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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2301-2350
HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead
HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose
APOCALYPSE-Faithless-Unwanted
APOCALYPSE-Faithless-Division
MANOWAR
APOCALYPSE-Faithless
QUARTZ-Stand Up and Fight-Questions
QUARTZ-Stand Up and Fight-Revenge
QUARTZ-Stand Up and Fight-Charlie Snow
QUARTZ-Stand Up and Fight
HOLOCAUST-Smokin' Valves・the Anthology
SAMSON-Riding With the Angels: The Anthology
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal for Muthas Volume Ⅱ
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal for Muthas
MANIA-Changing Times
GLASS TIGER-The Thin Red Line-I Will Be There
GLASS TIGER-The Thin Red Line-Closer to You
GLASS TIGER-The Thin Red Line
GLASS TIGER
WHIPLASH-Power and Pain-Power Thrashing Death
WHIPLASH-Power and Pain
TRESPASS-The Works-One of These Days
TRESPASS-The Works-Light Smith
TRESPASS-The Works-Point of No Return
TRESPASS-The Works
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Kaizoku
MAGNUM-Sacred Blood “Divine” Lies
OMEN-Teeth of Hydra
Millennium-Caught in a Warzone-Run to the West
Millennium-Caught in a Warzone-Princess of the Light
Millennium-Caught in a Warzone
HAVE MERCY-The Years of Mercy
HAVE MERCY-The Years of Mercy-The Omen
HAVE MERCY-Combat Boot Camp(ARMAGEDDON DESCENDS)-Have Mercy - Mass Instruction
HAVE MERCY-Combat Boot Camp(ARMAGEDDON DESCENDS)
HAVE MERCY
SPIDER-Rough Justice-Midsummer Morning
SPIDER-Rough Justice-Martyred (For What I Love)
SPIDER-Rough Justice-Death Row
SPIDER-Rough Justice
SPIDER-Rock ’n’ Roll Gypsies-'til I'm Certain
A.W.O.L.
SPIDER-Rock ’n’ Roll Gypsies
SPIDER
Lost Society-Braindead-Only (my) Death is Certain
Lost Society-Braindead-Rage Me up
H-BOMB-Attaque-Exterminateurs
H-BOMB-Attaque
H-BOMB-Coup De Metal-Chasseur Du Frime
H-BOMB-Coup De Metal
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発言している20曲を連続再生 - Youtube



HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead ★★★ (2016-05-29 08:53:25)

デビュー作『LETTIN LOOSE』(’83年)が、NWOBHMの勢いに陰りの見え始めた英国で苦戦を強いられたことを受け、ソフト・フォーカス使いまくりのアートワークから音楽性に至るまで、一層「アメリカ志向」を鮮明に打ち出した'85年発表の2ndアルバム。
前作収録の“VICTIM OF THE NIGHT”や“HELL IS BEAUTIFUL”のようなへヴィ・メタリックな疾走ナンバーが姿を消し、よりポップに、よりコマーシャルに、テンポを抑え気味にした分、メロディのフックライン強化に全精力を注ぎ込んだかのような楽曲は、アンセミックな“ROCK AIN’T DEAD”、アルバムのハイライトの一つと言うべき乾いた哀愁漂わす“SOLE SURVIVOR”、「暗」なヴァースから「明」のサビメロへと曲調が鮮やかに変化する“CHINA BOY”…といった具合に、ますますDEF LEPPARD
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HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose ★★★ (2016-05-27 23:16:22)

NWOBHMの波には少々乗り遅れても、名曲“ROLL THE DICE”のスマッシュ・ヒットと華のあるルックスの威力で(?)、堂々メジャー・レーベルとの契約を勝ち取ったスコットランド・グラスゴー出身の5人組が、’83年に発表した1stアルバム。
「DEF LEPPARDフォロワー」という評判、それにプロデュースをQUEENのブライアン・メイが手掛けていることが先入観となり、「どうせ好みの音じゃねぇだろう」と入手を後回しにしていた作品なのですが、実際に聴いてみたら、そのカッコ良さに膝ガクガク。
いや、確かにDEF LEPPARDっぽさは本編の端々から感じられます。OPナンバー“IN AND OUT OF LOVE”の爽快なコーラス・ワークとか、哀メロが胸打つ“BROKEN HEART”の洗練具合とか、“ROCK ME”が醸し出すアリーナ・ロック的スケール感とか、高いヒット・ポテ
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APOCALYPSE-Faithless-Unwanted ★★ (2016-05-26 23:35:35)

『ピンクパンサー』風のイントロに始まり、
グルーヴィな横ノリ・パートあり、パワフルな疾走パートありと、
起伏に富んだ曲展開を支えるのがニック・メーダーの歌唱力。
現在(GOTTHARD)とは唱法がかなり異なるものの、
ドスを効かせた強面シャウトからハイトーンまで淀みなくこなす
パフォーマンスからは、既に実力派シンガーの片鱗がチラ見え。

