この曲を聴け! 

火薬バカ一代さんのページ
火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1851-1900
VOW WOW-Hard Rock Night
DA VINCI-Da Vinci-Young Desperado
DA VINCI-Da Vinci-Tarquinia
George Murasaki Project-George Murasaki Project-Rocking All Night
George Murasaki Project-George Murasaki Project-Peaceful
George Murasaki Project-George Murasaki Project-Fly Away
George Murasaki Project-George Murasaki Project-Keep on Rocking
DA VINCI-Da Vinci
George Murasaki Project-George Murasaki Project
George Murasaki Project
SHELL SHOCK-Beyond Resurrection
ICON-Night of the Crime-Hungry for Love
ICON-Night of the Crime-Out for Blood
ICON-Night of the Crime
ROXANNE-Burning Through the Night-Burning Through the Night
ROXANNE-Burning Through the Night
ROXANNE
NUCLEAR VALDEZ-Dream Another Dream
DEPRESSIVE AGE-Lying in Wait-Psycho Circle Game
DEPRESSIVE AGE-Lying in Wait
VARDIS-Quo Vardis
SUICIDAL TENDENCIES-Join the Army-I Feel Your Pain... And I Survive
SUICIDAL TENDENCIES-Join the Army-Join the Army
SUICIDAL TENDENCIES-Join the Army
OUTLOUD-Love Catastrophe-The Night That Never Ends
OUTLOUD-Love Catastrophe-Waiting for Your Love
OUTLOUD-Love Catastrophe-Falling Rain
OUTLOUD-Love Catastrophe
SWEDISH EROTICA-Swedish Erotica-We're Wild, Young and Free
SWEDISH EROTICA-Swedish Erotica
CACOPHONY-Go Off!
ARGUMENT SOUL-Reviving the Truth-Slaughter in a Silent Scream
ARGUMENT SOUL-Reviving the Truth-Blind Emotion
ARGUMENT SOUL-Reviving the Truth
CACOPHONY-Speed Metal Symphony-Speed Metal Symphony
CACOPHONY-Speed Metal Symphony-The Ninja
CACOPHONY-Speed Metal Symphony
JAG PANZER-Ample Destruction-Harder Than Steel
JAG PANZER-Ample Destruction
FATES WARNING-The Spectre Within-Epitaph
FATES WARNING-Perfect Symmetry-Nothing Left to Say
FATES WARNING-Perfect Symmetry
FATES WARNING-The Spectre Within-The Apparition
FATES WARNING-The Spectre Within
FATES WARNING-Night on Bröcken-Damnation
PRIDE OF LIONS-Fearless-Fearless
PRIDE OF LIONS-Fearless-All I See Is You
FATES WARNING-Night on Bröcken
PRIDE OF LIONS-Fearless-Freedom of the Night
PRIDE OF LIONS-Fearless
→PC向けページ
Tweet
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138


発言している22曲を連続再生 - Youtube



VOW WOW-Hard Rock Night ★★★ (2017-06-06 23:38:02)

VOW WOWが唯一残した公式実況録音盤。3rd『Ⅲ』発表後に行われた国内ツアーの中から、中野サンプラザ公演の模様を収録。レコード、カセット、CD、VHS、いずれの媒体でも収録曲が異なるというファン泣かせの仕様でも知られる1枚。この後、B時代からバンドの屋台骨を支え続けたオリジナル・メンバーの佐野賢二(B)が脱退し、VOW WOWは拠点をイギリスへ移して活動していくこととなったため、初期の彼らを総括するベスト盤的役割も果たしています。
内容については、そりゃ名曲を山ほど抱えているバンドゆえ、選曲についての不満はどうしたって付いて回ります。特にVHS版には入っていた名曲中の名曲“SHOCK WAVE”がこっちではオミットされてしまっているのは悲し過ぎる…。MCや観客との掛け合いが殆どフィーチュアされていない等、個人的な好みで言えば、余り積極的に聴くタイプのライブ盤ではないのですが。そ
…続き

DA VINCI-Da Vinci-Young Desperado ★★★ (2017-06-06 00:17:29)

メンバーの解説によれば、間違った選択ばかりしてしまう
若者のもがきについての歌らしい。
要はDA VINCI版「青春の蹉跌」か(?)
美しいコーラスと甘いメロディが、
どこかノスタルジックな雰囲気を醸し出して
感傷的な曲調を盛り上げてくれる名曲です。

DA VINCI-Da Vinci-Tarquinia ★★★ (2017-06-06 00:10:59)

神の怒りに触れ、大地震によって滅ぼされてしまったという
言い伝えの残るローマ帝国の都市タルキニアについて歌ったバラード。
そう聞いてからこの曲に耳を傾けると、
何やら古代のロマンがメロディから薫って来るような来ないような…。
北欧メタルらしい透明感と美旋律が全身に染み渡る名曲で
ラジオ・チャートで大ヒットとなったというのも納得です。

