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火薬バカ一代さんのページ
火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1401-1450
SAMSON-Shock Tactics-Riding With the Angels
SAMSON-Shock Tactics
TYGERS OF PAN TANG-Tygers of Pan Tang-Never Give In
TYGERS OF PAN TANG-Tygers of Pan Tang
FM-Atomic Generation
STRYPER-God Damn Evil
ALDO NOVA-Blood on the Bricks-Bright Lights
HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose-Roll the Dice
ALDO NOVA-Blood on the Bricks
TOKYO MOTOR FIST-Tokyo Motor Fist-Fallin' Apart
TOKYO MOTOR FIST-Tokyo Motor Fist-Love Me Insane
TOKYO MOTOR FIST-Tokyo Motor Fist-Pickin' Up the Pieces
TOKYO MOTOR FIST-Tokyo Motor Fist
TOKYO MOTOR FIST
THE DEFIANTS-The Defiants-Love and Bullets
THE DEFIANTS-The Defiants-Take Me Back
THE DEFIANTS-The Defiants
JIM JIDHED-Push On Through-Glorious
JIM JIDHED-Push On Through
HOLY SOLDIER-Holy Soldier-Stranger
HOLY SOLDIER-Holy Soldier-The Pain Inside of Me
HOLY SOLDIER-Holy Soldier-We are Young, We are Strong
HOLY SOLDIER-Holy Soldier
AMORPHIS-The Karelian Isthmus
EDGE OF SANITY-The Spectral Sorrows-Darkday
PARADISE LOST-Gothic-Eternal
PARADISE LOST-Gothic
EDGE OF SANITY-The Spectral Sorrows
MESHUGGAH-Contradictions Collapse
ERUPTION-Cloaks of Oblivion-Cloaks of Oblivion
ERUPTION-Cloaks of Oblivion-The Yearning
ERUPTION-Cloaks of Oblivion
SEPULTURA-Morbid Visions
TERRIFIER-Weapons of Thrash Destruction-Sect of the Serpent
TERRIFIER-Weapons of Thrash Destruction-Bestial Tyranny
TERRIFIER-Weapons of Thrash Destruction
TERRIFIER
GREAT KING RAT-Out of the Can-Be My Friend
STORMTHRASH-Systematic Annihilation-The Art of Destruction
STORMTHRASH-Systematic Annihilation
ARMORED SAINT-Delirious Nomad-Released
ARMORED SAINT-Delirious Nomad-Aftermath
ARMORED SAINT-Delirious Nomad
Overnight Sensation
IRON MAIDEN-Maiden Japan
KING KOBRA-Thrill of a Lifetime
HELIX-Walkin' the Razor's Edge-Young & Wreckless
HELIX-Walkin' the Razor's Edge
MICHAEL KISKE-Kiske-Mary in the Morning
MICHAEL KISKE-Kiske
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発言している25曲を連続再生 - Youtube



SAMSON-Shock Tactics-Riding With the Angels ★★★ (2018-05-16 23:46:35)

音質の向上によりシケシケ感が薄れ、
Gリフ主導でタイトに突っ走る様は
完全に80年代仕様のHMナンバー。
このハードな楽曲を手掛けたのが、
“I SURRENDER”や“SINCE YOU'VE BEEN GONE”の
イメージが強いラス・バラードってのが意外です。
個人的にはサンダースティックがもっと
派手に暴れてくれると尚良かったのですが。

SAMSON-Shock Tactics ★★★ (2018-05-15 23:29:20)

現IRON MAIDENのブルース・ディッキンソンや、覆面レスラー…もといドラマーのサンダースティックらを擁したNWOBHMの雄、ポール・サムソン率いるSAMSON、'81年発表の3rdアルバム。(邦題は『魔界戦士』)
彼らのカタログの中では、ポリスに通報待ったなしの変質者感バリバリな勇姿でサンダースティックがジャケットを飾り、そこに邦題『魔人襲来』がコクのある味わいを加えてくれていた2ndがお気に入りなのですが、勿論SAMSONの代表作として名高い本作も、質の高さで引けを取るものじゃありません。
IRON MAIDENばりにケレンの効いた音を期待すると拍子抜けしてしまう、HMというよりはHRと呼びたくなる70年代の残り香を漂わせたシンプルな作風は前2作を踏まえつつ、今回はこれまで以上にリフ志向が強まりリズムも疾走感を増す等、タイトに洗練された楽曲は、プロダクションの向上でシ
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TYGERS OF PAN TANG-Tygers of Pan Tang-Never Give In ★★★ (2018-05-15 00:15:48)

駆け抜けるリズムと、攻撃的なGリフの刻みっぷりが
名曲“GANGLAND”を彷彿とさせる疾走ナンバー。
サイクスもデヴァリルもいないTYGERS OF PAN TANGなんて
聴く気が起きないという方も、取り敢えずその判断は
この曲を聴いてからでも遅くはないですよ。

