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火薬バカ一代さんのページ
火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1001-1050
ZIHARD-Life of Passion-Crying in the Midnight
ZIHARD-Life of Passion
ROB MORATTI-Renaissance-Hold on to Love
ROB MORATTI-Renaissance-I Don’t Want to Wait Forever
ROB MORATTI-Renaissance-Best of Me
ROB MORATTI-Renaissance
JIM JIDHED-Full Circle-Now We Cry
JIM JIDHED-Full Circle-I Will Never Leave You Now
JIM JIDHED-Full Circle
AXE-Final Offering-Land of Our Fathers
AXE-Final Offering
TREAT-The Pleasure Principle-Ride Me High
TREAT-The Pleasure Principle
CROSSROADS-The Wild One-War Drags On
CROSSROADS-The Wild One-Mr. Hi Stuff
CROSSROADS
CROSSROADS-The Wild One
BOYSVOICE-BOYSVOICE-Different Noises
BOYSVOICE-BOYSVOICE-COLD SUMMER NIGHTS
BOYSVOICE-BOYSVOICE
ROKO-Roko-Satisfaction
ROKO-Roko-Looking for Love
ROKO-Roko
CHINA-China-Wild Jealousy
CHINA-China
TONY MILLS-Beyond the Law-Bonnie's Farewell
TONY MILLS-Beyond the Law
Ciro Dammicco-Ciro Dammicco-Autunno
Ciro Dammicco-Ciro Dammicco-Tu Mi Eri Scoppiata Nel Cuore
Ciro Dammicco-Ciro Dammicco
Ciro Dammicco
DUST-Hard Attack-Suicide
DUST-Hard Attack-Learning to Die
DUST-Hard Attack
MOLLY HATCHET-Locked & Loaded
707-Mega Force-Mega Force
707-Mega Force
707-The Second Album-Live Without Her
707-707-Whole Lot Better
707-707-Waste of Time
707-The Second Album
707-707
GLENN HUGHES-Live in Australia-Nights in White Satin
GLENN HUGHES-Live in Australia-A Whiter Shade of Pale
GLENN HUGHES-Live in Australia
GLENN HUGHES-First Underground Nuclear Kitchen-Love Communion
GLENN HUGHES-First Underground Nuclear Kitchen-Too Late to Save the World
GLENN HUGHES-First Underground Nuclear Kitchen
SAMMY HAGAR-Not 4 Sale-Karma Wheel
SAMMY HAGAR-Not 4 Sale
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発言している28曲を連続再生 - Youtube



ZIHARD-Life of Passion-Crying in the Midnight ★★★ (2019-11-11 23:35:52)

『ECLIPSE』の頃のイングヴェイが演りそうな疾走ナンバー。
Gプレイも多分にイングヴェイ的ではあるものの、
テクニックからメロディの組み立てまで、光るものは十分に感じられます。
歌メロの動きが日本の様式美HMに通じる魅力があって、
「韓国のCONCERTO MOON」と評されたのも納得ですよ。

ZIHARD-Life of Passion ★★★ (2019-11-10 22:47:28)

イングヴェイ・マルムスティーンからの影響大なテクニカル&ネオ・クラシカルなGプレイを閃かせるパク・ヨンス(G)率いるコリアンHMバンドが、母国の先輩バンドBLACK SYNDROMEのメンバーをエンジニアに迎えてレコーディングを行い、’08年に発表した1stアルバム。(日本盤は今はなきサウンド・ホリックからのリリースでした)
「韓国のCONCERTO MOON」との評判に興味を引かれ購入した本作でしたが、実際ここに託されているのは、頭に「超」が付くぐらいコッテコテな様式美HMサウンド。イングヴェイというよりは、寧ろ関西様式美HMの遺伝子が色濃く感じられる仕上がりで、中でもイントロにドラマティックな序曲を配した②や、③⑦⑩といった疾走系の楽曲、あるいはメロディアスなミッド・チューン⑥等は、肩に力の入りまくったハイトーンVoの熱唱ぶりや、その歌メロの持って行き方、G、Key、Voの絡み
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ROB MORATTI-Renaissance-Hold on to Love ★★★ (2019-11-07 23:55:48)

快活に弾む曲調に爽やかな哀メロがトッピングされた
梅雨明けの青空を思わすロック・チューン。
何となく『VITAL SIGNS』を発表した頃のSURVIVORのことを思い出したりも。

