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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 501-550
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JORN-Starfire ★★★ (2021-12-09 01:07:57)
THE SNAKESに関わった90年代末ぐらいからか。日本のHR/HMファンの間でも「どうもノルウェー出身の凄いシンガーがいるらしい」と徐々に噂になりつつあったタイミングで、ヨルン・ランデ(Vo)がリリースした初めてのソロ・アルバム(’00年)。その門出を祝うべく、ロニー・ル・テクロ、トゥーレ・オストビー、ラルフ・サントーラ&シェーン・フレンチ等々、ヨルンがフロントマンを務めたVAGABOND、THE ARK、MILLENIUMといったバンドの面々がゲスト参戦して華を添えてくれています。
ソロ・アルバムといっても、書下ろしの新曲5曲、カヴァー5曲の全10曲からなる内容は若干変則的。ソロ・シンガーとしての表現欲求に突き動かされて作り上げたというよりは、「自分、こんな色々なタイプの楽曲が歌いこなせます!今後ともヨロシク!」ってな、HR/HMシーンに向けたプレゼン的な性格が強めに感じられ
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THE LOU GRAMM BAND-The Lou Gramm Band-Willing to Forgive ★★★ (2021-12-07 23:23:45)
アコギを有用したアレンジがポジティブな高揚感を運んでくる
爽やかなロック・チューン。聴き手を励まし、勇気づけるような
ルー・グラムの包容力を感じさせる歌声も、まったく衰えを感じさせません。
THE LOU GRAMM BAND-The Lou Gramm Band ★★★ (2021-12-07 00:38:24)
ヒットはこそしませんでしたが、個人的に愛して止まない(隠れた名盤と言い切りたい)『MR. MOONLIGHT』(’94年)を最後にFOREIGNERから離れたルー・グラム(Vo)が、実の兄弟であるベン・グラム(Ds)やリチャード・グラム(B)、ドン・マキューソ(G)といったBLACK SEEP時代の僚友でもある旧知のメンバーと共にTHE LOU GRAMM BANDを立ち上げ、’09年に発表した1stアルバム。こんな作品がリリースされてるなんて恥ずかしながら結構最近まで知りませんでしたよ。
90年代末期には脳腫瘍の手術を受けており、幸い発見が早かったので大事には至らなかったとのニュースは耳にしていたものの、その後彼の歌声に触れる機会が殆どなかったため、果たして往年の歌唱力をどの程度維持できているのか…?と、実際に本作を聴くまではかなり不安だったのですが、憂いを帯びて重厚なOPナンバ
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Trw-Rivers of Paradise-Love Comes Calling ★★★ (2021-12-02 23:52:35)
仄かな哀愁を湛えたメロディの清涼感を、
シャラシャラと奏でられるギターと、雑味のないハイトーンVoが
より一層際立たせるアルバムでも1、2を争う名曲。
Trw-Rivers of Paradise-Only a Letter ★★★ (2021-12-02 23:45:41)
マーク・ウィルソンの情感豊かな歌声が映える
暖かみに溢れたバラード。フックの効きまくったコーラスといい
それを彩るうっとり聴き惚れるハーモニーといい、
一昔前なら日本でもCMソングに起用されていてもおかしくない名曲です。
TRW-Rivers of Paradise ★★★ (2021-12-02 00:29:19)
多彩なアーティストとのセッションで鳴らすマイケル・トンプソン(G)、クリスチャン・ミュージック・シーンを中心にソロ/バンドで活躍するマーク・ウィリアムソン(Vo)、齢10歳でプロの道に足を踏み入れ「世界で最も録音されたドラマー」とも評されるジョン・ロビンソン(Ds)という、LA最高峰のスタジオ・ミュージシャン達により結成。3人の名前の頭文字を取ってTRWを名乗ったプロジェクトが、'07年に発表したデビュー作。
顔触れ的にもAOR/産業ロックを演っているのかな?と思いながら購入してみたところ、寧ろ本作から聴こえてくるのは御三方のルーツに遡ったブルーズやクラシック・ロック的な歯応えを感じさせるサウンド。正直なところ一聴で掴まれるような華やかさやインパクトには乏しいものの、とはいえそこは実力者揃いのプロジェクト。随所にフックとキャッチーなメロディを織り込んだ曲作りの巧みさ、そして何よりキ
