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ZADKIEL-ZADKIEL ★★★ (2019-01-06 01:15:42)
遂に復活を果たし、名盤『NO MORE PAIN』のリイシューや新作アルバムの発表等、アクティブな活動を繰り広げているDOOM。その中心メンバーだった故諸田コウ(B)が嘗て在籍していたバンドとして名前だけは知っていても、音源を入手できる機会はないだろうなぁと思っていたZADKIELが、バンド解散後の'86年に残した4曲入りEP『HELL’S BOMBER』が、未発表曲とエンハンスト映像を追加収録した特別仕様(タイトルはシンプルに『ZADKIEL』と改題)で'06年にCD化された時は、そりゃもう驚くやら喜ぶやら。
音の方は「破滅型ロックンロール」とも「日本最初期のスラッシュ・メタル・バンド」とも評されるだけのことはあり、MOTORHEADやVENOMからの影響を伺わせつつ突貫するパワー・メタルをプレイ。刺々しさと埃っぽさを四方八方に巻き散らかすサウンドと、ダビングにダビングを重ねたカ
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CROWLEY-Whisper of the Evil-Woman in a Black Cape ★★★ (2019-01-05 00:36:01)
地獄の釜でぐつぐつと煮立てられているかのような禍々しさと、
全てを振り絞るようなハイトーンVoによる絶唱、妖しくのたうつGによって
生み出されるドラマティックなメロディ、そしてタメにタメてから
終盤で疾走に転じる劇的な曲展開に胸を鷲掴まれてしまう名曲ですよ。
CROWLEY-Whisper of the Evil ★★★ (2019-01-05 00:09:11)
元祖・和製サタニックHMバンドの一つであり、’18年に再録アルバム『NOCTURN』を発表して復活の狼煙を上げた名古屋出身のCROWLEY。暮れにCD屋を覗いたら、彼らが'86年に発表した1st『WHISPER OF THE EVIL』がしれっと再発されて棚に並んでいるじゃありませんか。思わず「?!」と我が目を疑ってしまいましたよ。
内容は1st収録曲①~⑥に加え、’85年発表のEP『THE SCREAM OF DEATH』(’85年)から⑦~⑨、それに’17年に録られた“DESTITUTE SONG”のアンプラグド・バージョン⑩の全10曲を収録。いくら伝説的名盤と謳われても30年も昔の、しかもインディーズ作品。賞味期限切れを起こしている可能性もあるのでは?との疑念は、しかし悪魔降臨を奉じるが如き邪悪なイントロに続き、ハイトーンVoとGリフが鋭角的に切り込んでくるOPナンバー①、ヘ
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KIK TRACEE-No Rules ★★ (2018-12-30 09:00:49)
《ロックンロールの火を放て!女たちはヒステリックな悲鳴とともに下着を濡らし、男どもは興奮でつかみ合いと拳の応酬に身を焦がす》――ってな、飛ばしまくりの帯の惹句を読むと「80年代の作品かな?」と思わずにはいられませんが、実際はSLAUGHTERのディナ・ストラムのプロデュースを受け’91年に発表されているLAの5人組の1stアルバム。(というか唯一作?)
