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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 4601-4650
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RENEGADE-TIME TO CHOOSE
RENEGADE-TIME TO CHOOSE-HOLD BACK THE NIGHT
REO SPEEDWAGON-Good Trouble
REO SPEEDWAGON-Good Trouble-I'll Follow You
REO SPEEDWAGON-Hi Infidelity
REO SPEEDWAGON-Hi Infidelity-In Your Letter
REO SPEEDWAGON-Wheels Are Turnin'
REO SPEEDWAGON-Wheels Are Turnin'-Can't Fight This Feeling
REO SPEEDWAGON-Wheels Are Turnin'-Wheels Are Turnin'
RETURN-Return
RETURN-Return-Mr. President
RETURN-Straight Down the Line
RETURN-Straight Down the Line-Five Minutes
RETURN-Straight Down the Line-I Gave You All
RETURN-V
REVEREND-Live
REVEREND-Play God
REVEREND-Reverend
REVEREND-World Won't Miss You
REVEREND-World Won't Miss You-Gunpoint
REVOLUTION SAINTS
REVOLUTION SAINTS-Eagle Flight
REVOLUTION SAINTS-Eagle Flight-Need Each Other
REVOLUTION SAINTS-Light in the Dark
REVOLUTION SAINTS-Light in the Dark-Freedom
REVOLUTION SAINTS-Revolution Saints
REVOLUTION SAINTS-Revolution Saints-Here Forever
REVOLUTION SAINTS-Revolution Saints-You're Not Alone
REZINWOLF
REZINWOLF-Corruption Kingdom
REZINWOLF-Corruption Kingdom-Rage Against Us
REZINWOLF-Corruption Kingdom-To Arm the Rebels
RICHARD HARRIS-My Boy
RICHARD HARRIS-My Boy-Like Father Like Son
RICHIE SAMBORA-Stranger in This Town
RICHIE ZITO
RICHIE ZITO-Avalon
RICHIE ZITO-Avalon-Avalon
RICHIE ZITO-Avalon-Nightmare
RICK PRICE
RICK PRICE-Heaven Knows
RICK PRICE-Heaven Knows-Church on Fire
RICK PRICE-Heaven Knows-Not a Day Goes By
RIGOR MORTIS-Rigor Mortis vs. The Earth
RIGOR MORTIS-Rigor Mortis vs. The Earth-Mummified
RIGOR MORTIS-Rigor Mortis vs. The Earth-Sog
RIK EMMETT-Absolutely
RIK EMMETT-Good Faith
RIK EMMETT-Handiwork
RIK EMMETT-Handiwork-Libre Animado

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RENEGADE-TIME TO CHOOSE ★★ (2012-01-05 22:32:28)

FORTUNEやJACKAL、MASQUERADE、TAROTらと共に第2次北欧メタル・ブームの中核を成した、ツインGとKey奏者を擁するスウェーデン出身の6人組HRバンドが'93年にリリースした1stアルバム。
本編開巻を宣言するOPナンバー“HOLD ON THE NIGHT”が、「優美で繊細な北欧神話を華麗に伝承する北欧メタルの魅力の全てが凝縮された名曲」(日本盤帯より)と高く評価された本作だが、全曲がその路線かと言えばさに非ず。アメリカンなノリが打ち出されたグルーヴィなHRナンバーもちらほら見受けられ、また全14曲も収録されているせいで中弛みを感じる場面もあったりと、ドラマティックで叙情美に満ちた北欧メタル然とした作風を期待すると間違いなく肩透かしを食うことになるので要注意。
それでも、メンバー全員がバックVoを担当することによって作り出されるボーカル・ハーモニーの鮮
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RENEGADE-TIME TO CHOOSE-HOLD BACK THE NIGHT ★★★ (2012-01-07 00:36:37)

この曲のみの「1発屋」扱いされる事も多い
RENEGADEですが実際、本編中において
この北欧メロディアス・ハードの名曲の
インパクトは突出している。
甘美なメロディに、美しいハーモニー・・・。
↑上で別の方も仰られていますが、
これでKeyがもう少し存在感を発揮して
後半にもう一捻り加えてくれてたなら
完璧だったんですけどね。

REO SPEEDWAGON-Good Trouble ★★★ (2023-03-21 22:49:39)

最終的には1000万枚を超すセールスを記録した11th『禁じられた夜』(’81年)の特大ヒットで、晴れてトップ・バンドの仲間入りを果たしたREO SPEEDWAGON。通常、ヒット作の後のアルバムというのはマーケティング戦略上、発表までにかなりブランクが空くものですが、彼らは勿体付けることなく直ちにレコーディング作業に取り掛かると、1年1作のローテーションを堅守するかの如く’82年にこの12thアルバムを発表しています。
『禁じられた夜』との連続性を打ち出したアートワークににっこりさせられる本作は、“涙のレター”のヒットを受けて、更にバラード調の楽曲を増量したメロウな作風を追求しそうなもんですが、どっこい。ゲイリー・リッチラスのGを核とする躍動感溢れるロックンロール・スピリッツはここでもしっかりとキープ。と同時に、夏の終わりを意識させるような、懐かしくもどこか物悲しいメロディで楽曲
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REO SPEEDWAGON-Good Trouble-I'll Follow You ★★★ (2023-03-23 00:33:10)

