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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 4801-4850
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ROXXI-Drive It to Ya Hard!-Playin' Rough
ROYAL BLISS-Life In-Between
ROYAL BLISS-Life In-Between-Finally Figured Out
ROYAL HUNT-1996
ROYAL HUNT-Land of Broken Hearts
ROYAL HUNT-Land of Broken Hearts-Day in Day Out
ROYAL HUNT-Land of Broken Hearts-Heart of the City
RPM
RPM-RPM
RPM-RPM-2+2
RPM-RPM-A LEGEND NEVER DIES
RPM-RPM-RENDEVOUZ
RPM-RPM-VIDEO GAMES
RPM-RPM-YOU
RTZ
RTZ-Return to Zero
RTZ-Return to Zero-Face the Music
RTZ-Return to Zero-Until Your Love Comes Back Around
RUFFIANS
RUFFIANS-Ruffians
RUFFIANS-Ruffians-Fight for Your Life
RUFFIANS-Ruffians-Wasteland
RUFFIANS-Ruffians-You're All I Need
RUNNING WILD-Branded and Exiled
RUNNING WILD-Death or Glory
RUNNING WILD-Gates to Purgatory
RUNNING WILD-Victory
RUNNING WILD-Victory-Return of the Gods
Reign in Blood
Reign of Fury
Reign of Fury-World Detonation
Reign of Fury-World Detonation-Heaven Waits/Hell Takes
Reign of Fury-World Detonation-Infernal Conflict
Reign of Fury-World Detonation-World Detonation
Release From Agony
Release From Agony-Release From Agony
Robbie La Blanc-Double Trouble
Robbie La Blanc-Double Trouble-Only Human
Rough Silk-Circle of Pain
Rough Silk-Circle of Pain-Circle of Pain
Rough Silk-Circle of Pain-Insania
Rough Silk-Circle of Pain-On the Wrong Side of the Moon
Rough Silk-Circle of Pain-The Angel and the Raven
Rough Silk-Circle of Pain-The End
Rough Silk-Circle of Pain-The Mysterious Boot Hill Grave Inscription
Rough Silk-Roots of Hate
Rough Silk-Roots of Hate-Roots of Hate
Rough Silk-Roots of Hate-Wasteland Serenader
Rough Silk-Walls of Never
Rough Silk-Walls of Never-Never Loose Again

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ROXXI-Drive It to Ya Hard!-Playin' Rough ★★★ (2023-09-06 00:04:01)

欧州HMからの影響をアメリカンなザックリ感で消化した
まさしく初期型LAメタル・スタイルの逸品。
90年代のアメリカじゃ受けなかったでしょうが
今聴き直しても十分カッコ良いですよ。

ROYAL BLISS-Life In-Between ★★ (2010-04-01 23:27:00)

メンバーを襲った数々の不運を乗り越えて、ユタ州出身の5人組が
米メジャーのCAPITAL RECORDSから'09年に発表した2ndフル・アルバム。
NICKELBACKもどきのエモ系ロック・バンドかと思いきや、あにはからんや。これが実に日本人好みの
哀愁に満ちたメロディアスHRを聴かせてくれる連中で、中音域をメインに歌い上げるVoの歌唱スタイルや
濁ったGの音色こそ今風だが、「悲劇と美に彩られたメランコリー・ロックンロール」なる大仰な帯の叩き文句通り、
ノリ重視のグルーヴィーなロック・チューンを排し、ひたすら「哀愁」に特化された叙情的な楽曲の数々は、
時に80年代メロハーに通じる魅力を放ち、個人的にはNICKELBACKの諸作よりも好みだったり。また物悲しい反面、
どこかメロディが乾いていて、湿気っぽさが感じられない辺りはやはりアメリカのバンド
…続き

ROYAL BLISS-Life In-Between-Finally Figured Out ★★★ (2010-04-09 23:51:18)

ミカエル・アーランドソンの名曲“IT'S ALRIGHT"を
彷彿とさせる、メソメソと女々しい(褒め言葉)
泣き虫バラードの名曲。
前曲“POCKET OF DREAMS"からの繋ぎが
また素晴しいんだわ。

ROYAL HUNT-1996 ★★★ (2012-02-26 00:10:14)