デビュー前からライブハウスで腕を磨き、名を上げ、レコード契約を勝ち取った連中だけに(バンド名も、ある時彼らの強力なライブ・パフォーマンスで狂乱状態に陥った女性ファンを他の客が蹴り出そうとしたことに因む)、逞しい演奏力と多彩な表現力に支えられたロックンロール・サウンドには、理屈抜きで乗せられてしまう(腰に響く)ワイルドなノリの良さが備わっています。ただ、「LIVING CLOURとTHE CULTとGUNS ’N’ ROSESを一つの
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MADAM REY-ブラッディ・ローゼズ ★★★ (2018-12-27 23:44:07)
突如HR/HMシーンに現れた仮面のメタル熟女マダム・レイ。野球解説者/東北楽天イーグルス初代監督、田尾安志の奥方がその正体であることでも各種メディアを賑わしましたが、こちとら「マダム」というからには絶対その正体は、新宿レコード店主のマダム藤原(『パワー・ロック・トゥデイ』リスナーには「皆さん、お待ちしてまぁす」のフレーズでお馴染み)だと睨んでいたのですが。んなわけはねぇか。
って、与太話はともかく。本作は彼女が'09年に発表した2ndアルバムで、脇を固めるのは横関敦(G)、SEX MACHINEGUNSの村井健二郎(B)とHIMAWARI(Ds)、そしてフィンランドの名手ミカ・ユッシラがマスタリング・エンジニアを担当するという布陣。当初はそこはかとなく漂ってくる色物臭にあまり興味を引かれなかったのですが、実際に聴いてみると、NIGHT HAWKSのリーダーである青木秀一、作曲家の川
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TREAT-Dreamhunter-World of Promises ★★★ (2018-12-26 23:31:27)
ハードな“OUTLAW”と、雄大なこのシングル曲の2連発で
3rd『DREAMHUNTER』の勝ちは決まったといっても過言ではありません。
ちょっぴりアイリッシュ風味入ったヴァースから、
大陸産ポップ・メタル勢に通じるライブ会場で大合唱を巻き起こしそうな
サビへと繋ぐ曲展開が秀逸。
そりゃあヒットしますわな。
TREAT-Dreamhunter-Outlaw ★★★ (2018-12-26 23:26:35)
北欧メタル・バンドとしてのTREATの魅力が凝縮された疾走ナンバー。
印象的に切り込んでくるツインGから、甘美な哀メロ、煌めくKey、
それにキャッチーなコーラスまで、アルバムのハイライト・ナンバーとして
眩い輝きを放つ名曲です。
TREAT-Dreamhunter ★★★ (2018-12-25 23:28:28)
昔、近所の古本屋で本作の輸入盤が投げ売りされているのを発見し、買って帰って中を見たら何故か日本語解説&対訳が付属していて、「輸入盤なのに?なんで??」と首を捻ったことを思い出す(初期国内盤は輸入盤に帯と解説/対訳を付けた仕様だったらしい…とネット普及後に調べて判明)、TREATが’87年に発表した3rdアルバム。邦題は『サバイバー』。
TREATが「ポストEUROPE」とも「スウェーデンのBON JOVI」とも言われていた時期の作品ゆえ、音楽性はこれがまぁポップ。全編に亘って、ザ・80年代!なキラッキラに煌めくKeyがふんだんに取り入れられた、ALIENやSKAGARACKといったバンドにも通じるキャッチーでメロディアスな北欧ハードポップ・サウンドが繰り広げられています。
4th『ORGANIZED CRIME』(’89年)を先に聴いてから本作に遡った自分は、両者のギャップに
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VIRGINIA WOLF-Virginia Wolf-Livin' on a Knife Edge ★★★ (2018-12-24 09:15:16)
80年代だなぁというKeyによるリフが印象的。
『EXCESS ALL AREAS』を発表した頃のSHYも演りそうな
良い意味で典型的な英国産ハードポップの魅力が詰まった
これまた名曲。
