正統派HM寄りにしたような仕上がり。随所で印象的にハモるツインGと、裏声ハイトーンを炸裂させながら一生懸命「歌っている」シンガーの存在もその印象に拍車を掛けているという。
Voの頼りなさや、自主制作盤ゆえのラフな音質、勢い勝負の楽曲等、あらゆる点
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MYSTO DYSTO-The Rules Have Been Disturbed-Full Speed to Hell ★★★ (2018-02-17 23:23:51)

インスト・ナンバーだと思いながら聴き進めていくと
2分半を過ぎた辺りからVoが強引に割って入って来る、
二部構成からなる6分越えの大作曲。
リフ/リズム・チェンジを盛り込んだ曲展開は意欲的なれど
演奏精度はかなりギリギリ。しかし「でもやるんだよ!」と
前のめりに突っ走るこの爪先立ち感覚こそが
80年代スピード/スラッシュ・メタルの醍醐味。
派手にハモリ倒すツインGにもグッときます。

Mandrake Root (2014-03-08 00:54:40)

ウリ川本率いる日本のインディー・レーベル・・・ではなくて、スウェーデンのヴェクショーにて'92年に結成された5人組HRバンド。
'93年リリースの自主制作5曲入りデビューEP『WAVES IN MOTION』に託された、DEEP PURPLE~RAINBOWをパク・・・じゃなくて強い影響を受けたHRサウンドが輸入盤市場で評判を呼び、翌'94年、1stフル『TALES OF THE SACRED』をゼロ・コーポレーションから発表して日本デビューを飾るも、それを最後に消息を絶つ。
尚、バンド末期にドラマーの座を担ったのは、DON DOKKENやJON NORUM、MIDNIGHT SUN等での活動で知られるヘンポ・ヒルデンだったという。

Mandrake Root-TALES OF THE SACRED ★★ (2014-03-08 00:56:19)

「名は体を表す」の格言に倣って、DEEP PURPLEからの影響をモロ出しにしたHRサウンドを追求するスウェーデンの5人組が、'94年にゼロ・コーポレーションから発表したデビュー作。
元ネタについては、現BURRN!!編集長が詳細な解説をCDに寄稿しているのでそちらをお読み頂くとして、とにかく本作、メイン・ソングライターであるギタリストの「リッチー・ブラックモアへのなりきり具合」が凄まじい。音色からフレージングまで、御大の生霊を憑依させたかのようなGプレイはイタコ顔負けで、独自性という点では大いに疑問符のつく作品ではありながら、個人的にはここまでやられると、最早立派な「芸」として評価せざるを得ません。
OPナンバーこそ地味ですが、以降は、Key奏者のジョン・ロード・フリークぶりも相当なものと分かる②③、北欧メタルならではの甘いバラード④(この曲における「叙情メロディを適当に爪
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Mandrake Root-TALES OF THE SACRED-Fire Walks with Me ★★★ (2014-03-10 22:47:31)

“SPOTLIGHT KIDS”を思わせるGリフに、
まるでリッチーなGソロと、ジョン・ロードばりのKeyソロとが
駆け抜ける、アルバム収録曲中、最も高い深紫/虹色指数を
記録する疾走ナンバー。聴いていて顔がにやけますが
それだけでなく、後半にはピアノ・ソロを追加して
北欧様式美メタル色も主張する等、アルバムの
ハイライト・ナンバーに推したいドラマティックな名曲に
仕上がっております。

Mandrake Root-TALES OF THE SACRED-Lonely Man's Day ★★★ (2014-03-10 22:37:40)

透明感に満ちた哀愁のメロディを
少々野暮ったい感じのVoが甘く歌い上げる
「ザ・北欧メタル」なバラード。
楽曲自体にRAINBOW/DEEP PURPLE色は
あまりないのですが、間奏パートでのGソロが
「適当に思い付いた叙情メロディを気の向くまま
爪弾くリッチー・ブラックモア」を完全再現していて
驚かされますよ。