ROYAL HUNTの日本での人気が頂点に達したのは4th『PARADOX』を発表した時だと思われますが、D.C.クーパー加入第1作『MOVING TARGET』のリリースに伴う日本ツアーの模様をフル・セットで収録したこの2枚組ライブ・アルバムは、上り調子のバンドの勢いとファンの熱気が余すところなく記録されており、聴き応え十分の内容。
次々に繰り出される悲哀とドラマに彩られたハイクオリティな楽曲の数々、それらをエモーショナルに表現する楽器陣の達者な演奏ぶり(女性2人による生のバックコーラスも効果的)にも瞠目させられますが、個人的に耳奪われるのは、やはり何と言ってもROYAL HUNTの音世界に更なる深みと広がりをもたらしたD.C.クーパーの歌唱力。ライブでも表現力に全く鈍りのないその抜群の歌声のみならず、観客を絶妙にエンターテイメントする華のあるステージ・アクションもこの人の大きな
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ROYAL HUNT-Land of Broken Hearts ★★★ (2012-02-25 02:12:45)

'93年に発表されるや「凄い新人バンドが現れた!」と輸入盤市場で話題となり、すぐさま国内盤のリリースも実現したデビュー作。
今では北欧メタル・マニアに留まらぬ幅広い層からの支持されるROYAL HUNTなれど、この頃のサウンドからは現在の彼ら程のスケール感やドラマ性は感じられず、スピーディな様式美HMナンバーにしろ、軽快に弾むシャッフル・チューンにしろ、ストレートに「北欧メタル」している印象の方が強い。スリリング且つ劇的なインスト・パートの充実度に比べ、ヘンリック・ブロックマンの生硬い歌声が弱く感じられる辺りも、いかにも北欧メタル的だ。
尤も、この朴訥としたVoが歌う寒々としたメロディはこれはこれで案外魅力的。また時にクラシカルに、時にシンフォニックに、冷やかな旋律を奏でて楽曲をドラマティックに彩るアンドレ・アンダーセンのKeyワークや荘厳さ漂う美しいコーラス等、後々までこの
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ROYAL HUNT-Land of Broken Hearts-Day in Day Out ★★★ (2012-02-26 00:18:44)

1stは先に輸入盤を購入したのですが、
ラジオで耳にしたこの曲のカッコ良さに釣られて
国内盤をまた買い直す羽目になったという意味でも
思い出の1曲。
Keyソロがいいですね。

ROYAL HUNT-Land of Broken Hearts-Heart of the City ★★★ (2012-02-26 00:16:15)

デビュー作で最も愛する名曲。
この曲(の2コーラス目で一瞬ピアノが閃く部分)を
耳にした瞬間、「よし、このバンドの作品はずっとチェックしよう」
と決意させられましたよ。

RPM (2013-01-24 23:11:52)

ロバート・ホワイト・ジョンソン(Vo)と、ジミー・リー・スロース(B)が70年代末期に出会ったことを切っ掛けに誕生。
程なくマーク・ゲンデル(G)、トミー・ウェルズ(Ds)らが加入してラインナップが完成すると、EMI RECORDSと契約を結び、'82年にセルフ・タイトルの1stアルバムを発表してデビューを飾る。
BLACKFOOTもカヴァーした名曲“LEGEND OF NEVER DIES”が好評を博すも、EMIとの関係悪化に伴いバンドはWARNER BROS.へと移籍。
'84年には2nd『PHONOGENIC』を発表するが、不運にもこの時期は同レーベル所属の大物アーティスト達の新作リリースが相次いでいたため、彼らのアルバムは十分なプロモーションを受けられないまま埋もれてしまうことに。
バンドはデモ作りのために再びスタジオ入りするが、結局、その後間もなく解散の
…続き

RPM-RPM ★★★ (2013-01-25 07:16:17)

現在はプロデューサーとして活躍するロバート・ホワイト・ジョンソン(Vo)と、HR/HMファン的には「MEGADETHの『THE SYSTEM HAS FAILED』でベースを弾いていた人」として知られるジミー・リー・スロースを中心に結成された、アメリカの4人組が’82年にEMI RECORDSから発表した1stアルバム。
KeyをフィーチュアするAOR/産業ロック・サウンドに基本的な軸足を置きつつ、メタル者の耳にも十分訴えかけて来るハードネスと重量感(ジミー・リーの骨太なBプレイの貢献大)をも兼ね備えた隙のない1枚で、後に、劇的なOPナンバー①をBLACKFOOTが、ノリ良くキャッチーな②をVAN ZANTが、ポップでメロディアスな④をTYGERS OF PAN TANGが、そして爽快ハードポップ⑥をマーク・ファーナー(GRAND FUNK)がそれぞれカヴァーしている事実からも、本
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RPM-RPM-2+2 ★★★ (2013-01-25 23:26:11)

