この曲を聴け! 

火薬バカ一代さんのページ
火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1551-1600
Manzano
ORACLE(US)-As Darkness Reigns
ORACLE(US)
The Heat-Goldfinger-Round And Round
The Heat-Goldfinger-Caught in the Middle
The Heat-Goldfinger
The Heat
UNREST-Taste It-War on TV
UNREST-Taste It
UNREST-Watch Out-Hold on the Night
UNREST-Watch Out-Heart of Stone
UNREST-Watch Out-Down on My Knees
UNREST-Watch Out
GORKY PARK-Moscow Calling-Moscow Calling
GORKY PARK-Moscow Calling
LITTLE ANGELS-Don't Prey For Me
CHROME MOLLY-Angst-Cut Loose
CHROME MOLLY-Angst
MARSHALL LAW-Power Game-No Justice
MARSHALL LAW-Power Game
SAXON-Solid Ball of Rock-Requiem (We Will Remember)
SAXON-Solid Ball of Rock-Baptism of Fire
SAXON-Solid Ball of Rock
ANNIHILATOR-For the Demented-Altering the Alter
ANNIHILATOR-For the Demented-Pieces of You
ANNIHILATOR-For the Demented
AIR PAVILION-Cutting AIR(Act 1)-Trapped
BEAST IN BLACK-Berserker
AIR PAVILION-Cutting AIR(Act 1)-A Lonely Heart's Bleedin'
AIR PAVILION-Cutting AIR(Act 1)
EARTHSHAKER-Live in Budohkan
ANTHEM-Official Bootleg
ANTHEM-Ready to Ride
LANCIA-Lancia-Goodbye
LANCIA-Lancia-Sweet Melody
LANCIA-Lancia
LANCIA
DAKOTA-Mr Lucky
DAKOTA-Runaway
DAKOTA-The Last Standing Man
LIZZY BORDEN-Master of Disguise-Psychodrama
LIZZY BORDEN-Master of Disguise
STRAIGHT LINES-Run for Cover-There Are No Secrets
STRAIGHT LINES-Run for Cover-Letting Go
L.A. GUNS-A Fistful of Guns: Anthology 1985-2012-Sex Action (Re-Recorded)
STRAIGHT LINES-Straight Lines-The Things You Didn't Do
STRAIGHT LINES-Straight Lines-Roanne
CHILDREN OF BODOM-Trashed, Lost & Strungout-Follow the Reaper
L.A. GUNS-A Fistful of Guns: Anthology 1985-2012-It's Not True
THRESHOLD-Wounded Land-Paradox
→PC向けページ
Tweet
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138


発言している19曲を連続再生 - Youtube



Manzano (2018-01-22 23:49:42)

BANZAI、ZERO、NIAGARAといったバンドを渡り歩いたスペイン人シンガー、ホセ・アントニオ・マンザーノが自らの名を冠して結成。スペイン版モンスターズ・オブ・ロックに地元代表として出演する等、BARON ROJOに続く存在として人気を博したというバンドで、'88年~'90年にアルバム2枚を発表。特に英語とスペイン語の2バージョンが制作され、母国スペインでは長きに亘ってチャート№1の座を独走したと聞く1st『RED HOT』は当時テイチクから日本盤も発売された。(邦題『ターン・ミー・オン』)
近年、再結成を果たして新作もリリースしている模様。

ORACLE(US)-As Darkness Reigns ★★★ (2018-01-21 22:23:37)

フロリダ州ジャクソンビル出身の4人組が’93年に発表した1st。(日本盤は'94年に発売)
「ご神託」を意味するバンド名とブックレット等から推察するに、多分クリスチャン・メタル・バンド。尤も、サウンド自体からはその手の匂いは全く漂ってこず、大作主義と、起伏の激しい複雑な曲展開に彩られた楽曲がズラリ揃った本編の音を一言で表現するなら、「QUEENSRYCHE型HM」。但し、天を突くハイトーンVo、ザクザクとスラッシーなリフを鋭角的に刻み、クラシカルなフレーズも織り交ぜたソロを派手にキメまくるG、それに音数多めで荒れ狂うリズム隊がその存在感をガンガン主張してくるアグレッシブなサウンドは、流石FORTEやMYSTK、あるいはWINTER’S BANE(JUDAS PRIEST加入前のティム“リッパー”オーウェンズが在籍)といったUS産パワーメタル軍団を抱え、90年代に気を吐いたドイツのM
…続き

ORACLE(US) (2018-01-21 22:20:41)

フロリダ州ジャクソンビルにおいて、ブレント(Ds)とケント(G)のスミドリー兄弟により結成。当初はPRODIGYを名乗り、激しいメンバー・チェンジと地元でのギグ活動を繰り返しながら徐々に地歩を固めた後、初のデモ・テープ・レコーディングに挑み、その高評価をテコにドイツのインディーズMASSACRE RECORDSと契約を交わす。その際にイギリスに同名バンドが存在することが発覚し、バンド名を「神託」を意味するORACLEと改めている。
‘93年、先に発表したデモテープにリミックスを施し、正式に1stアルバムとしてリリース。日本でもプログレ掛かったパワー・メタル・サウンドが輸入盤市場で好評を博したことから、国内盤が'94年にテイチクから発売。但し、彼らが残した作品はこれきりの模様。

