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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 951-1000
RAZOR-Armed and Dangerous-Take this Torch
RAZOR-Armed and Dangerous
STäLKER-Shadow of the Sword-Evil Dead
STäLKER-Shadow of the Sword-Path of Destruction
STäLKER-Shadow of the Sword-Total Annihilation
STäLKER-Shadow of the Sword
KROKUS-Hellraiser-Spirit of the Night
KROKUS-Hellraiser
TYGERS OF PAN TANG-Wild Cat
TYSONDOG-Crimes of Insanity-Taste the Hate
TYSONDOG-Beware of the Dog-In the End
TYSONDOG-Beware of the Dog-Hammerhead
TYSONDOG-Crimes of Insanity
TYSONDOG-Beware of the Dog
SILVER MOUNTAIN-Before the Storm(demo 1980)-Vikings
SILVER MOUNTAIN-Before the Storm(demo 1980)
VIRGIN STEELE-Virgin Steele-Children of the Storm
VIRGIN STEELE-Virgin Steele-a) Minuet in G Minor / b) Danger Zone
VIRGIN STEELE-Virgin Steele
VIRGIN STEELE-Life Among the Ruins-Last Rose of Summer
VIRGIN STEELE-Life Among the Ruins-Love Is Pain
VIRGIN STEELE-Life Among the Ruins
NEIL ZAZA-Two Hands, One Heart-Faith
NEIL ZAZA-Two Hands, One Heart
OPEN SKYZ-Open Skyz-Open Skies
OPEN SKYZ-Open Skyz
HOUSE OF LORDS-Demons Down
ACE FREHLEY-Frehley's Comet-Calling to You
ACE FREHLEY-Frehley's Comet-Into the Night
ACE FREHLEY-Frehley's Comet
RANDY JACKSON'S CHINA RAIN-Bed of Nails-Before It's Too Late
RANDY JACKSON'S CHINA RAIN-Bed of Nails
SKRAPP METTLE-Sensitive-Retire or Die
SKRAPP METTLE-Sensitive-That Load
SKRAPP METTLE-Sensitive
SKRAPP METTLE
SQUEALER(FRENCH)-D.F.R.-Lady Love, Lady Bitch
SQUEALER(FRENCH)-D.F.R.
SQUEALER(FRENCH)
KILLERS(FRENCH)-...Fils de la haine-Mercenaire
KILLERS(FRENCH)-...Fils de la haine-Le fils de la haine
KILLERS(FRENCH)-...Fils de la haine
KILLERS(FRENCH)
Steel Crown-Sunset Warriors-Sunset Warriors
Steel Crown-Sunset Warriors-Drifting in My Mind
Steel Crown-Sunset Warriors
Steel Crown
BLACK 'N BLUE-Black 'n Blue-I'm the King
BLACK 'N BLUE-Black 'n Blue-The Strong Will Rock
BLACK 'N BLUE-Black 'n Blue
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RAZOR-Armed and Dangerous-Take this Torch ★★★ (2020-03-09 00:01:34)

ブチ切れVoにカミソリG、猪突猛進のリズムと三拍子揃った
RAZOR屈指の名曲。1st収録バージョンと聴き比べると、
EPバージョンの方が比較的Voがメロディを追っていて
前者が完全にスラッシュ・メタルなら、後者はその一歩手前の
スピード・メタルといった趣き。まぁどっちも最高なんですけどね。

RAZOR-Armed and Dangerous ★★★ (2020-03-06 00:57:50)

カナダが誇る「スラッシュバカ一代」RAZOR。長らく彼らのカタログ中において最も入手困難な状態が続いていた(但しリプロ盤は結構出回ってた)’83年発表の7曲入りデビューEPが、未発表のデモ音源をボーナス・トラックとして追加収録し、リリースから35周年を記念して待望のオフィシャルCD化ですよ。こいつぁ目出度い。
そういやANTHRAXも同タイトルのEPを制作していましたが(リリースはこっちのが先)、そのANTHRAX含め、他のスラッシュ第一世代バンドのデビュー作の多くがそうであったように、本作もまたNWOBHMからの影響が色濃く滲む内容に仕上がっています。
プロダクションの質には厳しいものがあり、またミドル・テンポの楽曲による本編の幕開けや、メロディを追っている(歌っている)Voの歌唱を始め、RAZORの名を聞いて想起するようなスラッシュ・メタルの権化たるサウンドとは未だ結構な
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STäLKER-Shadow of the Sword-Evil Dead ★★★ (2020-03-05 00:51:40)

DRAGONFORCEやF.K.U.等、様々なバンドによってカヴァーされている
DEATHの初期の名曲ですが、STALKERバージョンもなかなかのハマり具合。
(来日公演でも披露されていました)
余りに出来が良いので、本編後半の他の楽曲の存在を
霞ませてしまっているという痛し痒しな部分もなくはないのですが…。