メロハー・ファン必聴の名盤、VAN ZANTの2nd『VAN ZANT』で
カヴァーされていた、ノリの良さと緊迫感を併せ持つ名曲。
この曲がきっかけでジョニー・ヴァン・ザントと親交を深めた
ロバート・ホワイト・ジョンソン(Vo)は、以降、
LYNYRD SKYNYRDファミリーと頻繁に仕事をするようになったそうな。

RPM-RPM-A LEGEND NEVER DIES ★★★ (2013-01-25 23:19:16)

BLACKFOOTが『VERTICAL SMILES』で
カヴァーしたことでも知られる、勇ましさと、
思わず合唱を誘われるキャッチーさも備えた、
アルバムのOPナンバー兼バンドの代表曲。

RPM-RPM-RENDEVOUZ ★★★ (2013-01-26 00:18:38)

TYGERS OF PAN TANGが『THE CAGE』で
カヴァーしてメロディアスなポップ・チューン。
重厚なOPナンバー“A LEGEND NEVER DIES”に始まり、
ノリの良い“2+2”、切なさの滲むバラード
“I DON'T FEEL THE SAME”を経て、
この曲へと繋がる構成は、
ぐうの音も出ないほど隙がありませんよ。

RPM-RPM-VIDEO GAMES ★★★ (2013-01-26 10:51:44)

キビキビとしたGプレイと曲調が
ヘヴィ・メタリックと表現したくなる
カッコ良さを演出するハード・ナンバー。
それでいて合唱を誘うサビは
弾むようなポップ・センスもまぶされています。
中間部のドラマティックな展開もお見事。

RPM-RPM-YOU ★★★ (2013-01-26 11:04:06)

GRAND FUNK RAILLOADのマーク・ファーナーが
ソロ・プロジェクトでカヴァーしたといのも納得の、
乾いた音色で掻き鳴らされるGと、高揚感溢れる
サビメロが「アメリカン」な空気を醸成する名曲。

RTZ (2015-10-15 00:40:14)

遅々として進展しないBOSTONでの活動に業を煮やしたバリー・グドロー(G)とブラッド・デルプ(Vo)が、BOSTONを脱退してリズム隊及びKey奏者の5人編成で新たに立ち上げたバンド。なおバンド名は「再出発」を意味する「RETURN TO ZERO」に因む。
'91年にGIANT RECORDSから1st『RETURN TO ZERO』でデビューを飾り、同作からシングル・カットされた“FACE THE MUSIC”(第49位)“きみの愛が戻る日まで”(第26位)“ALL YOU'VE GOT”(第56位)の3曲が全米シングル・チャートにおいてそこそこ健闘するも、アルバム自体は泣かず飛ばずで'94年にバンドは解散。
ブラッド・デルプはBOSTONに復帰した後、'07年、自宅にて自ら命を絶っている。

RTZ-Return to Zero ★★★ (2015-10-15 00:55:39)

『THIRD STAGE』発表後、再び長い沈黙期間に突入してしまったBOSTONでの活動に見切りを付けたブラッド・デルプ(Vo)とバリー・グドロー(G)が新たに結成したバンド、RTZのデビュー作('91年発表)。
シングル・カットされた①③⑧の方向性が物語る通り、サウンドの基本ラインはBOSTONとほぼ同一線上のメロディアスなアメリカン・ロック。但し、活動ペースがスローモー極まりなかったBOSTON時代に溜め込んだ鬱憤を晴らすかのように、よりハードにロケンロールしているのが本作の特徴かと。尤もそのせいで、メロディのフックに関しちゃBOSTONに二歩も三歩も及ばない・・・というのが正直な感想なのですが。
しかし、それを補ってくれるのがブラッド・デルプの天賦の歌唱力。まるで大気の影響を全く受けていないかのように、どこまでも真っ直ぐに伸びていく彼の声で歌われるだけで、楽曲はどこか神
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RTZ-Return to Zero-Face the Music ★★ (2015-10-16 23:14:46)

