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ROSICRUCIAN-No Cause for Celebration-A Moment of War ★★★ (2010-06-20 21:17:16)
“MUCH ABOUT NOTHING"と並ぶアグレッション漲る
高速スラッシュ・ソングながら、中間部には
強引にオペラVoパートが捻じ込まれ、エンディングは
ラウンジ音楽風と、人を食った曲展開が武器の1曲。
中期THERIONに通じる魅力あり。
個人的にはアルバムで一番好きだ。
ROSICRUCIAN-No Cause for Celebration-The Opening of the Glory End ★★ (2010-06-20 21:13:43)
スリリングでスピーディ、且つ劇的なイントロで
グッと惹き込まれる。
以降の展開はまぁ並なんだけど、
中間部の寒々とした叙情旋律を爪弾くアコギと、
流麗なGソロをフィーチュアした中間部の
ドラマティックな展開は素晴しい。
ROSICRUCIAN-No Cause for Celebration-Stench of Life ★★ (2010-06-20 21:08:12)
激しく起伏に富んだ曲展開の中で、
ヴァイオリンとネオクラGがバトルを繰り広げながら
スラッシーに疾走するという
本作品の特異な音楽性を端的に示した1曲。
ROSICRUCIAN-No Cause for Celebration-Much About Nothing ★★ (2010-06-20 21:03:46)
野太いシャウト型Voと、スラッシーなリフ&リズムが
無愛想に疾走するヴァースから一転、サビメロは
テンポダウンしてメロディアス且つ壮大に展開する。
滑らかなGソロも聴きもの。
ROSICRUCIAN-No Cause for Celebration ★★ (2010-06-20 19:21:00)
1stの時点で、既に一風変わったスラッシュ・サウンドを聴かせてくれていた彼らなれど、
この日本デビュー作となった'94年発表の2ndでは、更にそうした要素を拡充。国内盤の帯に付けられた惹句
「華麗なるバロック音楽とアグレッシブなスラッシュ・メタルの融合」はちょいと筆が滑りすぎだが、
ネオクラG、朗々と歌うオペラVo、ヴァイオリン、Key、ピアノ等が強引に捻じ込まれた楽曲の数々は、実際かなり個性的。
と言っても「アバンギャルド」と評するほど突き抜けた作風ではなく、そうした実験的な要素は主に楽曲の
ドラマ性を底上げする方向で活かされているし、何よりアルバム全編を貫くのは、飽くまでスラッシュ・メタル然
とした疾走感(音作りはデス・メタル風味だが)。ゆえにメタル者の耳にも結構取っ付き易い。
前作に比べると、'94年という時節柄へヴィネスが強調されている印
…続き
ROSICRUCIAN ★★ (2010-06-20 19:19:00)
スウェーデンはヴェステロースにて80年代末に誕生。作曲を始め、プロデュースからアートワークの
コンセプトまで手掛ける才人Gコンビを中心に活動を展開。デモテープ1本を制作した後、セルフ・プロデュースで
1st『SILENCE』をレコーディング、'91年にBLACK MARK RECORDSから発表してレコード・デビューを飾る。
秘密結社「薔薇十字団」からバンド名のアイデアを頂くだけあって、流麗且つ劇的なネオ・クラシカルGを
フィーチュア、北欧的な荒涼感を撒き散らしつつ疾走するミステリアスなスラッシュ・メタル・サウンドが
その持ち味で、Vo(元MEZZROW)とDsを変えて、'94年には更なる充実作『NO CAUSE FOR CEREBRATION』を
発表するも、残念ながらバンドはそこで活動を停止。
Voを除くメンバーはそのままヘヴィ・ロック・バン
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RAPED APE-TERMINAL REALITY-RETURN TO NOTHING ★ (2010-06-15 22:15:37)
2本のGが正統派へヴィ・メタリックに絡み合う、
このバンドのルーツの一端が垣間見えるインスト・ナンバー。
RAPED APE-TERMINAL REALITY-CIRCLE OF BLOOD ★★ (2010-06-15 22:13:25)
ランニング・タイムが5分半と、
このバンドにとっては長尺な楽曲ながら、
安定した演奏力から生み出される
緩急に富んだ曲展開をもって、ダレ場を作る事無く
一気に最後まで聴かせ切る。名曲です。
RAPED APE-TERMINAL REALITY-HYPOTHERMIA ★★ (2010-06-15 22:07:27)
濁声だが一応メロディを追いかけているVoを取り入れ、
ドスを効かせて突き進むスラッシュ・ソング。
短くもキチンと練られたソロを聴かせてくれるGがポイント高し。
RAPED APE-TERMINAL REALITY-THE KRUSHER ★★★ (2010-06-15 22:00:44)
1stデモ『PERPETUAL AGGRAVATION』に“DA KRUSHA"という
タイトルで収録されていた楽曲をリメイク。
シャウト型の濁声Vo、鋭利なGリフと共にメロディアスな
フレーズも紡ぎ出すG、聴いてるだけでジッとしてられなくなる
性急なビートを叩き出すリズム隊とが一丸となって、
畳み掛けるように疾走する、これぞまさにスラッシュ・メタル!
