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火薬バカ一代さんのページ
火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1051-1100
L.A. GUNS-Hollywood Forever
WARRIOR-Ancient Future-All I Need
WARRIOR-Ancient Future-Learn to Love
WARRIOR-Ancient Future
HURRICANE-Liquifury-Happy to Be Your Fool
HURRICANE-Liquifury
ANGELICA-Walkin' In Faith-Soul Search
ANGELICA-Walkin' In Faith
WHITECROSS-Triumphant Return-Behold
WHITECROSS-Triumphant Return
ROADHOUSE-Roadhouse-Hell Can Wait
ROADHOUSE-Roadhouse-Time
ROADHOUSE-Roadhouse
THRESHOLD-Dead Reckoning-Pilot in the Sky of Dreams
THRESHOLD-Dead Reckoning
TIM RIPPER OWENS-Play My Game-The Shadows Are Alive
TIM RIPPER OWENS-Play My Game-Death Race
TIM RIPPER OWENS-Play My Game-The Cover Up
TIM RIPPER OWENS-Play My Game
SATAN-Court in the Act-Break Free
SATAN-Court in the Act-Trial by Fire
SATAN-Court in the Act
XENTRIX-Bury the Pain
EXUMER-The Raging Tides-The Raging Tides
EXUMER-The Raging Tides
ASTONISHMENT-Astonishment-Keep the Spirit
ASTONISHMENT-Astonishment
HEADHUNTER-Parasite of Society-Read My Lips
HEADHUNTER-Parasite of Society
ENTOMBED-Clandestine-Severe Burns
ENTOMBED-Clandestine
DESTINY-Atomic Winter-Atomic Winter
DESTINY-Atomic Winter-The Extreme Unction
DESTINY-Atomic Winter
TYRANEX-Death Roll-Fight Them Back
TYRANEX-Death Roll
ANACRUSIS-Reason-Misshapen Intent
ANACRUSIS-Reason-Terrified
ANACRUSIS-Reason
RISK-Turpitude-Hopeless Ground
RISK-Turpitude
NEAL SCHON-Voice
KICK-SWEET LICK OF FIRE-Time
KICK-SWEET LICK OF FIRE
AUTOGRAPH-Sign In Please-Friday
AUTOGRAPH-Sign In Please
VEGA-Stereo Messiah-My Anarchy
VEGA-Stereo Messiah
ELIZA-Something Like Hot-Battle Field, Running Wild
ELIZA-Something Like Hot
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発言している25曲を連続再生 - Youtube



L.A. GUNS-Hollywood Forever ★★★ (2019-09-16 22:29:58)

「遅れて来たLAメタル・バンド」として人気博すも、中心メンバーのフィリップ・ルイス(Vo)とトレイシー・ガンズ(G)の仲違いにより、2つに分裂してしまった時期もあったL.A. GUNS(現在は両者の関係も修復され一緒に活動しており、バンドもファンも皆ハッピー)。本作はその分裂期にフィル率いる方のL.A. GUNSが発表したアルバムです。
当時はそうした泥仕合の印象が悪過ぎて購入はスルー。その後、安売りされているのを発見して全く期待せずに聴き始めたぐらいの後ろ向きな態度だったのですが、意外や意外。これが結構な完成度を有しており、耳からポロッとイヤフォンが零れ落ちてしまいましたよ。
このバンドらしいバッド・ボーイズ・ロックンロールを基軸としつつも、経年によりサウンドの方には若干落ち着きが感じられるようになっていて、しかし、それによりメロディの哀愁味が明らかに増すという結果オーライ
…続き

WARRIOR-Ancient Future-All I Need ★★★ (2019-09-13 00:33:13)

WARRIORの1stデモに収められていた3曲の名曲のうちの一つ。
“FIGHTING FOR THE EARTH”と“DAY OF THE EVIL”は
デビュー・アルバムで聴けましたが、この曲だけはスルーされていたので
ここに収録されているのはありがたい。(但し日本盤のみの収録)
良く伸びるハイトーンVoや、ツインGによる劇的な盛り上げっぷりが
『運命の翼』を発表した頃のJUDAS PRIESTを彷彿とさせる逸品です。

WARRIOR-Ancient Future-Learn to Love ★★★ (2019-09-13 00:19:08)

パラモア・マッカーティのVoとロイ・ZのエモーショナルなGを両軸に
じっとりと湿度高めで盛り上がっていくドラマティックなバラード。
このレベルの楽曲を収録予定だったことからも、幻に終わった
2ndアルバムの完成度の高さが窺い知れるというものです。
発表して欲しかった…。

WARRIOR-Ancient Future ★★★ (2019-09-12 00:34:22)