APOCALYPSE-Faithless-Division ★★ (2016-05-26 23:29:10)

映画『プレデター2』みたいなイントロSEから
猛然と爆走を開始するスラッシュ・ナンバー。
これがモダン・ヘヴィネスがもてはやされていた
'93年に発表されているのだから頼もしい限り。
なので歌メロがMETTALICAの“BATTERY”みたいなのは
大目に見てあげて下さい。

MANOWAR (2016-05-26 23:22:55)

明らかに迷走している感のあったここ数年の活動を振り返ると
驚くと共に「やはり・・・」と、ある程度納得する部分が無きにしも非ず。
でもやはりファンとしては寂しいですね。
SCORPIONSみたく、フェアウェルツアーやってみて「やっぱ解散なしよ」でも
全然オッケーなのですが。

APOCALYPSE-Faithless ★★★ (2016-05-25 07:12:39)

スイスのAPOCALYPSEがデビュー作から5年のブランクを経て’93年に発表した2ndアルバム(最終作でもある)が漸く正式再発。買い逃していた身には嬉しい限りであります。
この時期はスラッシャーのモダン・ヘヴィネス化が注視され始めた頃合いで、本作に関してもハリス・ジョンズが手掛けた重厚なプロダクションや、エピック性を薄れさせた曲作りの姿勢は明らかに90年代仕様。ただ、歌メロが“BATTERY”を思わせる③からも分かる通り、もともとMETALLICAやTESTAMENTの系譜に連なる、疾走感よりも構築美押しのスラッシュ・サウンドが持ち味だったバンドゆえ、流行に日和ったとの悪印象は皆無。新Voとして、より幅広く「歌える」タイプのニック・ラボーが加わったことで、更にメロディが増量されパワー・メタル化の加速した楽曲がなかなにカッコイイのですよ。それでいてスラッシーな突進力に鈍りが見られな
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QUARTZ-Stand Up and Fight-Questions ★★ (2016-05-23 23:13:18)

Gリフ主体でシンプルに突っ走る様が、
まさしくザ・NWOBHMな疾走ナンバー。
切々と歌ってオヤジの哀愁漂わせてる時もいいのですが
こうしたストレートな楽曲も、この使い込んだ金属のような
味わいの歌声には非常によく似合います。

QUARTZ-Stand Up and Fight-Revenge ★★★ (2016-05-23 23:05:53)

キビキビとした曲調はへヴィ・メタリックな光沢を放ちますが
切々と歌うVoと、Gが奏でる哀愁のメロディからは
70年代ブリティッシュHR由来のドラマ性や滋味も感じられたり。
つまり実にQUARTZらしい1曲であると。
単なるリズム楽器以上の存在感を発揮するBの仕事っぷりも良し。

QUARTZ-Stand Up and Fight-Charlie Snow ★★★ (2016-05-23 23:01:26)

杭を打ち込むような力強いヴァースから一転、
物悲しくメロディアスなコーラスへと展開させる曲作りの巧みさに、
70年代からキャリアを積んできたバンドの底力を感じた次第。
何やらオヤジの哀愁漂ってくるVoも沁みますよ。

QUARTZ-Stand Up and Fight ★★★ (2016-05-22 23:19:22)

NWOBHMの盛り上がりは、新人だけでなく、中堅HRバンド達の参戦にも支えられていたわけですが、バーミンガム出身のQUARTZもそうしたグループに属するバンドの一つ。
トニー・アイオミが1stのプロデュースを手掛けたり、オジーがゲスト参加したりと、地理的/音楽的/人脈的に「BLACK SABBATHの弟分」との評判を得ていた彼らも、ジェフ・ニコルズ(Key)がそのBLACK SABBATH加入のため脱退したのを受け、4人編成でレコーディングが行われた本2ndアルバム(’81年)では、NWOBHMの勃興に歩調を合わせて音楽性をビルドアップ。『蛮勇コナン』の挿絵みたいなマッチョなアートワーク&アルバム・タイトルを手始めに、ソリッドに刻まれるGリフ、ブンブン唸りを上げるB、アタッキーなDs、歌メロから燻し銀の哀愁迸らせるVoとが、タイト且つキャッチーに押し出して来る楽曲に至るまで、作品全
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HOLOCAUST-Smokin' Valves・the Anthology ★★★ (2016-05-21 10:01:52)