The Heat-Goldfinger-Round And Round ★★★ (2018-01-21 02:08:09)

全体的に独産HMらしい硬派な雰囲気漂う本編にあって
異彩を放つ、いっそポップとも表現可能な軽やかさで
駆け抜けるメロディックHRナンバー。
こういう楽曲も魅力的に演れるあたりに
バンドの地力の高さが伺えます。
ここでも2本のGが良い仕事をしていますよ。

The Heat-Goldfinger-Caught in the Middle ★★★ (2018-01-21 02:03:56)

哀愁のメロディと、ツインGによる印象的な
ハーモニーが全編に散りばめられた疾走ナンバー。
曲作りにマット・シナーが関わっているのみならず
Voの少々オヤジ臭い声質がマットに似ていることも相俟って
強烈にSINNERっぽさが漂ってくる名曲です。

The Heat-Goldfinger ★★ (2018-01-21 01:49:08)

「ヒート」を名乗るHR/HMバンドと言えば、今だったら真っ先にスウェーデンの若き5人組の名が挙がるでしょうが、個人的にはSINNERの弟分として日本デビューを飾ったドイツのTHE HEATも、結構な衝撃を受けた存在として記憶に刻まれています。尤もその理由の大半は、’95年発表の本2ndアルバムの「中指オッ立てたゴールドフィンガー」という、ドイヒーなジャケット・デザインのインパクトによるものなのですが(笑)。
でも内容の方は(ジャケとは裏腹に)かなり健闘しているんですよ、これが。アグレッシブな疾走ナンバーから、緊迫感を湛えたミッド・チューン、更にはバラードまでバランス良く収録し、そのいずれもが欧州のバンドらしい哀愁を湛えている楽曲は、元々マット・シナーのサイド・プロジェクトとしてスタートした出自を持っているだけあって、サウンドに関してもSINNERに大いに通じるモノあり。つか曲作りや
…続き

The Heat (2018-01-21 01:47:23)

80年代にSINNERやVICTORYのメンバーだったバーニー・ファン・ダー・グラフ(Ds)が、友人のシンガー、アルゲ・アルゲーミッセン(Vo)と結成したバンド、Mr. PERFECTを前身に誕生。彼らのデモをプロデュースしたマット・シナーもメンバーに加わり、THE HEATと名を変えた後、LONG ILAND RECORDSと契約を交わして'93年にセルフ・タイトルの6曲入りEPタイトルでデビュー(SINNERの活動で忙しくなったマットは裏方へ転向)。ちなみに同作は、ここ日本では更に4曲を追加したフル・アルバム仕様で、'95年にゼロ・コーポレーションから発売されている。
'96年に2nd『GOLDFINGER』をリリースした後(ゼロが店仕舞いをしてしまったこともあって)バンドに関する情報は途絶えるも、確か00年代に入って未発表音源集を出していたような覚えが…。

UNREST-Taste It-War on TV ★★ (2018-01-18 23:47:55)

このタイトルで、疾走ナンバー、且つ声を潰した感じの
濁声Voが吼えているという、まさにACCEPTな1曲。
初めて聴いた時は、このVoはウドの隠し子か
生き別れの兄弟かと思ったものですよ(雑な嘘)
但し、単なるパロディを越えて、きっちりと単体の
HMナンバーとして聴き応えのあるカッコ良さを放っている点が
このバンドの頼もしいところであります。

UNREST-Taste It ★★★ (2018-01-18 23:39:09)

日本デビュー作の3rd『WATCH OUT』(’97年)の出来栄えに痺れて慌てて買い求めた、ドイツはブレーメン出身の5人組、'92年発表の1stアルバム。
『WATCH~』は、ACCEPTやIRON MAIDENといった先達からの影響を、UNRESTというバンドなりに咀嚼吸収したサウンドが託されていましたが、筋骨隆々なOPナンバー①、ダークで重厚な②、ノリ良く突っ走る③というモロACCEPT路線のHMソング3連打で幕が上がる本作に詰め込まれているのは、「ACCEPTに影響を受けた」とかそういうレベルを通り越して「ヤァヤァ我こそはACCEPT也!」と堂々と宣言するかの如き、ACCEPTそのものになりきらんとするパワー・メタルだったという。剛直に刻まれるGリフ、パワフルに駆動するリズム、勇壮な楽曲とそれを彩る雄々しい野郎コーラスetc.…。本家との違いと言えばクラシカルなメロディが聴か
…続き

UNREST-Watch Out-Hold on the Night ★★★ (2018-01-17 23:04:05)

甘い曲調で女子供をウットリさせるよりも
むさ苦しい野郎共を男泣きさせる
「独産鋼鉄バラードかくあるべし」な
硬派にしてドラマティックな逸品。

UNREST-Watch Out-Heart of Stone ★★ (2018-01-17 23:00:01)