なカッコ良さに満ち溢れた名曲。
RAPED APE-TERMINAL REALITY ★★ (2010-06-15 21:16:00)
古き良きスラッシュ・メタルが壊滅状態にあった'90年代半ばに、オールドスクールなスラッシュ・サウンドを
聴かせてくれるバンドとして好き者達の間でちょっぴり話題を呼んだ、フロリダ出身の4人組が'93年に発表したデビューEP。
プロデューサーにスコット・バーンズを迎え、MORI SOUNDスタジオにてレコーディングされてるだけあって、
流石にそのクオリティは安定。デス・メタリックな要素も散りばめられたサウンドは迫力満点で、リリース当時は
スラッシュに飢えてた事もあり、嬉々として聴き込んだ覚えがある。・・・のだが、ある程度同ジャンルが復興を
果たした現在、若いスラッシャーにアピールし得る魅力を本作が備えているかと言えば、正直それはかなり微妙。
やはりこの作品は、スラッシュ冬の時代にリリースされたからこそ、評価された1枚だったんじゃないかなー、と。
但し
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RAPED APE ★★ (2010-06-15 21:13:00)
80年代後半、フロリダ州はレイクワースにて誕生。2本のデモテープを制作した後、
デス・メタルの聖地として知られるMORI SOUNDスタジオにて、プロデューサーにスコット・バーンズを迎えて
レコーディング作業を開始、'93年にLEVIATHAN RECORDSから6曲入りEPを発表してレコード・デビューを飾る。
「スラッシュ冬の時代にオールドスクールなスラッシュ・メタルを演ってるバンド」として話題になるが、
実際のところそのサウンドには、PANTERAを筆頭としたヘヴィ・ロック・バンド勢からの影響も伺え、
彼らは本作リリース後に解散しているが、もしフル・アルバムを制作していたのなら、多分その内容は
モダン・へヴィネス路線に傾いた作風になっていたんじゃないかなぁ、と。
但し、'94年にリリースされた日本盤に収録されている、初期デモ音源のリメイク・ト
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STYGIAN-Planetary Destruction-The Switch ★★ (2010-06-12 18:25:46)
アコギも用いたメランコリックな導入部から、
山あり谷ありの曲展開を経てドラマティックに
盛り上がっていく本編のラスト・ナンバー。
複雑なリフ/リズム・チェンジや一筋縄では
いかない曲展開を一丸となってこなす
メンバーの地力の高さが伺える1曲。
これでもう少しVoに魅力があればな・・・。
STYGIAN-Planetary Destruction-Preacher and the Politician ★★ (2010-06-12 18:19:34)
激烈に疾走するスラッシュ・メタルらしい
スラッシュ・ナンバーながら、テンポ・ダウンして
劇的に展開するサビメロは正統派へヴィ・メタリック。
テクニカルに弾きまくりつつも、フックのあるメロディを
しっかりと構築するGソロが美味しい。
STYGIAN-Planetary Destruction-Fall From Grace ★★ (2010-06-12 18:13:42)
アルバム収録曲中、最もストレートに疾走するナンバーで
注釈無用の「スラッシュ・メタル・ソング」。
歌唱力に難のあるVoなれど、こういう楽曲をシャウトする分には
何ら問題を感じさせない。
いやカッコイイ。
STYGIAN-Planetary Destruction-Needful Things ★★ (2010-06-12 18:09:59)
繊細なアコギと泣きまくるGが叙情性を増幅する
STYGIAN流ヘヴィ・バラード。
但し、この手の楽曲を演るにはVoが些か弱い。
Gがその分をカバーしてるけどね。
STYGIAN-Planetary Destruction-Cremation ★★★ (2010-06-12 18:07:58)
スラッシュ・メタルらしく畳み掛けるように疾走する
スピーディな曲調から一転、中盤に奏でられる
美しいアコギと泣きのGソロにハッと胸を突かれる名曲。