STäLKER-Shadow of the Sword-Path of Destruction ★★★ (2020-03-05 00:42:56)

「勢いだけのバンドと侮ってもらっちゃ困るぜ」
とのバンドの主張が聞こえてきそうな、
嵐のSEに導かれる重厚なイントロから、
起承転結を効かせてドラマティックな盛り上がりを
呈するアルバム前半のハイライト・ナンバー。
やはりこの手のバンドにとってIRON MAIDENの存在は
重要なのだなぁと改めて実感させられます。

STäLKER-Shadow of the Sword-Total Annihilation ★★★ (2020-03-05 00:34:46)

ハイピッチVoにささくれ立ったリフ&リズムが
やけくそ気味に突っ走るOPナンバー。
ほんのり漂うサタニック・テイストと、
クイック且つ鋭角的な刻みっぷりが80年代の
SLAYERやDESTRUCTIONを思わすGリフがクール。

STäLKER-Shadow of the Sword ★★★ (2020-03-04 00:37:47)

直前のタイミングになって、ヘッドライナー・バンドから「アホか、君ら」な理由で出演キャンセルを食らい、しかもこのままだとこれが最後の開催になりかねない等、踏んだり蹴ったりだった今年のTRUE THRASH FEST。主催者側に落ち度は全然ないのだから最後なんて言わんと今後も何とか続けて欲しいのですが…。
とまれ、ベテラン勢の抜けた穴を埋めるべく、こんなご時世にも関わらず来日してくれた若手バンド――とMATYR――の奮闘は賞賛されて然るべきであり、折角の機会なので手元にあったニュージーランド出身のスピード・メタル・トリオ、STALKER(TTF初日に3番手として出演)が'17年に発表した1stアルバムをご紹介。
彼らが聴かせてくれるのは、ラフな音質に乗せて、アッパーテンションなハイトーンVoとささくれたリフ&リズムが疾走疾走また疾走という、EXCITERや初期SLAYER等からの
…続き

KROKUS-Hellraiser-Spirit of the Night ★★★ (2020-03-02 23:29:57)

メタリックに疾走する曲調が、名曲“HEADHUNTER”を
思い起こさずにはいられないスピード・ナンバー。
やればできる子、KROKUS!
メロディックに繰り出されるマンディ・メイヤーの
Gソロも楽曲のテンションを高めてくれています。

KROKUS-Hellraiser ★★ (2020-03-02 00:37:38)

スイスの国民的HRバンドKROKUSが、ドイツのAFM RECORDSに移籍後、1stアルバムのリリースから丁度30年というタイミング(’06年)で発表した15thアルバム。ちなみにプロデュースはPINK CREAM 69のデニス・ワードが担当しています。
タイトルが『HELLRAISER』と何やら厳めしい感じなので、もしかしたら名作『髑髏の紋章』ばりの80年代ヘヴィ・メタリックなサウンドを演ってくれているかも…と、仄かな期待を胸に聴き始めてみれば、立ち上がりからロックンロール・ナンバーが連打されるマッタリとしたお出迎え。やはりAC/DC路線には微塵の揺るぎもなかったという。そりゃそうか。
ただ、母国のアルバム・チャートで№1ヒットとなった前作『ROCK THE BROCK』(’03年)に続き、本作も最高第2位をマークしてゴールド・ディスクを獲得する等、KROKUSの健在ぶり
…続き

TYGERS OF PAN TANG-Wild Cat ★★ (2020-02-27 23:50:21)

若きギター・ヒーロー、ジョン・サイクスと、実力派シンガー、ジョナサン・デヴァリルの2本柱を擁して発表された名盤『SPELLBOUND』(’81年)の陰に隠れてしまいイマイチ存在感が薄い、’80年リリースのTYGERS OF PAN TANGの記念すべき1stアルバム。え?TYGERSの作品は2nd『SPELLBOUND』以外は全部影が薄いだろうって?…それを言っちゃあお終いよ(渥美清風に)。
Wジョンの鮮烈なパフォーマンスにボトムアップされて、時にNWOBHMというジャンル枠内からはみ出すインパクトを放っていた『SPELLBOUND』に比べると、ジャンル内にすっぽりと収まり、寸分たりともはみ出さない本作は「NWOBHM充填120%」といった趣き。ガシガシと刻まれ楽曲を荒々しく牽引するGリフ、シンプルにして攻撃的な曲調(当然バラードなし)、もっさり歌うヘタウマVo等々、まるでNWOB
…続き

TYSONDOG-Crimes of Insanity-Taste the Hate ★★★ (2020-02-26 23:27:46)