VIRGINIA WOLF-Virginia Wolf-It's in Your Eyes ★★★ (2018-12-24 09:11:24)
サックスの調べをフィーチュアした感動的なバラード。
デビューそうそうのバンドの手による楽曲とは思えぬ
アダルトな魅力が備わった名曲です。
すでに完成されまくっているクリスのエモーショナルな
歌声にも聴き惚れますよ。
VIRGINIA WOLF-Virginia Wolf-Only Love ★★★ (2018-12-24 09:05:53)
クリスの素晴らしくソウルフルなVoと煌めくKey、
それに哀愁のメロディをまとって心地良く跳ねる曲調が
絵に描いたようなメロハー感を醸し出す名曲。
主張の強いジェイソンのDsもバンドの個性ですよ。
VIRGINIA WOLF-Virginia Wolf ★★★ (2018-12-23 09:46:30)
その昔『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』というハリウッド映画がありましたが、あの作品同様、イギリスの女流作家VIRGINIA WLOOFからバンド名を頂いたのであろうマンチェスター近郊の都市ウォースリー出身の4人組が、'86年にATLANTIC RECORDSから発表した1stアルバム。
Voは、ここ日本ではHEARTLANDのフロントマンとして知られるクリス・ウーズィー。Dsはかのジョン・ボーナムの子息ジェイソン・ボーナム。更にプロデュースはQUEENのロジャー・テイラーが担当と、本作はなかなか豪華な面子でレコーディングされていまして。リズムを敢えて打ち込みっぽく処理した音作りは「80年代ど真ん中」といった趣きで、今聴くと相当に時代を感じさせられてしまいますが、それでも尚、跳ねるエレピが王道ハードポップ感を醸し出す③、サックスをフィーチュアした瀟洒なバラード④、女性コーラス
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NUCLEAR VALDEZ-I Am I-Rising Sun ★★★ (2018-12-21 00:11:16)
Gによるシンプルな泣きメロの反復に
涙ちょちょ切れてしまうラスト・ナンバー。
曲調だけ取り出せば決してバラードではないのですが、
並のバラードじゃ束になって掛かっても太刀打ちできないぐらい
メロディも演奏も泣きまくっています。
NUCLEAR VALDEZ-I Am I-Summer ★★★ (2018-12-21 00:03:19)
NUCLEAR VALDEZ=この曲といっても過言ではない
哀愁のラテン・ロックンロール。
ロックンロールといっても、VoもGもメロディも
下手なバラードより遥かに泣きまくっていますが。
この曲があまりに素晴らし過ぎて、2曲目以降の楽曲を
食ってしまっている印象がある点は痛し痒し。
NUCLEAR VALDEZ-I Am I ★★★ (2018-12-19 10:06:04)
夏がく~れば思い出す~ “涙のサマー” 酷いジャケ~(外盤)♪…と、思わず“夏の思い出”の節付けて歌いたくなる、NUCLEAR VALDEZが’89年に発表した1stアルバム。
親に連れられキューバやドミニカ共和国からのアメリカへと渡ってきたメンバー達により結成されたバンドだけあって、本作に託されているのは彼らのルーツを伺わせるラテン・ロック。とはいえ、踊れや騒げやの陽気なノリではなく、例えばバンド結成の地であるマイアミが、風光明媚な観光都市と貧富の格差が生む犯罪都市としての二つの顔を持ち合わせているのと同様、NUCLEAR VALDEZが聴かせてくれるサウンドも、ラテン・ミュージックのもう一つの側面である「エモーション」と「哀愁」にフォーカスされています。何せ作中最も軽快なノリを伴う③のような楽曲ですら、彼らの手に掛かるとやるせない憂いを湛えて響くのですから相当なものですよ。
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AOR-The Secrets of L.A.-Back to San Francisco ★★★ (2018-12-17 23:47:10)
フレデリック・スラマは見た感じミュージシャンとしての
オーラは限りなくゼロですが(失礼)、実に良い曲を書く人で
