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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 6401-6450
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POLTERGEIST-Depression-Depression ★★ (2008-01-06 19:46:19)
不穏さを漂わせたアコギによるイントロを経て、
パワフルに疾走を開始するアルバム・タイトル・トラックで、
小気味良く動き回るリード・ベースが非常にカッコイイ
高速スラッシュ・ナンバー。
POLTERGEIST-Depression ★★ (2008-01-06 19:38:00)
シュミーア脱退後のDESTRUCTIONが発表した問題作『CRACKED BRAIN』に、Voのアンドレ・グリーダーが助っ人参加した事で、日本でも名前が知られるようになった、スイスはバーゼル出身の4人組スラッシャーPOLTERGEISTが、'89年にリリースした1stアルバム。
スイスとドイツの国境を挟んで、ご近所同士だったDESTRUCTIONとはバンドぐるみで親しかったようで、その関係性からか本作リリース当初は、「まるで小型DESTRUCTION」とのレビューが目立ったが、実際のところ彼らのサウンドは、飛翔感と構築感を兼ね備えたGソロにこそ影響が伺えるものの、全体的には、DESTRUCTIONに比べ随分とマイルドで取っ付き易い。リフにしろメロディにしろ、よりキャッチーさが強調されていて、初めて聴いた時はDESTRUCTIONよりも、FORBIDDEN等のベイエリア・スラッシュに
…続き
POLTERGEIST ★★ (2008-01-06 19:33:00)
同郷の先輩バンド、CELTIC FROSTからの影響を感じさせるスラッシュ・メタルをプレイしていたCARRION出身の
V.O.パルヴァー(G)とアンドレ・グリーダー(Vo)が中心となって、スイスはバーゼルにて'87年に結成。
2ndデモのプロデュースをシュミーアが担当するなど、スイス/ドイツの国境を挟んで、ご近所だった縁からDESTRUCTIONとは
親交が深く、シュミーア脱退後のDESTRUCTIONのアルバム『CRACKED BRAIN』にアンドレが参加したことから
(V.O.の方にも加入要請はあったらしい)、日本でもその名が知られるようになった。
小型DESTRUCTIONと評される事が多かった彼らだが、歌えるVoと、構築美を感じさせるGを擁したサウンドは
DESTRUCTIONよりもかなりメロディアスでキャッチー。時にベイエリア・スラッシュを
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MORGOTH-The Eternal Fall-Female Infanticide ★★ (2008-01-05 22:51:15)
禍々しいGリフに、濁声Vo、2ビートのリズムが一丸となって
突進するオールド・スクールなデス・メタル・チューンながら、
劇的なメロディを炸裂させるGソロ・パートが、
MORGOTHらしさを主張しています。
MORGOTH-Resurrection Absurd / The Eternal Fall-Selected Killing ★★ (2008-01-05 22:48:52)
イントロのGリフからして「おっ」となります。
スラッシーな疾走感を基調としつつ、
中盤には、アコギを用いた荘厳でドラマティックなパートが
仕掛けられていたりと、凡百のデス・メタル・バンドとの
格の違いを見せ付けてくれる名曲。
MORGOTH-The Eternal Fall ★★ (2008-01-05 22:43:00)
GERMAN DEATH METAL GODSことMORGOTHが、'91年に発表した2枚目のEP。5曲収録のうち①②③が新曲、④⑤が1stデモ収録曲のリメイク。
かつてテイチクから発売された国内盤は、(↑の方の仰る通り)デビューEP『RESURRECTION ABSURD』とのカップリング仕様で、