George Murasaki Project-George Murasaki Project-Rocking All Night ★★★ (2017-06-04 09:45:25)

ジョージ紫が操るハモンド・オルガンが楽曲の基盤を作り
そこにホットなVoとGがスリリングに切り込んで来るという
DEEP PURPLE感満点のOPナンバー。
この曲に限らず、随所でセンスフルなオカズをガンガン
叩き込んで来るドラムの仕事ぶりも特筆モノです。

George Murasaki Project-George Murasaki Project-Peaceful ★★★ (2017-06-04 09:34:49)

仲門ウィリーのエモーショナルな歌唱と、
ジョージ紫が優美に奏でるピアノに
しっとりと聞き惚れる美しいバラード。
この曲からEUROPEの“THE FINAL COUNTDOWN”風の
次曲“FAREWELL TO ARMS”に繋げる曲展開も良し。

George Murasaki Project-George Murasaki Project-Fly Away ★★★ (2017-06-04 09:28:45)

「島唄よ風に乗る~🎵」という沖縄民謡“島唄”の
メロディを効果的に取り入れられた、10分以上に亘る長尺ナンバー。
プログレッシブ・ロック的味わいも感じられる曲展開は
聴く者を穏やかに包み込む雄大さと優しさに溢れていて
まるで南国時間の流れに身を委ねているかのような忘我の心持に。

George Murasaki Project-George Murasaki Project-Keep on Rocking ★★★ (2017-06-04 09:20:58)

気持ち良いぐらいタイトなドラムのイントロからスタート。
攻撃的にして華麗なKeyワークと、Gのスリリングな絡み、
音数多めのリズムなど「よ!待ってました!」というぐらい
DEEP PURPLE感溢れる疾走ナンバーの名曲。

DA VINCI-Da Vinci ★★★ (2017-06-04 09:15:14)

ノルウェーのDA VINCIが’87年にPOLYDOR RECORDSから発表し、本国ではグラミー賞を受賞するほどの大ヒット作となった1stアルバム。日本盤は遅れて’93年にゼロ・コーポレーションを通じ、2nd『BACK IN BUSINESS』と同時リリースされました。
自分は先に『BACK~』を聴き、その完成度の高さに感心したことから本作も購入したのですが、涼しげなKeyを取り入れた中期EUROPE辺りに通じるハードポップ・サウンドが、既にこの時点で満開。北欧メタルと聞くと、どうしても「ヘタウマなVo」「貧相な音質」といった垢抜けないイメージが付き纏いますが、本作に関してはメジャー資本のバックアップを受けているだけあって音質は良好ですし、フックを盛り込んだメロディ構築術に抜かりがない上に、アレンジもハイセンスときたもんだ。
特にグラミー賞会場でも演奏したというポップに弾む
…続き

George Murasaki Project-George Murasaki Project ★★★ (2017-06-01 23:59:53)

元紫のジョージ紫(Key)が自主制作、GMP(GEORGE MURASAKI PROJECT)名義にて、'88年にひっそりと(?)リリースしたフル・アルバムが、いつ間にやらシレッとリイシューされていて驚きましたよ。但し、折角のリマスター再発なのに解説文はおろか歌詞カードもなし。ジャケットがペラ紙1枚というMAUSOLEUM CLASSIXばりにソリッド過ぎる仕様はもう少し何とかならんかったのでしょうか。いや再発してくれただけで有難いことではあるんですけども。
音楽性の方は、ハモンド・オルガン大活躍の①や、音数多めのリズム隊のタイトな存在感が映える②、KeyとGが火花を散らす疾走ナンバー⑦といった楽曲が物語る通り、紫時代からのパープル・エッセンスを濃厚に受け継ぐHRスタイルを披露。一方で80年代作品らしく、メロディ重視の楽曲志向も鮮明に打ち出されていて、ねちっこいVoと情感豊かなGが
…続き

George Murasaki Project (2017-06-01 23:58:29)

‘87年にジョージ紫が立ち上げたプロジェクト(というかバンド)。恥ずかしながら、インターネット環境が普及するまでその存在すら知りませなんだ。
ジョージ紫自ら設立した音楽事務所、有限会社・紫から自主制作という形でセルフ・タイトルのデビュー・アルバムを発表(’88年)。メンバーはジョージ紫(Key)以下、仲門ウィリー(Vo、B)、厚志ユタカ(G)、CONDITION GREENのエツ(Ds)というラインナップ。
当時、CDが2000枚程度がプレスされたらしく、その後は長らく入手困難な状態が続いていた。
'17年になって、現紫のCHRIS(B)がリマスタリングを手掛ける形で再発が実現。基本的に沖縄限定リリースの模様なれど、専門店でなら入手が可能。

SHELL SHOCK-Beyond Resurrection ★★★ (2017-05-31 00:12:49)

