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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 6751-6800
SDI-Sign of the Wicked-Comin' Again / Sign of the Wicked
S.D.I.-Mistreated
S.D.I.-Sign of the Wicked
SDI-Satan's Defloration Incorporated-Quasimodo
S.D.I.
SDI-Satan's Defloration Incorporated
XENTRIX-Kin
ZNOWHITE-Act of God-To the Last Breath
XENTRIX-For Whose Advantage?
XENTRIX-Shattered Existence
VIKING-Man of Straw-Hell Is for Children
VIKING-Man of Straw-Creative Divorce
TOXIK-Think This-Spontaneous
TOXIK-Think This
TOXIK-World Circus-Heart Attack
TOXIK-World Circus
METALLICA-Master of Puppets
TANK-This Means War
BISCAYA-Biscaya-Howl in the Sky
TANK-Honour & Blood-The War Drags Ever On
SADUS-Out for Blood
TANK-Honour & Blood
BISCAYA-Biscaya
CRO-MAGS-Best Wishes-Down, But Not Out
CRO-MAGS-Best Wishes
METALLICA-…and Justice for All
METALLICA-Ride the Lightning
METALLICA-Kill 'em All
CASBAH-BAREFOOTED ON EARTH ♯2
CASBAH-BAREFOOTED ON EARTH ♯1
SABBAT-Dreamweaver
DEPRESSIVE AGE-First Depression
SADUS-Swallowed in Black
VIKING-Man of Straw
EBONY TEARS-Tortura Insomniae
INTRUDER(THRASH)-Escape from Pain
SACRED REICH-Independent
PROTECTOR-A Shedding of Skin
NEVERMORE-This Godless Endeavor
ANTHEM-Last Anthem
METAL CHURCH-A Light in the Dark
ASSASSIN-Interstellar Experience
MARSHALL LAW-Marshall Law-Marshall Law
MARSHALL LAW-Marshall Law-Screaming
MARSHALL LAW-Marshall Law-Under the Hammer
MARSHALL LAW-Marshall Law
METAL CHURCH-The Weight of the World
ASSASSIN-The Upcoming Terror-Assassin
ASSASSIN-The Upcoming Terror
METAL CHURCH-Masterpeace
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SDI-Sign of the Wicked-Comin' Again / Sign of the Wicked ★★★ (2007-03-24 21:24:55)

2ndアルバムのOPを飾る、SDI屈指の名曲。
初期HELLOWEENを倍速化したかのような、
カミソリの如き高速スラッシュ・ナンバーだが、
中盤にきっちりと「溜め」パートを作っていたりと、
力押しに頼らない曲作りの巧さも光る。

S.D.I.-Mistreated ★★ (2007-03-23 23:35:00)

Gをフランク・ティーシングからライナー・レイジに代えて、'89年に発表された3rdアルバムにしてラスト・アルバム。
一聴して、かなりメロディ重視の姿勢を取っている事が明らかな内容で、別にそれで疾走感が失われてしまった
ワケではないのだけれども、前作『SIGN OF THE WICKED』に比べ、長尺・複雑化(と言うほど大袈裟なモノじゃないが)が
進んだ楽曲の数々は、スラッシュ/スピード・メタルと言うよりは、当時、ドイツで大流行の兆しを見せていた
「メロディック・パワー・メタル」と表現した方がしっくり来る印象。
勿論、それが悪いなんて事もなく、ダイナミックな曲展開が魅力のOPチューン①、疾走する正統派へヴィ・メタリックなリフと
Gソロがカッコイイ②、スラッシーな③、全収録曲中、最もジャーマン・メロディック・パワーメタル風味が強い⑦
といった楽曲は、
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S.D.I.-Sign of the Wicked ★★ (2007-03-23 23:18:00)

多くのファンがSDIの最高傑作と太鼓判を押す、'88年発表の2ndアルバム。
スピーディでストレートなスラッシュ・メタルが堪能できる反面、ややチープな感が無きにしも非ずだった
デビュー作『SATANS DEFLORATION INCORPORATED』に比べ、一層研ぎ澄まされたリフにビルドアップされたリズム、
勇壮さを増した歌メロ、煽情度を高めたGソロetc・・・と、パンキッシュなラフさやオチャラケた雰囲気が払拭された本作は、
かなり硬派でシリアス、程好い緊張感を漂わせた作風に仕上がっている。
楽曲の練り込み具合も前作の比ではなく、例えばアコギに導かれてスタートする、SDI屈指の名曲①を聴けば明らかな通り、
疾走感はそのままに、静と動、緩急を巧みに取り入れた曲展開は、楽曲に宿るドラマ性を
急上昇させるだけでなく、その疾走感をも更に引き立てることに
…続き

SDI-Satan's Defloration Incorporated-Quasimodo ★★ (2007-03-21 21:51:09)

ヤケクソ気味の疾走感といい、ドイツ民謡風のメロディといい、
下手なりに一生懸命メロディを歌うVoといい、
もろ初期HELLOWEENを彷彿とさせる
1stアルバムのOPを飾る高速スラッシュ・チューン。

S.D.I. ★★ (2007-03-21 17:55:00)

旧西ドイツはオスナブリュック出身の3人組スラッシュ・メタル・バンド。
SATANS DEFLORATION INCORPORATED、略してS.D.I。(S.O.D.とかS.O.B.とか色々あってややこしいけど)
初期HELLOWEENを、よりストレートに、よりスピーディにしたかのようなそのサウンドは、
まさに「スピード・メタル」を絵に描いたかのよう。
'86年に1stアルバム『S.D.I』でデビュー、'88年にバンドの最高傑作と名高い2nd『SIGN OF THE WICKED』を、
'89年には、メロディック・パワー・メタル方面へと接近した3rd『MISTREATED』を発表。
その後、4枚目のアルバム製作の噂もあったが、結局リリースされないまま解散に至った。
その発表されず終いの4枚目のアルバムの音源は、最近、まとめて再発された過去3作のリ
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SDI-Satan's Defloration Incorporated ★★ (2007-03-21 17:34:00)

