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火薬バカ一代さんのページ
火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2451-2500
BARON ROJO-Volumen brutal-Concierto para ellos
BARON ROJO-Volumen brutal
Terminal Redux-Collapse
Terminal Redux-Charging the Void
Terminal Redux
TRANCEMISSION-Back in Trance-Play the Game
TRANCEMISSION-Back in Trance-Power of the Heart
TRANCEMISSION-Back in Trance
TRANCEMISSION
GRAND MAGUS-Sword Songs-Last One to Fall
GRAND MAGUS-Sword Songs-Freja’s Choice
GRAND MAGUS-Sword Songs
GLASS TIGER-Diamond Sun
CHEVY-The Taker-Cold And Lonely
CHEVY-The Taker-Skybird
Heathen's Rage-Heathen's Rage-City of Hell
Heathen's Rage-Heathen's Rage-Knights of Steel
CHEVY-The Taker
Heathen's Rage-Heathen's Rage
Heathen's Rage
KIX-Kix-Kix Are for Kids
KIX-Kix
HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead-Sole Survivor
HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead-Heart Attack
HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose-Victims of the Night
HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead
HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose
APOCALYPSE-Faithless-Unwanted
APOCALYPSE-Faithless-Division
MANOWAR
APOCALYPSE-Faithless
QUARTZ-Stand Up and Fight-Questions
QUARTZ-Stand Up and Fight-Revenge
QUARTZ-Stand Up and Fight-Charlie Snow
QUARTZ-Stand Up and Fight
HOLOCAUST-Smokin' Valves・the Anthology
SAMSON-Riding With the Angels: The Anthology
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal for Muthas Volume Ⅱ
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal for Muthas
MANIA-Changing Times
GLASS TIGER-The Thin Red Line-I Will Be There
GLASS TIGER-The Thin Red Line-Closer to You
GLASS TIGER-The Thin Red Line
GLASS TIGER
WHIPLASH-Power and Pain-Power Thrashing Death
WHIPLASH-Power and Pain
TRESPASS-The Works-One of These Days
TRESPASS-The Works-Light Smith
TRESPASS-The Works-Point of No Return
TRESPASS-The Works
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BARON ROJO-Volumen brutal-Concierto para ellos ★★ (2016-06-20 23:54:21)

メンバー的には「ジョン・ロードに参加して貰えたら最高だな!」
だったらしいですが、流石にそれは叶わず、でもイアン・ギラン所有の
スタジオでレコーディングした縁で、代わりにコリン・タウンズ
(当時GILLAN)がゲストでKey弾いてくれたという。
曲調もDEEP PURPLEタイプで非常にイイ。
邦題は“我らがコンサート”だったかな、確か。

BARON ROJO-Volumen brutal ★★★ (2016-06-19 23:34:25)

KERRANG!誌の表紙を飾り、'82年開催のレディング・フェスティバル(この時は日本からBOW WOWも参戦)に出演する等、スパニッシュ・メタルの地位向上に大いなる貢献を果たしたBARON ROJOが、イアン・ギラン所有のKINGSWAY STUDIOでレコーディングを行い、KAMAFLAGE RECORDSから’82年に発表した2ndアルバム。(邦題『炎の貴族』)
メンバーの「ハゲ・デブ・ヒゲ」数え役満なルックスのハンデをモノともせず、現在までに世界中で200万枚以上のセールスを記録していると聞くバンドの代表作だけに、「たかが辺境メタルだろ?」とか舐めたこと抜かす輩には、「ラテン・フィルターで濾過したJUDAS PRIEST」的趣きでコテコテ且つ勇壮に疾走する、スパニッシュ・メタル史に燦然と輝く名曲⑥が、ジャケットに描かれた棘付きメリケンサックばりの正拳突きをお見舞いするぜ!と
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Terminal Redux-Collapse ★★★ (2016-06-19 01:29:09)

もともとメロディ・センスに冴えを感じさせるバンドでしたが
ここではその魅力が全開。Voもキチガイシャウトではなく
訥々とクリーンに歌い上げています。
美しくもどこか不安げな捩れを感じさせる抒情メロディと、
後半に聴き進むに従ってハードネスを増していく劇的な曲展開が、
ちゃんとこのバンドらしさを刻印していて、日和った印象は皆無。
個人的にはアルバムでも1、2を争うぐらい
お気に入りの楽曲になりましたよ。

Terminal Redux-Charging the Void ★★★ (2016-06-19 01:20:02)

数学的アレンジ能力と、体育会系の突進力が、
時に美しい女性コーラスが木霊してくる壮大な宇宙空間で、
四次元殺法コンビよろしく熾烈な空中戦を繰り広げる
(なんじゃそりゃ)、アルバムのOPナンバーにして
VEKTORというバンドの何たるかを端的に物語る名曲。