TYGERS OF PAN TANG-Tygers of Pan Tang ★★★ (2018-05-13 22:36:50)

看板メンバーだったジョン・サイクスとジョナサン・デヴァリルのWジョンは既にバンドを去って久しく、現在は唯一残ったオリジナル・メンバーのロブ・ウィアー(G)が司令塔役を担っているTIGERS OF PAN TANG、'16年発表の新作アルバム。
「虎だ!虎になるのだ!」ってな気迫に満ちたジャケット・イラストのカッコ良さに釣られて購入してみれば、これがアートワーク負けしない、聴き応え満点の充実作で思わず笑みがこぼれます。面子は地味でも、名盤『GANGLAND』(’81年)に収録されてたって違和感のないGリフ主導で畳み込む疾走ナンバーの名曲④を始め、本作はファンが期待する「らしさ」をしっかりと保持。のみならず、美しい泣きのバラード③や、哀愁に満ちたメロハー・ソング⑧等ではエモーショナルな表現力とメロディ・センスを、アグレッションと憂いに満ちたメロディが同居するOPナンバー①、TOPT流“
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FM-Atomic Generation ★★★ (2018-05-12 02:20:34)

英国のベテラン・ロック・バンドFMが、キャリア30周年を祝う企画盤『INDISCREET 30』のリリースを挟んで'18年に発表した新作スタジオ・アルバム。
FMと言えば、挨拶代わりのOPナンバー①が物語る通り、スティーヴ・オーヴァーランド(Vo)の絶品の歌唱力を活かしたブルージーな味わい漂わすメロディアスHRサウンドが持ち味。当然本作でもそうした渋めのテイストは保持されているわけですが、前作でデビュー作のリメイクにチャレンジしたことが良い刺激になったのか、今回は初期作を思わせるキャッチーなハードポップ風味も随所に編み込む等、FMがこれまで歩んできたキャリア(音楽的変遷)を肯定的に総括する内容に仕上がっています。
哀愁のメロディに、控えめながら的確に仕事をこなすGと美しいハーモニーが華を添える②、爽やかな微風の如く心地良い⑤、哀メロがキャッチーに弾む本編のハイライト・ナンバー
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STRYPER-God Damn Evil ★★ (2018-05-09 23:17:14)

雑誌レビューで辛めのコメントを頂戴していたり、発売日からまだ間もないのに早々に中古盤が出回っているのを見かけたり、更にOPナンバー①が、BLACK SABBATH風のGリフが刻まれ、サビをマイケル・スウィート(Vo)が吐き捨て気味にシャウトするという、STRYPER的に有りか無しかを問うたら、ブッチー武者扮するキリストが勢いよく×マークを掲げそうな(byオレたちひょうきん族)大胆極まる新機軸を打ち出した楽曲だったりと、内容に関しちゃ不安感マシマシにならざるを得なかった'18年リリースの新作アルバム。
尤も、②以降は従来のSTRYPER節を逸脱する作風ではありませんし、①だってよう聴けば単純にカッコいい正統派HMナンバーとして十分評価は可能。それに何より、タイトル通り正に“BEAUTIFUL”な⑧、ドラマティックなバラード⑨、攻撃的な疾走ナンバー⑩といった、マイケルの美声や盛り盛りの
…続き

ALDO NOVA-Blood on the Bricks-Bright Lights ★★★ (2018-05-08 23:03:01)

アルバムを快活に締め括るロック・チューン。
ノリノリの曲調にランニング・タイム6分越えは
ちと長過ぎると思われるやもしれませんが、
後半にたっぷりと尺を取って弾きまくられる
アルド・ノヴァのGソロが楽曲のハイライトたる
輝きを放っているので何の問題もありませんよ。

HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose-Roll the Dice ★★★ (2018-05-08 00:12:51)

'81年にNEAT RECORDSからリリースした7インチ・シングルの
タイトル・トラックで、この曲の評判がHEAVY PETTINに
POLYDOR RECORDSとの契約をもたらしたという。
DEF LEPPARDとの類似点を指摘されがちな彼らですが、
この名曲で炸裂するシャープなGリフ、疾走感に満ちたリズム、
Voが歌う憂いを帯びたメロディがスピーディに畳み掛ける様は、
まさに「ザ・NWOBHM!」なカッコ良さ。
現在では1stの再発盤にボーナストラックとして収録されています。

ALDO NOVA-Blood on the Bricks ★★★ (2018-05-07 23:40:03)

