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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1501-1550
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Sheriff-Sheriff ★★★ (2018-07-26 22:45:03)
バンド解散後の‘89年にラジオを起点に火が点き、最終的には(国内盤CDの帯に誇らしげに表記されている通り)全米チャート№1の座を獲得するリバイバル・ヒットとなった名バラード“WHEN I’M WITH YOU”を収録する、カナダの5人組SHERIFFが’82年に残した最初で最後のフル・アルバム。
自分はフレディ・カーシ(Vo)とスティーヴ・デマーチ(G)が結成したSHERIFFの後継バンドというべきALIASを先に聴き、そこから遡って本作を入手したのですが、基本的に両者の音楽性は同一。どちらも大陸的ポップ・センスと、欧州風味の仄かな哀愁がない交ぜのキャッチーなメロディに彩られたカナディアン・メロディアスHRを持ち味としていて、幾分AOR/産業ロック色が強まっていたALIASに比べると、こちらの方はフレディが微笑ましいぐらい元気一杯にハイトーンVoを決めまくり、スティーヴのGが溌剌と
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UNRULY CHILD-UC III-Bring Me Home ★★★ (2018-07-25 22:48:53)
フィリップ・バードウェルの情感に満ちた歌唱力と
ブルース・ゴウディの泣きを湛えたエモーショナルなGソロに
うっとりと聴き惚れてしまう感動的な名バラード。
楽曲の劇的さを盛り上げるKeyも効果的に運用されています。
UNRULY CHILD-UC III ★★ (2018-07-25 01:02:13)
元STONE FURY~WORLD TRADE等の活動で知られるブルース・ゴウディ(G)が結成したバンドが、'02年に発表した3rdアルバム。なのでタイトルもシンプルに『Ⅲ』。
マーク・フリー、ケリー・ハンセンという歴代シンガーの後釜として、三代目フロントマンの座に就いたのはフィリップ・バードウェル。確かこの人の歌声を初めて耳にしたのが本作だったと記憶しておりますが、ハードナンバーからバラードまで、時にパワフルに、時に情感豊かに歌いこなす実力者ぶりに感心すると共に、毎度のことながらアメリカのHR/HMシーンの選手層の厚さに驚きを禁じ得なかったという。
正直、楽曲の方は少々地味な出来栄えで、フィリップの見事な歌唱に助けられている感が無きにしも非ず。時代を感じさせる飾り気に乏しいサウンド・プロダクションの下、フックの弱い1曲目、2曲目と流れて行った時には、一体どうなることかと冷や
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CASANOVA-One Night Stand-Ticket to the Moon ★★★ (2018-07-23 23:59:06)
思いっきりアメリカンに振り抜いたグルーヴィーなロック・ナンバー。
しかしながら高いヒット・ポテンシャルを感じさせるサビメロは、
一緒に歌わずにはいられないキャッチネスが充満していて、
バンドの非凡な曲作りのセンスに感服させられる次第。
CASANOVA-One Night Stand-Seal It With a Kiss ★★★ (2018-07-23 23:53:16)
アルバムを締め括る、これまた欧州風味の哀愁が匂い立つメロディックHRチューン。
但し、ベタつかずサラッと爽やかな辺りがこのバンドならでは。
その優れたメロディ・センスを的確に的確に引き立てる
マイケル・ヴォスのハスキーなシャウトと
ステファン・ノーマイアのセンスの良さを感じさせるGソロも美味なり。
CASANOVA-One Night Stand-Dead Man's Hand ★★★ (2018-07-23 23:47:46)
イントロからして欧州風味の哀愁が漂う疾走ナンバーで、
こういう曲を演ってもハマるのがCASANOVAの強み。
シャープなスピード感、その上に乗るマイケル・ヴォスの