ROB MORATTI-Renaissance-I Don’t Want to Wait Forever ★★★ (2019-11-07 23:52:45)

収録各曲のサビメロの組み立ての上手さが光る
アルバム『RENAISSANCE』の中でも、
個人的に特ににグッときた逸品。
洗練された哀愁漂わす曲調にロブの歌声が
心地良くマッチしています。

ROB MORATTI-Renaissance-Best of Me ★★★ (2019-11-07 23:41:33)

聴く者をじんわりと暖めてくれる
どこかノスタルジックな雰囲気も湛えたバラード。
80年代だったらシングル・カットされ話題を呼んでいたに違いない
と思わされる魅力を放っています。

ROB MORATTI-Renaissance ★★★ (2019-11-07 00:40:13)

FINAL FRONTIERやSAGA等での活動を通じ知名度を高めてきたカナディアン・メロディアスHRシーン屈指の実力派シンガー、ロブ・モラッティが、前作『TRANSCENDENT』(’16年)から2年半という順調なペースで発表してくれた3枚目のソロ・アルバム。(MORATTI名義の作品も含めると4枚目になるのかな)
今回もロブと共にメイン・ソングライターを務めているのは、数々のバンド/プロジェクトで活躍するトーベン・エネヴォルドセン(G)と、BLOODBOUND、STREET TALKのフレドリック・バーク(Key)という前作同様の面子。なので本作に託されているのも当然の如く、抒情的なメロディと美しいポップ・フィーリングに彩られたメロハー路線であり、その方向性は従来からビタ一文ブレていません。ロブの甘く鼻に掛かった感じのハイトーンVo――この人の特徴的なハイトーンを聴く度に、レコ
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JIM JIDHED-Full Circle-Now We Cry ★★★ (2019-11-06 00:25:00)

キャッチーなサビメロが素晴らしい。
世が世ならドラマや映画の主題歌に起用されて大ヒット飛ばしていても全くおかしくな
抜群のヒット・ポテンシャルを感じさせてくれるハードポップ。

JIM JIDHED-Full Circle-I Will Never Leave You Now ★★★ (2019-11-06 00:20:41)

ロック然とした躍動感溢れる曲調と、爽やかな哀愁を湛えたメロディ、
声を張っても透明感が失われないジムの伸びやかな歌声とがベストマッチ。
OPナンバーとして良い仕事しまくりの名曲です。

JIM JIDHED-Full Circle ★★★ (2019-11-05 00:20:49)

ALIENのフロントマンとして、そしてソロ・アーティストとして活動するジム・ジッドヘッド(Vo)が'03年に発表した、ソロの方では3枚目となるアルバム。以前に聴いた最新作『PUSH ON THROUGH』(’16年)の出来栄えにいたく感動し、遅ればせながら本作も落穂拾いしてみましたらば、こちらも『PUSH~』に負けず劣らず大変に素晴らしい内容で、思わずホクホク顔ですよ。
今回はRADIOACTIVEで縁を結んだトミー・デナンダーがプロデューサー兼ギタリスト、曲作りの相棒としてレコーディング作業を全面サポート。北欧ハードポップならではのキャッチネスと透明感を湛えた哀メロの充実のみならず、爽快な疾走ナンバーが要所を引き締めるHR然としたエッジも効いたこの作風には、彼の起用がばっちりとハマっています。
本編への期待感をのっけから最高潮に引き上げてくれるOPナンバー①に始まり、ジムの
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AXE-Final Offering-Land of Our Fathers ★★★ (2019-10-31 22:19:15)

哀愁を帯びたボブ・ハリスのVoと美麗なハーモニーを活かして
じっくりと盛り上がっていくアルバム前半のハイライト・ナンバー。
しみじみと泣くボビー・バースのGも実に滋味で美味。

AXE-Final Offering ★★★ (2019-10-30 22:51:22)

70年代後半に結成され、アルバム・リリース毎に人気を高めるもその最中に主要メンバーが不慮の死を遂げ解散。90年代に一度復活を遂げましたが、今度はバンドの要であるボビー・バース(G)がBLACKFOOTにリッキー・メドロックの後任として加入することとなったため、再び長い沈黙期間へと入ってしまっていたAXEが、前作『THE CROWN』(’00年)以来、実に19年ぶりに発表した7枚目のスタジオ・アルバム(’19年)がこちら。
代表作『OFFERING』(’81年)と関連付けたアルバム・タイトルやアートワークを採用して原点回帰の姿勢をアピールする割に、1曲目がいきなり埃っぽい渋めな楽曲なので、「おいおい、BLACKFOOTのメンバーとして活動する内に身も心もサザン・ロック親父になっちゃったのかよ」と一瞬不安を覚えなくもありませんでしたが、重厚なリーダー・トラック②以降は、ボビーの泣きのG
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TREAT-The Pleasure Principle-Ride Me High ★★★ (2019-10-29 23:49:08)