Terminal Redux ★★★ (2016-06-17 00:14:51)

最新作発表が5年ぶりとか、作品のリリース間隔も既に大物の風格十分な(?)VEKTORの3rdアルバム。
しかも今回は「宇宙」がテーマの壮大なSFコンセプト作とのこと。宇宙と言われても「超広い」「超寒い」「超無重力」程度の知識しか持ち合わせない(バカ)身には、正直ついていけるかどうか不安だったのですが、喉から血を吐く勢いのシャウト、神経症気味に刻まれるGリフとブラストするリズム、脳細胞を引っ掻き回すようなメロディ、プログレばりのアレンジ・センスとが、スペーシーなスケール感を伴って縦横無尽に駆け巡るOPナンバー①だけで、「ああ、良かった。いつものVEKTORだ」と不安は完全に雲散霧消致しました。
曲作りに方程式を用いてそうな理数系楽曲構築術の綿密さ、豪快で前のめりな体育会系突進力に加えて、今回は抒情メロディも大胆に投入することで、これまで以上に収録各曲のドラマ性とダイナミズム演出
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TRANCEMISSION-Back in Trance-Play the Game ★★★ (2016-06-15 23:55:55)

哀愁を放ちながら、全編通じて軽快に踊るGが
後期RAINBOWに通じる疾走感を生み出している、
個人的にはアルバムのハイライト・ナンバー。

TRANCEMISSION-Back in Trance-Power of the Heart ★★★ (2016-06-15 23:46:09)

アコギが爪弾かれるイントロから
既に「演歌の花道」ムード満点な
泣きの名バラード。
こういう濃い哀愁漂わす楽曲を歌わせると
Voのクドイ歌声が実にマッチします。

TRANCEMISSION-Back in Trance ★★★ (2016-06-14 21:13:34)

レコード会社との法的トラブルを切っ掛けに、バンド名をTRANCEからTRANCE MISSIONへと改めることとなったドイツの5人組が、'89年に発表した出直しデビュー作。
尤も、バンド名は変われども音楽性の方は全くと言っていいぐらい変わっていません。愛好家から「SCORPIONSの後継者」とも評された鼻の奥にツーン!と突き刺さるクッサクサな泣きメロも、「クセになる」or「生理的に受け付けない」の二者択一を聴く者に突きつけるローター・アントーニの個性的過ぎる歌唱も、まるで実家のような安心感。2本のGが印象的に歌う①⑦、軽快な疾走感が後期RAINBOWを思わす②、「ジャーマン演歌」と呼びたくなる泣きのバラード③、哀愁のミッド・チューン⑧etc…と、本編には基本的に捨て曲は見当たりません。
中には、これまで以上にポップな方向に踏み込んだ④や、Keyによる薄化粧が施された⑦みたいな
…続き

TRANCEMISSION (2016-06-14 21:10:54)

名曲“HEAVY METAL QUEEN”を始め、日本でも局地的に大人気だったドイツのTRANCEが、レコード会社との法的トラブルから名前を改めて再デビュー。
尤も、メンバー構成も音楽性もTRANCE時代をそのまんま受け継いでいて、彼らが’89年に発表した『BACK IN TRANCE』は、実質的にTRANCEの4thアルバムというべき内容。
バンドはこのあと、’91年に名前をTRANCEに戻して数枚のアルバムを発表した後、活動停止。
現在は再びTRANCEMISSION名義で復活して活動している模様。ややこしいな。

GRAND MAGUS-Sword Songs-Last One to Fall ★★★ (2016-06-12 22:18:14)

「疾走ナンバーである」という点以外、
別にそれほど似ているわけではないのですが、
でもなぜだかBLACK SABBATHの“THE LAWMAKER”っぽさを感じてしまう、
重々しく駆け抜ける勇壮な名曲。

GRAND MAGUS-Sword Songs-Freja’s Choice ★★★ (2016-06-12 22:12:22)

地響きの如く重厚に刻まれるGリフとリズムが
重武装のバイキング軍団の行進を思わせるOPナンバー。
軍団の士気を高めるようなJBの雄々しく殺気立った
歌いっぷりにも燃えますよ。

GRAND MAGUS-Sword Songs ★★★ (2016-06-11 00:12:06)