活動後期の実験精神剥き出しな音楽性にはイマイチ馴染めず、また復活作『肆-SHI』にしても、タイトルからしてそっち系の匂いが感じられたため購入を躊躇していたSHELL SHOCKの最新作は、何と初期スラッシュ・メタル時代の楽曲をリ・レコーディングした6曲入りEPとのこと。なら買うしかねえだろ!と。
選曲は、それぞれ1st『MORTAL DAYS』から3曲、2nd『PROTEST AND RESISTENCE』から1曲、3rd『FIEL LARM』から1曲、そしてX、DOOM、JURASSIC JADE、GROUND ZERO、ROSE ROSEと共に参加したオムニバス盤『SKULL THRASH ZONE Vol. 1』から1曲というチョイス。正直「新たな解釈」の名の下に、それらが前衛的な変貌を遂げているのでは…との不安は直前まで拭いきれませんでしたが、しかし実際は、例えば構築美すら
…続き

ICON-Night of the Crime-Hungry for Love ★★★ (2017-05-29 23:29:29)

HRバンドとしてのエッジや重量感は十全に保ちつつ、
ICONというバンドのメロディ・センスの良さが
如何なく発揮された哀愁のメロハー。
特にコーラスの美しさに蕩けますね。
このサビメロをぶち壊すことなくパワフルに歌い上げる
シンガーの確かな成長ぶりに拍手。

ICON-Night of the Crime-Out for Blood ★★★ (2017-05-29 23:26:50)

スペーシーなシンセとテクニカルなGが映える
抒情的なインスト・パートと、テンポアップして
ハードに盛り上がる歌入りパートの二部構成からなる、
ドラマティックなアルバムのハイライト・ナンバー。
前作に収録されていてもおかしくない曲調ですが
Voの歌唱力やアレンジ力の向上もあって
より安定感が増しています。

ICON-Night of the Crime ★★★ (2017-05-29 00:35:16)

見た目も出す音も華やかなバンドが揃っていたLAメタル・シーンにおいて、ウェット且つ重厚な欧州風味の正統派HMサウンドが異彩を放ったICON、’85年発表の2ndアルバム。
クオリティは高かったものの、デビュー作がセールス的には伸び悩んだ結果を踏まえ、バンドはここで大きく音楽性を転換。曲作りにおいては外部ライターのボブ・ハリガンJr(JUDAS PRIESTとの仕事で知られる)の助力を仰ぎ、シンセサイザーやボーカル・ハーモニーを大幅増量。ポップ&メロディアス化が推進された本編は、プロデュースをエディ・クレイマー、ミックスをロン・ネヴィソンという大物が手掛けたことで一気に抜けが良くなった音作りと併せて、グッと大人びて洗練された風格を身に纏うようになりました。
“聖なる咆哮”とか“美しき聖像破壊者達”とか、大仰な邦題が似合うメタリックな雰囲気は大きく後退するも、派手さを抑えてミディ
…続き

ROXANNE-Burning Through the Night-Burning Through the Night ★★★ (2017-05-27 09:33:30)

THIN LIZZYにも影響を受けたというバンドのルーツを伺わせる
印象的なツインGのハーモニーが散りばめられた
威勢よくキャッチーなアルバム表題曲。
映画「孔雀王」主題歌。(シングル買ったっけなぁ)
昔はよくテレビ放映されていたのに、最近はすっかり
見かけなくなってしまって残念な限りですよ。マカロシャダ。
どうやら権利関係が複雑なせいらしく、この曲に関しても
オリジナル盤が再発された際にも収録はされていませんでした。

ROXANNE-Burning Through the Night ★★★ (2017-05-25 23:33:42)

その昔、日本と香港で合作した伝奇アクション・ホラー『孔雀王』という映画がありましてね。CG全盛の今見ると、コマ撮りモンスターとか、ラスボスがハゲたパンイチのオッサンだったりとか、色々チープに感じる部分もあるかもですが、それでも劇場公開当時やテレビ放映の翌日は、休み時間の学校の廊下が「臨兵闘者皆陣烈在前…ショウ!」と九字護身法の印を切るジャリどもで溢れ返るぐらい人気を博したんですよ、これが。マカロシャダ!
そんな個人的にも思い出の1本である映画(ジャッキー・チェンの洗礼を受けた世代的にはユン・ピョウが出演している点も魅力だった)に、主題歌“BURNING THROUH THE NIGHT”を提供していたのが、このLA出身の4人組ROXANNE。本作は彼らがSCOTTI Bros. RECORDSに残した唯一のアルバムです(オリジナル盤は’86年発表)。'88年にリリースされた日本盤は
…続き

ROXANNE (2017-05-25 23:31:07)

幼馴染のメンバーらによって結成され、LAベースに活動していたツインG編成の4人組。’86年にSCOTTI Bros. RECORDSからセルフ・タイトルの1stアルバムを発表してデビュー(プロデューサーは売れっ子ジェフ・ワーマン)。WILD CHERRYのカヴァーでもあるシングル“PLAY THAT FUNKY MUSIC”は米ビルボード・チャート63位にランクインを果たした。
日・香合作映画『孔雀王』に楽曲提供が決まったことから、“NOT THE SAME”と“PLAY THAT FUNKY MUSIC”の2曲を本編からカットした代わりに、映画主題歌“BURNING THRUGH THE NIGHT”と、サントラ曲“MY WAY”を新たに収録、アルバム・タイトルも『BURNING THROUH THE NIGHT』に変更した特別仕様で'88年に日本デビューを飾る。ちなみに“BUR
…続き