躍進→改名→解散→METALLICAによる再評価を切っ掛けに復活…という浮き沈みを経た、スコットランド・エディンバラ出身の5人組の活動を総括する2枚組ベスト盤(’03年)。
「METALLICAが“THE SMALL HOURS”をカヴァー」「物騒この上ないバンド名」といった要素から、勝手にスラッシュ・メタルのご先祖様的な音を期待してデビュー作『THE NIGHTCOMERS』(’81年)を購入したら、聴こえて来たのは特別速いわけでもアグレッシブでもない曲調に、のっぺり声でぶっきら棒に歌うVoが乗っかった、ごくごくシンプルなHMサウンド。「思ってたんと違う」と勝手に立腹した挙句、速攻CD売っ払ってその後彼らの作品に触れる機会はなかったのですが、本ベスト盤のリリースを契機にふと思い立ってもう一度対峙してみたら、これが意外なぐらい楽しめてしまったというね。
特に、サバシーなGリフ
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SAMSON-Riding With the Angels: The Anthology ★★★ (2016-05-19 23:14:21)

'02年発表。SAMSON復活の狼煙になる筈が、首魁ポール・サムソンの急死(ガンだったとか)により、図らずも遺作になってしまった2枚組ベスト・アルバム。
「SAMSON?普通のHRバンドだぞ。ブルースの歌唱も今ほど劇的じゃないし」との前評判と、背伸びしたい盛りのヤングだった身には、SMスナイパーばりの覆面姿で檻の中に納まるサンダースティック先生の神々しいパフォーマンスが、ズバリ申し上げて「アホじゃねえの?」と子供騙しに思えたこともあり、その音に触れる機会を逸し続けていたSAMSONを見直す切っ掛けともなった、個人的に非常に恩義を感じているベスト盤でもあります。
ブルーズ・ベースのHRサウンドを、ブルース・ディッキンソン(Vo)がダイナミックな歌唱で盛り立てる2nd『HEADS ON』に、名盤の誉れ高い3rd『SHOCK TACTICS』のみならず、こうしてまとめて聴いてみると
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal for Muthas Volume Ⅱ ★★★ (2016-05-17 23:14:42)

『METAL FOR MUTHAS』の売れ行きに気を良くしたEMI RECORDSが、逞しき商魂を発揮して、前作リリースから僅かなインターバルで発売まで漕ぎ着けたNWOBHMコンピレーション・アルバム第二弾。(但し日本未発売)
「鉄は熱いうちに打て」との戦略自体は間違っていなかったと思うものの、バンド集めに掛けられる時間が十分でなかったせいか、参加面子が第一弾に比べるとえらく地味。何せ前作でIRON MAIDENが果たしたアルバムのセンター役(OPナンバー担当、2曲提供等)を、今回担っているのがTRESPASSですからね…。
そんなわけでインパクト不足は如何ともし難いものがある本作なれど、しかし「山椒は小粒でもピリリと辛い」との格言通り、面子が地味だからってアルバム自体が退屈かというと、さに非ず。DARK STARの名曲にしてNWOBHMのアンセム“LADY OF MARS”
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal for Muthas ★★★ (2016-05-16 23:04:28)

'80年にリリースされ、NWOBHM勃発を世に告げた伝説のコンピレーション・アルバム(邦題は『へヴィ・メタルへの招待』)。…と持ち上げた端からゲロっておくと、名前は知ってても長らく聴いたことはなかったんですよね。'00年に国内盤がCD化された際に漸く購入した体たらくで。あとタイトルの「マザーズ」も「MOTHERS(おっ母さん)」だと思ったら「MUTHAS(メタル好きの野郎共を意味するスラング)」だったというね…。
しかし、やはり聖典扱いされている作品だけあって、NWOBHM関連のコンピ盤の中では質・量共に充実度はトップクラス。2曲収録という特別扱いで他のバンドとの格の違いを見せつけるIRON MAIDEN(クライヴ・バー加入前で楽曲の攻撃性がアルバム・バージョンに比べ然程でもないのが興味深い)を頭に、メロディアスなツインGを見事に活かし切ったPRAYING MANTIS、オドロオド
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MANIA-Changing Times ★★★ (2016-05-15 00:18:01)

後にABRAXASに合流するクリス・クラウケ(Vo)が在籍していたドイツ・ハンブルグ出身の5人組が、’89年にNOISE RECORDSに残した唯一のフル・アルバム。
結成は'82年とその歴史は結構長く、ゆえに音楽性も「ドコドコ疾走するツーバスの上にハイトーンVoがゆったりしたメロディを乗せる」例のお約束スタイルよりももうちょい荒々しく、印象的なツインGのハモリが散りばめられたパワーメタル・サウンドは、初期HELLOWEENにNWOBHMからの影響を掛け合わせたような感じ。
油断するとすぐ声が引っ繰り返りそうになるVoの危なっかしさ等、全体を覆う垢抜けなさはとても万人向けとは言い難い。しかし、それでもHELLOWEENフォロワーの域を脱せんとする意気込み漲る今作では、アンドレアス・マーシャルが手掛けたアートワーク(バンドのトレードマーク「マフティー君」も健在)のみならず、どこ
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GLASS TIGER-The Thin Red Line-I Will Be There ★★★ (2016-05-12 23:16:24)