デビュー作『ALDO NOVA』(’82年)をスマッシュ・ヒットさせるも後が続かなかったカナダ人マルチ・ミュージシャン、アルド・ノヴァが、プロデュースから作曲、アレンジメントに至るまで、友人であるジョン・ボン・ジョヴィの全面協力を得てレコーディング作業を行い、「器用貧乏」のイメージを払拭するべく'91年に発表した勝負作の4thアルバム。
そんなわけで、ここで聴けるのは初期作にそこはかとなく漂っていたプログレ・ハード~産業ロック・テイストが一掃された、明るくスカッと抜けのいいアリーナ・ロック。一度耳にしただけで口ずさめてしまうキャッチーなサビメロをフィーチュアするOPナンバー①が明快に示す通り、そのサウンドはまさに80年代のBON JOVIを彷彿とさせます。
前述の疾走ナンバー①や、ジム・ヴァランスも曲作りに参加したパワー・バラード④、シンセを纏って爽やかに弾む⑤、雄大なスケー
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TOKYO MOTOR FIST-Tokyo Motor Fist-Fallin' Apart ★★★ (2018-05-03 09:33:11)

本編中においてはハード寄りの疾走ナンバー。
それでも盛り込まれたメロディのフックに鈍りは皆無。
作曲能力の高さのみならず、リフにリードに、
テクニカルで鮮烈なGプレイを連発する
スティーヴ・ブラウンの才能には瞠目せずにはいられません。

TOKYO MOTOR FIST-Tokyo Motor Fist-Love Me Insane ★★★ (2018-05-03 09:27:02)

聴いてるだけで身体が動き出す
溌剌と躍動するアップテンポのロック・チューン。
フレッシュなGソロといい、爽快なコーラスといい、
ライブで演ったら盛り上がること間違いなし。
DANGER DANGERの“ROCK AMERICA”タイプの名曲。

TOKYO MOTOR FIST-Tokyo Motor Fist-Pickin' Up the Pieces ★★★ (2018-05-03 09:23:32)

イントロだけで鼻腔一杯に80年代の薫りが広がり、
分厚いハーモニーに包まれた、爽やか且つキャッチーな
サビメロで夏のLAの青空を幻視出来てしまうという
1曲目からアルバムの完成度を確信するに十分な
ポップ・メタル・チューンの逸品。

TOKYO MOTOR FIST-Tokyo Motor Fist ★★★ (2018-05-01 23:46:31)

開店休業中のDANGER DANGERの空き時間を利用して、ブルーノ・ラベル(B)は元メンバーのポール・レインらとTHE DEFIANTSを立ち上げ、一方フロントマンのテッド・ポーリー(Vo)はTRIXTERのスティーヴ・ブラウン(G)をパートナーに、FRONTIER RECORDSのバックアップのもとTOKYO MOTOR FISTを結成。'16年にこの1stアルバムを発表しました。(リズム隊はRAINBOWやBLUE OYSTER CULT他の活動で知られるグレッグ・スミス(B)とチャック・バーギ(Ds)が参加)
先行して聴いたTHE DEFIANTSのアルバムは大変素晴らしい出来栄えでしたが、こっちもクオリティでは一歩も引けを取りません。1曲目のイントロにマカロニ・ウェスタンを名曲を配する等、全体的に哀愁味が強く出ていたTHE DEFIANTSに対し、本作はカラッと明るく爽快
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TOKYO MOTOR FIST (2018-05-01 23:40:50)

DANGER DANGERとTRIXTER。どちらもアメリカ東海岸出身で、古くから親交があったというテッド・ポーリー(Vo)とスティーヴ・ブラウン(G)が、FRONTIER RECORDSのセラフィノ・ペルジーノの後押しを受けて結成したプロジェクト(セラフィノ氏はデビュー作のエグゼクティブ・プロデューサーを担当)。リズム隊はこれまた東海岸のミュージシャン仲間であるグレッグ・スミス(B)とチャック・バーギ(Ds)のコンビが務めている。
ちなみに日本人的に「おっ」となるバンド名ですが…どういう意味なんでしょう?

THE DEFIANTS-The Defiants-Love and Bullets ★★★ (2018-04-30 22:56:57)

イントロにマカロニ・ウェスタンの名作“夕陽のガンマン”の
メイン・テーマがくっつけられた(曲中でもリプライズされる)
アルバムのOPナンバー。哀愁のメロディと美しいハーモニー、
ポール・レインの見事な歌唱に聞き惚れてしまいますね。

THE DEFIANTS-The Defiants-Take Me Back ★★★ (2018-04-30 22:52:03)

一緒に歌わずにはいられないキャッチーなコーラスを
フィーチュアして、ポップに躍動する80年代風味満点の
ポップ・メタル・チューン。爽やかに涼風の如く
吹き抜けるGソロも、楽曲の爽快感を盛り立ててくれます。
DANGER DANGERの“ROCK AMERICA”を愛する向きは
必聴の名曲ですよ。

THE DEFIANTS-The Defiants ★★★ (2018-04-29 08:13:09)

