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SAVATAGE-Streets: A Rock Opera ★★ (2007-07-25 22:34:00)
ロック・スターD.T.ジーザスの栄光と挫折、孤独と絶望、そして救済を、大都会NYへの愛憎半ばする複雑な思いを交えて綴る、
一大ロック・オペラにして、SAVATAGEの最高傑作と呼び声も高い、'91年発表の6thアルバム。
プロデューサーのポール・オニールが執筆したという、深みのあるストーリー展開も然ることながら、
それ以上に評価すべきは、捨て曲なしの楽曲の素晴しさ。個人的に、9th『DEAD WINTER DEAD』以降の作品は、
立派なコンセプトに楽曲の質が追い付いていない印象があったのだが、本作に関しては両者共に文句なし。
1曲1曲が独立して起承転結を主張していた前作に対し、こちらは全体の流れで起承転結を演出する構成ゆえ、
その流れを壊してしまうような突出した名曲こそ収録されていないものの、荘厳な少年合唱隊のコーラスをフィーチュアした①、
劇
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SAVATAGE-Fight for the Rock ★★ (2007-07-25 22:08:00)
タイトルとは裏腹に、スピード・チューンが姿を消し、その代わりにBADFINGERやFREEのカヴァーを収録する等、
実験的な作風がファンの間で賛否両論を呼んだ、'86年発表の3rdアルバム。
角が取れて丸みを帯びたソフトなサウンド・プロダクションや、女性ファン層を狙ったと思しき歌詞、
そして大胆に取り入れられたKeyの印象の強さから、「ポップ化した」と評される事の多い作品だが、実際のところ、
収録されている楽曲の方向性自体は、前作『POWER OF THE NIGHT』と大差ない。疾走曲がなくなったとは言え、
ズッシリとヘヴィネスの効いた楽曲は①を筆頭に十分アグレッシブだし、全面的に導入されたKeyにしても、
ライトな雰囲気作りよりも、寧ろ、クラシカルなイントロを担当する⑤や、初期の頃を思わせるダークな⑥等を
聴けば明らかなように、主に楽曲の完成
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SAVATAGE-Power of the Night ★★ (2007-07-22 19:11:00)
裏ジャケに刻まれた「メタル・チャイルドよ、拳を突き上げろ!」との文句も勇ましい、
'85年発表のメジャー・デビュー作(2ndアルバム)。歌詞の方も、今のSAVATAGEからは
ちょっと想像が付かないぐらい、頭悪そうな(褒め言葉)メタル賛歌が並んでいて微笑ましいぞ。
さて、その本作。同時期に英インディーズのMUSIC FOR NATIONSから発表されたEP『THE DANGEONS ARE CALLING』と
聞き比べてみると分かるように、作風が大きな変化を遂げていて、マックス・ノーマンの手によるタイトな
サウンド・プロダクションのもと、これまでのダークでオドロオドロしい雰囲気が薄れ、スッキリと垢抜けた楽曲の数々は、
コンパクトにまとめられていて、如何にもメジャー制作といった感じの聴き易い内容に仕上がっている。
とは言え、別に本作がポップになった
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OUTRAGE ★★ (2007-07-20 22:38:00)
1st~3rdはリマスターではなく、オリジナル・ミックス盤の再発のようですね。
とは言え、オリジナル・ミックス盤は既に廃盤で入手困難なうえに、
ステファン・カウフマンによるリミックス盤とは
かなりサウンドが異なるので、未聴の方はこの機会に是非どうぞ。
また、デビューEP『OUTRAGE』は初のデジタル・リマスター化により音質が
飛躍的に向上しているので、『IT'S PACKED!!』を持ってる方も要チェック。
より迫力のあるサウンドで名曲“STEP ON IT"が聴けるのだから
これで1200円は安い!かなと。
SAVATAGE-Hall of the Mountain King-Hall of the Mountain King ★★★ (2007-07-19 22:01:23)
この4thアルバムのタイトル・トラックにして、
同アルバムのハイライト・チューンが登録されていないのは
納得が行かないぞ!と。
『GUTTER BALLET』以降の華麗さや気品とは無縁の
ゴツゴツと無骨でヘヴィ、ダークでアグレッシブな
インディーズ時代のパワー/スラッシュ・メタル路線を
思わせる作風だが、これはこれで非常にカッコイイ。
シアトリカルなジョン・オリヴァの歌唱が、
楽曲の大仰な雰囲気を一層盛り上げていて効果的。
序曲“PRELUDE TO MADNESS"と併せてお楽しみください。
SAVATAGE-Hall of the Mountain King-Prelude to Madness ★★★ (2007-07-19 21:53:23)
ホルストの組曲『惑星』から“火星"と、
グリーグのペールギュント組曲から“山の魔王の宮殿にて"の
