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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 5351-5400
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LEATHER-Shock Waves ★★ (2009-12-28 20:14:00)
男性シンガー顔負けのドスの効いた歌声を誇る、CHASTAINのゴッド姐ちゃんことレザー・レオーネ(Vo)が'89年にLEATHER名義で発表したソロ・アルバム。
ソロという事で女性らしさを強調してポップ路線に冒険してみたり・・・なんて事は全くなく、大半の楽曲をデヴィッド・T・チャステインが手掛けているだけあって、CHASTAINと同一路線の欧州風味漂うダークなHMサウンドが全編に渡って展開されているので安心されたし。
ただ、全体的にミドル・テンポの楽曲が多く収録され、レザーの「歌」を聴かせる事に重点が置かれている辺りがCHASTAINとは異なる点か。(この辺の楽曲の作り分けも含めて、デヴィッドの曲作りの上手さには感服させられますね)
で、その彼の代わりにGとして本作に参加しているのは、デヴィッドの教え子でARCH RIVALのメンバーとしても知られるマイケル・ハリス。ソ
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LEATHER ★★ (2009-12-28 20:11:00)
一部マニアの間では、TERRA ROSAの赤尾和重、HELLIONのアン・ボレイン、WARLOCKの
ドロ・ペッシュらと共に「女ロニー・J・ディオ四天王」とも呼ばれた女性シンガー。
CHASTAINのフロントマンとしてHR/HMシーンで注目を集め、5枚のスタジオ作に参加。
'89年にはデヴィッド・T・チャステイン(G)のバックアップを受けてソロ・アルバム『SHOCK WAVES』を
ROADRUNNER RECORDSから発表している。(デヴィッドの他に、後にCANNNIBAL CORPSEやNEVERMOREに
参加するパット・オブライエン(G)も正統派へヴィ・メタリックな楽曲を提供してくれている)
シンガーとして最も脂の乗っていた時期の作品ゆえ、ビブラートの効いた雄々しい歌唱は
男性シンガーも裸足で逃げ出す迫力を誇り、逆に迫力があり過ぎてクド
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X-MAS PROJECT-X-Mas Project-Leise rieselt der Schnee ★ (2009-12-23 22:37:52)
HOLY MOSESのザビーネ・クラッセンがリードVoを担当する
ドイツのトラディショナルなクリスマス・ソング。
Voのグダグダっぷりが楽しい1曲で、歌ってる最中に
我慢できずに吹き出してしまうザビーネ姐さんに
思わず頬が緩みます。
X-MAS PROJECT-X-Mas Project-Silent Night, Holy Night ★★ (2009-12-23 22:33:58)
“きよしこの夜"のタイトルでお馴染みの有名曲。
前半は比較的オリジナルに忠実な展開ながら、
アクセル・ルディ・ペルのGに牽引される形で後半は爆走開始。
LIVING DEATHのトトのカミソリVoがその勢いに
拍車を掛けてくれます。
X-MAS PROJECT-X-Mas Project-Jingle Bells ★★ (2009-12-23 22:31:11)
シングルベ~ル、ジングル・ベ~ル、鈴が鳴る~♪
という有名なメロディを、金切り声で絶叫する
トト(LIVING DEATH)のVoを聴いてるだけで笑えてくる1曲。
X-MAS PROJECT-X-Mas Project-Mary's Little Boy Child ★★ (2009-12-23 22:28:31)
邦題は“マリアの御子の生まれ給いし日"
ジャーマン・スラッシュ然とした刻みの細かいGリフに、
ヨルグ・マイケルが叩き出すタイトなリズム、
ピーヴィー・ワグナー&トーステン“トト"ベルグマンの
カミソリ・ツインVoが意外なくらい上手くハマッて
OPにぴったりなキャッチーなスラッシュ・ソングと化している。
X-MAS PROJECT-X-Mas Project ★★ (2009-12-23 22:24:00)
MEKONG DELTAのラルフ・ヒューベルトが音頭を取って立ち上げたX'MAS PROJECTが、STEELER時代のアクセル・ルディ・ペル、
