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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 5901-5950
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RIK EMMETT-The Spiral Notebook ★★ (2008-10-23 23:04:00)
前作『IPSO FACTO』から3年のブランクを経て、'95年に発表されたリック・エメットの3rdソロ・アルバム。
彼のソロ作は、ポップス路線だったり、ロックンロール路線だったり、ブルーズ路線だったり、ジャズ路線だったりと、
作品毎にカラーが異なり、またその刺激の少なさゆえ、ファン以外には取っ付き難く感じられる内容の
アルバムが少なくないのだが、どっこい、AOR色が強く打ち出された本作はその例外。HRテイストこそ前作から
かなり後退してしまったものの、その分、メロディのフックと哀愁は大幅UP。お陰でエメット師匠のハイテクニックに
裏打ちされた、一音一音に魂の込められた、エモーショナルで繊細な表現力に長けた絶品のGプレイと歌唱が映える映える。
ただ譜面通りに、正確に歌ったりギターを弾いたりするだけじゃ、絶対にこの深みや情感を演出する事は叶いませんぜ。
…続き
RIK EMMETT-Ipso Facto-Can't Lie to Myself ★★★ (2008-10-20 17:15:51)
猛烈な「泣き」を伴った、エメット師匠入魂のVoとGが
息苦しいほどの盛り上がりを演出するダイナミックな名曲。
もう「泣くがいい、声を上げて泣くがいい」って感じ。
RIK EMMETT-Ipso Facto-Rainbow Man ★★ (2008-10-20 17:12:17)
ノリの良い前半から、叙情的な中盤を経て、ダイナミックに
盛り上がる後半と、メリハリの効いた曲展開が秀逸。
2ndアルバム収録曲の中で、最もTRIUMPH時代のノリを感じさせる1曲かも。
RIK EMMETT-Ipso Facto-Lickity Bit ★★ (2008-10-20 17:08:17)
エメット師匠のアコースティック・ギターの妙技が堪能できる、
軽やかなインスト・ナンバー。
TRIUMPHのオリジナル・アルバムに収録されていても違和感はない。
RIK EMMETT-Ipso Facto-Out of the Blue ★★★ (2008-10-20 16:58:24)
1stソロでは意図的にTRIUMPH的な要素は封印していた
エメット師匠なれど、この曲では、得意のエモーショナルで
ブルージーな、泣きのGとVoが全開。
聴く度にしみじみと泣ける、絶品のバラードに仕上がっています。
ちなみに2ndアルバムは原題が『IPSO FACTO』、
邦題が『ストレート・アップ』
RIK EMMETT-Ipso Facto ★★ (2008-10-20 16:46:00)
「ソフト過ぎる」「もっとロックして欲しい」と批判された1stソロ・アルバム『ABSOLUTERY』のポップな作風を
反省したのか(個人的には、あれはあれで良かったと思うけど)、いきなりGがホットに弾きまくられるハード・チューン①で
本編の幕が開く、リック・エメット師匠、'92年発表の2ndソロ・アルバム。(邦題も判り易く『ストレート・アップ』)
全体的な仕上がりとしては、ソロ・デビュー作の方向性を順当に受け継いだロックンロール路線ながら、
前作に比べ、楽曲にハード・ロッキンな「勢い」や「熱さ」が漲っているのが本作の大きな特徴で、
それに併せて、曲展開のダイナミズム、ブルーズ風味の「泣き」といった、TRIUMPH時代を想起させる
(ファンがリック・エメットに期待する)要素が、ある程度戻ってきているのが嬉しい。
特に、渋く、エモーショナルに泣きまくる
…続き
RIK EMMETT-Absolutely ★★ (2008-10-20 01:02:00)
人間関係の悪化から、TRIUMPH脱退を余儀なくされたリック・エメット(G)が、'90年に発表した初のソロ・アルバム。
TRIUMPH時代に彼が一手に担っていた、クラシカルorスパニッシュ風味のメロディや、ドラマティックな曲展開、
