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TRIUMPH-Just a Game-Hold On ★★★ (2007-12-17 21:56:46)
シングル・カットされた結果、アメリカのラジオ局で
ヘヴィ・ローテーションされ、TRIUMPHの全米進出の
足掛かりとなった名曲。爽やか且つ軽快な曲調が、
えも言われぬ高揚感を生み出しますね。
TRIUMPH-Just a Game ★★ (2007-12-17 21:50:00)
前2作の成功を受け、米メジャー・レーベルのRCAと契約。アメリカ・デビューを飾った、'79年発表の3rdアルバム。
荒削りなロックンロール色が強かった初期数作に比べ、最初からアメリカ市場を視野に入れて作られた本作はハードさが後退。
楽曲もコンパクトにまとめられ、キャッチーなメロディが前面に押し出された、マイルドな作風に仕上がっている。
ロックンロール色と共に、“BLIND LIHGT SHOW/MOON CHILD"や“THE CITY"のようなプログレッシブ・ロックの
薫りを漂わせた、複雑でドラマティックな楽曲が姿を消してしまった点は残念だけれども、1曲1曲が丁寧に練り込まれ、
哀愁のメロディと強力なフックに満ちた、洗練された収録曲の数々は、いよいよ「泣きメロ職人」としてのセンスを
スパークさせ始めたリック・エメットのエモーショナル極まりないGプレイ
…続き
TRIUMPH-Rock & Roll Machine-NEW YORK CITY STREETS(PART1&PART2) ★★ (2007-12-16 17:23:33)
バラード調のPART1から、ハードロッキンなPART2へと
繋がっていく組曲形式のナンバー。
力強いPART2も良いけど、やはり聴きモノはPART1の方で、
ジャズ/フュージョン風味を上手く取り入れた、
お洒落で都会的、且つクールな雰囲気に痺れます。
TRIUMPH-Rock & Roll Machine-The City: War March; El Duende Agonizante; Minstrel's Lament ★★★ (2007-12-16 17:06:40)
ホルストの“惑星"をモチーフにした、重々しく劇的な導入部の
PART1“WAR DANCE"、リック・エメットによる、スパニッシュGの
妙技が炸裂するPART2“EL DUENDE AGONIZANTE"、
そして、聴いてるこっちの顔が思わず歪んでしまうぐらい
VoとGが壮絶に泣きまくり、ドラマティックに盛り上がって
エンディングを迎えるPART3“MINSTREL'S LAMENT"という
3つのパートから構成される、初期TRIUMPH屈指の超名曲。
TRIUMPH-Rock & Roll Machine ★★ (2007-12-16 16:54:00)
1stと2ndの収録曲をごっちゃにした、アメリカ・デビュー盤のタイトルも『ROCK'N'ROLL MACHINE』なので
結構紛らわしく、輸入盤を購入する際は注意が必要な、'78年発表の2ndアルバム。(斯く言う自分も、昔間違えました)
オーソドックスなアメリカン・ロック色が前面に押し出され、多少古臭さを感じなくもなかった
1st『IN THE BEGINNIG』に比べると、今回は収録曲の曲調に幅が出て来ているし、キャッチーなメロディも
そこココで聴く事ができるしで、いよいよTRIUMPHが本領を発揮し始めた感あり。
仄かな叙情味が心地良いロック・チューン②や、ジャズ/フュージョン風の展開がクールな都会派バラード・パートから、
力強くハードに盛り上がっていく組曲形式の③④、エメット先生の弾きまくりGプレイが圧巻の、エネルギッシュな
アルバム・タイ
…続き
TRIUMPH-Rock & Roll Machine-Blinding Light Show/moonchild ★★★ (2007-12-16 15:36:29)
スピーディなイントロに続いて、たっぷりと叙情味を含んだ
歌メロが流れ始めた瞬間、多くのTRIUMPHファンが
この曲の出来の良さを確信したはず。
静と動の対比が美しい劇的な曲展開、切なさの滲む歌メロ、
そしてリック・エメットの絶品のGプレイと、