先行シングルとしてもリリースされており、
この曲のみエンジニアをジーン・ボヴワー(CROWN OF THORNS他)が担当。
ハード・ロッキンなエッジと躍動感、キャッチーなコーラスで華やかな雰囲気を演出しつつ
声質自体に憂いを孕んだVoの歌唱が醸し出す切ない哀愁が良いアクセントになっています。

TREAT-The Pleasure Principle ★★★ (2019-10-29 01:16:20)

GREAT KING RATを始め、マイケル・シェンカー、ジョン・ノーラムらとの活動を通じて、今じゃシンガーとしての知名度の方が遥かに高くなったリーフ・スンディンをニュー・ドラマーとして迎え入れたTREATが、'86年に発表した2ndアルバム。
「ポストEUROPE」とも「北欧のBON JOVI」とも評され、TREATが最もポップ寄りの音楽性を志向していた時期の作品ゆえ、彼らのカタログ中でも存在感の薄さは1、2を争いますが、なかなかどうして完成度の高さは立派なもの。憂いを孕んだ声質の魅力はそのままに、歌唱力をいや増したVo、相変わらず絶品に練られたソロを組み立ててくれているG等、メンバー各々の技量の向上はもとより、一層ポップ&キャッチーに磨き上げられたメロディと、フィーチュア度の上がった煌びやかなシンセにより全編が彩られたサウンドは、それまでにあった野暮ったさが払拭され、洗練された
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CROSSROADS-The Wild One-War Drags On ★★★ (2019-10-27 23:53:22)

アルバムの締めを重厚に飾る大作ナンバー。
TANKの超名曲を思い出さずにはいられないタイトルですが、
実際そのイメージ通り、荘厳なマーチング・ドラムに
Voのメタリックな熱唱が乗っかったドラマティックな名曲に仕上がっています。

CROSSROADS-The Wild One-Mr. Hi Stuff ★★★ (2019-10-27 23:46:50)

全体的にアメリカンなテイストが勝る本編にあって
この曲のGリフの刻みっぷりやリズムの疾走感は
紛うかたなき独産HMならではのパワフルさを有しています。
FACT時代をちょっぴり彷彿させなくもないという。

CROSSROADS (2019-10-25 00:11:53)

ACCEPT型パワー・メタル・バンドとしてマニアから愛されたFACTのシンガーだったレーント・フローリック(X'MAS PROJECTとかにも参加していましたね)を中心に結成された、ドイツはニーダーザクセン州出身の5人組HMバンド。
METAL HAMMER誌主催のコンテストで優勝したことを切っ掛けにメジャー・レーベルとの契約をゲットして'91年に1st『THE WILD ONE』でデビュー。翌年2nd『HYPE』を、メジャー・レーベルからドロップ後の’94年に『GASOLINED』を発表。その後まもなく解散。
FACT時代は微笑ましいぐらいウド・ダークシュナイダーへの憧憬丸出しなシャウトを響かせていたシンガーも、ここでは音楽性に合わせてより柔軟な歌声を披露しています。

CROSSROADS-The Wild One ★★★ (2019-10-24 23:15:54)

METAL HAMMER誌主催のコンテストでグランプリを受賞したという、ドイツはニーダーザクセン州出身の5人組が、プロデューサーに売れっ子トニー・プラットを迎えてレコーディングを行い、'91年にEMI RECORDSから発表した1stアルバム。
アンドレアス・マーシャル謹製のジャケットだけ見るとDESTRUCTIONの『ETERNAL DEVASTATION』みたいですし、当時国内盤を買っても解説がついてなかったのでどういう来歴を持つバンドなのかよう分からんかったのですが、とりあえず本作で聴くことが出来るのは、欧風のメロディと、米風のグルーヴが4対6ぐらいの割合でブレンドされたHRサウンド。《ドイツのライブハウスを荒らし回り、日本へ!》の惹句通り、メタリックなシャウトをひり出す少々クドめのVoやキャッチーなコーラス・ワーク等、確かにライブで映えそうな音を出しています。特にヒット・ポ
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BOYSVOICE-BOYSVOICE-Different Noises ★★★ (2019-10-22 23:30:51)