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GLENN HUGHES-Play Me Out-Your Love Is Like a Fire ★★★ (2021-11-30 23:51:07)
6分越えの長尺曲。ホーン・セクションをフィーチュアして
後半へ聴き進むに従って徐々に熱を帯びていくメロウな曲調と
それを支えるグレンの熱唱に痺れます。
GLENN HUGHES-Play Me Out ★★★ (2021-11-30 01:02:59)
歌神グレン・ヒューズ(Vo、B)が、TRAPEZE時代の僚友メル・ギャレー(G)、デイヴ・ホーランド(Ds)、テリー・ロウリー(Key)、そしてゲストとしてパット・トラヴァース(G)等を迎えてレコーディングを行い、’77年に発表した1stソロ・アルバム。邦題は『燃焼』。
DEEP PURPLE解散後、創作の自由を満喫できる環境を手に入れたグレンが己の趣味丸出しで制作しているだけあって、ストリングスやホーン・セクション、女性コーラスを取り入れたゴキゲンなサウンドは「聴き終えたあと頭がアフロヘアになってました」とすぐバレる嘘をつきたくなるぐらいファンキー&ソウルフル。90年代ぐらいまでは、メタル雑誌でDEEP PURPLEのディスコグラフィーが紹介されたりすると、このアルバムに関しては微妙というか、もっとハッキリ駄作扱いされていることも少なくなく、実際問題自分もDEEP PURPLEで
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AROUGE-AROUGE〜暴逆の貴公子〜+11 RARE TRACKS-Winter Days ★★★ (2021-11-26 00:41:38)
この曲のみ他の収録曲とテイストが異なるというか、
殆ど演歌の領域に片足突っ込んだ泣きっぷりが炸裂するバラード。
このクサさがダメという人もいるでしょうが、
個人的には「そこが最高なんじゃない!」と。
AROUGE-AROUGE〜暴逆の貴公子〜+11 RARE TRACKS-Chains ★★★ (2021-11-26 00:38:42)
憂いを帯びた曲調に、構築美を湛えた
橘高のGソロが華を添える
アルバムのハイライト・ナンバー。
EARTHSHAKERあたりがイケる方なら
必ずやビビッとくるはず。
AROUGE-AROUGE〜暴逆の貴公子〜+11 RARE TRACKS ★★★ (2021-11-25 00:43:22)
アマチュア時代から数々のコンテストを荒らし回り、才能溢れるギタリストとして注目を集めていた橘高文彦を中心に結成、レコード会社の眼鏡に適って「現役高校生バンド」としてデビューを飾ることとなったAROUGEが、’84年に残した唯一のフル・アルバム。
タイトルが『暴逆の貴公子』と何やらイカツイ感じな上、こちとら筋肉少女帯以降に橘高の活動をフォローするようになった身ゆえ、彼の原点というべき本作で聴けるのも当然、ルネッサーンス!な様式美建築建ちまくりのドラマティックなHMサウンドだとばかり思っとりましたので、ここに託されている、若気の至り感溢れるメンバーのルックスから、歌謡曲テイストも多分に孕んだ楽曲に至るまで、濃厚なジャパメタ風味が溢れ出す音楽性には意表を突かれました。
このクセの強さを「旨み」として許容できるかどうかが評価の分かれ目となりましょうが、もともと浜田麻里のバック・バンド
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PARADOX-Heresy II (End of a Legend)-The Visitors ★★★ (2021-11-24 00:03:20)
ザクザクと重心低くタイトに刻まれるリフ&リズム、メロパワ系の親しみ易さとは
一味異なるニヒルなチャーリーのVoが一丸となってソリッドに畳み掛ける、
変わらぬPARADOX節に舌鼓を打つスピード・ナンバー。リーダー・バンドを率いての
活動等で獲得した自信を糧に、これまでよりも主張を強めたクリスティアン・ミュンツナーの
劇的なシュレッド・ギターが、楽曲に新鮮な味わいを付与してくれています。
The Promise-Human Fire-Only a Woman ★★★ (2021-11-23 00:13:20)
叙情的に煌めくKey、泣きメロをエモーショナルに紡ぎ出すG、
線の細さがメロディの哀愁を引き立てるVoとが