ビル・チャップリンのVoをフィーチュアしたこの曲はその好例。
キラキラと跳ねるピアノが効果的に使われているのもポイントです。
AOR-The Secrets of L.A.-Deep Whirlpool ★★★ (2018-12-17 23:43:19)
ファーギー・フレデリクセン関連作品を集める中でゲットしたアルバムでしたが、
適度にキャッチー、適度にハードなこの逸曲は、
まさに彼が歌うに相応しい出来栄えで、アルバムに対する期待値を高める
OPナンバーとしての役割をきっちり果たしてくれています。
AOR-The Secrets of L.A. ★★★ (2018-12-16 23:17:33)
若き日に、英語を学ぶために訪れたロサンゼルスにすっかり魅了されてしまい、以降、自身が制作したアルバムのタイトル全てに「L.A.」の単語をブッ込む等、かの地に対するZOKKON命(LOVE)っぷりをつまびらかに表明し続けるフランス人ミュージシャン、フレデリック・スラマ。その彼が立ち上げたプロジェクト、AORの9作目となるスタジオ・アルバムがこちら(’13年発表)。
メロハー作品請負人ことトミー・デナンダーがフレデリックと共同でプロデュースと曲作りを手掛けた本作は、いかにもカリフォルニアの青い空が似合いそうな(そしてプロジェクト名に違わぬ)ポップにしてキャッチー、且つ爽快なハードポップ・チューンが全編に亘って目白押し。まるでフレデリックの「ミーはロスを愛してるザンス」(誤ったフランス人像)との主張がそのまんま音として表現されているかのようですよ。
惜しむらくは本編に「これぞ!」と
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LOU GRAMM-Long Hard Look-I'll Know When It's Over ★★★ (2018-12-16 01:38:03)
哀愁を帯びたメロディを熱っぽく歌い上げるルー・グラムのVoと、
HR寄りのダイナミズムをもってアルバム後半を盛り上げる
スケールの大きなミッド・チューン。
要所で印象的なGフレーズを差し込んでくるのは
今や大物プロデューサーとして名を馳せるダン・ハフです。
LOU GRAMM-Long Hard Look-True Blue Love ★★★ (2018-12-16 01:32:37)
浮遊感のある爽やかなポップ・チューン。
ルー・グラムの伸び伸びとした歌いっぷりの良さと、
終盤からジワジワと効いてきて、
楽曲をドラマティックに味付けする
Keyの気の利いた仕事ぶりに星3つを進呈。
LOU GRAMM-Long Hard Look ★★★ (2018-12-13 23:39:09)
80年代半ばを過ぎると、FOREIGNER内部ではバンドの方向性を巡ってミック・ジョーンズとルー・グラムの対立が深刻化。ガス抜きの意味合い込みで制作された1stソロ『READY OR NOT』(’87年)が一定の成功を収めたルーの心はますますバンドから離れていき、決定打となったのが’89年に発表されたこの2ndアルバムだったという。(本作リリースの時点で既に彼はFOREIGNERから脱退していたとの説もあり)
主な参加ミュージシャンはルー・グラム以下、ブルース・ターゴン(B)&ヴィヴィアン・キャンベル(G)という後年SHADOW KINGに関わることとなる面々や、実弟のベン・グラム(Ds)、ダン・ハフ(G)といった顔触れ。無論主役はルーのVoであり、シングル・カットされTOP 10ヒットとなったポップな②や、琴の音色をフィーチュアしたオリエンタルなバラード⑦における、ソウルフル且つ
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PROPHET-Cycle of the Moon-Tomorrow Never Comes ★★★ (2018-12-13 00:19:53)
KANSASの“すべては風の中に”と、STYXの“BOAT ON THE RIVER”を
足して2で割ったような印象を受ける物悲しいバラード。
勿論安易なパクリ等ではなく、このバンド独自の魅力を持った名曲として昇華されています。
ラッセル・アルカラのVoの上手さも映えています。