胸焦がすシャウトにメタル魂がメラメラと燃え上がる
アルバムでも1、2を争うお気に入りの楽曲ですよ。
CASANOVA-One Night Stand ★★★ (2018-07-22 23:51:58)
メロディック・パワー・メタル勢が一大勢力を形成していた90年代のドイツHR/HMシーンにおいて、アメリカナイズされたHRサウンドを武器にするバンドとして、FAIR WARNING、PINK CREAM 69と並んで気を吐いたCASANOVA、’92年発表の2ndアルバム。確か自分が初めて買った彼らの作品はコレでしたよ。
パワフルな疾走ナンバー①、高いヒット・ポテンシャルを感じさせるキャッチーな②、思わず一緒に歌いたくなるライブ映えしそうな③という、CASANOVAというバンドの持ち味が凝縮された開巻早々の流れが物語る通り、アコースティック・ギターと開放的なコーラス・ワークを有用して、ドライでブライトな雰囲気を醸成するサウンドは、メンバーの垢抜けたルックス同様にアメリカンな雰囲気が色濃く漂ってきます。
但し、マイケル・ヴォス(元MADMAX)の灼熱Voはメタリックなエッジを宿し
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RIVERDOGS-Riverdogs ★★★ (2018-07-19 23:27:53)
WHITESNAKEを脱退したヴィヴィアン・キャンベル(G)がメンバーに加わったことで、それまでの無名の存在から注目のニューカマーへと一気にレベルアップを遂げたRIVERDOGSが、'90年に発表したデビュー作。(邦題は『荒野の叫び』)
ちょうどこの時期、HR/HMシーンは80年代を席巻した煌びやかなLAメタル・ムーブメントに対する揺り返し現象として、「ルーツ回帰」を旗印に掲げるブルーズ志向が一大トレンドの様相を呈しており、本作でRIVERDOGSが奏でているのも、シンプルなトリオ編成、過度な装飾を排したアレンジ、全編から溢れ出す地に足の着いた歌心…と、間違いなくそうした流れの中に位置付けられるブルージーなHRサウンド。
但し、エモーショナルなVoとGの共演に聴き惚れる哀愁のバラード⑤を始め、ここには「とりあえず流行にいっちょ噛み」的な付け焼刃感や、軽薄さは皆無。一方で地味に
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BATON ROUGE-Lights Out on the Playground-The Price of Love ★★★ (2018-07-18 22:37:41)
メジャー・キーとマイナー・キーを巧みに使い分けることで
楽曲に鮮やかなコントラストを生み出す
このバンドならでは曲作りのセンスが光る
アルバムでも1、2を争う名曲。
PVが作られたのも納得ですよ。
世が世なら大ヒットしてもおかしくなかったのに・・・。
BATON ROUGE-Lights Out on the Playground-Tokyo Time ★★★ (2018-07-18 22:32:43)
アルバムの購入動機もこの曲聴きたさだったことを思い出しましたよ。
そして実際、こっちの膨らんだ期待にきっちりと応えてくれた名曲。
ポップな曲調と哀感を含んだキャッチーなコーラスが
このバンドの曲作りの腕前の確かさを物語っています。
タイトル負けしていません。
BATON ROUGE-Lights Out on the Playground ★★★ (2018-07-17 23:35:20)
ジョン・サイクス、ジョン・ノーラム、マイケル・シェンカーといった凄腕ギタリスト達との仕事で知られるシンガー、ケリー・キーリングのキャリアの出発点となったバンドが、新たにサイド・ギタリストを加え5人組となって’91年に発表した2ndアルバム。
名作と評判の1st『SHAKE YOUR SOUL』は、グランジ/オルタナ・ロックを演っていそう不気味なジャケットの印象が悪過ぎて購入をスルーしてしまったため、我が家にあるBATON ROUGE作品は本作のみ。前作同様ジャック・ポンティがプロデュースを担当しているものの、よりへヴィに、そして時節柄ブルーズ色が強まった作風がイマイチ評判が宜しくないようなのですが、いやいや。ハイクオリティなアメリカンHR作品として、個人的にはかなり愛聴している1枚であります。