一斉に聴く者の涙腺に攻撃を仕掛けて来る名曲。
この泣きっぷりは捨て曲なしの本編にあっても一際耳を惹きます。
The Promise-Human Fire ★★★ (2021-11-19 00:21:40)
スコットランドからデビューを飾ったKey奏者を含む5人組、THE PROMISEが'99年にNOW AND THEN RECORDSから発表した2ndアルバム。
1st『THE PROMISE』(’95年)は、グランジ旋風吹き荒れる90年代のHR/HMシーンに、淡く差し込む美しい陽光の如き作品としてメロディ愛好家から高評価を受けましたが、一度録音した音源が機材トラブルで全て消えてしまい、レコーディング作業をやり直す等の不運を乗り越えてようやく完成へと至った本作も、クオリティの高さでは一歩も引けを取りません。というか寧ろ、疾走ナンバー①、哀愁のメロハー②、キャッチーなハードポップ③、感動的なバラード④というタイプは異なれど、いずれ劣らぬ強力な楽曲が連続するアルバム冒頭の流れが物語る通り、収録曲を絞り込み、プロダクションの質を高め、煌めくKeyを散りばめてこれまで以上にハード・エッジと
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PARADOX-Heresy II (End of a Legend) ★★★ (2021-11-18 01:11:27)
チャーリー・シュタインハウアー(Vo)率いるPARADOX、'21年発表の新作アルバム。
そのチャーリー以外面子がごっそり入れ替わっていますが、最早メンバー・チェンジはこのバンドの恒例行事ゆえ驚きには値せず。逸材だったガス・ドラックスの離脱は痛手なれど、後任には近年ETERNITY’S END等を率いて頭角を現しているクリスティアン・ミュンツナー(G)が出戻っているので、空いた穴は完全に塞がったと言えるのではないでしょうか。
それより何より、本作最大のトピックは「宗教戦争」をテーマに取り上げたコンセプト・アルバムにして名盤の誉れ高い2nd『HERASY~異端』(’89年)の続編作りに、満を持してチャーリーが着手したこと。尤も、多数のゲストを迎えたり生オケを導入したりといった大仕掛けは目もくれず、ダークなメロディをニヒルに歌い上げるVo、タイトに刻まれるGリフ、硬質に突っ走るリ
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DIO-Master of the Moon-I Am ★★★ (2021-11-16 23:20:47)
重厚かつキャッチーなサビメロにおける
しつこく絡みついてくるような(誉め言葉)
歌い回しが「それでこそロニー」と拍手喝采を
送りたくなるほどロニーしてくれていて最高ですね。
DIO-Master of the Moon ★★ (2021-11-16 00:39:56)
ロニーの自伝が発売されたとのニュースを見かけ、今更ながら引っ張り出して聴き直している’04年発表の12thアルバム。彼の死去により最早更新されることがなくなった、厳然たるDIOの最終作でもあります。
『STRANGE HIGHWAYS』(’93年)以降、ヘヴィ・ミュージックと泥沼の格闘を続けるDIOに対する興味は下降線を描く一方でしたが、HEAVEN & HELLの登場で潮目が変わったことを切っ掛けに改めて本作と対峙してみたところ、これが試行錯誤を脱したDIOが復調の兆しを掴みかけていたことがハッキリと伝わってくる仕上がりじゃありませんか。
勇ましくドライヴする曲調が“STAND UP AND SHOUT”を彷彿とさせるOPナンバー①で掴みはOKとなる本編はダークで神秘的なHMサウンドが渦を巻き、BLACK SABBATHで培ったどす黒いヘヴィネスが横溢する②、冷ややかなKe
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CITY BOY-The Day the Earth Caught Fire-The Day the Earth Caught Fire ★★★ (2021-11-12 01:20:45)
アルバムのOPナンバーにして表題曲。
生オケや壮麗なハーモニーが生み出す優美さと
バンドのハードな演奏とがドラマティックな融合を果たした、
イントロで高まるこちらの期待を微塵も裏切らない名曲です。
ちなみにヨルン・ランデがソロ・アルバムでカヴァーしている模様。
CITY BOY-The Day the Earth Caught Fire ★★★ (2021-11-11 01:00:04)