STYGIAN-Planetary Destruction ★★ (2010-06-12 11:45:00)
デヴィッド・T・チャステインのバックアップを受けて、LEVIATHAN RECORDSからデビューを飾った
イリノイ州はシカゴ出身の5人組スラッシャーが、'92年に発表した最初で最後のフル・アルバム。
ストレートな疾走感よりも、凝ったリフや曲展開重視の作風は如何にも90年代のスラッシュ・メタル・バンド的だが、
3rd~4thの頃のMETALLICAから強い影響を受けたと思しき、そのサウンドは十分に魅力的で(ややキャッチーさには
欠けるが)、輸入盤市場での高評価を受けて、国内盤リリースにこぎつけたのも納得のカッコ良さ。
とりわけ、ドラマティックなハーモニー・プレイが炸裂する⑦や、続くインスト曲⑧辺りに強く表れている通り、
アルバム全編に渡ってテクニカルに弾きまくるツインGコンビはこのバンド最大の武器で、流石、
デヴィッド・T・チャステインの眼鏡に適
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STYGIAN ★★ (2010-06-12 11:36:00)
元WRATHのゲイリー・ゴルウィツアー(Vo)や、TOROUBLE出身で、後にCHASTAINやKENZINERといった
バンドを渡り歩くデニス・レッシュ(Ds)らが在籍していた5人組スラッシュ・メタル・バンド。
80年代前半にギター・コンビが中心となってイリノイ州はシカゴにて結成。デモテープ制作が縁で知り合った
元速弾き四天王、デヴィッド・T・チャステインが運営するLEVIATHAN RECORDSと契約。まず'91年に
5曲入りEP『LINES IN THE SAND』を制作した後、'93年に1stフル『PLANETARY DESTRUCTION』を発表する。
デモテープがKERRANG!!誌において「未契約バンドの中でもトップ10に入るクオリティ」と高く評価された
実績を持つバンドだけに、ややキャッチーさに欠ける部分はあるものの、疾走感を保ちつつ
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MAGNUM-Into the Valley of the Moonking-Time to Cross That River ★★★ (2010-06-09 23:13:58)
なぜか知らねどライブ風の歓声が付け加えられた、
淡く美しい叙情バラードの名曲。
こうした楽曲を歌うボブ・カトレイの歌声は本当に素晴しい。
忘我の境地で聞き惚れてしまいます。
エモーショナルに爪弾かれるクラキンさんの
アコギと、楽曲のおセンチさを高める
マーク・スタンウェイのKeyも素晴しいったら。
MAGNUM-Into the Valley of the Moonking-No One Knows His Name ★★ (2010-06-09 23:03:41)
前曲“MOONKING"の勢いを引き継ぎ、
これまた劇的且つ力強く展開していくナンバー。
サビを彩るファンファーレ調のKeyメロディが印象的。
MAGNUM-Into the Valley of the Moonking-The Moon King ★★★ (2010-06-09 23:01:04)
ブルージーに始まり、じっくり劇的に盛り上がっていく
アルバム表題曲にして本編のハイライト的名曲。
憂いに満ちたメロディを熱唱するボブ・カトレイのVo、
燻し銀の魅力を放つトニー・クラーキンの泣きのG、
スペーシー且つ壮大なマーク・スタンウェイのKeyと
MAGNUMの三本柱が揃って良い仕事しまくり。
またTHUNDER解散後、復帰を果たしたハリー・ジェイムズの
堅実なドラミングも楽曲のドラマ性向上に
大きく貢献しているように感じられます。
MAGNUM-Into the Valley of the Moonking-All My Bridges ★★ (2010-06-09 22:55:28)
高揚感に満ち溢れたポップ・チューン。
マーク・スタンウェイの手による
優雅で華やかなイントロを耳にしただけで
心が浮き立つのを感じますね。