それ1枚でMORGOTHのアマチュア時代から現在までの成長過程が振り返れる、便利な構成となっていた。
で、本作の内容はと言えば、1stフル・アルバムとなった'92年発表の『CURSED』では、へヴィネス重視の耽美方向へと
舵を切った彼らだが、この作品までは、ひたすらパワフルに疾走しまくる直球勝負のデス・メタル路線。
最初からプロフェッショナルな環境で制作されているため、デモ音源を基にしていた前作に比べ音質が向上、
楽曲やVoの迫力が大いに増していて、そのせ
…続き
MORGOTH-Resurrection Absurd / The Eternal Fall ★★ (2008-01-05 22:36:00)
'88年に、ドイツはメシェデーにて結成された4人組デス/スラッシュ・メタル・バンドMORGOTHが、独インディ・レーベルの
CENTURY MEDIAと契約後、2ndデモ・テープにリミックスを施して、'90年に発表した5曲入りデビューEP。
ICED EARTHやDESPAIRなど、CETURY MEDIA所属アーティストとの仕事で知られる、イラストレーターの
アクセル・ハーマンが手掛けた、チープで気色悪いジャケット・アートワークも強烈な本作。
いくらリミックスを施したといっても、元がデモ音源なのでサウンド・プロダクションの貧弱さは隠しようもないが、
楽曲の魅力は、そうしたマイナス面を十分カバーして余りあるカッコ良さを誇る。
基本的には、チリチリとノイジーに刻まれるGリフ、禍々しい濁声Vo、スタスタと2ビートを刻むリズムとが一丸となって
ダイナミ
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BELIEVER-Dimensions-Trilogy of Knowledge: Intro: The Birth ★★ (2008-01-04 22:36:20)
“INTRO:THE BIRTH"“MOVEMENT Ⅰ:THE LIE"“MOVEMENT Ⅱ:THE TRUTH"
“MOVEMENT Ⅲ:THE KEY"の4パートから構成される、20分を越える大作組曲。
メインのソプラノVoと、サブの濁声Voが演出する美醜の対比、
美しさや優雅さだけでなく、ブルータルな攻撃性も発揮する
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロといった弦楽器隊を導入した、
シンフォニック・へヴィ・メタル・サウンドは、THERIONを彷彿とさせる。
尤もBELIEVERの場合は、ドラマティックというよりも
前衛的と表現するのがピッタリくる仕上がりなんだけど。
でも、クリストフェル・ユルソンはBELIEVERから影響を受けたんじゃないかな、と。
BELIEVER-Dimensions ★★ (2008-01-04 22:19:00)
近年、メンバーが再結集してニュー・アルバム作りに勤しんでいるというクリスチャン・デス・メタル・バンド
(というかスラッシュ・メタル・バンド)BELIEVERが、'93年に発表した、現時点でのラスト作となる3rdアルバム。
個人的に初めて接した彼らの作品だったりもするのだが、当時は2、3回聴いてピンと来ず、中古屋に売っ払ってしまった
記憶があり、最近、リマスター盤が再発されたのを期に、改めて購入してリトライしてみたのだけれども・・・うーむ。
リズムからスラッシーな疾走感が、リフやボーカリゼイションからは歯切れの良さが抜け、代わりにダルでムーディな雰囲気が
増量された作風は、明らかに当時大流行していた「モダン・へヴィネス症候群」を患っている感じ。前2作に比べると
キャッチーさ(ポップという意味ではない)が失われてしまった楽曲は、即効性のインパクトに欠け、ど
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AIRTIME-Liberty Manifesto-Transmutation ★★ (2008-01-04 21:07:53)
本編ラストを締め括る、ハードで劇的なインスト・チューン。
この黄金時代のTRIUMPHを彷彿とさせる配置に思わずニンマリ。
叙情的な“LIBERTY"と併せて、インスト曲を
2曲収録している辺りもTRIUMPHっぽいか?