確かに⑫みたいなもろブルーズ路線の楽曲もありますが、ケリーのタメを効かせたエモーシ
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LETHAL-Programmed-Killing Machine ★★★ (2018-07-16 09:04:45)
前曲である美しく抒情的なアコギ・バラード“PRAY FOR ME”と
セットでお楽しみ頂きたいアルバムのラスト・ナンバー。
高い技量に溺れることなく、魅力的なメロディの創出に注力する
「できている」VoとGを伴い、適度な疾走感を湛えて盛り上がる
トリに相応しいドラマティックな逸品。
Gが奏でる終盤のフレーズにバンドのルーツが透けてみえます。
LETHAL-Programmed-Fire in Your Skin ★★★ (2018-07-16 08:53:30)
もったいぶるイントロから、テンポアップしてスタートする構成が
ドラマティックなアルバムのOPナンバー。
印象的なフレーズをビシバシ撃ち込むツインGと、
負けじとハイトーンで歌いまくるVoとが、
テクニカルな曲展開に緊張感をもたらし
この手のバンドの楽曲にありがちな冗長さや独りよがり感を
排除してくれています。
LETHAL-Programmed ★★★ (2018-07-15 00:13:12)
オハイオ州シンシナティ出身のツインGを擁する5人組が、'90年にMETAL BLADE RECORDSから発表した1stアルバム。(日本盤はアポロンから’92年になってリリース)
リフにソロに縦横無尽に駆け巡るツインGはJUDAS PRIESTから、Dsに寄り添い堅牢にリズムを支えるだけでなく、メロディアスに動き回ってGに対するカウンター・パートの役割もこなすBはIRON MAIDENから、そしてプログレ・メタル・テイストを飲み込んだテクニカルな曲展開はQUEENSRYCHEから…と、それぞれ影響を伺わせ、総合すると非常に「SHRAPNELメタルっぽい」という結論に落ち着く正統派HMサウンドが託されている本作。SHRAPNELメタルと異なる点と言えば、団子状ではない音作り。それとメチャウマな実力派シンガーを擁している点でしょうか?(失礼な)。もろジェフ・テイト型なこのシンガーの歌唱
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MEKONG DELTA-Lurking Fear ★★★ (2018-07-12 22:24:34)
鬼才ラルフ・ヒューベルト率いるMEKONG DELTA、'08年発表の復活第2弾アルバム。
実験精神が先走っていた90年代後期の作品に比べると、'05年の復活以降に発表された作品はどれも独産スラッシャーならではの切れ味と攻撃性、テクニカルな演奏の応酬がもたらす張り詰めたテンションという、従来のMEKONG DELTA節が大幅回復。特に本作はジャーマン・メタル・シーン屈指の凄腕ドラマー、ウリ・カッシュが参戦しているということもあり、事前の期待値の高さにゃ並々ならぬものがありましたが、変拍子を交えた神経症気味曲展開と有無を言わせぬ突進力で、その期待に見事に応えてくれているのは流石。
欲を言いえば、個性的且つ押し出しの強い楽器陣に完全に存在感を抹消されてしまっているVo(ANGEL DUSTやSCANNERに在籍していた人物らしい)は、多少ヘタクソでももっとキャラの立った声質の持ち
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Millennium-Awakening-False Reality ★★★ (2018-07-11 23:13:42)
バンドの漲るやる気が乗り移ったように
アグレッシブに刻まれるGリフに先導されて突き進む
アルバムOPナンバー。
一方で、昔から変わらぬマーク・ダフィの錆声Voと
メロディック且つドラマティックに絡み合うツインGが
変わらぬMILLENNIUM印を楽曲に刻んでくれているという。
Millennium-Awakening ★★★ (2018-07-10 23:25:47)
お蔵入りの2nd『CAUGHT IN A WARZONE』(’15年)を世に出して復活の狼煙を上げた英国のMILLENNIUMが、'17年に発表した再結成第一弾アルバム。つまり3rdか?