MAGNUM-Into the Valley of the Moonking-Cry to Yourself ★★ (2010-06-09 22:48:57)
ファンタジックなイントロと共に優雅に本編の幕開けを飾る
アルバムのOPナンバー。後半でじっくりと聴かせてくれる
トニー・クラーキンのGが渋い。
MAGNUM-Into the Valley of the Moonking ★★ (2010-06-08 22:32:00)
再結成以降の作品は、細々とながらもちゃんと国内盤が出ていたので今回も期待していたのだが、
結局リリースが見送られてしまった'09年発表の14thアルバム。イマジネーションをかき立てられる
アルバム・タイトルに、名匠ロドニー・マシューズが手掛けた美麗なアートワーク、それに何より、
英国のバンドならではの湿り気と、淡くファンタジックな色合いに包み込まれた重厚な叙情HRサウンドは
相変わらずハイクオリティな内容を誇っているだけに、何とも勿体ないの話じゃありませんか。
初期ドラマティック路線への回帰の姿勢も感じられた前作『PRINCESS ALICE AND THE BROKEN ARROW』に比べると、
本作は幾分シンプルでポップな作風ながら、暖かみに溢れた音色でよく歌うトニー・クラーキンのGと、
華やか且つ上品なマーク・スタンウェイのKey、そして英
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ANNIHILATOR-Annihilator-Coward ★★★ (2010-06-06 00:14:37)
猛烈なスピードで駆け抜けていく高速スラッシュ・ソングながら
アグレッシブなだけでなく、キャッチーな魅力も備えた
アルバムのハイライト・ナンバーの一つ。
この曲における炸裂感とドラマ性を併せ持った
ジェフ・ウォーターズのGプレイはもう絶品。
ANNIHILATOR-Annihilator-The Trend ★★ (2010-06-06 00:05:07)
7分越えを果たす大作だが、
実のところ3分のイントロと4分の本編から構成された
ストレートなスラッシュ・ナンバー。
個性的なリフ・ワーク(“ALISON IN HELL風のパートも有り)
のみならず、時にデイヴ・パッテンのメタルコア風Vo以上に
魅力的に歌うジェフ・ウォーターズのGがとにかく魅力的。
ANNIHILATOR-Annihilator ★★ (2010-06-05 18:28:00)
ANNIHILATOR史上、最もハードコアな面構えのアリス嬢がアートワークを飾った13thアルバム。
ここ近作同様、エキセントリシティは控えめに、コンパクト且つシンプルにまとめられた作風で、個人的に
「デイヴ・パッテンを擁するラインナップの最高傑作では?」というぐらい気に入っていた前作と比べてしまうと
“HAUNTED"のようなドラマティックなナンバーが見当たらず、中盤に並ぶ楽曲にやや面白味が欠けていたりと、
多少物足りなさを覚えるのも事実だが、そうした不満点を補って遥かに余りあるのが、精密なリフ・ワークから
構築美を湛えたメロディアスなソロ・パートまで、目まぐるしくこなす名手ジェフ・ウォーターズのテクニカルなGプレイ。
『METAL』では大挙参加してくれたゲスト・ギタリスト達に花を持たせていた彼氏なれど、今回はもう最初から
最後まで鬼のように弾
…続き
BLANC FACES-Falling From the Moon-Falling From the Moon ★★★ (2010-05-30 21:10:03)
伸びやかなVo、華やかなKeyによく歌うGが
ロマンティックなメロディを纏ってポップに駆け抜けていく
BLANK FACESというメロディアスHRプロジェクトの
魅力がギュッと凝縮された、2ndアルバムのタイトル・トラック。
BLANC FACES-Falling From the Moon ★★ (2010-05-30 21:04:00)
元FURYのロビー・ラ・ブランク(Vo、G)とブライアン・ラ・ブランク(B)の兄弟による
アメリカン・メロディアスHRプロジェクトが'10年に発表した2ndアルバム。
JUORNEY、TOTO、SURVIVORといったバンドの流れを汲む、洗練された産業ロックを演奏しており、
特に目新しい部分があるわけではないのだが、偉大なる先達が作り上げたフォーマットの中で