この名曲を聴くためだけに1stアルバムを買っても損はないと
断言しましょう。というか買え。
TRIUMPH-In the Beginning... ★★ (2007-12-16 15:30:00)
リック・エメット(G、Vo)、ギル・ムーア(Ds、Vo)、マイク・レヴァイン(B、Key)の3人編成で、カナダが
世界に誇るハードロック・トライアングルTRIUMPHが、'76年にカナダ国内のみで発表した1stアルバム。
(元々は『TRIUMPH』というタイトルでリリースされ、再発に際して『IN THE BEGINNIG・・・』というタイトルに変更された)
快活に弾む①や、シャープな疾走感がどことなく初期RIOTを思わせる前半から、リック・エメットのGを活かした
バラード・パートの後半へと繋がっていく、2部構成のロック・チューン④⑤のようなイカした楽曲もあるものの、
全体としては、シンプルで荒削りなアメリカン・ロック・スタイルが貫かれていて、80年代全盛期の
TRIUMPHサウンドを期待して聴くと、ちょっと肩透かしを食らいかねない内容に仕上がっている。
…続き
ICED EARTH-Burnt Offerings-Burnt Offerings ★★★ (2007-12-15 00:41:55)
“TUBULAR BELLS"ばりのイントロに始まり、
繊細さと豪快さ、激しさと美しさを兼ね備えた
ドラマティック極まりない曲展開が堪能できる、
ICED EARTHの美味しい部分が余す所なく詰め込まれた
3rdアルバムのOPチューンにして、アルバム・タイトル・トラック。
ICED EARTH-Burnt Offerings ★★★ (2007-12-15 00:36:00)
2nd『NIGHT OF THE STORM RIDER』が日本で大ヒットしたにも関わらず、レコード会社とのビジネス上のトラブルから3年もの沈黙を余儀なくされたジョン・シェイファー(G)率いるフロリダのパワー・メタル軍団が、復活を懸けて'95年に発表した3rdアルバム。
後にジョンが「ストレスの溜まる状況が曲作りに影響を与えた」と語った通り、前作で聴かれたような壮大なオーケストレーションが脇へと下がり、生々しい音像で迫り来る楽曲群は、ICED EARTHの作品の中でも、一際ダークでヘヴィ、且つ怒りに満ちた仕上がり。(また、スラッシュ・メタル色が残る最後の作品でもある)
とは言え、別に本作発表当時、ロック・シーンを席巻していた「モダン・へヴィネス」からの影響があるわけでもなし、作品自体は、相変わらずパワフルでメランコリックでドラマティック。いや寧ろ、ICED EARTHの曲を歌
…続き
SABBRABELLS-One Night Magic-Black Hill ★★ (2007-12-13 23:17:29)
1st『SABBRABELLS』収録曲のリメイク。
疾走するリフが非常に個性的且つカッコ良く、
また、インスト・パートで炸裂する
JUDAS PRIESTばりのツインGも聴きもの。
SABBAT-History of a Time to Come-I for an Eye ★★ (2007-12-13 23:13:39)
ストレートなスラッシュ・チューンが揃った1stの中でも、
静と動を巧みに曲中に取り入れたこの曲は、
2nd辺りに収録されていても不思議ではないドラマ性を誇っている。
SABBRABELLS-One Night Magic-Darkness World ★★★ (2007-12-13 23:12:21)
タメの効いたイントロからアップテンポで始まり、
Gが濃厚な泣きメロを紡ぎ出す、重く、劇的極まりない
ヘヴィ・パートを経て、再びスピードを上げつつエンディングを迎える、
初期カルメン・マキ&OZがヘヴィ・メタル化したかのような
印象を受ける、3rdアルバム収録曲の中でも1、2を争う名曲。
SABBAT-Dreamweaver-Advent of Insanity ~ Do Dark Horses Dream of Nightmares? ★★ (2007-12-13 23:05:17)
SKYCLADテイストも感じられる小曲“ADVENT OF INSANITY"から、
組曲形式でスピーディなスラッシュ・チューン