CITY BOYといえば、大竹まこと、きたろう、斉木しげるの3人からなるコント・ユニット…ではなく、KANSASのスティーヴ・ウォルシュと結成したSTREETS、あるいは様々なメロディアスHRプロジェクトへのメンバー/プロデューサーとしての関わりで知られるマイク・スラマーのキャリアの出発点ともなったイギリス出身の6人組のこと。彼らの代表作といえば、シングル・カットされ英米でスマッシュ・ヒットを飛ばした名曲“君のナンバー5705”を収録する4th『BOOK EARLY』(’78年)ということになるのでしょうが、個人的に最も聴き直す機会が多いのはこの5thアルバム(’79年)ですよ。
一層の成功を求めてアメリカに拠点を移してレコーディングが行われているため、てっきり更にポップな方向を追求した作風に仕上がっているかと思いきや、ハードネスと優美なドラマ性が程よくブレンドされたOPナンバー①
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GYPSY ROSE-Gypsy Rose-Promise to Stay ★★★ (2021-11-10 00:08:01)
哀愁を帯びたヴァースから華開くように展開していく
キャッチーなコーラス・ワークに星3つ。
シンガーの声質は好き嫌いが分かれそうですが
このクセの強さがLAメタルっぽさを強化してくれていて
個人的には有りだなと。
GYPSY ROSE-Gypsy Rose ★★ (2021-11-08 23:53:29)
浅草のベテラン・ストリッパーみたいなバンド名ですが、出身はスウェーデン。結成は80年代初頭まで遡るキャリアの持ち主にも関わらず、レコード会社の方針転換による活動の停滞や、一度の解散と復活といった離散集合を経て、ようやくこの1stアルバムのリリースに漕ぎ着けたのは'05年になってからという苦労人バンドです。
中心メンバーのマーティン・クロンルンドは、その間にプロデューサー/エンジニアとしてメキメキ頭角を現し(再結成WHITE WOLFやマッツ・レヴィンのDOGPOUND等にも関与)、今やトム・ギャレーのロック・オペラ・プロジェクトPHENOMENAの仕切りを任されるほど。そうした彼が本作においてクリエイトしているのは、カラッとキャッチーなメロディ、陰に籠らない躍動感溢れる曲調、合唱を誘うビッグなコーラスをフィーチュした、80年代アメリカへの憧憬がとめどなく溢れ出すポップ・メタル・サウ
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ROSEMARY BUTLER-汚れた英雄 ★★★ (2021-11-04 23:45:17)
『ROSE』の国内盤には“汚れた英雄”も“THE LAST HERO”も収録されているんですよね。
というか同作では、輸入盤には未収録の原田知世主演作『愛情物語』劇中歌だった
パーシー・スレッジのカヴァー“男が女を愛する時”も、キース・エマーソンが作曲した
『幻魔大戦』主題歌“光の天使”も、全部まとめて聴けてしまうという。
DIXON HOUSE BAND-Fighting Alone-The Promise ★★★ (2021-11-04 23:40:59)
美しいインスト・ナンバー“SARACEN RIDE”から
間髪入れずに繋がっていく、起伏に富み華麗にしてドラマティック、
アルバム中最もプログレ風味が色濃く溢れ出す名曲です。
DIXON HOUSE BAND-Fighting Alone-Crusader ★★★ (2021-11-04 23:35:19)
イントロだけで名曲の風格は十分。
ドラマティックなオーケストレーションに
軽快に弾むKey、泣きのGと哀愁のVo等々
DIXON HOUSE BANDの魅力全部入りで贈る
アルバムのハイライト・ナンバー
DIXON HOUSE BAND-Fighting Alone ★★★ (2021-11-04 00:08:24)
リーダーの名前を取ってDIXION HOUSE BANDと名乗ったアメリカ出身の5人組が、’79年に残した唯一の作品。ド渋なサザン・ロックでも演っていそうなバンド名ゆえ、90年代にCD化された当初はスルー決め込んでいたのですが、後にリズム隊がカナダのBIGHORN(唯一作『BIGHORN』は超名盤)のメンバーとの情報をゲットし、「もー、それを早く行ってよぉ」といそいそアルバムを購入してみれば、これが期待を裏切らぬ傑作だったという。
所属レーベルがINFINITY RECORDSで、WRABBITやNEW ENGLAND、ALEXIS等のカタログと同一シリーズ(キャプテン和田監修)で再発されていること、そしてKey奏者が曲作りのイニシアチブを握っている事実からもお察しの通り、本作で繰り広げられるのは華やかな鍵盤プレイと分厚く舞うボーカル・ハーモニーとがたっぷりとフィーチュアされた、S