そしてブルーズに由来する「泣き」といった要素を期待すると、終始リラックスしまくった、ヘヴィ・メタルはおろか、
ハードロックとも大分距離を感じさせるポップな作風に、思わず肩透かしを食ってしまう本作。
リック・エメット作品でなければ、普段、余り腰を据えて聴く機会のない和み系の音楽だったりするのだが、
それも師匠による燻し銀の魅力と、説得力に溢れたVoとGの腕前、そして作曲センスを持ってすれば、聴き応えのあるモノに早代わり。
取り敢えず、心地良いグルーヴに体が揺れる②、高原を吹き抜けて行く一陣の微風のように爽やかな(?)③、アカペ
…続き
ARCANGEL-ARCANGEL-KING OF THE MOUNTAIN ★★★ (2008-10-19 10:43:55)
Vo、G、Keyが、これでもか!というぐらいに泣きまくる
アルバム収録曲中、最もプログレ・テイストが色濃く薫る
アレンジを施された、本編のラストを締め括るドラマティックな名曲。
個人的には、アルバムのハイライト・ナンバーです。
ARCANGEL-ARCANGEL-SIDELINES ★★★ (2008-10-19 10:40:15)
イントロのシンセ(ピアノ)の音色だけでもう泣ける必殺の名曲。
切なさ炸裂しまくりのVo、楽曲を華麗に彩る美しいボーカル・ハーモニー、
しみじみと泣くG、楽曲の叙情性を増幅するKeyといった要素に彩られた
どこかノスタルジックで感傷的な曲調に、思わず胸キュン。
ARCANGEL-ARCANGEL-USED TO THINK I'D NEVER FALL IN LOVE ★★★ (2008-10-19 10:36:33)
美しくポップ、どこか郷愁を誘う哀メロが胸を締め付ける
温かみに溢れた極上のバラード。
ARCANGEL-ARCANGEL-STARS ★★★ (2008-10-19 10:31:59)
ポジティブなフィーリングを伴って盛り上がっていく曲調が
たまらなく胸に沁みる、ARCANGELというバンドの魅力が
判り易く詰め込まれたアルバムのOPナンバー。
ARCANGEL-ARCANGEL ★★★ (2008-10-16 22:25:00)
CANNATA名義で数作のアルバムも発表している、アメリカはコネチカット州出身のマルチ・ミュージシャン、ジェフ・カンナタの名を、一躍メロディ愛好家の間に知らしめたバンド(と言ってもグループとしての実体はなかったらしいが)ARCANGEL。その彼らが'83年に唯一残したフル・アルバムにして、マニアの間では「アメリカン・プログレ・ハードの名盤」と絶賛される逸品がこれ。
「泣き」を含んだ声質のVoが切々と歌うフック満載のメロディ、透明感と叙情性を増幅するスペーシーなKey、繊細に泣きつつもハードさを忘れないG、美麗なコーラス・ハーモニー、そして、適度にドラマティックでプログレッシブなアレンジが施された楽曲の数々は、叙情的だがベタつかず、劇的だが大仰ではないと言う、まさに美しきアメリカン・プログレ・ハード・サウンドの理想的ラインを描き出している。
中でも、ARCANGELというバンド
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E-FORCE-Modified Poison-Exterminator ★★★ (2008-10-14 23:53:07)
タイトルからして期待させられるが、
実際、カッコ良さにかけては2ndアルバム随一といっても過言ではない。
畳み掛けるように疾走するリズム、
シャープに切り込んで来るGリフのカッコ良さも只事ではないが、
やはりトドメの一撃は、流麗にしてドラマティックなGソロ。
炸裂した瞬間に、思わずガッツポーズ取っちゃいましたよ。
E-FORCE-Modified Poison-Agent 99 ★★ (2008-10-14 23:49:54)
唸りを上げるBがメチャかっこいいイントロから、
メロディアスに浮遊する序盤を経て、スラッシーに疾走を開始する
VOIVOD風味の実験精神とスラッシュ・メタル・テイストが
巧みに組み合わされた1曲。
E-FORCE-Modified Poison-Deviation ★★★ (2008-10-14 23:46:45)