仄かな哀愁を湛えたメロディを乗せて躍動する
ロックンロール・ナンバー。ホットに弾きまくる
ゲイリー・リッチラスのGといい、全編通じて流麗に
踊るピアノの活躍っぷりといい、REO SPEEDWAGONの
ハード面の魅力が凝縮された名曲に仕上がっています。

REO SPEEDWAGON-Hi Infidelity ★★★ (2013-01-22 22:07:30)

最近は「スピードワゴン」で検索をかけると『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクターばかりが引っ掛かりますが、こちらは本家REO SPEEDWAGONが'81年に発表し、苦節10作目にして遂に全米制覇を成し遂げた記念すべき1枚(邦題は『禁じられた夜』)。
全米シングル・チャート上位にランクインしたバラード②(第1位)⑤(第4位)を聴けば分かる通り、どこかノスタルジーを喚起するポップな叙情メロディを増量することで、それまでのアーシーなロックンロール・サウンドに加えて、より大衆にアピールし得るメロディアスHR的側面もクローズアップされた本作は、それでいて洗練され過ぎず、泥臭さ(田舎っぽさ)も失っていません。この辺りの「垢抜け過ぎない魅力」が、皆誰もが心に「南部」を持つアメリカ人のハートを掴んだのでしょうかね。
ゲイリー・リッチラスの熱い泣きを孕んだGプレイにグッとくる③、ホンキートンク
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REO SPEEDWAGON-Hi Infidelity-In Your Letter ★★★ (2013-01-23 23:27:12)

本国アメリカ以上に日本でヒットしたという名曲。
(邦題は“涙のレター”)
オールディーズ風の曲調は、ポップな親しみ易さに
溢れている一方、どこか「祭りの後」チックな郷愁と侘しさも
同居していて、妙におセンチな余韻を胸に残します。
絶妙に切り込んでくるピアノも素晴しいったらないですよ。

REO SPEEDWAGON-Wheels Are Turnin' ★★★ (2023-03-24 00:20:27)

新人演歌歌手ばりのハード・スケジュールで全米津々浦々をツアーして回った努力が実を結び、9th『禁じられた夜』(’82年)とシングル“涙のレター”のメガヒットでトップ・バンドの地位を確立した苦労人バンドREO SPEEDWAGON、’84年発表の11thアルバム。
件の『禁じられた夜』があまりに売れまくったため、それ以外の作品の影が薄くなってしまった感が無きにしも非ずな彼らなれど、本作だって完成度の高さでは決して引けは取りません。70年代の泥臭さを払拭し、洗練されたメロディアス・ロック路線を引き続き追及しつつ、ゴキゲンに弾むロックンロール①④や、レゲエのリズムを取り入れた③等、前半には比較的明るいノリの楽曲が並ぶため「ああ、そういうバンドね」と思われるやもしれませんが、それは早合点というもの。エネルギッシュな曲調に胸をキュっと締め付けるメロディが絡む④が物語る通り、明るさの中にもどこ
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REO SPEEDWAGON-Wheels Are Turnin'-Can't Fight This Feeling ★★★ (2023-03-28 01:38:20)

全米シングル・チャートで3週連続第1位の座をキープ。
REO SPEEDWAGONが一発屋ではないことを見事に証明した彼らの代表曲。
飾らず勿体付けず、哀愁のメロディをシンプルに届けてくれるこそ胸を打つ
REO SPEEDWAGONらしいエモーショナルな名曲です。

REO SPEEDWAGON-Wheels Are Turnin'-Wheels Are Turnin' ★★★ (2023-03-28 01:28:50)

本編の締め括り役を担うアルバム表題曲。
エネルギッシュな曲調に哀愁を帯びたメロディ、
ゲイリー・リッチラスの骨太なギターと、負けじと
華やかに繰り出されるニール・ドーティのピアノ・ソロが
(ピアノ好きにとっては)得も言われぬ高揚感を演出する名曲です。

RETURN-Return ★★★ (2020-12-09 23:24:18)

これまでリリースしたカタログを悉くヒット・チャート上位に送り込み、本国ノルウェーではトップ・バンドとして確固たる地位を築き上げたRETURN。5th『V』(’92年)を最後に活動を停止していた彼らの再始動となった'05年発表の6thアルバム。
前作『V』では、HR/HMで括ることに若干の躊躇を覚えなくもないアコースティカルなサウンドを聴かせた彼らですが、ブリットポップ風の疾走ナンバーまであったりする今作では(当時のシーンの趨勢もあってか)、だいぶHR色を回復させたサウンドを披露。かといって、安易にダーク&ヘヴィな流行におもねるような真似はせず、あくまでRETURNならではの悲哀に満ちたメロディの魅力はしっかりとキープされ続けています。
抒情味を増幅するハスキー・ボイスという、往時の個性がここでも健在なシンガーの歌唱が映える、重厚にして物憂げなOPナンバー①、雪の夜に灯された暖
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RETURN-Return-Mr. President ★★★ (2020-12-11 00:23:58)