RAGE、HOLY MOSES、LIVING DEATH、LIONS BLEEDといった、ジャーマン・パワー/スラッシュ・バンドの
協力を得て制作、'86年に発表した作品。(日本では'91年にテイチクから国内盤がリリースされた)
クリスマス・シーズンに必ず耳にするポピュラー・ソングの数々に、スラッシーなアレンジを施してスピーディ且つ
アグレッシブにカヴァーするという、ANIMETAL的な方法論で作られた本作(発表はこっちの方が先だが)。
音質はかなりラフだし、一発録りでレコーディングされた演奏はかなりグダグダ、シンガーなんて歌ってる最中に
堪えきれずに吹き出す始末(笑)。お祭り感覚全開で制作されたノリ重視の作
…続き
X-MAS PROJECT ★★ (2009-12-23 22:20:00)
MEKONG DELTAのラルフ・ヒューベルトが、超有名なクリスマス・ソングの数々をスラッシーにカヴァーする目的で、
ジャーマン・パワー/スラッシュ・シーンのミュージシャン達の協力を得て立ち上げたX'MAS PROJECT。参加バンドは、
RAGE、LIVING DEATH、HOLY MOSES、STEELER時代のアクセル・ルディ・ペル、SCANNERの前身バンドとして知られる
LIONS BLEEDなど結構豪華。(サンクス・リストにはKREATORやVIOLENT FORCEといったバンドの名前も見られる)
'85年に発表した4曲入りEP『BANGIN' ROUND THE X'MAS TREE』が好評を博した事から、翌年、更に5曲を追加収録し、
フル・アルバムの体裁で『X-MAS PROJECT』を発表。
邦盤は『メタル・クリスマス』のタイトルで
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BRAINSTORM-Downburst ★★ (2009-12-22 23:05:00)
こちらのレビューを読んで興味を持ち、中古で安く売りに出されていたのを見かけて衝動的に購入。インディ団体の
覆面レスラーみたいなオッサンが描かれたジャケットを漫然と眺めつつ、「でもメロパワは苦手なんだよなぁ」等と
考えながら聴き始めた本作だったが、この手のバンドにありがちなフニャチン系ハイトーンとは一線を画すパワフルなVoに、
筋骨隆々のリフ&リズム、そして劇的なツイン・リードGが地響き立てて突進する勇壮なOPナンバー①がスタートした途端、
「おおっ」と思わず身を乗り出してしまった。メロパワ云々を通り越して、正統派HMの力作じゃないですか、これは。
おちゃらけや媚とは無縁の、武骨さが前面に押し立てられた重厚な作風ながら、マッチョ一辺倒で大味に堕する事なく、
「戦う男の悲哀」とでも言うべき、硬派な哀愁を背負ったメロディ(PARADOX辺りに通じるもの有り)
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GOTHIC SLAM-Just a Face in the Crowd-Demented Obsession ★★ (2009-12-20 18:52:06)
Voがムーディに歌うメロウな導入部から
パワフル且つドラマティックに盛り上がっていく名曲。
アルバムの中では例外的なノリの1曲ながら、
こうした楽曲でも説得力十分にこなせる辺りに
バンドの実力の高さが伺えたり。
GOTHIC SLAM-Just a Face in the Crowd ★★ (2009-12-20 18:45:00)
こんなバンド名だが、別にゴシック・メタルを演ってるわけではない(寧ろ音楽的にはラテンのノリが感じられる)
ニュージャージー州出身の5人組スラッシュ・メタル・バンドが'89年に発表した2ndアルバム。
重厚なGリフの刻みっぷりや、楽曲が放つアグレッションは間違いなくスラッシュ・メタル由来のものなれど、
RAVENのロブ“ワッコ"ハンターがプロデュースを担当しているためか、隙間の多い音作りからはシンプルな
ロックンロール・テイストが強く感じられるし(THIN LIZZYの代表曲“THUNDER AND LIGHTING"のカヴァーが
全く違和感なくハマっている)、メロディアスに歌うVoや、後にILL NINOで活躍する事となる名手デイヴ・チャヴァッリの
変幻自在なドラミングを筆頭に、テクニカルな楽器陣の演奏が作り出す、躍動感に溢れたグルーヴが前面に押し出さ
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HELLION-Screams in the Night ★★ (2009-12-20 12:36:00)