徹底した磨き上げがなされたそのサウンドは、すこぶるポップで爽快、キャッチーでロマンティック。
躍動感溢れるビートを叩き出すリズム隊の踏ん張りと、パワフルにも歌えるVoの存在のお陰で本編が
まったりし過ぎる事はないし、何より、聴いてるだけで日々の生活の疲れが洗い流されていくような、
ポジティブなフィーリングに満ちた清涼なメロディが素ん晴しい。OPに相応しいエネルギッシュなロック・チューン①、
…続き
KARELIA-Raise-Unbreakable Cordon ★★★ (2010-05-29 00:35:38)
物悲しくも美しい2ndアルバムのハイライト・チューン。
「韓流ドラマの主題歌のようだ」と評されたが、
実際、ピアノとGが情感たっぷりに紡ぎ出す
猛烈なまでに悲壮なメロディ展開はそれっぽい。
ただ、劇的なイントロを聴けば分かるとおり、
曲自体はかなりハードでドラマティック。
KARELIAのみならず、'05年度のHR/HMシーンを代表する逸曲かと。
KARELIA-Raise ★★ (2010-05-29 00:27:00)
おフランス出身らしいトレビヤンな気品を纏って、クラシカル/オペラティック/シンフォニックと、
三拍子揃った大仰なHMサウンドを聴かせてくれる5人組が、'05年に発表した2ndアルバム。
アートワークを手始めに寒色系のイメージでまとめられた本作は、メロパワ的な疾走感や煌びやかな
ゴージャスさが薄れてしまったため、デビュー作『USUAL TRAGEDY』程の高評価は得られなかった様だが、
イヤイヤなかなかどうして。荘厳に響き渡る混声オペラ・コーラスは健在だし、ディープな低音ボイスと
へしゃげ気味のハイトーンを使い分けるVo、悲壮なメロディをエモーショナルに紡ぎ出すG、楽曲にゴシック調の
冷ややかな哀感を付与するKey・・・と、前作の美点をしっかりとキープしつつ、一層深みを増した内容は
聴き応え十分。何より、これまで以上に悲哀の度を高めたメロディの泣き
…続き
MASTER-Unreleased 1985 ★★ (2010-05-25 22:17:00)
COMBAT RECORDSから'85年にリリースされる筈が、契約上のトラブルでお蔵入りとなってしまい、
'03年に発表されるまで陽の目を見る機会のなかった、MASTER幻の1stアルバム。
全曲が正式なデビュー作『MASTER』に再録されているので、「要するにデモ音源集みたいなもんでしょ」
と思われるかもしれないが、さに非ず。曲は同じでも両者から受ける印象は全く異なり、
スラッシュ/デス・メタル風味が色濃い『MASTER』に比べ、本作はパンク/ハードコア的な
生々しい前のめり感が強く漂う。極めてローファイなサウンド・プロダクションの下、
ダーティな咆哮を上げるVo、刺々しくノイジーなリフ&リズム、そして掻き毟られるようなGソロが
乾いた殺気を撒き散らしながら突っ走る、攻撃的な楽曲の数々に宿る初期衝動の熱量も桁違いで、
本作を聴くと、あれほ
…続き
VITAL REMAINS-Icons of Evil ★★ (2010-05-20 23:06:00)
デビュー作『LET US PRAY』以来、久々に購入したVITAL REMAINSのアルバム。('07年発表の5th)
アンチ・クライスト魂が炸裂しまくったジャケット・アートワークも衝撃的な本作は、MORBID ANGELの
エリック・ルータンがプロデュースを担当、DECIDEからグレン・ベントンがゲストVoとして参戦を果たして
悪魔の如き咆哮を上げ、まるで機銃弾の様に吐き出される殺傷力満点のリフ&リズムと一体となって無慈悲に
荒れ狂うという、ストロング・スタイルのデス・メタルとしては文句なしに、凶悪極まりない内容に仕上がっている。
相も変わらず、キリスト教に対する憎悪に塗れたグレンのデス声も強力無比だが、何より本作を孤高の存在へと
高めているのが、デイヴ・スズキのネオクラ風味も感じられる流麗なGプレイ。その腕前はイングヴェイ・マルムスティーン
…続き
TONY IOMMI-Fused ★★ (2010-05-17 22:08:00)