Mandrake Root-TALES OF THE SACRED-The Holy Gate ★★ (2014-03-10 22:42:23)

“MISTREATED”系の落ち着いた曲調から一転、
インスト・パートになると途端に“STARGAZER”を
彷彿とさせる妖しくもドラマティックな音世界に
突入して俄然盛り上がる、エスニックな雰囲気
漂わす大作ナンバー。

Manzano (2018-01-22 23:49:42)

BANZAI、ZERO、NIAGARAといったバンドを渡り歩いたスペイン人シンガー、ホセ・アントニオ・マンザーノが自らの名を冠して結成。スペイン版モンスターズ・オブ・ロックに地元代表として出演する等、BARON ROJOに続く存在として人気を博したというバンドで、'88年~'90年にアルバム2枚を発表。特に英語とスペイン語の2バージョンが制作され、母国スペインでは長きに亘ってチャート№1の座を独走したと聞く1st『RED HOT』は当時テイチクから日本盤も発売された。(邦題『ターン・ミー・オン』)
近年、再結成を果たして新作もリリースしている模様。

Manzano-Red Hot ★★★ (2018-01-22 23:52:27)

大和魂ここにあり!なバンド名がマニアの間で話題となったBANZAIや、ゼロから日本デビューも飾っているNIAGARA等のバンドを渡り歩いた、知る人ぞ知る(知らない人は全く知らない)スパニッシュ・メタル界の実力派シンガー、ホセ・アントニオ・マンザーノが自らの名を冠し結成したバンドの’88年発表のデビュー作(邦題『ターン・ミー・オン』)。
本国じゃ数週に渡りチャート№1の座に輝いた大ヒット作ということで、きっとアツい/クドい/クサいの三拍子揃った特濃スパニッシュ・メタル・ワールドが展開されているものと思いきや、意外にも歌詞は全曲英詞。Keyも積極活用されたお洒落サウンドは、巻き舌やコブシといったドメスティックなエッセンス控えめのメロディックHR路線だったという。
「濃厚豚骨ラーメンを期待したらアッサリ塩味だった」的拍子抜け感と、英米のバンド群と比較すると、アレンジにしろ音作りにし
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Manzano-Red Hot-Body and Soul ★★★ (2018-01-23 23:21:50)

威勢よくハジけるOPナンバー。
歌詞は英詞ですが、メロディに対する歌メロの載せ方が
完全にスパニッシュ・メタルの流儀に則っているので
普通にスペイン語の歌を聴いているような気分になるという。
アグレッシブにGリフを刻み、中間部では鮮烈な速弾きを披露する
Gが楽曲をグッと引き締めてくれています。

Marcello-vestry-Marcello-vestry ★★★ (2020-04-27 00:18:01)

DANGER DANGERにアンディ・ティモンズの後任として参加して以降、卓越したギター・テクニックと曲作りの才(ついでにイケメンでもある)を活かして、傑作『REVOLVE』('09年)や、ブルーノ・ラヴェル(B)のサイド・プロジェクトTHE DEFIANTSのアルバム作りに大きく貢献。今やブルーノの相棒として欠かせない存在となったロブ・マルセロ。本作はその彼が、ベテラン・シンガーのフランク・ヴェストリーをパートナーに迎えて立ち上げたプロジェクト、MARCELLO-VESTRYのデビュー作にあたる作品です。(’08年発表)
ギタリストのソロというとクラシカルなインスト物を想像してしまいますが、ここで聴かれるのはキャッチーな歌メロ&コーラス・ワーク重視のスカッと明るくハジけるポップ・メタル。JACK STARR’S BURNING STARをキャリアの出発点に、アレッサンドロ・デル・
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Marcello-vestry-Marcello-vestry-One More Night ★★★ (2020-04-28 00:41:16)