ハイテンションな絶叫型Vo、クールなGリフ、
スラッシーに疾走するリズム、その上を舞う緩急を心得たメロディックなGソロ・・・と、
2ndアルバムとE FORCEというバンドの魅力を、判り易く伝える名曲。
E-FORCE-Modified Poison ★★ (2008-10-14 23:40:00)
元VOIVODのエリック・フォレスト(Vo、B)が、移住先のフランスにて結成したエクストリーム・メタル・トリオ
E-FORCEが、'03年のデビュー作『EVIL FORCES』以来、実に5年ぶりに発表した2ndアルバム。('08年)
VIOVODと言えば、CELTIC FROST、MEKONG DELTAと並んで個人的に「苦手なスラッシュ・メタル・バンドBEST3」に
堂々ランキング入りしているのだが(でもライブは楽しめた)、このE-FORCEはVOIVOD因子を濃厚に受け継ぎつつも、
難解さや複雑さは控えめで、特に本作は、正統派ヘヴィ・メタリックなカッコ良さや、スラッシーな疾走感といった、
キャッチーな要素が前面に押し出されている為、非常に取っ付き易い。
まぁ、後半へ聴き進んで行けば行くほど、VOIVODに由来する神経症的リフ/リズム・ワーク、捻くれ
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FIFTH ANGEL-Time Will Tell-Time Will Tell ★★ (2008-10-13 19:38:14)
従来の「らしさ」と、ポップ風味を上手くブレンドした
2ndアルバムのタイトル・トラック。
曲作りの上手さが光りますね。
FIFTH ANGEL-Time Will Tell-Midnight Love ★★★ (2008-10-13 19:34:49)
ミドル・テンポの楽曲が大半を占める2ndアルバムの中にあって、
躍動感溢れるこの曲の存在はキラリと光る。
単にアップテンポなだけでなく、
哀メロ満載で切り込んで来るツインGの威力も大変素晴しい。
FIFTH ANGEL-Time Will Tell-Broken Dreams ★★★ (2008-10-13 19:31:41)
リリカルなアコギの調べに導かれてスタートする、
叙情的で劇的なバラードの名曲。
VoとGの豊かな表現力がこれでもか!と堪能できる、
2ndアルバムのハイライト・ナンバー。
FIFTH ANGEL-Time Will Tell ★★ (2008-10-13 19:29:00)
中心メンバーのジェイムズ・バードとケン・メアリーの脱退(但しケンは、ヘルプ参加で引き続き本作でもDsを叩いている)
というバンド存亡の危機を乗り越えて、1st『FIFTH ANGEL』に勝るとも劣らぬクオリティの作品を作り上げた事で、
FIFTH ANGEL凄し!との評価が一層高まった、日本デビュー作でもある'89年発表の2ndアルバム。(邦題は『時の呪文』)
音楽性に大きな変化はなく、前作同様、UFOの名曲“LIGHTS OUT"のカヴァーがピタリとハマる、
アメリカのバンドらしからぬ叙情的でドラマティックなブリティッシュHR路線を迷いなく邁進。
但し、今回はメジャーからのリリースという事で、若干作風がVo中心になったというか、前作にあったような疾走曲が姿を消し、
全体的にミドル・テンポの楽曲をメインに手堅くまとめられているため、そこに物足りなさを覚
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FIFTH ANGEL-Fifth Angel-Wings of Destiny ★★★ (2008-10-12 23:44:57)
タイトルはJUDAS PRIEST調で、導入部はIRON MAIDENの
名曲“審判の日"を彷彿とさせる、1stアルバム随一の
ドラマ性の高さを誇る名曲。
FIFTH ANGEL-Fifth Angel-Fifth Angel ★★ (2008-10-12 23:41:41)
フックと哀愁に富んだメロディの良さ(あとVoの上手さ)が際立つ、
バンドのテーマ曲でもあるミドル・チューン。
勿論、ツボを押さえたジェイムズ・バードのGプレイも最高だ。