胸高鳴る鮮やかなイントロから
思わず踊り出したくなる曲調、
キャッチーなサビメロに至るまで
ハードポップの鑑のような名曲。

GLASS TIGER-The Thin Red Line-Closer to You ★★★ (2016-05-12 23:08:25)

Voが伸びやかに歌い上げる
キャッチー且つ愁いを発するメロディが
胸にキュン(死語)とくる
秀逸なハードポップ・チューン。
物悲しいシンセ・リフも印象的。

GLASS TIGER-The Thin Red Line ★★★ (2016-05-11 23:17:03)

敏腕プロデューサー、ジム・ヴァランスのバックアップを受けて華々しくデビューを飾った5人組が、'86年に発表した1stアルバム。邦題は『傷だらけの勲章』…って西城秀樹の映画か?
スコットランド民謡のメロディを用いた①にて幕が上がる構成に、彼らの郷土愛を見る思いの本作(リーダーのアラン・フリューがスコットランド出身)。流石ジム・ヴァランスの仕事というべき、クリアに洗練された見通しの良い音作りの下、煌びやかなKeyを配し、甘く爽やかに歌い上げるVo、胸の透くコーラス・ワーク、躍動するポップなメロディetc…と、ヒットのツボを徹底的に解析しまくったかのような、フック満載のメロハー・サウンドが実に心地良い。シングル・カットされた②(ブライアン・アダムスがバックVoとしてゲスト参加)が、母国カナダはもとより全米チャートでも第2位を獲得する等、ビッグ・セールスを記録したというのも納得できる話です
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GLASS TIGER (2016-05-11 23:16:23)

'83年結成。当初はTOKYOと名乗るも、その後「繊細さ(GLASS)とワイルドさ(TIGER)を併せ持つバンド名」としてGLASS TIGERに改名。
CULTURE CLUBの前座を務めたことを切っ掛けにCAPITOL RECORDSと契約。更に当時バリバリの売れっ子プロデューサーだったジム・ヴァランスのお眼鏡に適う幸運にも恵まれ、彼の全面的なバックアップを受けたデビュー作『THIN RED LINE』(邦題『傷だらけの勲章』)は'86年にリリースされるや否や、“DON’T FORGET ME”や“SOMEDAY”を筆頭に、シングルカットされた楽曲がカナダとアメリカで次々に大ヒット。数々の音楽賞も受賞する等、一躍カナダの国民的人気バンドの地位に躍り出る。
しかし、以降は音楽シーンの潮目の変化もあり大きなヒットに恵まれず、3枚のフル・アルバムを残した後、'93年に解散。('
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WHIPLASH-Power and Pain-Power Thrashing Death ★★★ (2016-05-10 23:27:34)

タイトルだけで高得点を差し上げたくなります。
ペラッペラな音質、高速回転するドリルみたいなGリフ、
ドカスカ感溢れるアタッキーなリズム、
あとへったくそなVoとがやけくそ気味に突貫する
B級スラッシュ・メタルかくあるべし!な名曲。
ピロピロ弾きまくるGソロまで、今聴くと全てが愛しい。

WHIPLASH-Power and Pain ★★★ (2016-05-10 23:21:07)

ポータロ(Vo、G)、ボノ(B)、スカグリオン(Ds)という、スリー・トニーズによって結成されたニュージャージー州パセーイク出身の爆走トリオ・スラッシャーが、'86年にROADRUNNER RECORDSから発表したデビュー作。
清々しい迄にインパクト勝負なバカジャケといい、テレコ録音と聴き紛う低音スカスカなしょんぼりプロダクションといい、ひたすら疾走に次ぐ疾走で強引に押し通る作風といい、「わざと狙ってやってます」的養殖モノとは一線を画する、ピッチピチの天然系80年代型スラッシュ・メタル・テイストが、ここにはギュッと凝縮されています。
特に、16分の刻みに載せてドリルの如く抉り込んで来るGリフのカッコ良さは本作の白眉。一緒に叫びたくなる“WAR MONGER”や、ラストを激烈に〆る“NAILED TO THE CROSS”といった、まさしくバンド名を地で行くWHIPLASH(
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TRESPASS-The Works-One of These Days ★★★ (2016-05-09 22:59:34)

デビュー・シングル曲にして、コンピ盤『METAL FOR MUTHAS Ⅱ』
にも提供されたTRESPASSの代表曲(でしょうか?)。
哀愁ダダ漏れなイントロの時点で既に泣けますが、
どこか透明感を湛えたツインGの絡みが更に涙腺に沁み入ります。
それでいて「どうだ!」的な押しの強さが感じられず
「生きててすいません」的うらぶれ感が漂ってくる感じが
良くも悪くもこのバンドの個性かなぁと。

TRESPASS-The Works-Light Smith ★★★ (2016-05-09 22:52:27)