ランディ・ローズに師事し、必殺のUPSIDE DOWN奏法(ギターを逆さに構えてタッピングするという死ぬほど無意味な奏法)が
一部で話題を呼んだ(?)ギタリスト、チェット・トンプソンを擁するLA出身の4人組が'87年に発表した1stフル・アルバム。
「女ロニー・ディオ」ことアン・ボレインの男勝りでパワフルなVoと、アメリカのバンドらしからぬ
硬派でダークなHMサウンドが、明るく華やかなLAメタル・シーンの中にあって一際異彩を放っていた彼らだが、
この頃はまだまだ、アンの歌唱といい楽曲といい、お世辞にも垢抜けてるとは言えず、全体的に荒削りな印象は否めない。
尤も、この時点で「正統派HM」という方向性は明確に定まっており、既にアンの歌声からは強力なサムシングが
感じられるし、チェット・トンプソンのGプレイも、エレクトリック・シタールを用いたインスト曲④を筆
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TARGET-Mission Executed / Master Project Genesis-Ultimate Unity ★★ (2009-12-20 02:27:03)
エキセントリックなメロディを歌うVo、
自己主張の強いB、起伏の激しいリズムを叩き出すDs、
個性的なGリフの刻みから、ドラマティックな
ハーモニー・プレイまで慌しくこなす2本のGが
スリリングに絡み合いながらスラッシーに疾走する
TARGET印のテクニカルな名曲。
URBAN TALE-Urban Tale-One Day (I'll Make You Mine) ★★★ (2009-12-19 12:05:52)
『ESCAPE』に収録されてても全く違和感がなさそうな
ドJOURNEYなバラード。素晴しい。
URBAN TALE-Urban Tale-Circus ★★★ (2009-12-19 12:04:09)
Keyによる味付けがプログレ・ハード的な雰囲気も演出。
どこかノスタルジックな味わいを湛えたメロディが
じんわりと胸にしみ、妙にホロリとくる。
個人的には1stで最も愛して止まない名曲。
URBAN TALE-Urban Tale-The Devil in Me ★★ (2009-12-19 12:01:07)
仄かな哀愁と、心が浮き立つポップな雰囲気を纏って
軽快に駆け抜けて行く、アルバムのOPにはピッタリな1曲。
URBAN TALE-Urban Tale ★★ (2009-12-19 11:50:00)
スティーヴ・ペリー似のハスキー・ボイスを駆使して伸びやかに歌うVoと、確かなテクニックを備えつつ、
終始メロディ重視の姿勢を崩さない二ール・ショーン型のGが、軽快なリズム・セクションに乗って
キャッチーに駆け抜けていく①が始まった瞬間、「よっ、フィンランドのJOURNEYっ」とありがちな称号で
バンドに呼び掛けたくなる、ヘルシンキ出身の5人組が'01年に発表したデビュー作。
JOURNEYからの多大なる影響を土台に(もともと彼らのトリビュート・バンドとして活動を開始したのだとか)、
そこに北欧のバンドらしい透明感を加味して構築された産業ロック・サウンドは、洗練された清涼な哀メロに満ち、
聴いてるだけで、日々の生活で荒んだ心がみるみるうちに癒されていく様な感覚が味わえる。
作品全体を柔らかく包み込むノスタルジックな雰囲気がこれまた絶品で、特に、Ke
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PROUD-Fire Breaks the Dawn-Star Fighter ★★★ (2009-12-17 23:27:09)
これぞ北欧メタル!という美しくも攻撃的な
ツインGのイントロだけでご飯3杯は行けるます。
音は悪いし、歌は下手だし、ひたすらリフだけで
押し切ろうとする曲展開は垢抜けない。
でもそうしたイモな部分も含めて愛して止まない名曲。
PROUD-Fire Breaks the Dawn ★★ (2009-12-17 23:06:00)
北欧メタル・ファンの間で「隠れた名盤」として今に語り継がれる、スウェーデンはランツクルーナ出身の
5人組HMバンドが唯一残した'84年発表のデビュー作。
アルバムの作風をバッチリ伝える暗く怪しげなアートワークと、『情炎の白夜』なる邦題が非常に良い味を出している本作。
'93年に国内盤がCD化された際には速攻お店に買いに走りましたが、一聴して最初の感想は「音悪っ」(苦笑)。
Voもお世辞にも歌が上手いとは言えず、音質の酷さと拙い歌唱が相俟ってアルバムの貧乏臭さに拍車が掛かってますが、
しかし、それが一体なんだと言うのか。デビュー当時「虫歯になりそうなぐらい甘い」なんて評されたのは、