バラード・パートと疾走パートを
行きつ戻りつしながら盛り上がっていく
ドラマティックなナンバー。
Gが奏でる泣きのメロディも美味

UNREST-Watch Out-Down on My Knees ★★★ (2018-01-17 22:54:55)

タイトに疾走する曲調はメイデン風ですが
重量感溢れるサビメロの展開はACCEPTの系譜に連なる
ジャーマン・パワーメタル風という
このバンドの個性が上手く表されている名曲ではないでしょうか。

UNREST-Watch Out ★★★ (2018-01-17 00:01:32)

ドイツはブレーメン出身の5人組、’97年発表の3rdアルバム。1st『TASTE IT』(’92年)を雑誌の輸入盤レビューで見かけバンドの存在自体は知っていましたが、音までは聴いたことがなく、ましてや彼らが日本デビューまで飾っていたなんて全然知りませんでしたよ。
ここに託されているのは、武骨で勇壮、とてもPANTERA症候群が世界的に蔓延していた90年代後半の作品とは思えぬ、トゥー・マッチ・ピュアなパワーメタル・サウンド。独産でパワーメタルというと即座にHELLOWEEN型が連想されますが、本作の主たる影響源はACCEPTとIRON MAIDEN。ウド・ダークシュナイダーによく似たVoの金属質なシャウトや、雄々しいバンカラ・コーラス、屈強なリフとリズムのコンビネーション等、特にACCEPTからの影響は色濃く、OPナンバー①の歌詞に“RESTLESS AND WILD”なんてフレーズ
…続き

GORKY PARK-Moscow Calling-Moscow Calling ★★ (2018-01-15 23:24:20)

言い方は悪いですが、前作“BANG”の二番煎じ。
しかし、ナウいビートに乗せてポップにハジける曲調に、
ひと匙落とし込まれたロシア産バンドならではの涼し気なメロディが
彼らならではの魅力を発散する秀曲なのですから
何を恥じる必要があろうか?という。

GORKY PARK-Moscow Calling ★★ (2018-01-15 23:17:30)

裏ジャケを飾るメンバーの格好が、旧ソ連時代だったらシベリア収容所送りは確実なアメリカナイズっぷりで笑ってしまった2nd(右端メンバーの「裸にオーバーオール」という攻め過ぎな服装に“WIND OF CHANGE”を感じずにはいられません)。発表のタイミングがソ連邦崩壊に伴う東西冷戦の終結と、その後起こった湾岸戦争でアメリカを始めとする西側諸国の注目が中東に向いていた時期だったせいか、アルバムは殆ど話題になることなく撃沈。中には「え?2ndあったの?」なんて認識の人もいるぐらい不遇の1枚であります。
ケヴィン・ビーミッシュが手掛けた洗練されたプロダクション、バンドのアレンジ力、更には豪華なゲスト・ミュージシャンの顔触れ等、アルバムは彼らがアメリカ滞在で積み上げた経験値がしっかりと反映された仕上がり。その反面LAレコーディングということで「あれもこれも試したい」と少々はしゃぎ過ぎたのか、
…続き

LITTLE ANGELS-Don't Prey For Me ★★ (2018-01-15 00:39:10)

80年代後半、斜陽の季節を迎えた英国HR/HMシーンを活性化させる期待の新人バンドとして、QUIREBOYSやTHUNDERと共に注目を集めたイギリス北部スカボロー出身の5人組が、シングルやEPのリリース、国内クラブ・ツアーを経て、満を持して英POLYDOR RECORDSから'89年に発表した1stフル・アルバム。
嘗てBURRN!!誌で、2ndだったか3rdだったかが酒井編集長から「こんなのロックじゃねえ」と酷評されていたのが妙に記憶に残っているのですが、このデビュー作に関して言えば、元気一杯に声を張るVoといい、弾きまくりのGといい、要所に疾走ナンバーを散らした本編の構成といい、HR/HMアルバムの範疇で語るべき作品であることに異論は出ない筈。明るくハジけるロックンロールをサウンドの基盤に据えつつ、土の匂いが殆ど漂って来なかったり、またメロディから漂うそこはかとない哀感が、大
…続き

CHROME MOLLY-Angst-Cut Loose ★★★ (2018-01-13 23:32:43)

元々は'85年発表の1stアルバム収録曲のリミックスということで
リフ主導で突っ走る様はそこはかとなくNWOBHM的な雰囲気も漂う。
少々野暮ったいながらも愁いを帯びた魅力的な歌メロを拾っていくVo、
盛られたコーラスとツインGのハーモニーが一緒くたに疾走する
終盤の盛り上がりが熱い。久々に聴き直しましたが名曲ですよ、これ。

CHROME MOLLY-Angst ★★★ (2018-01-13 23:23:38)

