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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 5401-5450
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SILVER MOUNTAIN-Shakin' Brains ★★★ (2009-11-27 21:46:00)
音質の酷さはデモテープ並、様式美HM的なドラマ性よりも、NWOBHM由来の荒っぽさが前面に押し出された楽曲は、後の作品に比べ随分と荒削りな上、調子っ外れなヨナスのVoといい、危なっかしいアンダースのDsといい、演奏はかなり不安定・・・と、控えめに評価しても欠点だらけのB級メタル然としたSILVER MOUNTAINのデビュー作('84年発表)なのだが、にも関わらず、個人的に「北欧メタル」と聞くとなぜだか数多ある名盤を差し置いて、本作の事が真っ先に思い浮かんでしまう。
その最大の魅力は、やはり何と言ってもヨナスのクラシカルなフィールに溢れたGによって紡ぎ出される、寒々しく朴訥とした泣きを湛えたメロディの数々。
特に、フランス国歌“マルセイユの歌"のフレーズをフィーチュアしたOPナンバー①は、高揚感を誘う勇ましさと、どこか郷愁をそそられる物悲しさを兼ね備えた必殺の名曲。鼻が曲がり
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SACRIFICE (CANADA)-The Ones I Condemn-Hiroshima ★★ (2009-11-24 22:37:05)
日本人なら興味を引かれずにはいられないタイトルだが、
実際、優れた内容に仕上がっている高速スラッシュ・ナンバー。
SACRIFICE (CANADA)-The Ones I Condemn-The Ones I Condemn ★★ (2009-11-24 22:35:29)
鋭利に回転するGリフ、ヒステリックなシャウトを繰り出すVo、
忙しなく疾走するタイトなリズム、耳に突き刺さってくるかのような
テンションの高いGソロ・・・と、カナダのSLAYERと呼ばれた
往年のサウンドを彷彿とさせる高速スラッシュ・ナンバー。
SACRIFICE復活!を強く印象付ける。
SACRIFICE (CANADA)-The Ones I Condemn ★★ (2009-11-24 22:29:00)
スラッシュ・メタル再評価機運の高まりに乗じて、ANVIL CHORUSとかAT WARとかBULLDOZERとか、思わぬバンドの
リユニオンが相次ぐ昨今、とうとうカナダのSACRIFICEまで再結成を果たして復活アルバム(5th)をリリース。
しかもこれが、全盛期を彷彿とさせる勢いが全編に渡って横溢した内容に仕上がっているんだから嬉しいじゃありませんか。
活動後期には、スラッシーな疾走感はそのままに、ある程度正統派HM寄りのドラマ性やキャッチーな要素も
打ち出していた彼らだが、この復活作では、ダーティなシャウト型Voに、ドリルの如く高速回転するGリフと、
忙しなく疾走するリズムが組み合わさった②を手始めに、「カナダのSLAYER」と評された1st~2ndの頃を思い出させる
バイオレントなスラッシュ・メタル・サウンドを志向。何せ初期作からのリメイク曲⑬⑭
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SHOOTING STAR-Silent Scream-Summer Sun ★★★ (2009-11-22 17:38:22)
AOR/産業ロック・アルバムのOPナンバー斯くあるべし!な
ポップでキャッチー、爽快で躍動感に溢れた名曲。
タイトル通り「夏の日差し」的な雰囲気を漂わせたKeyが
いい仕事をしてますね。
SHOOTING STAR-Silent Scream ★★★ (2009-11-22 17:35:00)
フロントマンの座にケヴィン・チャルファントを迎えて現在もしぶとく活動中(多分)の、ミズーリ州はカンザスシティ出身の5人組ロック・バンドがプロデューサーにロン・ネヴィソンを迎えて制作、'85年に発表した彼らの最高傑作と評価の高い5thアルバムにして、取り敢えずのラスト作。(後にリユニオン)
結成は60年代まで遡り、メンバーにヴァイオリン奏者を含む編成が同郷の先輩バンドKANSASを彷彿とさせるが、実際のところ、本作にプログレ色は殆どないと言ってよく(KANSASっぽさはあるけどね)、ヴァイオリンの使用は味付け程度に留められ、本編の叙情性を増幅し、作風を決定付ける重要な働きっぷりを披露するKeyを中心に丁寧にまとめ上げられた楽曲の数々は、強力なフックを有する叙情メロディに豊かに彩られ、まさに洗練されたAOR/産業ロック系サウンドのお手本のような仕上がり具合を聴かせてくれる。
殊に