このバンドだったかSKAGARACKだったか忘れてしまったが、ともかく甘美にしてドラマティックなツイン・リードGを
前面に押し出した、北欧のバンドらしいリリカルな叙情性
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DEFIANCE-The Prophecy ★★ (2009-12-16 22:34:00)
「再結成アルバムを作ってるらしい」との情報はあっても、その後リリースされる気配が一向になく、
どうなんてんだろ?と思っていたDEFIANCEから漸く届けられた復活第1弾アルバム。(通算4作目)
闘病の末この世を去った故ダグ・ハリントン(G)に捧げられた本作は、ブックレットに在りし日の彼の姿を捉えた写真が
収められているだけでなく(添えられたメッセージが涙を誘う)、ダグが作曲に関与し、生前にレコーディングされていた
当人のGプレイまでフィーチュアした楽曲を収録するなど、ファンならずともグッと来る仕上がり。
肝心の内容に関して言えば、そのダグの死がアルバム作りにどの程度影響を及ぼしたかは知る由もないが、爆発寸前の
感情を無理矢理押し殺したかのような、不穏なテンションを孕んだ本編の雰囲気は、かなり殺気立っていてダーク。
もともとスピードよりもパワー重視
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TARGET-Mission Executed-They Walk in Front ★★ (2009-12-16 19:24:46)
スラッシーな疾走感を保ちつつ、
イントロの一捻り、手数の多いGリフ、
ドラマティックなツインG、そして
慌しい曲展開・・・と、TARGETという
バンドの個性が判り易く表現された
名刺代わりの1曲。
TARGET-Mission Executed-Under Dominion (of Death) ★★ (2009-12-16 19:15:34)
RAGEのピーヴィ・ワグナーのシャウトから
スタートするスラッシュ・ナンバー。
テクニカル&プログレッシブな印象の強いバンドだけど
こうして聴くと楽曲は結構キャッチーですよね。
TARGET-Mission Executed-The Gathering ★★★ (2009-12-16 19:12:49)
1stアルバム中、最も正統派へヴィ・メタリックな1曲。
へなちょこシャウトが炸裂するイントロは
Voの力量不足が透けて見えて苦笑を誘うが
楽曲自体は神秘的且つドラマティックで素晴しい。
TARGET-Mission Executed-Nuclear Waste ★★ (2009-12-16 19:09:11)
1stアルバム後半には比較的ストレートな
スラッシュ・ソングが並んでいるのだが、
ベースに導かれてスタートするこの曲は
その幕開け的存在。
「華麗」と表現したくなるツインGも印象的。
TARGET-Mission Executed / Master Project Genesis ★★ (2009-12-15 21:50:00)
70年代HRに通じるスケール感や楽曲構築術、プログレッシブ・ロックばりに変拍子、リフ/リズム・チェンジを駆使した
作風をもって、「スラッシュ・メタル版CAPTAIN BEYOND」(by伊藤政則)とも評されたツインGを擁する5人組が、
デビュー作に引き続いてラルフ・ヒューベルトのプロデューサーの下、AAARRGH RECORDSから'87年に発表した2ndアルバム。
TARGETの最高傑作として、既に廃盤のCDが中古盤市場で5桁のプレミア価格で取引されている本作だが、
実際、内容の方もそれに見合ったクオリティの高さを誇る。
「MEKONG DELTAの2nd『THE MUCIC OF ERICH ZANN』にインスピレーションを得て作った」とメンバーが明かす通り、
目まぐるしく展開していく複雑且つテクニカルな楽曲群からは、デビュー作以上にMEKONG
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TARGET-Mission Executed ★★ (2009-12-15 21:45:00)
ACIDやCYCLONEと並ぶベルギー・スラッシュ・シーンの筆頭TARGETが、MEKONG DELTAのラルフ・ヒューベルトを
プロデューサーに迎えて制作、その彼が主宰するAAARRGH RECORDSから'87年に発表した1stアルバムが遂にリマスター再発。
一度聴いてみたいと思ってた作品なので、このCD化は嬉しいなぁ。(CD化は今回が初めてでは?)