その昔、帯付の中古盤が安く売られていたので「ビクターが出してるし、ジャーマン・メタルかな」ぐらいのテキトーな認識で購入してみたら、聴いて吃驚。思わぬ完成度の高さに瞠目させられた1枚であります。尚CHROME MOLLYはドイツではなくイギリス北西部レスター出身。本作は’88年発表の3rdアルバム…ではなく、解説によればメジャー・デビュー用に1st『YOU CAN'T HAVE IT ALL…OR CAN YOU?』(’85年)収録曲の幾つかにリミックスを施し、そこに未発表曲を加えて再構成した特別編集盤とのこと。
音楽性は一言で言えばポップ・メタル。ただ本場アメリカの芯からネアカなその手のバンドに比べると、こちらはやはり英国産。溌剌とハジけきれていないというか、いまいち垢抜けない印象で、雑誌では「どっちつかず」「中途半端」と酷評されていましたっけ。ただ今にして思うのは寧ろ、その洗練さ
…続き

MARSHALL LAW-Power Game-No Justice ★★★ (2018-01-11 23:52:36)

Gが奏でる泣きのメロディ、アンディ・パイク入魂の熱唱に
彩られたドラマティックな曲展開と、
1stアルバムに収録されていてもおかしくない
アルバムのハイライトを飾る名曲です。

MARSHALL LAW-Power Game ★★ (2018-01-11 23:42:36)

名盤『MARSHALL LAW』(’89年)を引っ提げて登場し、地盤沈下が続く英国HR/HMシーンの救世主として一部マニアから注目を集めたビリンガム出身5人組が、ドラマーをリー・モリス(PARADISE LOST他)に代え、'93年に発表した2ndフル・アルバム。
パワー/スピード/メロディに加え「気高さ」まで兼ね備え、「JUDAS PRIEST以上にJUDAS PRIESTらしい」とまで言わしめた(俺の中で)、お粗末な音質をモノともしない正統派HMサウンドの結晶体だった1stに比べると、ミッド・テンポの楽曲を主体に、切れ味の鋭さよりも破壊力重視のモダンなパワーメタル・スタイルでズンズン攻めて来る本作は、如何にも90年代のメタル・アルバムらしい仕上がり。…と書くと安易にPANTERA路線に走った作品かと思われるかもしれませんが、それもちょっと違う。
オールドスクールなHM成分
…続き

SAXON-Solid Ball of Rock-Requiem (We Will Remember) ★★ (2018-01-10 23:58:49)

ゴッドに「まるでBON JOVIじゃねえか」と叱られた
シングル曲ですが、80年代の音楽的変遷(迷走とも言う)
を経て、この手の楽曲も上手くこなせるようになった
SAXONなのでありました。良い曲で結構好きです。

SAXON-Solid Ball of Rock-Baptism of Fire ★★★ (2018-01-10 23:53:22)

疾走ナンバーですが、かつてに比べると
格段に洗練を感じさせる仕上がりです。
歌メロからそこはかとなく哀感が漂ってくる辺り
いかにもブリティッシュHMらしくて良し。

SAXON-Solid Ball of Rock ★★ (2018-01-10 23:48:31)

湾岸戦争がメタル・バブルに暗い影を落とし、グランジ/オルタナティブ・ロック勢の台頭により、80年代型HR/HMの黄金時代に終止符が打たれた’91年。未だ暗中模索の時期を過ごしていたSAXONはこの10thアルバムを発表しました。
思い切ってメロハー路線にフルスイングした前作『DESTINY』(’89年)は流石にやり過ぎと思ったのか、今回はKeyによる装飾は控えめに、再びGの存在を前面に押し出して、幾分かでも本来のSAXONらしいサウンドへ軌道修正を図ろうとした跡が伺える仕上がり。
但し、こぢんまりとした音作りはあまりメタルっぽくはなく、ハード・ドライヴィンな疾走ナンバーから、BON JOVIばりのポップ・メタル・チューンまで並んだ本編は、バラエティ豊か…と言うよりも、当時のSAXONの「どっちへ向かって進めばいいのやら」という迷いが、そのまんま音に表れてしまっている感がありあ
…続き

ANNIHILATOR-For the Demented-Altering the Alter ★★★ (2018-01-09 23:38:43)

浮遊感のあるイントロを鋭利なGリフが蹴散らして
スラッシーな激走へと転じるスピード・ナンバー。
この手の楽曲は打ち込みでなくドラマーに叩いて欲しいとか
プロダクションは作り込み過ぎない方が豪快さが演出できるのでは?
といった無い物ねだりは、ジェフの流麗且つドラマティックなGソロによって
綺麗サッパリ昇華されていきました。

ANNIHILATOR-For the Demented-Pieces of You ★★★ (2018-01-09 23:12:45)

歌詞はカニバリズムを扱ったゴアゴアなものなのに
曲調はバラードでメロディはどこまでも美しい。
倒錯したセンスと歪んだ詩情がANNIHILATOR印の逸品。

ANNIHILATOR-For the Demented ★★★ (2018-01-09 23:00:45)