AIRTIME-Liberty Manifesto-Find Your Way ★★ (2008-01-04 20:58:02)
リック・エメットの哀メロ職人としての腕前に、
全く鈍りがないことが確認できる叙情ナンバー。
爽やかなサビメロはマイケル・ショットン風味と言えるかも。
AIRTIME-Liberty Manifesto-River Runs Deep ★★★ (2008-01-04 20:54:36)
ラテン・テイスト溢れるインスト曲“HEADSTREAM"から繋がる、
泣きのハード・ナンバー。
TRIUMPH屈指の名曲“ALL THE WAY"と同タイプの楽曲だが、
この手のメロディを歌わせると、やはりエメット師匠の歌声はハマリます。
隠し味として効いている、仄かなポップ風味も美味しい。
AIRTIME-Liberty Manifesto-Liberty ★★★ (2008-01-04 20:50:05)
胸を締め付けるような、泣きまくりのリック・エメットの歌声が
劇的な盛り上がりを演出する、タメの効きまくった感動的な名曲。
譜面通りに歌っているだけでは、
これほどのエモーションは生み出せませんぜ。
AIRTIME-Liberty Manifesto-Edge of Your Mind ★★★ (2008-01-04 20:45:41)
ドライブする曲調、華麗なリフ、熱を帯びた歌声とGプレイ、
強烈なフックの効き具合に、思わず涙腺と口元が緩むサビメロと、
まさに掴みに持って来い、アルバムの出来の良さを
確信させるに十分なカッコ良さを誇るハード・ロック・ナンバー。
AIRTIME-Liberty Manifesto ★★ (2008-01-04 20:27:00)
「祝・リック・エメット完全復活!」と思わず小躍りしたくなる、元TRIUMPHのリック・エメットが、VON GROOVEの
マイケル・ショットンとタッグを組んで制作したプロジェクト(現在は正式にバンドとなったらしい)の1stアルバム。
ファンとしては、久し振りにエメット師匠絡みの作品が国内発売されただけでも嬉しいが、そのうえ内容が
師匠がこれまで発表してきたソロ・アルバムは元より、TRIUMPHのオリジナル・アルバムと比べたって、
全く聴き劣りをしないクオリティを備えているのだから、何をか況や。
勿論これには、曲作りに大きく関わっている、才人マイケル・ショットンの貢献も大きかろうが、やはり本作の主役は、
華麗なるリフ・ワークに、パッションに満ち溢れたGソロ、そして多分に「泣き」を含んだエモーションなVoと、
黄金時代のTRIUMPHを思い起こさせる
…続き
BELIEVER-Sanity Obscure-Stop the Madness ★★★ (2008-01-03 19:33:36)
2ndリリース後にシングル・カットされ、
ビデオ・クリップも作られた、BELIVERの代表曲の1つ。
SEのイントロから、へヴィな前半、メロディアスで
劇的なインスト・パート、そして激烈に疾走する後半へと
ダイナミックに移り変わっていく曲展開が素晴しい。
BELIEVER-Sanity Obscure-Nonpoint ★★ (2008-01-03 17:48:27)
叙情的なアコギによるイントロから、
猛然と疾走を開始するスピード・ナンバー。
引っ掛かり気味に刻まれる、正統派へヴィ/パワー・メタル的
とも言えるリフ・ワークと、
ドラマティックなツインGのハーモニー・パートが、
非常に印象に残る1曲。
BELIEVER-Sanity Obscure-Dies Irae (Day of Wrath) ★★ (2008-01-03 17:43:06)
弦楽器とオペラティックな女性Voをフィーチュアして、
クラシカル且つシンフォニックに盛り上がる、2ndアルバム随一の異色曲。
優雅さとパワフルさが巧みに融合した曲調は、
まるでTHERIONだが、当然の如く、こちらの方が10年早い。
BELIEVER-Sanity Obscure-Sanity Obscure ★★ (2008-01-03 17:38:50)
陽気さと不気味さが同居するクリスマス・ソング調のイントロから、
ダイナミックに展開していく2ndアルバムのタイトル・トラック。
不協和音を孕んだGリフといい、猛烈な疾走したかと思えば、
ストンとエアポケットに落ちたように
突然アコギが爪弾かれたりと、静と動が
目まぐるしく入れ替わる曲展開といい、
湧き上がるように不穏なメロディを紡ぐツインGといい、
彼らの個性が判り易く詰め込まれた名曲。
BELIEVER-Sanity Obscure ★★ (2008-01-03 17:31:00)
1st『EXTRACTION FROM MORTALITY』の好評を受け、ROAD RUNNNER RECORDSと契約を果たしたBELIEVERが、
'91年に発表した、ファンからも「バンドの最高傑作」と高い評価を得る2ndアルバム。
高らかに神と信仰について歌った歌詞(ご丁寧に歌詞カードには聖書の引用箇所まで表示されています)は相変わらずながら、