“DO DARK HORSES DREAM OF NIGHTMARES?"へと繋がっていくのだが、
“DO DARK~"の方も、荒々しい曲調の中でアコギを閃かせてみたり、
劇的なGソロを炸裂させてみたりと、一筋縄ではいかない、
個性的な内容に仕上がっている。
SABBAT-Dreamweaver-BEGINNING OF THE END ~ CLERICAL CONSPIRACY ★★ (2007-12-13 22:59:17)
OPナンバーらしく、ストレートに疾走する
高速スラッシュ・チューンだが、重厚且つ劇的なツインGが
大活躍するなど、早くも5人編成となった利点を
存分に活かしてる印象。
MORTAL SIN-An Absence of Faith-Rise or Fall ★★★ (2007-12-12 22:48:58)
冒頭のリフの刻みっぷりを聴いただけで、
楽曲の出来の良さを確信する(そしてそれは裏切られない)
4thアルバムのハイライト・チューン。
勇壮な疾走感と、劇的且つスリリングなツインGの
活躍っぷりが堪りません。
MORTAL SIN-An Absence of Faith-Dead Man Walking ★★ (2007-12-12 22:35:17)
キャッチーなGリフに一発で掴まれる、
ヘヴィでアグレッシブなスラッシュ・チューン。
アルペジオを用いて「押し」と「引き」を演出したりと、
ツインGが奏でるメロディもかなり美味しい。
MORTAL SIN-Mayhemic Destruction-Mayhemic Destruction ★★ (2007-12-12 22:22:10)
ラストを本編最速のスピードで締め括る
アルバム・タイトル・トラック。
構築美もクソなくヤケクソ気味に弾き倒す、
炸裂感溢れるGソロの迫力も凄い。
MORTAL SIN-Mayhemic Destruction-Liar ★★ (2007-12-12 22:15:59)
メロウな冒頭に始まり、スカッとハジけることなく、
煮え切らない曲調でドラマティックに盛り上がっていく様が、
ブリティッシュ・・・というかNWOBHMっぽいナンバー。
MORTAL SIN-Mayhemic Destruction-Lebanon ★★ (2007-12-12 22:12:27)
妖しく絡み合うツインGが印象的なヘヴィな前半から、
後半は猛烈な疾走へと転じる緩急の効いたスラッシュ・チューン。
MORTAL SIN-Mayhemic Destruction-Women in Leather ★★ (2007-12-12 22:10:31)
タイトル通り禍々しいインスト曲“THE CURSE"から
繋がっていく、ダークで不穏な雰囲気を撒き散らしながら、
山あり谷ありで展開していくOPナンバー。
Face of Despair-The Infantry Corps ★★ (2007-12-12 22:04:07)
小刻みにリフ/リズム・チェンジを繰り返しながら、
畳み掛けるように展開していく、
2ndアルバムの中でも一際輝く(俺の中で)名曲。
スリリングに炸裂するツインGも堪りません。
MORTAL SIN-An Absence of Faith ★★ (2007-12-12 20:56:00)
90年代の半ばに3rdアルバムを出したきり、長らく音信が途絶えていたオーストラリア出身の5人組スラッシャーが
再結成を果たし、'07年に発表した4thアルバム。(その前に復活ライブ盤も出している筈)
MORTAL SINの音源を聴くのは、2nd『FACE OF DESPAIR』以来、実に久し振りなのだけど、肉厚な
サウンド・プロダクションといい、逞しさを増したVoといい、モタリ具合の改善されたパワフルな楽器陣の演奏といい、
嘗ての「線の細いMETALLICAフォロワー」とのイメージを覆すビルドアップぶりには、良い意味で驚かされた。
複雑さを排してシンプルにまとめられた曲展開は今風だし、スラッシーな疾走感もそれ程ではないが
(勿論、速い曲もちゃんと収録されてる)、元々、スピードでガンガン押しまくるタイプのバンドではなかったので、
落胆するには当たら