メロディを引用した、クラシカルでドラマチックなインスト曲。
次曲“HALL OF THE MOUNTAIN KING"の序曲的存在だが、
これ単体でも十分に魅力的。
華麗に舞うクリス・オリヴァのGがナイス。
SAVATAGE-Sirens / The Dungeons Are Calling ★★ (2007-07-19 21:11:00)
1st『SIRENS』の好評を受け、晴れてメジャー・レーベルATLANTICとディールを結んだまでは良かったものの、
契約上のトラブルに巻き込まれ、イギリスのインディ・レーベル大手MUSIC FOR NATIONSからも作品を発表する事を
余儀なくされたSAVATAGEが、メジャー・デビュー作『POWER OF THE NIGHT』と同時期('85年)に
契約消化のために発表したのが本作。
国内盤の帯には「2ndアルバム」と表記されているけれど、実際はSAVATAGEの前身であるAVATOR時代の楽曲や、
1st発表後、PAR RECORDSとの契約を巡るゴタゴタで身動きが取れなかった時期に書き溜められた楽曲等、
比較的古いマテリアルを中心に構成されているので、正確にはEPに分類すべき作品のように思う。
まぁ、それはさて置き内容の方だが、同年に発
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SAVATAGE-Sirens ★★ (2007-07-19 20:54:00)
ジョン(Vo)とクリス(G)のオリヴァ兄弟が中心になって、フロリダで結成されたHMバンドSAVATAGEが、地元のインディ・レーベル
PAR RECORDSから'83年に発表した、記念すべき1stアルバム。(エンジニアとしてジム・モリスの名前もクレジットされている)
殆ど自主制作に近い配給網だったにも関わらず、約半年で15000枚以上の高セールスを記録し、マニアの間では
「スラッシュ・メタル創世記のバイブル的作品」とまで評された(らしい)本作は、現在のSAVATAGEサウンドに比べると、
かなりヘヴィでダークでアグレッシブ。楽曲にしろ、メンバーのパフォーマンスにしろ、
ストレートな荒々しさが前面に押し出されていて、確かにパワー/スラッシュ・メタル寄りの作風に聴こえる。
イマサンなサウンド・プロダクションや、B級チックな垢抜けなさに物足りなさを覚えるファ
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SAVATAGE-Gutter Ballet-Gutter Ballet ★★★ (2007-07-18 23:31:17)
ヘヴィでダーク、華麗にしてドラマチック、
格調高いピアノの調べが、アメリカのバンドとは思えぬ
「気品」まで演出する、SAVATAGEの全てが詰まった名曲中の名曲。
スラム街でオーケストラが演奏しているPVも非常に印象的で、
録画したビデオをうっかり捨ててしまった時は
かなり悲しかったが、今ではYOUTUBEで気軽に見られるのだから、
良い時代になったものです。
SAVATAGE-Hall of the Mountain King ★★ (2007-07-18 21:27:00)
以後、長い付き合いとなるプロデューサーにして盟友のポール・オニールと初めてタッグを組み、試行錯誤の感じられる内容だった
前作『FIGHT FOR THE ROCK』から一転、Keyを効果的に導入して、クラシカル且つドラマチックに盛り上がって行くという、
今に至るSAVATAGEサウンドの基本スタイルを完成させた、'87年発表の4thアルバム。
取り分け、グスターヴ・ホルストの『惑星』から“火星"と、ペールギュントの“山の魔王の宮殿にて"を引用した
劇的でクラシカルなインスト曲⑤と、様々な声色を使い分けるジョン・オリヴァのシアトリカルな歌唱が映える
ダークで壮大な⑥は、本作最大の聴き所であるだけでなく、中期SAVATAGEをも代表する超名曲の1つ。
ただ、その⑤⑥も含めて、一口にドラマチックと言っても、「華麗さ」や「気品」の漂う5th『GUTTER BA
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SAVATAGE-Gutter Ballet ★★ (2007-07-17 22:15:00)
サイドGとしてクリス・キャファリーが加入。いよいよ陣容が整い、格調高いピアノの調べが
アメリカのバンドらしからぬ「気品」を演出する、クラシカルでドラマチックなヘヴィ・メタルという、
SAVATAGEならではのサウンド・スタイルを確立するに至った、'89年発表の5thアルバム。
ガツガツと引っ掛かり気味に力強く刻まれるリフ、劇的且つダイナミックな曲展開、かなり好き嫌いの分かれる
癖の強い声質ながら、起伏に富んだメロディをシアトリカルに歌いこなすジョン・オリヴァのVo、
バンドの要でもある、たっぷりと「泣き」を含んだ欧州風味満点の繊細なプレイで、アルバム全編に豊かな潤いを
もたらすクリス・オリヴァのGといった要素が、高いレベルで見事に融合を果たした楽曲の数々は、まさに唯一無二。
レコードで言うところのA面にドラマチック路線、B面によりへヴィ・メタリッ