デビュー作という事で、初期衝動に忠実なストレートなスラッシュ・メタル色が濃厚に表れていた『EXTARACTION~』に比べ、
今回は、そこから更にリフやリズム、アレンジ、メロディが綿密に作り込まれていて、混沌としたイントロを経て、
どこか不協和音を孕んだリフが猛然と疾走を開始したかと思えば、突然、ブレイクが入ってアコギが爪弾かれる・・・
といった具合に、静と動、激烈さと叙情性、そしてドラマ性と奇妙さが渾然
…続き
BELIEVER-Extraction From Mortality-Extraction From Mortality ★★★ (2008-01-03 00:23:57)
ヴァイオリンやヴィオラを用いたクラシカルな前半から、
SLAYERばりに疾走するスラッシュ・パートへと雪崩れ込む、
アルバムのタイトル・トラック。
1stはストレートなスラッシュ・メタル色が強く打ち出されていてが、
この名曲は、BELIEVERの美意識の結晶と言うべき素晴しい仕上がり。
BELIEVER-Extraction From Mortality-Shadow of Death ★★★ (2008-01-03 00:21:06)
メロウなイントロから雰囲気が一転する、ハイスピード・ナンバー。
パワー・メタリックなリフと、タイトに引き締まった疾走感が
痛快極まりなく、しっかりと構築されていながらも、
どこか不協和音的な不穏さが漂う、ツインGのハーモニー・パートも
非常に印象的。個人的には1stアルバムのハイライト・チューン。
BELIEVER-Extraction From Mortality-Unite ★★ (2008-01-03 00:13:56)
大仰でクラシカルだが、どこかストレンジな風情を漂わせた
イントロ・パートを経て、猛烈に疾走を開始する
アルバムのOPチューン。メロディックなツインGも美味しい。
BELIEVRというバンドの個性を判り易く伝える、
名刺代わりに持って来いの1曲。
ACCUSER-Double Talk-Revolution ★★★ (2008-01-01 22:02:59)
アコギによって爪弾かれる序曲“INDISTINCT ARTICULATION"から
繋がっていく、4thアルバムのハイライト・チューンの1つ。
歌に入る前の一捻りなど、凝ったリフ・ワークや
リズム・パターン、アコギの導入といった
豊富なアイデアが詰め込まれた、劇的且つダイナミックな曲展開が素晴しい。
ACCUSER-Double Talk-Money ★★★ (2008-01-01 21:53:47)
男らしく硬派なシャウトを響かせるVo、切り裂くように
刻まれるシャープなGリフ、バキバキと鳴りまくるB、
ダイナミックなリズムを叩き出すDs、そしてメロディックな
Gソロと、4thアルバムの魅力をギュッと凝縮したかのような名曲。
静と動の対比を劇的に演出する、メロウなアコギの導入も
非常に効果を上げています。
ACCUSER-Double Talk ★★★ (2008-01-01 21:47:00)
ドイツはルール地方、ズィーゲン出身の4人組スラッシュ・メタル・バンドACCUSERの日本デビュー作となった、'91年発表の3rdアルバム。
これを最後に、バンドの中心人物だったエーバハルト・ヴェイエルが脱退。4th『REPENT』以降は、スピードよりも重さ
重視の所謂「モダン・へヴィネス」路線へと傾倒していく事となる彼らだが、とりあえず本作までは、
男らしいシャウトを響かせるVoといい、ガツガツと刻まれる硬派なGリフといい、ダイナミックに
疾走するリズムといい、バリバリの正統派ジャーマン・スラッシュ・メタル路線を邁進。
CD用ボーナス・トラックとして収録されている、初期の代表曲⑨⑩⑪と聴き比べてみれば明らかなように、
リフ・ワークやリズム・パターンに更なるヒネリが加えられ(一筋縄では行かない曲展開が炸裂する④はその筆頭か)、
俄然ダイナミズムを増
…続き
TRIUMPH ★★ (2007-12-30 11:27:00)
リック・エメットが、VON GROOVEのマイケル・ショットンとタッグを組んだAIRTIMEの『LIBERTY MANIFESTO』を購入。
エメット師匠絡みの作品が、久し振りに国内発売されただけでも目出度いが、80年代前半のTRIUMPH黄金時代を
思わせる作風に仕上がった内容の方も非常に秀逸。華麗なリフ・ワークから、パッションとエモーションを
兼ね備えたGソロ、そして強烈な「泣き」を発散する歌声と、持てる才能全てをスパークさせまくるエメット師匠の
勇姿には、「最高」以外の形容詞が思い浮かびません。
特に、ラテン風味にウットリとなるムーディなインスト曲“HEAD STREAM"から繋がる、
(TRIUMPHの名曲“ALL THE WAY"を彷彿とさせる雰囲気を備えた)泣きのハード・ナンバー“RIVER RUNS DEEP"は絶品。
TRIUMP