『SEVENTH STAR』以来となる、トニー・アイオミとグレン・ヒューズのコラボ作品だが、最初に①を聴いた時は、アイオミ謹製の暗く沈み込むようなヘヴィ・リフの上に、グレンの陽性な歌唱が乗っかるそのミスマッチさに、どうにも違和感が拭えなかった。『SEVENTH~』の時はそんな風には感じなかったのだが、正調ブリティッシュHR路線を志向し、且つドラッグとアルコール依存症でヘロヘロだったグレンが雇われシンガー役に徹していたあの作品に比べ、今回は、初期サバスに通じるダークネスとヘヴィネス重視の作風なうえに、野心むき出しのグレンのVoが「これを機会にサクセスしたるでぇ!」とばかりに、前へ前へと押し出してくる事が違和感を強めてる要因か。
とは言え、一級のギタリストとシンガーが手を組んだ作品ゆえクオリティが低い筈もなく、また、当初感じられた違和感も聴き進めて行けば徐々に薄れていく。中盤以降は、『
…続き
TONY MARTIN-Back Where I Belong ★★ (2010-05-14 23:22:00)
BLACK SABBATHを追ん出されたトニー・マーティンが、二ール・マーレイ、ジェフ・ニコルズ、
ローレンス・コトルといったサバス時代の同僚や、QUEENのブライアン・メイ、SAXONのナイジェル・グロックラーら、
英国HR/HMシーンのベテラン・ミュージシャンの力を借りて制作、'92年に発表した1stソロ・アルバム。
Gリフやリズム・パターンは後期BLACK SABBATH風味ながら、サックスを導入し、お洒落なアレンジが
施されたOPナンバー①によく表れている通り、シンプルな音像の下、曲によってはホーン・セクションや
ゴスペル・コーラスを取り入れる等、HR/HMとは随分な距離を感じさせるライトな作風に仕上がっており、
例えば、本作にはBLACK SABBATH時代の名曲“JERUSALEM"のカヴァー⑬が収録されているのだが、『TYR』の中では
…続き
MOAHNI MOAHNA-Temple of Life-The Quest for the Unholy Sword ★★ (2010-05-09 21:57:37)
ブルージーなGリフに始まり、
フォーキーな民謡調パートを経て
最後は“THE SABBATH STONES"風に幕が下りる
ドラマティックな名曲。
MOAHNI MOAHNA-Temple of Life-Face the Light ★★ (2010-05-09 21:45:02)
重たいリフ&リズム、それにハモンドの音色から
スタートするアルバムOPナンバー。
要するに“ANNO MUNDI"ですね(笑)
弦楽器を纏って曲調がテンポUPするパートは
思わずガッツポーズ取りたくなる劇的さ。
MOAHNI MOAHNA-Temple of Life-Queen Shamar ★★★ (2010-05-09 21:33:17)
シングルとしてリリースされただけあって、
神秘的な歌メロを朗々と熱唱するVo、
エスニックなGリフ、優雅でクラシカルな弦楽器隊、
そして欧州民謡風味のメロディ・・・と、
このバンドの魅力全部入り。
MOAHNI MOAHNA-Temple of Life ★★ (2010-05-09 21:25:00)
WUTHERING HEIGHTSやEVIL MASQUERADEでの活動で知られる、ヘンリック・フライマン(G)によって結成された
スウェーデン出身のHMバンド(但しリズム隊はセッション参加)が'95年に発表したデビュー作。
トニー・マーティン似の熱唱型Vo(名前もマーティン)といい、神秘的且つドラマティックな風情を湛えた
楽曲の数々といい、名作『HEADLESS CROSS』や『TYR』を発表した頃のBLACK SABBATHを彷彿とさせる
様式美HMサウンドが詰め込まれた1枚で、その完成度の高さは、後期サバス・フォロワー群の中でもトップクラス。
Gリフにトニー・アイオミ程の冴えはないし、ダークな厳粛さも然程感じられはしないが、その分、本作では
モノホンのオーケストラや、欧州民謡調のメロディをドーンと導入、クラシカルな優美さや格調高さを増量して
…続き
MOAHNI MOAHNA ★★ (2010-05-09 21:23:00)
ヘンリック・フライマン(G、Key)とトミー・レーン(G)が中心となって、スウェーデンはティムローにて結成。
そこにマーティン(Vo)が加わる形でラインナップが完成し、本格的に活動を開始する。