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SAVATAGE-Edge of Thorns-Edge of Thorns ★★★ (2007-07-14 23:45:46)
零れ落ちるような美しいピアノの音色をイントロに、
物悲しくも力強く展開していく名曲。
和田誠氏がDJを務めるラジオで、
クリス・オリヴァの突然の事故死を知らされ、
追悼の意味を込めてこの曲のイントロが流れ出した時は
ちょっと泣きましたね。
VENDETTA-Brain Damage ★★ (2007-07-14 00:33:00)
ツインGにツインVo編成で、ドイツ産にしては珍しく、ベイエリア型の明快で小気味良いスラッシュ・サウンドを聴かせる
シュバインフェルト出身の4人組スラッシャーVENDETTA、'88年発表の2ndアルバムが待望のリマスター再発。
どうせなら中古屋でバカ高い値段で取引されている1stも一緒に再発して欲しかったところだけど、まぁ贅沢は言うまい。
で、本作だが、ストレートに突っ走っていた(・・・らしい。何せ聴いた事がない)前作に比べると、リフ/リズム・チェンジを大胆に取り入れ、
キレのある演奏を活かした、凝った曲展開で畳み掛けて来るタイプの楽曲が大半を占めていて、何やらバンド側の試行錯誤が伺える内容。
実際、比較的ストレートに疾走する③⑤⑧⑨よりも、グルーヴィなノリに体が動く①、捻った曲展開に、ダーティながらも
ちゃんと「歌う」Voを絡めて攻めてくる②、VEN
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RAVEN-All for One ★★ (2007-07-12 21:30:00)
破天荒なまでにエネルギッシュなサウンドとライブ・パフォーマンスから「アスレチック・ロック」とも呼ばれ、
後のパワー/スラッシュ・メタル勢に大きな影響を与えた事で知られる、英国はニューキャッスル出身の
パワー・トリオRAVENが、'83年に発表した3rdアルバム。
「元祖パワー/スラッシュ・メタル」的な荒々しい疾走感よりも整合性に重き置いた感じの作風に仕上がっている本作だが、そこはRAVEN。
圧倒的にパワフルな①を聴けば判るように、多少スピードが落ちようとも、作品全体に漲るエネルギー量は相変わらず尋常ではない。
と言うか、マイケル・ワグナー&ウド・ダークシュナイダーが手掛けたサウンド・プロダクションの飛躍的な向上により、
ジョン・ギャラガーのハイテンションなVoと唸るB、ギャンギャンと喧しくリフを刻む一方で、⑤⑧で聴かれるような
メロウなソロも紡
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PESTILENCE-Testimony of the Ancients ★★★ (2007-07-11 22:49:00)
パトリック・マメリが中心となって結成された、オランダ出身のデス/スラッシュ・メタル・バンド、'91年発表の3rdアルバム。
曲間を繋ぐ短いSEや、インスト曲を合わせて全16曲収録という実験的な構成は、この作品がコンセプト・アルバム的な側面も持っているからか。因みにプロデュースを手掛けたのは、デス・メタルと言えば勿論この人、のスコット・バーンズ。(レコーディング場所も当然の如くMORRI SOUNDスタジオだ)
前作『CONSUMING IMPULSE』は、直線的な楽曲が揃ったストレートな作風のデス・メタル・アルバムだったが、前任Voの脱退によりトリオ編成となり、パトリック・マメリがGとVoを兼任する本作では、猛烈な疾走感はそのままによりテクニカルでプログレッシブな曲展開が聴かれるようになった。
特に、マメリとUTERWIJK(何て発音すんだ)のWパトリックが奏でる流麗極
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ANGEL WITCH-Angel Witch ★★★ (2007-07-10 21:57:00)
NWOBHMに沸くイギリスで活躍し、幻想美術画家ジョン・マーティンの代表作の1つ「万魔殿の堕天使」を用いたアルバム・ジャケットや、
オカルト色の強い歌詞、そしてダークでドラマチックな楽曲の数々が生み出すオドロオドロしいイメージをもって、
METALLICAやMEGADETHを始めとするスラッシュ・メタル勢に多大な影響を与えた事で知られる、
ロンドンはサウス・イースト出身のパワー・トリオANGEL WITCH、'80年発表の1stアルバム。
硬質なリフ、シャープに疾走するリズム、メロディアスに切り込んで来るG、イギリスの専売特許とも言える湿ったメロディを
歌うヘタウマVo、そしてダークでドラマチックな曲展開といった、このバンドの持つ美点を余す所なく兼ね備えた
名曲中の名曲①で幕を開ける本作は、流石、NWOBHMを代表する名盤の1つと評されるだけあって、捨
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BATHORY-The Return...... ★★ (2007-07-09 21:58:00)
友達がいなくても音楽活動は出来るんだ!と、世の引き篭もり系メタル・ミュージシャンに勇気と希望を与えた(?)