FIFTH ANGEL-Fifth Angel-Call Out the Warning ★★★ (2008-10-12 23:39:24)
華麗に舞うツインGと、強烈なフックと哀愁を伴った歌メロが
心地良く疾走する様が、どこかRIOTの名曲“WARRIOR"を彷彿とさせる、
FIFTH ANGELというバンドの魅力の粋を結集したかのような、
1stアルバムのハイライト・ナンバー。哀メロ派は必聴かと。
FIFTH ANGEL-Fifth Angel ★★ (2008-10-12 23:32:00)
ATLANTIS RISINGのジェイムズ・バード(G)や、HOUSE OF LORDSのケン・メアリー(Ds)が嘗て在籍していた事で知られる、
米ワシントン州はベルビュー出身の5人組HRバンド(と言ってもBは幽霊メンバー)FIFTH ANGELが、'86年に発表した1stアルバム。
本作は、当初、マイク・ヴァーニーが主宰するSHRAPNEL RECORDSからリリースされたものの、日本を含む世界中の
HR/HMファンの間での、このアルバムの評判の良さに目をつけた米メジャーEPIC RECORDSが契約を申し出て、
'88年にアートワークを差し替え(このジャケットが美麗で非常に秀逸な出来)、リマスターを施してリリースし直された・・・
というエピソードを持っているだけあって、実際、その完成度の高さには目(と耳)を瞠るものがある。
哀愁とフックに富んだメロ
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JILL'S PROJECT-Last Contract-Last Contract ★★★ (2008-10-11 10:13:39)
RAINBOWの名曲“STARGAZER"を彷彿とさせる、
10分近くに及ぶドラマティックな大作ナンバー。
楽曲のカラーを決定付ける岡垣正志のKey、
エモーショナルでスリリングな足立裕二のG、
壮大にうねるリズムをダイナミックに叩き出す関勝美&出原卓の
リズム隊の素晴しさも然る事ながら、この曲一番の聴きモノは
やはり新人Vo、祇上養一のパワフルな歌声でしょうか。
JILL'S PROJECT-Last Contract ★★ (2008-10-11 09:59:00)
ANTHEMの柴田直人がゲームのサントラを手掛けたり、VOW WOWの人見元基が教育テレビで歌ったりと、油断してると贔屓の
ミュージシャンが、意外なところで仕事をしていたりして驚かされるが、元TERRA ROSA~現SLAZY WIZARDの岡垣正志と、
元WOLF~現パチプロ(笑)の関勝美がタッグを組み、突如、パチスロ界から出現したこのJILL'S PROJECTも、そんな中の1つ。
本作は彼らが'04年にリリースした1stフル・アルバムで、ゲストとして、藤本泰司、日下部正則、足立裕二ら、錚々たる
ミュージシャン達が客演。ジャパメタ・ファンならもうこの面子だけで即買いものだが、本作品が素晴しいのは、
岡垣正志の手による楽曲の数々が、そうした豪華なゲストが演奏するに相応しいクオリティを、しっかりと備えている点。
ネオ・クラシカル路線とも、メロスピ/メロ
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METALLICA-Death Magnetic ★★ (2008-10-04 23:38:00)
既に熱心なファンの方々が数多く書き込まれているので、今更、自分が付け加える事なんぞ何も無いわけだが、
敢えて1つ言わせて貰えるなら、「まぁMETALLICAが本気を出せば、ざっとこんなもんよ」といったところでしょうか。
THRASH DOMINATION 08の会場で①を聴いた時から期待はしていたが、実際、本編の内容もその期待に見事に応えてくれる
出来映えで、個人的には、正統派HM然としたツインGをフィーチュアして激走する、まさにスラッシュ・メタル!な
①⑩、メロウに始まり、グイグイと盛り上がっていく劇的な④⑧辺りが特にお気に入り。
「METALLICAの原点回帰」と騒がれた本作なれど、クリフ・バートンがいない以上、3rd『MASTER OF PUPETTS』以前の
作風に戻れる筈もなく、流麗なメロディや構築美に溢れたドラマティックな曲展開よりも、冗長