S.O.D.とかS.O.B.とかM.O.D.とかD.R.I.とか、色々あってややこしいが、このS.D.I.は西ドイツは
オスナブリュック出身のトリオ・スラッシャーで、本作は'86年発表の1stアルバムにあたる。
初期HELLOWEENを更に野蛮にして、「野卑になったカイ・ハンセン」といった感じのVoがシャウトしまくる
そのスピーディなスラッシュ・サウンドは、初期HELLOWEENより数倍ストレートで、数倍速く、そして数倍バカ(笑)。
デビュー作ゆえまだまだラフな勢いが勝ち気味で、勢い余ってパンキッシュな③、ハードコアちっくな
瞬間風速ナンバー⑪のような楽曲も収録されているが、このバンドの核にあるのは、
メロディックなインスト・パートを聴けば明らかな通り、飽くまでもヘヴィ・メタル。
特に、アルバムOPを猛スピードで駆け抜ける①や、高速スラッシュ・チ
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XENTRIX-Kin ★★★ (2007-03-20 23:11:00)

スラッシュ・メタル冬の時代へと突入し、ONSLUGHT、SLAMMER、SABBAT、ACID REIGNといった
英国スラッシュ勢が次々に失速していく様を横目で見ながら、'93年に発表された3rdアルバム。
スラッシーな疾走感が大きく後退し、重量級のリズムがズンズンと下っ腹に響くミドル・チューンが
本編の大半を占める内容は、発表当時、「地味」「速い曲がもっと欲しい」との評価を頂戴したが、なんのなんの。
スピードが落ちた分、(元々強い拘りを持っていた)メロディの魅力が浮かび上がり、まるで英国の曇天を
思わせるダークで憂いを帯びた楽曲の数々は、過去最高のクオリティを誇る(・・・と思う)。
繊細な泣きを炸裂させるGソロが、心筋が痙攣するぐらい素晴しい①、Voがクリーン・ボイスで歌い上げる叙情的な④、
起承転結の完璧な決まり具合が殆ど様式美HMなノリの
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ZNOWHITE-Act of God-To the Last Breath ★★★ (2007-03-19 21:49:23)

サビでドラマチックに展開する憂いを帯びた歌メロが堪らない、
アルバムOPを飾る高速スラッシュ・チューン。
劇的に斬り込んで来る流麗なGソロといい、
(イアン・タフォーヤ改め)グレッグ・フルトンの
曲作りの才能には心底畏れ入る。

XENTRIX-For Whose Advantage? ★★ (2007-03-19 20:20:00)

スラッシャーの間では、映画『ゴーストバスターズ』のテーマソング(レイ・パーカーJrが歌っていた有名なアレ)を
カヴァーした事で知られる、イギリスはランカシャー州出身の5人組スラッシュ・メタル・バンド、
'90年発表の2ndアルバムにして、スピード/へヴィネス/メロディの三拍子が見事に揃った、このバンドの最高傑作。
ザクザクと刻まれる硬質なリフ、如何にも英国的な湿り気を帯びたメロディ、起承転結のハッキリとした
ドラマチックな曲展開・・・と、METALLICAから多大な影響を受けたと思しきスラッシュ・サウンドは、
1st『SHATTERED EXISTENCE』の時点で既に高い完成度を誇っていたが、本作では基本路線はそのままに、
更に洗練された楽曲のクオリティが大幅アップ。加えて、サウンドにズッシリとした重量感が付与された事で、
アルバム全体に宿るダ
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XENTRIX-Shattered Existence ★★ (2007-03-18 22:34:00)

イギリス出身の5人組スラッシュ・メタル・バンド、'89年発表の1stアルバム。
緩急を巧みに織り交ぜた曲展開はMETALLICAからの強い影響を感じさせるが、じっとりと湿り気を帯びたリフといい、
野卑だが、煮え切らないメロディを歌うVoといい、如何にもイギリスのバンド的な叙情性が強く漂い、非常に良い感じ。
また、デビュー作ということで、若さに任せた荒々しさが全編に横溢しているのも本作の特徴の1つで、
ことスラッシーな疾走感にかけては、彼らの全作品中、最大と言えるのではなかろうか。それでいてアグレッシブな曲調に
突然アコギ・ソロを取り入れた⑦のような楽曲で、アルバムの流れに変化を付けてみたりと、小技の効かせ方もニクイ。
後の作品に比べると今ひとつ垢抜けないし、B級チックな雰囲気が無きにしも有らずだが、
それでも、劇的なリフとメロディを紡ぎ出すツイン
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VIKING-Man of Straw-Hell Is for Children ★★ (2007-03-18 18:11:09)

パット・べネターの名曲のカヴァー。
きっちり自己流に料理されていて、正統派へヴィ・メタリックな
仕上がり具合がなかなかにカッコイイ。
Voがメロディアスに歌っているのだが、これがまたかなり上手い。
また、先輩バンドのDARK ANGELから、
Voのロン・ラインハートがバッキングVoとして参加している。

VIKING-Man of Straw-Creative Divorce ★★ (2007-03-18 18:06:12)