J.B.ことヤンネ・クリストファーズソン(Vo、G)率いる北限の益荒男メタル軍団、GRAND MAGUSが'16年に発表した7thアルバム。
手に取ってまず最初に目に飛び込んで来る≪8年ぶり最新作!≫という帯文句に、「おいおい」とツッコミを入れたくなりますが、そうしたレコード会社のやらかしはさておき。聴く者のメタルの血を沸騰させるJ.B.の灼熱Vo、図太く攻撃的に刻まれるGリフ、炸裂するようにブッ叩かれるリズムが、トリオ編成とは思えぬ音圧を伴い周囲を睥睨しながら突き進む、野蛮、勇壮、且つ劇的。「バーバリアン化したWARLORD」みたいなエピック・メタル・サウンドは、これまで散々言及して来た通りの強力さ。
音作り等からやや洗練志向も感じられた近作に比べ、本作のプロダクションは(良い意味で)小汚くてラフ。手で触ったら指先が真っ黒になりそうな感じの荒々しくササクレた音作りが、ヴァイ
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GLASS TIGER-Diamond Sun ★★ (2016-06-08 23:57:57)

1st『傷だらけの勲章』(’86年)からシングル・カットした“DON’T FORGET ME”をいきなりアメリカでも大ヒットさせ、数々の音楽賞を受賞するなどセンセーショナルなデビューを飾ったカナダの5人組、'88年発表の2ndアルバム。
スコットランドの大地を想起させるかのようなメロディがスペーシーに響き渡る表題曲①がアルバムのOPを飾り、再登板したジム・ヴァランスがプロデュースから作曲作業にまでタッチする等、前作において確立した「勝利の方程式」を今回もしっかりと踏襲。にも拘わらず、80年代後半の北米ロック・シーンの潮目の変化のあおりを食って、思惑通りの大ヒットとはいかなかったってんだから、音楽商売ってヤツはつくづく水物ですなぁと。
尤も、ますますポップ&ライトにU2化が進行し、名曲“CLOSER TO YOU”のような哀愁のハードポップが姿を消してしまい、「和み系」の楽曲で
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CHEVY-The Taker-Cold And Lonely ★★★ (2016-06-07 23:17:29)

渋めの音楽性が身上かと思いきや、こういう曲も書けるんだ!
と感心させられた、仄かなポップ・センスが光る哀メロ・ソング。
ちょっとPRAYING MANTIS入ってますかね。
ハーモニーを活かしたキャッチーなサビメロが秀逸。

CHEVY-The Taker-Skybird ★★★ (2016-06-07 23:12:38)

かつて、この曲聴きたさにアルバム購入を決意した名曲。
哀愁を帯びたメロディを伸びやかに紡ぐGは確かにBOSTON風味。
一方で、少々オッサン入った声質で熱唱するシンガーと、
泣きのGソロの湿度の高さは、英国産をしっかりと主張しています。

Heathen's Rage-Heathen's Rage-City of Hell ★★★ (2016-06-06 23:06:42)

3分弱のランニングタイム(実測は4分だけど1分以上がイントロ)を
脇目も降らず突っ走るリフとリズムの猪突猛進ぶり、
シンプルにシャウトが繰り返されるサビに、やたらハイテンションなGソロ等
ノリは完全にスラッシュ・メタル。
でも豊かにメロディを歌うVoの存在がきっちり個性を主張しています。

Heathen's Rage-Heathen's Rage-Knights of Steel ★★★ (2016-06-06 22:57:06)

抑えたイントロから挑みかかるようにテンポアップする
曲展開のカッコ良さは、これぞメタルの醍醐味!
高音域の大仰な歌い回しがエリック・アダムスを思わすVoに
ドラマティックにハモるツインG等、楽曲は十分メロディックですが、
直線的に畳み込むリズム・セクションは
スラッシュ/スピード・メタルからの影響もチラ見え。
両者の組み合わせが個性にもなっています。

CHEVY-The Taker ★★★ (2016-06-05 21:40:51)

母体となったバンドの結成は60年代まで遡るという、英国はウォーリックシャー州レミントン・スパ出身の5人組が、NWOBHMの勃発を期に浮上のチャンスを掴み、’80年にAVATAR RECORDSから発表した1stアルバム。「汗ばんだオッサンの額ドアップ」ジャケットに「センスねぇな」と呆れたら、後でこれがヒプノシスの手によるデザインだと教えられ、慌てず騒がず「…ですよね~。ナイス・センス!」と華麗に手のひらをクルッ。
一応NWOBHMの枠内に組み込まれているバンドなれど、演っている音楽はスタッド&レザーで身を固めたバリバリのHM!…ではなく、オヤジ声のVoからゆったりとハモる2本のGまで、キャリアの長さに裏打ちされた、ブリティッシュの渋みと滋味が骨の髄まで染み渡る70年代型HR。なので、鋭角的なアグレッションとかパワフルな疾走感とかを期待すると、間違いなくガッカリすることになりますんで
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Heathen's Rage-Heathen's Rage ★★★ (2016-06-04 08:38:11)