LAメタル・シーンが活況を呈する’85年に1st『未来戦士』でデビューを飾り、どこかヨーロッパの薫りのする正統派HMサウンドと、日系人ギタリストのトミー・アサカワを擁する編成、それにドラマティックな名曲“FIGHTING FOR THE EARTH”のインパクトを以てHR/HMファンの間で話題を呼んだWARRIORが復活。IRON MAIDEN脱退後、迷走していたブルース・ディッキンソンを再起へと導き、当時「メタル再生請負人」としての評判を高めていたロイ・Z(G)のバックアップを受けて、'98年にこの再結成第1弾アルバム(通算2作目)を発表しました。
個人的に本作の目玉は、嘗て幻に終わった2ndアルバム用に書かれた楽曲④⑤⑨、そしてWARRIORの名を一躍シーンに知らしめる切っ掛けとなった伝説の3曲入りデモテープに収録されていた⑪の4曲。抒情的なバラード④や、いかにも80年代という
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HURRICANE-Liquifury-Happy to Be Your Fool ★★★ (2019-09-08 00:48:40)

じっくりコトコト煮込むような感じで盛り上がっていくスロー・ナンバー。
仄かにブルージーな薫りも漂いますが、埃っぽさは全くない辺りがこのバンドらしい。
こういうノリの楽曲を歌わせたらケリー・ハンセンは絶品です。

HURRICANE-Liquifury ★★ (2019-09-06 00:36:19)

ルディ・サーゾの弟ロバート・サーゾ(G)、カルロス・カヴァーゾの弟トニー・カヴァーゾ(B)、後にASIA等に加入するジェイ・シェレン(Ds)、そして現FOREIGNERのケリー・ハンセン(Vo)という面子により結成され、文字通り台風の如く大暴れすることが期待されましたが、いつの間にか温帯低気圧化して解散してしまったLAのHURRICANEが復活。'01年にFRONTIERS RECORDSからこの3rdフル・アルバムを発表しました。
尤も、正式メンバーはケリーとジェイの2人のみ。残りのパートはセッション・ミュージシャンで賄うという、バンドっちゅうよりはプロジェクトというべき体制でレコーディングは行われています。ただダグ・アルドリッジが参加するも大味なアメリカンHM化が進行しやや拍子抜けだった2nd『SLAVE TO THE THRILL』(’90年)に比べると、本作はメロディのフッ
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ANGELICA-Walkin' In Faith-Soul Search ★★★ (2019-09-05 00:15:15)

本編中においては比較的ハード寄りの楽曲ながら
聴き終えて強く印象に残るのはキャッチネスや爽やかさ
という辺りがこのバンドならでは。
テクニカル且つ歌心を感じさせるGプレイと、
伸びやかなハイトーンVoもそうした印象を増幅してくれます。
しかしBがうるさい(笑)

ANGELICA-Walkin' In Faith ★★★ (2019-09-04 00:09:53)

カナダ出身のクリスチャン・メタル・バンドANGELICAが、'90年に発表した2ndアルバム。但しバンドといっても、シンガーはデビュー作で歌っていたクリスチャン・メイトのロブ・ロックから、近年はスティーヴ・ウォルシュのソロ作に参加していたりするジェローム・マッツァに交代しており(これ1枚きりで脱退)、不在のドラマーの座はドラムマシンで補う等、リーダーのデニス・キャメロン(G)とその相方ロバート・バレン(B)のデュオ・プロジェクトとしての性格が益々強まっているのですが。
それでも、透明感を湛えたハイトーンVoと、全編を優しく包み込むボーカル・ハーモニーがいかにもCCMらしい柔和な雰囲気を醸し出すポップ・メタル・サウンドは質の高さをキープしており、美しいインスト曲⑩を始め、たっぷりと尺を取って弾きまくるバカテクぶりを誇示しながらも、楽曲の邪魔をしない(むしろ曲の一部として見事に機能して
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WHITECROSS-Triumphant Return-Behold ★★★ (2019-09-03 00:07:15)

哀愁を帯びつつも、希望に満ちた曲調が感動を呼ぶバラード。
粗い声質のVoが若干不似合いな感が無きにしも非ずですが
この辺は好みの問題じゃないかと。
直球勝負のキリスト賛歌の歌詞をさておけば、結婚式にだって使えそうですよ。

WHITECROSS-Triumphant Return ★★ (2019-09-01 00:13:22)