エッジの効いたGと重量感溢れるリズムで
心地良く体を揺すってくれるOPナンバー。
大陸産ポップ・メタルを思わすノリの良さを志向しつつも、
メロディからは隠し切れない哀愁が漂ってきて
良いアクセントになってくれていますよ。

BOYSVOICE-BOYSVOICE-COLD SUMMER NIGHTS ★★★ (2019-10-22 23:20:58)

デカイ会場で客席が大合唱する様が目に浮かぶような
コーラス・ワークが実に爽快なポップ・メタル・ナンバー。
歌にしろギターにしろ、そこはかとなく哀感が漂う辺りが
ドイツのバンドらしいところであり、彼らの個性でもあるという。

BOYSVOICE-BOYSVOICE ★★ (2019-10-22 01:56:27)

フロントマンのマニ・グルーバー(Vo)を中心に結成され、後にCASANOVAやDEMON DRIVERといったバンドに参加するヨッヘン・マイヤー(B)が在籍していたことでも知られるドイツはミュンヘン出身の4人組が、メジャーのEMI RECORESから'90年に発表した1stアルバム。先月の連休中、旅行先で立ち寄った中古CD屋にて本作の国内盤を発見。「おお、これって国内盤が出てたんだ?」と思わず衝動買いしてしまいましたよ。
一風変わったバンド名やアートワークが妙に印象に残っている彼らですが、MTVで評判を呼んだと聞く②⑧、バンドのテーマ曲④といったほんのりBON JOVI風味の楽曲が分り易く体現する通り、キャッチーなメロディと健康的なノリの良さが同居したメロディアスHRサウンドに、聴き手を選ぶような捻くれた部分なんて殆ど見当たりません。(敢えて探せば④のイントロにお遊び的にラップを導
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ROKO-Roko-Satisfaction ★★★ (2019-10-20 22:37:27)

アルバム自体はアメリカンなメロディアスHR路線を志向していますが、
こうした哀愁とハードなエッジが絶妙な同居を実現したハード・ナンバーを聴くと
「やっぱり欧州(ドイツ)のバンドだなぁ」と思わされますよ。

ROKO-Roko-Looking for Love ★★★ (2019-10-20 22:32:48)

初期BON JOVIがEUROPEの〝THE FINAL COUNTDOWN”風の楽曲を
演奏したような印象を受ける哀愁のメロハー。
泣きを発散する上手いVoにツボを心得たG、厚く盛られた美麗なハーモニーと、
アルバムのハイライト・ナンバーに相応しい輝きを放つ名曲です。

ROKO-Roko ★★★ (2019-10-18 01:09:44)

イギリスのBON JOVI、スイスのBON JOVI、北欧のBON JOVI等々…。世に「〇〇のBON JOVI」系バンドは数あれど、こちらは「ドイツのBON JOVI」と評されたフランクフルト出身のバンド。80年代初頭からキャリアを積むリーダーのロバート・コールメイヤー(Vo)の愛称ロコからバンド名を取ったという5人組が、'90年にPHONOGRAM RECORDSから発表した1stアルバム。邦題は『ワン・ナイト・キッズ』。
シングル・カットもされた①、JEFFERSON STARSHIPのカヴァー②、感動的なパワー・バラード④、燃え上がるような高揚感に満ちた⑥、あるいはキャッチーなサビメロが印象的な⑧辺りに代表されるように、ミドル・テンポの楽曲を中心に揃え、トミー・ハート似の声質で熱く歌うVo、コンパクトに練られたソロを繰り出すG、華やかな雰囲気を付与するKey、厚めに盛られた
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CHINA-China-Wild Jealousy ★★★ (2019-10-17 00:29:34)

Voの歌唱が少々暑苦しいものの、曲調自体は涼しげ。
特に爽やかな空気を運んでくるキャッチーでメロディアスな
コーラス・パートが秀逸。人気曲なのも納得ですよ。

CHINA-China ★★★ (2019-10-16 00:57:12)