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UNCLE SLAM-Will Work For Food-Left For Dead ★★ (2008-10-02 23:24:38)
重厚なイントロを切り裂いて激走する、
まさにOPナンバーに相応しいダイナミズムとカッコ良さを兼ね備えた
「掴み」に持って来いの名曲。ハイテンションなGソロも○。
UNCLE SLAM-Will Work For Food-Face The Fight ★★ (2008-10-02 23:21:52)
切れ味の鋭いGリフといい、タイトな疾走感といい、
まさに直球ど真ん中のスラッシュ・メタル・チューン。
それでいてGソロが結構メロディアスだったりするのも良いねぇ。
UNCLE SLAM-Will Work For Food-Dazed and Confused ★★ (2008-10-02 23:18:41)
LED ZEPPELINの代表曲の1つ、“幻惑されて"のカヴァー。
言われなきゃそれと気付かない、ZEPファンは激怒必至のブチ壊しカヴァーながら、
単純にスラッシュ・ソングとして聴いた場合、
これがなかなかにハイテンション且つカッコイイ仕上がり。
UNCLE SLAM-Will Work For Food ★★ (2008-10-02 23:09:00)
SUICEDAL TENDENCIESのドラマー、アメリー“エイウォール"スミスによって'84年に結成されたバンドTHE BROODを母体に、
カルフォリニアはビバリーヒルズにて誕生したスラッシュ・メタル・トリオUNCLE SLAMが、'93年に発表した2ndアルバム。
MEGADETHとの仕事で有名なエドワード・J・レプカが手掛けた秀逸なジャケット・アートワークが目を惹く本作は、
裏ジャケで睨みを効かすメンバーの強面こそもろハードコア風味ながら、内容の方は、噛み付くように
歌うVo、エッジの立った硬質なGリフ、タイトに畳み掛けてくる音圧十分のリズム隊に、緩急の効いた曲展開、
そして、ちゃんと曲調に合ったメロディックなソロを紡ぎ出してくれるGとが一丸となって突進する、
非常に高純度のスラッシュ・メタル・アルバムに仕上がっている。
重厚なイントロ①
…続き
MELIAH RAGE-Death Valley Dream ★★ (2008-09-25 21:16:00)
メタルバブル崩壊に伴い、米メジャーEPIC RECORDSとの契約を失って半ば解散状態にあったボストン出身の
5人組スラッシュ・メタル・バンドが、4年の浪人期間を経て再結集、'96年にインディーズから発表した3rdアルバム。
後にGODSMACKを結成して、大成功を収めることになるサリー・エルナがDsとして在籍していたのはこの頃で
(本作で叩いているのは彼ではないが)、Bもジェス・ジョンソンから元WARGASMのボブ・メイヨにチェンジしている。
ダウン・チューニングの施されたリフ、簡素化が図れたGソロ、シンプル且つコンパクトにまとめられた曲展開etc・・・と、
矢継ぎ早に繰り出される楽曲を聴く限り、前2作を厚く覆っていたMETALLICAフォロワー風味は薄れたように感じられるが、
それは独自の個性を確立したというよりも、単に、別の流行(PANTERA型
…続き
TESTAMENT-Souls of Black ★★ (2008-09-21 20:35:00)
TESTAMENTのライブの定番ソングとして知られ、先日行われたTHRASH DOMINATION 08でも勿論披露された泣きの名バラード“THE LEGACY”を収録する、'90年発表の4thアルバム。
スラッシュ・メタル・シーンが拡散を始めた時期に制作された作品ゆえ、スラッシーな疾走感やアグレッションをグッと控えめに、よりノーマルなヘヴィ・メタル化が進んだ作風(あと、イマイチな音質)が、ファンの間で賛否両論を呼んだ本作なれど、個人的には前作『PRACTICE WHAT YOU PREACH』よりも好きな1枚だったりする。