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SHY-Excess All Areas ★★ (2009-11-20 22:16:00)
SHYと言えば「IRON MAIDENのスティーブ・ハリスと同姓同名のGがいるバンドだっけ?」程度の認識しか持たない
不届き者でも、本作の完成度の高さ・・・分けても名曲“EMERGENCY"の魅力には素直に脱帽せざるを得ません。
トニー・ミルズの透明度の高いハイトーンVo、スティーヴ・ハリスのウェット且つコンパクトに練り込まれたG、
そしてビバ80年代!的なキラキラさ加減で本編を華やかに彩るKeyとが組み合わさって生み出される楽曲の数々は、
ソング・ライターとしてマイケル・ボルトン、ドン・ドッケンら錚々たる面子が名を連ねてるだけあって、
ポップでキャッチー、それでいてヨーロピアンな叙情性をたっぷりと含んだ隙のない仕上がり。
イントロからして名曲の風格が漂う①(作曲はマイケル・ボルトン)のインパクトがデカ過ぎるせいで、②以降の
楽曲の存在が霞んでし
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TYTAN-Rough Justice ★★ (2009-11-18 23:12:00)
LOIN~BAD MOON RISINGのカル・スワンがフロントマンを務めていた事で知られる、元ANGEL WITCHのリズム隊によって
結成されたバンドが唯一残したフル・アルバム。レコーディング自体は'82年に完了していたのだが、所属レーベルの
崩壊に巻き込まれてお蔵入りの憂き目に会い、漸くリリースが叶ったのはバンド解散後の'85年。権利関係の複雑さから
長らくCD化が見送られ続けマニアをヤキモキさせた、所謂「幻の名盤」として有名な1枚でもある。('04年に初CD化)
いかにもNWOBHM出身バンドらしいドライブ感を十二分に保ちつつ、英国HR/HMシーン指折りの実力派シンガー、カル・スワンの
熱唱が活かされた、欧州仕立ての哀愁とドラマ性を兼備した収録楽曲群は、「幻の名盤」の評価に違わぬ素晴しさ。
特に、TYTANを語る上で欠かせない劇的な①は本編のハ
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BLIND FURY-Out of Reach ★★ (2009-11-16 23:10:00)
英国はニューカッスル出身で、BLITZKRIEGのブライアン・ロス(Vo)が在籍していた事でも知られるNWOBHMを代表する
名バンドの1つSATANが、そのブライアンの脱退(というか解雇)や、音楽性の変化を契機にBLIND FURYと改名。
'85年にROADRUNNER RECORDSから発表した唯一の作品で、NWOBHM後期屈指の名盤と謳われる1枚。
手数の多いGリフの刻みから、息の合ったハーモニー・プレイに至るまで、スティーブ・ラムゼイとラス・ティッピンズの
絶妙なコンビネーションが堪能できるツインGを楽曲の中心に据え、如何にも英国的な煮え切らない湿り気を帯びた
HMサウンドは、SATANの作風を継承しつつも、前任者と異なり、ボーカル・ハーモニーなんかも似合う明るい声質の
持ち主である新Vo、ルー・テイラーの存在もあって、SATAN時代に比べる
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SLAYER-World Painted Blood ★★ (2009-11-15 22:15:00)
【ジャンル:帝王】と表記されたアルバムの帯に、凄い自信やなーと思わず笑ってしまったが、
相変わらず「尖がってるのに聴き易い」という高難易度の曲作りを、易々とこなすメンバーの
ソング・ライティング能力の高さに瞠目せざるを得ないSLAYERの新作。
本編のリーダー・トラックたる①がイマイチ地味な仕上がりゆえ、掴みに失敗してる印象は拭えないものの、
ガリガリと高速回転するGリフに、デイヴ・ロンバートの鬼のようなドラミング、トム・アラヤの切っ先鋭いシャウトが
一丸となって突っ走る②、初期の頃を思わせるヒステリックなGソロからスタートする③といった、
SLAYER印の高速スラッシュ・ナンバーの連発ですぐさまテンションは急上昇。聴き終えてみれば、
前作『CHRIST ILLUSION』に勝るとも劣らぬ優れた作品である、との評価に行き着く。
ただ、「攻め
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LILLIAN AXE-Psychoschizophrenia ★★ (2009-11-13 22:53:00)
濁り気味のGサウンドや、へヴィさを増したリズム・セクションなど、当時ロック・シーンを席巻していた
グランジ・ミュージックからの影響を感じさせるダークな作風がファンの間で賛否両論を呼んだ、'93年発表の4thアルバム。
キャッチーでポジティブな空気が全体を包み込んでいた前作『POETIC JUSTICE』に比べ、今回はシリアスな
