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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 51-100
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NIGHT PLEASURE HOTEL-Portraits-Just This Once ★★★ (2024-09-17 23:23:56)
分厚いコーラスやテクニカルなGの援護射撃の得て
哀愁のメロディを纏い軽快に駆け抜けるメロハー・ナンバー。
アレックス・マリの張りのある歌声が楽曲のグレードを
一段も二段も引き上げてくれています。
NIGHT PLEASURE HOTEL-Portraits ★★★ (2024-09-16 23:51:11)
イタリアはロマーニャ地方出身で、現WHITESNAKEのミケーレ・ルッピのソロ・バンド等にも参加していたというアレックス・マリ(Vo)を中心に結成されたメロディアスHRトリオNIGHT PLEASURE HOTELが、そのミケーレを始め、BROCK PROJECTやWHEELS OF FIRE、DANGER ZONEといった同郷のメロハー・バンド/プロジェクトのメンバーを多数ゲストに招いてレコーディングを行い、'24年に発表した1stアルバム。
バンド名がNIGHT PLEASURE HOTELなので、何となく真夏の夜のプールサイドが似合いそうなメロウでスムースなリゾート系AORサウンドでも演っているのかと思っていましたが、さに非ず。重厚に本編の幕開けを告げるOPナンバー①から音作りはしっかりロックのエッジが効いていますし、何より全編を彩る(イタリアらしい)濃いめの憂愁を発散するメ
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RICK SPRINGFIELD-Living in Oz-Living in Oz ★★★ (2024-09-13 00:53:44)
Gが刻む印象的なリフと煌びやかなシンセを纏って
軽快に疾走するアルバム表題曲。哀愁のメロディを
熱唱するリックのVoも力強さを増していて、
本作のHR志向を感じさせる仕上がりとなっています。
RICK SPRINGFIELD-Living in Oz ★★★ (2024-09-11 23:58:40)
個人的にブルース・スプリングスティーンとごっちゃになってしまうことが多かったリック・スプリングフィールド。オーストラリア出身で、長らくの下積み時代を経て80年代初頭にまず役者としてブレイクを果たした彼が、俳優/シンガーとして人気絶頂の時期にあった’83年にリリースした7枚目のソロ・アルバムがこちら。
無精髭生やして精悍さをアピールするイメージ戦略の変化が物語る通り、本作においては「歌えるアイドル俳優」から「本格派ロック・シンガー」への転身を企図。それに伴い、より力強さを増したご本人のVoといい、サウンドを引き締めるエッジの効いたGに躍動するリズムといい、これまでよりも格段にHR色(アリーナ・ロック風味)が増強された仕上がりとなっています。
勿論、『ブレードランナー』風のPVも作られたOPナンバー①を筆頭に、シンセを生かしたアレンジ等には従来のニューウェーブ風味も留められていま
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PALACE-Reckless Heart-Back in Your Arms ★★★ (2024-09-11 00:35:39)
「世はまさに80年代真っ盛り」といった趣きで明るく軽快に弾むハードポップ・チューン。
キャッチーなサビメロ作りの巧さにマイケル・パレスの匠の技が光っています。
PALACE-Reckless Heart ★★★ (2024-09-09 23:57:42)
リトアニアに生まれ、現在はスウェーデンを拠点に活動するマルチ・アーティスト、マイケル・パレス率いるPALACEが'24年にFRONTIERS RECORDSから発表した5thアルバム。
FIRST SIGNALやCRY OF DAWNで彼の作曲能力の高さは知っていたものの、個人的にPALACEの1stと2ndに対する評価は「悪くはない」くらい。なので日本盤未発売に終わった3rdと4thを輸入盤買ってまで追いかける気にはなれなかったのですが、再び国内盤リリースが実現した本作を聴いて、キャッチーなメロディと煌びやかなKeyに彩られた80年代憧れ満載ハードポップ・サウンドの飛躍的なクオリティUPぶりに吃驚。収録全曲の曲作りは勿論のこと、プロデュースからミックス/マスタリング、更に全パートの演奏、果てはアートワークまで自ら手掛けるという、完全なる自作自演体制で作り上げたまさしく「入魂」の一