レックス・キャロルのバカテク・ギタリストぶりが一部マニアの間で注目を集めた、イリノイ州出身のクリスチャン・メタル・バンド、'89年発表の3rdアルバム(ついでにリアル・タイムでの日本デビュー作じゃなかったか)。本国アメリカよりもヨーロッパでの人気の方が高かったようで、ドイツのGAMMA RECORDSと契約を交わし、日本盤はテイチクのMETAL MANIAからのリリースでした。
尤も、メロディに欧州風味の翳りやドラマ性の類は希薄であり、ついでに言うとSTRYPERっぽくもない。初期はRATT、DOKKENを思わせるポップ・メタルを、90年代以降はそこにブルージーなテイストをブッ込んだりと、その時々のHR/HMシーンの流行に目端を利かせた、節操のない…もとい、機を見るに敏なサウンドを披露していた彼らですが、本作においてはカラッと明るいアメリカンHMを溌剌とプレイ。このバンドに終始付き
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ROADHOUSE-Roadhouse-Hell Can Wait ★★★ (2019-08-29 23:13:38)

エモーショナルに響き渡るピート・ウィリスのGと
ポール・ジャクソンのVoにうっとり聞き惚れてしまう抒情バラード。
当時シングル・カットもされていて、UKチャートでは
TOP10に食い込むヒットとなっています。(最高第9位)

ROADHOUSE-Roadhouse-Time ★★★ (2019-08-29 23:08:52)

PVも作られているミッド・チューン。
雄大なスケールと哀愁のメロディに彩られた曲調、
楽曲が持つ透明感を引き立てるピートのGプレイと
Voの歌声が実に心地良い。

ROADHOUSE-Roadhouse ★★★ (2019-08-28 00:45:34)

アルコール依存症の悪化と、「よりハードなサウンドへ進むべき」との主張がコマーシャル志向を固めていた他メンバーとの意見の対立を招き、結果3rd『PYROMANIA』(’86年)レコーディング途中でDEF LEPPARDから追い出されてしまったピート・ウィリス(G)。その彼が、自身がリーダーを務めるバンドとして立ち上げたROADHOUSEが’91年に発表した最初で最後のフル・アルバムがこれ。
味もそっけもない本作のジャケットを一目見て「期待できそうもねぇ」とか思ってしまいましたが、ところがどっこい。ゆったりとシンプルでノリ易いリズムの上を、ピートが奏でる透明感を湛えた哀愁のメロディと、空間の広がりを感じさせる爽快なボーカル・ハーモニーが華麗に舞うHRサウンドは、否が応にもDEF LEPPARDを意識させつつ、本家にも決して引けを取らないポテンシャルを提示。己の早合点を大いに反省した次第
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THRESHOLD-Dead Reckoning-Pilot in the Sky of Dreams ★★★ (2019-08-26 23:41:36)

10分近くある大作ナンバーながら、大仰に構えたところはなく、
憂いに満ちたVoを前面に押し立て、それをGとKeyが抒情的にバックアップする様は
さながらメロディアスHRの如し。特に儚く舞うボーカル・ハーモニーの
泣きっぷりは涙腺を直撃してきますよ。長さを全く感じさせない名曲です。

THRESHOLD-Dead Reckoning ★★★ (2019-08-26 00:34:00)

カール・グルーム(G)率いるTHRESHOLDが'08年に発表した7thアルバム。後追いで聴いた次作『MARCH OF PROGRESS』(’12年)の傑作ぶりに感銘を受け、買ったはいいが積んだままにしていた本作も慌ててCD棚から引っ張り出してきましたよ。
EDGE OF SANITY等の活動で知られるフィンランドの鬼才ダン・スウァノがゲスト参加、デス声でコーラスを加える重厚にしてアグレッシブなOPナンバー①が物語る通り、本作においても、精緻に絡み合う楽器陣のアンサンブルとドラマティックな曲展開を活かし繰り広げられるプログレ・メタル・サウンドの切れ味は、一切鈍ることなく健在。メカニカルに刻まれるリフ&リズムが醸し出す冷ややかな空気と、切なさを湛えた抒情メロディやコーラス・パートを美麗に彩るボーカル・ハーモニーとが絶妙に描き出すコントラストは、さながら雲間から差し込む陽光のように聴く
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TIM RIPPER OWENS-Play My Game-The Shadows Are Alive ★★★ (2019-08-23 01:20:40)

抒情的なイントロに始まり、ドゥーム・メタルばりに
タメを効かせた前半から、重々しくテンポアップしていく
アルバムの締め括りに相応しい重厚感を湛えたヘヴィ・チューン。
SAVATAGEのクリス・キャファリーが秀逸なGソロを提供してくれています。

TIM RIPPER OWENS-Play My Game-Death Race ★★★ (2019-08-23 01:16:07)

リッパー在籍時のJUDAS PRIESTで、
こういう楽曲がもっと聴きたかった
と思わずにはいっれないタイトで
アップテンポのHMナンバー。

TIM RIPPER OWENS-Play My Game-The Cover Up ★★ (2019-08-23 01:10:27)