ジャケットに書かれた「君炎」の漢字でお馴染み(どういう意味かは未だ不明のままですが)、GOTTHARD登場前はKROKUSと共にスイスを代表するHRバンドの一つだったCHINAが’88年にPHONOGRAM RECORDSから発表し、母国のアルバム・チャートでは最高第6位にランクインするヒットとなったデビュー作。ジャケットをオリジナルのシンプルなデザインからグループショットに差し替えてリリースされた国内盤の邦題は『ワン・ショット・トゥ・ザ・ハート』でした。
バンド名はこんなんですし、アルバム全体のイントロである序曲①でももろ中華風なメロディが奏でられていますが、曲名と曲調がKISS風な②以降にオリエンタルな要素はほぼゼロ。更に言うとそのサウンドはヨーロッパ的な暗さや重さとも無縁で、元気一杯に歌いまくるVoや、煌めくKeyといった快活なパフォーマンスに載せて繰り広げられるのは、寧ろア
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TONY MILLS-Beyond the Law-Bonnie's Farewell ★★★ (2019-10-14 22:41:29)

タイトルから推察するに「俺たちに明日はない」で知られる
ボニー・パーカーについて歌っているのであろうバラード。
メランコリックな曲調を、ミルズのエモーショナルな歌声と
哀愁を帯びたサックスの音色がより一層引き立ててくれています。

TONY MILLS-Beyond the Law ★★ (2019-10-12 01:34:17)

膵臓癌との闘病を終え2019年9月18日に永眠された、SHY、SIAM、TNT、SERPENTINE等での活動で知られる英国人シンガー、トニー・ミルズ。その彼が生前「北欧のメロハー請負人」ことトミー・デナンダーや、EDEN’S CURSEのピート・ニューデック(曲作りのみならず共同プロデュースも担当)らのインプットを得てレコーディング作業を行い同年に発表した、残念ながらソロ名義では最期となった作品。
雑誌インタビューにおいて、病状がかなり進行し投薬も既に手遅れの段階にあること、もしかしたら6か月後には生きていないかもしれないことを率直に語ってファンに衝撃を与えたミルズですが、本作における力強く伸びのある歌声からは、病魔の影など欠片も感じ取ることは出来ません。それはサウンドの方も同様で、彼が子供の頃に夢中になったギャング映画に着想を得ているという楽曲は、適度にポップで適度にキャッチー
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Ciro Dammicco-Ciro Dammicco-Autunno ★★★ (2019-10-10 00:29:15)

アルバムを締め括る抒情的なインスト・ナンバー。
胸をかき乱すように奏でられるピアノを始め、楽器陣が醸し出す
劇的な泣きと儚い美しさに、こちとら聴く度に蕩けるチーズと化してしまいますよ。
個人的にアルバムで最も聴き返す頻度の高い至高の逸品。

Ciro Dammicco-Ciro Dammicco-Tu Mi Eri Scoppiata Nel Cuore ★★★ (2019-10-10 00:15:40)

アルバムのOPナンバーにしてハイライトを飾る名曲。邦題は“君を想う”
ピアノとアコギによる抒情的な導入部から、メロトロンを用いて
ドラマティックに盛り上がるコーラス・パートが発散する哀愁が胸を締め付けます。
イタリア語による濃い口な歌い回しも、楽曲に備わった憂愁を倍増させてくれていますよ。

Ciro Dammicco-Ciro Dammicco ★★★ (2019-10-08 23:51:08)

NEW TROLLSの『CONCERTO GROSSO Part1』に涙して以来、「あの感動よ、もう一度」とばかりに、折に触れてイタリア産のプログレ物をチェックするようになりましたが、元々そっち方面に関する知識が薄弱な上に、当然と言えば当然の話ながら、かの国のバンド全てが濃厚な泣きメロを奏でているわけもなかったという。ただ、そうした中にあって個人的に『CONCERTO~』と並ぶ大当たりだと思っているのが、後にポップ・グループDANIEL SENTACRUZ ENSEMBLE を結成して“哀しみのソレアード”を大ヒットさせるイタリア人シンガー/ソングライター、チロ・ダッミッコ(ダミッコ?ダミコ?呼び名がまちまちでどれが正しいのやら)が'72年に発表したこのソロ・デビュー作です。邦題は『オータム』。
基本的には、濃い口なイタリア語による歌い回しが一層エモーションを掻き立てる、ダッミッコ
…続き

Ciro Dammicco (2019-10-08 23:42:36)

後にDANIEL SENTACRUZ ENSEMBLEを結成し、’74年には“哀しみのソレアード”を世界的に大ヒットさせた(全米チャート最高第2位)ことで知られるイタリア人ドラマー/シンガー/ソングライター。ピンクレディーも“リンダ・ベラ・リンダ”をカヴァーしていましたっけね。
‘72年と'81年にソロ・アルバムを発表していて、特にメロトロンが全面的にフィーチュアされている前者は、プログレ・ファンの間でも高い人気を誇る。