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CC-ROCK-Cc-rock-Angel ★★★ (2024-09-03 23:41:36)
酷暑の蒸し暑さを吹き飛ばしてくれるような爽やかな
エネルギーに満ちたハードポップ・チューン。
テンポを落としてキャッチーに展開するサビメロ作りの
巧さにも唸らされますよ。
CC-ROCK-Cc-rock ★★★ (2024-09-03 01:05:32)
ピーター・ルンディン(G)とアンシ・アラタロ(G)を中心に結成されたスウェーデンのメロディアスHRプロジェクト、CC-ROCKが自主制作でレコーディングを行い、'07年に発表した6曲入りデビューEP。
個人的には、名盤『REPLAY』(’04年)1枚のみを残して消息を絶ったT’BELLのコンビ、パトリック・ティベル(Vo、Key)とロジャー・リュングレン(G)がプロデュースのみならず、曲作りに歌に演奏にと全面バックアップしている点に興味を惹かれて購入した作品であり、キャッチーなコーラス・ワークをフィーチュアして爽快に幕が上がるOPナンバー①を皮切りに、聴こえてくる音が完全にT’BELLと同一のメロハー路線だった時にゃ「期待通り!」と思わずニッコリでしたよ。
勿論完全にそのまんまなんてことはなく、例えばKeyの運用法等のアレンジ面において若干プログレ・ハード風味も感じられたT’
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NAZARETH-No Jive-Cover Your Heart ★★★ (2024-08-29 00:51:58)
キャッチーなコーラス・ワークからスタートするハードポップ・チューン。
初期NAZARETHのイメージで聴くと吃驚するぐらい売れ線路線ですが
いやでもこれ良い曲ですよ。ダン・マッカファーティのクセ声も
明るい曲調に案外違和感なく馴染んでいます。
NAZARETH-No Jive ★★ (2024-08-28 00:35:58)
英国の重鎮NAZARETHが、オリジナル・メンバーのマニュエル・チャールストン(G)の脱退、後任としてビリー・ランキン(G)の出戻りという陣容替えを経て、セルフ・プロデュースでレコーディングを行い'91年に発表した18thアルバム。
とはいえ、申し訳ないことに血気盛んなメタル野郎だった当時はNAZARETHに対する興味はほぼゼロ。「まだやってたんだ」か、せいぜいで「GUNS ‘N’ ROSESのアクセル・ローズに影響を与えたベテラン・バンド」「ARTCHやARTILLERYが“RAZAMANAZ”をカヴァーしてたっけ?」程度の認識ぐらいしかなかったのですが、今もって現役を続行し新作までリリースする意気軒高ぶりをアピールする彼らゆえ、本作においても老け込みとは無縁。ダン・マッカファーティ(Vo)の特徴的な塩辛声を生かして、溌剌と疾走する③⑩あり、骨太なGリフをフィーチュアしてヘヴィに
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MOTLEY CRUE-Shout at the Devil-Red Hot ★★★ (2024-08-26 23:54:52)
言わずと知れた初期の名曲。緊迫感を湛えて疾走する曲調といい、
ツインGの用い方といい、個人的に初めて聴いた時は『BRITISH STEEL』の頃の
JUDAS PRIESTを思い出しました。MOTLEY CRUEってこのタイプの楽曲も
演ってたんだと吃驚しましたね。
MOTLEY CRUE-Shout at the Devil-Danger ★★★ (2024-08-26 23:48:11)
一介のLAメタル・バンドだった時期のMOTLEY CRUEだからこそ
生み出し得た、このアルバムでしか聴けないタイプの名曲。
MOTLEY CRUE-Shout at the Devil ★★★ (2024-08-22 23:15:01)
散々煽った末に萩本欽一ばりの「カイサーン、なしよ」なちゃぶ台返しや、その後のミック・マーズとの泥仕合等、最近は何だかなぁと思わされることが多いMOTLEY CRUE。本作は彼らが'83年に発表した2ndアルバムで、先日CD棚の整理をしていて発見し久々に聴き直してみたら、このアルバムってこんなにカッコ良かったっけ?とその出来栄えに惚れ惚れとさせられてしまいましたよ。