重力のくびきから解き放たれて
どこまでも真っ直ぐに伸びていかのような
ブラッド・デルプの歌声に聴き惚れる
アルバムのOPナンバー。

RTZ-Return to Zero-Until Your Love Comes Back Around ★★★ (2015-10-16 23:25:42)

シングルカットされ、PVも作られた哀愁のバラード。
邦題は“きみの愛が戻る日まで”。
メロウな曲調に乗せて、美男美女のカップルが
柔道したり腕相撲した器械体操したりする謎PVが
妙に印象に残っています。

RUFFIANS ★★ (2010-01-31 10:52:00)

'83年、カリフォルニア州サンフランシスコにおいて誕生。Voとしてカール・アルバートが加入した事により
最終的なラインナップが完成。バンドはLOUDNESSやY&T、DOKKEN、UFOといったバンドの前座を経験しながら
腕を磨き、'84年、4曲入りデモテープを制作した後、地元のインディー・レーベルVICTORY RECORDSから
セルフ・タイトルの6曲入りEPを発表してレコード・デビューを飾っている。
この作品はFEMSの配給で日本でも国内盤がリリースされ、当時、BURRN!!誌において
結構な高得点・高評価を獲得。(90年代にはCD化もされている)
幸先のいいスタートを切ったのも束の間、マネージメントの貧弱さに不安を感じたカール・アルバートが
早くもバンドから離脱(その後VILLAINに加入)。残されたメンバーは後任シンガーとして

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RUFFIANS-Ruffians ★★ (2010-01-31 10:55:00)

希代の名シンガー、故カール・アルバートのプロ・キャリアの出発点となった、サンフランシスコ出身の
5人組HMバンドRUFFIANSが、'85年にVICTORY RECORDSから発表した6曲入りデビューEP。
JUDAS PRIESTを始めとするヨーロピアンHM、そしてEXODUS、DEATH ANGEL等のご近所ベイエリア・スラッシュ勢からの
影響を元に構築されたパワー・メタル・サウンドは、アメリカのバンドらしからぬ湿り気を帯びたメロディといい、
劇的なツイン・リードGといい、VICIOUS RUMORSやVILLAINといった、後にカールが在籍する事になるバンドを彷彿。
尤も、上記2バンドに比べると本作は幾分オーセンティックな味わいで、吃驚するような名曲が収録されているわけでも
ないが、それでも、スピーディ且つ勇壮に作品の幕開けを飾る①、攻撃的な曲調
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RUFFIANS-Ruffians-Fight for Your Life ★★ (2010-01-31 12:07:01)

カール・アルバートのVoにもっとドスが効いていれば
VICIOUS RUMORSの楽曲といっても通用しそうな
パワフルさを誇る勇壮な疾走ナンバー。

RUFFIANS-Ruffians-Wasteland ★★ (2010-01-31 12:12:00)

「アメリカン忍者2」の挿入歌に使用されているらしいが
あんなバカ映画じゃ余り自慢にはならねえよなぁ。
とはいえ、曲自体はカッコイイ。
パワフルな疾走ナンバーながら、ポップ・センスの感じられる
サビメロが印象に残ります。

RUFFIANS-Ruffians-You're All I Need ★★ (2010-01-31 12:14:37)

いかにもパワー・メタル・バンドらしい
硬派な哀愁が漂うドラマティックなバラード。
カール・アルバートのVoも、この時点で既に
実力の片鱗を伺わせてくれる。

RUNNING WILD-Branded and Exiled ★★ (2012-08-16 00:36:23)

メイン・ソングライターの1人であり、強いスラッシュ嗜好の持ち主だったプリーチャー(G)が脱退し、バンドの舵取り役が完全にロックン・ロルフ(Vo、G)へと委譲された'85年発表の2ndアルバム。
そのためスラッシュ・メタル的な前掛りの攻撃性は薄れてしまいましたが、その分、音作りはグッと引き締まり、サウンドに宿る硬質感や重量感、それにスケール感は倍増。ロックン・ロルフも前作以上にメロディアスに、雄々しく歌い上げるようになった本編は、これにてようやく、エピカルで勇壮な「パイレーツ・メタル」路線への戸口に立ったとの印象を受けます。中でもACCEPT風(FAST AS A SHARK?)のGリフが疾走するパワフルな⑤、そしてライブでのコール&レスポンスが容易に想像できる剛直なラスト・ナンバー⑨は名曲。
ただ作品全体としては、構成の妙よりも力押しに終始するスタイルに大きな変化はなく、とな
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RUNNING WILD-Death or Glory ★★★ (2012-07-29 01:23:30)

