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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 901-950
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GREAT WHITE-Elation ★★★ (2020-05-01 00:14:10)
00年代後半にお家騒動が勃発。現在に至るも、マーク・ケンドール(G)率いる本家(バンド名を名乗る正式権利はこちらが所有)と、看板シンガーのジャック・ラッセルが新たに結成した分家の2派に別れた状態が続くGREAT WHITE。本作はマーク率いる本家の方のGREAT WHITEが'12年に発表した12枚目のスタジオ・アルバム。
なおジャックの後任シンガーとして新たに加入したのは、誰あろう元XYZのテリー・ルイス。GREAT WHITEの活動を熱心にフォローしてたわけじゃないので、後追いで知って「え?加入してたんだ」とちょっと吃驚でしたよ。しかしこの人選がドンピシャでして、XYZの2nd『HUNGRY』でも圧巻だったテリーのワイルド且つ情熱的な歌声は衰えることなく健在な上に、相当数のライブをこなすことでバンドとしての一体感を獲得し、より骨太で埃っぽさを増したサウンドにもジャストフィット。
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KELLY KEAGY-I'm Alive-World Before You and After ★★★ (2020-04-30 00:33:43)
大暴れするケリーのドラムと、レブ・ビーチのフラッシーなGが
互いにテンションを高め合うエネルギッシュなHRナンバー。
それでいて大味になることなく、疾走するリズムの上で歌い上げられる
メロディはグッとくる憂いを秘めています。
NIGHT RANGERの名曲群にだって比肩し得るアルバムのハイライト・ナンバー。
KELLY KEAGY-I'm Alive ★★★ (2020-04-28 23:10:29)
「NIGHT RANGERの歌えるドラマー」ケリー・ケイギーが、レブ・ビーチ、ジム・ピートリック、トミー・デナンダー、ブルース・ガイチらをゲストに迎えてレコーディングを行い、前作『TIME PASSES』(’01年)以来、6年ぶりに発表した2ndソロ・アルバム。(プロデュースはケリーとジム・ピートリックが共同で担当)
芸達者な面子が集うNIGHT RANGERは、メンバー各自がこれまでに複数枚のソロ・アルバムをリリースして来ていますが、それらの中にあって個人的に最もお気に入りの1枚に挙げられるのが本作ですよ。サウンドはシンプル且つモダンなエッセンスも織り込まれたメロディアス・ロック。アレンジや音作りに飾り気が控えめな分、1曲の中で時に爽やかに、時に物憂げにカラフルに表情を替えていくメロディのフックの豊かさ――とりわけケリーの少々掠れた歌声が切ないフィーリングを増幅するサビメロの秀逸
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Marcello-vestry-Marcello-vestry-One More Night ★★★ (2020-04-28 00:41:16)
体を揺するアップテンポの曲調、
ホットなVoにキャッチーで爽快なコーラス、
それらを華やかに彩るテクニカルなGと、
痒い所に手が届くポップ・メタルの逸品。
これを聴けば、ロブ・マルセロが後にDANGER DANGERの
メンバーに抜擢されたのも得心が行くというものです。
Marcello-vestry-Marcello-vestry ★★★ (2020-04-27 00:18:01)
DANGER DANGERにアンディ・ティモンズの後任として参加して以降、卓越したギター・テクニックと曲作りの才(ついでにイケメンでもある)を活かして、傑作『REVOLVE』('09年)や、ブルーノ・ラヴェル(B)のサイド・プロジェクトTHE DEFIANTSのアルバム作りに大きく貢献。今やブルーノの相棒として欠かせない存在となったロブ・マルセロ。本作はその彼が、ベテラン・シンガーのフランク・ヴェストリーをパートナーに迎えて立ち上げたプロジェクト、MARCELLO-VESTRYのデビュー作にあたる作品です。(’08年発表)
ギタリストのソロというとクラシカルなインスト物を想像してしまいますが、ここで聴かれるのはキャッチーな歌メロ&コーラス・ワーク重視のスカッと明るくハジけるポップ・メタル。JACK STARR’S BURNING STARをキャリアの出発点に、アレッサンドロ・デル・
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AOR-Nothing But the Best ★★ (2020-04-26 01:15:55)