体を揺するアップテンポの曲調、
ホットなVoにキャッチーで爽快なコーラス、
それらを華やかに彩るテクニカルなGと、
痒い所に手が届くポップ・メタルの逸品。
これを聴けば、ロブ・マルセロが後にDANGER DANGERの
メンバーに抜擢されたのも得心が行くというものです。

Marta Gabriel-Metal Queens ★★★ (2021-07-14 23:54:23)

ポーランドが誇るメタル・ゴッデス、マルタ・ガブリエル(Vo)が'21年に発表した初めてのソロ・アルバムは、そのものズバリなタイトルが表す通り、若き日の彼女に絶大な影響を与えた、リー・アーロン、ドロ・ペッシュ、アン・ボレイン、レザー・レオーネといった女性シンガーのパイセン方へリスペクトを捧げるカヴァー曲集となっています。
CRYSTAL VIPERでも熱心なメタル愛を開陳してきた彼女ゆえ、選曲はかなりマニアック。WARLOCK、CHASTAIN、HELLIONの鉄板どころを始め、ZED YAGO、ROCK GODDESS、果てはスペインのアズセナ・マルティン擁したSANTAや、バーバラ・マルティーズ率いるMALTEZEまでフォローしているのですから、その掘り下げぶりには「マニアだねぇ」と感心せずにはいられません。MALTEZEなんて本作聴くまで(あと失恋船長さんのレビュー読むまで)存
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Marta Gabriel-Metal Queens-Call of the Wild ★★★ (2021-07-16 00:22:39)

オリジナルは女性シンガーのマリアンを擁した
ニューヨーク出身の正統派HMバンド、BLACKLACEが
'84年に発表した1stアルバムのOPナンバー。
よくぞこの名曲をチョイスしてくれました、という
マルタ・ガブリエルの選球眼の良さが光ります。

Masaki-Feed the Flame ★★★ (2024-11-21 00:49:50)

かつてアメリカにTAKASHIなんてバンドがいたことを思い出しましたが、こちらはMASAKI。TAKASHIにはタカシなんて名前のメンバーがいなかったのに対し、MASAKIにはちゃんとマサキさんが在籍しています。
元STONEFLOWERのジョン・マグナス・マサキ・ニールセン(Vo)らにより結成されたノルウェーの首都オスロ出身のトリオ(バンドというよりはプロジェクト形態に近いのかな?)で、本作は’23年発表の彼らのデビュー作。正直バンド名に釣られ中身は二の次で「話のタネになりそう」と購入した作品でしたが、いやこれが実力派揃いのメンバーが多彩なゲストを招いて制作されているだけあって、JOURNEY、TOTO、SURVIVORといった先達からの影響を土台に据えつつ、煌めくシンセと北欧らしい透明感/哀感に彩られたキャッチーなメロディを満載にしたメロハー・サウンドには、色物扱いしようとして
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Masaki-Feed the Flame-Chizuko ★★★ (2024-11-21 23:52:59)

「どんな曲なんだろう?」と本作の購入動機の一つともなった楽曲。
色物系でもいいかなぐらいの気持ちで聴き始めたら、これが涼し気な
ハードポップの名曲じゃありませんか。そこはかとなく和風なイントロや、
「チーズコー♪」と歌われるサビメロもキャッチーで良き。

Masaki-Feed the Flame-Stone Cold ★★★ (2024-11-21 23:48:11)

Keyが軽快に跳ねる北欧版“孤独のランナウェイ”といった趣きのイントロでグッと掴まれ、
愁いを帯びてキャッチーなコーラス・ワークの素晴らしさでトドメを刺される名曲。
サビでシンセがうっすら奏でるリフがJOURNEYの“SEPARATE WAYS”なのは狙ってやったのかどうか。

Millennium-Awakening ★★★ (2018-07-10 23:25:47)