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SABBAT-History of a Time to Come ★★ (2007-12-11 21:46:00)
マーティン・ウォルキーア(Vo)やアンディ・スニープ(G)らが、学生時代に結成したバンドHYDRAを母体に誕生した、
英国はノッティンガム出身の4人組スラッシャーSABBATが、'86年に制作した2本のデモテープの好評を受け、
ドイツのNOISE RECORDSと契約、'88年に発表したデビュー作がこれ。
スラッシーな疾走感を基調としつつ、そこにアコギ、女性Vo、ドラマティックなメロディを持ち込み、独特のサウンドを
作り上げていた2nd『DREAMWEAVER』に比べると、本作はかなりオーソドックスなスラッシュ・メタル色が濃厚。
幻想的なイントロに導かれてスタートする②にしても、8分以上に及ぶ本編随一の大作⑤にしても、
ダイナミックではあるものの、ドラマティックと言うのとはちょっと違うし、マーティンのVoスタイルが
現在とは異なるシャウト型な事と
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SABBRABELLS-One Night Magic ★★ (2007-12-10 22:44:00)
オドロオドロしさとドラマティックな様式美を兼ね備えたサウンドから、「オカルト・メタル」「サタニック・メタル」
と評された、埼玉県出身の5人組へヴィ・メタル・バンドが、'87年に発表した3rdアルバム。
メジャー・デビュー後はカリスマ性がどんどん薄れて、ごく普通のへヴィ・メタル・バンドになってしまったと
批判されることの多い彼らだが(と言ってもインディーズ時代に発表された『SABBRABELLS』を聴いた事がない我が身には
実際の所どうなのか不明なんだけど。そんなわけで願・再発!)、本作では、多彩な楽曲を揃えてメジャー・アクトとして
懐の広さを示す一方、1st収録曲のリメイク⑥、初期からライブのレパートリーだった⑧、オムニバス盤『HEAVY METAL FORCE』に
提供した名曲⑪を、CD盤のみのボーナス・トラックとして収録する等、原典回帰の姿勢も強く
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MUNICIPAL WASTE-The Art of Partying-Lunch Hall Food Brawl ★★ (2007-12-09 19:48:33)
畳み掛けるように疾走する高速スラッシュ・チューンなんだけど、
中盤では正統派へヴィ・メタリックなGメロディも聴く事ができる。
「食堂乱闘劇」という邦題もイカしてます。
MUNICIPAL WASTE-The Art of Partying-Beer Pressure ★★ (2007-12-09 17:53:32)
シャープな疾走感を基本としつつ、
インスト・パートではIRON MAIDENチックな
ギター・ハーモニーが聴かれる名曲。
個人的には、アルバムのハイライト・チューンの1つ。
MUNICIPAL WASTE-The Art of Partying-The Art of Partying ★★ (2007-12-09 17:50:07)
激烈なインスト曲“PRE-GAME"をイントロ代わりにスタートする
アルバムOPチューンにしてアルバム・タイトル・トラック。
音作りといい、歯切れの良いGリフ、性急に突っ走るリズム、
リズミックに畳み掛けて来る上擦り気味なVoと、
80年代のクロスオーバー・スラッシュを現代に完全再現した
曲調に思わず笑みがこぼれます。
懐かしいだけでなく、ちゃんとカッコイイのも好ポイント。
EXODUS-The Atrocity Exhibition: Exhibit A-Iconoclasm ★★ (2007-12-08 02:03:20)
暴力的なまでのアグレッションを撒き散らす曲調と、
美しくすらあるツインGのハーモニー・プレイとの対比が
ドラマティックなスラッシュ・チューン。
EXODUS-The Atrocity Exhibition: Exhibit A-Children of a Worthless God ★★ (2007-12-08 01:56:33)