NUCLEAR VALDEZ-Dream Another Dream ★★ (2017-05-24 23:33:41)

中南米から移民としてアメリカへ渡って来たメンバーにより結成され、名曲“涙のサマー”を始めとする、強烈な哀メロを携えたラテン風味薫る楽曲の数々が、ここ日本では高く評価されたNUCLEAR VALDEZ、’91年発表の2ndアルバム。(本当は1st『I AM I』(’90年)について書こうと思ったのですが、棚を漁ってもCDが発見できませんでした)
ちなみにアルバムについての評価は、リリース当時の雑誌レビューや、当サイトにおける皆様の投票数(まさかの0票)が物語る通り。個人的にも初聴時は、メンバーの「今度はルーツに立ち返った作品になるよ!」との発言に「じゃあ更にラテン風味の哀愁が強化されるのか?!」と事前の期待値が跳ね上がっていただけに、果たして実際に提示されたコンテンポラリー/ワールド・ミュージック色を増した代わりに、ロックのエッジと熱量が著しく低下してしまったサウンドに、結構落胆した
…続き

DEPRESSIVE AGE-Lying in Wait-Psycho Circle Game ★★★ (2017-05-23 22:00:39)

感情移入過多というか、
過剰にエモーショナルなシンガーの歌唱は
好き嫌いが分かれそうですが、全編を覆う
絶望的なまでに暗く物悲しいメロディと組み合わさると、
その味わいがクセになります。

DEPRESSIVE AGE-Lying in Wait ★★ (2017-05-23 21:55:28)

90年代当時、DRAKKARプロモーションのボスだったボギー・コペックの猛プッシュを受けて1st『FIRST DEPRESSIN』で日本デビューを飾った5人組が、’93年にGUN RECORDSから発表した2ndアルバム。
テクニカルな演奏を下敷きに、変則的なリフ/リズム/曲展開で畳み掛けるプログレ掛かったスラッシュ・メタル…という、例えばスイスのCORONER辺りに通じる基本スタイルは今回もそのまま。代わりにスピードはグッと抑え気味にされ、本作ではその分メロディが増量されています。そうした作風を後押しするのが、ぬめっとした声質で、どこかデカダンな浮遊感を湛えたメロディを朗々と熱唱するVoの存在。また、好き嫌いはともかくバンドの個性確立に大きく貢献しているこのシンガーが歌うメロディが、東欧然とした(彼らは東ベルリン出身)寒々しく暗鬱な質感を纏っているのも大きな特徴で、中でも全編を覆
…続き

VARDIS-Quo Vardis ★★ (2017-05-21 23:24:08)

これまで以上にHM色が薄まっていることは容易に想像がついたため購入を躊躇していたVARDISの3rdアルバム(’81年)。「国内盤初CD化」のニュースに覚悟を決め、漸くゲットしたので実際に聴いてみたら、案の定メタル色は益々薄まっていたという。
最早HRとすら若干の距離を感じなくもないリラックス具合で繰り出されるロックンロール・サウンドは、オールディーズ風の楽曲が収録されていたり、曲に応じてピアノ、サックス、ハーモニカが気持ち良さげに鳴らされてたりなんかして、VARDIS=NWOBHMバンドという図式が頭に叩き込まれていた若い時分に聴いた日にゃ「全然NWOBHMの音と違うじゃねえか!」と、盤をブン投げていたであろうことは想像に難くありません。
尤も、VARDIS(と首魁スティーヴ・ゾディアック)は本質的にロックンロール野郎であり、その基本姿勢はデビュー当時から一貫して全くブレて
…続き

SUICIDAL TENDENCIES-Join the Army-I Feel Your Pain... And I Survive ★★★ (2017-05-21 01:30:43)

高速で刻み倒される冒頭のGリフにテンションの上がらぬ
スラッシャーはおらんでしょう、と。
尤も、スラッシュ・メタルとして聴いた場合
Vo含めて「音の軽さ」には如何ともし難いものはありますけども
逆にだからこそこの俊敏なフットワークの疾走感を
生み出せているとも言えるわけで。

SUICIDAL TENDENCIES-Join the Army-Join the Army ★★★ (2017-05-21 01:26:52)

上擦り気味のVoが醸し出す切迫感、
ロッキー・ジョージの弾きまくりのGとを伴って
アップダウンを効かせながらテンション高く突っ走る様は
「カッコイイ」の一言に尽きますよ。

SUICIDAL TENDENCIES-Join the Army ★★★ (2017-05-19 00:17:25)

