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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 5301-5350
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WINTERHAWK-Revival ★★ (2010-01-15 23:11:00)
イリノイ州にて、ギタリストのジョーダン・マカラスによって結成された、
BがVoも兼ねるトリオ編成のHRバンドが残した唯一のフル・アルバム。('82年発表)
プログレ方面(と70年代HR)からの影響を伺わせる、起伏に富んだ曲展開や、前面に押し出された大作主義から
RUSHなんかと比較される事の多いバンドなれど、個人的には、高音域で濃いめの哀愁を醸し出すVoの歌唱スタイルや、
徹底的に泣きに拘ったGがリック・エメットを彷彿とさせることから、TRIUMPHっぽさを強く感じたり。
あのバンドから大衆性を差っ引いた代わりに、NWOBHM由来のマイナーな荒々しさを振りかけて料理した感じ?
一音入魂のエメット師匠に比べると随分軽やかな印象だが、劇的に構築され、猛烈な憂いを発散しながら
収録各曲のハイライトを飾るジョーダン・マカラスのGプレイはとにかく凄まじく、
…続き
SKAGARACK-Hungry for a Game-This World ★★★ (2010-01-14 06:39:18)
メジャー調の楽曲でまとめられている
2ndアルバムの中にあって、この曲の泣きっぷりは
一際耳を惹くものあり。
切々と歌い上げるVoもいいが、やっぱり主役はGかな?と。
SKAGARACK-Hungry for a Game-Hungry for a Game ★★★ (2010-01-14 06:34:57)
甘いメロディを歌い上げるVo、
印象的なソロを決めるG、
楽曲をキャッチーに飾り立てるKey、
そして溌剌としたコーラスと、
まさに絵に描いたような北欧ハードポップ・ソング。
SKAGARACK-Hungry for a Game-Somewhere in France ★★★ (2010-01-14 06:31:27)
異国の地でのアバンチュールについて書かれた
歌詞はありがちなんだけど、メロディがとにかく素晴しい。
特に爽やかでキャッチーなサビメロは、
聴く度に心が浮き立ちますね。
SKAGARACK-Hungry for a Game ★★ (2010-01-13 21:48:00)
シンガーのトーベン・シュミットを中心にデンマークで結成された5人組HRバンドが、'89年に発表した2ndアルバム。
北欧出身と言っても、本作に詰め込まれたサウンドは様式美HMとは一切無縁のハードポップ路線で、しっかりとした
音作りに垢抜けたアレンジ・センス、キャッチーなボーカル・ハーモニーや煌びやかなKeyサウンドが組み込まれた
楽曲からは、北欧のこの手のバンドにありがちな貧相さは殆ど感じられない。やや表現力には欠けるものの
鼻に掛かった声質で甘いメロディを歌い上げるVo、確かなテクニックで楽曲を効果的に盛り上げるGを
フィーチュアした、JOURNEY、SURVIVORといったバンドを彷彿とさせる、メジャー感溢れる
ハードポップ・サウンドの完成度は実に堂に入ったものだ。
HMはおろかHRとすら若干の距離を感じさせる音楽性ゆえ、リリース当時は「砂糖
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FREDERIKSEN-DENANDER-BAPTISM BY FIRE-NEVER TRY TO LOVE AGAIN ★★★ (2010-01-11 20:45:49)
本編後半のハイライトを飾るポップ・チューン。
心を浮き立たせる、爽快なコーラス・ハーモニーが
鮮烈な印象を残す名曲。
FREDERIKSEN-DENANDER-BAPTISM BY FIRE-RIGHT HEART, WRONG TIME ★★★ (2010-01-11 20:43:46)
『BAPTISM BY FIRE』の中で最も愛する1曲。
とにかく舞い上がっていくような高揚感に満ちた
サビメロの素晴しさを一度聴いて頂きたい。
聴く度にハート鷲掴み状態。
FREDERIKSEN-DENANDER-BAPTISM BY FIRE-LET HIM GO ★★ (2010-01-11 20:37:36)
力強く刻まれるDsに引っ張られて
劇的に展開していくOPナンバー。
とは言え、上手いVoに心打つメロディ、
それに凛としたKeyの存在もあって
ヘヴィな印象はそれほど強くない。
FREDERIKSEN-DENANDER-BAPTISM BY FIRE ★★ (2010-01-11 18:57:00)
TRILLIONやTOTOでの活動で知られるファーギー・フレデリクセン(Vo)と、コンポーザーとしても
ミュージシャンとしても(ついでにプロデューサーとしても)傑出した才能を誇るトミー・デナンダー(G)とが
タッグを組んで'07年に発表した作品。ファーギー・フレデリクセン・ファンとしては、'95年に立ち上げられた
FREDERIKSEN/PHILLIPSに続く「ギタリストとのコラボ・シリーズ第2弾」としても楽しめる1枚、か?