ジェフ・ウォーターズ自身が担当する国内盤解説を読み「最初期ANNIHILATORの雰囲気がある作品」とのお言葉に、聴く前から期待値がMAXまで跳ね上がった'17年発表の新作。
何せ1曲目のイントロからして“ALICE IN HELL”風でニヤリとさせられますし、以降もスラッシュ・メタル然とした突撃ナンバーあり、抒情バラードあり、シアトリカルな曲展開を有する楽曲あり…と、本編は非常にバラエティに豊んだ仕上がり。原点回帰が志向されたサウンドの中を水を得た魚の如く縦横無尽に泳ぎ回り、聴き手の情緒を不安定する、美しくも不穏なアルペジオを巧みに織り交ぜたジェフの高速Gプレイも、唯一無二のセンスを携えて益々冴え渡っていますよ。
イントロの一捻りから激烈な突進へ転じる①、美しいメロディと凄惨な歌詞の歪んだコントラストが秀逸な④、本編ハイライトに推したい劇的な疾走曲⑦、“BRAIN DANC
…続き

AIR PAVILION-Cutting AIR(Act 1)-Trapped ★★★ (2018-01-08 23:43:03)

アルバムでも1、2を争う名曲ぶりを発揮する
哀愁のメロハー・ナンバー。
ここでもリー・ハートとダグ・アルドリッジの共演が実現しています。
後に自身のソロ・アルバムでこの楽曲を使い回すリーは
抜け目ないというかちゃっかりしているというか…。

BEAST IN BLACK-Berserker ★★★ (2018-01-08 23:37:45)

中心メンバーとして創作面を一手に担ってきたものの、民主化を求める他メンバーのクーデターに遭い新日…もといBATTLE BEASTから放逐されてしまったアントンが、「元気があれば何でもできる!」と発奮(違うアントンと混同した文章)。新たにWARDRUMのヤニス・パパドプロス(Vo)らと共に別団体を旗揚げし、’17年に発表したデビュー作。
バンド名は勿論、獅子をあしらったアートワークや、漫画『ベルセルク』を題材に取った歌詞まで、本作にはBATTLE BEAST時代を彷彿とさせるモチーフが山盛り。男臭いシャウトのみならず女性と聴き紛うソフトな歌い上げまで器用に使い分けるヤニスのVo、煌びやかでシンフォニックなKeyによる装飾、サブVoとして随所で濁声コーラスを噛ませて来るアントンの歌声とが相俟って、勇ましくドラマティック、それでいてキャッチーな正統派HMサウンドは、知らずに聴いたらBAT
…続き

AIR PAVILION-Cutting AIR(Act 1)-A Lonely Heart's Bleedin' ★★★ (2018-01-08 01:12:40)

静謐なイントロをハードなGリフが切り裂いて
疾走を開始するOPナンバー。
リー・ハートがシンガーとして、
ダグ・アルドリッジがGで客演。
特にダグはハードな曲調に拮抗する
鮮烈なソロを提供してくれています、

AIR PAVILION-Cutting AIR(Act 1) ★★ (2018-01-08 01:07:14)

ミュージシャン業のみならず、ライター業でも知られたVo兼Gの米持孝秋氏により結成されたバンドが’89年に発表した1stアルバム。
大阪万博か、はたまた愛・地球博か…ってなバンド名のふんわりとしたイメージから、何となく売れ線のメロハーでもやってんだろうと思い込み購入はパスっていましたが、再発を機に聴いてみたらば、元FASTWAYのリー・ハートが歌い、LION(当時)のダグ・アルドリッジが鮮烈に弾きまくるOPナンバー①からして結構ハードに疾走する楽曲で、思わず居住まいを正してしまったという(数作あるAIR PAVILLIONのカタログ中、本作が最もHR/HM寄りの作風なのだとか?)。尤も、2曲目以降はポップでアメリカンなノリの楽曲もチラホラ見受けられ、全体としてはメロディアスHRというジャンルに属する作品であることは間違いないのですが。
前述の①のみならず、Keyの仕事振りが光る
…続き

EARTHSHAKER-Live in Budohkan ★★★ (2018-01-08 00:54:35)

デビュー以来破竹の快進撃を続けて来たEARTHSHAKERが、国産HR/HMバンドとして初めて日本武道館という檜舞台で行ったライブの模様を収めた’86年発表の実況録音盤。メジャー・デビューから僅か3年足らずで武道館に辿り着いてしまったのですから、当時の彼らにどんだけ勢いがあったか分かろうというものですよ。ちなみに以前のCDは容量の関係上数曲カットされてしまっていましたが、現行バージョンはLPに準じた2枚組仕様に戻っていますので、安心してお買い求め下さい。
収録曲は永川敏郎(Key)が正式メンバーとして加入し、音楽性が拡散し始める5th『OVERRUN』以前の初期4作からチョイス。つまり「哀愁のメロディ」と「独特の歌詞世界」とを大切にした歌謡HRチューンばかりがセットリストに並ぶ上に、シンフォニックなOP序曲に導かれて、のっけから劇的に炸裂するのが名曲中の名曲“MORE”ですよ。そり
…続き