スラッシュ・シーンとハードコア/パンク・シーンのクロスオーバー推進に一役買ったパイオニア・バンドの一つ、マイク・ミューア(Vo)率いるカリフォルニア出身の5人組が’87年に発表した、アメリカ軍の徴兵ポスターのデザインをパロった表題とアートワークが目印の2ndアルバム。(邦題は『軍団宣言』)
スケーターズ・ロックならではの疾走感は既に十分なれど、いかせんメタル側からすると音の軽さが気になったセルフ・タイトルのデビュー作。正統派HM色を強め(泣きのGソロまで聴ける)BUURN!!誌レビューじゃゴッドが高得点を献上したものの、疾走感の低下には物足りなさを覚えざるを得なかった3rd『HOW WILL I LAUGH TOMMORW WHEN I CAN’T EVEN SMILE TODAY』。この2枚の間に挟まれた本作は、ハードコア/パンク由来の爆発的スピード感と、へヴィ・メタリックなエッ
…続き

OUTLOUD-Love Catastrophe-The Night That Never Ends ★★★ (2017-05-17 23:42:57)

印象的なKeyリフが奏でられるイントロだけで掴みはOK。
Voが熱唱する哀愁のメロディと、フラッシーに炸裂するGとが
適度なハードネスと疾走感を伴って駆け抜ける様は、
2ndアルバムに収録された数ある名曲の中でも
ハイライト・ナンバーとして頭抜けたカッコ良さを提示してくれています。

OUTLOUD-Love Catastrophe-Waiting for Your Love ★★★ (2017-05-17 23:34:32)

歌メロにしろキャッチーなコーラスにしろ、
それらに負けじとメロディアスに歌ってみせるツインGにしろ、
とにかく哀愁成分をたっぷりと含んでいて
思わずウットリと聞き惚れてしまいますね。

OUTLOUD-Love Catastrophe-Falling Rain ★★★ (2017-05-17 23:30:47)

哀愁のメロディを纏って伸びやかにハモるツインGに
思わず目を細めてしまう、PRAYING MANTIS辺りに通じる
魅力を湛えたメロディアスHRナンバーの逸品。

OUTLOUD-Love Catastrophe ★★★ (2017-05-16 23:17:34)

FIREWINDのKey奏者として、また多くのHR/HMバンド作品へのゲスト参加や、ソロ・アーティストとしての活動等で知られるギリシャ人ミュージシャン、ボブ・カティオニスが、自らの教え子でもあったギタリスト、トニー・キャッシュの才能を世に知らしめるべく立ち上げたバンドの2ndアルバム(’11年)。
一足先に‘14年発表の3rd『LET’S GET SERIOUS』を購入し、そこに託されていたメロディックHRサウンドのクオリティの高さに感激(でも実はトニー・キャッシュ脱退済みという)。慌てて遡って本作も聴いてみたわけですが、OPナンバー①はまあまあレベル。「あれ?期待した程じゃないかも?」と早合点しそうになりましたが、2曲目以降は哀愁とキャッチネスが絶妙にブレンドされたメロディックHRチューンが連続。特に、ツインGがハモりながら奏でるメロディの哀愁っぷりがPRAYING MANTIS
…続き

SWEDISH EROTICA-Swedish Erotica-We're Wild, Young and Free ★★★ (2017-05-15 22:56:02)

事前情報なしに聴いたらまず北欧のバンドの手による
楽曲とは思えないであろう、しゃがれ声で歌われる
メロディにしろ、キャッチーなコーラスを分厚く覆う
ハーモニーにしろ、アリーナ・ロックの風情が濃厚に
匂い立つ名曲。それでいて、そこはかとなく涼し気な
空気も運んでくる辺りは北欧風味でもあるという。

SWEDISH EROTICA-Swedish Erotica ★★ (2017-05-14 23:26:18)

シンガーは後にイングヴェイとの活動で名を上げるマッツ・レヴィンで、⑩で歌っているのは現在NIVAを率いているトニー・ニヴァ。他にもヨラン・エドマンやジェイミー・ボーガー、ALIENのケン・サンディンらが在籍していたことがあったり、またTNTの初代Vo、ダグ・インゲブリットセンとの関りもあったりと、ファミリーツリーでも作った日にゃ相当複雑に入り組みそうなスウェーデン出身の5人組が、’89年発表した1stアルバム。
EUROPEに代表される従来の北欧メタルを「退屈なバンドばかり」とバッサリ切ってみせる彼らが本作で聴かせるのは、人を食ったバンド名(母国のポルノビデオシリーズがその由来だとか)や、華やかなルックス、レッツ・パーティ・ターイム!な歌詞等が物語る通り、シンプルでスリージーでワイルドなロックンロール・サウンド。
但しアメリカへの憧れをダダ漏れにしてはいても、メロディ・ライン
…続き

CACOPHONY-Go Off! ★★ (2017-05-13 23:47:30)