ロックン・ロルフ・カスパレク率いるジャーマン・メタル軍団、'89年発表の5thアルバム。
HELLOWEEN一派に比べるとメロディに愛想がない分、胸毛も腋毛もボーボーな男臭くて大仰なパワー・メタル・サウンドが持ち味の彼らは、いち早く「海賊」のイメージを取り入れていたことで有名ですが、昨今の所謂ヴァイキング・メタル・バンドが、史実と地続きのリアルなヴァイキング像や彼らの思想性・精神性に拘っているのに対し、RUNNING WILDは飽くまでフィクション上に立脚し、ある意味ショー・アップされた海賊のイメージを追及しており、大スケールで展開される楽曲の方も、暗さやアングラ臭以上に、華々しく劇的な感触の方が強く感じられます。(だからこそ「ヴァイキング・メタル」ではなく「パイレーツ・メタル」と評されているのでしょうか)
大航海の始まりを力強く宣言する疾走ナンバー①でハートを鷲掴みにされて
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RUNNING WILD-Gates to Purgatory ★★ (2012-08-11 01:41:15)

「勇壮で男臭いHM」という基本路線は既にしっかと見据えられているものの、独自の「型」を構築し、その型が醸し出す威厳や重厚感で聴き手を圧倒した名盤『DEATH OR GLORY』に比べると、このデビュー作を発表した頃のRUNNING WILDは腰が据わっておらず、バタバタとして落ち着きがない。例えるならMETALLICAの『KILL 'EM ALL』なんかに通じる青臭さが全編に亘って充満しているわけですが、その代わり、前のめりに突っ走るアグレッシブなカッコ良さはこの頃ならではの魅力とも言ます。
ラフな音質、ササクレたGリフ、五芒星があしらわれたアートワークに、「SATAN」「DEMON」「666」といった単語が登場する歌詞、あとついでにギタリストのいかにもなステージネーム(プリーチャー)等、全体的にかなりスラッシュ寄りのハードコアなHMサウンドを標榜している本作は、ロックン・ロルフ(
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RUNNING WILD-Victory ★★ (2019-04-22 00:06:10)

長年バンドの屋台骨を支えてきたヨルグ・マイケル(Ds)がSTRATOVARIUSでの活動に軸足を移すため正式に脱退。ブックレットにはロックン・ロルフ(Vo)一人の写真しか載っておらず、またしぶとくリリースされ続けていた国内盤の発売がこれを最後に見合わせになる等、RUNNING WILDを取り巻く状況がお世辞にも良好だったとは言えない時期(’04年)に発表された11thアルバム。
正直当時は彼らに対する興味は下降線を描いていて、本作についても「待ちに待ってた新譜!」というよりは「あ、出てたのか…」ぐらいの感覚で購入したような覚えがあるのですが、いやしかしこれが決して侮れない完成度を有していて、やはり舐めちゃならねぇバンドだなぁと。
歌メロのパターンの少なさや、(セッション・ドラマー起用による影響なのか)リズム面のフックの弱さが足枷となり、頭から通して聴くと時折今何曲目を聴いてい
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RUNNING WILD-Victory-Return of the Gods ★★★ (2019-04-23 01:16:02)

RUNNING WILD汁100%。勇壮に疾走するHMナンバー。
楽曲を劇的に肉付けするシロ・ハーマンのGプレイが非常に冴えています。
このレベルの名曲を生み出せるのならRUNNING WILDは
まだまだ大丈夫!と確信したことを思い出しますよ。

Reign in Blood ★★ (2006-09-23 02:11:00)

このマスターピースに関しては既に大勢さんが賛辞を寄せているので、今更、自分なんぞが付け足すことは何もないのだが、
敢えて1つだけ言わせて貰えるなら、時々、雑誌なんかで見かける「スラッシュ未体験者はまず本作を聞いて、
それでピンとこなかったら、もうスラッシュ・メタルを聴く必要はない」という物言いは、ちと違うんじゃなかろうか・・・ということ。
こんな凶悪な、メロディもへったくれもないスピード至上主義(褒め言葉)の作品を初心者に聴かせたって拒絶反応が出るだけで(?)
それよりは楽曲にある程度のメロディと構築美の感じられる、METALLICAやTESTAMENT等のアルバムの方が入門書としては最適。
本作は寧ろ、色々なデス/スラッシュ・メタルを聴き漁ってきたスラッシャーが「でも、やっぱりコレだよなぁ」と、
最後に戻ってくる場所(1枚)ではないかと思う。そう、例
…続き