「ベルギーのMEKONG DELTA」なんて言われた2nd『MASTER PROJECT GENESIS』に比べると、楽曲にしろ音作りにしろ
かなり荒削りだが、メロディ無視で喚き立てるVoや、突っ込み気味のDsがガンガンと走りまくるサウンドは、
欧州(というかジャーマン系)スラッシュ・メタルならではのカッコ良さに満ち溢れていて、これはこれで非常に魅力的。
寧ろ、アバンギャルドな部分もある『MASTER
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TARGET ★★ (2009-12-15 21:43:00)
'85年、METALLICAやSLAYER、UFOといったバンドに触発されたメンバー達によって結成。メンバー・チェンジを
繰り返しながら制作したデモテープがラルフ・ヒューベルト(MEKONG DELTA)の耳に止まり、彼のプロデュースを
受けて2本目のデモテープを制作した後、そのラルフが主催するAAARRGH RECORDSと契約を交わし、
'86年に1stアルバム『MISSION EXECUTED』を発表する。
PARADOXやTANKARDとのドイツ・ツアー後、再度、プロデューサーにラルフを迎えて2ndアルバムのレコーディングを開始、
'87年に傑作と名高い『MASTER PROJECT GENESIS』を発表。スラッシーなスピード感を保持しつつ、
テクニカルでプログレッシブ且つアバンギャルドなスラッシュ・メタル・サウンドが注目を集める。
ダ
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STRYPER-Murder by Pride ★★ (2009-12-13 21:09:00)
良く言えばチャレンジング、悪く言えば流行に左右された作風で賛否両論を呼んだ前作『REBORN』から一転、
全盛期のサウンド復活を願うファンの声に後押しされる形でレコーディングされたという6thアルバム。
今ひとつキャッチーさに欠けるGリフと、ヴァースからブリッジにかけての歌メロの弱さを、コーラス部分の
素晴しさでカバーして帳尻を合わせるという手法は、前作やマイケル・スウィートのソロ作と同様だが、今回は
「原点回帰」を念頭に制作されただけあって、時に物悲しく、時にポップで爽快なメロディのフックが大幅強化。
良い曲と捨て曲の差が大きかった前作に比べコンスタントに優れた楽曲が並べられており、これ聴いてガッカリする
STRYPERファンはおらんでしょう。(パンキッシュな①のイントロが始まった時は一瞬ヒヤリとしたけど)
特に、これぞSTRYPERたる美旋律
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STRYPER-Reborn-Passion ★★ (2009-12-13 20:44:32)
ポジティブな雰囲気を纏ったポップ・チューン。
『REBORN』収録曲の中では最も全盛期の匂いを漂わせた1曲。
神々しくキャッチーなメロディ・ラインと、ライブで合唱するには
ちょっと躊躇を覚えそうな歌詞の組み合わせを聴くと、
名曲“MAKES ME WANNA THING"を思い出します。
STRYPER-Reborn-When Did I See You Cry ★★★ (2009-12-13 20:39:33)
Gリフとヴァース部分は平凡だが、
曲が進むにつれて徐々に叙情性が高まっていく。
突き抜けるような壮麗さを纏ったサビメロが
最高に素晴しいったら。
『REBORN』ではこの曲が一番好きだ。
STRYPER-Reborn-Reborn ★★ (2009-12-13 20:36:13)
復活作のタイトル・トラック。
ヘヴィなGリフに一瞬ゲッとなるが
サビメロから滲み出す哀愁には
紛うかたなきSTRYPER印が刻まれております。
STRYPER-Reborn ★★ (2009-12-13 02:02:00)
マイケル・スウィートのソロ作『TRUTH』に通じるドンヨリ薄曇り系サウンドや、シンプルで飾り気に乏しい
音作りが「STRYPERらしからぬ」と議論を呼んだ再結成第1弾スタジオ・アルバム。(通算5作目)