クォーソンによる「独りスラッシュ・メタル・プロジェクト」ことBATHORY、'85年発表の2ndアルバム。
(でも実際は、アルバムのレコーディングにはサポート・メンバーも参加しているらしい)
北欧暗黒メタル史に燦然と輝く・・・いや、ドス黒い影を落す名盤として知られる1st『BATHORY』は、どちらかと言えば
VENOM直系のイーヴルでサタニックなスラッシュ・メタル風味が色濃い作風だったが、この2ndでは、いよいよ前作と同等か
もしくはそれ以上に劣悪なサウンド・プロダクションの下、歪み切っていて最早何を弾いているのかすら判然としない禍々しいリフ、
取り憑かれたように疾走するリズム、凄まじい邪気を発散する絶叫Vo、耳に突き刺さる狂ったGソロetc・
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BATHORY-Hammerheart ★★ (2007-07-07 01:19:00)
ジャケット・アートワークに、英国人画家フランク・ディクシー卿の名画「ヴァイキングの火葬」を用いている事からも判る通り、
これまでのスラッシュ/ブラック・メタル路線から、ヴァイキング・メタル路線へと、その作風を大きく変化させた
'90年発表の5thアルバム。例えるなら、前作収録の名曲“BLOOD,FIRE DEATH"の方向性をアルバム全編に渡って押し進めてみた感じ?
疾走曲が完全に姿を消してしまったため、BATHORYにスピードを求めるファンには本作は耐え難いほど退屈な代物だろうが、
一方で、クォーソンの創造する暗黒世界に魅せられた者にとっては、これぞまさしく捨て曲なしの大傑作。
強烈なうねりを生み出す壮大なスケール感、メランコリックという表現では生温い絶望的なまでにダークなメロディ、
厳粛且つ荘厳な雰囲気を演出するコーラスといった要素に彩られた楽曲の
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SACRED REICH ★★ (2007-07-05 22:03:00)
どうやら、1st『IGNORANCE』、2nd『AMERICAN WAY』、EP『SURF NICARAGUA』に、
ライブ音源やJUDAS PRIESTの“RAPID FIRE"のカヴァーなんかをプラスした
BOXセットが発売になったようです。
(修正。1stとEP『SURF~』、そしてライブDVDというセットのようです)
リマスターされているのかどうかは不明ですが、
この3枚の名盤をまとめて\4000で聴けるのは間違いなくお買い得。
未聴の方は、この機会に是非。
MANOWAR-Gods of War ★★ (2007-07-04 21:28:00)
ここ数作のコンパクトにまとめられた楽曲重視路線から一転、久し振りに重厚長大なコンセプトを全面に押し出した、'07年発表の記念すべき10thアルバム。
コンセプト重視といえば、30分近くに及ぶ大作組曲“ACHILLES,AGONY AND ECSTASY"を収録した7th『THE TRIUMPH OF STEEL』を思い出すが、全体的にメロディの弱さが目立ったあのアルバムに比べて、今回は1曲1曲がきっちりと練り上げられていて、メロディの煽情度も高め。長尺曲で圧倒するのではなく、キャッチーなHMソングを、SEやナレーション、インスト曲で繋ぎ合わせ、映画のサウンド・トラックの如き壮大さを演出するという手法が取られていて、ジョーイ・ディマイオが『THE TRIUMPH~』から得た教訓をちゃんと本作に活かしている事が判る。例えるなら、6th『KINGS OF METAL』に収録されていた笑撃
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BATHORY-Bathory-War ★★★ (2007-07-03 21:45:52)
アルバムのラストを締める突撃スラッシュ・チューン。
荒々しく、野蛮にして勇壮なBATHORY初期の名曲。
聴いてると「WAR!」「WAR!」と一緒に歌いたくなりますね。
BATHORY-Bathory ★★ (2007-07-03 21:32:00)
スッカスカの音質から垣間見えるアングラ主義、暗黒サタニック性、禍々しく寒々しい楽曲、
そして「独りスラッシュ・メタル」と呼ばれる家内手工業的なアルバムの制作スタイルが、後続のバンド群に
多大なインスピレーションを与えたという元祖ブラック・メタラーBATHORY、'84年発表のデビュー作。
尤も、傑作と名高い3rd『UNDER THE BLACK MARK』辺りに比べると、まだまだブラック・メタル的な要素は希薄で、
それよりも不気味なイントロ①に導かれてスタートする②を聴けば判るように、チリチリしたリフにしろ、
ダミ声中心のクォーソンのVoスタイルにしろ、その作風は多分にオーソドックスなスラッシュ・メタル寄り。
とは言え、初期VENOMからロックンロール色を取り除いた代わりに、爆発的な疾走感と、北欧のバンドらしい
暗く湿った質感を加味した感じの陰惨
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D.R.I.-Crossover ★★ (2007-07-02 21:15:00)
テキサス出身の4人組スラッシャー、DIRTY ROTTEN IMBECILIES(薄汚い性根の腐った悪ガキ共)ことD.R.I.が、'87年に発表した2ndアルバム。
全世界で10万枚以上を売り上げたD.R.I.の出世作として知られる本作は、『CROSSOVER』という
そのものズバリなタイトルが示す通り、メタルとハードコア/パンクのクロスオーバー現象を語る上で
欠かす事の出来ない名盤の1つであり、個人的には、彼らの最高傑作と信じて疑わない1枚でもある。
ヘヴィなイントロを経て猛烈に疾走を開始。中盤にはGソロまでフィーチュアして、最後は再びミドル・パートに戻って幕となる、
緩急の効いたOPナンバー①が端的に表わす通り、もろハードコア/パンク路線だったデビューEP『DIRTY ROTTEN EP』や
1stフル『DEALING WITH IT』の作風から一
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NASTY SAVAGE ★★ (2007-07-01 01:32:00)
おお、NASTY SAVAGE。懐かしいですね。
何かとプロレス界とは縁の深いHM/HR界ですが、
Voが本当にプロレスラーだったのは、このバンドぐらいのものでしょうか?