ブルーノ・ラベル(B)とポール・レイン(Vo)とロブ・マルチェロ(G)。DANGER DANGERで同じ釜の飯を食った元バンドメイトの3人が、近年のメロディックHR人気の高まりを背景に、FRONTIER RECORDSのバックアップを受けて立ち上げたプロジェクト、THE DEFIANTSが'16年に発表したデビュー作。
侮れない作曲センスでDANGER DANGERを支えるブルーノと、優れたシンガー/ソングライターとしてキャリアを積むポールが再タッグを組んだと聞けばそりゃ期待しないわけにゃいきませんが、事実、ポール在籍時代のDANGER DANGERの諸作をも凌ぐ品質を有する本作は、その期待にきっちり応えたメロディックHRの好盤に仕上がっています。
マカロニ・ウェスタン『夕陽のガンマン』の名曲“争いの後で”をアルバムのOPに据え、パワフルにロックする②へと繋ぐ高揚感溢れる展開
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JIM JIDHED-Push On Through-Glorious ★★★ (2018-04-26 23:44:33)

アルバムのOPナンバー。躍動感溢れる曲調に続いて
ジム・ジッドヘッドが美声を駆使して歌い上げる
爽快感と透明感と哀愁が絶妙なバランスで配合された
「フックの効いたメロディ」の見本のような
コーラス~ブリッジ・パートが涙モノの素晴らしさ。
北欧ハードポップの一つの理想形を体現した名曲ですよ。

JIM JIDHED-Push On Through ★★★ (2018-04-26 00:46:22)

名盤『ETERNITY』(’14年)で復活を遂げたALIENから、その後音沙汰が全然ないと思っていたら、フロントマンのジム・ジッドヘッドが12年ぶりにソロ作を発表。「仕方ねぇからアンタで我慢しといてやっか」ぐらいの何様目線で聴き始めてみれば、これがまぁメロハーの傑作。のっけから、去年の内に耳にしてたら年間ベスト・チューン候補入りは確実だったであろう強力なメロディック・ロックの名曲①が始まってしまい、速攻「舐めた態度取ったりしてスイマセンッした!」とスライディング土下座でひれ伏したくなったという。
声質自体に透明感と哀感が滲む伸びやかな歌声で、本編の主役を堂々務め切るジムのパフォーマンスが経年劣化と無縁なのは当然のこととして(ALIENで確認済みでしたし)、何より今作において特筆すべきは、楽曲のハイクオリティっぷりですよ。FIND MEのダニエル・フローレスやPALACEのマイケル・
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HOLY SOLDIER-Holy Soldier-Stranger ★★★ (2018-04-24 23:49:22)

適度なアグレッションに溌剌としたノリの良さ、
思わず一緒に歌いたくなるキャッチーなメロディに至るまで、
’91年のDOVE AWARDSにおいて「ベストHRソング賞」を
受賞したというのも納得のアルバムOPナンバー。

HOLY SOLDIER-Holy Soldier-The Pain Inside of Me ★★★ (2018-04-24 23:37:47)

哀愁に満ちたメロディを切々と歌い上げるVo、
2本のGが奏でる悲しくも劇的なメロディ、
それらを壮麗に彩るボーカル・ハーモニーetc.と
うっとりと聴き惚れてしまう
クリスチャン・メタル・バラードの逸品。

HOLY SOLDIER-Holy Soldier-We are Young, We are Strong ★★★ (2018-04-24 23:31:36)

リフにソロに、ツインGが生み出す
ヘヴィ・メタリックな切れ味と、
重厚なコーラス・ワークによって
醸成される華麗さとが同居した、
HOLY SOLDIERというバンドの
強みを端的に示してくれる名曲。

HOLY SOLDIER-Holy Soldier ★★★ (2018-04-23 09:01:44)

聖戦士と言えばダンバインですが(?)、こちらの聖戦士ことHOLY SOLDIERは、端正なイケメンが揃ったカリフォルニア出身の5人組クリスチャン・メタル・バンド。後にAORシンガーに転身を遂げるBLOODGOODのシンガー、デヴィッド・ザフィーロがプロデュースを手掛ける本作は'90年発表のデビュー作で、米ビルボードCCMチャートじゃ最高第7位を記録。翌年のDOVE AWARDS(クリスチャン・ミュージック界のグラミー賞?)においては「ベストHRソング/アルバム」二部門を受賞する等、いわゆる「STRYPERの弟分」バンドの作品の中では特に大きな成功を収めた1枚として知られています。
音楽性の方は、少々クセのあるハイトーンVo(でも十分上手い)とフラッシーに絡み合う2本のGが哀愁の旋律を歌い上げ、分厚いボーカル・ハーモニーが甘美なメロディを華やかに包み込む…ってな感じの、まさしくSTR
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AMORPHIS-The Karelian Isthmus ★★ (2018-04-22 00:02:25)