切迫感を漂わせたリフ・ワークにリード・プレイと、
Gが非常に良い仕事をしている高速スラッシュ・チューン。
スリリングなソロも◎。
テンション高めなVoも勢いに溢れていてカッコイイ。
2ndアルバムではこの曲が一番好きかな。

TOXIK-Think This-Spontaneous ★★ (2007-03-18 17:50:31)

金属的質感を伴って刻まれるリフ、
一筋縄では行かないリズム、
突き抜けてくるハイトーンVoとが一体となって突っ走る、
2ndアルバムのハイライト・チューン(個人的に)。
キャッチーなサビでの加速感がたまらない。

TOXIK-Think This ★★ (2007-03-18 16:51:00)

前作で凄まじいハイトーンを響かせていたVoが脱退、ついでにギタリストをもう1人加えて
ツインG編成へと移行・・・と、大幅なメンバー・チェンジを経て、'89年に発表された2ndアルバム。
新たに加わったVoも前任者と良く似た声質&強烈なハイトーン・ボイスの持ち主という事で、
サウンド的に大きな変化は感じられないが、より曲展開の目まぐるしさに拍車が掛かり、
アコギを単なる装飾以上に積極活用したり、劇的に盛り上がりるバラード④を収録してみたりと、
前作以上にメロディへの拘りが強まったため、「ドーピングしたQUEENSRYCHE」、もしくは
「難解になったFLOTSAM&JETSAM」的な、プログレッシブな雰囲気も感じられるようになった。
但し、流麗なG、複雑なリズムを一糸乱れずに叩き出すリズム隊、突き刺さるようなハイトーンVoが
一体となって突っ
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TOXIK-World Circus-Heart Attack ★★★ (2007-03-18 00:47:09)

ハッハッハッ、ハート・アタック!
TOXIKの全楽曲の中でも、断トツのキャッチーさを誇る
高速スラッシュ・チューン。
ロブ・ハルフォードを彷彿とさせる超絶ハイトーンを
ブチかますVoのハイテンションっぷりも凄まじい。

TOXIK-World Circus ★★ (2007-03-18 00:36:00)

アメリカはニューヨーク出身の4人組スラッシュ・メタル・バンド、'87年発表のデビュー作。
その昔、彼らがオムニバス・アルバム『STARS ON THRASH』に提供していた、キャッチーでハイパーな
高速スラッシュ・チューン“HERAT ATTACK"の余りのカッコ良さに痺れ、早速、その名曲をOPナンバーに戴く本作を
買いに走った記憶があるのだが、このアルバムにはそれ以外にも、流麗なGソロをフィーチュアして疾走する⑤⑥、
アコギによるイントロを経て、正統派へヴィ・メタリックな盛り上がりをみせる⑦、本編随一の
アグレッションを撒き散らしてラストを締める⑩といったスラッシュ・メタルの名曲が多数収録されている。
2nd『THINK THIS』では、幾らかプログレッシブ方向に舵を切った彼らだが、この1stの時点では
テクニカル且つタイトな演奏、ロブ・ハルフ
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METALLICA-Master of Puppets ★★★ (2007-03-16 22:50:00)

名曲中の名曲①で幕を開ける、'86年発表の3rdアルバムにして、自他共に認めるMETALLICAの代表作。
スラッシュ・メタル・ブームを決定付けた歴史的名盤ながら、鋭さよりも重厚さに重きを置き、スピードを抑え目にした楽曲はより複雑化・大作化・・・と、内容的には一足早く「脱スラッシュ・メタル」が試みられていて、彼らが狭いジャンルでは収まりきらない、孤高の音楽性を確立させた最初の作品とも言える。
2本のアコギが絡み合う美しいイントロから劇的に疾走を開始する①や、印象的なリフを持つ⑤、ラストを激烈に締め括る⑧のようなスラッシーなスピード・ナンバーを要所に配しつつも、②④⑥といった楽曲を筆頭に、以前にも増して起伏に富んだメロディを歌うジェイムズ・ヘッドフィールドのVoといい、更に構築美を高めた曲展開といい、ツインGが生み出すメロディの煽情度といい、アルバム全編に溢れるドラマティシズム
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TANK-This Means War ★★ (2007-03-16 22:27:00)

シンセサイザーによるメロディアスなイントロと、それに続くドラマチックな疾走曲①が、
「TANK=小型MOTORHEAD」との先入観を粉々に打ち砕く、'83年発表の3rdアルバム。
コミック調のジャケットこそ初期ハードコア路線を思わせるが、新たにミック・タッカー(G)が加わり、
ツインG編成へと移行した事で、楽曲に宿るドラマ性が飛躍的に増大。疾走感はそのままに、
より正統派へヴィ・メタル・テイストが前面に押し出された内容に仕上がっている。
その代表格が、OPチューンにしてハイライト・チューンと言うべき①や、グッとくるGソロが炸裂する②、
①に匹敵する劇的さを誇るアルバム・タイトル・トラック③、メロウな味付けが効いてるスピード・チューン④、
そしてシングル・カットもされた⑦といった楽曲。いずれもアルジー・ワードの男臭い濁声Voが
醸し出す哀愁と
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BISCAYA-Biscaya-Howl in the Sky ★★★ (2007-03-15 22:39:38)

DEEP PURPLEの名曲“BURN"を、
さらにクラシカルに仕上げたかのような
スピーディでドラマチックなアルバムOPチューン。
GとKEYのバトルが素晴しい、まさに「北欧様式美メタル」を
体現したかのような1曲。

TANK-Honour & Blood-The War Drags Ever On ★★★ (2007-03-15 22:35:04)