DUST-Hard Attack-Suicide ★★★ (2019-10-07 23:25:29)

フラゼッタのイラストが違和感なくハマる、
荒々しいヘヴィネスが跳梁するアルバム・ラスト・ナンバー。
Gが鋭角的に荒れ狂いDsが雷鳴の如く轟くインスト・パートは
まさしく元祖HMといった趣きでテンションが上がります。

DUST-Hard Attack-Learning to Die ★★★ (2019-10-07 23:20:49)

ドカスカと炸裂感に溢れるマーキー・ベルのドラミングと、
動~静~動とダイナミックに繰り広げられる曲展開が
『地獄の鎮魂歌』を発表した頃のMANOWARを思わせもする
埃っぽいドラマ性を宿した6分越えのエピック・チューン。

DUST-Hard Attack ★★★ (2019-10-06 23:13:27)

フランク・フラゼッタのファンタジックなイラストを配したジャケットが印象的な1枚。後にRAMONESに加入するマーキー・ラモーンことマーキー・ベル(Ds)が在籍していたことで知られるNY出身トリオで、本作は’72年発表の2ndアルバム。雑誌なんかでクラシック・ロック特集が組まれると「隠れた名盤」として取り上げられる機会も多く、昔から気にはなっていたのですが、先日CDショップに足を運んだら何と国内盤が発売されているじゃありませんか。しかも1,000円ぽっきり(税別)。こりゃお買い得でっせぇ。
…ってな宣伝活動はさておき。朴訥とした哀愁を伝えるVoとアコギを有用して曲展開に静と動の起伏を設け、土煙蹴立ててダイナミックにドライヴしまくるHRサウンドは、マニア筋からの高評価も納得のカッコ良さ。特にリード楽器の役目を担うマーキー・ベルの豪快なDs(RAMONES時代とはかなり異なる)は本作の大
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MOLLY HATCHET-Locked & Loaded ★★★ (2019-10-04 00:36:28)

オリジナル・メンバーが一人もいなくなろうとも、燃え盛る南部魂を胸に活動を継続するMOLLY HATCHETが、WAKEN OPEN AIRを始めとするドイツ各地で行った白熱のライブの模様をまとめ、'03年に発表した2枚組実況録音盤。
フラゼッタのジャケットを一目見て「MANOWARみたいな筋肉メタルを演ってるに違いない」と勢い込んで1stアルバムを購入し、流れ出して来た素朴なサザン・ロックに肩透かしを食った身とはいえ(今ならその良さも十分理解できるのですが)、本作に刻まれている、凡百のHR/HMバンドが尻まくって逃げ出すガッツとエネルギーが牙を剥くパフォーマンスには「痺れる」以外の選択肢はありません。ライブの開巻を告げるSEからしてPRETTY MAIDSやオジー・オズボーンでお馴染みのクラシックの超名曲“FORTUNA”ですよ。この劇的なOPだけでテンションは早くも最高潮に達して
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707-Mega Force-Mega Force ★★★ (2019-10-03 00:19:18)

今だったら「嘘」「大げさ」「紛らわしい」とJAROに訴えられそうな東宝東和の過大広告に釣られて
劇場へ足を運んだチビッコ達をガッカリさせたというアクション映画『メガフォース』の主題歌。
近所のレンタルビデオ屋閉店セールで購入したVHSを繰り返し見ているうちにすっかり大好きになってしまいましたが。
バンドとジョナサン・ケインの共作曲で、しつこいぐらい繰り返される“LIKE A MEGAFORCE”の歌詞を
気が付けば一緒に合唱している愛すべき名曲。

707-Mega Force ★★★ (2019-10-01 23:54:51)

待遇改善を図りレーベル移籍を果たした707が、'83年に発表した3rdアルバム。実際は2ndとの間に、レコーディングはされたがお蔵入りしてしまった幻のアルバム『THE BRIDGE』('04年に正式リリースが実現)もあるのですが、まぁそれは置いといて。
専任Key奏者の再加入や、東宝東和のハッタリ宣伝に乗せられて映画館へ見に行ったらタックコムの期待を裏切る小ささに子供心にガックリ来たアクション映画『メガフォース』の主題歌を収録していたりと、色々語るべきポイントの多い本作なれど、何はさておき先ず特筆すべきは名シンガー、ケヴィン・チャルファントの加入ですよ。従来のツインVo体制に不満はありませんでしたが、更に一段も二段もレベルが上の専任シンガーが歌うことで、楽曲の個性がクッキリと際立ち一層輝いて聴こえるのは間違いのないところ。
サウンドの方は前作の流れを順当に引き継いだ、煌びやか
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707-The Second Album-Live Without Her ★★★ (2019-09-30 23:50:50)