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DARA SEDAKA-I’m Your Girl Friend-Angel Queen ★★★ (2021-11-03 01:21:23)
喜多郎が作曲とシンセサイザーも担当しているバラード。
邦題は“星空のエンジェル・クィーン”で、
アニメ映画『千年女王』の主題歌だったのだとか。
AOR路線の本編からすると少々浮いてる感もあるのですが
スペーシー&ドラマティックな仕上がりは文句なしのクオリティ。
DARA SEDAKA-I’m Your Girl Friend-The Real Me ★★★ (2021-11-03 01:13:54)
邦題は“見つめてほしい”
躍動感溢れる清涼なハードポップ・チューンで
ファルセットを使ってキャッチーに歌い上げられる
サビメロが実に秀逸な出来栄え。
DARA SEDAKA-I’m Your Girl Friend ★★★ (2021-11-01 23:55:39)
日本のレコード会社主導で制作、’82年にリリースされたNY出身の女性ソロ・シンガー、デラ・セダカのデビュー作。でらセガタ?名古屋在住のダイハードなSEGA信者か藤岡弘マニアのこと?と思う向きもありましょうが(ねえよ)、セガタではなくセダカ。数々のヒット曲で知られるシンガー/ソングライター、ニール・セダカのご息女であられます。
ジャケットを飾る彼女の、台風中継に駆り出された女子アナみたいな髪型を見た時は多少不安にもなりましたが、プロデューサーに招聘したデヴィッド・フォスター人脈を駆使して、バック・バンドはTOTOのメンバーにジェイ・グレイドン、マイケル・ランドゥ、喜多郎、ゲストVoにPAGES、ブライアン・アダムスら錚々たる面子が揃い踏みの上、デラ嬢も溌剌としたポップ・チューンからフックを盛り込んだバラードまで伸び伸びと歌いこなすシンガーぶりを披露する等、本作で披露されているAOR/
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MICHAEL THOMPSON BAND-Future Past-Here I Am ★★★ (2021-10-29 01:17:01)
雲一つない澄み切った青空にスッと溶け込んでいくような
解放感と爽快感に満ちたメロディック・ロック・チューン。
ロック色強めの曲調の中を生き生きと躍動するマイケルの
Gプレイにもしっかりと耳を奪われます。
MICHAEL THOMPSON BAND-Future Past-Future Past ★★★ (2021-10-29 01:09:38)
HR的なエッジと重量感、メロハーらしい透明感を湛えた
哀愁のメロディとが同居したアルバム表題曲。
Voの伸びやかな歌唱が映える、高揚感に満ちた
コーラス・パートの素晴らしさに胸打たれます。
MICHAEL THOMPSON BAND-Future Past ★★★ (2021-10-28 01:23:54)
マイケル・ジャクソンにセリーヌ・ディオンから中島みゆきに至るまで、ジャンルを問わず綺羅星の如きスター達と共演してきたLAのスタジオ・シーンを代表するセッション・ギタリスト、マイケル・トンプソンが、MICHAEL THOMPSON BAND名義では1st『HOW LONG』(’89年)以来およそ20年ぶり発表した2ndアルバム(’11年発表)。
そういう人物のソロなので、良く言えばバラエティ豊か、ぶっちゃけ毒にも薬にもならない右から左へ聞き流すだけのAOR作品を勝手に想像していたのですが、これがなかなかどうして。伸びやかな美声を披露するだけでなく、曲作りとプロデュースにも共同で関与するSOLEIL MOONのラリー・キング(Vo)をパートナーに起用してレコーディングされている本作で聴くことが出来るのは、HR的エッジもしっかりと効かされたメロディアス・ロック・サウンド(この辺りの作風に
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PHENOMENA-Awakening-Reality ★★★ (2021-10-27 00:42:47)
ポップなサビメロを伸びやかに歌い上げるのは
トビー・ヒッチコックという人材の適材適所ぶりが
キラリと光るメロハー・チューン。
印象的なGソロで楽曲を盛り上げるのはマイク・スラマーです。
PHENOMENA-Awakening ★★ (2021-10-25 23:45:31)