シンセサイザーとGリフのイントロの時点で既に胸が高鳴り、
全楽器が突進へと転じる瞬間のカッコ良さがガッツポーズモノの、
アルバムのOPチューンにしてハイライト・チューン。
アルジー・ワードの男の哀愁を背負った濁声で歌われる
まさに「男達の挽歌」。

SADUS-Out for Blood ★★ (2007-03-15 22:23:00)

いつまで経っても国内盤の発売される気配のない、復活のSADUSが'06年に発表した9年振り、通算5枚目となるニュー・アルバム。
強力なウネリを生み出すスティーヴ・デジョルジオのB、相変わらずタイトなジョン・アレンのDs、
ヒステリックなダレン・トラヴィスのVoという三本柱が一体となってダイナミックに疾走する①を聴いた瞬間、
SADUS復活の確かな手応えを感じる事が出来た。3rd『A VISION OF MSERY』の頃を彷彿とさせるアルバム表題曲④、
直線的な高速スラッシュ・ナンバー⑥、エスニックな雰囲気を漂わせた大作⑩も良い曲だ。
ただ、本編の過半数をヘヴィ・チューンが占める事と、トリオ編成への移行により、Gソロから
スリルが減少してしまった事と併せて、全体的にどーにも地味な印象が拭えないのも、また事実。
大半のSADUSファンの期待には応えた
…続き

TANK-Honour & Blood ★★ (2007-03-15 22:09:00)

このタイトル、そしてアルバム・ジャケットを見てるだけで血沸き肉踊る、NWOBHMを代表する
荒くれ爆走軍団TANK、'84年発表の4thアルバム。
まさに「戦いの序曲」といった感じのシンセとGリフによるイントロに胸が高鳴り、全楽器が
一斉に突撃へと転じる瞬間の、余りのカッコ良さに小便チビリそうになる名曲①を聴けば明らかな通り、
本作は、3rd『THIS MEANS WAR』で開花したパワーメタル路線を更に推し進めた、大作主義・ドラマ性重視の作風に仕上がっている。
猛々しく刻まれるリフ、戦車の進撃の如き力強いリズム、男の哀愁を濃厚に漂わせたアルジー・ワードの濁声Vo、
叙情的と表現するには荒々しく、骨太な「泣き」を炸裂させるGソロといった要素に彩られた収録曲は、何れも聴き応え十分。
中でも前述の劇的なOPチューン①、威風堂々たるアルバム表題曲③、キ
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BISCAYA-Biscaya ★★ (2007-03-14 22:05:00)

北欧メタル・ファンの間で長らく「幻の名盤」とされていた、スウェーデン出身の5人組が
'83年(国内盤発売は'84年)に発表した、最初で最後のフル・アルバム。
'96年に日本でCD化された際には、ボーナス・トラックとして'84年発表の4曲入りシングル『ON 45』が追加収録。
まぁ、ぶっちゃけ、何れも大した曲ではないのだけれど(いや、4曲目は結構良いかな)、
それよりも、こんなレアな音源を発掘して来てくれたレコード会社スタッフの情熱に頭が下がります。
で、肝心のアルバムの内容の方はと言えば、評判通り、DEEP PURPLEから多大な影響を受けた
クラシカルでドラマチックなハードロック・サウンドといった趣きで、“BURN"をよりクラシカルに仕上げたかのような
劇的な疾走チューン①と、透明感に溢れた、美し過ぎるコーラスに胸締め付けられる泣きの名バラード
…続き

CRO-MAGS-Best Wishes-Down, But Not Out ★★★ (2007-03-14 21:54:06)

OPのリフの刻みを聴いただけで、
「超名曲」という事が確信できる、
アルバムのハイライト・チューン。
また、本編最速のスピード・ナンバーでもある。

CRO-MAGS-Best Wishes ★★ (2007-03-14 21:49:00)

NYHCシーンの顔役ハーレー・フラナガン率いるCRO-MAGS、'89年発表の2ndアルバム。
如何にもハードコア・バンド的な強面のルックスとは裏腹に、本作で聴けるのは、スピードだけに頼らない
重厚さも兼ね備えた正統派へヴィ・メタル寄りのスラッシュ・サウンド。勿論、元々はハードコア畑のバンドだけに、
その手の要素も至る所に顔を覗かせているわけだが、それ以上に耳を奪われるのが、カッチリとまとめ上げられた楽曲、
シャープで緊迫感に満ちたリフ、スリリングなGソロ、大仰なラインを刻むB、妖しげだが、しっかりと歌えるVo、
随所で湧き上がる男の哀愁を背負ったメロディ等、へヴィ・メタリックな要素の数々。
特に、イントロのリフの刻みだけでゾクゾクさせられる本編最速の④、より正統派メタル風味の強い⑤といった
高速スラッシュ・チューンは、スラッシャーなら即死必至の
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METALLICA-…and Justice for All ★★ (2007-03-13 21:35:00)

クリフ・バートンの突然の死によって、バンド内部が混乱の極みにあった事が、痛い程に伝わってくる'88年発表の4thアルバム。
冷静に曲作り出来る状態ではなかったのか、とにかく思い付いたアイデアを片っ端から力ずくで継ぎ接ぎしていったかのような
楽曲の数々は、例えば“BATTERY"の如きキャッチーなナンバーが姿を消し、その何れもが6分を越す大作ばかりズラリ。
かと言って、高いドラマ性と構築美を誇っていた前作『MASTER OF PUPPETS』に比べると、メロディの魅力が弱く、
曲展開にも強引さが散見され、全体的に、やや締まりに欠ける冗長な作風との印象は拭えない。
だがしかし。それでも本作を駄作に堕とすことなく、きっちりと名盤に仕上げてみせる辺りが、METALLICAの凄いところ。
特に、劇的なイントロ部分だけで完璧に掴まれる名曲①、角張ったリフがガツンガ
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METALLICA-Ride the Lightning ★★★ (2007-03-09 23:07:00)