お蔵入りの2nd『CAUGHT IN A WARZONE』(’15年)を世に出して復活の狼煙を上げた英国のMILLENNIUMが、'17年に発表した再結成第一弾アルバム。つまり3rdか?
中心人物のマーク・ダフィ(Vo)は、TORANAGAの復活作も水準以上の内容に仕上げてくれた実績があるため(あっちの作曲者は別人だけど)、聴く前からある程度信頼はしていましたが、「今時の若い奴らには負けへんでぇ!」とばかりにのっけからアグレッシブなGリフが繰り出される1曲目のイントロだけで、こちとら思わず顔が綻んでしまったという。
アグレッシブといっても、無理して流行に手を染めてみました…なんてことは勿論なく。長らくMILLENNIUMの唯一作だった1stでは、どちらかと言えばPRAYING MANTISの系譜に連なるメロディアスなHMサウンドが持ち味だった彼らが、本作ではエピック・メタルの
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Millennium-Awakening-False Reality ★★★ (2018-07-11 23:13:42)

バンドの漲るやる気が乗り移ったように
アグレッシブに刻まれるGリフに先導されて突き進む
アルバムOPナンバー。
一方で、昔から変わらぬマーク・ダフィの錆声Voと
メロディック且つドラマティックに絡み合うツインGが
変わらぬMILLENNIUM印を楽曲に刻んでくれているという。

Millennium-Caught in a Warzone ★★★ (2016-04-29 01:04:25)

NWOBHM末期に活動し、アルバム1枚残して解散してしまった英国・ビリンガム出身のMILLENNIUMがいつの間にやら再結成。そんな彼らから届けられた、ユニオンジャック・ペイントの髑髏ジャケットもイカす2ndアルバム…ということで条件反射で購入してしまったのですが、解説を読むと、どうやら純粋な新作ではないご様子。1stアルバム発表後に制作されたものの、レコード契約が得られず発表の機会もないままお蔵入りしていたデモ・アルバムのCD化らしい。(ライブ会場で手売りしてたとか)
とまれ内容は「お見事」の一言に尽きるので、商品化については何ら異存ございません。灰色の光沢を放つマーク・ダフィの歌声と、湿ったツインGが描き出すドンヨリ薄曇りのサウンドは、典型的NWOBHMのシルエットをデビュー作から受け継ぐ一方、“THE TRAVELLER”みたいな抒情バラードが見当たらない今作は、全体的にアグ
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Millennium-Caught in a Warzone-Princess of the Light ★★★ (2016-04-30 10:14:47)

叩きつけるようなリズムに乗って
勇ましく駆け上がるメイン・リフの劇的なカッコ良さだけで
燃え上がるメタル魂にガソリンを注がれる思いがする
2ndアルバムのOPナンバー兼ハイライト。

Millennium-Caught in a Warzone-Run to the West ★★★ (2016-04-30 10:19:40)

貧乏くさ・・・もとい、侘しげな泣きのイントロから一転、
荒々しく刻まれるGリフ&リズムと、NWOBHM然とした薄曇りVoの
挑みかかるように突き進むコンビネーションに痺れる逸品。

Millennium-Millennium ★★★ (2015-03-26 00:09:48)

ラルフ・サントーラ率いるフロリダのメロディック・メタル・バンド・・・ではなく、NWOBHM末期に活動していたUKビリンガム出身の5人組が、'84年に残した唯一作。
シンガーのマーク・ダフィは、後にパワー/スラッシュ・メタル・アクトTORANAGAに加わってメジャー・デビューを飾ることになるのですが、ここではエコーの掛かり具合といい、暗過ぎず/明る過ぎず/ハジけきれない歌メロの拾いっぷりといい、「マイナー・クラスのNWOBHMシンガー」を体現するかのような、ヘタウマ感溢れる絶妙な歌唱を披露していて思わず頬が緩みます。
音楽性の方もそれに倣ってか、印象的にハモりながらドンヨリ湿ったメロディとリフを紡ぐツインGから、早歩きのテンポで進むリズム、そして派手なキメ曲より、コトコト長時間じっくりと煮込んだような、華はないけど味は十分な楽曲の連なりで聴き手を引き込む構成まで、もうド真ん中の
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Millennium-Millennium-The Devil Rides out ★★ (2015-03-27 23:31:32)