そのまんまなプロジェクト名や、全てのアルバム・タイトルに「LA」を入れ込む等、遠く離れたフランスの地からウェスト/コースト・サウンドとロサンゼルスに対する熱烈ラブコールを送り続けているマルチ・ミュージシャン、フレデリック・スラマが立ち上げたメロハー・プロジェクトAOR。新旧TOTOのメンバーや盟友トミー・デナンダーを始め、毎度枚挙に暇がないほど豪華なゲストを迎えてレコーディングが行われている彼らの初期の歩みを総括するベスト盤。(日本盤は’04年にCOOL SOUNDからのリリース)
選曲は1st『L.A. CONSESSION』から3曲、3rd『L.A. REFRECTION』から5曲、4th『DREAMING IN L.A.』から4曲、既発曲のリメイク3曲、合わせて全15曲を収録。当時自主制作盤ゆえ入手困難だった(フレデリック本人さえCDを所有していなかったという)初期作の楽曲が
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CROSSFADE-White on Blue-Thorns of Life ★★★ (2020-04-23 23:43:07)
哀愁を帯びたメロディを切々と歌うヨラン・エドマンは
勿論のこと、間奏パートで派手さはないが歌心を感じさせる
ソロを差し込むGもじっくり楽曲を盛り上げてくれています。
CROSSFADE-White on Blue-Flying ★★★ (2020-04-23 23:37:16)
ファンキーに踊るバッキングにリラックスした歌声を乗せる
ヨラン・エドマンのVoが、ハイトーンを使わずとも実に魅力的。
「こういう曲を歌うこの人もイイなぁ」としみじみ聞き惚れます。
ウィスパーボイスを交えたソウルフルな歌唱は
グレン・ヒューズにだって負けていませんよ。
CROSSFADE-White on Blue ★★★ (2020-04-23 01:26:52)
北欧シーンのセッション畑で長年活躍してきた二人のミュージシャン、ラーズ・ホールバック(G)とリチャード・ステンストロム(Key)が2年がかりでレコーディング作業を行い、CROSSFADE名義で'04年に発表した1stアルバム。
リズム隊を務めるのはABBA人脈に連なるペール(B)&スヴェン(Ds)のリンドヴァル兄弟。そしてシンガーは「Mr.北欧ボイス」こと我らがヨラン・エドマン。個人的に本作の購入目的の大半はヨランの歌聴きたさだったと言えるぐらいなのですが、そうしたこっちの期待を裏切らない見事な歌唱を全編に亘って響かせてくれています。
主張し過ぎないGとKeyが大人の彩りを加える洗練された音楽性は、(COOL SOUNDの社長が解説文を寄稿していることからもお察しの通り)ほぼほぼ完全にAOR/産業ロック。HR/HMとはかなりの距離を感じる作風ではあるのですが、そうしたサウンド
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ARK-Burn the Sun-Just a Little ★★★ (2020-04-22 00:27:06)
CONCEPTION時代からトゥーレの十八番である
ラテン風味薫るGプレイとメロディが閃く哀愁のHRナンバー。
印象的な裏メロを奏でるBと立体的に絡む音数多めのDs、
楽器陣に負けじと熱唱を繰り広げるVo等、全パートが自己主張しまくりですが
それらを暴走させることなく、きっちり「優れた楽曲」としてまとめ上げた
トゥーレの手腕に星3つ。
ARK-Burn the Sun-Missing You ★★★ (2020-04-22 00:10:15)
9分以上に及ぶドラマティックな大作ながら、大仰な印象は然程なく
哀切なメロディをエモーショナルに歌い上げるヨルン・ランデのVoが強く印象に残る。
特に4分20秒ぐらいからの入魂の歌唱には感情を揺さぶられずにはいられませんて。
ARK-Burn the Sun ★★★ (2020-04-20 22:58:28)
CONCEPTIONが新作アルバムを発表するという目出度いニュースを耳にして、ふと気になって最近引っ張り出してきたのが、中心メンバーのトゥーレ・オストビー(G)が自身の幅広い音楽的バックグラウンドをより自由に活かせる場としてCONCEPTIONとは別に立ち上げたプロジェクト、ARKが'01年に発表したこの2ndアルバム。
音楽性は、ジャズ/フュージョン味も取り込んだ変拍子バリバリのダークなプログレ・メタル。それでいて聴き手を置き去りにするような難解さは控えめで、北欧メタルらしい冷気を帯びた哀メロや劇的な曲展開等、キャッチーさもしっかり保った仕上がりなのは流石のお点前。得意のスパニッシュ・タッチが炸裂する④⑥みたいな楽曲があるのも嬉しい限りです。
その他のメンバーはヨルン・ランデ(Vo)、マッツ・オラウソン(Key)、ジョン・マカルーソ(Ds)、ランディ・コーヴェン(B)という