ちなみにメインの3人以外は、必要に応じてスタジオ・ミュージシャンを起用する活動形態を取っていた模様。
'92年にデビューEP『FACE THE LIGHT』、'94年にシングル『QUEEN SHAMAR』を発表。
そして'94年に制作した初のフル・アルバム『TEMPLE OF LIFE』で日本デビューを飾る。
後期BLACK SABBATHを彷彿とさせる、神秘的でクラシカルな様式美HMサウンドが評判を呼ぶも
(確か、BURRN!!とかでも高得点を獲得していたような?)、音楽性を拡散させてしまった
次作『WHY』('97年)でズッコケ、そのままバンドは自然消
…続き
SAXON-The Inner Sanctum ★★ (2010-05-09 00:29:00)
『FOREVER FREE』('92年)以降のSAXONのアルバムにハズレはないが、取り分け00年代突入以降は、全盛期の
名盤と比較しても何ら遜色ないハイレベルな作品を連発しており、特にこの17thアルバムはその中でも屈指。
圧倒的個性と説得力でもって聴き手を捻じ伏せるビフ・バイフォードのVo、力強く骨太なGリフ、タフでソリッドなリズム、
それに湿っぽくならない程度にフィーチュアされた憂いを帯びたメロディ(2本のGが良い仕事してます)とが、
一丸となって突き進む武骨で男気溢れるサウンドは、これぞ英国産HM!といったカッコ良さに満ち溢れ、
中でも、荘厳なイントロに導かれて走り始める劇的なOPナンバー①に始まり、地響き立てて爆走する
疾走チューン②を経て、本編最初のハイライトと言うべきメランコリックにして重厚、且つドラマティックな
名曲③へと雪崩れ込
…続き
AGONY-The First Defiance-Deadly Legacy ★★★ (2010-05-08 01:09:09)
「スラッシュ!」のシャウトと共に
トリッキーなGリフが猛烈に走り始める
高速スラッシュ・ナンバー。
名リフが詰め込まれた『THE FIRST DEFIANCE』なれど、
印象度で言えば、この曲のGリフのカッコ良さはピカイチ。
ラス曲に相応しい劇的な曲展開も○。
AGONY-The First Defiance ★★ (2010-05-07 22:35:00)
英国人画家ジョン・マーティン晩年の大作として知られる、名画『神の大いなる怒りの日』を用いた
壮麗極まりないジャケット・アートワークと、裏ジャケのメンバーの毬藻パーマが強烈な印象を残す、
スウェーデンはストックホルム出身の5人組が、UNDER ONE FLAG RECORDSに残した唯一の作品。
2本のGが猛烈な勢いで刻み倒すエッジの効いたGリフ、威勢の良いシャウト型Vo、安定感と豪快さを併せ持った
リズム隊とがスリリングに絡み合いながら突進する、インテレクチュアルなスラッシュ・サウンドを
身上とするバンドで、複雑なリフ/リズム・チェンジが組み込まれた楽曲群を覆う、
ダークで湿った雰囲気は如何にも北欧的だが、ドラマティックと言うにはメロディや曲展開に
少々愛想が欠ける辺り、英国産スラッシュ(とNWOBHM)に近いノリも感じられたり。
個人的に
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AGONY ★★ (2010-05-07 22:32:00)
'84年、スウェーデンはストックホルム近郊の街ソルナにて誕生(当初はAGONIと名乗っていたのだとか)。
2本のデモテープ『EXECUTION OF MANKIND』『MFN』と、1枚のスタジオ・アルバムのみを残して解散した
短命なバンドだったが、未だにマニア筋からの評価は高く、彼らがMUSIC FOR NATIONS傘下の
UNDER ONE FLAG RECORDSから'88年にリリースしたデビュー作の正規盤は、中古盤市場において
非常に高価な価格で取引されている。個人的にこのバンドの名前はROADRUNNER RECORDSの
コンピ盤『STARS ON THRASH』で初めて知ったが、本作の入手にはドえらく苦労させられた覚えあり。
尤も、現在は安価なリプロ盤が出回っているので、聴く事自体は然程難しくないと思われ。
また、テクニカルなスラッ