ANTHEM-Official Bootleg ★★★ (2017-12-30 23:33:47)

これまで未発表だったデモ音源やライブ映像、それに現在では入手困難なEXPLOTION RECORDS発のオムニバス盤『HEAVY METAL FORCE』に提供した楽曲等を、蔵から引っ張り出して来て柴田直人(B)監修のもと取りまとめた、CD2枚・DVD1枚からなる正に『OFFICIAL BOOTLEG』の名に相応しい作品。この手の高価なBOXセットは、資料価値に釣られて大枚はたいて購入するも、その行為自体に達成感を覚えてしまい、結局本編は大して聴かずに放置という本末転倒なことになりがちで、本作もしばらく棚で埃を被ってしまっていたのですが、EP『READY TO RIDE』の再発を切っ掛けに初期ANTHEMに対する情熱が再燃。ここ暫くは毎日のように聴いている次第で。
特にANTHEM初代フロントマンにして、ジャパメタ愛好家からは藤本泰司(G)率いるDANCERのシンガーとして有名な前
…続き

ANTHEM-Ready to Ride ★★★ (2017-12-29 09:59:41)

バンド自身のプロデュースでレコーディング作業を行い’85年に発表された、初見時に思わず「ダサッ」と呟いてしまった若気の至り感溢れるジャケットと、レーベル面に印刷された《今やパワー・メタル全開!A面に針を落とした瞬間からもうインパクトの連続!成長したアンセムの怒涛のようなサウンドにメタルゾンビも逃げ出す!?》という昭和センス爆発のひょうきん(死語)な叩き文句が目印の5曲入りEP。
長らくCD化が待望され続けたレア・アイテムで、内容は福田洋也(G)のペンによるキャッチー&ワイルドな“READY TO RIDE”と、終盤に繰り出される扇情的なGフレーズにグッとくる疾走ナンバー“SHED”という2曲の新曲に、1st『ANTHEM』収録曲である“STEELER”“ROCK’N ROLL STARS”“LAY DOWN”の英詞バージョンを加えた全5曲からなる構成。新曲・既発曲共に若さ漲るパワー
…続き

LANCIA-Lancia-Goodbye ★★★ (2017-12-29 09:28:17)

スカッと抜けの良いパーティ・メタルがメインのアルバムにおいて
良いアクセントとなっている哀愁のHRナンバー。
本編から浮くことなく、きっちり自分たちらしさを付与して
料理している辺りに、このバンドの地力の高さが感じられます。

LANCIA-Lancia-Sweet Melody ★★★ (2017-12-29 09:23:58)

キャッチーなメロディが溌剌とハジける、
ポップ・メタル・チューン。
思わず「う~ん、あざとい!」と膝を打ってしまいましたよ。
別に批判しているわけじゃなく、それぐらい良い曲であると。
世が世なら大ヒットしていてもおかしくなかったのですが…。

LANCIA-Lancia ★★ (2017-12-27 22:53:57)

'89年に結成されたLA出身の4人組が、AIE RECORDSから’92年に(日本盤はポニー・キャニオンを通じて’93年に)リリースした最初で最後のフル・アルバム。
フロントマンであるポール・ランシアの名前をバンド名に冠しているため、何となくBON JOVIフォロワーの連中なのかと思っていましたが、イントロからDsの派手なフィル・インが炸裂し、エネルギッシュなVo、フラッシーに弾きまくるヴァン・ヘイレン・タイプのG、それに対抗するかの如く躍動するBという、全メンバーが対等に火花を散らして疾走するOPナンバー①が、いきなり挨拶代わりにブチかまされることからも明らかなように、スカッと豪快で抜けの良いパーティ・メタル・サウンドがその持ち味だったという。
90年代当時は、華やかなルックスも含めて完全に時代遅れ扱いされていた音であり、殆ど話題に上ることもありませんでしたが、確かな技量及
…続き

LANCIA (2017-12-27 22:52:52)

バンド名を頂くシンガーのマイク・ランシアと幼馴染のDsを中心に、'89年にLAで結成。メンバーはGITで学び、クレイマーギター主催のコンテストではカート・ジェイムズ(ご存知?)を破って優勝を果たしたというG、ジョーイ・タフォーラの来日公演に帯同していたらしいB等、なかなかの腕利き揃い。ただ既にLAメタルは下火となっており、活動開始からレコード契約を得るまでに3年の歳月を必要とし、'92年にようやくAIE RECORDSからセルフ・タイトルのアルバムでデビューを飾る。
国内盤の解説では「ヨーロッパでチャート急上昇中」と書かれていますが、本国(並びにここ日本)では大きな話題になることもなく、バンドはアルバム1枚を残して消滅した模様。

DAKOTA-Mr Lucky ★★★ (2017-12-26 23:14:04)