トム・ワーマンによるタイトな音作り、ファッショナブルさよりも威嚇重視のメンバーのルックスに、切れ味の鋭さを増したパフォーマンス、売れ線のバラードなんぞには目もくれず、ひたすらクールなGリフ作りに心血が注がれている楽曲といい、本作はまさしく「LAメタルの教科書」と評されるに相応しいクオリティ。イントロSE①に続いて炸裂するヘヴィ・メタリックなKISSといった趣きの②、頭振りたくなるキャッチーな③.歯切れ良く駆け抜ける④、一
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ジョー山中-Joe-BLUE MORNING ★★★ (2024-08-21 01:05:28)
哀愁に満ちた曲調を、切々と歌い上げるジョー山中のVoと
石間秀樹の泣きのGが盛り上げる名曲。
3分半で終わってしまうのが残念なぐらいです。
ジョー山中-Joe ★★★ (2024-08-20 00:14:37)
波乱万丈の生涯を送り、'11年に鬼籍に入られたジョー山中。出演も兼ねて歌った映画『人間の証明』のテーマ曲を大ヒットさせたシンガーでもある彼が、FLOWER TRAVELLIN’ BAND解散後、’74年にATLANTIC RECORDSから発表した最初のソロ・アルバムが本作となります。
ジョー山中というと、ボブ・マーリーばりのドレッドヘアと、80年代以降のレゲエ・ミュージックへの傾倒の印象が強いのですが、本作に託されているのはFLOWER TRAVELLIN’ BANDの流れを汲むソリッドなHRサウンドであり、レゲエのエッセンスはほぼゼロ。それもその筈、バックを固めるのは、石間秀樹(G)、和田ジョージ(Ds)、篠原信彦(Key)というFLOWER TRAVELLIN’ BAND時代のバンドメイト達。あくまで「歌」を主役として立てつつ要所を引き締める楽器陣の達者な援護射撃を受けて、山
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REMEDY-Pleasure Beats the Pain-Sin for Me ★★★ (2024-08-15 01:07:15)
歌もGも心地良く泣いている哀愁のメロディアスHRナンバー。
ちょいザラっとしたシンガーの声質も、メロディの哀感を
より一層引き立ててくれていますね。
REMEDY-Pleasure Beats the Pain ★★★ (2024-08-13 23:39:05)
コロナ禍で活動の場を失ってしまったロバート“ロリ”フォルスマン(G)が、空いた時間で書き上げた楽曲を発表するべく結成したREMEDY。’22年に1st『SOMETHING THAT YOUR EYES WON’T SEE』を発表したところ、これが本人にも予想外なことに大ヒットとなり(母国スウェーデンのTOP10チャートにランクインする程だったそうな)、その勢いを駆って'24年4月に本2ndアルバムがリリースの運びとなりました。『SOMETHING~』の日本盤発売は'24年2月だったので「えぇ、もう?」とちょっと吃驚してしまいましたよ。
前作同様、作曲には6人目のメンバーというべきソレン・クロンクヴィストが全面関与し、マスタリングにECLIPSEのエリック・モーテンセンを起用する必勝の陣容は継続。なので今作も音楽性の方に変化は皆無であり、90年代だったらゼロ・コーポレーションからリリ
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HAMMERHEAD-Heart Made of Steel-Down 'n Out ★★★ (2024-08-12 21:52:14)
タイトに疾走するHRナンバー。
イアン・パリーがこの手の楽曲を歌っているのも貴重といえば貴重。
思わず合唱したくなるキャッチーなサビメロが秀逸です。
HAMMERHEAD-Heart Made of Steel ★★ (2024-08-09 00:08:23)
個人的にイアン・パリーの名前を初めて意識するようになったのは、旧ユーゴスラビア出身のギタリスト、ミシャ・カルビンのソロ作にゲスト参加した辺りだったと記憶していますが、勿論彼氏はそれ以前から様々なバンドを渡り歩いてキャリアを地道に積み上げてきており、イギリスからオランダへと活動拠点を移す切っ掛けともなったこのHAMMERHEADもそうしたバンドの一つ(ちなみにDsは後にTWISTED SISTERに加入するジョー・フランコ)
本作はHAMMERHEADが'85年に残した最初で最後のフル・アルバムで、わざわざ元RAINBOWのKey奏者デイヴ・ローゼンタールをプロデューサーに招聘する等、かなり気合を入れてレコーディング作業が行われたにも拘わらず、所属レーベルの方針転換により遭えなくお蔵入りとなってしまった不運な1枚。ゴリゴリにヘヴィ・メタリックではないものの、メロハーというほどポップで