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ALIEN-Dark Eyes-Oh Sarah ★★★ (2020-04-19 01:22:05)
ジム・ジッドヘッドの歌の上手さが堪能できる抒情ナンバー。
涙腺に沁み込むメロディの物悲しさといい、
泣きのGで的確に歌を盛り立てるトニー・ボルグのGといい、
一粒で三度美味しい逸品。
ALIEN-Dark Eyes-Fallen Eagle ★★★ (2020-04-19 01:17:08)
冷ややかなKeyを纏って哀メロが疾走する
アルバム『DARK EYES』のハイライト・ナンバー。
ALIENはアルバム毎にこのレベルのキメ曲を
必ず用意してくれるので侮れません。
ALIEN-Dark Eyes ★★★ (2020-04-16 23:14:35)
中心メンバー、トニー・ボルグ(G)がリッチー・ブラックモア愛を暴投気味に投げ込んだ結果、パク…オマージュ要素満載で賛否両論分かれる仕上がりとなった’95年発表の4th『CRASH』(個人的には嫌いになれない作品でした)以降、長い沈黙期間に入っていたALIENに、オリジナル・シンガーのジム・ジッドヘッドが復帰。デビュー作以来となるジム&トニーのタッグでレコーディングが行われた5thアルバム(’05年発表)。
前年リリースのジム・ジッドヘッドのソロ作『FULL CIRCLE』がメロハーの秀盤だったので、事前にかなりハードルを上げて挑んだ本作でしたが、結論から申さばそうしたこっちの期待に見事応えてくれる内容でしたよ。
「ALIENはノスタルジーではない」とのメンバーの主張を裏付けるように、ロックンロールのエッジやラフネスといった新味も組み込まれたサウンドからは、北欧ハードポップ的キ
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LARS ERIC MATTSSON-Vision ★★★ (2020-04-16 00:35:54)
かのマイク・ヴァーニーに見い出されたフィンランド出身のギタリスト、ラーズ・エリック・マットソン。北欧ならではの透明感と哀愁を湛えたHRサウンドを作り出すセンスには恵まれながら、それを表現する為のテクニックに恵まれなかった彼氏が遂に化けた!と、北欧メタル・ファンの間でちょっぴり話題になった、LARS ERIC MATTSON'S VISION名義で'93年に発表された作品。(ソロとしては3枚目のアルバムになるのでしょうか)
AMAZE MEやアレックス・マシ等との活動で知られる、新Voコニー・リンドのメロウな歌声を前面に押し出したポップな作風は、様式美とかネオ・クラシカルHMとかとは全く無縁の歌モノ路線を志向しながら、適度にエッジの効いたGが必要以上に甘口になるのを防いでいるので、心地良く切ない哀メロ・チューンの数々に浸ることが出来ます。ラーズのGプレイも無理な背伸びはせず、ひたすら
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AMAZE ME-Dream on-It's All over ★★★ (2020-04-15 01:34:05)
涼し気な哀愁を湛えたメロディを、コニー・リンドが甘い歌声で
爽やかに歌い上げる北欧ハードポップの名曲。
個人的には「AMAZE ME=IT'S OVER」ってな認識と言っても過言じゃありませんよ。
大味な打ち込みドラムがやや耳障りですが、それを差し引いて尚魅力的。
AMAZE ME-Dream on ★★★ (2020-04-14 01:25:20)
STATE OF MINDやGREAT KING RAT、TALK OF THE TOWN、あと個人的には北欧メタルの隠れた秀盤、ラーズ・エリック・マットソンの『VISION』(’92年)で歌っていた印象が未だに強く残っているコニー・リンドと、プロデューサー/ソングライター/マルチ・プレイヤーとして腕を振るうピーター・ブローマン(今回調べてみて’17年に亡くなっていると知ってびっくり)の2人により立ち上げられたメロハー・プロジェクトAMAZE MEが、’97年にマーキー/アヴァロン・レーベルから発表した2ndアルバム。
コニーの甘く感傷的な歌声と煌めくKeyの彩りが映える、「北欧のそよ風」の如き爽やかな透明感&哀感兼備のメロディアスHRサウンド実に心地の良い1枚なのですが、90年代当時はこの手の作品の受け入れ先が日本(と欧州の一部)にしかなかったためか、レコーディング費用はあまり用
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BAD HABIT-After Hours-Coming Home ★★★ (2020-04-13 00:44:12)
瑞々しくハジける爽快なHRナンバー。
かなりロックしている曲調ながら、勢い任せに流さず
コーラス・パートの絶品のメロディ展開等、
天才ハル・マラベルの曲作りの手腕がここでも光っています。