で、その内容はと言えば、これがこの顔合わせに対するファンの期待に見事に応えるメロディアス・ハード/産業ロック路線。
TOTOのメンバーやSURVIVORのジム・ピートリックを筆頭に、名だたるミュージシャン連中が楽曲共作者として名を連ね、
客演もこなしているのだからクオリティが低いわけはないが、実際、洗練された哀愁と高揚感を伴うメロ
…続き
FREDERIKSEN-DENANDER ★★ (2010-01-11 18:55:00)
AORプロジェクトRADIOACTIVEを通じで知り合った、TOTOファミリーに属するファーギー・フレデリクセンと
トミー・デナンダーの2人がタッグを組んで立ち上げたメロディアスHRプロジェクトで、
'07年にFRONTIERS RECORDSからデビュー作『BAPTISM OF FIRE』を発表。
素晴しい楽曲を素晴しい演奏の下、素晴しいシンガーが歌っているんだから質が低いわけはなく、
TOTOのメンバーやSURVIVORのジム・ピートリックら、多彩なゲスト・ミュージシャン達の存在も
本編に華を添える、非常に高品質なメロディアス・ハード/産業ロック・アルバムに仕上がっていた。
RADIOACTIVE、TOTO、SURVIVORといったバンド名にピンと来た人なら、購入する価値が
大いにある作品じゃないかと。これ1枚で終わって欲しくないプロジェクト
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ORION THE HUNTER-Orion the Hunter ★★ (2010-01-10 02:07:00)
イマジネーションを刺激するバンド名と、美しいジャケット・アートワークが目を惹く1枚。(邦題は『星空のハンター』)
BOSTONのバリー・グドロー(G)が、彼のソロ・アルバムで歌っていたフラン・コスモ(Vo)と再タッグを組んで
作り上げ'84年に発表した作品で、ブラッド・デルプが曲作りやバックVoとして数曲に参加していることもあり、
やはり端々からBOSTONテイストが強く感じられるものの、あのバンド程の綿密な作り込みやドラマ性、
プログレ・ハード的な雰囲気はなく、もっと素朴で爽やかなハードポップ寄りのサウンドがその持ち味。
尤も、仄かな哀愁とスペーシーな透明感を帯びたキャッチーな楽曲は十分に魅力的で、特に、クセのない
真っ直ぐに伸びていくフラン・コスモのハイトーンVoはこのバンドの強力な武器。彼のプレーンな歌声と、
情感豊かなバリーのメロディアス
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TRILLION-CLEAR APPROACH-CITIES ★★★ (2010-01-10 01:13:51)
TRILLIONのアルバムとしては1stの方が好きな我が身だが、
TRILLIONの楽曲で一番好きなのは、上手い歌、上手い演奏、
そして美しいメロディにドラマティックな曲展開と、
このバンドの美点が全て詰め込まれた2nd収録のこの名曲。
サビメロの泣きっぷりには何度聴いても涙を誘われます。
TRILLION-CLEAR APPROACH-LOVE ME ANYTIME ★★ (2010-01-10 01:09:31)
トム・グリフィンの歌の上手さが「これでもか!」と
堪能できる名バラード。
ポロポロと零れ落ちて行くかのような美しいピアノの旋律と
スパイシーな音色で楽曲が甘口になり過ぎぬようアクセントを
加えるGも良い仕事してます。
TURBO-Last Warrrior-Last Warrior ★★ (2010-01-09 16:35:32)
重厚な序曲から繋がっていく、ジャケットに描かれた
むくつけきオッサンのテーマ曲の如き
勇壮且つ荒っぽいスラッシュ・ソング。