ピアノ好きとしては、物悲し気なピアノのイントロだけで
グッと掴まれてしまいます。寒色のヴァースから
暖色のコーラスへと転じるメロディの移調も絶妙です。
ハスキーなVoの声質もあって初期ミカエル・アンダーソンを
彷彿とさせる哀愁のメロハーの名曲。

RETURN-Straight Down the Line ★★★ (2013-04-24 22:15:33)

80年代初頭にノルウェーはオスロにて結成され、アルバムを次々にチャート上位へと送り込んで、母国においてトップ・バンドとしての確固たる地位を築き上げた5人組が、'89年に発表した3rdアルバム。(勿論本作も№1ヒットを記録)
国内盤も出た5th『Ⅴ』の解説で「彼らの3rdはもっと凄い」的なことが書かれていたことに興味を持ち購入したのですが、これが確かに素晴しい内容でした。
本編は心地良く弾むポップな楽曲と、感傷的な泣きを発散する哀メロ・チューンの2本立てで構成されており、それらを歌い上げるのは、どちらかと言えばロックンロール系がハマりそうなシャガレ声のVo。聴き始めこそ違和感を覚えますが、表現力豊かな上に、このシンガーの独特の歌声が楽曲の持つ叙情性を効果的に増幅していて、終わってみれば「この声でなきゃダメだろ!」と思うまでになっていましたよ。
本国において№1ヒットを飛ば
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RETURN-Straight Down the Line-Five Minutes ★★★ (2013-04-25 22:33:00)

ハスキーな歌声と感傷的な曲調が
ミカエル・アーランドソンの1stや2ndを
思い起こさせる哀メロ・ソング。
サビのハートウォーミングなメロディが
このバンド独自の味わいですね。

RETURN-Straight Down the Line-I Gave You All ★★★ (2013-04-25 22:39:33)

聴き始めこそ「ハードポップには
そぐわない声だなぁ」と違和感を覚える
シャガレ声のVoですが、彼の熱唱が映える
この劇的なラスト・ナンバーを聴く頃には
「この声あってのRETURNだろ」と
思うまでになっていました。

RETURN-V ★★ (2013-04-27 00:50:10)

ノルウェー代表として(?)、DA VINCIと共に初期ゼロ・コーポレーションのラインナップを彩った5人組が、'92年に発表した5thアルバムにして日本デビュー作。(但しこの作品がリリースされた頃には、既にバンドは活動を停止していたらしい)
元々、ポップなDA VINCIのサウンドがバリバリのHRに聴こえるぐらいソフトな音楽性が持ち味のRETURNでしたが、本作では更にアコースティカルな方向へと歩みを進め、本編の大半を占めるのはゆったりとしたバラードリーな楽曲群。また曲によってはアーシーなブルーズ・テイストも持ち込む等、感傷的な泣きを薄れさせた代わりに、乾いた哀愁を盛り込んだ作風は、北欧というよりもアメリカンな味わいが強く感じられたりも。
それでも、このバンドならではの胸を締め付ける哀メロはアルバムのそこ此処で存在感を発揮。特に必聴なのがアルバムのOPナンバー①。ストリングスを
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REVEREND-Live ★★ (2007-02-12 21:44:00)

ざっとクレジットに目を通しても、何時/何処で収録された音源なのかサッパリ分からない、実も蓋もないタイトルを付けられた'92年発表のライブEP。
デビューEP『REVEREND』から1曲、1st『WORLD WON'T MISS YOU』から3曲、2nd『PLAY GOD』から2曲からなる構成で、概ね納得のいく選曲、良好な客の反応、タイトなバンドの演奏と、いずれの要素も上々で聴き応えは十分。特に、ライブと言えども全く安定感を失わないデヴィッド・ウェインのド迫力のVoパフォーマンスは圧巻です。
ただ、それだけに全6曲、収録時間にして僅か30分弱という内容には物足りなさが残るし、「2、3曲、METAL CHURCH時代の楽曲を収録してくれても良かったんじゃないの?」と文句の1つも付けたくなるのが人情というもの。
まぁ、それもこれも本作が良く出来ているからこそ、なんですが。

REVEREND-Play God ★★★ (2006-12-18 22:06:00)

元METAL CHURCHのVoデヴィッド・ウェイン率いるパワー/スラッシュ・メタル・バンド、'91年発表の2ndアルバム。
メンバーの約半数が日系人という点もユニークなバンドでしたが、本作発表の時点で既に彼らの姿はありません。残念。ただ(喜ぶべきか悲しむべきか)作品の完成度には全く影響なく、今回も前作に勝るとも劣らぬハイクオリティ。
全体的にMETAL CHURCHっぽさはかなり後退していて、その作風はスラッシュ・メタルというより、モダンなアメリカン・パワー・メタルといった趣き。マイケル・ローゼンが手掛けた肉厚なサウンド・プロダクションもそう感じさせる一因で、例えば①⑦といったスピード・チューンは、何処となく第3期LOUDNESSに通じる雰囲気も。(といってもリリースは本作の方が先ですが)
またアコギやKeyの導入等、メロディ重視の姿勢も押し進められていて、ウェインの
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REVEREND-Reverend ★★ (2013-08-11 08:09:22)