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NESTOR-Teenage Rebel-We Come Alive ★★★ (2024-08-01 23:06:51)
80年代へとタイムスリップするSEに続くドラマティックな
イントロだけで掴みはOK。爽快さと哀愁が程好くブレンドされた
OPナンバーにして本作の魅力を分かりやすく伝えてくれる名曲です。
NESTOR-Teenage Rebel ★★★ (2024-07-30 23:44:51)
80年代愛が詰まった“ON THE RUN”と“1989”のコミカルなPVのビジュアル・インパクトでも話題を呼んだスウェーデンの5人組、NESTORがデビュー作『KIDS IN A GHOST TOWN』(’21年)の高評価を追い風に、'24年に発表した2ndアルバム。
北欧における80年代トリビュート・ブームの盛り上がりを支える多くの若手バンドと異なり、NESTORは80年代実体験組(結成は'89年まで遡るという)。そのためヒゲ面のオッサンが揃ったメンバーのルックス面の華やかさでは数歩遅れをとるものの(失礼)、スウェーデン国内のポップ・シーンを中心に、数々のヒット曲を数多のアーティスト達に提供してきたトビアス・ガスタフソン(Vo)の磨き上げられたソングライティング・スキルが光る収録楽曲は、彼らが派手な見てくれだけが売りのバンドでないことを立派に証明してくれています。
期待感
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RIK EMMETT-Then Again: Acoustic Selections From The Triumph Catalogue-Ordinary Man ★★★ (2024-07-29 22:36:06)
原曲はギル・ムーアの派手なドラミングが映える疾走パートも組み込んだ7分越えの
大作ナンバーなのですが、ここではバラード・パートを主軸にアコースティック・アレンジ。
その分、まさに「入魂」といった趣きのエメット先生の熱唱がより一層胸に迫る感動的な
仕上がりとなっていて、物足りなさなど全く感じさせませんよ。
RIK EMMETT-Then Again: Acoustic Selections From The Triumph Catalogue ★★★ (2024-07-26 01:07:39)
歌って良し、弾いて良し、書いて良しの三拍子揃った人間国宝級ギタリスト、TRIUMPHのリック・エメットが'24年に発表したソロ・アルバム(レコーディング自体は'12年に行われていた模様)。先生のソロ作が国内発売されるのってもしかして前世紀ぶりぐらいじゃないでしょうか?あまりに嬉しいので、せっかく解説書でご本人に貴重なインタビューを敢行してくれているのに、再結成TRIUMPHの現状とか、バンドとして新作をリリースするつもりはあるのかとか、重要事項に全く触れてくれないことに対する不満はグッと飲み下しておきますよ。(もしかしてそっち関連の話題はNGだったりしたのでしょうか?)
それはともかく肝心の内容の方は、TRIUMPH時代の名曲の数々をアコースティック・アレンジで蘇らせたセルフ・カヴァー・アルバム。押さえるべきとこがきっちりと押さえられた納得の選曲に、“NEVER SURRENDER
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SUSIE HATTON-Body and Soul-Blue Monday ★★★ (2024-07-24 23:55:56)
王道ガールズ・ロック!といった趣きでポップに跳ねるアルバムのOPナンバー。
甘くキャッチーなメロディ作りの巧さは流石ブレット・マイケルズといったところでしょうか。
星3つはPVバージョンに対してということで。
SUSIE HATTON-Body and Soul ★★ (2024-07-23 01:22:57)
80年代前半にデビューし、大なり小なりの成功を手中に収めたバンドのメンバーが自身のキャリアが一段落したことを契機に、今度は新人の育成業に乗り出す事例が目立った90年代初頭。オハイオ州シンシナティ出身の女性シンガー、スージー・ハットンはPOISONのブレット・マイケルズの全面バックアップを受けて'91年にこの1stソロ・アルバムを米メジャーのWEA RECORDSから発表しています。
才能に目を留めたというよりは、当時付き合ってたにあった恋人のデビューに手を貸したというのがぶっちゃけたところのようで(POISONの“FALLEN ANGEL”のPVにも出演している)、正直シンガーとしては声質にパンチが欠け、表現力もまだまだ発展途上。ただ貫禄に乏しくとも「一生懸命歌ってます」感はひしひしと伝わってくるので、ブレットならずとも応援したくなる気持ちは分からなくもないという。