メルとトム(故人)のギャレー兄弟により立ち上げられ、80年代からアルバム・リリースを重ねて来たご長寿ロック・オペラ・プロジェクト、PHENOMENAが’12年にESCAPE RECORDSを通じて発表した6作目。
今回メル・ギャレーと共にプロデュースを手掛けているのは、スウェーデンからGYPSY ROSEを率いて遅咲きのデビューを飾って以降、再結成WHITE WOLFやマッツ・レヴィンとのDOGPOUND等、様々なバンド/プロジェクトでその名を見聞きするようになったマーティン・クロンルンド。参加ミュージシャンもレーベル人脈を活用してトビー・ヒッチコック、ロブ・モラッティ、ラルフ・シーパーズ、マイク・ディメオ、テリー・ブロック、ジェイムズ・クリスチャンetc…と初期3作に比べると明らかに代替わりが図られています。
それに合わせて音楽性もよりポップでメロディアスな方向に舵が切られ
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HURRICANE-Take What You Want-Hurricane ★★★ (2021-10-21 23:23:02)
PVも作られたバンドのテーマ曲。
重量感溢れる曲調に、分厚いハーモニーに彩られた
ライブ映えするキャッチーなコーラス、そして仄かに
哀愁を帯びたメロディと、HURRICANEの魅力全部入りな名曲です。
HURRICANE-Take What You Want ★★★ (2021-10-21 07:50:23)
FOREIGNERでルー・グラムの後任という大役を担うケリー・ハンセン(Vo)、カルロス・カヴァーゾ&ルディ・サーゾの実弟であるトニー・カヴァーゾ(Ds)&ロバート・サーゾ(G)、後にASIAに参加するジェイ・シェレン(B)らが在籍していたLAのプチ・スーパー・バンドHURRICANEが’85年に発表したデビュー・ミニ。ちなみにレコードは6曲入りで、CD化に際して更にもう1曲(アコギ独演のインスト・ナンバーで秀逸な出来栄え)が追加収録されています。また輸入盤と国内盤でジャケット・デザインが異なっていて、平凡なグループ・ショットが採用されている国内盤よりも、思わず目を凝らさずにはいられない輸入盤のアートワークの方がぐっとくる仕上がりなのは言うまでもありません。
ノリ良く重量感溢れるアメリカンなHRナンバーと、美麗なハーモニーとウェットなメロディに彩られた欧州風味の抒情性薫る楽曲の二本
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NASTY IDOLS-Cruel Intention-American Nights ★★★ (2021-10-20 00:56:25)
タイトルが全てを物語る通りアメリカ志向を
前面に押し出したロックンロール・ナンバー。
どこか爽やかな風が吹くコーラス・ワークや
華やかに組み立てられたインスト・パートに
このバンドならではの魅力が宿っています。
NASTY IDOLS-Cruel Intention ★★ (2021-10-19 01:12:28)
90年代の足音が聞こえ始めた頃から、GUNS 'N' ROSESの台頭やブルーズ・ブームの盛り上がりを受けて、それまで大勢を占めていたEUROPE系とは一味異なる、ファンク/ブルーズ/ロックンロール・テイストを前面に打ち出したサウンドを身上とする新世代北欧メタル・バンドが続々日本にも紹介されるようになりました。このNASTY IDOLSもそうした流れを汲むバンドの一つで、本作は彼らが'91年に発表した日本デビュー作でもある2ndアルバム。正直、いかにもロケンロール!なバンド名のイメージもあって、国内盤がゼロ・コーポレーションからのリリースでなけりゃまず買おうとは思わなかった作品でしたが、実際に聴いてみたら意外にもこれが結構な拾い物だったという。
新世代(言うてももう30年前ですが)北欧メタル作品は、SWEDISH EROTICAとかSTAGE DOLLSとか、勝手なイメージで聴かず
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LEE AARON-Metal Queen-Deceiver ★★★ (2021-10-14 23:09:14)
ハードな演奏に力負けしない
リー・アーロンの突き抜けて来るような
ハイトーンVoが映える疾走ナンバー。
LEE AARON-Metal Queen-Metal Queen ★★★ (2021-10-14 23:04:25)
合唱せずにはいられないメタル・クイーンもアンセム。
コーラス部分のGリフはJUDAS PRIESTの“METAL GOD”を
擦ってる印象ですが、テーマ的には正しい引用というべきか?