デビュー作『SPEED METAL SYMPHONY』との間に、マーティ・フリードマンの『DRAGON’S KISS』、ジェイソン・ベッカーの『PERPETUAL BURN』というそれぞれのソロ・アルバム発表を挟んで、’88年にリリースされた2ndアルバム。
テンション高く展開されていくテクニカルなパワー・メタル・サウンドは基本的に前作と同路線。但し、マーティとジェイソンのコンビネーションはこれまで以上に円滑なものとなり、演奏の方もとにかく弾きまくっていた前作に比べ、猛烈に弾き倒す場面と抑えて聴かせる場面を弾き分ける等、よりメリハリの効いた内容に仕上がっています。
ダイナミズムが増したことで楽曲のプログレ・メタリックな印象にも拍車が掛かり、更に名手ディーン・カストロノヴォ(Ds)の助っ人参加がそれをブースト。SHRAPNELメタルらしい大味なアグレッションを剥き出しにしたかと
…続き

ARGUMENT SOUL-Reviving the Truth-Slaughter in a Silent Scream ★★★ (2017-05-12 00:24:18)

OPナンバー斯くあるべし、なパワフルな疾走曲。
線の細いハイトーン・タイプではなく、
(やや音程に甘さを残しつつも)力強く歌いまくる
カール・アルバート系シンガーの存在が大きな武器。
劇的なツインGのユニゾン・プレイを伴って
一気に加速する終盤の曲展開のカッコ良さはガッツポーズ物ですよ。

ARGUMENT SOUL-Reviving the Truth-Blind Emotion ★★★ (2017-05-12 00:16:11)

パワフルに疾走するリズムに乗って勇ましく歌うVoと
ドスの効いたコーラスのコンビネーションが
VICIOUS RUMORSを彷彿とさせる一方、
劇的なドラマを構築してみせるツインGと
重厚なコーラス・ワークには
きっちりとこのバンドならではの魅力が刻まれています。

ARGUMENT SOUL-Reviving the Truth ★★★ (2017-05-11 23:11:03)

名古屋を拠点に活動する5人組パワー・メタル・バンドが、’04年にLIGHTS OUT RECORDSからリリースしたデビュー作。
HR/HM冬の時代を通過したこの時期はとんと新譜に対する感度が鈍くなっており、彼らの名前は雑誌等で見聞きはしても完全にスルーしてしまっていました。しかし先頃、GW中に出掛けた先で立ち寄った古本屋CDコーナーにて本作を発見。安かったこともあり、ふと興味を引かれて購入し聴いてみたら…これ無茶苦茶カッコイイじゃねえかオイ!と。
音楽性は、スピード/パワー/メロディ、それにドッシリとした重量感がバランス良く配分された、ジャーマン系とは趣きを異する正統派パワー・メタル。鋼鉄の如く屈強な演奏同様、力強く伸びていくシンガーの歌唱がカール・アルバートを思わせるスタイルなこともあり、VICIOUS RUMORSとの共通点を見出す場面もしばしばです。
さりとて単
…続き

CACOPHONY-Speed Metal Symphony-Speed Metal Symphony ★★★ (2017-05-09 23:36:49)

10分近くに及ぶ複雑且つ劇的な曲展開の中を、
ジェイソンが奏でるクラシカルなメロディと
マーティが紡ぐ東洋風メロディがテクニカルに乱舞する
アルバムのラストとハイライトを飾るインストの名曲。
表題に偽りなし。

CACOPHONY-Speed Metal Symphony-The Ninja ★★★ (2017-05-09 23:28:58)

ニンジャー!
日清どん兵衛のかき揚げばりに
後乗せサクサク感(取って付けた感)満載の
Voはフックに欠けること夥しいですが、
その分マーティとジェイソンの高性能ツインGが
主題に相応しく東洋風メロディの大盤振る舞いで
歌いまくっていますので、帳尻は合っています。

CACOPHONY-Speed Metal Symphony ★★ (2017-05-09 23:16:09)

80年代の速弾きギタリスト・ブーム最中に頭角を現しつつあったマーティ・フリードマンと、ジェイソン・ベッカー(当時若干17歳!)が、SHRAPNEL RECORDS首領マイク・ヴァーニーの仲介を得てCACOPHONYを結成、'87年に発表したデビュー作がこちら。
正確無比な運指でクラシカルなフレーズを流麗に紡ぐジェイソンと、隙あらば演歌チックな泣きメロをブッ込んで来るマーティによる、テクニック全開の高性能ツインGが縦横無尽に駆け巡るアグレッシブなパワー・メタル・サウンドは、ファンがこの組み合わせに寄せる期待にバッチリと応えてくれる方向性です。
但し、抜けの悪いプロダクションの下、無理くりヘヴィに歌おうとしているせいで精彩を欠くピーター・マリノ(元LE MANS)のVoといい、技巧の盛り込み過ぎで難解な印象すら漂う楽曲といい、キャッチーさは皆無。万人にお薦め出来る作品かっつーと「
…続き