METALLICAの代表作と言えば、3rd『MASTER OF PUPPETS』で決まりだろうが、あのアルバムに若干の冗長さを感じてしまう自分にとっては、METALLICAの最高傑作と言えば間違いなく、この'84年発表の2ndアルバム。
名手フレミング・ラムッセンが手掛けた重厚なサウンド・プロダクション、歌唱力向上著しいジェイムズ・ヘッドフィールドのVo、劇的なドラマ性を一層高めたツインG、要所でハッと耳奪われるフレーズを閃かせるクリフ・バートンのB、そして何よりパンキッシュなラフさが姿を消し、起承転結がバッチリと決まる、欧州へヴィ・メタル然とした構築美が前面に押し出された楽曲の数々が、素晴しいったらありゃしない。
スラッシュ・メタルの旨みエキスを凝縮したかのような完全無欠の名曲①に始まり、劇的なイントロ・リフに瞬殺される②、寒々とした空気を纏った③、スラッシュ・メタル・バン
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METALLICA-Kill 'em All ★★★ (2007-03-09 22:49:00)

自分は『...AND JUSTICE FOR ALL』でMETALLICAの音に初めて触れたクチなので、この'83年発表のデビュー作を後追いで聴いた時には、その垢抜けない音作りといい、「青さ」全開のジェイムズ・ヘッドフィールドのVoといい、ドラマティックな構築美よりもラフな勢いが先走る楽曲といい、「これ、本当にMETALLICA?」と、かなり面食らった覚えがある。ぶっちゃけ、全体的にかなりチープというか何と言うか。
とは言え、それさえ我慢できれば(慣れてしまえば)、本作は間違いなく名曲/名リフの宝庫。アルバムのOPと同時にスラッシュ・メタル史の幕開けも飾った①、パンキッシュなリフと、正統派メタリックな歌メロの組み合わせが絶妙な③、サビのドラム・フレーズも印象的なアルバムのハイライト的存在の⑥、本編随一のアグレッション撒き散らしながら激走する⑩といった疾走曲の数々は、貫禄や重量感とい
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CASBAH-BAREFOOTED ON EARTH ♯2 ★★ (2007-03-05 22:27:00)

『BAREFOOTED ON EARTH ♯1』の続編として'99年に連続リリースされた、コンセプト作品の第2弾。
今度は「人間のポジティブ面にスポットを当てた作品」なんだとか。
コンセプトはあってもストーリー性はないという点は第1弾シングル同様。また「ポジティブ」といっても、
別にポップになったり、メジャー・キーで曲作りが為されているわけでもないので誤解なきよう。
グルーヴィなナンバーで幕を開けた前作に対して、今回は「これぞCASBAH!」たる強力な高速スラッシュ・チューンの
①で掴みはOK状態。続くシリーズ随一のメロディアスさを誇る②で意表を突き、強烈にうねりまくる
③で圧倒し、激しくアップダウンを繰り返す④で一気に寄り切るという構成になっている。
第1弾シングルに比べると、より曲調に広がりが見られる分、即効性のインパクトはやや後退してしまっ
…続き

CASBAH-BAREFOOTED ON EARTH ♯1 ★★ (2007-03-05 22:00:00)

「人間のネガティブ面とポジティブ面を炙り出す」コンセプト作品として、'99年に連続リリースされた
2枚の4曲入りマキシ・シングルのうち、「ネガティブ面」にスポットを当てた本作は、その第1弾。
と言っても、別に歌詞にストーリー性があるわけではないようで、楽曲的にも「ネガティブ」という
言葉から連想されるような、内に篭ったダークな雰囲気は皆無。
アグレッシブでグルーヴィな①、地響き立てて突進してくる様がド迫力な②、前半で溜めて後半で炸裂する
緩急の効いた③、このバンドには珍しい(?)勇壮なツインGのハーモニー・プレイをフィーチュアした④と、
1stフル・アルバム『BOLD STATEMENT』の作風の延長線上にある、外へ向かってエネルギーを
撒き散らす、パワフルなスラッシュ・チューンの数々が揃えられている。
個人的には、よりバラエティに富んだ楽
…続き

SABBAT-Dreamweaver ★★ (2007-03-04 22:18:00)

現在では、引く手数多の敏腕プロデューサーとして名を馳せるアンディ・スニープ(G)や、
SKYCLADのマーティン・ウォルキーア(Vo)が在籍していた事で知られる、英国はノッティンガム出身の
スラッシュ・メタル・バンド、'89年発表の2ndアルバム。(ちなみに、本作からツインGを擁する5人編成となった)
ストレートなスラッシュ・サウンドを聴かせたデビュー作『HISTORY OF A TIME TO COME』に比べ、
今回はマーティンの「色」が強く反映された、ファンタジックな雰囲気漂うコンセプト・アルバムという事で、
スラッシーな疾走感はそのままに、リフはより重厚に、Gは艶を増し、アコギ、ストリングス、女性Voの導入等、
細部へのアレンジにもこれまで以上に気の払われた、起伏に富んだドラマチックな楽曲がズラリと並ぶ。
前作では、割とありがちなシャウト
…続き

DEPRESSIVE AGE-First Depression ★★ (2007-03-01 21:08:00)