久々に聴き直しましたが、調子っ外れのVoやキレに欠ける
Dsも含めて、やっぱり好きな曲だなぁと再認識。
如何にも東欧のバンド的な無愛想な哀愁もいい感じですよね。
AMBITION-AMBITION-SHAPING FATE & DESTINY ★★ (2010-01-09 12:23:53)
歯切れ良く弾む曲調に身も心も浮き立つ
ポップ&キャッチーなメロディアス・ハードの名曲。
AMBITION-AMBITION-HYPOCRITES ★★★ (2010-01-09 12:20:32)
静と動、メリハリの効いた劇的な曲展開が深い感動を呼ぶ名曲。
個人的にはアルバムのハイライト・チューンかな、と。
流石に往年の艶はないトム・グリフィンのVoだが、
表現力と円熟味を増した歌声でその分をしっかりとカバー。
伸びやかに泣くGもいい仕事してまっせ。
AMBITION-AMBITION-HOLD ON ★★★ (2010-01-09 12:17:09)
今も変わらずエモーショナルなトム・グリフィンのVo、
歌を盛り立てつつ、ちゃんと自己主張もするメロディアスなG、
甘口になり過ぎぬようパンチを効かせるリズム隊、
曲調を華やか且つ叙情的に彩るKey(TOTO風?)・・・と
AMBITIONというプロジェクトの魅力を判り易く詰め込んだ1曲。
AMBITION-AMBITION ★★ (2010-01-09 12:08:00)
トム・グリフィンと言えば「素晴しい歌唱力を誇る2代目TRILLIONフロントマン」として知られているが(?)、
それ以降は特に目立った活動をする事もなく、ミュージシャン業からは半ば引退状態にあった彼が久々に
現役復帰を遂げ、AMBITION名義で'06年に発表した作品がこれ。
メロディアスHRファンからの信頼も篤い優良レーベルFRONTIER RECORDSの社長セラフィノ・ペルジーノの
肝煎りで制作されているだけあって、同レーベルの人脈をフル活用し、作曲から演奏まで
実力派ミュージシャン勢が呼び集められた本作は、それに見合うだけのクオリティをしっかりと保持。
キャッチーな哀メロに彩られた叙情HRチューンの数々、それらを的確にサポートする、よく泣きよく歌うGや
楽曲をピリッと引き締めるリズム隊、華やかなKey等、本作の聴き所をいちいち挙げていった
…続き
TRILLION-CLEAR APPROACH ★★ (2010-01-06 22:08:00)
1st『TRILLION』がクオリティに見合うだけの成功を収められなかった事に失望したファーギー・フレデリクセン(Vo)が
バンドから離脱。その後任として、彼に匹敵する実力派シンガー、トム・グリフィン('06年にメロディアスHRプロジェクト
AMBITIONにおいて、衰え知らずの美声を披露していましたね)を加入させ、'80年に発表した2ndアルバム。
デビュー作のセールス的な失敗と、音楽シーンの潮流の変化を踏まえて制作された本作は、先行シングル曲①に強く
表れているように、全体的にハードさが抑制され、アレンジや曲展開もシンプルに整理整頓。より聴き易く、
取っ付き易いアルバム作りが志向されている。前作をこよなく愛する向きには、大人しく脇役に徹する楽器陣の演奏に
少々物足りなさを覚えなくもないが、その分、じっくりと聴くことの出来るメロディの素晴しさはこれま
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TRILLION-TRILLION-CHILD UPON THE EARTH ★★★ (2010-01-06 22:05:55)
1stアルバム中、最もプログレッシブ・ロック寄りの
アプローチが取られた本編ラスト・ナンバー。
歌うのはGのフランク・バーバレイスだが(上手い!)