JAG PANZER-Ample Destruction-Harder Than Steel ★★★ (2017-05-07 22:15:06)

「これこそUSパワー・メタルじゃい!」とばかりに
荒くれて刻まれるGリフと青筋シャウトを轟かせるVoとが、
バンカラちっくに突き進むパワー・チューン。
かと思えばジョーイ・タフォーラの流麗なGプレイを
フィーチュアしたインスト部では、2本のGが美しくハモってみせたりと、
曲展開における押しと引きの演出も巧み。
「どうせマイナーメタルでしょ」とかせせら笑っていると
US裏メタル界の番長ハリー・コンクリン先輩にドツかれる名曲です。

JAG PANZER-Ample Destruction ★★★ (2017-05-07 22:06:25)

後にSHRAPNEL RECORDSからソロ・デビューを飾るジョーイ・タフォーラ(G)が在籍していたコロラド州出身の5人組が、’84年に発表した1stアルバム。
当然ジョーイはここでも大変素晴らしい仕事ぶりを披露。もっと己の技術をひけらかして悪目立ちしているものと思いきや、エピカルな雰囲気を宿し高圧的に迫り来る正統派パワー・メタルを効果的に盛り立てるチームワーク重視のGプレイに徹しており、勿論その演奏は十分にテクニカル。ソロ作で発揮されるセンスの良さを既に垣間見せてくれるという。
しかしながら、個人的に本作の主役はバンドの中心人物たるハリー“THE TYRANT”コンクリンの存在ですよ(ちなみにTYRANTはJAG PANZER改名以前のバンド名)。TYTAN FORCEにSATAN’S HOSTにRIOT…と、一貫してUSメタル裏街道一筋に歩み続ける彼氏の必殺仕事人シンガー
…続き

FATES WARNING-The Spectre Within-Epitaph ★★★ (2017-05-06 00:42:38)

別にKING CRIMSONのカヴァーではありませんが
タイトルからして「今後はプログレ路線で行くぜ!」との
バンドの決意の程が伝わって来るかのようです(?)
11分以上に及ぶドラマティックな大作ナンバーではあるものの
ブルース・ディッキンソンへの憧憬が滲むシンガーの歌唱にしろ
勇壮且つアグレッシブな曲調&曲展開にしろ、この時点ではまだ曲作りの基盤は
正統派HMに据え置かれたまま。つか、むしろそこが良い!と。
タイトル負けしていない名曲ですよ。

FATES WARNING-Perfect Symmetry-Nothing Left to Say ★★★ (2017-05-06 00:35:57)

歌に入る前の導入部の一捻りとか
濃淡の塗り分けられた曲展開等、
これぞプログレ・メタル!な逸品。
レイ・アルダーのシンガーとしての熟達から、
新加入のマーク・ゾンダーの柔軟なリズム・ワーク、
表現力を増したツインGの泣きっぷりまで
バンドの洗練具合がしかと刻み込まれた名曲です。

FATES WARNING-Perfect Symmetry ★★★ (2017-05-06 00:30:19)

FATES WARNINGの日本デビュー作であり、個人的に初めて彼らの音に触れた作品でもある、’89年発表の5thアルバム。
ヘヴィ・メタリックな荒々しさや疾走感が影を潜め、哀愁のメロディ、凝ったアレンジに、派手さよりも「味わい深さ」で聴かせる曲展開等がいちいち洗練を感じさせる楽曲を始め、いかにもHM然としていたガビガビのバンド・ロゴがいつの間にかスマートなデザインに改められていたり、ついでにジャケットもモダン・アート風だったり…と、この頃には完全にバンドは「本格派プログレ・メタル路線」へと移行完了。当時は全く気にしていなかったのですが、今となってはDREAM THEATERの初代Key奏者ケヴィン・ムーアがゲスト参加している辺りもその表れと言えなくもなかったという。
益々扇情力を高めた2本のGのメロディアスな絡み、ジェフ・テイト型に分類されるレイ・アルダー(Vo)の表現力に
…続き

FATES WARNING-The Spectre Within-The Apparition ★★★ (2017-05-02 23:43:30)

FATES WARNINGのことを小難しいだけのプログレ・メタル・バンドと
思ってる奴はこれでも喰らえ!という劇的な構築美とスリリングな
緊張感に満ち溢れた名曲。引っ掛かり気味の曲進行やツインGの
ドラマティックなハーモニーはIRON MAIDENからの影響大。
勢い余りまくりながらもパワフルなジョン・アーチの歌いっぷりも良し。

FATES WARNING-The Spectre Within ★★★ (2017-05-01 23:43:13)