正直、フックに欠ける大味なHRチューン①が始まった時は、「ダメだこりゃ」と思わず天を仰いだのだが、
②以降は、そうした色合いを残しつつもメロディの魅力が急上昇を描くのでホッと一安心。各楽曲ともモダンな
ヘヴィ・ロック風味のGリフやヴァース部分の歌メロは結構凡庸だったりするんだけど、その代わりマイケル・スウィートの
衰え知らずの美声によって歌われる、すこぶるキャッチー、壮麗にして劇的なサビメロの充実っぷりが、その弱点を
カバーして余りある素晴しさ。特に、悲哀に満ちたメロディが堪らなく美しい②③や、飛翔感と爽快感を兼ね備えた④、
神々しくポジティブなフ
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ARCARA-A Matter of Time-Far Cry from You ★★★ (2009-12-12 10:10:11)
メロウに始まり、Voの熱唱とハードに泣くG(アコギの取り入れ方も秀逸)、
そして重厚なコーラスを纏って熱く、劇的に盛り上がっていく
2ndアルバム後半のハイライト・ナンバー。
ARCARA-A Matter of Time-Never Tell Your Dream Goodbye ★★★ (2009-12-12 10:02:50)
泣きまくるラッセル・アルカラの歌声とGソロに
涙腺を刺激されまくる哀愁のバラード。
2ndアルバムの頭3曲は何れも甲乙付け難い名曲ばかりです。
ARCARA-A Matter of Time-Eternal Affair ★★★ (2009-12-12 09:59:44)
美しいアレンジと胸に沁みる哀愁のメロディに
満たされたメロディアスHRチューン。
ブルージーな味わいもあるVoと、的確に歌うGの存在もあって
ロック然とした「熱さ」もちゃんと備えてる点が○。
ARCARA-A Matter of Time-Lost in Time ★★★ (2009-12-12 09:53:35)
ジャジーで都会的な雰囲気を演出するピアノの旋律に、
STYXばりの溌剌としたボーカル・ハーモニーが被さり、
ラッセル・アルカラの深いエモーションに満ちた歌声が流れ出す・・・
というイントロだけでご飯3杯はいけちゃう劇的な名曲。
ARCARA-A Matter of Time ★★ (2009-12-11 21:46:00)
元PROPHETのラッセル・アルカラ(Vo)が、自身の名を冠して立ち上げたバンドの2ndアルバム。('97年発表)
作曲担当はGのスティーヴ・ディアキューティスなのだが、とにかくこの人、曲作りがメチャウマ。個人的には
アーバンなピアノの旋律と華やかなボーカル・ハーモニーに、ラッセルの深い情感を湛えたVoが絡むOPナンバー①の
イントロ部分を聴いただけでハート鷲掴み状態ですが、勿論②以降も、エモーショナルなVoに、
的確な仕事っぷりが光るよく歌うG、そして心打つ叙情メロディに彩られた楽曲の数々が連発され
(叙情性を増幅するアコギとKey、重厚なボーカル・ハーモニーを巧みに用いた技ありのアレンジも素晴しい)、
その全盛期のSTYXやKANSASを彷彿とさせるメロディアスHRサウンドに、哀メロ愛好家なら蕩けること請け合い。
流石に「捨て曲なし」というわ
…続き
OUTRAGE-Outrage(2009)-Terrorizer ★★★ (2009-12-09 22:48:38)
2ndアルバム収録の名曲“BLIND TO REALITY"や
“NAME YOUR POISON"を彷彿とさせる破壊的なGリフと
リズムが怒涛の如く突進する、
ストレートなスラッシュ・ソング。
この曲が聴けただけでもアルバムを買った価値はあった。
(いや、他も良い曲だらけですが)
OUTRAGE-Outrage(2009)-Shine On ★★★ (2009-12-09 22:45:36)
長いこと第一線から引いていたとは思えぬ
橋本直樹の絶品の歌唱力が堪能できる名バラード。
こんな人が堅気をやってちゃいけません。
HR/HM界の損失です。
OUTRAGE-Outrage(2009)-Rise ★★ (2009-12-09 22:41:36)