中心人物のマーク・ダフィ(Vo)は、TORANAGAの復活作も水準以上の内容に仕上げてくれた実績があるため(あっちの作曲者は別人だけど)、聴く前からある程度信頼はしていましたが、「今時の若い奴らには負けへんでぇ!」とばかりにのっけからアグレッシブなGリフが繰り出される1曲目のイントロだけで、こちとら思わず顔が綻んでしまったという。
アグレッシブといっても、無理して流行に手を染めてみました…なんてことは勿論なく。長らくMILLENNIUMの唯一作だった1stでは、どちらかと言えばPRAYING MANTISの系譜に連なるメロディアスなHMサウンドが持ち味だった彼らが、本作ではエピック・メタルの
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SAMSON-Survivors-Wrong Side of Time ★★ (2018-07-09 23:43:07)
名曲“TOMORROW OR YESTERDAY”のインパクトに掻き消されがちですが、
こちらも英国産HRらしい陰気なメロディと気だるげな雰囲気を身に纏わせて
終盤ぐぐっと盛り上がっていく様がなかなか聴かせてくれる
バラードの逸品に仕上がっています。
SAMSON-Survivors-Tomorrow or Yesterday ★★★ (2018-07-09 23:36:47)
NWOBHM勃発を世に知らしめたオムニバス・アルバムの名盤
『ヘヴィ・メタルへの招待』にも提供されたSAMSONの代表曲の一つ。
ゲスト参加のコリン・タウンズの抒情的なピアノをフィーチュアして
バラード調に始まり、中間部はハード且つドラマティックな盛り上がりを
聴かせてくれる曲展開は、ほんのりプログレッシブ・ロックからの影響も感じられます。
やいのやいの言われるポール・サムソンのVoですが、
ここで聴くことのできる哀愁に満ちた歌声は実にあじわい深くグーですよ。
SAMSON-Survivors ★★★ (2018-07-09 01:01:31)
NWOBHM勢の中ではいち早くデビューを飾ったSAMSONが、シングル『TELEPHON/LEAVING YOU』(’78年)に続いて’79年に発表した1stアルバム。
散々言われている通り、本作に関してはNWOBHMそのものな音を期待すると間違いなくスカされますんで要注意。邦題からジャケット・デザイン、サンダースティックのドラミング、そして楽曲に至るまで、ブルース・ディッキンソンが加入して飛躍的なパワーアップを遂げる次作『魔人襲来』(’80年)に比べると、ブルーズ、ブギー、ロックンロールのエッセンスと、70年代HRのノリを色濃く宿したサウンドは、イマイチ華に乏しいポール・サムソンのVoと相俟って、地味な印象が拭いきれないのは間違いありません。
但し、そうした諸々の注意点を飲み込んだ上で改めて聴き直せば、地味さは「味わい深さ」に早変わり。収録曲の粒は必要にして十分揃っているこ
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TRESPASS-Footprints in the Rock-Footprints in the Rock ★★★ (2018-07-07 00:22:42)
本編中においてはハード寄りな仕上がりを聴かせるアルバム表題曲。
仄暗い緊迫感を湛えてGが奏でるメイン・メロディが耳に残ります。
ツイン・リードGのメロディアスな絡みや、
Voの(良い意味で)垢抜けない歌メロがいかにもNWOBHMな趣き。
HR/HM史に足跡を刻みたいというメンバーの思いが託されたタイトルも秀逸ですよ。
TRESPASS-Footprints in the Rock-Mighty Love ★★★ (2018-07-07 00:14:38)
適度な疾走感と印象的なテーマ・メロディ、
一緒に歌いたくなるキャッチーなコーラスを有する
これまたNWOBHMの匂いを濃厚に現代に伝えてくれる
アルバムのハイライト・ナンバーの一つ。
Gソロも聴き応えあり。
TRESPASS-Footprints in the Rock-Be Brave ★★★ (2018-07-07 00:07:50)
ヘタウマVoが歌う曇天模様の歌メロといい、
早歩きのテンポに乗せて、伸びやかにハモるツインGが
奏でる湿った旋律といい、80年代初頭のTRESPASSが