リッパーのスクリームと、ジェフ・ルーミスの火を吹くようなGが
真っ向ぶつかり合う様がスリリングな疾走ナンバー。
歌メロにもうちょいフックがあれば尚良かった。

TIM RIPPER OWENS-Play My Game ★★ (2019-08-22 00:53:11)

ロブ・ハルフォードの復帰に伴いJUDAS PRIESTからの脱退を余儀なくされたティム“リッパー”オーウェンズ(Vo)が、様々なバンドやプロジェクトへの参加を経て’09年に発表した自身初となるソロ・アルバム。
ダグ・アルドリッチ、ジェフ・ルーミス、ルディ・サーゾ、クレイグ・ゴールディ、ブルース・キューリック、ビリー・シーン、ボビー・ジャーゾンベクetc…。端から名前を挙げてったらスペースが幾らあっても足りないほど大勢のゲストを迎え、更に収録曲全ての曲作りに自ら関与する等、まさに満を持してといった感じで'制作された本作で聴けるのは、ヘヴィでパワフル、そしてある程度モダンなアグレッションが加味されたJUDAS PRIEST型の正統派HMサウンド。リッパーも「これぞ俺のフィールド!」と言わんばかりに、鼓膜をつんざくスクリームを随所で炸裂させ、ファンの期待に応えてくれています。
個人
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SATAN-Court in the Act-Break Free ★★★ (2019-08-20 23:37:44)

“TRYAL BY FIRE”と並ぶアルバムのハイライト・ナンバー。
俊敏に舞うツインGの妙技に悶絶&ガッツポーズ。
ドカスカと突進するリズムや合唱を誘う掛け声コーラスを聴くと
彼らが後続のスラッシュ・メタル勢を触発したのも良く分かります。

SATAN-Court in the Act-Trial by Fire ★★★ (2019-08-20 23:26:11)

BLIND GUARDIANがカヴァーしたことでも知られるSTANの代表曲。
どこかエキゾチックな風情漂うダークな緊迫感を纏って刻まれる
Gリフがとにかくクール。GチームがブライアンのヘタウマVoに負けじと
全編に亘ってスリリングに歌いまくり、楽曲をドラマティックに盛り上げてくれています。

SATAN-Court in the Act ★★★ (2019-08-20 00:04:30)

NWOBHMを語る上で欠かすことの出来ない名作の一つと誉れ高い、SATANが'83年に発表した1stアルバム。一度は聴いてみたいと思っていたもののCD化されたのは結構遅く、BLIND GUARDIANが“TRYAL BY FIRE”をカヴァーしたりして再評価の機運が高まった90年代に入ってから漸く実現。当初の感想は「音、悪っ」と(苦笑)。数年前に紙ジャケ/SHM-CD仕様で再発された際にも買い直してみたのですが、元が由緒正しきNEAT RECORDS謹製だけに、リマスターによる恩恵はあんまり感じられなかったり…。
とはいえ、収録楽曲の数々はやはり極上。特にミステリアスなイントロ①を導入部に劇的に炸裂する②は名曲中の名曲で、後のスラッシュ・メタル誕生にも大きなインスピレーションを授けたとされる、「NWOBHM界隈の翼君と岬君」ことスティーヴ・ラムゼイ&ラス・ティッピンズのゴールデン・
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XENTRIX-Bury the Pain ★★★ (2019-08-18 01:31:16)

風の便りに再結成したらしいとの噂は耳にしていたけど、新作を発表する気配はなかったので「じゃあこっちには関係ねえや」と油断していたXENTRIXから突然届いた再結成第1弾アルバム(’19年発表)。しかも、どうやら初来日公演まで決まっているようで、何?この盆と正月が一緒に来たような目出度さは。
しかも音楽性の方もこれが嬉しくなるぐらい変わっていません。ゴリゴリのBランを始め、アンディ・スニープがミックスを担当した音作りで現代的アグレッションを加味しつつも、ザクザク刻まれるGリフ、重々しさも纏った疾走感、構築美に気の払われた曲展開、湿気った旋律を滾々と紡ぐ2本のG、野太い声(チャック・ビリー似)でメロディをなぞって吼えるVo…と、まさに英国産スラッシュの王道を行くサウンドを実践してくれており思わず頬が緩みます。再結成から作品発表までかなり時間が空いたのも、結果的には流行に左右されず自分達
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EXUMER-The Raging Tides-The Raging Tides ★★★ (2019-08-15 23:38:06)

鋭利でキャッチーなGリフを前面に押し立ててスマートに疾走するアルバム表題曲。
欧州風味のダークネスを湛えたGソロもしっかり練られていて
かつての「無理を通せば道理が引っ込む」出鱈目っぷりは影を潜めています。
若干の寂しさを覚えつつも、でもこれも十分カッコイイですよ。