ESCAPE MUSICを通じて’95年にリリースされると、BURRN!!誌の輸入盤レビューで高得点を叩き出す等、世のメロハー・マニアの間で評判を呼び、久々にDAKOTAの名前に注目が集まる切っ掛けにもなった1枚。‘86年発表の3rd『LOST TRACKS』は、'84年から’86年頃にかけて書かれた楽曲のデモ・レコーディングに近い音源を集めたアルバムだったそうで、本作はそのうちの一部収録曲を差し替えた上でレコーディングをやり直し、曲順とタイトルを変更してリリースされたお色直し盤(?)なのだとか。
まぁそんな成り立ちはどうあれ、本作には良い曲が山ほど揃っていることは間違いありません。ラジオでオン・エアされるやリクエストが殺到したというヒット・バラード⑩を始め、ここには「手っ取り早くアウトテイクを寄せ集めてみました」的な急造感は皆無。つか、このレベルで残りカスだったら正規アルバムはど
…続き

DAKOTA-Runaway ★★★ (2017-12-25 22:51:47)

CHICAGO人脈に連なるグループで、大きなヒットにこそ恵まれなかったものの、マニア筋からの支持は非常に根強いペンシルベニア出身のDAKOTAが、リッチー・ズィトー、スティーヴ・ポーカロ、ビル・チャップリン、アーニー・ワッツら豪華ゲストを迎えて制作、'84年に発表した彼らの代表作とされる2ndアルバム。(プロデュースはCHICAGOのドラマー、ダニー・セラフィンが担当しています)
セルフ・タイトルのデビュー作のセールス的不振を鑑みてか、今回はグループの前身であるジェリー・G・ルジックとビル・ケリーのデュオ時代から受け継ぐ、抜けの良いウェスト/コースト・ロック風味は残しつつ、より時代にアジャスト。リバーブを深めに掛けた瑞々しいプロダクションに、本作から参加のリック・マンウィーラーが高らかに鳴り響かせるKeyや、シンセB、トリガーを用いダンサンブルなリズム・アレンジ等、全体的にスペーシ
…続き

DAKOTA-The Last Standing Man ★★★ (2017-12-24 10:56:42)

ESCAPE MUSICからリリースされた蔵出し音源集『Mr. LUCKY』が、ここ日本を始め、世界中のメロハー愛好家の間で評判を呼んだことにDAKOTA再評価の機運の高まりを感じ取ったジェリー・G・ルジック(Vo)が、嘗てのバンド・メイト、リック・マンウィーラー(Key)の助力を得て「時は来た。それだけだ」とばかりにDAKOTAを再編。'96年にエイベックス傘下のBAREKNUCKLEから復活アルバムを発表しました。(通算4作目)
のっけの①から、ジェリーのエモーショナルで味わい深いVoと、適度にエッジを効かせて歌うGを活かしたメロディック・ロック・チューンがOPナンバーに相応しい勢いを伴って繰り出され、リックが抒情的に奏でるKeyがしっとりとした哀感を演出する②がその後に続く。そしてインストの小曲③を挟んで始まるのは、どこか中期JOURNEYの名曲“MOTHER, FATHER
…続き

LIZZY BORDEN-Master of Disguise-Psychodrama ★★★ (2017-12-23 10:02:40)

そのまんまなタイトルといい、オーケストラも有用する
シアトリカルなドラマ性と、キャッチーなノリの良さとが
同居した曲調といい、アルバムの方向性を分かり易く伝える
個人的にはアルバムのハイライト的ナンバー。
声質が何となく似ていることもあって、
初期オジー・オズボーンっぽさも感じたり。

LIZZY BORDEN-Master of Disguise ★★ (2017-12-23 09:54:03)

「そしてリジーだけが残った」プロジェクト状態で、多数のゲスト・ミュージシャンを迎えてレコーディング作業が行われ、'89年に発表された4thアルバム。
といっても基本的にリジーが健在ならそれでバンドは問題なく回っていくわけで、ここでプレイされているのは、旧作の延長線上にある正統派HM。但しサウンドの主役たる彼のVoが、ヒステリックなハイトーンを封印して無理のない音域での歌唱(ちょっとオジー風)に終始していること、疾走感を抑えてハーモニー重視の楽曲等とが相俟って、全体から受ける印象はかなりマイルド。KISS+ALICE COOPERなコンセプト・アルバムということで、オーケストラからホーン、クラシカルなメロディの導入、更にはSEや小曲で各曲間を繋いだりと様々な仕掛けが施されていますが、重厚感やドラマ性よりも、ゴージャス感や足取りの軽やかさ(ポップさ)の印象が勝る本作は、むしろ「ミュージ
…続き

STRAIGHT LINES-Run for Cover-There Are No Secrets ★★★ (2017-12-21 23:46:47)

母国カナダのシングル・チャートでTOP10入りを果たす等
STRAIGHT LINESにとって最大のヒット曲となったバラード。
2nd収録のもう1曲のヒット・バラードが、哀しみに満ちた
曲調だったのに対し、こちらは優しく包み込むような
エモーショナルな盛り上がりが感動を呼びます。