Reign of Fury (2014-11-11 23:57:15)

'06年にリード・ギタリストのエド・フューリーが地元のパブで飲んでいた時にバンドのアイデアを思い付いた・・・という、如何にもイギリス的な結成秘話(?)を持つ、イングランド南西部及び中部エリアを主な活動拠点とする5人組スラッシュ・メタル・バンド。
'11年にEP『PSYCHO INTENTIONS』を、'13年に1stフル『WORLD DETONATION』をそれぞれリリース。
基本は80年代スラッシュ・メタルなれど、パワー・メタリックなドラマ性や大作主義も飲み込んだサウンドが、BURRN!!誌の輸入版レビューでも高く評価されていたことは記憶に新しいところ。

Reign of Fury-World Detonation ★★★ (2014-11-11 23:58:39)

イギリスはテュークスベリー出身の5人組、'12年発表の自主制作1stアルバム。(現在はSTORMSPELL RECORDSからリイシュー済み)
バンド名とジャケットだけだとベイエリア風味のスラッシュ・サウンドでも聴かせてくれそうな感じで、事実、刻みまくりのGリフ/軽快なフットワークで暴れ回るリズムが生み出す、尖がったアグレッションや慌しい疾走感は完全にスラッシュ・メタルのそれ。しかしながらメタリックな光沢を放つハイトーンVoと、劇的且つメロディックに羽ばたくツインGは、ゆったりめに取られた尺の中でパワー・メタル然とした盛り上がりも演出していて、『CITY OF EVIL』を発表した頃のA7Xからモダンさを薄めた代わりに正統派HMに寄せた感じ・・・との印象を受けたりも。
基本的に捨て曲は見当たらない本作ですが、中でも大仰な序曲①とセットになった②、イントロでアコギが爪弾かれる④
…続き

Reign of Fury-World Detonation-Heaven Waits/Hell Takes ★★★ (2014-11-13 22:33:54)

アコギによるイントロから疾走へと転じる曲展開、
歌に入る前のツインGによる一ヒネリ等、
スラッシュというよりは完全にパワー・メタルの世界。
劇的に絡み合う2本のGと歌えるVoを十二分に活かして
8分以上の長尺を聴かせきる楽曲構築能力の高さを
堪能できる名曲です。

Reign of Fury-World Detonation-Infernal Conflict ★★★ (2014-11-13 22:48:48)

思わず目を細めたくなるほどドラマティックな
序曲“GOODBYE MOTHER EARTH”を聴いただけで
勝負あり!となってしまうアルバムのOPナンバー。
イントロでグッと高まった期待を決して裏切らない、
パワー/スピード/メロディが三位一体となって
畳み掛ける名曲です。

Reign of Fury-World Detonation-World Detonation ★★★ (2014-11-13 22:43:45)

刻みの細かいGリフや慌しいフットワークで
疾走するリズムはスラッシュ・メタル調なのですが
その上に乗って豊かなメロディを溢れさす
VoとツインGの歌いっぷりはパワー・メタルのそれという
このバンドの個性がしかと刻まれた逸品。

Release From Agony ★★★ (2006-11-03 18:57:00)

ジャーマン・スラッシュ・メタル史上、随一のインパクトを誇るジャケットのアートワークも凄まじい、'87年発表の3rdアルバム。
新たにサイドGを加えたツイン・ギター編成となり、サウンド的にも大きな変化を遂げたこの作品、音質の方も、前作が「触れれば切れる研ぎ澄まされた剃刀」の如きそれだったのに対して、今回は「ぶっとい鉈」といった趣き。切れ味はそれほどでもないけど、破壊力は抜群だ。
シャープな疾走感が後退し、テクニカルに動き回る2本のGを最大限に活かしたリフまたリフの壁と、構築美すら感じさせる複雑怪奇な曲展開で畳み掛けるスタイルは、大多数のファンから高評価を得る一方で、筋金入りのスラッシャーからは「駄作」との厳しい評価の声も。
だがしかし。穏やかながら不安感漂うインスト曲①に導かれて炸裂する名曲中の名曲②、美しくも邪悪極まるスロー・チューン④を筆頭に、緩急、美醜、正気と狂気、
…続き