しっとりとした歌唱は曲調にぴったりフィット。
タイトル通りスペーシーな雰囲気を演出する
Keyの良い仕事っぷりが光ります。
TRILLION-TRILLION-BRIGHT NIGHT LIGHTS ★★ (2010-01-06 22:00:46)
快活に跳ねるポップ・チューン。
溌剌としたファーギー・フレデリクセンの歌声と
華やかなボーカル・ハーモニーが
楽曲の爽快感を一層高めていますね。
TRILLION-TRILLION-HOLD OUT ★★★ (2010-01-06 21:55:06)
溌剌としたハイトーンVoに壮麗なボーカル・ハーモニー、
雄弁に歌うG、全編を華麗に彩るKey、快活に弾けるB、
そして爽快に叩きまくるDsと、ポップでメロディアス、
且つプログレッシブなTRILLIONというバンドの魅力が
存分に発揮された1stアルバムのOPナンバー。
間髪入れずに次曲“BIG BOY"に繋がっていく構成も○。
TRILLION-TRILLION ★★ (2010-01-05 22:55:00)
'77年、パトリック・レオナルド(Key)とフランク・バーバレイス(G)を中心に、名うてのセッション・ミュージシャン達が
集まってシカゴにて結成、TOTOやLE ROUXでの活動で知られるボーカリスト、ファーギー・フレデリクセンが
在籍したことでも知られる5人組が'78年に発表した1stアルバム。(邦題は『氷牙』)
産業ロックと呼ぶにはハード&テクニカルで、プログレッシブ・ロックと呼ぶにはポップ&キャッチーという、
中期STYXや後発のTOUCH辺りを思い起こさせる、アメリカン・プログレ・ハードのお手本のようなサウンドが
全編に渡って繰り広げられる1枚で、3~5分台というコンパクトにまとめられた楽曲の中に目まぐるしい曲展開を設け、
突き抜けるようなハイトーンで溌剌と歌い上げるVo、欧州風味の湿り気を帯びた旋律を紡ぎ出すG、多彩な音色を駆使して
本
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PAVLOV'S DOG-Lost in America-Brown Eyes ★★ (2010-01-04 00:00:44)
4thアルバムの中にあっては珍しくG主導で展開していく、
アルバムのラストを締め括る劇的なバラード。
70年代の面影を僅かなりとも留める1曲と言えるかも。
PAVLOV'S DOG-Lost in America-You & I ★★ (2010-01-03 23:56:38)
心地良く弾む曲調に、洗練された哀メロが絡む
産業ロック調の叙情ナンバー。
デヴィッド・サーカンプの歌声は、この手の楽曲を
歌わせると抜群の破壊力を発揮しますね。
PAVLOV'S DOG-Lost in America-Pantomime ★★ (2010-01-03 23:53:52)
キャッチーながら、どこかやるせない悲哀が漂う叙情ナンバー。
これまたサキソフォンの良い仕事っぷりがキラリと光ります。
PAVLOV'S DOG-Lost in America-Don't Rain On Me ★★ (2010-01-03 23:49:57)
華やかなでソウルフルな女性コーラスを取り入れた
これまでのPAVLOV'S DOGにはなかったタイプの楽曲。
都会的な哀愁を演出するハーモニカとサックスの音色が
良いアクセントとなっていますね。
PAVLOV'S DOG-Lost in America-Lost in America ★★ (2010-01-03 23:46:14)
楽曲自体はサックスと女性コーラスをフィーチュアした
穏やかなメロディアス・ハード調ながら、
メロトロン風の音色のKeyとデヴィッド・サーカンプの
特徴的過ぎるVoがPAVLOV'S DOGとしての個性を
きっちりと主張している。
PAVLOV'S DOG-Lost in America ★★ (2010-01-03 22:41:00)
3rdアルバムを制作しながら、レコード会社に契約を打ち切られた事で空中分解してしまったバンドを
デヴィッド・サーカンプ(Vo)とダグ・レイバーン(Key)が中心となって再編、'90年に、彼らの地元である
セントルイスのインディー・レーベルからリリースした4thアルバムがこれ。(邦題は『彷徨える大国』)
中途半端にプログレ時代の面影を引き摺ることなく、専任サックス奏者をメンバーに迎え入れ、曲によっては
お洒落な女性コーラスを取り入れる等、思い切り良く洗練されたAOR路線への方向転換が図られている本作。嘗てのような
強烈な「泣き」が影を潜めてしまった点は物足りないし、突出した名曲が収録されているわけでもないが、良質な
サウンド・プロダクションといい、統一感のある作風といい、トータルの完成度では前作を上回っている(ように思う)。
殊に、唯一無二の存在感