アンソロジー盤『THE WORKS』のハイライトの一つ。
メロウな前半でじっくりと雰囲気を盛り上げてから、
中間部の劇的なツイン・リードGを切っ掛けに
熱くハードに盛り上がっていく構成が美しい名曲。

TRESPASS-The Works-Point of No Return ★★★ (2016-05-09 22:48:28)

ギターが紡ぐ泣きのメロディのみならず、
声質自体が哀愁を帯びているVoの熱唱も
辛抱堪らんものがありますね。
音質の貧乏臭さも悲哀を盛り上げていると
好意的に解釈したくなりますよ。

TRESPASS-The Works ★★★ (2016-05-08 09:11:57)

アルバム・デビューこそ叶わなかったものの、若き日のラーズ・ウルリッヒとジェイムズ・ヘッドフィールドがファンクラブに入会していたりと、NWOBHMマニア筋からの評価は高かった英国サフォーク州サドベリー出身の5人組が、80年代初頭に残した3枚のシングルとデモ音源を取りまとめたアンソロジー盤。(最近第2弾がリリースされたらしい)
冴えない音質、靄った声質のヘタウマVo、湿気ったメロディをしっとり歌い上げるツインG…と、「いかにもNWOBHM」な特徴の数々をフィーチュアしつつ、PRAYING MANTISやHERITAGE辺りを引き合いに出して語りたくなる抒情性&透明感も湛えたサウンドは、聴いていると思わず「清貧」という言葉が脳裏をよぎります。
メロウなイントロで掴みはOKな①と、2本のGによる淡いハモりが印象的な②というデビュー・シングル収録曲、ドラマティックな構成が光る⑥、泣きが
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Kaizoku ★★ (2016-05-06 23:58:27)

米持孝秋(Vo、G)率いるAIR PAVILIONが、バブル絶頂期でブイブイ言わせてたジャパン・マネーの威力と、アーティストというより「業者」なイメージのリー・ハート(Vo、G)のコネクションを活用して、NWOBHM終息後、イギリスで暇持て余してた連中…もとい、チャンスを伺っていたベテラン・ミュージシャン勢を大挙招いてレコーディングを行った、OVA作品『敵は海賊~猫たちの饗宴~』のサントラ・アルバム(’89年)。
ペラッペラなGサウンド、バラつきが見られる収録楽曲のクオリティ、「お仕事」感漂う参加者の演奏ぶり…何より、こんだけ濃い面子を集めておいて、演っているのが小洒落たハードポップってのは(サントラという作品の性格上、仕方ないとは言え)そりゃあんまりでない?とか、当時は苦言ばかりが先立ちましたが、時が経過して気持ちがフラットとなった今聴くと、別にまなじりを決して指弾する程のことは
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MAGNUM-Sacred Blood “Divine” Lies ★★★ (2016-05-05 08:26:57)

前作『ESCAPE FROM THE SHADOW GARDEN』が欧州各国のアルバム・チャートで軒並み好リアクションを獲得し、更にそれに伴うツアーもライブ盤をリリースする程の評判を呼ぶなど、目下、80年代以来で訪れた2度目の全盛期を謳歌中のMAGNUMが、その余勢を駆って'16年に発表した最新スタジオ作。
相変わらず目のご馳走と言うべきロドニー・マシューズ謹製アートワークが内容の素晴らしさにお墨付きを与えてくれる本作ですが、ここ数作に比べるとシンフォニックな味付けは控えめ。その分、トニー・クラーキン(G)がクリエイトするサウンドはハード&へヴィな方向に振れていて、いつになく青筋立て気味のボブ・カトレイ(Vo)の歌唱と、リズム隊が叩き出すタメの効いたビートに思わず背筋がシャンと伸びてしまうOPナンバー①は、本作のそうした特色を印象付けてくれる逸曲ではないかと。
さりとて、今更
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OMEN-Teeth of Hydra ★★★ (2016-05-03 00:08:21)

ブックオフのCDコーナーで投げ売りされていたところをレスキューしたOMENのベスト盤(’89年)。これって日本盤がリリースされてたとは知りませんでしたよ。
ジャケットが3rd『THE CURSE』(邦題『殺戮の祈祷』)のそれと間違い探し状態なのは「もうちょい頑張れなかったのか?」と声掛けしたくなるとは言え、ケニー・パウエル(元SAVAGE GRACE)の構築美を湛えたGプレイ、ジョディ・ヘンリーのスティーヴ・ハリス思わすBラン、そしてJ.D.金玉…もといキンボールの逞しい歌唱によって形成される、硬質なOMEN流パワー・メタル・サウンドは、やはり聴き応え十分です。
選曲はオリジナル・ラインナップが残した初期3作&EP1枚からそれぞれバランス良くチョイス。ドラマ性とスケール感をいや増した楽曲の完成度的にも、シンガーを始めとするメンバーのパフォーマンスの熟達ぶり的にも、やはり3rd
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Millennium-Caught in a Warzone-Run to the West ★★★ (2016-04-30 10:19:40)