挑みかかるように刻まれるGリフ&リズムの
コンビネーションがメタル魂を高揚させます。
威勢良く弾きまくる2本のGの援護射撃のもと
後にTORANAGAで活かされるパワー・メタリックな
アグレッションの萌芽を聴き取ることも可能
・・・かも。

Millennium-Millennium-The Traveller ★★★ (2015-03-27 23:21:56)

Gが情感豊かに紡ぎ、Voが切々と歌う哀愁のメロディに泣き
ついでに郷愁をそそる垢抜けない雰囲気でも泣けるという
一粒で二度美味しい名バラード。

Minaton (2014-01-27 21:55:53)

兵役中に知り合ったメンバー達によってブルガリアにて結成。活動拠点をドイツへと移し、'94年に1st『ONE DAY IN PARADISE』を自主制作。
当初はバンドのリーダーであるネディ・ジョン・クロスのソロ名義でのリリースだったが、'95年にゼロ・コーポレーションを通じて日本でも同作が発売されるにあたり、MINATONとバンド名義に改める。
「ミナトン」なんて聞くとどうしてもレイ・ハリーハウゼンがクリエイトした牛頭人身の怪物のことを思い出してしまいますが、多分彼らもアレからバンド名を頂戴したんだろうなぁ、と。
尚、MINATONはこれ1枚きりで消滅し、以降ネディ・ジョン・クロスはソロ・アーティストとして活動している模様。

Minaton-One Day in Paradise ★★★ (2014-01-27 21:56:25)

ゼロ・コーポレーションからリリースされたカタログを棚にコレクションしてはニヤニヤと悦に入っていたのも今は昔。現在ではかなりの作品を手放してしまったのですが、幾つかは手元に残したままの物もあって、最近よく聴き直しているその中の一つが、ドイツに拠点を置く5人組が'94年に発表したこのデビュー作。
メンバー・ショットを適当にコラージュしただけの冴えないアートワークと、冒頭に配置されたロケンロール・ソング2連発でリスナーの出鼻をいきなり挫く構成は頂けませんが、彼らの本領は、シンフォニックなアレンジと、テクニカルな演奏に支えられた大仰な曲展開が、VALENTINEやMEATLOAF等を彷彿とさせる楽曲が並ぶ4曲目以降に発揮されるので、暫しのご辛抱を。
取り分け本作のユニークネス創出に大きく貢献しているのが、音楽の専門教育を受け、俳優として舞台にも立っているというネディ・ジョン・クロス(
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Minaton-One Day in Paradise-Down by the Quay ★★★ (2014-01-28 22:32:40)

港町の恋人達の悲恋を切々と歌い上げる
涙なしには聴けないアルバムのハイライト・ナンバー。
Voの独唱に始まり、泣きのGと重厚な演奏&コーラスと
シンフォニックなKeyが加わってドラマティックに
曲展開が盛り上がっても全く薄れない、
いかにも東欧的な侘しげな叙情メロディが美味。

Minaton-One Day in Paradise-Highlife in the Night ★★★ (2014-01-28 22:26:15)

リードBが非常に効果的な疾走ナンバー。
スパニッシュ・タッチで爪弾かれるアコギを
フィーチュアした中間部のドラマティックな
曲展開も含めて、走っていても優美さを失わない曲調が、
どことなく初期ROYAL HUNTを彷彿とさせます。

Minaton-One Day in Paradise-One Day in Paradise ★★★ (2014-01-28 22:21:58)

壮麗なコーラスがQUEEN風味を醸し出すと同時に、
ネディ・ジョン・クロスの舞台俳優としての
才能も発揮された、ミュージカル・テイストも
感じられるシンフォニックなバラード。