PROPHET-Cycle of the Moon-On the Run ★★★ (2018-12-13 00:18:05)
アルバムとしてはKeyが一歩脇に引いた感がある
『CYCLE OF THE MOON』ですが、この曲では
Vo、Gの向こうを張る大活躍。
結果、前作に収録されていてもおかしくない
濃厚なプログレ・ハード風味漂うドラマティックな
楽曲に仕上がっています。
PROPHET-Cycle of the Moon ★★★ (2018-12-11 22:58:53)
名盤『聖なる予言』(’85年)発表後にディーン・ファザーノが脱退。新Voに、後に自らのバンドARCARAを率いて再び日本デビューを飾ることとなるラッセル・アルカラ(Vo)を加えたPROPHETが、'88年にMEGAFORCE RECORDSから発表した2ndアルバム。
QUIET RIOTとの仕事で有名なスペンサー・プロファーをプロデューサーに起用する人選からも明らかな通り(レーベルにあてがわれた可能性大)、Keyをたっぷりフィーチュアしたプログレ・ハード風味を大きく後退させた今作は、代わりにスコット・メタクサス(G)のGプレイをより前面に押し出した、明朗なポップ・メタル・テイストが大幅増量。憂いに満ちたドラマティックな名曲“STREET SECRETS”からスタートした前作に対し、今回の幕開け役を担うのが開放的なノリを伴うグルーヴィなHRチューン①であることも、そうした方向性を如
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HOUSE OF LORDS-Sahara-Remember My Name ★★★ (2018-12-10 23:35:56)
“IT'S AINT LOVE”とは対照的にしっとり聴かせるバラードで、
シングル・カットされPVが作られたのも納得です。
この曲でもジェイムズ・クリスチャンのソウルフルな歌唱が光っていますよ。
ただこのクオリティでシングル・チャート最高第72位というのは
ちと物足りない。もっと上でもおかしくないのに・・・。
HOUSE OF LORDS-Sahara-It Ain't Love ★★★ (2018-12-10 23:29:23)
ジェイムズ・クリスチャンのパワフルな歌いっぷりと
派手に炸裂するコーラスが大仰な盛り上がりを援護射撃するバラード。
特に2分過ぎ辺りからの盛り上がりっぷりは(良い意味で)息苦しさを覚えるほど。
HOUSE OF LORDS-Sahara-Sahara ★★ (2018-12-10 23:23:29)
タイトルに相応しくどこかミステリアスな空気を身に纏った
重厚にしてドラマティックなミッド・チューン。
トライバルなリズムに乗って雰囲気を盛り上げるイントロ部分では
クリス・インペリテリが客演し高速プレイを閃かせています。
といっても一瞬な上に音量控えめなので「来る」と分かっていないと
聞き逃してしまいそうな贅沢な使い方なのですが。
HOUSE OF LORDS-Sahara ★★ (2018-12-09 00:48:19)
才能と商魂を武器にKISSのジーン・シモンズが立ち上げたレコード会社といえば、目をつけられたアーティスト達が悉く大成できずに終わってしまう不幸の女神チックなレーベルとして一部で有名ですが(?)、幸か不幸かジーンのお眼鏡に適いSIMONS RECORDSからデビューを飾ったのが、グレッグ・ジェフリア(Key)がGIUFRRIA解散後に新たに結成したこのHOUSE OF LORDSであり、本作は彼らが'90年に発表した2ndアルバム。
ジェイムズ・クリスチャン(Vo)を中心に再編された現在のHOUSE OF LORDSが聴かせてくれる、ヨーロピアンな憂いを湛えたメロディックHRサウンドに比べると、この頃の彼らの持ち味は、大味…もとい抜けが良くド派手に繰り広げられる、限りなくGIUFFRIAと同一路線のアリーナ・メタル・サウンドであります。
メロディに泣きや哀愁といった要素は薄く、
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TIGERTAILZ-Bezerk-Call of the Wild ★★★ (2018-12-06 23:44:00)
ワッボーイ!ワッボーイ!