雰囲気漂わす楽曲を数多く収録。とは言え、ハートウォーミングなロン・テイラーのVo、劇的な構築美を備えた
スティーヴィー・ブレイズのG(相変わらずアコギの腕前が冴え渡る)、美麗なボーカル・ハーモニー、
そして繊細な泣きを湛えた叙情メロディetc・・・と、LILLIAN AXEの「肝」とでも言うべき魅力の数々は
しっかりと健在であり、特に、悲哀に満ちた泣きメロが胸に突き刺さる④、劇的且つメランコリックに盛り上がって行く⑦、
透
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LILLIAN AXE-Poetic Justice ★★ (2009-11-10 23:13:00)
とんちんかんなジャケット・アートワークに関しては擁護のしようもないが、名曲“THE PROMISED LAND"を
収録する等、内容の方は、前作『LOVE AND WAR』を最後にメジャー・レーベルからドロップしたとは思えぬ
充実っぷりを誇り、LILLIAN AXEの最高傑作とファンの間でも評価の高い'91年発表の3rdアルバム。
アメリカのバンドらしい快活さと、ポップでロマンティックな叙情メロディ、それに美麗なボーカル・ハーモニーが
同居したLILLIAN AXE流メロディアスHRサウンドは本作を以って完成の域へと至り、ここに収められた楽曲の
平均レベルの高さは、彼らのカタログの中でも屈指。取り分け、ロン・テイラーの暖かみのある歌声が映える
ハートウォーミングなバラード⑤や、民俗音楽調の旋律を奏でるアコギに耳奪われる⑨、そして、数あるLILIANE
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DECADENCE-Chargepoint-Be Home When I'm Gone ★★ (2009-11-08 20:42:57)
4thアルバムの締めを飾るラスト・ナンバー。
スラッシーな疾走感を保ちつつ、
北欧メタルならではの湿ったメロディが全編を彩る
4thの中では最も正統派へヴィ・メタリックな1曲。
DECADENCE-Chargepoint-Discharge ★★ (2009-11-08 20:36:14)
怪しげなイントロから疾走へと転じる
4thアルバムのOPナンバー。
攻撃的だが、同時にメロディックでキャッチーな部分を持った
このバンドならではの魅力が伝わる1曲。
DECADENCE-Chargepoint-Silent Weapon (for a Quiet War) ★★★ (2009-11-08 20:29:35)
Gが奏でる、雄々しさと悲哀を兼ね備えた
印象的なテーマ・メロディがとにかく秀逸。
このメロディがスラッシーに疾走する様は
思わず身を乗り出してしまうぐらいのカッコ良さ。
スラッシャーのみならず、メタル者なら1度は聴いておいた方が吉。
DECADENCE-Chargepoint ★★ (2009-11-08 20:19:00)
前作『3rd STAGE DECAY』まで幾らか残っていた北欧デスラッシュの薫りがほぼ一掃され、乾いた音色で刻まれる
ササクレ立ったGリフに、良い意味で軽快に疾走するリズム、そして、ますます劇的に煽情度を高めたツインGと、
バンドが標榜する「メロディック・スラッシュ」サウンドに、より相応しい内容に仕上がった4thアルバム。
見目麗しい女性Voをフロントマンに頂く編成や、雄弁に「歌う」ツインG等、ARCH ENEMYと共通点の多い音楽性は
相変わらずながら、こちらの方が、時に女性らしさの感じ取れるVoの凶悪度は低く、デス・メタル特有の
ヘヴィネスや粘着性も薄いため、人によっては「ARCH ENEMYよか聴き易い」と感じられるかも。
(逆に音が軽過ぎて物足りないと思う人も多かろうが)
スピーディでアグレッシブ、尚且つドラマ性とキャッチーさも兼ね備えた
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HOLY MOSES-Reborn Dogs-Five Year Plan ★★★ (2009-11-01 00:30:27)
どっかで聴いたことある曲だなー
と思ったら、D.R.I.の名曲のカヴァーでした。
違和感なくハマッているし、
バンドが『REBORN DOGS』でどういう方向性を
目指していたのか良く分かる選曲かと。
HOLY MOSES-Finished With the Dogs-Current of Death ★★★ (2009-11-01 00:15:12)
2ndアルバムの頭4曲に漲るテンションの高さは
半端じゃないんだけど、その中でも、この曲と
“IN THE SLAUGTER HOUSE"は頭一つ抜きん出た
インパクトのデカさを誇る。
度を越したアグレッションを発散しつつも
キャッチーなのが良いねぇ。
PARADOX-Riot Squad-Psychofficial ★★ (2009-11-01 00:11:38)
速い速い。アルバム最速・・・
いや、PARADOX史上最速のスラッシュ・ナンバーか?