その最大の理由は、余りにドライな仕上がりだった『PRACTICE~』に比べ、メロディにヨーロピアンな叙情性が戻って来ている点で、その頂点たるのが、TESTAMENT初の本格的なパワー・バラードの⑧。ここで聴く事の出来る、アレックス・スコルニックの艶と光沢
…続き
SALEM-THE LEGACY ★★ (2008-09-18 22:28:00)
後にCHURCH OF MISERYを結成する、三上タツ(B)が嘗て在籍していた事で知られる、東京出身の4人組プログレ・パワーメタル・バンドが、
レコード・デビュー以前の'88年~'93年に発表した3本のデモ・テープ『DEMO 2』『BACK TO THE FRONT』『PROMO DEMO』に
リマスターを施しCD化した、後追いファン(俺です)には非常に有り難い初期音源集。
荒々しくもしっかりと「歌う」Vo、時にリード楽器の役割も果たすメロディアスなB、手数の多いダイナミックなリズムを
叩き出すDs、そして、エモーショナルなメロディを紡ぎ出すGとが、テクニカル且つスリリングに絡み合って生み出される、
カテゴライズ無用の個性的なサウンドは、これらデモ音源の時点で既に完成済み。
個人的に、特に興味深く聴かせて貰ったのが、初代Vo.山田哲也時代のナンバー⑧
…続き
CONCEPTION-Parallel Minds-Parallel Minds ★★★ (2008-09-15 18:20:27)
泣きのバラード“SILENT CRYING"の
静かな余韻を切り裂いて、この曲の劇的なイントロが
疾走を始めた途端、勝負あった。
この流れは、間違いなく2ndアルバムのハイライトかと。
CONCEPTION-Parallel Minds-Silent Crying ★★★ (2008-09-15 18:16:59)
繊細なアコギと、零れ落ちていくようなピアノの音色、
そしてエモーショナル極まりないロイ・S・カーンの歌声が
聴く者の涙を搾り取る悲痛なバラード。
猛烈な「泣き」を発散するトゥーレ・オルスビーの
Gソロの素晴しさも、筆舌尽くし難いものあり。
CONCEPTION-Parallel Minds ★★ (2008-09-15 18:13:00)
CONCEPTIONの日本デビュー作にして、ファンからはバンドの最高傑作との呼び声も高い、'93年発表の2ndアルバム。
優れた内容ながら、今聴き直すと、サウンド・プロダクションや曲作りの点に置いて、ややチープな感が無きにしも非ずな
1st『THE LAST SUNSET』(でも、個人的に一番好きなアルバムだったりもする)に比べ、プロデューサーに独メタル・ファンには
お馴染みの、名手トミー・ニュートンを迎えて制作された本作は、先ずサウンド・プロダクションが飛躍的に向上。
ザクザクと刻まれる重厚なGリフや、疾走感はそのままにヘヴィネスとダイナミズムを増したリズム、そして、様式美HM然とした
ドラマティックな曲展開のカッコ良さ/迫力が、一層ダイレクトに伝わって来るようになった。
また、スパニッシュ風味は減退してしまったものの、相変わらずエキゾチカルなフレー
…続き
STRATUS-THROWING SHAPES ★★★ (2008-09-15 02:22:00)
PRAYING MANTISが、度重なるレコード会社やマネージメントとのトラブルによって事実上の解散状態へと追い込まれた後、ティノ(G)とクリス(B)のトロイ兄弟が、元IRON MAIDENのクライヴ・バー(Ds)、元GRANDPRIXのバーニー・ショウ(Vo)らと結成したESCAPEを母体に、そこに、元LIONHEARTのアラン・ネルソン(Key)が合流する形で誕生したSTRATUS(ストレイタス)。その彼らが、'85年に発表した唯一のフル・アルバムがこれ。
音楽性はKeyをたっぷりとフィーチュアした瑞々しいハード・ポップで、PRAYING MANTISに比べると
かなりソフトなサウンド。しかし、ことメロディの叙情性に関してはMANTIS時代をも軽く凌駕。楽曲から軽快なロックンロール・テイストが排除されている点も、そうした印象を強めている一因かな、と。
歌心に溢れたV
…続き
筋肉少女帯-きらきらと輝くもの-サーチライト ★★ (2008-09-14 19:42:54)
メロディックなG、豪奢なKey(ピアノ)、個性の塊のようなVoとが
掛け合いを繰り広げながら、終盤へ向かってグイグイと