Monarch (2014-05-17 09:23:05)

ジム・ドリアンなるシンガーが結成したバンドだったが、当時ここ日本では「期待の新人」としてよりも、EYEWITNESSやMILLENIUMといったメロディックHRバンドで傑作を連発し、東洋的フィーリング漂うGの腕前と共に頭角を現していた、ラルフ・サントーラがプロデュース兼ギタリスト役を担っていることに注目が集まったため、「MONARCHはラルフのバンド」と誤解する人が多かったという。まぁ俺のことなんですが。
それが原因というわけではなかろうが、バンドは'97年にセルフ・タイトルのアルバム1枚を残して消滅。

Monarch-Monarch ★★★ (2014-05-17 09:23:41)

シンガーのジム・ドリアンが立ち上げたバンド・・・と言うよりも、フロリダ・メタル・シーンの仕事人ラルフ・サントーラが、プロデューサー/ギタリストとして全面的に関わったバンド・・・と表現した方がしっくりと来る(気がする)MONARCHによって、'97年に発表された1stアルバム。
事実、本作に託された、時に乾いた大陸的哀愁も漂わせつつ爽快に羽ばたくメロディックHRサウンドは、EYEWITNESSやMILLENIUMと同一線上で語れるものであり(こちらの方がややギター・オリエンテッドな印象ですが)、何より、クラシカルなインスト曲を悠々こなすテクニックと、ウリ・ロートやマイケル・シェンカーを師と仰ぐエモーショナルな表現力とを併せ持った腕前全開で弾きまくる、ラルフのGプレイが本編のハイライトであることに疑いの余地はありません。
爽やかなキャッチネスと伸びやかなGソロが絶品の②、本編ハイ
…続き

Monarch-Monarch-Sunday Morning ★★★ (2014-05-19 23:44:03)

「あれ?確か月9ドラマの主題歌に起用されて
大ヒットになってたよね?」と思わされる、
分厚いハーモニーに包まれたサビメロが
高いヒット・ポテンシャルを放つ逸品。
一瞬、全盛期の浜田省吾のことを思い出したりも。

Moon Dancer (2014-06-25 23:42:10)

'77年に結成されたSIRENが改名して誕生したプログレッシブ・ロック・バンド。
後にVOW WOWに参加することとなる厚見麗を中心に、アイドルばりのルックスと、高度な演奏技術を兼ね備えたメンバーらが織り成すメロディアスでドラマティックなプログレ・サウンドは高い評価を受けた。
が、'79年発表のセルフ・タイトルのデビュー作はセールス的に不発に終わり、バンドはこれ1枚のみで消滅。厚見はTACHYON結成へと動くこととなる。
尚、本作は'97年に一度CD化されたものの、その後は長らく入手困難な状態にあり、当時再発CDを購入したにも関わらず、それを電車で遺失するというチョンボを犯した身としては、今回のリイシューのニュースを知った時にゃ小躍りしそうになりましたよ。

Moon Dancer-Moon Dancer ★★★ (2014-06-25 23:44:32)

VOW WOWのKey奏者、厚見玲衣(当時は「厚見麗」)が在籍していた和製プログレッシブ・ロック・バンド、'79年発表の唯一作。
本作において、厚見は流麗な指捌きだけに留まらず、ほぼ全ての収録曲の曲作りを担い、さらに堂々たる歌声でリードVoまでこなすというマルチな才能を披露。特に優美なストリングスもフィーチュアされたシングル曲“アラベスク”を後追いで初めて聴いた時は、「VOW WOW時代だけでこの人のことを知った気になってたけど、実はもっと凄いミュージシャンだったのね・・・」と唸らされましたよ。
華麗なるKeyワークがサウンドの基盤を作り上げ、王子様風の端正なルックス&精緻な演奏力を兼ね備えたメンバーらによる、技巧とアレンジの粋が凝らされた本編は、例えば三部構成の組曲“哀しみのキャンドル”のようなプログレ然とした大作ナンバーを収録しつつも、主役は飽くまで「70年代少女漫画風」
…続き