EXUMER-The Raging Tides ★★★ (2019-08-15 23:24:49)

80年代に2枚のアルバムを残し解散したEXUMERが、1st『POSSESSED BY FIRE』(’86年)発表後にバンドを去った中心メンバー、メム・フォン・シュタイン(Vo、G)を擁するラインナップで復活を果たしたのは00年代初頭のお話。ただ、その後待てど暮らせど作品リリースの動きはなかったので「ああ、ライブで小銭を稼ぐだけなのね」と油断していたら、ここ数年で3枚のスタジオ・アルバムを次々発表。それまでのブランクを取り返すようなアクティブな活動っぷりを見せてくれて意表を突かれましたよ。
本作は’16年発表の復活第2弾アルバム(通算4作目)で、プロデュースは前作同様ヴァルデマー・ゾリヒタが担当。アートワークには『13日の金曜日』のジェイソンと『北斗の拳』の雑魚キャラを足して2で割ったようなお馴染みのマスコットキャラが登場しています。
再結成後の彼らの音には本作で初めて触れた
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ASTONISHMENT-Astonishment-Keep the Spirit ★★ (2019-08-12 01:13:48)

喉よ裂けよといわんばかりの今西の攻撃的なシャウトと、
ササクレたリフの壁を築き、滑らかにソロを奏でる太田のGとが
硬質なリズムに乗ってパワフルに押し出して来るOPナンバー。
金属質な今西のVoがササクレた曲調にマッチしていて、
緊迫感を引き立ててくれています。

ASTONISHMENT-Astonishment ★★ (2019-08-10 23:24:14)

後にARK STORMでも行動を共にすることとなる太田カツ(G)と今西洋明(Vo)が中心となって結成したバンド、ASTONISHMENT(前身であるPSYCHO STORM時代には木本高伸(B)や堀江睦夫(Ds)も在籍)が'94年にレコーディングしていたデモテープを、MANDRAKE ROOT が'00年にCD化。この頃のMADRAKE ROOTは太田カツに限らず、TERRA ROSA、梶山章、CONCERTO MOON等々、色々なアーティストのデモ音源で商売していたなぁ、と。まぁそれはともかく。
帯には「早過ぎたメロディック・パワー・メタル」と記されているものの、アグレッシブな音楽性に「メロディック」な要素は薄め。あとネオ・クラシカル色も皆無で、どちからと言えば90年代型ヘヴィ・ミュージックのエッセンスが塗された殺伐としたパワー・メタルを実践しています。太田のGプレイにしても十分
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HEADHUNTER-Parasite of Society-Read My Lips ★★★ (2019-08-08 23:18:49)

イントロでカマされるGリフのカッコ良さだけで星3つは確定でしょう。
スラッシーなアグレッションとパワー・メタリックなメロディの絶妙なマリアージュ。
リフにリードに縦横無尽に駆け巡るシュムーデルのGが存在感を発揮しています。

HEADHUNTER-Parasite of Society ★★★ (2019-08-08 01:15:35)

DESTRUCTIONを追い出されたシュミーアが、元TALONのギタリスト、シュムーデルと、ドイツ屈指の腕利きドラマー、ヨルグ・マイケルを誘って結成したバンドHEADHUNTER。3枚のアルバムを残し解散した彼らが再結成を遂げ、'08年に発表した復活の4thアルバム。
まずオリジナル・メンバーの3人がちゃんと再結集してくれているのが嬉しい。そして音楽性も、ファン人気が最も高い1st『PARODY OF LIFE』(’90年)の作風をきっちり踏襲。映画『第三の男』のテーマ曲(エビスビールのCMソングとしても有名)の牧歌的なイントロをブチ破って、噛み付くように歌うシュミーアのVoとヨルグの激烈なドラミングが映えるゴリゴリのパワー・チューン②が炸裂するOP、その勢いを引き継ぐリーダー・トラック③、シュムーデルが全くブランクを感じさせない劇的なGプレイを披露する重厚な④という前半の立ち上が
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ENTOMBED-Clandestine-Severe Burns ★★★ (2019-08-07 00:11:28)

鼓膜をジリジリと灼くGリフ、欧州の濃い闇を湛えたメロディ、
手数の多いドラムがけん引する、下っ腹に響くヘヴィネスと
爆発的疾走の波状攻撃によるダイナミックな曲展開と、
初期ENTOMBEDのカッコ良さを端的に示してくれている名曲じゃないかと。

ENTOMBED-Clandestine ★★★ (2019-08-06 01:12:39)