そのまんま現代に蘇ったかのような逸品。
初期PRAYING MANTIS好きにもお薦めです。
ROCKHEAD-Rockhead-Hell's Back Door ★★★ (2018-07-05 22:02:47)
THE CULLTのビリー・タッフィー(G)がゲスト参加。
本編中最もヘヴィ・メタリックな質感を宿して
快活に弾む逸品。個人的にアルバムでも1、2を争うぐらい
お気に入りの楽曲です。
ROCKHEAD-Rockhead-Warchild ★★★ (2018-07-05 21:59:15)
7分以上に及ぶ大作ナンバー
ストリングスも取り入れた、少々エキゾチックな雰囲気漂わす重厚な曲調は
国内盤の解説で指摘されている通り、ちょっぴりLED ZEPPELINの
“KASHMIR”に通じるものを感じなくもないという。
TRESPASS-Footprints in the Rock ★★★ (2018-07-04 00:21:04)
サットクリフ兄弟を中心に結成され、'99年にはNWOBHM勃発から20周年を祝う記念ライブに出演するため初来日も果たしているTRESPASS、'18年発表の復活第2弾アルバム。(タイトルが良いですよね)
‘93年リリースの最初の再結成アルバムでは、流行に飲み込まれたダーク&へヴィな作風を披露してファンに盛大に溜息を吐かせたTRESPASSでしたが、今作では往年の「らしさ」を大幅回復。どれぐらい回復したかと言えば、そもそも彼らの作品はシングルや初期デモ音源を取りまとめた編集盤『THE WORKS』(’92年)しか聴いたことがない自分のような手合いですら、「実にTRESPASSらしい作品!」と膝を打ってしまったぐらいに。
特に頭3曲は強力で、湿気ったリフ、印象的なハーモニーを奏でるツインG、くぐもった声質で煮え切らない歌メロを拾っていくマーク・サットクリフのヘタウマVo…と、何か
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DEMON-British Standard Approved-Wonderland ★★ (2018-07-03 00:18:35)
曲調は明るくポップですが
歌詞は「ワンダーランド」(当時の英国)を皮肉っているという
英国バンドらしいDEMONのシニカルなセンスが堪能できる
爽やかなハードポップ・チューン。
DEMON-British Standard Approved-Proxima ★★★ (2018-07-03 00:15:28)
壮大でドラマティックなバラード。
スティーヴ・ワッツのKeyをバックに
主役として堂々たる歌いっぷりを披露する
デイヴ・ヒルの「実力派シンガー」ぶりが聴きモノです。
DEMON-British Standard Approved ★★ (2018-07-01 21:54:22)
今作への参加を最後に、病没したオリジナル・メンバー、マルコム・スプーナー(G)に捧げられている’85年発表の4thアルバム。
前作『悪魔主義』で開眼したプログレッシブ・ロック路線に更に大胆に踏み込んでおり、DEMON史上最大の問題作といえば、真っ先に本作の名前が思い浮かぶ人も多いのではないかと。タイタニック号がモダン・アート調に描かれたジャケット、やがて沈みゆく豪華客船と、アルバム制作当時の閉塞感漂う英国の世相を重ね合わせたコンセプト、個々の楽曲のインパクトより、滑らかに紡がれる作品全体の構成を重視した作り、そして何より実力派シンガーぶりが板に付いてきたデイヴ・ヒル(Vo)の歌唱と、スティーヴ・ワッツ(Key)の鍵盤捌きを両軸に展開されるサウンドに、最早NWOBHM色は勿論、バンド名から想起するような悪魔感も皆無。PINK FLOYDを引き合いに批評されたという本作について、国内盤
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JERUSALEM-Jerusalem-Beyond the Grave ★★★ (2018-07-01 00:42:31)
呪詛の詠唱を思わせる朗々響き渡るVo、
バンド名に相応しいエキゾチックな味わいのメロディを奏でるGとが
怪しげなムードを醸成するアルバム後半のハイライト・ナンバー。
ちょっぴり60年代サイケデリック・ロックの名残りも感じられたり。