MANOWARの名曲“BLOOD OF MY ENEMIES”の歌詞の一節からバンド名を頂戴し、HEATHEN’S RAGEを名乗ったニュージャージー州ヤードビル出身の5人組が、'86年に発表した3曲入りEP。
「疾走感とメロディはACCEPT、ヘヴィネスはBLACK SABBATH、ドラマティックな曲展開はIRON MAIDEN、大仰さはMANOWARがお手本」とのメンバーの自己分析が正鵠を射るパワー・メタル・サウンドが非常にイカす1枚。パクリ?いやいや。これは「美味しいトコ取り」と評したい。付け加えるなら、遊びを排して直線的に畳み込むリズム・ワークはスピード/スラッシュ・メタル譲りで、全体を覆う硬質な雰囲気も、彼らが前座を務めたNYの先輩バンド達(ANTHRAX、OVERKILL他)からの影響が伺えたり。
緩急を活かして勇壮に迫り出す①、スラッシーな突破力を有する②、DI
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Heathen's Rage (2016-06-04 08:37:25)

'83年に、ニュージャージー州はヤードビルにおいて結成。NYまで遠征してANTHRAXやOVERKILL、S.O.D.といったバンドの前座をこなす傍ら、デモテープ制作にも邁進。この時期、『METAL MASSACRE』シリーズに収録して貰おうとMETAL BLADE RECORDSに音源を送ったりしたようだが残念ながら不採用に終わっている。
マネージャーの伝手で’86年に地元のインディ・レーベルROCK DREAM(実態は町のレコード屋さん)からセルフ・タイトルの3曲入りEPを発表。これをテコに本格的なレコード契約を得ようと画策するも(既に10曲入りデモ・アルバムも用意済みだったという)、ことはそう上手く運ばず、その後メンバー・チェンジも相次いだため、80年代末期に活動停止。
彼らが残した音源は、後にマニアの間でお宝化。現在ではEPやデモテープ収録楽曲をまとめたコンピレーショ
…続き

KIX-Kix-Kix Are for Kids ★★★ (2016-06-02 23:55:43)

聴く者の体を問答無用で揺り動かすタテノリの躍動感と
メタリックな切れ味、タイトさを同居させて
ワイルドにドライヴしまくるKIX屈指の名曲。

KIX-Kix ★★ (2016-06-01 00:20:52)

メリーランド州ボルチモア出身の5人が、ATLANTIC RECORDSから'81年に発表した1stアルバム(邦題は『反逆の館』)。KIXと言えば、バラード“DON’T CLOSE YOUR EYES”のヒットで遅咲きの栄光を掴んだ4th『BLOW MY FUSE』(’88年)が代表作ということになりましょうが(別に異論もない)、でも「最も贔屓にしているKIXのアルバムは?」となると、そりゃあやっぱりこのデビュー作かなと。
AC/DCやKISSがお手本のダイナマイト・ロックロールは、聴いてるだけで勝手に体が動き出すシンプルなノリの良さに加えて、「泣きと哀愁が足んねぇよ」とブーブー文句たれな輩(俺です)をも問答無用で巻き込んでノせてしまうようなイキの良さが充満。流石アメリカ中をツアーして回り、一晩で5ステージをこなす生粋のライブ・バンドとして鍛え上げられただけのことはありますぜ。
…続き

HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead-Sole Survivor ★★★ (2016-05-30 23:34:35)

へヴィ・メタリックな疾走感は後退したものの、
その分、メロディのフック強化に全力を傾けた
2ndアルバムの方向性を物語るかのような哀愁のミッド・チューン。
分厚いハーモニーに包まれた、高いヒット・ポテンシャルを感じさせる
サビメロのコーラス・ワークがとにかく素晴らしい。
DEF LEPPARDにだって負けてませんよ。

HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead-Heart Attack ★★★ (2016-05-30 23:25:50)

歯切れ良く跳ねるキャッチーな曲調に
爽やかなボーカル・ハーモニーと
アルペジオを織り交ぜた哀愁のメロディが映える
2ndアルバムのハイライト。
夏休みの小学生顔負けのハシャギっぷりで歌いまくる
ハミーのVoは確かに評価の分かれ目かもしれんですが、
このバンドの重要な個性であることは間違いありません。

HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose-Victims of the Night ★★★ (2016-05-29 22:29:11)

「DEF LEPPARDのクローン」との先入観を粉砕する、
シャウト一発、切れ味鋭く走り出す必殺の疾走ナンバー。
スピーディでありつつも、コーラスにしろツインGにしろ、
ハーモニーの魅力が損なわれておらず、アグレッシブというより
「華麗」な印象を受けるのがこのバンドならでは。