LEE AARON-Metal Queen ★★★ (2021-10-13 23:55:33)
CRYSTAL VIVPERのマルタ・ガブリエルがソロ・アルバムで“METAL QUEEN”をカヴァーしているのを聴き、久々にCD棚を漁って引っ張り出し改めて聴き直している、カナダ出身の女性シンガー、リー・アーロン(Vo)の2ndアルバム。’84年発表。
TRIUMPH、SANTERS、MOXYといった母国の先輩ミュージシャン達がお膳立てを整え、彼女を売り出すためのプロジェクト色が濃厚だったデビュー作に比べると、本作は作曲/演奏両面でバンド感を強化。サウンドに関しても、『コナン・ザ・グレート』の世界から抜け出してきた女戦士の如きコスプレ衣装を余裕で着こなすリー姐さんの勇姿が物語る通り、より正統派ヘヴィ・メタリックな方向に焦点が定まっています。
ライブ映えを踏まえたミドル・テンポを基軸とする収録楽曲は、欧州風味の抒情メロディと、LAメタルの流れを汲むキャッチーなコーラス・ワーク
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TRANCE-Metal Forces-Ballad for a Group ★★★ (2021-10-13 00:34:34)
アルバムを締め括る6分越えの大作ナンバーで、
'78年にAGEからTRANCEとバンド名を改めた後、最初に制作された
デモテープの収録曲を現メンバーで再録した模様。
バラード調に始まり、ハードに盛り上がっていくドラマティックな
曲展開を彩る、鼻にツーンと来る泣きのメロディはまさしく
初期TRANCE節というべき臭気を放っていて「最高か」と。
TRANCE-Metal Forces ★★ (2021-10-11 23:14:22)
ACCEPTのフロントマン候補に名前が挙がったこともあったと聞くローター・アントーニの個性的なVoと、ジャーマン演歌と呼びたくなる濃い口の泣きメロを武器に、80年代初頭には(メンバー曰く)SCORPIONS、ACCEPTに次ぐ人気を誇ったという独産HMバンドTRANCE。名曲“HEAVY METAL QUEEN”のカッコ良さも未だ忘れ難い彼らが、改名や解散といった紆余曲折を経て21世紀に復活を遂げ、’21年に発表した再結成第2弾アルバムがこちら。彼らの作品の日本盤リリースはこれが初めてじゃないでしょうか?
最早オリジナル・メンバーはマーカス・バーガー(G)一人なれど、『METAL FORCES』なるコテコテなアルバム・タイトルが物語る通り、本作で炸裂するのは武骨で重厚な正統派HMサウンド。元VICIOUS RUMORSのニック・ホルマン(Vo)の堂々たる歌唱を始め、老成とは無縁のパ
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Freefall-Rebel Hard ★★★ (2021-10-07 01:01:58)
東京サマーランドに設置されていた今はなき絶叫アトラクションみたいなバンド名を名乗るのは、マイク(Vo、B)とクリス(G)のジョーンズ兄弟により結成されたイギリス発のメロディアスHRプロジェクト。本作は80年代半ばから国内のパブやクラブを回って腕を磨いてきたという彼ら(ライブを演る際には、ここに更にもう一人の兄弟であるドラマー、ティム・ジョーンズが加わるらしい)が、'96年に満を持して発表した1stアルバム。
‘96年といえば、猛威を振るうダーク&ヘヴィのトレンドで欧米のHR/HMシーンが塗り潰されていた頃合いですが、本作に託されているのはそこに差し込む一筋の光明の如き、英国的…というよりは寧ろアメリカンな開放的キャッチネスを湛えたメロディ、厚めに盛られたボーカル・ハーモニー、そして要所で「おっ」と耳惹くフラッシーなソロを繰り出すテクニカルなGプレイ等々に彩られた80年代風味満点の華
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TOBY HITCHCOCK-Changes-Don't Say Goodbye ★★★ (2021-10-05 23:07:59)
ピアノと泣きのギターの援護射撃を受けて
トビー・ヒッチコックが悲哀に満ちたメロディを
切々と歌い上げるドラマティックなバラード。
ボートラとしてアコギ・バージョンも収録されていることから
アーティストサイドもこの曲をリーダートラックと
位置付けていることが伺えます。
TOBY HITCHCOCK-Changes ★★★ (2021-10-05 07:23:53)