テンションを高めていく、筋肉少女帯でしか作り得ない大作ナンバー。
妙にポップでキャッチーなテーマ・メロディとは裏腹に、
全体を貫く異様に張り詰めた緊張感が、
10分近くに及ぶ長尺を全く意識させない。
筋肉少女帯-きらきらと輝くもの-僕の歌を全て君にやる ★★★ (2008-09-14 19:38:13)
哀感とキャッチーさが程好くブレンドされたメロディが、
軽やかに駆け抜けていく哀愁のハード・ポップ・ナンバー。
橘高文彦の曲作りの上手さが光る名曲で、良い意味でメジャー感漂う、
取っ付き易さがその最大の魅力。
筋肉少女帯-きらきらと輝くもの-機械 ★★★ (2008-09-14 19:33:48)
本城聡章がこれまで手掛けてきた楽曲の中では、この曲が一番好きかも。
静と動の対比の効いた劇的な曲展開、メタリックなGリフの
カッコ良さも然る事ながら、溢れ出るような憂いに満ちた、
大槻ケンヂの歌うメロディがとにかく強力無比。
テクニック的にはとても上手いシンガーとは言えない人だが、
そうした小手先の部分を遥かにブッ千切った、
個性と説得力には凄まじいものがあります。
筋肉少女帯-きらきらと輝くもの-小さな恋のメロディ ★★★ (2008-09-14 19:25:35)
劇的なイントロを聴いただけで一発K.O.。
スピーディな曲調に乗っかる、大槻ケンヂの絶唱が胸を締め付ける、
橘高文彦のペンによるヘヴィ・メタリックなスピード・チューン。
この曲を聴いてつくづく思うのは、大槻ケンヂも歌が上手くなったなぁ
ということ。
筋肉少女帯-キラキラと輝くもの ★★ (2008-09-14 18:13:00)
牧歌的な曲調の中に、一抹の寂しが忍ぶ小曲①から繋がっていく、猛々しいイントロに一発KOされる、
必殺のスピード・ナンバー②(確か深夜アニメの主題歌にもなっていた筈)、本城聡章がこれまで手掛け来た楽曲の中で
トップクラスのお気に入り、激しくも美しい劇的なハード・ナンバー③、憂いに満ちたポップなメロディが
駆け抜けていく、橘高文彦ならではの魅力に溢れたアルバム表題曲④、メロディックなG、豪奢なKey(ピアノ)、
そして、歌詞も歌メロもまさに「大槻ケンヂ節」としか言いようのない個性的な歌声で畳みかけるVoとが、掛け合いを繰り広げながら
テンションをグイグイ高めていく10分近くに及ぶ大作⑤・・・といった、優れた楽曲がズラリ揃ったアルバム前半の聴き応えが
半端じゃない、漫画家・高橋葉介の手によるカラフルなジャケット・アートワークが目印の、'96年リリースの11t
…続き
CONCEPTION-The Last Sunset-Among the Gods ★★★ (2008-09-13 17:58:36)
プログレ・メタル風味の緊張感とドラマ性に満ちた曲展開、
随所に散りばめられ、強力なフックとなるフラメンコ・タッチの
メロディとGプレイ、そして、起伏に富んだメロディを
堂々と歌い上げる、ロイ・S・カーンの神々しい歌唱・・・。
まさにCONCEPTIONというバンドの何たるかが、ギュっと詰め込まれた1曲。
どことなく、TRIUMPHの名曲“THE CITY"を思い出したりも。
CONCEPTION-The Last Sunset-The Last Sunset ★★★ (2008-09-13 17:53:47)
曇天の隙間から射し込む陽光の如き、
ロイ・S・カーンの色艶と表現力を兼ね備えた歌声に涙を絞り取られる、
まさに、アルバムのジャケット・アートワーク通りの仕上がりと言える
絶品の名バラード。
CONCEPTION-The Last Sunset ★★ (2008-09-13 17:43:00)
現在はKAMELOTで活躍中の名シンガー、ロイ・S・カーンのプロ・キャリアの出発点として知られる、
南ノルウェーはトーテン出身の、Keyを含む5人組HMバンドCONCEPTIONが'92年にリリースした1stアルバム。
作品を重ねる毎にプログレッシブ・メタル色を強めていった彼らだが、このデビュー作で聴く事が出来るのは、
北欧のバンドならではの、透明感溢れる哀メロをその身に纏った、メロディックなパワー・メタル・サウンド。
特に本作は、新人バンドならではの勢いと荒々しさに満ちた作風で、彼らのディスコグラフィーの中でも