HEAVY PETTIN'-Rock Ain't Dead ★★★ (2016-05-29 08:53:25)

デビュー作『LETTIN LOOSE』(’83年)が、NWOBHMの勢いに陰りの見え始めた英国で苦戦を強いられたことを受け、ソフト・フォーカス使いまくりのアートワークから音楽性に至るまで、一層「アメリカ志向」を鮮明に打ち出した'85年発表の2ndアルバム。
前作収録の“VICTIM OF THE NIGHT”や“HELL IS BEAUTIFUL”のようなへヴィ・メタリックな疾走ナンバーが姿を消し、よりポップに、よりコマーシャルに、テンポを抑え気味にした分、メロディのフックライン強化に全精力を注ぎ込んだかのような楽曲は、アンセミックな“ROCK AIN’T DEAD”、アルバムのハイライトの一つと言うべき乾いた哀愁漂わす“SOLE SURVIVOR”、「暗」なヴァースから「明」のサビメロへと曲調が鮮やかに変化する“CHINA BOY”…といった具合に、ますますDEF LEPPARD
…続き

HEAVY PETTIN'-Lettin' Loose ★★★ (2016-05-27 23:16:22)

NWOBHMの波には少々乗り遅れても、名曲“ROLL THE DICE”のスマッシュ・ヒットと華のあるルックスの威力で(?)、堂々メジャー・レーベルとの契約を勝ち取ったスコットランド・グラスゴー出身の5人組が、’83年に発表した1stアルバム。
「DEF LEPPARDフォロワー」という評判、それにプロデュースをQUEENのブライアン・メイが手掛けていることが先入観となり、「どうせ好みの音じゃねぇだろう」と入手を後回しにしていた作品なのですが、実際に聴いてみたら、そのカッコ良さに膝ガクガク。
いや、確かにDEF LEPPARDっぽさは本編の端々から感じられます。OPナンバー“IN AND OUT OF LOVE”の爽快なコーラス・ワークとか、哀メロが胸打つ“BROKEN HEART”の洗練具合とか、“ROCK ME”が醸し出すアリーナ・ロック的スケール感とか、高いヒット・ポテ
…続き

APOCALYPSE-Faithless-Unwanted ★★ (2016-05-26 23:35:35)

『ピンクパンサー』風のイントロに始まり、
グルーヴィな横ノリ・パートあり、パワフルな疾走パートありと、
起伏に富んだ曲展開を支えるのがニック・メーダーの歌唱力。
現在(GOTTHARD)とは唱法がかなり異なるものの、
ドスを効かせた強面シャウトからハイトーンまで淀みなくこなす
パフォーマンスからは、既に実力派シンガーの片鱗がチラ見え。

APOCALYPSE-Faithless-Division ★★ (2016-05-26 23:29:10)

映画『プレデター2』みたいなイントロSEから
猛然と爆走を開始するスラッシュ・ナンバー。
これがモダン・ヘヴィネスがもてはやされていた
'93年に発表されているのだから頼もしい限り。
なので歌メロがMETTALICAの“BATTERY”みたいなのは
大目に見てあげて下さい。

MANOWAR (2016-05-26 23:22:55)

明らかに迷走している感のあったここ数年の活動を振り返ると
驚くと共に「やはり・・・」と、ある程度納得する部分が無きにしも非ず。
でもやはりファンとしては寂しいですね。
SCORPIONSみたく、フェアウェルツアーやってみて「やっぱ解散なしよ」でも
全然オッケーなのですが。

APOCALYPSE-Faithless ★★★ (2016-05-25 07:12:39)

スイスのAPOCALYPSEがデビュー作から5年のブランクを経て’93年に発表した2ndアルバム(最終作でもある)が漸く正式再発。買い逃していた身には嬉しい限りであります。
この時期はスラッシャーのモダン・ヘヴィネス化が注視され始めた頃合いで、本作に関してもハリス・ジョンズが手掛けた重厚なプロダクションや、エピック性を薄れさせた曲作りの姿勢は明らかに90年代仕様。ただ、歌メロが“BATTERY”を思わせる③からも分かる通り、もともとMETALLICAやTESTAMENTの系譜に連なる、疾走感よりも構築美押しのスラッシュ・サウンドが持ち味だったバンドゆえ、流行に日和ったとの悪印象は皆無。新Voとして、より幅広く「歌える」タイプのニック・ラボーが加わったことで、更にメロディが増量されパワー・メタル化の加速した楽曲がなかなにカッコイイのですよ。それでいてスラッシーな突進力に鈍りが見られな
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QUARTZ-Stand Up and Fight-Questions ★★ (2016-05-23 23:13:18)