貧乏くさ・・・もとい、侘しげな泣きのイントロから一転、
荒々しく刻まれるGリフ&リズムと、NWOBHM然とした薄曇りVoの
挑みかかるように突き進むコンビネーションに痺れる逸品。

Millennium-Caught in a Warzone-Princess of the Light ★★★ (2016-04-30 10:14:47)

叩きつけるようなリズムに乗って
勇ましく駆け上がるメイン・リフの劇的なカッコ良さだけで
燃え上がるメタル魂にガソリンを注がれる思いがする
2ndアルバムのOPナンバー兼ハイライト。

Millennium-Caught in a Warzone ★★★ (2016-04-29 01:04:25)

NWOBHM末期に活動し、アルバム1枚残して解散してしまった英国・ビリンガム出身のMILLENNIUMがいつの間にやら再結成。そんな彼らから届けられた、ユニオンジャック・ペイントの髑髏ジャケットもイカす2ndアルバム…ということで条件反射で購入してしまったのですが、解説を読むと、どうやら純粋な新作ではないご様子。1stアルバム発表後に制作されたものの、レコード契約が得られず発表の機会もないままお蔵入りしていたデモ・アルバムのCD化らしい。(ライブ会場で手売りしてたとか)
とまれ内容は「お見事」の一言に尽きるので、商品化については何ら異存ございません。灰色の光沢を放つマーク・ダフィの歌声と、湿ったツインGが描き出すドンヨリ薄曇りのサウンドは、典型的NWOBHMのシルエットをデビュー作から受け継ぐ一方、“THE TRAVELLER”みたいな抒情バラードが見当たらない今作は、全体的にアグ
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HAVE MERCY-The Years of Mercy ★★ (2016-04-27 00:04:39)

多くのパワー/スラッシュ・メタル・バンド同様、活動開始当初はNWOBHMをお手本にオーソドックスな正統派HMサウンドを志向し、その後作品を重ねる毎に音楽性を先鋭化させていったHAVE MERCYの音楽的変遷を一気に振り返るのに便利なアンソロジー盤。
結成から解散までの間に制作されたデモ音源が取りまとめられていますが、やはり完成度的に傑出しているのは、アングラ・シーンでヒットとなった『MASS DESTRUCTION』(’86年)収録曲。ハッキリ言って音質は相当の覚悟を要するレベル(COMBATからこのデモでデビューを飾る話を貰った際、バンドはわざわざスタジオ入りしてレコーディングをやり直したぐらい)なれど、ロニー・フレッチャーの強力なハイトーンVoとテクニカル且つハイテンションな楽器陣の演奏に彩られた楽曲の数々は、プロダクションの悪さを押して尚伝わるカッコ良さ。
特に、かの『
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HAVE MERCY-The Years of Mercy-The Omen ★★★ (2016-04-24 23:24:00)

『METAL MASSACRE Ⅶ』にも提供されたHAVE MERCYの代表曲。
初期正統派HM路線と後のテクニカル・スラッシュ路線の丁度中間点に
産み落とされた名曲で、キビキビとタイト且つパワフルな疾走感に
溢れた曲調の「これぞメタル!」なカッコ良さも然ることながら、
その上に乗るシンガーの耳を劈くハイトーンもインパクト大。
アメリカン・パワー/スラッシュ・メタル史に残したい逸品ですよ。

HAVE MERCY-Combat Boot Camp(ARMAGEDDON DESCENDS)-Have Mercy - Mass Instruction ★★★ (2016-04-24 23:15:27)

全楽器が手数多く荒れ狂うハイテンションなOPナンバー。
その楽器陣を前に一歩も引かないにハイトーン・シンガーの
パワフルな歌いっぷりも、テンションの高さに更に拍車を掛けています。

HAVE MERCY-Combat Boot Camp(ARMAGEDDON DESCENDS) ★★ (2016-04-24 10:39:28)

HAVE MERCYが『METAL MASSACRE Ⅶ』に提供していた名曲“THE OMEN”の劇的なカッコ良さに度肝抜かれて、こいつら他に何か音源を残してないの?と探し回った末に行き着いた、'86年発表の6曲入りデビューEP。正確には、COMBAT RECORDSが「新人バンドの青田刈り」&「デビューにかかる諸々の経費節減」という一石二鳥を目論んで考案した、『COMBAT BOOT CAMP』シリーズの一作としてリリースされた作品だったりするのですが、ま、それはともかく。
楽器陣が絶え間なく動き回り、テクニカルなキメがビシバシと入る技巧派パワー/スラッシュ・メタルを身上とするバンドですが、そのサウンドに「プログレ」とか「インテレクチュアル」とか評せる程のヒネくれ感や複雑さは薄め。作品全体を支配するのは飽くまで、頭よりも肉体に訴えかけて来る、前のめりな突撃感覚です。
正直、
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HAVE MERCY (2016-04-24 10:34:34)