音質の向上、シンガーの交代やリズム・セクションの強化を得て
NWOBHMというよりは、むしろACCEPT辺りに近しいパワーと
アグレッションを漲らせてドコドコと突進するOPナンバー。

TYSONDOG-Beware of the Dog-In the End ★★★ (2020-02-26 00:41:40)

タイトル通り、ルバムの幕引き役を担うナンバー。
アコギのイントロに始まり、徐々に速度を上げながら
ドラマティックに盛り上がる曲展開は、勢いだけが武器ではない
いぶし銀のNWOBHMバンドならではの魅力が光ります。

TYSONDOG-Beware of the Dog-Hammerhead ★★★ (2020-02-26 00:13:10)

1stアルバムのOPナンバーにしてTYSONDOG屈指の名曲。
イントロのGによる鋭利な切り込みだけで掴みはOK。
このアグレッシブな飛ばしっぷりは、後のスラッシュ・メタル勢にも
少なからず影響を与えたのではないかと推察したくなる
音の悪さをものともしないカッコ良さですよ。

TYSONDOG-Crimes of Insanity ★★★ (2020-02-25 00:00:41)

その昔、海外通販で注文をして待つこと数週間。ようやく実物が届いたのでワクワクしながら歌詞カードを開いてみたらゴキブリの卵が挟まっていた。…ってな、慌てて殺虫剤を噴霧した思い出が未だに忘れ難い、TYSONDOGが’85年に発表した2ndアルバム。ちなみにそのCDはその後どうしたかというと…実はまだ我が家にあるのです。(つげ義春風に)
最高とまでは行かなくとも、それでも音の輪郭すら不明瞭だった1st『BEWARE OF THE DOG』(’84年)に比べるとプロダクションの質は格段に向上。また前任のアラン・ハンターより安定した歌唱力を誇る新Vo(復活作でも歌っていたクラッチ・カラザース)や、力強くビートを刻むドラマーの加入に伴い、肉厚感を増したサウンドは全体的に逞しくビルドアップされています。
前作がNWOBHMというジャンル内で括れる作品だったとするならば、今回はパワー・メタル
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TYSONDOG-Beware of the Dog ★★★ (2020-02-21 00:13:21)

SATAN人脈はNWOBHMというジャンル内に複雑に根を張っており、1st『COAT IN THE ACT』にバックVoとして参加、また後年PARIAHにもフロントマンとして在籍することとなるアラン・ハンターがVoとGを兼任していた、ニューカッスル出身のこのTYSONDOGも、そうしたSATAN人脈に連なるバンドの一つとして知られています。
本作は彼らが’84年にNEAT RECORDSから発表した1stアルバム。風呂場で録音したん?ってな如何にもNEATな安普請プロダクションといい、終始歌唱が上擦り気味なヘタウマVoといい、陽光を浴びて華やかにハジけるLAメタルとはまるっと正反対な、陽の届かぬ地下室で醸成されたようなシケシケなメロディ等々、一般的な尺度だとマイナスにしかならないでしょうが、NWOBHMという沼にハマったマニア諸氏は「よっ、たっぷり!」「英国屋!」と大向こうから掛け
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SILVER MOUNTAIN-Before the Storm(demo 1980)-Vikings ★★ (2020-02-20 00:50:11)

1st収録バージョンは、3分18秒あたりからスタートする
イェンス・ヨハンソンのピアノ・ソロに魂を持って行かれる名曲でしたが
こちらはイェンス加入前ということで、そこの部分はGソロでカバー。
結果、NWOBHM由来の大味…もとい、荒々しい無骨さが際立つ仕上がりに。
これはこれで捨て難い魅力がありますよ。

SILVER MOUNTAIN-Before the Storm(demo 1980) ★★★ (2020-02-18 23:33:50)

我が最愛の北欧メタル・バンド、SILVER MOUNTAINがデビュー前に制作したデモテープが、マニアックな作品のリイシューに関して定評のあるMETAL MINDから正式商品化。前世紀ならば「SILVER MOUNTAIN先進国」としてこの手の発掘作業は日本のお家芸だったのに、すっかりCD化大国の栄光は遠くへ去りにけり…。
一応リマスタリングが施されてはいるようですが、所詮はデモ。音質は下の下で、ヨナス・ハンソンのVoも不安定極まりない。尤も、音の良さや歌の上手さを求める人がSILVER MOUNTAINに手を出すわきゃないので(断言)これはマイナス点には当たりません。ええ、当たりませんともさ。ただ殆どの楽曲が既に何らかの形で世に出てしまっているので、正直マニア以外がわざわざ手を出す価値は見い出し難いかなぁと。
逆にファンであれば興味深く聴ける1枚であることは確かでして。ネオ
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VIRGIN STEELE-Virgin Steele-Children of the Storm ★★★ (2020-02-17 23:01:09)