Gリフ主体でシンプルに突っ走る様が、
まさしくザ・NWOBHMな疾走ナンバー。
切々と歌ってオヤジの哀愁漂わせてる時もいいのですが
こうしたストレートな楽曲も、この使い込んだ金属のような
味わいの歌声には非常によく似合います。

QUARTZ-Stand Up and Fight-Revenge ★★★ (2016-05-23 23:05:53)

キビキビとした曲調はへヴィ・メタリックな光沢を放ちますが
切々と歌うVoと、Gが奏でる哀愁のメロディからは
70年代ブリティッシュHR由来のドラマ性や滋味も感じられたり。
つまり実にQUARTZらしい1曲であると。
単なるリズム楽器以上の存在感を発揮するBの仕事っぷりも良し。

QUARTZ-Stand Up and Fight-Charlie Snow ★★★ (2016-05-23 23:01:26)

杭を打ち込むような力強いヴァースから一転、
物悲しくメロディアスなコーラスへと展開させる曲作りの巧みさに、
70年代からキャリアを積んできたバンドの底力を感じた次第。
何やらオヤジの哀愁漂ってくるVoも沁みますよ。

QUARTZ-Stand Up and Fight ★★★ (2016-05-22 23:19:22)

NWOBHMの盛り上がりは、新人だけでなく、中堅HRバンド達の参戦にも支えられていたわけですが、バーミンガム出身のQUARTZもそうしたグループに属するバンドの一つ。
トニー・アイオミが1stのプロデュースを手掛けたり、オジーがゲスト参加したりと、地理的/音楽的/人脈的に「BLACK SABBATHの弟分」との評判を得ていた彼らも、ジェフ・ニコルズ(Key)がそのBLACK SABBATH加入のため脱退したのを受け、4人編成でレコーディングが行われた本2ndアルバム(’81年)では、NWOBHMの勃興に歩調を合わせて音楽性をビルドアップ。『蛮勇コナン』の挿絵みたいなマッチョなアートワーク&アルバム・タイトルを手始めに、ソリッドに刻まれるGリフ、ブンブン唸りを上げるB、アタッキーなDs、歌メロから燻し銀の哀愁迸らせるVoとが、タイト且つキャッチーに押し出して来る楽曲に至るまで、作品全
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HOLOCAUST-Smokin' Valves・the Anthology ★★★ (2016-05-21 10:01:52)

躍進→改名→解散→METALLICAによる再評価を切っ掛けに復活…という浮き沈みを経た、スコットランド・エディンバラ出身の5人組の活動を総括する2枚組ベスト盤(’03年)。
「METALLICAが“THE SMALL HOURS”をカヴァー」「物騒この上ないバンド名」といった要素から、勝手にスラッシュ・メタルのご先祖様的な音を期待してデビュー作『THE NIGHTCOMERS』(’81年)を購入したら、聴こえて来たのは特別速いわけでもアグレッシブでもない曲調に、のっぺり声でぶっきら棒に歌うVoが乗っかった、ごくごくシンプルなHMサウンド。「思ってたんと違う」と勝手に立腹した挙句、速攻CD売っ払ってその後彼らの作品に触れる機会はなかったのですが、本ベスト盤のリリースを契機にふと思い立ってもう一度対峙してみたら、これが意外なぐらい楽しめてしまったというね。
特に、サバシーなGリフ
…続き

SAMSON-Riding With the Angels: The Anthology ★★★ (2016-05-19 23:14:21)

'02年発表。SAMSON復活の狼煙になる筈が、首魁ポール・サムソンの急死(ガンだったとか)により、図らずも遺作になってしまった2枚組ベスト・アルバム。
「SAMSON?普通のHRバンドだぞ。ブルースの歌唱も今ほど劇的じゃないし」との前評判と、背伸びしたい盛りのヤングだった身には、SMスナイパーばりの覆面姿で檻の中に納まるサンダースティック先生の神々しいパフォーマンスが、ズバリ申し上げて「アホじゃねえの?」と子供騙しに思えたこともあり、その音に触れる機会を逸し続けていたSAMSONを見直す切っ掛けともなった、個人的に非常に恩義を感じているベスト盤でもあります。
ブルーズ・ベースのHRサウンドを、ブルース・ディッキンソン(Vo)がダイナミックな歌唱で盛り立てる2nd『HEADS ON』に、名盤の誉れ高い3rd『SHOCK TACTICS』のみならず、こうしてまとめて聴いてみると
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal for Muthas Volume Ⅱ ★★★ (2016-05-17 23:14:42)