Moon Dancer-Moon Dancer-ARABESQUE ★★★ (2014-06-27 00:03:37)

泣きのGソロと、優美なストリングスの調べの
援護射撃の下、シンガーとして、Key奏者として、
そして作曲家として、厚見玲衣の才能が
フルスパークした名曲中の名曲。
Keyの腕前が凄いことは知っていましたが、
シンガーとしてここまで歌える人だったとは知りませなんだ。

Moon Dancer-Moon Dancer-Ba-ra-sin-ju ★★★ (2014-06-27 00:08:20)

ビジュアル系の「薔薇」と、
70年代フォーク風の「心中」の
組み合わせはギャップが物凄い。
スリリングな疾走ナンバーで
聴きモノはもちろん、
攻撃的にハジける厚見のKeyプレイですよ。

Moon Dancer-Moon Dancer-CRIME OF DADDY MICHAEL ★★★ (2014-06-26 23:54:41)

邦題に時代を感じずにはいられませんが、
華麗にして流麗なKeyを先頭に、
スリリングに、リリカルに、ドラマティックに
駆け抜けていく楽曲自体、そのインパクトに
負けていない名曲っぷり。
これにピンと来ないようならMOON DANCERは聴く必要はなし!
と思わず極論を述べたくなるアルバムのハイライト。

Moon Dancer-Moon Dancer-SKIN TIGHT SNAKE SKIN GIRL ★★★ (2014-06-26 23:47:11)

『不思議の国のアリス』を思わせる
70年代少女漫画調風の甘口な音世界は
好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、
演劇的曲展開から、ポップ・センスと
フックの効いたメロディまで、
QUEEN辺りに通じる楽曲構築術には
素直に唸らされます。

Mystic Healer (2013-06-09 23:46:11)

元TOUCHのマーク・マンゴールド(Key)が、DRIVE, SHE SAIDでの活動を停止させた後、80年代から自身が、他のアーティストらと共作しつつ作り溜めていたマテリアルをレコーディングしてアルバムを作ることを思いつき、相棒に無名の新人トッド・ゴーギャン(vo)を起用して、'97年に立ち上げたメロディアスHRプロジェクト。
そのためバンドとしての実体はなく、ボブ&ブルースのキューリック兄弟や、ZEBRAのランディ・ジャクソンらの協力を仰いでレコーディングは行われている。

Mystic Healer-Mystic Healer ★★★ (2013-06-09 23:47:17)

メロディアスHRファンの皆様におかれましては、元TOUCHのマーク・マンゴールド(Key)が、新人のトッド・ゴーギャン(Vo)と共に立ち上げたメロハー・プロジェクト、MYSTIC HEALERのことをご記憶でしょうか。
本作は彼らが'99年に唯一残したセルフ・タイトルのデビュー作で、バンド名やアートワークは怪しげな雰囲気を伝えますが、演っているのは、マークの流麗なKeyがサウンドの基盤を作り上げ、そこにトッドのソウルフルな歌声が乗るというオーセンティックなアメリカン・メロディアス・ハード。
それもその筈で、収録曲の殆どはマークが80年代に、マイケル・ボルトン、アルド・ノヴァ、ジャック・ポンティらと共作してコツコツと作り溜めてきたマテリアルを中心に構成されていて、取り分け、ドラマティックな①、後にジョン・ノーラムの妹のトーン・ノーラムがカヴァーした②、TOUCHの幻の2ndアル
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Mystic Healer-Mystic Healer-Crossed My Heart ★★★ (2013-06-11 23:22:49)

哀切を帯びたメロディを奏でるKeyと
エモーショナルなVoによるイントロ部分を
十数秒聴いただけで楽曲の、アルバム全体の
完成度の高さを確信させてくれる
ドラマティックな名曲。