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PAVLOV'S DOG-Third-Suicide ★★ (2010-01-03 19:55:05)
デヴィッド・サーカンプの熱唱が映える
哀愁のロック・チューン。
3分弱で終わってしまうのが何とも勿体ない。
PAVLOV'S DOG-Third-It's All For You ★★ (2010-01-03 19:50:03)
スティーブ・スコフィーナ(G)がREO SPEEDWAGON在籍時代から
温めていたスロー・ナンバーで、彼自身がリードVoを担当。
メロトロンをフィーチュアし、後半ではプログレ風の
転調をみせるが、そのままフェードアウトで終わってしまう辺りが
この時点でのPAVLOV'S DOGの姿勢を如実に物語る。
PAVLOV'S DOG-Third-Only You ★★★ (2010-01-03 19:45:26)
Vo、G、ピアノ、メロトロンが泣きまくる涙目OPナンバー。
特に強力なのは、やはりデヴィッド・サーカンプの
細かいヴィブラートを伴ったVoの泣きっぷりでしょうか。
PAVLOV'S DOG-Third ★★ (2010-01-03 19:35:00)
プログレ色をほぼ消し去り、更に楽曲をポップ且つシンプルにまとめ、JEFFERSON AIRPLANEのカヴァー曲③を収録する等、
レコード会社からのムチャ振りに応え続けたにも関わらず、最終的には「デヴィッド・サーカンプの声が時代遅れ」との
理不尽な理由で契約を打ち切られ、長らくお蔵入りの憂き目にあった3作目。(邦題は『セント・ルイスの猟犬』)
バンド解散後の'88年に、メンバー自身の手によってST LOUIS HOUNDS名義で発表され漸く陽の目をみた不遇の作品だが、
その完成度の高さは前2作と比べても何ら聴き劣りなし。そりゃまぁサウンド・プロダクションはそれなりな上、
デヴィッド・サーカンプのVoを中心に据え、シンプルにまとめられた歌物調の楽曲からは、最早デビュー当時の
ドラマティックなプログレ風味は殆ど感じ取れないが(⑧に僅かに薫る程度か?)、一聴
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PAVLOV'S DOG-At the Sound of the Bell-Did You See Him Cry ★★★ (2010-01-03 10:27:44)
楽曲を幻想的に包み込むメロトロンの音色といい
スケールの大きさと緊迫感を伴った
力強くドラマティックな曲展開といい、
文句なしでプログレッシブ・ロック然とした仕上がりを
聴かせるアルバムのラスト・ナンバー。
それでも大作主義に走ることなく、5分半ぐらいの長さに
まとめちゃうのがこのバンドならでは。
PAVLOV'S DOG-At the Sound of the Bell-Gold Nuggets ★★★ (2010-01-03 10:20:17)
邦題は“金塊物語"
アコギのストロークからして「あぁPAVLOV'S DOGだなぁ」
と思わされる叙情ナンバー。
切なげに爪弾かれるマンドリンの音色に思わずホロリ。
PAVLOV'S DOG-At the Sound of the Bell-Valkerie ★★★ (2010-01-03 10:17:01)
邦題は“幻のヴァルキリー"
泣き泣きのデヴィッド・サーカンプのVoと
アンディ・マッケイ(ROXI MUSIC)によるサックス、
幻想的なメロトロン、そして無垢な
少年合唱団風コーラス(?)が楽曲の悲哀を増幅する
アルバム前半のハイライト的名曲。
PAVLOV'S DOG-At the Sound of the Bell ★★ (2010-01-03 10:03:00)
バンドの創設メンバーでもあったマイク・サフロン(Ds)とジークフリート・カーヴァー(VIOLIN)が、
「売れるアルバム作り」を目論むレコード会社&マネージメントの策略によって追い出され、代わって、
元YES~KING CRIMOSNのビル・ブラッフォードをゲスト・ドラマーとして迎え制作、'76年に発表された2ndアルバム。
そんな経緯もあって、スリリングな楽器同士の絡みや、ドラマティックな曲展開といったプログレッシブ・ロック的な
要素が薄れ、シンプルにまとめられた楽曲からは、デヴィッド・サーカンプのVoをより前面に押し出した
穏やかな「歌物路線」へのシフト・チェンジが如実に感じ取れる。彼のVoにしても、以前のような鼓膜に
突き刺さる超音波ハイトーンは控えめで、全体的に無難にメロディを歌い上げているとの印象が強いが、
尤も、それでも相変わらず楽曲
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PAVLOV'S DOG-Pampered Menial-Song Dance ★★★ (2010-01-02 20:49:44)