PARADOX-Riot Squad-Hollow Peace ★★★ (2009-11-01 00:08:41)
正統派へヴィ・メタリックなドラマ性と
スラッシュ・メタル然とした攻撃性が
バランス良く配合されたアルバム屈指の名曲。
終盤のツインGが奏でるフレーズの美味しさときたらもう。
PARADOX-Riot Squad-Suburban Riot Squad ★★★ (2009-11-01 00:06:54)
劇的なイントロを経て金属質なGリフが刻まれ、
重厚なリズムが怒涛の如く突進を開始した瞬間、
「よし、今回も大丈夫」と確信できる
ツカミに持って来いの名曲。
硬派な哀愁を背負ったVo、独特の憂いに満ちたメロディを
紡ぎ出すツインGの良い仕事っぷりも相変わらず。
MUNICIPAL WASTE-Massive Aggressive ★★ (2009-10-29 23:44:00)
新世代スラッシャーの中では既に古株に属する4人組が'09年に発表した4thアルバム。(邦題『無敵のスラッシュ野郎ども』)
切れ味鋭い演奏を駆使して憑かれたように突っ走る、往年のクロスオーバー・スラッシュ・メタルを現代に蘇らせたかの如き
ハイテンションなサウンドが詰め込まれた前作『THE ART OF PARTING』は、BURRN!!誌で90点台のハイスコアを叩き出すなど
大好評を博したが、今回はその作風を受け継ぎつつも、本編は一層シリアス且つソリッドにビルドアップされており、
全体的にハードコア/パンク風味が増大。正直、これといったキメ曲に欠ける弱点も前作から受け継いでいるのだが、
とは言え、忙しなく動き回るGリフに、機動力に富むリズム隊、そして噛み付くように上擦りシャウトを繰り出すVoとが
一丸となって歯切れ良く突っ走り、ファストな楽曲の数々が殆ど
…続き
PARADOX-Riot Squad ★★ (2009-10-28 22:01:00)
個人的に、数あるジャーマン・パワー/スラッシュ系バンドの中でも最も愛して止まない、
苦労人チャーリー・シュタインハウアー率いるPARADOXが'09年に発表した5thアルバム。
溜まりに溜まったフラストレーションを晴らすべく、叙情的なバラードや、起承転結を備えた様式美タッチの楽曲は
収録せず、ガンガン力押しに終始するアグレッシブな作風だった4th『ELECTRIFY』と同一路線を行く内容ながら、
どことなくサイバーな雰囲気が漂い、曲間にインストの小曲を配するなど、コンセプト・アルバム的な色合いも
感じられた前作に比べると、今回はややオーソドックスなHM路線へと引き戻された印象を受ける。
「掴み」には持ってこいインパクトのデカさを誇る名曲①を筆頭に、金属質なGリフと機関銃の如く刻まれるリズムが
一丸となって突進するハイパーな⑤⑦⑩等、昨今のスラッシ
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GROUND ZERO-GATE OF DEATH-SUICIDE! ★★ (2009-10-25 17:40:12)
EP収録曲の中では最も正統派HM色が
強く感じられるナンバー。
静と動の大きな落差を備えた
劇的な曲展開が印象に残る。
GROUND ZERO-GATE OF DEATH-WORLD WAR 3 ★★ (2009-10-25 17:37:40)
鋭利なGリフがガリガリと刻まれ、ハイテンションに疾走する
ストレートなスラッシュ・ソングながら、
ちゃんとキャッチーさが効いてる辺りに曲作りの上手さが光る。
PRAYING MANTIS-A Cry for the New World-Journeyman ★★★ (2009-10-25 17:32:47)
個人的には“LETTING GO"と双璧を為す
3rdアルバムのハイライト・ナンバー。
中間部のスペーシーな雰囲気漂うインスト・パートが
どこかNEW ENGLANDの名曲“果てしなき冒険"を思わせる。
厳かなGインスト曲へと繋がって本編の幕が閉じる
構成も美しいね。