従来の持ち味である胸に沁みる哀愁のメロディ・センスと、
2ndアルバムで増強されたハード・ロッキンなエッジとが
理想的な融合を果たした、2ndアルバムのハイライトを飾る名曲。

707-707-Whole Lot Better ★★★ (2019-09-30 23:46:25)

哀愁を帯びたメロディを切々と歌い上げるVo、物悲しいピアノの美旋律、泣きのG、
そして美しくも切ないストリングスの音色が、こっちの涙腺を破壊せんと
情け容赦ない攻撃を加えてくる劇的なバラード。

707-707-Waste of Time ★★★ (2019-09-30 23:40:45)

きびきびと進む前半からテンポ・チェンジしてドラマティックに
展開していく曲展開と、アレンジ面において重要な役割を果たす
Key(ピアノ)の華麗な活躍ぶりに拍手喝采なアルバムのハイライト・ナンバー。
ハードに駆け巡るGソロもカッコイイ。
改めて聞き直すとSAVATAGEに通じる魅力を感じたりも。

707-The Second Album ★★★ (2019-09-29 23:07:04)

特にタイトルは付けられておらず、単に『SECOND ALBUM』(そのまんまだ)と呼称される’81年発表の2ndアルバム。前作で素晴らしい鍵盤捌きを披露していたKey奏者のデューク・マクファデン('05年に心臓の合併症で死去)が脱退し、後任は迎えずKeyの座はセッション・ミュージシャンで賄ってトリオ編成でレコーディングされています。(元RUNAWAYSのシェリー・カーリーがゲストVoとして⑤に参加)
そのせいなのか、はたまたREO SPEEDWAGONのオープニング・アクトとして全米のアリーナやスタジアムをツアーして回った成果か、本作ではサウンドの主導権がGへと移り、より明るくシンプルなHR路線を志向。抒情味が薄れてしまったため、当初はあまりピンと来ず「全米チャートで150位台に沈んでしまったのもさもありなん」とか思ったりしましたが、メロディは相変わらずキャッチーですし、脇に回った
…続き

707-707 ★★★ (2019-09-27 08:59:19)

中心メンバーのケヴィン・ラッセル(G、Vo)により結成され、ボーイング社製ジェット旅客機の名前からバンド名を頂いて707を名乗ったミシガン州デトロイト出身の4人組が、’80年に発表したセルフ・タイトルのデビュー作。日本ではケヴィン・チャルファント(Vo)が在籍していたバンドとして知られていますが、この時点では彼はまだ未加入。アルバムでは弦楽器隊とKey奏者の3人が曲によって交代でVoを担当しています。
パチンコ・パーラーみたいなバンド名ゆえ音楽的イメージが沸き難いものの、本作に託されているのは、全米シングル・チャート50位台にランクインするヒットとなった軽快にロックするOPナンバー①を皮切りに、キャッチーなメロディを洗練された演奏とアレンジで聴かせるAOR/産業ロック。よりHR志向が強まりをみせる次作に対し、リード楽器としてサウンドの鍵を握るKeyの存在感の大きさといい、泣きのGを
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GLENN HUGHES-Live in Australia-Nights in White Satin ★★★ (2019-09-26 01:36:16)

“サテンの夜”の邦題で知られるMOODY BLUES初期の名曲を
生ストリングスをフィーチュアしてカヴァー。
ダークでメランコリックな抒情メロディを、エモーショナルな
シャウトを交え情熱的に歌い上げるグレンの歌声が、ライブならではの
臨場感を伴ってグイグイと胸に迫ってきますよ。

GLENN HUGHES-Live in Australia-A Whiter Shade of Pale ★★★ (2019-09-26 01:21:23)

PROCOL HARUMの不朽の名曲のカヴァー。
マーク・ボニーラのソロ・アルバムでもこの曲をグレン・ヒューズは
歌っていましたが(それ目当てでアルバムを買った思い出)、
より一層シンガーとしての実力がダイレクトに発揮された
このライブ・バージョンも絶品ですよ。