METAL CHURCHを去ったデヴィッド・ウェイン(Vo)と、そのMETAL CHURCHにフロントマンのマイク・ハウを一本釣りされたHERETIC。因縁浅からぬ両者が結成したREVEREND(バンド名はMETAL CHURCH時代のデヴィッドの渾名に因む)が、'89年に発表した4曲入りデビューEP。
国内盤も出た1stや2ndに比べ、輸入盤のみのリリースだった本作は長いこと購入のチャンスに恵まれずにいたので、数年前に何の気なしに立ち寄った中古屋の片隅でこれが埃を被っているのを発見した時には、思わず我が目を疑ってしまいましたよ。
ウェインの鼓膜震わす金属声と、角張ったGリフ&リズムが緊迫感を孕んで威圧的に押し出してくるサウンドは、後に発表されるREVERENDの1stフル『WORLD WON'T MISS YOU』と同様・・・もっと言えばウェイン在籍時代のMETAL CHU
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REVEREND-World Won't Miss You ★★★ (2006-05-30 22:54:00)

初期METAL CHURCHを彷彿とさせる楽曲の数々(OPナンバー“REMISSION"の分厚いリフの刻みからしてもう)と、ささくれ立ったサウンド・プロダクションのせいか、マイケル・ローゼンによるモダンな音作りが印象的だった2nd「PLAY GOD」より、かなりスラッシュ・メタル色が濃厚に感じられる1stアルバム。
ゆえにREVERENDのデビュー作としてだけでなく、「デイヴィッド・ウェイン在籍のまま作られたMETAL CHURCHの3rdアルバム」としても楽しめる・・・かもしれません。
それにしても驚異的なのはデイヴィッド・ウェインその人。聴けば一発で彼と分かる独特の声質を武器に、噛み付くようなシャウトから、アコギ・バラードで披露する繊細な歌い込み、ドラマティカルな楽曲における「押し」と「引き」の駆使、そして強烈なスクリームまで、余裕綽々で歌いこなすその歌唱力はまさに圧巻と
…続き

REVEREND-World Won't Miss You-Gunpoint ★★ (2006-05-30 23:07:10)

デイヴィッド・ウェインの強烈なスクリームを合図に走り出す、スラッシーなスピード・チューン。
雄々しく疾走するリフ、ライブ映えしそうなコーラス
(実際、ミニ・ライブ・アルバム「LIVE」のOPを飾るのはこの曲)
メロディアス且つドラマチックなGソロも素晴しいが、やはりウェインのVoこそが要。
そのアグレッシブなVoパフォーマンスは、本曲の格を数段引き上げている。

REVOLUTION SAINTS (2015-03-29 00:12:07)

WILD DOGSの一員としてデビューを飾り、その後数々のバンドを渡り歩き、ニール・ショーンにその才能を認められて現在はJOURNEYに籍を置く名ドラマー。
重さとキレを兼ね備えたパワー・プレイから、主張控えめのAOR/産業ロック向けドラミングまでこなせて、しかも歌唱力は本職顔負けという、歌って踊れる(?)オールラウンド・プレイヤーで、その評判に着目したFRONTIERS RECORDSのバックアップのもと、メロディックHRプロジェクト/バンド、REVOLUSION SAINTSではとうとうフロントマン・デビューまで飾ってしまった。
ただ、最近はパワー全開のドラミングを聴かせてくれる機会はめっきり減ってしまっていて残念。忙しくて断ったというWILD DOGSの再結成には是非参加して欲しかった・・・。

REVOLUTION SAINTS-Eagle Flight ★★★ (2023-06-06 01:11:45)

紆余曲折を経て現在は目出度くJOURNEYに復帰を果たした、「歌うドラマー」ディーン・カストロノヴォがVoとDsを兼任して主役を務めるプロジェクトREVOLUTION SAINTS、’23年発表の4thアルバム。
デビュー作からの付き合いだったジャック・ブレイズとダグ・アルドリッチが脱退し、後任にはジェフ・ピルソン&ジョエル・ホークストラが加入。このメンバー・チェンジがアルバム作りにどの程度影響を与えたのか定かではありませんが、ギター・オリエンテッドな作風が志向されていた3rd『RISE』(’20年)に比べると、今回はハッキリとウェットな欧州風味が大増量。ダグのGでハードかつ景気よくスタートをきった前作から一転、ピアノの調べに導かれてしっとり幕が上がる本編OPからして、その作風の違いは鮮明です。
爽快なアメリカン・メロディアスHRテイストが薄れたことを残念に思う向きもあるやも
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REVOLUTION SAINTS-Eagle Flight-Need Each Other ★★★ (2023-06-07 00:27:51)