PRAYING MANTIS-A Cry for the New World-Rise Up Again ★★ (2009-10-25 17:30:18)
シャープに疾走する3rdアルバムのOPナンバー。
もしPRAYING MANTISのライブに足を運ぶ機会があるのなら
この曲のポップなサビメロは歌えるようになっておいた方が
良いかと。
PRAYING MANTIS-A Cry for the New World ★★ (2009-10-25 17:26:00)
得票数の高さからも伺える通り、多くのファンが「PRAYING MANTISの最高傑作」と太鼓判を押す、'93年発表の3rdアルバム。
“CAN'T SEE THE ANGEL"のような飛びっきりの名曲を収録しつつも、全体としてはティノ&クリスのトロイ兄弟が
得意とする叙情派HR路線と、デニス・ストラットンが持ち込んだアメリカンHR路線とに、その作風が分裂気味だった
復活作『PREDETOR IN DISGUISE』に比べ、今回は意図的に原点回帰が図られ、美しく劇的なツインG、STRYPERにも
匹敵する壮麗な三声ボーカル・ハーモニー、そしてジワジワと涙腺を刺激する繊細な泣きメロ等、ファンが
PRAYING MANTISに求める要素が満載。原点回帰と言いつつも、名作と名高いデビュー作にだって明るいノリの楽曲は
収録されていたわけで、ここまで本編が叙情HR
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GROUND ZERO-GATE OF DEATH-GATE OF DEATH ★★ (2009-10-25 00:00:22)
EPのタイトル・トラック。
基本はSLAYERばりの殺傷力を備えた
高速スラッシュ・ナンバーながら、
きっちりと緩急の効いた曲展開や
不穏さを湛えた印象的なインスト・パートが
このバンドならではの個性を主張している。
GROUND ZERO-GATE OF DEATH-DRIVEN TO THE WALL ★★ (2009-10-24 23:49:08)
多少リズムがズレようが「そんなの関係ねえ!」とばかり
前のめりに突貫する高速スラッシュ・ナンバー。
後発のバンドには再現不可能な、この時期のバンドにしか
生み出し得ないガムシャラな疾走感が素敵だ。
GROUND ZERO-GATE OF DEATH ★★ (2009-10-22 22:04:00)
80年代のジャパニーズ・メタル・シーンを彩ったスラッシュ・トリオが、'87年にEXPLOSIONから発表した6曲入りEP。
勉強不足ゆえ、彼らの音は『SKULL THRASH ZONE VOLUM.1』でしか知らなかったのだが、本作に詰め込まれているのは、
その『SKULL~』で聴く事が出来たのと同様、ガリガリと荒っぽく刻まれるGリフ、ちょっとデス・ボイス入った
シャウトを繰り出す濁声Vo、それにつんのめり気味のリズムが一塊となって攻撃性剥き出しで突進する、
VENOM、SLAYERといったバンドを彷彿とさせる、実にスラッシュ・メタルらしいスラッシュ・メタル。
正直音質はかなりチープだし、字余り気味の歌詞を強引に捻じ込んでくるVoや、突っ込み気味のDsなど
ドタバタ感溢れる演奏はかなり不安定なんだけど、それは単にヘタクソと言うよりも、己の身の内から溢れ
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GROUND ZERO ★★ (2009-10-22 22:01:00)
'84年に結成。当初はHRバンドとして活動していたようだが、神楽坂EXPLOSIONへの出演を切っ掛けに
スラッシュ・メタル・バンドへと転向。'86年に3曲入りシングル『ETHERIALIZE』でデビューを飾る。
その後、専任Voが脱退するというアクシデントに見舞われるも、トリオ編成で活動を継続。'87年にオムニバス盤
『SKULL THRASH ZONE VOLUM.1』に、DOOM、SHELL SHOCK、X、JURASSIC JADE、ROSE ROSEら錚々たる面子と共に参加。