勇壮にしてアグレッシブ。Keyの導入も自然且つ効果的で
VIRGIN STEELEというバンドの原石の魅力が凝縮された名曲。
VoとGが互いにバチバチ火花散らして「どやさ!」と好き勝手
自己主張しまくっているのですが、それがむしろ楽曲のテンションを
ギンギンに高める好結果に繋がっているという。

VIRGIN STEELE-Virgin Steele-a) Minuet in G Minor / b) Danger Zone ★★★ (2020-02-17 22:53:17)

ドラマティックなHRバージョンにアレンジされたバッハ作曲(実は別人の作曲らしいですが)
“メヌエット ト短調”をイントロ代わりに荒々しく炸裂するVIRGIN STEELEを代表する名曲の一つ。
評価が割れるデイヴィッド・ディフェイのVoですが、この曲におけるシャウトは個人的には
嫌いじゃない…というか寧ろ、野生動物が外敵を威嚇しているような攻撃性の迸りが感じられ、
結構曲調にハマっているのんじゃないかと。

VIRGIN STEELE-Virgin Steele ★★★ (2020-02-16 23:56:29)

USエピック・メタルの開祖バンドの一つとして名前が挙げられるVIRGIN STEELEが、MUSIC FOR NATIONS第一弾アーティストとして’82年に発表した1stアルバム。ちなみに当時ちゃんと日本盤もリリースされていて、その際の邦題は『危険地帯』だったという。
さてその本作、'82年という時代を考慮しても音が悪い。また彼らならではの大仰でオペラティックなサウンドを期待すると、本編の半数を占めるのはラフなノリのロックンロールだったり、ついでにデイヴィッド・ディフェイ(Vo)が繰り出すシャウトは「子犬の鳴き声」と評したくなる線の細さだったりと、VIRGIN STEELE入門盤にチョイスするにはなかなかクセの強い仕上がりです。
要は個性確立を模索する過渡期の作品と言えるのかもしれませんが、クラシカルなイントロ序曲からパワフルに炸裂するアルバム表題曲にして、VSの名をマニア
…続き

VIRGIN STEELE-Life Among the Ruins-Last Rose of Summer ★★★ (2020-02-14 00:13:35)

アルバムをしっとりと締め括るリリカルなバラード。
歌唱能力に関しては評価が割れがちなデヴィッド・ディフェイですが
ピアノをバックに、ファルセットを駆使して、エモーショナルに、
切々と歌い上げるこの曲におけるパフォーマンスからは、
立ち昇る「実力派シンガー」のオーラを幻視することができますよ。

VIRGIN STEELE-Life Among the Ruins-Love Is Pain ★★★ (2020-02-14 00:07:14)

エピック・メタルの面影は欠片も見当たりませんが、
そこはかとない哀愁と爽やかなポップ・センスが同居した
秀逸なメロハー・チューンに仕上がっています。
デイヴィッドの濃いVoも意外にキャッチーな曲調にマッチ。
VIRGIN STEELEの名前で演る必要があったかどうかはさておき
名曲であることは疑う余地がありませんよ。

VIRGIN STEELE-Life Among the Ruins ★★ (2020-02-13 00:04:31)

前作『AGE OF CONSENT』(’89年)における大胆な音楽性刷新の試みが不首尾に終わり、開店休業状態に陥っていたデイヴィッド・ディフェイ(Vo)率いるNY出身のパワー・メタルの雄VIRGIN STEELEが、4年のブランクを経て'93年に発表した5thアルバム。
ちなみに自分が初めて買った彼らのアルバムがこれ。何でよりにもよって迷走期の作品を?と我ながら思いますが、当時は彼らの初期作は殆どが廃盤で入手困難、本作のみゼロ・コーポレーションから国内盤が発売されたので、これ幸いと購入したんだっけなぁと。あの頃はゼロのカタログを片っ端から買い漁ってましたし。…なんて思い出話はさておき。
クラシカルな小曲④から重厚な⑤へ繋ぐ展開に往年の残り香を微かに留める程度で、基本的に本編の主体となるのはバラード系の楽曲。パワーメタル色ほぼ皆無のアメリカンHR路線が更に突き詰められている今作
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NEIL ZAZA-Two Hands, One Heart-Faith ★★★ (2020-02-11 23:10:29)

前半のバラード・パートにおける繊細にしてエモーショナルなチョーキングといい
バンド・サウンドが加わってテンポアップする曲調の中で閃く
スパニッシュ・タッチのアコギの妙技といい、ニール・ザザというギタリストの
テクとセンスが遺憾なく盛り込まれた珠玉の逸品。
抒情性を増幅するKey(ピアノ)の好サポートも印象的です。

NEIL ZAZA-Two Hands, One Heart ★★★ (2020-02-11 01:00:53)