気が付けばコブシ振り上げながら合唱している
爆走ロックンロール・ナンバー。
こういうアグレッシブな楽曲でアルバムを締め括る姿勢は
HMバンドとして非常に信用できますよ。
TIGERTAILZ-Bezerk-Action City ★★★ (2018-12-06 23:42:32)
リフの切れ味は鋭く、Gソロはフラッシー、
そしてサビメロも実にキャッチーと、
本場LAにも負けない、ペカーッと輝くような明るさで
躍動するポップ・メタル・ソング。
TIGERTAILZ-Bezerk-Heaven ★★★ (2018-12-06 23:35:31)
気品を感じさせるピアノの旋律が優美さを演出する
英国のバンドならではの格調とドラマ性を湛えたバラード。
QUEENあたりにルーツを見ることが出来るかもしれませんね。
GUARDIAN-Miracle Mile-Sweet Mystery ★★ (2018-12-05 23:21:18)
気持ち良さげに掻き鳴らされるアコギと軽快に踊るバイオリンが
乾いた哀愁と土の匂いを運んでくるリラックスしたバラード。
ハスキーなシンガーの歌声も曲の雰囲気にマッチしています。
TIGERTAILZ-Bezerk ★★ (2018-12-05 23:08:46)
'87年にデビュー。ケバいルックスとロックンロールを武器に「イギリス初のヘア・メタル・バンド」とも「POISONに対する英国からの回答」とも評されたTIGERTAILZが'90年に発表し、UKチャートTOP40に食い込むスマッシュ・ヒットとなった2ndアルバム。
本作から新Voとしてキム・フッカーが加入しており、このメンバー・チェンジが大正解。テクニック的には決して上手いシンガーではないものの、金属質なシャウトが迫力満点のVoを得て、HMとグラム・ロックという英国の伝統が上手いこと融合を見たサウンドがよりワイルドにビルドアップ。鬼の形相のあんちゃんが睨み効かせるインパクト大なジャケットに相応しく、攻撃的に刻まれるGリフとヘヴィなリズム・セクションが、どこかエキゾチックな雰囲気漂わすストリングスを纏ってズンズン突き進むOPナンバー①の迫力を耳にすれば、「見た目で侮っちゃなんねぇ」とお
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GUARDIAN-Miracle Mile ★★ (2018-12-03 23:44:08)
GUARDIANといえば、ヘヴィ・メタリックな疾走ナンバーから哀愁のバラードまで揃った1st『FIRST WATCH』(’89年)において、STRYPER直系の正統派HMを聴かせてくれたクリスチャン・メタル・シーンの優等生でしたが、国内盤リリースがなかった2nd『FIRE AND LOVE』(’90年)を間に挟み、'93年発表のこの3rdアルバムでは当時HR/HMシーンを席巻していたブルーズ・ロック・ブームに感化されたのか、随分と落ち着いた、茶色いHRサウンドを聴かせるバンドに変貌を遂げていて、初めて聴いた時は面食らってしまいましたよ。(ちなみにプロデュースは、ディノとジョンのエレファンテ兄弟が担当)
美旋律と分厚いVoハーモニーに彩られた正統派クリスチャン・メタルから、アコースティックギターが乾いた空気と土の匂いを運んでくる渋めのブルーズ・ロック路線へ。未だ折に触れては1stを聴
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FROM THE INSIDE-Visions-21st Century ★★★ (2018-12-02 23:45:30)
力強く駆け抜けるメロディック・ロック・ナンバー。
ダニーの熱唱とテクニカルに閃くGソロが得も言われぬ爽快感も運んできてくれます。
このレベルの楽曲がゴロゴロ収録されているのですから
本作がダニー・ヴォーンが関わった作品の中でも1、2を争う傑作と
高評価を受けているのも納得です。
FROM THE INSIDE-Visions-If It's Not Love ★★★ (2018-12-02 23:38:58)
ダニー・ヴォーンの熱い歌声が映える名バラード。
彼がピアノをバックに切々と歌う前半、
楽器隊が加わってエモーショナルに盛り上がる後半、
どちらも涙ちょちょ切れる思いですよ。
日本盤にはアコースティック・バージョンが収録されていることからも
バンド側がこの曲をリーダートラックに位置付けていることが伝わってきます。