(あ、今ならクリス・ジェリコがいるのか)
昔、3rd『PENETRATION POINT』を購入して聴いた時には
「ルックスのインパクト程は作品のクオリティは高くない」
との印象を持って、さっさとアルバムを売っ払ってしまったのですが、
これは是非とも未聴の1stを探し出して聴いてみねば。
JURASSIC JADE-Gore ★★ (2007-06-30 01:46:00)
特異な個性を誇る日本のベテラン・スラッシャー、JURASSIC JADEが'89年に発表した1stフル・アルバム。
現在では幅広いラウド・ミュージックからの影響を取り入れた、深遠なサウンドを披露している彼らだが、
この頃はバリバリにファストでピュアなスラッシュ・メタル・バンド。
ガリガリと刻まれる殺傷力満点のリフの数々や、緩急をしっかりと織り込んで畳み掛けてくる曲展開なんかは
SLAYERからの影響を伺わせるものの、とても女性・・・いや、人類のモノとは思えぬHIZUMIの壮絶なVoや、
勢いだけでなくカッチリと構築されたNOBのGソロ、そして日本語詞による唯一無二の歌詞世界といった要素を聴けば、
JURASSIC JADEが単なるSLAYERのフォロワーなどではなく、独自のサウンド・スタイルを確立した
スラッシュ・メタル・バンドであることが良く判
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LAAZ ROCKIT-City's Gonna Burn ★★ (2007-06-28 22:46:00)
サンフランシスコのクランチ軍団ことLAAZ ROCKITが、'84年に発表した1stアルバム。
3rd『KNOW YOUR ENEMY』以降の、まるでベイエリア・スラッシュ・メタルの権化の如きアグレッシブなサウンドで
知られる彼らも、このデビュー作の時点では、JUDAS PRIESTやIRON MAIDENから大きな影響を受けたと思しき、
オーソドックスなヘヴィ・メタル・テイストが色濃く薫る。ブックレットに大きくロン・キールの名前が
クレジットされているせいか、時に明快なリフ・ワークからはLAメタルっぽさも感じ取れるような・・・。
とは言え、(メンバーのルックスも含めて)マッチョで硬派な本作にチャラチャラと浮付いた雰囲気は皆無。
マイケル・クーンズの男臭く攻撃的なVoは、とてもじゃないけどキャッチーとは言い難いし、流麗なツインGは
欧州的な湿り気
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MANOWAR-Warriors of the World ★★★ (2007-06-25 22:54:00)
前作『LOUDER THAN HELL』から、実に6年のインターバルを置いて、'02年に発表された待望の9thアルバム。
間に2枚のライブ・アルバムを挟んだとは言え、幾らなんでも6年は待たせ過ぎでしょうが!とか、しかも漸くリリースされた国内盤の歌詞には日本語訳がないという、今時有り得ない手抜き仕様(これはバンドよりもレコード会社の怠慢だが)等、湧き上がる数々の不満を力ずくで捻じ伏せてみせる本作の凄まじいクオリティの高さは、流石MANOWAR。
基本は『LOUDER~』同様、コンパクトに練り上げられたキャッチーなHMチューンが次々に繰り出される、コンセプトよりもメロディに重きを置いた楽曲重視路線だが、個々の楽曲のクオリティは、傑作だった前作をも軽く上回る勢い。
ボーナス・トラックも含めて全11曲、熱きメタル魂を胸に思わず行進したくなる勇壮な①に始まり、エリック・アダムスの
…続き
MIKAEL ERLANDSSON-The Gift ★★ (2007-06-24 22:00:00)
日本のレコード会社の要請を受けて、ミカエル・アーランドソンが'03年に発表した、復活の4thソロ・アルバム。
制作の経緯が経緯だけに、てっきり初期の頃を思わせる哀愁のハードポップ路線の作品を期待していたが、
実際に聴いてみると、これがBEATLESやELECTRIC LIGHT ORCHESTRAなんかを彷彿とさせる、爽やかでポップな
メロディに満ち溢れた、3rd『UNFAMILIAR』の作風を順当に受け継いだ内容に仕上がっていて、ちょっぴり肩透かし。
とは言え、これはこれで悪くない。と言うか非常に良い。楽曲のキャッチーさは過去最高とも思えるクオリティだし、
何より前作に比べて、グッとハード・ロック的なエナジーを取り戻しているのがポイント。仄かな哀愁とポジティブな
メロディが心地良い②、軽やかに疾走する爽快な⑥、「キャッチーとはこういう事だ!」な⑧、
…続き
MIKAEL ERLANDSSON-The 1-It's Alright ★★★ (2007-06-23 00:21:14)
ミカエル・アーランドソンと言えば、やはりこの曲は外せない。
哀しくも切ないメロディを帯びた曲調といい、
ミカエルの「泣き」を含んだ歌声といい、
まさに「哀愁のロック・ナンバー斯くあるべし!」な必殺の名曲。
後にLAST AUTUMN'S DREAMにおいて、よりハードなアレンジを
施されてリメイクされたが、やはりメロウなこのバージョンが一番でしょう。