メロデス第一世代として頭角を現し、現在はその音楽性を孤高の域にまで引き上げることで本国フィンランドは勿論のこと、日本でも安定した人気を誇るAMORPHISが’92年に発表した1stアルバム。(日本盤は'95年に2ndアルバムと同時リリース)
本作で披露されているのは、地の底から轟く咆哮Voと重苦しく刻まれるリフ&リズムが、時に轟然と、時にじりじりと這い進む、基本に忠実なデス・メタル。全編に亘って北欧民族音楽由来の抒情メロディが満ち溢れ、メロディック・デス・メタル黎明期の名盤として知られる2nd『TALES OF TEN THOUSAND LAKES』(’94年)や、近年の傑作群における唯一無二のサウンドに比べると、まだまだ相当に粗削りな出来映えではあるものの、寧ろ今聴くと「あのAMORPHISも若い頃はブラスト・ビートを用いて遮二無二にブッ飛ばしてたんだなぁ」と、新鮮に感じる人もい
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EDGE OF SANITY-The Spectral Sorrows-Darkday ★★★ (2018-04-20 00:25:11)

重厚なイントロを豪快に蹴破ってスラッシーなリズムが疾走、
執拗に刻まれるGリフはササクレた音色ながら印象的な
メロディの流れをハッキリと宿していて、
更に中間部ではシンセを用いてドラマティックな曲展開を演出…と
最初期の一撃にして、既に「メロデス」のスタンダードを
ほぼ網羅してしまっている名曲であります。

PARADISE LOST-Gothic-Eternal ★★★ (2018-04-19 23:06:12)

響き渡るデス声Voが漂わす禍々しさと、
Gが淡々と反復するオカルト映画のテーマ曲みたいな
メロディが醸し出す、そこはかとなく荘厳な雰囲気が
組み合わさった、PARADISE LOST初期の名曲。

PARADISE LOST-Gothic ★★★ (2018-04-19 22:53:33)

PARADISE LOSTが'91年に発表し、「ゴシック・メタル」というHR/HMのサブ・ジャンル誕生に決定的な足跡を刻んだ2ndアルバム。何せタイトルからしてそのまんま『GOTHIC』ですし、曲によってはKeyやオーケストレーション、ソプラノVoによるお耽美な味付けも加えられていたりと、最初の第1歩にして既にこのジャンルに求められる要素を一通り網羅しているのだから凄い。いやこの場合は彼らがここで提示した要素が、後にゴシック・メタルに必要不可欠なスタンダードになっただけなのか。
尤も、本作の時点では飽くまでそれらはほんの彩りに過ぎず、地の底から湧き上がって来るかの如きニック・ホルムズの咆哮Voにしろ、蠢くGリフにしろ、中~低速をメインに泥濘の中をもがくように這い進むリズムにしろ、今時のゴシック・メタルのようなキャッチーさになんぞ目もくれないサウンドは、完全にデス・メタルのそれ。未だ
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EDGE OF SANITY-The Spectral Sorrows ★★★ (2018-04-19 00:26:53)

「世界初のメロディック・デス・バンド」については諸説入り乱れているようですが、自分が初めて耳にしたメロデス作品は、間違いなくスウェーデンが誇る異能の才人、ダン・スウァノ率いるEDGE OF SANITYが'93年に発表したこの3rdアルバム。
それまでもGソロがメロディアスだったり、Key類をアクセント的に用いるバンドはチラホラいましたけど、本作の場合、ダウン・チューニングされ破壊的音色で刻まれるリフ、轟然と畳み掛けるリズム、響き渡る重低音グロウルとが荒れ狂う様は完全にデス・メタルそのものでありつつも、Gリフやコード進行といった楽曲の構造自体にハッキリとメロディの流れが聴き取れるという、まさに《デス・メタルとメロディ。出会う筈のなかった2人が出会ってしまった――》と昼メロ調のナレーションを入れたくなるぐらい、斬新な(もしくはコロンブスの卵的な)発想のサウンドを提示。そりゃ「その手が
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MESHUGGAH-Contradictions Collapse ★★ (2018-04-17 23:20:36)

スウェーデンの人気者、MESHUGGAHが’91年に発表した、ちょくちょくPRAYING MANTISの2nd『PREDETOR IN DISGUISE』と空目するジャケット・イラストが目印(?)の1stフル・アルバム。
「ジェント」の提唱者とか、「実験的」「前衛的」、はたまた「エクスペリメント・メタル」「アバンギャルド・メタル」とか、ボンクラ・メタラーには敷居が高過ぎる難解なバンドとの印象が付いて回る彼らですが、かつて思い切って聴いてみた本作は、意外にも「インテレクチュアル・スラッシュ・メタル」の好盤として普通に楽しむことが出来てしまったという。
収録曲の大半が6~7分台という大作主義、メンバーの高度なテクニックが隙なく支える、変拍子やリフ/リズム・チェンジの多用により複雑に構築された曲展開等、後の作風へと至る萌芽を随所でチラ見させつつ、メリハリの効いた楽曲は終始適度な緊張
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ERUPTION-Cloaks of Oblivion-Cloaks of Oblivion ★★★ (2018-04-16 23:20:18)

美しく爪弾かれるアコギのイントロからスタートし、
欧州HMならではの憂いと翳り、それにドラマ性を湛えて
6分越えの長尺がパワフルに綴られるミッド・チューン。
実力が問われるタイプのこの手の楽曲も見事に熱唱する
シンガーの確かな実力に感心させられます。