Release From Agony-Release From Agony ★★★ (2006-11-03 19:10:54)

目まぐるしい曲展開と、シュミーアの狂気に満ちたVoパフォーマンスによって
ギリギリまで高められたテンションが、絡み合い、昇り詰めて行く
飛翔感すら感じさせるツイン・リード・ギターで解き放たれる瞬間にゾワゾワと鳥肌が・・・。
DESTRUCTIONを代表する名曲中の名曲。

Robbie La Blanc-Double Trouble ★★★ (2022-05-24 01:01:59)

「最近音沙汰ないけど、どうしてんのかなぁ」と思っていたロビー・ラ・ブランクが、’21年に初めてのソロ・アルバムを発表してくれました。どころか今年はFIND MEでも新作をリリースしてくれて、しかもこれがまたなかなかの出来栄えだったりと、ここ数年の不在を埋め合わせるようなアクティブな活動ぶりが頼もしいじゃありませんか。まぁ個人的にはBLANC FACESの帰還が一番嬉しいのですが、そっちは気長に待ちましょうや。
プロデューサーとして、お馴染みトミー・デナンダー、FMのスティーヴ・オーヴァーランド、それにESCAPE MUSICのカリ・タラクが名を連ね、トミーとスティーヴに関しては作曲とパフォーマンスの両面でロビーをバックアップ。なので本作で披露されているのは当然の様にFIND MEやBLANC FACESを彷彿とさせるメロディアスHR。というかあれらを更にAOR/産業ロック方向へ寄せ
…続き

Robbie La Blanc-Double Trouble-Only Human ★★★ (2022-05-25 01:25:27)

躍動感溢れる曲調にキャッチーなメロディ、
それをパワフルに歌い上げる張りのある
ロビー・ラ・ブランクのVo、的確に曲を盛り立てるGソロ…と、
本編に対する期待感を煽る「掴み役」として
申し分のない働きをこなすハードポップ・ナンバー。

Rough Silk-Circle of Pain ★★★ (2013-08-04 08:50:24)

'96年発表の3rdアルバム。ROUGH SILKの作品で国内盤が出たのは、今んとこコレが最後の筈。
やや地味な印象もあった前作に比べ、いきなりQUEENばりの華々しいコーラス・ワークをフィーチュアした①で壮麗に幕が上がる本作は、独産メロパワ・メタルの馬力、プログレ・メタリックな構築美、そしてSAVATAGEをお手本にした重厚なリフ&リズムと、ピアノの美旋律との劇的な対比も一層鮮やかに、「ROUGH SILK流HMサウンド」としての個性を明確に主張。特に10分近くに及ぶドラマティックな曲展開が聴きモノのアルバム表題曲③は、彼らの持てる力すべてをブチ込んだ渾身の名曲に仕上がっています。
60分オーバーの長大なランニング・タイムは好き嫌いが分かれるところですが、気品漂うクラシカルなイントロだけで掴まれる②、マンドリンやバラライカを導入した東欧民謡風バラードの⑨とポルカ・メタルとで
…続き

Rough Silk-Circle of Pain-Circle of Pain ★★★ (2013-08-04 22:52:10)

10分に及ばんとする大作ナンバー。
ジャーマン・メタルらしいパワーと疾走感から
アバンギャルドなパートも飲み込んで、静と動が
目まぐるしく入れ替わる落差の大きな曲展開まで
メロパワ・メタル、プログレ、QUEEN、SAVATAGE等など
・・・と、バンドの魅力を全て投入した
アルバム前半のハイライト役を担う名曲。

Rough Silk-Circle of Pain-Insania ★★★ (2013-08-04 22:46:18)

気品を湛えた物悲しげなイントロから、
杭を打ち込むようにアグレッシブ且つ重厚な曲調へと
転じる曲展開が冴えています。
バンドの70年代HRからの影響が伺える仕上がりで
聴いていると何故だか初期カルメン・マキ&OZとの
共通点を感じたりも。

Rough Silk-Circle of Pain-On the Wrong Side of the Moon ★★★ (2013-08-05 21:45:04)

マンドリンやアコーディオンの哀切な調べが
ロシア民謡風味の哀愁を醸し出すバラード。
STYXの“BOAT ON THE RIVER”的とでも申しましょうか。

Rough Silk-Circle of Pain-The Angel and the Raven ★★ (2013-08-05 22:18:50)