リー・アルタスが曲作りに加わっているせいか、
他の楽曲よりもドラマティックな仕上がりのナンバー。
たっぷりフィーチュアされたツインGと、
ロブ・デュークスのクリーンVoによる歌唱も効果的。
EXODUS-The Atrocity Exhibition: Exhibit A-Riot Act ★★★ (2007-12-08 01:48:07)
EXODUSのアルバムのOPナンバーにハズレは1曲も存在しないが、
今回も、無事その法則は守られた。
ドラマティックなイントロから、ドクランチなOPリフが炸裂した瞬間、
思わずガッツポーズ取ってアルバムの出来の良さを確信しましたよ。
比較的、長尺曲の揃った『THE ATROCITY~』なれど、
この曲は3分台のランニング・タイムを、一気呵成に突っ走る。
STARLESS-Silver Wings-ブレス ★★★ (2007-12-08 01:29:45)
ポップさとメタリックなエッジ、静と動、
激しさと美しさといった要素が渾然一体となって、
ダイナミック且つドラマティックに展開していく、
1stアルバムのハイライト・チューンにして、STARLESS屈指の名曲。
起承転結の完璧な決まりっぷりには、言葉もない。
STARLESS-Silver Wings-章末 ★★★ (2007-12-08 01:24:19)
キビキビとしたリズム、ポップでキャッチーなメロディ、
スリリングで緊迫感も漂わすインスト・パートと、
TOUCHとか、あの辺のアメリカン・プログレ・ハードを
彷彿とさせる、コンパクトなランニング・タイムの中で、
様々な表情を見せてくれる名曲。
STARLESS-Silver Wings-銀の翼 ★★★ (2007-12-08 01:12:32)
美しいプロローグに導かれてスタートする、
1stアルバムのOPチューンにしてタイトル・トラック。
流麗且つドラマティックなサビメロがとにかく秀逸で、
立体的なボーカル・ハーモニーにもゾクゾクさせられます。
STARLESS-Silver Wings ★★ (2007-12-08 01:07:00)
元SCHEHERAZADEの大久保寿太郎(B)が中心となって大阪にて結成された、女性Voを擁する
5人組プログレシッブ・ハードロック・バンドが、NOVELAの平山照継のバックアップを受け、'85年に発表した1stアルバム。
天野喜孝の幻想的なジャケット・アートワークが秀逸な本作だが、内容の方も負けじとファンタジック&ドラマティック。
Keyが楽曲の基盤を作り、そこにメロディアスなGやVoが乗っかるサウンド・スタイルは、やはりNOVELAを想起させるが、
あちらよりグッとプログレ色は控えめで、楽曲も5分前後とコンパクトにまとめられている。
例えば、アコギに導かれてスタートする⑧なんかは、実にストレートに疾走するハードロック・チューンだし、ぶっきらぼうな
歌い回しを披露する、Voの歌声と声質がアイドル歌手っぽいせいか、歌詞が日本語詞なのと併せて、歌謡曲テイ
…続き
EXODUS-The Atrocity Exhibition: Exhibit A ★★ (2007-12-06 23:23:00)
精神疾患を理由にバンドから離脱したオリジナル・ドラマーのトム・ハンティングが戦線復帰を果たした、'07年発表の8th。
基本路線は前作『SHOVEL HEADED KILL MACHINE』と同様ながら、今回は「組織化された宗教と、その名の下に行われた
残虐行為の数々」をテーマに取り上げたセミ・コンセプト作ということで、いつになくダークな雰囲気がアルバム全編を支配。
『IMPACT IS IMMINENT』を更に強力にした感じのヤスリ状サウンド・プロダクション(アンディ・スニープ謹製)や、
収録曲の大半が7分以上という大作主義が貫かれた作風と併せて、圧し掛かってくるかのようなへヴィネスが圧倒的迫力を誇る仕上がり。
そんな重苦しい空気の中で存在感を発揮するのが、トム・ハンティングのDsと、ゲイリー・ホルト&リー・アルタスの
Gコンビで、前者はEXODUS
…続き
D.A.M-Human Wreckage-Prophets Of Doom ★★ (2007-12-04 23:09:10)