『METAL FOR MUTHAS』の売れ行きに気を良くしたEMI RECORDSが、逞しき商魂を発揮して、前作リリースから僅かなインターバルで発売まで漕ぎ着けたNWOBHMコンピレーション・アルバム第二弾。(但し日本未発売)
「鉄は熱いうちに打て」との戦略自体は間違っていなかったと思うものの、バンド集めに掛けられる時間が十分でなかったせいか、参加面子が第一弾に比べるとえらく地味。何せ前作でIRON MAIDENが果たしたアルバムのセンター役(OPナンバー担当、2曲提供等)を、今回担っているのがTRESPASSですからね…。
そんなわけでインパクト不足は如何ともし難いものがある本作なれど、しかし「山椒は小粒でもピリリと辛い」との格言通り、面子が地味だからってアルバム自体が退屈かというと、さに非ず。DARK STARの名曲にしてNWOBHMのアンセム“LADY OF MARS”
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Metal for Muthas ★★★ (2016-05-16 23:04:28)

'80年にリリースされ、NWOBHM勃発を世に告げた伝説のコンピレーション・アルバム(邦題は『へヴィ・メタルへの招待』)。…と持ち上げた端からゲロっておくと、名前は知ってても長らく聴いたことはなかったんですよね。'00年に国内盤がCD化された際に漸く購入した体たらくで。あとタイトルの「マザーズ」も「MOTHERS(おっ母さん)」だと思ったら「MUTHAS(メタル好きの野郎共を意味するスラング)」だったというね…。
しかし、やはり聖典扱いされている作品だけあって、NWOBHM関連のコンピ盤の中では質・量共に充実度はトップクラス。2曲収録という特別扱いで他のバンドとの格の違いを見せつけるIRON MAIDEN(クライヴ・バー加入前で楽曲の攻撃性がアルバム・バージョンに比べ然程でもないのが興味深い)を頭に、メロディアスなツインGを見事に活かし切ったPRAYING MANTIS、オドロオド
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MANIA-Changing Times ★★★ (2016-05-15 00:18:01)

後にABRAXASに合流するクリス・クラウケ(Vo)が在籍していたドイツ・ハンブルグ出身の5人組が、’89年にNOISE RECORDSに残した唯一のフル・アルバム。
結成は'82年とその歴史は結構長く、ゆえに音楽性も「ドコドコ疾走するツーバスの上にハイトーンVoがゆったりしたメロディを乗せる」例のお約束スタイルよりももうちょい荒々しく、印象的なツインGのハモリが散りばめられたパワーメタル・サウンドは、初期HELLOWEENにNWOBHMからの影響を掛け合わせたような感じ。
油断するとすぐ声が引っ繰り返りそうになるVoの危なっかしさ等、全体を覆う垢抜けなさはとても万人向けとは言い難い。しかし、それでもHELLOWEENフォロワーの域を脱せんとする意気込み漲る今作では、アンドレアス・マーシャルが手掛けたアートワーク(バンドのトレードマーク「マフティー君」も健在)のみならず、どこ
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GLASS TIGER-The Thin Red Line-I Will Be There ★★★ (2016-05-12 23:16:24)

胸高鳴る鮮やかなイントロから
思わず踊り出したくなる曲調、
キャッチーなサビメロに至るまで
ハードポップの鑑のような名曲。

GLASS TIGER-The Thin Red Line-Closer to You ★★★ (2016-05-12 23:08:25)

Voが伸びやかに歌い上げる
キャッチー且つ愁いを発するメロディが
胸にキュン(死語)とくる
秀逸なハードポップ・チューン。
物悲しいシンセ・リフも印象的。

GLASS TIGER-The Thin Red Line ★★★ (2016-05-11 23:17:03)

敏腕プロデューサー、ジム・ヴァランスのバックアップを受けて華々しくデビューを飾った5人組が、'86年に発表した1stアルバム。邦題は『傷だらけの勲章』…って西城秀樹の映画か?
スコットランド民謡のメロディを用いた①にて幕が上がる構成に、彼らの郷土愛を見る思いの本作(リーダーのアラン・フリューがスコットランド出身)。流石ジム・ヴァランスの仕事というべき、クリアに洗練された見通しの良い音作りの下、煌びやかなKeyを配し、甘く爽やかに歌い上げるVo、胸の透くコーラス・ワーク、躍動するポップなメロディetc…と、ヒットのツボを徹底的に解析しまくったかのような、フック満載のメロハー・サウンドが実に心地良い。シングル・カットされた②(ブライアン・アダムスがバックVoとしてゲスト参加)が、母国カナダはもとより全米チャートでも第2位を獲得する等、ビッグ・セールスを記録したというのも納得できる話です
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GLASS TIGER (2016-05-11 23:16:23)