旧東ドイツ出身の5人組スラッシュ・メタル・バンド、'92年発表の1stアルバム。
作品毎に音楽性を大きく変化させていった彼らだが、このデビュー作の時点ではバリバリのスラッシュ路線を邁進。
そのスタイルは、4th『MENTAL VORTEX』の頃のCORONERに歌えるVoが参加した感じ・・・と言えば分かり易いだろうか?
激しく入れ替わる静と動、要所で用いられるアコギやGアルペジオ、そして流麗にしてドラマチックなGソロが
メランコリックな雰囲気を演出していて、和田誠氏が本作を例えて「メランコリー・スラッシュ」と評するのにも納得だ。
ただメロディの質が、叙情的やキャッチーというのとは少々異なるので、その手の音を期待すると
スカされる事になりかねないので注意が必要かも。湿り気はタップリと帯びているのだが、
もっと硬質(無愛想ともいう)で寒々しい印象が強
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SADUS-Swallowed in Black ★★ (2007-02-28 21:29:00)

1st『CHEMICAL EXPOSURE』の評判を聞きつけたROADRUNNERレコードと契約を交わし、'90年に発表した2ndアルバム。
アルバムの制作環境が整い、プロデュースやミックス作業にマイケル・ローゼンが関わっているだけあって、
サウンド・プロダクションの質が自主制作のデビュー作とは段違い。楽曲の方も、初期衝動に任せた
疾走一辺倒のスタイルから脱却。より緩急に気を払い、リフ/リズム・チェンジを繰り返しながら
ダイナミックに盛り上がっていくという「SADUS流スラッシュ・メタル」は、遂に本作で完成をみた。
その中核を担うのは、異様なテンションの高さで絶叫しまくるVoと、タイト極まりないジョン・アレンのDs、
そして勿論、名手スティーヴ・デジョルジオのテクニカルなBプレイだ。
特に全体を牽引するリズム隊の役割は重要で、彼らが思いっきり突っ
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VIKING-Man of Straw ★★ (2007-02-28 21:14:00)

LA出身の4人組スラッシュ・メタル・バンド、'89年発表の2ndアルバム。スラッシャーの間では、
後に中心メンバーの1人であるブレット・エリクセン(G)がDARK ANGEL入りする事で知られているバンドだが、
音楽性の方も「小型DARK ANGEL」的な味わいが濃厚。(そのD.Aからロン・ラインハートがバックアップVoとして⑦に参加している)
デビュー作『DO OR DIE』から格段に向上したサウンド・プロダクションのもと、楽曲に緩急を取り入れ、
時にツインGがメロディアスなフレーズを紡ぎ出したりと、意欲的に表現の幅を広げに掛かった姿勢には
好感が持てるのだけれど、スピードにしろリフにしろメロディにしろ、今ひとつパンチ不足で、
例えば先輩格のDARK ANGELと比較すると、小さくまとまってしまっているとの印象は否めない。
しっかりと歌うVo(
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EBONY TEARS-Tortura Insomniae ★★ (2007-02-25 21:53:00)

スウェーデン出身の4人組メロディック・デス・メタル・バンド、'97年発表の1stアルバム。
『眠れぬ夜の物語』という秀逸な邦題の付けられた本作、とにかくメロディの魅力が半端じゃありません。
普段、余りメロデスに入れ込んでいない自分でも、これにはバッチリやられてしまった。
デス声も凶悪度控えめ(ちゃんと歌詞が聞き取れる)だし、スピードもブラスト・ビートではなく「スタスタ」という
2ビートが基本なので、良く出来たスラッシュ・メタル・アルバムとしても楽しむ事が出来る優れ物。
(つまり、一般的なデス・メタル・リスナーには物足りない内容という事かも知れないけど)
そして何より本作の肝は、北欧民謡風の寒々としたメロディを奏で、楽曲に気品と幻想的な雰囲気を演出する
バイオリンの存在。
リフにソロにとアルバム全編に渡って大活躍する様は、まさに「北欧版SKY
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INTRUDER(THRASH)-Escape from Pain ★★ (2007-02-24 22:57:00)

CD屋の輸入盤コーナーで見かけて、「お、INTRUDERの新作か?」と思って購入、後で確認したら
'90年発表の5曲入りEPの再発盤(リマスター仕様)だった。
しかし、これが結構優れた内容で、前年発表の2nd『HIGHER FROM OF KILLING』は大人しくまとまり過ぎていて、
正直、可もなく不可もなくといった感じのアルバムだったが、それが本作では一変。
上擦り気味だったVoの歌唱に太さが増し、更に『HIGHER~』のウィーク・ポイントだったDsの技量が格段に向上。
モタリが殆ど感じられなくなっていて、そのドラミングに引っ張られる形でリフや疾走感のキレ味も
大幅パワーアップ。結果、作品に宿るダイナミズムが前2作の比ではなくなっている。
CHICAGOの名曲“長い夜"のカヴァー①も、巧くスラッシュ・バージョンに変換しているし、
EDに
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SACRED REICH-Independent ★★ (2007-02-22 22:18:00)

スピードよりもヘヴィネス、メロディよりもグルーヴ、鋭さよりも柔軟性重視と、PANTERAからの
大きな影響を感じさせるようになった、'93年発表の3rdアルバム。
正統派スラッシュ・メタルの1st『IGNORANCE』、パワー・メタリックな2nd『THE AMERICAN WAY』という
前2作の音楽性が大変魅力的だっただけに、この路線変更には正直かなりガックリで、
特に、正統派HMに由来する流麗なメロディが、殆ど姿を消してしまったのは悲し過ぎる。
(アコギによる叙情インスト・ナンバー⑤に、その面影を留める程度)
とは言え、2線級のPANTERAフォロワー群と違って、元々曲作りの巧さには定評があったバンドだけに、
曲作りの方向性が多少変わろうとも、リフは非常にキャッチー。また、これまで以上に「歌」を意識した
Voの歌唱もなかなか聴かせてくれ
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PROTECTOR-A Shedding of Skin ★★★ (2007-02-21 22:34:00)