同年には6曲入りEP『GATE OF DEATH』を発表し、それが米『MAXIMUM R&R』誌で高評価を得るなど順調に活動を
展開していくものの、相次ぐオリジナル・メンバーの脱退などでライナップが固定されない事がネックとなって
やがてバンドは解散・・・と思いきや、再発
…続き
APOCRYPHA-The Eyes of Time ★★ (2009-10-18 21:56:00)
速弾きギタリスト、トニー・フレディアンリ率いるネヴァダ州出身の4人組ヘヴィ/パワー・メタル・バンドが、
'88年に発表し、一部では「彼らの最高傑作」と評価の高い2ndアルバム。
プロデュースはマーティ・フリードマン、エンジニアはスティーヴ・フォンタノ、ジャケットはガイ・エイチソンが
担当・・・と、基本的には前作と同じ布陣で制作されていて、作風の方も「SHRAPNELメタル」路線を継承。
その一方で、今回はよりアグレッシブに、よりスピーディにと、パワー・メタル分の一層の強化が
図られており、曲によっては、1st~2ndの頃のVICIOUS RUMORSを思わせるモノもあったり。
ただ、それと引き替えにメロディから叙情性が薄れてしまっている点は痛し痒しで、②④のような勢いで押し切る
疾走曲ならともかく、ミドル・テンポの楽曲においては、フックに欠ける歌
…続き
HARMONY-Chapter II: Aftermath-Inner Peace ★★★ (2009-10-17 01:05:23)
疾走するリズムに乗って流麗にクラシカルなフレーズを
紡ぎ出すGやKeyといい、寒々とした歌メロを熱唱するVoといい、聴いてるだけで「これぞ北欧様式美HM!」と
思わずガッツポーズ取りたくなってしまう名曲。
HARMONY-Chapter II: Aftermath ★★ (2009-10-17 01:00:00)
スウェーデン出身の5人組様式美HMバンドが'08年に発表した2ndアルバム。(国内盤リリースは'09年)
ここ最近、この手の音楽性のバンドとはトンとご縁がなかったのだが、評判の高さに釣られて思わず本作を購入、
早速聴いてみて「なるほど、こりゃ確かに素晴しい作品だ」と膝を打った次第。
重厚に刻まれるリフ&リズムは、デビュー作がMASSACRE RECORDSから出ていたのも納得のいくダーク&へヴィさを
誇っているが、アルバム全編を、北欧のバンドならではの悲哀と冷気に満ちたクラシカルなメロディが劇的に
彩っているため、大味感や無機質さは皆無。流麗にネオ・クラシカルなフレーズ紡ぎ出すGや、重心低くパワフルに
疾走するリズム隊が非常に良い仕事をしているが、何と言っても本作の主役を張るのは、泣きの入ったハイトーンを駆使して
顔が歪む程の強烈な「憂い」を撒き
…続き
INTRUDER(THRASH)-Psycho Savant ★★ (2009-10-13 22:25:00)
バンドの代表作と名高い『LIVE TO DIE』('87年)の頃は、シュールで不気味なジャケット・アートワークが
ピタリとハマる、欧州風味の暗く湿った雰囲気漂うスラッシュ・メタルを演っていた彼らだが、作品を重ねる毎に
そういった要素は薄れていき、この3rdにしてラスト・アルバムでもある本作で聴く事ができるのは、
すっかり垢抜けたアメリカン・スラッシュ・メタル。・・・と言っても能天気さはまるでなく、
それよりもリズミックに疾走するキャッチーな縦ノリのリズムにそうした要素を強く感じてみたり。
フラッシーに弾きまくり、全編を華麗に彩るメロディックなツインG、起伏に富んだメロディを歌うVo、
そして技巧を凝らした(プログレッシブ・ロックからの影響も感じさせる)テクニカルな曲展開を兼ね備えた
①④⑥⑧といった楽曲は、特に本作の方向性と魅力を判り易く伝える名
…続き
GRIEF OF WAR-Worship-Lost ★★ (2009-10-12 21:50:04)
劇的な導入部でグッと聴き手を引き込み、
切迫感を纏って疾走する2ndアルバムのラスト・ナンバー。
流麗なGソロがやはり印象に残ります。
GRIEF OF WAR-Worship-Revolt ★★ (2009-10-12 21:48:19)