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TRIUMPH-Surveillance-Carry on the Flame ★★★ (2007-12-24 23:04:53)
“ALL THE KING'S HORSES"から組曲形式で繋がる、
憂いとドラマ性、そして透明感を兼ね備えた、
個人的には9thアルバムの中でも一番のお気に入りの超名曲。
1度クールダウンしてから、再び盛り上がっていく場面の
カッコ良さは、何度聴いても鳥肌です。
(Keyアレンジのセンスの良さも◎)
TRIUMPH-Surveillance-Headed for Nowhere ★★★ (2007-12-24 23:01:55)
スティーヴ・モーズのバカテクGが炸裂する
スリリングなスピード・チューン。
全体的にGは大人しめな9thアルバムの中でも、
この曲のハジケ具合は際立っています。
TRIUMPH-Surveillance-Never Say Never ★★★ (2007-12-24 23:00:08)
美しいプロローグを経てスタートする、
ポップでキャッチー、且つ憂いを帯びたメロディが秀逸な、
9thアルバムの出来の良さを確信させるに十分なOPナンバー。
TRIUMPH-Surveillance ★★ (2007-12-24 22:57:00)
レコード会社との関係悪化や、メンバー間の不和など、制作当時、バンド内部の状況は修復不能な程にガタガタだった
らしいが、まるでそうとは感じさせぬ快作に仕上がった、オリジナル編成では最後の作品となる、'87年発表の9thアルバム。
レコード会社からのプレッシャーで、産業ロック的なポップさが強調されていた前作(でも完成度は高かった)に比べると、
今回は、PROLOUEやPRELUDEを随所に配した流麗な構成といい、ハード・ロッキンなエッジと、哀愁のメロディを取り戻した
楽曲の数々といい、ほんのりとながらも、かつてのTRIUMPHらしさを回復。(コンセプト・アルバムなのだとか)
まぁ、基本的には前作『SPORT OF THE KING』の路線を継承するサウンドだし、リック・エメットのGは完全に脇役に
徹していて、ブルーズ風味の泣きメロや、ドラマティックな曲展開
…続き
TRIUMPH-The Sport of Kings-Play With the Fire ★★★ (2007-12-22 21:32:16)
リック・エメットが得意とする、
スパニッシュ風味のギター・インスト曲
“EMBRUJO"から繋がる、泣きのハード・ナンバー。
穏やな雰囲気が支配的な8thアルバムの中では
浮いて聴こえるぐらい、かつてのTRIUMPH風味が
強烈に発揮された超名曲。
TRIUMPH-The Sport of Kings ★★ (2007-12-22 21:26:00)
二ール・ショーン、エリック・マーティンといった外部ライターとの共作など、アルバム作りに執拗に口を挟んでくる
レコード会社の存在、ロン・ネヴィソンからミック・クリンクへのプロデューサー交代劇、リック・エメット(G)と、
ギル・ムーア(Ds)&マイク・レヴァイン(B)の対立etc・・・と、バンド内部が軋みを上げる中で制作、'86年に発表された8thアルバム。
レコード会社の要望に従い、ポップで穏やかな作風が強調された本作からは、ブルージーな泣きや、
ドラマティックな曲展開といった「濃い」要素が一掃され、収録曲は何れも爽やかでシンプルな仕上がり。
完全にKeyが楽曲の主導権を握っていて、G以上に目立ちまくる場面も多いため、初めて本作を聴いた時は
「随分、産業ロック化が進んだな~」と感じたものだが、ぶっちゃけ産業ロックも大好物なので、個人的には無問題。
…続き
TRIUMPH-Never Surrender-Little Boy Blues ★★★ (2007-12-22 00:14:32)
TRIUMPHのインスト曲では、これが一番のお気に入り。
いつ、なんどき聴いても泣けて泣けて仕方がない、
リック・エメットの「泣きのG」の真骨頂が堪能できる超名曲。
ブルージーな曲調なれど、濃過ぎず、都会的なクールさが
感じられるのが、エメット先生のGプレイにおいて
特筆すべき点でしょうか。
TRIUMPH-Thunder Seven-Time Canon / Killing Time ★★★ (2007-12-22 00:09:20)
抑揚の効いたドラマティックな曲展開と、
「華麗」としか表現のしようのない、
リック・エメットとギル・ムーアのツインVoが大変素晴しい、
“MIDSUMMER'S DAYDREAM"~“TIME CANON"から繋がる
組曲のクライマックスを飾るに相応しい名曲。
TRIUMPH-Thunder Seven-Time Goes By ★★ (2007-12-22 00:04:09)
イントロのリフこそ冴えないが、
ヴァースからサビに掛けての猛烈にフックの効いた哀メロと、
中盤のドラマティックな曲展開で、
その失点を一気に挽回する名曲。