MIKAEL ERLANDSSON-Unfamiliar ★★ (2007-06-22 23:31:00)
「ポップ過ぎる」と言われた2nd『UNDER THE SUN』(個人的には名盤だと思う)にすら収録されていた
ハードロック・チューンがとうとう完全に姿を消し、前2作に比べて更にシンプルに、更にソフトにと、
より一層のポップ化が推し進められた、'97年発表の3rdアルバム。
全体的に「哀愁のメロディ」が薄まり始めていて、代わりに目立つのが、ミカエル・アーランドソンのルーツである
BEATLESやELECTRIC LIGHT ORCHESTRAといったバンドを彷彿とさせる、人懐っこいポップ・センス。
また、楽曲のアレンジもかなり簡素化されていて、それに合わせてかミカエルの歌唱もかなり大人しめで、
以前のような聴いてるだけで胸がキュンとなる(死語か?)熱唱は、余り耳にすることが出来ない。
とは言え、前2作の事を切り離して1枚のアルバムとして評価すれば、
…続き
MIKAEL ERLANDSSON-Under the Sun-Under the Sun ★★★ (2007-06-21 22:22:11)
爽やかさやキャッチーさが強化された2ndアルバムの中にあって、
この曲の放つ強烈な哀愁は一際耳を惹く。
泣きの入ったミカエルの絶品の歌声
(この人は歌唱力よりも、声質それ自体が非常に魅力的だ。
勿論、歌も上手いけど)、
悲哀に満ちた冷ややかなメロディ・・・
隠し味の女性Voも良い感じのスパイスとなっている。
個人的には“IT'S ALRIGHT"に匹敵する名曲じゃないかと思っております。
MIKAEL ERLANDSSON-Under the Sun ★★ (2007-06-21 22:12:00)
名盤『THE 1』と、そこに収録された名曲“IT'S ALRIGHT"で日本のメロディ愛好派リスナーのハートを
鷲掴みにしたミカエル・アーランドソンが、'96年に発表した2ndアルバム。
絶品の哀愁のメロディに彩られた、瑞々しいハードロック・チューンがギッシリ詰まったデビュー作に比べると、
「泣き」の要素が薄まって、ハード・ロッキンなエッジが更に失われた余りにポップな作風ゆえか
(ドライでシンプルなサウンド・プロダクションも、その印象に拍車を掛けている)、発表当時、BURRN!!誌上でも
高評価を得ることが適わず、大して話題になる事もなくフェードアウトしてしまった本作だが、いやいや、なかなかどうして出来は良い。
と言うか、ミカエルのソロ・アルバムの最高傑作は本作である!と、個人的には信じて疑わない次第。
泣きの代わりに、「爽やかさ」や「キャッチー
…続き
LAST AUTUMN'S DREAM-Saturn Skyline-Rock 'n' Roll Is Saving My Soul ★★★ (2007-06-20 21:05:23)
タイトルからして、KISSの感動的な名曲
“GOD GAVE TO ROCK N' ROLL TO YOU"を彷彿とさせる
ドラマチックな仕上がり。
ライブにおいて観客がサビを合唱する場面は、
ミカエル・アーランドソンでなくとも感動もの。
MIKAEL ERLANDSSON-The 1 ★★ (2007-06-20 05:52:00)
先日行われたLAST AUTUMN'S DREAMの来日公演が予想以上に素晴しくて、俺の中のミカエル・アーランドソン熱が再燃。
ここ数日、彼の過去の作品をCD棚から引っ張り出しては毎日のように聴いているのだが、そのミカエルの代表作と言えば、
やはりソロ・アーティストとしてのデビュー作であり、名曲中の名曲“IT'S ALRIGHT"を収録した、
'95年発表のこの1stアルバムで決まりだろうか。
メタルはおろか、ハードロックとすらかなり距離の感じられるライトな音楽性なれど
(名バラード⑩を初めて聴いた時は、これ何て徳永英明?と思ったものです)、
ミカエルの少々掠れ気味のハスキー・ボイスで歌われる、強力な哀愁とフック、そして如何にも北欧的な透明感を
兼ね備えたメロディの魅力は、そうした物足りなさを補って遥かに余りある。
特に、悲哀に満ちたヴァー
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BATHORY-Blood Fire Death ★★ (2007-06-18 21:48:00)
VENOMやCELTIC FROSTと並んで、「ブラック・メタルの元祖」と崇め奉られる
スウェーデンのカルト・スラッシャーBATHORYが、'88年に発表した4thアルバム。
チープな音質、寒々しく邪悪なリフ、性急に疾走するリズム、ヒステリックな絶叫Vo、ある種、宗教的な
荘厳さすら感じさせる楽曲と、後にブラック・メタルと呼ばれる事になるサウンド・スタイルの雛形を
確立した前3作に比べると、ノルウェー出身の画家ペーター・ニコライ・アルボの代表作の1つ、
『THE WILD HUNT OF ODIN(ASGARDSTEIEN)』をアルバム・ジャケットに用いた本作は、大仰さやドラマ性といった
要素が後退して、よりスラッシュ・メタル的なストレートさが前面に押し出されているのが特徴。
クォーソンのVoパフォーマンスにも幅が出て来ているし、サウンド・プロダ