JERUSALEM-Jerusalem-Murderer's Lament ★★★ (2018-07-01 00:29:59)
“殺人者の悲歌”なる邦題に相応しい、オカルト・ロック的
不気味さとへヴィネスが横溢する曲調と、
Voの歌メロを始め、人を食ったような軽快さとが同居した
独特の味わい漂う逸品。
JERUSALEM-Jerusalem-Frustration ★★★ (2018-07-01 00:24:25)
ブルーズやプログレとは一味違う、
疾走感溢れるGを前面に押し出して走り抜ける曲調が
メタリックなアグレッションを放つOPナンバー。
元祖NWOBHM的な扱いを受けているのも納得ですよ。
JERUSALEM-Jerusalem ★★★ (2018-07-01 00:19:39)
結成時期やメンバーの動向等、バイオに未だ空欄が目立つ謎多き英国の5人組が'72年に残した唯一のフル・アルバムで、00年代に入ってCD化されるまで長らく入手困難な状態が続いたことから「幻の名盤」扱いされていた1枚。(現在は紙ジャケ国内盤が容易に入手可能)
ブルーズやプログレ臭の薄い、直線的且つスピーディに押して来る、同時代のHR作品と比較しても頭抜けてアグレッシブなサウンドから、NWOBHMを引き合いに出して語られる機会が多いという話も納得の本作。流石に現代の感覚からすると音作りは素朴で隙間も目立ちますが、楽曲が放つインパクトは今もって全く色褪せてはいません。
腕の立つ面子が余裕綽々で高度な演奏バトルを繰り広げるのではなく、20歳そこそこの無名の野郎共が、演奏は多少荒っぽくとも爪先立ちでHRの限界を押し広げようとするかの如く突っ走る様は、まさに元祖NWOBHM。1曲だけ飛び抜け
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RALPH SANTOLLA-Shaolin Monks in the Temple of Metal-Sartori ★★★ (2018-06-27 23:30:45)
和音階を取り入れた抒情ナンバー。
アルバム・タイトルやアートワークに呼応する
穏やかで平安に満ちた曲調は
まさに悟りの境地を描き出すかの如し。
RALPH SANTOLLA-Shaolin Monks in the Temple of Metal-Starlight ★★★ (2018-06-27 23:26:31)
2ndソロをTENのヴィニー・バーンズが、
エンディングのソロをFAIR WARNINGのヘルゲ・エンゲルケが、
リズム・セクションをEMERALD RAINのメンバーがゲストとして
固めていることでも注目すべき楽曲ですが、
何より素晴らしいのは歌謡曲的ですらある哀愁のメロディの煽情度。
ラルフのよく歌うGがそれを効果的に盛り立てています。
RALPH SANTOLLA-Shaolin Monks in the Temple of Metal-Red Baron ★★★ (2018-06-27 23:21:33)
時に流麗に、時にクラシカルに、そして時にエモーショナルに
哀愁を湛えたメロディを奏でながら駆け巡るGプレイに聴き惚れる
歌なしのハンデを全く感じさせないインストの逸品。
ラルフ自身が奏でるピアノも非常に効果的です。
MILLENIUM-Hourglass-Power to Love ★★★ (2018-06-26 23:07:17)
「爽快」という言葉をHRナンバーに仕上げたら、
こんな楽曲になるんじゃねえか?という。
ラルフ・サントーラの作り出したパワフル且つキャッチーな楽曲と
ヨルン・ランデの灼熱のパワーVoが見事な化学反応を起こした
メロディックHRチューンの理想形を示す名曲中の名曲。
RALPH SANTOLLA-Shaolin Monks in the Temple of Metal ★★★ (2018-06-26 23:01:35)
自分がHR/HMを聴くようになって以降にデビューを飾ったミュージシャンの訃報に触れるのはやるせなさが過ぎるでしょうと、ラルフ・サントーラ死去の報を知り、彼が'02年に残したソロ・アルバムを引っ張り出して聴き直しながら呟いてしまいましたよ。