FROM THE INSIDE-Visions-Listen to Your Heart ★★★ (2018-12-02 23:32:54)
心地よい疾走感を伴って哀愁のメロディが駆け抜け
聴き手を勇気づけるようなダニー・ヴォーンと
テクニカルなGソロがその上を爽快に舞うアルバムでも
1、2を争う名曲の一つではないかと。
FROM THE INSIDE-Visions ★★★ (2018-12-02 00:54:25)
“FOREVER YOUNG”の名曲ぶりが未だメロディ愛好家の間で語り継がれるアメリカのバンド、TYKETTOのフロントマンだったダニー・ヴォーン。彼が主役を務めるプロジェクトFROM THE INSIDEが’08年に発表した2ndアルバムがこちら。日本盤は当時キングからリリースされたものの既に廃盤で(キングは廃盤になるのが早いね)、現在では中古盤市場で1st共々結構なプレミア価格で取引されていることで知られる1枚であります。
レコーディングはイタリアのメロハー梁山泊FRONTIER RECORDSの仕切りで行われ、プロデューサーにはファブリッツオ・グロッシを起用。更にVEGAで活動するトムとジェームズのマーティン兄弟が曲作りに関与と、「細工は流々、仕上げを御覧じろ」とばかりにお膳立てはほぼ完璧。そうして出来上がった、掴みに持ってこいの①、劇的なバラード③、サビメロの絶妙なメロディ
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FROM THE INSIDE (2018-12-02 00:53:27)
90年代の逆風を受けてTYKETTOが解散した後も地道にシンガーとして活動を続けていた
ダニー・ヴォーン(Vo)が、イタリアのFRONTIER RECORDSから提案を受けて立ち上げたプロジェクト。
「外部ライターが書いたメロディアスHRナンバーをダニーが歌う」という企画意図のもと、
'04年と'08年に2枚のスタジオ・アルバムを発表。但し後者においてはダニーも積極的に曲作りに関与し、
またメンバーも固定されたバンド・スタイルが取られている。(が、これ以降作品のリリースはない)
LOS ANGELS-Neverland-Confessions of a Broken Heart ★★★ (2018-11-30 00:09:37)
お騒がせ女優(?)リンジー・ローハンが'05年に発表したヒット・シングル。
(調べてみるとアメリカよりもオーストラリアでヒットしたようですが)
元々、実の父親に対する恨みつらみを歌ったシリアスでドラマティックな名曲だけあって
それをルッピが歌えばそりゃあ超名曲にならないわけがないという。
LOS ANGELS-Neverland-Tonight Tonight ★★★ (2018-11-29 23:57:33)
冷ややかに奏でられるピアノも印象的な仕事をしている
都会派メロディック・ロック・チューン。
伸びやかで張りがあり、且つ表現力にも優れた
ルッピの絶品Voは、いくら絶賛しても絶賛し足りない
レベルの素晴らしさですよ。
LOS ANGELS-Neverland-Promises ★★★ (2018-11-29 23:52:22)
ピアノに先導される抒情的な導入から
徐々に演奏が盛り上がっていくに従って
歩調を合わせるように熱を帯びていく
ミケーレ・ルッピの歌声が圧巻の一言に尽きますよ
LOS ANGELS-Neverland ★★★ (2018-11-29 00:10:27)
いまやWHITESNAKEのKey奏者でもあるミケーレ・ルッピ(Vo)が、ミュージシャンを志す切っ掛けとなった原点でもあるAOR/産業ロックを追求するべく立ち上げたプロジェクトLOS ANGELES、'09年発表の2ndアルバム。
これまで彼については「メロパワ界の人」と認識していたため、本作に託されているのがメロディアスHRサウンドだったことには意外な思いを禁じ得ませんでした。しかし元来実力派シンガーとして鳴らす御仁だけに異なるジャンルでも見事に歌いこなしている…というか、ルッピのことを熱心にフォローしてきたわけではない身ゆえ、遅ればせながら本作を耳にして初めて「えっ!この人こんなに歌ウマ男だったの?」と衝撃を受けたという。
数々のメロハー・プロジェクトで腕を振るうファブリッツォ・V・グロッシをパートナーに迎え、トミー・デナンダー、ジョージ・リンチ、VEGAのマーティン兄弟
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LOS ANGELS (2018-11-29 00:08:08)