ERUPTION-Cloaks of Oblivion-The Yearning ★★★ (2018-04-16 23:15:02)

スタスタと切れ味鋭く疾走するリズムは
スラッシュ・メタル然としたものながら、
攻撃的且つ豊かにメロディを歌うVoと、
流麗に絡み合うツイン・リードGが
パワー・メタリックな彩りも加えてくれるという
一粒で二度美味しい名曲。

ERUPTION-Cloaks of Oblivion ★★★ (2018-04-16 23:01:51)

中央ヨーロッパに位置するスロヴェニア(小学校で習った当時、あの一帯はユーゴスラビアと呼ばれていましたっけね)出身のHR/HMバンドとしては、初めて正式に日本デビューを飾ったと言われる、女性ベーシストを含む5人組が'17年に発表した3rdアルバム。
てっきりスラッシュ・メタル作品と思って購入に踏み切った本作でしたが、ここで実際に聴けるのは、モダンな感触も宿した音作りやアレンジの下、噛み付くような歌唱から朗々とした歌い上げまで柔軟にこなせる逸材Voの存在といい、ツインGが豊かに奏でるメロディといい、5~7分と尺が長めに取られている曲展開といい、どちらかと言えばパワー・メタル寄りの音楽性。アメリカン・パワー・メタルに、スラッシーなエッジと疾走感、それに如何にもヨーロピアンHM然とした翳りと憂いを湛えた旋律美、ドラマティックな曲展開を加味したサウンドは、失恋船長さんのご指摘の通りMETAL
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SEPULTURA-Morbid Visions ★★ (2018-04-15 00:05:13)

SEPULTURAの記念すべき1stフル・アルバム(’86年発表)。ちなみに’91年リリースの国内盤は、OVERDOSEとのスプリット仕様で発売されたEP『BESTIAL DEVASTATION』(’85年)をボーナス・トラックとして追加収録してましたっけね。
劣悪なプロダクションの下で炸裂するのは、エコーに埋もれた咆哮Vo、音質が不明瞭なせいで「刻む」よりも「蠢く」といった趣きのGリフ、ひたすら暴走を繰り返すリズムとがアンサンブル崩壊寸前の所をギリギリに突っ走る、オブスキュアなスラッシュ・メタル。
たった2日間で突貫レコーディングとか、金がなかったんでチューニングが狂ってるとか、スネア・ドラムは破けたままレコーディングに挑んだとか、数々の武勇伝に相応しい地下室臭をプンプンに漂わす本作において、まず何よりも優先されているのは初期衝動の発散。制作当時全員がローティーンだったとい
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TERRIFIER-Weapons of Thrash Destruction-Sect of the Serpent ★★★ (2018-04-13 00:40:21)

6分越えというアルバム最大の長尺曲。
(インスト序曲“RIDERS OF DOOM”も加えると8分越え)
尤も、だからといって構えた部分は殆どなく、
鮮烈に閃くツイン・リードGを始めとする
テクニカルな技巧と、目まぐるしい曲展開を盛り込みつつ、
暴風の如く一気呵成に吹き荒れる楽曲は
スラッシュ・メタル以外の何者でもないカッコ良さを
主張しています。

TERRIFIER-Weapons of Thrash Destruction-Bestial Tyranny ★★★ (2018-04-13 00:31:22)

てめえらの鼓膜から出血させたらぁ!ってな猛烈さで
冒頭からケツまで徹底的に刻み倒されるGリフの嵐と、
縦横無尽に弾きまくられるGソロの乱舞っぷりに
ひたすら圧倒される高速スラッシュ・ナンバー。

TERRIFIER-Weapons of Thrash Destruction ★★★ (2018-04-11 23:50:00)

カナダはバンクーバー出身の5人組が、'17年にTEST YOUR METAL RECORDSから発表した2ndフル・アルバムにして日本デビュー作。
お馴染みアンドレイ・ボウジコフ画伯が手掛けたジャケット・アートワークと、『WEAPONS OF THRASH DESTRUCTION』(直訳すると『スラッシュ破壊兵器』)なるストレート極まりないアルバム・タイトルが物語る通り、本作には終始ヤスリ声で叫び倒すハイテンション&ハイピッチVo、2本のGが刻んで刻んで刻みまくるクランチ・リフ、突進に次ぐ突進を繰り返すリズムとが暴風の如く吹き荒れる、80年代風味満点のスラッシュ・メタルが直球ど真ん中で放り込まれています。尤も、嘗てこの手の音を出していたスラッシャー勢に顕著だった「無理を通せば道理が引っ込む」スタイルとは異なり、メンバー全員が精緻な演奏スキルを有して、息つく暇なく性急に駆けずり回るサ
…続き

TERRIFIER (2018-04-11 23:42:39)