胸に沁みる叙情的なGソロを導入部に、
激しくアップダウンを繰り返しながら突っ走る
高速スラッシュ・チューン。
D.A.M-Human Wreckage-Death Warmed Up ★★ (2007-12-04 23:05:36)
インスト曲“M.A.D."から間髪入れずに繋がる
ドラマティックなイントロ部分で掴みはOK。
重々しい疾走感を基調としつつも、インスト・パートで炸裂する
緩急をわきまえたメロディアス且つ劇的なGソロが胸を打つ、
本編のOPナンバーにして、ハイライト的存在の名曲。
D.A.M-Human Wreckage ★★ (2007-12-04 22:57:00)
イギリスはランカシャー出身の5人組スラッシュ・メタル・バンドD.A.M.(DESTRUCTION AND MYHEM)が、
'89年にドイツのNOISE RECORDSからリリースした1stアルバム。(プロデュースは勿論ハリス・ジョンズ)
S.O.D.とかD.R.I.とかS.S.S.とか、アルファベット三文字バンド=クロスオーバー・スラッシュ
とのイメージが強いのだけど、このD.A.M.は、重く湿り気を帯びて刻まれるGリフといい、パッと弾けず
煮え切らない曲調といい、疾走感よりも構築感重視の曲展開といい、如何にも英国製(B級)スラッシュ・メタルらしい
魅力に溢れたサウンドを聴かせてくれる(⑨みたいなハードコア・ナンバーもあるけど)
まぁ人によっては、地味過ぎて退屈する可能性も無きにしも非ずなれど、XENTRIXとかPARAIAHとかAPOCALYPSE
…続き
MELIAH RAGE-Solitary Solitude-Lost Life ★★ (2007-12-03 22:38:02)
叙情的なイントロから始まる、ノリの良さと高いドラマ性を
併せ持つ、アップテンポのナンバー。
ドラマティックなハモリっぷりを聴かせるツインGの活躍も聴きもの。
MELIAH RAGE-Solitary Solitude-Retaliation ★★ (2007-12-03 22:06:15)
荒々しくリフが刻まれるアグレッシブな前半を経て、
中盤以降の正統派へヴィ・メタリックな盛り上がりっぷりと、
炸裂するGソロのカッコ良さに痺れる名曲。
MELIAH RAGE-Solitary Solitude-Solitary Solitude ★★ (2007-12-03 21:57:52)
覇気に欠けていた前作から一転、アルバムの出来の良さを
確信させるに十分なクオリティを備えた、
アルバム・タイトル・トラックのOPナンバー。
アップテンポに始まり、劇的なインスト・パートを経て、
スラッシーな疾走を開始するダイナミックな曲展開が素晴しい。
MELIAH RAGE-Solitary Solitude ★★★ (2007-12-03 21:43:00)
デビュー作の成功に気を良くしたレーベルの提案で、「歌詞が過激」との理由から同作US盤ではカットされてしまっていた名曲“KILL TO SURVIVE”をリーダー・トラックとする5曲入りEP『LIVE SURVIVE』のリリースを間に挟み、’91年に発表された2nd。
前作は、スラッシュ・メタル然とした尖り具合よりもパワー・メタリックな整合性を重視するサウンドがマニアの間で賛否両論あったものの(個人的にも当初は圧倒的「否」派。その後手のひらをクルッと返しましたが)、今回はメロディが増量され、中~低速度をメインに、どっしりとしたヘヴィネスを効かせたパワフルな楽曲が本編の大半を占める構成からも明らかな通り、更にその路線を推進。予算倍増で黒光りする重厚感を獲得したプロダクションや、MELIAH RAGEなりのバラードと言うべき⑤、ハーモニーを活かした⑥といった楽曲を始め、以前に比べ抑揚のつ
…続き
LEVERAGE ★★ (2007-12-02 00:42:00)
Gのツォーマス・ヘイッキネンと、Bのペッカ・ライピネンが中心となって、
フィンランドはヘルシンキにて結成された、ツインGとKeyを擁する6人組へヴィ・メタル・バンド。
メイン・ソングライターのGがリッチー・ブラックモアを信奉してるだけあって、
RAINBOWに北欧のバンドらしい透明感を加えたかのようなサウンドは、
哀しく、そしてドラマティックで、特に、確かな歌唱力で胸に沁みる