TRIUMPH-Thunder Seven-Follow Your Heart ★★★ (2007-12-22 00:01:06)
「キャッチーなロック・チューン」の
お手本のような仕上がりの名曲。
ライブでの大盛り上がりも無理のない、
高揚感溢れる曲調が素敵過ぎる。
TRIUMPH-Thunder Seven ★★ (2007-12-21 23:57:00)
RCAからMCA RECORDSへと移籍して、'84年に発表された7thアルバム。一般的に(質はともかくセールス的に)
このアルバムまでがTRIUMPHの黄金時代とされる事が多いが、実際、本作はその評価に違わぬ優れた内容を誇る。
名手エディ・クレーマーがバンドと共同でプロデュースした、スケール感溢れるモダンな
サウンド・プロダクションのもと、これまで以上にKeyを積極活用し、メロディ重視の姿勢が打ち出された作風からは、
ますますHR/HM的なエッジは失われてしまったものの、どっこい、高いドラマ性と強力なフック、
そして哀愁のメロディを兼ね備えた楽曲のクオリティに関しては、未だ一点の曇りもない。
ミディアム・テンポの曲が大半を占めるため、通して聴くとメリハリに乏しく感じられてしまう構成に難あれど、
1曲ずつ取り出してみれば、その完成度の高さは半端な
…続き
TRIUMPH-Never Surrender-All the Way ★★★ (2007-12-21 23:50:16)
個人的に、6thアルバムのハイライト・チューンでもある、
泣きのハード・ナンバー。
アップテンポの曲調と、訴え掛ける様に、
声を振り絞って歌うリック・エメットのVo、
そして必殺のGソロが涙腺を激しく刺激する超名曲。
TRIUMPH-Never Surrender-A World of Fantasy ★★★ (2007-12-21 23:45:34)
TRIUMPHが生み出した数々のヒット曲の中でも、
最も頻繁にラジオでオンエアされた実績を持つという名曲。
侘しげなイントロからして既に泣けるが、
ポップさと泣きが絶妙に融合した曲調が、これまた絶品。
TRIUMPH-Never Surrender-Never Surrender ★★★ (2007-12-21 23:41:22)
リフだけ聴くとレゲエっぽかったりするんだけど、
その上に乗る憂いを帯びたメロディと、
ドラマティックな曲展開には、レゲエ的な緩さは皆無。
大仰なイントロ“OVERTURE(PROCESSIONAL)"と
併せてお楽しみください。
TRIUMPH-Never Surrender ★★ (2007-12-20 22:54:00)
5th『ALLIED FORCES』の大成功を受け、波に乗るバンドの「勢い」が如実に反映された快作で、
これをTRIUMPHの最高傑作として挙げるファンも多いと聞く、'83年発表の6thアルバム。
繊細さと豪快さのブレンド加減が絶妙だった『ALLIED~』に対し、今回は、より幅広いリスナー層にアピールすべく
ハードロック的な快活さは若干抑え気味にして、その分、洗練されたメロディをググッと前面に押し出した作風で、
前作に比べると、やや大人しくなってしまった印象はあるものの、メジャー・アクトとしての風格漂う、
重厚さを増した収録曲のクオリティといい、泣きメロ職人として天才的センスを発揮するリック・エメットをGを筆頭とする
各メンバーのパフォーマンスといい、名盤だった前作にも全く引けを取らない内容に仕上がっている辺りは流石。
特に、TRIUMPH(とい
…続き
TRIUMPH-Allied Forces-Ordinary Man ★★★ (2007-12-20 21:44:08)
壮大にして印象的なコーラスからスタートする、7分以上に及ぶ、
プログレッシブ・ロック・テイストも感じられる大作。
カッチリと起承転結が決まったドラマティックな曲展開が
素晴しいが、全編がセンチメンタルな泣きメロで
彩られているせいか、あまり大仰さは感じられない。
TRIUMPH-Allied Forces-Fight the Good Fight ★★★ (2007-12-20 21:37:12)
もうイントロのKeyだけで泣けてくる、TRIUNPHが生み出した
名曲の数々の中でも、更に飛び抜けたクオリティを誇る超名曲。
(邦題は“必戦体勢”)
リリカルなKeyに泣き、切ないVoの歌メロに泣き、哀感が滲み出すGにも泣く。
後半はかなりドラマティックに盛り上がっていくが、
それでも一抹の寂寥感を漂わせた曲調が最高です。
それにしてもリック・エメットの歌声は、この手の泣きメロ・チューンを
歌わせると、凶悪なまでの威力を発揮しますなぁ。
TRIUMPH-Allied Forces-Allied Forces ★★★ (2007-12-20 21:31:08)
5thアルバムのタイトル・トラックにして、
TRIUMPHの楽曲の中でも、最もヘヴィ・メタリックな
アグレッションを発散するスピード・ナンバー。
リフ、歌メロ、パワフルに疾走するリズムのカッコ良さ、
いずれも際立っているが、やはり白眉はリック・エメットのG!