オハイオ州クリーブランド出身のギタリスト、ニール・ザザが、自身のバンドZAZAを解散させた後、デイヴィッド・T・チャステインが主宰するLEVIATHAN RECORDSから'93年に発表した初のソロ・アルバム(オール・インスト物)。ちなみに日本デビュー作でもあり国内盤はゼロ・コーポレーションからのリリースでした。
帯には《様式美》《クラシカル》の宣伝文句が並び、所属レーベルに対するイメージも手伝ってバリバリのネオクラ路線なサウンドを想像していましたが、フルピッキングやスウィープピッキングを多用した演奏スタイルこそ確かにイングヴェイからの影響を伺わせつつも、作品の方向性自体はテクニック以上に「メロディ」を聴かせることに重きを置いた、大仰さ、堅さよりも寧ろ「軽やかさ」が印象に残る親しみ易いサウンドが託されています。
疾走する曲調にGとピアノ(本物じゃないのが惜しい)がスリリングに
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OPEN SKYZ-Open Skyz-Open Skies ★★★ (2020-02-09 22:53:22)

ノスタルジックな風情漂うイントロから、タイトルに相応しく
真っ青な空へ溶けて広がっていくような感覚を覚える
スケールの大きなロック・チューン。この手の爽やかな楽曲を歌わせると
ヒューゴの澱みなく伸びやかな歌声は実に映えますね。

OPEN SKYZ-Open Skyz ★★ (2020-02-09 22:50:20)

現在はソロ・シンガーとしても知られるヒューゴが在籍していたVALENTINEは、90年代突入と共にHR/HMシーンに吹き始めたグランジ/オルタナティブ・ロック・ブームの逆風の煽りを食い、所属レーベルからドロップ。その後メジャーのRCA RECORDSとの契約を手にすると、「バンド名が80年代過ぎる」と名前をOPEN SKYZに改め心機一転。ベテランのリッチー・ズィトーをプロデューサーに迎えてレコーディングを行い、'93年に発表した出直しデビュー作がこちら。
伸びやかで透明感のあるヒューゴのVoが主役を務めるメロディアスHRサウンドという基本的音楽性に大きな変化は見られませんが、VALENTINE時代に比べるとKeyによるキラキラな装飾が大きく減退。アレンジは90年代らしくシンプルに、曲調もミドル~バラードを中心に落ち着いたテンポの楽曲が増える等、全体としてポップ・メタル路線からAO
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HOUSE OF LORDS-Demons Down ★★ (2020-02-07 00:43:36)

KISSのジーン・シモンズに見い出され、彼が設立したSIMONS RECORDSから華々しくデビューを飾るも、その後は大きくブレイクすること叶わず(ジーンに見い出されたバンドに多いパターン)。所属レーベルをVICTORY MUSICに変えたHOUSE OF LORDSが’93年に発表した3rdアルバム。それでもKISSとは良好な関係を保っていたようで、本作にはポール・スタンレーがゲスト参加しています。あとフィオナも。
ざっくり分けると、グレッグ・ジェフリア(Key)主導期と、ジェイムズ・クリスチャン(Vo)主導期の二期に分類されるHOUSE OF LORDS。日本人好みのメロディック・ロックを聴かせてくれて評価も高い後者に比べると、前者は存在感もアルバムに対する評価もあまりパッとしない印象がありますが(そもそも今じゃ作品の入手自体が困難なのもそれに拍車を掛けている)、どっこい、導入
…続き

ACE FREHLEY-Frehley's Comet-Calling to You ★★★ (2020-02-06 00:31:45)

歌の上手さではやはりトッド・ハワーズに一日の長あり。
曲調も707で演っても違和感なさそうな爽快感溢れるハードポップで、
リードVoを彼に譲ったエースの慧眼に星3つ。
久々に聴き直しましたが、良い曲ですよ。

ACE FREHLEY-Frehley's Comet-Into the Night ★★★ (2020-02-06 00:22:48)

シングル・カットされ、PVも作られた哀愁のHRチューン。
どちらかと言えばラス・バラード色が強く感じられる仕上がりながら、
エースもGプレイでしっかりと己の個性を楽曲に刻んでいます。

ACE FREHLEY-Frehley's Comet ★★ (2020-02-04 23:51:01)

エース・フレーリー(Vo、G)がKISS脱退後に、元707のトッド・ハワーズ(Vo、G)、KISSの影武者メンバーとして有名なアントン・フィグ(Ds)、ピーター・フランプトンのバンドに在籍していたジョン・リーガン(B)らをバックに従えてソロ・プロジェクトを立ち上げ。ベテランのエディ・クレイマーをプロデューサーに招いてレコーディングを行い、'87年に発表したデビュー作がこれ。
こちとらKISSと言えば、何はさておきポール・スタンレー。続いてジーン・シモンズという認識ゆえ、エースに関しては人気メンバーと知っちゃいても興味は殆どなかったのが正直なところでして。ましてやソロ・プロジェクトなんて…。本作の入手経緯も「お店で中古盤を見かけて安かったので購入した」ぐらいの適当さだったのですが、聴いて吃驚。本家KISSに勝るとも劣らぬ良質なロックンロール・サウンドが託された秀盤じゃありませんか。
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RANDY JACKSON'S CHINA RAIN-Bed of Nails-Before It's Too Late ★★★ (2020-02-04 00:19:19)