'83年結成。メリーランド州ボルチモア出身の5人組。’86年制作のデモテープ『MASS DESTRUCTION』がアングラ・シーンで注目を集め、更にその中から名曲“THE OMEN”を『METAL MASSACRE Ⅶ』に提供したことが切っ掛けとなり、バンドはCOMBAT RECORDSと契約を締結し、同年、『MASS~』の楽曲をリレコーディングしたEP『ARMAGEDDON DESCENDS』でデビューを飾る。
前途揚々に思われたが、繰り返されるメンバー・チェンジが足を引っ張り(特にシンガーの座が不安定だった)活動は軌道に乗らず、間もなくレーベルとの契約も失ったバンドは、結局フル・アルバムをリリースすることなく80年代末期に消滅した。

SPIDER-Rough Justice-Midsummer Morning ★★★ (2016-04-23 00:28:30)

歯切れ良く弾むリフ&リズムに「らしさ」を滲ませつつ
ポップ且つメロディアスになった歌メロに新味が感じられます。
そして何と言ってもこの曲のハイライトは、終盤のテンポアップに併せて
猛烈に咽び泣く2本のGの劇的な絡みですよ。
フェードアウトで終わってしまうのが勿体ない。

SPIDER-Rough Justice-Martyred (For What I Love) ★★★ (2016-04-23 00:21:14)

美しいイントロを経て滑り出す曲調は、
実にSPIDERらしいタテノリ・ベースなのですが
キャッチーなメロディがそこはかとなく愁いを含んでいる点が
これまでには見られなかったパターン。
中盤のリフ/リズム・チェンジも実に軽やか決めてみせる
2ndアルバム屈指の名曲ではないかと。

SPIDER-Rough Justice-Death Row ★★★ (2016-04-23 00:15:21)

芝居がかった語りによるイントロは
MANOWARの楽曲でも始まるのかという大仰さですが、
直後に走り出すのは一点の曇りもない
「これぞSPIDER!」なゴキゲンなロックンロール。
聴いてるだけで身体が揺れてきますよ。

SPIDER-Rough Justice ★★★ (2016-04-20 23:40:16)

プロデューサーは売れっ子クリス・タンガリーディス、ゲストKey奏者にMAGNUMのリチャード・ベイリーを招聘してレコーディング、’83年にポリドールUKより発表された2ndアルバム。
1曲ずつ取り上げてどうこう評価するよりも、頭空っぽにして楽しんだもん勝ちの王道ハードブギーが炸裂していたデビュー作に比べると、本作は冒頭で述べた制作体制の成果か、収録各曲のキャラ立ちが明瞭化。併せてメロディ/曲展開のドラマ性も底上げが図られており、「ブギーはちょっと…」ってなHR/HMファンにも取っ付き易い仕上がりになっているじゃないでしょうか。飽くまで前作比での話ですけど。
無論、タイトな演奏に乗せ、小気味良く繰り出されるサウンドは、タテノリのリフ&リズムから親しみやすいメロディまで、体が勝手に動き出すゴキゲンなエキサイトメントとキャッチネスをキープ・オン・ブギウギ。しかめっ面も笑顔に変えるノ
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SPIDER-Rock ’n’ Roll Gypsies-'til I'm Certain ★★★ (2016-04-19 23:54:11)

アゲアゲな本編にアクセントを加える哀愁のHRナンバー。
泣きを湛えたGだけでなく、男の哀愁を伝えるVoも沁みる。
決して声域は広くありませんが、
絞り出すような歌唱にグッと来ますね。

A.W.O.L. ★★★ (2016-04-19 23:44:44)

快活にハジけるGに、ノリノリで駆け抜けるリズム、
ひたすらタイトル・ワードを連呼するVoと、
もう理屈じゃねぇ、無性に踊り出したくなる
「同じアホなら踊らにゃ損損」な名曲です。

SPIDER-Rock ’n’ Roll Gypsies ★★★ (2016-04-18 23:14:01)

NWOBHMシーンにあって、VARDISと共にブギ/ロックンロールに拘った音楽性から、「小型STATUS QUO」とも評されたイギリスはリバプール出身の4人組が、'82年にRCA RECORDSから発表した1stフル・アルバム。
ブギつったら“ヤットデタマン・ブギウギ・レイディ”が真っ先に思い浮かぶ程度。普段は「泣きだ」「哀愁だ」と湿気まみれのミュージック・ライフを送っている身ゆえ、SPIDERに関しては完全守備範囲外とスルー決め込んでいたのですが、評判の良さに釣られ後追いで聴いてみたらば、いやこれが、QUO直系のゴキゲンなハードブギーが最初から最後までシェケナベイベ。
例えばアメリカのロックンロール・バンドが、ライトアップされたアリーナ会場と華々しい大合唱が似合いそうなのに比べ、SPIDERが繰り出すサウンドは、狭くて酒臭くて薄暗いパブやライブハウスの熱狂の方がよく似合う下
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SPIDER (2016-04-18 23:12:16)