BAD HABIT-After Hours-Rowena ★★★ (2020-04-13 00:38:35)
北欧の草原を一陣の微風が涼し気に吹き抜けていく様を
思わず幻視する、爽やか&キャッチーな北欧ハードポップの名曲。
曲調に対し熱唱型のVoが少々クドイ印象はあるものの、
この「一生懸命」感にグッとくるものがあるので、これはこれで良し。
BAD HABIT-After Hours ★★★ (2020-04-12 01:28:53)
北欧メタル・シーン指折りのメロディ・メイカー、ハル・マラベル(Key)により結成されたBAD HABBIT、’89年発表の1stフル・アルバム。リリースはメジャーのVIRGIN RECORDSからで(ちょうど同時期にALIENをヒットさせ、同系統のバンドを物色していたレーベル側の目に留まったのだとか)、日本盤はそれから少々遅れ、’95年に2nd『REVOLUSION』発売に合わせてゼロ・コーポレーションから再発されています。
メンバー・ショットを用いたアートワークはお世辞にもイケてるとは言い難いものの、透明感と哀感を併せ持ったポップなメロディとキャッチーなコーラス・ワーク、そしてキラキラのKeyとに彩られた北欧ハードポップ然とした瑞々しさを湛えるサウンドは、捨て曲なしの高品質っぷりを提示。何せBOSTONの名曲“MORE THAN A FEELING”のカヴァー⑩が全く浮いて聴こえ
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SHELL SHOCK-Unpredictable-Fragment ★★★ (2020-04-10 00:17:19)
スラッシュ・メタル然としたエッジの鋭さで刻まれるGリフを
フィーチュアして突っ走るアルバムのラスト・ナンバー。
終盤のオラオラな突進ぶりにメタル魂が煽られますよ。
SHELL SHOCK-Unpredictable ★★ (2020-04-09 01:41:14)
日本のスラッシュ・シーン黎明期を支え、再結成を遂げたSHELL SHOCKが自ら設立したレーベルSYSTEM KILLS RECORDINGSから'19年に発表した、通算5枚目のスタジオ・アルバム。
事前に「SHELL SHOCKがスラッシュ・メタル路線に回帰した!」との評判を耳にしていましたが、実際はそこまでシンプルなサウンドではなく。OPナンバーのイントロ数秒を聴いただけで明らかなように、一筋縄では行かないコード進行や、ヒネリを効かせたリフとリズムの絡み、達者な演奏に支えられストップ&ゴーを繰り返す曲展開等々、活動後期や復活作に顕著だったプログレッシブ&アバンギャルドな試みは本作にも着実に息衝いています。
と同時に、収録曲のランニング・タイムは大半が2~3分台、疾走パートを基軸とする曲調や、威勢の良いギャング・コーラス等、アグレッションをスピードに乗せて叩きつけて来るサウ
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RAGING FURY-Grotesque Masked Krusher-The Demonic Beast Front ★★★ (2020-04-08 01:09:07)
8分越えの大作ながら、スラッシーな炸裂感と
劇的な曲展開が組み合わされ、全編に亘って
高いテンションをキープし続けるOPナンバー。
特に要所で男泣きのメロディを叩き込んでくる
Gの活躍にグッときます。
RAGING FURY-Grotesque Masked Krusher ★★★ (2020-04-07 01:04:18)
結成からほぼ30年。折れない心を持つ漢、中川晴夫(Vo、B)率いるパワー/スラッシュ・メタル・バンドRAGING FURYが'19年に発表した3rdアルバム。
前作『BLACK BELT』から6年のブランクが空いていますが、’82年から活動を開始してアルバム・デビューは'92年、2ndの発表が’13年と、作品リリースの間隔が毎度オリンピック級の長さを誇るバンドだけに、今回は寧ろ「思ったより早かった」と感じてしまうぐらいで。(’16年には長らく入手困難だった1stアルバムの再発もあったので尚のこと)
音楽性も、彼らの標榜するところの《HIGH POWER RAGING METAL》スタイルを更に推進。独特の言語センスが迸る歌詞を野太い濁声で勇壮に歌い上げるVoと、強面のリフを刻み男泣きのメロディを叩き込むGとが、炸裂感溢れるソリッドなリズム隊に支えられて、時に怒気を孕み、時に雄
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HATRIOT-From Days Unto Darkness-Frankenstein Must Be Destroyed ★★★ (2020-04-06 00:11:03)
ゼトロそっくりのヤスリ声でシャウトするVoと
ガリガリと鼓膜に突き立つ鋭角的なGリフ、