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MASTERPLAN ★★ (2007-06-15 22:18:00)
マイク・テラーナはドラミングも強烈でしたが、叩いてる時の顔はもっと強烈だったような・・・(笑)
また、マイク・ディメオはRIOT時代のライブとは比べ物にならないぐらい歌が上手くなっていましたよね。
ヨルン・ランデの抜けた穴をしっかりと埋めていたと思います。
客も十分入っていましたし、“HEROES"のリフの大合唱や、ローランド・グラポウ・コール、
そして前日はプレイしてくれなかった“MASTERPLAN"も、きっちりと最後に演ってくれてと、
最終日に相応しい大盛り上がりのライブだったのではないでしょうか。
LAST AUTUMN'S DREAM ★★ (2007-06-15 22:04:00)
来日公演を見てきました。「良くも悪くもスタジオ・ミュージシャンが集まったバンド」という
イメージが強かったのですが、かなりしっかりとしたライブを見せてくれたので大満足。
特にミカエル・アンダーソンが、あそこまでしっかり歌えるシンガーだったとは嬉しい驚きでした。
てっきり、経験値の少なさからメロメロな歌唱を披露してしまうものとばかり・・・。
また、ファンによる“ROCK'N ROLL IS SAVING MY SOUL"のサビの合唱シーンは、
ミカエルでなくとも感動してしまう、ショウのハイライト的な場面として非常に印象に残りましたね。
唯一の不満は、アンコールなしで1時間弱と、公演時間がえらく短かった点でしょうか。
ANVIL-Metal on Metal-Mothra ★★ (2007-06-13 21:54:07)
ゴジラではなく、モスラというチョイスが渋いねぇ。
とは言え、タイトルこそ色物臭いが、これが真面目に
アルバムの中でも1、2を争う名曲なんだから侮れない。
中盤、テンポ・チェンジする場面のカッコ良さときたら!
ANVIL-Metal on Metal ★★ (2007-06-13 21:47:00)
EXCITERと双璧を為す、カナダ出身の元祖スラッシュ・メタル・バンド、リップス(Vo)率いるANVILが
'82年に発表した2ndアルバムにして、“METAL ON METAL"“MOTHRA"“JACKHAMMER"“666"といった
ANVILを語る上で欠かす事の出来ない名曲を多数収録した、彼らの代表作と言うべき1枚。
カミソリの如く切り裂くように疾走しまくるEXCITERに比べると、こちらはもう少しオーソドックスというかメロディ重視のサウンドで、
楽曲は意外なくらいキャッチー(ポップという意味ではない)。勇壮なインスト曲④や、初期RIOTにも通じる哀愁を漂わせた
⑧のようなハードロック・チューンを収録していたりするので、EXCITERよりもかなり取っ付き易く感じられるかも。
とは言え、やはり「元祖スラッシュ・メタル・バンド」の称号は伊達じゃなく
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MANOWAR-Louder Than Hell-Outlaw ★★ (2007-06-12 21:06:05)
↑ドイツではバラードがヒットしたせいか、女性ファンが多いんだとか。
それは兎も角、この曲はシンプル且つ硬派な疾走チューン。
中盤のドラマチックな一捻りに胸躍ります。
MANOWAR-Louder Than Hell ★★★ (2007-06-12 21:00:00)
オリジナル・メンバーの1人であり、生粋のロックンローラーだったロス・ザ・ボス(G)が6th『KINGS OF METAL』を最後にバンドを去って以来、ジョーイ・ディマイオ(B)の妥協を許さぬ完璧主義者っぷりに歯止めを掛けられる存在がいなくなったのか、アルバムのリリース・ペースがオリンピック級の気の長さになってしまったMANOWAR、'96年発表の8thアルバム。
前作『THE TRIUMPH OF STEEL』から参加したデイヴィッド・シャンケル(G)とライノ(Ds)が早くも脱退し、新Gとしてカール・ローガンが加入。Dsの座には前任のスコット・コロンバスが出戻るという慌しい人事異動を経て完成をみた本作だが、大勢には全く影響なし。いや、寧ろやや力み過ぎの感があった『THE TRIUMPH~』を軽く凌駕する内容に仕上がっているような・・・。
前作は、30分に及ぼうかという組曲“A
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MANOWAR-The Triumph of Steel ★★ (2007-06-11 22:33:00)
ロス・ザ・ボス(G)とスコット・コロンバス(Ds)が脱退したり、新しいレコーディング・スタジオを建設したりとドタバタと色々な事があって、前作から実に4年のインターバルを経て、'92年に漸く発表された7thアルバム。邦題は『勝利の鋼鉄(はがね)』。
オリジナル・メンバーにして生粋のロックンローラーでもあるロスがバンドを去った事により、ジョーイ・ディマイオの妥協を許さぬ完璧主義者っぷりに歯止めを掛ける存在がいなくなってしまったせいか、これ以降、MANOWARのアルバム・リリース・ペースはオリンピック級の気の長さになってしまうわけだが・・・。ま、それはともかく。