マーク・スローターとランディ・ジャクソンの共作で、
プロデュースにディナ・ストラムも関与。
バックVoとしてジェフ・スコット・ソートが参加する等、
アルバムのハイライト的役割を果たすポップ・ナンバー。
発表時期がもう5年ぐらい早ければヒットしていたのではないか?
と思わされる、キャッチーなサビメロが印象的。

RANDY JACKSON'S CHINA RAIN-Bed of Nails ★★ (2020-02-03 00:08:39)

ZEBRAの中心メンバーだったランディ・ジャクソン(Vo、G)が、同バンド解散後の’90年に立ち上げたニュー・プロジェクトCHINA RAIN。ジェフ・スコット・ソート、マーク・スローター&ディナ・ストラムのSLAUGHTER組、あるいはSKID ROWのレイチェル・ボランとデイヴ“スネイク”セイボ、そしてBON JOVIやKISS、アリス・クーパー等への楽曲提供で知られる腕利きソングライター、ジャック・ポンティら、豪華共作陣の強力を得て制作、’93年に発表したデビュー作に当たる1枚。多分唯一作。
リリース当時BURRN!!誌レビューで酒井前編集長にクソミソに貶された挙句30点だったかを献上されていて、そうなると逆にどんな内容なのか気になってしまうのが人情というもの。しかも我らがゼロ・コーポレーションからの発売とあっては、こっちに買わないという選択肢はねぇよと。
基本的にはZ
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SKRAPP METTLE-Sensitive-Retire or Die ★★★ (2020-01-31 00:19:11)

ジェフ・スコット・ソートのエモーショナルな歌声に、
泣きを湛えたGがマッチした、実に魅力的な泣きのバラード。
色物だからといって曲作りに手を抜かない姿勢は好感が持てますよ。

SKRAPP METTLE-Sensitive-That Load ★★★ (2020-01-31 00:07:38)

歌詞は思わず対訳が欲しくなるぐらい下品なのですが、
美しいピアノのイントロに続き、HRナンバーとしての
エッジをしっかり効かせつつ、ノリ良くキャッチーに
駆け抜けていく楽曲は非常に魅力的な仕上がりで、
思わず一緒に合唱したくなります。
この歌詞を合唱してたら正気を疑われそうですが。

SKRAPP METTLE-Sensitive ★★ (2020-01-29 23:32:30)

国内盤の帯には《一体、お前らは誰なんだ?!》の惹句。アルバム制作にまつわる「バレンタインデーの午後、北米の閉鎖された製鉄工場跡地で一発録りされた」という眉唾なエピソードから、スパンク(Vo)だの、ナスティー・ガービル(Key)、ビーフ・インジェクター(B)、スクトラム・パウンダー(Ds)、ダーク・ウェスプッチ(Vo)だのと胡散臭さプンプンのメンバーの名前に至るまで、「正体不明の覆面バンド」として一部好事家の間でちょっぴり話題を呼んだSKRRAP METTLEが’91年に残した唯一のアルバム。
当時はデイヴィッド・カヴァデールやヴィンス・ニールがレコーディングに関与しているなんて噂もありましたが、インターネットで気軽に情報が手に入る現在、調べてみると実際に歌っているのはジェフ・スコット・ソートとのこと(言われてみれば確かに声はそれっぽい)
要はHR/HMにつきまとう「いかがわし
…続き

SKRAPP METTLE (2020-01-29 23:24:59)

適当な経歴から胡散臭いメンバーの名前に至るまで、アメリカ出身の謎多き5人組覆面HRバンド。当時は国内盤の解説を読んでもその正体がよく分からず、インターネットが発達した今でも、シンガーがジェフ・スコット・ソートであること以外は殆ど分からないままという。まぁ誰もそこまでこのバンドに興味がないだけかもしれませんが。
'91年にアルバム1枚きりを残して消滅。帯には《全米音楽専門誌賞賛の嵐に包まれた》とあるけど、本当かよと。

SQUEALER(FRENCH)-D.F.R.-Lady Love, Lady Bitch ★★★ (2020-01-29 01:06:16)