ディーン・カストロノヴォのエモーショナルなVoと、
アレッサンドロ・デル・ヴェッキオのメロディ・センスとが
絶妙な化学反応を起こした哀愁のメロハー・チューン。
悲哀に満ちたサビメロには辛抱たまらんものがありますよ。
バンドがリーダー・トラックに選んだのも納得です。

REVOLUTION SAINTS-Light in the Dark ★★★ (2017-11-19 22:17:37)

「歌って叩ける実力派ドラマー」として順風満帆のキャリアを歩んでいたディーン・カストロノヴォでしたが、薬物及びアルコール依存と婚約者への家庭内暴力が発覚したことで運命は暗転。築き上げてきたキャリアは一夜にして完膚なきまでに失われてしまいました。まぁ完全に自業自得であり、事件に関しては全く同情はしておらんのですが、しかしその才能を惜しまずにはいられない身としては、彼氏がリハビリ施設に入って酒とヤクを絶ち、婚約者との関係修復も図り、その上でこのREVOLUSION SAINTSの2ndアルバムで更生の第一歩を踏み出したというならば、応援しないわけにはいきますまい!と。
再出発を祝うように、ダグ・アルドリッジ(G)、ジャック・ブレイズ(B)ら、お馴染みの面子が全員集結して、抒情メロディが華麗に舞うメロディックHRという、デビュー作で確立したサウンドもしっかりと踏襲。但し多数の作曲家が起用さ
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REVOLUTION SAINTS-Light in the Dark-Freedom ★★★ (2017-11-19 22:24:35)

作詞・作曲からGソロまで、ディーン・カストロノヴォが
ほぼ独力で書き上げたというミッド・チューン。
重厚なヴァースから、雄大な広がりを感じさせるサビメロへと
繋がって行くメロディ展開も秀逸で、
ディーンの「やる気」がヒシヒシと伝わって来るかのような出来栄えです。

REVOLUTION SAINTS-Revolution Saints ★★★ (2015-03-29 00:16:34)

ファンの間では歌の上手さが語り草になっていたディーン・カストロノヴォ(Ds)が、遂にガッツリとフロントマン役を担ったプロジェクト(ご本人曰く、バンド)のデビュー作。
これまでもJOURNEYのライブやアルバムで、その実力の程を垣間見せて来た彼氏ですが、こうして改めて聴くと本当に上手い。音程が正確とか高い声が出せるとかの基礎能力どころの話ではなく、曲に託されたエモーションを、余すところなく聴き手に届けられるレベルの上手さ。ゲスト参加して③でリードVoを取っているアーネル・ピネダと比較しても何ら遜色がないのだから、完全に「ドラマーの余技」レベルを超えてますよ。
そんなディーンが、FRONTIERS RECORDSお抱えの腕利きライター勢による、会心のメロディック・ロック・ナンバーの数々をエモーショナルに歌い上げるわけですから、もう勝ちは約束されたも同然。事実、胸が潰れんばかりに感
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REVOLUTION SAINTS-Revolution Saints-Here Forever ★★★ (2015-03-29 22:12:23)

ビデオクリップが作られていることからも
バンドのこの曲に対する自信の程が伺える、
悲壮美に彩られた名バラード。
ディーン・カストロノヴォが熱唱するあまりに悲しいサビメロと
それを援護射撃するダグ・アルドリッチのクイクイと
涙腺に沁みこんで来るGプレイに滂沱の如く涙が溢れ出しますよ。

REVOLUTION SAINTS-Revolution Saints-You're Not Alone ★★★ (2015-03-29 22:18:24)

国内盤には、ゲスト参加したアーネル・ピネダがリードVoを担当したバージョンと、
ディーンがリードVoを取った2バージョンが収録されている、
“HERE FOREVER”と並んでアルバムのハイライトを演出する名バラード。
ここでもダグ・アルドリッチが、音数に頼らなくてもグッと前に迫り出して来る
Gソロで、ただでさえエモーショナルな曲調に一層感動的な華を添えてくれています。

REZINWOLF (2014-11-02 23:17:07)

イギリスはハーウィッチにて'09年に活動をスタート。同年発表のシングル“DEATHSTALKER”が評判となり、バンドはこれをフォローするツアーの英国内で行った後、'10年にEP『THE NIGHTMARE BEGINS・・・』を発表。これも好評を博したことでいよいよ自信を深めたバンドはアルバムのレコーディング作業に着手。'13年、プロデューサーにジェイムズ・スティーヴンソンを迎え、『CORRUPTION KINGDOM』と名付けられた1stフル・アルバムは'13年にリリースされた。
ところが好事魔多し。Vo兼Gとして、またソング・ライターとしてバンドの中心的役割を担っていたダニー・マーフィーが脱退を表明。
彼らにはこの逆境を糧に変え、次なる作品を早期に発表してくれることを期待したい。

REZINWOLF-Corruption Kingdom ★★ (2014-11-02 23:18:13)