'03年に、VoとGによりカナダのヴァンクーバーにて結成。当初はSKULLHAMMERを名乗り、'11年に1st『DESTORYERS OF THE FAITH』を発表。メンバー・チェンジが繰り返されたことから、’12年にTERRIFEIERと改名する。(バンド名は「恐怖心を抱かせる物(人)」の意味するとか)
同年、『DESTORYERS~』をTERRIFEIER名義で再リリース、’13年には3曲入りEP『METAL OF DEATH』の発表、更に地元中心のライブ活動といった精力的な動きが実を結び、より強力な内容に仕上がった2nd『WEAPONS OF DESTRUCTION』でもって日本デビューを飾った。

GREAT KING RAT-Out of the Can-Be My Friend ★★★ (2018-04-11 00:26:15)

言わずと知れたFREEの名バラードのカヴァー。
「高い声が出せる」「音程が正しく取れる」だけでは
決して歌いこなせないこの難曲を、
本家ポール・ロジャースに肉薄する情感の豊かさで
熱唱するリーフ・スンディンのVoの素晴らしさよ。
その濃厚なエモーションの迸りっぷりに酔いしれます。

STORMTHRASH-Systematic Annihilation-The Art of Destruction ★★★ (2018-04-11 00:13:15)

憎々し気なシャウトVoを乗せて
鋭利なGリフが小気味よく刻まれ、
緊迫感を伴いつつ疾走するという
このバンドの魅力が端的に示された名曲。
特に、劇的且つテクニカルにハモるツイン・リードGが
流麗に狂い咲くインスト・パートは
ガッツポーズ級のカッコ良さですよ。

STORMTHRASH-Systematic Annihilation ★★★ (2018-04-09 23:45:02)

ベネズエラ出身のHR/HMバンドとしては本邦初登場となるらしい5人組スラッシャー、’17年発表のデビュー作。余談ですが、帯に書かれた《世界トップクラスの治安の悪さを誇る都市カラカスから登場したスラッシュ・バンド!》なる惹句を読んで「治安は関係ねーだろ、治安は」とちょっと笑ってしまいましたよ。言わんとすることは伝わりますけども。
そんな凶悪な南米出身で、しかも発表当時「世界最速」と評されたSLAYERの名曲“CHEMICAL WAFARE”をカヴァーしているとあっては、さぞかし特攻上等のプリミティブなスラッシュ・メタルをブチかましてくれそうなものですが、ここでバンドが志向しているのは、ある種の思慮深さも漂わせたサウンド。決してお高く留まっているわけじゃなく、新人スラッシャーらしい前のめり感も当然の如く全編に横溢させつつも、それと同じくらい、押しと引き、緩と急、メリとハリといった整合性
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ARMORED SAINT-Delirious Nomad-Released ★★ (2018-04-08 22:13:23)

Bソロや、印象的なツインGによるハーモニーを散りばめつつ、
アルバムのラストを威勢よく突っ走って締め括る疾走ナンバー。
メタル・アルバムたるもの、やはりラストは
疾走ナンバーで締め括られねば。

ARMORED SAINT-Delirious Nomad-Aftermath ★★★ (2018-04-08 22:08:58)

湿ったメロディにドラマティックな曲展開と、
2ndアルバム中において最もヨーロピアンHM風情を
感じさせる名曲。声質に華はなくとも、
ジョン・ブッシュの熱唱は確実に
この曲の盛り上がりに貢献していますよ。

ARMORED SAINT-Delirious Nomad ★★ (2018-04-08 21:55:12)

デビュー作はセールス面で不発に終わったものの、ARMORED SAINTはメジャーのCHRYSALIS RECORDSに踏み止まって、’85年に本2ndアルバムを発表しました。
鎧風衣装で身を固めたメンバーの勇姿や、名曲“MARCH OF SAINT”のイントロに配されたムソルグスキーの“キエフの大門”のインパクトに釣られて「勇壮で劇的な作品に違いない!」と勢い込んで1stアルバムを聴いてみたら、確かに「正統派HM」としか形容のしようのない硬派な音楽性なれど、と同時にグルーヴィでアメリカンなノリも強く打ち出されたサウンドと、ジョン・ブッシュ(Vo)のオッサン声に拍子抜けしてしまい、この2ndアルバムまで辿り着かない人が結構な数存在する…との説がそれなりの説得力を持つことは、当サイトにおける本作の得票数の少なさが証明する通り。
同時代のLAメタル勢に比べるとケレンやキャッチーさ
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Overnight Sensation ★★★ (2018-04-08 00:52:24)

この前の曲がラップ調の楽曲で「ちょっと勘弁してよ」と
挫けそうになったメタル魂を、一気に奮い立たせてくれる
ハード・ナンバーにして、本編後半の反転攻勢の口火を切る
2ndアルバムのハイライト的名曲。

IRON MAIDEN-Maiden Japan ★★★ (2018-04-04 23:43:19)