メタル冬の時代真っ只中のアメリカから、EYEWITNESS、MILLENIUMといったバンドを率いて登場したラルフは、ウリ・ロートやマイケル・シェンカーの系譜に連なる卓越したGテクニック&表現力、それに優れたメロディックHRナンバーを次々クリエイトする曲作りの才をもって注目を集めたギタリストでありました。特にMILLENIUMは名曲の宝庫で、ヨルン・ランデが歌ったパワフル且つ爽快な“POWER TO LOVE”や、阪神大震災を題材に取った劇的な疾走ナンバー“RUN”等は、今でも折に触れて聴き直す名曲ですよ。
本ソロ・アルバムでもそうした彼の
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YES-Fragile-Heart of the Sunrise ★★★ (2018-06-25 23:56:41)
映画『バッファロー'66』で印象的に使われていて、
個人的にYESを見直す切っ掛けとなった恩人とも言える名曲。
“燃える朝焼け”を拝むべく、山あり谷ありの起伏に富んだ道行を
乗り越えていくような、壮大にしてスリリング、
且つドラマティックな曲展開は、11分越えの長尺が
全く苦にならないほどにエキサイティング。
YES-Fragile-Roundabout ★★★ (2018-06-25 23:42:35)
凝ったアレンジや複雑な曲展開と、ポップで親しみ易いメロディ、
繊細な表現力と豪快な破壊力、大衆性と独創性等々…
相反する要素を丸呑みにしてスリリングに疾走する真にプログレッシブな名曲の一つ。
それにしても、よくこれをアニメの主題歌に起用しようと思いつきましたね。
YES-Fragile ★★★ (2018-06-24 08:07:54)
その昔KING CRIMSONの『クリムゾン・キングの宮殿』に衝撃を受け、プログレッシブ・ロックの勉強モードに入った時期がありまして、当然YESの代表作として有名な4th(’71年)にも手を出したわけですが、暗く重く劇的だった『クリムゾン~』に比べると、イアン…ではなくジョン(訂正ありがとうございますメタル慶昭さん)・アンダーソンの陽性なVo、華麗なハーモニー、リック・ウェイクマンのカラフルなKeyに彩られたサウンドは何だか明るくポップに感じられ、「俺の趣味じゃねぇ」と聴き込むことなく放置プレイをエクスキュート。そのまま結構な時間が経過してしまったという。
その後、本作に対する印象を一変させる切っ掛けになったのは『バッファロー’66』という映画でした。同作ではスリリング且つ劇的な名曲“燃える朝やけ”が非常に印象的な使われ方をしており、「えっ、こんなイカした曲が収録されてたっけ?!」
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BOW WOW-Super Live ★★★ (2018-06-21 23:42:47)
AEROSMITHやKISSの来日公演のオープニング・アクトを務め、またTV番組『ぎんざNOW!』に出演して知名度を全国区にまで広める等、人気と実力を着実に高めていたBOW WOWが、'78年4月に芝郵便貯金ホール(現メルパルクホール)で行ったライブの模様を収めた実況録音盤。
リアル・タイマーではないため、「当時BOW WOWはアイドル的な売出し方もされていた」という話を知識としては知っていても「でも本当に?」と今ひとつ腑に落ちていなかったりしたのですが、猛烈な勢いで黄色い歓声が飛び交う本作を聞いて速攻「ああ、こりゃアイドルだわ」と納得した次第。100万回の説明よりも説得力に溢れたライブ盤でしたよ。
尤も、名曲①で幕が上がり、エディ・コクランのカヴァー⑩で大団円を迎えるセットリストは、BOW WOWの初期3作…いわゆるHR三部作からバランス良く選曲/構成されており、スタジオ盤
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ALLIANCE-BOND OF UNION-Turn Around ★★★ (2018-06-20 23:30:06)
哀愁を帯びたメロディが軽快に駆け抜けるメロディアスHRチューン。
影に日向に楽曲をカラフルに彩るアラン“フィッツ”ジェラルドの
鍵盤捌きがアレンジ面において重要な役割を果たしてくれています。
ALLIANCE-BOND OF UNION-BEST OF ME ★★★ (2018-06-20 23:26:42)
憂いを湛えたドラマティックなバラード。