穏やかで美しい森の中をイメージさせるイントロから一転、凶悪な高速スラッシュ・ナンバーが次々に畳み掛けてくる、'92年発表の4thアルバム。
息つく暇のないシュレッド・リフ、ブラスト寸前のリズムを叩き出すDs、デス声1歩手前(そのもの?)のVoとが、雪崩を打って突撃してくるスタイルは相変わらずながら、音質が飛躍的に向上、従来の高速度に重量感まで加わったスラッシュ・サウンドは、更なるデス・メタルへの接近を感じさせ、その迫力は只事じゃない。
また、前作『LEVIATHAN'S DESIRE』に比べるとリフがシンプルになったというか、楽曲自体がよりストレートにビルドアップされた印象で、欧州風味のオドロオドロしさが抜けた作風はスッキリと垢抜け、サウンド・プロダクションの充実と相俟って、これまでの作品の中でも最も聴き易い内容に仕上がっているような?(『URM THE MAD』や『LEVI
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NEVERMORE-This Godless Endeavor ★★★ (2007-02-20 22:01:00)

NEVERMOREというと、『A TRIBUTE TO JUDAS PRIEST VOL.2』に提供していた“LOVE BITES"のブチ壊しカヴァーの印象が悪過ぎて、その後は「ああ、モダン・へヴィネス系(今となっては死語か)のバンドね」と、聴くのを敬遠していたのですが、'06年発表の本作の評判の良さに誘われて購入してみたら・・・これが本当に素晴しかった。
確かにモダンな要素も至る所に散りばめられているものの、それ以上に耳を奪われるのが、①や③といったスピード・ナンバーで堪能できる、古き良きスラッシュ・メタル的な疾走感、思わず顔が歪む程の「泣き」が炸裂するヘヴィ・バラード⑤を頂点に、アルバム全編に溢れる哀メロ、そして、ラストを劇的に締める⑪を始めとした、ドラマティックな曲展開といった要素。
また、そうした楽曲を華麗に彩るのがウォーレル・ディーンの強力な歌声。SANCTUARY
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ANTHEM-Last Anthem ★★ (2007-02-19 22:36:00)

皮肉な事に、ANTHEMのアルバムで一番最初に購入したのがこの作品でした。(バンド名は以前から知ってたけど)
いま改めて聴き直すと、音質やプレイ面で色々と粗も目立つものの、初めて聴いた時は単純に、
次々に繰り出されるハイクオリティなメタル・チューンの数々(選曲は文句なし。勿論漏れはあるが)と、
森川之雄の熱唱に「日本人でもこんなにパワフルに歌えるシンガーがいたんだなぁ」と圧倒されまくり。
彼の歌う“WARNING ACTION!"“LAST ANTHEM"“NIGHT AFTER NIGHT"“BOUND TO BREAK"といった、
ANTHEM初期の名曲群は、やはり強力だ。(1st時の坂本英三の歌唱も大概なもんだったしね/笑)
柴田直人のインタビューを読む限りでは、再発される事はあり得ない作品のようなので
(それともファンの声が高まれば封印が
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METAL CHURCH-A Light in the Dark ★★ (2007-02-19 22:05:00)

初代Vo.デヴィッド・ウェインの死、唯一残っていたオリジナル・メンバー カーク・アーリントン(Ds)の脱退という
悲劇/アクシデントを経て吹っ切れたのか、アルバム・タイトルやジャケット・アートワークからも
バンドの(というかカークの)原点回帰の姿勢がヒシヒシと伝わって来る、'06年発表の8thアルバム。
実際、初期の名曲のセルフ・リメイクである⑪が浮いてしまう事のない、ダークな作風の楽曲が取り揃えられていて、
ここ数作を薄っすらと覆っていた(良くも悪くも)ベテランらしいルーズなノリが減少。
作品全体に、初期の頃を思い起こさせる暗い緊張感が漂う。
特に本編の幕開けを飾る①は、久しく冴えの見られなかったミドル・チューンとしては屈指の完成度を誇る、
聴いててゾクゾクさせられるMETAL CHURCH節炸裂の名曲。サビでの転調が、曇天から射し込む陽光のよ
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ASSASSIN-Interstellar Experience ★★ (2007-02-18 21:45:00)

スラッシャーの間では、名曲“BAKA"を収録した作品として有名な、ASSASSIN、'88年発表の2ndアルバム。
普通2ndアルバムと言えば、より整合性を意識したり、メロディ重視になったりする場合が多いと思うのだが、
本作の場合には、鋭利なリフ、つんのめり気味に疾走するDs、メロディ無視の喚き型Voが一丸となって突進する
スラッシュ・サウンドに一転の曇りもない。寧ろ丸くなるどころか、デビュー作以上のスピードとアグレッションを誇る
内容に仕上がっているのではなかろうか?中学生の漫研部員が描いたようなアルバム・ジャケットはかなり惨いけどね(笑)
全体的に欧州風味の湿り気が後退、前作において終始ピロピロとバカの1つ覚えみたいに(褒め言葉)弾きまくり、
要所で印象的なハーモニー・プレイを披露していたツインGの活躍する場面が減ってしまったのは悲しいが、