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SABBAT (日本)-Sabbatical Holocaust ★★ (2010-05-06 21:35:00)
リリース当時、ベスト盤かと思って購入したら、実は'85年から90年にかけてSABBATが発表した5枚のEP
(+ライブ音源3曲)を、CD1枚にまとめた初期音源集だった事が後に判明。とは言え、初期SABBATの音楽的変遷を
手軽に振り返れる、後追いファンには便利極まりない作品である事に間違いはないので、結果オーライ。
まぁ、ブックレットに堂々と記されている通り、板起こし音源のオフィシャル・ブートレッグゆえ音質はお世辞にも
良好とは言えないが、そもそもプロダクションに拘る人がSABBATを聴くとも思えないので(失礼)これでいいのだ。
VENOMやBATHORYに通底する、禍々しく鋭利なGリフが疾走する、サタニックな雰囲気漂う楽曲の数々は
文句なしのカッコ良さで、それでいてGが紡ぎ出すメロディには日本のバンドならではの構築美が宿っており、
70分オーバ
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HARMONY-Dreaming Awake ★★ (2010-05-05 17:37:00)
日本デビュー作となった、2nd『CHAPTER Ⅱ:AFTERMATH』が各所で高く評価された
スウェーデン出身の5人組HMバンドが、'03年にMASSACRE RECORDSからリリースしていたデビュー作。
北欧のバンドらしい叙情性と冷気は保ちつつ、へヴィネスとダークネスを増量して、よりパワー・メタル色を
強めた『CHAPTER~』に比べると、本作はオーソドックスな北欧ネオクラ・メタル寄りの作風で、
コブシの回りまくるVoの歌いっぷりもあって、ヨラン・エドマン在籍時のイングヴェイ・マルムスティーンを
彷彿とさせる部分多し。(ブルーズ色は皆無だけどね)
特に、短いインスト曲をイントロに配して疾走するスピード・チューン②⑦は、劇的なメロディを流麗に紡ぎ出すGといい、
楽曲全体を華やかに/冷やかに彩るKeyといい、そして何より「これぞネオ・クラシカル
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ANVIL-Forged in Fire ★★ (2010-05-04 22:31:00)
意表を突いて、妖しくドゥーミーなヘヴィ・チューンで本編の幕が開く'83年発表の3rdアルバム。
と言っても、おどろおどろしいリップスの歌唱が映えるその①は、現在でもライブに欠かす事の出来ない
ANVILの代表曲の一つだし、それ以外にも本作には、より雄弁に歌うようになったリップスのVoと、音数の多い
ロブ・ライナーのドラミング(ちょっと不安定だけどね/笑)を活かして前へ前へと押し出してくる、
彼ららしいパワフル且つキャッチーな名曲・佳曲がズラリ顔を揃えている。
スラッシュ・メタル勃興に大きく貢献した、前作『METAL ON METAL』に比べると幾らか荒々しさは減ったものの、
その分、重厚感、整合性、それに金属的色艶は格段に増しており、ちょっとRAVENの『ALL FOR ONE』を
思い起こさせる方向性かな、と。(そういやANVILの映画にちらっ
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ANVIL-Forged in Fire-Winged Assassins ★★ (2010-05-04 22:30:02)
唸りを上げるB主導で重心低く突進する、
アルバムのラスト・ナンバー。
これより速い曲は同アルバム中にも存在するが、
攻撃性にかけてはこの名曲が一番。
ANVIL-Forged in Fire-Free as the Wind ★★★ (2010-05-04 22:22:27)
従来のANVIL流メタルとは趣きを異する
どちらかと言えば様式美HM寄りのナンバー。
個人的に彼らの作品で一番好きなのは
『METAL ON METAL』だけど、曲単位なら
このドラマティックな名曲が一番好きだ。
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