STRAIGHT LINES-Run for Cover-Letting Go ★★★ (2017-12-21 23:34:56)

母国カナダのチャートではTOP40に食い込む成績を残したらしいですが
個人的にはもっと上位でもおかしくねーだろ!と思ってしまう
泣きの名バラード。
この手のバンドとしてはVoが少々アクが弱いのですが
線の細さが曲の哀愁を増幅している側面もあるのではないかと。

L.A. GUNS-A Fistful of Guns: Anthology 1985-2012-Sex Action (Re-Recorded) ★★★ (2017-12-20 23:39:27)

「カナダのTOTO」ことSTRAIGHT LINESが'81年に人知れず発表していた2nd。いや、バンドの存在すら最近まで知らなかったくせに「人知れず」も何もねーだろって話ですが。
1st『カナディアン・ロマンス』の完成度に感激し、速攻、世界初CD化が実現した本作も購入。セールス的不振を理由に当時日本盤リリースが見送られている上、『カナディアン~』に比べるとかなりポップな仕上がりとの事前情報をキャッチして、こりゃあもしや退屈な内容なのでは…?という懸念を払拭できずにいたのですが、どうしてどうして。実際は大変素晴らしい出来栄えで万歳三唱・拍手喝采。疑ったりした俺のバカ。
とは言え、サウンドがよりポップになっているのは間違いなく。ドラマティックな名曲“哀しみのステージ”に代表されるような、プログレ・ハード風味が大きく後退してしまった点は残念なれど、その分、楽曲はアレンジや曲展開が
…続き

STRAIGHT LINES-Straight Lines-The Things You Didn't Do ★★★ (2017-12-19 22:50:47)

ストリングスとピアノによる劇的且つ
哀切なイントロだけで「名曲!」と確信しましたよ。
中期STYX辺りにも通じる哀愁のメロディと
スペーシーなアレンジ、ドラマティックな曲展開の
三位一体でおくるアルバムのハイライト・ナンバー。
“哀しみのステージ”なる邦題もグー。

STRAIGHT LINES-Straight Lines-Roanne ★★★ (2017-12-19 22:47:13)

心地良く風切る疾走感に、ピアノとGが涼し気な彩りを加える
ハードネスとメロウネスが適度な融合をみた名曲。
ブリッジ部分の哀愁が滲むVoハーモニーも胸に沁みます。

CHILDREN OF BODOM-Trashed, Lost & Strungout-Follow the Reaper ★★★ (2017-12-19 00:23:12)

カナダのバンクーバーを拠点にスタジオ・ミュージシャンとして活躍していた腕利き連中が結成し、その来歴や志向していた音楽性等から「カナダのTOTO」とも評されたという5人組が、'80年に発表した1stアルバム。(邦題は『カナディアン・ロマンス』)
実際、都会的な哀愁を湛えたメロディを、卓越した演奏テクニックと、プログレ・ハード寄りの凝ったアレンジ、そして歌心に溢れたVoと華やかなハーモニーに包んで届けてくれるスケールの大きなサウンドは、1stや2ndの頃のTOTOを大いに彷彿とさせます。
ノリのいいアップテンポの曲調に、ホットなGとクールなKeyが多彩な彩りを加えるOPナンバー①(邦題は“熱い夜”)、歯切れ良く軽快に跳ねるリズムの上をボーカル・ハーモニーが華麗に舞う②、サビでの盛り上がりっぷりが大いなる感動を呼ぶ③という冒頭3曲は、そうした印象を着実に補強してくれます。

…続き

L.A. GUNS-A Fistful of Guns: Anthology 1985-2012-It's Not True (2017-12-19 00:21:07)

カナダの音楽シーンでスタジオ・ミュージシャンとして活動していたメンバーが結成。CBS/EPICと契約を果たして1st『STRAIGHT LINES』(’80年)でデビューした当時は、ドラマーが二人いるというプログレ・バンドみたいな変則的メンバー構成だった。
キャッチーなメロディを、洗練されたアレンジやテクニカルな演奏に載せて聴かせる音楽性と、セッション畑出身メンバーにより結成されたバンドということで「カナダのTOTO」なる異名を取ったとか。
‘81年発表の2nd『RUN FOR COVER』からは2曲のシングル・ヒットが生まれ、ジュノー賞(カナダのグラミー賞と言われる)にもノミネートされているが、3rdシングルが不発に終わったことでレコード会社がバンドに対する興味を薄れさせ、結果、STRAIGHT LINESは間もなくその活動を停止している。

THRESHOLD-Wounded Land-Paradox ★★★ (2017-12-18 01:17:47)

確かラジオ『POWER ROCK TODAY』でこの曲を聴いて
CDを買いに走った覚えが…。
劇的なイントロで聴き手をぐっと掴み、
声質自体から泣きが滲むVoの熱唱と、
結構ザクザク刻むG、哀メロと静/動の対比が効いた
ドラマティックな曲展開からなる、
ゴッドが高評価を与えたのも納得の名曲ぶり。


MyPage