“MY FINAL DAY"程のインパクトがあるとは思わないが、
4thアルバムの頃を思い起こさせる、掴みには持って来いの
名曲であることは確か。
OUTRAGE-Outrage(2009) ★★ (2009-12-09 22:37:00)
再び橋本直樹を擁するOUTRAGEの新作を聴ける日が来ようとは・・・。熱心なファンとは言い難い我が身でも、
実際にニュー・アルバムを購入して自宅のCD棚に旧譜と一緒に並べてみると、何やら感慨深いものがありますね。
HM然とした硬質な整合感で一本筋を通しつつ、高品質且つバラエティ豊かな楽曲が取り揃えられた本編は、
デビュー作からトリオ編成時代に至るまで、過去、OUTRAGEの名の下に発表された全作品のエッセンスが
肯定的に取り入れられている一方、「もし90年代半ばにモダン・へヴィネス・ブームが起きなかったら、
5thアルバムはこんな感じになってたんじゃないかな~」と思わされたりも。
ちなみに個人的なお薦めは、2ndアルバムの頃を彷彿とさせる破壊的なリフ&リズムがドカドカと突進する⑩。
まさか、今の彼らがここまで直球勝負のスラッシュ・ナンバーを手掛け
…続き
SILVER MOUNTAIN-hibiya –LIVE IN JAPAN ’85– ★★ (2009-12-08 19:49:00)
SILVER MOUTAINが'85年に日比谷野外音楽堂で行った来日公演の模様を捉えたライブ盤。(助っ人Keyはマッツ・オラウソンだ)
廃盤状態の続く国内盤CDには法外なプレミア価格が付けられているが、記録的価値こそ高いものの、発表当時から
指摘されてる通り、バンドの経験不足が露呈してしまったラフで荒削りなパフォーマンスが収められた本作(選曲もイマイチ)を
楽しめるのは、実際にこのライブを生で目撃した人か、もしくは余程のマニア・・・それこそ野音を目にしただけで
「ここでSILVER MOUTAINがあのライブ盤をレコーディングしたのか!」と思わず感極まって涙したという(?)
故チャック・シュルデナー級の人でなければ厳しかろう・・・なんて思ってたんだけど、先日、再発された
リマスター盤を購入してみたら、これが案外、最初から最後まで楽しく聴く事が出来て我な
…続き
JOHANSSON-The Last Viking-Fading Away ★★★ (2009-12-06 19:59:10)
猛烈に泣きの入ったクサいメロディを
コブシを効かせてドラマティックに歌い上げる
ヨラン・エドマンの歌声が大いなる感動を呼ぶ
スロー・ナンバー。
個人的には『THE LAST VIKING』で一番好きな曲かも。
JOHANSSON-The Last Viking-Samurai ★★★ (2009-12-06 19:56:25)
日本市場を意識して制作された『THE LAST VIKING』の中でも
更に日本人向けに作られたスピード・ナンバー。
尤も、ここまで素晴しい楽曲なら文句はない。
クラシカルなイントロからぐっと引き込まれてしまいます。
JOHANSSON-The Last Viking ★★ (2009-12-06 19:51:00)
ブックレットのクレジットや写真から推察するに、前作『SONIC WINTER』の成功に気を良くした日本のレコード会社からの
「今度は全編ネオクラなヤツを作ってくださいよ~」とのリクエストに応えて、イェンスとアンダースが
日本市場向けにちゃちゃっとレコーディングした・・・かどうかは定かじゃないが、ともかく非常に
日本人好みの作風に仕上がっている、99年発表の2nd(兄弟コラボ物としては3作目か)アルバム。
特に“SAMURAI"の名を持つ疾走チューン⑦は、生真面目なメタル・ファンなら失笑を漏らしかねないタイトルに反して、
これが北欧ネオクラ・メタルの美味しい部分を凝縮したかのようなクサメロ満載の名曲で思わずガッツポーズ。
こうした楽曲のクオリティをガッチリと支えるのは、勿論、今回もネオクラシカル風味全開で贈るイェンス・ヨハンソンの
流麗なKeyプレ
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JOHANSSON-Sonic Winter ★★ (2009-12-02 22:41:00)