Mystic Healer-Mystic Healer-I Am the One ★★★ (2013-06-11 23:32:00)

アルバム唯一の書き下ろし新曲で、
マーク・マンゴールドとトッド・ゴーギャンの共作曲。
このバラードにおけるトッドのソウルフルな歌いっぷりは
アルバムのハイライトといっても過言ではない素晴しさ。
こんな凄いシンガーが、本作1枚きりでHR/HMの表舞台から
姿を消してしまったのだから勿体なさ過ぎますよ。

Mystic Healer-Mystic Healer-If You Ever Fall ★★★ (2013-06-11 23:24:54)

マーク・マンゴールドとジャック・ポンティの共作曲。
劇的なメロディ展開とキャッチーなサビに巧の業が光ります。
トーン・ノーラム(ジョン・ノーラムの妹)も取り上げていて
これがまた素晴しい出来栄えなので一聴をお薦めします。

Mystic Healer-Mystic Healer-It Must Be Love ★★ (2013-06-12 22:31:38)

マーク・マンゴールド、マイケル・ボルトン、アルド・ノヴァの
共作曲となれば、つまらない楽曲なわけがないですが、
事実良い曲です。マークの柔和で軽やかなピアノが主役を張る
リラックスして聴けるポップ・ナンバー。

Mystic Healer-Mystic Healer-Tonight ★★★ (2013-06-11 23:27:59)

トッド・ゴーギャンの伸びやかな歌声が映える
しなやかなハードポップ・チューン。
マイケル・ボルトンとの共作曲で、原曲はTOUCHの
幻の2nd(『ザ・コンプリート・ワークスⅠ&Ⅱ』としてCD化)
で聴くことが出来ます。

Mythology ★★★ (2011-04-07 22:58:45)

アニメ番組の劇中歌を手掛けたり、特撮ヒーロー物のトリビュート・アルバムを作ったりと、近年は課外活動に勤しんでいた屍忌蛇(G)率いるVOLCANOが久々に発表した3rdアルバム。
2nd『DAVI』のリリースからかなり間が空いてしまったが(EP『VIPER'S PATH』の発表すら'05年だ)、スラッシュ・メタルや北欧メロデスを彷彿とさせるスピーディでブルータルなリズムの上で、金属的色艶と硬質感を湛えたNOVの歌声と、エモーショナルに咽び泣く屍忌蛇のGとが渦を巻く、唯一無二のVOLCANO流HMサウンドは不変。流石にデビュー作『VIOLENT』程のインパクトはないものの、妙に窮屈に感じられた『DAVI』よりはずっとキャッチーで、肩の力が抜けた聴き易い仕上がり。
ピアノによる流麗なイントロから爆発的な疾走へと転じるOPナンバー①や、その勢いをバイオレントに受け継ぐ②、アコギを有用
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N.O.W.-Bohemian Kingdom ★★★ (2013-07-28 21:34:38)

ブラジリアン・アーティスト、アレック・メンドンカと、UNRULY CHILDやソロ・シンガーとしての活動で知られるフィリップ・バードウェルがタッグを組んだプロジェクト、'13年発表の2ndアルバム。
オールドスクールな正統派からトライバルな要素を組み込んだエクストリーム系まで、アグレッシブなメタルのメッカ的な印象の強いブラジルですが、当然それ以外のジャンルを追求するミュージシャンだって数多く存在するわけで、本作で聴かれるのは、「NY生まれ」というアレックの出自が生かされた(?)、洗練と哀愁満載の都会派メロディアスHRサウンド。
のっけから哀愁全開で展開される①、及び「'13年度ベスト・チューン」クラスの強力なフックを有する名曲③、お洒落なサックスを取り入れたポップな⑤や物悲しい⑥といった、本作の音楽性を象徴するかのようなAOR/産業ロック風味の楽曲からはドメスティックな色合い
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