イギリスはハーウィッチ出身の4人組スラッシャーが、'13年にドイツのインディーズ、KILLER METAL RECORDSから発表した1stフル・アルバム。
カッチリと整えられたプロダクションの下、デビュー作にして早くもメロディを歌うことに抵抗を感じさせないVo、速さのみに拘泥しない曲作り等、「80年代スラッシュ命!」と言うより、元々はメタルコア系のバンドとして活動を開始した連中なのかな?と思わされる、今時のエクストリーム・メタルの作法も飲み込んだモダンなスラッシュ・サウンドが持ち味。
尤も、スピードで一点突破を目論むのでない、構築感を携えたサウンドには「英国産スラッシュ」の伝統が脈々と受け継がれていて、何より随所でフラッシーなソロを閃かせるここのG(兼Vo)がバリバリのメタルヘッドであることは疑いようがありません。例えばメロディアスなGリフと歌メロをフィーチュアした⑦なんて
…続き

REZINWOLF-Corruption Kingdom-Rage Against Us ★★★ (2014-11-03 20:59:13)

浮遊感漂わすインスト曲を頭において
激烈に疾走を開始するOPナンバー。
メロディックなGソロとアクセント的に
用いられたKeyサウンドがモダンな味わいを
感じさせたりも。

REZINWOLF-Corruption Kingdom-To Arm the Rebels ★★★ (2014-11-03 21:02:50)

アグレッシブではあるものの、Voにしろ
曲調にしろ一貫してメロディに流れがあり、
スラッシュ・メタルというよりは
英国伝統のHMナンバーといった趣き。
IRON MAIDENチックなツイン・リードGも
そうした印象を補強してくれます。

RICHARD HARRIS-My Boy ★★★ (2020-11-11 23:47:49)

『ワイルドギース』に『ジャガーノート』に『カサンドラクロス』…70年代イギリス製アクション映画には欠かせない俳優だった(晩年は『ハリーポッター』シリーズの初代ダンブルドア校長役で知られる)故リチャード・ハリス。プログレ・バンドのBEGGERS OPERAやドナ・サマー、グレン・キャンベルなんかもカヴァーした名曲“MACARTHUR PARK”を聴いてこの人のシンガーとしてのキャリアに興味を持ったところ、折よく過去のカタログがリイシューされたので、とりあえず購入したのが'71年発表の本3rdソロ・アルバム。
既成曲のカヴァーや書下ろしの新曲が入り混じる本作で聴けるサウンドは、もちろんHR/HMとは相当距離があるポピュラー・ミュージック。ただ、離婚により息子と離れ離れになってしまった父親の「我が子への想い」をコンセプトに据え、詩情豊かに綴られるストーリー仕立ての構成と、ハリスの包容力を
…続き

RICHARD HARRIS-My Boy-Like Father Like Son ★★★ (2020-11-12 23:51:36)

リチャード・ハリスが作詞家のパートナー、
ジョン・ブルームリィと共作で書き下ろした楽曲。
中盤でテンポアップする躍動感溢れる曲調と、
ハリスの聴き手を包み込むような熱唱がマッチして
感動的でスケールの大きな盛り上がりを演出する名曲。
HRバンドがカヴァーしてもハマりそうです。

RICHIE SAMBORA-Stranger in This Town ★★★ (2010-12-19 23:28:57)

その昔、西新宿の今はもう潰れてしまったDISCLANDというCD屋の前で買い物中のリッチー・サンボラと遭遇、思い切ってサインを頼んでみた事があり(今振り返ると己の図々しさに赤面を隠せません)、嫌な顔一つ見せずにサインに応じてくれたその出来た人柄に感激させられて以来、BON JOVIというのはジョンよりも「リッチー・サンボラというギタリストが在籍しているバンド」という認識で刷り込まれているのですが、その彼氏が'91年に発表した初めてのソロ・アルバムがこちら。
ソングライター、ギタリストとしてのみならず、渋くエモーショナルな歌い手としての才能も発揮している本作には、仄かに土の薫りが漂うブルージーなロック・サウンドが満載。リッチーがリラックスして、楽しみながらレコーディング作業を行った事がじんわりと伝わってくる、飾り気のない作風が好印象な仕上がりで、どこかリック・エメット(TRIUMPH
…続き

RICHIE ZITO (2019-03-06 00:16:03)

80年代から90年代前半にかけてのHR/HMシーンを語る上で欠かすことの出来ない重要人物。70年代にセッション・ミュージシャンとして業界入りし、以降、関わる作品を次々に大ヒットに導く名物プロデューサー/コンポーザーとして盤石の地位を築く。関わった作品をいちいち挙げていくとキリがないので割愛。
ただ、意外にも長いキャリアを通じてソロ・アルバムとは縁がなく(多忙過ぎたのか)、’06年にFRONTIERS RECORDSから発表した『AVALON』が、作曲/レコーディング両面で自らが陣頭指揮を執り仕上げた初めての作品なのだとか。