鮮烈なGソロが硬質なリズムに乗って突撃。
7分以上の長尺を一切テンション緩ませることなく
走り抜ける、HATRIOTというバンドの魅力が
分かり易く詰まったスラッシュ・ソング。
HATRIOT-From Days Unto Darkness ★★★ (2020-04-05 01:01:07)
本業であるEXODUSの活動が多忙となり、二足の草鞋を履けなくなった看板シンガーのスティーヴ“ゼトロ”サウザが脱退。後任は迎えず、息子のコーディ・サウザがBとVoを兼任する4人編成へと移行したHATRIOT、'19年発表の3rdアルバム。
既に散々言われてますが、でもやっぱり本作を聴いて驚かされるのは父子の歌声が激似なこと。昔友人の家に電話を掛けたらそいつの親父が出て、あまりに声が似ていたので暫く気付かずに一方的に話し続けてしまった学生時代の思い出が不意に蘇るぐらいのそっくりさ加減。何も知らなければメンバー・チェンジにさえ気付かなかったんじゃなかろうか?。
そうした編成替えを経て、父親の目も届かなくなったことだし大胆に作風を刷新だ!…なんてことはなく。イントロで抑え込んだ衝動を一気に解き放つOPナンバー①の苛烈な突撃ぶりが物語る通り、今回も前2作のスタイルを継承するスラッシュ
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SUICIDAL ANGELS-Years of Aggression ★★★ (2020-04-03 00:01:00)
デビュー以来順調に作品リリースを重ね、’15年には来日公演も行う等、ギリシャのHR/HMシーンを牽引し続けるスラッシュ・メタル・バンドSUICIDAL ANGELSが、前作から3年ぶりとなる'19年に発表した7thアルバム。
ミレ・ペトロッツァの覚え目出度いことでも知られる彼らですが、本作では益々「ギリシャのKREATOR」化が進行。ヤスリ声のシャウトVoや、刺々しく刻まれるGリフでサウンドのアグレッションを維持しつつ、スピードは若干抑え気味に、その分ツインGが奏でる欧州風味のダークネスを孕んだ抒情旋律とドラマティックな曲展開をマシマシにしていくスタイルも、近作のKREATORの流儀に通じます。そりゃ気に入られるよねと。象徴的なのがアルバムを締め括る7分オーバーのイーヴルなヘヴィ・チューン⑩の存在で、最初はてっきり中盤でスピードアップするだろうと思っていましたが、最後まで重厚なテン
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ANNIHILATOR-Ballistic, Sadistic-Lip Service ★★ (2020-04-02 23:54:53)
Gリフ、Bライン、Voの歌メロ、醸し出されるグルーヴまで
(恐らく意図的に)“KNIGHT JUMPS QUEEN”そっくりのミッド・チューン。
新曲というよりはリメイクと言うべきか。
“KNIGHT~”にはない、ジェフ・ウォーターズのトレードマークといえる
アルペジオを交えたGソロ・パートのメロディアス且つドラマティックなアレンジは〇。
ANNIHILATOR-Ballistic, Sadistic ★★ (2020-04-01 00:54:29)
カナダが誇るベテランHMバンド、ジェフ・ウォーターズ(Vo、G)率いるANNIHILATORが'20年に発表した最新アルバム。
最初に言っておけば今回もジェフのGは最初から最後までキレキレ。自ら「初心に立ち返った」と語り、名盤『NEVER, NEVERLAND』の頃のスタイルを目指したと明言しているだけあって、バラードさえ排した本編は徹底してファスト&テクニカルな仕上がり。もしファンであれば、そうしたサウンドの中を俊敏に動き回り、蝶のように舞い蜂のように刺す「モハメッ度」高めのジェフのハイテンションなGプレイを聴くためだけにでも本作は購入する価値ありですし、逆にANNIHILATORに興味がないというリスナーも、このGプレイには一聴の価値がありまっせ!と強力にお薦め致します。
ただ、収録曲の方向性が初期スタイルに寄せられた分、高低差の激しいメロディをエキセントリックに歌い上げ
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BLESSED DEATH-Kill or Be Killed-Blessed Death ★★★ (2020-03-31 00:00:03)
Gが咽び泣くイントロに始まり、スラッシーな疾走パートから
演劇的なVoの芝居がかった絶唱に圧倒されるドゥーミーな
ヘヴィ・パートまで、執拗にリフ/リズム・チェンジを繰り返し
次々に転調していく複雑怪奇な曲展開がバンドのテーマ曲に
相応しい、様々なアイデアが闇鍋チックに投入された逸品。
BLESSED DEATH-Kill or Be Killed-Omen of Fate ★★★ (2020-03-30 23:51:05)