タイトルだけだと何やらアホっぽい印象を受けますが
Voの声質的にACCEPT、あるいは曲調的に『BRITISH STEEL』の頃の
JUDAS PRIESTを思わせたりもする重厚なミッド・チューンで
これが結構カッコイイ。特にドラマティックな構築美を湛えた
Gソロを経て、哀愁度がグッと高まる後半はかなり聴かせてくれますよ。

SQUEALER(FRENCH)-D.F.R. ★★ (2020-01-28 00:54:58)

フランスの港湾都市ナント出身の4人組、SQUEALERが’87年に発表した1stアルバム(なおタイトルは『DRINKING, FUCKING, ROCKING』の略なのだとか)。
自主制作盤にも関わらず瞬く間に数千枚を売り上げ、テレビ出演やフランス政府文化大臣との対談等、バンドの知名度向上とその後のサクセスに大きく貢献したという本作に託されているのは、JUDAS PRIEST、ACCEPT辺りからの影響を伺わせるストレートな正統派HMサウンド。そこにLAメタルをお手本にした思しき、ラフなノリの良さやハジけるコーラス・ワークといったアメリカンな要素もブッ込んで来ています。ちなみにフランスのバンドには珍しく歌詞は全て英詞。
篭り気味な上に薄っぺらい、お粗末極まりないプロダクションが折角の楽曲の魅力を大幅にスポイルしてくれてやがっていますが、何よりも音程に無頓着にわめき立てるパスカ
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SQUEALER(FRENCH) (2020-01-28 00:50:04)

同名のバンドがドイツにもいるようですが、こっちはフランスのブルターニュ半島南東部を流れるロワール川、その河畔に位置する港湾都市ナント出身の4人組。
数本のデモテープ制作とライブ活動で徐々に人気を獲得、’87年に1st『D.F.R.』デビュー。ゲイリー・ライオンズをプロデューサーに迎えて’89年に発表した2nd『SQUEALER’S MARK』はその年のフランス国内におけるHR/HM系アルバムTOP3に入る好セールスを記録したのだとか。
3rd『THIS IS WHAT THE WORLD IS ALL ABOUT』(’91年)を発表した後、’92年にバンドは解散。最期にライブ音源も発売されているが、メンバーはこれについて「レコード会社が勝手にリリースした」とあまり快くは思っていない模様。

KILLERS(FRENCH)-...Fils de la haine-Mercenaire ★★★ (2020-01-26 22:11:03)

3分弱のタイトなランニング・タイムをひたすら直線的に突っ走る
スピード・メタル・チューンながら、フランス語の歌詞が生み出す
柔らかな感触(声質はオッサン臭いのに)と、Voが歌う憂いを湛えた
メロディの魅力とが相俟って、いっそ優雅な印象さえ受ける
独特の味わいの名曲に仕上がっています。

KILLERS(FRENCH)-...Fils de la haine-Le fils de la haine ★★★ (2020-01-26 22:02:19)

ブラック・メタルでも始まりそうな禍々しいイントロを蹴破って
ドタバタと怒涛の勢いで突進を開始するOPナンバー。
Voの声質がウド・ダークシュナイダー似なこともあって
「1.5倍速で聴く“FAST AS A SHARK”」的な趣きも有り。
華麗に舞うGソロも聴きどころです。

KILLERS(FRENCH)-...Fils de la haine ★★★ (2020-01-24 00:38:43)

ポール・ディアノが率いたイギリスのKILLERS、ベルギーのKILLER、スイスのKILLER等々、似た名前のバンドは世界中に数あれど、こちらはフランスはバルバドス出身のKILLERS。本国では確固たる人気バンドの地位を築き、現在までに20枚近いアルバムを発表して活動を継続する彼らの記念すべきデビュー作('85年発表)がこちら。ちなみに、後に国内盤仕様のCDが発売された時の邦題は『憎しみの果てに』でした。
当時「フランスのACCEPT」と評されたという彼らのゴリ押しパワー・メタル・サウンドの魅力は、禍々しいイントロを蹴破って、ウド・ダークシュナイダーばりの金属シャウトVo、鼓膜を切り裂く鋭利なGリフ、猪突猛進リズムとが土砂崩れ気味に畳み掛けて来る、まるで「VENOMが演奏する“FAST AS A SHARK”」的迫力を誇るOPナンバー①に集約。音質は酷いもんですが、改めて聴いてもこ
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KILLERS(FRENCH) (2020-01-24 00:34:45)

フランス南部のバルバドス出身で、'82年に結成。
'85年に1st『...Fils de la haine』でレコード・デビューを飾って以来、強固なファン・ベースを築き一度も解散することなく現在まで活動を継続。リリースしたアルバムはライブ盤含め20枚以上に及ぶご長寿HMバンド。
ちなみに彼らのカタログは、90年代に6thアルバム(+ライブ盤)までは新星堂から、所謂「わら半紙帯」を付けた国内仕様盤がリリースされていて、当時はフレンチ・メタルにさほど興味がなかったので、「なんか安っぽいなぁ」と買い逃してしまったことを未だに悔いています。