G、Key、ヴァイオリンが強烈に自己主張しまくり
まさにタイトル通りの狂騒を繰り広げられる。
凄まじいテンションと親しみ易い哀愁のメロディが
違和感なく同居した、このバンドの曲作りの
上手さが如実に表れた1曲。
PAVLOV'S DOG-Pampered Menial-Julia ★★★ (2010-01-02 20:42:38)
優美且つ深みある音色で奏でられる
イントロのピアノを聴いただけで
この曲はおろか、アルバム自体の完成度の高さをも
確信させられる、儚くも美しい哀愁に満ちた名曲。
PAVLOV'S DOG-Pampered Menial-Theme From Subway Sue ★★★ (2010-01-02 20:39:22)
“地下鉄のスーの詩"という邦題の意味はよう分からんが
とにかく凄いクオリティだ。
Voを含む全楽器が猛烈に泣きまくるクライマックスの
盛り上がりっぷりは、声を失うほどの素晴しさ。
何度聴いても泣けます。
PAVLOV'S DOG-Pampered Menial ★★ (2010-01-02 20:35:00)
好きな70年代HRバンドは山ほどあれど(と言っても、他人に胸張れる程の数を聴いてるわけではないですが)、
好きなアルバムは?と問われて真っ先に思い浮かぶのは、このPAVLOV'S DOGのデビュー作。
Key奏者2人に、ヴァイオリニストを含む7人編成の大所帯にも関わらず、メンバーの誰1人として無駄に遊んでる
奴がいないという、彼らの作品の中では最もプログレ色が強く感じられる1枚ながら、楽曲は
無意味な大作主義に走る事なくコンパクトにまとめられているし、その作風に小難しさは欠片もない。
取り分け、全編を豊かに彩り、聴く者から涙を搾り取る哀愁に満ちたメロディの威力は絶大極まりなく、優美なピアノの
イントロだけで一気に惹き込まれてしまう①や、“晩秋"という邦題通りの、味わい深い哀感を湛えた②の様なメロウさが
前面に押し出され楽曲、各楽器が狂騒を繰り広げ
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HEATHEN-The Evolution of Chaos-Dying Season ★★★ (2009-12-31 17:35:50)
エキゾチックでドラマティックな東洋風のメロディを纏って
激走する3rdアルバムのOPナンバー。
まさか、ARTILLERYの新作に感じた不満が、HEATHENの新作で
解消される事になるとは思ってもみませんでした。
HEATHEN-The Evolution of Chaos ★★ (2009-12-31 17:29:00)
THRASH DOMINATION 09での熱演も記憶に新しい再結成HEATHEN、待望のニュー・アルバム。(3作目)
スラドミで“DYING SEASON"が披露された瞬間から、新作の内容に関する不安は全くなかったが、
まさか、ここまで完成度の高い作品を提示して来てくれるとは思わなんだ。
特に、東洋風味のエキゾチカルなメロディを纏ったイントロを経て、パワフルに疾走を開始するOPナンバー②は、
手数多めのGリフといい、起伏に富んだメロディをしっかりと歌うVoといい、劇的な曲展開といい、初めて耳にした時は
「はて?俺はARTILLERYの新作を聴いてるんだっけ?」と一瞬考え込んでしまったぐらい、『BY INHERITANCE』発表時の
ARTILLERYを彷彿とさせる名曲。個人的にはこの名曲が聴けただけでもうお腹一杯といった感じだが、本作はそれ以降も
…続き
SACROSANCT-Tragic Intense ★★ (2009-12-31 11:04:00)
前任Voがレコーディング直前に首を切られ、よりメロディアスに歌えるタイプのVoを加入させて'93年に発表した3rdアルバム。
バンドの中核を成すドイツ人ギタリストが、元々はPESTILENCEの結成メンバーの1人だったこともあり、
プログレッシブ・ロック方面への傾倒はデビュー作の時点で既に強く感じられたが、本作ではそれがとうとう
全面に押し出され、初期の頃のスラッシュ・メタル色は消失。全編が重苦しく陰鬱な空気に包まれている。
時節柄、PANTERA辺りからの影響の跡も伺えるサウンドにキャッチーな部分はほぼ皆無。どう聴いても取っ付き易い
タイプの音楽ではなく、正直言って地味だ。個人的には正統派HMに通じる明快さを備えていたデビュー作の
作風の方が遥かに好みなのだが(2ndアルバムは未聴)、その一方で、本編の随所でハッと耳を捉える欧州風味の
ダークネ
…続き
SACROSANCT-Truth Is - What Is ★★ (2009-12-31 00:54:00)
ドイツ出身かと思いきや、実はオランダ出身だったと最近知らされた5人組のスラッシュ・メタル・バンドが、