'83年結成。当初はTOKYOと名乗るも、その後「繊細さ(GLASS)とワイルドさ(TIGER)を併せ持つバンド名」としてGLASS TIGERに改名。
CULTURE CLUBの前座を務めたことを切っ掛けにCAPITOL RECORDSと契約。更に当時バリバリの売れっ子プロデューサーだったジム・ヴァランスのお眼鏡に適う幸運にも恵まれ、彼の全面的なバックアップを受けたデビュー作『THIN RED LINE』(邦題『傷だらけの勲章』)は'86年にリリースされるや否や、“DON’T FORGET ME”や“SOMEDAY”を筆頭に、シングルカットされた楽曲がカナダとアメリカで次々に大ヒット。数々の音楽賞も受賞する等、一躍カナダの国民的人気バンドの地位に躍り出る。
しかし、以降は音楽シーンの潮目の変化もあり大きなヒットに恵まれず、3枚のフル・アルバムを残した後、'93年に解散。('
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WHIPLASH-Power and Pain-Power Thrashing Death ★★★ (2016-05-10 23:27:34)

タイトルだけで高得点を差し上げたくなります。
ペラッペラな音質、高速回転するドリルみたいなGリフ、
ドカスカ感溢れるアタッキーなリズム、
あとへったくそなVoとがやけくそ気味に突貫する
B級スラッシュ・メタルかくあるべし!な名曲。
ピロピロ弾きまくるGソロまで、今聴くと全てが愛しい。

WHIPLASH-Power and Pain ★★★ (2016-05-10 23:21:07)

ポータロ(Vo、G)、ボノ(B)、スカグリオン(Ds)という、スリー・トニーズによって結成されたニュージャージー州パセーイク出身の爆走トリオ・スラッシャーが、'86年にROADRUNNER RECORDSから発表したデビュー作。
清々しい迄にインパクト勝負なバカジャケといい、テレコ録音と聴き紛う低音スカスカなしょんぼりプロダクションといい、ひたすら疾走に次ぐ疾走で強引に押し通る作風といい、「わざと狙ってやってます」的養殖モノとは一線を画する、ピッチピチの天然系80年代型スラッシュ・メタル・テイストが、ここにはギュッと凝縮されています。
特に、16分の刻みに載せてドリルの如く抉り込んで来るGリフのカッコ良さは本作の白眉。一緒に叫びたくなる“WAR MONGER”や、ラストを激烈に〆る“NAILED TO THE CROSS”といった、まさしくバンド名を地で行くWHIPLASH(
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TRESPASS-The Works-One of These Days ★★★ (2016-05-09 22:59:34)

デビュー・シングル曲にして、コンピ盤『METAL FOR MUTHAS Ⅱ』
にも提供されたTRESPASSの代表曲(でしょうか?)。
哀愁ダダ漏れなイントロの時点で既に泣けますが、
どこか透明感を湛えたツインGの絡みが更に涙腺に沁み入ります。
それでいて「どうだ!」的な押しの強さが感じられず
「生きててすいません」的うらぶれ感が漂ってくる感じが
良くも悪くもこのバンドの個性かなぁと。

TRESPASS-The Works-Light Smith ★★★ (2016-05-09 22:52:27)

アンソロジー盤『THE WORKS』のハイライトの一つ。
メロウな前半でじっくりと雰囲気を盛り上げてから、
中間部の劇的なツイン・リードGを切っ掛けに
熱くハードに盛り上がっていく構成が美しい名曲。

TRESPASS-The Works-Point of No Return ★★★ (2016-05-09 22:48:28)

ギターが紡ぐ泣きのメロディのみならず、
声質自体が哀愁を帯びているVoの熱唱も
辛抱堪らんものがありますね。
音質の貧乏臭さも悲哀を盛り上げていると
好意的に解釈したくなりますよ。

TRESPASS-The Works ★★★ (2016-05-08 09:11:57)

アルバム・デビューこそ叶わなかったものの、若き日のラーズ・ウルリッヒとジェイムズ・ヘッドフィールドがファンクラブに入会していたりと、NWOBHMマニア筋からの評価は高かった英国サフォーク州サドベリー出身の5人組が、80年代初頭に残した3枚のシングルとデモ音源を取りまとめたアンソロジー盤。(最近第2弾がリリースされたらしい)
冴えない音質、靄った声質のヘタウマVo、湿気ったメロディをしっとり歌い上げるツインG…と、「いかにもNWOBHM」な特徴の数々をフィーチュアしつつ、PRAYING MANTISやHERITAGE辺りを引き合いに出して語りたくなる抒情性&透明感も湛えたサウンドは、聴いていると思わず「清貧」という言葉が脳裏をよぎります。
メロウなイントロで掴みはOKな①と、2本のGによる淡いハモりが印象的な②というデビュー・シングル収録曲、ドラマティックな構成が光る⑥、泣きが
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