本編の半数を重々しいミドル・チューンが占め、しかもエリック・アダムス(Vo)がドラマチックな歌い上げよりアグレッシブなシャウトを多用している事もあって、MANOWARのアルバムの中でも際立ってヘヴィな仕上がりの本作。
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MANOWAR-Kings of Metal-Wheels of Fire ★★★ (2007-06-09 21:00:49)
スラッシュ・メタルばりのスピード感と、
炸裂するようにダイナミックに展開する
サビメロのカッコ良さが半端じゃない。
余談だが、RHAPSODYの4thアルバムには、この曲そっくり
(ご丁寧にVoの歌声まで左右のチャンネルに振り分けてある)の
“WHEN DEMONS AWAKE"という曲が収録されていて、
今にして思えば、彼らがジョーイ率いるマネジメント
マジック・サークル・ミュージックに移籍する予兆だったのかな、と。
MANOWAR-Fighting the World-Black Wind, Fire and Steel ★★★ (2007-06-09 20:42:23)
個人的には思い入れの薄い5thアルバムだが、
間違いなくアルバムのハイライトを飾るこの曲は、
文句なしで素晴しい。
エンディングがクドイという意見が出ているようですが、確かに(笑)。
ただ来日公演の時には、引き伸ばされたエンディングの最中に、
ジョーイ・ディマイオがベース弦を1本1本、
力任せに引き千切っていくという
圧巻のパフォーマンスを披露して会場を沸かせていたので、
映像付きで見るとまた印象が違うのかもしれませんね。
“BATTLE HYMNS"のエンディングもまた然り。
MANOWAR-The Triumph of Steel-The Power of Thy Sword ★★★ (2007-06-09 20:29:11)
ヘヴィネスは効いていても、楽曲のメロディの弱さと、
せっかくのエリック・アダムスのVoを活かしきれていない印象が
強い7thアルバムの中にあっても、この曲だけは別格。
疾走感、メロディ、そしてエリックの壮絶な歌唱が
三位一体となって突撃する、アルバムのハイライト・チューンだ。
MANOWAR-Into Glory Ride-Gloves of Metal ★★★ (2007-06-09 01:22:39)
1stに比べ、いよいよエリック・アダムスのVoがパワー全開。
特に、この曲における彼の歌唱には心震えます。
何度聴いても「レザー!メタル!スパイクス!アンチェイ~ンンン」
の歌い回しにコブシを握ってしまう俺がいる。
MANOWAR-Battle Hymns-Battle Hymn ★★★ (2007-06-09 01:10:12)
必ずライブのエンディングで演奏される超名曲。
まさに「地獄の鎮魂歌」(?)
1st収録バージョンは、オモチャの太鼓みたいにチープな
ドラム・サウンドがイマイチなので、
個人的にはスコット・コロンバスの雷鳴の如きドラミングが堪能できる
劇的さ4割増しのライブ・バージョンを聴く事をお薦めしたい。
MANOWAR-Sign of the Hammer-Guyana (Cult of the Damned) ★★★ (2007-06-09 01:01:07)
カルト教団の教祖ジム・ジョーンズ以下、信者913人以上が死亡した
南米ガイアナにおけるの人民寺院集団自殺事件を
題材に取り上げた、MANOWAR屈指の超名曲。
この曲を聴けば、MANOWARが底の浅い単なるファンタジー・バンドじゃない事が分かる筈。
出来れば国内盤の歌詞も読んでみて欲しいところ。
怒りと悲しみを感じさせるジョーイ・ディマイオのBプレイは絶品だ!
MANOWAR-Sign of the Hammer-Thor (The Powerhead) ★★★ (2007-06-09 00:50:57)
4thアルバムにおいて、“GUYANA"に匹敵するハイライト・チューン。邦題は“戦神トール"。
まさに「戦いの歌」といった趣きの勇壮な歌メロと、劇的なリフ、
それに激烈な疾走感に心が震えます。
MANOWAR-Hail to England-Hail to England ★★★ (2007-06-09 00:42:44)
MANOWARにハマリ始めた当時、3rdアルバムは世界的に廃盤状態だったので、
仕方ないから今は亡き西新宿のDISKLANDで海賊盤を4000円の大枚はたいて購入したのだが、
まぁ板起こし盤ゆえスクラッチ・ノイズが豪快に入ってるのは我慢するにしても、
この名曲を2分ぐらい聴き進んだ所で、いきなり針飛びを起こして、
最後のコーラス部分まで音が飛んでしまうのには参った。
チクショウ、いい加減な録音しやがって!金返せ!
・・・という意味でも思い出の1曲。
後に国内盤が発売されて、改めて聴き直した時には感動しましたね。
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