直球勝負の高速スラッシュ・ナンバー。
それでいて、Gソロがきっちりと練り込まれている辺りが
このバンドの良い所。
GRIEF OF WAR-Worship-Crack of Doom ★★★ (2009-10-12 21:46:46)
刻みの細かいGリフ、男臭い濁声Vo、パワフルに疾走するリズム、
印象的なハーモニー・プレイを聴かせてくれるツインGと、
GRIEF OF WARというバンドの魅力全部入り状態の名曲。
GRIEF OF WAR-A Mounting Crisis... As Their Fury Got Released-Blood Lust ★★ (2009-10-12 00:35:47)
“HATRED BURNS"と並んで、1stアルバムの中では
1、2を争うアグレッションを撒き散らしながら疾走する
高速スラッシュ・ソング。
GRIEF OF WAR-A Mounting Crisis... As Their Fury Got Released-Rat Race ★★ (2009-10-12 00:20:51)
歌入り前のイントロのひと展開、
雄々しくパワフルな走りっぷり、そして劇的なGソロと、
このバンドの魅力を判り易く伝える1曲。
GRIEF OF WAR-A Mounting Crisis... As Their Fury Got Released-Hatred Burns ★★ (2009-10-12 00:16:27)
平穏な日常が突如銃撃戦でブチ破られるSEから幕を開ける
激烈な高速スラッシュ・ナンバー。
ザクザクとクランチの効いたGリフがマシンガンの如く
刻まれるイントロのカッコ良さだけでご飯3杯はイケそうな勢い。
野太い濁声Voが歌う勇ましいメロディも○。
VENOM-The Waste Lands-Riddle of Steel ★★ (2009-10-12 00:09:52)
デモリションマンのVoこそメロディに無頓着なシャウト型だが
曲自体はスラッシュ・メタルというよりも正統派の
ブリティッシュ・へヴィ・メタル路線。
しっかりと構築されたメロディを紡ぎ出すGソロ、
そしてドラマティックなツインGのハモリっぷりも素敵だ。
VENOM-The Waste Lands ★★★ (2009-10-11 21:55:00)
キャリアの低迷期として、今や殆んど顧みられる機会のないマンタス(G)リーダー時代、元ATOMKRAFTの巨漢フロントマン、トニー・ドーランことデモリションマン(Vo、B)を擁するラインナップのVENOMが'93年にひっそりと発表した8thアルバム。
全世界的に廃盤状態で入手困難な割に、たまに中古盤屋に並んでも別段プレミア価格が付けられるわけでもない(千円ぐらいで買えちゃう)という、不憫なほど扱いの悪い作品だが、内容の方はこれが非常にハイクオリティ。
プログレ・マインド漂うミステリアスでエキゾチックな①、様式美ヘヴィ・メタリックなインスト曲⑩といった異色曲が本編の最初と最後に配置されている事からも察しの付く通り、もはや初期の頃の面影は微塵もなく、荒々しさよりも整合性や構築美が前面に押し出された作風は、スラッシュ・メタルというよりも正統派ヘヴィ/パワー・メタル。
特に、如何
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ANVIL ★★ (2009-10-10 01:31:00)
雑誌でANVILの特集が組まれたり、LOUD PARK 09での来日が決まったりと
数ヶ月前の状況が嘘のような盛り上がりっぷりで嬉しい限り。
LOUD PARK 06の時は、FAIR WARNINGの再結成公演とバッティングしたせいで
見に行けなかったので、今回こそは生で見られるといいなぁ。
GRIEF OF WAR-Worship ★★ (2009-10-09 06:57:00)
米インディーズのPROSTHETIC RECORDSからリリースされた2ndアルバム。BURRN11月号の輸入盤レビューで
取り上げられて(好意的な評価を受けて)いたが、と言う事は今回は国内盤は出ないのだろうか・・・?