RICHIE ZITO-Avalon ★★★ (2019-03-06 00:17:54)

80年代のヒット作には欠かせない存在だった名物プロデューサー兼ソングライターのリッチー・ジトーが、久々にHR/HMシーンの第一線に復帰。自らプロデュースとコンポーズ、更にG、B、Keyまで兼任するマルチ・アーティストっぷり全開で立ち上げたメロハー・プロジェクトAVALONが、FRONTIERS RECORDSから'06年に発表した1stアルバム。
ジョー・リン・ターナー、ジェセフ・ウィリアムズ、ジョルジオ・モロダー、エリック・マーティン、リッチー・コッツェン、フィリップ・バードウェルetc…と、豪華なゲストVoを迎え制作されているだけに、きっとゴージャスなポップ・メタル・アルバムに違いない!…と思いきや、淡々と刻まれるGリフに乗せてヒューゴ(ex VALENTAINE)が哀愁のメロディを歌い上げるOPナンバー①を手始めに、プロダクションにしろ楽曲にしろ、意外なぐらい飾り気を抑えたシ
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RICHIE ZITO-Avalon-Avalon ★★★ (2019-03-07 00:49:57)

郷愁をそそるサビメロが絶品のアルバム表題曲。
この曲をダニー・ヴォーンに歌わせているのが正に慧眼で
彼のハート・ウォーミングな歌声は間違いなく
楽曲の完成度を更に数段引き上げてくれていますよ。
何気にGソロも素晴らしい。
個人的にはアルバム収録曲中、最も愛している楽曲です。

RICHIE ZITO-Avalon-Nightmare ★★★ (2019-03-07 00:44:37)

リッチー・ジトー自ら奏でる熱を帯びたGの活躍もあって
80年代初頭のHMの名曲的な風格すら感じられる気がしますよ。
エディ・マネーのVoもハマっています。
この人からこういうタイプの楽曲が出てくるとは思っていなかったので
「色々な引出し持ってるなぁ」と、改めて感心することしきりでした。

RICK PRICE (2019-07-10 00:19:04)

音楽一家に生まれ育ち、若くしてセッション・ミュージシャンとして名を上げると、'88年に行われたオーストラリアの建国200年祭のテーマ・ソングを歌ったことで知名度大幅アップ。'90年にソニーとの契約を交わし、'91年に1st『HEAVEN KNOWS』でデビュー。シングル“NOT A DAY GOES BY”が全豪チャートTOP5入り、アルバムもチャート最高第3位の大ヒットとなる。
その後も定期的にアルバム・リリースを重ね、近年だと、'17年に同郷のシンガー/ソングライター、ジャック・ジョーンズと組んで発表した、米ウェスト/コーストの名曲にトリビュートを捧げるカヴァー曲集、その名も『CALIFORNIA DREAMING』がアルバム・チャートTOP10に入るヒットを記録している模様。

RICK PRICE-Heaven Knows ★★★ (2019-07-10 00:20:20)

デビュー前から話題を集めていたオーストラリア出身のシンガー/ソングライター、リック・プライス(Vo)がSONY MUSICとの契約を得て、マイケル・トンプソン(G)、ジョン・ロビンソン(Ds)らLAシーンでも指折りの実力派セッション・ミュージシャン達をバックに従えてレコーディングを行い、'93年に発表した1stアルバム。
オーストラリアと聞くと、どうしてもAC/DC系のワイルドなロックンロールを想像してしまいがちですが、ここで披露されているのは、清潔感漂わすイケメンなご本人のルックスと、透明感のある歌声を反映させたような、瑞々しく洗練されたハードポップ。オーストラリアの澄み渡った広い青空を想起せずにはいられない甘く爽やかなサウンドからは、アーシーな雰囲気や埃っぽさは殆ど感じられません。
作品全体としてはHR/HMとは若干の距離を感じざるを得ない音楽性ではあるものの、哀愁を効か
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RICK PRICE-Heaven Knows-Church on Fire ★★★ (2019-07-11 00:19:19)

シングル・カットされたわけじゃないが、アルバムのハイライト・ナンバー。
心地良くドライヴする演奏、透明感も湛えた哀愁のメロディ、
リック・プライスの清涼感溢れる歌声に、ホットなGソロまでトッピングされて
その名曲ぶりときたら、この曲目当てにアルバム『HEAVEN KNOWS』購入しても
お釣りが来る勢いですよ。

RICK PRICE-Heaven Knows-Not a Day Goes By ★★★ (2019-07-11 00:14:15)

リック・プライスの名を知らしめたデビュー曲。(全豪チャート最高第5位)
乾いた哀愁を帯びたメロディが、適度にロックのエッジを効かせた演奏と
爽やか&伸びやかなリックの歌声でキャッチーに包まれた名曲。
そりゃヒットしますわなと。

RIGOR MORTIS-Rigor Mortis vs. The Earth ★★★ (2020-03-25 00:35:05)