また収録
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GRAND-Second to None-When We Were Young ★★★ (2024-07-17 23:33:04)
北欧的な哀感は薄れましたが、ポップ、キャッチー、煌びやかな
洗練されたハードポップ・チューンに仕上がっています。
MICKEY THOMAS-Over the Edge-Thief ★★★ (2024-07-17 00:19:36)
爽やかさと哀愁、親しみ易さとロックのエッジが
バランスよく同居したメロディアスHRナンバー。
往年の歌唱力は保持しつつ、適度に枯れ感も漂わす
ミッキー・トーマスのVoも曲調にマッチしていますよ。
GRAND-Second to None ★★ (2024-07-15 23:43:17)
新人離れした完成度を有する1st『GRAND』(’22年)を引っ提げてデビューを飾ったスウェーデンのメロディアスHRトリオが、同作の高評価を推進力代わりに、約1年という短いブランクでリリースに漕ぎつけた2ndアルバム。
スポーツカーが炎上しているジャケットに加えて、OPナンバーのタイトルが“CRASH AND BURN”と来た日にゃ本編はどんだけHR/HM色を強めた仕上がりなのかと冷や汗タラリでしたが、どっこい本作で披露されているAOR寄りのハードポップ・サウンドには、澱みなく伸びていくクリアなハイトーンVo、煌びやかに楽曲を彩るKey、そして甘くポップに弾むキャッチーなメロディといい、デビュー作でこちらのハートをキャッチした美点がしっかりと継承されていますのでご安心。厳つい曲名とは裏腹に①は歯切れ良く刻まれるGリフに乗ってフックの効いたメロディが爽やかに舞う名曲ですし、キラキラと
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MICKEY THOMAS-Over the Edge ★★★ (2024-07-11 23:14:32)
改名分離とドラスティックな音楽性の変化を繰り返しつつ活躍したJEFERSON STASHIPが、先頃久々に新作を発表したというニュースを耳にして思い出したのが、80年代以降長らく同バンドのフロントマンを務めたミッキー・トーマス(今回の再結成には不参加)が、'05年にOVER THE EDGE Featuring Mickey Thomas名義でリリースしたこのソロ・アルバムのこと。
仕切りはFRONTIERS RECORDSで、プロデューサーはファブリッツオ・V・グロッシー、共作者としてNIGHT RANGERのジャック・ブレイズ、JOURNEYのニール・ショーンとジョナサン・ケイン、SHERIFのフレディ・カーシらが名を連ねている本作で聴けるのは、関わっている面子からも容易に想像がつく通りのハイクオリティなメロディアスHR。
ただ、サイケデリック・ロックからAOR/産業ロッ
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T'BELL-REPLAY-Take Me Tonite ★★★ (2024-07-10 00:25:11)
ポップに跳ねる親しみ易い曲調と、北欧のバンドらしい透明感と
哀感を宿したメロディの取り合わせが、ミカエル・アーランドソン辺りに
通じる魅力を発散する名曲。
T'BELL-REPLAY ★★★ (2024-07-09 00:25:41)
スウェーデン出身のシンガー/ソングライター、パトリック・ティベル(Vo)が自らの名を冠して、GRAND ILLUSIONやP.A.L.等への関わりで知られるロジャー・リュングレン(B)らと共に立ち上げたT’BELL。本作は彼らがAOR HEAVENから’00年に発表した最初で最後のアルバムとなります。
タイトな演奏に支えられて奏でられるのは、繊細に歌い上げるVo、立体的に配置された美しいハーモニー、Keyを生かしてちょいプログレ・ハード風味の入ったアレンジまで、初期TOTOを彷彿とさせるメロハー・サウンド。とはいえシンプルにまとめられた音作りはHR寄りですし(あえてなのか、単に予算の問題だったのかは不明)、胸を締め付ける甘酸っぱいメロディの洪水も北欧のバンドらしい透明感を湛えており、安易なTOTOフォロワーとは一線を画する、このプロジェクトならではの個性がしかと刻まれた仕上がりとな
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SIGNAL-Loud & Clear-Arms of a Stranger ★★★ (2024-07-03 23:21:40)