ただ美しいだけでなく、エモーショナルなVo、泣きのG、
抒情的なオルガン、重厚なリズムと、
各メンバーによるHRバンドとしての
主張も込められた名曲に仕上がっています。
ALLIANCE-BOND OF UNION ★★★ (2018-06-19 23:37:30)
NIGHT RANGERのアラン“フィッツ”ジェラルド(Key)に、結成の音頭を取ったゲイリー・ピール(G)、BOSTON他の仕事で知られるデイヴィッド・ローザー(Ds)という元SAMMY HAGAR BAND同窓生3人に、プログレ界隈では腕利きプロデューサーとして腕を振るうシンガー、ロバート・ベリー(Vo)が合流する形で結成されたバンドが、'96年に発表した1stアルバム。(日本盤はゼロ・コーポレーションから発売)
リリース当時は、どうせグランジ/オルタナティブ・ロックの台頭で暇になったベテラン・ミュージシャンが、日本市場で小銭を稼ごうとちゃちゃっと集まって仕上げた即席プロジェクト感漂うAOR/産業ロック作品でしょ?と、偏見丸出しでスルーしてしまったのですが、これが大間違い。ロバートの熱い歌いっぷりや、クラシック・ロックの風格漂わすアランのヴィンテージなオルガン捌きを始め、タイト
…続き
ROBIN BECK-Trouble or Nothin'-If You Were a Woman and I Was a Man ★★★ (2018-06-18 23:38:55)
ワイルドにロックするシャレオツな都会派HRチューン。
ゴージャスなハーモニーに包まれたサビメロのフックは流石。
ダンサンブルなボニー・タイラーのバージョンも良かったですが、
よりパワフルなロビン姐さんのバージョンの方が個人的には好みですよ。
ROBIN BECK-Trouble or Nothin'-First Time ★★★ (2018-06-18 23:15:24)
'88年にコカ・コーラのCMソングに起用され、全英シングル・チャート第1位を筆頭に
ヨーロッパで大ヒットとなったロビン・ベックの代表曲。
そう知った上で聴くと、何やら脳裏にあの80年代のコカコーラのCM映像
(イケてる男女が満面の笑顔で恋に仕事にスポーツに浮かれるのヤツ)が思い浮かぶ
爽やかで洗練されたバラードの逸品。
ROBIN BECK-Trouble or Nothin'-Tears in the Rain ★★★ (2018-06-18 23:07:13)
ダイアン・ウォーレンとデズモンド・チャイルドの共作曲とあっては
最高な曲にならないわけがありませんが、実際その期待に
きっちりと応えてくれるドラマティックなバラード。
ロビン・ベックのパワフルにして伸びやかな歌唱が映える
サビメロの息苦しい程の盛り上がりっぷりは
まさにダイアン・ウォーレンの真骨頂といったところ。
ROBIN BECK-Trouble or Nothin'-Hide Your Heart ★★★ (2018-06-18 23:04:57)
躍動感溢れる曲調がOPナンバーに相応しい
ホリー・ナイトとデズモンド・チャイルドの共作曲。
分厚いハーモニーをお供に、フックの効いたサビメロを
パワフルに歌い上げるロビン・ベックの熱唱に圧倒されますね。
ROBIN BECK-Trouble or Nothin' ★★★ (2018-06-17 22:38:26)
長い下積み時代を経て、コカ・コーラのCMソングに起用された“FIRST TIME”が全英シングル・チャート№1の座に輝いたのを始め、ヨーロッパ各国で大ヒットを記録。遂に表舞台への切符を手に入れたロビン・ベック(Vo)が、'89年に発表した2ndソロ・アルバム。
そんな彼女を所属レーベルも積極的に援護。プロデューサー兼曲作りのブレインとして、当時話題作を次々に手掛けていたヒット請負人デズモンド・チャイルドを招聘し、その彼の伝手で売れっ子ソングライター/敏腕スタジオ・ミュージシャン(Bは現BON JOVIのヒュー・マクドナルド)が集結した本作が、捨て曲なしのハードポップ・アルバムの名盤に仕上がることは、まぁ自明の理であったと。
何より本作のヒロインたるロビン・ベックの、アイドル系とも歌姫系とも異なる、ロック・シンガー然としたダイナミズムとパッション迸る歌声が素晴らしい。ホリー・ナ
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