イェンスとアンダースのヨハンソン兄弟がJOHANSSON名義で'95年に発表、様式美HMファンの間では、
イングヴェイ・マルムスティーン(G)がゲスト参戦を果たし、ヨハンソン兄弟と火花散る楽器バトルを
繰り広げる超ド級の名インスト・ナンバー、“ENIGMA SUITE"を収録している事で有名な作品。
SILVER MOUNTAIN時代、“VIKINGS"における劇的極まりないピアノ・ソロを以って世のHR/HMファンに計り知れぬ
衝撃を与え、RISING FORCE、DIO、STRATOVARIUSなど数々の様式美HMバンドを渡り歩いて、ドン・エイリーに
次ぐKeyヒーローの座を嘱望されながらも、ついぞSILVER MOUNTAIN時代を超えるインパクトを放つKeyプレイを
披露してくれる事のなかったイェンスが遂にやりやがった!と、本作を初めて聴いた時は
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LEVERAGE-Circus Colossus-Wolf and the Moon ★★★ (2009-11-30 22:33:47)
前2作を大きく上回るシンフォニックなドラマ性で
聴き手を圧倒する、劇的極まりないアルバムのOPナンバー。
LEVERAGE-Circus Colossus ★★ (2009-11-30 22:25:00)
上手いVoに上手いG、楽曲を壮麗に飾り立てるKeyと分厚いコーラス・ハーモニー、それに北欧のバンドならではの
ヒンヤリとした冷気を孕む叙情メロディに彩られた劇的な楽曲の数々・・・と、格調高い
北欧正統派HMサウンドを聴かせてくれるフィンランドの6人組が'09年に発表した3rdアルバム。
シンフォニックな序曲①に導かれアルバムの開巻を飾る、前2作を大きく上回るスケール感を有したドラマティックな
名曲②を聴いただけで、本編のクオリティに対する期待は高まるが、実際、③以降の流れでその期待が裏切られる事はない。
プログレ・メタル的な凝った曲展開とアレンジで聴かせきる④や、VAN HALEN風のメジャー・キーを用いたKeyリフが
印象的なアクセントとなっている⑦など新味を備えた楽曲を収録しつつも、要所を締めるのは②⑤⑨⑩といった
キャッチーな疾走感が心地良
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SILVER MOUNTAIN-Roses and Champagne-Romeo and Juliet ★★★ (2009-11-28 12:47:48)
SILVER MOUTAINの新生面が打ち出された
3rdアルバムの作風を象徴するかのような名曲。
クラシカルな要素もあるが、ドラマティックで厳粛な
バロック音楽よりも、もっと優美でロマンティックな
ルネッサンス音楽的な味わいが心地良い1曲。
SILVER MOUNTAIN-Roses and Champagne ★★★ (2009-11-28 12:38:00)
北欧メタルならではの様式美や疾走感が減少し、ポップさを増した作風が「売れ線に走った」と批判され、リリース当時の評判は余り芳しくなかったものの、90年代の再発を期に評価が逆転、今では「隠れた名盤」とまで言われるようになった'89年発表の3rdアルバム。
実際、音質といい、甘い声質で(ピッチも甘いが)ポップなメロディを歌い上げる新Voの歌唱力といい、前2作よりも確実にレベルUPを遂げており、勿論、ヨナス・ハンソンのクラシカルなGプレイも健在。
但し、今回は同じクラシックでもバロック調と言うよりはルネッサンス音楽的(?)な優美さが強く感じられ、取り分け、ロマンティックな美旋律に彩られたOPナンバー①や、思わずステップ踏みたくなる北欧民謡風の哀感漂う⑧⑨といった楽曲は、SILVER MOUNTAINの新たな魅力が顕在化した名曲。これらの楽曲に限らず、ノスタルジーを刺激される哀愁を猛烈
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