歌メロを歌いこなすペッカ・ヘイノのVoは、このバンドの大きな武器かと。
1st発表以降、あまり目立った活動の情報は日本には入ってこないが、
最近、国内盤がリリースされたフィンランドのソロ・アーティスト、
アリ・コイヴネンのデビュー作に、ツォーマスが“HEARTSTEALER"という
疾走チューンを提供している。
LEVERAGE-Tides-WATERFALL ★★★ (2007-12-02 00:28:19)
Keyが演出する、如何にも北欧のバンドらしい
水晶の如き透明感を纏って疾走するメタル・チューン。
とてもボーナス・トラックとは思えないクオリティを備える。
LEVERAGE-Tides-Marching to War ★★★ (2007-12-02 00:25:30)
戦争をテーマに取り上げた楽曲だけあって、荒々しく勇ましく、
それでいて哀しげな雰囲気を含んだGリフがこの曲の肝。
LEVERAGE-Tides-Dreamland ★★★ (2007-12-02 00:20:51)
アップテンポな曲調とキャッチーなサビメロ、
全体を貫く如何にも北欧のバンド的な哀愁と透明感、
そしてドラマティックな曲展開と、
まったく聴き手に突っ込む隙を与えない名曲。
LEVERAGE-Tides ★★ (2007-12-02 00:13:00)
最近買ったCDの中でも、大当たりに分類されるフィンランドのソロ・アーティスト、アリ・コイヴネンの
デビュー作『FUEL THE FIRE』に、そう言えばここのメイン・ソングライターであるGが楽曲を提供してたっけな~と、
久し振りに引っ張り出して聴いてみたけど、うん、やはり素晴しい作品ですよ、これは。
本作は、フィンランド出身のKey、ツインGを擁する6人組の正統派へヴィ・メタル・バンドが、'06年に発表した
デビュー作で、リッチー・ブラックモアを師と仰ぐ、高い作曲能力と腕前を備えたG、見事な歌唱を披露するVo、
美しい旋律を紡ぐプログレ風味のKeyが核となって生み出す収録曲の数々が、とにかく絶品。
格調高いピアノのイントロから勢いよくスタートする①、叙情性の滲むサビメロにグッとくる②、キャッチーなサビと
緩急の効いた曲展開が素晴しい④、アコギによ
…続き
LEVERAGE-Tides-Superstition ★★★ (2007-12-02 00:11:31)
とにかく歌メロが絶品なのよ。
よくこんな悲哀に満ちた歌メロを思いつくな~
と、泣きながら感心してしまうぐらい、歌メロが良い。
勿論、北欧的な叙情性に彩られた、素晴しい楽曲が
あってこその話なわけだが。
FASTKILL-Nuclear Thrashing Attack-Kill and Possess ★★ (2007-11-29 21:58:27)
弾丸のようなスピード・チューンだが、リフと歌メロは
非常にキャッチーで(ポップという意味ではない)えらいカッコイイ。
更にそこから、炸裂するように疾走する高速スラッシュ・ナンバー
“ANNIHILATION BETRAYER"へと繋がっていく流れも良い。
FASTKILL-Nuclear Thrashing Attack ★★ (2007-11-29 21:48:00)
'04年リリースの1st『INFERNAL THRASHING HOLOCAUST』で披露した、まるで80年代からタイムスリップして来たかのような、
ピュアなスラッシュ・サウンドが、マニアの間で好評を博した東京出身の5人組スラッシャーが、3年ぶりに発表した2ndアルバム。
血管がブチ切れそうなハイテンションVo、鋭利な剃刀リフを矢継ぎ早に繰り出すG、猛烈な勢いで畳み掛けて来るリズム隊から
成る楽曲の数々は、相変わらず初期KREATORを彷彿とさせる尖がった暴走っぷりを誇り、トータル・ランニング・タイムも
全10曲収録で僅か30分。一時もテンションを緩める事無く、頭から尻まで一気呵成に駆け抜けていく。
思わずニヤリとするアルバム・タイトルも含めて、従来の路線を何の迷いもなく突き進んでいるが、
サウンド・プロダクションが向上して音に厚みが出た分、迫力におい
…続き
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