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MARSHALL LAW-Marshall Law-Marshall Law ★★★ (2007-02-17 02:10:19)

アルバムのタイトル・トラックにして、
バンドのテーマ・ソング。
中間部で炸裂するツイン・リードは、
聴く者の涙を全て搾り取る程の強力な煽情度を誇る。

MARSHALL LAW-Marshall Law-Screaming ★★★ (2007-02-17 02:07:22)

重厚なイントロに続き、アルバム屈指の名リフが炸裂した瞬間に
「くぅ~、これよ、これ!」と、思わずガッツポーズを取ってしまった。
“UNDER THE HAMMER"と並ぶ、本編のハイライト・チューン。

MARSHALL LAW-Marshall Law-Under the Hammer ★★★ (2007-02-17 02:04:48)

序曲“ARMAGEDDON"とセットで楽しみたい超名曲。
その流れは、JUDAS PRIESTの代表曲
“THE HELLION"~“ELECTRIC EYE"を彷彿とさせる。
劇的に炸裂するリフとツイン・リード・ギターには心が震えます。

MARSHALL LAW-Marshall Law ★★ (2007-02-17 01:59:00)

音は悪いが中身は最高!中古屋ではバカ高いプレミア価格で取引されているが、コレに関しては
それも納得の高いクオリティを誇る、イギリス出身の5人組HMバンドが'89年に発表したデビュー作。
“THE HELLION"を彷彿とさせるインスト曲①で幕が開き、劇的なリフが炸裂する疾走チューン②へと繋がる展開で
勝負あった!となる本作。サウンド・スタイルはもろJUDAS PRIEST型なれど、「ヘヴィ・メタル斯くあるべし」
といった感じのリフの数々、そして華麗にしてドラマチックなツインGの煽情度の高さは、時に本家を凌駕せんとする勢い。
とにかく、曲が圧倒的に素晴しい。全11曲、捨て曲なし。前述の①~②の流れの他にも、
悶絶級のツイン・リードが聴けるバンドのテーマ曲④、雄々しい疾走チューン⑤、重厚なイントロに続いて
劇的なリフが炸裂する、名曲②に匹敵する本編の
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METAL CHURCH-The Weight of the World ★★ (2007-02-17 01:37:00)

前作『MASTERPEACE』発表後に早くもオリジナル・ライナップが崩壊。残ったカート・ヴァンダフーフ(G)と
カーク・アーリントン(Ds)が新メンバーを補充する事で何とかバンドの体制を立て直し、
'04年になって漸く発表された仕切り直しの7thアルバム。(実質は再々結成アルバムか?)
新たに加入したVoの歌唱は、デヴィッド・ウェインやマイク・ハウに比べると今ひとつパンチに欠けるものの、
取り敢えず、このバンドには似合いの声質の持ち主なので、聴いていて違和感は全くない。
そうしたメンバー・チェンジによって(主にカートが)気持ち的に若返ったのか、全体的に溌剌とした雰囲気が
漂っていているのが本作の大きな特徴で、前作に比べるとメロディの「押し」が少々弱い気がしないでもないが、
(①なんて元気になり過ぎて「躁」状態に入っちゃってます)、哀愁を帯びたサビ
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ASSASSIN-The Upcoming Terror-Assassin ★★ (2007-02-17 01:17:20)

叙情的なアコギに始まり、
ドラマチックに盛り上がっていくASSASSINのテーマ・ソング。
「戦え!アサシン!」「行け!アサシン!」「殺れ!アサシン!」
という、70年代のロボット・アニメみたいなサビの歌詞が
バカバカしくも最高。

ASSASSIN-The Upcoming Terror ★★ (2007-02-17 01:13:00)

西ドイツはデュッセルドルフ出身の5人組スラッシュ・メタル・バンド、'86年発表の1stアルバム。
ASSASSINといえば、名(迷?)曲“BAKA"を収録した2nd『INTERSTELLER EXPERIENCE』が
スラッシャーの間では有名だけど、このデビュー作だって完成度の高さ…というか、何者にも止められないガムシャラな勢いでは決して負けていない。
音の方は、王道ジャーマン・スラッシュ・メタルとも言える、鋭利なリフ、遮二無二に畳み掛けるリズム、
メロディ無視の濁声絶叫Voが土砂崩れの如く突撃してくるストロング・スタイルで、
その合間を縫うようにピロピロと派手に弾きまくり、要所で印象的なハーモニー・プレイを
キメてみせる、メロディックなツインGが大変素晴しい。
イントロ①に続く高速スラッシュ・チューン②こそは、歌詞のリズムの悪さが気になってイマ
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METAL CHURCH-Masterpeace ★★ (2007-02-15 21:40:00)

いやいや、聴きましょうよ(笑)。'99年発表の6thアルバムにして、待望の復活作・・・の割にイマイチ盛り上がりに欠けたのは、
やはり皆、デヴィッド・ウェインの声の衰えっぷりに「引いて」しまったせいなのか?
まぁ、実際自分も、別人のように落ち込んでしまった彼の声量にはショックを受けたクチなわけだけど、
老いたりとは言えウェインが並以上の実力を有したVoなのは疑いようの無い事実。へヴィ・バラード⑨における
押しと引きを駆使した劇的な歌唱を聴き給えよ、諸君。パワーはともかく、テクニック面での劣化はないので、
今ではもう慣れてしまって普通に聴けるし、そして何より、今作も収録曲のクオリティは十分高い(ように思う)。
軽快に疾走するリズムに、憂いを帯びたキャッチーな歌メロとツインGが乗っかる名曲②、アコギとメロトロンの音色が
哀愁を演出する③、中期以降のME
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