北欧デス・メタルを語る上で欠かすことの出来ない重要バンドであり、後にTHE HELLACOPTERSでブレイクするニッケ・アンダーソンがVoとDsを兼任していたことで知られる5人組が、’92年にEARACH RECORDSから発表した2ndアルバム。日本盤はご存知トイズ・ファクトリーからのリリースで、邦題は『密葬』でした。
作を重ね作風の幅を広げていった彼らですが、ここで炸裂するのは暗鬱な歌詞を重低音で咆哮するVoからダウン・チューニングされた楽器陣による無慈悲な突貫まで、基本に忠実なデス・メタル・サウンド。プロデュースはトーマス・スコグスベリが担当し、ENTOMEDやDISMEMBERらによって生み出されたとされる、チリチリジリジリと高音で刻まれるGリフ等、スウェディッシュ・デスの代名詞というべき音作りも既に完成を見ています。また地の底から湧き上がるようなVoは正統派のデス声であ
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DESTINY-Atomic Winter-Atomic Winter ★★★ (2019-08-05 00:20:14)

クセの強い濁声とヒステリックなハイトーンで、高低差の激しいメロディを行きつ戻りつするVo、
ササクレたGリフが、杭を打ち込むようなリズムと共に重々しく突き進むアルバム表題曲。
タメにタメてからテンポアップする曲展開と、うっすらと取り入れられたKeyが、
冷ややかで荘厳な空気を醸し出す、北欧ドゥーム・メタルに通じる魅力も放つ大作ナンバー。

DESTINY-Atomic Winter-The Extreme Unction ★★★ (2019-08-05 00:08:56)

3分弱というタイトなランニング・タイムを全力疾走する
プログレ・メタル寄りの作風を提示する作中にあって
最も正統派HM色が色濃く感じられる逸品。
インスト・パートをドラマティックに彩るツインGと
ごりごりアクセントを加えて来るBもカッコイイ。

DESTINY-Atomic Winter ★★ (2019-08-02 00:31:05)

かつてはデンマークのGEISHA(ミッキー・ディーとかが在籍していたバンド)のメンバーを擁し、現在もオリジナル・メンバーのベーシストを中心に再結成して活動を継続しているという5人組が、’89年に発表した2ndアルバム。US METAL RECORDSと契約を交わし、アートワークをIRON MAIDENとの仕事で有名なイラストレーター、デレク・リッグスが手掛けていたりと、DESTINYの出世作として知られる1枚であります。
濁声Voが歌うクール…つか無愛想なメロディと、スラッシーなリフを荒々しく刻む一方で流麗にハモってみせもするツインG、テクニカルに編まれた起伏の激しい曲展開をフィーチュアする、ややプログレ・メタル掛かったダークなサウンドが本作の魅力。初めて聴いた際は、何となくスウェーデンのスラッシュ・メタル・バンドAGONYのことを思い出したりしたものの、Voがより明快に歌っており
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TYRANEX-Death Roll-Fight Them Back ★★★ (2019-08-01 00:45:41)

小気味良く動き回るGリフ、身体を揺するリズム、
シャウトしつつメロディもなぞって歌うリネア嬢の猛るVo
(威勢よく炸裂するコーラスも〇)、そしてメイデン調の
劇的なインスト・パートと、スラッシュと正統派HMの中間に身を置く
TYRANEXというバンドの魅力がタイトに凝縮された逸品。

TYRANEX-Death Roll ★★★ (2019-07-31 00:17:07)

近年は、復活を果たした同郷のフィメール・スラッシュ・メタル・バンド、ICE AGEにも参加している女傑リネア・ランドステッド(Vo、G)率いるスウェーデンのTYRANEXが、'17年に発表した3rdアルバム。
前作『UNABLE TO TAME』(’14年)は日本盤がスピリチュアル・ビーストから出ていたのですが、今回は国内発売はなし。ちぇっ。お陰で新作がリリースされていることに気付くまでに随分と時間がかかってしまいましたよ。
しかし、だからといって内容が劣るなんてことはなく。アクセルベタ踏みの爆走パートと厄いヘヴィ・パートが共存し緩急の効いたOPナンバー①から猛々しくラスト・スパートを仕掛ける⑧まで、(前作同様)30分台と無駄なくタイトに絞られたランニング・タイムの下、爆発的に畳み掛けるリズムに乗せて一気呵成に攻め寄せるスラッシュ・メタル・サウンドの意気軒高ぶりには一点の曇り
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ANACRUSIS-Reason-Misshapen Intent ★★★ (2019-07-30 00:37:57)

ダーティなシャウトと物憂げな歌い上げを
使い分けるVoの歌唱スタイルに象徴される通り、
スラッシュ・メタル然とした剥き出しの攻撃性と、
ダークに浮遊するメランコリックなメロディとが
交錯する曲展開がユニークな逸品。

ANACRUSIS-Reason-Terrified ★★★ (2019-07-30 00:30:33)