GLENN HUGHES-Live in Australia ★★★ (2019-09-24 23:15:06)

グレン・ヒューズが’06年に、オーストラリアはシドニーのライブハウスで行ったアコースティック・ギグの模様を収録した実況録音盤。こんなんが発売されているとは露知らず、最初目にした時は簡素なジャケットの印象も手伝って海賊版かと思ってしまいましたよ。
聴き始める前は「アコースティックで70分のライブはキツイんじゃないかなぁ」と不安に思っていたのですが、これが完全なる杞憂。リラックスしたグレンのMCや観客の暖かい歓声がアットホームな雰囲気を伝えてくれるライブは、いきなり名曲“COAST TO COAST”で開幕。新旧のソロ・アルバムからDEEP PURPLE、TRAPEZEに至るまで、グレンのキャリアをざっくり振り返る構成のセットリストは、名曲群の大盤振る舞いな上、抑えたトーンから一気に駆け上がるハイトーンの伸びといい、エモーショナルな表現力といい、齢50(収録当時)を超えて尚衰えることを
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GLENN HUGHES-First Underground Nuclear Kitchen-Love Communion ★★★ (2019-09-23 22:57:42)

身体を揺する粘っこいグルーヴにグレンの躍動感溢れる
歌声(とBプレイ)が乗っかったホットなロック・チューン。
都会的なクールネスを演出するホーン・セクションの導入も効果的。

GLENN HUGHES-First Underground Nuclear Kitchen-Too Late to Save the World ★★★ (2019-09-23 22:52:51)

抑え気味に始まり、グレンの熱を帯びたVoに煽られるように
後半に向けて盛り上がっていくドラマティックな逸品。
作品全体としてはHR/HMとは若干の距離を感じさせる作風ながら
この曲はグレンの歌も楽器陣の演奏も、間違いなくハードにロックしています。

GLENN HUGHES-First Underground Nuclear Kitchen ★★★ (2019-09-22 10:04:23)

その音楽性ゆえ敬遠され、中古盤屋じゃ安値で見かける機会の多いグレン・ヒューズ(Vo)のソロ・アルバム。ただ何故か’08年発表の本作だけはプレミア価格が付けられていて、FRONTIER RECORDSからのリリース(日本盤の発売はキング)だし、もしかしてメロハーでも歌ってくれているのか?と期待してしまいますが、CDを再生すると流れ出すのは、黒いフィーリング全開の粘っこい歌声と、柔軟なリズムのコンビネーションが生み出すグルーヴに思わず身体が横揺れを始める、いつも通りのファンク/ソウルを基調としたサウンドです。
同じ虹紫ファミリーで、「メタルを歌うのに打ってつけの声の持ち主ながらメタル自体はあんまし好きじゃない」という似た志向の持ち主だったグラハム・ボネットが、近年はガンガンHM街道を邁進しているのに対し、こちらは相変わらずのマイペースを維持。何せ表題『FIRST UNDERGROUND
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SAMMY HAGAR-Not 4 Sale-Karma Wheel ★★★ (2019-09-20 00:06:26)

重厚にしてドラマティックな曲調、憂いを湛えたメロディ、
泣きのGソロ、それに何よりシンガーとしての実力全開な
サミー・ヘイガーの絶唱に、思わずハートを鷲掴みに
されてしまう名曲ですよ。

SAMMY HAGAR-Not 4 Sale ★★★ (2019-09-19 00:20:51)

‘96年にVAN HALENを脱退したサミー・ヘイガーが、'02年にSAMMY HAGER AND THE WABORITAS名義で発表した作品。
VAN HALENの偉大さは知っていても、代表作を2、3枚持っている程度でとても熱心なファンとは言い難い身ゆえ、サミー・ヘイガーのソロ・アルバムなんて更に興味の対象外になってしまうのは致し方なし。申し訳ない。しかしながら本作は、そうした一歩引いたリスナーの首根っこをフン捕まえてグイッと引き寄せるだけの魅力が備わっていました。
気の合う仲間達とリラックスして作り上げた感のある、伸び伸び開放的な作風と、サミー曰く「レコーディングから完成まであっという間だった」という短期集中型の制作過程が見事にマッチ。一応、映画『ロック・スター』挿入歌“STAND UP”がリーダー・トラックということになるのかもしれませんが、あの映画に全く好感を持って
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