随一のヘヴィ・メタリックさを誇る仕上がり。
北欧のバンドにありがちな、線の細い頼りないハイトーン・シンガー達とは一線を画す、ロイのしなやかで艶やかかなVoと、
バンドの中心人物、トゥーレ・オレスビーの流麗且つラテン・フレーバー薫るGプレ
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TAKAYOSHI OHMURA-Eclipse from East ★★ (2008-09-12 00:19:00)
マーク・ボールズ、リッチー・コッツェン、ドゥギー・ホワイトら、豪華なゲストを迎えて制作された5曲入りEP
『NOWHERE TO GO』でデビューを飾ったハイテク・ギタリスト大村孝佳が、バンド名義(CROSS ROAD)で'06年に発表した1stアルバム。
参加メンバーの顔触れはかなり地味になったし、今回は全曲が日本語詞で歌われているせいか、若干、ジャパメタ風味が
増量されたとの印象を受けるが、メンバーの実力は確かな上に(余裕のないVoの歌唱は好き嫌いが分かれるかもしれないが)、
大村の劇的なGプレイと、彼自身が手掛ける楽曲のクオリティは変わらぬ高水準を保っており、トータルの完成度には全く揺らぎなし。
ゲーム『ファイナル・ファンタジー』のテーマ曲を思わせる華麗なインスト曲①で幕を開ける本作は、ドライヴする
HRチューンあり、グルーヴィなロックンロールロ
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AION-Human Griefman ★★ (2008-09-07 22:36:00)
SABBRABELLSの『SABBRABELLS』、DOOMの『NO MORE PAIN』、SACRIFICEの『CREST OF BLACK』なんかと並んで、
個人的に「一度は聴いてみたい廃盤の名作(ジャパメタ編)」の上位にランクインしている、AIONがインディーズ時代の
'87年にリリースした1stアルバム『DEATHRASH BOUND』。本作は、その『DEATHRASH~』を新たな編成で
リ・レコーディングした作品で、発表後、オリコンのインディーズ・チャートで№1を獲得した1枚でもある。
サウンド的には、歌えるVoを擁したパワー/スラッシュ・メタルといった趣きで、当時、ライバル的存在でもあった
Xとの共通点も感じられなくもないが、あれよりもずっとコアでストレートな雰囲気が強く、とにかく、全編をスピード・ナンバーで
ラッシュしまくり、メジャー・デ
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大村孝佳-Nowhere to Go ★★ (2008-09-07 02:21:00)
関西出身のテクニカル・ギタリスト大村孝佳が、'04年にリリースした5曲入りデビューEP。YAMAHAの全面バックアップを
受けた若き天才Gの門出を祝って、ご祝儀代わりにヴィタリ・クープリ(Key以外にもプロデュースを担当)、
スティーヴ・デジョルジオ(B)、ドゥギー・ホワイト(Vo)、マーク・ボールズ(Vo)、磯田良雄(Ds)、
リッチー・コッツェン(Voとしてのみ参加)ら、豪華なゲスト・ミュージシャン勢が客演。
勿論、いくらゲストが華やかでも、肝心の楽曲がショボくては虚しいだけだが、大村は精度の高いGプレイのみならず、
曲作りの上手さにおいてもその手腕を発揮。たった5曲収録にも関わらず、マーク・ボールズが伸びやかな歌声を披露する、
アップテンポのハード・チューン①、リッチー・コッツェンのエモーショナルな熱唱が映える②、ヴィタリ・クープリの
華麗
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LAWSHED-SPIRITS & SOULS-SHOULD I LAUGH? SHOULD I CRY? ★★ (2008-09-06 19:21:11)
実験色が強く表れた2ndアルバムの中にあって、
最も1stアルバム的なスラッシュ・テイストが色濃く残った
アルバムのラスト・ナンバー。
メロディアスなGソロも○。
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