GSからアメコミ・ヒーローまで、似たような名前の人物/バンドは多いですが、こちらはNWOBHM期に活躍した、コリン・ハークネス(Vo、G)、ブライアン(B)とロビー(Ds)のバローズ兄弟、それにデイヴ・ブライス(G)という編成からなる英国リバプール出身の4人組。
結成は'76年。STATUS QUOの薫陶を受けたハードブギー・サウンドを武器に、イギリス中を精力的にツアーして回り支持基盤を確立。数枚のシングルと、『ROCK’N’ROLL GYPSIES』(’82年)、『ROUGH JUSTISE』(’83年)、『RAISE THE BANNER』(’86年)という3枚のフル・アルバムを発表。この間、一度もメンバー・チェンジがないという点でも珍しいバンドでした(?)。
'86年、3rdアルバム発表直後に所属レーベルが倒産するという不運に見舞われ、著しくモチベーションが低下したバン
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Lost Society-Braindead-Only (my) Death is Certain ★★ (2016-04-16 22:28:11)

合唱を誘うかのようなエピック・メタル調の
コーラス・セクションを擁し、8分以上の長尺を
山あり谷ありでドラマティックに展開させていくという
3rdアルバムの中で最もチャレンジ精神が強く表れた楽曲。
しかしそれでいてスラッシーな疾走感も失っていませんし
個人的には「その意気、買った!」と。

Lost Society-Braindead-Rage Me up ★★★ (2016-04-16 22:18:16)

一気呵成に畳み掛けるアゲアゲなスラッシュ・ナンバー。
ライブ会場で聴いたらモッシュの渦にダイブしたくなること請け合い。
へヴィな方向に振れた新作の中では、
最もLOST SOCIETYらしさを感じさせてくれた1曲です。

H-BOMB-Attaque-Exterminateurs ★★★ (2016-04-14 21:55:58)

重厚なイントロに空襲警報のようなサイレンが被さり
そこから一気に疾走へと雪崩れ込む冒頭の展開だけで
ガッチリと掴まれてしまいます。
JUDAS PRIEST思わす劇的なツイン・リードGのハモリも美しい。

H-BOMB-Attaque ★★ (2016-04-13 23:55:23)

核戦争後の荒廃した世界をイメージしたのか、メンバー全員が息絶えている(!)B級SF映画チックなアートワークが秀逸な、'84年発表の1stフル・アルバム。
BURRN!!誌創刊号の輸入盤レビューにおいて、マサ伊藤からエールを送られていた本作(点数はさておき)。元々演奏はタイトなバンドでしたが、ここではリズムのテンポを抑え気味に、その分、Voはパンチの効いた声質を活かしてより起伏に富んだメロディを歌うようになり、またツインGも随所でドラマティック且つ印象的なハーモニーを重ねる等、勢い勝負の荒々しさ漲るデビューEPに比べ、そのサウンドからは格段に練り込みの跡が伺えます。
中でも、「サイレン音をフィーチュアした楽曲にハズレなし」の自説を補強してくれるOPナンバー①や、レコードB面の幕開け役を担う疾走ナンバー⑥は、H-BOMBが類型的NWOBHMスタイルから脱し、本格派の正統派HMバン
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H-BOMB-Coup De Metal-Chasseur Du Frime ★★★ (2016-04-12 21:43:56)

ブン回されるように刻まれるGリフと
野太いリズムの疾走感が組み合わさって
スピード・メタリックなカッコ良さを演出する
デビューEP随一の名曲。
お手本はACCEPTと見たがどうか。

H-BOMB-Coup De Metal ★★ (2016-04-11 23:15:08)

「H(エッチ)BOMB」なんて聞くとピンク色の妄想が膨らみますが、実際は「水爆」を意味するHYDROGEN BOMBの略語。そんな物騒極まりない単語をバンド名に戴くフランス出身5人組(なのでバンド名の発音は「アッシュ・ボム」)が、'83年に発表した6曲入りデビューEP。
次作『ATTAQUE』では、JUDAS PRIESTからの影響を彼らなりに消化吸収した正統派HMサウンドを聴かせてくれることになるですが、この時点ではまだその域には達しておらず、Gリフ主体で土煙蹴立てて突っ走る楽曲は、押しも引きもヒネリもへったくれもなくNWOBHM感覚丸出し。「俺たちゃメタルが好きだ!文句あっか!」と全身全霊でアピって来ます。
楽曲は荒々しいことこの上ない反面、演奏はキビキビしていて結構タイト。野太い疾走感がACCEPTを彷彿とさせる、H-BOMBのテーマ曲①や、パワー・メタリックなリフにテ
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