イタリアHR/HMシーンが誇る実力派シンガー、ミケーレ・ルッピが
若い時期に聴いて感銘を受けたAOR的なサウンドを自分なりの解釈で
再構築するべく立ち上げたプロジェクト。
'07年に、リチャード・マークスを始めとする他人のカヴァー曲が
大半を占める企画色強めの1st『LOS ANGELS』でデビュー。
’09年には多彩なゲストを迎えてよりオリジナリティを高めた2nd
『NEVERLAND』も発表している。
RADIOACTIVE-Taken-Premonition ★★★ (2018-11-28 00:05:44)
多彩なゲストが参加しているアルバム『TAKEN』ですが
個人的に同作で一番愛してやまないのは、
ファーギー・フレデリクセンやジム・ピートリックといった
この手の作品じゃお馴染みの面子が関わっている
この哀愁を帯びたアップテンポのメロディック・ロック・チューンだという。
まさに実家のような安心感。
RADIOACTIVE-Taken ★★★ (2018-11-27 00:22:08)
今や北欧メロハー・シーンを代表するプロデューサーの一人となった、トミー・デナンダー(G)が公私にわたり付き合いのあるTOTOへのリスペクトを表明するべく立ち上げたプロジェクトRADIOACTIVE。当初は単発企画だった筈が、予想外の好評を呼んだことからアルバム・リリースを重ね、’08年発表の本作で既に3作目を数えています。
00年代に入りこの手のメロハー・プロジェクト物が乱発され、他所との差別化を図ることが困難になりつつあったご時世においても、RADIOACTIVEは毎度ゲストの豪華さで頭一つ抜きん出ており、今回もTOTOファミリーは勿論、ざっと参加面子の名前を挙げるだけでも、ニール・ショーン、イングヴェイ・マルムスティーン、ブルース・キューリック、ゲイリー・バーデンetc…と、枚挙に暇がないほど。各曲別に主だった参加ミュージシャンの名が記された国内盤解説と首っ引きで本編を楽しむの
…続き
MAVERICK-MAVERICK-MAVERICK ★★★ (2018-11-26 00:22:04)
独産メロパワ・メタルからの影響を伺わせるパワー・チューン。
アルバムの〆に自分たちの名を冠するテーマ曲を持ってきて、
尚且つそれをちゃんと名曲レベルに仕上げていることからも
このバンドの地力の確かさが窺い知れるというものです。
MAVERICK-MAVERICK-ENDLESS SMILE ★★★ (2018-11-26 00:18:45)
アグレッシブで勇ましい曲調と
Voが歌う物悲しい哀愁に満ちたメロディの
コントラストが美味で、聴いていると何やら
負け戦に立ち向かう戦士の姿を幻視してしまいますよ。
アルバムで一番好きな曲かもしれません。
MAVERICK-MAVERICK ★★★ (2018-11-26 00:12:48)
香港やドイツでライブを行い、欧州のレーベルが企画したANVIL、RUNNING WILDといったバンドのトリビュート盤に参加する等、アルバム・デビュー前から積極的に海外での活動にも目を向けていた北海道出身のHMウォリアー、堀田勝彦(Vo、G)率いるMAVERICKが'05年にSPIRITUAL BEASTから発表した1stアルバム。
音楽性の方は徹頭徹尾の正統派HMサウンド。JUDAS PRIESTからの影響を伺わせるツインGを絡ませながら、ACCEPTばりの質実剛健さをもってリフ&リズム&コーラスが突き進む様は、なんだったら「METAL」の5文字をそのまま音楽にしてしまったかのような成分無調整っぷりで微笑ましい限り。暑苦しい(誉め言葉)声質のVoは好き嫌いが分かれそうなタイプですが、堀田の歌うメロディが時折濃厚に発散する昭和風味の哀愁にはグッとくるものがありました。特に、イントロ
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PYG-PYG! Original First Album -Hana Taiyo Ame ★★★ (2018-11-26 00:08:57)
子供の頃に再放送で見た「帰ってきたウルトラマン」の劇中で
流れていたのが印象に残っているのですが、あれはシングル・バージョンなんですよね。
アルバムとシングル、両バージョンを聴くことができるという
ベスト盤を買おうかどうか悩んでいます。
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