Steel Crown-Sunset Warriors-Sunset Warriors ★★★ (2020-01-21 23:16:38)

穏やかなバラード風の導入を経て、
突如アグレッシブにテンポアップするアルバム表題曲。
キレキレに動き回るGのカッコ良さは勿論のこと、
地味にBが印象的な仕事をしてくれているのもポイントです。

Steel Crown-Sunset Warriors-Drifting in My Mind ★★★ (2020-01-21 23:10:55)

Gリフで押しまくるNWOBHMの洗礼を受けた疾走ナンバー。
音程の怪しいVoに、イマサンな音質がアングラ臭をプンプンに漂わせつつも
ドラマティックに組み上げられたGソロが鮮烈に走り始めると
全てを許せる気になるというもの。
1stの頃のSILVER MOUNTAINに通じる魅力あり。

Steel Crown-Sunset Warriors ★★★ (2020-01-21 00:16:22)

HR/HMが音楽シーンのメインストリームへと浮上した’86年。多くのバンドが「洗練」目指して舵を切る最中にあって、メタルバブルとは100パー無縁なのが一目瞭然の貧相…もとい、手作り感溢れるアートワークのインパクトでマニアのハートをカツアゲした、イタリア出身の5人組のデビュー作。ちなみにこのジャケ絵、最初は脱力を誘われますが、ずっと見てると段々愛しさを覚えて来るから不思議ですよ。(え?覚えない?)
本作で聴かれるのは、Gリフでグイグイと押して来るNWOBHMからの濃厚な影響を伺わせる正統派HM。音質はチープで、Voも音痴。世紀末チックなアートワークと併せて、垢抜けなさのオーラがヒューマンガス様も怯むレベルでモワモワ立ち昇ってきます。しかし楽器陣の演奏はタイトでキレがあり、Voだって歌唱能力不足は擁護し難いものがありつつ、彼が歌う哀愁を孕んだメロディは結構魅力的なんですよ、これが。そし
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Steel Crown (2020-01-21 00:08:16)

イタリアのフリウリ・ベネチア・ジュリア自治州の州都トリエステにて'80年に結成。
デモテープやライブ音源の発表、あるいはコンピレーション・アルバムへの楽曲提供で実績を積み上げて、80年代半ばにダンス・ミュージック・レーベルとして知られるDISCOMAGICと契約を交わし、'86年に1st『SUNSET WARRIORS』でデビュー。NWOBHM直系の正統派HMサウンドのカッコ良さと、漫画研究会所属の中学生が描いたようなジャケットがマニアのハートを震わせたという。
'89年に4曲入りEP『NIGHT WALK』をリリースした後解散したが、00年代に入って復活を果たした模様。

BLACK 'N BLUE-Black 'n Blue-I'm the King ★★★ (2020-01-19 23:51:48)

Gリフを主軸にスピーディに駆け抜ける曲調等、
“THE STRONG WILL ROCK”と並んで欧州HMからの影響を
色濃く感じ取ることが出来る疾走ナンバー。
決して能天気なわけじゃないが、陰に籠らず
カラッとした抜けの良さがあるのもこのバンドならでは。

BLACK 'N BLUE-Black 'n Blue-The Strong Will Rock ★★★ (2020-01-19 23:45:01)

憂いを帯びたメロディや重厚に刻まれるリフ&リズムが
ブリティッシュHM勢からの影響を濃厚に伺わせる
初期LAメタルならではの魅力を放つOPナンバー。
終盤にシャウト一発、テンポアップする曲展開が最高ですよ。

BLACK 'N BLUE-Black 'n Blue ★★★ (2020-01-17 00:20:16)

オレゴン州といえば、思い出すのはドラマ『オレゴンから愛』(古い)と、ポートランド出身で、百花繚乱のLAメタル・シーンにおいても大きな存在感を放ったBLACK’ N BLUEのこと。本作は彼らがメジャーのGEFFEN RECORDSと契約後、わざわざ西ドイツまで渡りプロデューサーにACCEPTやSCORPIONSとの仕事で知られるディーター・ダークスを起用してレコーディングを行い、'84年に発表した1stアルバム。
初めて本作を手に取った当時、メンバーのイラストが描かれたジャケットを見ただけでは、「ジェイミー・セント・ジェイムズ(Vo)ってディー・スナイダーに似てるなぁ」とぼんやり思う程度で全くテンション上がりませんでしたが、しかし「どうせ能天気なロックンロールを演ってんだろ?」との偏見は、重厚なリフ&リズムが力強く押し出して来るOPナンバー①の迫力を前に、早くも雲散霧消。MTVで人
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