個人的にはこの曲以外も良い曲が揃っているアルバムだと思っているのですが
とはいえこの名曲が頭抜けた輝きを放っていることは間違いのない事実。
爽快な曲調に、気持ち良く伸びていくマーク・フリーのハイトーンVoがマッチしています。
NIGHTWING-Stand Up and Be Counted-Dressed to Kill ★★★ (2024-07-03 00:52:39)
アップテンポの曲調と、愁いを帯びつつもキャッチーなメロディの
取り合わせに思わず体が動き出す名曲。マックス・ベーコンの
張り/艶/伸びを兼ね備えた歌唱と、要所を彩るケニー・ニュートンの
Keyにも耳を奪われます。
NIGHTWING-Stand Up and Be Counted ★★★ (2024-07-01 23:55:58)
英国はリヴァプール出身のNIGHTWINGというと、後期NUTZのKey奏者ケニー・ニュートンと、元STRIFEのゴードン・ロウリーを中心に結成され80年代前半に活動していた5人組。…というよりは、後にBRONZやGTRに参加して人気を博する実力派シンガー、マックス・ベーコンのプロ・キャリアの最初の一歩となったバンドとして知られており、本作はそのベーコン加入一発目、'83年に発表された彼らの3rdアルバムに当たる作品です。
一応NWOBHMの一派として括られることが多い存在なれど、少なくとも本作で披露されている音像に、厳ついバンド名から連想するようなゴツゴツと角張った感触はほぼなし。ベーコンの伸びやかで張りのある歌唱と、ケニーが奏でる煌びやかなシンセを前面的に配したメロディアスHRサウンドは、ちょうど同時期に一世を風靡したASIAや、あるいはそれこそGTRを引き合いに出して語りたく
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SIGNAL-Loud & Clear ★★★ (2024-06-27 23:42:53)
傑作の誉れ高い1stソロ『LONG WAY FROM LOVE』(’93年)の発表や、KING KOBRAの名盤『READY TO STRIKE』(’84年)の再発、更にブルース・ゴウディらと結成したUNRULY CHILDの始動等を経て、シンガーのマーク・フリー(現マーシー・フリー姐さん)に対する興味がグングン高まっていた時期にチェックしたのが、SIGNALが’89年に残していたこの唯一のアルバム。
SIGNALはマークと、元ALCATRAZZのヤン・ウヴェナ(Ds)らにより結成されており、本作のプロデューサーには売れっ子ケヴィン・エルソンを起用。哀愁成分こそ然程ではないものの、米メジャーのEMI RECORDSからのリリースだけあって、厚みのあるプロダクションを得て繰り出されるフックの効いたメロディ満載のハードポップ・サウンドは、梅雨時のジメジメを吹き飛ばしてくれるような爽やか
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YA YA-II-When The World Cried ★★★ (2024-06-25 23:17:19)
ジャケットからは想像できないぐらい、爽やかな曲調、伸びやかなVo、
キャッチーなコーラス・ワーク等々、どこに出しても恥ずかしくない
堂々たるハードポップの名曲に仕上がっています。
YA YA-II ★★★ (2024-06-25 00:00:59)
元FASTAWAYのリー・ハートというと、個人的には「80年代後半から90年代前半にかけて玉石混合プロジェクト乱発した、アーティストというよりは業者」的なイメージがつきまとう人物なのですが、勿論素晴らしい作品だって何枚も残しておりまして、彼が結成に関与したこのYA YAも「大当たり」に分類されて然るべきバンドの一つではないかと。
といってもYA YAが'88年に本2ndアルバムを発表した頃には既にリーはバンドから脱退済みで、代わりに歌っているのはサム・ブルーなる御仁。後にヴィニー・バーンズのソロ作に参加している彼のキャリアからもお判り頂ける通り歌の上手さは折り紙付きですし、キラキラなシンセとハーモニーで厚めにお化粧されたハードポップ・サウンドのクオリティにしても微塵の揺るぎもなし。あまりにあまりなジャケット(これでイケル!とGOサイン出した責任者の正気を疑うレベル)がもうちょい音楽
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Pseudo Echo-Race-Over Tomorrow ★★★ (2024-06-19 22:44:47)
キャッチーに弾むメロディといい、シンセを大々的にフィーチュアした