切っ先鋭く荒れ狂う曲相に、それを制御する精緻な演奏技術、
動から静、そして再び動へと激しくアップダウンする曲展開と
知性と獣性が拮抗するANACRUSISというバンドの個性を
分かり易く叩きつけて来るスラッシュ・ナンバー。

ANACRUSIS-Reason ★★★ (2019-07-29 00:14:47)

日本盤がリリースされたことは終ぞないが、マニア筋からはVOIVODやBLIND ILLUSION、ATHISTといったバンドに匹敵する実力派と高評価を受けている、ミズーリ州出身の5人組が'89年にMETAL BLADE RECORDSから発表した2ndアルバム。
古代ギリシャ語を原義とする難解な音楽用語をバンド名に冠するだけあって、彼らが奏でるのはアメリカのバンドらしからぬダークさを纏った、アグレッシブ且つプログレッシブなスラッシュ・メタル。シャウトを基本に時折妖しげに歌い上げるVo、ササクレた音色でドリルのようにリフを刻む傍ら、メランコリックな抒情旋律も紡ぐG、高低差の激しいリズムを叩き出すDs、そしてリード楽器といっても過言ではない主張っぷりでうねりまくるBとが、静と動、緩と急、躁と鬱を目まぐるしく入れ替えながら展開していくサウンドは、知的と呼ぶには余りにマッド。何やらアングラ
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RISK-Turpitude-Hopeless Ground ★★★ (2019-07-28 01:28:43)

ハイミィの男らしい歌声が厳粛な雰囲気を高める、
憂いを帯びてドラマティックなバラード。
Gもエモーショナルなソロを提供して楽曲の盛り上がりに
貢献してくれています。賛否両論あった『TURPITUDE』ですが
この曲聴いた時には「RISK健在」と小声で呟きたくなりましたよ。

RISK-Turpitude ★★ (2019-07-26 01:30:39)

ハイミィ・ミークス(Vo)率いる独産パワー/スラッシュ・メタル・アクトのRISKが、4人編成となって'93年に発表した4thアルバムにしてラスト作。
ジェイムズ・ヘッドフィールドを意識している風に吼えるVoといい、陰鬱なメロディ、ダウン・チューニングの施されたGリフ、疾走感大幅減のリズムといい、90年代にHR/HMシーンを席巻したモダン・ヘヴィネス症候群の病状をもろに患った感じのサウンドが全編に亘って繰り広げられる問題作であり、同じヘヴィ路線でも前作『REBORN』(’92年)は、欧州HMならではの美意識が光るメロディとドラマティックに練られた曲展開が深みを醸し出していたのに対し、本作の場合、冗長な楽曲とダラダラ締まりに乏しい全体の構成から「適当に流行に寄せてみました」という体が感じられ、ファン評価はすこぶる低い。
斯くいう自分も、購入当時は「こんなん作るから解散する羽目にな
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NEAL SCHON-Voice ★★★ (2019-07-24 00:23:34)

本業(JOURNEY)の合間を縫って定期的にソロ活動にも精を出すニール・ショーン(G)。本作は彼がHIGHER OCTIVE MUSICから発表した通算4作目となるソロ・アルバム。
形態としてはカヴァー・アルバムなのですが、珍しいのは収録曲の大半が比較的新しい90年代のヒット曲(アルバム・リリースが'01年なので、ほぼほぼ10年以内の楽曲ばかり)で占められている点。しかもマライア・キャリーの②、ブライアン・アダムスの③、サラ・ブライトマンが“TIME TO SAY GOODBYE”としてカヴァーした⑧、あるいは映画『タイタニック』の主題歌⑨とか、本来なら歌が主役であるポップ・ソングの数々を、「俺のギターが歌の代わり」とばかりに、インスト曲として再構成してしまっている大胆不敵さ。神経が太いというか、よほど己のギターの腕前に自信がなければやれない所業ですよ、これは。
そして実際、
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KICK-SWEET LICK OF FIRE-Time ★★★ (2019-07-22 23:57:09)

全体的に湿度高めのアルバムの中にあって、
曇天模様の雲間から差し込む陽光の如く爽やかさ。
本編中において良いアクセントになっている名曲です。

KICK-SWEET LICK OF FIRE ★★★ (2019-07-22 01:06:04)

現VEGAのフロントマンであるニック・ワークマン(Vo)を擁し、IRON MAIDENのスティーヴ・ハリスが運営するBEAST RECORDSからデビューを飾ったイギリス出身の5人組、KICKが’01年に発表した2ndアルバム。
日本でもかなりレコード会社がプッシュしていたように記憶していますが(そのせいかジャケットに漢字があしらわれている)、残念ながらイマイチ人気は振るわなかったようで、今じゃ彼らのカタログは中古ショップの常連。自分もリリースから結構経ってから格安コーナーで売られていたのを250円で購入しましたよ。
しかし内容はこれが非常に素晴らしい!味気ないアートワークはオルタナティブ・ロックでも演っていそうな感じで、実際、重心を低めに構える音作りやアレンジ等からはそうした要素も感じられなくはないのですが、それにも増して、ブリティッシュHMバンドの面目躍如たる哀メロ・セン
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AUTOGRAPH-Sign In Please-Friday ★★★ (2019-07-19 00:25:26)