3rdはアルバム・タイトルからして共産主義を
テーマにして皮肉をこめたジョークになっているせいか
音楽面でもロシア的な要素が盛り込まれていて
これはそのうちの1曲。
ポルカ(?)のリズムで突進するパートの
なんとカッコイイことよ。

Rough Silk-Circle of Pain-The End ★★★ (2013-08-04 22:42:37)

OPナンバーなのに“THE END”とはこれいかに。
壮麗なクワイアが全編を彩る、
ある意味、本編のファンファーレ的
意味合いも兼ねたドラマティックな名曲。

Rough Silk-Circle of Pain-The Mysterious Boot Hill Grave Inscription ★★★ (2013-08-05 22:00:45)

デビュー作以来、久々にポップ・センスの発揮して
溌剌と弾けるような駆け抜けていくHRナンバー。
重厚な楽曲だけでなく、この手のタイプの曲も
書けるのがこのバンドの強みですね。

Rough Silk-Roots of Hate ★★★ (2013-07-21 23:38:02)

ACCEPTのステファン・カウフマンがプロデュースを手掛けていたことでも話題を呼んだ、ドイツはハノーヴァー近郊の町、バージングハウゼン出身の5人組が'93年に発表した1stアルバム。
劇的なメロディ展開にメタル魂が燃え上がる②⑥⑧等、冴え渡るミッド・テンポの楽曲構築術や雄々しいコーラスが、いかにも独産HMバンドらしい重厚感を伝えてくれる本作。
ざらめのハスキー声で憂いを帯びたメロディを熱唱するVoと、Key奏者が操るハモンド・オルガンの音色が巧みにフックを創出しており、個人的にROUGH SILKと言えば、やはりこのデビュー作のことが真っ先に思い出されます。特に、爽快感とスケール感を併せ持った、このアルバムでしか聴くことの出来ないタイプの名曲⑨はイチオシ。
重量感溢れるミッド・チューン、メロパワ然とした疾走曲から感動的なバラード、更にはアメリカンなノリの楽曲もある・・・
…続き

Rough Silk-Roots of Hate-Roots of Hate ★★★ (2013-07-22 21:52:21)

“怒りの葡萄”(スタインベック?)なる
不気味なピアノのイントロを序曲代わりに
幕を開ける、大仰且つ劇的なアルバム表題曲。
重量感溢れるリフ&リズム、荘厳なコーラスは
独産HMの面目躍如といったところで、
ハスキー声の熱唱型Voが良い具合に
引っ掛かりを生み出してくれています。

Rough Silk-Roots of Hate-Wasteland Serenader ★★★ (2013-07-22 21:54:22)

ジャーマン・メタルらしいパワーと
大陸的な爽快感を兼ね備えるアルバムの
ハイライト・ナンバーの一つ。
目の前の視界がパッと開けていくような
抜けの良いサビメロが大変気持ち良い名曲。

Rough Silk-Walls of Never ★★ (2013-08-01 23:02:10)

ポップな要素を減少させた代わりに、DREAM THEATERに代表されるプログレ・メタルのエレメントを増量。よりシリアスなムードを纏った'94年発表の2ndアルバム。
ある意味、90年代の流行に敏感に反応した作風と言えなくもないのですが、もともと疾走曲よりもミッド・テンポの楽曲構築術、それもKeyを巧みに取り入れた楽曲作りに冴えを感じさせるバンドだっただけに、この音楽的変身は結構的を得ています。「焦点が絞り切れていない」との批判もあったデビュー作に比べ、作品全体に統一感も出てきました。掴みの1、2曲目がモノトーンのヘヴィ・チューンなんで、いかんせん地味っちゃ地味なんですが。
あとは60分オーバーの長大な本編を、もうちょいタイトに刈り込んだ方が、バンドの「SAVATAGEリスペクト」の姿勢が強く伺える、杭を打ち込むような重厚な曲調とピアノ/Keyの美旋律の組み合わせ、そこにQU
…続き

Rough Silk-Walls of Never-Never Loose Again ★★★ (2013-08-02 23:17:20)

表現力を増したVoの歌唱、
美しく閃くアコギと、Key、ピアノ、
それにストリングスの後押しを受けて
潮が満ちるように盛り上がっていく様が
ドラマティック且つ優美なバラード。


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