80年代ポップ・メタルの王道を行く曲調ながら、それを歌うシンガーが
中音域をメインとするニューウェーブ系という取り合わせの妙が、
この名曲をより印象的な仕上がりとしてくれています。
Pseudo Echo-Race ★★★ (2024-06-18 00:38:41)
日本でもTVドラマ主題歌に起用されてたりと馴染み深いLIP INC.のディスコ・チューン“FUNKYTOWN”をカヴァーして、世界的に大ヒットさせたことで知られるオーストラリアはメルボルン出身の4人組、PSEUDO ECHO(スード・エコーと読む)が’89年に発表した3rdアルバム。
彼らに関しては「一発屋のニュー・ウェーブ系バンド」というだいぶ偏ったイメージを抱いており、長らく興味の範疇外だったのですが、後追いで本作を聴いてビックリ。ニュー・ウェーブどころか、軽快に刻まれるGリフ、タイトなリズム、その上に乗っかったキャッチーなメロディといい、どっからどう聴いてもポップ・メタルの力作にいつの間にかクラス・チェンジを果たしているじゃありませんか。
勿論、リード楽器としてのシンセサイザーの有用や、中音域をメインにぬめっと歌うブライアン・ハンカムのVo(アメリカのバンドならこの手の
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UNIVERSE-Universe Ⅲ ★★ (2024-06-13 23:47:36)
80年代にアルバム1枚を残して解散したUNIVERSEが、バンド名をUNIVERSE INFINITYと改めてまさかの復活を果たしたのは’18年のこと。それから音沙汰のない時期が続いていたので「自然消滅か?」と思っていたところ、’24年に本3rdアルバムを引っ提げて帰ってきてくれましたよ。
といっても、オリジナル・メンバーとしてバンドを支えたミカエル・クリング(G)脱退に伴い、バンド名がUNIVERSE Ⅲと改められているので「出直しデビュー作」と表現した方が適切なのかもしれませんが、内容的には間違いなく前2作の延長線上に位置する作風に仕上がっていますのでご安心を。
80年代に書かれたマテリアルが使用されていた前作に対し、今回は全て書き下しの新曲が用いられていると聞き、全く不安を覚えなかったといえば、まぁ嘘になりますわな。それでもツインGからシングルG体制への編成替えにより、
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NIGHTBLAZE-Nightblaze-Take on Me ★★★ (2024-06-11 23:44:44)
哀愁を帯びつつ、適度にポップでキャッチー。
バンドがアルバムのリーダー・トラックに選んだのも
納得のハードポップ・チューンで、本編の魅力を
分かりやすく体現してくれる出来栄えとなっています。
Glasgow-Zero Four One -Back on the Run ★★★ (2024-06-11 00:07:37)
アルバム中にあって最も欧州風味の叙情性を色濃く宿したナンバー。
シンガーのやや重めな声質もこの重厚な曲調にマッチして
ドラマティックな楽曲を力強く盛り上げてくれていますよ。
Glasgow-Zero Four One ★★★ (2024-06-07 00:46:21)
BOSTON、CHICAGO、KANSAS等、国や都市の名前をバンド名として採用するパターンは結構あって、スコットランド出身のこのGLASGOWもそうしたバンドの一つ。本作は彼らがドン・エイリー(Key)やHEAVY PETTIN’のメンバーをゲストに迎えてレコーディングを行い、SONET RECORDSから'87年に発表した1stアルバム(アルバム・タイトルはグラスゴーの市内局番に因むという徹底ぶり)。先日CD屋に立ち寄ったら、とっくの昔に廃盤となっていた国内盤がまさかのリマスター再発されており「これは夢か幻か」と思わず目を疑ってしまいましたよ。ジャケットが変更されていて最初気が付きませんでしたが。
本作で披露されているのは、SHYやTOBRUKといった同郷バンドに通じるKeyをたっぷりとフィーチュアしたメロディアスHR。哀愁のメロディのみならず、明るいポップ・センスも生かされた
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NIGHTBLAZE-Nightblaze ★★★ (2024-05-30 00:54:55)
90年代半ばから音楽活動をスタートさせ、THY MAJESTYやPRATENS等に参加して名を上げたイタリア出身のダリオ(G、Key)&アレックス(B)のグリロ兄弟を中心に結成されたNIGHTBLAZEが、ART OF MELODY MUSICから'24年に発表した1stアルバム。