1st収録曲の中では比較的ストレートに突っ走るスラッシーな楽曲ながら
禍々しくも大仰な雰囲気を放つ曲展開や、倍々で音階を上げていく
Voのエキセントリックな歌唱が相俟って、一発キメたKING DIAMOND
(もしくはMERSYFUL FATE)的な雰囲気が漂ってくるという。
BLESSED DEATH-Kill or Be Killed ★★★ (2020-03-30 01:19:11)
ケヴィン(B)とクリス(Ds)、双子のパウエルソン兄弟を擁して'84年に結成されたニュージャージー州出身の5人組が’85年にMEGAFORCE RECORDSから発表したデビュー作。
野太いシャウト/鼓膜をつんざくハイトーン/朗々とした歌い上げを使い分けるラリー・ポーテロの超クセの強いVo、強引なリズム・チェンジを捻じ込んで来るパウエルソン兄弟、攻撃的にリフを刻み、泣きを孕んだソロを奏でもするジェフ・アンダーソンのGとが複雑怪奇に絡み合い、次から次へと展開していく特異なサウンドが本作の持ち味…と書くと「要はインテレクチュアル・スラッシュ・メタルでしょ?」と思うやもしれませんが、あの手のバンドが醸し出す火花散るテクニックの応酬や緊張感の類は然程でもなく。ラリーの変幻自在のVoに圧倒される⑤、泣きの導入部に始まって転調を繰り返す⑦といった大作ナンバーに特に強く表れている通り、メンバー各
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GASKIN-Stand Or Fall-The Man is Back ★★★ (2020-03-29 02:20:36)
RAINBOWの“SPOTLIGHT KIDS”を倍速化したようなスピード・ナンバー。
アルバムの掴みに持ってこいのカッコ良さで、
歌だけでなくGソロでもポール・ガスキンが
健在ぶりをアピールしてくれています。
GASKIN-Stand Or Fall ★★★ (2020-03-27 00:57:30)
NWOBHMの名物バンドGASKINが今年5月に来日するという。しかもDEMONと一緒に。何その嬉しい組み合わせ!と身を前に乗り出しつつも、それまでにコロナウィルス騒動は終息してくれのか?公演中止にならんといいなぁと、情緒不安定気味にテンションを乱高下させている今日この頃。何はともあれ来日に備えてGASKINが'00年に唐突に発表した3rdアルバムを引っ張り出してきました。
実態としては純然たる新作ではなく、GASKIN再始動に合わせて未発表曲を発掘したお蔵入り音源集らしいのですが、生憎と自分は当時輸入盤の方を購入してしまったため、本作収録曲がいつ頃書かれたものなのかは不明。しかし、どこか透明感を宿した哀愁のメロディといい、ヘタウマ…いやいや実に味わい深いポールのもっさりブリティッシュ・ボイスといい、ここに託されているのは紛うかたなきGASKINサウンド。1stにあったプログレ風味
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RIGOR MORTIS-Rigor Mortis vs. The Earth-Mummified ★★★ (2020-03-26 00:06:24)
ANNIHILATORの“CRYSTAL ANN”を思わすムーディなイントロから
せかせかと前のめりに突っ走るアルバムOPナンバー。
執拗なリフの刻みから、華麗とさえ表現できそうなソロ・パートまで
楽曲を牽引するGの活躍ぶりがここでも際立っています。
RIGOR MORTIS-Rigor Mortis vs. The Earth-Sog ★★★ (2020-03-25 23:53:12)
スラッシュ・メタル・ソングとしてはテンポは抑え気味ながら
リフにソロに縦横無尽に駆け巡るマイク・スカシアのGと
煽るようなシャウトVoが焦燥感を高め、6分以上に及ぶ長尺をダレさせません。
RIGOR MORTIS-Rigor Mortis vs. The Earth ★★★ (2020-03-25 00:35:05)
1stで歌っていたブルース・コルビットが脱退。ケイシー・オア(B)と新たに加入したドイル・ブライト(G)がVoパートを分け合うツインVo体制への陣容替えを経て、RIGOR MORTISが’91年にTRIPLE X RECORDSから発表した2ndアルバム。
後にMINISTRYやGWAR、SPEEDEALER、WARBEAST等に参加することとなる猛者たちにより構成されたバンドであり、はっちゃけたアートワークや、RAMONESのカヴァー⑥の激ハマりっぷりからも、彼らに関しては「テキサスの暴れん坊」的なイメージが強いのですが、本作で聴けるのは剛柔使い分けるGプレイといい、思わず一緒に叫びたくなるギャング・コーラスといい、スピードは若干抑え気味に、その分ダイナミズムとノリ易さの増強が図られた、意外なぐらいキャッチー(ポップという意味に非ず)なスラッシュ・メタル。
特にANNIHI