FATES WARNINGの名を聞くと思い出すSFタッチのアートワークといい、いきなり7分越えのOPナンバー①で幕が上がり、10分以上に及ぶ⑦にて幕が下りる本編の攻めた構成といい、後のプログレ・メタル路線への息吹があちこちから感じられるようになった、’85年発表の2ndアルバム。
ツインGの劇的なハモりっぷりや、メリハリの効いた勇壮な曲展開が物語る通り、未だサウンドの基軸はIRON MAIDEN、JUDAS PRIEST由来のダークでアグレッシブな正統派HM路線に据え置かれています。その一方で、前作のパワフルな音痴ぶりから確かな成長を遂げ、歌声にブルース・ディッキンソンばりの雄々しさと力強さと心強さが宿った(一つ違う)ジョン・アーチの歌唱力や、ドラマ性及びスケール感の一層の増強が図られた曲展開etc.に下支えされた各収録曲は、1曲毎の中で多彩な表情を見せてくれるようになっています。
…続き

FATES WARNING-Night on Bröcken-Damnation ★★★ (2017-04-30 22:20:29)

アルバムのクライマックスを盛り上げる大作ナンバー。
尺は7分近くありますが、影響源は明らかにプログレッシブ・ロックよりも
IRON MAIDENとかJUDAS PRIESTに求められる感じ。
ぶっちゃけマイナー・メタルではありますが、
勇壮な曲調といい、勢いがあり余ってるVoの熱演といい、
ボンクラ・メタラー的には後の知的路線以上にグッと来る場面多し。

PRIDE OF LIONS-Fearless-Fearless ★★★ (2017-04-29 09:47:01)

いきなり唸りを挙げる重たげなGサウンドにギョッとなる疾走ナンバー。
ジム・ピートリックも「POL史上最もへヴィなナンバー」と
太鼓判を押していましたが、実際に曲が走り始めると
哀愁のメロディがハードな曲調の中を華麗に舞っていて
大味な悪印象は絶無。
ジム先生の匠級の曲作りの技前が冴え渡る1曲です。

PRIDE OF LIONS-Fearless-All I See Is You ★★★ (2017-04-29 09:36:30)

いきなりバイオリンが活躍するイントロからしてKANSASを思わせる
…って、ちょっとバイオリンが入っているとすぐKANSASを連想する
プログレ音痴ぶりが我ながら如何ともし難いですが、
ともあれ爽やかな哀愁を帯びたメロディや躍動感溢れる曲調は
80年代初め産業ロック色を強めた頃のあのバンドを思わせなくもないような。
MVが作られたのも納得の、本編に対する期待を高めてくれるOPナンバーです。

FATES WARNING-Night on Bröcken ★★★ (2017-04-29 09:30:14)

ブライアン・スラゲルに気に入られ、METAL BLADE RECORDSとの契約をゲットしたコネチカット出身の5人組が、名物コンピ盤『METAL MASSACRE』シリーズ第5弾に楽曲提供を行った後、'84年に放った1stアルバム。
アーティスティックな拘りを感じさせるアートワークから音楽性に至るまで、「洗練されたプログレ・メタル」の貫禄漂わす5th『PERFECT SYMMETORY』を先に聴いてから、遡って本作を購入したので、まず手書きの温もりに満ちた…つか温もりしか伝わってこねぇ(笑)ジャケット・イラストのいなたさに吃驚仰天した記憶あり。更に本編にはプログレ色がほぼ皆無だったもんで2度吃驚。じゃあここにはどんな音が託されているかといえば、パワフル且つ音痴なVoが醸し出すマイナー臭と、NWOBHMからの影響がモロ出しのダークでアグレッシブなHMサウンド。起伏に富んだ曲展開が素晴
…続き

PRIDE OF LIONS-Fearless-Freedom of the Night ★★★ (2017-04-27 22:29:11)

アルバムの購入動機の一つがこの曲聴きたさでもあった、
《ジミ・ジェイミソンの永遠なる思い出に捧ぐ》の一文が
タイトルに添えられているメロディックHRチューン。
故人との思い出を歌詞に綴った楽曲ながら、
湿っぽいバラードではなく、タイトルに相応しく
都会の夜を駆け抜けて行くようなエネルギッシュな
曲調なのがまた心憎いではないですか。

PRIDE OF LIONS-Fearless ★★★ (2017-04-27 00:11:45)

新譜が出れば毎回チェックはしていたものの、ここ数作は少々「置きに行ってる」感が拭えなかった(それでも質の高さは保証書付き)PRIDE OF LIONS、’17年発表の5thアルバム。
かてて加えて、近年のジム・ピートリックがPETERIK/SCHERERのような別プロジェクトに精を出していることもあって、「もうPOLに関する活動に興味が薄れてきたのか?だったら新作もあまり期待できそうにないな…」とか失礼なこと考えていたのですが、実際に本作を聴いてビックリ。躍動感溢れるバイオリンの調べが全盛期のKANSASを彷彿とさすOPナンバー①の時点で、こっちの早合点の浅はかさを思い知らされてしまいましたよ。
ジム先生が天才メロディ・メイカーとしての腕前を存分に振るった楽曲を、逸材シンガーたるトビー・ヒッチコック(Vo)が、張りも艶も伸びも抜群な歌声で時に朗々と、時に切々と歌い上げるわけで
…続き


MyPage