メロハー界の名匠ジム・ピートリックとのデュオ・プロジェクトPRIDE OF LIONSでも順調にアルバム・リリースを重ねるシンガー、トビー・ヒッチコックが’21年に発表した3枚目のソロ・アルバム。
1st『MERCURY’S DOWN』(’11年)ではECLIPSEのエリック・マーテンソンを、2nd『RECKONING』(’19年)ではFIND ME、THE MURDER OF MY SWEET他のダニエル・フローレスをそれぞれ起用する等、ブレイン役は一作毎に替えていて、今回の仕切りにはFRONTIERS RECORDS関連作品でその名前を見聞きしないことはないんじゃなかろうか?なアレッサンドロ・デル・ヴェッキオが満を持して登板。彼の起用に合わせるように、サウンドの方もハード・ロッキンな爽快感や躍動感は抑えめに、より哀愁のメロディをじっくりと聴かせるAOR/産業ロック寄りのスタイル
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TONY MARTIN-Scream-Scream ★★★ (2021-09-30 23:43:34)
バイクのエンジン音に導かれてスタートするアルバム表題曲。
アグレッシブかつ重厚に突き進む曲調に、憂いを湛えた
マーティンの歌声が絶品に映える。彼自身が弾いている
ヴァイオリン・ソロも楽曲に効果的にフックを作り出してくれています。
TONY MARTIN-Scream-Bitter Sweet ★★★ (2021-09-30 23:25:13)
重しを付けて泥濘を這い進む沈むように刻まれるリフ&リズムと、
マーティンが麗しく歌う神秘的なメロディの取り合わせが
まさしく彼が在籍していた時期のBLACK SABBATHを彷彿とさせる
逸品に仕上がっています。
TONY MARTIN-Scream ★★★ (2021-09-30 00:13:54)
1stソロ『BACK WHERE I BELONG』(’92年)との間にBLACK SABBATHへの復帰と再離脱(というかオジーとの復縁を模索していたサバス陣営による一方的な解雇)を挟み、'05年に発表されたトニー・マーティン(Vo)、2枚目のソロ・アルバム。
ゲストはBLACK SABBATH時代の僚友ジェフ・ニコルズ(Key)のみで、ほぼ全てのパートをマーティンと彼の息子ジョー・ハルフォード(G)が賄うという家内手工業スタイルで制作されていますが、リラックスしたAOR寄りの作風(これはこれで大変魅力だった)を志向していた前作『BACK~』に比べ、重々しく刻まれるGリフ、重厚かつダイナミックに駆動するリズム、その上で憂いに満ちたメロディをしなやかに歌い上げるVoといい、本作は多くのファンが「できることなら『FORBIDDEN』(’95年)はこの路線で作って欲しかったなぁ…」と遠
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BURNING WITCHES-Dance With the Devil-Battle Hymn ★★★ (2021-09-29 01:55:18)
アメリカのエピック・メタルを語る上で欠かすことの出来ない
重要曲でもある、MANOWAR初期の名曲のカヴァー。
音質的には少々厳しいものもあったオリジナル・バージョンに対し
こちらは現代のアドバンテージを生かしたよりヘヴィかつパワフルな仕上がり。
Voもエリック・アダムスになりきって堂々歌い上げてくれています。
この曲のインパクトが他の収録曲を食ってしまっているのはご愛嬌。
BURNING WITCHES-Dance With the Devil ★★★ (2021-09-27 23:34:49)
2代目フロント・パーソンとして元SHADOWRISEのローラを迎え入れたスイス出身の5人組HMバンドBURNING WITCHESが、'16年に発表した3rdアルバム。
DESTRUCTIONのシュミーアと、元POLTERGEISTのV.O.パルヴァーのマブダチ・コンビがプロデュース担当というお馴染みの布陣でレコーディングが行われた本作は、「そろそろポップな方向にも曲作りの幅を広げて来るかな?」とのこちらの予想を正拳突きで粉砕するかの如く、ストロング&スパルタンな正統派HMサウンドを前2作同様に徹底。
ハイピッチ・スクリームが耳をつんざくスピーディなOPナンバー①から、色気を感じさせるエモーショナルな歌い込みが映える⑥のようなバラード系の楽曲まで、表現力豊かにこなすローラ嬢の歌唱力も前任Voのセレーナと比べて遜色はなく、その実力の程はロス・ザ・ボス(G)をゲストに迎え、エリッ
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