言われなければ日本出身とは気付かない、EXODUSやLAAZ ROCKIT、TESTAMENTといったベイエリアのバンド群を彷彿とさせる、
パワフルでスピーディなスラッシュ・サウンドは1stから不変なれど、そういった先達からの影響がしっかりと咀嚼吸収された
本作は、サウンド・プロダクションが洗練され、音質が向上した分(マスタリングはテッド・ジャンセン)、演奏のタイトさ、
楽曲の切れ味/疾走感/重厚感、いずれの要素も大幅パワーUP。一方で、より叙情的な旋律を奏でるテクニカルなGソロも
これまで以上に良く練り込まれており、楽曲のドラマ性底上
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GRIEF OF WAR-A Mounting Crisis... As Their Fury Got Released ★★ (2009-10-08 22:37:00)
数年前、帯に踊る「サムライ・クランチ」なる惹句に釣られて予備知識なしに購入した和製スラッシャーの1stアルバム。
FAST KILLやCODE RED等、最近話題になる日本のスラッシュ・メタル・バンドが、どちらかと言えば
プリミティブなスタイルのスラッシュ・メタルを実践している(世界的な傾向か)のに比べ、このバンドは
男臭い濁声ながらメロディアスにも歌えるVoといい、ヘヴィネスの効いたリズム・セクションを活かした
スロー・チューン③⑩を収録していたりと、どこかTESTAMENTやLAAZ ROCKITといったバンドを彷彿とさせる
ベイエリア・スラッシュ寄りの重厚感溢れるサウンドがその持ち味。取り分け、ササクレ立ったGリフの
機関銃の如き刻みっぷりは痛快極まりなく、看板の(ベイエリア・クランチならぬ)「サムライ・クランチ」が
名前倒れに終わっていな
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GRIEF OF WAR ★★ (2009-10-08 22:34:00)
'02年に結成。当初はメロディック・デス・メタル/デスラッシュ・サウンドを目指していたらしいが、
井上裕幸(G)、大浦健吾(B)、田中弘行(Ds)という面子に、広瀬学(Vo、G)が加わった事で
スラッシュ・メタル・バンドへと軌道修正。'04年にYGGRDRASILL RECORDSと契約を交わし、
1stフル『A MOUNTING CRISIS・・・AS THEIR FURY GOT REEASED』を発表。
レコーディング中にDsが脱退するというトラブルに見舞われるも、MNEMICの日本公演のオープニング・アクトを
務める等して知名度を高め、'09年には米インディーズのPROSTHETIC RECORDSから2nd『WORSHIP』を発表している。
(尚、この作品でドラムを叩いているのは、前作を最後に脱退した田中弘行と、BALFLAREの松崎功)
CYCLONE TEMPLE-My Friend Lonely-Killing Floor ★★ (2009-10-03 13:29:19)
全体的にPANTERAっぽさを強めた作風の2ndアルバムの中にあって、
最もデビュー作の頃の面影を留めた高速スラッシュ・ナンバー。
ヨーロッパのバンドとは一味違う、独特の硬質感を湛えて
疾走する憂いを帯びたメロディが素晴しい。
EP『BUILDING ERRORS IN THE MACHINE』にも収録されているので
聞き比べてみるのも一興かと。
CYCLONE TEMPLE-My Friend Lonely ★★ (2009-10-03 13:21:00)
'93年に発表された6曲入りEP『BUILDING ERRORS IN THE MACHINE』を、新加入のVo.ソニー・デルーカを
フィーチュアした編成で再レコーディング、新曲3曲を追加収録して'94年に発表された変則構成の2ndアルバム。
デビュー作で聴かせた、憂いを帯びたメロディが疾走する劇的なスラッシュ・サウンドに、PANTERA型のヘヴィ・リフや
跳ねるリズム、横ノリのグルーヴを加味した音楽性(でも今の耳で聴き直すと非常に真っ当なスラッシュ・メタルに
感じられる)は『BUILDING~』と同様ながら、突貫作業でレコーディングされたが故にかなりラフな仕上がりだったEPに対し、
本作は、サウンド・プロダクションが格段の向上を遂げ、また、新Voの声質が初代フロントマンのブライアン・トロックの
それを彷彿とさせるため、よりデビュー作寄りの作風に仕上が
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