1stで歌っていたブルース・コルビットが脱退。ケイシー・オア(B)と新たに加入したドイル・ブライト(G)がVoパートを分け合うツインVo体制への陣容替えを経て、RIGOR MORTISが’91年にTRIPLE X RECORDSから発表した2ndアルバム。
後にMINISTRYやGWAR、SPEEDEALER、WARBEAST等に参加することとなる猛者たちにより構成されたバンドであり、はっちゃけたアートワークや、RAMONESのカヴァー⑥の激ハマりっぷりからも、彼らに関しては「テキサスの暴れん坊」的なイメージが強いのですが、本作で聴けるのは剛柔使い分けるGプレイといい、思わず一緒に叫びたくなるギャング・コーラスといい、スピードは若干抑え気味に、その分ダイナミズムとノリ易さの増強が図られた、意外なぐらいキャッチー(ポップという意味に非ず)なスラッシュ・メタル。
特にANNIHI
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RIGOR MORTIS-Rigor Mortis vs. The Earth-Mummified ★★★ (2020-03-26 00:06:24)

ANNIHILATORの“CRYSTAL ANN”を思わすムーディなイントロから
せかせかと前のめりに突っ走るアルバムOPナンバー。
執拗なリフの刻みから、華麗とさえ表現できそうなソロ・パートまで
楽曲を牽引するGの活躍ぶりがここでも際立っています。

RIGOR MORTIS-Rigor Mortis vs. The Earth-Sog ★★★ (2020-03-25 23:53:12)

スラッシュ・メタル・ソングとしてはテンポは抑え気味ながら
リフにソロに縦横無尽に駆け巡るマイク・スカシアのGと
煽るようなシャウトVoが焦燥感を高め、6分以上に及ぶ長尺をダレさせません。

RIK EMMETT-Absolutely ★★ (2008-10-20 01:02:00)

人間関係の悪化から、TRIUMPH脱退を余儀なくされたリック・エメット(G)が、'90年に発表した初のソロ・アルバム。
TRIUMPH時代に彼が一手に担っていた、クラシカルorスパニッシュ風味のメロディや、ドラマティックな曲展開、
そしてブルーズに由来する「泣き」といった要素を期待すると、終始リラックスしまくった、ヘヴィ・メタルはおろか、
ハードロックとも大分距離を感じさせるポップな作風に、思わず肩透かしを食ってしまう本作。
リック・エメット作品でなければ、普段、余り腰を据えて聴く機会のない和み系の音楽だったりするのだが、
それも師匠による燻し銀の魅力と、説得力に溢れたVoとGの腕前、そして作曲センスを持ってすれば、聴き応えのあるモノに早代わり。
取り敢えず、心地良いグルーヴに体が揺れる②、高原を吹き抜けて行く一陣の微風のように爽やかな(?)③、アカペ
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RIK EMMETT-Good Faith ★★ (2008-11-04 23:02:00)

リック・エメットが'03年に発表した(ソロとしては今のところ最後の作品となる)8thアルバム。
ジャズだったりブルーズだったりAORだったりと、アルバム毎に作風が異なるエメット師匠のソロ作だけど、
今回は完全にギターよりも「歌」が主役のポップス路線。しかも、どちらかと言えばホンワカ和み系の楽曲が
大勢を占め、彼独特の、洗練された哀メロが聴かれる場面は少ないため、一般のロック・リスナーにとっては、
最も取っ付き難い作品に仕上がっている。(かも)
こちとらファンなので、「艶っぽいトランペットの音色が、ムーディでアダルトな雰囲気を醸し出す④は良いねぇ」とか、
「清々しさとポジティブなムードに満ちた⑧で聴かれる、エメット師匠の伸びやかなVoは最高でしょう」とか、
「⑨でサックスが奏でる泣きメロは胸に沁みるねぇ」とか、良い所探しに余念がないわけだが、
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RIK EMMETT-Handiwork ★★ (2008-11-02 02:38:00)

ジャズにフォークにワールド・ミュージック・・・様々な音楽のエッセンスを消化吸収した、アコースティカルで叙情的な作風が
『TEN INVITATIONS FROM THE MINSTRESS MR.E』を思わせる、'02年リリース、リック・エメット7枚目のソロ・アルバム。
何度トライしても、本編の途中で寝てしまう作品でもあるのだが、それは決して内容が退屈だからなのではなく、
全編に溢れる叙情メロディが余りにも心地良いから。まぁ、HRとはかなり距離のある、刺激に欠ける音楽性ゆえ・・・というも
なくはないのだろうが、繊細にしてソウルフルなGによって紡ぎ出される、リック・エメット印の洗練された哀メロの威力は
とにかく強力無比。リリカルに絡み合うピアノとアコギに惚れ惚れとなる②、ジグ(舞曲)の要素を取り入れた、
躍動感に満ち溢れたGプレイがTRIUMPH時代を彷
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RIK EMMETT-Handiwork-Libre Animado ★★ (2008-11-02 10:23:51)

リック・エメットお得意の、ラテン風味が取り入れられた
哀愁のインスト・ナンバー。
本当に、この手の曲を演らせると上手いなぁ。


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