繊細な表現力に長けたギタリストだけど、こういう曲で
ハードに弾きまくっている時も最高です。
TRIUMPH-Allied Forces-Magic Power ★★★ (2007-12-20 21:25:58)
爽やかに駆け抜けていく曲調と、そこはかとなく漂う哀愁が
えもいわれぬ高揚感を生み出す、TRIUMPHを代表する名曲の1つ。
(HUGOがカヴァーしたりしていましたね)
シングル・カットされ、ヒットしたというのも納得のクオリティ。
TRIUMPH-Allied Forces ★★ (2007-12-19 22:44:00)
ブルース、ジャズ、クラシック、プログレetc・・・と、様々なジャンルからの影響を消化吸収して
独自のサウンド構築し、母国カナダは元より、アメリカでも絶大な人気を誇ったハードロック・トライアングル
TRIUMPHが'81年に発表した、このバンドの自他共に認める代表作として名高い5thアルバム。
3rd『JUST A GAME』で聴かせたメロディ重視のソフト路線と、4th『PROGRESSIONS OF POWER』で試みられた
エネルギッシュなハードロック路線が、理想的なバランスで融合を果たした本作は、正統派HMナンバーあり、ノリノリの
ロックンロールあり、爽快なハードポップあり、ドラマティックな大作あり、胸に沁みる哀メロ・チューンありと、バラエティ豊かな
楽曲がズラリ揃った、まさにTRIUMPHサウンドの完成形とでも言うべき充実した内容を誇る。(邦題『
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TRIUMPH-Progressions of Power-Hard Road ★★★ (2007-12-18 21:31:05)
4thアルバムのラストを締め括るに相応しい、
起承転結がバッチリと決まった、ハードで劇的な名曲。
マイク・レヴァインのツボを突いたKeyプレイと、
胸を締め上げてくる切ない泣きメロの炸裂っぷりに痺れます。
TRIUMPH-Progressions of Power ★★ (2007-12-18 21:23:00)
大西洋の向こう側で勃発したNWOBHMに影響を受けた・・・かどうかは定かじゃないが、ともかく、3rd『JUST A GAME』の
哀愁や叙情性に包まれたソフト路線から一転、再びハード・ロッキンなエッジがより強調された、
アグレッシブな内容に仕上がっている、'80年発表の4thアルバム(邦題は『重爆戦略)。それにしても酷いジャケット・デザインだ(笑)
前作の、リック・エメットのGとVoがメロメロに泣きまくるメロディ重視の作風に比べると、今回はソリッドな音作りに、リズム隊が
楽曲の中心に据えられ豪快にハジける、ギル・ムーア(Ds、Vo)テイストとでも言うべき味わいが色濃い作風で、
正直、前作をこよなく愛する向きにはちょっぴり肩透かしな内容。
それでも、へヴィ・メタリックなエネルギーが漲る溌剌としたOPナンバー①や、ダイナミックな④といった楽曲は
十分
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TRIUMPH-Just a Game-Lay It on the Line ★★ (2007-12-17 22:03:24)
繊細な冒頭のGプレイからして、既に泣けるセミ・バラード。
後のTRIUMPH流バラードの「型」ともなった1曲じゃないかな、と。
それにしてもリック・エメットは、Gだけでなく、
歌声からも猛烈な「泣き」を発散しまっくてますなぁ。
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