ここで披露されているのは、歌うGに華やかなKey、適度なエッジとキャッチーなメロディ、爽快なコーラス・ワークを兼ね備えたメロディアスHR。80年代へのラブコールがギュッと詰まったサウンドは溌剌として若々しく、何も知らずに聴いたら20代の新人バンドのデビュー作かと思ったんじゃなかろうか?と。
それなりにキャリアを積んだミュージシャンが手掛けるメロハー作品というと、自身の人脈とレーベルの伝手で腕利きソングライターを招集してクオリティUPを図るのが常套手段ですが、本作は全曲がダリオと、確かな歌唱力を披露
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CHRISSY STEELE-Magnet to Steele-Murder in the First Degree ★★★ (2024-05-28 23:51:46)
アルバム中において最もHR寄りの仕上がりを聴かせる
重厚なミッド・チューン。それでいてフックの効いた
サビメロに大味感は皆無。ブライアン・マクラウドと
ティム・フィーファンの曲作りの腕前に感心させられますよ。
CHRISSY STEELE-Magnet to Steele-Love Don't Last Forever ★★★ (2024-05-28 23:45:14)
「ザ・80年代!」なパワー・バラード。
クリッシー・スティールのパワーと艶を兼ね備えた熱唱が
ドラマティックな曲調を一層盛り上げてくれています。
この曲唯一の不幸は発表されたのが'91年だったことでしょうか。
CHRISSY STEELE-Magnet to Steele ★★★ (2024-05-28 01:25:22)
カナダ出身の女性シンガー、クリッシー・スティールが同郷の人気ロック・バンドHEADPINSのメンバー、ブライアン・マクレオドの全面バックアップを受けてレコーディングを行い、メジャーのCHRYSALIS RECORDSから'91年に発表した1stソロ・アルバム。
作曲陣に名を連ねるティム・フィーファンやジェフ・パリスといった実力派メロディ職人の存在に釣られて購入に走った本作は、実際フックの効いたメロディとキャッチーなコーラス・ワークに彩られたメロディアスHRサウンドが大盤振る舞いされる、まさしくこちらの期待にばっちり応えてくれる内容。まぁどうしたって偉大なる先輩バンドHEARTの存在が脳裏にチラつく音楽性ではあるものの、逆に言えばHEARTが比較対象になるぐらいのクオリティが備わっているということですから。
主役たるクリッシー・スティールも、名前負けしない強靭さと、女性ならでは
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LAZY-Lazy V-ワイルド・フラワー ★★★ (2024-05-23 00:19:48)
デイヴィッド・フォスターが在籍したカナダのSKYLARKが'73年に大ヒットさせた
名バラードの日本語カヴァー。影山のVoといい、高崎の泣きのGといい
メンバーのミュージシャンとしての一皮むけっぷりにグッとくる仕上がりですよ。
LAZY-Lazy V ★★ (2024-05-22 00:37:26)
タイトルが表す通り、LAZYが'80年に発表した5枚目の作品。(フル・アルバムとしてはこれが4作目となる)
HR色の増強が図られた4th『ROCK DIAMOND』(’79年)と、LOUDNESSの原点というべき最終作『宇宙船地球号』(’80年)の間に挟まれているので、当然本作もその流れを汲んだハード&ヘヴィなサウンドが託されているものと思いきや、さにあらず。“フルカウント”や“HOTEL”のような疾走ナンバーは見当たらず、どころか収録曲は全て外部ライターのペンによるもの。メンバーは曲作りに一切関わっておらず、バディ・ホリーやSKYLARK(デヴィッド・フォスターが在籍していたことで知られる)、鹿取洋子バージョンが有名なDIESELのディスコ・チューン“GOIN’ BACK TO CHINA”のカヴァーも収録する等、むしろポップ方向に幅寄せした内容に仕上がっているじゃありませんか。
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LAZY-Dream A Dream-フルカウント ★★★ (2024-05-17 22:26:42)
作曲にメンバーはタッチしていないものの(編曲はバンドで担当)
Gリフのカッコ良さに、Keyを組み込んだドラマティックな曲展開等
'78年の時点で既に80年代HMスタイルの試し撃ちをしていることに驚かされますよ。
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