IRON MAIDENが’81年に行った来日公演の模様を収めた実況録音盤(収録会場は愛知厚生年金会館)。邦題は『ヘヴィ・メタル・アーミー メイデン・ジャパン・ライブ!』で、ジャケットに踊る「日本」「女」という怪しげな日本語が微笑ましい。
収録曲は全4曲と、ボリューム的には少々食い足りない感があるものの、ポール・ディアノ&クライヴ・バー在籍時代のIRON MAIDENの荒々しいライブの一端を垣間見ることが出来る作品としてファン人気は高い。また、切り取ったディアノの生首を掲げるエディがジャケットに描かれたベネズエラ盤が、コレクターズ・アイテム化しているのもよく知られた話。余談ですが、自分が持っているのは『MAIDEN JAPAN』に“PURGATORY”と“GENGIS KHAN”、ニコ・マクブレインが駄弁りまくる“LISTEN WITH NICKO! PARTⅢ”を追加収録した全7曲
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KING KOBRA-Thrill of a Lifetime ★★★ (2018-04-03 23:48:09)

「人工甘味料チックなイケメン4人と成分無調整のオッサン1人」というビジュアル戦略や、楽曲のクオリティも万全だったのに、なぜかデビュー作『READY TO STRIKE』がコケてしまったカーマイン・アピス率いるKING KOBRA。万全過ぎたイメージ戦略が逆に「作られたバンド」感を強調してしまい足を引っ張ったのか…。ともかく、その失敗を踏まえた'85年発表の本2ndアルバム(邦題『街角のスリル』)では音楽性を転換。HR/HM色を薄めた代わりに、Key類やポップなメロディが大幅増量された、AOR/産業ロック方向へと大きく舵を切ったサウンドに仕上がっています。
映画『アイアン・イーグル』主題歌⑥はともかく、ラップ調の⑦まであったりする節操のなさは如何なものかと思いますが、聴き進めていくと実は本編後半では、哀愁を帯びて駆け抜ける隠れた名曲と言うべき⑧や、キャッチーなコーラスがライブ映えしそ
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HELIX-Walkin' the Razor's Edge-Young & Wreckless ★★★ (2018-04-02 23:04:17)

タテノリのロックンロールを得意とするHELIXですが
Gリフの鋭さ、その上に乗るシンガーのカミソリ声、
ノリ良く合唱を誘発するメロディと、
この曲は完全にメタル。いやカッコイイ。

HELIX-Walkin' the Razor's Edge ★★ (2018-04-01 23:51:14)

RUSHやTRIUMPHほどじゃないにしろ、「本国やアメリカではそれなりの知名度を誇っているのに、ここ日本では全く認知されていないバンド」のカナダ代表としてその名が度々挙げられるHELIX。斯くいう自分も(名前の語感と音楽性が似ているせいか)スイスのKROKUSと時々ごっちゃになる程度の認識でして。本作はそんな彼らが米メジャーのCAPITAL RECORDSから'84年に発表するや、世界的なHMブームを追い風に、米・加ビルボード・チャートの上位にランクイン。最終的にはプラチナム認定を受けるぐらい売れまくった4thアルバムにして代表作たる1枚であります。
「R!O!C!K!ROCK YOU!」というHM版“ヤングマン”みたいなコーラスが、本編開巻を威勢よく宣言するスマッシュ・ヒット曲①(最高第27位)が体現するように、HELIXが聴かせてくれるのは、カミソリ声のシンガーのシャウトも映
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MICHAEL KISKE-Kiske-Mary in the Morning ★★★ (2018-04-01 00:39:12)

“Mr.BASS MAN”の大ヒットで知られるジョニー・シンバルと、
マイケル・ラシュコウ共作の哀愁のバラード。
エルヴィス・プレスリーのバージョンがつとに有名で、
マイケル・キスクも敬愛するエルヴィスをかなり意識した
ダンディな歌唱スタイルで歌い上げています。
キスクってばこういう歌い方も出来るんだ!と新鮮な驚きを
覚える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
(ライブでは以前から即興でこうした歌唱法を披露していましたけども)

MICHAEL KISKE-Kiske ★★★ (2018-03-29 23:24:10)

マイケル・キスクのHELLOWEEN合流を祝って、今更彼氏のソロ・アルバムを落穂拾い。
キスクと言えば、誰よりも上手くメタルを歌うが、そもそもメタルを歌うことはあんまり好まないという、グラハムのやっさんに通じるアンビバレンツな性質の持ち主。それゆえHELLOWEEN脱退以降はHR/HMと距離を置こうとする姿勢を、特にソロ・アルバムにおいては鮮明に打ち出していて、それは'06年発表のこの3rdソロ・アルバムでも変わっていません。疾走ナンバーは勿論のこと、エレキGすら殆ど聴こえてこない本作は、リラックスした伸びやかな「歌」と、アコギによって奏でられる人肌の温もりを湛えた「メロディ」が主役を務める、ハート・ウォーミングなサウンドが追求されています。
正直、もし発表当時にこのアルバムを聴いていたならば「またこの路線か…」と溜息の一つも漏らしたことは想像に難くありません。しかし頑なだっ
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