花金(死語?)のワクワク感を体現するかのような、
今となっては郷愁さえそそられるパーティ・メタル・チューン。
明るい躍動感に溢れつつも、メロディはどこか胸キュンを誘う。
フラッシーなGとKeyも実に華やかに楽曲を彩ってくれています。

AUTOGRAPH-Sign In Please ★★★ (2019-07-18 00:52:07)

VAN HALENの前座を務めたことを切っ掛けにチャンスを掴み、’84年に発表すると米ビルボード・チャートの20位台まで上昇するヒット(最終的に70万枚を売り上げゴールド・ディスクを獲得)となった、LA出身でKey奏者を擁する5人組の1stアルバム。
LAメタル・ブームの隆盛期に発表されているだけあって、ミドル・テンポの楽曲を中心として、全楽器がユニゾンで刻むシンプルなリズム、きらきらシンセ、スティーヴ・プランケットのハスキーな(オッサン声ともいう)Voとハーモニーを活かした覚え易いコーラス・ワーク、そしてGIT講師も務めていたというタッピングの名手スティーヴ・リンチのテクニカルなGプレイがフィーチュアされた本作で聴けるのは、まさに「LAメタルど真ん中」といった趣きのサウンド。NIGHT RANGERとの比較は確かに的を得ていて、あちらを更にカラッと高温の油で揚げた感じのような音…
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VEGA-Stereo Messiah-My Anarchy ★★★ (2019-07-16 23:57:24)

憂いを湛えたヴァースから、爽快なコーラスへと至る曲展開が
霧の中を抜けて視界が一気に視界が開けるような解放感を味わえます。
声質自体が潤いを帯びているニック・ワークマンが歌うことで
爽やかさと共に一抹の切なさが漂うあたりもまたぐっとくる名曲。

VEGA-Stereo Messiah ★★★ (2019-07-15 23:58:34)

スティーヴ・ハリスが主宰するBEAST RECORDSからデビューを飾るも、今一つパッとした印象が残っていないKICK(2ndアルバムは傑作)の元シンガーであるニック・ワークマンと、FRONTIERS RECORDS付きの作曲家として、これまで数多のアーティスト/プロジェクトに優れた楽曲を提供して来たトム&ジェームズのマーティン兄弟(ちなみに双子)。以前からの知り合いだったというこの3人を中心に結成されたメロハー・グループVEGAが、'14年に発表した3rdアルバムがこちら。
プロデュースを現IT BITESのジョン・ミッチェル、マスタリングはHAREM SCAREMのハリー・ヘスが担当するという座組の下、曲作りの技前が冴え渡る兄弟と、実力派シンガーが超人タッグを組むのですから、完成度の高さは聴く前からある程度は保証済み。そして実際、アートワークからしてこれまでよりもグレードが上が
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ELIZA-Something Like Hot-Battle Field, Running Wild ★★★ (2019-07-15 23:51:35)

音質のハンデをものともしないキレのある演奏、やや線は細いが
オラオラと挑みかかるように歌うVo、劇的に絡み合うツインGと、
「アルバムの最後をスピード・ナンバーで締め括るバンドは信頼できる」
という自説を補強してくれる名曲の一つ。

ELIZA-Something Like Hot ★★★ (2019-07-13 02:01:41)

80年代の北海道HR/HMシーンを盛り上げ、近年再始動を果たしたELIZA。それに伴い音源の発表も活発化してくれていて、長らく入手困難だった’84年リリースの本1stフル・アルバムも、ボーナス・トラックとしてライブ音源6曲を追加収録する形で再発の運びとなり、後追いファンとしてありがたい限り。
派手なルックスにまず目が行く彼らですが、音楽性の方はLAメタルに通じるワイルドなノリの良さと、NWOBHMを通過した切れ味の鋭さを併せ持ち、そこに北海道出身バンドらしい(?)繊細且つ湿ったメロディも注入した、独特な味わいのHMをプレイ。楽器陣の演奏はタイト且つ疾走感に溢れ、Voもインスト・セクションに比べるとやや線の細さが気になる場面はあれど、それでも十分健闘している部類。特に、アルバムのラストに配された代表曲にして名曲⑪や、憂いを湛えたツインGが疾走するスピード・ナンバー②③、ドラマティック
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