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UNCLE SLAM-When God Dies-Age of Aggression ★★ (2020-03-23 22:46:36)
疾走ナンバーではあるものの、そのテンポはスラッシュ・メタルというよりは
正統派HM的。Voもはっきりとメロディを歌っています。
歌メロはキャッチーですし、何よりトッド・モイヤーの最早「味わい深い」とさえ
表現したくなる歌うGソロが印象に残りますよ。
SACRILEGE(UK)-Within the Prophecy-Search Eternal ★★★ (2020-03-23 22:37:50)
ハードコア的やさぐれ感と、スラッシーなアグレッション、
英国正統派HMか、はたまたエピック・ドゥームかという
漆黒のドラマ性を宿した10分以上に及ぶ曲展開等、
このバンドの個性を全部乗せしたような大作ナンバー。
UNCLE SLAM-When God Dies ★★ (2020-03-23 00:42:13)
結成初期からのメンバー、アメリー・スミスがSUICIDAL TENDENCIESへと去り、トッド・モイヤー(Vo、G)、サイモン・オリヴァー(B)、あとSUICIDAL TENDENCIESからリクルートしたR.J.ヘラーラ(Ds)というトリオ編成で制作、MEDUSA RECORDSから’95年に発表されたUNCLE SLAMの3rdアルバムにして残念ながら彼らのラスト作。
時はスラッシュ・メタル冬の時代真っ只中。いくらエド・レプカ画伯謹製「超胡散臭いアンクル・サム」が描かれたアートワークによって前2作との連続性を猛烈アピールされても、「でもやっぱ流行に流されてんでしょ?」との疑心暗鬼の念が拭い切れず、当時は購入をスルーしてしまいました。しかし正月の帰省中に立ち寄った古本屋の中古CDコーナーで偶然本作を発見。今更ながら購入して聴き直してみれば、これが非常に優れた内容で思わず居住まい
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SACRILEGE(UK)-Within the Prophecy ★★★ (2020-03-20 09:53:25)
似たような名前のバンドがチラホラいますが、こちらは英国ブリストル出身の4人組。UKシーンにおけるクラスト/パンクからスラッシュ・メタル方面へのクロスオーバー現象を語る上で欠かすことの出来ない重要バンドであり、NAPALM DEATH、BOLT THROWER、CEREBRAL FIXといったバンドに影響を与えたことでも知られるSACRILEGEが、'87年に発表した2ndアルバム。
MUSIC FOR NATIONS傘下のスラッシュ・メタル専門レーベルUNDER ONE FLAGと契約を交わしたことが関係あるのかどうか、ともかくDISCHARGE辺りからの影響を伺わせるリフ&リズムのササクレ感はそのままに、よりメロディックに歌うようになった金髪女性シンガー、リンダ“タム”トンプソンのVoといい、一層の拡充が図られたインスト・セクションといい、10分越えの大作ナンバーも収録する等ブリ
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SACRILEGE(UK) (2020-03-20 09:49:02)
WARWOUNDやVARUKERS等、英国のハードコア/パンク畑で活動していたメンバーらにより結成。「かつてリー・ドリアンにTROUBLEを推薦した」なんて目利きぶりが伝わるエピソードも残す女性シンガー、リンダ“タム”トンプソンを擁して、ハードコア/パンク発、スラッシュ・メタル経由、ドゥーム・メタル着という歴史を突っ走った英国はミッドランド出身の4人組。
80年代に個性的な3枚のアルバムを残して活動を休止。結成から30周年、アルバム・デビューから25周年を記念して2014年に復活を遂げている。
DEATHWISH-Demon Preacher-Wall of Lies ★★★ (2020-03-19 00:18:23)
機関銃の猛射の如く吐き出される鉛色のリフ&リズム、
猛々しくメロディを追って歌う硬派なVo、
シャープ且つメロディックに切り込んでくるGソロが
好戦的に畳み掛ける様は、聴いてるだけで血管が
グワッと拡張するようなカッコ良さを誇っていますよ。
DEATHWISH-Demon Preacher ★★★ (2020-03-18 00:44:23)
バンド名はチャールズ・ブロンソン主演のヴィジランテ映画『狼よさらば』(原題『DEATH WISH』)から取ったのでしょうか?イギリスのリゾート地として有名なブライトン出身のスラッシュ・メタル・バンドが、ベーシストの脱退を受け4人組からトリオ編成への陣容替えを経て、'87年に発表した2ndアルバム。