当時、BLIND GUARADIANやHEVENS GATEといったバンドを抱えていた新興のインディペンデント・レーベルNO REMORSEから
'90年に発表したデビュー作。(SACROSANCTの作品で国内盤がリリースされたのはコレだけだったんじゃないかな)
90年代初頭というスラッシュ・メタルが一気に拡散を始めた時期の作品ゆえ、ストレートな疾走感よりも
シャウトと歌い上げを使い分けるVoや、リフ/リズム・チェンジを多用した複雑な曲展開といったテクニカル・スラッシュ的な
側面が強調された内容に仕上がっており、SF調のアルバム・ジャケットに釣られて購入したものの、切れに欠けるDsと、
カタルシスに乏しい地味めな作風に「頭でっかちなスラッシュ演っとるな
…続き
SACROSANCT ★★ (2009-12-31 00:48:00)
テクニカル・デス・メタルの最重要バンド、PESTILENCEの結成メンバーの1人だった
ランディ・メインハード(G)がオランダにて結成したテクニカル・スラッシュ・メタル・バンド。
(国内盤のライナーに「西ドイツ出身」と書かれていた為、長らくドイツのバンドだと思い込んでました)
デモ『THE DIE IS CAST』を制作の後、NO REMORSE RECORDSと契約を交わし、
'90年に1st『TRUTH IS - WHAT IS』を発表。(これは国内盤も出た)
アルバムを全くサポートしてくれないレーベルの姿勢に不満を感じたバンドはそこを離れ、
新たに1 MF RECORDSと契約。'91年に2nd『RECESSES FOR THE DEPRAVED』を、
'93年には3rd『TRAGIC INTENSE』を発表。ただ、結局レコード会社からのサ
…続き
STRYPER-Against the Law ★★ (2009-12-30 11:38:00)
復活作『REBRON』における、モダンなヘヴィ・ロックから影響を受けたと思しき作風が賛否両論を呼んだ事も記憶に
新しいSTRYPERだが、個人的に、彼らのアルバムで初めて聴いた時に最も衝撃を受けたのは、'91年発表の本作。
このバンドに何を求めるかは人によって異なると思いますが、STRYPERには、まず何よりも透明感や美旋律、
ドラマティックな曲展開、そして壮麗なボーカル・ハーモニーといった要素を求めてしまう我が身としては、
そうした要素が影を潜め、ラフでワイルドなノリが前面に押し出された本作の作風には戸惑いが隠しきれず、
特に、彼ららしからぬ大味な楽曲が続く前半には頭を抱えてしまった・・・というのが正直なところ。
ロックンロール風味は初期作でだって確認できたけど、あの頃はちゃんとメロディにフックが効いてたからなぁ、と。
尤も、駄作なのかと言えば
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TERRAPLANE-BLACK AND WHITE ★★ (2009-12-29 23:40:00)
ダニー・ボウズ(Vo)、ルーク・モーリー(G)、ハリー・ジェームズ(Ds)が在籍し、THUNDERの前身バンド
としても知られる英国はロンドン出身の5人組が'86年に発表した1stフル・アルバム。
THUNDERのようなブルーズ色は殆ど感じられず、如何にも80年代的な煌びやかなKeyサウンドを大々的に纏った
お洒落(当時)な作風は、ポップに弾む曲調、溌剌としたコーラス・ハーモニー、そしてキャッチーなメロディetc・・・
と絵に描いたようなハード・ポップ路線。この手の音楽を歌うには、ダニー・ボウズのVoはちと声が太過ぎる気が
しなくもないが、歌唱力の高さはこの頃から折り紙付きゆえ、それも弱点という程のものではない。無問題。
個人的には、今のメンバーが聴き返した日にゃ悶死するんじゃないかっつーぐらいポップでキュートな③や、ダニーの熱唱と、
ルークのツ
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LEATHER-Shock Waves-In a Dream ★★ (2009-12-28 21:40:02)
暗く、物悲しげな雰囲気漂うヘヴィ・バラード。
レザーのVoはもとより、美しくエレアコを閃かせる
マイケル・ハリスのGプレイも美味しい1名曲。
LEATHER-Shock Waves-The Battle of Life ★★ (2009-12-28 21:37:32)
メロウに始まり、IRON MAIDENばりに勇壮にギャロップし、
最後は再びメロウに幕が閉じられる、様式美HMならではの
起承転結が美しく決まった名曲。
レザーのパワフルなVoが、曲の持つドラマ性を一層引き立てます。
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