手首をいわしそうな執拗さで刻まれる、初期SLAYERばりに殺気立ったGリフといい、ハードコア/パンクの流儀を受け継ぎ直線的に飛ばしまくるリズムといい、本作で聴かれるのは、80年代半ばに2枚の作品のみを残しスラッシュ・シーンを慌しく駆け抜けていったこのバンドの生き様を反映したかのような(?)、性急に畳み掛けるスラッシュ・サウンド。曇天の空模様を溶かし込んだかの如き鉛色のリフ&リズム、Voが歌う派手に突き抜けることのない憂いを湛えたメロディ、そしてツインG風のアレンジを施され曲間をスリリング
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ROGUE MALE-First Visit-Crazy Motorcycle ★★★ (2020-03-17 00:34:57)
スラッシュ・メタルばりの攻撃力と、ライブじゃさぞかし盛り上がるであろう
アゲアゲなノリの良さを併せ持って突っ走るアルバムのOPナンバー。
ぶっきらぼうな吐き捨てVoと、全体を牽引するリードBはMOTORHEADからの
影響が大ですが、不思議と埃っぽさは漂って来ないこのバンドの個性が
くっきりと刻まれています。
CRISIX-Sessions:#1 American Thrash ★★★ (2020-03-16 00:55:53)
昨年JAPANESE ASSAULT FEST 19において初来日公演を成功裏に終わらせ、更にそれに合わせて1stと2ndアルバムの国内盤緊急リリースが実現する等、ここにきて俄然注目が集まっている(…と、いいなぁ)スペインの若手スラッシャーの有望株CRISIXが、’19年に発表したカヴァー曲集。こっちも国内盤出してくれればいいのに。
若手つっても既にスタジオ盤4枚を発表して中堅バンドのキャリアを築きつつある連中で、となるとぼちぼちメンバーが「俺達、実はこんな意外な音楽からも影響受けてるんだぜ」とか「スラッシュ・メタルばかり聴いていないで、もっと色々なジャンルを聴こうぜ?」とか言い出しそうなものですが、本作収録曲のチョイス――①VIOLENCE、②NUCLEAR ASSAULT、③EVILDEAD、④FORBIDDEN、⑤EXODUS、⑥ANTHRAX、⑦TESTAMENT、⑧DEM
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ROGUE MALE-First Visit ★★★ (2020-03-13 00:30:08)
シンガーのジム・リトル(Vo、G)を中心に北アイルランドはベルファストで結成され、ロンドンを拠点に活動した4人組。KERRANG!!誌において「次に来るバンド」と高く評されたROGUE MALEが'86年にMUSIC FOR NAITONSから発表した1stアルバム。(アメリカでの堂々メジャーのELEKTRA RECORDSが配給担当)
元々はパンク畑で活動していた連中が、MOTORHEADやMETALLICAに触発されてサウンドを先鋭化させていった…との経緯からお察しの通り、パンクの疾走感&ノリの良さとメタルのエッジをクロスオーバーさせた音楽性が持ち味。ブンブン唸りまくるBに、レミーがお手本のシンガーのぶっきらぼうな歌唱等、とりわけMOTORHEADからの影響は大。
ただ、ジャケットの『ターミネーター』風イラストや、メンバーの『マッドマックス』の世界から抜け出てきたような扮
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TOKYO YANKEES-Overdoing-Quick as Light ★★★ (2020-03-10 23:49:01)
序盤は抑え気味に展開し、2本のGの荒々しい切り込みを切っ掛けに
アクセルを踏み込んで突っ走る場面のカッコ良さにゃ血圧ぶち上がり。
ダーティなVoとドスの効いたコーラスも、
アグレッシブで埃っぽい曲調にマッチしていますよ
TOKYO YANKEES-Overdoing ★★★ (2020-03-10 00:37:30)
「和製MOTORHEAD」ことTOKYO YANKEESが’91年にEXTACY RECORDSから発表し、インディーズ・チャートにおいて№1ヒットとなった1stフル・アルバム。ちなみに兄貴分のXからPATAとHIDEがそれぞれバックVoとGで参加。初回盤はボーナス・トラックとして8cmCDシングル『JOKER』が付属した2枚組仕様でした。
埼玉県の国道をパトカーに追いかけられながらブッ飛ばしているような、ヤンキー臭漂うオラついたパワーメタル・サウンドは前作同様ですが、音質の向上により迫力は倍増。ランニング・タイムも30分台とタイトに凝縮された本編は、「I!C!B!M!」とコーラスをシャウトせずにはいられないキャッチーさも備わったOPナンバー①から、最速でエンディングを爆走する⑨まで、表題『OVER DOING』(「悪ノリ」の意)に相応しい突進三昧。脇目も振らぬその猪突猛進ぶりや表
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